1 :
ウィスキー・ジョー :
02/03/07 09:47 船戸氏の作品について語りましょう
内藤陳が絶賛していた「猛き箱舟」。滅茶苦茶面白かった。 だけど上京したとき内藤の経営する日本冒険小説協会公認酒場「深夜+1」に行って死ぬほど内藤陳が嫌いになって以降読んでない…。 船戸はこれっぽっちも悪くない。だから読めば良いのだが、日本冒険小説協会への強烈な悪印象がブレーキになる。 判っている。きっと読めば面白い。だが・・・。 内藤のアホー!!!
面白いがキャラクター造形が歪。
「山猫の夏」!!!
>2 詳細ぎぼん
確かに面白いが、読後感がちょっと・・・
>>4 面白かったけどラストでこけた。山猫って悪人でも充分魅力的なのにラストで全部ぶち壊し。
「血と夢」 素朴な疑問 軍事/銃器専門家の人たちに叱られるかも知れないけど ケースレスライフルとは、それほど重要なものなのでしょうか?
失礼 ケースレスライフルをGoogleで検索したら いろいろ解説が出てました
10 :
無名草子さん :02/03/14 08:50
ソルノック&ブキャナンsage。 「あいつらはアレだから…」 いや、マジで方舟は激オモロ!
直木賞作家、冒険小説の大家の方です。
13 :
無名草子さん :02/03/14 23:02
マジで最高〜大好きな作家ベスト3には、入ってます。 でも、女性にはウケないだろーな。 自分の中では、猛き箱船が最高でした。
14 :
無名草子さん :02/03/14 23:06
楡 周平はどーよ
15 :
無名草子さん :02/03/14 23:13
寝る前の1−2時間 バーボン片手に読んでます。 冒険小説マンセー! 女には 解らないダンディズムが そこにはアル!
16 :
無名草子さん :02/03/14 23:23
読んでみたいのですが、どの作品がオススメでしょうか?
17 :
無名草子さん :02/03/15 00:57
>>16 だ〜か〜ら〜、猛き箱船だよん!
漏れ11で字間違えてるけどな。はは。
一番最初の章がはじめは訳分からんが、
我慢して読むこった。
海燕ホテル・ブルー 主人公がなんか情けない 今までの船戸作品とちょっと違う
俺はあれだね 「砂のクロニクル」かっこよかったなあ 特におわりがよかった 希望とかはないけど
20 :
無名草子さん :02/03/17 07:10
最近は日本を舞台にした作品が多くなってきたね
21 :
無名草子さん :02/03/21 08:54
「龍神町龍神十三番地」 読み終わった ようわからん話でした 主人公はお約束のごとく死亡
22 :
無名草子さん :02/03/21 09:10
なんとポルポト擁護のノンフィクションを書くという ものすげえチャレンジャー。 陰謀論がスピンしていくとこうなるって感じだろうか。
23 :
無名草子さん :02/03/25 17:46
24 :
無名草子さん :02/03/25 17:54
福田和也ですが何か? 15点
船戸も福田に高い点貰いたいと思っていないよ
26 :
無名草子さん :02/03/25 18:37
福田氏の評価によると、測定不可能だそうです
27 :
無名草子さん :02/03/25 18:40
福田と船戸の壮絶なホモ映画をみたいね
28 :
無名草子さん :02/03/26 14:20
シャ・・・シャヒ〜ナ ハァハァ
29 :
無名草子さん :02/03/26 18:29
グリズリーと呼ばれてます
30 :
無名草子さん :02/03/27 21:01
>無名草子さん :02/03/25 17:46
>
>>22 >本の題名は何ですか?
文芸春秋「本の話」に連載されていた文章です
>>31 船戸のおっちゃんからのコメントは何もないのかな?
まあこういう事気にしそうな人でもなさそうだけど。
「山猫の夏」を読むと カイピリンガだっけ?(うろ覚えだけど どんな酒なんだろ 飲んだことあるヤシいる?
むかし、M日新聞の本社ビルで、編集者らしい人と いっしょに廊下歩いてるのを見たことがある。 たぶんサ○デーM日に連載してた頃だったよ。 別れ際の挨拶なんか、凄い丁寧で腰の低そうな 人だったな。
カニ悔い猿のフーガ&夜のオデッセイア。 好きやねん。
37 :
無名草子さん :02/04/28 04:33
下関出身の有名作家なんで同郷人としては嬉しい。 「蝦夷地別件」ゴールデン・ウィークに読破予定。 やっと読む時間出来た・・・
38 :
無名草子さん :02/04/28 08:04
>>2 おれも詳細希望
あの会、あの酒場はいかん。
39 :
無名草子さん :02/05/06 17:08
船戸ファンで直木賞とった本を満足できる人いるのか? おれはできねーよ。
中河与一とまぎらわしいので何とかしてください。
41 :
無名草子さん :02/05/07 22:10
42 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :02/05/20 15:27
「船戸与一を知らない? 死んで欲しいと思う」 ってまでは言わなくても「猛き方舟」「山猫の夏」 ぐらいは面白いから読んで損はない。 つーか読め。
43 :
無名草子さん :02/05/23 01:11
「猛き箱舟」、隠岐が自分の妻を 子供の介護青年に情けなく寝取られて、 じわじわなぶり殺していくのが笑えた。
今、丁度「砂のクロニカル」読み返していたところでした。 未読の方にはオススメします。ちなみに新潮文庫、上下巻。 帯に著者の顔写真が出てるんですが、佐藤蛾次郎(←字、うろ覚え)に似てる というのは失礼ですか?
45 :
無名草子さん :02/06/20 00:34
スレ落ちるの早いなー!なんで?人気無いの?面白い小説書くのに。 イマイチ垢抜けない印象があるのか?ハードボイルドとか冒険小説とかって 時代の潮流に合ってないのかなぁ。 「砂のクロニカル」「新宿・夏の死」オススメです。 特に後者は外国を舞台にする著作が多い船戸作品には異質。しかも短編集。お試しあれ。
46 :
無名草子さん :02/06/28 21:55
ロングピース、一日80本吸うらしい
47 :
無名草子さん :02/06/28 22:03
ものすごく好きな作家ではないけれど よく「船戸与一が好きです」というと 読んだこともないのに 「え〜、福田和也の本で批判されてなかった?」 と条件反射のように言ってくるヴァカが釣れて 楽しいです。
48 :
無名草子さん :02/07/01 06:47
砂のクロニクルを読み終えました。 あまりの面白さに、ほとんど一気に読んだのですが ラストが切なすぎですね。 次は、猛き箱船を読むぞー。下関西高校マンセー。
49 :
無名草子さん :02/07/02 03:14
馳に妙な影響を.. (プシュ
50 :
無名草子さん :02/07/02 03:22
文庫を上下巻に戻せよ、アホか講談社。 京極のには笑ったが。
51 :
無名草子さん :02/07/07 00:31
船戸作品と出会ったきっかけ 10年くらい前に「山猫の夏」の漫画版を読む →原作者が同じ「猛き箱舟」漫画版(シャヒーナがロリ)を買ってみる →数年後、本屋で「猛き箱舟」の原作本を見かけ購入→船戸与一にハマる
52 :
無名草子さん :02/07/07 05:32
蝦夷地別件から時代もの期待してたのに。
53 :
無名草子さん :02/07/08 20:39
>>51 へー、箱舟が漫画化されてたんだ。知らなかった。
漏れとしては、画・たなか亜紀夫で「軍鶏(しゃも)」チックに
リメイクしてほしいのキボンヌ。
54 :
無名草子さん :02/07/11 01:39
船戸与一好き〜〜♪ 26才女です。 女性ファンってやっぱり少ないのかなぁ。 ファンの私でも、女友達には薦めにくいかなっておもってしまう(苦笑) 良さを分かってもらえなかったら悲しいし。 初めに読んだのは「血と夢」 現在は、本棚一段、船戸与一になっています。 ・・・って書いて、「血と夢」をちょっと読もうかと思ったら、あれ?無い!? お気に入りでどっか違う場所に置いたかなぁー。どこだ〜〜!!(T_T)
レス無しで寂しいです。 今は、「かくも短き眠り」を読んでます〜。
56 :
B37 ◆lPJpzlnU :02/07/13 13:49
>55 「夜のオデッセィア」は読んだ?船戸作品で一番キュートで好きだ。 あれを読んだあと一週間くらいとても幸せな気持ちになれたなあ。
>>56 読みましたよ〜。
ウィスキー・ジョーとブランデー・ジョー♪でしょ?
58 :
無名草子さん :02/07/13 22:04
「伝説なき地」 プロローグとエピローグ逆にして読んでも いいかも。
59 :
無名草子さん :02/07/18 20:00
自分は北方謙三が好きだけど、船戸与一で何かおすすめありますか? ちなみに、猛き箱舟は読みました。
>>59 「砂のクロニカル」オススメです。
61 :
無名草子さん :02/07/19 21:36
62 :
無名草子さん :02/07/19 21:37
駄作だからやめたほうがいい。
63 :
無名草子さん :02/07/20 20:55
虹の谷の五月,俺は好き。 彼の小説は面白いんだけど、思い入れの強いキャラが必ず死ぬかなんかで救いがないんだよね。 だからラストは以外だったけどすごく良かった。 でも一番好きなのはやっぱ砂のクロニクル。
64 :
無名草子さん :02/07/23 06:16
「緋色の時代」読中、上巻の半分くらいだけどかなり良い感じ。 初期作品のころの雰囲気。 やはり好きな作家だと再確認した。 最近は日本が舞台の小説が多いが、やはり日本人の主人公が外国を舞台にした作品 のほうが船戸作品を読んでいる感があっていいですね。 「砂クロ」って砂漠で追いかけっこするヤツだっけ? 人にお勧めするなら「猛き〜」と南米三部作ははずせないでしょ。 初期作品は大抵ハズレないと思うけど。
65 :
B37 ◆lPJpzlnU :02/07/23 19:20
>64 砂漠でのおっかけは「黄色い蜃気楼」だったと思う。
>65 失敬。アフガン系とか砂漠が舞台のものが多い様な気がするんで、 ミステリーじたての「蛮族共」も船戸作品では異色で覚えてます。 犯人が分からなかったなぁ。
67 :
無名草子さん :02/07/24 08:03
2,30代の男の読むものというイメージがあるが、偏見かしら。
3作品漫画化されてるから高校生ぐらいスタートじゃないか。 たしか「猛き〜」「オデッセイアノ夜」「山猫」がマンガ化されてます。 ただし「猛き〜」「山猫」はかなり原作を省略、ラストの変更をしているので要注。 ちなみに俺は漫画で船戸を知りました。
現状に不満をもつ馬鹿男が読む本。 役立たずのサラリーマン、学生が多い。
>>69 現状に不満持たない奴なんて居るかよ。
そんな連中は思考停止しているだけだぜ。
まあ、お前もそんな一人なんだろうけどな。
71 :
無名草子さん :02/07/26 00:11
「緋色〜」読了。 まぁ、好きな作家だし、これからも新作が出たら読むけど。 途中間延びしすぎ。 後コレは俺が悪いのかも知れないが登場人物がロシア人で本名と愛称?がゴチャx2 して判りにくかった。これこそ漫画化して欲しい。 ギリギリ及第点。
73 :
無名草子さん :02/07/30 23:22
現在砂クロ読んでますが難しくないですか? 挫折しそうなんですが最後まで読んだ方がいいでしょうか? 過去に読んだ船戸作品 1.伝説なき地 (初めて読んだ作品。ラストでみんな死んで鬱だった。) 2.かくも短き眠り 3.猛き箱舟 (衝撃的) 4.午後の行商人 (個人的にけっこう好き) 5.新宿夏の死 (短編。日本が舞台で違和感があった) 6.緑の底の底 (短編。あまり覚えてない) 7.カルナヴァル戦記 (短編。ほとんど覚えてない) 8.炎流れる彼方 (疲れた) 9.虹の谷の五月 (主人公が弱い。おもしろかったけど、なんか煮え切らない感じがした)
書き忘れました。 『かくも短き眠り』も『午後の行商人』と同じく 好きな作品です。
「砂クロ」はたしか日本人武器密輸商人の話でしたよね。 分からないなりに読み続ければラストは感動ですよ。 船戸ベスト作品の一つだと思うけどなぁ。
>>75 さん
ありがとうございます。
がんばって読破してみます。
チェチェンのイスラム武装勢力に元自衛官が義勇兵として参加してる のがニュースになってるようですが、まさに船戸与一を地で行ってるようだ…
78 :
無名草子さん :02/08/09 12:56
な、長すぎる!
79 :
Nietzsche :02/08/10 10:30
政治的中立? ノンノン。権力への意志だよ。
54です。ちょっと名前変えてみました。 私の好きな作品の登場人物。 船戸さんの作品はイロイロ読んでいるけど、 今頃、やっと、「猛き箱舟」読み始めましたー。 上下巻のうち、今上巻の真中過ぎ。 結局「血と夢」は見つからなかった・・・・。 また、買おうかなぁ・・・・。
>>80 その気持ちわかる。
とても感銘を受けた、ある文庫本が二度ほど友達から帰って来ず、
また一度は引越しのどさくさで失くしたため、計4回も買った本があります。w
>>81 うんうん。
読みたいな、と思ったときに手元に無いのって嫌ですよね。
「猛き箱舟」、下巻に突入しました〜。
上巻で何度か主人公が死にかける場面があるけど、
「まだ分厚い下巻があるのに、こんなところで死ぬわけねぇよ」と思ってしまい、
ちょっと緊張感が足りないわ(笑)
83 :
無名草子さん :02/08/12 01:50
やれやれ、やっと盆休みで本を読む時間ができたんだけど、「海燕ホテル・ブルー」 読んでて三回もヌいちゃたーよ。 SEX描写、ガッてはまるんだもん、オレに。 他にもいろいろヌかせてもろたけど、読んでる途中にヌいた女(登場人物)が死んだり したら萎えるとともにへこみます。
84 :
無名草子さん :02/08/12 14:22
>>83 海燕ホテル・ブルーは抜けるのか。
敬遠してたが呼んでみようかな〜 (*´д`*)ハァハァ
(・∀・) マチガエタ →読んで
「猛き箱舟」、読了! 確かに船戸さんの本の中でも衝撃的し凄いと思うけど、 娯楽(趣味の読書は楽しくなければ。)としてはどうかなー。 上下巻合わせていったい何人死んだよ?
船戸さんの作品にはすべてではありませんが、 露出狂のような妙な人物がいきなりどーんと出てくるなどと 思っていたことがあります。 おい、見るかい? ・・・「猛き箱舟」でだったのでしょうか。一部筋から哀れな初老の男 などと書かれたこともあるとか。
88 :
無名草子さん :02/08/19 13:42
いま虹の谷の5月をよんでるよ 最終章にはいったとこ トシオが「おいら」から「おれ」にかわってるのがかわいい
>娯楽(趣味の読書は楽しくなければ。)としてはどうかなー。 第三世界で人々が虐げられるのを読んで楽しかったら それこそ問題ですよ。(^^;
89>> あー、そう言われればそうですね。 本が「楽しい」のと「おもしろい」のとの違いってなんだろう。 船戸さんの作品は「おもしろい」だよね。
91 :
無名草子さん :02/08/25 21:47
次回作はドコが舞台でしょうか? 今現在、雑誌連載してるんですかね〜?船戸さん。 まぁ、ぜったいNYテロ&アフガン情勢あたりをからませると思うんだけど。 思想は過激派左翼(?)ぽいしねぇ。
「山猫の夏」読んでます。
93 :
無名草子さん :02/08/29 04:30
今はカンボジア。次サウジ。
94 :
無名草子さん :02/08/29 23:07
蟹食い猿フーガ も軽く読めて良
「山猫の夏」読了。上下巻2日で一気読み。堪能。 若造が、謎めいていて頼れるオヤジに惹かれて戦乱に突っ込んで行くのは「猛き箱舟」 と同じですね。「猛き箱舟」と「砂のクロニカル」みなさんドッチが好き? 俺「砂のクロニカル」。ドッチも好きだけど。
96 :
無名草子さん :02/09/01 20:43
クロニカル?
クロニケル!
猛き箱舟かなぁ。「かくも短き眠り」が94年頃?新聞連載してて初めて船戸さんを知って 以来,ハマってしまった。最初に出会った船戸作品として印象深い。 猛き箱舟や、砂のクロニクルの面白さには匹敵しないがラストの壊れ具合とかが 個人的に好き。
99 :
無名草子さん :02/09/05 08:42
ぜひインドネシアあたりを書いてほしいなー。 東チモは独立しちゃったけどまだまだ国境あたりでごたごたしているし、 それ以外もアチェ イリアン マルクと火種はあるから材料は事欠かない。 狂言回しの日本人はインドネシアの田舎にはたいて居る真珠や・材木や・協力隊ってとこかな。
100 :
無名草子さん :02/09/05 10:32
100
今、沢井鯨「P,I,P」読んでるけど、コレ気に入った。 舞台はカンボジア。馳星周のように絶望的、大沢在昌のように明解、船戸与一の ようにエキゾチック。船戸ファンでも楽しめると思うよ。
おっちゃん今何才? まだ精力的に取材できるのかな。 体力的に。
103 :
無名草子さん :02/09/08 21:32
カンボジア
104 :
無名草子さん :02/09/09 12:32
アマゾニア
確かに、あのリアリティーはもの凄いな。 船戸の本は、キャラの行動云々は無しにして、 説得力のある設定だとは思う。
106 :
無名草子さん :02/09/10 10:26
昔さいとうプロ(さいとうたかをの所)の中東駐在員やってたっていうのはマジ?
107 :
無名草子さん :02/09/12 12:48
流砂の搭はおもしろなかった。 パターンとしては俺の大好きな砂クロと一緒なんだけど、 なんかちんたらして不完全燃焼。
108 :
無名草子さん :02/09/15 01:51
『緋色の時代』読んだけど、何かネジがはずれた感じで面白かった。 日本人の相棒の内務局員が帽子をぬぐたびにいちいち「チェルノブイリ原発事故の 影響によるハゲ頭」とか書くんで笑えた。
109 :
無名草子さん :02/09/15 02:13
船戸氏は かつて ゴルゴ13の原作を書いておりました。
110 :
無名草子さん :02/09/16 00:57
船戸与一の小説大好きですよ。とくに「猛き箱舟」と「夜のオデッセイア」。 「銃撃の宴」とか「カルナヴァル戦記」のような短編集もよかった。 他の作品でも期待を裏切られたことはほとんどなかったです。 はやく新作でないかなあ。船戸を批判しているという人の本も読んでみよう。
111 :
無名草子さん :02/09/23 00:40
緋色の時代読んでミヨット。
112 :
無名草子さん :02/09/26 20:01
あげ
113 :
無名草子さん :02/09/26 20:11
「緋色の時代」おもしろい! 今、読んでいるところ。
114 :
無名草子さん :02/09/26 20:54
「砂のクロニクル」で出会い、 徳間文庫収録のわりと古いのも読み… ここ2〜3年はご無沙汰だけど、 けっこう好きです。 福田和也の「作家の値打ち」で、 ものすごい低い評価を付けられていたね。 僕は船戸の本も、福田の本も好きなので、 複雑な心境です。
115 :
無名草子さん :02/10/02 02:10
虹の谷の五月もおもろいよん。
今日、『猛き箱舟』『砂のクロニクル』買いますた。 これから読みます。 南米3部作しか読んでないから楽しみ。
117 :
無名草子さん :02/10/07 17:06
船戸と大沢在昌の対談『エンパラ』読んだ人いる? あれにはっきり書いてあるよ。船戸自身は自分の書いた作品を 誰かにけなされたい、と冗談半分で言ってるね。 それを見た福田和也が、、てことはないか。
118 :
大学への名無しさん :02/10/07 18:57
どの作品から読むのがいいですか? できれば文庫きぼん。
119 :
無名草子さん :02/10/07 20:23
>>114 >ものすごい低い評価を付けられていたね。
全作品測定不能…
120 :
無名草子さん :02/10/07 23:49
貧乏人と少数民族以外は全部悪人か卑劣漢という構図には、たしかに 人間観のかけらもないけどね。点数つけれねえよな、たしかに。 それでも面白いというか、それだからこそ面白いというか。
121 :
無名草子さん :02/10/12 10:01
10年程前のはなし。 当時大学の後期試験真っ最中で、明日は絶対おとせない試験があった。 その単位落としたら留年が決まるわけで・・。 しかし、そん時漏れは猛き箱舟を読み始めていたわけで・・。 ああ、もちろん留年したさ、続きが気になって試験勉強なんてできるわけ ねえじゃん。(w ここ7,8年船戸作品読んでなかったんだけど、このスレみてたら読みたく なったよ。 とりあえず砂のクロニカルからせめてみるわ。
122 :
無名草子さん :02/10/26 23:28
>>114 俺も福田の本で船戸と言う人の小説は徹底して下らないのだと思い込んでいる。
あの福田の本って、一番目立つのって船戸と言う人へのまったく容赦のない
嫌悪だよね。何でだろ?もう終わった話かなあ?
