僕ちゃんって権威に弱いタチなのかどうなのか、
見知らぬ作家の小説本を買う時にはまず「**賞受賞作」ってのを選んじゃいます。
でも、結構ハズレ多いんだよね。
例えば
直木賞とった 桐*夏*『*ら**頬』(他の作品は好き)
柴錬賞の 池*彰*郎『*津*る』
少なくとも、定価で買うべきではなかった。
そんな経験ありませんか?
みなさんのお話が聴きたいので、お暇でしたらお相手願います。
ちなみに、ド新人にあたえられる新人賞は除いてね。
まぁ大目に見るってことで。偉そうだな俺。
フーン
直木賞も芥川賞も駄作ばかり。
そ、そんなこと言わずに・・・
おい、みんな忙しそうだな。
それはそうと、いきなりハンドルを誤打してしまったぞ。今気付いた。
確かに、大江健三郎の芥川賞作『飼育』と昨今の受賞作と比べると……
いや、比べ物にならんわな。
文学賞自体、あるいは日本の活字文化自体がどんどん衰弱してるので
全て駄作という見方も、単純だが、あながち間違ってもいないかもしれないような気がしないでもない。
6 :
無名草子さん :02/05/08 23:42
今回の直木賞はちょっとひどかったな。
唯〇〇の「肩ごしの恋人」あれは論外。
「*ごしの*人」みんなけっこう読んだんだね。
自分は、読もうかどうしようか迷ってるうちに
不評がたくさん聞こえてきちゃって、辞めました。
それにしても、同時受賞した一力さんの小説の感想はあまり聞かない。
なぜ?
宮部「理由」
受賞前の方がよかった。
10 :
無名草子さん:02/05/09 00:28
火車は、新潮社版直木賞であるところの山本周五郎賞を受賞してるから妥当だろう。
11 :
無名草子さん:02/05/09 02:46
平野啓一郎の「日蝕」は?
12 :
名無しのオプ:02/05/09 08:09
13 :
無名草子さん:02/05/09 09:18
賞に権威を持たせちゃダメよ。
14 :
無名草子さん:02/05/09 09:47
>>13 そゆこと。賞は賞。
賞や帯の推薦分なんて政治。
15 :
無名草子さん :02/05/09 10:26
>>7 作風が地味だから2chの読者層(多分ここって10代〜20代が中心だよね)
にはあまり読まれていないのかも。
中高年の人は結構読んでいるみたいだよ。(概ね好評のようです)
16 :
無名草子さん:02/05/09 11:25
>>11 激駄作。
あれが芥川賞とったのは、初出の『新潮』の編集さんや
芥川賞の審査員をはじめとして
日本中がビクーリしてしまった結果にすぎない、と今思う。
みんな動顛しちゃたんだね。
「すごいかもしれん」なんて思って、早まっちゃった感じ。
>>14 そうだと思うが、その受賞作の駄作具合、権威のバカさをあげつらって
楽しもうというのがいいのではないか。と思う
17 :
無名草子さん:02/05/09 11:37
山本一力……ナカミはともかく、装丁が、、、いや、題字がダサ過ぎ。
18 :
ひらのけいいちろー:02/05/09 11:40
ださく しんちょうからもみすてらね
19 :
無名草子さん:02/05/09 11:59
>>17 まあ、作品自体が江戸中期の職人の地味な日常を描いたものだから
題字が洗練されたものじゃ合わないかも。
20 :
無名草子さん:02/05/09 12:09
直木賞
宮部みゆき「理由」
浅田次郎「鉄道員」
どっちも悪くはない作品だと思うけど、その作者の(過去のノミネート
作品も含めた中での)ベストとは思えない。
たぶん、どちらも評判になった過去の作品を落とされた人気作家ってことで
作品より作者本人に対しての賞なんだろうけど。
21 :
無名草子さん:02/05/09 12:10
J文学みたいな装丁の山本一力てどうよ
22 :
無名草子さん:02/05/09 12:52
そらもう昨年の日本推理文学賞にきまっとる。
23 :
無名草子さん:02/05/09 13:38
>>21 表紙に騙されて買った若者が怒りまくりそう。
24 :
無名草子さん:02/05/09 13:54
>>1 「柔らかな頬」桐野本の中ではベストと思うけど。
>>24さん
どの辺がベストなのかを書いていただかないと話が広がらない。
『柔らかな頬』は、自分にとって読むのは難解ではなかったが、
別の意味で非常に読み疲れた。あまり楽しめなかった小説。
前半と終盤とで連続性のあるお話とは思えなかった。
察するに、物語の進み方だとか登場人物の成り行きなど、
執筆の途中で方針を転換してしまったんじゃないのかな?
