938 :
無名草子さん :03/10/23 20:42
学生の頃、第一マンションの傍に住んでいたのでよくすれ違った。
当時文春でエッセイを連載していて近所について書かれていた週は
クククと含み笑いしながら読んでた。
亡くなった当初、文春の別冊号とか買って読んだけど
向田さん本人の文章以外は読みたいと思わなくなった。
小説の世界はともかくテレビはもう
あんな脚本書ける人もう出てこないんだろうね。
939 :
無名草子さん:03/10/23 21:18
出てきませんよね。向田さんのような方は少ないですもの。
向田さんの根底に流れているものは「限りない優しさ」で、私などはちょっと耐え
がたいことがあるときまって向田さんを思い浮かべてしまいます。
一面識もない私のような読者が、こころの中でそっと話しかけることができて、
そっと寄りかかることができる、、、そんな懐の大きさが向田さんにはあるのですよね。
>>937 説明書きから抜粋。
昭和56年1月14日、東京大手町・日経ホールで第百生命の主催によって行われた
『ことばが怖い』と題する講演の一部を編集のうえ収録したものです。
(AB両面で80分のテープ)
カバー他から引用。
<内容項目>
・金属バット事件を起こしたひと言
・外国人にとっての言葉の重み
・森繁さんの二つの名スピーチ
・「らしい言葉」の貧しさ
・江戸落語のしゃれたひと言
・「”バカ野郎”もあったほうがいい」
941 :
無名草子さん:03/10/23 21:34
>>939 あの優しさは、とてつもない喪失感から出てくるものですね。
(それが何かは、いわずもがなでしょうが。)
あれもこれも、とむさぼっている立場には窺い知れない次元だなぁ、と
ため息つくことが最近多いです(これ、あくまで自分の話です)。
942 :
無名草子さん:03/10/23 22:23
>>940 ご丁寧にどうもありがとうございます
>>938 学生時代によくすれ違ったって向田さんとですか??
だとしたら凄くうらやましいのです
エピソードなどありましたら教えてください
943 :
無名草子さん:03/10/23 23:41
>942
ほんとにすれ違ってただけです。
近所づきあいとかする土地柄じゃなかったし。
でもあのマンションに住んでることは有名だった。
エッセイを読めばあの辺りの土地勘のある人にはすぐわかったから。
エピソードにはならないけど
私が犬(ダックスフント)をつれてた時は
犬を目で追ってた記憶があります。
944 :
無名草子さん:03/10/23 23:56
>>934 同世代だから同時代性を共有できるということでもない。
久世の描くわざとらしい昭和の風景には、正直寒けを覚えるし、
あれが向田の愛した昭和の残照だと今の人に思われてしまうのは、
それだけで「悪」じゃないか?とまで感じる。
久世も<向田>という看板やブランドで仕事せず、一人で勝手に
やればいいんだがど、あくまでも自称<向田>路線を固守するので、
一視聴者でも腹が立つのはしょうがないべ?
もっとも、久世の乱歩も最悪だったな。
あの人なりに特定時代にオマージュがあるのはわかるが、
久世経由でアウトプットされたものはみんなすごく気持ち悪い…
「太陽を盗んだ男」だけにしといて、お願い…と思ってる人は多いな(w
946 :
無名草子さん:03/10/24 11:04
>>943 犬を目で追ってたってんですかぁ
向田さんらしいですね
凄いエピソードですよ〜!ありがとうございます
向田さんとすれ違うなんて、うらやましいの一言です。
947 :
無名草子さん:03/10/24 18:15
>>945 女々しい久世と凛とした向田の違いですね。
青島さんの原作あってこそだけど、人間万事塞翁が午、はよかったけどね。
個人的な印象。
948 :
無名草子さん:03/10/24 20:45
正月のドラマはどんな感じになるのでしょう?
N氏は誰がやるのだろう?
949 :
無名草子さん:03/10/25 02:00
演出の真価が問われますね。
950 :
名無しさん@お腹いっぱい。:03/10/25 04:06
この人と逸見稔プロデューサーのコンビは最高でしたね。
だいこんの花、七人の孫・・・・。
夢にまで見た「向田邦子の手紙」をとうとうゲットしました。
週明けの到着が楽しみ。。。
952 :
無名草子さん:03/10/25 12:25
メレンゲに森光子がでています
時間ですよのVTRが流れましたが
脚本は松田さんの回でした
953 :
無名草子さん:03/10/25 12:37
>>951 どのような方法でゲットされたのでしょうか?
954 :
無名草子さん:03/10/25 14:30
>>951資料係さん
私も知りたいです。特別のルート?
