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⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
年を経た鰐の話が、文芸春秋から9月に出版されるようです。
中公や新潮文庫からも、かつての本が幾つか復刊されるよう。
死後、軽いブームみたいですね。
作者が死ぬと読者は興味をなくすが翁の持論でしたが。
>>244 >作者が死ぬと読者は興味をなくすが翁の持論でしたが。
「読者は作家の身体が冷たくなると同時に去るから蚤に似ている」
ですね。でも
稀にそうでないのがいる、ということもおっしゃってたような…
夏彦翁はそうでない人のほうだったということじゃないでしょうか。
御存命のうちから自称「半分死んだ人」だったわけで、生前からの読者も
死んだ人の作品を読んでいたようなものでは?なんつってw
山本翁の著作は、文庫がいろんな出版社から二度でることがよくある。
歴史的な作家や人気者ならわかるが、失礼ながら、あまり知名度は
高くない。実際、売れるといえば売れるが、それほど売れないのだ
から異例である。
「笑わぬでもなし」「ダメの人」「恋に似たもの」は、最初中公文庫
からでて、文春文庫からもでている。
日常茶飯事も中公文庫だったが、今回また新潮文庫に収録された。
今は切れているが、「日常茶飯事」「編集兼発行人」「毒言独語」
などは、30年も40年も前のコラムであるにもかかわらず、
80年ごろに中公文庫に入って95年ごろまで版を重ねている。
今度、中公は「毒言独語」「茶の間の正義」などを再刷するようで、
クロネコヤマトのブックサービスを検索するとでてきた。
エッセイやコラムなどは、名作でも眠りっぱなしになるのが尋常
なのに、なんとも珍しいことである。
出版社にファンが多いとしか思えない。
247 :
無名草子さん:03/08/22 19:01
248 :
無名草子さん:03/08/24 18:07
ぼくは、マクリ派なのにダメ派のふりして、
「いくらまくってもダメなり」と言ってます
249 :
無名草子さん:03/08/24 18:07
250 :
無名草子さん:03/09/11 02:03
「完本 文語文」は面白い。
251 :
無名草子さん:03/09/21 22:43
『戦前という時代』、面白かったあげ
252 :
無名草子さん:03/09/23 11:30
>>248 「ダメの人」ですね。
いつも明快な翁の文章ですが、あれだけはよく意味がわかりません。
253 :
無名草子さん:03/09/27 23:08
内田樹の「寝ながら学べる構造主義」を読みました。
読後の感想。
「なあんだ、山本夏彦って構造主義者だったんだ」
夏彦は構造主義者ではありません。明治文学の権威です。アホなこと書くな、ボケ。
255 :
無名草子さん:03/10/03 04:31
257 :
無名草子さん:03/10/03 23:32
ナチ彦
一周忌age
>>258 一年経ちましたか。
著者が死ねば読者は四散する、というようなことを仰っていましたが今読んでもおもしろい…。
それにしても病院むかつく
261 :
無名草子さん:03/10/26 21:17
中公文庫で旧刊が再発売されてるね。
「茶の間の正義」「毒言独語」「編集兼発行人」。
新潮からは「日常茶飯事」「笑わぬでもなし」・・。
11月には中公から「変痴気論」
あと息子・伊吾さんの「夏彦の影法師」も出てるし。
応接に暇がないというやつでつ。
>>232 勝組、負組はブラジルの日本人社会で使われた言葉。
第二次大戦で日本が勝ったか負けたかで日本人社会が二分され両者の間で流血を見た。
263 :
無名草子さん:03/11/11 04:30
>>262 「男女の仲」、「夏彦の影法師」読了記念パピコ。後者は夏彦像の変更を迫る著作でした。
話は変わるけど、「なつひこ はやわかり かるた」ほしいなあ。
対談相手だった山本七平も、没後だいぶ経つけど読者は結構残ってるほうだね
265 :
無名草子さん:03/11/11 18:58
>>264 「空気」はまだ人口に膾炙してるし、小室直樹経由で読む
若い読者が多そうだね。
「18番づくし」「意地悪は死なず」も良かったが、
夏彦翁の各界著名人との対談集つくって欲しいねえ。
266 :
無名草子さん:03/11/14 21:01
自慰に拘っていたのは若いころ自分が騙されていたからなんだね。
267 :
無名草子さん:03/11/17 18:29
>264
御両人とも右翼、左翼どちらにも評判が悪いですね。
ドグマに縛られた人たちにとって、一番てこずるタイプなんでしょうね。
「男女の仲」を読んだ感想。
「なあんだ、山本夏彦って、やっぱ構造主義者じゃん」
269 :
無名草子さん:03/12/11 02:15
寂れてるな・・・俺まだ22だが高校時代から親父の本棚から拝借して読みまくってた。
「ときどき犬になる」っていう言葉は視野を広げるべく日頃より実践してるよ。
内容もさることながらこの人はとにかく文章がきれい。
読んでて小気味がいいので見習いたくなるけど、
俺にゃ漢文等の素養がないんで無理なんだなこりゃ。
タキシーage
『社交界たいがい』を読了。
リトミカオスティナータですな。
272 :
無名草子さん:04/01/04 21:40
>>269 まだ若いんだから、いまから勉強始めたらどう?