あまりにも、前と後とで小説世界の空気が違いすぎる。
ということでストーリー的には×。
それに冗長。
ただ、読ませる部分はもちろんある。
主人公である母親とかその愛人のデザイナー(だったかな?)、
その庇護者である風俗嬢、終盤の主人公である道警の元スゴ腕刑事などなど
キャラクターの造り、そして描写は桐野作品の中でも抜群に巧みな小説ではあった。
というのが、大まかな自分の感想です。
>>20氏の言う通り、その前に出された『OUT』と抱き合わせでの受賞
ということならば充分に納得。
自分の桐野ベストは、「水の眠り、灰の夢」
それと「ファイアボールブルース2」(1は好きじゃない)
>>15とか
>>17 一力氏は読んでみたいが、確かに字が……
古いテレビドラマのタイトルってあんな書かれ方してたよね。
ということでなぜか「あばれ太鼓」ってのを思い出す。観てなかったけど。
>>20 それぞれ『火車』『蒼穹の昴』かな。
どちらとも、なにかほかの賞取ってなかったか?
ポッポヤが出たついでの話だが、
連作短編で直木賞取ったものってなんだか物足りない。
プらなリアとかビタFもそうだったが。
27 :
無名草子さん:02/05/09 16:00
「あかね空」もそのうちには文庫化されるんじゃないかな。
パッケージが気に入らないから読みたくないという向きも
あるだろうけどね。
私は逆に表紙だけ洒落ていて内容が乏しい作品のほうが落胆が
大きくてげんなりする。
自分の中では「肩ごし…」は文庫で読んでもよかったかなあと
思える作品だった。(単行本で買うなら他の本を買ったほうが良かった)
28 :
無名草子さん:02/05/10 00:19
町田『きれぎれ』よりは、前の『夫婦茶碗』に賞あげて欲しかった
29 :
無名草子さん:02/05/10 00:35
特に直木賞や芥川賞 受賞→宣伝→はじめて読む
の人も多いと思う。
初めての宮部が「理由」で
作家自体がつまらんと判断されたら嫌だよな。
山本文雄も「落花流水」を
先に読んでたからいいようなものだが。
「プラナリア」が最初だったら,後読む気しなかったろう。
おう、そうか。鳴るほど。
落花流水ってのをさがして読んでみよう。
31 :
無名草子さん:02/05/10 00:37
町田は顔が可愛いから,いいや,なに書いても。
>>27 読みたい本が多すぎるので、
購入時の選抜基準に「ジャケの見栄え」が入ってくるのです。
そういう人って多いかも。文庫化のジャケに期待。
33 :
無名草子さん:02/05/10 00:44
芥川賞、小川洋子が「妊娠カレンダー」っていうのも疑問だった。
あんまり作者の持ち味が出てない作品だと思う。
34 :
無名草子さん:02/05/10 00:50
山本文緒はプラナタリアがベストだと思うがなぁ。
>33
農薬グレープフルーツか。道具が安易だったかも。
ま、それはどうでもいい。
義兄への嫌悪感もサラッと描かれすぎてて今一つピンと来なかった
>22
ところでそれってどんな作品? タイトルと作者名 キ ボ ン ヌ
俺はサスペンスなんたら大賞(幻冬社と新潮社の主催したやつ)の、
最初の受賞作にブっとんだおぼえが。なんじゃアレは。(『そ●て●讐の扉を』)
36 :
無名草子さん:02/05/10 00:57
●し●復●●●●
37 :
無名草子さん:02/05/10 01:00
>>35 ま、あれは新人でしょ? 許してあげよう。
でもあの作品で1000万もらうってのは、なんだかなぁ。
文章拙かったね……。
38 :
無名草子さん:02/05/10 01:07
>>37
いがいとみんな知ってるんだね。
読んだ人多いんだな。
>>36ワラタ
おい、1よ。
それを言うなら辻の「白×」だろよ。
芥川賞の「海峡の光」はすっごく面白くて、(大江健三郎の文体摸写?)
辻を見直したものだが、「×仏」は納得いかん。
フェみな称に推したのはおそらくフランスかどこかの外国人だろうが、
絶対に原書(日本語版)では読んでないと思う。
(おそらく、フランス語訳は恐ろしく出来がいいのだろう。)
山本一力氏のカバー、タイトル字は
本人が手ずから書いていると聴いたような……
40 :
無名草子さん:02/05/10 01:27
スレチの話になるが、
唯川だとかプラナリアだとか、
作品レベル云々以前に三十女の感情生態を描いた物はピンとこない。
なんでそそらないんだろう。
オバさんやら老婆やら少女が主人公だったりすると、抵抗なく読めるんだが。
30女に恨みでも?
