各板で好評のマラソンスレッドを、読書をテーマに
立ててみました。あなたも参加してみませんか?
書き込みは名前の欄にハンドルと総読破ページ数を記入。
本文に読んだ本と読んだページ総数を書きましょう。
☆漫画はカウントしないでください。
☆一冊読み終えたら書き込みが基本ですが、読破に時間がかかる
本であれば、途中でも書き込んで構いません。
☆読んだページ数は大体で構いません。
とりあえずゴールは10000nということでスタート。
クソスレキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
プロは読書で全部よまないで辞書みたいに必要なとこだけよむ
4 :
参事官 (120):02/07/17 02:18
このスレおもしろそうだ。俺も参加してみよう。
とりあえず、村上春樹の『ノルウェイの森』120p
平井呈一『真夜中の檻』 P.427
暑いときは怪談に限ります。
参加させていただきます。
高杉良 『青年社長(上)』350p
>>5 「自分の読んだ」合計ページ数について名前欄に足して行くのでは?
みんなの読んだページを合計していくと、すぐに10000n行くから
面白くないし、自分のためにならないと思う。
>>1 >>6のように、自分の読んだ本について、各自カウントしていくって形で
いいのでは?
>>7 そうですね。「自分の読んだ」本について、各自カウントする形でお願いします。
説明不足で申し訳ございません。
鈴木一馨『陰陽道 呪術と鬼神の世界』200p
俺も参加させてください。
村上龍『希望の国のエクソダス』400P
12 :
白川道(530):02/07/18 00:58
参加する。
藤原伊織『ひまわりの祝祭』530p
参加いたします。
『服飾の中世』300p
『電子自治体』 200p(途中)
15 :
十四(170):02/07/18 05:54
川端康成『花のワルツ』170p
16 :
無名草子さん:02/07/18 06:58
ところで、どのあたりが「こうなったら」なのだ
大学生活板、勉強マラソンスレの壱でございます。陰ながら応援させて
いただきます。
>>16 これはマラソンスレの伝統でして、理由はないのです。
(例)
こうなったら禁オナニーマラソンしません?
こうなったら筋トレマラソンしません?
18 :
無名草子さん:02/07/18 12:08
禁オナニーマラソンよりも
オナニーマラソンのほうが壮絶だぞ。
場合によっては生死にかかわってくる。(w
>18
精子にかかわる、でしょ? (藁
20 :
無名草子さん:02/07/18 14:39
21 :
アヴァンギャルド(P617):02/07/18 14:49
石原慎太郎『青春とはなんだ』 P617
矢島正之『エネルギーセキュリティ』 150
>>壱さん
久しぶりに見たYO!
こっちにも参加しようYO!
『三本の矢(上)』300p
池上俊一『魔女と聖女』250p
25 :
アヴァンギャルド(P912) ◆k3TXL6OA :02/07/21 01:23
安田均&水野良著『ロードス島戦記1』P295
26 :
阻止系地獄(1300):02/07/21 04:25
『三本の矢(上)』100p
参加。
東野圭吾「レイクサイド」244p
28 :
七階冥途(840):02/07/21 18:52
加藤隆『一神教の誕生』290p
29 :
ロイド(364):02/07/21 20:53
面白そう。
ジョン・トーランド「大日本帝国の興亡1」364p
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』300P
>>30を訂正。
『ねじまき鳥クロニクル』→『ねじまき鳥クロニクル 第1部 泥棒かささぎ編』
森絵都『カラフル』275p
33 :
阻止系地獄(1610):02/07/23 05:19
マーク・ハーツガード『世界の環境危険地帯を往く』310p
松尾由美『バルーン・タウンの殺人』351p
35 :
ロイド(674):02/07/23 19:10
岩上安身「あらかじめ裏切られた革命」 第4、5部 310p
36 :
B37(221) ◆lPJpzlnU :02/07/23 23:13
最近買いっぱなしで読まない本が多いので頑張って見よう。
岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」221p
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』
第2部360P 第3部500P
矢崎存美『ぶたぶた』317p
39 :
レッド・マジック(280):02/07/24 14:34
参加します
山口雅也「キッド・ピストルズの慢心」280P
40 :
ですな(309):02/07/24 21:40
混ぜてください
アーシュラ・k・ル・グィン「言の葉の樹」309p
41 :
パンダパン(134):02/07/24 22:18
俺も参戦。
ヘミングウェイ「老人と海」
矢崎存美『刑事ぶたぶた』331p
ゴールしたらどうなるの?
>>43 また0からカウントし直しで再び参加できます。
45 :
パンダパン(300):02/07/25 12:32
太宰治「人間失格」166p
46 :
パンダパン(478):02/07/25 20:23
川端康成「伊豆の踊り子」178p
47 :
ですな(650):02/07/25 20:29
トリイ・ヘイデン「機械じかけの猫」上 340p
続きが気になりますな
48 :
グースマン(286):02/07/25 21:30
参加します。なかなかおもしろそうですね。
阿刀田高「日曜日の読書」286p
矢崎存美『ぶたぶたの休日』253p
五十嵐太郎『新宗教と巨大建築』100p(挫折)
おっと、ページ数加算するの忘れてた。
トリイ・ヘイデン「機械じかけの猫」下340p
寝ます
53 :
パンダパン(597):02/07/26 01:56
カフカ「変身」119p
今日から夏休みなんでがんがん逝きたい。
54 :
阻止系地獄(2010) ◆xIWCGZl6 :02/07/26 19:56
榊東行『三本の矢(下)』400p
政治経済学に関する知識がてんこ盛りで面白い
笠井潔『バイバイ、エンジェル』400P
パーシヴァル・ワイルド『悪党どものお楽しみ』314p
日本封印・杉山隆男(上)381P
日本封印・杉山隆男(下)267P
みなさん、せっかくだから、一行書評など書いて参考にさせて下さいナと。
A>B>C>D>E>Fのような感じでもいいですから。
↑この本は、E。時間の無駄でした。
夏目漱石「こころ」295p
参加します。そして
>>57に同意。
京極夏彦『鉄鼠の檻』825P
D>小難しく書いてる割にはオチがついてない。
60 :
B37(472) ◆lPJpzlnU :02/07/27 15:04
茅田砂胡「神々の憂鬱」251p
暑い暑い・・・こんなにも読書が辛い夏とは思わんかった。
A君(17)の戦争3 たたかいのさだめ・豪屋大介 299P
万人向きではないため、面白かったが→C。
*マラソン距離・合計→947P*
>>57 確かにそうですね。題名とページ数だけじゃ、味気ないですね。
次からはそうします。
原田宗典『あるべき場所』195P
D→中途半端に出来上がってる感じ
64 :
阻止系地獄(2210) ◆xIWCGZl6 :02/07/27 19:43
石弘光『炭素税とは何か』200p
B→環境経済に興味あるなら読むべし。
65 :
阻止系地獄(2360) ◆xIWCGZl6 :02/07/27 22:39
新渡戸稲造『修養』150p(途中)
B→夏の過ごし方や読書の仕方等、精神鍛錬の方法が色々と。読書の方法あたりは
結構参考になりそう。
竹下節子『ジャンヌ・ダルク』214p
ジャンヌについて広く浅く。時間潰しに読むのなら別に止めません。【E】
67 :
白川道(825):02/07/28 00:43
夏目漱石「こころ」295p
>>58とかぶったね。
倫理的な小説。
大崎善生『聖の青春』333p
御多分にもれず、私も魅了されました。【C】
中島敦「李陵・山月記」178p
ただの物語として読んでも感じるところはある。
だけどそれだけでは終わっていないのはさすがだと思た。【A】
70 :
阻止系地獄(2660) ◆xIWCGZl6 :02/07/28 22:45
K・レスラー『FBI心理分析官』300p
プロファイリングの魅力が分かる一冊だが、結局プロファイリングが的中した
という成功例だけを選んでいるのではないか?と疑ってしまう。
71 :
B37(725) ◆lPJpzlnU :02/07/28 22:59
星新一「きまぐれ遊歩道」253p
まったり読めるし発想の刺激になるしいいね。【A】
しかしへばってる間に思いきり遅れをとってるじゃねーか!
吉田修一『パレード』282p
賛否両論のラストは後味が悪いながらも良としたい【B】
73 :
阻止系地獄(2660) ◆xIWCGZl6 :02/07/29 00:16
評価を忘れていた。
『FBI心理分析官』 【C】
ケストナー「飛ぶ教室」290P
純粋で美しい
このジャンルでは【A】ですな
75 :
阻止系地獄(2820) ◆xIWCGZl6 :02/07/29 13:11
原田宗典『平凡なんてありえない』 160p
【B】文章表現や洒落は大いに参考になるし、日常でも使えそう・・
上垣外憲一「暗殺・伊藤博文」229p
伊藤博文と日本の大陸政策。
わりと想像が入っている気もするがこの手の本にしては良い。【B】
人間の剣〔戦国編〕森村誠一 途中から最後まで。246p
放り出してあったが、思いなおして。
年表のような小説。伝奇小説としては中途半端。よって→D。
78 :
B37(1000) ◆lPJpzlnU :02/07/29 22:30
おおっ!やっと1000、ちょうど1000になったぞ。
牧野修「バイオハザード」角川ホラー文庫275p
映画ノベライズにしては悪くないけど話が定番の展開すぎて→D
林泰広『見えない精霊』233p
推理合戦があまりに単調かつ冗長。試みは嫌いじゃない。【D】
高木彬光短編集『わが一高時代の犯罪』299P
表題作はロマンチックすぎですが
「鼠」がいいので【C】とします
81 :
阻止系地獄(3030) ◆xIWCGZl6 :02/07/30 13:24
原田宗典『むむむの日々』 210p
【B】何でもない日常を面白く大げさに表現するのは面白い
82 :
阻止系地獄(3280) ◆xIWCGZl6 :02/07/30 20:29
日本経済新聞社編『やさしい経済学』250p
【D】数学を使わない経済学は説得力が無い・・経済を囓るならば
読んで損は無いと思う。
83 :
無名草子さん:02/07/31 06:41
ドナルド・E・ウエストレイク『ホット・ロック』338p
クライムコメディ。ドライな文章と笑いは好み【C】
エシュロンと情報戦争・鍛冶俊樹・文春新書 213p。
読了後、この本自体がミスリードを狙ってるのかと思った。まあ、→C。
浅田次郎「初等ヤクザの犯罪学教室」245p
楽しく読めますた【C】
榊東行『三本の矢』(上)370P(下)400P 【B】
阻止系地獄さんが面白いと書いていたので、興味あるテーマだったし、
読んでみました。社会問題を上手くエンターテイメント化できていると思います。
面白かったです。
将基面貴巳「反「暴君」の思想史」234p
東洋西洋の思想の比較考察を通して、権力への対し方を考えさせる本。
日本人が何で政治家にだまされやすいのかちょっとわかった。
とてもよい【A】
89 :
阻止系地獄(3580) ◆xIWCGZl6 :02/08/01 00:10
筒井康隆『文学部唯野教授』300p
【A】人間関係、内部事情、昇進システム等、普段我々一般人が垣間見ること
のない教授・学者の世界を面白く描写している。それだけでなく、主人公の
「唯野教授」による哲学講義も妙に面白く、非文学部生である私にとっては
実に興味深く読めた。
暗闇の中で子供・舞城王太郎・講談社ノベ 471p
まいった。破綻しているのか否か判らん。俺には手に負えない。よって→E。
高木彬光熱に冒されました「刺青殺人事件」376p
絢爛淫靡にして理詰め
密室トリックが無駄なので【B】
中島らも『空のオルゴール』265P
話題転換が早く、あっさり書き過ぎ。
新しい手法だと言われればそれまでだが…。【C】
>59の名前欄書き忘れました。スマソ
訂正。連続書き込みすまんです。
コルネーリア・フンケ「どろぼうの神さま」494p
リアリズムとファンタジーがまだうまく熟成しきっていない
新酒飲むようなものですな【B】
衝動買いでたまってた文庫を消化、あんまり楽しい読書じゃなかった。
中丸明『海の世界史』256p
石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』195p
井上史雄『敬語はこわくない』210p【D】
木村俊二『馬の世界史』265p
96 :
B37(1302) ◆lPJpzlnU :02/08/03 10:40
「彼らの流儀」沢木耕太郎 面白かった本の再読なので→A
コラム集だけど前に読んだときより内容の厚みを感じる。
97 :
931(4335):02/08/03 11:47
加賀美雅之『双月城の惨劇』428p
→【D】会話と展開がちょっと退屈。謎が素直すぎる。
石持浅海『アイルランドの薔薇』255p
→【C】物語として読める良作。
ドナルド・E・ウエストレイク『強盗プロフェッショナル』281p
→【C】お約束の展開と笑い。
98 :
阻止系地獄(3810) ◆xIWCGZl6 :02/08/03 19:46
将基面貴巳「反「暴君」の思想史」230p
「暴君」について定義するところなんかが詳細に考察されていて面白い
【A】
99 :
無名草子さん:02/08/04 01:20
こうなったら、って
どうなったのよ
100 :
アプリ伽(289):02/08/04 01:57
田口ランディ『ぐるぐる日記』(289)
ランディ、2chでは叩かれ気味?
日記は、ヒマな主婦が作家として成功してどんどん忙しくなってく様が
書かれてて、まあまあ面白かった。
さくっと読める系。【C】
レイ・スミス『遠近法 用具と基礎知識』72p
たぶんこれ以上は易しくならない。
あっさり理解できてしまって自分でもちょっとびっくり。【B】
暗がりの奴らは見えっこないさ(上)・J.M.ジンメル・中央公論 446p
暗がりの奴らは見えっこないさ(下)途中棄権。48p
冒険小説。ナチ物。ドイツ人作家。装丁はいい感じだったが。面白くない。
マラソンが無かったら、上巻読了できたか疑問。(堪え性ナシの私)よって→E。
103 :
白川道(1514):02/08/04 20:32
白川道「流星たちの宴」689p
「海は涸いていた」のほうがよかったな。【D】
朗読者・ベルンハルト・シュリンク・新潮社 213p
>102に懲りず、再びドイツ人作家の作品。絶賛はしないが、佳作の小品。大人向き。よって→B。
105 :
空谷(333):02/08/05 02:55
初めて参加します。
城山三郎 『男子の本懐』 333p 【A】
金解禁を断行した浜口雄幸と井上準之助の物語。
結果的には自らの死を招いた浜口の愚直ともいえるような姿勢に
感動したので、彼の雅号をここでのコテハンにさせてもいます。
106 :
阻止系地獄(4230) ◆xIWCGZl6 :02/08/05 05:41
村上龍『希望の国のエクソダス』420p
【C】フィクションとはいえ、中学生のポテンシャルというものを舐めてはいけないと感じた。
自分の中学生活のDQNっぷりを思いだしてちょっと鬱。
殊能将之『樒/榁』121p
→【C】内輪受け。
氷川透『人魚とミノタウロス』279p
→【C】氷川作品の中では一番バランスがとれてる。
夢の中の魚・五條瑛・集英社 343p
エスピオナージュもの。氏の前作と比較すると軽いが、悪くはない。
短編連作集としては佳作。私はもう少し悪趣味なものが好きなので。→C。
109 :
阻止系地獄(4230) ◆xIWCGZl6 :02/08/05 20:44
城山三郎『官僚たちの夏』300p
【A】高度成長期の通産官僚を描く。主人公の官僚らしからぬ豪傑っぷりに感動
110 :
阻止系地獄(4530) ◆xIWCGZl6 :02/08/05 20:45
P数追加します
原田宗典『しょうがない人』238P
【D】全体的に何だか説明臭い。
ダン・シモンズ他「ナイトヴィジョン スニーカー」
途中から282p
多彩ですな
特にマーティンの「皮剥ぎ人」は濃密【B】
グレアム・スウィフト「ウォーターランド」525p
時間や場面がいったりきたりするが、破綻なく書けてる。
はらはらしない。優等生ってかんじ。【B-】
キングスレイ・ウォード 『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』 292p
【B】社会人一年生やリクルーターにはお勧め。誰が読んでも為になる。
115 :
レッド・マジック(1320):02/08/06 22:45
トルストイ「アンナ・カレーニナ」(途中) 640P
麻耶雄嵩「痾」 400P
文庫で出ている分は全部読むつもり。【A】
高木彬光「呪縛の家」
大勢殺される割には盛り上がりませんな
神津恭介に田舎の事件は不向き【D】
これが金田一だったらもっと傑作になったはず
おっと頁数を忘れた
294pでした
泥棒はライ麦畑で追いかける・ローレンス・ブロック・ハヤカワミステリ 331p
シリーズ9作目。相変わらず、バーニイの調子良し。面白かった。→C
イスマイル・カダレ「草原の神々の黄昏」205p
悲劇の小国アルバニアの青年作家はなにを見たか。←帯より
1958年前後のソ連が舞台。実在の人物の固有名詞が
ばんばん出てきて、最初は入りづらかったけど、【B+】
爆撃目標、伯林!・佐藤大輔・徳間文庫 312p
仮想戦記。短編集の再版。出来としては平凡。→C。
121 :
阻止系地獄(4730) ◆xIWCGZl6 :02/08/07 16:54
渋谷昌三『得するしぐさ ダメなしぐさ』200p
【E】腕組するのは自身の無さの表れだとか、貧乏ゆすりする人は
欲求不満だとか、しぐさから性格や心理状態を分析する本。
こんなの読まないでもワカルヨ的な内容に萎え
122 :
B37(1493) ◆lPJpzlnU :02/08/07 18:47
「2ちゃんねる公式ガイド2002」191p
うーん、CDロムがちよっと肩透かし→【C】
柳田邦男 『犠牲−わが息子・脳死の11日』 253p
【B】脳死状態でありながらも周りの人々へ多大な
影響を与え続けた洋二郎の姿に感動。
>>122 ハハハ、早速だね
暇と余裕があれば2ちゃんねる辞典でも読んでみるがよろし。
ブックオフで結構売られているよ。
レベッカ・ブラウン「体の贈り物」206p
シンプルな文章で淡々と語られる、「死にゆく人々」
との交流の日々。しみます。【A】
西澤保彦『聯愁殺』292p
→【C】ラストは驚いたんだがねぇ。
ニコラス・ブレイク『死の殻』346p
→【A】とにかくプロットが巧すぎ。
イーサン・M・ラジエル 『マッキンゼー式世界最強の仕事術』 262p
【C】「世界最強」というわりには当たり前のことばかりで肩透かしをくらった感じ。
当たり前のことを当たり前のように出来るコツはどこにあるんだと小一時間(略
邦題に騙されたのかも。
八木谷涼子『知って役立つキリスト教大研究』397p
実用的な教派別ポケット辞典といったところ。読み物としては正直ちょっとツライ…。【C】
ちょっと読んでみたい気がしますな>>128
アンソロジー「伝説は永遠に―ファンタジイの殿堂〈3〉 」486p
「時の車輪」は用語が難しくて入りにくかったです
初耳の「オステン・アード・サーガ」はキリスト教色が強くて
なかなか楽しいですな
あとはおなじみ「ゲド戦記」新作前ふりで物足りません
「ディスクワールド」は諧謔ばかりでどうでもよいです【C】
宮部みゆき「レベル7」656p
夏のエンターテイメントですな
登場人物多すぎにより【B】
古処誠二『ルール』312p
→【B】力作。古処タン化けたね。
春日直樹 編『オセアニア・オリエンタリズム』246p
→【B】イメージ操作されてきた南洋の島々の歴史。
理解しやすく面白い。
131 :
アプリ伽(990):02/08/10 22:38
一週間分まとめて。
銀色夏生『どんぐり いちご くり 夕焼け』(284)
つれづれノート11。
毎年、飽きたな、と思いつつ夏になると読んでしまう一冊。10巻ほど、彼女のわがまさ加減全開ではなくって、不愉快なく読めた。(C)
獄本野ばら『鱗姫』(189)
野ばらにしては起承転結がしっかりあって、雰囲気+ストーリーも楽しめた。(B)
三島由紀夫『ミランダー日本幻想文学集成 2」(228)2
9編収録の短編集。
殺人者や盗癖のある女の心理描写が良い。9編ともなかなか○。(B)
132 :
無名草子さん:02/08/11 14:17
また、マラソンだって。
真夏の就職活動で死にそうなのでまとめていきます。
森鴎外「山椒大夫・高瀬舟」274p
短編がいっぱい。どれも大変諦観的で読んでいて安心する。【A】
土屋賢二「棚から哲学」301p
著者自身が意味のない内容と言っているが、確かに意味はない。
が内容はいちいち哲学してあり面白い。
信念のある意味のなさ。【B】
マックス・ウェーバー「職業としての政治」121p
政治を職業とする人のために語っている。
古典に属するが現代でもこれは参考になる内容。
さすがである。【A】
アントニオ・タブッキ
「夢のなかの夢」151p
「島とクジラと女をめぐる断片」172p
【A】
135 :
B37(1884) ◆lPJpzlnU :02/08/11 17:20
桑原譲太郎「天空の狩人」前編 310p
田中光二「聖竜伝説・凶獣たちの宴」272p
どちらも完結してないから評価保留。
136 :
名無しさん:02/08/11 17:30
「完全な真空」スタニスワフ・レム 309p
「ナイン・ストーリーズ」サリンジャー302p
137 :
名無しさん:02/08/11 17:33
カール・セーガン「はるかな記憶(上)」347p
カール・セーガン「はるかな記憶(下)」355p
138 :
名無しさん:02/08/11 23:58
トマス・ピンチョン「競売ナンバー49叫び」122P
貴志祐介『天使の囀り』516P
【C】全体としての流れは面白いが、ラストが救えない…。
想像しづらいホラー小説。
鉄塔武蔵野線・銀林みのる・新潮社・246p
ファンタジーノベル大賞だそうだ。私には、どこがファンタヂーで大将なのか理解不能。→E。
「フェルナンド・ペソア最後の三日間」121p
「レクイエム」181p
タブッキにはまりますた。【A】
142 :
グースマン(932) ◆gwsooCfc :02/08/13 01:23
渡辺淳一「無影燈(上)」360p
渡辺淳一「無影燈(下)」286p
医療を背景にまあまあ楽しめた。ただ男からの視点が多い感じがした。よって【B】
井上夢人『クリスマスの4人』294P
【B】不思議を全て「そういうことができる」で片付けてしまうのは
いただけない。
泡坂妻夫『奇術探偵曾我佳城全集』557p
→【B】秀作凡作入り乱れ。ラストは驚くこと請け合い。
小川勝己『彼岸の奴隷』405p
→【C】鬼畜すぎ。
山崎豊子 『沈まぬ太陽(一)アフリカ篇・上』 409p
途中なので評価は保留。
今のところ結構面白い。
みなさんペース速いですねー。
ロバート・C・オブライエン「フリスビーおばさんとニムの家ねずみ」330p
文明論が高雅ですな【B】
ダン・シモンズ「ダーウィンの剃刀」408p
「重力を逃れて」のほうがよかったです【C】
本川達雄『ゾウの時間ネズミの時間』220p
【B】これは生物学の範疇に入るのだろうが、物理や数学的な説明が加えられ、
生物学の本とは又別の面白さがある。
川口啓明 菊地昌子『遺伝子組み換え食品』210p
【C】遺伝子組み換え作物の安全性を食物学・生理学まで分解して説明する
というのは説得的ではある。
太平洋大戦争・H.C.バイウォーター・コスミックインターナショナル文庫・351p
1925年刊の未来戦記。日本で出版されたのは昭和6年、先進社。
なるほど、確かにリビジョニストの飯のタネになる。一般的でないので→C。
↑猪瀬直樹の黒船の世紀を読み始めた後、俎上に上がっていたこちらを先に読了。
マックス・ウェーバー「職業のための学問」91p
まあ若造よ現実を見ろよ、ってとこか。
俺には難解すぎた・・・【B】
150 :
無名草子さん:02/08/15 02:27
眠れないので現時点での状況を集計してみますた
名無しはノーカウントです
931(6893)
阻止系地獄(5160)
ですな(4905)
額引き(4167)
富士奇跡(2730)
パンダパン(2565)
七階冥途(2549)
山師(2333)
B37(1884)
初子(1561)
空谷(1549)
白川道(1514)
レッド・マジック(1320)
空谷(1140)
アプリ伽(990)
グースマン(932)
アヴァンギャルド(912)
ロイド(674)
3号 (427)
十四(170)
参事官 (120)
151 :
無名草子さん:02/08/15 03:04
坂東真砂子「死国」344P
「狗神」320P
「蟲」 295P
「屍の声」233P
「身辺怪記」245P
「蛇鏡」 350P
100円で暇つぶしに買った死国でハマッた!狗神、蟲、身辺怪奇も100円で購入!
その後旅路の果て、葛橋、蛇鏡、山妣、桃色浄土、桜雨、屍の聲を新品購入(久々の文庫の大買い)
蟲はいまいち・・・狗神の最後は寒気するくらい怖い・・・作者を現代の柳田國男といってもいいかも?!
152 :
B37(2249) ◆lPJpzlnU :02/08/15 11:31
片岡義男「道順は彼女に訊く」365p
暑いときに瑣末な描写を読みこなすのは無理だった・・・
キム・ワンソプ 『親日派のための弁明』 302p
【B】内容はともかく、こういう言論が韓国では規制を受けているという現象が面白い。
154 :
白川道(2064):02/08/15 21:14
村上春樹「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」344p【B】
細田利江子編訳「アイ・アム・サム」206p【C】
道上尚史「日本外交官、韓国奮闘記」191p
今まで読んだ日韓関係の本で一番いいかも。読んでておもろいし。
外務省にもすごい仕事してる奴もいるのかと安心した。【A】
田中宏己「BC級戦犯」220p
太平洋戦争の構造をわかりやすく解説し
戦犯裁判、戦争犯罪の地域による特性などを記している。
複雑な内容をわかりやすく書いてあって入門書にいいかも。【A】
>>150 集計お疲れ様です。
夏は暑くてよう寝られませんよね。
>>150 乙です。
自分の暇っぷりがよくわかりますた。
サンドラ・L・ベム「ジェンダーのレンズ」278p
→【A】歴史から文化まで様々な角度からアプローチすることで
自分の目がいかなるレンズを通して世の中を見ていることかと実感させる。
割と入門書にも最適かもしれない。
山崎豊子 『沈まぬ太陽(二)アフリカ篇・下』 483p
実際に起こった日航の事故などをネットで調べつつ読んでいます。
しかし、どこからどこまで本当のことなのか気になる。
158 :
白川道(2479):02/08/16 13:59
山本文緒「恋愛中毒」415p
城山三郎「男子の本懐」401p
久しぶりにいい作家に当たった!
と思う。
噂には聞いていたけど参考資料をお尻のほうに
列挙してあるのもちょう嬉しい。【B】
160 :
B37(2442) ◆lPJpzlnU :02/08/17 00:26
「忍びの卍」山田風太郎191p
とにかく持続が大事だ、頑張ろう。
小野不由美『屍鬼』(上)545P
(下)726P
【D】冗長すぎる。語られる死生観も共感できない。
>>150 乙華麗。
う〜ん、精進します…。
「黒い天使」168p
「逆さまゲーム」234p
「ベアト・アンジェリコの翼あるもの」160p
全部タブッキ。【A】
カフカ 『変身』 97p ・・・ 【C】
A・L・サッチャー
『戦争の世界史』454p
『殺戮の世界史』459p
『分裂の世界史』442p
たまには外部の視点も新鮮で良いもんです。たとえ中でファシスト日本と呼ばれようとも(w
冷戦以後がちょっと手薄なんで評価は低めの【C】で。
村上春樹 『神の子どもたちはみな踊る』 237p ・・・【A】
地震に関係した短編6つ。
どれもおもしろかった。
それにしても、最近は読みすぎだな。
「アンダーグラウンド」村上春樹777p【A】
「ドグラ・マグラ(上)」324p【A】
「ドグラ・マグラ(下)」382p【A】
途中だるかったけど非常に面白かった。
川上弘美「おめでとう」191p
→【C】基本的に合わないらしい。
菊地聡 他「不思議現象なぜ信じるのか」275p
→【B】タイトル通り。特に驚きはない。
黒船の世紀・猪瀬直樹・小学館・517p
ミカドの肖像には及ばないが、問題作。→B。
巻末の参考文献一覧がいい。論文様式だと煩いし。まあ、読み物だから当然か。
山崎豊子 『沈まぬ太陽(三)御巣鷹山篇』 510p
墜落遺体を先に読んでいたので描写のグロさは気にならず。
170 :
無名草子さん:02/08/19 09:49
一般書籍住人ではないですが、参加します。
西垣通「マルチメディア」215p
1994年に書かれた物だが、
今の情報社会の現状を的確に表してる。
(さすがに2chはなかったが。)
171 :
座椅子(215):02/08/19 09:50
>>170 スマソ誤爆です
一般書籍住人ではないですが、参加します。
西垣通「マルチメディア」215p
1994年に書かれた物だが、
今の情報社会の現状を的確に表してる。
(さすがに2chはなかったが。)
172 :
B37(2861) ◆lPJpzlnU :02/08/19 18:09
「忍びの卍」山田風太郎後半197p読んで読了。
忍法合戦もさることながら敵味方入り乱れての諜報戦が迫力。【A】
「社会的ひきこもり 終わらない思春期」斎藤環 PHP新書
思いっきり書き込みたくないタイトルだのう・・・・222p
でも勉強になったよ。
「インド夜想曲」161p
「供述によるとペレイラは…」193p
「ダマセーノ・モンテイロの失われた首」240p
タブッキの小説は、夢や謎、勘、お告げ(?)といった、あやふやなもの、
未知なものに確信をもって振り回されるところが面白いなーと。
オチがないようなあるようなところも【A】
キム・ワンソプ 『親日派のための弁明』 302p
思っていたよりもまとも。
日本人が遠慮して書かないようなことも書いている。
ただ韓国を挑発するためか、やりすぎという面もある。【B】
立花隆『東大生はバカになったか』348p
とりあえず教養も大事ということ。
大変身につまされる内容であった。【A】
イリヤ・ムウロメツ・筒井康隆・講談社・125p
ロシア民話のリライト。印象に残らない。 →D。
数葉の手塚治虫の挿絵があり。古書市場では\2〜3000するらしいが。?
わたしのグランパ・筒井康隆・文藝春秋・142p
ジュブナイル。当たり前だが少年少女には良いかもしれない。 →C。
↑初出が、オール讀物なんだよね。ジュブナイルの発表場所が無いって事か。
「ハリー・ポッターと賢者の石」455p
親戚の小学生から借りて読みました
存外馬鹿にできませんな
伊藤守 『コーチング・マネジメント』 323p
「教えるのではなく、質問する」コーチングという技術をわかりやすく記述。【A】
タブッキ「遠い水平線」155pタブッキはこれで全部読了。
あと、一日50〜100pペースで読んでいた
ジョン・バース「酔いどれ草の仲買人・1」455p読了。
17世紀を舞台にしたビルドゥングス・ロマン風味。
世間知らずのおめでてー主人公に呆れるやら笑えるやら。
そして長い。これから2を読みます。いまんとこ【B+】
せどり男爵数奇譚・梶山季之・ちくま文庫・299p
短編集。いかにも梶山氏の小説。巻末の書誌にも思わず、→B。
私は「彫辰捕物帳(絶版」のような氏の艶笑小説が好みだが、これも良い。
冬に来た依頼人・五條瑛・祥伝社文庫・156p
ハードボイルド。伝統的手法の小品。悪くはない。→C。
181 :
阻止系地獄(5380) ◆xIWCGZl6 :02/08/20 21:59
久しぶりの書き込みです。国T試験合格したあと某官庁の採用面接などがあって
なかなか読書できませんでした。内定でなかったし・・鬱
ドストエフスキー『賭博者』220p
【B】ルーレット賭博に興ずる連中を描く。成功する可能性が少しでも
あれば手を出さずにはいられないのは人間の性なんだろう。
『オルファクトグラム』(553P)
【B】中々面白かった。嗅界の描写が綺麗(*´∀`*)
『メドゥサ、鏡をごらん』(310P)
【D】時系列が複雑で理解し辛い。細かな疑問点もいくつか残る。
共に井上夢人。
>>181 何か凄いっすね、頑張ってください。
加地伸行『<教養>は死んだか』287p
大学生の学力低下について、
「大学生の学力が低下しているのではなく、学力の低い人が大学生になっている。」
とのこと。
至極名言だ。耳が痛い。【B】
>>181 国T合格すげー、おめでとう。
俺はチキンだから応募だけしておいて回避しました。
採用面接頑張ってくだされ!!
184 :
阻止系地獄(5600) ◆xIWCGZl6 :02/08/21 14:53
井堀利宏『公共事業の正しい考え方』220p
【B】著者は国T経済試験の試験委員。経済学的分析が冴える。
185 :
無名草子さん:02/08/21 23:35
うひゃぁ!このスレ面白そう!
あたしも参加して良い?
7月の20日から留学してて、ついこの間帰ってきたから、
日にち的には結構おっけえだと思うんだけど。
遅すぎるかなぁ・・・。
186 :
阻止系地獄(5600) ◆xIWCGZl6 :02/08/22 00:39
実は私が
>>1です。
>>185 いつから初めてもOKです。このスレッドが存続している限り、遅すぎると
いうことはありません。
じゃぁ、コテハンにするね。
えっと、この留学中に読んだのは、以下の小説です。
☆義経(上)413p
☆義経(下)425p
☆坂の上の雲(六)375p
☆坂の上の雲(七)365p
☆坂の上の雲(八)395p
☆白い犬とワルツを 272p
☆不夜城 533p
☆OUT(上)446p
☆OUT(下)340p
以上、合計・・・。
3564pです。
えっと、次は本の作者と大体の感想を書きますね。
☆義経(上)
かの有名な源義経のはなし。
源氏の嫡子に生まれながら、藤原家の子どもとして幼年期を過ごし、
源氏の嫡子ということで寺に預けられる。。。。
この地味な少年時代から、あの義経になるとは思ってもみなかったです。
☆義経(下)
戦闘が派手!
この、天才振りを発揮した戦闘がかっこよかったです。
☆坂の上の雲(六)
難しい。この小説は難しい。
とにかく、この巻で奉天が落ちます。
☆坂の上の雲(七)
バルチック艦隊の進みの悪さ、運の悪さが出てます。
陸軍の壊滅的危機。。。敵軍司令官の無能さ。
そういうのが露骨に出ています。
☆坂の上の雲(八)
日本海海戦がついに始まる。
この、歴史至上類を見ないこの大勝利により、
日本軍はついに講和をする。
やはり、難しい小説でした。
以上、すべて作者司馬遼太郎。
☆白い犬とワルツを
作者、T・ケイ。
癒されました。なんかほんわかしました。
けど、おじいさんの日記が読みにくかった。
☆不夜城
作者、馳 星周
これ、坂の上の雲の後に読んだんですよ。
もう、小説の内容がかたっくるしくないから2日で読んだ(^。^/)ウフッ
とにかく、主人公の悪なところがかっこいいです。
☆OUT(上)(下)
作者、桐野 夏生
普通に面白い。万人受けするような作品です。
ラストが予想外だった。。。
長くなってすいません。
以上です。。。
中丸明「聖母マリア伝承」211p
キリスト教の中で、ただの田舎女のマリアが聖母にまで高められていった
過程を絵画や聖書の記述から追う、見たいな感じ。
著者お約束の名古屋弁も健在。読みやすかった。【A】
>>187 おっ!新たに参入者が^^
一緒にがんばって読みませう。
G.K.チェスタトン「四人の申し分なき重罪人」316p
→【B】逆説に次ぐ逆説に翻弄される。
解説のとおり論理を操るミステリというよりも大人の童話。
芦原すなお「ミミズクとオリーブ」283p
→【B】軽妙な会話が楽しいユーモアミステリ。
安楽椅子探偵モノで、謎も割ときっちりしてる。
奥田英朗「イン・ザ・プール」269p
→【B】おもろい。
どんな題材を扱っても深刻ぶらないところが奥田の強みか。
>>190さん
>中丸明「聖母マリア伝承」
なんか面白そう。
名古屋弁ってところに惹かれた。
あたし名古屋人やもん。
どえりゃぁ。ってね。いや、つかわないけどね。
今、白夜行を読んでます。
面白いけど、ムチャクチャ長いんですが。
M.H.Clark"My GAL Sunday"途中から60p
捨てるつもりでしたが高かったので
せめて読み終えて捨てることにします【E】
稲森謙太郎『勝手に使うな!知的所有権のトンデモ話』193p
書名からしてダメ。中身も薄い。【E】
アンドレ・ブルトン『魔術的芸術(普及版)』264p
図版は鮮明だし、面白そうな本だとは思うんだけど出版されたのが半世紀前、
おまけに芸術論ときては私にはお手上げ状態…。【B】
エイモス・チュツオーラ「やし酒のみ」181p
アフリカン・マジック・リアリズム…?【B+】
ベン・オクリ「見えざる神々の島」205p
適当に借りたところ、偶然にナイジェリア繋がり。
こっちも相当に不思議な話。【B】
>191さん
チェスタトンの本、偶然にも今手元に…。これから読むところです。
196 :
931(8640):02/08/23 03:38
氷川透「追いし者追われし者」
→【D】ただの推理パズル。せっかく「人ミノ」で見直したのに。
面白味がないっつーのは小説として致命的。
>>195 逆説に翻弄されてくださいw
197 :
931(8640):02/08/23 03:39
↑295p
五十嵐貴久『リカ』312P
【C】可もなく不可もなく…、娯楽本ですた。
愛の空間・井上章一・角川選書・421p
上梓するまでに十数年掛かったという労作。非常に面白い。一般的でないので→C。
永井荷風や伊藤整はともかく、宇野千代や堀田善衛、幸徳秋水まで引っ張り出している。
すごい渉猟。確かに十年以上は掛かるはず。
白夜行(860p)
作者、東野圭吾。
長かった。。。文庫のくせに1000円もするし。。。
でも、面白かった。これはマジお薦め。
見え隠れする犯人、まったくない証拠、だが犯罪が起こっている・・・。
良い感じでした。あたしは好き。
さて、次は司馬遼太郎の風神の門だぁ!
白川道「病葉流れて」373p・・・【A】
大学時代を思い出します。
エロシーンも秀逸。
2ちゃんねる中毒 ハッカージャパン編 207p→【C】
結局2chは読むより実際来てみたほうが面白いわな・・・。
しかしおれにとって一番読書の敵になってるのは2chだったりして。
6枚のとんかつ 蘇部健一 講談社文庫 442p→【B】
バカミステリーの問題作ということで初めて読んだけどわりとツボにはまった。
陰陽寮(六)平安地獄編 富樫倫太郎 徳間ノベルズ 445p→【A】
お気に入りの伝奇シリーズ。話がバンバン膨らんでいくのがたまらん。久々の一気読み。
涼しくなったのでペースが上がってきたな。
松田公太 『すべては一杯のコーヒーから』 234p
行動力があるって羨ましい。【B】
山崎豊子 『沈まぬ太陽(四)会長室篇・上』 510p
橘木俊昭『日本の経済格差』220p
【B】日本は一億総中流社会だと言われたのも今は昔だなあ、と実感せざるを
得ない著書。
浅田次郎「シェエラザード」
マジお薦め。他の作品なんか比じゃないほど純粋なストーリー。
おまえら俺の本かしてやるから絶対読めよ!!
