★産廃物&盗作屋・田口ランディ監視スレ Part 21★

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8 【乱D文庫-145】 『アンテナ』の盗作問題でついに幻冬舎が欺瞞的“解決”へ
●盗人の開き直り釈明【1】
http://www.gentosha.co.jp/news_topics_f.php3?topic=taguchirandy
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■お知らせ
「アンテナ」「モザイク」改稿にあたって
※文責 田口ランディ

 このたび著書「アンテナ」および「モザイク」を、改稿し文庫化することになりました。
その経緯についてご説明させていただきます。
 「アンテナ」は私の二作目の長編小説であり、執筆にあたってはネット上の友人であった
藤森直子さんにアイデアをご協力いただいた。
 藤森さんとはパソコン通信のニフティサーブの会議室を通して知りあい、メール交換をしたり、
文章に関して話しあうパティオ(閉じた会議室)で意見交換をするような間柄だった。 
 「アンテナ」の構想を得たとき、SMをモチーフにしたいと思っていたので、 SMの女王様
を職業としているという藤森さんにメールで協力をお願いし、藤森さんから「このようなお客
にはどんなプレイをさせるか」というようなアドバイスをいただき、それをもとに執筆にあたった。
 そのような関係にあったので、私としては藤森さんのホームページの日記のなかのSMプレイを、
現実に行われているSMのバリエーションのひとつとしてとらえ、自著に引用した。

 「アンテナ」出版後、半年ほど経った2001年5月ころに、藤森さんのファンという
方から、幻冬舎あてに「インターネット上の藤森さんの文章を盗作している。藤森さんに
謝ってほしい」というメールが届いた。幻冬舎から連絡を受けて、私は事実確認のために
藤森さんにメールを書いたが、藤森さんからはお返事がなかった。
 藤森さんと私は、メールを通じてのみの知りあいで、藤森さんの住所はもちろん電話番号も
知らなかったので、私は藤森さんの本の版元であるヒヨコ舎の大場氏にメールをして事情
を説明し、藤森さんに連絡を取ってくださるようにお願いした。

 ヒヨコ舎の大場氏とは藤森さんの著書に私が「解説」を書く際に何度かやり取りをさせていただいた。
唯一、藤森さんとコンタクトが取れる方だった。
 ヒヨコ舎の大場氏からは、メールとお電話でお返事をいただいた。
 大場氏によれば「藤森さんは、『アンテナ』に関しては何も言っていない。『モザイク』
における指さし一人称の青年の話について問題にしています」
 私は、一人称を使わないという青年の話は藤森さんの日記で知った。興味をもち友人の
精神科医と心理療法家の二人に問い合わせたところ、とても似た症例があることを教えられ、
その症例をもとに分裂病者のエピソードを書いた。その旨を大場氏に釈明した。その後、
大場氏から再び連絡をいただいた。
 「藤森さんは、それならいいと言っています。ホームページ上の掲示板の書き込みは削除
しました」ということであった。
 私は、噂に登るというのは何か問題があってのことだと思うので、藤森さんと直接に話
をしたい、電話でだけでも話せないかとお願いすると「藤森さんは現在、体調を崩して入院中
なので連絡を取ることはできないんです」というお返事だった。
 少なくとも、大場氏を通して藤森さんからのお返事をいただいたので、それ以上のやりとりはしなかった。

【つづく】
9 【乱D文庫-146】 『アンテナ』の盗作問題でついに幻冬舎が欺瞞的“解決”へ
●盗人の開き直り釈明【2】
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【つづき】

 それから4ヶ月後の9月に、今度は幻冬舎に宛ててエディタースクール出版部から封書が届いた。
 それは「モザイク」のなかに片山洋次郎氏の「気ウォッチング」の一部が無断で使用されて
いるのではないか、という指摘だった。
 片山洋次郎氏の著書は、私のファンの方が「田口さんと似た考えの方がいる」と私に送って
くださった本だった。私はその本を読んで大変にインスパイアされ、幻冬舎の編集者にもその
ことを話し、片山さんの著書を全部集めていただいた。その身体論には共感することが多かった。
そこで主人公の性格を描写する上で、過敏体質の説明単語など、身体に関する用語を「モザイク」
本文中に使用した。 あらかじめ、編集者にも片山さんの著書を読んでもらっていたが、「この
程度は参考文献の範囲」というのが版元の見解だった。編集者からは「参考文献として巻末に
入れなくていいですか?」という質問を受けたのだが、この時点において私は著作権法のことも、
いったいどの範囲が参考文献なのかもよくわかっていなかった。
 当時「モザイク」は脱稿から一ヶ月ちょっとで出版されるというスピードで、なにか原稿を
書き上げて朦朧としているうちにどんどん本になっていく……という状態であった。私はほとんど
ゲラも飛ばし読みで、書き終えたら編集者におまかせという無責任なありさまだった。