42 :
無名草子さん:02/05/10 01:36
プラナタリアって三十女を描いた作品だっけ?
大卒の年齢以降〜結婚するに至るまでの年代をひっくるめて三十女と呼んでいるのだ。
わかりにくくてスマソ
金城のGO
45 :
無名草子さん:02/05/10 17:13
>>38 刃ゲ同。
大袈裟な表現(描写)の空振りが、
2、3ページに一回くらいは必ず見られて面白すぎる。
46 :
無名草子さん:02/05/10 17:16
シロツグトヨシ「ゲーマーズナイト」って、今どこかで読めますかね?
47 :
無名草子さん:02/05/10 21:29
>33 >35
「妊娠カレンダー」は、火から降ろしたばかりのママレードなんて
いきなり食ったら火傷するぞ、と思ったことを覚えてるな。
中原雅也の
三島由紀夫賞
とったやつ
49 :
無名草子さん:02/05/11 00:16
芥川賞
中陰の花 玄侑宗久
難しすぎる・・・・・
『○○イ○』
>44
面白かった事は面白かったが、直樹というほどではないよなぁ……
53 :
無名草子さん:02/05/11 00:55
>>49 これについて意見のある人は?
読んでみたいと思っていたのだが。そんなにムずいの?
54 :
無名草子さん:02/05/11 04:38
55 :
無名草子さん:02/05/11 05:38
56 :
無名草子さん:02/05/11 10:08
乱歩賞はどうだ?
これも権威ある賞だと捉える人もいる?
この賞に関してはすごいネタ豊富だけど。
三島
鮎川
いらん
58 :
無名草子さん :02/05/11 10:38
>>29 そうだよね。
はじめて読む人から評価される作品がつまらなかったら最悪だよね。
自分が思うには今回の直木賞はまさにそんな感じがした。
賞に権威が無くて何のための賞か!
ところで日本でブッカー賞やゴンクール賞に当たる賞ってありますか?
60 :
無名草子さん:02/05/11 21:28
>>57 両賞とも権威なしなので放置しとけば医院じゃネーノ?
61 :
無名草子さん:02/05/12 00:42
>>59 うーん、芸術選奨文部大臣賞のうち文芸に与えられたものとか
その辺が近いかも・・・
ちなみに僕の好きな久世光彦は二回も受賞してます。マンセー
バリバリのTBS系ドラマ師だったころに演出作品に対してが一回目。マンセー
作家活動をメインにしてからは小説『聖なる春』で二回目。マンセー
でも、むかしはもっといろいろあったよね。
新潮文芸賞? 名前は忘れましたが、
いまも残る讀賣文学賞よりも権威があったとか。。
あと、日本文芸大賞ってのもなかったかしら。
62 :
無名草子さん:02/05/12 01:10
>>61 新潮文学賞?
新潮文芸賞?
どっちだ?
両方ともあったぞ
63 :
無名草子さん:02/05/12 12:33
>>38 あなたと違って、辻は嫌いだがハクブツモ嫌いだった(w
64 :
無名草子さん:02/05/13 00:23
新潮文学賞だと思われ。
65 :
無名草子さん:02/05/13 20:40
どこまでいった?
おらはとある出版社社員(えらいこと有名作家を何人も担当しとる人物)から、
「賞はなにもその人のベスト作品でとらなくてもいいんですよ」と聞いたど。
つまり「O×T」が落ちて「柔ら××頬」で、あるひは「蒼××昴」が落ちて
「鉄×員」でとるとゆうのは「去年は悪かった。これでひとつ」とゆう意味があるのだそうだ。
67 :
無名草子さん:02/05/13 22:22
小林信彦が、色川武大の本の解説で
「離婚」が直木賞になったのは色川が審査委員と仲良しだからで、
おかげで俺のノミネート作がおとさチャタよーん的なことを書いてたな。
思いこみの激しい小林だから事実関係はどうかシランけど、恨み節を
本人の著作解説で書くかい。故人とはいえさあ。
68 :
無名草子さん:02/05/13 22:34
>>67 こわっ。
その頃の直木賞って今よりもずっと権威があったからこだわるのは
わからなくもないけど、そこまでいくとちょっと異常だよ。
直木賞といえば、山田詠美の「ソウルミュージック・ラバーズオンリー」は
なんでこれに? って感じだった。山田にやるにしても他のにすればいいのに。
>>66風に言うと「芥川賞やらなくて悪かった。これでひとつ」ってこと?