チェスタトン「四人の申し分なき重罪人」316p【B】
久しぶりにチェスタトン読んだら、逆説にくらくらきた(w
多和田葉子「変身のためのオピウム」246p【B】
多和田葉子は、結構手強い…。
戸谷喜一 『死刑執行の現場から』 186p
現場の人間の声としては貴重だが、同じような表現や記述が
繰り返し述べられるので内容としては薄いかも。【C】
逢沢明『頭が良くなる論理パズル パワーアップ編』220p
【C】問題は面白いのだが、余計な演出のために、問題の意図が
分かりづらくなることがある。
すみません訂正です。
211 :
阻止系地獄(6390) ◆xIWCGZl6 :02/08/28 05:34
浅田次郎『蒼穹の昴(上)』350p
【A】中国の科挙制度について興味があったので読んでみた。フィクション
としての完成度は高いと思う。
212 :
白川道(3484):02/08/29 01:33
夏目漱石「三四郎」298p ・・・【C】
初期の作品はあまり小説的な面白さがない、のかな?
天空の遺産・L.M.ビジョルド・創元SF文庫・437p
シリーズの7作目。相変わらずさえている。上質の娯楽性を持ち、完成度も高い。
未読の場合一作目から読まないといけないので、→C。
>>213 ありがとう。読んでみます。
村上春樹「村上朝日堂」232p・・・【C】
ソーロー「森の生活」旧版410p
かなり退屈ですな
内容はともかく翻訳がよろしくありません【D】
網野善彦・阿部謹也
[対談]中世の再発見 市・贈与・宴会
平凡社 346p
20年くらい前の対談なのに
今読んでも面白いというのは凄いんではないだろうか。【A】
山崎豊子 『沈まぬ太陽(五)会長室篇・下』 420p
やっと全巻読了。
巨大企業の暗闇を描いた勇気に脱帽。
見方が極端なため賛否両論であるだろうけれど、
この分量を読ませる力量はさすが。【A】
森下仁一『魔術師大全』242p
読みやすくて中身もまともなのは、こーゆう系ではちょっと貴重。割とお勧め。【C】
監修=深井晃子『【カラー版】世界服飾史』184p
古代から現代まで扱いながら、少ない頁でよくもここまで……、といった感じ。
図版の選び方もセンス良い。【B】
田宮督夫 編『ミリタリー・イラストレーション』79p
田宮模型のボックス・イラストレーション。燃えます。【A】
小倉寛太郎 『自然に生きて』 196p
前半はまだしも、後半の自然観云々ははっきりいって必要なかった。【C】
バース「酔いどれ草の仲買人・2」513p
純真無垢な主人公も成長したもんだ。【B】
222 :
ロイド(1371):02/08/31 21:04
ジョン・トーランド「大日本帝国の興亡2」352p
ジョン・トーランド「大日本帝国の興亡3」345p
全5巻のうちの一部。まだ途中なので評価は保留。
小谷野敦「もてない男−恋愛論を超えて」
ちくま新書 196p
内容は「どうすればもてるようになるのか」といった
よくあるもてない男の足元を見たマニュアル本ではない。
小説などから具体例を引用しての解説は面白かったし、
ブックガイドなどものせてあっていいんだが
電車の中で読むにはちょっと恥ずかしいかも・・・。【B】
224 :
阻止系地獄(6610) ◆xIWCGZl6 :02/09/01 00:16
泉麻人『散歩のススメ』 220p
10年くらい前の東京を散歩し、色々珍しいものを発見していく。
ただ、10年前の本なので、もう無くなっている所も色々。残念。
【C】
村上春樹「風の歌を聴け」155p・・・【B】
近藤誠ほか「私は臓器を提供しない」
洋泉社新書 220p
臓器提供の残酷さと脳死の意味がよくわかった。
俺も提供は見合わせておこう。
鷲田小彌太 「定年後に1から始めて一流学者になる方法」
青春出版 223p
まだ就職もしていないのに定年後と冠されている本を買ってみた。
学者を目指そうとは思わないが早く定年を迎えたい思いが強くなりました。
自分の書斎で本に埋もれて暮らす生活は魅力的である。
優駿 宮本輝 上283p 下330p
競走馬の世界の臨場感とドラマの盛り上げはなかなかと思う。→【B】
白川道「天国への階段(上)」414p・・・【A】
1pあたりの字数が多いからマラソン的にはとても損した気分になるよ。
でも面白い。これから下巻読みます。
エルス・ペルフロム「第八森の子どもたち」414p
どこかで聞いたような内容ですな 普遍的【C】
桐野夏生「OUT」
全編に亘る女たちのしたたかさや力強さがいい。ラストが特に良かった【A】
テスト期間で全然本が読めない( ´Д⊂ヽ
外山晴彦『神社の見方』159p
内容はともかく、神社ウォッチングは趣味として面白そうだと思った。
近所にデカイのも有るし休日にでも行ってみよーかな?
スティーブン・R・コヴィー 『7つの習慣』 p481
正しく見方が変わった。何度も読み返さないと全部理解できない。【A】
佐野眞一 『カリスマ 中内功とダイエーの「戦後」(上)』 p463
中内という人間の解釈がちょっと単純すぎるような気もするが、
まあ評価は下巻を読んでから。
ナボコフ「キング、クイーンそしてジャック/
断頭台への招待」513p【B-】
面白いのか面白くないのかよくわからなかった。
夏休みも終わり、ペースが落ちるかも…。
234 :
白川道(4673):02/09/08 12:16
白川道「天国への階段(上)」388p・・・【C】
ラストのまとめ方は強引だが、前半の布石、中盤の盛り上げはよかった。
海の史劇・吉村昭・講談社日本歴史文学館・352p
日本海海戦に至るまでをバルチック艦隊からの視点を多く描いた作品。
新聞連載だったこともあり、歴史小説の王道か。→C。
東電OL殺人事件・佐野眞一・新潮社・444p
他人の人生を覗き見るという密かな願望を満足させるに足る、刺激的題名だが、
途中から、公僕の愚かしさ無能さと、被害者の闇に、恐怖に似た感覚を味わった。
しかしながら、→C。
塩野七生「勝者の混迷 上・下」195p、196p 新潮文庫
この巻は共和制ローマの内乱の時代。
元老院と市民、執政官の対立などが描かれている。
法の改革が対立の手段や目的となっており、読んでて混乱しそうだが
そこは読みやすく書かれていてわかりやすかった。【A】
238 :
レッド・マジック(2417):02/09/09 19:12
武者小路実篤「愛と死」115p・・・【B】
トルストイ「アンナ・カレーニナ」880p・・・【A】
「イワン・イリッチの死」102p・・・【AA】
今日から「戦争と平和」です。
239 :
トリ ◆giuM9KiE :02/09/10 21:20
面白そう。参加します。
飛鳥部勝則『ヴェロニカの鍵』文藝春秋【B】(P344)
Susan Coolidge"What Katy Did at School"172p
他愛もない少女小説ですな
でもそれが良い【B】
241 :
ロイド(1591):02/09/10 23:47
田中宏巳「BC級戦犯」220p
このスレの感想を見て読んでみた
複雑で多岐に渡るBC級戦犯と裁判が地域別に整理されている【C】
二度目の提案です。
一行レスでもokなので書評をとの提案に、
みなさんがABC評価を付け加えてのスレ進行となってますが、
今後の読書に活かすためにも、もうひとつ厳しい眼でお願いしたいと思うのですが。
A > B > C > D > E > F という序列で評価する場合、
問題になるのは、A と Fの扱いだと思います。
私が提案するのは、相対評価と絶対評価の組み合わせで、
Cを平均(中央値)として、
Aは、特別な感情を覚える様な傑作、
Fは、傾いた家具の下に入れて、高さ合わせに使用するのが相当であるモノ。
として別枠扱いをして、大半がB〜Dの間に収まるような評価を下す。
読了後すぐの感想は、ある意味冷静さに欠けると、経験から感じますので、
こんな感じの方が、いいのではないでしょうか。
何か面白そうですね。私も参加します。
ヴェルヌ「海底二万里」546p
SFと言うより冒険小説に近い。
そこそこ楽しめた【B】
5段階評価の方が中央値をとりやすいのでは?>>242
A > A「明けの明星の如き作品」
B > B「抜群。当該分類類書では必読」
C > C「幸せな気分。まあ、読んで良かった」
D > D「どうして、面白そうだと考えて読んだのか?」
E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ!」
F > F「古本屋でも持て余す産業廃棄物」
↑という様な感じで、実質的な五段階評価と思ってください。
中央とか書きながら、中央じゃないよな〜とは思ってました。
AとかEに該当する作品はそれほど多くないと思うので、特別な作品用にキープ。
実質的にCが中央で、そこからBとDに振り分ける。
Fは、心底頭に来たとか、許し難い構成の小説など、何年に一度のすごい奴用、
という事で、私は考えたのですが。
他人に対する読書の目安としての寸評だと思うので、
多少厳しめぐらいが良いというのが、私の考えです。
という事で、楽しんで読書しましょう。
246 :
七階冥途(5507):02/09/14 01:02
>>245 評価方法をいきなり変えるのには抵抗があるなあ…。
とりあえず、参加者の意見が出揃うまでは、現状維持でいきませんか?
評価が解り易くなるのであれば変えること自体には異論は無いです。
田中長徳『デジカメだからできるビジネス写真入門』179p【E】
小田島嘉久『キリスト教倫理入門』254p【C】
アンドレーア・アロマティコ『錬金術_おおいなる神秘』149p【C】
247 :
B37(4870) ◆lPJpzlnU :02/09/14 11:44
朝松健「旋風伝」302pで半分くらい読んだ。
評価方法は変えなくてもいいんでないかなあ。
参加者それぞれの基準があると思うし
段階評価したくない人もいるだろうし。
248 :
トリ(483) ◆MlSPfKqU :02/09/14 21:50
>>245新参者ですが、私は賛成です。分りやすいと思ったので・・・。
アン・マキャフリー『だれも猫には気付かない』東京創元社(P139)【D】
シモンズ『ハイペリオン 上』442p
ようやく三分の二ぐらい読み終えた。
それにしても長い・・・。今現在の評価は【C】
>>245 五段階評価は分かりやすくていいですね。
>>245 客観的な基準があるのは(・∀・)イイ!!と思います。
ということで、今後は
>>245の評価基準に基づいて評価してきます。
宮脇修一 『造形集団海洋堂の発想』 p222
こんな企業が存在することに驚いた。
社員がみんな幸せそうで羨ましい。【C】
251 :
B37 ◆lPJpzlnU :02/09/15 10:20
客観ということを考えたら
>>245の基準も良いように思えてきたので
おれもこれで評価することにします。
「天才伝説 横山やすし」小林信彦 文春文庫338p
単行本でよんだけど文庫で再読。この作家の芸人伝はやっぱりオモロイわ。
やすしを通して大阪批判しているシニカルな視線が好きだ 【B】
初参加です。
「今夜はパラシュート博物館へ」 森博嗣 講談社 260p 【D】
この人の長編(推理モノ)は結構面白かったけど・・・短編はいまいちだね。
「トップラン 1〜6」 清涼院流水 幻冬社文庫 200×6=1200p 【D】
これもまた・・・ちょっとよく意味がわからなかった。
カウントすんの忘れてた・・・
基準はひとそれぞれでもいいですよね。
しかし、私はある程度そろった基準があると便利だと思うので
245基準を採用させていただきます。
永江朗「不良のための読書術」ちくま文庫 287p
内容は読書法だけでなく、本に関するあれこれ。
元書店員、元編集者だけあって、読者としての視点だけに限られない
本を見る視点がとても新鮮に感じた。
本が好きな人なら誰が読んでもけっこう面白いと思う。
評価は【C】の「幸せな気分。まあ、読んで良かった」という感じがぴったり。
あっというまに読めたし。
Susan Coolidge"What Katy Did Next"167p
多少ドラマ性が増してよいですな【B】
続きが気になりますが絶版の由
金谷治 訳注 「論語」岩波文庫 406p
孔子の事跡を知りたくて読んでみたのだが、
論語だけでは孔子像は明確にならない。
だが儒教圏の歴史を理解するのに読んでおいてそんはなさそうだ。【B】
朝松健「旋風伝」後半345p読んで読了。
幕末の北海道を舞台にホラー・ウェスタン。
盛だくさんだしロマンあって値段(2300円)の分は十分楽しめた。
【B】
トム・ケリー&ジョナサン・リットマン 『発想する会社!』 p325
優れたイノベーションにはイノベーティブな人、環境、文化が
根付いていなければならないことを実感。
お手本にしたい企業だと思う。【B】
ヨアンナ・ルドニャンスカ「竜の年」134p
散文詩として突き放した翻訳をしていればよかったのでは
挿絵も中途半端に子供向けですな【D】
ジョーン・エイキン「ぬすまれた夢」163p
デ・ラ・メア風短編の味わいと華麗な装丁が素晴らしい【A】
260 :
額引き(7345p) ◆AFwX4jG2 :02/09/19 10:39
フリードリヒ大王最後の勝利・佐藤大輔・徳間文庫・285p
仮想戦記の短編集。ノベルスからの再版。
実質、書き下ろし短編のために買ったようなもの。
だが、再読に耐えるのはなかなか。一般的でないので →C。
佐野眞一 『カリスマ 中内功とダイエーの「戦後」(下)』 p479
取材力は素晴らしいが中内の人物像に対する結論に若干萎え。【C】
262 :
B37(5854) ◆lPJpzlnU :02/09/20 23:07
「ロード・トゥ・パーディション」マックス・A・コリンズ 新潮文庫 301p
なかなか上出来のノベライゼーション。枚数に制限があったのか
急ぎ足なのが惜しいなあ。映画は見たくなったよ。【C】
263 :
トリ(651) ◆MlSPfKqU :02/09/20 23:14
寺本賢一郎『水族館のわき役たち』研成社(168P)【C】
読みやすい。水族館の裏側がちょこっとだけ分る本。
264 :
パンダパン(6862):02/09/21 18:22
スティーブン・w・ホーキング「ホーキング、宇宙を語る」
ハヤカワ文庫 268p
単行本刊行が1989年と古い本ではあるが、宇宙に対する認識が一変した。
ただ内容が難かった。理論的なところでちゃんと理解できたのは二割くらい。
それでも理論以外の話などが多かったので面白く読めた。
その後、宇宙研究がどうなったのか気になってしょうがない。【B】
村上春樹「海辺のカフカ」(上)P397(下)P429
【D】全編通して哲学的すぎる…
足が地についてナイーヨ
東野圭吾「レイクサイド」
【B】テンポよく読めた。
あくまで「小説」の世界だけど
Akimitsu Takagi "Honeymoon to Nowhere"277p
英訳の際にに安易なエロシーンが追加されていて辟易しました
これでは折角のトリックの説得力が失われてしまいます【D】
267 :
目指せ一日一冊(257):02/09/23 14:59
「韓国の悲劇」(小室直樹、光文社カッパブックス、1979年刊)
【C】 20年以上前のものにも関わらず、古びていない。
政治面、歴史面からの分析は、それこそハングル板等でさんざ既出だが、
文化的背景から経済面を分析してるのが面白い。
小室直樹は読みやすくて助かる。
268 :
B37(6221) ◆lPJpzlnU :02/09/23 21:27
「ハサミ男」講談社 367p
最近文庫になったけどノベルズ版で。
サイコスリラー風の展開がなんと・・・やられました。
トリックだけでなく細部まで面白い→【B】
戦争に強くなる本(入門・太平洋戦争)林信吾・経済界・254p
この本は、太平洋戦争関連の「読書案内」の本。
想定問答集のように、状況ごとに適当と思われる現在入手可能な本を紹介している。
また、読物としても成立している。よくまとまっているので、→B。
270 :
白川道(6051):02/09/23 23:11
村上春樹「海辺のカフカ(上)」・・・397p
村上春樹「海辺のカフカ(下)」・・・429p
中心人物である二人が実際には一度も邂逅していないが
重要なかかわりを持つ不思議な深さのある小説。
ユーモアもあって面白い。・・・【B】
エリヤフ・ゴールドラット「The Goal」・・・552p
企業にとっての目標とその達成のし方を小説形式で解説するビジネス書。
メーカーの素人にもわかりやすく書かれている。・・・【C】
沢木耕太郎 『オリンピア ナチスの森で』 p334
一本のストーリーが短く、人物描写など軽く触り程度にしか描けていない。
新聞連載だったらしいので、それもしょうがないか・・・。
全体的にもの足りなさを感じた。【D】
272 :
パンダパン(7096):02/09/24 15:05
E・H・カー「歴史とは何か」岩波新書234p
内容はカーのケンブリッジ大等での公演をまとめたもの。
歴史家としての視点を基盤に歴史について語っている。
事実の歴史における解釈の問題や価値の問題、歴史における個人と社会の
問題などを論じていて興味深い内容であったが、
個人的意見だが最後のほうはいまいちだった。
しかし、歴史事象に対する考え方、見方が改まった。
【A】
【C】 『ポケットに名言を』(寺山修司、角川文庫クラシックス、174P)
結局名言とは詭弁と矛盾と拡大解釈の集合体であり、ただの言葉遊びでしかない。
それに感心する人間とは、空想の蝶々をにやけ顔で追いかける白痴のような
おかしみと虚しさにあふれる存在なのだなあ、などと。
薄い本だけど、味わって読んだのでやけに時間がかかった。また読みます。
274 :
トリ(914) ◆MlSPfKqU :02/09/24 20:55
レナーテ・ドレスタイン『石のハート』新潮社クレストブックス(263p)
重い内容だけど、読後感は良かった。【C】
275 :
目指せ一日一冊(676):02/09/25 15:45
276 :
トリ(1216) ◆MlSPfKqU :02/09/26 21:36
日下圭介『脅迫者たちのサーカス』徳間書店(302P)【C】
序盤までずっとヤキモキさせられて、で、ラストが
あんまりにもあっけない気が・・・。
277 :
目指せ一日一冊(949):02/09/26 23:19
278 :
目指せ一日一冊(1168):02/09/28 00:04
【B】 『超常現象をなぜ信じるのか』 (菊地聡、講談社ブルーバックス、219P)
偏見や思い込みの原理を、認知心理学と論理的思考を通して見つめます。
豊富な実験例と丁寧語の文体で、さらさら読み進められました。
279 :
目指せ一日一冊(1511):02/09/28 21:40
【D】 『魂の昭和史』 (福田和也、小学館文庫、343P)
面白くて読みやすいDQN向け歴史本を求めて買ったのですが、
読みやすいけど、あまり面白くありませんでした。
感情論と印象論とあいまいな答えと水増しの文章で、ごまかされてる気になります。
280 :
パンダパン(7096):02/09/29 02:46
織田正吉「ジョークとトリック」233p講談社現代新書
全体を通して先入観、思い込みを打破するというのがテーマみたいだった。
内容は具体例を挙げているので楽しく読める。【c】
>>275
俺もそれ読みました。
そして同じく胡散臭いと感じました。
ただ居眠りは効果ありそうだったので実行しています。
281 :
ロイド(1770):02/09/29 03:08
湯谷昇羊「サムライカード、世界へ」179p文春新書
JCBを国際ブランドとして広めるべく、世界に切り込んでいった男達の話。
そのままプロジェクトXのシナリオになりそう。
面白かったけど、後半のクレジットカードの現状の章は蛇足かも。【C】
秋山瑞人「イリヤの空、UFOの夏 その3」309p
展開が遅くてうんざりですな
余白の多いマンガを読んでいるような気分
苦痛描写はなかなかでした【C】
283 :
目指せ一日一冊(1729P):02/09/30 00:09
【C】 『妖人奇人館』(渋澤龍彦、河出文庫、218P)
どうにも本を読む気が起こらず。積読から薄い本を引っ張って来て茶を濁す。
題名の通り、18世紀ヨーロッパを中心に、性的倒錯に明け暮れた奇人変人を紹介。
これが初渋澤だったのですが、読みやすいですね。1時間で読んでしまった。
284 :
阻止系地獄(7100) ◆xIWCGZl6 :02/09/30 04:27
資格試験の勉強やアルバイトに明け暮れていて読書する暇が無かった・・・
と言えば言い訳でしかない。正直、当分の間読書をサボっていた。
『金融政策論議の争点』小宮隆太郎・日本経済研究センター 490p
【C】日銀の金融政策をいかにして行くべきかという問題に関して経済学者達が
討論していくというもの。だが、いくつかの反論は単なる揚げ足取りみたいに
見えて、日本人は議論慣れしていないかが何となく感じられる。
ダン・シモンズ「ハイペリオン 上・下」ハヤカワ 900p
話の展開が遅すぎて萎え。登場人物の昔話ばかり聞かされる。
短編集の感覚で読めばかなり面白いのかもしれないが・・・
しかしながら第4部まであるようなので続編に期待します。【C】
エリザベス・ヘイドン「ラプソディー 上・下」1054p
全3部作の第1部。主人公に都合の良過ぎる展開が気になるが、
かなり良質のFTだと思う。主人公と仲間とのやり取りが面白く、
思わず笑ってしまう場面も多々ある。【B】
286 :
トリ(1468) ◆MlSPfKqU :02/09/30 21:09
A・ビアス『悪魔の辞典』講談社ソフィアブックス【C】(252)
痛烈な風刺と皮肉。読んでて面白かった。
ただ、幾つかの不備と、翻訳に難がある気がする。
L.M.Montgomery"Anne of Windy Poplars"途中から67p
短編集風で軽く読みやすいですな【C】
このスレに参加してから読みかけ・積読が消費されて
まことに気分がよいです
夏目漱石『我輩はネコである』517p・・・【C】
A・ヘミングウェイ『老人と海』134p・・・【C】
289 :
目指せ一日一冊(2010P):02/10/01 00:04
【C】 『社会学がわかる事典』(森下伸也、日本実業出版社、281P)
題名のとおり、ややDQN向けに書かれた学問概説書の走りです。思ったより本格的か。
「です・ます」口調ではありませんが、平明で少し饒舌な、読みやすい文章です。
著者はユーモア理論とやらを専攻しているらしく、
「随所に笑いがしかけてある」とのことですが、
残念ながらそのような箇所はほとんど見当たりませんでした。
A・S・マーカタンテ『空想動物園』350p
実在・空想を問わず、想像力の中で生きる動物たちについてのエッセー。
所々で引かれる精神分析が妙に古臭いほか、個々の話題も細切れで纏まりに欠ける。【D】
フランソワーズ・デポルト『中世のパン』230p
中世のパン事情についてそれなりに興味深いことが書かれているが、庶民については
やはり詳しい資料が少ないらしい…、残念。【C】
石毛直道『食文化探訪』354p
考古学者や料理人との対話を通して、日本の食材・食文化に鋭く迫る良書。
軽快な語り口も魅力。【C】
井上章一「キリスト教と日本人」221p 講談社現代新書
由比正雪がキリスト教徒だった、空海がキリスト教を学んでいた、などの
キリスト教に関する胡散臭い説を検討していく過程で、その時代時代では
信者以外の人々にキリスト教がどのようなイメージで捉えられていたかを探っていく。
状況などを時の流れに沿って説明しているため、
読んでいると、実際その時代に生きている人々の持ったであろうキリスト教に対する
イメージが実感できる。
信仰が云々といった内容ではないので、キリスト教に詳しくなくても楽しめる。
俺的には【C】の最頂点
+233p(280での足し忘れ分)
>目指せ一日一冊さん
がんばってますねー。
一日一冊読める集中力もすごいけど、それを支える財政も羨ますぃ。
加藤陽子 『戦争の日本近現代史』 p293
教科書の歴史とも、小説の歴史とも、また違う歴史を見ることができた。【B】
田口衛 『コーヒー味わいの「こつ」』 p197
ドリップの仕方から、自家焙煎の仕方まで、平易に記述されていて好感がもてる。
知っていたつもりで意外に知らなかったこともあり、
初心者にも上級者にもお奨めできる。【C】
293 :
目指せ一日一冊(2200P):02/10/02 00:56
【C】 『マンガ心理学入門』(ナイジェル・C. ベンソン、講談社ブルーバックス、190P)
わりと流し読み。教養課程の心理学の授業で配られたプリントをまとめて、
イラストを付けて出版した、というようなイメージです。
授業で配られるプリントは、授業を受けた上でないと意図を汲み取りづらいわけで、
それと同様に、この本も前提知識がないとわかりづらく、あまり面白くなかった。
3冊目くらいに読む本かと思います。内容は本のタイトルどおり、概説書。
>空谷さん
どうもです。今は、学問それぞれの内容が大雑把に掴めればいいと思ってますので、
質より量という姿勢のもと、著者に申し訳ないくらい雑な読み方をしてます。
ですから、読む速さとは、習得度も集中力も比例してないんです。すみません。
それから、費用については、図書館で借りたものも多いので、あまりかかってません。
ポール・ブリックヒル「大脱走」313p
言わずと知れた名作映画の原作ですがすべて実話で
著者は残留組に入れられて終戦を迎えたとの由
当事者らしい熱気のこもった文体ですな
翻訳のせいか原文のせいか用語・人名の不統一が目立ちました
内容はよいです【B】
295 :
目指せ一日一冊(2476P):02/10/03 00:35
【C】 『マックスウェルの悪魔』1(都築卓司、講談社ブルーバックス、276P)
「マックスウェルの悪魔」という仮説を題材に、理科全般の話から、
永久機関のはなし、地球の将来・・・と、壮大なテーマを追いかけます。
むー。難しい。後半は飛ばし飛ばしです。もうちょっと色々勉強してからまた読みたい。
しかし、これを中学生のときに読んで理系を志すような人もいるらしいので、
その位の難度のものを読みこなせない、自分の頭の悪さを痛感しますた。頑張ろ。
296 :
ロイド(1973):02/10/03 01:00
姫野カオルコ 「ほんとに「いい」と思ってる?」 203p 角川文庫 【D】
なだいなだ「権威と権力」242p 岩波新書
数年前、大学の授業で参考図書としてあげられていたので読んでみた。
権威と権力について抽象的概念としてではなく実感できる形で考えさせてくれる。
特に意味のあやふやだった権威についてはとくに知ることができた。
古い本なので石油ショックや社会主義が話題となっているところも
時代を感じさせてくれて愉快。【B】
298 :
目指せ一日一冊(2715P):02/10/03 22:00
【C】 『荒巻の世界史の見取り図』(荒巻豊志、東進ブックス、239P)
受験参考書はわかりやすくてよかろうと、語り口の優しいこの本を買いました。
しかしこれ、普通の世界史の本とはちょっと違って、
「文明のかたちを地図と論理でつかむ」という思想の基に書かれていて、
人物的なストーリーがほとんど書かれていない、マクロ視点の書物であるため、
僕にはあまり飲み込めませんでした。これも3冊目に読む本かな。歴史マンガ読も。
299 :
無名草子さん:02/10/03 22:24
戦争と平和とこころを買いました
かなりキツイけど受験生になるまでには読みたいです
デイヴィッド・ブリン「スタータイド・ライジング 上」ハヤカワ 390p
人類&イルカ混成チームの乗り組む恒星間宇宙船「ストリーカー」を
めぐってエイリアンが戦いを繰り広げるというストーリー。一般的なSFに
よくある科学や技術について語る部分が全くと言っていいほどないので、
文系人間にもやさしい。【B】
301 :
B37 ◆WslPJpzlnU :02/10/03 23:55
「今日も映画日和」文春文庫427p
和田誠・川本三郎・瀬戸川猛資らによる座談会。
嫌味がなくて楽しそうなのに情報料の豊富さ!気楽に読めるのもいい。【B】
悲しいのは瀬戸川猛資が故人なのでこの人の映画やミステリーに関する薀蓄が
もう味わえないこと。
ここんとこ、嫌がらせのように雑用が多くて読書時間がとれないよ・・・
加地伸行「儒教とは何か」267p 中公新書
儒教概説。
その発生の段階から思想にまとめ上げられていくまでを段階を追って解説。
特に礼教性と宗教性を分けるという考えに納得。
中国、日本に残存している儒教の習俗に興味があるなら読んでも面白いと思う。
【B】
柴田昌治・金田秀治 『トヨタ式最強の経営』 p255
改革し続けるには経営手法を導入することが大事なのではく
それを促すような風土を作るべきだ、との要旨のようだが、
じゃあそれをどうするのよ?って所がちょっと弱かったかな。【C】
橘川幸夫 『21世紀企画書』 p222
インターネットやマーケティングなどを独自の観点から
述べていて面白い。【C】
306 :
目指せ一日一冊(2903P):02/10/05 02:57
ネビル・シュート「パイド・パイパー」334p
ハメルンの笛吹きが笛を吹くと町じゅうの子どもたちがという伝説ですな
1940年のフランスからの逃避行を描いた1942年の出版ですが
プロバガンダ臭もなく心温まる冒険小説に仕上がっております【A】
加算を忘れました
谷岡一郎「ギャンブルフィーヴァー」 187p 中公新書
著者は犯罪学の学者。ただの博打好きな親父の言うこととは少し違う。
ギャンブル中毒とその対策、ギャンブルの日本での現状、の順で話が進む。
内容は日本での賭博解禁路線である。
そのために様々な視点からギャンブルが語られる。
中でも公営ギャンブルの寺銭の高さや会計の不透明性への言及は厳しい。
中島義道「うるさい日本の私」256p新潮文庫
信念のために人と争うことを求めていく度胸とエネルギーに脱帽。
読んだ人なら誰もが自分もこうできたらなあ、と著者をうらやましく思うかもしれない。
だが自分の周囲には決していてほしくないタイプ。特に肉親にほしくない。
日常生活でついマイノリティを意識してしまう人は共感できるかも。
ただしこの人の本は読むだけで心地よくない疲れが体に残ります。【B】
311 :
B37(7026) ◆WslPJpzlnU :02/10/07 00:30
エルモア・レナード「キルショット」文藝春秋378p
ちょっと前はまった作家を久々に読んだが・・・レナードやっぱりオモロイよ!
中年夫婦と凶悪コンビの対決といういかにも定番なサスペンスな話なのに
後半の展開が意表を突いてくる。会話も良し。少し贔屓目だけど→【A】
【C】 『心理学の基本のすべてがわかる本』(斎藤勇、総合法令、150P)
まさにDQN向け。ビジネスマンが心理学教授に心理学を学びに来るという設定。
余白空き空きで、見開きのうち片方はオールマンガイラスト。最強です。
間違いなく心理学の基本はわかりませんが、雑学&読書に疲れた時用にお薦め。
夏目漱石『草枕』169p・・・【C】
【B】 『ネイティブスピーカーの英文法』(大西泰斗他、研究社出版、163P)
流行りの、英文法をネイティブ感覚的に見直そう、という書籍。
この分量で1500円はぼったくりですが、よく出来てます。目から鱗。
川崎浹 『ロシアのユーモア―機知と笑いの歴史 ―』
講談社選書メチエ 251p
ロシアの小咄アネクドートを通して近代、現代ロシアの変遷をたどる。
【B】
中島義道『〈対話〉のない社会』PHP新書 207p
日本人は対話を避け集団に和していこうとする態度を美徳とするが、
全体の和を尊重し、対立を避けるため個人の意見は押し潰されてしまう。
そのことがもたらす弊害を取り除くためにも真実を求める対話を
すこしずつ恐れないようしていこう、というのが読み取れただいたいの内容。
とても共感できたのだが、しかし、
自分一人で実行しても間違いなく自分だけが排除されておしまい、
ということになりそうな点がとてもむなしい。【B】
中島義道「ウィーン愛憎」中公新書 202p
著者のウィーンでの留学生活記。
西欧人の傲慢さ、国内では隠している日本人の屈折した差別感情が
とてもよくあらわされていた。
また著者のおかれていた状況がいささか特殊であったため
留学記としても面白い読み物である。【C】
316 :
目指せ一日一冊(3429P):02/10/10 19:45
【B】 『進化とはなんだろうか』(長谷川眞理子、岩波ジュニア新書、213P)
進化ものの入門書。淘汰とか適応とか遺伝子とか性差とか。
池谷さんの一般書ほど面白くはないですが、わかりやすくかみくだいた丁寧体で、
進化のメカニズムの凄さを教えてくれます。
317 :
無名草子さん:02/10/10 19:58
山岡荘八文庫「伊達正宗」全8巻(一巻平均282ページ)
最初は面白かったが秀吉が出てくるあたりから心理的描写が多くなり醍醐味が感じられなく作品が小さくなった感じがする。
318 :
トリ<1640> ◆SKMlSPfKqU :02/10/10 21:13
ジャン=フィリップ・トゥーサン 『ためらい』 集英社 (P172)【C】
想像力の豊な主人公の話。だから、読者はちょいと混乱する。
井上夢人「パワー・オフ」(601P)
【C】面白いが、登場人物が全て解説に回ってしまっている。
「A-LIFE」の解説書のようだ…。
ま、趣旨に合ってるといえば合ってるんだけど
井上夢人「風が吹けば桶屋が儲かる」(285P)
【E】こんな目次のつけ方してたら、何か凄いオチがあると思うじゃないか!
京極夏彦「今昔続百鬼―雲」
【B】相変わらず小技が効いててオモシロイ(゚∀゚)
井波律子「三国志演義」岩波新書 227p
演義と平話、正史を比較しながら三国志演義を考察していく。
読んでいるときには気づかなかった演義の特徴を掘り起こしてくれるので
読み終わると正史、演義ともに読み返したくなる。【B】
321 :
目指せ一日一冊(3683P):02/10/11 19:59
【C】 『オスとメス 性の不思議』(長谷川真理子、講談社現代新書、254P)
「進化とはなんだろうか」の続き物と言った印象。内容はだいたい題名どおり。
生物学的視点からの社会構造の相対化というテーマも根底にあります。
オスとメスとの間のアレコレに興味のある方はどうぞ。
322 :
トリ(1916) ◆BMuOl5iNE6 :02/10/11 21:34
江國香織 『神様のボート』 新潮文庫 【C】 (P276)
「あたしが発生したとき」←この言い回し好きだ。
独特の言葉の感じ、いいなぁと思う。
渡辺洋二 『重い飛行機雲 太平洋戦争日本空軍秘話』 p359
元飛行士への地道なインタビューを重ね、当時の人間模様を描き出す。
こういった地道な調査を重ねて作り上げられた作品は個人的に好き。【C】
リーナス・トーバルズ+デイビッド・ダイヤモンド 『それがぼくには楽しかったから』 p383
この人こそまさにオープンソースの精神を体現しているしている、と読んで思った。
主張自体は決して難しいものではないが、リーナス・トーバルズという人の
哲学がストレートに伝わってきて素晴らしい本だと思う。【B】
和辻哲郎「孔子」岩波文庫 165p
孔子とその教義に関する文献の考察。
とくに論語の各編ごとの分析はその目的を具体的に予測していてわかりやすい。
【B】
325 :
トリ(2125) ◆BMuOl5iNE6 :02/10/12 22:06
高田崇史 『試験に敗けない密室』 講談社ノベルス 【D】 (P209)
これを推理小説といっていいものか・・・。
どうも、文体についていけない。
でも、なぜか買っちゃうなぁー。はぁ。
フィツジェラルド『グレート・ギャッツビー』262p・・・【B】
阿佐田哲也『黄金の腕』204p・・・【B】
>>316 進化論に興味があるなら
リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』紀伊国屋書店
も面白いと思いますよ。
327 :
目指せ一日一冊(3961P):02/10/13 00:17
【B】 『臨機応答・変問自在』(森博嗣、集英社新書、238P)
小説家&大学教授が森羅万象の生徒の質問に答えます。
なかなか面白い考え方をする人で、示唆を受けるところも多いです。
>>326 それ有名ですよね。近いうちに読んでみます。ありがとう。
328 :
レッド・マジック(2805):02/10/13 04:50
麻耶雄嵩『メルカトルと美袋のための殺人』388p・・・C
メルカトルずくしの短編集
「彷徨える美袋」はワロタ
中島義道「孤独について」文春新書198p
一般的良書とは言いがたいものだが、
私個人にとっては人生上に何らかの影響を与える
可能性もありえると思えるほどの書。【A】
井上雅彦監修「恐怖症」(580p)
【短編集のため評価できず】
ピンキリ…
331 :
額引き(8119p) ◆6NAFwX4jG2 :02/10/13 14:02
【 A 】← 人類存亡の危機を描いた、火山噴火による「破滅的巨大災害」小説 。
海外作品では、ニーブンの「悪魔のハンマー」が(彗星の衝突とその後を描く)大傑作だが、
それに匹敵する小説。舞台は「加久藤カルデラ」。
一つ惜しまれるのは、石黒氏が新人作家であるため、
ニーブンのようには紙幅を与えられていないと思われるところか。
私にとって近年最大の収穫。よって →【 A 】。
↑ ↑
死都日本・石黒耀・講談社・520p
興奮の余り、肝心の書名を忘れてしまいました。
額引きさんへ。
どうして額にしたの?額が好きなの?
私は額を選ぶのがなんか好き。自分のフレアーカート選ぶのと
同じくらい好き。
額縁さんは好きな人いる?恋している?ははっ・・・
恋人は絵を描くの?素敵な絵を描く?
334 :
無名草子さん:02/10/13 14:34
ささやかであって、一筋の光のようなそんなことが
最も尊いね。そんなことが死ぬ間際だとか、少しだけ離れてしまったとき
とかに思い出されることが、素敵だね。
この一筋の光のようなささいなことを感じられる人と
そうじゃない人といるんだね。
額引きさんは、前者だね。おそくらく。
ささいなことなのに、堂々としている人は
本当に素敵だ。そしてささいなことを高められる人が
本当に豊な人だね。あんがと。
額引きさんいつか一緒に、◎◎しよーね♪
お花畑が見えるよ・・・聖なるかな・・・
339 :
レッド・マジック(3072):02/10/13 23:35
夢枕獏『陰陽師 鳳凰ノ巻』267p・・・C
池田晶子「帰ってきたソクラテス」新潮文庫293p
「ソクラテスよ、哲学は悪妻に訊け」286p
現代によみがえったソクラテスが
毎回、色々な人と議論をしていくという内容。
ふざけた企画と思いきや内容はしっかりしていた。
悪妻のほうでは、特に著名人がしかも実名で槍玉にあげられていて恐ろしい。
【C】
ダーウイン賞!・ウエンディー・ノースカット・講談社・349p
世の中には信じ難いほど「愚かな人」がいる。『ダーウイン賞』とは、
「役に立たない自分の遺伝物質を、自分の手で遺伝子プールから排除した人にたいし、
その行為を高く評価する」賞として、著者が設けたもので、
この本は、徹頭徹尾、自分の愚かさを自分の命で贖った事例に対しての
「科学的ブラック・ユーモア」で貫かれている。
一日に少しずつ読むのが良。10pが限度か。へそ曲がり向き。 →C。
342 :
B37(7026) ◆WslPJpzlnU :02/10/14 15:05
朝松健「一休虚月行」カッパノベルズ389p
頓智の一休さんを作者なりの解釈で主人公に据えた時代伝奇活劇。
うーん、力作だし趣向も凝ってるのになー。
気合入りすぎて読みにくいという朝松健にありがちなパターンに・・・・。【C】
343 :
目指せ一日一冊(4324P):02/10/14 20:26
【B】 『封印の昭和史』(小室直樹・渡部昇一、徳間書店、363P)
題名どおり。面白かったです。
(【B】 『マンガ聖書物語 新約編』(樋口雅一他、講談社+α文庫)
マンガで聖書の中の物語を綴ります。読みやすいのでおすすめ。)
>>340 10000ページ突破おめ。
佐野眞一 『東電OL殺人事件』 p444
あまり興味をそそられるような題材ではないと思って期待して
いなかったが、そこそこ楽しめた。【C】
345 :
目指せ一日一冊(4497P):02/10/15 21:40
346 :
トリ(2229) ◆BMuOl5iNE6 :02/10/15 21:45
>>340おめでとうございます!!
武山博 『壺中の天』【D】 (P104)
短編集なんだが、どうも、薄い。
さらーっと読み流してしまった・・・。
コナン・ドイル『シャーロックホームズの冒険』394p・・・【B】
秀作ぞろいの短編集で非常に楽しめた。
「・・・・・・・・・・・・・でないとしたら、ぼくはよっぽどどうかしている。」
というホームズの口癖が耳について離れない。
どこかで使いたいな(w
>>340 走破おめでとうございます。
加算を忘れるとは、よっぽどどうかしている
初参加です。
司馬遼太郎「坂の上の雲(1)」(350P)
もっと早く出会いたかった本。
歴史に興味なかったのに、一気に目覚めました。【A】
>>皆様
ありがとうございます。
ところで数字はこのままたしていっていいのですか??