955 :
無名草子さん:03/10/25 17:57
いちど「ままや」へ行ってみたい。
ご本人も、この目で見たかったな。
>>953 >>954 Easy Seekに出品されてました。
というわけで、特別なルートではありません。
>>955 「ままや」に20年いた板前が新橋に店を出してます。
さすがに店名を出すのは控えますが、
『向田邦子 暮らしの愉しみ』33頁を参照。
957 :
無名草子さん:03/10/25 19:10
>資料係さん
954です。ご返事ありがとうございました。
資料係さん、何かお詳しそうなんで次回もいろいろ教えてくださいね。
新橋のお店、向田さんの一字をもらって開いたお店ですよね・・・
958 :
無名草子さん:03/10/25 20:11
資料係さんって凄いですねえ
いったい何者なんでしょう?
959 :
無名草子さん:03/10/25 22:00
EASY SEEK見てまいりました。買いたい本がたくさんありました
960 :
無名草子さん:03/10/26 01:25
>>945 そうかな。久世って人の他の作品は全く知らないけど、そんなに悪くない気がした。
向田脚本のドラマ(寺貫とか)は、全くみたことないんだけど、
向田エッセイを読んでから、あのドラマシリーズを見たら、ピッタリはまってる感じが
したよ。
向田のエッセイって、笑える話の中にそこはかとなく悲しさがただよってるし、
苦しい生活・時代の中に、ポツポツと幸せや楽しさが光っている感じがするけどな。
向田の短編集も読んだけど、けっこうじめじめ暗かった。
>>948 正月のドラマって何?久世演出シリーズ復活?それとも別なもの?
962 :
無名草子さん:03/10/26 19:16
(О_О;) ソロソロ新スレノゴジュンビヲ、ドナタカオネガイイタシマス。
963 :
無名草子さん:03/10/26 20:30
正月のドラマとは向田邦子の恋文をドラマにします
向田邦子役を山口智子がやるものです
次スレのタイトルなににする?
■■■直木賞作家■向田邦子■美人脚本家■■■
こんなの、どやさ?
964 :
無名草子さん:03/10/26 20:33
二つ目、という意味をどこかに入れたほうが。
965 :
無名草子さん:03/10/26 21:23
>>963 いい感じ、いい感じ。964さんのおっしゃる「2」を意味するものを加えて、、、
完璧ですねー。どうぞ、よろしくお願いいたしまーす。m(__)m
966 :
無名草子さん:03/10/26 21:36
直木賞とか美人とかなんか俗っぽいなあ。
普通に「向田邦子 第2章」とかで良いと思うが。
スレ検索しやすいのをきぼんぬね。
いろんなところから見てるんでw
968 :
無名草子さん:03/10/26 22:45
969 :
無名草子さん:03/10/27 08:46
>>968 誰が売るのでしょか?故人に対して失礼ですわ!!
970 :
無名草子さん:03/10/27 12:01
こういうものに付き合いはつきもの。
欲しくないのにしぶしぶカネ出した人なんだろう。
>961
失礼だけど、けっこうお若い方ですか?
多分、久世って人の向田時代ドラマが今後定着してしまって、
昭和2〜40年代はああいう時代だったのねと思われてしまうのだろう。
時代のもってる雰囲気、それをその時代を生きた作家がどう感じたのかは、
時代時代のイメージの引き出しが多くないとわからないと思うけど、
久世って人のそれが、ひどく偏っていることはこのスレでも指摘されてるし、
時代を切り取る感受性そのものが向田さんとはまるで違うことは確かだと思うので、
一応久世ヤメレの声もあることを知っといてほしい。
あと、やっぱり向田のドラマ作品、機会があれば一度はみてね。
特にドラマ人間模様だっけ? NHKものは是非!
「阿修羅のごとく」なんて何度も再放送されてるしねぇ。
972 :
無名草子さん:03/10/27 12:54
中学時代に「あ・うん」をビデオで見てはまって以来の向田ファンです。
「冬の運動会」の志村喬・藤田弓子のシーンでは涙が止まらなかった(ドラマでこんなに泣いたのは初めて)。
久世さんの「向田ドラマ」に抵抗があるのも、NHKの名作を見ているからかも。
山口瞳さんの「木槿の花」は愛読書です(ちなみに今19才・・・)。
973 :
無名草子さん:03/10/27 14:26
>>951 うひょひょ、早速届きましたよ。うれすぃなぁ〜、うれしぃなぁ〜。
ツィードのジャケット羽織った写真がばぁんと巻頭です。
「旅する」が、インタビュー相手について21世紀になってから撮り直したのに対し、
「手紙」のほうは82年当時の写真ですし、モノクロ写真も地色が薄いクリームなので
ほんわかした観じです。全体に82年の写真は粒子が粗く、戦前戦後の写真に近いです。
(初めて見る写真も何枚か入っており、完全におかしくなっとります)
974 :
無名草子さん:03/10/27 16:07
↑もしかして資料係さん?そうですよね。
届いたんですね、羨ましい〜〜!