 片山洋次郎氏の版元からは「これは無断使用であり著作権を侵害している」という指摘を受けた。
 私は自分の版元である幻冬舎の編集者に相談すると「これは参考文献の範囲であり、無断使用
ではなく、著作権は侵害していない」という幻冬舎側の意見が返って来た。
 私としては、自分が片山氏の著書を参考にしたのはまぎれもない事実だし、片山氏の考えに
賛同するものであるのに、著者の片山氏に不利益あるいは迷惑を与えてしまったのなら即座に
謝罪し訂正したいと申し入れたが、版元との見解が折りあわなかった。

 確かに、私は著作権に関して素人である。幻冬舎は顧問弁護士にも相談したが「これは参考
文献の範囲だ」という見解を変えない。だが、私としてはどうしても著者である片山さんに
対して誠実でありたいと思い、10月に先方の版元のエディタースクール出版部に出向き、
担当者から説明を受けた。
 エディタースクール出版部の方は、幻冬舎の対応から、著者の私が著作権侵害を否定して
いると思っていたようだった。私は全面的に謝罪したい旨をお伝えした。
 その時、エディタースクール出版部の編集者の方が、私にこうおっしゃった。
 「田口さんのような文芸の作家の方で、しかも新人の方は、著作権法などについて理解が
ないのは当然だと思います。しかし、もしこれから著述活動をなさっていかれるのであれば、
ご自身のためにも著作権法についてちゃんと知っていたほうが良いと思いますよ」
 そして、私に著作権法について簡単にまとめたガイドブックをくださった。
 私はそれをいただいて帰り、自宅で読んだ。そして、まったく遅ればせながらこのときに
なって初めて著作権法というのがどういう法律であるのかを知った。私が予想もしなかった
ほど、非常に厳しい法律だった。

【つづく】
10【乱D文庫-147】 『アンテナ』の盗作問題でついに幻冬舎が欺瞞的“解決”へ
●盗人の開き直り釈明【3】
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【つづき】

 その後も、自分なりに著作権に関しての判例など、いろいろ勉強し、自分がこの法律を
知らないでこれまで、無我夢中でただ書いてきたことに恐ろしさを感じた。自分はなんという
無防備な状態で文章を書いていたのかとがく然とする思いだった。
 私は自分がパソコン通信の会議室の延長線上で文章を書いて来たことを認識した。現実的
には私の本が印刷物になっているのに、あまりにも急激にデビューしてしまったために、
ただただ書き捨ててきたような状態だったのだ。
 著作権に関して研究した末、私の版元である幻冬舎が「著作権侵害に当たらない」と主張
しようとも、私の行為は「他人の著作物の無断使用」に該当すると、自分で判断した。
 この問題については、もしかしたら幻冬舎の判断が適切だったのかもしれない。
 しかし、私は自分が他人の著作物の権利に対して無知だったことを認めざるえない。これ
を認めなければこれから自分は書き手として生きていくことができないと思った。自分の文章
に責任をもつのは私であって、出版社ではない。
 幻冬舎とは最後まで、この点に関して意見が分かれてしまい、最終的には私とエディター
スクール出版部の編集の方とで合意書を制作し、片山氏に合意していただいた。
 片山氏には、私が幻冬舎ときちんと意見調整ができなかったために、大変に不愉快な思いをさせて
しまったし、エディタースクール出版部の編集の方には、私の相談にまで乗るという的外れな役割を
負わせてしまった。本当に両氏にはご迷惑をおかけしてしまい、申し訳なく、謝罪の言葉もない。