それとも0からいくのですか??
宮部みゆき「人質カノン」文春文庫317p
短編が7つ。てっきり長編だと勘違いしていた。
宮部みゆきはいつも安定していて嬉しい。【C】
>350 マラソンには、ウルトラマラソンというのもあるし。
気になるのならば、たとえば、☆でも付けて、(☆648)としておくとか。
最初の一万ページ完走者の特権として、好きな記号を付か否かを含めて、
一任致します。
クリス・ボイス「キャッチワールド」366p
背表紙には「スペース・オペラ」の文字があるのに
内容はワイドスクリーン・バロックではないですか
難解ですな
お好きな方には堪らないのでしょうが【D】
パンダパン殿遅れ馳せながら祝着に存じます
353 :
阻止系地獄(7100) :02/10/17 16:12
試験勉強で読書する暇なかった。
>>350 パンダパン様
10000おめでとうございます。つーか、いつの間にか抜かれている
数字の繰越については、
>>351の方法でいいと思います。
ページ数5桁書くのが面倒でなければ持ち越しでもいいですし、
5桁書くのが面倒ならばリセットして☆648みたいな形に
してもいいですし。個人の選択に任せます。
(私は後者の方法をとって☆にしますけどね)
354 :
阻止系地獄(7280):02/10/17 16:20
試験勉強のための参考書なら1000pくらい読んだのですが・・・
勉強と読書は違うと割り切って、カウントしません。
『論理トレーニング101題』180p
野矢 茂樹 (著)
これを読んで、自分の議論の骨格の捉え方等がいかに甘いかと反省した。
大学受験で現代文を読むなら、こういう根本的なところを鍛えておくべきだった。
355 :
目指せ一日一冊(4863P):02/10/18 17:09
参考書は「一般書籍」から微妙に外れちゃいますしね・・・
【C】 『生物学個人授業』(岡田節人他、新潮文庫、218P)
可もなく不可もなく、というか。
【D】 『いのちの音がきこえますか』(柳澤桂子、ユック舎、148P)
生命科学にちょっと触れたエッセイです。だめぽ。
(【C】『マンガ 聖書の謎「死海文書」』(秋沢公二、講談社SOPHIA BOOK)
学習マンガ。題名どおりですが、わりとためになります。)
な、なるほど。
それでは私も>>351の方法で☆をつけますねー。
なだいなだ「アルコール問答」岩波新書216p
アルコール中毒についてあれこれ問答形式で書いてあるが、
とくにアルコール中毒治療の歴史とかに詳しい。
それでいておもしろいのはさすが著者が専門としているだけある。【C】
357 :
目指せ一日一冊(5233P):02/10/20 01:06
【C】 『かくて昭和史は甦る』(渡部昇二、クレスト社、370P)
思ったよりずっとましです。日本の立場から見た昭和史の概説。
358 :
レッド・マジック(4583):02/10/20 13:59
小野不由美『屍鬼』(途中)1511p
359 :
キャロルくん:02/10/20 14:23
遅ればせながらパンダパンさんおめ・。+゚(・∀・)゚+・゚.
貴志祐介『クリムゾンの迷宮』(393P)
【D】設定に無理がありすぎるな
司馬遼太郎「坂の上の雲(2)」(407P)
感想は最後まで読んでからにします。
学生時代マジメに日本史やっときゃよかったなー【B】
小判・生糸・和鉄 奥村正二・岩波新書・217p
明治の始めに起きた、近代的な工業手法の導入と、江戸期の技術の関連を考察した本。
古い本なので、今は同様のテーマを扱った他の本があるので、入門編としての
おすすめとは言い難い。入手も困難。→C。
三つ並べるタイトルには不思議に心惹かれますな
時に同様のテーマの他の本をご教授願えませんか
毎年、トーハンが出している「歴史図書総目録」を手に入れるといいよ。
一応\400と値段はついているが、大きな本屋ならば、たいてい只でもらえる。
一万冊くらいが、解説付きで載ってるから。(四月に発行)
日本の近代技術はこうして生まれた・馬渕 浩一・玉川大学出版部
鉄の社会史・斎藤潔・雄山閣出版
法政大学出版局や東京大学出版会からは、民俗学的な方向からの本がたくさん出てる。
中公新書の錬金術なんてのは高校生の時読んで面白かったが、廃版か?
俺の興味は火縄銃とかの線だが、良い本は新刊で買えなくなっているものが多い。
365 :
レッド・マジック(5626):02/10/22 23:59
小野不由美『屍鬼』1043p・・・C
スーザン・クーパー「コーンウォールの聖杯」445p
闇の戦いシリーズほど露骨な善悪二元論でないところに
好感が持てましたそれにしても
表紙イラストと中身挿絵のギャップが著しいですな【B】
ありがとうございます>>363
宇田川の「鉄砲伝来」が積読になっていたことを思い出しました
明日はそれを読むことにしましょう
367 :
レッド・マジック(5754):02/10/24 23:54
麻耶雄嵩『まほろ市の殺人 秋 闇雲A子と憂鬱刑事』128p・・・D
麻耶でなければ読まなかった
中野孝次「五十年目の日章旗」183p
軽く拾い読みする程度のつもりがなぜだかしっかり最後まで読んでしまった。
【C】
阿佐田哲也「雀鬼五十番勝負」331p
楽しいけど読むと疲れる。けど楽しいから読んでしまう。【C】
阿佐田哲也「麻雀放浪記4」332p
読んでて鉄火場の緊張感が伝わってきました。【C】
高木桂蔵「客家 中国の内なる異邦人」211p
客家の歴史や文化などを、ケ小平や孫文などの人物をおいつつ
わかりやすく解説。読んでて飽きが来ない。【C】
プラトン「ソクラテスの弁明 クリトン」117p
ソクラテスかっこいいなあ・・・。【B】
風邪でダウンして、時間が余ってますた。
借りてた本やら、積んであった本がちょいとばかり減りました。
鯨統一郎『タイムスリップ森鴎外』講談社ノベルス(P241) 【D】
思いつきだけで書いたんじゃないかと小1時間(略
軒上泊『光の町へ』徳間書店(P300)【B】
(・∀・)イイ
浅田次郎『地下鉄に乗って』徳間書店(P248)【C】
どうも、ラストが気に食わないなぁー。
深沢美潮『新・フォーチュンクエスト@〜E』電撃文庫(P1586)【C】
面白い。
山田詠美『晩年の子供』講談社(P208)【B】
(・∀・)イイ。こういうの好き。
宇田川武久「鉄炮伝来」170P
1542年種子島にポルトガル人から伝えられたという定説や
長篠の合戦の3段射撃戦法の革新性を軽々と覆しています
火縄銃のメカニズムや製法が全く分からないので理解できない
部分がある自分がもどかしくなりました【B】
芥川龍之介「河童・或阿呆の一生」249p・・・【C】
芥川がその人生末期に書いた短編集。
ぐいぐい読ませる感じはあるがおいらみたいなシロウトには非常に難解。
とくに「或阿呆の一生」は芥川の遺書的小説らしいので、
ある程度芥川の人物史を知ってる人でないと難しそう。
鉄砲と石火矢(日本の美術 390)・宇田川武久・至文堂・\1571+税・98p
写真、図版、多数。
トマス・J・スタンリー 『なぜ、この人たちは金持ちになったのか』 p374
資産家へのインタビューを元に、どのように資産を形成し、普段どのような
生活を営んでいるのかをデータと共に明らかにしている。
本当の資産家は、生活は質素であり、親からの相続や資金援助を頼りにせず
自らの事業や仕事で資産を築いた所謂「成り上がり」がほとんどである。
一般人の想像する億万長者像と、実際の資産家のライフスタイルの乖離にびっくり。【C】
吉村昭 『生麦事件(上)』 p312
殊能将之『ハサミ男』502p・・・B
久しぶりに再読
やっぱり良いです
永六輔「商人」182p
文字数が少なくて損した気分。だけど面白いからよし。【C】
阿佐田哲也「麻雀放浪記1」336p
解説がムツゴロウさんだヽ( ´ー`)ノ【C】
安部公房『箱男』219p・・・【C】
ドストエフスキー『罪と罰(上)』488p
ドストエフスキー『罪と罰(下)』496p・・・【A】
馬を殺すシーンの凄惨さと追い詰められるラスコーリニコフの心理描写が生々しい。
377 :
無名草子さん:02/10/28 20:16
↑うそこけ一日で全部よめっかよ!
378 :
B37(7452) ◆WslPJpzlnU :02/10/29 00:24
しばらく読書できなくて来てない間に完走者が出てたのか・・パンダパン様おめでとうございます。
嵐山徹「魔岩伝説」祥伝社426p
てきぱきとした語り口で読ませる時代伝奇もの。歴史ミステリーな部分もあるし
朝鮮忍者と日本の侍が戦うのも面白い。
なによりも女忍者、春香に萌えた【B】
379 :
無名草子さん:02/10/29 12:08
おまえら読みすぎ、ひきこもりが。
380 :
無名草子さん:02/10/29 12:10
あげ
すごーく面白そうなので、初めてだけど、参加させて下さい。
最近あんまり本よんでなかったしな〜。頑張るぞ〜!
村上龍「69」
何度読んでも大好き。私もこんなに楽しく過ごしてればと後悔。
個人的思い入れが強いので【A】
太宰治『人間失格』160p・・・・【A】
崩壊の過程に勢いがあって、貪るように読みました。
つい感情移入してしまう。
話中にこないだ読了した『罪と罰』が登場したので得した気分。
>>377 ???
『異界談義』231p
それ系の話題に色々触れているけど、韓国の都市伝説が個人的にちょっとツボ。
内容が薄いわけではないけど、読み物としてはかなり軽い方かも。【C】
岡崎勝世『聖書vs.世界史』254p
キリスト教観の世界史、普遍史の発展と敗北の歴史。
文庫だけどかなりイイです。。【C】
岡田明憲『ゾロアスター教』363p
ヤシュトの訳出が八割。
似た言い回しが多くて退屈、というか繰り返しだな、これは…。【C】
>>382
377は気にしなくてもよさそう。
たぶん暇人か荒らしさんでしょう。
パウロ・コエーリョ『アルケミスト』地湧社【B】(P199)
説教くさくない教訓を聞いた感じ。(・∀・)イイ
岩田規久男 『経済学を学ぶ』 p221
経済板でおすすめだった書籍。
経済モノでは『クルーグマン教授〜』以来久々のヒット。
小難しい数式を一切使わずに経済学を解説。素晴らしい。【B】
☆ゲット二番目かな?
スティーブン・キング「刑務所のリタ・ヘイワーズ」
ぐいぐい引き付けられて読み上げました。【B】
みなさん、すごく読んでますね。頑張ろう。。。
京極夏彦『文庫版 絡新婦の理』1374p・・・B
シリーズでは一番好きな作品
>空谷さんおめでとうございます〜
>>386おめでとうございます!
☆、パンダマンさんに続き、お二人目ですね。
東野圭吾 『あの頃ぼくらはアホでした』 【C】(P252)
笑える意味での面白さ。何も考えたくない時にオススメ。
よみがえる超戦艦「大和」・戦争考古学研究会・徳間・291p
暇つぶし用に買った本。思ったよりまじめな本だったが、物語形式なので、
それなりに。私の想像から一歩も外に出なかったので。→D。
>>空谷さん
おめでとうございますヽ(´▽`)ノ
中島義道「不幸論」PHP新書 206p
人はみな誰もが不幸であり、自分を幸せだと思っている人は
ごまかして思考を停止していると主張。
それを漱石やラッセルなどの言葉を引いて説明してくれる。
読み終わるころには本当に不幸になれるスバラシイ本。【B】
封神演義 完全手帳 安能務監修 講談社237p
だいぶ前に文庫の「封神演義」を読んだのでなんとなく。深くつっこんでる内容ではないけど
ガイドブックとしてはそれなりに楽しいし、膨大な登場人物やエピソードを整理してるので便利な本【C】
空谷様おめでとうございます。
大江健三郎『個人的な体験』258p・・・【C】
一文一文が長ったらしいのが気になるが、
ストーリーと主人公の良心・羞恥心の葛藤はものすごい。
>>386おめでとうございます。
Montogomery"The Blue Castle"218p
ご都合主義のロマンス小説ですな
読み手がのめりこめるならよいでしょう【C】
ロイド・アリグアンダー「タランと黒い魔法の釜」271p
アメリカ人好みの大味ですが
若い人はこういうものがお好きなのでしょう【C】
空谷殿おめでとうございます
395 :
メルトン♪ 436:02/11/04 00:38
初参加です。
「薬物依存」 宮沢 勝政 P209
「ニーチェ入門」竹田 せいじ P227
とりあえずここ数日前に読み終わったものを。
エルモア・レナード「アウト・オブ・サイト」角川文庫366p
映画公開から四年目でやっと出た原作本。女連邦執行官と脱獄した銀行強盗の出会いから始まる犯罪小説。
ちょっとあっさりしすぎな気もするけど恋愛描写はなかなかいいムード【C】
ディーン・R・ク―ンツ「ぬいぐるみ団オドキンズ」早川書房317p
魔法の命を持ったぬいぐるみたちが悪のぬいぐるみと戦いながら街へと冒険にくりだす。
正直久々にドキドキワクワクした。映画の「トイ・ストーリー」に似てるけどこの本がかかれたのが先だそうな。
それぞれのぬいぐるみたちのキャラが立ってるし、悪のぬいぐるみの不気味さもイイ。
読んでて素直な気持ちになれたよ。超訳でないク―ンツというのも嬉しい【A】
ドナルド・E・ストレイク『強盗プロフェッショナル』(P269)【C】
ちょいと分かりにくいところもあるが、ノリがいい。
「ウヒャー、つまり、ウヒャー」な犯罪をやってのける人たちの話
ええ〜と、ちょっと提案なのですが。
みなさんの感想をみてると、読みたいな、という本が出てくるので、
できれば、出版社書いてもらえると嬉しいな〜なんて思うんですが。
(書かれてる方もいらっしゃいますよね)
そういう自分が書いてなかったりするんですけど。
それにしても、みんなすごいな、、4ケタだもんな。。
海辺のカフカ読んだので、付け加えたいけど、今手元にないのでページ数がわからん。
あとでupします。
田代和生「倭館」264p文春新書
中世の日本と朝鮮との交易関係の中心となった日本人町「倭館」の解説。
内容は建物のつくりや場所の変遷、交易の状況など多岐にわたる。
また接待の時の料理などにも言及しており当時の具体的な生活のイメージがわきやすい。
著者が入門書と位置づけるだけあって全体的にわかりやすく、
読んでて面白い題材が集められているように思える。【B】
>>398あ。出版社所々抜けてますたな。
今度から気をつけます。
池上俊一『魔女と聖女』講談社現代親書(P253)【C】
魔女の話かと思ったら、ジェンダーよりの話だった。
レルム=ヴァルテール「きらくな空の旅行者たち」岩波書店292p
フランス式の荒唐無稽な童話【C】
402 :
メルトン♪ 615:02/11/08 00:46
「文学入門」桑原 武夫 岩波新書@青 179
日本文学が好きな人は読まない方が良い(笑)
ワシーリー・ペスコフ「アガーフィアの森」新潮社301p
シベリアの奥地に信仰上の理由で300年前に俗世から隠れ住み、忘れられた一族の話。
その一族が1980年代に偶然発見されたことから話が始まる。
家族の古代の慣習に則った生活と、発見され現代文明とかかわってからの生活
双方が興味深く描かれている。
ただ著者が現代文明的な暮らしこそが正しいと思っているようなふしがあるのがきになる。
しかし訳者のほうがどちらの価値も認めているようなので読んでいても不快ではない。【B】
「アガーフィア」好きでした
評価が高いのでうれしい
ヨハンナ・ライス「シニとわたしのいた二階」冨山房341p
焦燥感と閉塞感
不思議な明るさ【c】
村上龍「希望の国のエクソダス」 452p 文春文庫・・・【C】
「何もかも恵まれているが希望だけがない国」。
中学生が集団登校拒否をして、日本を脱走し、
新たな価値を創り出そうとする近未来小説。
彼らの活動は痛快だが、
大事な何かをなくしているのでは?というやりきれなさも感じる。
四ヶ月かかってとうとう☆ゲットだぜ!
みなさん、ありがとうございました。
吉村昭 『生麦事件(下)』 新潮文庫 p316
前半まだしも、後半になると歴史の教科書のような
事実の羅列的文章にかなり萎え・・・。
事件処理時の人間模様なんかは結構面白かったんだけどな・・・。【C】
>>白川道様
☆ゲットおめでとうございます。
山口雅也『ミステリー倶楽部へ行こう』講談社文庫 473p・・・B
ミステリーのエッセイ&書評集。
いや、面白かった。もう読みたくなる本がいっぱいです。
>白川道さん、おめでとうございます!
ヒラリー・ウォー『このまちの誰かが』【B+】(P353)東京創元社
イイ。加速度的に面白くなる。
>>白川道様
おめでとうございます!
保守ピタル
>>404
俺もアガーフィアすきになりました( ̄ー ̄)ニヤリッ
梶井厚志「戦略的思考の技術」中公新書276p
日々の生活において戦略的に思考し行動する方法を具体例を用いて
項目ごとに説明。ゲーム理論の入門書。
心理戦などの駆け引きが想定されているので実際生活でも応用できそうだ。【B】
>>白川道さん
おめでとうございますヽ(´▽`)ノ☆
411 :
メルトン♪ 819:02/11/13 01:08
裁判官はなぜ謝るのか 秋山 賢三 P204
冤罪事件の項を読むと、実際自分が巻きこまれたと思うと怖いねえ。
412 :
メルトン♪ 819:02/11/13 01:09
↑岩波新書です
ロバート・シルヴァーバーグ編「ファンタジイの殿堂 伝説は永遠に」
ハヤカワ文庫381p
期待していなかったカードの「アルヴィン・メイカー」が愉快
フィーストの「リフトウォー・サーガ」は沁みる佳篇ですが
ファンタジー形式で書く必要があるのかと問い直したくなりますな【B】
白川道氏につづき完走
金谷治訳「大学・中庸」岩波文庫261p
儒教の四書五経の四書のうちの二つ。
儒教徒には入門書のような位置づけなんだろうけど難しい。
解説が一番役に立った。というかそれくらいしか理解できなかった。【B】
関根清三「倫理の探索」中公新書245p
善悪、信じる、姦淫などがテーマ。
全体的にキリスト教的価値観で語られているが、いくつかの例を除いて
キリスト教に批判的な人でも納得できる。
個人的には、第一章の善悪に対する神の報いを扱ったあたりが面白かった。【B】
>>ですなさん
ヽ( ・∀・)ノ おめでとうございまっす☆
>>406-410 サンキューです。
村上春樹『やがて悲しき外国語』 講談社文庫 286p・・・【C】
アメリカで数年暮らした著者のエッセイ。
マラソンについて、小説について、アメリカの暮らしについて、気ままに書いたかんじ。
悪くない。
大江健三郎『死者の奢り・飼育』 新潮文庫 270p・・・【B】
初期の短編集。
大江文学にハマり始めた。
しかし文が長ったらしくて、文節の修飾・非修飾関係がいまだに掴みづらい。
>>413 おめでとうございます。
これからも読書を楽しんでいきましょう!
416 :
メルトン♪ 1029:02/11/14 01:20
おめでとーございます。>完走者の皆さん
ブランド 石井 淳造 P210 岩波新書
飛鳥部勝則「殉教カテリナ車輪」創元推理文庫360p
作中に登場するいやらしい絵画がカラー口絵として掲載されているため
電車の中で読むには不向きですな
一気に読んでしまいましたが 懐古的な推理小説【B】
堺屋太一氏は近未来予測小説「平成三十年」にて、16年後の日本に、信長のような
革命家が現れ、21世紀版の楽市楽座(大規制緩和)に着手するという"予言"を発表
しています。 氏の予測どおりだとすると、主人公の「織田信介」に相当する人物は
すでにIT業界で起業し、成長軌道に乗せているものと思われます。
この書は、もし信長が現代に生まれてきたらどうなるか?というシミュレーション
でもあり、信長ならばこうやって官僚機構に切り込んでいくのか、と感心させられ
ました。ただし、中長期の経済見通しはあまりにも暗いので読後は虚無感も覚えました。
それでも、やはり信長ファンならば読んでみて損はないと言える一冊だと思います。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/7553/
田中薫 『本と装幀』 沖積舎 (P271)【C】
本の外側の話。内容だけじゃなくて、本の周辺のことを、
もっと知りたいなぁと思ったり。
>>ですな様
おめでとうございます。
江戸屋猫八「吾輩は猫ではない」ちくま文庫264p
江戸屋猫八の幼少期から青年期までを書いた本。
父である初代江戸屋猫八との思い出や父の死後の苦労話などに
ほろりとしてしまうが、同時にくすりと笑ってしまうのはさすがである。【C】
岡康道×吉田望 『ブランド』 宣伝会議 p322 【B】
「BOSS」や「湯川専務」などのCMを手がけたプランナーとの対談。
日本の広告業界(=電博)の構造や企業経営者などの
広告に対する認識が、本当のブランドを構築する上での
足枷となってしまっている。
岡氏は電通という枠組みから抜け出し、自らCMプロダクションを
立ち上げながら新しいプロダクションの在り方を模索しており、
言葉に真実味がある。
>>ですな様
☆ゲットおめでとうございます。
三好和夫『モモ 三本足の猫』 文芸社 【A】(P154)
猫好きというのと、表紙が気に入ったというので、
だいぶ評価が甘い気もしますが、読んでよかったと思える本です。
スティーヴン・キング『グリーン・マイル1 ふたりの少女の死』新潮文庫155p
スティーヴン・キング『グリーン・マイル2 死刑囚と鼠』 新潮文庫158p
スティーヴン・キング『グリーン・マイル3 コーフィの手』 新潮文庫158p
スティーブンソン 『ジーキル博士とハイド氏』 新潮社【B】(P120)
有名な本で、読んでない本って言うのがたくさんあるんですが、
これもその中の一冊。
内容知ってても面白く読めました。
山口雅也『ミステリーズ《完全版》』講談社文庫 418p・・・B
ミステリーの短編集。
続編もあるみたいなのでそっちもいずれ読もう。
ルーマー・ゴッデン「ラブジョイの庭」
いつも同じモチーフなのに全く違う作品を作り上げる作者ですな
心温まる小説【B】
あ〜やっと私的な用事から解放されますた…(´Д`;)
さて、どんどん読むか
松岡圭祐『催眠』小学館(430p)
【C】何だか回りくどい構成
もっとちゃっちゃかまとめてくれ
帚木蓬生『エンブリオ』集英社(483p)
【B】流石に専門的で、大変面白かった。
医学的モラル…考えさせられます。
久しぶりに読書の時間がとれたので一冊。
長谷川真理子「オスとメス性の不思議」講談社現代新書(254P)【B】
なぜ有性生物が存在するのかという話からはじまって、生物としての雄雌の
違いと文化の中で生まれた男女という概念をわかりやすく解説。
わかりやすい文章でおもしろかった。
スティーヴン・キング『グリーン・マイル4 ドラクロアの悲惨な死』新潮文庫157p
スティーヴン・キング『グリーン・マイル5 夜の果てへの旅』 新潮文庫169p
スティーヴン・キング『グリーン・マイル6 闇の彼方へ』 新潮文庫221p
・・・【C】
怖くて眠れなくなりました。
ピエール・ヴェリー「サンタクロースの反乱」晶文社347p
ラテンアメリカの革命と恋をシニカルに描く
「サンタクロース殺人事件」の続編ではありませんでした
老いてますます冴えた印象ですな【B】
吉岡忍 『M/世界の、憂鬱な先端』 p543 文藝春秋
当時小学生だった、宮崎勤事件。
ようやく事件と宮崎勤という人間の全体像を掴むことができた。
しかし、全体像は見えても決して理解することはできない。
消化不良感というか気味悪さが読後にも残る。【C】
小島史彦 『マーケターの仕事』 p224 日本能率協会マネジメントセンター
マーケティングのエッセンスをわかりやすくまとめている。
若干物足りない感じもするが、初学者にはおすすめ。
次のステップへの参考図書紹介などあると良かったかも。【C】
ドロシー・ギルマン「アメリア・ジョーンズの冒険」集英社329p
おそらく70年代に書かれた古い作品を掘り起こして翻訳したもの
ストーリーは表面的で説得力に欠けています
同じ作者の「古城の迷路」への言及が多いのが興味をひきますな【C】
434 :
メルトン♪ 1253:02/11/21 20:25
狂牛病―人類への警鐘 岩波新書 中村 靖彦 P224
笠井潔『哲学者の密室』創元推理文庫 436p(途中)
前篇を読了。
436 :
メルトン♪ 1479:02/11/23 04:40
社会科学入門 猪口 孝 中公新書 P226
437 :
:阻止系地獄(7930):02/11/23 22:03
久しぶりに復活してみます。
本家大学生活板の勉強マラソンスレが潰れてしまってちょっと鬱
ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』650p
マイケル・フレイン「墜落のある風景」創元推理文庫536p
駄目学者・駄目亭主の一世一代の大勝負
英国風ユーモアが軽薄ですな【C】
439 :
無名草子さん:02/11/25 01:40
[人間はどこまで耐えられるか]フランセス・アッシュクロフト
おもしろかったです{B}
>>阻止系地獄さん
勉強マラソンスレフカーツしてましたよ
知ってたらスマソ
白倉敬彦『江戸の春画』275p
知識のまったく無い者として、楽しく読めました(興味の無い人にはグロですが…)。
江戸の性意識についての弁で、時として論理の飛躍が感じられることも無くは無いですが、
まあご愛嬌です。【B】
野崎照弘『詭弁論理学』205p
パズル集?【C】
フランセス・アッシュクロフト『人間はどこまで耐えられるのか』372p
小中学生辺りに進めたい本ですね。なんとなく推薦図書っぽい印象があります。
科学に興味を持つ取っ掛かりになってくれるかも?【C】
塚本潔 『韓国企業モノづくりの衝撃』 p211 光文社新書
ほとんど既知の情報が多く、衝撃はなし。【D】
吉村昭 『漂流』 p437 新潮文庫
江戸時代、平凡な船乗りが無人島(現在の鳥島)に漂着し、
12年に及ぶサバイバルの様子を描いたノンフィクション(?)。
事実を淡々と述べていく文体にも関わらず、常に先へ先へと
読み進ませる力を持った小説だった。
素晴らしい。【A】
加算するの忘れますた・・・。
大牟羅良「ものいわぬ農民」208p岩波新書
著者が行商生活で知った岩手県奥地の農民の生活を農民の言葉を意識して書いている。
農民の社会の貧しさや閉鎖性などがよく描かれている。【B】
和田春樹編「ロシア史」436p 山川出版
王朝系図や歴代元首・首相一覧などがついており、とてもお買い得な一冊。
おおまかなロシアの歴史を知るにはちょうどいい。【B】
445 :
メルトン♪ 1702:02/11/27 02:34
科学論入門 佐々木 力 岩波新書 P223
カルボニエ「床屋医者パレ」福武文庫245p
従軍・新技術発見・著述・論争の繰り返しの生涯
この薄さに無理にまとめたため
かなり退屈ですな【C】
高田嵩史『試験に出ないパズル』 講談社【D】 P267
軽ーく読み流し。
春日武彦「不幸になりたがる人たち 自虐思考と破滅願望」
文春新書 193P
著者は精神科医。人間には不幸を求めているとしか思えないような行動をとるものがいる。
本書ではそれらの人々について精神科医の経験を生かした考察を行っている。
著者は冒頭で読後感は悪いだろうと、ことわっているが全然そんなことはなく
最後まで楽しく読むことが出来た。【B】
小林章夫「賭けとイギリス人」ちくま新書218p
イギリスでの賭博の歴史を解説。
イギリス人がなぜ賭博好きなのか、など興味深い内容を考察している。【B】
笠井潔『哲学者の密室』創元推理文庫 226p(途中)
中篇を読了。
450 :
メルトン♪ 1926 :02/12/01 04:04
迷宮学 和泉 雅人 講談社現代新書 P224
ビートたけし「たけしの20世紀日本史」新潮文庫209p
読みやすい上、意外な事件や出来事が同じ時期だったんだなーとか思ったり
なかなかしっかりした内容だった。【B】
マックス・A・コリンズ「ウィンドトーカーズ」新潮文庫293p
映画のノベライズだけど戦闘描写が凄く出来のイイ部類。
しかしお話がイマイチ。アメリカ人に都合良過ぎるしな・・【D】
隆慶一郎「時代小説の愉しみ」講談社文庫209p
歴史エッセイ+雑記というような本。作者の男気がかこいいね。
もっと厚い本だったら・・というのも無いものねだりか。【C】
瀬戸川猛資「夢想の研究」早川書房262p
映画と小説についてのエッセイ。とにかく作者の博識に圧倒される。
ビデオ屋にいきたくなったよ【A】
太宰治『斜陽』新潮文庫・・・200p【B】
太宰の四つの人格(登場人物)が織り成す地獄絵図・・・ってことなんでしょうか?
川端康成『雪国』新潮文庫・・・172p【B】
「来るって言ったら来たでしょ?来るって言ったら来たでしょ?」萌ぇ〜
村上春樹『うずまき猫のみつけ方』新潮文庫・・・255p【C】
写真の多いエッセイ。
村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』新潮文庫・・・122p【C】
アイルランドの牧羊や町並みのスナップがとてもきれい
坂口安吾『堕落論』新潮文庫・・・282p【C】
彼流の文学論、歴史方法論、政治論を思いっきり披露
星新一(編)『ショートショートの広場1』講談社文庫・・・323p【B】
長短篇集。ちょっとした休憩時間などに最適。
中山康樹『超ジャズ入門』集英社新書・・・269p【E】
冒頭で「ダメな入門書」の例を挙げているが、この本自体結局その類。
たしかに音楽は「聴かなきゃ分からない」のは当たり前なんだが、
それだけだとこの本の存在理由がなくなる。
舞城王太郎『煙か土か食い物』【B】(P365)
スピーディー!いやー。メフィスト系では久々に良いのではないかと。
スティーヴン・キング「ドラゴンの眼」アーティストハウス
上:286p 下317p
童話風の設定に粘着な語り口はやや不似合いですな
キングの中では【C】
なだいなだ「神、この人間的なもの」岩波新書218p
宗教について対話形式で考察。
読んでいるうちに宗教に対する見方がじりじりと力で押されていって
最後はまったく変わってしまった。【A】
456 :
メルトン♪ 2148 :02/12/05 02:41
ウィトゲンシュタイン入門 永井 均 ちくま新書 P222
川端康成『古都』新潮文庫・・・251p【B】
京都を舞台にした家族愛小説。
武者小路実篤『愛と死』新潮文庫・・・108p【A】
失恋小説。
松岡圭祐「千里眼」430P 小学館
【B】ゾッとする描写が多くて(・∀・)イイ!!
でも正直続編は必要ない気が…、十分まとまるのに
松岡圭祐「ミドリの猿」356P
【D】一気に大風呂敷を拡げ過ぎた感が強い
続きあるよね?!(´Д`;)
下山進「アメリカ・ジャーナリズム」丸善ライブラリー 264p
著者がコロンビア大学のジャーナリズムスクールに留学した時の体験や
そのときに学んだアメリカのジャーナリズムについて。【C】
プラトン「プロタゴラス」岩波文庫 204p
徳は教えることが出来るか、をソクラテスとプロタゴラスが議論する。
軽く読めてしかも得るものが大きい一冊だった【A】
川上弘美 『蛇を踏む』 文春文庫 (P170)【C】
「うそばなし」がまだ流暢じゃない感じがする。
最近のは「うそ」がもっと滑らか。
461 :
メルトン♪ 2042:02/12/10 00:55
最新・北朝鮮データブック 重村 智計 P254
長坂秀佳 『寄生木』 角川ホラー文庫 (P477)【E】
時間を無駄にしたなぁーと。
京極夏彦「姑獲鳥(うぶめ)の夏」講談社430p
再読
やはり一気に読ませますな【B】
恩田陸 『蛇行する川のほとり1』 中央公論新社 (P123)
三部作の第一作目という事で、評価なしで。
続きが気になりますが、刊行が4月だそうで。
ま…待てない。
宮塚利雄「浮浪児と美女軍団 北朝鮮の暮らし」小学館文庫 217p
著者が集めた北朝鮮グッズの写真満載。
一昔前の日本のような生活感が味わえる。【B】
辺真一「狡猾、滑稽な「将軍様」 「金正日の真実」」小学館文庫215p
金正日を主題に北朝鮮を解析。
全然この本とは関係ないけど、きむじょんいるって、金正日に
漢字一発変換できたのね。イ・スンマンは駄目なのに・・・。【B】
中島義道「哲学の教科書」講談社学術文庫 365p
哲学や哲学するということについて説明。
わかりやすくあくまで一般向けの入門書としてかかれているので
著者の本の中ではかなり読みやすい気がした。【A】
J・K・ローリング 『ハリーポッターと炎のゴブレッド』上・下(1130)
靜山社【B】
今までの中で一番好きだ。
今から映画版が楽しみ。
467 :
りーす(254):02/12/13 09:50
おっ!ここ面白そう。
半年遅れ位ですが、参加しても良いですか?
『勝てば官軍』 藤田田(著)(KKベストセラーズ) 254p【C】
書名だけだと、反感を買いそうですが、成功者の嫌味な自慢話ではなく、
中身はまともです。ちなみに藤田田は日本マクドナルドを創った方。
藤田田(デンと発音して下さい) という但し書きが笑える。
誤植では無く、本名です。
J.D.サリンジャー/野崎孝訳『ライ麦畑でつかまえて』白水社・・・339p【A】
古本屋で購入。有名な作品にはそれだけの理由があるってことが分かった。
少年から大人に変わる時期の微妙な心を表現している。
>>467 参加大歓迎デス
松岡圭祐「千里眼/運命の暗示」小学館(330P)
【D】主人公マンセーもいいかげんにしる!
鈴木光司「リング」角川書店
【E】非科学極まりない…
こんなスレがあったなんて。あたしも参加します!
とりあえず読んだやつを書いていけばいいのね。
フレッド・ウルマン/清水徹・美智子訳『友情』集英社・・・143p
身分の違う二人の少年が出会い、その瞬間から互いが必要だと
感じ戸惑いながらも友達になる。チョト少女漫画ちっくでもあるが
背景にあるドイツの風景が素晴らしい【A】
梁石日/『闇の子供たち』解放出版社・・・401p
タイ国境や難民の子供達を売買するブローカーの暗躍と
売春を強要される子供達の話。あまりにも衝撃的で
タメ息しかでない。【D】
鈴木光司「らせん」角川書店
【E】結局続き読んじゃった(´Д`;)
472 :
りーす(1214):02/12/14 21:31
図書館で借りた本の返却期限なので、頑張った。
ここに来なかったら、きっと、読まずに返していただろう・・・
『レキシントンの幽霊』村上春樹(著)(文藝春秋)235p【C】
村上春樹の短編集。
『堕ちていく僕たち』森博嗣(著)(集英社) 258p【C】
ラーメンを食べた男女の性別が変わってしまう短編が5作。
『工学部・水柿助教授の日常』森博嗣(著)(幻冬舎)266p【C】
『仄暗い水の底から』鈴木光司(著)(角川書店) 259p【C】
「水」にまつわるホラーの短編集。とは言っても、夜、トイレに行けなくなる程でもない。
ちなみに、夕方になってから睡魔に襲われ、返しに行けなかったというオチもつく。
473 :
北家ケンシロウ(5000):02/12/14 22:19
長谷川三千子『からごころ』中公双書【C】
※旧かなづかいがよい。大東亜戦争「否定」論。
氏家幹人『武士道とエロス』講談社現代新書【C】
※今でも九州には男色の伝統あるんですか? 少年愛の歴史。
小谷野敦『中庸、ときどきラディカル』筑摩書房【A】
※腹かかえて笑った。私的ナショナリズム論ほか。
小浜逸郎『人生を深く味わう読書』春秋社【B】
※いいねぇ。ライトな文芸評論。
なだいなだ「民族という名の宗教」岩波新書208p
宗教や民族、国家などと比較しながら
歴史の中での社会主義の位置づけをする。【B】
加賀乙彦「死刑囚の記録」中公新書233p
獄中の囚人たちを精神科医である著者が面接した記録。
常に死に向き合って生きなければならない死刑囚たちの生活は興味深い。
【B】
新規参加者がいると嬉しいですねえヽ(´▽`)ノ
岩崎正吾/『探偵の冬あるいはシャーロックホームズの絶望』創元クライムクラブ・・・265p
ホームズ(基地外患者)ワトスン(精神病医師)という何だかすごい設定の
パスティーシュ。二人が兄弟というのがポイントだったな。【D】
476 :
阻止系地獄(8160) :02/12/17 14:55
久しぶりに復活。日曜日に公務員試験の筆記が終わったので
読書する時間ができた・・・
『ニッポンは面白いか』講談社選書メチエ 230p
【C】日本の文化が外国からどう見られているか、親日家の外国人達が
様々な角度から分析している。
477 :
すー(490):02/12/17 16:01
参加しま〜す。瀬名秀明「パラサイト・イヴ」角川ホラー文庫 490p
2年ぶりに読み返してみたら、前はあんなにつまらないと思ってたのに、結構楽しく読めた。
Ethel Lina White "The Lady Vanishes" ibooks 245p
有名な映画の原作らしいですがよく知りません
皮肉な持って回った表現が多くて英語的に難しいですな
不安に満ちた導入の部分とさらりとしたラストにギャップあり
前回加算を忘れておりました
吉村昭 『脱出』 p257 新潮文庫
短編集なのでそれほど期待していなかったが、印象に残る
作品がいくつかあり得した気分。
この人の作品の多くは真実味があるので(・∀・)イイ!!【B】
臼井隆一郎 『コーヒーが廻り世界史が廻る』 p234 中公新書
コーヒー好きなので。
コーヒーの由来と、それに纏わる世界史の流れを知ることが出来る。
カフェというのがこれほどまでに形骸化してしまうとは・・・。【C】
橘玲 『お金持ちになれる黄金の羽の拾い方』 p261 幻冬舎
タイトルは今流行りの金持ち本に有り勝ちな文句だが、
サラリーマンへ向けての「システムのダークサイドを歩くな」
という著者のメッセージの裏返しか。【C】
気づいたら今月初めての記録。
随分新しい人が増えましたね。
480 :
りーす(2422):02/12/18 02:36
『九百人のお祖母さん』R・Aラファティ(著)(ハヤカワ文庫)539p【D】
「これはおもしろい」「買いなさい!」なんて、帯に書いていたが、
どこが面白いのか理解出来なかった。自分的には買って失敗・・・
『Zカー』片山豊、財部誠一(著)(光文社新書)196p【C】
NHKのプロジェクトXでも紹介された、Zカーにまつわるドラマ。
日産がくだらない内部抗争で腐敗したが故に業績が低迷したのが必然ならば、
カルロス・ゴーンがそれを復活させたのも必然だったのだろう。
その他
『空で逢うとき』川西蘭(著)(河出文庫)246p【C】
『春一番が吹くまで』川西蘭(著)(河出文庫)227p【C】
481 :
阻止系地獄(8370):02/12/18 21:00
林田愼之助『「タオ=道」の思想』210p 講談社現代新書
【B】老子の思想について、名言等を通じて要領よく纏めている。
老子が逆説的な表現を多く用いていること、様々な言葉からアンチ
孔子であることが見て取れる。
482 :
すー(739):02/12/18 23:49
芥川龍之介「河童・或阿呆の一生」247p 新潮文庫
【A】果てしなく鬱。著者の世界に引き込まれます。
ダン・シモンズ「エンディミオンの覚醒」上703p下717p早川書房
ページをめくるのももどかしいですな
イエス・キリストの暗喩にとどまらぬ新たなメシアを描き出した力量に敬服【A】
チャック・パラニューク「ファイト・クラブ」281p 早川書房
ぶっ飛んだ小説としかいいようがない。でもおもしろかったので【B】
485 :
メルトン♪2322:02/12/21 03:27
健康ブームを問う 飯島 祐一 岩波新書 P174
486 :
トビ子(809):02/12/21 15:15
京極夏彦『姑獲鳥の夏』講談社文庫 630p
京極堂シリーズ第一弾。ミステリ要素的にはチョトぬるいかも
しれないが、憑き物の概念とか民俗学の説明とかが最高。
登場人物のキャラも濃くてすごい魅力を感じる。
何で今まで読まなかったんだろう【B】
487 :
ひのきのぼう ◆63bVFnevNc :02/12/21 15:57
>>451の
>マックス・A・コリンズ
が(・A・)イクナイ に見えた。あと
>>480の
>『Zカー』
がやっぱり乙カレーに見えてしまった。こんな私ですが
参加させてください。
ヨースタイン・ゴルデル 『アドヴェント・カレンダー』P311 NHK出版【B】
クリスマスが待ち遠しくなりますな−。
489 :
無名草子さん:02/12/21 23:00
自分と同じ本を読んでいる人がおいでなのは嬉しい限りですな
491 :
りーす(4082):02/12/22 15:30
『ケインとアベル』(上) ジェフリー・アーチャー(著)(新潮文庫)386p 【B】
『ケインとアベル』(下) ジェフリー・アーチャー(著)(新潮文庫)353p 【B】
『ロスノフスキ家の娘』(上) ジェフリー・アーチャー(著)(新潮文庫)378p 【B】
『ロスノフスキ家の娘』(下) ジェフリー・アーチャー(著)(新潮文庫)321p 【B】
「何で今時、ケインとアベルなんて読むん?あれって、高校生が読む本じゃないの?」
と、ツッコミを入れられてしまったが、当時は、全く読書する意欲が無かったし、
今更ですが、『ケインとアベル』、続編の『ロスノフスキ家の娘』と、続けて読破。
『ONとOFF』出井伸之(著)(新潮社) 222p【B】
ソニーのトップ、出井氏(ソニー株式会社会長兼CEO)のエッセイ。
それにしても、ソニーは人材の層が厚い。
北川東子「ハイデガー 存在の謎について考える」NHK出版110p
存在や自分をハイデガーの捉え方で見ていく。【B】
長野まゆみ 『宇宙百貨活劇』 河出文庫 (P174)【B】
独特の世界観。面白いねぇ。
鈴木光司「リング」角川ホラー文庫 331p
一気に読み終えた。結構面白い【B】
しばらく来なかったらだいぶ溜まっちゃったな…。とりあえず文庫だけ。
井沢元彦 解説『読売vs朝日社説対決50年』中央新書ラクレ316p【D】
拓殖久慶 解説『読売vs朝日社説対決 北朝鮮問題』中央新書ラクレ204p【D】
甲野善紀『武術の新・人間学』PHP文庫248p【D】
森島恒雄『魔女狩り』岩波新書207p【B】
鎌田慧『ドキュメント屠場』岩波新書232p【E】
関根清三『倫理の探索』中公新書245p【C】
「映画の見方がわかる本」町山智浩 洋泉社253p
70年代の問題作を取り上げ作品を読み解こうとする試み。けっこう好きなタイトルがでるので
かなり楽しく読めた。あまり好きではなかったスタローン「ロッキー」のくだりが良かった。
ビデオで見なおしてみよっと【C】
「バンドーに訊け!」坂東齢人 文春文庫395p
作家馳星周のデビュー前に本の雑誌で連載していた書評集。リアルタイムで読んでいたので懐かしい。
この人の青春小説のセレクトは好きでけっこう参考にしてた。【B】
「半落ち」横山秀夫 講談社297p
年末のミステリーベストテンで評判なので慌てて読む。6つの短編からなる連作長編。
長編として読むとラストの落ちが自分としてはイマイチだったので弱いけど
それぞれのエピソードに必ず胸を衝かれる一瞬があるのは素晴らしい【B】
というわけでなんとか年内にゴールイン。今年は環境の変化もあって本が読めずつらかった。
来年はもっとピッチを上げたいと思います。
おめでとうございますB37様
498 :
阻止系地獄(8950):02/12/24 15:31
「マクロ経済学(下)」オリヴィエ・ブランシャール 東洋経済 580p
分厚いテキストは参照ONLYって感じで、腰を落ち着けて読んだことは
なかった。
【B】財政赤字や失業の経済的分析など、興味深いtopicが沢山。
経済学部でないと読むのはきついかもしれない。その割には式の
説明が直感的な部分が多かった。
>>B37様
おめでとうございまーすヽ(´▽`)ノ☆
>>499 (・∀・)イイ!