123 :
無名草子さん :02/10/31 01:12
どうでもいいけど、クロニカルって間違いが何でこんなに多発しとるんだ?
今日文庫化された「龍神町龍神十三番地」を買ってきて一気に読んでしまいました。
相変わらずクセのあるオヤジ書かせたら天下一品ですな。
>>122 面白いし読みやすいんで、評論に惑わされないで
一度ご自分で読んでみて判断して欲しいです。
猛き箱船が一押しかな。
125 :
無名草子さん :02/11/13 09:47
よし試しに『猛き箱船』を読んでみるべ。 でもちょっと先になるかな。 感想書き込むべ。
おれ今『山猫の夏』読んでるべ。面白いべ。 昨日ブックオフで『砂のクロニクル』買ってきたべ。
127 :
無名草子さん :02/11/17 14:44
蝦夷地別件あまり評判良くない? こんなすごい小説は無い。最後は胸がきゅうーと締めつけられる。 読了後は一週間ぐらいショックだった。
128 :
無名草子さん :02/11/17 17:38
>>127 あんまり好きな舞台設定ではなかったので読み始めるまでは
それほど期待してなかったけど、ちょっと読み進んでからは
めちゃくちゃはまったよ。
船戸作品では好きな作品ベスト3に入るな。
ファンのスレでこんなことを書くのもどうかと思うけど、 福田和也に一票と言う感じです。『猛き箱舟』読み始めたんだけど、 上巻の200ページぐらいでギブ。確かに最初の雪山のシーンは 迫力があるし、その後の期待を煽る良いシーンだと思ったけれど、 そのあとの文章がダラダラしていて、いつ核心に進み緊張感を増すのかと 待ったが、どうもこれが筆者の地の文らしい。どうしてこんなに通俗的なの。 こういうエンタテーメントってもっと緊張感があるんじゃないのかなあ。 なんだかテレビの2時間ドラマ見たいな文章で退屈で仕方なかった。 ここのレスを見ると、皆さん普通(?)なのに、あの小説を なぜそんなに面白いと感じるのかが、大きな疑問となりました。
130 :
無名草子さん :02/11/22 19:04
まぁ、すごいアンチがいるって方が、船戸っぽくて、イイ。 私の場合は、猛き箱船と砂のクロニクルが甲乙つけがたし…てところかな。 でも、文章のだらだら感も頷ける指摘ではある。 かくも短き眠りとか、そんな感じだった気がして不満だったし。 でも、箱船とクロニクルはホント、好きな作品ですよ。 蝦夷地別件はちょっと間延びしすぎなのと、武器商人と虐げられた民族の 独立闘争ってところに復讐を織り交ぜたところが、過去作品の自己模倣 ってかんじで不満ではあった。
お前ら、「箱船」「クロニクル」に次ぐ船戸作品No.3は なんだと思う。教えれ。
132 :
無名草子さん :02/11/22 19:14
マンガ化された船戸作品の話が出てたけど、『カルナヴァル戦記』に 収録されてる『バンデイラ』と『アマゾン仙次』がマンガ化されて たような記憶がある。 『アマゾン仙次』の方は、ブラックエンジェルズの平松伸二が絵を 描いていた。
>>131 『夜のオデュッセイア』
箱船系の辺境冒険小説と違った味の、もう一つの船戸の柱、
アメリカ放浪ものの代表として。
『蟹喰い猿フーガ』『炎流れる彼方』も良いんだけど。
134 :
無名草子さん :02/11/23 23:23
「午後の行商人」読破完了 後半に行くほど止められなくなって一気に読んでしまった。 船戸はここ半月で4冊読破したよ。どれも良かった。 次は「蝦夷地別件」に挑戦しようかな。
『猛き箱船』は、言ってみればインディーズあがりのロックバンドがメジャーデビューして、 大衆受けするポップな曲出したようなもので、コアなファンにはあまり好かれていなかったり、 それを代表とするのは「ちょっと違う」とか言われるような作品だからね。トレードマークの リアルな政治背景描写もお座なりで、話が突飛すぎる感が否めない。確か週間プレイボーイに 連載してたんだったか。 正統派路線としては叛アメリカ史/非合法員、夜のオデッセイア、山猫の夏(&南米三部作)、 砂のクロニクルのラインを勧めたい。 まぁ125の彼はあの調子では二度と船戸与一を読むことも無いだろうけど。退屈だろうと 何だろうと200ページたらずでギブアップするようでは他も駄目でしょう。短編集は一応 2つばかし出てるけど。
137 :
無名草子さん :02/11/25 11:52
う〜ん、そうだね。正直言って、あの文章のひどさでは、 別の小説にしてもたいして期待できないような気がするんだけど、 せっかくだからと言うか、何かの縁だからと言うか『非合法員』を読んでみるよ。 でも今度ひどかったら、失礼だから、もう感想は書かないことにするよ。 小説は結局第一に面白ければ良い、と言うか、面白くなければいけないんだ。 そのために読み手も、もっと面白い作家はいないかと目を光らす訳だけど、 小説の良し悪しってのも、結局読み手の好みだからね。 それが最初ですべてだからね。論理があって好悪が決まるのではなく、 好悪があって次に論理が来るからね。私がつまらないと思う作家を 好きな人がいても当然のことで、その人の価値が低いとも思わない。 他が軽蔑するような作家を自分だけが理解していると言う状態が、 あるいは最も楽しい読み手の状態かもしれないよ。
138 :
無名草子さん :02/11/25 21:33
あのですね、別に無理して読むことは、ないと思います。
140 :
無名草子さん :02/11/26 22:03
いや本当にがっかりしたんだ、福田和也には。 話題になっているので、よほど説得力のある本なんだろうと思ったのに。 俺は船戸が好きだけど、その船戸をどういう論理で批判しているのか、 ものすごく楽しみにして書店に行ったんだ。 あれじゃあ、まるで。 ん、それとも何か意図があって、わざとああいう中学生の読書感想文みたいな 書き方を採用したのかなあ。
141 :
無名草子さん :02/11/26 22:16
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Momiji/1717/book3.html 文芸評論家ってなんかかっこいいね。
福田和也はそんな文芸評論を生業としている人。兼大学教授。
なんかすんごい諧謔に富んだ文章を書く人で前々から好きでした。
ていうか体型も結構デブで好きです(デブ専ではないわ)
自称右翼で、よく「正論」とか「諸君」とかの言論雑誌で見かけます。
彼の最近の著書「作家の値うち」は日本の生存する作家100人の著書を
100点満点で評価すると云う、凄い事(暴挙?)をやっています。
本が好きな人は買ってみましょう。日本文学のガイダンスになります。
左派の大江健三郎には、敵対するイデオロギーからかその作品を露骨に
批判しています。曰く、大江は(海外の評価に対して)
「三島や川端の足下にも及ばない」作家らしいです。
142 :
無名草子さん :02/11/26 23:58
なんだかこのスレ、レヴェル低そう
143 :
無名草子さん :02/11/27 00:02
急に河豚駄の宣伝がはいるのはどういうワケよ? 河豚駄の情婦のメス豚がスレの監視でもしてるわけ?
河豚駄ってだれ?
145 :
無名草子さん :02/11/27 00:13
フグだガスや……。
146 :
無名草子さん :02/11/27 00:18
147 :
無名草子さん :02/11/27 00:25
148 :
無名草子さん :02/11/27 01:26
↑そうかぁ、福田命か。 言葉はしゃべれないらしいが、気持ちはよくわかったよ。
149 :
無名草子さん :02/11/27 01:36
ここの人って、船戸以外の本読んだことあるのかなあ? あったら好きな作家、あげてみ。 ああ、漫画とかじゃないよ。 それと福田の本、例のおふざけ以外の本読んだことあるのかなあ? それと船戸の顔をどう処理してるのかなあ? 醜いと言うより、あんだけ卑しい顔って見たことないよ。 その顔の持ち主が書いた小説気持ち悪くないのかなあ?
150 :
無名草子さん :02/11/27 01:45
>>149 そしたらね、まず君が好きな作家をあげてみな。
それから、ここは船戸に関するスレだから、
福田の本をいくつも読んでる必要は、ないだろ?
151 :
無名草子さん :02/11/27 01:50
この人のポルポト論はなんあんだろ。あれもフィクションだとどっかに 断り書きをしておかないと・・・
あのさ、今さらカビの生えた古ネタ持ち出して煽ってるつもりなんだか知らないけどさ、 オカマの痴話喧嘩みたいな文壇政治は福田とそのファンボーイだけで勝手にやってくれよ。 そんな俗物にはもう誰も興味無いし関わりたくもないんだよ。
そうそう。 白痴同士の対決だもん。与一と和也。
>>153 そうか。船戸も福田も白痴か。なぜか姓でなくて名前だがw
白痴ってのは、お前みたいに煽るだけで評価でもなんでもない
中身のないレスをつける人間のことかと思っていたが、違ったようだなw
さて、俺も
>>15 さんにならって寝床に入りながら、久しぶりに
船戸を読んで見るとするか。
確かに、船戸与一がよくモチーフにする南米山岳ゲリラやらウイグル独立運動などの「政治」と比べたら、 文壇政治なんて「オカマの痴話喧嘩」みたいなものかも知れんな。
156 :
無名草子さん :02/11/27 10:25
>152 :fags.... :02/11/27 04:06 >オカマの痴話喧嘩みたいな文壇政治は福田とそのファンボーイだけで勝手にやってくれよ。 > >153 :無名草子さん :02/11/27 07:33 >そうそう。 >白痴同士の対決だもん。与一と和也 きみ、痴話喧嘩の意味ちゃんとわかってる?(笑)
157 :
無名草子さん :02/11/27 12:27
船戸ファンってのは良い人が多いんだね。 どうも見てるとナイーブで気の毒な気がしてくるよ。 本の中で大袈裟なことばかり考えてるうちに、 実際の経験が何も積まれなかったんじゃないの。 本を捨てて街に出よう、それは君達への言葉かも。
159 :
無名草子さん :02/11/27 13:00
アラ、アラ。 もっとガンバレ〜
そろそろ俗物とその稚児さんは放置ということで。
161 :
無名草子さん :02/11/27 21:25
>>157 みたいなヤツが引きこもりだったりするんだよなぁ。
実際の経験が何も積まれていないか、自分のことなんだろ(笑)
どうだ、今日は街へ出られたかい?
福田関係のスレもあるみたいだが、沈んでるみたいだな。
退屈でこっちに来てるわけか。つまらん犯罪に走るなよ。
162 :
無名草子さん :02/11/28 00:01
なんかホントに悲しくなってくる。 煽りまでオリジナリティがないなんて。 放置と言うことでやっと来たレスがこれか…… ……本当に、頑張ってください。
163 :
無名草子さん :02/11/28 00:06
164 :
無名草子さん :02/11/28 00:40
友人にすすめられて、夜のオデッセイアを読みました。 かなり面白かったですよ。 以前、虹の谷の五月を読んだことはあるんですが、正直言って 夜のオデッセイアの方がすごくよかった!読んだのは日曜日なんですが、 なんかいまだに読後感が抜けません。ホントいい話でした。 今度は山猫の夏を読もうかな。
165 :
無名草子さん :02/11/28 00:53
あれま、福田の本を読んでいれば、こんな悲劇は生まれなかったのに・・
166 :
無名草子さん :02/11/28 01:16
>165 いえ、実を言うとおれは作家の値打ちをもっているんです。 あの本も読み物としては面白いんですが、ガイドブックとしてはいまいちかな。 高得点がついている本も、読んでみるとたいして良くなかったり、 その逆もあるし。福田氏の好き嫌いをそのまま本にしたようなもんですからね。 いやそれにしても、夜のオデッセイアは良かった(くどいって)。 何かの賞をもらっているわけでもないみたいですけどね。
ヒヒヒヒヒ・・
168 :
無名草子さん :02/11/28 06:56
↑(笑)なんか言葉を失ってるな
169 :
無名草子さん :02/11/28 09:49
夜のオデッセイアに出てくるんだよ。野倉(モグラ)ってのが。 ----- 舞台は1980年代アメリカ。ライト級ボクサーの「おれ」は新人王決定戦で敗れて以来、注射を 打った試合をするボクサーになってしまった。日本を逃れ、マネージャー兼トレーナーの野倉 宗市と大型ワゴン「オデッセイア」に乗ってアメリカを流れ歩く「おれ」は、ある試合の後に 二人組のプロレスラーにつきまとわれる。彼らは「ぐふふふふ」と笑うウイスキー・ジョー、 ブランデー・ジョーという名の元ヴェトナム戦争の兵士だった。彼らと関わったことから、 「おれ」は失脚したパーレビ国王の財宝を巡る争いに巻き込まれてしまう。オデッセイアはそ れぞれの夢を乗せて走り始めた。「おれ」、野倉宗市、二人のジョー、志垣直美、そしてヒューイ。 彼らの迎えたエンディングとは。
170 :
無名草子さん :02/11/28 21:11
モグラか、懐かしいな。 読んだのはもう10年以上昔だけど、今でもあの爽快感は忘れられないよ。 やはり俺は「猛き箱舟」と「夜のオデッセイア」だね。
この系統では、私的には 夜のオデッセイア=炎流れる彼方>蟹喰猿のフーガ って感じかな。
ロリコン雑誌に連載していたって誰か女流作家に罵倒されていたけど、 本当?銭稼ぎに別名でやってたのがバレたの。
173 :
無名草子さん :02/12/05 21:14
それは知らんな・ 銭に困っているとは思えないが、つうか昔の話?
174 :
無名草子さん :02/12/07 21:00
「蝦夷地別件」は、船戸にしては異色作ぽくて敬遠してたけど 面白いみたいだね。 今から急いで買いに行ってこよっと。
175 :
無名草子さん :02/12/07 21:56
舟戸与一は素直に好きですよ。 蝦夷地のもいかった。 手元に文庫が無くなったとき、はずれの少ない作家の候補に入れてます。
176 :
無名草子さん :02/12/07 22:36
うーん、蝦夷地別件買ったけど、読んでる暇がなかなかない。
177 :
無名草子さん :02/12/08 05:57
「猛き箱舟」 !マークの多さにびっくり なのだ! だったのだ!! 後、怒張した陰茎とか、SEX描写がちょっと
178 :
無名草子さん :02/12/08 10:00
うん、「猛き箱舟」はたしかに多かったね。 でも一番好きだー!!
179 :
無名草子さん :02/12/08 10:11
誤爆? 仮にやってたとしても ロリコン雑誌に一体何を載せるんだ?(笑
180 :
無名草子さん :02/12/08 22:29
>だけど上京したとき内藤の経営する日本冒険小説協会公認酒場 >「深夜+1」に行って死ぬほど内藤陳が嫌いになって以降読んでない…。 何があったんだろう...
イラクVSアメリカ(feat.日本)な今、 厨なことを承知で中東現代史を改めて調べてみる〜『砂のクロニクル』、『国家と犯罪』。
183 :
無名草子さん :02/12/12 00:05
北朝鮮。。。
184 :
ハルナフリ :02/12/12 00:54
高橋克彦なる作家の『火怨』という蝦夷を主人にした小説を読んだのだが
どう考えてもあらゆる面で船戸の『蝦夷地別件』に劣っておる。
そこで下の掲示板に意見を連ねた。
http://www.aterui.jp/bbs/bbs.cgi われの最高傑作は『砂のクロニクル』とみたり。
小説で泣いたのはあれがはじめてなり。
文体が高橋克彦の文体のそれですまぬ。
185 :
無名草子さん :02/12/17 11:33
蝦夷地別件はそれなりに話題になったと思うけど。
186 :
無名草子さん :02/12/21 17:14
流砂の塔ってどうですか?
187 :
無名草子さん :02/12/21 23:04
蝦夷地別件でかなり参って、船木さんから遠ざかってたんだけど ここのスレを読んでから又、買ってみようかな。と思いまスた。皆、アリガトー まず最初は箱舟を読み返して・・・
188 :
無名草子さん :02/12/21 23:24
船木。???。パンクラスかよ!と、突っ込んでみる。
189 :
無名草子さん :02/12/21 23:26
もうちょっとでクリスマス。。★彡
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ヨロシクです。
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ブヒ
確かに船木って誰だ?
>>188 突っ込み蟻が10匹
191 :
無名草子さん :02/12/26 18:33
今年から読み始めた「船戸初心者」です。 記念カキコAGE
192 :
無名草子さん :02/12/26 21:16
俺が一番好きなのは「神話の果て」だな。 あと、「山猫の夏」のラストは色々異論がありそうだけど、 俺は好きだな。
山猫かっこいいよね。ちんちんでかいし。
あけおめ?
195 :
無名草子さん :03/01/01 23:06
「神話の果て」か。あれはとくに暗い話だよな。 私の名はラポーラ、だっけ。 南米ものなら「山猫の夏」が一番好きだ。船戸一冊目だから、なおさらかも。
196 :
無名草子さん :03/01/07 01:18
蝦夷地別件は松平定信を美化しすぎてたのが辛い
197 :
無名草子さん :03/01/08 09:46
このあいだピンガを買ってきますた
>>197 カイピリンガをもらおうか。
砂糖を抜いてレモンを多めにな。
つーか本当にそっちの方がうまいぞ。
(^^)
反アメリカ史を読むべし。
俺の船戸作品ランキング 1位 蟹喰猿フーガ 2位 砂のクロニクル 3位 猛き箱船 4位 夜のオッデセイア 5位 山猫の夏 6位 神話の果て 7位 炎流れる彼方に 8位 群狼の島 9位 血と夢 10位 蝦夷地別件
202 :
無名草子さん :03/01/16 13:35
緋色の時代、このミスにランクインしてないな、、
このスレをのぞく向きは、「国家と犯罪」は読んでいないか? 冒険小説ではないが。ダライラマ14世へのインタビュー、 キューバのリポート・・・etc、おもしろいゾ。
204 :
無名草子さん :03/01/20 16:35
>>203 「国家と犯罪」
小説の種本みたいな感覚で結構面白かった。
この系統で大藪春彦、船戸与一に次ぐ作家て誰かな?
>>203 エンツェンスベルガーの本はもう絶版でしょうか?
諸士乱想を古本屋で見つけて読んだんですが 中村敦夫との対談で出てくる「十大詐欺師」 って誰なんでしょう?検索しても出てこないんですが 気になります。船戸氏と直接関係なくてスマソ
蟹喰猿フーガは船戸作品の内では明らかに駄作の部類に入ると思うけど。
209 :
無名草子さん :03/01/23 00:28
そうかな。蟹喰猿フーガは結構好きだよ。 読んでて実に楽しかった。おれにとっては、箱舟が一番だけど。
船戸のアメリカものって、ブラックパンサ−、ネイションオブイスラム、ウェザ−マンといってアメリカの反体制のことを知ってるとさらに面白くなるよ。
(^^)
このスレ消えそうだな
213 :
光文社文庫 :03/01/30 16:56
外人の名前なかなかおぼえれん
蟹喰猿フーガはやっつけで書いただけなような。 取材とかしてないでしょう、別に。
「海燕ホテル・ブルー」、 本人もさすがに「あれは失敗だった」って言ってたな…(w
うまくいえないんだけどさ この人の作品って 会話のシーンで 相手に啖呵切ったりするときにフルネームでやるよね 「ふざけるんじゃねえ!!○○○・○○○!!」 みたいな感じ こいいうシーンすごい好きなだけどさ 英語圏では自然につかわれるものなの?
目的語や名詞を抜いて、相手に後から聞かせる会話パターンも よく使うよね。
□ | | ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノ__丶 (´・∀・`)_ < ヘー ジャニス・ジョプリン・・・? ||唐||/ .| ¢、 \_______ _ ||黍||| | .  ̄丶.) \ ||酒||L二⊃ . ̄ ̄\ ||\`~~´ (<二:彡) \ ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ . || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
国家と犯罪ってまだ書店とかで手にいれられるの?
1年位前のサピオに、船戸の西イリアン辺りのルポが掲載されていた。 そのときの船戸の写真は激痩せぶりは凄かった。 高血圧で糖尿で通風だったらしいから、症状が悪化している可能性がある。 心配なので、誰か情報を持っている人はレスしてくれたまえ。
いや、むしろ意識して痩せたのだと思われ。 糖尿や痛風は聞いてないけど、高脂血症なのは確か。 なので数値が悪くなると、時々ダイエットする模様。 まあ、そのつどちゃんと痩せられるのは偉いけどね。
あ、そうなんだ。レス多謝! 以前深夜+1で飲んでいたら、酔っ払った陳先生が「ヤツは通風で糖尿だから取材で海外行くのは大変よ。 まぁしかし、兎に角、箱舟が一番なんだよ」としきりに言ってたのを思い出すよ。
223 :
無名草子さん :03/02/22 00:53
養生してください。
224 :
無名草子さん :03/02/22 00:56
猛き箱舟の箱舟はいったい何のメタファーだったのだろうか。 みなさんの解釈が聞きたい。
225 :
無名草子さん :03/02/26 01:06
「山猫の夏」の主人公の名前が 「山口としお」とか普通の名前だったらちょっと嫌だ
山猫の夏の主人公って名前出てきたっけ??