69 :
無名草子さん:02/05/13 22:35
>>66 おらも聞いたことがある。
でもそれは「高水準の作品をコンスタントに出せる」という点を評価する意味もあるそうだ。
70 :
無名草子さん:02/05/13 22:38
今回受賞の〇川が高水準の作品をコンスタントに出せるとは
とうてい思えんが…。
71 :
無名草子さん:02/05/13 23:02
>>44 「GO」は悪くなかったと思う。
人種問題で下駄をはかせてもらってる感はあるけど。
それより、受賞後に発行した「Revolution No.3」の書き下ろしにビビタ
完璧ネタ切れ。
ほめられてダメになった人間の一例が見れる感じ。
これからも、こうゆー苦し紛れ的作品を書いてくのかと思うとドキドキ。
72 :
無名草子さん :02/05/13 23:06
現在選考委員をしている某女史は直木賞受賞の弁で
「絶対後悔はさせません」という主旨のコメントを
したと聞くが。
コンスタントにアフォなエッセイを上梓されておられる
ようだ。
73 :
無名草子さん:02/05/13 23:52
そろそろ、直木賞は東野圭吾の番だな。次分厚いのを出したら
それで受賞。
74 :
無名草子さん:02/05/14 00:00
直木賞は、
・東野圭吾
・田口ランディ
・海老名美どり
が予約済みです
75 :
無名草子さん:02/05/14 00:17
>>71
烈しく同意
76 :
無名草子さん:02/05/14 10:57
>>66 でもそれ、読者にとってはいい迷惑だよね。
「ふーん、あの有名な直木賞ってこんなレベルなのか。
小説ってつまんないんだな」
とか早合点する人が増えれば増えるほど、文学は衰退・・・・・・
77 :
無名草子さん:02/05/14 11:01
小林信彦は両方の候補止まりか
うーん、わけわからん
78 :
無名草子さん:02/05/14 22:25
椎名桜子は、どした?
79 :
無名草子さん:02/05/17 03:00
作家・処女作執筆中ってやつだろ?
80 :
無名草子さん:02/05/17 04:08
>>71 お前の脳の血管には精子でも泳いでんじゃねえのか?
no3いいじゃねか!
81 :
無名草子さん:02/05/18 17:30
芥川賞の三大駄作決定!
1・平野「日蝕」
2・辻「海峡の光」
3・柳「家族シネマ」
この三作で芥川賞の価値も落ちるところまで落ちた。
82 :
無名草子さん:02/05/19 18:33
海峡のピカリってそんなにつまらんか?
>>80 ぐははは、よくぞ見抜いた。
No.3の3篇の内でさ
「レヴォリューション No.3」と「ラン、ボーイズ、ラン」の2編はすげえ良かったさ。
この二つと「GO」は、作者の感じた思いとか世の中の矛盾とかが
イイ感じで伝わってきたからね。
でも、書き下ろしの「異教徒たちの踊り」はだめになってたよ。
自分の言いたかったことが世の中に認められて、
今までみたいなガッツがなくなっちまった感じがしたな。
たぶん作家としての力は、もともとそんなに無かったんだろうね。
それまでの作品が好きなだけに、ちょっと残念なわけですYO。
84 :
無名草子さん:02/05/21 15:30
>>82 馬鹿が文学っぽいと勘違いしているのを書くとこう
なるという見本。
使いなれない漢語とかを無理して使っているから文
章もいっぱいいっぱいで読むに耐えない。
後、駄作追加。
同率3位で川上弘美「蛇を踏む」
>使いなれない漢語とかを無理して使っているから文
>章もいっぱいいっぱいで読むに耐えない
あ、はいはい。納得行きました。
コレはまさにその通り。辻の文章で一番鼻につくポイント。
上で挙がってた「博物」もそうだ。
でも懐郷の光はおもしろかったよ。
サスペンス(心理的な方向に錘が触れた)として読むと良いのではないか。
86 :
無名草子さん:02/05/21 21:37
椎名桜子は今。
87 :
無名草子さん:02/05/21 21:47
作家・処女作脱肛中ってやつだろ?
88 :
無名草子さん:02/05/22 00:34
椎名桜子ってなにか賞取ったの?
89 :
無名草子さん:02/05/22 17:16
>>81>>84 直木賞の三大ペケを挙げてみようよ。
今までのノミネート作はこちら
*川K『肩呉氏の恋人』
化ね城『GO』
桐野夏雄『*ら**頬』
山田詠美『ソウルミュージック……』
90 :
無名草子さん:02/05/22 19:45
俺は「GO」と「柔らかな頬」読んだら面白かったけど。
若いからかな?
91 :
無名草子さん:02/05/23 00:32
そんなことないさ>90
92 :
無名草子さん:02/05/23 00:45
インストールはどうよ?