宮崎哲弥編著「人権を疑え!」洋泉社新書204p
人権を架空の人工物として捉えた意見が大半を占める。
どの意見もそれなりに納得する点があり、
人権を肯定する立場の論もよんでみたくなった。【B】
ザミャーチン「われら」岩波文庫371p
「1984年」の源流
個人的に露文は観念的で好きになれません【c】
ハーラン・エリスン「世界の中心で愛を叫んだけもの」ハヤカワ文庫428p
途中で物語の流れがぐいっと捻じ曲がる感じがたまりませんな
翻訳がやや古いです【B】
高木彬光「初稿・刺青殺人事件」扶桑社文庫482p
生硬な文章で読みにくさもありますが刺青描写はすでに改稿版と変わらず
作者の思い入れを感じさせます【B】
時に短編「白雪姫」のトリックは手が凍傷になるのではないでしょうか
笠井潔『哲学者の密室』創元推理文庫 498p・・・B
後篇を読了。
矢吹駆シリーズ第4弾。イリイチの謎が徐々に明らかに・・・。
非常に面白かったです。でもこの人、建物の記述がイマイチかな。
フレイザー『【図説】金枝篇』東京書籍385p
原書は十三巻ぐらいあるらしいがとりあえず雰囲気は掴める。【C】
フィリップ・カーティン『異文化間交易の世界史』NTT出版338p
異文化間に散在しネットワークを形成する、共通の文化を持った交易民の歴史。
そこそこおもろい。【C】
サミュエル・ハンチントン『文明の衝突』集英社499p
やたら厚いがサクサク読めるのはなんでだろう【C】
ついに星ゲット(´ー`)ノ☆
なんとはなしに嬉しい…、年内に達成できて良かったあ。
これからもガンガン読むので、皆さん来年も宜しく〜。
505 :
無名草子さん :02/12/31 14:11
ほしゅ?
506 :
トビ子(2499) :02/12/31 16:14
>>七階冥途様
おめでとうございます☆
京極夏彦『魍魎の匣』講談社文庫 1060p
返す返すも何故今までこのシリーズ読まなかったのかと(以下略)
前作よりキャラクターがずっと引き立っていて解りやすい。
推理小説とは言えないかもしれないが霊能関係の蘊蓄が良い。
2002年最後に自分好みの本に出会えてしあわせ【A】
みなさま良いお年を
ベン・ライス 『空から兵隊がふってきた』(P92)【B】
最後まで説明のつかないことがある本は、基本的にあまり好きではないんだが、
これは、素直に良いと思えた。
B37様、七階冥途様
おめでとうございます。
そしてこのスレの皆様。良いお年を!
武者小路実篤『友情』新潮文庫150p・・・【B】
友情を取るか愛を取るかの選択を迫られる青春小説。
読みやすい文体がいい。
M・ギルモア『心臓を貫かれて』文春文庫405p
M・ギルモア『心臓を貫かれて』文春文庫383p・・・【C】
銃殺刑を自ら求めた殺人犯を兄に持つ著者が
一家にまつわる呪いの根源を解き明かすべく書き上げたクロニクル。
スジが回りくどいが家族への愛憎の描き方は秀逸。だと思った。
>>496>>504おめでとうございます!
みなさんよいお年を!
あっというまに年が明けてしまいました。
まだ読んでない本いっぱいあったのに・・・
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
皆様今年もどうぞよろしう。
>>七階冥途様
おめでとうございます!
ヽ(´▽`)ノ☆
永井均「<子ども>のための哲学」講談社現代新書216p
「なぜ僕は存在するのか」と「なぜ悪いことはしてはいけないのか」という
著者自身が子どものときから強く感じていた二つの問いについて考えることで
哲学のやり方を伝える哲学の入門書として書かれた本。
それぞれの問いについての思考過程もとても興味深く、考えさせられる。【A】
510 :
りーす(5897):03/01/01 14:22
明けましておめでとうございます。
とりあえず、年内に片付いた新書だけ・・・
『わが心の小説家たち』吉村昭(著)(平凡社新書) 187p【C】
『古今黄金譚』林望(著)(平凡社新書) 242p【C】
『日本の無思想』 加藤典洋(著)(平凡社新書) 296p【C】
『安全保障とは何か』江畑謙介(著)(平凡社新書) 211p【C】
『ユーロは世界を変える』相沢幸悦(著)(平凡社新書) 214p【C】
『国会議員』上田耕一郎(著)(平凡社新書) 225p【C】
『J‐POP進化論』佐藤良明(著)(平凡社新書) 218p【C】
『DV』豊田正義(著)(光文社新書) 212p【C】
511 :
無名草子さん:03/01/01 14:48
age
512 :
無名草子さん:03/01/01 16:04
☆ チン マラソンダ〜
オナカイパーイ
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・) < パスタ食ったからな!
\_/⊂ ⊂_ ) \__________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /| クリームソース(゚д゚)ウマ〜
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
513 :
okiro(553):03/01/02 17:07
小学生の時の、秋の読書週間を思い出しました。
何か楽しそう!
ペース遅いですが、籍おかせてくださいまし。
よろしくお願いします。
『スキップ』北村薫 (新潮文庫)553p【C】
514 :
あかね(574):03/01/02 23:54
見つけたついでに参加
『ハリーポッターとアズカバンの囚人』 J.K.ローリング 【B】
お正月を利用してまずはハリポタシリーズ全部読みたいわん
>>506 ありがとっ。
みなさんも新年明けましておめでとうございます。
新規の方もそうじゃない方も、一緒に、「目指せ!100000ページ」ッ!
喜安朗 編『ドーミエ風刺画の世界』岩波文庫278p
今年の初笑い(笑)。
図版を109枚収録で、それぞれに解説付きと構成もなかなか面白いです。【A】
516 :
無名草子さん:03/01/03 02:08
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1h4n/japanese/
517 :
トビ子(982):03/01/03 09:42
あけおめことよろ
一反リセットして新たに読書がんばります。
京極夏彦『狂骨の夢』講談社文庫 982p
なんか京極堂がいちばん憑物落としらしく、
関口が鬱病らしく見えた作品。
事件背景的にひねりがあるし、トリックも個性的。
でも『魍魎の匣』のほうが好き【C】
新年明けましておめでとうございまーす。
七階冥途様
おめでとうございます。
おれも2周目がんばるぞ!
「コラムの逆襲」小林信彦 新潮社 295p
あまり小林信彦の小説も読まなくなって久しいけど「コラム」シリーズなどの
時評は好きだ。最近映画もあまり観てないからビデオ借りる時の参考にしたい。
しかし「陰陽師」(映画の方ね)を褒めてるのにはハァ?だが。【B】
「さみしさの周波数」乙一 角川スニーカー文庫 205p
四つ短編の中では「失はれた物語」が心に引っかかるお話だった。
全体的に少し薄味な気がするものの新年早々乙一の文章が読めるのは嬉しい【C】
「終戦のローレライ」(上)福井晴敏 453p
とりあえず手応えアリなので下巻が楽しみだ。
519 :
無名草子さん:03/01/07 09:43
ここは無いときはホントに書き込みがないな。
520 :
機甲自転車(200) ◆OLMrOd1JGM :03/01/07 10:51
「俺があいつであいつが俺で」200p端数切捨て
ディスカウントストアの古本コーナーにて十円で購入。
もちろん児童書なのだけど題材が好み。【C】
521 :
メルトン♪2514:03/01/07 11:44
不幸になりたがる人たち 春日武彦 文春新書
522 :
山師(☆2299):03/01/08 01:21
遅ればせながら明けましておめでとうございます
今年も読書でマターリしましょう( ゚Д゚)y─┛~~
貴志祐介「青の炎」 角川書店 397P
【A】泣ける…、やはり文章みせるのうまいなあ。
久世光彦「早く昔になればいい」 中央公論社 216P
【B】捉えどころがないのが良い!この短さだからこそ幻想的なところが生きてる。
司城志朗「ゲノム・ハザード」 文芸春秋 295P
【D】設定で無理をしすぎたのか!結局何が言いたかったのかよくわからない…
夏目漱石『それから』新潮文庫302p・・・【A】
自分の中の漱石チャートでは『こころ』を抜いて一位にランクイン(w
ディケンズ『クリスマス・カロル』新潮文庫151p・・・【B】
クリスマス噺で心が和みます。
大江健三郎『見るまえに跳べ』新潮文庫367p・・・【C】
短編集。メタファーとして動物や家畜を取り上げたものが多い。
今さらながら、みなさま、明けましておめでとうございます。
光原百合 『十八の夏』 双葉社 (P264) 【A】
読後感が良いですね。余韻に浸れる。
新年早々良い本に出会えたことに感謝です。
せっかくなんで、読んだ冊数もカウントしていくことにします。
熊野純彦「カント 世界の限界を経験することは可能か」NHK出版125p
カントのアンティノミーなどを考えながら経験を超えた存在などを考察していく。
張り切って読んでみたものの良くわからなかったような・・・。
もう少し大人になってから読むとしよう。
でも世界は有限か無限かなどの具体的な部分は面白く読めた。【B】
526 :
りーす(5897):03/01/12 15:25
『夢で会いましょう』村上春樹、糸井重里(著) (講談社文庫)232p【D】
村上春樹にしては、面白くなさすぎな気が・・・。
或いは、獏が食い散らかした様な、意味不明の話の内容を理解するだけの
感性に欠けていただけなのかも!?
『東京広尾 アロマフレスカの厨房から』原田慎次、浅妻千映子(著)光文社新書 219p【C】
イタリア料理を食べたくなって来る本。
『サラリーマン・リカバリー』大前研一(著) (小学館)217p 【C】
『やりたいことは全部やれ!』大前研一(著) (講談社)240p 【C】
『一人勝ちの経済学』 大前研一(著) (光文社)323p 【C】
大前氏の著書をまとめて。
しかし、最近、内容が薄い気がするのは気のせい?
『クロネコヤマト 顧客満足主義経営』淵沢進(著)(PHP)253p 【C】
理念と、その素晴らしい役割は、わかった。
本の批評ではないのだが、破損事故の多さをどうにかしてもらい。
527 :
りーす(7592):03/01/12 15:32
確認画面を飛ばして、いきなり書き込み完了にされてしまった・・・
追加
『駅弁大会』京王百貨店駅弁チーム(著)(光文社新書) 211p 【C】
表から舞台裏まで、駅弁にまつわる、とっても美味しそうな話。駅弁食べたくなって来た(笑)。
そう言えば、ニュースでやってたけど、今、開催中?
飛行機か新幹線を使ってまで行く気にはなれないけど、一度見てみたい。
(^^)
529 :
メルトン♪ 2730:03/01/13 01:10
インフォームドコンセント 中公新書 水野 肇
530 :
トビ子(2763):03/01/13 15:07
『鉄鼠の檻』京極夏彦 講談社文庫 1359p
禅堂坊主連続殺人。この一冊で日本の禅や宗教体験などが
かなり高いレベルで理解できることうけあい。
イケメンも多い。だが女は極端に少ない【B】
『魔羅節』岩井志麻子 新潮社 201p
こちらは男よりむしろオナゴの暗躍が(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
8編の短編集。「乞食柱」がよかった。
あたしがもしまだ十代でこの本読んでたらうなされてたかも【B】
『食糧棚』ジム・クレイス/渡辺佐智恵訳 白水社 221p
何と64話もの短編。こんなにあるからハッとする素晴らしい話もあれば
だから?とスルーしたくなる作品まで様々。全てに共通するのが
食べ物が主役であること。そこに人々の思惑や嫉妬や共感や哀愁や
いろんなものが塗り込められている【C】
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
今年お初です。
休み中は漫画の横光三国志全60巻を読破したりしていて
こっちの方はなかなか思うように進まず・・・。
中島茂 秋山進 『社長!それは「法律」問題です』 p326 日経新聞社
法人業務の法律ネタからコンプライアンスの考え方まで対話形式でわかりやすい。【C】
山岡荘八 『徳川家康2』 p437 講談社文庫
いつ読み終えるのだろうか・・・。
橘玲 『マネーロンダリング』 p416 幻冬舎
金融のカラクリをサスペンスで見事に表現。エンターテインメントとして十分楽しめる。【B】
神田昌典 『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』 p354 ダイヤモンド社
コンセプトは面白いが、ネーミングなどにコンサル的な胡散臭さが滲みでてて萎え。【C】
ジョン・ル・カレ 『リトル・ドラマー・ガール』 早川書房 (P505)【C】
自分の知識のなさが恨めしい。
乙一 『さみしさの周波数』 (P202) 【C】 角川スニーカー文庫
なんだか微妙。
ん?総ページ数間違いますた。
大江健三郎『私という小説家の作り方』新潮文庫196p・・・【C】
著者が己の小説家人生を熱弁。
小説を書くということについていろいろ考えさせられます。
>>534 おお、リーチかかってますな。
平野啓一郎 『日蝕』 新潮文庫 (P204) 【D】
参った。何が面白いのかサッパリ分らなかった。
>>535 これでツモってアガリです。
やった。☆ゲットだ。
ロマンス小説アンソロジー "'Tis The Season" HARLEQUIN 298p
人間疲れると甘いものが欲しくなりますな【C】
おめでとうございますトリ様
夢野久作『ドグラ・マグラ(上)』324p 角川文庫
『ドグラ・マグラ(下)』377p 角川文庫・・・A
幸い、悪夢はみませんでした。
表紙がエロくて良いです。
森達也 『スプーン』 p358 飛鳥新社
ノンフィクションとしては物足りないが、普通に読み物として面白い。【B】
540 :
トビ子(3112):03/01/17 23:52
トリ様、レッド・マジック様
おめでとうございます☆
『レイチェルと魔導士の誓い』クリフ・マクニッシュ/金沢瑞人・松山美保訳 理論社 349p
3部作の最終話。今までの登場人物総動員で送るファンタジー小説。
世界どころか宇宙をまたにかけて戦う少女レイチェル。
これ読んじゃうと箒がなければ空が飛べないハリーポッターは不便だと感じてしまう【C】
541 :
りーす(9081):03/01/19 00:31
『非連続の時代』出井伸之(著)(新潮社) 234p【C】
ソニーCEO出井氏の著書。ソニー関連の本は、思わず買ってしまう・・・。
『ヤフーだけが知っている』坂爪一郎(著)(青春出版社) 203p【C】
ヤフーBBに関する著書。
『奥様はネットワーカ』森博嗣(著) (メディアファクトリー)221p【B】
読んでいる途中、話の内容に不自然な違和感を覚えたが、そう言う結末とは!?
映画「シックス・センス」の如き展開。
『ソリトンの悪魔(上)』梅原克文(著) (朝日ソノラマ)465p 【C】
『ソリトンの悪魔(下)』梅原克文(著) (朝日ソノラマ)366p 【C】
ソリトン生命体や、ホロフォニクス理論等の設定が斬新。
ページ多くて疲れましたが・・・
542 :
メルトン♪ 2939:03/01/19 12:25
読書と社会科学 内田義彦 岩波新書
543 :
メルトン♪ 3149:03/01/21 01:12
論理思考と交渉スキル 高杉尚孝 光文社新書 P210
544 :
りーす(9662):03/01/21 02:34
『デパートB1物語』 吉田菊次郎(著) (平凡社新書) 220p【C】
デパート業界の舞台裏。
『伊藤真の民法入門』伊藤真(著) (日本評論社) 175p 【B】
『伊藤真の商法法門』伊藤真(著) (日本評論社) 186p 【B】
非常に判りやすい。黒板相手に授業してる様な講義よりは、よほど役に立つ。
545 :
祝♪こえび(10013):03/01/21 02:50
ガダラの豚 U 中島らも 集英社文庫 351p
森達也 『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』 角川文庫 261p 【A】
『スプーン』に続いてもう一冊森達也のものを。
オウムに対して思考停止してしまった自分を認識出来ただけで価値があった。
「理解」とかっていう次元で語る現象ではないと思うけど、
だからといってそこで思考を止めてしまって無理矢理答えを出してもね。
ぜひ映像作品の方も見てみたい。
>>544 りーすさん
伊藤真って評判良いですよね。
今度商法読んでみようと思います。
ああ、加算し忘れ・・・。
最近、このスレのログから自分のレスをEXCELに貼り付けて一覧にしてみました。
今まで計算機使って総ページ数計算するのが面倒になってしまったので・・・。
月にどれぐらい本を読んだか一覧出来て便利です。
自分の過去の読書感想を見るのは意外と恥ずかしいものでした。
548 :
無名草子さん:03/01/22 19:36
ジョン・ル・カレ「リトル・ドラマー・ガール」ハヤカワ文庫上422p下395p
かすかにクリスマスですな
救いのない状況のつつましい救いが結構です【B】
レッド・マジック様リース様おめでとうこざいます
アラン・コルバン『においの歴史』藤原書店322p
なぜか昔嗅いだ汲み取りの強烈な臭いを思い出しました。あれは不思議に不快な印象は残ってませんが、
いま同じ臭いを嗅いで、平静でいられる自信はないかも、ですね〜(汗【B】
新井一『シナリオの基礎技術』335pダヴィッド社
新井一『シナリオの技術』256pダヴィッド社
基礎でシナリオの書き方そのものを解説、続きは力をつけるための実習方法がメイン。
いちいち納得できることばかりで…、タメになります。【B】
(^^)
森達也 『放送禁止歌』 解放出版社 189p 【B】
放送禁止とされる過程を探求することで徐々に怠惰で思考停止していく
メディアを浮き彫りにしていく。
この人はメディア側であるという自負はあるようだけど、結果的には
メディアの暗部を浮かび上がらせてしまうような作品になってしまうようだ。
取材力や文章力などはそれほど魅力的ではないのに、これだけ奇妙で
面白い作品なるのは、この人のユニークなポジショニングが
そうさせるのではないかと思った。
O・S・カード 『消えた少年たち』 早川書房 (P491) 【B】
イイ(・∀・)
家庭や家族の話として読める前半と、
ミステリー色が出てくる後半と、2度楽しめました。
お祝いしていただいた方、ありがとうございます!
レッド・マジック様、リース様、おめでとうこざいます
横光利一『日輪・春は馬車に乗って 他八編』岩波文庫299p・・・【C】
高校の国語の教科書にあった「笑われた子」収録が懐かしくて購入。
素朴で簡潔かつ味のある小説が多い。
岩波文庫編集部編『読書のたのしみ』岩波文庫別冊216p・・・【C】
木田元、佐高信など著名人25人の随筆集。
アキフ・ピリンチ 『猫たちの聖夜』 【B】 (P274) 早川書房
イイ(・∀・)
主人公がとっても魅力的。
556 :
トビ子(4501):03/01/29 00:02
こえび様
おめでとうございます☆
『絡新婦の理』京極夏彦 講談社文庫 1389p
少々中だるみの気配もあったが、それでも一気に読ませる力がある
(さすがに一気読みはできなかったけどw)
七転八転したあげくの終盤がこれまたスゴイ。でも関口出なくてショボン【B】
関係ないけど、1000ページ越の文庫本は背表紙側の活字がページに埋もれて
ぐいと開かないとよく見えない。。。
野矢茂樹「哲学の謎」講談社現代新書204p
哲学の代表的な問いを対話形式でわかりやすく見せてくれる。【C】
中村彰彦「禁じられた敵討」文春文庫263p
表題以外にも明治維新期を題材にとった短編が5つほど。【C】
中島義道「「時間」を哲学する」講談社現代新書214p
過去や未来が存在することの誤りを指摘し、
時間とは行為の積み重ね、と喝破する。【B】
神崎繁「ニーチェ どうして同情してはいけないのか」126p
作品を通してニーチェをよみこんでいく。【C】
558 :
テタ(912):03/01/30 01:54
最近見つけました。おもしろそうなので参加します。
『聊斎志異』蒲松齢 岩波文庫(上下) 925p
中国怪異集。92篇読むとさすがにどれがどれなのか区別がつかなくなった。
やたら出てくる生員に興味。【C】
559 :
テタ(925):03/01/30 01:57
いきなり総ページ数間違えた・・・
吉本佳生 『「投資リスク」の真実』 PHP 302p 【B】
パーセンテージによるリスク計算の過ちを例題を示しながら指摘していく。
正しく自分こそ罠にはまるタイプの人間でした。
単純そうな計算でもちゃんと電卓使おうとオモタ。
柴田よしき
「桜さがし」 312P 集英社
【C】アットホームな感じが良かった
「風精の棲む場所」 247P 原書房
【C】村の描写が良かったのでそっちに絞って欲しかった。
正直殺人云々はいらん
「紫のアリス」 302P 文芸春秋
【D】何か陰湿だなァ、っちゅうかラストが↓と
「象牙色の眠り」 293P 広済堂出版
【D】↑被りすぎ
北川歩実「透明な一日」 298P 北川歩実
【D】都 合 つ け す ぎ。
そもそも前健忘症の設定自体いらねえのでは?
「リアル鬼ごっこ」 331P 山田悠介
【D】何だコレ…。でも勢いで読んでしまった
おお、続々と完走されてる方が・・皆さんおめでとうございます。
ここしばらくのをまとめて、
終戦のローレライ 下巻 福井晴敏 講談社597p【A+】
迫力の海戦シーン、心に残るキャラクターたち、余韻の残るラスト。
個人的オールタイムベスト級の作品。
わが心臓のいたみ マイクル・コナリー 扶桑社490p【A】
謎解きの過程がスリリングなサイコスリラー。それを追うヒーロー像も素晴らしい。
ミステリーオーソ 原寮 早川書房340p【A】
小説を読んでるかのようなエッセイ。ジャズの話だけはよく分からんが文章が美しい。
微睡のセフィロト 沖方丁 徳間デュアル文庫187p
風邪引いてるのに無理に読んだら訳判らんようになってしまった・・・。
2ちゃんねるウラオモテ超入門 マイウェイ出版193p【C】
これから2ちゃんねるに参加しょう、という人には(と、いってもここにはおらんだろ・・)かなりよくできた参考書。
知っている情報ばかりでも楽しく読めた。
これがミステリガイドだ! 野崎六助 毎日新聞社370p【E】
まあタイトル通りの内容でそれなりに労作なんだろうが
とにかくこんなに「読みてー!」という気のおこらんガイドというのも凄すぎ・・、なんだこりゃ。
カウント忘れ、スマヌ。
A君(17)の戦争4・豪屋大介・富士見・370p
真珠湾の暁・佐藤大輔・徳間・189p
ニューギニア攻防戦(上)・谷甲州・中央公論・212p
ニューギニア攻防戦(下)・谷甲州・中央公論・207p
以上、すべて →C。
すべて続編とシリーズ周辺ばかり。
時間を作らなかったので、ろくなものを読んでない。
>>564 リーチですな(・∀・)
サガン『悲しみよこんにちは』新潮文庫164p・・・【D】
女性の書いた小説はよくわからんな。
大江健三郎『万延元年のフットボール』講談社学芸文庫473p・・・【B】
傑作といわれるこの文庫本。高い(1500円)ですが傑作です。
エドワード・D・ホック他『シャーロックホームズ ベーカー街の殺人』398p・・【C】
海外のミステリ作家数人が短編をドイル風に書いています。
566 :
七階冥途(☆3033):03/02/02 02:12
田中仁彦『ケルト神話と中世騎士物語』中公新書241p
う〜ん、文庫の限界もあるんだろうけど、神話とかもうちょっと詳しく読みたかった。【C】
工藤庸子『フランス恋愛小説論』岩波新書223p
いまいち。なんか本としてのバランスが悪いかも。【D】
田上時子・エクパットジャパン関西『知っていますか?子どもの性的虐待 一問一答』解放出版社112p
過激な潔癖症とでもいおうか、一部主張がdでるのがちょっと気になる。「子供→子ども」とか。
橋本健午『有害図書と青少年問題 大人のオモチャだった“青少年”』明石書店463p
悪書追放とか、健全育成だの、飽きもせず戦後からずっとやってるそうで…。
進歩のなさに体中から力が抜ける。【B】
沢木耕太郎『激しく倒れよ』文芸春秋 510p 【C】
この人のスポーツものは余り好きではないかも・・・。
山岡荘八『徳川家康3』講談社文庫 452p
Tori Phillips "The Dark Knight" HARLEQUIN 295P
だんだんマニア化していく自分が恐い【C】
>空谷 さん
伊藤真、非常にわかりやすいです。
今や、大学の書籍部等でも一番良い場所を占領している事が多いらしいですが・・・。
学者も、もっと頑張れ!?
『伊藤真の憲法入門』伊藤真(著) (日本評論社) 227p 【B】
この本で、ようやく憲法の理念にふれられた気がします。
『伊藤真の刑法法門』伊藤真(著) (日本評論社) 219p 【B】
殺人罪よりも重い罪があったり、放火既遂罪がどの時点で成立するか等、興味深い。
残りは、訴訟法2冊。
570 :
りーす(☆1835):03/02/04 16:19
『本格焼酎を愉しむ』田崎真也(著)(光文社新書)202p【C】
世界No1に輝いた事もある、田崎真也。ワインだけかと思いきや、焼酎にも詳しいとは・・・。
酒飲みには必読の書?なんか、ワインだけでなく、焼酎も飲みたくなって来た。
他
『夢ワイン』江川卓(著)(講談社)254p【C】
『酒ディスカウンター新時代』中西將夫(著)(同文舘)241p【C】
『あなたが金持ちサラリーマンになる方法』副島隆彦(著)(三笠書房)233p【C】
『ヴァイキング7つの教え』オッレ・ヘドクヴィスト&可兒鈴一郎(著)(徳間書店)259p【B】
『北京特派員』信太謙三(著)(平凡社新書)231p 【C】
>トリ様 ですな様
お蔭様で2週目突入。どうも有難うございます。
引き続き、よろしくです。
阿部 謹也「ハーメルンの笛吹き男」ちくま文庫319P
ハインリッヒやフリードリッヒやエーフェンシュタールや
名前の長い人ばかりで混乱しますな 入門書として【A】
コニー・ウィリス 『ドゥームズデイ・ブック』 早川書房 【B】 (P611)
現在と、過去とスリリングに展開していって
すいすい読める。
SFってあんまり読んでなかったのだけれど、
いいかもしれない。
>>570 お互いに頑張りましょーう。
っていうか、読むペース早いですねぇー。
見習わなくちゃ。
サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』新潮文庫302p・・・【B】
短編九編。
バナナフィッシュのサリンジャー節が(・∀・)イイ
訳者野崎孝は亡くなったがサリンジャーはまだ達者なんだろうか?
フィツジェラルド『マイ・ロスト・シティー』中公文庫217p・・・【C】
村上春樹訳の短編集。
エイドリアン・スライウォツキー『ザ・プロフィット』ダイヤモンド社 290p【B】
利益モデルを対話形式で解りやすく理解しようという、最近流行の『ザ・ゴール』っぽいもの。
最初の方の利益モデルは理解しやすかったが、徐々に複雑になっていく利益モデルの中で
理解しきれなかった所が若干あった。
こういった「解りやすく」がコンセプトの本としてはもうちょっと説明が多くてもよかったのでは。
植田正也『電通「鬼十則」』日新報道 196p【C】
309文字からなる「鬼十則」自体には良いことが書いてあるのだが、
作者自身にちょっとデムパが入ってて引いた。
かめくん・北野勇作・徳間デュアル文庫・300p
日本SF大賞のはずなのだが。特に新しいモノでもないし。
受賞理由が判らん。→D。
>>572 この作品を読んでから、ヴィールス性の病気が怖くなりました。
こちらの方はヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞のトリプルクラウンも納得。私もお勧めします。ネットで新刊がまだ買えるし。
鷺沢萠 『大統領のクリスマスツリー』 講談社 (P159) 【C】
ラブストーリー。切なくなりますな。
ただ、こんなのはありえないなぁと、冷静に思ってみたり。
>>575 トリプルクラウン?へぇー。そうなんですか。
よし。やっぱり色々読んでみよう。
あ。☆ゲットおめでとうございます。
577 :
トビ子(5611) :03/02/08 14:42
最近読んだものをまとめて・・・
『マークスの山』高村薫 早川書房 441p
改稿前の作品。前半は、やや遅めに進行するが後半から終盤に
かけてのスピード感がナイス。
「朝まで待てない、とうてい待てない」がいい。素晴らしい【B】
『それでも、警官は微笑う』日明恩 講談社 425p
マークス読んだ直後だったから「あぁ!合田刑事」
という描写あり。でもストーリー的には後味が悪い【D】
『悪童日記』アゴタ・クリストフ 堀茂樹訳 早川書房 244p
戦時中の環境の中、二人の子供が醒めた目でみる社会の縮図
この場合彼らが双子ってことがキーポイントなんだろうな【C】
舞城王太郎 『世界は密室でできている』 講談社ノベルス (P211) 【B】
スピード感やら、歯切れのよさやらがもう、たまりませんなぁー。
本多孝好 『MISSING』 双葉社 (P297) 【A】
まいった。すごくイイ(・∀・)
579 :
トビ子(5943):03/02/09 18:21
『GOTH』乙一 角川書店 332p
二日酔い状態でこの本読んで尚更頭痛くなったイタタタ・・・・
6編の続き物短編集。「土」がよかった。リスカ事件も。【C】
あー頭痛い。明日会社なのに。
580 :
みー(700):03/02/09 22:31
不振死体 徳間書店 シリル・ウェクト 360P
ナチスになったユダヤ人 DHC マイケル・スケイキン 340P
DHCが本出してることにビクーリ。
ロナルド・リチャード・ロバーツ
『エディソン郡の溝』 扶桑社 (P151) 【B】
『マディソン郡の橋』のパロディー。
お腹抱えて笑いますた。
ただ、翻訳者の後書きが長すぎで、しかも面白くない。
582 :
阻止系地獄(9160):03/02/11 01:31
ちょーひさしぶり
平野啓一郎『日蝕』新潮文庫 210p
【B】中世ヨーロッパで賢者の石の完成を夢見る錬金術師と修道僧の話。
読みの難解な漢字を鏤めた文面から独特な世界感が滲み出ている。
583 :
阻止系地獄(9360):03/02/11 03:39
原田宗典『はたらく青年』角川文庫 200p
【A】
簡単に言えば貧乏な早稲田大学生の肉体労働体験記だが、その種類や内容が半端でない。
エロ本の包装やら、神経を使う製本作業、オフィス清掃等・・・
就職を目前に控えた今読んでみると、学生時代に帰りたい気分になる。
584 :
みー(1101):03/02/11 10:22
グース パトリシア・ハーミーズ ソニーマガジンズ 190p
トパーズ 村上龍 角川書店 211p
いまごろグースよんだよ。
映画とかで話題になってるときはなぜか興味なかった。両作品とも読みやすかった
585 :
ニャンコ(p278):03/02/11 10:54
参加させてください
銀の檻を溶かして(278)【C】
なかなか面白かったがちょっと文章が読みにくかったかも。
中高生向き。
オトフリート・プロイスラー 『クラバート』 偕成社 (P376) 【C】
なにやら不思議なお話ですた。
高田嵩史 『Q・E・D 竹取伝説』 講談社ノベルス (P309) 【D】
小説として読むには苦しい。
話にまとまりが無い気が。
今朝も寒いですなあ。
永井均「これがニーチェだ」講談社現代新書221p
ニーチェを柔らかく扱っていたので面白くよむことができた。【A】
大塚公子「死刑囚の最後の瞬間」角川文庫213p
書名のとおりの内容で12人の死刑囚の執行までを追う。
著者は死刑制度反対のために書いたようにおもわれる。
執行を知らされてから執行までの死刑囚の持つ時間の濃さ、
これが少し羨ましくもある。【B】
サリンジャー『大工よ、屋根の梁を高く上げよ シーモア――序章――』新潮文庫241p・・・【B】
著者の兄シーモアに関する小説二編。
サリンジャーのユーモアセンスは天下一です。
太宰治『お伽草子』新潮文庫344p・・・【C】
民話・フォークロアをもとに創作された中期作品。
590 :
テタ(1122):03/02/14 00:38
『駆込寺蔭始末』隆慶一郎 光文社 197p
連作短編集。短いためか設定にあまり説得力がない。【C】
西村健「霞ヶ関残酷物語」中公新書ラクレ280p
著者は元技官。
とても霞の内部がよく書かれている。
官僚の考えていることは省利省益よりも、家に早く帰りたい、というのが泣かせる。
それとノンキャリは損してばかりでキャリアはウマーなのかと思っていたがそうでもないようだ。
早い話がどっちもマズーなわけですね。それでおいしいのは族議員と。【A】
大塚公子「「その日」はいつなのか―。」角川文庫224p
保険金殺人を犯した死刑囚長谷川敏彦が償いながら生きている日々を追う。
死刑をなくしたいあまり、人物描写等に
著者の私情が入りこんでいるような気がしてしまう。
が、迷いつつもキリスト教に救いを見出す過程などは無理なく書かれている【B】
中西立太『日本の軍装 改訂版 1930〜1945』大日本絵画58p
イラストで、しかもカラーだと細部までわかりやすくていいね。
写真とはまた違った良さがある。【A】
竹下節子『知の教科書 キリスト教』講談社選書メチエ251p
ふつうの入門書。【C】
小坂井澄『ローマ法王の権力と闘い』講談社+α新書221p
骨抜きだけど立場的にはまだまだ微妙な近現代十人の法王の話。【C】
谷川健一『日本の神々』岩波新書225p
各地の社や南方諸島に日本の古い神を尋ねる。
古い信仰は独特の気持ち悪さがあってなんとも。【C】
栗原成朗『ロシア異界幻想』岩波新書199p
キリスト教はここでも土着化しちゃってて、死生観とかいろいろ興味深いっす。【B】
593 :
無名草子さん :03/02/18 12:50
もう二周目終わりそうな人がいるのか…。
オレも頑張って読もっと…。
594 :
阻止系地獄(9620):03/02/18 19:39
中島らも逮捕記念(?)に
中島らも『人体模型の夜』集英社260p
【C】人体の一部分がおかしくなった人間たちのオムニバス式ミステリー
世にも奇妙な物語みたいな感じだ。
595 :
無名草子さん:03/02/18 19:50
西尾幹二「ニーチェとの対話」
596 :
無名草子さん:03/02/18 20:04
597 :
みー(3077):03/02/18 20:50
しばらくネットにつなげなかったので、まとめてあげます。
幼児殺人の快楽心理 徳間書店 ジョン・ダグラス 409p
フォレスト・ガンプ 講談社 ウィンストン・グルーム 296p
屍鬼 上巻 新潮社 小野不由美 545p
屍鬼 下巻 新潮社 小野不由美 726p
FBI心理分析捜査官 ハヤカワ書房 ロバート・レスラー 276p
フォレストガンプって、映画しか知らなかったけど。。。ずいぶんイメージ
ちがってた。たしか映画では、ジェニーががんぷのこどもを残して死んじゃう
んじゃなかったっけ?
