社会思想社、倒産?

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84無名草子さん:02/07/05 06:55
>>83
それってタコが自分の足を食っているようで、かなりまずくありませんか?
売る先はBOOK OFFでしょ
8560:02/07/05 10:53
>76
おっしゃる意味が分かりません。6億円の債権を守るため
債権者が現物資産を保全しようとして、回収するのでしょうか
と訪ねたのですが。
86無名草子さん:02/07/05 12:43
>>84
ブクオフ以外にも特価本を引取る業者は結講いるよ・・
古本屋さんで本の下のほうに赤い〇のハンコもしくはBの
ハンコが押してあれば特価本として定価の2割ぐらいで
出版社が放出したものです。
それを引取った業者が全国の古本屋サンなどに多少
上乗せしてまた卸す・・・
買った古本屋サンは半額ないし六掛けで消費者に売る。
ビデオを同じ・・・
87無名草子さん:02/07/05 19:43
「奇妙な論理」教えてくれた人、ありがとー。
さっそく入手して、今読了しました。
ちょっと訳が古いなーと感じましたが、内容は今読んでも面白いと思いました。
「トンデモ本の世界」はきっとこれにインスパイアされてますよね。
88:02/07/05 20:25
>>86
 [○B]の印は「バーゲン・ブック」の頭文字です。

詳細は1987年の『出版年鑑』「年間史」をご覧下さい。
89無名草子さん:02/07/06 00:29
香典としてゴーティエの怪奇三冊買っときますた。
新青年系も押さえておいた方が良いかナ?
90無名草子さん:02/07/06 00:47
>>89
押さえたほうがいいと敢えて断言。
91無名草子さん:02/07/06 23:33
>85

書店が注文出して棚に並んでいる本は、支払い終わってますから
書店がつぶれた出版社の書籍返品し、取次が入帳してくれれば、
お金が(書店に)戻ってきます。逆に出版社は支払いが生じます。

返品は出版社にとっては現物資産どころか、更なる負債です。

ただ、常備品は経理上は出版社の在庫で、常備期間後の清算に
なるので、資産といえば資産ですが、常備期間が過ぎれば書店に
支払いが生じるので、わざわざ回収するわけではないでしょう。

書店が返品できなくなるのを恐れて一斉に返すのです。それを
取次がとってくれるかどうかは、力関係で決まる気がする。
92無名草子さん:02/07/07 10:53
常備寄託の期間中の返品は、契約上はできないのでは?
現代教養文庫は常備じゃないの?
しかし版元が会社を清算したら、資産を確定するために常備品はすべて
回収されるんでしょうか。それとも、特別な正味での一部または全部の
買い取りを書店に要請するのでしょうか?
債権者会議でこれから決めるのかな。
現代教養文庫のある本を楽天ブックスに注文したら、すぐに取り寄せ
できないとの通知が届いたが、もう取引停止なのか?
93無名草子さん:02/07/07 22:12
映画イヤーブックとか揃えてなかった。まずい。
今、HP見たら映画関係充実してるじゃないですか。
もう書店に注文しても遅いわけでしょうか。
94無名草子さん:02/07/08 18:17
95無名草子さん:02/07/09 19:51
>>94
読みました。ありがとう。

>小出版社の事情に詳しい東京堂書店外商部の小島清孝氏は、業界を憂える。
「日本の出版界は、自転車操業的体質をずっと引きずっていて、
新刊を出し続ける能力さえあれば何とかもつ、という意識が強い。
読者の側も、最近のベッカムの伝記本のように“いま話題の本”だけに流れてしまう。
こうした現状を変えないと、社会思想社のような“読み継がれる本”を作りたいと
出版を志す人もどんどん減っていきますよ」
96無名草子さん:02/07/09 19:57
現代教養文庫は、名著が多い。
正木ひろしの「近きより」、2巻までしか持っていない。
3巻以降もそろえないと・・・。
牧逸馬の「浴槽の花嫁」なんて名著もあったな。すごいタイトルだが。
佐高のクズ本なども入っているのが玉にキズ。
 
97無名草子さん:02/07/10 00:04
>小出版社の事情に詳しい東京堂書店外商部の小島清孝氏は、業界を憂える。
「日本の出版界は、自転車操業的体質をずっと引きずっていて、
新刊を出し続ける能力さえあれば何とかもつ、という意識が強い。
読者の側も、最近のベッカムの伝記本のように“いま話題の本”だけに流れてしまう。
こうした現状を変えないと、社会思想社のような“読み継がれる本”を作りたいと
出版を志す人もどんどん減っていきますよ」