主人公は別にヘタレなので、どんな名前でもかまわんが。 山猫は本名 弓削一徳。
228 :
ウィスキー・ジョー :03/03/07 12:51
祝 一周年
(^^)
230 :
無名草子さん :03/03/14 01:21
船戸は最近の時事問題に対して発言しないね。
231 :
無名草子さん :03/03/22 11:13
私も砂のクロニクルを読んで一気にハマりました! 蛮賊ども、血と夢、祖国よ友よ、群狼の島、今は炎流れる彼方に、 を読んでます。サイコー次何読もうかな?
俺、猫夏にはまったよ
234 :
無名草子さん :03/03/24 08:23
龍神町龍神十三番地 ドラマ化されるらしいな
235 :
無名草子さん :03/03/24 08:27
網走番外地
この人ラストで主人公殺したりする? 週刊文春の連載けっこう楽しみに読んでるんだけど。 船戸作品初めてなので後味とかどこまで期待していいのかわからない。 あとピカレスクロマンってこういう話のこというのかしら。 かたゆでは無縁だったのでよくわかりません。
ほとんどの作品で主人公は
ラストで感動するとかはないな。 衝撃を受ける。
239 :
無名草子さん :03/03/25 19:54
>>234 それは楽しみ。実写ならパンジーは室田日出男がいいなぁとか思いながらよんだなぁ。
240 :
無名草子さん :03/03/28 10:56
戦争やってるし、 砂クロまた読み返そう。
>>234 柴田恭平、佐藤浩市、高島礼子、椎名桔平が出るらしい。
裏切られると思うので見ない方向>ドラマ
243 :
無名草子さん :03/04/05 00:20
「猛き箱船」を映画化してくれ。そして心臓を食うシーンも
244 :
無名草子さん :03/04/05 10:41
いつからそのドラマは放送されるんだい?
245 :
無名草子さん :03/04/05 11:17
246 :
ガブリエル :03/04/06 05:01
きょう「虹の谷」を読み終えたけど、 直木賞受賞作の割には、 過去の船都作品と比べて特に秀でているとは、 思わなかった。 駄作とは思わないが。
つねづね「戦場で死にたい」といってた船戸氏。 今イラクに行けばいいのに〜。 億ション買ってる場合じゃないでしょ。
248 :
ガブリエル :03/04/10 04:55
249 :
無名草子さん :03/04/10 22:35
【フセインの銅像を引き倒すイラク市民 独裁政権からの解放】 − 実際にはCIAに扇動された貧民街のシーア派数百人が、アメリカの戦車と 一緒に広場に繰り出して、アメリカの戦車が引き倒した。 我々は正史がメディアによって暴力的に作られる瞬間を見た。 しかしこの場合、叛史はどこの側にあるのだろうか? フセインでありえない。フセインの息子?サダム・フェダイーンの残党? こういう光景を見たイラクの若者? そして日本人はこの光景をどうみたらいいのか?
250 :
ガブリエル :03/04/10 22:57
しかし、あの銅像引き倒しシーン、 イラク市民の人数が少な過ぎだよな。 テレビ視聴者はその辺、ちゃんと観てると思うよ。 最近は目が肥えているから。 市民の多くは怯えて家に閉じこもってる、 と考えるのが常識的。 で、何に怯えているのかが問題なわけだ。
251 :
無名草子さん :03/04/11 08:36
>>250 おれは船戸作品にであってなかったら、そおいう見方はできなくてテレビを鵜呑みにしてたかもしれない。
252 :
ガブリエル :03/04/12 03:12
>>251 東欧のエセ社会主義体制が崩壊した時の勢いに比べたら、
今回のイラクの銅像引き倒しは、ヤラセにさえ見える。
(^^)
254 :
fugue :03/04/18 02:49
SAPIOって、右翼、保守反動のオヤジが読む雑誌というイメージがあるけれど、 船戸のおっちゃんも連載してたんだよね。その連載が『国家と犯罪』になった わけだけれど、オヤジという以外には共通点無しの、全く正反対のベクトルの 内容。
255 :
動画直リン :03/04/18 03:17
あぶらっこいメンツだな。。<ドラマ
∧_∧ ( ^^ )< ぬるぽ(^^)
黄色い蜃気楼を読んでま
259 :
無名草子さん :03/05/05 22:44
福田和也にボロクソに叩かれてたな。 この人の読んだことないけど。
260 :
無名草子さん :03/05/16 02:00
>>258 黄色い蜃気楼って何かソフトだったような記憶が。
女性3人がクルーで、少数民族でない(イギリス人と日本人)からかな。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧ ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 山崎渉
初期の頃のはほとんど読んだ。 漏れの中で、ハズレがない作家の1人(なのに最近のは読んでない…)。 最初に読んだのが「夜のオデッセイア」で、とにかくハマった。 しばらくあの世界から抜け出せなかったよ。大好き。 あとは「血と夢」「非合法員」とか。
265 :
ガブリエル :03/06/01 05:01
いや、結構、出来、不出来があるだろう。 意味のない登場人物が多い作品とか。
「炎流れる彼方に」ラッキーの「過去も未来もない俺はどうすればいい?」ってのが、実際にその年齢になって独身だったりすると凄く我が身のこととして実感する。
>>266 脱サラして外国へ放浪の旅に出て
のたれ死にましょう。
268 :
無名草子さん :03/06/23 04:14
新作読んだのでage
いよいよ26日だね龍神町のドラマ。 さてどうなることやら。
>>269 円熟と取るか、衰退と取るか・・・
つまらなくはない。
しかし、昔の熱気は最早失われたのか。
あるいはこれが作家としての成長なのか・・・
でもまあ、好きな作家の文章を読んでるだけで幸せな私は楽しめました。
272 :
無名草子さん :03/06/25 08:10
ランディ関連で話題になってたカンボジアの取材。背景のディティールはすごいね。
龍神町龍神十三番地 誘拐犯を射殺した元刑事と夫殺害犯の復讐に燃える女… 五島列島の孤島が血で染まる!! Yahooの番組表に載ってたタイトル。
龍神町龍神十三番地 先週図書館から借りてきます田が、まだ読んでません。 とりあえず今日ドラマを本読む前に見てみます。
275 :
無名草子さん :03/06/26 23:07
えーっと… まぁテレビドラマだから仕方ないんだろうけど (゚Д゚)ハァ? 期待したオレがバカでした
あぼーん
>>274 原作は今日のドラマより絶対面白いから・・・・・・・・・。
船戸原作じゃなかったら、もっと楽しめたのかな。
やはり二時間ドラマでは辛いねえ
279 :
無名草子さん :03/06/27 21:22
新作、満足したです。まあ、多少平坦は平坦ですか・・・。
280 :
無名草子さん :03/06/28 02:06
>>277 いやなかなか良かったのでは、他のサスペンスとはちょっと違ってたよ。
昨日録画しておいたのを見た。 2時間で辛いというのは同意。 編集時にカットした部分が多いのか意味が通じにくいところがあった。 また詰め込みすぎで1つ1つのエピソードが薄っぺらくなってる。 脚本の段階でもっとエピソード自体を削っておいたほうがよかったの ではないかな。
282 :
無名草子さん :03/06/29 14:09
杉並・荻窪に船戸ご愛用の文具店がある。 そこで買った万年筆で直木賞をとったとかでサインも置いてある。
283 :
無名草子さん :03/06/29 19:41
海燕ホテルブルーあたりにしとけばよかったのに。 新宿夏の光の女の探偵の話とか。
284 :
無名草子さん :03/06/30 01:41
次は猛き箱舟映像化してくれ!!!!!!!!!
映画版「猛き箱舟」の配役考えてみるのもおもしろいかもね。 折れは昔から、どーも灰色熊と海原雄三のイメージがだぶってしまうんだよね。 登場時期が同じくらいだったからかな。
じゃ、原田芳雄は? 香坂は案外、稲垣吾郎なんていいのでは?
>>287 悪くはないんだけど、なんか安っぽいなぁ。
香取の勤労っぽくなりそう。
織田裕二が「ホワイトアウト」じゃなくて「猛き箱舟」に目を付けていてくれれば…… 映像化の可能性もなくもなかったかもしれないかも……
292 :
無名草子さん :03/07/04 15:20
兵頭はトヨエツがよさげ
あぼーん
漏れも織田ゆうじは微妙。
ただ今の日本の役者の中では悪くはないと思う。
>>290 TRYは海外ロケしてなかったっけ?
>>292 確かに。
あと渡部篤郎とかどうよ?
竹中直人
遠藤憲一
297 :
無名草子さん :03/07/05 11:35
海外でロケするには、向こうさんに協力してもらえない系の話が多いな。
298 :
無名草子さん :03/07/05 12:38
299 :
無名草子さん :03/07/05 13:33
手っ取り早いのは織田でもだれでもいいから日本版を作ることだ でもってそれをハリウッドに売りこむ 映画自体がどうでもストーリーいいんだからハリウッドでリメイクも。
300 :
無名草子さん :03/07/05 17:23
いいよね、ストーリー。今さらながら。 単なる復讐譚じゃなく、成長物語になっているところがいいだよなあ。 この辺は、山猫、砂、蝦夷地に共通の魅力だよね。
301 :
無名草子さん :03/07/07 07:40
この季節になると、山猫が使っていた香水が欲しくなる。 柑橘系で防虫効果……現状では似ているものってあるんでしょうか? オジョリとかガラルパでぐぐってみたけど、なんにも出てきません(w
302 :
無名草子さん :03/07/07 21:37
寺尾次郎は角田あたりか? もうちょっとスマートならいいのだが。
サップのローガン
香坂は乙武がいいね。
>>282 つーか荻窪は船戸の住んでるところなので、
文具店に限らず、お気に入りの店は全てそこにある。
いかに荻窪エリアを出ずに生きて行くかを本人が模索してるくらいだから(w
深夜は大抵酔っぱらっているのでおおらかな感じだけど、
昼間会うとシラフのためか、変に早口で全く違ったキャラなのが面白い。
__∧_∧_ |( ^^ )| <寝るぽ(^^) |\⌒⌒⌒\ \ |⌒⌒⌒~| 山崎渉 ~ ̄ ̄ ̄ ̄
307 :
無名草子さん :03/07/16 15:58
>>22 >なんとポルポト擁護のノンフィクションを書くという
ものすげえチャレンジャー。
題名おしえて下さい。
308 :
無名草子さん :03/07/16 21:15
309 :
無名草子さん :03/07/22 00:54
このスレッドで船戸与一を擁護してる奴って やっぱり落合信彦とかも好きなんだろうな。 日本人が海外に行かなかった1960年代ならともかく いまどき、あんな笑止な海外描写をマジに受ける奴って 貧乏で海外に行く金が無いの?それとも英語が全くダメなの? この前テレビで 船戸のカンボジア小説の取材 を特集していたが、爆笑ものだった 日本人向けツアーの定番コースとなっている カラオケバー(もちろん売春付き)を さも、「一般では立ち入ることの出来ない犯罪の魔窟」 といったナレーションつきで取材をし いまどきバックパッカーですら、見飽きたといって通り過ぎる 虐殺記念館の前で、「日本人はこのような事実を知らない」といって 高説をたれ 最後は、地雷の除去作業の現場に行って 「既に除去済みの標識の立っている」ところを 足をガタガタ震わせながら歩く。 漏れもカンボジアに行ったが、船戸なんかより カンボジアに埋没しているペドフィリアオヤジのほうが よほどハードボイルドだよ。
310 :
無名草子さん :03/07/22 04:41
はぁ?船戸作品は好きですが、何か?
船戸与一の小説は好きだけど、落合信彦は大嫌い。
312 :
ガブリエル :03/07/24 21:11
>>309 日本語以外に2カ国語できますが?
落合は似非ジャーナリスト、船戸はただの小説家。
小説がおもしろけりゃいいんだよ。
313 :
無名草子さん :03/07/24 21:28
>312 だからその小説に嵌る奴は 海外にいったことが無い引きこもりだっつうの リアリティーが0なんだよ。 落合信彦と一緒
314 :
無名草子さん :03/07/24 21:31
>>311 落合信彦の小説も好きだけどなぁ。
ワクワクできて面白いよ。
小説以外は勝ち組クラブとか作ったりしてアレだけどw
315 :
無名草子さん :03/07/24 21:34
>>313 リアリティがあれば面白いという価値観をお持ちなら
ノンフィクションを読めばいいんだよ。
船戸与一は小説家なんだからリアリティに乏しくても
面白けりゃいいんだよ。
現実と違うから面白くないってこと? んじゃ、現実ってなんだ?
309=ペドフィリアオヤジ?
319 :
無名草子さん :03/07/25 01:11
船戸自身はエンターテイメント作家を公言するであって、別に実地取材が 全てというわけではない。むしろ膨大な量の二次文献を読み込んでること の方が大きい。まだ、前田哲男、長倉洋海など、ジャーナリストや カメラマンとも親交が深いので、そう頓珍漢な世界認識を持つこともないだろう。 落合信彦の場合、ソースがCIAの友人だとかなので、どうしても怪しさが 付きまとうけれど。
あぼーん
つうか、309は船戸与一をどれだけ知っているのか? そのテレビで見た事と、ネットで少し聞きかじった程度? それとも福田和也あたりから流れて来た人? でもって、309自身が考える、世界の現実をもっと的確に 把握している作家なりジャーナリストは、誰?
それよりああいう風体の船戸本人をテレビに出していいのか。 本当にテレビに出てたのか? 茶の間引いてなかったか?
323 :
無名草子さん :03/07/25 21:04
>321 ジャーナリストならまともなのは 船橋洋一、古森 義久 小説家で、世界認識がまともなのは 日本人ではいない。海外だったら ブルース・スターリングなどは SF作家だがエッセーを読むと博識だ。 はっきり言うと、小説家で 小説のエンターテイメント性を エキゾチスムに求める奴は 19世紀ならともかく 現代ではみんな三流なんだよ。 このグローバル社会で 一般人が知らないようなすごい世界などが 現実に存在しているわけが無い。 それがわかっていない時点で書くほうも読むほうも馬鹿
324 :
ガブリエル :03/07/25 22:01
>>323 >小説のエンターテイメント性をエキゾチスムに求める奴
これって船戸のこと?
そうだとすれば先入観に基づいた浅はかな事実誤認だろう。
確かに舞台としてはいわゆる第3世界が多いかもしれないが、
船戸の「おもしろさ」は、そうじゃなかろう。
>エキゾチスムに求める奴は 的外れもいいとこ。少しは船戸の本を読むか ネットで書評の2、3も漁ってから文句たれろっての。
326 :
無名草子さん :03/07/26 10:46
落合は嘘つきなのか? ってスレちがい
328 :
無名草子さん :03/07/26 12:43
>324
>325
低能白痴だな。
だったら船戸の小説のストーリーを
部隊だけ代えてそのまま日本に持ってこれるのか?
おそらく、
>>324 >>325 はエキゾチスムの意味
を「異国趣味」だけだと思ってる白痴
船戸信者の知能指数の低さが伺える(プゲラ
英英辞典でも引いたら?
あ、英語が出来ないからあんな似非
国際小説に嵌るんだっけ(プゲラ
329 :
無名草子さん :03/07/26 19:21
>>326 ノビー関係のスレはいくらでもあるので
探して見なされ。
俺がスレを読んだ所によると
ノビーが嘘つきと呼ばれている理由として二つあるらしい。
一つめは情報源がCIAの友人やらモサドの友人やらで
とても怪しいこと
2つめは「UFOはナチスの秘密兵器だ」と著書に書いてたこと。
俺は個人的にはノビーが好きだけどなぁ。
マジで勝ち組クラブに入ろうかと思うぐらいだよ。
>>328 >おそらく、
>>324 >>325 はエキゾチスムの意味
>を「異国趣味」だけだと思ってる白痴
>英英辞典でも引いたら?
脳内電波発信?
The American Heritage(R) Dictionary of the English Language: 4th Edition. 2000.
SYLLABICATION:ex・ot・i・cism
PRONUNCIATION: g-zt-szm
NOUN:The quality or condition of being exotic.
SYLLABICATION:ex・ot・ic
PRONUNCIATION: g-ztk
ADJECTIVE:1. From another part of the world; foreign: exotic tropical
plants in a greenhouse. See synonyms at foreign. 2. Intriguingly unusual
or different; excitingly strange: “If something can be explained simply,
in a familiar way, then it is best to avoid more exotic explanations”
(Chet Raymo, Boston Globe November 4, 1996). See synonyms at fantastic.
3. Of or involving striptease: an exotic dancer
>>328 じゃオマエが「エキゾチスム」をきっちり定義してみろよ。w
332 :
無名草子さん :03/07/26 22:55
ここ馬鹿ばっかなのかな? それはいいとして、福田の本読んで逆に興味を持ち午後の行商人を読んでみました。 期待はずれで結構読めた。でも他のも読んで見ようって気にはなるほどではないね 最後のそんなやつは調べたけどいなかったぞってくだりはいらないよね。 なんのためにあんな世にも奇妙な物語みたいな終わり方にしたの?
漏れもエキゾチスム(?)の意味に興味がありまつ。
>>332 期待はずれで結構読めた?
意味わかんねー。
335 :
無名草子さん :03/07/27 13:47
>332 危様の訪が罵蚊だ 酢ね
>>334 元々すげーつまんないのが好きなんだよね。シベリア超特急とか
だから笑えるかなーって期待して読んだら期待はずれで全然読めたと言う訳。
>>335 にゃはは
339 :
ガブリエル :03/07/29 00:53
「午後の行商人」は駄作だよな。
>>336 「全然読めた」などと誤った日本語では、説得力ないが。
>>328 >船戸の小説のストーリーを
>部隊だけ代えてそのまま日本に持ってこれるのか?
可能だし、実際に日本を主舞台にした作品はあるじゃん。
船戸与一描く物語のメイン背景は、権威主義的な体制と、その抑圧に
喘ぐマイノリティー、疎外者の反逆(船戸の言うところの「叛史」)
でしょう。(だから左系知識人がこぞってマンセーする。)メインの
物語自体は、日本社会をはみ出し放浪する日本人が主人公の場合が多
く、虐げられし人民の闘争みたいなものは直接には本筋に関わってこ
ない場合が多いけれども、それでも主眼は背景にある闘争を描くこと
にある。主人公はその周辺を放浪する語り部(「外史」)にすぎない。
第三世界の国が舞台に選ばれるのは、そういうテーマがよく合うから。
平和な現代日本社会は、そういう話にはあまり向かないだけのこと。
過去の日本であれば、アイヌと開国間近の江戸幕府の対立を扱った
『蝦夷地別件』がある。また、最近の短編に、日本の長引く不況のお
かげで台頭しだしている民族主義者の外国人排斥を描いたものもある。
まぁ日本が本格的に船戸の描くような話の舞台になったら、もう日本
という国自体が終わってるに等しいでしょう。イラン人とか在日朝鮮
人、中国人が武装蜂起するようになったら、娯楽に小説読んでる余裕
などない。
本当に船戸与一が何を描こうとしているのかを知りたいなら、他の小
説読むよりも、ルポタージュの『叛アメリカ史』を読むのが一番でしょ
う(注:豊浦志朗は船戸の別の筆名)。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480023100/ref=sr_aps_b_/249-3494239-1855540
342 :
ガブリエル :03/07/29 03:10
>>341 >『午後の行商人』であれば、サパティスタ民族解放軍絡みの話。
だからどうした?
船戸ファンってやっぱり馬鹿ばっか。 ハリウッドのアクション映画大好きでしょ シュワチャンとか崇拝してるの?