泣こうとおもって、買ってきたのにあんまり泣けなかった。
598 :
トビ子(6504):03/02/18 23:10
『望楼館追想』エドワード・ケアリー 古屋美登里訳 文藝春秋 561p
常に白い手袋を着用し「他人の愛した物」をコレクションする主人公。
アパートメント望楼館に住む人間達が織りなす記憶の欠片と沈黙。
なんだかここまで書いて、すごくつまんなそうな表現しかできない自分鬱・・・
つまんないどころか、ここ最近読んだ中ではダントツに良かった。
感動とかそういう次元じゃなく横っ面を張られたような衝撃と思いもよらない
ラストシーンが、もースゴイ。スゴイ。間違いなく自信をもって【A】。
599 :
阻止系地獄(☆120):03/02/19 00:41
つーことで☆付けますね。
『罪と罰(下)』ドストエフスキー 新潮社500p
【B】以前上巻を読んだので、その続きを読んだ。
読み進んで行く度にラスコーリニコフが必死になってゆく様が見て取れる。
>>阻止系地獄さん
☆オメでトーございます。
ヽ( ´ー`)ノ
阿佐田哲也「牌の魔術師」角川文庫279p
短編がたくさん。【B】
牧秀彦「剣豪 その流派と名工」光文社新書291p
今まで中々わかりにくかった剣術の流派と、刀工の派を各派ごとに紹介。
説明は詳しく、しかもとっつきやすいように史上の有名な剣豪を取り上げたり
索引をつけたりと優しさが嬉しい。【A】
山内志朗「ライプニッツ なぜ私は世界にひとりしかいないのか」NHK出版123p
ライプニッツのモナド思想などを通して私の唯一性を考えていく。【B】
司馬遼太郎「殉死」文春文庫174p
乃木希典を描く。
司馬さんは乃木キライだとの噂を聞いていたので意外だった。
批判的な度合いも「坂の上の雲」ほどではない気がする。
高島俊男「明治タレント教授」文春文庫318p
新聞でちょっとでていたのでうっかり買ってみた。
よんでいて何か微妙にどっかで見たような芸風だと思っていたら、
解説で呉智英が、周りからよく似てるといわれている、
と書いていて納得。【B】
野矢茂樹「無限論の教室」講談社現代新書235p
無限とか集合とか対角線論法とか。
表面だけうっすらと味わった。【B】
>>599>>600 おめでとうございます♪
サリンジャー『フラニーとゾーイー』新潮文庫238p・・・【B】
小池滋・石塚裕子訳『ディケンズ短篇集』岩波文庫310p・・・【C】
村上春樹『遠い太鼓』講談社文庫569p・・・【C】
著者のヨーロッパ旅行・滞在記。
ギリシア、イタリア、イギリス、オーストリアなど。
しばらく来れないうちに、溜まってしまいました。
『ゲーム脳の恐怖』森昭雄(著) (NHK生活人新書)196p【C】
ゲーマーにとっては超恐い本。小さい頃にゲーム漬けになっていると、
脳の一部が発達せず、とんでもない事になるらしい。
『こんな私で良かったら…… 借金女王の超ビンボー日記』中村うさぎ(著)(角川書店)259p【C】
相変わらず、恐いです。この人・・・。ブランド物買いたい放題の、
買い物依存症の作家のエッセー?一体、どうやってカード決済日を
乗り越えているのだろうか?
『サラリーマンIT道場』大前研一(著) (小学館)317p【C】
ビジネス書としては大人気シリーズの第3弾。
『カラスバトル』矢崎葉子(著) (太田出版)228p【C】
現代の都市問題と化しつつある、カラスについてのノンフィクション。
『インコは戻ってきたか』 篠田節子(著) (集英社)397p【C】
地中海の島国キプロスを舞台とした長編小説。途中まで、話が淡々と進んで行き、
ちょっとダレる。後半盛り上がりを見せるが、「インコ」の意味は、最後まで
読まないとわかりませぬ・・・。
605 :
りーす(☆4567):03/02/22 16:12
『カーネル・サンダース』藤本隆一(著)(産能大学出版部)203p【B】
誰でも知ってるカーネル・サンダースおじさん。実は、65歳になってから、
ケンタッキー・フライドチキンを創業したなんて!!人生、何が起こるかわからない。
その他
『もう頬づえはつかない』見延典子(著)(講談社文庫)146p【C】
『いつのまにか晴れた空』見延典子(著)(講談社文庫)218p【C】
『未来を失った社会』マンフレート・ヴェールケ(著)(青土社)336p【C】
『超価格破壊と「製・配・販」同盟』高谷和夫(著)(産能大学出版部)211p【C】
『P&Gに見るECR革命』山崎康司(著)(ダイヤモンド社)234p【C】
『未解決殺人事件』タイム・ライフ(編)(同朋舎出版)294p【C】
まだ上巻だけど☆ゲットしときます。
夢野久作『ドグラ・マグラ(上)』角川文庫324p
607 :
阻止雄真実(☆620):03/02/23 06:07
HNかえました。
日本経済新聞『ゼミナール日本経済入門2002』 500p
【A】日本経済に関することが一通り分かる本。巷に跋扈する
理論解説を飛ばしたトンデモ本を読むより、こっちの方がいいと思う。
財政問題や景気循環等のテーマをそれぞれ「経済の現状」「理論分析」
「統計データ」に分けていてリズム良く読める。
>>パンダパンさん、白川道さん
二周目達成おめでとーございます。
中村敏雄『オフサイドはなぜ反則か』平凡社ライブラリー 297p 【B】
前へボールを運ぶことが目的のフットボールというスポーツに、
なぜ「前へのパスを制限する」オフサイドという矛盾するルールが
成立したのかを、イギリスのフットボールの歴史とともに明かしていく。
なぜ?と疑問に思いつつも自分の中で勝手に解答を用意していたことでも
ちゃんと調べるとやはりそれなりの理由があるものなんだと実感。
司馬遼太郎『坂の上の雲(一)』文春文庫 350p
司馬遼太郎『坂の上の雲(二)』文春文庫 407p
司馬遼太郎『坂の上の雲(三)』文春文庫 357p
609 :
テタ(1515):03/02/27 02:18
『史上最大の発明アルゴリスム』デイヴィッド・バーリンスキ 早川書房 393p
コンピュータには不可欠の概念、アルゴリスムをコンピュータの立場から
だけでなく、もっと広い視野から眺めている。
著者の良く言えば凝った、悪く言えば独りよがりの構成が読みづらい。
おもしろい部分もあるんだけど。【C】
610 :
ひのきのぼう ◆TJ9qoWuqvA :03/02/27 21:07
参加しまっす。とりあえず明日から・・・
横溝正史「三つ首塔」角川文庫344P
HQに比べて薄口ですな
トリックにも無理があります【D】
夢野久作『ドグラ・マグラ(下)』角川文庫382p ・・・【C】
脳髄理論をとってみればくだらないトンデモ理論で、得意がっている著者が滑稽だ。
しかし小説自体はトリックじみていておもしろさがある。
マーヴィン・ピーク「タイタス・グローン」創元推理文庫646p
持ってまわった仰々しい文体が楽しいですな
しかし未完【C】
614 :
ひのきのぼう ◆TJ9qoWuqvA :03/03/01 14:02
珍雑学博士協会編「超!ヘンな疑問」青春出版社253P
まぁしょーもない本だけど、いろいろ雑学が分かってよかった。
インドの赤ちゃんの離乳食は、カレーらしいよ。【C】
615 :
無名草子さん:03/03/01 15:06
616 :
テタ(1754):03/03/03 02:10
『無限からの光芒』志賀浩二 日本評論社 239p
第一次と第二次の大戦の間つかの間の独立を享受した
ポーランドの若き数学者群像。【B】
村上春樹・河合隼雄「村上春樹、河合隼雄に会いに行く」新潮文庫225p・・・【D】
電波。
618 :
ひのきのぼう@506:03/03/03 17:55
素朴な疑問探求会「大愚問」青春出版社253P
またまたしょーもない本だけど、愚問の答えがいろいろ分かってよかったです。
タマタマにある縫い目は、受精卵が一番最初に分裂したときの名残らしいよ。
ぁゃιぃ【C】
パンダパン様、白川道様おめでとうございまーす。
トーク・アバウト・カウボーイビバップ 石井誠他 太田出版 349p
最近はまったアニメの解説本。値段は高かったがなかなか丁寧な内容。【B】
宇宙カジノ略奪作戦 火浦功 ハヤカワ文庫 300p【C】
ハイスクール重起動作戦 257p
ヴァンパイア特捜隊 352p
爆風カーニバル 320p 樋口明雄 富士見文庫 以上シリーズもの【B】
妖播記 菊地秀行 224p カッパノベルズ【B】
時代ものはこの作家冴えてますなー。
オタクの迷い道 岡田斗司夫 331p 文春文庫【B】
夏目房之介『マンガはなぜ面白いのか』NHKライブラリー273p【C】
牧秀彦『剣豪 その流派と名刀』光文社新書291p
時代物を読むためのハンドブックとして使うのが正解か。読んでると眠くなる。【C】
石井謙治『日本の船を復元する 古代から近世まで』Gakken123p【B】
南直人『ヨーロッパの舌はどう変わったか 十九世紀食卓革命』講談社選書メチエ270p【B】
サイモン・シン『暗号解読』新潮社493p【A】
暗号をかける側と謎をとく側の追いかけっこが最高に面白い。
それにしても古文書の解読までカバーしてなくてもいいと思うが(w
621 :
阻止雄真実(☆1640) ◆xWxIWCGZl6 :03/03/04 19:21
たまには雑学
日本雑学研究会『誰かについしゃべりたくなる話のネタ・雑学の本』
520p
博学こだわり倶楽部『間違いのすべてがズバリ!わかる本』
250p
ドジダス編纂会『dojidasA』
250p
すべて【C】
マイ・シューヴァル 『笑う警官』 角川文庫 (P427) 【B】
登場人物の名前が覚えられませんでした。
情けなや。
完走者の皆様、おめでとうございます!
623 :
テタ(1959):03/03/05 00:50
『道楽科学者列伝』小山慶太 中公新書 205p
科学を道楽として楽しめた富豪たちのはなし。薄味。【D】
畠中惠 『しゃばけ』 新潮社 (p250) 【B】
読んでて心地の良い本でした
あ!ぞろ目だ。
リタカーター「脳と心の地形図」 301p 【B】
さまざまな症例を紹介しながら脳の仕組みを説明しています。
それからさまざまな分野の研究者の文章もは入っています。
読みやすくテレビを見ながらダラダラと読んでました。
ただもうちょっと脳機能を詳しく説明してほしかった。
養老孟司「臨床読書日記」 254p 【C】
養老氏の書評をまとめたもの。
なんだか養老氏の文章は目から後ろへと抜けてしまいます。
いまいちためになったって実感がないんだよなー。
626 :
みー(6089):03/03/06 15:07
やっとYahooの規制解除された〜(^^)/
まとめてあげます。
変身(書き下ろしホラーアンソロジー) 廣済堂 井上雅彦監修 551p
侍女の物語 早川書房 マーガレット・アトウッド 561p
墓地を見おろす家 角川書店 小池真理子 323p
フォレスト・ガンプ2 講談社 ウィンストン・グルーム 331p
アナザヘヴン(上・下)角川書店 飯田譲治・梓河人 上 427p 下414p
死のロングウォーク 扶桑社 スティーブン・キング 405p
侍女の物語はタイトルから創造していたのとは裏腹に、近未来の話。アメリカで
革命が起こって、女性には(そして多くの男性にも)自由がなくなり、物と
してしか見られなくなってしまった世界の話。なんかちょっとどこかの社会
主義の国を思い出した。
627 :
無名草子さん:03/03/06 17:29
今さっきちょうど読み終えました
永井荷風 腕くらべ(新潮社 永井荷風集)120P『B』
駒代の生き方がなんか現代の女と変わらないな−と思いながら読み終えた時
結構しんみりしてしまった。
ガイ・バート 『穴』 角川書店 (P227) 【B】
怪物が出てきたり、残酷な描写があるわけじゃないけれど、
陰湿な恐怖を感じる。
629 :
阻止雄真実(☆1840) ◆xWxIWCGZl6 :03/03/07 17:03
集団討論で男女共同参画社会についてやるので読んでみた
神奈川県立女性センター『かながわの女と男の20世紀そして21世紀へ』
200p
【C】こんなの知ってるよ的な内容が多いが、神奈川県の男女共同参画
社会推進の現状が知れてよかったとは思う。
初めまして。
金城一紀「FLY,DADDY,FLY」245p『A』
青春小説の見本のような作品。
今回は、主人公が若者ではなく中年男性だったのも新鮮でよかった。
631 :
水化粧(602):03/03/08 02:53
この板自体に久し振りに来ましたが、このスレがまだあったとは。
感激ついでに参加。
森博嗣 『ウェブ日記 レプリカの使途』 P.602
ウェブ日記第4弾にして2000年版。
日記そのものも、スズキユカ氏の漫画も○。
宮本政於「お役所の掟」講談社252P
旧厚生省の内部をわかりやすく描いている。
なんだか役所ってとても窮屈そう。【A】
中島義道「哲学実技」角川220P
再読してみた。
前より少しだけ深く実感できた。
福田直子「大真面目に休む国ドイツ」平凡社新書206P
ドイツ人の好きな旅行を通して、ドイツを紹介するといった内容。
実例が多いので読んでて面白いし、国情もよくわかる【B】
高島俊男「お言葉ですが・・・」文春文庫319P
面白かった。高尚な雑学といった感じだが好きな人は好きな内容。
最寄の書店で二巻を注文してしまいますた。【A】
高史明「生きることの意味」ちくま文庫249P
幼少年期の体験から著者は生きることの意味を考えさせられた。
その体験と考えが述べられている。【A】
金城一紀「対話篇」講談社 221p『A』
恋愛にまつわる物語が三編収められた短編集。
どれも、主人公が悲しみや絶望の底から
大きな希望を掴み取るまでの過程が描かれており、抜群の出来。
634 :
りーす(☆6184):03/03/08 16:37
『転生』田口ランディ(著) (サンマーク出版) 45p【C】
なんだか、怪しげな宗教団体が配布していそうな転生の話。
気味が悪い内容です・・・。
『エリ・エリ』平谷美樹(著) (角川春樹事務所) 412p【B】
ようやく核融合パルス推進システムを実用化した近未来。太陽系を横切った地球外知性体
の巨大宇宙船の痕跡を追って、神を探す旅に出る話。第1回小松左京賞受賞作。
『運河の果て』平谷美樹(著) (角川春樹事務所) 334p【B】
テラ・フォーミングが完了した火星と、木星軌道の人工都市を舞台にしたSF。
『 エリ・エリ』 と世界設定は同じ。
『レスレクティオ』平谷美樹(著) (角川春樹事務所) 330p【B】
別の宇宙で繰り広げられる、2つの文明圏の争い。『エリ・エリ』の続編。
他
『インターネットの中の神々』生駒考彰(著) (平凡社新書)211p【C】
『儒教 ルサンチマンの宗教』浅野祐一(著) (平凡社新書) 285p【C】
636 :
無名草子さん:03/03/08 18:35
ジョアン・ハリス『ショコラ』
うー、チョコレートが食べたい。
平野啓一郎「葬送」2巻を本日読破。
後半はほとんど意地だけで読んだようなもの。しんどかった。
夏目漱石『文鳥・夢十夜』新潮文庫329p・・・【C】
太宰治『グッド・バイ』新潮文庫340p・・・【C】
佐々木充 『江戸が東京になった日』 講談社選書メチエ (P199) 【B】
東京奠都について知るにはもってこい。
分かりやすいし、丁寧に書かれてると。
フランシス・H・バーネット 『白い人たち』 文芸社 (P172) 【B】
なんともいえない満足感が得られる本
641 :
テタ(2166):03/03/11 22:33
『一輪』佐伯一麦 福武書店 207p
このスレがなかったら読まなかったと思う。【C】
642 :
阻止雄真実(☆2050) ◆xWxIWCGZl6 :03/03/13 07:44
中島らも『今夜すべてのバーで』 210p
(^^)
644 :
ひのきのぼう@949:03/03/13 17:33
2冊。
武内一平取材班編「言葉の違いがわかる事典」ワニ文庫233p
もうなんだかほとんど内容覚えてないけど、あられとひょうの違いが
分かってよかったです。
中島らも「今夜、すべてのバーで」210p
まさか
>>642さんも私と同時期に読んでらしたとは!図書館で適当に
ピックアップしただけなのですが奇遇ですね。
らもマンセー!今まで読んだことなかったの後悔。これからはしばらく
らもタンでいきます。
>>644 補足 「言葉の違いがわかる事典」は【C】
「今夜、すべてのバーで」は【A】
646 :
ひのきのぼう(1261)@5冊め:03/03/14 17:48
今日もらも明日もらも
中島らも「永遠も半ばを過ぎて」文芸春秋312p
【A】おもしろい。私も詐欺師になりたい。騙すほうじゃなくて、人を動かす
力がほすぃ。具体的には話術。
647 :
阻止雄真実(☆2150) ◆xWxIWCGZl6 :03/03/14 21:20
訂正
今夜すべてのバーで
310pやった
>>644さんにはごめいわくおかけしました。
小室直樹『韓国の悲劇』光文社257p
時代の割(80年代)には的を射たことを書いてるんではないかと…。
古本屋で暇つぶしに買ったものにしてはまあまあ。【C】
アンガス・フレーザー『ジプシー 民族の歴史と文化』平凡社422p
難解。民族の定義自体もあやふやといえるジプシーの抱える問題は、
当事者ではない日本人には少し理解しづらいのかも知れない。【C】
ベディエ編『トリスタン・イズー物語』岩波文庫303p
オチも山も知ってから読むとぜんぜん楽しくないよう( ´Д⊂ヽウェェェン
終始盛り上がらない読書でした…。【評価不能】
楽しそうなんで今更ですが参加します。一般書籍っていうジャンルがイマイチ、ピンとこないんですがマンガ以外と捉えていいですか?
とりあえずここ一ヶ月に読んだ本。
スティーブン・ハンター“狩りのとき”上、下巻P477,P499
スナイパーのお話。臨場感がすばらしいと思います。【A】で好き嫌いがあると思うけどスリリングで好きなので。映画ジャッカルが好きな人はぜひどうぞ。
651 :
無名草子さん:03/03/15 05:27
俺が最近読んだ本(読んでる本)は
レッドドラゴン・楽園・弟切草・バイオハザードくらい。
楽園(鈴木光司)はまじでお薦め。
652 :
みー(7348):03/03/15 08:30
影に恋して 集英社 赤川次郎 302p
グリーン・マイル@〜E 新潮社 キング
@ 148p A 150p B 151p C 148p D 159p E 201p
>>647 いえいえ。私も自分で確認しなかったから。
654 :
トビ子(7736):03/03/15 13:01
日々の雑務に追われ読書サボってますた・・・
完走者の皆様おめでとうございます。
最近読んだやつ。
ベン・ライス/清水由希子訳『空から兵隊がふってきた』アーティストハウス 95P
まさかこんなラストになるとは。子供には少々刺激的【C】
ダレン・シャン/橋本恵訳『ダレンシャン7−黄昏のハンター』小学館 268P
シリーズ最新刊。やっぱ荒野を彷徨う設定の方が好きだな。
人間とヴァンパイアの決別を暗示する「純化作用」にけっこうショック【B】
高村薫『レディ・ジョーカー』毎日新聞社 上巻426P 下巻443P
グリコ森永事件を連想させる企業トップを狙った事件とそれを追う警察とか
特捜部(影に総会屋も潜む)ブン屋の執念が気持ちいい。合田「秘書」がウマー。【B】
655 :
りーす(☆8702):03/03/15 18:36
『ロシア皇帝の密約』 ジェフリー・アーチャー(著)(新潮文庫)481p【B】
1867年に、ロシア帝国からアメリカへ売却されたアラスカに、実は買戻し条項があったという設定の話。『百万ドルをとり返せ』と並び、名作だと思います。
『十二の意外な結末』 ジェフリー・アーチャー(著)(新潮文庫)316p【C】
心地良いまでのどんでん返しのある、12の短編。
『ストーカー』 ディーン・クーンツ(著)(創元推理文庫) 254p【C】
内容的には、スピルバーグ監督の「激突」に似てます。
『トワイライト・アイズ(上)』ディーン・クーンツ(著)(角川ホラー文庫)408p【B】
『トワイライト・アイズ(下)』ディーン・クーンツ(著)(角川ホラー文庫)398p【B】
薄明眼(トワイライト・アイズ)を持つ少年スリムだけが、一見、人間に見える「ゴブリン」を見分けられるが・・・。
『タリバン』田中宇(著)(光文社新書)214p 【C】
時事ネタとしては古くなってしまったかもしれないが、未だ混乱の続く、
アフガニスタンに興味のある方には必読の書かもしれない。
『マンネリズムのすすめ』丘沢静也(著)(平凡社新書)209p 【C】
エッセイ。意外に面白い。
『追憶の60年代カリフォルニア』三浦久(著)(平凡社新書)238p 【C】
古き良き時代、と言った感じのエッセイ。これも興味深い。
なだいなだ・小林司 『二十世紀とは何だったのか』 朝日新聞社 (P215) 【C】
どうもしっくり来ない部分が多いような。
服部まゆみ「この闇と光」角川書店260P
源氏と紫の上を連想させますな
クライマックスまでは非常におもしろいのですが
終幕が穏やかすぎるのではないでしょうか
テーマが芸術論になっているのに違和感【C】
らもらも
中島らも「中島らものますます明るい悩み相談室」朝日新聞社229p
どうせなら最初のシリーズから読めばよかったのだがこれが図書館に
ある一番古いのだったからしょうがない。おもしろかった。やっぱりこの人は
頭いいなと思った。一応軽い読み物なので【B】
659 :
トビ子(8132):03/03/16 23:36
柴田よしき『RIKO−女神の永遠−』角川文庫 396P
警察小説なのにかなり性描写多いんですけど、プロットが
しっかりしてるしラストもひねりがあるし、面白かった。
こういうの書けちゃう柴田はやっぱすごいな【B】
スティーヴン・キング「スタンド・バイ・ミー -恐怖の四季 秋冬編-」新潮文庫434p
映画が有名な中篇小説。
カップリングの「マンハッタンの奇譚倶楽部」が意外によかったよ。【B】
宮本輝『錦繍』新潮文庫223p・・・【C】
書簡体の小説。
堅苦しくなく明るいテンポで読める感じ。
永井均、小泉義之「なぜ人を殺してはいけないのか?」河出書房新社148p
全3章構成。一章で対談。2、3章でそれぞれの意見を主張。
はっきりいって対談が大失敗。
こんなに噛み合ってない対談はある意味愉快。
2,3章を読めばその理由もわかるし、一応はまとまっているけれども。【C】
小浜逸郎「頭はよくならない」洋泉社新書270p
独特の教育論を下地に頭のよさというものを考察。
内容は一理ある気もする。【B】
663 :
ですな(☆9999):03/03/20 00:33
エドワード・ケアリー「望楼館追想」文藝春秋492P
散漫な構成が効果的ですな
ここの住人の奇抜さは世界に類を見ないでしょう
タイトルが冗漫な気がします【B】
奇しくもぞろ目
664 :
無名草子さん:03/03/20 00:37
おお、すごいっ。ですなさん☆一歩手前おめでとうございます。
森護『ヨーロッパの紋章 紋章学入門』河出書房新社318p
紋章の複雑なルールがよくまとまっててわかりやすい。【B】
ウタ・ランケ-ハイネマン『カトリック教会と性の歴史』
(135p中断)
>>665 >ウタ・ランケ-ハイネマン『カトリック教会と性の歴史』
おうっすごいおもしろそう・・・
>663 読んでくれて有難う☆一歩手前おめでとうございます。
エドワード・D・ホック 日暮雅道訳『シャーロック・ホームズベイカー街の殺人』原書房 398P
「ホームズを乗せた辻馬車」という作品は普通のパスティーシュに飽きた読者には新鮮かも。
でも私的には前作みたいなクリスマスネタのほうが和んで好きなのだがなー。【C】
668 :
りーす(☆9717):03/03/21 05:53
『本の虫 その生態と病理―絶滅から守るために』スティーブン・ヤング(著)(アートン)159p【D】
お遊びに徹している。参考文献まで、架空の本が並んでいる。作者がキングで無い点に、注意が必要。
遊び心に敬意を表して、【D】評価を進呈したいと思います。
『回転木馬のデッド・ヒート』村上春樹(著)(講談社文庫)194p【C】
短編小説が9作。
『牧野植物図鑑の謎』俵浩三(著)(平凡社新書)182p【C】
天才植物学者、牧野富太郎に関する話。
『大江戸死体考』氏家幹人(著)(平凡社新書)227p【C】
ホラー映画が足元にも及ばない史実に驚き。食欲が無くなる事、確実です。
『イギリスの大貴族』海保眞夫(著)(平凡社新書)253p【C】
ノーサンバランド公爵家、ノーフォーク公爵家、ダービー伯爵家に関する話。
林望「知性の磨きかた」PHP新書214p
著者が自らの経験をもとに学問、読書、遊びについて述べる。
読書のところでは、むだ買いを推奨するなど、ありがたい意見が多く、
今後本を読んでいく上での参考にしたい。【B】
土屋賢二「汝みずからを笑え」文春文庫270p
いつもどおり。【C】
赤江爆 『海峡』 白水社 (P175) 【C】
言葉の言い回しがステキ(・∀・)
>>663 ぞろ目おめでとうございます。
京極夏彦『塗仏の宴−宴の支度』講談社NOVELS 613P
相変わらずの膨大な情報量をものすごい字数で埋めてくれる。
読み応えがあるし満足感があるけど読んだそばから忘れる
自分のところてん頭が恨めしい【C】
672 :
テタ(2396):03/03/23 21:12
『そしてみんな軽くなった』トム・ウルフ ちくま文庫 230p
70年代に対する罵詈雑言。【C】
ジャネット・リー・ケアリー 『あの空をおぼえてる』 (P243) 【B】
子供を失った親よりも、
親に見失われた子供のほうが悲劇。
悲しいだけの話ではないのだけれど。
674 :
りーす(☆☆1660):03/03/25 17:00
『八月のマルクス』新野剛志(著) (講談社) 318p【B】
会社にも実家にも無断で失踪した作者が、各地を転々としながら書き上げた力作。
第45回江戸川乱歩賞受賞。
『採用の超プロが教えるできる人できない人』安田佳生(著)(サンマーク出版)191p【C】
採用側からの視点を垣間見る事が出来る点は○。
新卒採用にこだわる点は、眉唾物。金の卵はそうそういない。
『ミッドナイト』ディーン・クーンツ(著)(文春文庫) 686p【B】
カリフォルニア北部の田舎町で、人間の手にかかったとは思えない不審な死体が次々と発見される。
どことなく、クトゥルフ神話のインスマウス人を連想してしまうSFホラー。
『IT時代の歩き方』中山幹夫(著) (アルファポリス)208p【C】
『空のオルゴール』中島らも(著) (新潮社)265p【C】
『最新恐竜学』平山廉(著)(平凡社新書)275p 【C】
中島らも「中島らものばしっと明るい悩み相談室」朝日新聞社229p
おもしろかった。読んでると勝手に時間が過ぎる。嘘なのか本当なのか
分からないけど色んな雑学も知れたし【B】
676 :
阻止雄真実(☆2625) ◆xWxIWCGZl6 :03/03/25 21:12
評価を星であらわしてみる。
ボブ・ウッドワード『ブッシュの戦争』日本経済新聞社475p
★★★★☆ ←【B】
911テロ後のアフガニスタン侵攻に対する米国政府の対応と
閣僚たちのやり取りを綴る。兎角ブッシュに対しては迷言集や
バカ扱いして叩く本が出回っているが、それは極端として、
ブッシュの考え方や性格が何となく伺える作品。
中島らも「中島らものさらに明るい悩み相談室」朝日新聞社229p
たまーに内容がかぶったりすることもあるなぁ ま これだけ単行本が
あれば仕方ないか 挿絵もイイね【B】
☆ゲットまでもうひとがんばり・・・
東野圭吾『天使の耳』講談社文庫 284P
交通警察が舞台の短編集。交通事故ってけっこう身近だから
背筋を伸ばして読みました。どれも面白かった。ハズレなし【B】
木村榮一/訳『コルタサル短編集 悪魔の涎・追い求める男』岩波文庫 301P
幻想的な展開と結末の短編集。読んでいる最中よりも読了後のほうが
じわじわとその良さを感じる【B】
うー、全然進まん・・・。
石丸元章 『平壌ハイ』 文春文庫 p354 【B】
噂のドラッグ「平壌ハイ」を求めて(?)北朝鮮へ。
前科者である著者のぶっ飛び具合が痛快。
ちょっと本気で北朝鮮へ行ってみたくなるのが不思議だ。
リン・ティルマン 『ブックストア』 晶文社 p310 【B】
ニューヨークの一つの独立系書店で、文化とビジネスを両立させようと苦闘する女性経営者と、
その周りの人たちの模様を描いたノンフィクション。
こんな本屋が近くにあったらなあ、と思わせる。
司馬遼太郎 『坂の上の雲(四)』 文春文庫 p408
司馬遼太郎 『坂の上の雲(五)』 文春文庫 p410
中島らも「中島らものやっぱり明るい悩み相談室」朝日新聞社222p
図書館にある最後の悩み相談室シリーズ読了。あー楽しかった。
人間「性アホ説」私も支持します!もちっと読みたかったな。★★★☆☆
681 :
りーす(☆☆2805):03/03/28 19:47
『「論理力」のある人が成功する』出口汪(著) (PHP研究所)230p【C】
人気予備校講師、出口氏の著書。以前、お世話になりました。(かなり昔の話ですが・・・)
それにしても、強烈な人生を送ってます。最後の方が、塾の宣伝になってしまってるのが残念。
『斎藤家の核弾頭』篠田節子(著)(朝日新聞社)299p 【B】
成慶58年。人々が経済大国タイや中国に出稼ぎに行く時代。
斎藤家が核弾頭を武器に、横暴極まりない日本政府に宣戦布告する話。
こういうぶっ飛んだ小説、結構好きです。
『日本人の賃金』木下武男(著)(平凡社新書)208p 【C】
『企業倒産』熊谷勝行(著)(平凡社新書)217p 【C】
『リストラと能力主義』森永卓郎(著)(講談社現代新書)191p 【C】
相変わらず、不況から脱出の見込み無し。
倉坂鬼一郎 『泉』 白泉社 (P265) 【B】
ラストはイマイチだけど、怖かった。
夜一人でおトイレいけないくらいには怖かった。
あ。しまった。加算し忘れた。
サラ・パレツキー 山本やよい/訳『サマータイム・ブルース』ハヤカワ・ミステリ文庫 359P
シカゴを舞台にした女性探偵シリーズ。わりとテンポよく読めたのは
脇役の書き方が良かったからかも【C】
おかげさまでゴールできました。うれしいです。
竹森健太郎『「タカラ」の山 老舗玩具メーカー復活の軌跡』朝日新聞社251p
版権囲い込むか、玩具の枠を越えて商品展開するか、いずれにしても少子化で玩具会社も必死ヽ(;´ー`)ノ
内容は別に面白くもない社員へのインタビュー形式。【C】
多賀一史『写真集 日本海軍艦艇ハンドブック』PHP文庫369p【C】
安田将三・石橋孝太郎
『朝日新聞の戦争責任 東スポもびっくり!の戦争記事を徹底検証』太田出版261p
戦争を称揚する記事から当時の世相も読み取れて、それ自体結構楽しい…かも?【B】
藤木久志・伊藤正義【編】『城破りの考古学』吉川弘文館346p
ずいぶん不親切つーか取っつきの悪い。城割り(しろわり)は城の破却、その作法に迫る。【C】
オウィディウス『変身物語(上)』岩波文庫349p
オウィディウス『変身物語(下)』岩波文庫371p
読んでみて結構どこかで見たり聞いたりした話が多い。両方【C】
>>684 っと…、トビ子さまゴールおめでとうございます。
TV見てたら書き込み見逃しちゃってたよ、はは…。
687 :
阻止雄真実(☆2872) ◆xWxIWCGZl6 :03/03/29 00:39
前田昌孝『こんな株式市場に誰がした』日本経済新聞社247p
★★★☆☆
株価が現状を現していない原因を突き詰めて、それなりの提言をしている。
株価低下が学力崩壊に比例している記述には納得いかないが。
>>684 ゴールおめでとございます〜☆
司馬遼太郎「酔って候」文春文庫318p
最近、司馬遼太郎が面白すぎて読んでしまうのがもったいない。【B】
永井均「ルサンチマンの哲学」河出書房新社151p
ニーチェを著者の解釈で解説。【A】
中島らも「愛をひっかけるための釘」215p
エッセイ集。軽い読み物でした。らもを知る為の本ですな。題名イイ★★☆☆☆
>684
おめでとーーーー!!
真田三妖伝 朝松健 ノン・ノベルズ362p
時代伝奇もの。凝ってて面白いんだけど短い、続編に期待。【C】
ダーティー・ユー 高嶋哲夫 光文社文庫344p
アメリカ帰りの中学生が日本いじめと闘う、というもので
いまの学校ってがんじがらめになってんだなー、というのがよくわかる。
ただ、これとそっくりなテレビドラマをガキの頃見たことあってなんか気になる・・【B】
拳銃猿 V・ギシュラー 早川ミステリ文庫421p
テンポのいいアクション、前半のオフビートなユーモアが後半目立たなくなるのが惜しい【C】
コンプリート・ディーン・ク―ンツ 芳賀書店454p
ホラー作家ク―ンツの研究本。本の大半があらすじ紹介というのがどうも・・・
資料としては便利だけど。【D】
NHKにようこそ! 滝本竜彦 角川書店269p
引きこもり作家による引きこもり小説。文体やユーモアのセンスがイイ!
爆笑したかと思えば切なくなる本【B】
文・藤森照信 写真・増田彰久
講談社『歴史遺産 日本の洋館 第@巻明治篇T』141p
講談社『歴史遺産 日本の洋館 第A巻明治篇U』141p
講談社『歴史遺産 日本の洋館 第B巻大正篇T』141p
写真集なんて反則っぽいけど一応加算。いいものでした。【A】
高島俊男「週刊文春の怪」文春文庫322p
幕府の役人がアメリカを合衆国と訳したわけや亀踊りなどについての
興味深い考察が楽しく読める。【B】
宮崎市定「科挙」中公文庫254p
初心者向けというだけあって気軽に最後まで読むことができた。
でもおおまかにではあるが科挙について詳しくなることができたと思う。
ただ新書版のほうが安い・・。【B】
693 :
阻止雄真実(☆3087) ◆xWxIWCGZl6 :03/04/02 01:21
佐々木信夫『東京都政』岩波新書215p
★★★★☆
東京都職員経験者による東京都のあり方を綴った。都の政策や財政
などの特徴や問題点などを要領よくまとめている。
中島らも「僕に踏まれた町と僕が踏まれた町」251p
エッセイ集。らもの半生をあの手この手で。あぁシンパシー★★★☆☆
695 :
阻止雄真実(☆3490) ◆xWxIWCGZl6 :03/04/03 00:43
立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そして ぼくの大量読書術・驚異の速読術』
文藝春秋 403p
★★★☆☆
立花氏が95年から01年まで読んだ本の記録、感想をまとめた本。
様々な分野の書を絨毯爆撃的に読んでいく氏の知的好奇心には感服。
ただ、『「捨てる!」技術』を批判する文章は、結構滅茶苦茶で感心できない。
これで46冊くらいか。
>>684 おめです!
二周目もがんがりましょう。
加藤昌治『考具』 TBSブリタニカ p239 【B】
「考えるための道具」とまあわかりやすいタイトル。
内容もアイデアマンになるための様々なツールを紹介してくれる。
ありがちだけどいくつか使えそうな技があり、現在実際に日常でやってみているところ。
企画などに携わっている人は一度パラパラとめくって見ると良いかも。
寺園淳史『だれも書かなかった「部落」』 かもがわ出版 p223 【C】
部落史の中で以外にも触れられることがなかった面を知ることが出来た。
やっと2周目終えました。
昨年8月から8ヶ月で64冊でした。
月10冊が目標だったのですが、大幅に下回り・・・。
698 :
りーす(☆☆2805):03/04/05 19:51
『ペトロバクテリアを追え!』高嶋哲夫(著) (宝島社) 416p【C】
極めて短期間で席祐を生成するバクテリアをめぐる陰謀。
登場人物の言い回しが、やや気になるが・・・
『バカラ』服部真澄(著) (文藝春秋) 525p【B】
著作はまだ少ないけど、どれも当たり。緻密なストーリー展開。
『覇者の条件』増田茂(著) (東洋経済新報社) 246p【C】
eビジネスに関する本。題名と内容がマッチしていない気がするけど。
『人類狩り』 ディーン・クーンツ(著)(創元SF文庫) 251p【C】
星間戦争に敗北し、焦土と化した地球。爬虫類型生命体ナオリの部隊長フランと、地球人の少年2人の逃亡劇。
『ルネッサンス』カルロス・ゴーン(著) (ダイヤモンド社)270p【C】
日産自動車のCEO、カルロス・ゴーンの自伝。
『大人のための勉強法』和田秀樹(著) (PHP新書) 211p【C】
『大人のための勉強法 パワーアップ編』和田秀樹(著)(PHP新書) 203p【C】
ある意味、必要に迫られて・・・。
699 :
りーす(☆☆5475):03/04/05 19:54
『黄金の島』真保裕一(著) (講談社) 548p【B】
組織内の争いに巻き込まれ、ベトナムへ逃亡した主人公が、日本を「黄金の国」と
信じるベトナムの少年達と祖国を目指す。ハッピー・エンドで終わらないので、やるせない。
竹田青嗣「自分を知るための哲学入門」ちくま文庫252P
哲学の問題としてきたところを連続的な視点で説明する。
言っていることがどこまで信じられるかはわからないが、かなり頭の中を
整えてもらった。さまざまな主張の原因やつながりをつかむことができて
非常に嬉しいことこの上なし。買ってよかった本に入る。【A】
ウィリアム・ゴールドマン「プリンセス・ブライド」ハヤカワ文庫FT424p
軽妙洒脱なエンターテイメントですな
モーゲンスターンの原典版も読みたいものです【B】
魯迅「阿Q正伝・狂人日記」247P岩波文庫
年をとったせいか笑いながら読むことができた。
かなり皮肉がきいてて愉快。【A】
お祝いしてくれた皆様>>ありがとうございます
空谷さま>>2周目完了おめでとうございます
鴻上尚史『ファントム・ペイン』白水社 192P
ここにでてくる架空のHP「やんす・ちゃんねる」って2ちゃんのことじゃ
ないのかと疑ってみる。軽口の割にけっこう深い戯曲作品【C】
京極夏彦『塗仏の宴−宴の始末』講談社NOVELS 635P
お、終わってないじゃん!これ続くんだろう?ここで終わりじゃ
ないだろ。そういえば続編今年中に出るって話だけど本当だろうか【C】
本川達雄 『ゾウの時間ネズミの時間』 中公新書 (P219) 【B】
時間ってのは一定のもんじゃないのねぇと、素直に感動。
途中で数式やらグラフやらが出てきて難しかったんが、
面白かった。
宮崎一定「隋の煬帝」中公文庫270P
満員電車で押しつぶされそうになりながらも根性で読んだ。
腰が痛い。でも面白かったー。【B】
706 :
りーす(☆☆6244):03/04/09 00:56
『キャリー』スティーブン・キング(著) (新潮文庫)325p【B】
キングが26歳の時の、処女長編。最初から、これ程の話を書いているのが驚き!