273 :
無名草子さん:04/01/04 22:26
文章いいね。
「声に出して読みたい日本語」にあげてもいいぐらい。
274 :
無名草子さん:04/01/04 22:56
豆朝日新聞始末記は題名の割に、おもろなかった。
275 :
無名草子さん:04/01/12 15:43
意見を述べるコラムより、情緒たっぷりの随筆が好き。
「生きている人と死んだ人」が好きだなあ。
亡くなった奥さんについて書いた文章が3つほどあって、
なかでも「みれん」というのが上手過ぎる。
死んだ奥さんと話をするところが泣けるのよ。
276 :
無名草子さん:04/01/12 20:51
>>275 女性蔑視みたいなとらえ方されてるけど、奥さんを含め、女性を尊敬してるし、
やさしいよね。
「男女の仲」は死後つけられた題名だろうなと思う。
題が閑散としていて翁の真意が伝わってこない。
「最後の波の音」も風流なのだが、やはり翁らしくない。
「寄せては返す波の音」がとぎれることはないのだから。
「生きている者の世の中」
「何用あって月世界へ」
などの名句をなぜあしらわなかったかと、少しく残念であります。
278 :
無名草子さん:04/02/08 11:06
サンジャポに伊吾さん出演中
>>277 私は単行本ではなく『室内』での連載中に読んでいましたが、それは
「男女の仲」について、色々と掘り下げて語ろうとされていたけれど
ちょうど核心へ入る手前のところで亡くなられてしまった、ということのようです。
中途半端になってしまった連載分を最後まで単行本化するにあたって
この題以外に良い選択肢がなかったんでしょう。
「最後の波の音」も同感ですね。
御存命ならこの題名がつくことはなかったわけで。
単純に「寄せては返す波の音」でよかったような気がします。
280 :
無名草子さん:04/02/19 22:02
遅ればせながら小説新潮の一周忌記念特集を読みました。
座談会に出ていた「室内」編集員の方々が思っていたほど
美人でなくて残念。不粋で下世話な感想ですが。
>>280 あらら。いいんじゃないですか(笑)。夏彦さんも「わが社の才媛たち…」とは書いていましたが…(略)。
夏彦さんの肩を揉んでいる写真の若い子は、かわいいと思いますが。
283 :
無名草子さん:04/02/20 17:22
>>279 >単純に「寄せては返す波の音」でよかったような気がします
これはもう、同名で新潮から出しているから使えないでしょう。
でも、確かに「最後の波の音」は変だよね。
翁の文章を波の音に擬するのは良い。
亡くなったから「最後の」とタイトルにつけるにも良い。
しかし、「最後の波の音」としてしまうと意味が…。
◆「夏彦の写真コラム」─傑作選(1) 1979〜1991─
山本夏彦
藤原正彦編 週刊新潮に23年間連載された名物コラムの極上のエッセンス。可哀
想な美空ひばり/恐るべきは正義である/教育の普及は浮薄の普及/人生は些事
からなる/サラ金と銀行は一味である……世の中の偽善とエゴを見抜き、たった
ひとことでひとの言わないことを言う。前半12年間のコラムから、著者より「時
代遅れの日本男児」と命名された、年下の友人で数学者の藤原正彦氏が100編を
選んだ。
■4-10-135017-5 438円
285 :
無名草子さん:04/04/03 16:32
誰か夏彦を知らないか
286 :
無名草子さん:04/04/15 00:02
無想庵物語絶版かよ。
287 :
無名草子さん:04/04/26 19:22
288 :
無名草子さん:04/07/23 19:36
「何用あって〜」が文庫で出ていたから買ってみたけど
後書きで編者がバイブル云々言ってたのであんまり面白くなかった。
その点傑作選(1)の方では編者が自分の好みが入るからとか自覚していたのは
好ましいと思ったけど。
「年を経た〜」はああいう前置きがありながら
マルクス主義がどうこう言うコメントを寄せる○○がいたのは残念。
289 :
無名草子さん:04/09/08 17:17
夏彦age
サンケイあげ
291 :
無名草子さん:04/12/08 17:32:59
今月の文春文庫の“私の死亡記事”に翁も執筆されていました。
読んでいない方もいるかもしれないので上げときます。
俺も文章いいと思う。声に出して読みたいところ。