 このような経緯のなかで、私は藤森さんとの問題も、もう一度考え直さなければいけないと思った。
 大場氏の返事をもらった時点で問題は解決したように思っていたが、私は藤森さんの気持を
直接に聞いてはいない。
 「アンテナ」では藤森さんの日記の文章と同じ表現が使われているし、「モザイク」においても
指さし一人称の青年に同様の形容を使っている。
 そこで、著作権法について勉強した後、10月に再びヒヨコ舎の大場氏に電話をし
「自分なりに著作権法について勉強して、自分の見解がいかに甘く、無知だったか痛感している。
友人であるということに甘えていたと思う。藤森さんに対して、謝罪をしたいと考えているので、
申し訳ないことだが間に入って藤森さんに伝えていただけないだろうか」
 ということをお伝えした。
 また、謝罪というのは態度をきちんと表明しないと相手に伝わらないということを学んで
いたので、「謝罪して改めて正式に協力をお願いしたい。だがもし、藤森さんが望むのであれば、
問題箇所の書き換えも考えているし、文庫化のときの印税の一部を協力への謝礼とすることも
考慮している」とお伝えした。
 大場氏はたいへん好意的に承諾してくださった。
 大場氏が藤森さんにその旨を伝えると、大場氏を通じて藤森さんからは、大変厳しい内容の
お返事が来た。
 このときになってようやく、私は「やはり藤森さんは怒っていたのだ」と実感した。
 謝罪文を書いて自分の間違いを認め、その上で、再度、協力と文章引用の許可をお願いした。
 その後のやりとりもすべて、大場氏を介在して行われたが、謝罪文提出以降、藤森さんからの
主な要求は、問題箇所の全面書き換えと「アンテナ」のあとがきに読者への謝罪と経緯説明を
してほしい、ということに落ち着いた。
 「アンテナ」の「あとがき」に経緯説明を掲載してほしい、という藤森さんの要望は、私個人
の対応範囲を越えていた。私は版元である幻冬舎を介在させずに藤森さんに謝罪をしていた。
再び版元と見解が異なってしまうことを恐れたからだ。
 なんとか、改稿と私からの謝罪で合意していただけないかとお願いしたが、大場氏からは
「藤森さんは、すごく怒ってしまっているんです」と伝えられた。

【つづく】
11 【乱D文庫-148】 『アンテナ』の盗作問題でついに幻冬舎が欺瞞的“解決”へ
●盗人の開き直り釈明【4】
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【つづき】

 私は藤森さんと直接に一度も話をしていないので、謝罪しているにもかかわらずなぜ彼女が
そのように怒りを強めていくのか理解できなかった。理由を聞いても、大場氏も「私にもよく
わからないんです」というお返事だった。
 藤森さんと、せめて電話だけでも話がしたい、と再三お願いしたが「藤森さんはお話しする
つもりも会うつもりもないと言っている」とヒヨコ舎の大場氏から伝えられた。
 大場氏が「私と一度お会いしましょう」とおっしゃってくださったので、藤森さんと直接
やりとりをしていただいている大場氏にお会いして少しでも事情を伺うことにした。
 その時に、私は初めて大場氏から事実を聞かされた。
 まず、5月に私が最初に藤森さんのファンの方からのメールの内容確認のために大場氏に
電話したとき、大場氏が伝えてくださったのは、藤森さんの本意ではなく、これ以上問題が
大きくにならないようにしたほうがいいと大場氏が藤森さんを説得しての返事だということだった。
 大場氏はたぶん、私が藤森さんの本の「解説」を書いているし、書店のポップなどにも私の
名前を使っていることもあるので、それで、お互いの不利益にならないように私との関係を
配慮してくださったのだろう。
 もちろん、これは私の勝手な推測である。私は藤森さんとは一度もコンタクトを取ることが
できないので、彼女の本当の気持はわからない。
 私としては、藤森さんと一度でもいいから、会って話がしたい、電話でもいいからお話し
させてほしい、ということを大場氏を通して再三お願いしていた。
 それは、実在の人物と自分がやりとりしているのだ、と確信したかったからだと思う。
 そのために、時間を置いて大場氏を通じ何度か藤森さんに打診したが、最終的に2002年
1月末に連絡したさいに、大場氏から「今後も藤森さんがお会いになることはないと思います」
というお返事をいただいて、藤森さんと直接に話し合ってコンセンサスを得ることは断念した。