『チラシで読む日本経済』澤田求、鈴木隆祐(著)(光文社新書)230p【C】
新聞に入っている、折り込み広告のお話。
『中年ライダーのすすめ』加曽利隆(著)(平凡社新書)214p 【C】
バイクに全く興味が無くても引き込まれてしまう内容。
完走者がたくさんいらっしゃいますな。
おめでとうございます。
ヘミングウェイ『われらの時代・男だけの世界』新潮文庫493p【C】
仕事の昼休憩にちょっとずつ読んでいた短篇集。
ディテイルを直線的な文体で書くリズムが素敵です。
J・アーヴィング『熊を放つ(上)』中公文庫390p
J・アーヴィング『熊を放つ(下)』中公文庫341p【B】
ぶっ飛んだキャラクターが魅力的です。
他の作品も読んでみたい。
宮沢賢治『ポラーノの広場』新潮文庫467p【D】
賢治の初期作品集。消防の作文みたいな作品が多い。
こういうのにエンターテイメント性を求めるのは酷かもしれないけど。
市川拓司『いま、会いにゆきます』小学館374p【D】
ストーリーにはそれなりに感動できるが著者がアマチュアくさい。
恩田陸 『蛇行する川のほとり2』 中央公論新社 (P122)
三部作の第二作目という事で、評価なしで。
完結は八月刊行だそうで。
待ち遠しいなぁ。
ジョセフィン・テイ「魔性の馬」小学館357p
1949年の作品ですが全く古さを感じさせない佳品ですな【B】
クラシック・クライム・コレクションシリーズに期待
と思ったところ先日苦労して英語で読んだ
「バルカン超特急」も入っていて
なにやら釈然としない心持ちとなりました
ツルゲーネフ『はつ恋』新潮文庫137p【C】
谷崎潤一郎『春琴抄』新潮文庫100p【C】
永田萌 『煙猫と赤い花』 河出書房新社 (P123) 【C】
乙女チックな本ですた。
内田樹「寝ながら学べる構造主義」文春新書202p
題名どおり構造主義をわかりやすく解説♪【B】
小野不由美『月の影 影の海』講談社X文庫ホワイトハート 上巻272P 下巻255P
十二国記シリーズの最初。ただのライトノベルと思うなかれ。
今までこんな不幸な主人公を(しかも女子高校生)読んだことはないよ。
まあこの困難があってこそ、ラストが良かったんだけど。
それにしても上巻はあまりの不幸っぷりに読むのがつらかった【B】
714 :
無名草子さん:03/04/13 00:41
マシュー・バンソン『ローマ教皇事典』三交社369p
内容のわりにちょっと価格が高めかも。記述は事実の羅列って感じで面白みが無い。【B】
アウグスティヌス『告白(上)』岩波文庫327p
アウグスティヌス『告白(下)』岩波文庫288p
利倉隆『絵画の中の動物たち』美術出版社192p
図版はかなり鮮明だね。良い。【C】
文・藤森照信 写真・増田彰久
『歴史遺産 日本の洋館 第C巻大正篇U』講談社141p
『歴史遺産 日本の洋館 第D巻昭和篇T』講談社141p
『歴史遺産 日本の洋館 第E巻昭和篇U』講談社141p
よく見たら採り上げられた洋館が住んでる県に一軒もなかった。ちょっとショック。【A】
ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』小学館662p【C】
哲学ってどんな学問だろう?興味はあるけど難しそう、、、という人のための哲学入門書。
子供でもついてこれるように先生と生徒の対話小説形式でわかりやすく哲学史を概説。
マーク・ストランド『犬の人生』中公文庫218p【A】
詩人ストランドの短篇小説集。
素敵なメタファーがいっぱいです。
春樹訳。
加算忘れました。御無礼。
最近講談社の本ばっか読んでる気がする・・・
重松清『流星ワゴン』講談社 389P
なんかすごーくいい話だったんだけど。
途中から涙腺ゆるんでぐじぐじ泣いて読了でした。
図書館から借りた本なのに返却するのが惜しい【A】
719 :
阻止雄真実 ◆xWxIWCGZl6 :03/04/14 00:06
(☆3749p)
47冊目
池尾和人『銀行はなぜ変われないのか』
中央公論新社 259p
★★★★☆
銀行業システムの変革やペイオフ、不良債権等の考え方について
解釈が混同していたり、無理解のまま議論されていることが良く分かるし、
「どう理解すればいいのか」という本質論を明快に、分かりやすく提示している。
720 :
無名草子さん :03/04/16 21:16
ここって保守って必要?
(^^)
722 :
無名草子さん:03/04/18 02:34
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724 :
テタ(2677):03/04/18 15:07
『25階の窓』都筑道夫 新潮文庫 281p
ホラー短編集。【C】
鮎川哲也編 『本格推理F』 光文社文庫 (P395)
市井の人々の中にも素晴らしい才能をお持ちの方がいるなぁと。
特に「骨の過ごした日々」がイイ(・∀・)と。
>716 ヨースタイン・ゴルデルなら『カードミステリー』もオススメでつ。
池永陽『コンビニ・ララバイ』集英社 286P
「ミユキマート」という極小コンビニを舞台に
繰り広げられる人間模様。世話好きの店長が
悩める彼らの世話をしたり話を聞いてあげる様子が
神父のようで、そのコンビニが教会とも見える【C】
727 :
無名草子さん:03/04/19 16:39
読書リレーと言うのはどうだろう?
皆で足していって1000行ったとき何ページになっているか、とか、
国境・黒川博行・講談社・444p
ミステリーチャンネル2001年間ベストテン第一位。らしいです。
まあ、面白かったが、それだけ。
ノワールと帯にはあるが、
リボルバーの『安全装置』などと言う噴飯もののミスもあり、
細部のリアリティに欠け、強引すぎる。よって→C。
橋爪大三郎「はじめての構造主義」講談社現代新書232p
おもにレヴィ=ストロースについて書かれている。
数学との関連性にも触れているが、親切丁寧で数学嫌いな人でもわかりやすい。【A】
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
4月1日からカウント
コンビニララバイ・池永陽・286p【A】
ロングバケーション・北川悦吏子・339p【B】
てるてる坊主の照子さん(上)・なかにし礼・301p【D】
一冊だけ時代がかなり違う。
てるてる〜は下巻が見つからないうえ下巻は読む気も無い。でも上巻だけだけど、最後まで読めた。
コンビニ〜は、いままで暗い本(怪談・ミステリー)を多く読んでたから、久々のマターリ系。ほんのりできた。
ロング〜はなんとなく恋愛物が読みたかったから。ドラマで物語はよく知ってたから、一日で読めてしもーた。
作品評じゃねーな。
ジム・クレイス「食糧棚」白水社217P
食物に関する64の断章
どれも孤独で苦い味わいですな
文学としてはいいのかもしれません【C】
西江雅之「伝説のアメリカン・ヒーロー」岩波書店262P
ジェロニモやアニー・オークリー旅行バトなどアメリカの象徴を紹介
乾いた口調が内容ににつかわしい【C】
733 :
りーす(☆☆8828):03/04/21 15:56
『ライトニング』ディーン・クーンツ(著)(文春文庫) 552p【B】
主人公ローラの人生に危機が訪れる度に、どこからか現れて救ってくれる謎の「騎士」。
その度に、空には閃光(ライトニング)が・・・。
『ストレンジャーズ(上)』ディーン・クーンツ(著)(文春文庫) 533p【B】
『ストレンジャーズ(下)』ディーン・クーンツ(著)(文春文庫) 526p【B】
深刻な夢遊病に悩まされる人々。原因は、一年半前にあるものを「見て」しまった為だが、その記憶は消されている。
運命の日、7月6日金曜日に一体何が起こったのか?
『イラクとパレスチナ アメリカの戦略』田中宇(著)(光文社新書)262p【C】
『イラク』田中宇(著)(光文社新書)235p【C】
タイムリーな読み物を・・・ と思ったが、やや出遅れた感。
欧米のしたたかな裏事情がよくわかる。
『犯罪被害者』河原理子(著)(平凡社新書)214p【C】
この国は、被害者不在だと、つくづく思う。
法で禁じられてはいても、『自力救済』以外に、被害者が権利を回復する手段がないのでは?
法を犯した側の加害者ばかりが、法で保護される現状は、いかにも皮肉。
『戦争の世紀』桜井哲夫(著)(平凡社新書)262p【C】
単純に、第一次大戦の話かと思ったら、近代思想に深く関わる内容で、難解。
もうすぐGW。次は何を読もうかな・・・
トルーマン・カポーティー『草の竪琴』新潮文庫 193P
ストーリー展開が霧のようにじわじわと進むので
ナナメ読みには向かない。人物のちょっとした動作や描写で
「行間を読め」ってかんじかな。再読が必要かも【C】
松山荘二『古書肆「したよし」の記』平凡社 243P
和綴じ本、古書を扱う「したよし」店長吉五郎おじいさん(慶応生まれ)の
実際にあった話。ちなみに著者は孫(昭和5年生まれ)で二人のおじいさんから
交互に昔話を聞いているみたいだった。エピソードが新鮮でかなり面白い【B】
J.D.サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』白水社353p・・・【B】
村上春樹編『バースデイ・ストーリーズ』中央公論新社242p・・・【B】
マルティン・ルター『新訳 キリスト者の自由 聖書への序言』岩波文庫123p
井出定治『異端とはなにか モルモン教・エホバの証人・統一教会』いのちのことば社142p
澤井繁男『魔術と錬金術』ちくま学芸文庫380p
難しい題材に、これ以上無いくらいわかりやすく書かれてると思うんだけど
それで理解が進むかというとまた別の問題だった…ワケワカラン(_ _)ノ【C】
オーギュスト・ラシネ『民族衣装』マールカラー文庫159p
カラーでこの値段は嬉しいな。300円は安いっ。【C】
京極夏彦『百器徒然袋−雨』講談社ノベルズ 478P
京極堂シリーズ外伝といった雰囲気の中編3本。所謂探偵とゆかいな下僕どもw
余計な頭使わずケラケラ笑って読了した。キテレツでカッコ良くて楽しかった
けど、こういう類の人間とは友達になりたくないような・・・【B】
738 :
りーす(☆☆9788):03/04/28 19:08
『ハイダウェイ』ディーン・クーンツ(著)(文春文庫) 564p【C】
厳寒の川へ転落し溺死した男を、緊急蘇生プロジェクトの実験台として救出するが・・・。
味付け程度にオカルト的な要素もあるが、現代の科学レベルでも有り得そうなリアリティもあり。
『「勝ち抜く大人」の勉強法』中山治(著) (洋泉社新書)206p【C】
反対意見として参考にはなるものの、和田秀樹批判等、やや感情的に
なりすぎの様な気が・・・。
『超常現象の心理学』菊池聡(著) (平凡社新書) 190p【B】
オカルト信仰派とは逆の立場から、超常現象から血液型占いまで、理路整然と
書かれている。ヤン提督とユリアンの会話があったり、事例にアスカ・ラングレーが
登場してしまう遊び心(マニア心?)も面白い。
勢古浩爾「まれに見るバカ」洋泉社新書248p
うん、まあまあ面白かったよ。【C】
笹澤豊「自分の頭で考える倫理」ちくま新書235p
倫理と名打ってあるけど特定の倫理観を押し付けるような内容ではなくて、
題名の通りだった。【B】
泥棒研究会編著「盗みの文化誌」青弓社231p
書いているのは高知大学の教授、助教授たち。
内容は東西洋にまたがり、さまざまだが泥棒に関する内容。
文学上のヒーローから民俗習慣にまで及んでいる。【A】
740 :
テタ(2911):03/04/30 22:55
『デジタル・ナルシス』西垣通 岩波書店 234p
情報科学を作り上げた人々の人物伝。
見かたがおもしろい。デジタル・ナルシスとは、水面を
コンピュータに置き換えた現代のナルシスのこと。【B】
マイク・ゲイル 鹿田昌美/訳『サーティブルー』ヴイレッジブックス 472P
29歳10ヶ月もうすぐ30歳をむかえる主人公(男性)の
ライフスタイルとか友達のこと彼女のことそして人生観のことを
小気味良いタッチでなぞっていく。ブリジットジョーンズシリーズぽい感じ。
イギリスでも日本でもこの世代の悩みってかなり共通してるのかもな【B】
佐藤ラギ『人形−ギニョル』新潮社 247P
ギニョルと呼ばれる美少年を加虐的に追いつめる人々。彼の魅力(妖力?)の
虜になった二人の男性の行方。
表紙の美しさに反してあまり気持ちのいいものじゃなかった【D】
742 :
りーす(☆☆☆215):03/05/02 01:51
『債権取り立ての法律学』富久山雄与志、山口宏(著) (洋泉社新書)189p【C】
貸す方と借りる方、一体どちらが悪人なのかわからなくなって来る。
『会社観光』泉麻人(著)(朝日新聞社)238p 【C】
泉麻人が、正体を隠して会社に潜入して、社員食堂でお昼を食べたり、本社ビルの屋上に上がったりするレポート?
参加させていただきます。
・『舞踏会へ向かう三人の農夫』
リチャード・パワーズ著/柴田元幸訳 みずず書房415P
【A】一枚の写真から物語られる3つのストーリー。作者の知識の量、質がすごい。
・『コレクションズ』
ジョナサン・フランゼン著/黒原敏行訳 新潮社526P
【A】古本屋にて、表紙買い。バラバラになった家族関係、それを修正しようとする物語。
現代アメリカ版「渡る世間は鬼ばかり」、のような感じもするが
こちらのほうが身につまされるのは人物描写のうまさかな。
たまには時代小説・・・
司馬遼太郎『王城の護衛者』講談社文庫 363P
表題含む5篇の中篇集。やっぱ表題作がよかった。
ただ正直に、誠実に生きていたはずの松平容保が幕末の混迷により
徳川や新撰組を巻き込みながら生きるのが切ない【B】
サリンジャー選集別巻『ハプワース16、一九二四』荒地出版社168p【B】
七歳(笑)のシーモアが家族に宛てた書簡体小説。
サリンジャー選集B『倒錯の森<短編集U>』荒地出版社187p【C】
サリンジャーの初期5短篇。
円熟期とは違った作風。
訳が逐語訳で小説的でないのが残念。
746 :
りーす(☆☆☆1214):03/05/04 22:36
『夜の終わりに』ディーン・クーンツ(著) (扶桑社ミステリー文庫)280p【C】
クーンツの初期作品。異常犯罪者と対決するネトナム戦争帰りの英雄。
自分で殺人者を倒してハッピーエンドとなるのは、なんとなく納得出来ない気もしないでもないけど・・・。
『虫の目で人の世を見る』池田清彦(著)(平凡社新書)262p【C】
エッセイ?いろんな話を詰め込んでいて、今いちまとまりが無い。
『破産しない国イタリア』内田洋子(著) (平凡社新書)220p【C】
イタリアって、ワイン美味しいし、お姉さんはきれいだし、のんびりと暮らせるし・・・
ある意味、日本人から見たら天国の様な国のイメージがあったのだけど、この本で、
考えが変わりました。
『図書室の海』恩田陸(著) (新潮社)237p【B】
短編集なので、話の続きが気になる終わり方で、やや消化不良状態にはなるけど、面白い。
747 :
りーす(☆☆☆1214):03/05/04 22:37
>ネトナム戦争
すみません。
ベトナム戦争の間違い。
参加します。
ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』集英社360p【C】
思ったよりも読みやすい。というより、酔いやすい?
トランボ『ジョニーは戦場へ行った』角川文庫268p【A】
反戦を謳った問題作。主人公が決して特別な人間ではない事を考えると
胸が詰まる・・・
稲垣良典『トマス・アクィナス』勁草書房227p
哲学は苦手…、興味がわいたらまた読もう…。
『[図説]ヨーロッパ地上戦大全』Gakken179p
歴史群像WWU欧州戦史シリーズの記事のダイジェスト版?らしい。
そのせいで評判悪いけど、今更あんなの集められないって者には結構ありがたい。【C】
『同和利権の真相 マスメディアが黙殺してきた、戦後史最後のタブー!』宝島社219p
『同和利権の真相2 人権アフィア化する“部落開放同盟”の錬金術を追う!』宝島社237p
こんな本がそこら辺の本屋で買えるなんて、部落差別もそろそろ下火みたいね…、実に喜ばしいことで。【C】
石塚正樹 『AーZ』 文芸社 (P137) 【D】
読後感がなんとなく不愉快。
完走者の皆様おめでとうございます。
新規参加の皆さま、よろしくお願いします。
二十世紀・橋本治・毎日新聞社・\2400・451p
二十世紀の100年の各々一年を、一年ごとに4ページ(二段組)の随筆にした本。
橋本治の天才を体感できる。
天才故に、三振もあるが、ホームラン率も高い。
一日に「一年分」を読んで百日余り楽しんだ。→A。
北川悦吏子「ビューティフルライフ」P348【D】
前回ロングバケーションを読んだ反動で。 たいして感動しなかった。
今まで幾度と恋愛物を読んできたが、たいして変わらず。ありがちなストーリー
市川拓司「いま、会いにゆきます」P374
これまた恋愛物。相手が幽霊というのは初めてだったが、読んでるうちにだんだん結末が分かってきた。
すこしはジーンときたが、やはり物足りない。 あと一頁あたりの文がちょっと少ないような…。【C】
恋愛物はすこし休憩するか。
本田孝好 『ALONE TOGETHER』 双葉文庫 (P302) 【B】
後に残る本だなぁと。
余韻がイイ(・∀・)
エクトル・マロ「家なき娘」岩波文庫上199p下282p
娘たちの古臭い言葉遣いが微笑ましいですな
後半展開が急すぎるように思います【B】
・『遊戯の終わり』
フリオ・コルタサル著/木村栄一訳 国書刊行会209p
【B】短編集。なかでは「殺虫剤」という作品が一番好き。
図書館から借りた本だけど、いろいろと書き込みがあって萎え。
ジョン・アーヴィング『オウエンのために祈りを』上427p下450p【B】
なんといってもオウエンのキャラが魅力的。作者の先達の作家への(とりわけディケ
ンズへの)敬意が作中にあふれているのも快い。
『爆笑問題の日本史言論グレート』245p【C】
田中『てゆーかおまえ何々丸って出てくる度に豊丸の名前出すボケやめろよ!』
喜安朗『ドーミエ諷刺画の世界』278P【C】
解説部分はさらっと流しただけ。パラパラ眺めるだけでも結構楽しい。
出版社を書き忘れてました。『オウエン〜』は新潮社、『爆笑〜』は幻冬社で
『ドーミエ〜』は岩波文庫です。
ロバート・ソウヤー「占星師アフサンの遠見鏡」ハヤカワ文庫386p
知性を持った肉食恐竜の世界を見てきたように描くSF
科学に対する素朴な信頼がよいですな【B】
759 :
BJ(1509):03/05/14 20:19
・『ボディ・アーティスト』
ドン・デリーロ著/上岡伸雄訳 新潮社157p
【B】「アンダーワ−ルド」は読了できるか不安だったので試しに。
是非、原書に挑戦したい。
・『うたかたの日々』
ボリス・ヴィアン著/伊東守男訳 早川epi文庫202p
【D】岡崎京子の漫画と同時進行で。訳に馴染めず。
漫画とその原作の小説を同時に読むという、なんだかヘン感じだったけど
面白い体験が出来た。
『薔薇の名前』ウンベルト・エーコ 河島英昭訳 東京創元社 (上巻:413P)
上下巻のうち、上巻から。時は14世紀イタリアのカテドラル(大聖堂)にて
修道士連続殺人事件が発生。その謎を解く2人の僧。
展開的には単純だけど、中世の宗教観とか人名が難しい。【C】
『アバラット』クライヴ・バーカー 行央耿訳 ソニーマガジンズ 477P
ミネソタ州に住む少女がふとした事で異世界「アバラット」に迷い込む。
このアバラットの住民たちが非常に個性的。挿し絵も個性的。
ついでに言うと文面も個性的で、古語関連における訳者のセンスが見えます
あえて子供向けにしなかった所に拍手【C】
しまった、無名草子さんのままだった。
762 :
テタ(3063):03/05/15 00:47
『雨・赤毛』モーム 新潮文庫 152p
モームは人が悪いね。【B】
島田荘司「占星術殺人事件」講談社277p
探偵の名前が清志で著者が占星術師と紹介されているかなり古い版でした
この年の乱歩賞「猿丸幻視行」よりずっとおもしろい【B】
内田百閨w百鬼園随筆』新潮文庫362p【C】
害のないユーモアが心地よい。
会社の昼休憩に寝転んで読む用。
765 :
りーす(☆☆☆2175):03/05/17 23:21
『ベトナムの微笑み』樋口健夫(著) (平凡社新書)227p【C】
ベトナムに行ってみたくなりました。多少、著者が接しているのがベトナムの上流階級に
片寄っている気はするけれども・・・。
『真説 赤穂銘々伝』童門冬二(著) (平凡社新書)280p【C】
赤穂浪士それぞれの詳細がこと細かく書いてあるが、まともに『忠臣蔵』を
読んでないので、理解に苦しんだ。
他
『ホームページにオフィスを作る』野口悠紀雄(著) (光文社新書)229p【C】
『韓国と韓国人』小針進(著) (平凡社新書)225p【C】
永井均「マンガは哲学する」講談社221p
哲学的な視点から見たマンガ論。
個人的に軽く見ていた漫画にも、中には哲学的な問いが真剣に
考えられていたものがあったのかと反省した。
とくに藤子F不二雄は読んでみたくなった。
『占星術殺人事件』島田荘司 講談社文庫 469P
偶然にもですなさんと同じ時期に同じ本をよんでいてリアルに驚きました・・・
こっちは文庫版で探偵の名は潔です。
トリック解けたとき(こんなんありかあ!)って思った。
いやあ全然わからなかったですよ。楽しかった。ちょっと京都に行きたくなった【B】
これは奇遇ですな
いやいや本当に。アハハ
リチャード・オウヴァリー『地図で読む世界の歴史 ヒトラーと第三帝国』河出書房新社125p
当時のドイツの各種資料を地図の形であらわしたもの。
「読む」のにはちょっと辛いかな、資料としてなら使えるかも。【C】
広田厚司『ドイツの傑作兵器 駄作兵器』光人社NF文庫292p【C】
広田厚司『ドイツの火砲』光人社NF文庫319p【C】
知識がないんで面白さがいまいちわかんないなぁ…、興味はあるんだけど軍事は素人には敷居が高い。
マリオ=プーヅォ『ゴッドファーザー』早川書房486P【C】
同名映画の原作本。映画で触れられていないストーリーが多々あり。
文庫(上下分冊)の方が手に入りやすいかも。
三島由紀夫『不道徳教育講座』角川文庫335P【B】
大真面目にふざけた事を書く姿勢が良い感じ。
三島にはユーモアセンスが無いと思ってたが、誤解だった様だ。
『風の海 迷宮の岸』小野不由美 講談社X文庫ホワイトハート 上巻193P 下巻199P
十二国記シリーズ。「黒麒麟」である少年が本当の主に遣えるまでの話。
もちろんハッピーエンドなんだけど、どこか幼児虐待的なカホリがするのは何故?【C】
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
774 :
ですな(☆☆3198):03/05/22 07:43
キャサリン・ネヴィル「8(エイト)」上440p下455p
チェスの用具をチェス・サーヴィスと呼ぶことを知りました
ありとあらゆる謎を詰め込んでちゃんと娯楽小説にしている点には敬服ですな
少々詰め込みすぎか【C】
宮本輝『避暑地の猫』講談社249P【C】
なんかね、もうね、ドロドロでつ。
高野悦子『二十歳の原点』新潮文庫206P【B】
著者の死後(鉄道自殺)発表された日記。自己を厳しく律する態度と多感さは
生きていくお手本になる。
・『君が代は千代に八千代に』
高橋源一郎著 文芸春秋社 261p
【B】何度か声に出して笑っちゃった。
・『あ・だ・る・と』
高橋源一郎著 主婦と生活社 244p
【C】高橋源一郎版「エロ事師たち」?
笑うしかないね。ははははは。
・『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
J・D・サリンジャー著/村上春樹訳 白水社 353p
【C】高校生のときにコレ読んで、かるーく家出でもしたかったなぁ。
マーティン・C・アロステギ『暗闇の戦士たち』朝日文庫490p
作戦中に非戦闘員の婦女子に遭遇したらどう行動すべきか、という問いが重いし印象に残る。
第二次大戦の結成期からベトナム、フォークランド、湾岸まで、各国の特殊部隊の活動を追う。【B】
『世界の最新陸上兵器300』成美堂出版143p
『世界の最新軍用機500』成美堂出版143p
内容の割に値段もお手頃。写真が全部カラーで載ってるのはいい。【C】
別冊宝島編集部『新版 今こそ知りたい自衛隊の実力』宝島社文庫297p
初心者がいちばん初めに読むんなら止めない。
その程度の本。【D】
『猫たちの聖夜』アキフ・ピリンチ 池田香代子訳 早川書房 278P
本当に、登場人物全部猫でした。なのにちゃんと決闘も喧嘩も軽口もロマンスも
てんこもりで楽しかった。何たって雄猫フランシスの小生意気な口調やシニカルな
分析なんかたまんない。魅力的。続編は未訳なのかなあ?【B】
『駅名で読む江戸・東京』大石学 PHP新書234 303P
江戸開府400年ってことで。
都内主要駅名の由来と江戸時代からのなりたちなどの解説。
神田駿河台の地名が家康が晩年を過ごした「駿府城」からきていた
のには初耳でした。【C】
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
781 :
テタ(3253):03/05/30 20:30
『樹影譚』丸谷才一 文春文庫 190p
短編集。表題作はかなり凝った構成。【C】
参加しまつ。
『恋』小池真理子 早川書房 462p
結末で救われました。【C】
783 :
ウサギ(317):03/05/31 02:28
漏れも参加。
『深くておいしい小説の書き方』三田誠広 集英社文庫 317P
高島俊男「本が好き、悪口言うのはもっと好き」文春文庫319p
短文や書評など統一感のない内容だが、表現やたとえが秀逸で
思わず電車の中で噴出しそうになってしまった。
とくに書評は巧みで何冊か買わされてしまった。
でも著者の本を初めて読む人にはつまらない一冊であること請け合いの本。【B】
高島俊男「三国志 きらめく群像」ちくま文庫429p
正史と一般に広まる三国志のイメージを比較して人物を中心に紹介。
幅広い視点からの解説で、あのどうしようもない武将が
実は・・・みたいな話やその逆も。
気楽に読める雑談と著者が言うだけあって楽しめる。【B】
都筑卓司「マックスウェルの悪魔」講談社ブルーバックス276p
古い本だけど明快かつ重厚な内容。
ただちょいと怪しげな面もある気が・・・。【B】
養老孟司「バカの壁」新潮社新書204p
著者の本は初めて読んだのだが、細かい点では賛同できる。
本の内容も有意義だった。
意識とか脳とか体とか、それぞれに対する考察は見事。
ただ彼の言うバカの壁が彼にもあるのがよくわかる一冊とも思える。【B】
『聖の青春』大崎善生 講談社 333p
難病と闘いながら、29年の短い生涯を
生き抜いた天才棋士の伝記。
将棋界のことに詳しくなかったので、
村山聖という人物を初めて知った。
知って良かった。【B】
トルストイ『アンナ・カレーニナ』岩波文庫 上441p、中580p、下513p【B】
かえるくんに薦められて手に取った一冊。・・・いや、三冊。
夫婦愛、友情、不倫、兄弟愛から労働、レース、狩猟、選挙、宗教、哲学、etc
多岐にわたるテーマをちりばめた超長編。
ときにはマターリ。
ときにはページをめくるのももどかしいほどおもしろく読める古典だとおもいます。
787 :
ウサギ(492):03/06/02 10:30
『1973年のピンボール』 村上春樹 講談社文庫 172P
三部作を読み始めてみた。
あぼーん
○平壌クーデター作戦 静かなる朝のために・佐藤大輔・徳間ノベルス・237p
このような作品を書いていては、取材費が年間1000万を軽く超えるのも判る。
会話部分に、多少冗長な部分があるが、『今』を切り取っているので、
とりあえず → B。
○A君(17)の戦争 5 ・豪屋大介・富士見ファンタジア・379p
シリーズ5弾。悪くはない。 → C。
○イエスのビデオ・上下二巻・A.エシュバッハ・ハヤカワ文庫・上下,809p
題名から判るでしょうが、キリスト関係の小説。
SF文庫も抱えるハヤカワが、ノベルで出してるのは、理由があった。
様々な賞を、取っているらしいが、信じられない。
読んでる間だけは楽しめるが、再読には耐えない。→ D。
『青の炎』貴志祐介 角川書店 397P
実は再々読。映画観ていないけど、この本は大好き。
高校生の少年が仕掛ける計画的犯罪なんだけど、
10代少年独特の激しい衝動とか視野の狭さとか巧みな表現。
ラストに賛否両論あったようだけど、自分的には文句無しの作品。【A】
『幽霊は殺人がお好き』筑波孔一郎 ダイソーミステリーシリーズ 222P
とうとうダイソー100円ミステリー本に手を出してしまった。
タイトルにある肝心の幽霊がほとんど出てこなくて
資産家の遺産争いに潜む愛憎劇というお約束な展開が延々と続く。【D】
『ウォッチャーズ〈上〉』ディーン・R・クーンツ 文春文庫 408p
『ウォッチャーズ〈下〉』ディーン・R・クーンツ 文春文庫 388p
アメリカさん特有の大衆娯楽小説。素直に面白い。
これは映画化されれば売れるんじゃないかなぁ。
と思ったら既に映画化されていた。B級映画として・・・。【B】
ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド(一)〜(五)』岩波文庫 計2204P
作者の代表作。結構暗い場面も多いんだけど、どこか温かみを覚える余地が必ずある。
それは、ディケンズ自身が世の中に決して絶望せず前を向いて生きたからなんだと思う。
挿絵がとっても可愛らしいんで、長っ!と思う人はそれだけでも・・・【B】
ポール=オースター『幽霊たち』新潮文庫140P
事件の起こらない推理小説。ちなみに答えも出てきません。
それを考える事について考えるのがこの小説の醍醐味です。
堅苦しいことは全くないです。物凄く読みやすいです。後、なんかお洒落な感じです。【C】
793 :
りーす(☆☆☆3628):03/06/07 13:48
『丸の内アフター5』泉麻人(著) (講談社文庫)190p 【C】
バブル崩壊前の、古き良き時代、と言った感。
やはり、大企業がいいよなぁ、と最近思います・・・。
『けっこう凄い人』泉麻人(著)(新潮文庫)210p 【C】
21名の『凄い人』を取材した本。少し古いので、昭和時代の『凄い人』なのが残念。
今でも現役で『凄い人』な方も含まれているが、『そう言えば、そんな人、いたよなぁ』
的な人も!?平成バージョンを出したら面白そう。
『紺碧の艦隊1 運命の開戦』荒巻義雄(著) (徳間書店) 210p 【C】
『紺碧の艦隊2 帝都初空襲』荒巻義雄(著) (徳間書店) 198p 【C】
『紺碧の艦隊3 豪州封鎖作戦』荒巻義雄(著) (徳間書店) 214p 【C】
『紺碧の艦隊4 原爆阻止作戦』荒巻義雄(著) (徳間書店) 215p 【C】
『紺碧の艦隊5 空中戦艦富士出撃』荒巻義雄(著) (徳間書店) 216p 【C】
架空歴史物は、あまり読まないけど、これには結構ハマってます。
1つの本やシリーズを一気に読めない性格なので、途中でダレるかもしれないけど・・・。
794 :
無名草子さん:03/06/07 13:50
ああもっとなじって 庶民たちよ
君たちには本質が見えないのだろう
私はちーさまの声に音に凌辱され姦淫された奴隷なのだ
苦しい,でも幸せ
絶望だから快楽
それが鬼ちーワールド
795 :
りーす(☆☆☆5153):03/06/07 13:56
『超古代文明論』高橋克彦、南山宏(著) (徳間書店)318p【C】
『沈黙の神殿』大地舜(著) (PHP研究所)250p【C】
『神々への階』アンソニー・アヴェニ(著) (日本文芸社)245p【C】
『神々の遺伝子』アラン・F・アルフォード(著) (講談社)403p【C】
『失われた聖櫃』ルール・ウースター(編) (原書房)309p【C】
オー・パーツやアーク、超古代文明などなど。
無条件に信じるには眉唾物だが、読み物としては興味深い。
『夏の災厄』篠田節子 毎日新聞社 381p
戦慄のパニック・ミステリーとありますが、
社会派ミステリのように感じました。
というか特命リサーチ!?
蚊が恐くなりました。【C】
『仄暗い水の底から』鈴木光司 角川書店 259p
映画が秀逸だったので読んでみましたが、
拍子抜け・・・。
短篇集とは思ってもみませんでした。
映画の原作(浮遊する水)は40pほどのため、
ストーリーが薄いです。【C】
参加します
田中克彦『言語学とは何か』220p
リュドミラ・ウリツカヤ『ソーネチカ』新潮クレストブック139P
活字中毒の冴えない女性の平凡ながらハッピーな生涯を淡々と綴る。
刺激には欠けるけど、ほっとした気分になれる一冊。【C】
新規参加者の皆様>>よろしくお願いします。
『暗いところで待ち合わせ』乙一 幻冬舎文庫 262P
盲目の少女と殺人容疑の少年との奇妙な同棲生活。
傷つくのを恐れる二人のナイーブな心の触れ合いがとてもいい。
心温まるいい話なのに表紙の恐ろしげなイラストのせいで
随分(セールス的にも)損してるんじゃないのかな【B】
『九月の四分の一』大崎善生 新潮社 203P
4つの短編集。人間が生きていくうえでの感情(特に恋愛感情)は
どんな事柄にも止めることはできないというか、彫像に恋する女性の
話が印象的でしたな【C】
『薔薇の名前』(下巻)ウンベルト・エーコ/河島英昭訳 東京創元社 426P
14世紀イタリア修道院内での連続殺人事件の壮絶な結末。
ストーリー自体はかなりハイレベルだけど話内容もなかなかに難解
先に聖書を読んだ方がいい。初心者にはお薦めしない【C】
800 :
水先案内人:03/06/08 12:33
『アジアンタムブルー』大崎善生 角川書店 326p
大崎善生のノンフィクション以外を初めて読んだので、
ちょっと造りすぎてる感じを受けました。
それでも印象に残るフレーズがたくさん。【C】
『パレード』吉田修一 幻冬舎 282p
予想していたようで、全く予想していなかったラスト。
今まで時にはニヤついて読んでいたのが嘘のように。【C】
那須壽編『クロニクル社会学』有斐閣アルマ280p
日常を疑うエスノメソドロジー(・∀・)イイ!
ジュンパ・ラヒリ『停電の夜に』新潮文庫327p【C】
ハートウォーミングな短篇集。
インド系アメリカ人作家でインドにまつわるテーマが多いです。
デュマ・フィス『椿姫』新潮文庫330P
古臭い、というより目新しい所が全然無い恋愛小説。
その事は、この作品がいかにスタンダードであるかを示している。
どこかで見たシーンだなあ、と感じることがあればこう自分突っ込みをするべし。
「元ネタはこっちじゃ!」【B】
中島らも「今夜、全てのバーで」講談社文庫312p【C】
ロマンチックな小説かと期待したが、全然違った
『僕のなかの壊れていない部分』白石一文 光文社 320p
人は何のために生まれたのか。
なんとも哲学的なテーマで疲れた。
六田登の漫画読んだ方が幾分マシだ。【D】
『羊をめぐる冒険』上下 村上春樹 講談社文庫 245+231P
「いわし」が好き。【B】
『黄金を抱いて翔べ』高村薫 新潮社 312P
金塊を強奪しようと目論む男達の話。
北朝鮮関係とか現在タイムリーだったから妙なリアルが。【C】
宮田登『民俗学への招待』ちくま新書
日本の「仕切りなおし」の文化っていいな
『ALONE TOGETHER』本多孝好 双葉社 261p
いい意味で全体的に暗いイメージ。
途中で少し飽きてくるかな。
「俯く」「頷く」の表現がやたら出てきたのが気になった。【C】
『オロロ畑でつかまえて』荻原浩 集英社 225p
何も考えず、楽に読める一冊です。
近頃はこういう作品の方が少ないのかも。【C】
磯田道史「武士の家計簿」新潮新書218p
最近、発見された1842年から1879年までの家計簿やその他の文献から
武士の生活を推察していく。【A】
高島俊男「広辞苑の神話」文春文庫346p
相も変わらず言葉に関する話が主。
でも話題に上がるのはジャイアント馬場の十六文とか、結構俗な感じで面白い。【A】
岩月謙司「なぜ、男は「女はバカ」と思ってしまうのか」講談社+α新書236p
実用性は高いがやっぱハウツウ本ではないかと、思ってしまう。
著者自身の考えに今一歩の深みが足りない。
しかし、使える。【B】
『イソップ寓話集』岩波文庫372p【C】
児島襄
『太平洋戦争(上)』中公新書329p【B】
『太平洋戦争(下)』中公新書339p【B】
『東京裁判(上)』中公新書271p【B】
『東京裁判(下)』中公新書230p【B】
『第二次大戦 大空戦』二葉社156p【C】
中江克己『色の名前で読み解く日本史』青春出版社211p【C】
多賀一史『写真集 日本陸海軍航空機ハンドブック』PHP文庫309p【C】
「大空戦」と「色の名前」はちょっと期待はずれだった。他はまあまあ。
児島の戦史はちょっと興味出てきたけど、どれも長いからなあ…。
今週はイイ本にあたって幸せ。
『スキップ』北村薫 新潮社 428P
17歳の心を持った42歳女高校教師!最初はどうなることかと
ハラハラしたがラストで泣き。かわいいんだもんよ【B】
『ダレン・シャン−真夜中の同士』ダレン・シャン/橋本恵訳 小学館 278P
最新刊。バンパイアマウンテンシリーズを軽く越える素晴らしい展開!
今までの7巻はこう繋がっていたのかと唸ってしまう。イイ!【B】
『パイロットフィッシュ』大崎善生 集英社 245p
これは『アジアンタムブルー』の主人公の別ストーリーのようです。
読む順番をミスった・・・。【D】
歌野晶午 『世界の終わり、あるいは始まり』 (P500) 【B】
面白い。こんな物語のつづり方もあるのかと。
新規参加者の皆様、よろしくお願いします。
・『失われた未来』
岡田斗司夫著 朝日新聞社 211p
【C】ああ、オレロストフューチャー好きだったのかも。
・『人間そっくり』
安部公房著 新潮文庫 p183
【B】自称火星人と放送作家とのやりとり。
なんだか、野中英次の漫画を連想してしまった自分に反省。
・『砂の女』
安部公房著 新潮文庫 237p
【A】砂に埋もれた一軒家に閉じ込められた男の脱出劇。
・『穴』
ルイス・サッカー著/幸田敦子訳 講談社ユースセレクション p309
【A】砂の女に続いて、穴掘り小説。友情・努力・勝利?