船戸作品は面白くて好きだ。娯楽としてね。 ただ、どの本だったか忘れたけど中南米の反政府組織が 日本の人たちへと支援のメッセージを伝えていたのを読んで チョット引いた。 本人は必死だろうけど、コッチは娯楽なんだよな〜と思って。 と、書いたところで気付いたけど、 じゃ船戸は彼らを飯の種にしているってことだな。 偏っているなあ、俺。
>>343 こいつは自分自身が一番馬鹿晒してることに
未だ気付かないのだろうか。。。。
346 :
ガブリエル :03/07/30 00:37
>>343 アクション映画=シュワちゃんという図式も軽率だな。
たとえば、仮にシュワルツネガーを崇拝したとしても、
彼には色々な背景があるわけだ。
その辺のところも忖度した煽りじゃないと、効果がないわな。
これまた自らの無知さ加減、間抜けさ加減を如実に表してる アフォ発言だねぇ。 ----- アーノルド・シュワルツェネッガー:ウィスコンシン州立大学で経営学と国際経済学を 専攻。 「Conan the Republican」と呼ばれる程の熱烈な共和党支持者。妻はジョン・ F・ケネディ大統領の姪、マリア・シュライヴァー(CBSTVニュースレポーター) * 2002年10月、シュワルツェネッガー自ら提唱しカリフォルニア州で提出されている、 児童をターゲットにした犯罪防止および非行防止を目的とした小中学生の始業前および 放課後の課外授業を含めたカリキュラムに関する法案の成立に向け、サンフランシスコ 市長との共同演説やTVインタビューなどを通し積極的に活動中。実施コストが年間5億 5千万ドルと莫大な金額になるため法案の成立は微妙な情勢。 アーノルド自身は既に 100万ドル以上を寄付済み。 カリフォルニア州知事選立候補の噂が飛び交う程の人気。 * 2003年7月23日、巨額の財政赤字を抱え、その財政運営能力を問われている民主党 カリフォルニア州現知事グレイ・デービス知事のリコール(解職)を問う住民投票が 9月23日に行われることが有効署名数を超えたことにより決定。もしリコールが成立し、 以前より同州知事への意欲を示していたシュワルツェネッガーが立候補した場合、 当選の可能性は極めて高い。
348 :
無名草子さん :03/07/30 01:21
349 :
無名草子さん :03/07/30 01:27
蝦夷地別件読みました。 みんな喉をごくごく鳴らしすぎ。目だけで頷きすぎ。
やったー馬鹿がイッパイ釣れた 347なんてわざわざそんなもの持ってきてるし。 ごくろーさまです。まんぞく?
351 :
ガブリエル :03/07/30 01:39
>やったー馬鹿がイッパイ釣れた まぁ、精一杯の抵抗だな。微笑ましい。 がんばれよ
352 :
無名草子さん :03/07/30 01:41
354 :
ガブリエル :03/07/30 02:14
そんなクソ映画は見ねぇよw
観ないのにクソ映画ってわかるの? 人気ある映画なんてみんなクソだぜ年頃?
356 :
ガブリエル :03/07/30 02:18
クソかどうかなんて観なくてもわかるんだよ、ボクちゃん
あっそ
358 :
ガブリエル :03/07/30 02:22
で、ボクちゃんは観て感動したんか?w
福田和也ファソじゃあレベル低いのも しょうがないね。
白州正子さんが亡くなった。享年88歳。合掌。 彼女は車谷長吉との対談で福田和也の「骨董」を インチキだと看破していた。福田和也の取ってつけたような 底の浅さを「骨董弄りの視点」から白州さんは見抜いていた。 いや、 ただ福田和也と大月隆寛と小林は「年齢、体形、 皮下脂肪の量、節操の無さ」が似ていると思っただけだけど。
>>349 「喉がごくごく鳴る」ってワケわかんない表現だよね?
以下、船戸氏との会話。
私「…(船戸氏のツッコミに沈黙している)」
船「おまえ今、喉がごくごく鳴っとるな。」
私「いや鳴ってない。ていうか『喉がごくごく鳴る』って何?
小説読んでても疑問だったんだけど。」
船「それは、…緊張すると、喉がごくごく鳴るだろう?」
私「鳴らねーよ」
船「ワシは鳴る。」
…船戸氏は鳴るんだそうです。
彼だけだと思うんだけどなあ…。
>>359 船戸与一ファンはレベル高いの?347とか354見る限りそうは思えないですけど
それから別に福田のファンじゃないよ
363 :
無名草子さん :03/07/30 21:03
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365 :
ガブリエル :03/07/31 03:09
煽りも2ちゃんの洟だからw
>>362 船戸ファンにレベルの高低を見いだそうとすること自体、
馬鹿げてるんだよ、ボクちゃん。
359に対するレスなんですけど…
【厨房の為の 煽り煽られ講座】 煽られて反論できなくなった → ○○ 必 死 だ な (w 予期せぬ自分の無知で煽られた → 釣れた → わーマジレス返ってきたよ 言い返せないけど 負けは認めたくない → ( ´,_ゝ`)プッ → 無知白痴は黙ってろ → 知能障害をおこす
∧_∧ ∧_∧ ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。 =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕 = ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
370 :
無名草子さん :03/08/06 22:27
終了
371 :
無名草子さん :03/08/07 03:46
猛き箱舟読了 船戸与一の小説の読後感って、すさまじーな 次は、山猫に挑戦しまっす
「正ちゃん・・・。私も殺すの? お願いだから手や足を撃ったりしないで」
373 :
無名草子さん :03/08/07 18:19
船戸作品の読後感は猛き箱舟、蝦夷地別件、神話の果て等、 おもしろいんだけどかなり後味がきつくこたえることが多いよ。 山猫の夏はその点けっこうさわやか。 でも俺が一番好きだったのは虹の谷の十月。
376 :
無名草子さん :03/08/07 21:31
>373 ネタでしょ
伝説なき地の最後が好き。
378 :
無名草子さん :03/08/08 00:17
それでもいい!それでも!
虹(にじ)なぜか虻(あぶ)と読んでしまう。
「夢は荒れ地を」読了。 ポルポト擁護な内容でもなかったし、ノンフィクションでもなかった。 珍しく希望のありそうな雰囲気の終わり方だなあ、と思った。
ブラジルのアマゾン川支流で船転覆、死亡・不明30人 【ジョージタウン(ガイアナ)=****】ブラジルからの報道によると、 同国北部のアマゾン地域で16日、アマゾン川の支流マデイラ川を 運行していた乗客船が転覆し、子供を含む10人が死亡、 約20人が行方不明となった。 船には70人前後が乗っていたと見られ、17日夕までに45人が救出された。 在マナウス日本総領事館が、乗客の中に日本人が含まれているか 確認を急いでいる。 強い風雨により、船がバランスを失ったことが事故の原因らしい。 __________________ | ∧ ∧ | | 〔( -Д-)〕| (⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒) |⌒⌒⌒ <⌒ヽ o 。 うああぁぁ... | <_ ヽ。 | o とノ ノつ | 。 | 〜つ
9月の新刊(新潮社)って、長編? 情報求む(無知でスマン)。
猛き箱舟の次に蝦夷地別件を読んだが 若造がゾンビみたいになってからの展開があきれるくらい同じだった。 中盤までは全然違う内容だったのにちょっとうんざり。
>>381 やっぱり日本人(凄腕)も乗っていて、
そこで大金の絡んだ殺し合いが行われたのでは・・・・
>>383 よりによって、その順番で読んでしまうのはマズい。w
386 :
無名草子さん :03/09/06 02:29
蝦夷地別件は松平を過大評価している
過大評価も何も小説だし
388 :
無名草子さん :03/09/06 12:05
リアリティなくてつまんなかったってこと。
389 :
無名草子さん :03/09/06 12:36
昔のやつはどれも面白かったが蝦夷地別件以降は読まなくなった 最近はどうなの?
390 :
無名草子さん :03/09/06 13:15
最近のはちょっと理屈というか理念に傾いてしまっているような気がする。 ま、それはそれで面白いんだけれども。
391 :
無名草子さん :03/09/07 10:09
10数年中東、南米で仕事をしてますが、船戸氏の本は現地での愛読書となってます。 誰かが現地の実情とかけ離れてると言ってますが、南米に関してはわりと現状に 即してると思います。 皆さん何のかんのと書いてますが、要はおもしろければそれでいいのでは。 理屈なんかいらんのです。 因みに「非合法員」がおすすめです。
「山猫の夏」はNHK-FMでラジオドラマ化されたこともあった。 リスナー層を考えてか、駒場老人のくだりはカット。 配役は・・・・ 山猫・・・原田芳雄 おれ・・・江幡連 サーハン・バブーフ・・・大塚周雄 ビーステルフェルト・・・高木均 「非合法員」に出てくるスーパー北方種族云々の彼はボルマン って名だったような。副総統と同じ名だ
う
395 :
無名草子さん :03/09/25 04:47
昔のリトルモアに北方と福田の対談が載ってました その中で福田は船戸作品の欠点として 1 キャラクターが類似的 2 話の筋がほとんど同じ を上げてました。福田は小説のバラエティー重視するので 特に2が許せないらしいです
北方も(船戸よりは多いかもしれないけど) 結構、話の筋が似ていることが多いから、 そういわれたときの反応が知りたいな。 が、何よりも船戸はキャラクタよりも話の筋よりも 書きたいことが別にあるような気がするんだよね。 だからそこを欠点といってしまうのはちょっと違うような気がする。
397 :
無名草子さん :03/09/27 12:05
「夢は荒れ地を」読みました。 虐殺を阻止して国を救った人民党が腐敗して、クメールルージュが収めるパイリンが一番健全で、元ゲリラが識字運動に 命をかけるとは皮肉な話です。 ところで、この話に出て来るカンボジアは、どこまで事実ですか。もちろん、ある程度はあたっているでしょうが、 社会の暗黒面を強調する作風や、前の投稿にあったカンボジア取材の時の態度を見ると割引いて考える必要がある と思います。 現地の事情に詳しい人がいたら教えてください。
398 :
無名草子さん :03/10/08 07:03
あ、ああ
流砂の塔読んだー。買ってまで読むもんじゃなかったと激しく後悔。
400 :
無名草子さん :03/10/14 07:31
三都物語はどう?
401 :
無名草子さん :03/10/15 20:38
>399 そう? 読んだのはもう何年も前だけど、漏れは結構面白かった。 中国が舞台になったのはたぶんこれが初めてじゃなかったかな。 >400 三都物語はいわば連作(全5話)短編集。 主要登場人物が野球に携わっているという異色の作品で そこそこ読めたが、イマイチ軽い読み物という印象。 やはり船戸は長編でないと物足りないね。
最近、船戸与一を読み始めたんですが、 猛き箱船と砂のクロニクルが諸作品のうちのトップ双璧なんですか?
403 :
無名草子さん :03/10/18 22:36
>402 何がトップかは人によって違うと思う。 「猛き箱船」、「砂のクロニクル」は確かに傑作だし評価も高い。 漏れのNo1は「蝦夷地別件」だが、 まずは初期の南米三部作(「山猫の夏」「神話の果て」「伝説なき地」) あたりを抑えるとよいのではないでしょうか
404 :
無名草子さん :03/10/19 00:21
ぐすっ
406 :
無名草子さん :03/10/20 03:51
虹の谷の五月読み終わった 主人公が死なないのは意外だったけど まさかあの人が死ぬとは…( °д°)ショーック! ところで某サイトの書評にもあったけどフィリピンの山奥で 携帯電話って使えるんでしょうかね…?
http://www.cellphone.ph/aces/aces1.html >>先日、携帯の電波の届かない、フィリピンの片田舎の
>>さらに離島にある知人宅にお邪魔したとき、「新しく電
>>話を入れたんだよ」と嬉しそうに誇らしげに見せてくれ
>>たものは、なんと卓上型の衛星電話でした。初めてマ
>>ニラからの電話が鳴ったとき、家族みんなで歓声を上
>>げて喜んでいたのが印象的でした...
携帯もあるようですが、デカイですね(w
408 :
無名草子さん :03/10/20 08:18
>>397 ほとんどうそっぱちで、取材風景をどっかのTV局が
やってましたが、予想通りコーディネーター頼り。村長が
タバコ(自家製)を振舞ってくれるシーンがあったのですが
「うーーーん、これは大麻ににてるなあぁ」と言ってました。
大麻そのものでしたが。あと、公務員はほぼ全員腐ってますので
ある意味、刺激的です。
本見て興味がわいたら、一度いかれてみては?まだ、強盗が多い
し、強姦事件も多発しております。今年もNGOで来た日本女性が
強姦されかけて大怪我してました。
409 :
無名草子さん :03/10/21 17:12
虹の谷の五月で エロ神父に調教されて どんどん仕草が女の子っぽくなっていく 美少年レオン君にハアハアしたのって僕だけでしょうか? あの神父はもっと物語に関わってくるのかと思っていたけど あっけなかった…
>>403 遅レススマソ。
南米三部作全て読みました。前出の二つに負けず劣らず面白かった。
どうもありがとう。今日は蝦夷地別件買ってきたので、今から読みまーす。
>>405 ありがとう。さっき読み終えました。
411 :
無名草子さん :03/10/31 16:34
船戸与一は 「喉の渇きを覚えた」 「胸のうちを乾いた風が吹き抜けた」 って表現がやたら好きですよね。 俺はこの表現を見ると「キタ━(゚∀゚)━ !!!!!」とひとり喜んでるよw
412 :
無名草子さん :03/11/02 02:51
同フレーズ使いまわし過多の 船戸ワールドではそれぞれに キタ━(゚∀゚)━ !!!!!のツボがあるのではないかな? 自分は【密殺】と【何でよ?】にキター!ってなる
精を放った
414 :
無名草子さん :03/11/02 07:41
「腹の上を泳ぐ」キタ━(゚∀゚)━ !!!!! 日本の小説は船戸しか読まないんだけど一般的な表現なのかな?
415 :
無名草子さん :03/11/03 20:27
「目で頷いた」でキタ━(゚∀゚)━ !!!!! いつもどうやるんだと悩んでます・・・
416 :
無名草子さん :03/11/04 16:37
。 。 \ / (∀) ウン
417 :
無名草子さん :03/11/08 09:52
ワラタ
418 :
無名草子さん :03/11/09 02:56
>>415 「ああ、異論はないぜっ」
ていう感じの含みのない視線を相手に向けて、数秒間固定する…という
のでは?
「バックミラーに蠅が止まってる」キタ━(゚∀゚)━ !!!!!
とは言っても読んだ限りでは2作品でしか使いまわされてなかったけど
バレーボールを見ているのだが トルコの選手が おっぱいの形がはっきりし過ぎて 乳首立ちまくりなので 家族で見てて非常に気まずい。 どうしたらいいでしょうか。
420 :
無名草子さん :03/11/09 12:44
「やれやれ」 キタ━(゚∀゚)━ !!!!!
巨大なロボットのアームで薙ぎ払われたように! ……比喩としてどうなのかと思った。
422 :
無名草子さん :03/11/09 17:53
>>421 あれは笑った 何の作品だったけ
ガンダム好きなのかな?
猛き箱舟のシャヒーナの死の直前、対寺尾戦でした。 ほかにもありましたっけ?>ロボットのアーム ま、不自然な方向に吹き飛んで行く、っていうことなんでしょうけど。
424 :
無名草子さん :03/11/10 00:42
舟戸与一っていっつも鬱な終わり方だよね。
425 :
無名草子さん :03/11/10 05:21
「(風景描写のあとに)だが、それがどうしたっていうんだ?」 キタ━(゚∀゚)━ !!!!! この手法は大変よく使われていますがどういう効果を狙ってるのでしょうか?
426 :
無名草子さん :03/11/15 22:39
>>423 「炎流れる彼方」に
「ロボットの鉄のアームで力まかせになぎはらわれたように」
なんてのがあった。
というか以前、工場でバイトしていたときにロボットアームにぶん殴られて、
吹っ飛んだことがあるので、さほど違和感を感じなかったり。
いやあ、人間と違って情け容赦ないっすよ、ロボットは!
>>426 いや、まさか、経験者がいるとは思いませんでした(w>ロボットのアーム。
船戸氏も工場労働者だったのかしらん?
炎〜もでしたか。サンクス。
炎〜は、いけてないスポーツジャーナリスト女が
マッチョのセックス奴隷になっちゃう下りでちょっとハアハアしました。
さいとう・たかをセレクション BESTofゴルゴ13に インタビューと外浦吾郎名義の脚本全作品一覧が出てました。 死者の唄 SP28 行方不明のH氏 SP29 氷結海峡,アサシン暗殺教団 SP30 落日の死影,ハワード・ヒューズ氏の息子,レイプ数え唄 SP31 戦艦ヨークシャーの反乱 SP33 三匹の女豹 SP34 独裁者の晩餐 SP35 チチカカ湖はどしゃぶり,おろしや間諜伝説 SP36 チャイナ・タウン SP37 タンブル・ウィード,タラントゥーラ 舞踏蜘蛛,鬼畜の宴 SP38 陽気な狙撃者,TOUCH DOWN SP40 アカプルコ−散華の夜 SP41 モンゴルの鷹,神の手 ラ・マニョ・ディアス SP44 トリポリの埋葬,SP45 B&Cクラブ会員死す,SP46 ビハインド・ザ・プレジデント,SP48 ロペン監獄島,SP50 橋は崩れた,毛沢東の遺言 SP51 ズドロナス・マリヨ SP53
429 :
無名草子さん :03/11/18 06:56
大きく紫煙を吸い込んだ
430 :
無名草子さん :03/11/18 11:38
>428 おおっ ゴルゴの原作を書いていたとはしらなんだ しかも「毛沢東の遺言」なんて名作の1つでしょ BEST of ゴルゴ 買ってこよう
>>428 自分は、船戸氏がゴルゴやってたと聞いていたので、
逆に「ガリンペイロ」は船戸源作だと勘違いしてました。
432 :
無名草子さん :03/12/03 09:08
船戸がおもしろすぎて眠れません、どうしたらいいですか?
433 :
無名草子さん :03/12/04 00:56
434 :
無名草子さん :03/12/05 18:07
>>432 そのまま読めよw
次に読むのも船戸にしな。
と言うと男はマッチを擦ってタバコの先に持っていった
435 :
無名草子さん :03/12/11 19:56
只今、「夢は 荒地を」を熟読中 睡眠薬代わりに読んでるので 3歩進んで2歩下がってます・・・ 船戸ワールドはやっぱいいねぇ
436 :
無名草子さん :03/12/12 04:13
俺は喉をごくごく鳴らし、目でうなずいた。
砂のクロニクル以降はほとんど読破し、以前の作品もかなり読んでいた のに、なぜか「猛き箱船」だけ読んでなかった。 んで、さっき読了。 これを読まずに「船戸が好き」なんて言っていた自分が恥ずかしい。 血腥さがプンプンする船戸の世界に久々に圧倒されました。 特に後半(文庫の下巻)はすさまじすぎる。 最後は期待にたがわず…(メール欄) やっぱ船戸はすごい。
439 :
◆xAG4.Wd6wQ :03/12/18 23:24
440 :
無名草子さん :03/12/23 23:19
砂のクロニクル で大好きになった。 猛き箱船 でやっぱり好き〜って思った。 虹の谷の五月 でん?って感じた。 蝦夷地別天 は読み終わってもいない…
「砂のクロニクル」が好きなら「蝦夷地別件」は楽しめると思うが
442 :
無名草子さん :03/12/26 14:16
>>440 蝦夷地別件は面白いぞ。
最初はアイヌ語がとっつきにくいかもしれないが。
俺の中では東の横綱「猛き箱舟」、西が「砂のクロニクル」、 東の大関に「山猫の夏」、西に「伝説なき地」って感じかな。 その次が蝦夷地かなぁ。
444 :
無名草子さん :03/12/27 01:34
サクイベ、焼くか・・・
445 :
無名草子さん :04/01/11 03:49
船戸与一の小説はほとんど読んでしまったので他の人の小説を読みたいのですが、 船戸与一と同じような感じで楽しめる小説ってありますか?
豊浦志郎
447 :
無名草子さん :04/01/14 12:34
その時メッキーがぶっと屁をした
弓削一徳と灰色熊が戦ったら、どちらが勝つのでしょうか。。。
449 :
無名草子さん :04/01/28 11:02
グリズリーに一票
次の作品は、極東シベリア、カムチャッカ半島なんかが舞台として いいんじゃないかなぁ?チベット、ヒマラヤの小さな王国の 作品もまだない。フィリピンならミンダナオ中部。 ルソン島北東部。(セブはあったけど) アラブならパキスタンのバローチスタン州の一部とか サウジ。
451 :
無名草子さん :04/01/30 01:30
たった今、「夢は荒れ地を」を二日で読了。途中で読むの止められないよ〜! エロ描写がほとんどなかったのはなぜ? ちなみに船戸作品で俺のツボは「腹の上で泳ぐ」と「ぐすっと笑った」だな。
452 :
無名草子さん :04/02/04 19:56
>>450 そこって政情が面白かったりするのか?
船戸は作品のなかに必ず、
政情等に対する一般認識に
大して「実はこうなんだぜ…」というのを一定量書かないと
気が済まない人だから…
453 :
無名草子さん :04/02/05 18:21
船戸与一ってタイトルが洒落てるよね。
454 :
無名草子さん :04/02/05 19:12
>>448 山猫のほうが強そうだけどなあ。余分な力が抜けていそうだし。
そのかわり勝負に勝って、とどめをさす瞬間に逆転されそう、
ま、その時には灰色熊も死んでいるんですけど。
>>450 たぶんチベットはなさそう……「国家と犯罪」を読むとね。
>>451 >エロ描写がほとんどなかったのはなぜ?
