【盗作猿】ランディの日記を先取り予想だ!【パクルな】2
121 :
グラッチェ・後藤田・ぴょん吉2世:
「7days of Baka」
初日
「ご職業は?」
と、聞かれて、しばらく、口ごもった。
「いきなり職業を聞く人は、珍しいです。警察呼びますよ?」
ボリュームを絞ったパソコンの音が暗い社内に淀んでいく。
「サイタマ、サイタマー、サイタマ、サイタマー」
甲高いコンピュータ合成の声。
けして好きなフラッシュじゃ無かった。
「失礼だったらお詫びします。貴方の経歴に興味があるんです。本当に色々な仕事を
しているようですから(ワラ)」
たしかに、アタシの経歴を知ることは、アタシという人間を知る上で近道かもしれない。
しかしアタシの経歴を教えると言うことは、アタシにとって、なんらプラスになることはな
い。
むしろ、マイナスだ。
けど、何も言わないわけにはいかない。
「作家です。地方の高校卒業後、奨学金を得るために東京に出て、新聞販売所に住み込んで、
飯炊き女をしてました。そのご、カウンターレディを経て、広告代理店にバイトとして、入
社。しばらくして社員に昇格。その後、独立し会社を設立しました。結婚を機に退社して、そ
の頃からネットで著作活動をして、メルマガなんかを発行してました。それが編集者の目に留
まり作家デビューして、今に至ります。ちなみに大学では心理学を学んでました。私はその方
面の専門家です」
男は「ほぉほぉぉぉぉぉぉおう」と、嬉しそうにイヤらしい目つきでアタシを見た。
続かない。