 また、藤森さんの要求である「アンテナのあとがきに読者への経緯説明を」という点においては、
私の一存では回答できないことなので、経緯説明の掲載に関しては幻冬舎にお願いして交渉を
替わっていただいた。
 そして、改稿作業に取りかかり、すでに改稿を終了している。

 正直なところ、一度も会っていない、インターネット上でしか知りえない人物と他者を通して
交渉し、その要求を受け入れて作品を改稿するということには版元は疑問を提示していたし、
私自身抵抗もあった。ネット上での著作権の問題はまだはっきりしていないのにそこまでの
必要があるのか、というご意見もいただいた。

 だが、私が藤森さんのオリジナルな表現を侵害したという事実はまぎれもないことであり、
それは藤森さんと会う会わないという問題でも、ネット上かどうかという問題でもなく、
あきらかに間違った行為であると考えた。
 少なくとも、私と藤森さんの当時の関係においてなら、私がヒヨコ舎の大場氏を通して、
ゲラを藤森さんに確認してもらえばこの問題は回避できたはずだ。それを怠ったのはひとえに
当時の私の創作に対する態度に謙虚と落ち着きと慎重さが欠けていたからである。
【つづく】
12 【乱D文庫-149】 『アンテナ』の盗作問題でついに幻冬舎が欺瞞的“解決”へ
●盗人の開き直り釈明【5】 
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【つづき】
「モザイク」に関しては、指定箇所の訂正であるが、「アンテナ」に関してはストーリーも
含めて全面的に改稿を施した。
「アンテナ」の主人公ナオミは、他所でも書いているとおり藤森直子さんがモデルであった。
しかし、そのイメージを変えて、新しいナオミを作った。そうしたのは藤森さんから要求が
あったからではない。
 改稿によって、作品が前作よりもつまらなくなることだけは、避けたかったからだ。

 以上が「アンテナ」「モザイク」改稿の経緯である。
 藤森さん、片山氏には、すでに謝罪文を提出している。本当にご迷惑をおかけしてしまった。
私自身がその才能を尊敬していたお二人であるので、自分の引き起こした結果が悔やまれて
ならない。
 幻冬舎の芝田さん、ヒヨコ舎の大場さん、エディタースクール出版部の長井さんには、長期
にわたって多大なご迷惑をおかけした。特に、大場さん、長井さんには、私とは直接的な関係
がないにもかかわらず、その都度、親身なアドバイスをいただき本当にありがとうございました。
 また、私の無知、不勉強によって、幻冬舎、ならびに読者の方々にもご迷惑をおかけしたこと
を心からお詫び申し上げます。

2002.4.1 田口ランディ
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うーん、田口さんは某情報誌系制作会社のライターとしても長く活動されていたのだから
「著作権については素人」といった言葉が出るのはおかしい。
「なにも知らなかったのです」的な弁明は見苦しい上にちと痛々しくもあるなあ。

……なるほど。盗作部分をバッサリ削って文庫にするのかと思っていましたがそれでは原型が
なくなってしまうのですね。いつかNAOさんからの引用許可がもらえるつもりでいるから
出版し直すつもり、などと言えるのか。幻冬舎の謝罪文、あれまた言い訳ばっかだね。
本当、藤森さんが悪いみたいな書き方してるじゃん。しかも長々と余計なことばかり
書いて締まりがない。もう一度きちんと謝罪して欲しい。
あれは謝ってない。あれは謝罪文を利用して藤森さんを貶めているよ。攻撃のツールとして使っている。

う〜むちなみにコイツの論理展開としては
・自分では物事と向き合おうとしない
・その代わり自分に都合のいい第三者を登場させてソイツを向き合わせる
・それを傍観者の視点で眺める
早い話が「自作自演荒らし」と同じ方法論と精神構造ですな
恥を知らない人間だけが出来る特権だと言えましょう
「なんと言えばいいのかな」「なぜか」「うまく言えないけど」「なんだか」「妙に」「なんとなく」
「なんだかよくわからないけど」「なんかこう」「もしかしたら」
ホントに2ちゃんねるでジサクジエン荒らしをやってそうだから怖い(w