主な登場人物が信心深い人だったり、奥さんを大事にする人だったりするし。
何よりも主人公側の目的が目的だからしかたないんじゃないかな。
>その時メッキーがぶっと屁をした これいいな。w
456 :
無名草子さん :04/02/14 18:47
457 :
無名草子さん :04/02/15 11:20
458 :
無名草子さん :04/02/16 18:17
03/中 金門島流離譚船戸与一 毎日新聞社2000円 詳細わかる人います?
459 :
無名草子さん :04/02/18 11:47
「もう一度吸ってみろ、ペニスを」
「で?」
その時メッキーがぶりっと糞をした
志度正平(神話の果て)&香坂組と壱岐一平(血と夢)&ハルナフリ組が 戦ったら、どちらが勝つのだろうか・・・タランチュラ・・・は!
香坂は、心臓食べる前ですか、食べた後ですか ハルナフリは、母ちゃん首チョンパの前ですか、後ですか
467 :
無名草子さん :04/02/29 09:19
蝦夷地別件は長すぎです。
蝦夷地別件は最高傑作です。
ええぞ
心臓を食べたあとの香坂と断首後のハルナフリ
う〜ん、どっちも人間捨ててるからなあ(w。
472 :
無名草子さん :04/03/02 01:49
人間捨て去り具合と、基礎体力、武器の差で香坂が勝つ。
蝦夷地別件やっと読み終えた・・・ すごく揺さぶられた
アイヌの俳優がいるよね。
蝦夷地別件長いかね。 もう少し長くして話を掘りさげてもらっても良かったと思う
虹の谷の五月、最後でヌきますた。 ヌきどころないかと思って焦ったよ。 毎度のことだけど、ヌいた直後に「ああ、これを書いたのはヒゲヅラのおっちゃんかぁ」 と思うと辛いです。 でもヌけるとこではヌきますけどね、
ヌくのかよっ!!
479 :
無名草子さん :04/03/14 01:10
船戸与一で最初に読んだのは「砂のクロニクル」だった(と思う)。 三段組みにびっくりして、こりゃキツイ、と思ったけれども、 なんだかんだと徹夜して読み切った記憶がある。 蝦夷地別件は最後がちょっとねえ。ハルナフリにはもっと暴れまくってほしかったな。 それもできれば単純に復讐で殺しまくるのではなく、もっと和人の社会をぶち壊す形で。 なんだかんだいっても歴史に縛られているから無理だったのかな。
ゴスカルリが代役。 ハルナフリ 「俺は死んでも死なない。」
カルナヴァル戦記は、船戸ワールドが凝縮していると 個人的に今でも信じてます。進化版カルヴァナル戦記、期待してます。
カルヴァナルの間違いですぅ〜
ハルナフリをハルフナリと思ってた俺みたいなもんだな
484 :
無名草子さん :04/03/16 16:53
「背中がびりっと震えたときー!」 「背中がびりっと震えたときー!」 ↓
>>484 が踵をかえしたときー!
>>484 が踵をかえしたときー!
「背中がびりっと震えたときー!」
「背中がびりっと震えたときー!」
↓
>>485 の陰茎がぬるりと光ったときー!
>>485 の陰茎がぬるりと光ったときー!
「背中がびりっと震えたときー!」
「背中がびりっと震えたときー!」
↓
人が誰も死なない、船戸作品、期待してます。
ガリンペイロはほとんど死ななかったような気が
蝕みの果実とか。韓国人が主人公のやつは死なんかったと思う。
490 :
無名草子さん :04/03/17 22:32
「緋色の時代」やっとこ読了。 疲れた・・・
このスレ見てさっきブックオフで 船戸が原作書いたっていうゴルゴ13「毛沢東の遺言」立ち読みしてきた。 思いがけずゴルゴの生い立ちが明らかになる話でびっくし 殺し屋ゴルゴの誕生に毛沢東がからんでいたとは さすが船戸与一・・・ダイナミック過ぎて笑った。 さて今日から蝦夷地読むか。先は長いな。
集英社文庫3月の新刊として、 「かくも短き眠り」が新聞広告に載ってた。 あれ?と思って調べたら、家に角川文庫版があった。 船戸さんのは同じ小説が色んな文庫から出るなあ。 なんでだろう?夏目漱石みたいだ。
すまん。手違いでアゲてしまった…。
脳裏が泡立ってきた ぷ す ぷ す と ぷ す ぷ す と
とりあえず金門島かいますた。 まとまった時間ができたら読みます。
船戸与一作品っていったいどれほどあるのでしょうか?
船戸名義で本になってるのは32作品かな
>>497 ありがとう。
長編が多いからかなぁ、読んでも読んでも
本屋へ行くと読んでないやつがあるような気がする
499 :
無名草子さん :04/03/24 15:16
龍神町龍神十三番地を今日買ってきた。 あらすじだけで(・∀・)モエッ
>>499 そのタイトルも初めて聞いた。。。
結構な勢いで読んでるのになぁ〜
>>499 俺も。
船戸作品はかなり読んでるんだが、今日たまたま本屋であった。
かなり分厚くて読み応えありそう。
このスレで今検索したら、最初のレスでちょっとネタバレ・・・ まあ船戸作品ではネタバレといえないようなネタバレですけど。
俺は今、流沙の塔を読むでます
504 :
おたずねします :04/03/26 21:04
船戸さんの作品で北朝鮮を舞台にした物はありますか? もしございましたら作品名を教えて下さい。 お願いします。
505 :
無名草子さん :04/03/29 00:16
「夜のオデッセイア」読了。 「黄色い蜃気楼」に続く2冊目だったけど、期待通りにグイグイと力業で引っ張られて 楽しませて頂きました。展開は最後まで予想できませんでしたね。 こんなに面白い作家なのにいまいちメジャーじゃないのは何故なんだろう? 「夜のオデッセイア」も喉ゴクゴク鳴りまくり。小さい子供もゴクゴク。
506 :
無名草子さん :04/03/29 00:51
「蝦夷地別件」のアイヌ民俗考証はメッチャクチャ!
508 :
無名草子さん :04/03/30 00:13
>>507 例を挙げるなら、
「作中では春楡の木でイナウを作っていたが、実際は楊、キハダ、ニワトコの木がイナウの材料である。」
「アイヌ達は白湯を飲んで暇つぶししていたが、既にナナカマドや辛夷の実を煎じたものを茶のように飲用していた。」
「『杓子』にサヨカスプとアイヌ語名のルビが振られていたが、アイヌ語で杓子はカスプ、サヨカスプとは、粥用の杓子である。」
「鮭にサクイベとルビが振られていたが、鮭のアイヌ語名はカムイチェップである」
「当時の厚岸に、飯盛り女を置いた飲み屋があったか?」
いちいち例をあげるのも面倒なくらい多い!
いいんじゃない
>>505 オデッセイアは私も大好きな作品です。
ふたりのジョーが本当にいい。
船戸作品を読んだのはこれが初めてだったので、
最初登場したときは図々しいやつらだなあ、とか思いましたが
すぐにパワーのあるいいやつらじゃないか、と気づいて夢中で読み進めました。
主人公とマネージャー以外がみんな死んでしまうのは衝撃でしたが
ラストは爽やかな印象があります。
>>508 作品そのものを崩壊させるような誤謬ではないので
あげつらうほどではないのではないでしょうか。
史料としての正確性を求められる本ではなく、
あくまでエンタメなのですから。
言わないと書かないところがイタイ
>>510 ネタバレは良くないっす。
自分も興奮のあまり書きそうになりましたが、抑えました。
amazonの段ボール一箱分、未読の船戸与一が眠ってます。
徐々に攻略の予定。
「夜のオデッセイア」が好きなら、「炎、流れる彼方」もいいかもしれない。 あんまし人気がないみたいだけど「猿喰い蟹フーガ」も好きだな。 でも一番好きなのは「非合法員」のめちゃくちゃぶりだったりする。
>>513 でも、タイトルからはどんな話か想像つかないです。まだ読んでないから楽しみ。
「猿蟹合戦」みたいなタイトルだなあ。
516 :
無名草子さん :04/04/03 08:43
「セメントだね」「うん、セメントだね」・・・うらやましくおもた
船戸与一以外で面白い冒険小説ってありますか?
保守
古本屋で「祖国よ友よ」ゲットage
猿喰い蟹フーガは一番の駄作だと思う。 漏れ的には。
>船戸さんの作品で北朝鮮を舞台にした物はありますか? 無い。つうか北鮮は実地取材できんべ。
>517 ハメドよりエルロイとかいってなかった?船戸自身が。 あるいはチャンドラーとか。船戸に影響を与えた 外国産ハードボイルドがいいんじゃない?
523 :
無名草子さん :04/04/17 01:41
船戸読んだらシングル・モルト飲みたなるんだよな〜
524 :
無名草子さん :04/04/17 02:07
へっへっへ、俺にも生(き)でくれ。
525 :
無名草子さん :04/04/17 20:34
ごめん、蝦夷地別件つまんないでつ。 やっぱ砂のクロニクルと猛き箱舟だな〜
サンデーGXのブラックラグーンって、 漫画の最新巻の帯に船戸氏の推薦文が載ってて 正直びびったよ
>>527 700 :名無しんぼ@お腹いっぱい [sage] :04/04/20 18:10 ID:EH7DWFBk
>>689 >元々広江自身が船戸をある程度意識して作っているんだったか。
やっぱ意識してそう。あと「男たちの挽歌」とかサム・ペキンバーの映画とか好きなんだろね。
大藪春彦辺りの影響はあんまり無さそう。
漫画板からのコピペだす
このスレの住人には合うかもしんない
529 :
無名草子さん :04/04/21 14:52
>ごめん、蝦夷地別件つまんないでつ。 >やっぱ砂のクロニクルと猛き箱舟だな〜 漏れはその3つ全て特に好かんが。 蝦夷地別件<猛き箱舟<砂のクロニクルくらいの順番で。 砂クロは評価が高い事は理解できるけど、どうも楽しんで 読めなかった。箱舟は若者一般受けしやすいように派手な ストーリー仕立てになってて、古くからのファンとしては ミーハーすぎて受け付けない。蝦夷地別件は基本プロットが 箱舟他の先行作品と似すぎているので駄目。
532 :
無名草子さん :04/04/22 21:50
「緋色の時代」にはほんと落胆した。 舞台や設定は申しぶんないのに、何故盛り上がらんのじゃ? 寝室に犬の生首放り込む辺りは、ゴッドファーザーそのまんまだし。
533 :
無名草子さん :04/04/24 14:03
もうかなり昔ですが”山猫の夏”読んでそれからマグダリアのマリア様 うんたらかんたら読んで、結構面白いなぁと思って”砂のクロニクル” まで読みました。 この作品でムジャヒディンと言う言葉に初めて出会ったんですが、 何だか良く分からなくてつまんなくて、それ以来船戸氏の作品から 遠さかってます。 このスレ見つけて、懐かしいなぁなんて思いました。 あの当時は”山猫の夏”に出てくるピンガでしたっけ? どんな酒だろうなんて探して探して飲んだものでした。(w それでまた彼の作品読んでみたいと考えてるんですが、 誰かおいらにお薦めの作品紹介してくれませんか?
ちょっと前に出た「夢は荒地を」とかどうでしょう? 自分はそれが初の船戸で、凄く面白かったです〜。 沢山船戸与一の作品を読んだ今、もう一度読むと面白いか分からないけど・・・
535 :
無名草子さん :04/04/24 18:07
近年の船戸は短編集の方が圧倒的に面白いと思う。 「新宿・夏の死」「三都物語」、どちらも秀逸。 逆に長編は、かつてのように広げた風呂敷を畳めなくなってきている。 船戸も歳なのか?
船戸が満州を扱うそうな。楽しみ。
537 :
無名草子さん :04/04/25 20:04
538 :
無名草子さん :04/04/27 00:52
唐突にすみません。空想なんだけど、「山猫の夏」の準主人公のバーテンダーの俺、生き残ったでしょ。彼を軸に続編ができたらオモシロイナーと思うんですけど、いかがでしょうか?(「緑の底の底」はテーマは山猫の続編的ではあるが)
>>538 山猫との出会いを機に自分も山猫みたいな漢になっちゃうの?
それは少し嫌だな。
540 :
無名草子さん :04/04/28 01:55
長編もいいけど、漏れが好きなのは 短編「からっかぜの街」 悪役プロレスラーの話なんだけど、ラストあたりで すごく泣けた 山猫読んだ時はそれほどだったけど、こっちのほうで 船戸ワールドにのめり込んだよ
541 :
無名草子さん :04/05/02 16:23
「蝕みの果実」に収録されていた「セレクション・ブルウ」も良い。 野茂投手がメジャー行きする以前の作品だから、尚のこと凄い。
542 :
無名草子さん :04/05/02 16:55
めちゃくちゃ既出だろうが、『猛き箱舟』を久々に読んだら熱いぜ。 俺も香坂正二みたいな人生を生きようと今更ながら、星に誓ったね。 『流砂の搭』や『かくも短き眠り』も読んだんだけど、やっぱり 『箱舟』は傑作だなあ・・ 俺としては、『蝦夷地別件』がすごく気になっている。
543 :
無名草子さん :04/05/02 17:00
船戸与一の作品で主人公が死なない率って何% くらいなんだろう。漏れは、5%を切ると見た。
544 :
無名草子さん :04/05/02 17:19
>>538 『山猫の夏』は、バーテンダーが主人公じゃないのか?
与一の系譜を見ていると、成長させる方ではなくて、成長させられる方が
主人公だと思うが・・
545 :
無名草子さん :04/05/02 18:19
>542 おお同志よ、って言われても困るか。 『蝦夷地別件』はイクナイ。
546 :
無名草子さん :04/05/02 18:56
>>545 542だけど、同士でいいよ。
前の方で書いてあったけど、グリズリーが女房を寝取られた上に
追い詰められていくところが大笑いだった。味のある脇役も出ていたし
あんな作品をまた書いて欲しいなあ・・
しかし、主要な登場人物が全く生き残らないのも凄いと思う。
せめて、香坂の元恋人くらいは、生かしてやればいいのにね。
547 :
無名草子さん :04/05/02 20:13
「542」
548 :
無名草子さん :04/05/02 23:49
>>522 船戸がエルロイ好きなのはなんとなく肯ける。
アメリカンタブロイドとか特に船戸テイストだったような感じがしたよ。
あと、チャンドラとか読むやつはそもそも船戸与一の読者じゃないと思う。
549 :
無名草子さん :04/05/02 23:55
エルロイよか、ハメットだろ? チャンドラーは、頭から否定している。
550 :
無名草子さん :04/05/02 23:57
フィリップ・マーローは誰を撃ったか
551 :
無名草子さん :04/05/03 08:47
船戸やエルロイの作品と比較すると、大沢在昌やチャンドラーなど所詮は「演歌」だ。 「巧い」とは思うけど、ただそれだけ。
552 :
無名草子さん :04/05/03 12:39
船戸の方が文体はすっきりしてるし、エルロイみたいにトラウマを抱えていない。 権力に対するスタンスは似ているかな? 船戸はどこかで、「フィリップ・マーローは誰を撃ったのか」と題して、徹底的に チャンドラーを批判している。 『山猫の夏』の設定は、ハメットの『血の収穫』に似ているね。 まあ、『血の収穫』の設定自体、『ロミオとジュリエット』なんだが・・
553 :
無名草子さん :04/05/03 14:18
554 :
無名草子さん :04/05/03 17:39
『猛き箱舟』の初出連載は週刊プレーボーイなんだよな。 あの頃の、プレーボーイは発熱していただろうな。
555 :
無名草子さん :04/05/04 00:52
龍神町のパンジーと、血の収穫のヌーナン。たぶん意識して描いたのではないだろうか
う〜む、最近の長編も結構好きだけどねえ。確かに外れもあるんだけど。 「海燕ホテルブルー」だったっけ。あれは正直、つらかった。 「夢は荒れ地を」は素直に面白かった。失敗した後にいつものように暴走し始めたし、 かといって、爆発して終了ってなわけでもないし。 「緋色の時代」ちょっと焦点がずれ気味かな、と思わないでもないけど、それなりに楽しめた。 で、タイトルを忘れたけど、台湾の流離譚、あれは後半の話のほうが好きかな、 なんとなく、「午後の行商人」の主人公と似たような匂いを発しているし。
「夢は荒れ地を」はここ数年のベストでしょう。
「海燕ホテル・ブルー」、 本人も「あれは失敗だった」って言ってた(w
559 :
無名草子さん :04/05/07 12:03
>>558 でも、もう一回、ああいう国内モノにも挑戦してほしい。
「龍神町」は設定は良いのだが、隠れキリシタン云々は余計だった。
国内モノの場合、中途半端な歴史的背景は不要だと思う。
560 :
無名草子さん :04/05/08 00:26
「炎流れる果て」の再読にかかっています。
561 :
無名草子さん :04/05/08 00:28
「蝦夷地別件」の評判がよくないので、ちょっと不安です。 自分で買わずに図書館から借りた方が、正直いいのかな?
562 :
無名草子さん :04/05/08 00:28
563 :
無名草子さん :04/05/08 02:08
「蝦夷地」とメキシコのサパティニスタのインディオの話 似てません? 1)辺境 2)先住民族への差別・蜂起 かな
海燕ホテル・ブルー失敗作だったのか、買っちゃったよ…( ´Д`)
565 :
無名草子さん :04/05/08 15:50
「海燕ホテル」は船戸版「郵便配達は二度ベルを鳴らす」を試みた作品らしい。 そう思って読むと、満更でもないような気がするのだが。
>>
>>549 そうやったかな。
>>563 先住民族への侵略は全て同じような顛末をたどるんじゃないの?
アイヌ民族もネイティブアメリカンその他いろいろも。
蝦夷地は船戸作品のなかで一番好きだなぁ。
今イラクで武器商人ハッジみたいなやつが活躍してるかな?
568 :
無名草子さん :04/05/08 23:24
おっちゃんの書籍探してたら、 公明党の神崎代表と対談してる本を発見した。 もしか創価学会にシンパシー感じてるのか?・・・
569 :
無名草子さん :04/05/09 00:02
570 :
無名草子さん :04/05/09 00:39
「21世紀の日本 人権国家への道」ってやつやね。
船戸が層化・・・もう生きていけないよ。 なんで、層化が「人権」なんて言えるんだ・・
572 :
無名草子さん :04/05/09 17:00
考えすぎだろう。 おっちゃんがシンパシー感じてるのはサパティスタ民族解放戦線だろ?
573 :
無名草子さん :04/05/09 17:03
>>570 出版社はやっぱり「潮出版社」なの?
>>572 層化(硬冥党)と与一は会い入れないと思っていたのに
なぜ、神崎なんかと対談するか!
574 :
無名草子さん :04/05/09 17:24
何について対談したんだろう? さては、女の腹のうえでの泳ぎ方についてか?
575 :
無名草子さん :04/05/09 20:41
以下引用 作家の船戸与一氏との「世界の中の日本の生きかた」直木賞作家、 船戸氏との対談は1991年に行われたものですが、“国際国家・日本”の構築 に向けての語らいは今もって新鮮で、多くの示唆に富んでいるものと実感しています。 出版元はどこかわかんない。 中央公論だったような
>>575 香坂に復活してもらって、駄作をやってもらいたい。
577 :
無名草子さん :04/05/10 20:20
>573 一水会の鈴木クニーとも鼎談してるので あまり関係ないと思われ
みんな安心しろ。 おっちゃんは上下左右、様々な連中と対談してる。 神崎ごときも、そのうちの一人にすぎない。
GW中に「金門島流離譚」読了。 1冊に中編の表題作と、短編「瑞芳霧雨情話」の2作入り。 いずれも舞台は台湾。 短めの作品の割にはどちらも佳作。お薦めします。 でもやっぱり船戸は壮大な大長編物語が読み応えがあって好きだな。
本人いわく「ワシは宗教なんか持たん」だって。
海燕ホテル読了。。。 理解しようとがむばったが微妙すぎる
582 :
無名草子さん :04/05/15 21:05
蝕みの果実(短編集)の中の「からっ風の町」と「コリアタウン」 この2つ面白かったよ。
583 :
無名草子さん :04/05/16 17:05
今「新宿・夏の死」読んでる。 おかまが主人公の「夏の渦」が良い、泣ける。
584 :
無名草子さん :04/05/18 21:49
「おまえ、流し読みだっただろ」ってな評価も中にはあるけど、 基本的に船戸与一は受け入れられない人には徹底的に受け入れられないだろうからなあ。 船戸与一の書くものが「冒険小説」というジャンルでいいのかどうかは置いておいて、 読んでから、「冒険小説」として、どこそこがよくない、っていう批評ならわかるのだけど、 「冒険小説」だからよくない、つまらない、私には合わないってのは 批評というより単なる感想というか、好みの問題を言っているにすぎない気がする。
586 :
無名草子さん :04/05/20 18:34
>>584 永年の船戸ファンだけど、「緋色の時代」だけはかなり落胆したな、実際。
ま、あらすじ読んだ段階での期待が大きすぎたのかもしれんが。
問題は、やはり意外性の無さかな。
「マフィアの抗争劇」という、しかも舞台はロシアというきわめて魅力的な設定があるのだから、もっと船戸ならではのオリジナリティが欲しかった。
分量を一冊にして、ドンパチを最小限に抑え、抗争の主軸を心理戦でネチネチと描いた方が、より冷酷さや非情さが際立ったんじゃないかな。
いずれにせよ、船戸には、もう一度「マフィア抗争劇」に挑んでもらいたい。
舞台はどこでもよいから、「不夜城」を笑い飛ばすほどの作品を期待している。
俺は「緋色の時代」は他の作品と同様に楽しめたけどね。 しかし >587 のサイトを見て、人によって感じ方が全然違うとあらためて思った。 倒置法のセリフが気になるってのがあったけど、言われて初めて そうだったっけ?と思ったぐらい。 そういう俺も最近、友人に薦められた「重力ピエロ」(伊坂幸太郎) が全然性に合わなかった。もう文体からして駄目。 船戸にしろ、他の作家にしろ、結構評価の高い作品でもこういうこと はままあるのかもしれない。
588 :
無名草子さん :04/05/26 21:24
祖国よ友よ 群狼の島 血と夢 夜のオデッセイア 山猫の夏 神話の果て 伝説なき地 猛き箱舟 炎、流れる彼方 砂のクロニクル かくも短き眠り・・・ 漏れがこの人の小説読み出したきっかけはこれらのタイトルに惹かれたから。 スゲー詩的で上手なタイトル付ける人だと思う(ちょっとクサイ時もあるが)。
589 :
無名草子さん :04/05/26 23:35
猛き箱舟、マンセー
590 :
無名草子さん :04/05/28 15:05
層化ってバリバリの保守反動反共でしょ。ぜったいありえん。
先般の日本人ジャーナリスト銃撃事件もさ 鶴見(『黄色い蜃気楼』)ならどうにかできたかねぇ… 毒蛇のように身をくねらせて
>>590 何に対するレスなのだ?