ジョジョの奇妙な冒険第五部で、一部ネタにされた部分も。
手当りしだいに友人に薦めたくなるのは、「悪童日記」以来。
『発掘捏造』 新潮文庫 (P299) 【B】
旧石器遺跡の発掘が捏造であることをスクープした
毎日新聞の取材班の流れがよく分かる。
けれど、この時期には説得力が無いねぇ。
819 :
りーす(☆☆☆6609):03/06/20 13:39
『物語 ドイツの歴史』阿部謹也(著) (中公新書)345p【C】
フランク王国から神聖ローマ帝国、プロイセン、ドイツ帝国、そして現代の連邦共和国に
至るまでの歴史の流れが良くわかる。
『漂着物学入門』中西弘樹(著) (平凡社新書)211p【C】
海岸に漂着する熱帯植物からプラスチックまで、環境問題も絡めた本。
『リセット』 渡邊延朗(著) (ガイア出版) 185p【D】
また、トンデモ本を見つけてしまった。近い将来、太陽系がフォトン・ベルトに
突入して、人類が準エーテル体?に進化するというもの・・・。
『青春をどう生きるか』加藤諦三(著) (光文社文庫) 232p【C】
『もっと素直に生きてみないか』加藤諦三(著) (三笠書房) 248p【C】
『いま就職をどう考えるか』加藤諦三(著) (PHP文庫) 235p【C】
『キャラクター小説の作り方』 大塚英志 講談社現代新書 309P
あんまり書くにはやくにたたんかもしれん。
『罪と罰』上 ドストエフスキー 新潮社 488P
こんなに古典が面白いなんて初体験。
821 :
きら(392):03/06/20 21:51
随分遅いですが参加させて下さい。
重松清『エイジ』 朝日文庫 392p 【C】
終戦のローレライ(上下)・福井晴敏・講談社・453p・597p
長い。二段組で千ページ超は、なんとしても長い。
もう少し、絞った方がよかったのではと思う。→C。
リチャードバック『かもめのジョナサン』新潮文庫 130p
第一章だけで書くのをやめればよかったのにと思う。
岩田規久男『経済学を学ぶ』ちくま新書220p
きわめて平易。経済的誘因を利用して環境問題の解決がなされているというところがおもしろい。
渡部昇一『知的生活の方法』講談社現代新書210p
知的生活をする上では、退行してみたりくだらないことをしたりといった知的でない生活も重要だ、
と指摘しているのが印象的だった。
香山リカ『ぷちナショナリズム症候群』中公新書ラクレ180p
なんてこった。
この本の指摘するところは、あの「人類補完計画」が現実のものになろうとしているということじゃないか。
阿修羅ガール・舞城王太郎・新潮社・284p
この本で、版元から何か賞を貰っていたが・・・。
新鮮味は感じられない。→ D。
>822の終戦のローレライ、→B に訂正。
少し経ってから、いろいろと思いおこしたりしたので。
『少年時代〈上〉』ロバート・R. マキャモン 文芸春秋 397p
『少年時代〈下〉』ロバート・R. マキャモン 文芸春秋 461p
少年時代ってどこでも魔法の王国だし誰でも毎日冒険してる。
それがミステリーと絡みあって面白くないわけがない。【B】
碓井広義『テレビの教科書』PHP新書195P
自分語りが鬱陶しい。テレビ史のくだりはまあ、参考にはなる。【D】
芥川竜之介『朱儒の言葉 文芸的な、余りに文芸的な』岩波文庫249P
箴言集と芸術論。勉強不足のせいで半端な理解しかできなくて残念。
スンマセン、逝って来ますって感じ。(帰ってくるからな!)【C】
寺山修司『ポケットに名言を』角川文庫169P
著者の独断による名言集。映画、歌謡曲、そして文学。色んなとこから持ってきてます。
なにか引っかかる言葉が見つかれば、引用元へ走るのも一興かと。【C】
江國香織『神様のボート』新潮文庫 267p 【B】
この人の本は穏やかで静かな雰囲気が好きです。
って言っても3冊しか読んでないけど…。
狂気の恋なのに、穏やかで、心に染みます。
828 :
テタ(3458):03/06/24 20:07
『エレンディラ』G.ガルシア=マルケス ちくま文庫 205p
短編集。おもしろいものとよくわからないものがあった。
『シャーロック・ホームズの秘密ファイル』ジューン・トムスン 押田由起(訳)創元推理文庫 347P
カッチリした正統派のパスティーシュ短編で読後感が素晴らしい。
作者がいかにワトスンを愛しているかが行間から読める。【B】
『聖母の深き淵』柴田よしき 角川書店 326P
緑子シリーズ第二弾。すさまじくも切ない、残酷だけど純粋
最初から最後までジェットコースターな作品。イイ!【B】
830 :
メイプル(279) ◆SyrupE.a8A :03/06/25 00:42
新参です。よろしくお願いします。 田島信元「共同行為としての学習・発達」金子書房(279p) 心理学の専門書。 だけど、子供がいるとか教える仕事をしている人にはよいかも。【C】
831 :
メイプル(279) ◆SyrupE.a8A :03/06/25 00:42
新参です。よろしくお願いします。
田島信元「共同行為としての学習・発達」金子書房(279p)
心理学の専門書。
だけど、子供がいるとか教える仕事をしている人にはよいかも。【C】
『クリスマスのフロスト』R・D・ウィングフィールド 東京創元社 534p
次々と事件が発生・判明していき、
当然の如くその周囲の負の感情が出てくるんだけど、
主人公フロストの存在感が見事にそれを中和していた。
下品なジョークがことごとくツボにハマった。【C】
『アンネの日記 増補新訂版』文春文庫597P
真実の記録。故に読了したところで終わりがくる訳では無い。
歯切れの悪さをずっと抱えなくてはならない。生きるってそういうことじゃないかと思う。
アンネ・フランクは作家にもジャーナリストにもなれなかった。
しかしそれ以上のものになった。なってしまったのだ。これは悲劇ではないのか。【B】
新参者です。よろしくお願いします。
『猫だましい』 河合隼雄 264P
ちょっと想像していたものと違った。まあまあ(so-so)といったところ。
「猫は好きでも嫌いでもない」って文中で明言しているにかかわらず、
背表紙に「こころの専門家・河合隼雄先生は実は大のネコ好きです」なんて
嘘っぱち入れるのはどうかと思う。
ちなみに、猫の方からはモテるそうです。羨ましい。
835 :
りーす(☆☆☆8389):03/06/27 14:12
『西ゴート王国の遺産』鈴木康久(著) (中公新書) 222p【C】
ローマ帝国の植民地時代からレコンキスタに至るまでの、西ゴート族を
中心にとしたスペインを形成する歴史。
『台湾の選択』Twu Jau-yann(著) (平凡社新書)266p【C】
国家承認されない国、台湾の現状について。
『江戸のおしゃべり』渡辺信一郎(著) (平凡社新書)245p【C】
江戸時代の風俗を、川柳を基に読み解く。
『怪文書』六角弘(著) (光文社新書) 244p【C】
イトマン事件、クレスベール証券事件等の、企業の暗部を曝け出す怪文書の話。
『マジシャン』松岡圭祐(著) (小学館)367p【B】
トリックを駆使する数々の巧妙な詐欺事件が、ラストで一気に収束していく。
『紺碧の艦隊6 風雲マダガスカル』荒巻義雄(著) (徳間書店) 204p 【C】
『紺碧の艦隊7 紅海雷撃作戦』荒巻義雄(著) (徳間書店) 232p 【C】
836 :
メイプル ◆SyrupE.a8A :03/06/27 17:40
NHkスペシャルアジア古都物語ジョグジャカルタ支え合う王と民(203p)
TVで放送されたものを本にまとめてある。
カラー写真が少ないのが残念<C>
参加させてください。よろしくお願いします。
『氷点(上・下)』角川文庫 三浦綾子
上巻P.368/下巻P.371
陽子の純粋な性格、徹の陽子を労わりに感動しました。
ただ、少し消化不良ぎみだった感じがします。
(啓造のキリスト教の信仰、夏枝の陽子に対する気持ちなど)
続の方でどのように進展していくのかが楽しみです。
佐山二郎『機甲入門』光人社NF文庫587p
日本軍の戦車を中心に、装甲車やオートバイなどの機動戦力を大量の写真や三面図を
交えつつ紹介。中身は濃ゆいけどあまり一般向けじゃないです(NF文庫ってみんなこうなのかな?)【C】
八木秀次 監修『明治・大正・昭和……親子で読みたい精撰「尋常小學修身書」』小学館文庫409p
「親子の」とか書いてあるとおり、当たり前だけど当たり障りのないとこしか載ってないですね。
残念。なぜか外人の偉人伝とか載っててこれはこれで楽しいんだけど。【C】
山下静雨『もっと「きれいな字!」が書ける本』三笠書房237p【C】
米沢嘉博『マンガと著作権 〜パロディと引用と同人誌と〜』青林工藝舎210p
2000年にコミケ会場で行われた著作権に関する二回のシンポジウムを収録。
場所が場所だけに扱う内容が妙に具体的でなかなかに素敵な本。一回目の主な参加者は
評論家の夏目房之介、漫画家のいしかわじゅん、高河ゆんなど。【B】
>>835>「怪文書」
続きものの「業界別〜」とかいうの本屋で見かけたけどちょっと興味あるんだよな〜。
こんど買ってみようかな(w
新規参加者の皆様、よろしくお願いします。
『観覧車』柴田よしき 祥伝社 299P
探偵業、下澤唯シリーズ。失踪した旦那を追いながらも探偵を続ける
のだけど(他人の浮気調査とか尾行とか)淡々とこなしながらも
常に失踪した旦那のことを想う姿がちょっと切ない。【C】
『きよしこ』 重松清 新潮社 253P
父の仕事で転校が多く、吃音を持つ少年がいろんなことを
思ったり感じたりしながら「少年時代」を過ごしていく。
ちょっと泣けて、きゅんときて、暖かくなれるイイ話【B】
というわけで☆ゲット。うれしいです
新規の皆様、よろしくお願いします。
トビ子さん、おめでとうございます!
『遙か南へ』ロバート・R. マキャモン 文芸春秋 531p
それぞれ影を持った登場人物達が成長(?)していく姿は、
読んでて清々しい。【C】
age
逸脱するけどおまいらのオススメの本教えれ!!
ジャンルは何でもいいんですが
頼むよ
うおーこんなスレがあったのか
図書館で借りた京極「魍魎の匣」、一昨日読了して返しちゃったよ・・
ジェイムズ・P・ホーガン「仮想空間計画」544p
マトリクスを見る前にあわてて再読
仮想空間実現のための技術の説明にホーガン一流の発想の冴えがなく
陰謀論に傾きすぎですな
翻訳も良くありません【D】
トビ子さんおめでとう。
俺は本スレでは達成無理だな……。
「ダレン・シャン」2 250P
子供の躍動感が伝わる訳が見事。
返却してしまったのでページ少なめ申告。
「ダレン・シャン」3 281P
2巻よりは下。
「半落ち」 横山秀夫 297P
登場人物が皆似通っていて、妙なテンションに笑いがこぼれてしまう。
結末はかなりがっかり。
『泥流地帯』角川文庫 三浦綾子 P.452
貧しくても力強く誠実に生きる家族の姿が
とても幸せに映りました。
そんななか、最大級の不幸が耕作に押し寄せたとき、
拓一の耕作を慰めるセリフに感動しました。【B】
847 :
ムル(464):03/06/29 23:54
江戸の恋―「粋」と「艶気」に生きる
田中優子 集英社新書 200p 【B】
著者は開高健ノンフィクション賞の審査員でもあるよう。
美しく、知性と教養にあふれて情が深いという江戸の遊女が
興味深かったです。
1000なんて遠いなぁ。気長にがんばります。
常連の皆様、こちらこそよろしくお願いします。
手塚治虫COVER【エロス篇】オムニバス・徳間デュアル文庫・295p
著者・梶尾真治・森奈津子・井上雅彦など。雑誌の特集として掲載された短編の、収録作品集。
当たり前だが、オマージュ短編集なので、元ネタの手塚作品を読んでいないと面白さは半減する。
手塚作品の元読者の年代を考えると、この『デュアル文庫』での出版は、疑問が残る。
*小説から、新たな手塚治虫読者を獲得する深謀遠慮ならば敬服致します。
面白かったが、読者を選びそうなので、→C。
>>846 すいません、間違えました。角川でなくて、新潮文庫でした。
『続泥流地帯』新潮文庫 三浦綾子 P.441
泥流地帯の続編です。
物語を通して、人の生きる意味を考えさせられる
とても素晴らしい本です。
ラストの電車を見つめるシーンは、真摯に生きた拓一と耕作と
田んぼの風景は鮮明に浮かびました。心情的にはAです。【B】
850 :
阻止雄真実 ◆xWxIWCGZl6 :03/07/02 00:20
48冊目
4004p
『失敗学のすすめ』畑村洋太郎 (講談社)255p
失敗を肯定することが組織や技術の成長に繋がるということを、失敗の原因を分類しながら説明している。
全国病院の情報開示ランキングが発表されて、上位に入った某病院では医療ミスをHPで公開することに
していると新聞で読んだ。失敗を自ら公表する病院が出てきたのは、医療における情報開示が進んでいる
という良いシグナルと評価できるが、肝心なのは、失敗を開示するだけでなく、それを分析して、次回に
生かすことであると思う。
851 :
無名草子さん:03/07/02 00:21
49冊目
4257p
『女盗賊プーラン(上)』 プーラン・デヴィ 草思社 253p
最下層のカーストで迫害を受けた後、盗賊に浚われ、そこの首領となり、自分を迫害した連中に復讐し、
民衆の英雄となっていく著者の話。上巻はこれでもかというほど著者を襲う迫害、レイプ、暴行の数々に絶句。
インドのカースト制度の現状を知った。(こういった差別や迫害は古代からのインドでは合法らしかった・・・)
50冊
4510p
『女盗賊プーラン(下)』 プーラン・デヴィ 草思社 253p
雪中の奇跡・梅本弘・大日本絵画・271p
1939年11月から105日間続いた、ソ連がフィンランドに仕掛けた侵略戦争(冬戦争)を描く
ノンフィクション。
当時のフィンランドの全人口370万人は、ソ連の『一年分の人口の純粋増』に過ぎず、
国力の差は明らかであり、勝敗は目に見えていた。
(最終的に、戦闘が継続できる状況下での講和を、フィンランドは不利な条件を呑んで受諾する)
しかし、ほぼ孤立無援の、近代兵器も装備が満足でない『小国』は奮戦した。
フィンランド側の戦死者2万3千人余、負傷者4万人余に対して、
ソ連側は、25万〜27万人の戦死者および、最大100万人の負傷者が発生している。
開戦時にフィンランドが保有していた戦車はわずか「15輌」だったが、
105日間の戦争中に、ソ連軍が『撃破・鹵獲』されて失った装甲車両は「1500輌」に及ぶ。
『冬戦争』は、幾多の戦訓を残し、二次大戦のその後の『戦闘』の帰趨に大きな影響を与えた。
版が改められているのに校正の見過ごしがあったり、処女作であるためか、
文章がこなれていない感じが残る。戦史に興味がある人はぜひどうぞ。→【B】
夏目漱石『門』新潮文庫331p【B】
吉本ばなな『キッチン』新潮文庫197p【D】
村上春樹・安西水丸『日出る国の工場』241p【C】
51冊
4731p
『国際政治のキーワード』西川恵 講談社現代新書 221p
歴史の再認識、宗教対立、市民運動などのキーワードをヒントに国際関係を捉えてみる。
ただ、取り扱っている範囲が広すぎるのか、様々な事件を紹介しているカタログという感じがした。
評価【D】
徳田八郎兵衛「間に合わなかった兵器」光文社281p
大日本帝国の兵器開発生産運用能力を論じる
現代にもこういうことはあると身につまされますな【B】
一方で「間に合わせたソ連」には>854の戦訓があったわけで
そちらの本も読んでみたくなりました
「
『夜のフロスト』R・D・ウィングフィールド 東京創元社 784p
シリーズ第2弾『フロスト日和』が図書館に無かったので、
第3弾を。簡潔な描写でどんどん話が展開していくので、
夢中になって読めました。かなりのボリューム。【B】
859 :
テタ(3738):03/07/05 15:27
『パラノイア創造史』荒俣宏 ちくま文庫 280p
奇人伝。「偉大なる記憶力の持ち主」の章がおもしろい。
「ドグラ・マグラ」の背景についても説明されている。
ただ、オカルト臭が多少あり。【B】
陳舜臣「中国畸人伝」新潮文庫 274p
こういった列伝形式の小説が陳舜臣は一番うまい気がする。【B】
藤沢周平「竹光始末」新潮文庫 304p
短編集。表題作の評判が良いので期待して読んだら
個人的に他の作のが面白かった。【B】
藤沢周平「たそがれ清兵衛」新潮文庫 326p
短編集。つぶ揃いである。【B】
岩月謙治「女は男のどこをみているか」ちくま新書234p
この人の本は二度と買わないことを決意。
「宇宙の法則」だとかの用語がいい加減過ぎるのではないだろうか。
言いたいことは察せられるがそういう言葉を平気で使う無神経さが胡散臭い。【D】
『わが心臓の痛み』マイクル コナリー 扶桑社 490p
原題『BLOOD WORK』に重要な意味があるから、
タイトルをわざわざ変える必要は無かったと思う。
話の展開文句無し。クリント・イーストウッドという
ぶっ飛んだ配役の映画版も俄然観たくなった。【C】
ロマン・ロラン『ジャン=クリストフ(一)〜(三)』筑摩書房 計1238P
音楽家である主人公の全生涯を綴った長編。たったひとつの人生も、ここまで膨大
なものなのかと改めて考えさせられる。(クリストフは天才音楽家で尚且つ不屈の精神力を
備えているからその一生は非凡なものだったけどそれはそれとして)
長々と語られる芸術論がウザかったり、写実的ではない描写がひどく読みにくかったりもしたんだけど
読んでよかったなあと思う一篇。(でも疲れた・・・一ヶ月かかったよ)【B】
遠藤周作『「深い河」をさぐる』文春文庫227p
対談集。非合理的なものの存在をきちんと認める事はちっとも非合理的ではないことが
よく分かる。
あと、モッくんて頭良いのね・・・( インドは何を教えてくれるのか の章を参照)【C】
>みんちー様、ウサギ様
お祝いしてくれて有難うございます。
『上高地の切り裂きジャック』 島田荘司 原書房 333P
表題の他「山手の幽霊」怖かった。トリックも大胆。
密室の餓死ネタには弱いのです・・・ガクブル
それはそうと279P一行目の御手洗のセリフ
「ではすに大勢で・・・」って脱字でしょうかね。
「ではすぐに大勢で」と変換して読みました。ううむ。【C】
『白バラが紅く散るとき』 フィンケ 講談社文庫 211P
ゾフィーの鮮烈な生き方に感銘。
通勤途中の合間などにちょこちょこ読んだことが悔やまれます 【C】
『マダム小林の優雅な生活』 小林聡美 幻冬舎文庫 179P
読む必要は特になかった【D】
『ジロジロ見ないで』〜“普通の顔”を喪った9人の物語〜
撮影 高橋聖人 構成 芽島奈緒深 扶桑社 194P
やけどや先天性の病気で苦しむ人々の心の闇を少しだけ知りました【C】
『物語の体操』大塚英志 215P B
批評臭強し。
『作家養成講座』若桜木虔 217P B
作家として「食っていく」ことを突き詰めている
『ダディフェイス』伊達将範 338P C
そういえばここでライトノベル読んでる人みたことないですね……。
866 :
メイプル(860) ◆SyrupE.a8A :03/07/07 20:52
『同級生』 東野圭吾 講談社文庫 378p
通勤のお供にと読み始めたんですが、
仕事場について中断するのが辛かったです。【B】
創竜伝 13巻・田中芳樹・講談社NOV・251p
この手の小説は、サッと書いてパッと売るのが良いのに・・・。
とりあえず、乗り掛かった船なので、読んでいる程度。
今から、第一巻から読み始めるのは、お勧めしかねる。
暇潰しに。→【D】
DOOMSDAY-審判の夜-・津村巧・講談社NOV・508p
SF仕立ての、パニック小説か?
読んでる間だけはドキドキするタイプの小説だが・・・。→【D】
>>865 それは私への挑発と受け取った。(藁
『涙』 乃南アサ 新潮文庫 上390P/下485P
描写はとても丁寧なので、萄子の年代の方なら共感して
読むことができるのではないかと思います。
ただ、不必要に長いなと思わせる部分も幾つかありました。
もう少し主人公の萄子か勝に感情移入できていれば
物語の印象も、楽しく読めたと思うのですが、それまでに
退屈してしまいました。
一番感動したところは、ルミの「ただいま」という場面です。
不器用な二人を描いているところは泣きました。【C】
869 :
メイプル(1215) ◆SyrupE.a8A :03/07/08 22:57
どちらかが彼女を殺した 東野圭吾 355p 講談社文庫
最後の方はまどろっこく、くどかった【D】
52冊
4826p
『郵政改革の未来』 金子秀明 編著 ワンツーマガジン社 95p
郵政改革について政治、経済、国際比較等様々な視点から論じている。
民営化反対というのが通奏低音な気がする。
『むかし僕が死んだ家』 東野圭吾 講談社文庫 306P
東野圭吾さんの作品は、読みやすくて良いですね。
特に、登場人物の何気ない仕草を表現するのがとても
上手だと思いました。
前半の”椅子に両腕をついて・・・”とか
ストーリーは、ほとんどが主人公と元恋人の沙也加だけで
展開するのですが、内容は奥が深かったです。
徐々に明らかになっていく記憶の断片が、先の展開を早く
知りたくなってしまい、一気に読んでしまいました。【B】
片山恭一『世界の中心で、愛をさけぶ』小学館206p【D】
わざとらしい恋愛ストーリー。
村上春樹『辺境・近境』新潮文庫301【C】
旅行記です。
白川道さんオメデトウ!真っ先にお祝いさせて頂きますよ。
俺もあとちょっとだ・・・
ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧 新版』みすず書房169P
「心理学者、強制収容所を体験する」が原題の直訳。自己の体験をあくまで客観的に書こうとはしているが
それは完全には成功していない。だがそこがいい。作者の生命が、それを隠そうとすることで、
余計に際立っている。【B】
ホーソーン『緋文字』岩波文庫420P
十七世紀アメリカの清教徒社会を舞台にした倫理的な姦通小説。本編はとてもシリアス。
それに対し、作者の役人時代のことを書いた序文「税関」はユーモアの塊。(序文のくせに60Pもある!)
かたっぽだけでも楽しい。両方読むともっと楽しい。【B】
ヘッセ『幸福論』新潮文庫197P
エッセイ集。余生を静かに送るなかで書かれたもの。24歳の現在の俺では共感しかねる所もある。
それは自然なことなんだと思うから、すこしも不愉快ではない。こんな爺さんになりたいなあ、と今は考えている。
結果どうなるかは、50年後のお楽しみ。(いや、あくまで俺個人のってことですよ・・・)【C】
874 :
テタ(3900):03/07/11 22:42
『珍品堂主人』井伏鱒二 中公文庫 162p
【C】
>865 そういやライノベ最近読んでない。決して嫌いなジャンルではないのに。
>868 一年ほど前に読了済なのだが内容を全く覚えていないことに
気づいて激しく鬱になってる最中。
白川道さん☆ゲットおめでとうございます。
「世界の中心で・・・」やばいすか?まさしくこれから読もうと思ってた所なのです(w
『ガセネッタ&シモネッタ』 米原万里 文春文庫 315P
日露同時通訳者の爆笑エッセイ。ただ笑うだけじゃなく知的な考察と観察眼が
より深みを感じる。同時通訳という堅そうな職種での知られざる世界が楽しい。
他著書もあるそうなので是非読みたい。【B】
『プログラマのしくみ』 藤山哲人 ソフトマジック 197P
切符の発行番号などが65536だとフッと笑う人種。
(16進数に日々晒されているから)著者自身がプログラマなので
自身の話と身内ネタが大半。あと業界ネタかな。【C】
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白川道さん、おめでとうございます!
『静寂の叫び』ジェフリー ディーヴァー 早川書房 462p
前半の人質解放交渉の心理戦から一転、後半の大どんでん返し。
登場人物が多く、覚えるのに必死でした・・・。【C】
878 :
割り子(2980) ◆ZPq6Kd7iLw :03/07/12 16:11
>>752と同じ人物。トリップを忘れてしまい、トリップ変更。 どーでもいいか。
赤川次郎「幽霊屋敷の電話番」P275【B】
短編集。1つの電話が巻き起こすミステリー。
怖いだけじゃなく、人の助けになったりといろいろとある。
阿部牧郎「求愛の街」p398【C】
出会い系サイトの恐ろしさをそのまま書いたような本。
出会い系サイトにハマってしまった人妻と、その人妻を本気で好きになり、
ストーカーになってしまう大学生とのやりくり話。
最後はストーカーになった大学生の母がその物語の結末を決めてしまう。
大平光代「だから、あなたも生きぬいて」P291【C】
作者の伝記みたいなもの。勇気をくれる本かと思ったら違ってた。
いじめられっこからやくざの妻、そして司法試験に合格。と波乱万丈な人生をつづった本。
相田みつを「生きていてよかった」P190【D】
たぶん詩集。コメントはパス。
逢沢明「大人のクイズ」P178【?】
クイズ集。カウントしていいのか分からないけど、いちようしとく。
879 :
無名草子さん:03/07/12 18:08
いやーありがとうございます。
>>875 まあ人それぞれだと思いますが、残念ながら私には合いませんでした。
ヘミングウェイ『勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪―ヘミングウェイ全短篇2―』新潮文庫404p【B】
凄くかっこいい小説がたくさん収録されてます。
解説もおもしろい。
ディーン・R・クーンツ『ベストセラー小説の書き方』365P B
ものを書くというこを神聖視・特権視している者にとっては
とても気分が悪くなる本だと思う。
村上春樹『海辺のカフカ』上下
上巻が冗長すぎてあわや途中で止めそうになった。
この二層構造はちょっと好きではない。397P+429P B
1000までに10000P行けそうな気がしてきた。
>881 がんばってください☆
『世界の中心で、愛をさけぶ』 片山恭一 小学館206p
恋愛のイイトコ取りだけをかき集めた小説だったなあ。何故かタイタニックを連想した。
祖父との墓暴き場面はちょっと野蛮で無粋だと思うのだけど【C】
『フォー・ユア・プレジャー』 柴田よしき 講談社 419P
保育園園長兼探偵、花咲慎一郎シリーズ第二段。
これに限らず柴田作品は読みやすくて面白いのが最大のメリット。
もちろんこれも良かった。最後の一行までトリックが潜んでいるところがイイ!【B】
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
884 :
無名草子さん:03/07/15 13:57
あげ
『放課後』 東野圭吾 講談社文庫 346P
展開の見せ方がすごいですね。クラブ活動の緊迫した大会の
場面や、事件の真相を語るところなど、とても雰囲気が
伝わってきて良かったです。【B】
『どちらが彼女を殺した』 東野圭吾 講談社文庫 355P
僕もラストは少し冗長のような気がしましたが、
それがこの作品の良いところなんでしょうね。
ミステリーとして、もっとつっこんで読み進めていけば
良かったのかなと思います。
(トリックなどは考えても自分では解けるはずがないと思っているので)
結局犯人がわからず終いなのですが、どうしたら良いのでしょうか。
【B】
886 :
テタ(4084):03/07/15 20:22
『新しい自然学』蔵本由紀 岩波書店 814p
最初が大風呂敷の割には、だんだんとあたりまえになってきて
どこが「新しい自然学」なのかと思ってしまう。【C】
『心の砕ける音』トマス・H. クック 文芸春秋 398p
一言で言うなら「あぁ・・勘違い」
ここまで引っ張るのも、ある意味すげぇや。【D】
笠原嘉『青年期 精神病理学から』中公新書227P
精神科医の著者の臨床体験に基づく青年論。
この人は頼れる大人だ、というのが率直な感想。【C】
ポール・オースター『ミスターヴァーティゴ』新潮社344P
空飛ぶ少年が空を飛べなくなるお話。『魔女の宅急便』のキキからホウキとジジ(との
おしゃべり)を取り上げたものと思って下さい。それでも物語は続くんです。
悲しいけれど、生きていかなくちゃいけない。そんなお話です。【B】
ところで、10000P突破です。嬉しい・・・
もうすぐこのスレが立って丸一年ですね
『手紙』 東野圭吾 毎日新聞社 357P
今日が直木賞の発表の日ですよね。
ということで、急いで読了しました。
他の候補作品は読んだことありませんが、この作品が
受賞すれば良いなと思います。
最近、文庫本ばかり手にとっていたので、本の重さと同時に、
作品のテーマである罪の重さがすごく伝わってくる内容でした。
ラストは『秘密』で味わった感動を彷彿させてくれました。【B】
どんさん、おめでとうございます!
『ビジュアル編集 経理がわかる』関口 泰央 大泉書店 223p
仕事のために借りてきました。
ズバリ「経理がわかる」というタイトルに魅せられて。
そして・・・やはり実践で覚えようと思いました。【D】
このスレ、まだ一周年なんですね。
でも10000P突破した方々がゾーロゾロいらっしゃる・・・
『トリエステの坂道』 須賀敦子(新潮文庫) 272P 【C】
わたしの読解力のなさからCにしましたが、とっても深く、重い本。
一章づつ、ゆっくり咀嚼しながら読みました。
これから何度も再読したいです。
『御直披』 板谷利加子(角川文庫) 235P 【B】
レイプ被害者が魂を再生させていく過程。
婦人警官である著者との最初の電話のエピソードに涙。
わしの息子はろくでなし・ジャネット・イヴァノヴィッチ・扶桑社・430p
ユーモアあふれるシリーズ第6段。
相変わらず、主人公は「クルマ運」にツキが無い。→【C】
どんさん、☆ゲットおめでとうございます
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 JDサリンジャー/村上春樹(訳) 白水社 353P
ホールデン少年がハイスクールを放校されてからの一人称での話。
タフでワルで自意識過剰で批判家で理屈屋でちょっと厨房入ってて
読めば読むほど尻の座りが悪くなる小説なんだけど(笑)
こういうヤシはクラスに2人くらいは居たかもなー。若い→【C】
眠れないので現時点での状況を集計してみますた
名無しはノーカウントです
りーす38389
白川道30413
パンダパン29669
七階冥途27469
ですな23742
トビ子22020
空谷20328
トリ16370
額引き15663
B3715585
山師14082
レッド・マジック10383
どん10109
祝♪こえび10013
9318640
みんちー8170
みー7348
目指せ一日一冊5233
初子5184
北家ケンシロウ5000
阻止雄真実4826
ウサギ4554
みりあ4424
テタ4084
コウイチ3871
BJ3307
メルトン♪3149
割り子2980
ひのきぼう2736
富士奇跡2730
れお2500
ロイド1973
ムル1555
karimono1460
煙1460
すー1351
メイプル1215
かぼす1011
アプリ伽980
アヴァンギャルド912
きら659
水化粧602
あかね574
古典物理学555
okiro553
…466
3号427
もんきち414
グースマン286
ニャンコ278
機甲自転車200
十四170
参事官120
集計乙です。
いつのまにか参加者50人超えてたんですねえ。すごいや。
長倉万治「晴れた空、そよぐ風」集英社文庫 222p
エッセイ集。
脳溢血で倒れる前と後で価値観ががらりと変わっているあたりで
苦労のほどが読み取れる。
内容も全体的に明るい話が多い。【C】
『星々の舟』 村山由佳 文藝春秋 389P
過去の複雑な事情のなかで、それぞれの登場人物が
内に秘めた想いを絡めて、物語は展開していきます。
僕には難しい形容や漢字が多く、辞書調べながら悪戦苦闘
でした。独特な雰囲気と先の読めない展開は最初、苦痛でしたが
次第に心地よくなりました。浸りながら読むと良いのでしょうか。
読み終えて面白いという感覚も感動という感覚とも少し
違うと思うのですが、とても感慨深かったです。
また再読したい気持ちです。心情的にはAです。【B】
『毒笑小説』 東野圭吾 集英社文庫 340P
『星々の舟』が、序盤あまり捗らなくて気分転換にと
思って、一緒に読み進めていました。
期待していたほど笑う部分はありませんでした。
作品中、2回形容される「眉を○○○○○にして」という
ところが一番笑えました。
短編のなかでは、つぐないが一番好きです。【C】
900ゲトズザ
集計乙カレー
『バトル・ロワイアルU 鎮魂歌レクイエム』 杉江松恋 太田出版 438P
中学生の殺戮という場面が映画では大きく報道されるけど、
実際はけっこう青春小説の色が強いのです(まあ大量に人は死ぬが)
前作の衝撃を求めてこれを手にしたが・・・なんかサイテーな代物になりさがっております。
全員自意識過剰なクサレ大人みたいになってて。お前達中学生だろと小一時間(略
評価【D】あえて厳しく。それだけに今回の巻にはガッカリしてる。
中島義道「カントの人間学」講談社現代新書 230p
哲学者の形をカントに見出した著者が、カントの思想の解説を通して
哲学者はどういうものであらねばならないのかを説く。【B】
三田村鳶魚「横から見た赤穂義士」中公文庫 365p
江戸学の大家の書。
赤穂義士に関する当時の評判や人間関係、風俗などを検証。
赤穂藩の藩風や経済状況など年末歴史ドラマとはまったく違う
味わいがある。【A】
三田村鳶魚「泥棒の話 お医者様の話」中公文庫 339p
題名の通りの内容です。
泥棒のほうは巾着切りと何々小僧の関係、義賊のに関することなど。
お医者様は医者の身分や、坊主医者の話など。【A】
刑務所の王・井口俊英・文藝春秋社・383p
綿密な調査の下に書かれた本ではないので、小説なのだろう。
主人公は、1951年から、ほぼ継続して刑務所に入っているのだが、
これがまさに、感情移入ができない「恐ろしいストーリー」なのだ。
アメリカの刑務所の一面を体験できるかも。→【 C 】
『一瞬の光のなかで』ロバート ゴダード 扶桑社 474p
一瞬のうちに恋に落ちた女性。
再会を約束するが、彼女は姿を消す。
彼女を追い求めるうちに、主人公が行き着いたのは・・・。
こんな面白そうな展開なのにイマイチ。【D】
みんちーさん、トビ子さん、どうもありがとう。
パンダパンさん、3周目達成おめでとうございます。
わたしもいよいよ2周目。皆さんこれからもよろしくでつ。
阿部謹也『世間を読み、人間を読む 私の読書術』日経ビジネス人文庫259P
この本における読書の定義は書物を読むという字義どうりの意味ではなく、
タイトルから想像できる様に生活に密接したものとしてとらえられている。
自然、教養というものも各々の生活から得られるものということになる。
懐が広く、好きな考え方である。【C】
ジュール=ベルヌ『八十日間世界一周』岩波文庫460P
最近見た映画版が面白かったので読んでみたけれど正直期待外れ。
これって旅行カタログじゃん。映画版のドタバタ喜劇の方が自分好み。
(原作にないシーンもあるしね)【D】
過去ログを眺めていて、皆さんの評価基準が
上の方で定義されていることにやっと気付きました。
『メルニボネの王子』マイケル・ムアコック ハヤカワ文庫 255P
期待して読んだが、描写が古くさく、素材が勿体ない。[D]
『朗読者』ベルンハルト・シュリンク 新潮文庫 258P
謎の多い女に対する主人公の心情に共感が持て、飽きずに読めた。
しかし、これがベストセラーになるのか……? とは思う。[C]
僕も
>>242、
>>245を探し当てるまで、評価の仕組みが
わかりませんでした。Fって厳しい評価なんですね、、、
『4TEEN』 石田衣良 新潮社 251P
主人公を中心に仲間の友情を描いた青春の物語。
中学2年の1年間を6つの短編として構成されています。
年代が離れているからだと思いますが、どうしても主人公の
かけ離れた物の考え方や行動力が理解できづ感情移入できません。
今の中学生ってこんなにませているのかと戸惑うばかりです。
多分、若い年代の人を対象とした作品だと思うのですが、
あまり若い方に勧めたいとは思わないです。
細かいところですが、裕福ではない家庭の子供が携帯電話を
もっているところなど、違和感を感じる部分が幾つかあります。
不満ばかり書いてしまいましたが、全体を通して読みやすく、
(東京の街の描写は良かったです)
感動する場面もありましたので【C】でお願いします。
シェイクスピア『ヴェニスの商人』新潮文庫168P
戯曲初体験。過不足の全然無い練られた脚本だということはトーシロの私でも分かる。
観劇への興味がそそられる一作。【C】
アゴタ・クリストフ『悪童日記』ハヤカワepi文庫297P
スレを見る限りにおいては私が読了3人目。自ら感情を廃した双子の事実のみに基づいた日記、という設定。
心理に関する描写は全くなされていないが、読者側に様々な想像を促すスゴイ作品。
三部作の残り二作、なんとしても読まねば!【B】
サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』新潮文庫293P
作者自選の短編集。『フラニーとゾーイー』程の感銘は得られず、ちと残念。
イイ!と思ったのは「コネティカットのひょこひょこおじさん」と「テディ」かな。【C】
俺に撃たせろ!・火浦功・徳間デュアル文庫・183p
主人公は、アルツ・ハマー。探偵である。
「名は体を表す」と言うが、そういう小説。→【 C 】
>どんさん
ありがとさんでつ!がんばります!
どんさんも二周目、がんばってください!