93 :
無名草子さん:02/05/23 23:03
「GO」は大分評価分かれてるね、俺は作者が在日じゃなければ
話題にもならなかったと思う。その程度の作品。
94 :
無名草子さん:02/05/24 02:28
梁石日のほうが好き。↑
95 :
無名草子さん:02/05/24 17:22
ヤンソギルの作品って小説として面白いか?
どの本も余計な文章が大量に混じってて疲れない?
筆者の政治的メッセージなんていらんのよ。
作家というより文学者を気取るヤン氏は絶対に同意しないだろうが。
「夜を賭けて」「Z」「血と骨」(←山本周五郎賞の駄作)
全部、中盤の3分の1ほどの文章をバッサリ編集が落としてくれれば
小説としての傑作になったと思う。
96 :
無名草子さん:02/05/25 01:36
>>95 『血と骨』は、あなたが言うほど駄作じゃないと思うけど、
いっしょの時に直木賞候補になった車谷長吉『赤目四十八滝心中未遂』には
やっぱり及ばなかった。(で、知っての通り『赤目』が直木賞受賞)
しかし、「【赤目】の良さがちっとも分らない」って言う友人が居て
少し戸惑った事がある。(当時はハタチそこそこの年齢だったので、無理もないかもしれんが)
97 :
無名草子さん:02/05/25 01:44
>>95 あなたと違う価値観を持つ人がいるってこと。
そんなに熱くならずとも。
私はヤンソギルさんは面白いと思うけどな。
98 :
無名草子さん:02/05/25 02:56
>。97
まぁ、こういう熱くなる人がいてこそ
話が盛り上がるということもあり得るわけで。
99 :
無名草子さん:02/05/30 02:20
age
そんな事はどうでもいいから今の審査員だけどうにかしてくんねぇか
101 :
無名草子さん:02/05/30 10:15
最近はアフォエッセイばかり書いている
H.Mは確かに選考委員の器じゃないかもな。
102 :
無名草子さん:02/05/30 10:58
ヤンソギルは好きだな
まあ、全作品読んだわけじゃないが
「GO」もおもしろかったよ
賞に関しては何ともいえない
103 :
無名草子さん:02/05/30 11:20
俺に直木賞くれ
104 :
無名草子さん:02/05/30 18:15
直木賞俺にもくれ
105 :
無名草子さん:02/05/30 19:13
>>101 誰? 全員の名前は思い出せない。
とりあえずワタナベジュンイチをなんとかして欲しい。あとクロイワジュウゴ。
俺にもくれ直木賞
106 :
無名草子さん:02/05/30 21:56
>>46 「海燕」最終号に掲載されてるけど本にはなってないはず
島駄雅彦が「エッセイ」として評価しただけの作品
が、エッセイとしても×。二流の下ぐらいのライトノベル
107 :
無名草子さん:02/05/30 21:59
>>105 この板でもスレが二つできている某女史だよ。
108 :
無名草子さん:02/05/30 23:22
新人でも直木賞獲れるの
109 :
無名草子さん:02/05/30 23:29
↑獲れます。
ミもフタもないレスですまんかった
110 :
無名草子さん:02/05/30 23:30
獲った人いるの
芥川賞はしってるけどさ
111 :
知ったかぶり:02/05/30 23:34
112 :
無名草子さん:02/05/30 23:39
>110
綱淵謙錠『斬』とか? この人はズブの素人ってわけでもないけど
小説としては処女作だったはず。面白いから読んでみそ。時代物だけどね
113 :
無名草子さん:02/05/31 14:40
>>112 産休
読んでみるよ
新人でも獲れるのなら、俺が狙う?
114 :
無名草子さん:02/06/01 01:05
>>113 ただ、読んでみるとわかるけど
とてもとても新人の文章じゃないですよ。
115 :
無名草子さん:02/06/08 21:07
くれくれ
116 :
無名草子さん:02/06/09 01:55
どれに投稿すれば直木賞獲れるんだ
文学界?
117 :
無名草子さん:02/06/10 02:17
直木賞は小説雑誌(文芸誌)に掲載された複数の短編・連作短編や長編、
または出版された大部(長いものってイミね)のエンタメ小説に与えられます。
つまり、どちらにせよ新人はまずデビューせなあかんわけ。
で、たった一編だけの短編では受賞無理なのね。昔は良かったけど。最近は規定が変わったのかな。
上に出ていたから書くと、綱淵さんの場合は、もとtもと文芸編集の仕事をしていたはずだし、
エッセイも書いておられたはずだから、その筋から「小説やってみない?」とか
話が来たのだと思われ。つまりセミプロ作家だったわけで、
直木賞受賞前にすでに生デビューしていたとも考えられるわな。
118 :
無名草子さん:02/06/10 06:35
「テロパラ」はデビュー作受賞じゃなかった?