こういう論調は、腐っている。聞き飽きたね。
小島某、「現状を変えない」とだって。ふーん、代々木が言いそうなことだ。





98:02/07/10 00:14
>「バッタ売りして債権者に配当するといった在庫処分を、本について行うわけにはいかない
>「だが、放置すれば断裁以外にない。版権を譲渡して本のいのちをつなぐ道を探る
by会社代理人の弁護士

2002.07.07付 朝日新聞朝刊
99無名草子さん:02/07/10 02:44
ああ、火吹き山の魔法使い…
100無名草子さん:02/07/10 05:16
>>81
>ミステリ関連でも、レオ・ブルースとかマイケル・イネスとか渋い作家の小説を
>文庫で出す等、なかなかイイ仕事してたな……
そ、そ。海外ミステリーは良かったよね〜。ファンタジーはゴーティエやシュペル
ヴィエル, 怪奇アンソロジーなどクラシックなのはいいとしても、現代作家のもの
は正直もう一つだったのは残念。

>>84
>>国書や沖積は支払いのお金が無くなると倉庫にある本を
>>特価本として古本屋に売り現金回収してるからそうそう
>>潰れないと思うけど・・・
>それってタコが自分の足を食っているようで、かなりまずくありませんか?
ごもっともで、痛し痒しってのはこのことでしょうね。かといって在庫しておくと「資産」
ということで課税対象になるし、回転資金はいるし、でもゾッキが出回るとたいていの客
はそっち買うから店頭在庫動かなくなるし。
友人など「国書の本は特価本 (ゾッキ本、B本) でしか買ったことがない」なんて豪語してます。
わたしゃ「今後への期待料」と思って新刊で買ってます。誰か誉めて。←オイ
101無名草子さん:02/07/10 05:20
……97は来る板を間違えてるよな。
102無名草子さん:02/07/10 13:28
>>98
版権は譲渡先を選ばないと意図的に出版されない本が出てきそうだな

ホームページに挨拶出た
http://www.shakaishisou.co.jp/
 お寄せいただいた声のうち、弊社の本をなんとか入手したいというご希望が多数寄せられおり、弊社としましても、お応えする方法を模索しておりました。
 書店ルートの載せることができないため、ある程度まとまったご注文には、郵便の代引きによって発送させていただきます。本ホームページで書名を検索いただき、ご注文は、メールないしファックス(03
『菊と刀』他のロングセラーを選りすぐった「現代教養文庫の200冊」というセットもご用意できますので、お問い合わせいただければ、詳細についてご説明申し上げます。
103無名草子さん:02/07/10 21:18
>ある程度まとまったご注文

う、きびしー。どーしよっかなー。
104無名草子さん:02/07/12 05:46
まだ、本屋にある?
105無名草子さん:02/07/12 09:29
今週の文春で坪内祐三が追悼してた。
106:02/07/13 14:21
>単行本の売れ行きが落ち込んでからは、売上高の約七割を文庫に依存する状態となった。

>「社員八人の規模で文庫出版を続けるのは限界だった」
(某取締役)
2002.07.07付 日経新聞朝刊

社員8人!!
107無名草子さん:02/07/13 14:58
従事員数に対応した営業利益を得られない状態が数年続いてたんじゃ
ないかと推測するけど、どんな打開策が講じられていたのか、
それとも、殆ど為す術なく自転車操業を続けていたのか、
詳しく知りたいなぁ。
108無名草子さん:02/07/13 22:25
>>106
8人じゃアイデアがなかったんだろうな…
109無名草子さん:02/07/14 00:17
よしんば打開策を思いついたとしても、元手がなかったんだろうなあ。
融資も審査が厳しそうだし。金かかんない方法がそうあれこれとある
とも思えない。
まー社員に退職金払えるうちに止めるというのも立派な決断じゃないで
しょうか。それは尊重したい。
110無名草子さん:02/07/14 00:21
神保町の岩波がやってる本屋にはまだありました。
ただし棚2〜3段ぐらい。
111無名草子さん:02/07/14 01:26
>>110
棚二三段もありゃいいじゃないかあっ!
地方じゃどうすりゃええの(泣笑)。置いてるとこがそもそも少ない。
油断してたなあ。今から注文か。とほほ。
112無名草子さん:02/07/14 01:31
潰れた時点でもうダメほ。
113無名草子さん:02/07/20 21:31
好きな本屋だったよ。
串田孫一の博物誌は最初にこずかいで買った本だった。
うしろに載っている民主社会主義系統の著者は、ナマエだけおぼえてたが、
なんと、大学で関嘉彦のゼミにいった漏れ。
関先生はこの会社の元専務だった(その後都立大学の教授になり、そこをやめて漏れのいた私大に客員教授としてきていた。

