【盗作猿】ランディの日記を先取り予想だ!【パクルなよ】

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142無名草子さん
バリのシャーマンに顔を見つめられた。
「あなたにはバリの王族の血が流れている。何世紀も前の聖なる血が」
そんなことをシャーマンは口走っているらしい。
「アタシが?」
「そう」
シャーマンは何度も頷く。
「まさか」
シャーマンがアタシの額の前に手の平をかざす。
しばらくすると、細い光の中に神々の気配を感じた。
光は次第に強さを増し、アタシを目眩がするほどの
懐かしさで包んだ。

ああ、アタシにとってバリは故郷だ。覚えてる。
この濃い血の感覚。
王族と敬われて、アタシはバリの最高級の民族衣装に身を包み、
下々の者の前で舞を踊ったんだ。民衆はアタシをウットリと眺め
アタシの体に触れようと手を伸ばす。

そうだ。その頃、アタシの体に触れること、それはすなわち癒しを
意味していたのだ。みんながアタシの体に触れたがる。
アタシは下々の者の中から、本当に癒されるべき者を選び取り
体を委ねるんだ。

(以下、アタシって女王様)