119 :
無名草子さん:02/06/10 09:04
>>118 藤原伊織はテロパラよりだいぶ前にすばる文学賞を受賞して、
本も出してるよ。
120 :
無名草子さん:02/06/10 23:44
青島幸男にやったんだったら
新人にやれよ
121 :
無名草子さん:02/06/11 01:05
>>120 日本文学振興会や文藝春秋社は非常に公平な組織・出版社ですが、
それでも様々な事情があるらしいのです。
その諸事情の因果として、他の道で著名な人には文才が宿ってしまうのだそうです(w
122 :
無名草子さん:02/06/12 01:50
そういうこともあるさ。これ常識。
ド新人に賞やってもあまり旨くない場合が多い。
123 :
無名草子さん:02/06/12 17:08
青島幸男はタレントとして知名度があるが。
まあ、文才があるのは認めるよ。
でも、小説家じゃねえ。
124 :
無名草子さん:02/06/14 23:31
藤原伊織ってもう退職したの?
126 :
無名草子さん:02/06/15 01:09
>>124 最近「週刊現代」に連載されてたのが出たよ。
「蚊トンボ白鬚の冒険」 講談社 1900円
>126
>124は電通のことを言ってるんじゃないの?
って、私も退職したかどうか知らないけど。スマソ
age
129 :
無名草子さん:02/06/15 21:38
つーかあと数年で定年でしょ?>いおりん
円満退社と多額の退職金のためには残るだろうよ>電通
130 :
無名草子さん:02/06/19 02:14
ちくしょう、電通のうえに文才までありやがって・・・
もうひとり
ちくしょう、博報堂のうえに文才までありやがって。。。
131 :
無名草子さん:02/06/19 04:41
っていうか僕死んだ人の本しか読まないんですよね。
なんだか今の人が書く小説はつまらなく感じるんです。浅田次郎の「プリズンホテル」はおもしろかったけど。
1950年代〜70年代の作品が一番おもしろく、傑出した作品が多いと思う。
山田風太郎の忍法帖シリーズや、「家畜人ヤプー」、星新一、筒井康隆らSF全盛時代の作家らの存在したこの時代は明治時代に継ぐ我が国の文学黄金時代だと思う。
132 :
無名草子さん:02/06/19 06:35
新井満は芥川賞にシンガーソングライターで電通マン
月間競輪六月号の藤原の肩書は作家で電通のことは書いてない
愛の領分はひどかった。
<GO>は普通に面白いと思うよ。
あとちょっと古いけどおすすめなのはつかこうへいの
(蒲田行進曲)かな。
俺ってこういう漫画っぽいのが好きなんだよね。
でも娯楽小説なんだからありじゃない。
134 :
無名草子さん:02/06/19 12:42
「ブエノスアイレス午前零時」はいかにも純文学な感じやね。ちっともおもろくないもの。誰も書いとらんみたいやし。
135 :
無名草子さん:02/06/20 00:06
>134
福田和也は58点と採点・・・読む価値のあるもの。
136 :
無名草子さん:02/06/25 00:20
逢坂剛は博報堂部長(定年)で直木賞で推理作家協会賞で……
藤原伊織と似てますな。
137 :
無名草子さん:02/06/25 02:45
>>136なに?逢坂号は凡作ですか?好きですが。
藤原伊織ちゃんはどうだが知らんが。かわいいの?
名前から漫画I'sの伊織ちゃんを想像してハアハアしてますが何か?
138 :
無名草子さん:02/06/25 05:23
芥川賞の「エーゲ海に捧ぐ」も完全な駄作!
平野啓一郎の「日蝕」も単なるエヴァヲタの妄想のような気が!
芥川賞でまともなの龍と健三郎ぐらいじゃない?!
139 :
無名草子さん:02/06/25 06:57
>芥川賞でまともなの龍と健三郎ぐらいじゃない?!