何が「ぜったいありえん」のか?
船戸与一には福田和也を論で破るんではなくて ぜひ暴力で対抗してほしい
595 :
無名草子さん :04/06/03 23:21
居留区の秋は秀逸ですな。 「翼を抜かれた蝶の姿をしってるかい?蛆虫といっしょだよ」
でもやっぱ、船戸は群を抜いてるよ。 長生きしてもっと書いて欲しいな。 逢坂とか大沢はだめ。売れてるのが信じられん。 半落ちは卒業文集以下だな。自決を薦めるね。
船戸与一のことだから、層化との関係は長い布石かも知れん。 神崎も危うしか? ブローニングで・・・
598 :
無名草子さん :04/06/11 23:44
>>596 逢坂、大沢、横山→農耕民族・草食獣
大藪、船戸、梁→狩猟民族・肉食獣
すばりこの違いだと思う。
後者タイプは日本の文学界においては、数の上でも貴重な存在。
もはや絶滅寸前の西表山猫みたいなもの。
だからこそ船戸には、ますます頑張ってもらわねばならん。
おっちゃんが逝ったら、読む本が無くなっちまうよ、マジで。
会った人は分かると思うけど、ただのスケベおやじだ。
600 :
無名草子さん :04/06/12 11:42
600funato!
601 :
無名草子さん :04/06/12 12:05
いまさ、「山猫の夏」と「血と骨」の2冊入手したんだが、両方読んだことある人いる? どっちの方がノワールかねw
与一と佐藤蛾次郎
>601 血と骨は読んだことないけど、 イ・ソギルの他の作品は読んだ事ある。 ソギルもハードボイルにジャンルされるのかは微妙・・・ 在日朝鮮人モノばかりで、オモシロイのもあるけど、 生活観とかモロでナマナマしくて、後味良くない作品が多い。(嫌いじゃないけど っつーかノワールの意味わかんね。
605 :
無名草子さん :04/06/13 01:57
ノワールといえば、黒のことだから、 ブラック……つまりアーシーでソウルフルでコテコテってことじゃね?
>599 それは酔ってる時だけでしょ。 シラフの時ならきちんと気も遣う、普通にいい人だと思うのだが。 つーか、昼と夜のキャラ違い過ぎw
607 :
無名草子さん :04/06/13 22:02
山猫の香水、 柑橘系だと言うけれど、 市販品で似ているのって何だろう。
三都物語読み始めた。 まだ1話だけど、まずは及第点。
609 :
無名草子さん :04/06/17 08:43
I think 蝦夷地別件がベスト
610 :
無名草子さん :04/06/17 22:09
でもあの作品以来、時代小説は書かんな。
611 :
無名草子さん :04/06/17 23:38
船戸ファンなんだけど『龍神町龍神13番地』は失敗作だと 思う。なんか、やりっぱなしの伏線もあったようだし、 どんでん返しもちょっと無理な感じ。俺としては、パンジー を主人公にして、メチャクチャな悪事の裏にはパンジーなりの 島にかける夢が実はあったというほうが船戸らしいと思う。 船戸も途中で飽きちゃったことがちょっと見えちゃう作品だったな。
「龍神」評判悪いね。おれは結構楽しめたけど。 がっかりしたのは、「流砂の塔」かな。ラストがなー。 良かったのは「猛き箱舟」あたりかな。月並みだけど。 ペヨンジュにも読ませてあげたいな。日本人なめるなよって。 冬ソナ見てる日本人恥ずかしい。頼むからこっそり見てくれ。腹切れ。
613 :
無名草子さん :04/06/18 18:41
思いっきり、『龍神』のネタバレでござんす。
>>612 俺は、まだ敵が巨大な分だけ『流砂の搭』の方がよかった。
「龍神」は、できそこないの『獄門島』みたいで、どろどろ
しているって割には、なんかなーって感じだった。
パンジーがエグイキャラだけに残念だね。長編には
珍しく1冊で終わっているのも途中で、こりゃ柄じゃねえや
って思っちゃったのかな?中国の黒社会が一気にからんで
きたり、吸血蝙蝠に秘密があったり、エネルギーあふれる
船戸だったら、そこまで力で持っていったと思うんだけど
最後は単なる復讐と逆恨みだからなあ・・
別に主人公を殺す必要もないと思うんだけど、この主人公で
続編いきましょうよって言われるとウザイから殺しちゃった
のかなあ・・
614 :
無名草子さん :04/06/18 22:50
「龍神町」は正直言って、佐藤浩市主演のテレビドラマの方が百倍楽しめた。 パンジー役の宇崎竜童も良かった。
615 :
無名草子さん :04/06/18 23:13
このスレッドで船戸与一を擁護してる奴って やっぱり落合信彦とかも好きなんだろうな。 日本人が海外に行かなかった1960年代ならともかく いまどき、あんな笑止な海外描写をマジに受ける奴って 貧乏で海外に行く金が無いの?それとも英語が全くダメなの? この前テレビで 船戸のカンボジア小説の取材 を特集していたが、爆笑ものだった 日本人向けツアーの定番コースとなっている カラオケバー(もちろん売春付き)を さも、「一般では立ち入ることの出来ない犯罪の魔窟」 といったナレーションつきで取材をし いまどきバックパッカーですら、見飽きたといって通り過ぎる 虐殺記念館の前で、「日本人はこのような事実を知らない」といって 高説をたれ 最後は、地雷の除去作業の現場に行って 「既に除去済みの標識の立っている」ところを 足をガタガタ震わせながら歩く。 漏れもカンボジアに行ったが、船戸なんかより カンボジアに埋没しているペドフィリアオヤジのほうが よほどハードボイルドだよ。
>>615 再放送乙
自分は船戸は好きだけと、落合は大嫌い。
落合は自分をかっこよく見せようとしているあたりがかっこわるい。
617 :
無名草子さん :04/06/19 10:38
618 :
無名草子さん :04/06/19 10:41
>>615 >日本人が海外に行かなかった1960年代ならともかく
いまどき、あんな笑止な海外描写をマジに受ける奴って
貧乏で海外に行く金が無いの?それとも英語が全くダメなの?<
なあ、一体、どの作品のどの海外描写が笑止なわけ?
具体的にソースをあげて、テレビの方を語れよ。
あと、もうすこし、落合某と船戸の関連性を語れよ。
英語は達者かもしれんが、日本語は不自由だろう、お前。
「かあちゃんの腹で泳いできな!」
620 :
無名草子さん :04/06/19 23:28
>>615 船戸のおっちゃんは海外取材へ行ってもメモもとらんらしいが、それでいいと思う。
論文ではなく「小説」を書くわけだから、ちまちましたデータよりももっと重要なものがある筈だ。
小器用な取材小説など他の凡庸な作家に任せておけばいい。
頭ではなく「魂」で書く、それこそが船戸小説の核心だ。
頭でっかちの小説ばかりが溢れかえっている昨今、おれがおっちゃんのファンをやめられん理由もそこにある。
621 :
無名草子さん :04/06/19 23:50
船戸と落合を一緒にするなよ。 落合の批判本に書いてたけど、本人が言ってる一ヶ月あたりの国際電話代金を使おうとしたら 1日十数時間電話しっぱなしになるそう。
男はやっぱり、いい女の腹で泳ぎたいよな。
福田本読んで、船戸は敬遠してたのですが、 なんとなく気になっていた「蝦夷地別件」を読みました。 うほっ、面白い! スケールも迫力も圧倒的でした。 評価の高い「砂の〜」「猛き〜」も読んでみたいです。 ただ、自分はもともと日本の歴史小説が好きだから 「蝦夷地〜」を気に入った面があり、はたして・・・。
624 :
無名草子さん :04/06/20 15:57
やっぱり、「猛き箱船」は文学史上に残る名作だと思うよ。 男なら読め、女でも読め、サヨなら読め、ウヨならなお読めって感じだな。
「龍神」は結構、好きなんだよね。 話自体が面白いか、といわれると、微妙ではあるんだけど、新聞記者と先生のラストシーンはいい。 なんとなく船戸与一が国内、しかも現代にしぼって、 物語を展開しようとした意欲作だと思うんだ。 日本の地方(長崎に限らず)に残る因習とか、長崎の隠れキリシタン同士の対立の面とか、 壮大な物語が展開される舞台は揃っているはずだったんだけど……惜しかったなあ。
627 :
無名草子さん :04/06/25 00:40
落合って、、、もしかして妄想家ノビーのことか? 船戸が好きなら落合が好きって、大変な侮辱だな それとも中日の監督のことか? カンボジアへは児童買春へ行ったんだろう 恥ずべき行為はするなよ 馬鹿なのは2ちゃんねる内だけにしてくれ 死んだら?
628 :
無名草子さん :04/06/25 02:01
船戸氏以外ではどんな作家がお薦め?ほぼ読み尽くしました。 前にもかいたけど逢坂や北方は、読んでてつらい。<カディス>は途中でやめた。 私自身の事を言えば、最近良かったのは、見沢知廉。ちょっと古いが。 後はミステリーで暇つぶし。恥ずかしいけど島田とか。
>>628 なぜ船戸のスレッドで別の作家を語らなければならないんだよ。
アフォかお前は
630 :
無名草子さん :04/06/25 14:02
今日発売の「降臨の群れ」って面白いのかなあ。 誰か早くも買って読んだ人いる?感想聞かせて!
631 :
無名草子さん :04/06/25 15:24
632 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :04/06/25 19:48
「しかし、それにしても…」おれは声をうわずらせてふたりに訊いた。 「船戸与一の小説は、長編でも読み始めると止まらないので忌々しくないかい……?」 寺尾次郎がぐすっと笑った。 ローガンもにたつきながら煙草に火を点けた。
633 :
無名草子さん :04/06/25 23:50
寺尾次郎は角田みたいなルックスかなとおもた.
634 :
無名草子さん :04/06/26 00:14
俺は逆に井上陽水を連想した
Woman in the Dark 闇の中から来た女
どっ、どうして誰もレスしてくれないんだろう。 「降臨の群れ」ってそんなに不評なんですか?
さっきあらすじ?みたいなのを見ましたが、面白そうですね。 夢は荒地をみたいなのがきてくれると嬉しいんですが・・・
638 :
無名草子さん :04/06/26 16:07
海燕ホテルブルー、新宿・夏の死、蟹喰い猿フーガ、龍神町龍神13番地 は氏の作風とは違う。
639 :
無名草子さん :04/06/27 00:59
まだ読んでないがよ。
今半分だよ。
与一老けたなー。 新刊広告の写真見て思ったよ。
読了。いまいちかな・・・。
643 :
無名草子さん :04/06/28 22:03
あのね、直木賞受賞作の風の谷の五月の主人公(トシオ)と新宿・ 夏の死シリーズ、夏の雷鳴の主人公、浩ちゃん、話し方が一緒。 ・・・・なんだよ。
644 :
無名草子さん :04/06/28 22:36
「猛き箱舟」と「砂のクロニクル」が好きなんですが。
>638 今読み途中。 まあ、いつもの船戸、つーとこかな。
646 :
無名草子さん :04/07/01 01:37
647 :
無名草子さん :04/07/01 09:31
この人の作品が好きなヤツは海外に行ったことがないヤツだとか前に言ってた人がいるけど、 砂のクロニクルはバックパッカーの間でも評価高いよ。実際に現地に行ったことがあるともっと楽しめる。
>>638 "kanikui fuga" wa tigau to omou ......
649 :
無名草子さん :04/07/02 15:51
蟹喰い猿は、オデッセイアとか炎流れる彼方と同系列の作品。 でもまぁロクに取材もせんと、やっつけでちゃっちゃと書いた 手抜き作品としか思えん代物ではある。
降臨の群れ、読了しますた。 今回の主人公(といってよいものかわからんが)は、 近年の船戸の長編では見ないタイプだったような。
650さん、面白かったですか?
652 :
無名草子さん :04/07/03 00:59
漏れはまだカンボジアのやつが 読み終わっとらん。
>>651 うーん、俺には「夢は荒れ地を」のほうが面白かったような。
お急ぎで無いなら文庫化までまっても良いかと。
そうですかー、それじゃあ文庫化まで待ちます! 教えてくれて本当にありがとうございました!!
「夢は荒れ地を」はここ数年のベストだよね
656 :
無名草子さん :04/07/04 13:44
「伝説なき地」と再読中。かっこいい〜
655さん、自分もそう思ってます〜。 自分は船戸与一の作品の中で一番好きです!
「降臨の群れ」 読んだ。 「夢は荒れ地を」と同じくらいのおもしろさ。 いつもの調子でみんな死ぬかと思っていたら、よい意味で期待を裏切られた。 各主人公の配置の具合は、そのまま今の日本をはじめとした国家間の 関係の暗喩かと思ったり。 「蝦夷地別件」で(原作にはいないけど)もしもロシア人の視点で見ていたら こんな感じに話が進むんだろうな、というような印象だった。
ついでに、おなじみのフレーズはここでも健在w 脳裏がぷすぷすと泡立ち、喉はごくごく鳴り、FNブローニングは ぐすりと笑って目で頷いた。
660 :
無名草子さん :04/07/05 21:26
踵も返してチョ。腹の上も泳いでチョ。なぜだかわからないけどそんな 予感もしてチョ。頬の傷も妖しく光ってチョ。紫煙を肺胞に刷り込んで チョ。酒精を胃臓に流し込んでチョ。
661 :
無名草子さん :04/07/05 22:01
アニス酒ってどんな味がするんだろ?
662 :
無名草子さん :04/07/05 22:03
紫煙と酒精・・そして、女の腹で泳ぐ・・ 男のこれだね。
663 :
無名草子さん :04/07/06 00:21
加藤典洋に似てるね。顔が
船戸氏はなんで作品も顔もあんなに汗臭いんでしょうか
酒精臭いよりいいんじゃない?
666 :
無名草子さん :04/07/07 14:32
紫煙ってみんなどう読んでる?
666さん、「しえん」、って変換するとでますよ!
668 :
無名草子さん :04/07/07 20:52
香坂正次、変身しすぎ!
670 :
無名草子さん :04/07/08 23:58
蟹喰い猿の歌って本当にあるのかよ
671 :
無名草子さん :04/07/09 00:07
>>670 ああいう歌を作詞出来るって、やっぱ船戸すごいよな。
ハイロウズあたりに歌わせてみたい。
672 :
無名草子さん :04/07/09 00:37
クリストホエって、日本にも生息してるの?
673 :
無名草子さん :04/07/09 18:45
緑の底の底にも歌あったな。 けっこう重要なモチーフかも。
674 :
無名草子さん :04/07/12 13:58
『東京難民戦争』読んだことある人居る?
675 :
無名草子さん :04/07/17 20:52
『夜のオデッセイア』でニンフォマニアの女が出てくるけど あれは興奮するよね。ああいう女に会って毎日したいよ。 船戸さんのエロシーンが凄く好きです。
676 :
無名草子さん :04/07/17 22:51
ハスマイラを手籠めにしたい
中国の南にある島、なんだっけなぁ〜、 そこを舞台にした話し読んだ。 イマイチ! 以上。
678 :
無名草子さん :04/07/26 23:54
おっちゃんのあのメキシカンスタイル どうにかならんのか・・・
679 :
無名草子さん :04/07/27 22:41
あの汚そうなジーパンしかズボンは持っていないのだろうか。 取材でも授賞式でもずっとあの格好みたいだ。
680 :
無名草子さん :04/07/27 23:27
カンボジア・インドネシア・ベトナムと来たわけだが、次はどこだろう。東南アジア4部作にするらしいけど。ミャンマーかな?
681 :
無名草子さん :04/07/28 17:39
船戸さん、あなたの小説は好きですが あなたに夏場に会おうとは思いません。
船戸与一で熱中症
683 :
無名草子さん :04/07/30 20:54
アッハア、アイヤア、
684 :
無名草子さん :04/07/30 21:00
マジで船戸専門家に質問です。 蝦夷地別件、虹の谷の五月、砂のクリニコル、その他、大概最高でした。 ただ、なぜか伝説なき地だけ読んでないんですが、これ、いいですか?
686 :
無名草子さん :04/07/30 23:15
>>684 砂のクリニコル最高だよね!砂のクリニコル!クリニコル!クリニコル?
687 :
無名草子さん :04/07/31 20:02
>>686 だからお前はいつまでたってもグウチョなんだよ
浅田次郎原作ものはどんどん映像化されるのに、 船戸作品は漫画以外のビジュアル化がないような気がする。
689 :
無名草子さん :04/08/01 00:18
映像化は無理だよ・・・予算が・・・
龍神町はドラマにはなったんだけど、あれは日本が舞台だったからなあ。 最近の日本の映画状況を考えると今は無理だと。 そういえば「トラフィック」という映画はなんとなく船戸与一と同じ匂いがした。
>>684 『砂のクリトリス』だろ!題名を間違えるな(怒)
692 :
無名草子さん :04/08/02 17:21
>>691 序の奏「ペルシア密売女・狂おしく精液が」
693 :
無名草子さん :04/08/02 23:30
でっぷりと太った
>>691 と
>>692 には、きっちり落とし前をつけさせなきゃならない。
荒っぽいやり方になるだろう。
694 :
無名草子さん :04/08/07 09:02
でももうオイラは昔のオイラじゃない!荒っぽいやり方だって慣れている!
695 :
無名草子さん :04/08/07 10:26
696 :
無名草子さん :04/08/07 19:35
「おいら」からして「虹の谷」じゃないの?
>>696 ああ、直木賞をとった『虹の谷のナウシカ』ね。
1時間半考えて、そのボケかいっ!(w
699 :
無名草子さん :04/08/08 10:58
>>689 お前は、精々ババアの腹の上を泳いでいるのが似合いだぜ。
700 :
無名草子さん :04/08/08 16:03
間違えた
>>698 だった。こんなので700を踏んだら
香坂に虫けらのように殺されるかな?
701 :
無名草子さん :04/08/08 16:39
小説でゴルゴ13書いて欲しいね。
702 :
無名草子さん :04/08/08 16:40
それでもいい!それでも!
703 :
無名草子さん :04/08/08 17:57
>>701 お前の前に今夜、毒蛇のような雰囲気を持った隻腕の男が
あらわれるぞ
704 :
無名草子さん :04/08/08 18:13
用件を聞こうか
705 :
無名草子さん :04/08/08 21:14
おもしろいスレになってきたな。
706 :
無名草子さん :04/08/08 23:12
>>703 怒るなよ、怒るなったら!聖書に書いてあるんだ。姦淫の眼で女を見る者は、すでに姦淫の罪を犯したと同じだってな。
けど、あのアメリカ女の裸を思い浮かべながら、ちんぽこを擦るなんてもっと悪いことだよ。
まだ若いのに下品な人間になるぞ。悪いことは言わない。あんたも福音派に入れ
707 :
無名草子さん :04/08/08 23:51
豚食いどもめ
708 :
無名草子さん :04/08/09 00:50
ぐすっ
709 :
無名草子さん :04/08/09 20:05
おたついてんじゃねえよ。
710 :
無名草子さん :04/08/09 21:56
711 :
無名草子さん :04/08/09 22:01
うるせえ!