初めて見る写真・・・あ〜っ、完全に羨望のまなこになっております。
975 :
無名草子さん:03/10/27 18:19
「家族熱」読みました。
これすごいっすね・・・「阿修羅」よりドロドロかも・・
結局恒子はどうなるんだろうか。
976 :
無名草子さん:03/10/27 19:03
阿修羅のごとくって何度も再放送されてるのですかぁ
全然、知らなかったです。再放送してくれないかなぁNHKさんよ〜!
977 :
無名草子さん:03/10/27 19:06
資料係さ〜ん!
はじめて見る写真ってどんなんですか?
978 :
無名草子さん:03/10/27 20:18
過去ログを読んでいましたらムー一族が一部、向田脚本って書いて
あえいましたが本当なのでしょうか?
ムーは久世の愛人で自称、向田邦子の弟子の女の人がかいていたのですよね
979 :
無名草子さん:03/10/27 20:24
>971
よく解ります。
向田さん自身が書いた脚本で久世氏が演出したドラマは
楽しく見ましたけど、亡くなって以降のドラマは
全く別の作品だと思っています。
向田邦子は直木賞受賞前は小説家より
脚本家として先に認められてましたよね。
受賞後私たちは両方楽しめたはずなのに…
早すぎた!
>>971 失礼千万。そちらの歳を知らないので、世間的には若いかもしれないしトシかもしれないが、久世嫌いとあのドラマ嫌いを一緒くたにしなくてもいいでしょう。
よっぽど久世がお嫌いなんですねw
あのドラマシリーズを好きな要因としては、ストーリー以外にも家屋とかロケ地とか小道具とかで、醸し出す雰囲気とかも含まれるわけで、それは大道具さんやカメラさん等裏方のセンスもあるわけでしょう。
もちろん、そういうスタッフを集めたり、最終的にOKを出すのは久世の力量かも知れないが。そんなことは見てるものにはどうでもいい。全体通して、おもしろいから好き、ホロっとするから好き、でいいでしょうが。
あと、好きな役者がいつも出るからいつも見る、でもいいはず。そういう役者を集められるPやDが評価高くなるのは、しょうがない。(本人の好き嫌いは別として。)
で、そのおかげでドラマ見た人が向田ファンになってしまうのも、また事実。
981 :
無名草子さん:03/10/27 22:10
25年以上前の話だけど、久世光彦って妻子がありながら、
当時自分がプロデュースしてたドラマ「ムー一族」で起用した
女優のぐちともこ(痩せて不愛想で、ブサイクな不思議系キャラ
だった)を妊娠させたんだよね。(で、結局出産したらしいが)
これって「ムー一族」の打ち上げパーティで、樹木希林が義憤に
かられて暴露しちゃって、パーティぶっこわしてしまったらしい
けれど。(久世は彼女と結婚する気は更々なかったらしい)
で、結局久世はのぐちと結婚したのかな?
少なくとも認知はしたと思うが。
>981
久世スレかムースレでやれよ。あるかないか知らんけど。
983 :
無名草子さん:03/10/27 22:25
久世スレもムースレもございます
ところで皆様、阿修羅のごとくのホームページは
ごらんになりましたか?
向田さんのことが紹介されてますよ
写真の向田さんは美しいです。
髪が短いから40代の頃のお写真でしょうか?
984 :
無名草子さん:03/10/27 23:07
>983
拝見しましたよ。何気なく「あなたの阿修羅度」までやってしまいました。
恥ずかしながら。
でも、ほんとうにお綺麗ですよね、向田さん。
髪もとてもきれいで、そのスタイルも「これじゃなきゃ駄目なの」と、いつも
おっしゃってらしたそうですね。黒柳さんが確かそう言ってらっしゃいましたよね。
985 :
無名草子さん:03/10/27 23:07
>>983 この頃は、ちと表情が厳しい(怖い)んですよね。
たぶん、四十代の頃でしょうね。でもきれいです。。。
持ってるものをあれこれひっくり返して見ましたが、
どこに載ってたものか思い出せません。
別で見たことあるんですが。
完全ではないけど、だいぶすっきりする答えが出ましたので。
文庫版『向田邦子ふたたび』の裏表紙の写真の表示に酷似してます。
これは1978年11月6日なので、48歳ですね。
>>977 スモック姿で買い物してる写真の大判のやつとか(小さいのは猫の本に出てる)、
ジャンセンの水着でポーズとってるやつとかアフリカの写真(たくさんある)とかです。
なんか、上のを探してる間の興奮が全然さめてなくて、うまく書けません。
987 :
無名草子さん:
>>984 あなたの阿修羅度までやったのですね〜
わたしもやってみようと思います。
それにしてもあの写真の邦子さんはノーブラですね