はぁ?もうちょっと現状を把握してモノを言ってください。
140 :
無名草子さん:02/06/25 09:24
個人的に色恋が出てこない「自動起床装置」「運転士」が好きだな。
直木賞は「GO」しか読んでない。
141 :
無名草子さん:02/06/25 23:34
村上龍は初期すごかった。
>137
逢坂なかなかの作家ですよね。僕も好きです。
百舌の最初の作品とか痺れますた。カディスより好きかも。
>140
自動・・・はこのスレ向きの作品だと思うが(w
赤い橋の下のぬるい水』には痺れますた。辺見庸あなどりがたし。
142 :
無名草子さん:02/06/25 23:41
浅田次郎は「きんぴか」しか読んでない
143 :
無名草子さん:02/06/25 23:44
>142
プリズンホテルしか読んでないが、これはすごいおもしろい。
144 :
無名草子さん:02/06/25 23:44
浅田のお涙頂戴は読む気がしない
145 :
無名草子さん:02/06/26 23:15
俺の脳内ではpoppoyaよりきんぴかに直木賞授与
モースピードで母は
かなりつまらん。
>145
プリズンホテル系と日輪の遺産系。
俺は、プリズン派。
148 :
無名草子さん:02/06/27 23:53
「ラブレター」だったけ受賞作は?
149 :
無名草子さん:02/06/28 00:14
宮部みゆきが通ってたエンタ系のスクールはまだあんの?
その学校が縁でデビューしたんだろ
150 :
無名草子さん:02/06/29 00:29
151 :
無名草子さん:02/06/29 02:21
>>150 講談社の山村征夫エンターテイメント小説作法教室だって
デビューは投稿じゃないか
152 :
無名草子さん:02/07/07 11:02
模倣犯ってすごいおもしろいんだけど、
何か賞とってないの?
こういう作品にでかい賞をあげて欲しいな。
153 :
無名草子さん:02/07/28 07:41
>>152 文部科学大臣賞(プを貰ったんじゃねーの?
154 :
無名草子さん:02/07/28 10:20
最近の直木賞受賞作を読み比べると最大の駄作は
「肩ごしの恋人」できまりだと思う。
155 :
無名草子さん:02/07/30 23:59
>154
では最大の傑作は?(過去三年くらいのうちで)
日本に権威ある文学賞があるのか??
お手盛りの、選考委員みたって知れてるでしょうが!!
157 :
無名草子さん:02/07/31 02:49
俺、小説書くから
直木賞くれ
158 :
無名草子さん:02/07/31 03:15
俺に直木賞を
159 :
無名草子さん:02/07/31 03:27
受賞歴なら宮部みゆき
160 :
無名草子さん:02/07/31 03:31
芥川賞とったお坊さん、なんか普通すぎないかねー?
161 :
無名草子さん:02/08/10 08:10
芥川賞「猛スピードで母は」は、面白い?
面白いのはタイトルだけじゃん!
162 :
無名草子さん:02/08/10 08:42
そりゃ、「太陽の季節」で決まりだろう
163 :
無名草子さん:02/08/11 20:55
「火車」
火の車
164 :
無名草子さん:02/08/12 00:50
ゆーみり
165 :
無名草子さん:02/08/20 02:00
166 :
無名草子さん:02/08/20 07:55
「海峡の光」
文章が恥ずかしい。
こんなのが賞をもらえるという事実がさらに、恥ずかしい。
167 :
無名草子さん:02/08/28 02:40
>>166 辻のおかげで業界は少し沸いた。本を読まんかった奴らも少しは買うようになったかも。
それを考えて良しとしましょうよ
168 :
無名草子さん:02/09/09 00:52
この前、なんかの本で読んだんだが
直木賞がきちんと論争漠々で選ばれていたのは
昭和50年代中ごろまでで、
司馬遼太郎と、松本清張が毎年ガンガンやりあって
かなり凄かったらしい。
結局、マジ喧嘩のような形になって両者とも審査員から引退
そしてその次の回の直木賞
選ばれたのはなんと志茂田景樹、向田邦子
ここから直木賞の衰退は始まったのだろう。
ちなみに、今の直木賞は渡辺淳一がほぼ仕切ってて
売れそうな実力のある作家はまず落とすらしい(爆
169 :
無名草子さん:02/09/10 17:03
選考委員が林真理子、渡辺淳一じゃあなあ。
170 :
無名草子さん:02/09/14 16:43
鬱だ氏脳>169
171 :
無名草子さん:02/09/14 18:21
宮部みゆきってさー
第2回日本推理サスペンス大賞受賞
オール讀物推理小説新人賞受賞
第45回日本推理作家協会賞長篇部門受賞
第13回吉川英治文学新人賞受賞
第12回歴史文学賞佳作
第6回山本周五郎賞受賞
第18回日本SF大賞受賞
第120回直木賞受賞
毎日出版文化賞特別賞受賞
第52回芸術選奨文部科学大臣賞
第5回司馬遼太郎賞受賞
こんなにいっぱい賞獲ってるんだけどそれだけの作品書いてるわけ?