>>711 いまさら命乞いは効かねえぜ…さっさと最後の煙草を吸いな。
713 :
無名草子さん :04/08/10 00:14
714 :
無名草子さん :04/08/10 10:48
ゲッツ板谷の「わらしべ偉人伝」で「プリティ猪八戒」と書かれていたな、オヤジ。 怒るなよ、怒るなったら!
ソファでこのとき子猫が鳴くような声がした。笑ったのだ、ハンガリー人が!
716 :
無名草子さん :04/08/10 22:32
717 :
無名草子さん :04/08/11 08:50
『砂のクロニクル』に感動し 『血と夢』で興奮した俺が次に買ったのが 『猛き箱舟』 なんだありゃ? あそこまでサバイバルに生き残れるわけねーじゃんよ。 カタコトのスペイン語でよくもまぁあそこまで講釈たれられるよな
719 :
無名草子さん :04/08/11 09:07
ところで、蝦夷地別件の主人公って誰なのさ? ハルナフリ?洗元?新井田?ツキノエ?・・・・ あぁ、やっぱ船戸作品で数少ない生存者、静澄?
721 :
無名草子さん :04/08/11 10:27
アッハァ、アイヤァ!
722 :
無名草子さん :04/08/11 10:38
ハルナフリか洗元あたりだと思うけどそんなことはどうでもいい。 むしろ蝦夷地やアイヌが主人公だ。
キララ萌え
>>717 んなこと言っていたら、船戸以外の小説もおかしなことになるし。
ドキュメントでも何でもないんだから、楽しんでやってくれや。
725 :
無名草子さん :04/08/11 22:07
>>724 まあでも、おれも717に近い遍歴で「猛き箱舟」を読んで
同じような感想を持ったから気持ちはわからんでもない。
俺的には、あれは週プレで連載してたから、編集者に
「うちの読者は派手なドンパチがあればいいんすよ〜
もっと派手にやってくださいよ〜」と煽られて、ああなったと
勝手に解釈してる。
>>717 、726
「モール」という言葉を思い知るが良い。
糞ったれが!
理屈じゃないんだよ。
ダ、ダ、ダ、ダ、ダ・・・・・・
731 :
無名草子さん :04/08/14 08:41
船戸与一好きだけど高いんだよね分厚い本でさ だからこれから図書館行って借りてきたいと思います この何年か受験勉強で読んでなかったから
732 :
無名草子さん :04/08/14 15:54
733 :
無名草子さん :04/08/15 13:41
降臨の群れ読了。 インドネシアが舞台ということでかなり期待していたのだが。 舞台をアンボンに絞っていたが、俺としてはジャワ、アチェ、イリアン、 スラゥェシ、東チモールとインドネシア全体の反政府、分離独立運動を書いて欲しかった。
>>731 風の又三郎!僕が死んだら天国から見守っててやるよ!
>>733 わかっちゃいねえな。おまえは。
いや、それは冗談だけど、そこまでやっちゃうと、今までの話の展開から考えて
クロニクルのハードカバー版と同じ段組の本で三冊分くらいに膨らむんじゃない?
俺はあれは現代版のハルナフリの出現を描こうとして話を絞ったんだと思った。
>>735 ただでさえ長いからねー
でもクロニクルから船戸作品にはまったので、
是非インドネシア版クロニクルを読んでみたかった。
しかし降臨のキジャン1300ccってのは萎えた。
737 :
無名草子さん :04/08/25 10:18
738 :
無名草子さん :04/08/25 10:22
>>717 箱船は、大衆向けのポップな作品だからね。
連載されたの週刊プレイボーイだったっけ?
その辺の若い読者想定して書かれたエンタメ本。
>>738 以前古本屋で連載当時のWPBを立ち読みしたら、シャヒーナの最後が
全然違ってて驚いたことがある。連載と単行本ってどれぐらい違ってるんだろう?
ストーリーも構成もかなり修正したのかな。
741 :
無名草子さん :04/08/28 17:12
>>2 タイミングがずれたけど、
「内藤陳」を嫌いになった具体的な理由が気になるんだけど。
よかったら、教えてよ。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
>>680 ベトナムを舞台にしたのってあったんですか!?
よければ題名教えてください!
週プレからの連想で そういやジャンプで船戸原作のマンガが連載されてたな と思ってぐぐってみたら、「神話の果て (画:鬼窪 浩久)」だったんだな。 確か10週打ち切り&別冊でストーリー補完だったから、全部読んでないわけで 後に小説のほうを読んだとき、同じ話とは気づかなかくて マンガ用にオリジナルの話を用意したんだ、と今までずっと思いこんでたよ。
745 :
無名草子さん :04/08/30 20:53
746 :
無名草子さん :04/08/31 00:01
昔山猫のまんが読んだな。
>>746 オレも読んだ。あと箱舟も。イメージ違い過ぎて萎えた
確かNHK-FMで山猫のラヂオドラマもあった。山猫の声をあてていたのが 原田芳雄で、山猫の「ひび割れた声」という設定にピッタリだったな。
アマゾン仙次
750 :
無名草子さん :04/09/10 20:41:41
このスレッドで船戸与一を擁護してる奴って やっぱり落合信彦とかも好きなんだろうな。 日本人が海外に行かなかった1960年代ならともかく いまどき、あんな笑止な海外描写をマジに受ける奴って 貧乏で海外に行く金が無いの?それとも英語が全くダメなの? この前テレビで 船戸のカンボジア小説の取材 を特集していたが、爆笑ものだった 日本人向けツアーの定番コースとなっている カラオケバー(もちろん売春付き)を さも、「一般では立ち入ることの出来ない犯罪の魔窟」 といったナレーションつきで取材をし いまどきバックパッカーですら、見飽きたといって通り過ぎる 虐殺記念館の前で、「日本人はこのような事実を知らない」といって 高説をたれ 最後は、地雷の除去作業の現場に行って 「既に除去済みの標識の立っている」ところを 足をガタガタ震わせながら歩く。 漏れもカンボジアに行ったが、船戸なんかより カンボジアに埋没しているペドフィリアオヤジのほうが よほどハードボイルドだよ。
↑たまに見る文章だが……。 別に養護しちゃいねえよ。好きなだけだ。 なんで落合信彦と比べられるのかなあ? そこんところがよくわからん。
【キーワード抽出】 対象スレ: 船戸与一 キーワード: このスレッドで 309 名前:無名草子さん[] 投稿日:03/07/22 00:54 615 名前:無名草子さん[] 投稿日:04/06/18 23:13 750 名前:無名草子さん[] 投稿日:04/09/10 20:41:41 抽出レス数:3
753 :
無名草子さん :04/09/11 14:55:38
>>740 与一はとんでも無い量を加筆することで有名でつ。
>751
異境の情報を小説の形で伝える紀行文・探検文というジャンルは
古今東西で根強く人気があって、それは現代の情報社会では
じょじょに役割を失いつつあるんだけど、
>>750 はその系譜を引く作家として
落合と船戸を挙げたんじゃないかな。
しかし、落合の読者は知らんが、与一の小説が完全にリアルな現地風俗を
描写してると受け取ってる読者は少ないんじゃないの。
だいたいそういうのが売りじゃなくて、政治や社会構造を描いて
それに抑圧されたり復讐したりしたりする人間を描くのが特徴だからなあ。
755 :
無名草子さん :04/09/14 12:50:57
船戸与一の本がすごいすきで 彼の作品は全部よんじゃったんですけど もっともっとああいう感じの小説読みたいんですけど 船戸与一みたいな感じの冒険小説 海外を舞台にして その国の情勢をうまく小説の中に入れてて スケールの大きい殺し合いの小説をかくひとって 他にいますか?
756 :
無名草子さん :04/09/14 19:01:56
>>755 オレもそうだな。全部読んじゃってそのあと新作が出るまで結構辛い。
このスレの人たちは、船戸与一のほかにだれのを読んでる?
>>750 >漏れもカンボジアに行ったが、船戸なんかより
>カンボジアに埋没しているペドフィリアオヤジのほうが
>よほどハードボイルドだよ。
ただの炉利オヤジだろ。おもしろい文章かけるならともかく。
オレも10〜15年前は海外の僻地へちょこちょこ行ってたけど、
ヤバいやつ、刹那的な生き方をしてるやつなんていくらでもいるよなあ。
でも、引き合いに出すこと自体が馬鹿馬鹿しい。
757 :
無名草子さん :04/09/14 22:32:05
>>754 >しかし、落合の読者は知らんが、与一の小説が完全にリアルな現地風俗を
>描写してると受け取ってる読者は少ないんじゃないの。
>だいたいそういうのが売りじゃなくて、政治や社会構造を描いて
>それに抑圧されたり復讐したりしたりする人間を描くのが特徴だからなあ。
そう、そうなんだよ!
読めば全然、視点というか、書いてる内容が違うってわかると思うんだけど。
落合が悪いっていうんじゃないよ。ただ、ジャンルが違うってだけでね。
オホーツク諜報船
760 :
無名草子さん :04/09/15 11:08:45
創価だったのか(´・ω・`)
マジ?
緋色の時代の文庫が小学館から出てましたね! とりあえず上だけ買って読んでみます。
763 :
755 :04/09/17 22:16:24
>>757 ありがとうございます。
今度佐々木氏の書籍を読んでみます!!!!
764 :
無名草子さん :04/09/17 22:54:53
>>763 ちょっと探してるのとは違うかも。でも面白いからおすすめ。
765 :
無名草子さん :04/09/18 20:44:11
船戸テイストならダシール・ハメットとかか? あとフォーサイスの「戦争の犬たち」も、ちょっと「箱舟」に近いかも。
「降臨の群れ」ようやく読了 視点の転換は船戸のパターンだと思うが、 4人の視点が入り交る複雑さに最初はなじめず、登場人物も多すぎて 序盤で挫折。 しばらくして再開するも、物語のテンポが遅く、中だるみで 2度目の挫折。だけど中盤からは、頻繁な場面転換にも慣れ、登場 人物もようやく頭に入り、あとは最後まで一気。 感想は… 俺としてはイマイチ。イスラムの男が悲劇的で印象に 残ったけどね。 最後はやっぱり(メール欄)でよかったんじゃないか。
>>757 エトロフ発緊急電、だろ?
発電してどうするw
768 :
無名草子さん :04/09/20 23:28:13
古本屋で見つけた虹の谷の五月読了。 少年がおいらから俺になっていくのがイイ。
769 :
無名草子さん :04/09/20 23:30:39
イスラムの美化が非常にうざったいね 船戸はあるインタビューでイスラムのことを 「現代史から外れた中世世界」と言ったがそんなの 幻想もいいとこだろ。 実際、今現在のスーダンの社会情勢でも見てみれば イスラムなんて実に下らんもんだとわかる
>>770 もうちっと船戸のいうところの「現代史」という意味を考えた方がいいぞ。
>>771 船戸の言う所の現代史に意味なんてあるのか?
有るとすれば小説のストーリーを書きやすくするための
素材以外のなにものでもないんじゃないのかい。
現代史と同伴したいと言ってたけど、
そういう意味での同伴でしかないのではないかと思うよ
773 :
無名草子さん :04/09/22 08:23:42
同伴喫茶?
モーターサイクルダイアリーズって映画なんだけど ゲバラが若い頃の話らしいね。 船戸愛読者としては、これはもう観に行かないと。
776 :
無名草子さん :04/09/23 17:07:34
井家上には悪いがやっぱり蝦夷地別件はつまらないよ
ゲバラのポスター(壁画だったかな?)の前ででかい腹を突きだして、 撮影した写真が何かの本の著者写真になっていたなあ。 ゲバラは「国家と犯罪」のキューバの話でそれなりに書かれているし、 名前だけはあっちこっちで見かける。
>>766 無力な主人公が状況に巻き込まれていく、
という流れは山猫以来船戸の伝統だけど、
今回は何かが違うような気がするんだよなあ。
何が違うかは、うまくいえないんだけど。
>>776 蝦夷地別件は内容の割に尺が長すぎるように思うな。
2/3ぐらいにシェイプアップすれば内容も詰まって良い小説になったと思うんだが。
780 :
無名草子さん :04/09/25 23:39:16
781 :
無名草子さん :04/09/26 21:51:59
佐々木譲よんだけど なんかイマイチだった やっぱり船戸じゃないとダメだ
「降臨の群れ」を読み終わった。
今回は1章と言うか、登場人物の切り替わりが早過ぎて、あまり感情移入ができなかった。
もう少し長くして、人物を掘り下げてもよかったかなあ、と思う。
個人的にはホテルオーナーの絡みはいらないような……。
>>778 今までのパターンだと主人公が成長する場合が多いんだけど、
今回はちょっと違うからじゃないかな?
正直なところ最後は「うげっ、何だよこいつ」と煮え切らなく感じたし。
783 :
無名草子さん :04/09/29 04:30:11
降臨の群れ・・・・・・・・・。 普通のおっさんが主人公じゃつまらんね。傭兵じゃないとさ。 メイドに手をつけて脅されてるしー。 エロジジィ
784 :
無名草子さん :04/09/29 04:51:22
竹中金融相は米国の代理人だった! (日刊ゲンダイ、10月25日)
”竹中代理人説”を裏付けたのは、モルガン・スタンレー証券(東京・渋谷区)のチーフエコノ
ミストであるロバート・フェルドマン氏。一昨日(22日)、都内で開かれた投資家向けの講演会で、
「われわれが竹中金融相に知恵を授けた」という趣旨の発言をしたのだ。講演を聞いた一人が言う。
「フェルドマン氏は、来日中のテーラー米財務次官や、彼と一緒に来日したモルガン・スタンレーの
スティーブ・ローチ氏(チーフエコノミスト)、バイロン・ウィーン氏(チーフストラテジスト)の3人とともに
竹中氏に面会した。そして、不良債権処理を加速させる竹中案の足を引っ張る勢力をいかに排除
するか、直接アドバイスしたことを講演でとくとくとしゃべったのです」
この4人は金融庁の役人や抵抗勢力と抵抗勢力といわれる政治家たちを”反竹中勢力”と定義。
言うことを聞かない役人には人事権を行使してクビを切り、政治家には”北朝鮮カード”を使えと
竹中金融相に迫ったのだ。
「北朝鮮カードとは、破綻した朝銀絡みの問題です。北朝鮮への送金でうまい汁を吸っていた政治家
については金融庁がチェック済みだろうから、それをネタに政界からの引退に追い込めという理屈
でした」(前出の参加者)
「来日中の3人は、一部では竹中応援のための”ドリームチーム”と呼ばれている。しかし実際は、
応援というよりも尻をたたいているといった方が正解じゃないですか。モルガン・スタンレーは日債銀
の譲渡先選定を仲介するフィナンシャル・アドバイザーを務めたことがある。今回もメガバンクが
国有化されれば、その売却でひともうけできるという思惑があるのでしょう。竹中氏はそのお先棒を
担いでいるわけです」(金融関係者)
http://www.asyura.com/2002/hasan15/msg/964.html
785 :
無名草子さん :04/10/04 03:00:22
もっと熱い(冷たい?)主人公が欲しいね。
786 :
無名草子さん :04/10/06 03:38:30
>>781 何読んだの? エトロフ発緊急電は
漏れ的にはすごい面白かったけど。
787 :
無名草子さん :04/10/06 04:10:47
>>770 全ての英雄伝説は無庇である。黄泉の国に旅立った主人公の一挙一動はすべて増幅され、
新陳代謝され、ついには現実の泥沼で喘いでいるものにとって慄然と輝くロマンとして
はるか彼方で発光しはじめるのだ。希望。苦悩。冒険談。これらは単なる事実性よりも、
民衆の痛切な必要性によって取捨選択せられる。役に立つ逸話はフレーム・アップし、
無用のものは切り棄てられて英雄の物語はひとつの方向性−−革命願望へと発展してい
く。それが残された者、死ねなかった民衆の義務とでも言うがごとく。かくて、英雄伝
説はリアリズムの挟撃にはびくともしない高みに達し、人々の心に不撓不屈の精神の記
念碑として強固に刻みこまれるのだ。これが英雄伝説の仕組みであり、主人公が重箱の
隅をつつきたがる学究たちのアラ探しにも微動だにせず泰然自若としていられる理由で
ある。ましてや、アニミズムの世界におけるヒーローの物語は完璧であり非の打ちどこ
ろがない。森や木立や泉、川のせせらぎが、これに応援するからだ。悲壮な最期を遂げ
た勇者は大地に抱かれて眠り、その魂は「偉大なる精霊」と合体し天空を駆けめぐる。
死者が遺した想い、生きているうちにはついに果たせなかった志に、風は震え花は涙を
注ぎ石はじっとり汗をかく。ここにちゃちな実証主義がつけいる隙はない。
『叛アメリカ史』
788 :
無名草子さん :04/10/10 19:48:10
ほっしゅほっしゅ
789 :
無名草子さん :04/10/14 00:24:21
>>786 ネプチューンの迷宮です
なんか実在しない島を舞台にしてるのがつまらないし
よんでてワクワクするかんじがなかったです
790 :
無名草子さん :04/10/14 02:25:13
>>789 佐々木譲は
・ベルリン飛行指令
・エトロフ発緊急電
・ストックホルムの密使
の大戦(?)三部作が代表作じゃないかな。
船戸の南米三部作のようなもの。
私的にはエトロフ>ベルリン>ストックホルムの順で
面白かった。タイトルのとおり太平洋戦争中の日本
などが舞台だから、そういうリアリティに関しての問題は
無いと思う。
>>790 おれもその順かな。
エトロフ〜は、スペイン内戦に義勇兵として参加し
その結果、米国的な自由と民主主義の理想に絶望した
ニヒルな主人公が、船戸モノのキャラに近い感じがする。
792 :
無名草子さん :04/10/14 15:41:02
NHKでドラマにもなったんだよね。 あれけっこう好きだった。DVDか ビデオで出てるのかな。
793 :
無名草子さん :04/10/14 15:44:31
794 :
無名草子さん :04/10/14 17:06:22
「降臨の群れ」のオレは60代のオヤジ。 「夢は荒地を」のオレもオヤジ。 30代の元傭兵がオレじゃないとダメダメ船戸
795 :
無名草子さん :04/10/16 02:11:12
>>790 五稜郭残党伝が一位だと思う
やはり佐々木譲は北海道開拓史
796 :
無名草子さん :04/10/23 21:55:05
保守age
志度正平大好き
神話の果てだな
799 :
無名草子さん :04/10/27 15:57:58
まーポル・ソンファンが好きなんて奴はいねーよな。
オレはJ.P.ギランの「濃過ぎる眉毛」が好き
801 :
無名草子さん :04/10/27 23:14:12
802 :
無名草子さん :04/10/28 02:54:27
蟹が喰いたくなってきたよ。
俺は伝説なき地が一番好き。
804 :
無名草子さん :04/10/30 05:20:57
香田が船戸読者だったら嫌すぎだな。
805 :
無名草子さん :04/10/30 08:00:24
猛き箱舟の主人公は香坂正次。 イラクの人質は香田証生。
猛き箱舟の主人公は「ルセロ」。 イラクの人質は「失せろ!」。
ラマダン(断食月)
808 :
無名草子さん :04/11/01 20:35:40
鷲沢剛介!こんなところで遭えるとは思わなかった・・・
810 :
無名草子さん :04/11/03 16:42:42
私的には 1 「山猫の夏」 2 「猛き箱船」 3 「蛮族ども」 4 「神話の果て」 5 「伝説なき地」 6 「夜のオデッテイア」 7 「銃撃の宴」 8 「砂のクロニクル」 9 「炎流れる彼方」 10「非合法員」 これがベスト10
「蛮族ども」がずいぶん上だな
佐伯夏彦が好きなのかな オレも「祖国よ友よ」は短編ベスト1だが
813 :
無名草子さん :04/11/04 10:47:08
自分は「夢は荒地を」とか「血と夢」とかかなぁ・・・
814 :
無名草子さん :04/11/04 22:26:15
「黄色い蜃気楼」もいいなぁ
そう言えば長編ベスト○○とかの話題はループで出てくるけど 短編に限ったランキングってなかったんじゃない? そこで俺にとっての短編ベスト3。 @居留区の秋 Aからっ風の街 Bアマゾン仙次 いやー3つ選ぶのに相当悩んだw
個人的にはガリンペイロがよろしいと思う
>>816 そんな生活は終わりにしなきゃならない!!
シーリーンって女、何の作品に出てきたっけ?
820 :
無名草子さん :04/11/06 07:08:57
「夜のオデッセイア」に続編があるのなら・・・ アップル・ビリーとオレンジ・ビリーは活躍するだろうか? ウイスキー・ジョーとブランディ・ジョーはいいキャラだった。
821 :
無名草子さん :04/11/06 10:44:48
>>820 あの続編見てみたいですよねー!