河合栄治郎全集や、花崎コウヘイを文庫にしていたら、とも思うが、河合全集は最後の頼みの綱だし、けいけいに文庫化できなかったのはわかる。

資本論小辞典や、朝を見ることなく、自衛隊よ、夫を返せ!なんていうドキュメントもよかった。
漏れは学生の頃は、民社党の左くらいだったのだが、だんだんサヨになった。ここの本のラインナップと同じです。
114無名草子さん:02/07/21 08:27
河合栄治郎の本って面白いの?
115無名草子さん:02/07/21 22:18
教養文庫に収められていた
新青年系の作家の選集や文学者の評伝シリーズを
古本で(目録にはあっても事実上品切れだったので)
集めては読んでいました。
残念です。
116113:02/07/22 02:19
>114
「学生に与う」は正直古くなった部分もある。第一、旧制高校というものが絶対でなくなった現在、あの本を全面肯定しなくてもいいとも思う。
河合栄治郎の本でとっつきやすいのはやはり「ファッシズム批判」です。これは感動します。
それから日記も面白い。なお、河合栄治郎については竹内洋「大学という病」中央公論新社が面白い。
偉大な反面、権力欲もあり、好き嫌いもはげしい河合のリアルな像が出ています。粕谷一希の伝記はそのあとでよんでもいいでしょう。
117無名草子さん:02/07/31 03:38
ゲームブック…
118114:02/07/31 09:20
>>116
なるほど。
119無名草子さん:02/08/01 23:37
菊と刀の文庫本、八重洲に積んであった。
120無名草子さん:02/08/02 00:28
>>119
それだけ?他には無かった?
121119:02/08/03 01:20
>120
いろいろあったよ。さすがにゲームブックは置いてなかったけど(藁
122無名草子さん:02/08/07 18:23
新日本出版社の刊行物を文庫化したのが近所に残ってた。(新刊らしい)
普通の伝記物で別に政治色はなかったが、なるほど左寄りなんだなあと思った。
123無名草子さん:02/08/08 17:13
>>122
共産党の子会社みたいなものだから当たり前。
124無名草子さん:02/08/09 10:15
 うんそれは知ってた。そういうものも教養文庫に入れとるんだなあという話。
ちなみにタイトルは「伊能忠敬」
 
 スレ違いだがこないだの日経に新日本出版社の広告出てた。経済誌まで
出しとるんかい・・・・
125無名草子さん:02/08/15 01:23
大きな書店では結構ラストセールをやってるみたいなので、みなさん買っときましょう。
126無名草子さん:02/08/25 01:50
あげとく。
必要ではないけど、いつか必要になる気がするから、古本屋で100円縛りで集めてる。
私事だけど、俺にとっての教養ってこういうものなんだろうな。
127無名草子さん:02/08/25 18:10
トレンビー全集あげ
128無名草子さん:02/08/27 01:01
ゲームブックはプレミアついてるのあるみたい。
3000円くらいだけどね。
129無名草子さん:02/08/27 01:16
「菊と刀」、買っておけばよかった。
田舎の本屋ではもう手に入らなそう。
古本に期待するしかないのか。
130.....:02/08/27 01:27
 あ〜、依田義賢『ある映画監督の生涯』は、どこかで再版して欲しい!
溝口健二監督を知るための最良の書にして、最も手に入れやすい溝口関係
の本だったのに……。
131無名草子さん:02/08/27 22:08
>>125
いってきましたが、『タレント文化人100人斬り』
なんてものが平積みされていて...。
久生十蘭傑作選のVがほしいのにありませんでした。
132:02/08/28 08:12
加藤周一『西洋讃美』教養文庫

読んでみたいです。
133無名草子さん
菊と刀なんてどこの古本屋にも転がってるような。
私は50円コーナーで拾ったよ