>905、906
そういえば評価の基準とかありましたねー。
すっかり忘れ果てて、最近は気分で付けておりました。
要反省。
隆慶一郎「鬼麿斬人剣」新潮社文庫 358p
隆慶のファンだという人と知り合ったので、
何かの縁だと久しぶりに隆作品を読んでみた。
主人公の設定は、刀鍛冶であり剣もつかったという源清麿の弟子。
三尺を超える大太刀を振るいバッサバッサと敵を斬っていく様は痛快である。
へたに清麿に思い入れのある人でなければ楽しめる。【B】
910 :
りーす(☆☆☆8684):03/07/26 16:12
『再インストール&バックアップ』草野直樹、みおなおみ(著)(技術評論社)295p
ウインドウズが突然死してしまい、このような本を読むハメに・・・。
ようやく復帰したものの、プログラム10G〜、データ30G〜が全滅。
ここの書き込み用のデータもなくなったので、この間に読んだ本のページ数が不明。
教訓
ウインドウズに連動しているプログラムは仕方がないとして、個人データはCドライブ
以外に保存しましょう。
ロウソクの科学・ファラデー・岩波文庫・127p
1860年に王立学術協会で行った講演の、速記録を本にしたもの。
有名な本なので読んでみたが、この講演に対するファラデーの熱意が、
伝わってくる。→【 B 】
バカの壁・養老孟司・新潮新書・204p
刺激的な題名だが、内容は、脳の機能・生理と、文化等を関連付けて、
読者に考えさせる。→【 C 】
藤沢周平「時雨のあと」新潮文庫 290p
短編がたくさん。良いのもあり、いまいちなのもある。【B】
夢枕獏「風果つる街」角川文庫 379p
5年位前に先輩に借りて読んだんだけど、
昨日急に読みたくなって本屋を探索して発見。
棚を見てもないから不思議に思っていたら、なぜか新刊コーナーに。
新装版として7月25日付けで発行されたらしい。
内容は賭け将棋で生活を立てる真剣師の話。
個人的に高評価な小説【A】
913 :
りーす(☆☆☆☆852):03/07/27 01:54
『蚊トンボ白鬚の冒険』藤原伊織(著) (講談社) 587p【B】
頭の中に寄生した蚊トンボと青年の冒険。藤原伊織の小説のお約束で、
ラストがハッピーエンドで終わらないのが切ない・・・。
『自由死刑』島田雅彦(著) (集英社) 317p【C】
7日後に死ぬと決めた主人公の一週間。
『思い通りの家を造る』林望(著) (光文社新書)221p【C】
お金が無かったら、そうそう思い通りの家は造れないと思うけど・・・。
リンボウ先生の様に、家造りに妥協しない位のお金持ちになりたいものです。
『インディアンの夢のあと』徳井いつこ(著) (平凡社新書) 235p【C】
インディアンの遺跡を巡る話。
『もう君を探さない』 新野剛志(著) (講談社) 361p【C】
どこにでもいそうな高校教師を主人公に、淡々と話が進んでいく。
ラストは危うくヤクザに殺されそうになるが・・・。ちょっとダレた。
『資格の経済学』今野浩一郎、下田健人(著)(中公新書) 194p
『企業ドメインの経済学』 榊原清則(著)(中公新書) 185p
W・チャーチル『第二次世界大戦1』河出文庫373p
W・チャーチル『第二次世界大戦2』河出文庫374p
W・チャーチル『第二次世界大戦3』河出文庫337p
W・チャーチル『第二次世界大戦4』河出文庫482p
指導者としてチャーチルに興味あるんならB以上にしてもいい。
ただ、目的を持たずに読むには辛い量だな〜。回顧録なんて偏っててなんぼだし。【C】
宮崎正勝『鉄道地図から読みとく秘密の世界』青春出版社195p
悪かないけど軽めの鉄道話で、わざわざ買って読むほどじゃなかった。内容薄い。【D】
915 :
血の滴る剣 349:03/07/27 18:43
「嵐山温泉殺人事件」吉村 達也 P349
たまに読むとミステリもいいなあと思う。気軽に読める1冊。
916 :
トビ子(☆☆2815):03/07/27 22:36
パンダパンさん、☆ゲットおめでとうございます
>905、906
評価基準。つけるのけっこう難しいんですよね。
読了直後の興奮でイイ点つけてあれ?と思ったり
その逆で大した点をつけなかったくせに後で後悔したり・・・
『手紙』 東野圭吾 毎日新聞社 357P
貧乏の末に思い余って兄が犯した強盗殺人罪。「兄は服役者」というレッテルを
世間から貼られて生活を余儀なくされる苦悩する弟、そしてショッキングなラスト。
最初から最後まで胸が痛い。社長の言動には賛成しかねる場面もあるが
言いたいことはわかる。差別って家族を守るための刃なんだ。痛いなあ【B】
>916
大した点つけなかったのに、
いつまでも心に残ってる本ってありますよね。
『惜別の賦』ロバート ゴダード 東京創元社 512p
前回D評価のゴダード作品2冊目。
またもや過去と現在が錯綜するストーリーだが、
これはおもしろかった。
序盤とっつきにくいのは相変わらず。【C】
『簿記のすべて』増田 茂行 日本文芸社 254p
読んでいて疑問に思ったことが、次のページに解説してあるなど、
分かりやすい本でした。著者は税理士さんです。【C】
918 :
血の滴る剣 494:03/07/27 23:32
「教養としてのキリスト教」 松村剛 講談社現代新書 P245
最低限の聖書に関する知識が無いと楽しめないようだ(笑)発行年は古いが読めない漢字が少ないのはいい。数年後再読したい1冊。
『スキップ』 北村薫 新潮文庫 553P
ある日突然、25年後の自分にタイムスリップしてしまい
それまで高校生だった姿が、42歳の主婦として生活していく
ある意味残酷なストーリー。25年もの空白の時間をなんとか
補おうと努力する真摯な姿に感動します。
NHKでドラマ化されていたそうですが、池ちゃん役が
誰だったのか非常に気になります。【B】
『ジョーカー 清』清涼院流水 958P
幻影城という館を舞台に、「芸術家」を名乗る犯人が引き起こす連続殺人事件に350人の探偵を抱えるJDC(日本探偵倶楽部)が挑む。
(途中まで普通。オチがすんごい)
『コズミック(2巻完結)』清涼院流水 930P
「今年、1200個の密室で、1200人が殺される。誰にも止めることはできない」 by 密室卿
密室卿にJDCが挑む。
(前半人間がどんどん首切られていく。オチはやはりすんごい)
『カーニバル(5巻完結)』清涼院流水 3116P
犯罪オリンピック開幕。その日を境に世界中の死亡者数が10倍になる。世紀の大犯罪に世界中の名探偵が挑む。
(いきなりすんごい。ぶっとんでる。【メル欄】が落ちてきたりする。オチはすんごすぎて発狂)
少しでも自分の努力を無駄にしない為にも書き込んでみる。普通の本に飽きた方にのみオススメします。
921 :
無名草子さん:03/07/29 00:37
>>920 すんごいにワラタw
そんな分厚い本あんのかよっ!
って思って検索したら本当にあったし。真面目に全部読んだの?一気に5000P…
レビューみるとなんか面白そうですね。ミステリー読まないから名前すら知らなかった。
評価基準の話。採点するのは読了後少し時間を置いたほうがいいですね。
自己レスを見返すとハイになっててちと恥ずかしいものも・・・
アゴタ・クリストフ『ふたりの証拠』297P
『第三の嘘』 258P いずれもハヤカワepi文庫
『悪童日記』の続編二作。双子の強烈なパーソナリティは影を潜め謎が謎を呼ぶ
ミステリー的展開に。想像力を喚起する簡潔な文体はここでも健在。
只この二作には第一作の様な単体でも通用する程のパワーは感じられなかったな。
評価 『ふたりの証拠』は【C】『第三の嘘』は【B】三部作を一本の作品とみなした
場合は【B】。一作目の評価を【B】から【A】に変更させて下さい。
りーすさん、4周目達成じゃないですか!おめでとうございます!!
といってもレスから察するに、かなり前の話なんでしょうね。
颯爽たる☆ゲット、私も見習いたいものです。
>910 大変でしたね。
Windows XP 上級マニュアル・橋本和則・技術評論社・400p
上級とあるが、特に上級者向けと言うわけではなく、
平易な書き方でまとめている。
SP-2の発売も噂される中で、遅ればせながら、ようやく導入したため購入。
『OS』の購入前に読む方が良いと思う。
(本書の総ページ数は約520pだが、飛ばした部分もあるので、400pとした)
925 :
血の滴る剣 494:03/07/31 01:13
「文章表現の研究」井尻千男 日本エディターズスクール出版 P245
日本の色々な著名な作家の文章をつまみ食い出来る、お得ないっさつ。どちらかといえば文章研究というよりかは、エッセーに近いかも。
ポイント足すの忘れてた・・・
927 :
白川道(☆☆☆754):03/07/31 02:57
りーすさんおめでとうございます。
とんでもないペースで読んでますね?
太宰治『晩年』新潮文庫341p【B】
てっきり長編だと思って買ったんだけど15篇の短篇集(?)
そのうちのひとつ「道化の華」が気に入りました。
『閉鎖病棟』 帚木蓬生 新潮文庫 354P
心に傷を負った精神科病院のお話です。
そこで入院する患者の一人一人、個性が立っていて
まるで自分も一人の患者として生活しているような
感覚で読めました。
昭八ちゃんが景品で貰ったチョコレートを敬吾さんと
半分づつしている場面は、今までの昭八ちゃんの経緯
を思うと、涙が出ました。
自分の居場所、心のよりどころ、そういう気持ちというのは
人と共存していく事が、とても難しいものなんだと、
この作品を通じてわかりました。良かったです。【B】
あと、この舞台となっている場所がどこなのかを
推理していくのも楽しみの一つでした。
『氷の家』ミネット ウォルターズ 東京創元社 208p(途中まで)
読破を断念したのでこの評価。
ミステリーの新女王ということでしたが、
私には会いませんでした。【E】
930 :
血の滴る剣 924:03/08/01 02:57
よーく見たら、739じゃん・・・。
「天才」宮城 音弥 P185
馬鹿と天才は紙一重という言葉があるけれど、満更嘘でも無いというよりかはかなり正鵠を射ている言葉なんだなと、読んでいて思った。
今このような研究はどんな展開で行われているのかとか少し気になった
4冊目
931 :
キャミー(445):03/08/01 17:12
区切りのいい日なんで参戦させてくださーい
貴志祐介「天子の囀り」
『六番目の小夜子』 恩田陸 新潮文庫 323P
高校生活の青春を通じて、学校内で代々受け継がれている
サヨコというゲームにまつわるお話です。
展開もわりと早く進み、気軽に読むには良いと思います。【C】
少し関係ないですが、先々月報じられた、文化庁国語調査で
10冊以上本を読まない人が5%以下ということでした。
それを意識して、先月は望んだのですが、結局11冊ということで
思ってたよりも読んでる本の数が少ないということを改めて
実感しました。今月も、とりあえず10冊を目標にがんばります。
中島義道「哲学の道場」ちくま新書 235p
哲学することの方法や内容を実体験などを語りながら具体的に教える。
実際に哲学書の読み方をカントの純粋理性批判の一節をつかって
示してくれるあたり入門書としてはぴったり。
冒頭で哲学とは難しいものだと言い切ってくれるのもなんだかすっきりする。
【A】
934 :
血の滴る剣 1109:03/08/02 01:24
「安楽死のできる国」 三井 美奈著 新潮新書 P185
安楽死について色々厳しい順序女がありながらも、合法化されているオランダの現状を取り上げ更に日本での可能性を考えた1冊。
月並みな言い方だが、色々考えさせられる本だった。安楽死に纏わる諸問題がこの本を読む事で色々わかったのはかなりの収穫。
935 :
ウサギ(5316):03/08/02 01:43
『ダレン・シャン』4 バンアイア・マウンテン 249P [C]
あまり盛り上がりもなく、インターバルといった感じ。
>>932 10冊以上本を読まない人が5%以下??
一般的にみて、10冊って結構多いと思う。
>>933 Aですか。
今ちょうど哲学の本を読みたかったので、読んでみます。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
937 :
トビ子(☆☆3066):03/08/02 23:46
>923 927 あぁ!気付かなかった。
りーすさん、☆ゲットおめでとうございます
『殺し屋シュウ』 野沢尚 幻冬舎 251P
まずは装丁がカッコイイ。ジャケ買いしたくなりそうな雰囲気。
殺し屋を請け負うシュウとその仕事内容のオムニバス形式で話が進む。
「シュート・ミー」という短編が特にいい。自分的にツボだ。【B】
938 :
血の滴る剣 1220:03/08/03 00:43
「新潮日本文学アルバム(三島由紀夫)」 新潮社 111P
タイトル通り、アルバム調に三島由紀夫の写真や作品を散りばめた本。
これを見れば一通りの三島由紀夫について全然予備知識が無い人でも、三島由紀夫の軌跡がわかるような構成になっている。
個人的に三島の色々な姿が見れたのは良かった、好きな作家なので評価【B】
「狐闇」 北森鴻 418P 講談社
一枚の青銅鏡に魅せられた旗氏・宇佐美陶子。
その鏡に関わる者が、事件に巻き込まれてゆく、
その影は陶子にも、深い傷跡を残した。
ミステリーとしてよりも、寧ろ、民俗学フィクションとして色濃い
この作品は、学生のうちに読むことをお勧めする。
愛媛新聞に連載されていたときには、毎日欠かさず読んでいました。
今、読み返してみると、当時の記憶が蘇ってきます。
挿絵が、一切存在しないため、連載されていた頃の新聞の切抜きを
取っておくんだったと、今さらながらに後悔します。
評価【A】
10冊以上読む人が5%以下ですね。間違えてすいません。
『ターン』 北村薫 新潮文庫 412P
時と人シリーズの2作目です。
車の衝突事故によって、主人公の森真希さんが1日の時間を永遠と
繰り返す、生物の存在しない奇妙な世界へ陥ってしまうお話です。
その世界に入り込んでしまった森さんの孤独感や感傷に浸って
しまう様が上手く描けていたと思います。少し怖かったです。【C】
まだ、995くらいまで、新スレは必要ない。
リンクがついてる訳でも無いし。なんで焦ってたてたの?
新スレッド建ったんですね。
新スレッドの前の方には、ABC評価のルールを
載せておくと、初めて参加する人にとっても、
見る人にとってもわかりやすいと思うんですけど、
いかがでしょうか?
最初参加させていただいた時、自分も評価付けようと
思ったのですが、どこが真ん中の評価なのか
わかりにくかったもので、、、
ちょくちょくチェックはしていたのですが、かなりレスをサボってしまいました・・・。
ちょうど今日でマラソン参加一周年だったのでまとめて。
ちなみに、この1年間で読んだ本は92冊31787ページでした。
月10冊という自分に課したノルマは全然達成できませんでした・・・。
司馬遼太郎『坂の上の雲(六)』文春文庫p371
司馬遼太郎『坂の上の雲(七)』文春文庫p362
司馬遼太郎『坂の上の雲(八)』文春文庫p390【A】評判どおり素晴らしい。
内藤誼人『パワープレイ』ソフトバンクパブリッシングp242【B】これ、ほんとに効くの?と思いつつ少し実践。
竹田陽一『小さな会社儲けのルール』フォレスト出版p265【D】マーケティング勉強してる人には必要ないかも?八百屋のおじさんとかが読むのにはいいかも。
住井すゑ『橋のない川(一)』新潮文庫p672
住井すゑ『橋のない川(二)』新潮文庫p455
住井すゑ『橋のない川(三)』新潮文庫p439
住井すゑ『橋のない川(四)』新潮文庫p562
住井すゑ『橋のない川(五)』新潮文庫p480
住井すゑ『橋のない川(六)』新潮文庫p440
住井すゑ『橋のない川(七)』新潮文庫p378【A】未完というのが少し残念。名作。
デイビッド・ガードナー+トム・ガードナー『人生を楽しむための モトリー・フール流「お金の育て方」』ソフトバンクパブリッシングp259【C】
ドナルド・キーン『明治天皇を語る』新潮新書p184【B】読みやすい。人間「明治天皇」が垣間見られて良い。
D・カーネギー『人を動かす』創元社p346【A】何度でも読み直すべき本。
森達也 安岡卓治『A2』現代書館p238【C】Aの続編だけど、それなりに面白い。
マイケル・E・バーガー『はじめの一歩を踏み出そう』世界文化社p247【C】海外で結構売れたらしいが・・・。
おちまさと『おちまさとプロデュース企画の教科書』NHK出版p189【C】発想転換のネタとして。
杉山恒太郎『ジャパン・プレゼンテーション』角川oneテーマ21p164【B】世界でどう渡り合っていくか。自分には出来ないかも・・・。
司馬遼太郎『竜馬がゆく(一)』文春文庫p446
司馬遼太郎『竜馬がゆく(二)』文春文庫p441
司馬遼太郎『竜馬がゆく(三)』文春文庫p430
司馬遼太郎『竜馬がゆく(四)』文春文庫p425
司馬遼太郎『竜馬がゆく(五)』文春文庫p430
司馬遼太郎『竜馬がゆく(六)』文春文庫p437
司馬遼太郎『竜馬がゆく(七)』文春文庫p426
司馬遼太郎『竜馬がゆく(八)』文春文庫p441【A】やっぱ面白い。
桂英史『司馬遼太郎をなぜ読むか』新書館p282【B】司馬史観批判からのメディア論。
柳宗理『エッセイ』平凡社p294【B】工業デザインかくあるべし。
司馬遼太郎『翔ぶが如く(一)』文春文庫p346
司馬遼太郎『翔ぶが如く(二)』文春文庫p378
「心理学」 益田 末雄編 学術図書出版 P203 C
古今東西の有名な実験や理論の紹介が主な内容。
『リセット』 北村薫 新潮文庫 424P
時と人シリーズの3作目です。
太平洋戦争渦中の日本を舞台に、主人公の真澄さんが幼少時に
父と見た、獅子座流星群の星のような運命を辿る物語です。
たぶん、読書マラソンに参加していなければ途中で
挫折していました。終盤の時を隔てた出会いは感動なんですが
それまでの戦時中のお話に楽しさを見出せませんでした。【C】
949 :
テタ(4314):03/08/07 20:19
『中世倭人伝』村井章介 岩波新書 230p
倭寇を担った倭人は、単なる海賊ではなく
日朝、あるいは環シナ海における国家間の正式な貿易を
はみ出た経済活動を行っていたマージナルマンであったという話。
読むのに苦労した。【C】
バルザック『知られざる傑作 他五篇』岩波文庫217P
タイトル通りです。表題作は天才芸術家の挫折の物語です。【C】
M.K.ガーンディー『真の独立への道』岩波文庫170P
内容は対話形式。著者の強すぎる程に強い精神が窺えます。「歴史の偉人」の
あまりの凄まじさにちょっとビビリ気味。尊敬する事すらおこがましいと感じます。【C】
スタインベック『怒りの葡萄』新潮文庫 上巻465P 下巻444P
大恐慌後のアメリカ。砂嵐とトラクターに追い立てられ、自らの土地を捨てて西(カリフォルニア)を
目指すジョード一家の物語。映画の方は何年か前に見ていたのですがその記憶がいい具合の
おぼろげさで、楽しく読めました。「新潮文庫20世紀の百冊」に選ばれているのですが、
それにふさわしい、とても奥の深い傑作です。(全然、面白そうに思えない紹介ですけどね)【B】
951 :
血の滴る剣 1616:03/08/08 03:04
『読書の方法』外山 滋比古 講談社現代新書 P193 『A』
この書はベーター読みを推奨している。ベーター読みとは未知のものを読み解いて事で逆に既知のものを讀む事を、アルファー読みという。
著者はベーター読みの風習が衰微している現状に嘆きながらも、そのベーター読みにおける可能性を説いている。
私自身これを読んで難しい本と格闘したくなってきた。そういう意味で非常に読書に対するモチベーションが上がる1冊としてお勧めしたい。
『監禁』ジェフリー ディーヴァー 早川書房 318p
驚くような展開もなく、
ただただストーリーが展開していく。
足りなすぎる・・・。【D】
新スレ建ておつです。
評価の基準は確かに早めに張っておいたほうがよさ毛ですね。
現行基準は245でしたっけ??
>>ウサギさん
中島義道は哲学的で面白いですよ。お勧めです。
でも俗に言う哲学のイメージとは離れているかもしれんです・・・。
もしも、ウサギさんの期待にはずれたらごめんちょ。
司馬遼太郎「余話として」文春新書237p
細々と書いた無駄話を集めたとのこと。
しかし、小説となっているものに劣らず魅力的。【B】
氏家幹人「江戸人の老い」php新書 212p
鈴木牧之、徳川吉宗、大浄敬順を主にみながら江戸時代の老人を見る。【B】
三田村鳶魚「捕物の話」中公文庫 420p
書名の通り捕物についてだが特に捕らえる側。
与力、同心などよく聞く職名について詳しく紹介してくれる。
有名どころでは長谷川平蔵、山田朝右衛門、国定忠次などが扱われている。
【A】
南淵明宏『ブラック・ジャックはどこにいる?』PHP研究所 p181【B】
患者が良い医者を求めれば医療はもっと良くなるというお話。
良い医者とは何か、良い医者はどこにいるのか、を医局の外側にいる著者が教えてくれる。
漫画と合わせて読むべし。
司馬遼太郎『翔ぶが如く(三)』文春文庫 p361
篠田真由美「幻想建築術」祥伝社313p
軽々と繰り広げられる永遠の<都>の物語集
綺麗ですな【C】
956 :
血の滴る剣 2272 :03/08/10 03:03
「三島由紀夫全集10 (美しい星・絹と明察収録)」 新潮社 656P【B】8冊目
三島由紀夫のSF小説として書かれた美しい星。終盤の大論争へ至る展開は予想外だったけど、面白かった。
三島自身『一種のトラジ・コミックの味を狙った』と言っているが、意図は達成されていると思った。
絹と明察は近江絹糸労働争議を下敷きに書かれた小説。ラストの岡野の感情の変化が読んでいて楽しかった。
豊臣秀次・小和田哲男・PHP新書・249p
独裁者が、政敵を葬り去った後に取る行動を予見しての事だろうが、
桃山時代の資料は、記述者本人の手による改竄が、
多々行われている事は知っていたが・・・・。
新事実を掘り起こすのは、かなり大変だと改めて感じた。→【 C 】
『黒い家』 貴志祐介 角川文庫 388P
保険会社に勤める主人公が、生保の顧客に
怖い思いをさせられるお話です。
自身の利益のためなら、人の命もなんとも思わない
どす黒い心の中が、とてもリアルに描かれていて、
怖かったです。夏の暑さも吹き飛びました。
例年に比べて今年は過ごしやすいですが。【B】
『ミスター・ヴァーティゴ』 ポール・オースター 柴田元幸(訳) 新潮社 347P
育ちの悪い向こう見ずな白人少年ウォルトが老年になるまでの、もんのすごい
破天荒人生ストーリー。人生の節々における彼の目と勘とセンスに敬服。
何もかもが昇り調子にうまくいくはずがないのが人生だし、
どん底の底まで落ちても這い上がれるのが人間なんだよなって思う。
キャラ的にはミセス・ウィザースプーンが良い。【B】
もう1冊あげちゃお
『陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) 』 京極夏彦 講談社ノベルズ 749P
待ちわびた最新刊。鳥の城で起こる花嫁連続殺人に
探偵と小説家(鬱病持ち)が乗り込む・・・
あーもう、スゴイ。蘊蓄も絶妙。ラストなんか開いた口が塞がらなかった。
ネタばれにならないために、あえて余り語りませぬ。【B】
(読了後の興奮で心情的には【A】をつけたい)
「ABC殺人事件」 アガサ・クリスティー 早川ミステリ文庫 342P
言わずとしれたクリスティーの名作。クリスティーの文章(訳者の能力にもよるだろうが)は非常に無駄な贅肉を殺ぎ落としたような無駄の無い文章が非常に良い。
またポアロの機智の聞いたコメントや会話も物語に引きこまれる1要因だと思う。
962 :
テタ(4314):03/08/13 22:51
『ランダム』エドワード・ベルトラミ(好田順治+今井幹晴 訳)青土社 0p
1/4ぐらい読んだが、翻訳、編集がまずくて意味の取れない所や
明らかな誤りがかなりある。内容がおもしろそうなだけに台無し【F】
「ウィトゲンシュタイン」A・C・グレーリング 講談社選書メチエ 226P 【C】10冊目
ウィトゲンシュタインに思想の概要をまとめた1冊。それほど専門用語も多く無いので精緻に読み解いていけばそれなりにわかると思う。
恐らく今まで読んだウィト入門でも12を争そう易しさ。
「定価200円の殺人」吉村 達也 角川MINI文庫125P【C】11冊目
20分一寸で読めてしまう程のボリューム、長旅には向いて無い。
題名と著者からミステリを連想出来るが全然違う。なんていうか角川MINI文庫の為に執筆されたのでは?と思えるような内容。
見たら集計間違ってたわ・・・。
『OUT』 桐野夏生 講談社文庫 上巻446P 下巻334P
弁当工場の油の匂いが読んでいる自分にも染み付いてきそうな
胸焼けのする内容でした。
衝動的に夫を殺害し、それを隠蔽するためにパート仲間が
協力し合って物語が進んでいくお話です。
それぞれの登場人物が、個性的で物語のなかでとても
上手く活かされているなと思いました。
格好良かった十文字が終盤に進むにつれ、ただのチンピラに
成り下がってしまっていくのは残念でしたが。
細かい部分にも丁寧に描写されていて本当に面白かったです。
(ミリオン消費者センター1階のお寿司屋さんとか笑えました)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
(⌒V⌒)
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☆ゲット。
喫茶店で読書するスキルを身につけた。
『スコッチに涙を託して』デニス レヘイン 角川書店 362p
探偵パトリック&アンジーが社会の闇に挑む。
黒人差別や銃社会の現状を見せつけられた感じがしました。
主人公達、銃ぶっ放しすぎ・・・。
このページ数で860円は高い!【C】
>>みんちーさん
☆ゲットおめでとうう♪
喫茶店で読書するスキルって羨ましいカモ・・・。
古東哲明「ハイデガー=存在神秘の哲学」講談社現代新書 284p
ハイデガーの考えてたことって別に突拍子もないことではなかったというのが
やさしくはないけどわかりやすく書いてある。
なので挑戦中の「存在と時間」への足掛かりにしてみた。【B】
司馬遼太郎「馬上少年過ぐ」新潮文庫 346p
短編たくさん。おもしろい。【B】
ところでせっかく建てていただいた次スレ、飛んでません??
建て直しかしらん。
970 :
血の滴る剣 3167 :03/08/16 23:52
>みんちーさん
完走おめでとうございます。
「ロシアの軍需産業」塩原 俊彦 岩波新書202P【D】12冊目
最初は楽しんで読んでいたんだけど、中盤以降専門的な話題になって萎えてしまった。
20分一寸で読めてしまう程のボリューム、長旅には向いて無い。
題名と著者からミステリを連想出来るが全然違う。なんていうか角川MINI文庫の為に執筆されたのでは?と思えるような内容。
コピペ失敗してしまった^_^;
みんちーサン、おめでとう!
椎名麟三『永遠なる序章』筑摩書房108P
終戦後の日本。余命いくばくも無い男の最後の生活の日々。「どうせすぐ死ぬ自分には何事も意味のない事」
と頭ではニヒルぶっても生への情熱は決して途絶えない、ネクラを装ったネアカ小説。【C】
フォークナー『サンクチュアリ』河出書房157P
レイプ、殺人、リンチといった陰惨な事件を通じてアメリカ南部社会の閉塞的空間を映し出す。
難解といわれる(ってか私には間違い無くムズい)フォークナー作品のなかでは読みやすい方、なのかな?
上下二段組なんで、文庫サイズでは300P越えるかも・・・【C】
クリストファー・フィリップス『ソクラテス・カフェにようこそ 誰にでもできる哲学への招待』光文社294P
ソクラテス・カフェとは、いつでも・どこでも・だれでも参加できる哲学談義の事。
そのライブ記録が主な内容。著者はその創始者である。展開される議論の中身はとても興味深いものばかりで
思わず本から手を離し、考え込んでしまうことが多かった。それが本書の内容から
多少それる場合もあったが「思索を促すこと」自体、著者の狙いなのだろうと思うので
別にかまわない、むしろ結構なことだ、と自分ではかんがえている。【C】
新しく参加された皆様、よろしくお願い致します。
そいから完走者の皆様、おめでとうございます。
んでもって集計してくれた方、ありがとうございます。
やる気が出ますた。
そして久しぶりに本を読みました。
バージニア・ウルフ 『ダロウェイ夫人』 (P313) 【C】
いやー。難しい。
サッパリ。
>みんちーさん。☆ゲットおめでとうございます
>969 建て直しついでに5段階評価も貼りたいですね
いちおう自分的な解釈ではこんな雰囲気。
(245スレを参考にしながら)
A > A「明けの明星の如き名作品、読書万歳」
B > B「抜群。当該分類類書では必読」
C > C「うん、幸せな気分。読んで良かった」
D > D「ハズしたかも。以後注意」
E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ」
以上の5段階評価で、むやみにAとEを連発させない。
『海と毒薬』 遠藤周作 角川文庫 165P
夏休み課題図書みたいだなと軽く手に取った一冊なのに
あまりに悲惨で粘っこくて残酷な人間模様にしばし呆然と
しました。私が国語教師なら中学生には勧めないかも。
もちろん名作品であることは確かです。20代向き(笑)【B】
G・K・チェスタトン「ブラウン神父の童心」創元推理文庫349p
トリッキーな短編集ですな
一気に読んでしまいましたがこういう本は
水割りでもやりながらちびりちびりと楽しむべきでした
INNOCENCEを童心と訳したタイトルはいただけません【B】
「谷間の百合」バルザック 新潮文庫 475P 【C】13冊目
決して結ばれる事の無い青年フェリックスの悲劇と言えばそれまでだけど、私は『赤と黒』の方が似たような恋愛悲劇として面白いと思う。
「フェミニズム入門」大越 愛子 ちくま新書233P【C】14冊目
フェミニズムと言っても多種多様な考えが犇めき合っているのだなあと思った。
フェニミズムの成り立ちなどに興味がある人には良いかも。
977 :
コウイチ(8294):03/08/18 05:01
みんちーさん、おめでとうございます。
僕ももう少し。頑張りたいです。
『夏の庭』 湯本香樹実 新潮文庫 209P
小学6年生の仲良し3人組みとおじいさんのお話。
忌引きで休んでいた山下君の話をきっかけに、死に興味を抱き
死にかけと噂の老人の観察から、大人へ成長していきます。
学生さんの読書感想文の宿題などにちょうど良い作品では
ないかなと思います。ラストは感動します。【B】
『ライン』 乃南アサ 講談社文庫 330P
パソコン通信の仮想社会を接点に起こる殺人事件。
わりと、そういう関係の作品は多く世に出てますし
なんとなく展開が読めましたが、基本的にチャット好きな人なら
楽しめると思います。個人的には面白かったです。
ミステリーとしては、少々物足りないかなとは思います。【C】
979 :
血の滴る剣 4149 :03/08/19 01:12
「そして誰もいなくなった」A・クリスティー 早川ミステリ文庫274P【B】15冊目
本当クリスティー最高。思わぬ面白さに1日ぶっ通して読めてしまった。
次ぎから次へと起こる殺人事件に登場人物達が疑心暗鬼になっていく様とかは、読んでいてスリリングで良かった。
読者からへの挑戦状とか楽しみにしてない私にとっては、全然問題無かったです。>ヒントの少なさ
『バカの壁』 養老猛 新潮新書 (P204) 【B】
面白い。
頭の中で(入力×現実の重み=出力)なんて計算
がされてるらしい。
そう言われると、そうかもねぇなんて思ったり。
981 :
ウサギ(6171):03/08/21 00:24
『ラッキーマン』マイケル・J・フォックス 414P [C]
あまりにも描写が無駄で疲れる。
ただこれを読んだ後、彼の出演作を見直してみると感慨もひとしお。
『世界の中心で、愛を叫ぶ』片山恭一 206P [D]
子供向け。
そんなに売れるものかなあ?
『哲学の道場』中島義道 235P [D]
哲学のての字も知らない私にはきつすぎた。
ただ、哲学とはどういうものかというのはよくわかった。
今日から毎日一冊体制。
「中国ビジネスと情報の罠」渡辺 浩辺 文春新書221P【C】16冊目
東芝ノートパソコン、日航機事件のトラブルから中国独特の文化を読み取り、どう対応していくかを考えた本。
とりあえず中国人には温かい飲み物と食べ物を・・・。
「海の向こうで戦争が始まる」村上 龍 講談社文庫182P【C】17冊目
デビュー二作目の長編小説。最近の作風からは考えられない作品でした。
個人的にはまたこういうのを書いて欲しいと思うんだが、無理なんだろうか。
★こうなったら読書マラソンしません? < レース・第二戦 > ←スレ題。
書き込みは名前の欄にハンドルと総読破ページ数を記入。
例) 名前:マラソン次朗(5963)[sage] 投稿日:92/13/32 24:28
本文に読んだ本と読んだページ総数を書きましょう。
★漫画はカウントしないでください。
★一冊読み終えた後の書き込みが基本ですが、
読破に時間がかかる本であれば、途中で書き込んで構いません。
★読んだページ数は、大体で構いません。
とりあえずゴールは10000nということでスタート。
10000nのゴールテープを切ったら、総読破ページ数欄に☆を一つ加えて、
ぜひ、もう一度、1nからゴールの10000nをめざして参加して下さい。
☆の使用例) 名前:パンダパン(☆864)[sage] 投稿日:02/10/20 00:27
☆第一戦目レースリザルト(過去スレ)
★こうなったら読書マラソンしません?
http://book.2ch.net/test/read.cgi/books/1026838198/ >>2 読んだ本の『評価基準・ABCDEF』の例。
読んだ本の『評価基準・ABCDEF』の例。
第一回戦・『★こうなったら読書マラソンしません? スレッド』より。
A > A「明けの明星の如き作品」(特別な感情を覚える様な傑作)
B > B「抜群。当該分類類書では必読」
C > C「幸せな気分。まあ、読んで良かった」
D > D「どうして、面白そうだと考えて読んだのか?」
E > E「えらいモノをつかまされた。時間を返せ!」
F > F「古本屋でも持て余す産業廃棄物」
↑という様な感じで、実質的な五段階評価と思ってください。
AとかEに該当する作品はそれほど多くないと思うので、特別な作品用にキープ。
実質的にCが中央で、そこからBとDに振り分ける。
Fは、心底頭に来たとか、許し難い構成の小説など、何年に一度のすごい奴、
傾いた家具の下に入れて、高さ合わせに使用するのが相当であるモノ用。
他人に対する読書の目安としての寸評ですので、
多少厳しめぐらいが良いのではないでしょうか。
という事で、楽しんで読書をしましょう。
評価を提案した者ですが、こんな感じでどうでしょうか。
☆の使用例は、最初の10000p完走者の『パンダパン さん』に敬意を表して、
使用いたしました。
児島襄『誤算の論理』文春文庫516p
児島襄『参謀(上)』文春文庫219p
児島襄『参謀(下)』文春文庫187p
江畑謙介『使える兵器 使えない兵器〈下〉人間の知恵の限界』並木書房250p
江畑謙介『使える兵器 使えない兵器〈上〉人が命を託して使う道具』並木書房246p
豊田有恒『いい加減にしろ韓国』祥伝社231p
21世紀研究会『民族の世界地図』文春新書289p
八十島信之助『法医学入門』中公新書187p
最近進行早いと思ったらもう次スレですかー。参加者多いのはイイですね〜。
本の並びは面白かった順(;´ー`)チョットテヌキ…
986 :
白川道(☆☆☆1810):03/08/22 22:26
はー、やっとアク禁解けたみたいです。
>>983-984 とってもよくできてると思いますよ。
もう残すところ15レスですか。
そろそろ立て時ですかね?みなさん?
J・アーヴィング『ホテル・ニューハンプシャー(上)(下)』新潮文庫839p【A】
ぼくもフラニーに本気で恋をしてしまった。
青春・恋愛・家族小説。
村上春樹『村上ラヂオ』新潮文庫217p【C】
皆様、祝福のお言葉ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
>983-984
私もよくできてると思います。
『ナイトホークス〈上〉』マイクル コナリー 扶桑社 330p
『ナイトホークス〈下〉』マイクル コナリー 扶桑社 319p
孤独でタフな刑事の孤立無援の捜査と、
哀しく意外な真相をクールに描く長編ハードボイルド。
出だし好調。後半失速。【C】
988 :
血の滴る剣 5249:03/08/23 01:41
『動かぬ証拠』蘇部 健一 講談社NOVELS 264P【C】18冊目
ラストのイラストでトリックが解明されるという嗜好の1冊。
はっきりいってバカミスの部類に入るだろう、好きな人は嵌るかもしれない。
「海神の晩餐」若竹 七海 講談社文庫433P【C】19冊目
船上が舞台のクローズドサークル物。限られた空間の中で数々敷かれていく伏線。最後どうその伏線が絡んでいくかが興味をそそり続けた。
あともう少しですね。990過ぎたぐらいに一丁作りますか?>次スレ
989 :
無名草子さん:03/08/23 02:58
高島俊男「李白と杜甫」講談社学術文庫359p
学術文庫にしては、初心者向け。やさしいし面白い。
漢詩を日本語訳してくれているので、漢文わからない人も安心。
杜甫と李白の詩がとりあえずはわかるようになる。【B】
酒見賢一「墨攻」新潮文庫170p
墨家を題材にした小説。
材料は少なく、作者の想像がほとんどとのことらしいが面白い。【C】
司馬遼太郎「胡蝶の夢1」新潮文庫407p
幕末、奥御医師松本良順とその弟子伊之助のお話。
取り扱われる内容が内容のせいか、
今までの司馬の長編作品の中で一番好きかもしれん。【B】
『グロテスク』 桐野夏生 文藝春秋 536P
完璧な美貌を備えていた妹の百合子。一流企業に勤める級友だった和恵。
彼女らはお互い娼婦をしており、安アパートで死体として発見されます。
死後、主人公である百合子の姉は手元に渡る2人の手記と共に過去を語ります。
徐々に明らかになっていくグロテスクな社会と人間像を描いた作品です。
純粋にすごいと思います。
人間の内に秘める嫌な部分の描き方、華やかな世界に芽生える
下の社会の人の心理。特にお姉さんの立場からのストーリーは
強烈です。
途中、祖父との暮らしが一番幸せだったという言葉がありますが、
読み終えたあとにわかる主人公の心理は悲しいものがあります。
なんだかすごく人が孤独で、読んでた自分もが寂しくなりました。【B】
992 :
りーす(☆☆☆☆2213):03/08/24 03:51
みなさん、ありがとうございます。お蔭様で、5週目突入です。
中谷彰宏氏の著書で、『忙しい方が、本が読める』と書いてあったけど、どうやら真実
らしい。暇な時よりも、読んでる量が多いです。同じ本を一気に読むと、早く読める
らしいけど、1冊に集中出来ない性格なので、それは無理かも・・・。
『ねじの回転』恩田陸(著) (集英社) 444p 【B】
過去へ遡行する科学技術を手に入れた人類。過去を改変した代償に奇病に苦しむ歴史を
正しく改変すべく、2.26事件の現場に挑む国連職員。ほのぼのとしたラストが、
いかにも恩田陸らしい。
『パーフェクト・ブルー』宮部みゆき(著) (東京創元社)313p【C】
宮部みゆきの初期作品。それなりの厚さだけど、気軽に読めてしまう。
『ビジネス英語を早く読む』古藤晃(著) (光文社新書)197p【C】
早く読むどころか、読めなくなってる。かなり、英語力パワー・ダウン気味で、反省。
『視聴率200%男』安達元一(著) (光文社新書)204p【B】
ぐるぐるナインティナイン、ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!等、
様々なヒット番組を手掛けてきた放送作家、安達氏の著書。固くなった頭の
運動にもなります。
『文庫・新書の海を泳ぐ』小田光雄(著) (編書房) 203p 【C】
993 :
りーす(☆☆☆☆3687):03/08/24 03:58
ようやく書き込めた。アクセス規制されているうちに、かなり溜まってしまいました。
誰かの無責任な書き込みの影響なんだろうけど、とっても迷惑。
『大航海時代とモルッカ諸島』生田滋(著) (中公新書)255p【C】
16世紀前半のモルッカ諸島を舞台とした、ポルトガル、スペイン、モルッカ諸島の
対立抗争の過程について。細かい事まで、よく調べているのには関心する。
『軍事革命』中村好寿(著) (中公新書)175p 【C】
近年、近代兵器の運用が急激に変わりつつある。
イラク戦争は、新しい戦争の最初の形かかもしれない。
『信長の親衛隊』谷口克広(著)(中公新書) 250p 【C】
信長の馬廻りや小姓、部将に関する話。
『クラムジー・カンパニー』 新野剛志(著)(講談社)235p【C】
第45回江戸川乱歩賞を受賞した新野剛志の第3作。短編集。
『ドミノ』恩田陸(著)(角川書店)340p【C】
一見、全然関係なさそうな話が、ラストで一気に繋がって行くのだが、とにかく
主要な登場人物が多すぎて、物語りを把握するのに疲れる。
『オルタナティヴ・ラヴ』藤木稟(著) (祥伝社) 219p【C】
近未来物で、ちょっとブッ飛んだ設定。
994 :
りーす(☆☆☆☆5093):03/08/24 04:14
>みんちーさん
☆ゲット、おめでとうございます。
私も最近、スターバックスで読書するスキルを身につけました。朝の30分位。
これをするのとしないのとで、一日の頭の回転が全然違ってくる・・・。
>ウサギさん
一日一冊、頑張りましょう。
読むペースが買うペースに追いついてないので、最近、本がたまりまくり。
『どん底から這い上がった男たち』鈴田孝史(著) (すばる舎)236p【C】
『どん底からの大逆転の非常識発想法』鈴田孝史(著) (すばる舎)243p【C】
安田隆夫(ドンキホーテ社長)、鳥羽博道(ドトールコーヒー社長)、襟川陽一(光栄会長)、
渡邉美樹(ワタミフートサービス社長)等々、12人の企業家の成功物語。
『iモード以前』松永真理(著) (岩波書店) 225p【A】
NTTドコモでiモードを成功させた松永真理の『iモード事件』より前、
リクルート時代の話。「頑張ろう」という元気が出てくる。
それにしても、こういうパワフルな会社で働きたいものです・・・。
『資格三冠王がこっそり教える「超速」勉強法』黒川康正(著)(PHP研究所)248p【C】
『30代から始める「頭」のいい勉強術』和田秀樹(著)(三笠書房)269p【C】
この系統の本って、モチベーションは上がるんだけど、なかなか次に繋がらない。
『都市緑化新世紀』江刺洋司(著)(平凡社新書) 185p【C】
都市空間に植えられている街路樹も、適当に選んでいるのではないところが奥深い。
たまに、枝が邪魔で歩道が通れず、かえって有害な場合もあるが・・。