理由読んだけどそんなにイイと思わなかったヨ。
172 :
無名草子さん:02/09/16 22:58
age
173 :
無名草子さん:02/09/16 23:01
>171
絶対ほかにひとがいないだけでしょ
174 :
無名草子さん:02/09/16 23:03
なんで馳が直木獲れねえのか説明しろよ
175 :
無名草子さん:02/09/16 23:04
176 :
無名草子さん:02/09/16 23:07
>>174 10年後に賞を汚すことになるからでしょ
177 :
無名草子さん:02/09/16 23:18
都知事の作品はどうよ?
俺は三日で書いたみたいなこと自画自賛してた気がするが。
選考委員になってから、
最近は思いつきで書いた物が多く
長い期間推敲したものが少ないとのたまってた。
178 :
無名草子さん:02/09/16 23:23
>>176 誰とは言わないが、受賞したこと自体が間違いだったような作家も
既にいると思われ。
179 :
無名草子さん:02/09/17 01:41
誰の作かも覚えてないんですが(確か女だった)、芥川賞をとった(らしい)
『へびを踏む』。これを読んで「あぁ、芥川賞なんてこんなもんか・・・」と
確信できました。駄作というよりも……… 文字のクズでした。(苦笑)
180 :
無名草子さん:02/09/17 22:43
>161、179
てゆうか芥川賞に面白さを期待する方がダメっしょ。
あの賞はもはや絶滅しかかってる純文学という種を
なんとか培養しようという涙ぐましい努力の一環であって、
「純文学」ってものに対するノスタルジー持って読んであげんとな。
それよりも直木賞が面白くない方に腹立てるべし。
181 :
無名草子さん:02/09/17 22:51
芥川賞とは年に2度、純文学業界にやってくるお祭りなのれす
182 :
無名草子さん:02/09/17 22:53
「なんとなくクリスタル」は最低最悪、作者も
183 :
無名草子さん:02/09/18 11:24
直木賞(女流作家)は
桐野=宮部=高村≧篠田>>>>>>小池=山本(文緒)かなあ。
あとは測定不能だ。
184 :
無名草子さん :02/09/18 15:27
>誰の作かも覚えてないんですが(確か女だった)、芥川賞をとった(らしい)
『へびを踏む』。これを読んで「あぁ、芥川賞なんてこんなもんか・・・」と
確信できました。駄作というよりも……… 文字のクズでした。(苦笑)
これ、誰でしたっけ?
185 :
無名草子さん:02/09/18 16:02
藤野千○さんの「夏の○束」の皆さまの感想が知りたいです。
187 :
無名草子さん:02/09/18 17:29
v
188 :
無名草子さん:02/09/18 20:49
癒し系の文章を書きつつ、
大きな野望と上昇志向を持っているノーダ!
189 :
吾輩は名無しである:02/09/19 20:46
夏の○束はわかりやすくて良かった。
190 :
無名草子さん:02/09/19 22:04
「蛇を踏む」、悪くないと思うが。
192 :
無名草子さん:02/09/21 13:37
ノーベル文学賞を盗った二人(大江、川端)は断言してもいい。
凡作どころか駄作。ワンパターンすぎる。
芥川、北は色々な作品があって読者を飽きさせないのに。
新人文学賞って判断基準は審査員に一任されるの?
賞ごとに「〜みたいな点が優れた作品を選んでください」とか
通達されるのかな?
なんか、斬新さが常に問われてるとか聞いた事あるけど。
age
195 :
無名草子さん:02/10/14 01:32
直木賞の選考委員についての議論が(散発ですが)行なわれているようですが、
三島由紀夫賞の方がひどくねェ?
福田・島田ラインはもういい。どちらか一方を外してくれ。
あるいは、審査員の数を増やすなりしてあいつらの無用な毒気をうすめてくれ。
196 :
無名草子さん:02/10/14 08:09
>>195 別に、あの二人が仕切ってるわけじゃないよ
つか、あの二人が選考に入ったのって
確かここ二年ぐらいだろ、
事実を無視して福田島田を叩きたいだけの厨房はどっかに逝け
197 :
無名草子さん:02/10/17 02:05
あの二人がしきってるとは言ってない
三島賞に二人が審査員として名を連ねたのは最近でも、
いろんなところでツルんでるのは事実。
あの二人が激賞する小説って実際のところどうなの?(特に島田の褒める作品って?)
俺は馴染めません。(町田康は例外的に良かった)
テーマが過激なだけだったり、作者の出自が少し変わっているだけだったり、
そんなものだけを褒めているような気がしますが。
以前ほど、芥川賞だから、直木賞だから
というインパクトはなくなっているような気がします
199 :
無名草子さん:
直木賞に関しては豊作と不作の差がありすぎ。