サクサク読めるところが楽しい・・・
「夜のオデッセイア」の続編というと「蟹食い猿フーガ」とか「炎流れる彼方」が近いような。 ああいうあっちこっちを仲間と一緒に放浪するのも結構、好きなんだよね。
823 :
無名草子さん :04/11/12 17:45:30
え、淫乱症の姐ちゃんよ!
その時メッキーがぶっと屁をした
826 :
無名草子さん :04/11/13 17:01:31
「降臨の群れ」は物足りない。。。 登場人物の絡みもいまいちだし、話の展開も。 ちと残念だ。
827 :
無名草子さん :04/11/15 16:54:14
「降臨の群れ」はいまいちでした。 真保裕一の「真夜中の神話」もインドネシアのお話です。 プロテスタント&カトリック&イスラム&仏教&少数民族とかかぶる 部分も多いのですが、「降臨の群れ」の方が面白かったような・・・・ なんでかな?両方読んだ人いますか?
828 :
無名草子さん :04/11/15 18:53:31
>>826 爆弾テロとかデモとか日常的にある割には、なーんだか国と言うか国民と言うか
の〜んびりしたところがあるからもしれない。殺伐さに欠ける国なのかも。
仕事でインドネシアで暮らしたことがあるんだけどね。
830 :
無名草子さん :04/11/16 07:14:46
>>827 さん
真保裕一といえば、ちょっと前にでた「黄金の島」っていうのがよかったですよ。
やくざが命を終われて東南アジアへ逃げる話なんですが・・・
スレ違いスマソ。
「降臨の群れ」は失敗作だろ。どう考えても。 登場人物がどいつもこいつも中途半端にしか描けていない。 一部の人間にスポットを当てて描き出せばいいのに。 読み終わった後、印象に残るような登場人物が誰一人として思い浮かばない。
一度読んでみたいと思ってるんだが分厚さに圧倒されて敬遠してたんだよな・・・ なんか短編集みたいのでお勧めはないでしょうか。
小説ではないけど「国家と犯罪」あれで船戸与一の世界観がある程度掴めそう。 小説の短編集だと……「蝕みの果実」あたりかな? いろんな話が入っているという意味で。 その中の「黄金の眼」の最後は船戸テイスト溢れる終わり方だと思う。
叛アメリカ史なんかもいいんじゃない?
835 :
無名草子さん :04/11/17 19:18:14
>>831 うーん。。。禿げ同だな。
>>832 分厚さは読んでいくうちに気にならなくなるもんさ。
オレがそうだった。
836 :
無名草子さん :04/11/17 19:20:30
あたりハズレが多いね、この人
837 :
無名草子さん :04/11/17 21:17:41
もし「山猫の夏」を映画化したら・・・ 弓削一徳は・・・藤竜也? おれ・・・山本太郎?
838 :
無名草子さん :04/11/18 00:37:50
山猫は原田芳雄。
839 :
無名草子さん :04/11/18 04:57:40
このスレッドで船戸与一を擁護してる奴って やっぱり落合信彦とかも好きなんだろうな。 日本人が海外に行かなかった1960年代ならともかく いまどき、あんな笑止な海外描写をマジに受ける奴って 貧乏で海外に行く金が無いの?それとも英語が全くダメなの? この前テレビで 船戸のカンボジア小説の取材 を特集していたが、爆笑ものだった 日本人向けツアーの定番コースとなっている カラオケバー(もちろん売春付き)を さも、「一般では立ち入ることの出来ない犯罪の魔窟」 といったナレーションつきで取材をし いまどきバックパッカーですら、見飽きたといって通り過ぎる 虐殺記念館の前で、「日本人はこのような事実を知らない」といって 高説をたれ 最後は、地雷の除去作業の現場に行って 「既に除去済みの標識の立っている」ところを 足をガタガタ震わせながら歩く。 漏れもカンボジアに行ったが、船戸なんかより カンボジアに埋没しているペドフィリアオヤジのほうが よほどハードボイルドだよ。
>>839 毎度おなじみペドオヤジ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ネタに突っ込むのは大人げないが。 ペドフィリアのオヤジは弱者を食っている側に立っているんだよな。 ハードボイルドのオヤジは弱者を養護する側に立っているので、立場が全然、違う。 ま、船戸に言わせると「弱者って何だ」ってことになり、そのネタも面白いのだけど、 たぶん、言っても通じないだろうし、船戸の読者なら知っていると思うので省略する。
とりあえずヒゲ剃ってください船戸さん。 写真見るたびになんか暑苦しいです
「砂のクロニクル」より後に傑作はある? 蝦夷地と直木賞受賞のやつは読んでるんで、それ以外で必読があったら教えてちょ。
844 :
無名草子さん :04/11/19 03:06:56
メビウスの刻の刻なんて、カッコイイとおもふ
845 :
無名草子さん :04/11/19 05:20:25
それ後だっけ?
「天国と地獄の鬩ぎあいの中からは、かならず想像を超えた逆抗者が突如として登場してくる」(叛アメリカ史) 船戸が描こうとしているのはこういう人間とそれに絡んでいく人間だろ。 そのためには紛争地域をはじめとした、いわゆる第三世界の方が舞台としては使い易いというだけだよ。
「蝦夷地別件」は個人的には失敗作だと思う。長いだけ。 変わりモノとしては「龍神町龍神13番地」が結構好き
848 :
無名草子さん :04/11/19 20:51:33
映画化するとしたら、どの登場人物にどの役者をあてたらいいかってやらねーか? えーと、じゃまずはオレから・・・船戸与一には佐藤蛾次郎
849 :
無名草子さん :04/11/20 00:46:31
>>848 >船戸与一には佐藤蛾次郎
それが言いたかっただけとちゃうんかw
>>843 >「砂のクロニクル」より後に傑作はある?
必読かどうかは知らんけど、「夢は荒れ地を」は結構、よかったよ。
「かくも短き眠り」はどうよ。
「虹の谷の五月」はよかったよ
853 :
無名草子さん :04/11/22 22:25:59
「午後の行商人」もそこそこいける
「新宿・夏の死」のオカマさんがgood。
855 :
無名草子さん :04/11/23 12:54:51
次の作品について何か知ってる人いる?
どうやら次は「イラク」について書くみたいだよ。
北朝鮮や中国(共産党)を扱った作品はありますか?
「蟹食い猿フーガ」ってタイトルがなんかグロテスクっぽいのと 文庫の表紙にやる気がなくて敬遠してたんだけど面白い?
>>857 「流砂の塔」がそうじゃないかな(中国)
北朝鮮はまだないと思う。
>>858 軽くて面白いよ。
B級ロードムービーみたいな感じ。
今「かくも短き眠り」読んでるんだけど ミクローシュの台詞がなんかやだ。主語を後ろにもってくような。
862 :
無名草子さん :04/11/25 20:23:53
「セメントだね」「うん、セメントだね」 ブランディー・ジョーとウイスキー・ジョーの女性版ですな
863 :
無名草子さん :04/11/25 22:05:42
20世紀に生まれた人間はどこか壊れているんだって ビッグフォード氏
864 :
無名草子さん :04/11/26 01:10:39
神話の果てに出てくるキャラはカッコイイのが多いね。
865 :
無名草子さん :04/11/28 06:49:22
讀賣新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20041124id24.htm ★米でモン族男性が6人射殺、「人種侮蔑された」と供述
【ニューヨーク=河野博子】米ウィスコンシン州北西部でシカ狩りに来ていた
白人の地元住民6人が米国に帰化したラオス出身のモン族男性に撃ち殺された事件が、
米社会に衝撃を広げている。
事件は、ミネソタ州セントポールの東方160キロにある人口170人の
ウィスコンシン州バーチウッド村で21日の白昼に発生した。ソーヤー郡警察によると、
自らの所有地でシカ狩りを行っていた地元ハンターらが、敷地内に入り込んだ
チャイ・バン容疑者(36)に気づき、立ち去るよう求めた。ところがバン容疑者は
ライフル銃で撃ち始め、43歳から20歳の男性4人、女性1人の5人がその場で死亡、
重傷を負って病院に運ばれた男性1人がその後、死亡した。バン容疑者は逃走したが、
その後、警察に拘束された。
バン容疑者の正式起訴はまだだが、6件の第1級殺人、2件の殺人未遂で、
拘置請求が行われている。一方、裁判所が23日、公開した文書により、バン容疑者の
供述内容が明らかになった。
それによると、バン容疑者はシカ狩りをしようと公有地と思いこんで現場に入った
ところ、そこにいた5、6人のグループに囲まれてアジア人を侮べつする言葉を
投げ付けられた。
容疑者は現場を立ち去ろうとしたが、30メートル離れた時点で振り返ると、うち1人が
持っていた銃で発砲したため、反撃したという。
バン容疑者は、ミネソタ州内に7万人以上が住むタイやラオスの少数民族、モン族の出身。
容疑者の住むセントポール一帯には、教会関連団体をはじめ受け入れ団体が多いうえ、
食品加工産業など働き口もあるため、モン族人口が集中している。バン容疑者は、
トラック運転手で、6人の子持ち。犯罪歴はない。
バンGJ!! 白人の「所有地」って言っても、 ネイティブアメリカンにウィルス入りの毛布配って奪い取った土地だしな。
>865 おお、なんか船戸っぽい事件だなあ。 そろそろ、久々に北米を舞台にした話も書いて欲しいな。
「黙らないかゴンザレス。 誰にだって何らかの事情はある。」
869 :
『非合法員』を地で行くような事件 :04/11/30 06:59:16
http://ch-k.kyodo.co.jp/17kyodo/backnumber/backnumber2001/job/job39.html モン族は本来、中国南部に住む民族だったが、一部がインドシナの山間部に
二百年前から住むようになった。六一年、米国の中央情報局(CIA)に
よってラオス山中に住む数万人が反共の秘密部隊として編成された。わずかな
土地を耕す農民が、当時の近代戦を体験、北ベトナム軍やラオスの共産勢力と
死闘を繰り広げる存在になった。
221 :名無しさん@5周年 :04/11/25 10:40:58 ID:JgImw98M
モン族というのはビルマや中国の雲南省に近いラオス山岳部に主に住んでいる
少数民族。ベトナム・インドネシア戦争中にラオスも共産化することになるわけだが、
アメリカのCIAが山岳部を拠点に少数民族に軍事訓練をして対共産の捨てゴマ
として利用しようとしたんだよ。
しかし、ベトナム・インドシナでアメリカは失敗&撤退。ラオスも共産主義国となり、
かつてアメリカに協力した一部のモン族は国に居づらくなってコネを頼って苦労して
アメリカに渡ったというところから知らないとこの事件の重みが理解できないだろう。
582 :名無しさん@5周年 :04/11/27 23:00:05 ID:68JEVMHz
番組によると、アメリカがモン族との秘密協定があったことを認めたのは、1999年に
なってからだそうだ。アメリカに協力した彼らは、母国ラオスに共産政権ができて
しまったから帰ることはできない。で、その間タイに難民キャンプ作って国連の援助を
受けて生活してきたが、摩擦もあった。アメリカはインドシナ難民として何回か移民
として受け入れていたが、今回タイは難民キャンプの閉鎖を決めた。それを受け
アメリカはタイのイラク派兵を条件に最後の移民受け入れを決めた。ベトナム戦争で
アメリカ兵の犠牲は5万8千、モン族の犠牲は20万。イラクでもモン族出身アメリカ兵が
死んでいる。映像の20世紀じゃないが「民族の悲劇果てしなく」だな。
870 :
無名草子さん :04/11/30 07:05:08
『非合法員』 「考えていることを正確に言えるような人間に人なんか殺せねえ。 なぜ、ヴェトナム難民がこんなことをしなくちゃならないかを やつの口から聞いたろう? おれの気持ちをうまくまとめりゃ、 ああだ。だが、おれは革命だの何だのときれいごとを言うつもりはねえ。 おれはおまえと一緒になってメキシコでインディオを殺したんだからな。 そんなことを口にする視覚はどこにもない。おれはただ、このアメリカを 火だるまに追いこんでやりたいだけだ…」 「歴史の激突点に住んで血を流させられた連中を邪魔もの扱いにして 世界を丸く収めようとする動きにたいして」カオ・バン・クアンは言葉を 噛みしめながら言った。「一矢報いることが、ヴェトナム難民が 世界史の中で果たせる唯一の役割だ」 「おれはおまえがあの男に勝てないと話してるだけだ!」インディアンは 急に声を荒げた。「あいつは何者かしらんが、南ヴェトナム政府軍の中に あいつみたいな男はひとりもいなかった。まるで解放戦線の連中みたいじゃ ないか」「解放戦線と同じだと? 冗談じゃねえ! やつは南ヴェトナムから 尻尾巻いて逃げてきた難民だ。ただ、軍隊にいたんで銃が使えるだけだ」 「だが、いまは火の玉になっている」「それがどうした? おれは殺すと いったらかならず殺す」「おまえには殺せない。他人に説明できないような 個人的理由しか持ちあわせていないおまえがどうして火の玉になっている者を 殺せるものか」シヴィート・ベアランナーは抑揚のない声で続けた。 「おまえには見えないのか、あの男の体全体から吹き出している炎が!」
初船戸が神話だったんできつかった覚えがある 話は面白いんだが殺人シーンはきついわこの人
神話の果てはポルソンファンだっけ?
>>869 CIAからラオスに派遣されて、モン族の王になったトニー・ポーの話だな。
リアル版カーツ大佐だね。
>>871 クリストファー・ビッグフォードが
たった一本の鉛筆で殺されたシーンは衝撃的だったな。
結構主要キャラだと思ってたのに、まだ物語の最初の方で
あっさり死んじゃったことにも驚いた。
たぷたぷにふやけたおっちゃんが、仕事の指令を受けると同時に 猛烈に身体を鍛えだして3ヶ月くらいで仕事用の肉体改造するのは何の作品だっけ?
砂のクロニクルに手を出してみた。
まだ上巻の半分くらいだけど面白いな
>>875 神話の果てかと思ったけどあれは一週間だったか
877 :
無名草子さん :04/12/10 23:19:14
878 :
無名草子さん :04/12/14 06:28:49
クリストファー・ビッグフォードは早く殺されすぎて ちょっともったいないと思ったけど、他にも魅力的な キャラのオンパレードだからね。
879 :
無名草子さん :04/12/14 22:18:42
bookoffで買いました。 猛き箱船面白いですね。 ところどころそれは都合が良すぎるだろと思う箇所はありましたが・・・。 4巻目突入しました。 これからシャヒーナも死んでしまうのかと思うと少し寂しいです。
今は午後の行商人を読んでるが、テンポがいいんでどんどん読めるね。 そのうち蝦夷地にも挑戦してみるかな
881 :
無名草子さん :04/12/17 22:41:45
意思さえ研ぎ澄まされてりゃ,何でもできる。わかるか, 小僧,生きていくには意思だけが重要なんだ。
アポロ、>879を、喰い殺せ。
このギターを弾き終わるまで待ってくれないか
かくも短き眠り 読了。 序盤で出てきたライアン、主要キャラになると思ったのに 最後にちょっと出てくるだけ(しかも手紙の中で)だったorz
887 :
無名草子さん :04/12/30 22:49:14
「猛き箱船」読み終わったが暗いよ。 暗すぎるよ。 漏れはシャヒーナとのハッピーエンドを望んでいたんだが・・・。 まぁそもそも冒頭で隻腕の香坂が特殊部隊に狩られるところで気付かなきゃ いけないんだが・・・。 後、隠岐の凋落振りにも納得出来ないYO。 今度はBookoffで「蝦夷地別件」買ったよ。 司馬氏の「翔ぶが如く」読み終えたら読むつもり。 面白い?
山猫もオデッセイアも、ハッピーエンドとは言いがたいが、 さわやかな感じだけどな。 自分が一番ひどいと思ったのは短編のグレイハウンド。
890 :
無名草子さん :04/12/31 11:30:11
船戸にハッピーエンドの作品ってありますか?
伝説なき地はハッピーエンドじゃなかったか?
地震で全部パアになるのは何だったっけ?
(´・ω・`)しらんがな
ハッピーエンド……短編だけど「黄金の目」とかはどうかなあ?
>>892 さん
伝説なき地だったと思いますよ。
緋色の時代とかはハッピーエンド?なのかなぁ・・・
最近はハッピーエンドになる長編が多いような。
午後の行商人は不思議なラストだったなぁ どこからどこまでが真実だったんだろうか
船戸も80年代に同時代批評に寄稿してたりしたんだよな。
>>887 蝦夷地別件、前編は面白いよ。
ただ・・・
詳しいことは言いますまい
読み終えたら感想聞かせておくれ
899 :
無名草子さん :05/01/07 00:20:47
同じ日本人として恥ずかしい限りだよな。 蝦夷のみんなごめんよ、俺があの時生きていたら 彼等の為に松前藩主ぶっ殺してやってたのに
900 :
無名草子さん :05/01/07 23:41:30
アイヌの女が超エロイんですが
蝦夷地別件、下だけ絶版になってないか?
増刷待ちなだけで、絶版ではないよ。 もともと分冊の場合は、後編ほど部数少ないし 単行本の初版はいろいろあったけどw
903 :
無名草子さん :05/01/11 16:35:26
>>887 あれを清々(すがすが)しいと思えるようにならないと
駄目だ。キャラの死とかだけに着目せず、その死に
よって逆照射されてくるものを見てもらいたい。
904 :
無名草子さん :05/01/11 16:37:30
>>887 猛き箱船の後に蝦夷地別件を読むのは良くない。
なぜなら本筋ほとんど焼き回しだから。
「猛き箱船」はどっちかというと現代社会の中での日本の立場というか、エグイ部分を描いていて、 「蝦夷地別件」は世界的な近代という時代の成立を描いているから、話としては全然違う。 ただし主人公の行動というか動き方は……というかこのふたつだけじゃなくいくつかのパターンがある気が。
906 :
無名草子さん :05/01/11 21:04:21
KING OF エンタメ作家ですな
907 :
無名草子さん :05/01/16 09:58:31
「蝦夷地別件」は典型的な前半傑作だなw
908 :
無名草子さん :05/01/19 19:40:13
船戸作品にアメリカインディオの状況が描かれていたが今現在もインディオって迫害されてるね。 まともな職につけなくてアル中→自殺ってのが多い
>>908 とりあえず、インディアン、インディオ。インディヘナを使い分けることができるようになろう。
砂のクロニクルで作者の微妙な心情があらわれてた。 在日が断腸の思いで北朝鮮の政治体制を批判するのに似たような感じで、 船戸自身も革命という甘美な響きに憧憬みたいな物を持ってたんだが、その当時のイラン国内情勢を 見る限りではどうしようもない腐敗が起こってて、まだ希望は捨てたくないけど批判せざるを得ない感覚が サミルセイフを通じてヒシヒシと伝わってきた。 チラシの裏スマソ
ステファン・マホウスキがアイヌ達への銃器搬入に成功していたら・・・
912 :
無名草子さん :05/01/21 16:56:26
>>910 恋愛と同じで、お互いラブラブのハッピーエンドじゃ
お粗末なおのろけオナニー話にしかならないわけよ。
革命に失敗、大義に失望、人民に裏切られるから
いいわけさ。
913 :
無名草子さん :05/01/21 16:59:57
革命家は革命が成功した時点で死ぬのが 一番いい的なことも言っているしね。 権力者になっちゃうと必ず腐敗するから。 悲壮感漂う永久叛逆の美学みたいなの がテーマなんでしょう。
芥子の花が散った。花びらはメコンの川を流れていった
915 :
うまのり :05/01/29 03:57:00
初めて読んだのが『山猫の夏』。 少年サンデーの巻末で漫画家の誰だかが奨めてたんで読んでみた。 痛快♪ 次に『猛き箱舟』。 痛快♪ その次に読んだのが『砂のクロニクル』。 前半は激オモロ。 でも。。。中盤以降、妙に退屈。 その後ずいぶん舟戸作品呼んだけど、どれもいまひとつ物足りない。
916 :
無名草子さん :05/01/29 10:32:55
砂のクロニクルは正直冗漫
この人の小説って主人公死亡率はどのくらいになるんだろ
918 :
無名草子さん :05/01/30 22:02:39
「砂のクロニクル」とか「蝦夷地別件」で前半が良くて後半イマイチという意見はよく理解できません.前半の方が後半の本当に言いたい部分に説得力を持たせるためのネタフリというか土台作りのように思えます.
「山猫の夏」「猛き箱舟」ってどっちかというと単純な冒険アクションだし。 複雑な社会問題を背景にいろんな思想というか情念のようなものがうずまく 「砂のクロニクル」「蝦夷地別件」とはちょっと違うような気がする。
920 :
無名草子さん :05/01/31 11:21:39
>>919 歴史とか国際情勢に疎い奴は面白くないっていうんだろうね
疎いか疎くないか、じゃなくて興味があるか、ないか、だと思うけど。
922 :
無名草子さん :05/02/06 11:26:36
俺は舟戸には娯楽以上のものは求めてないよ。
>917 95%くらいかな。ちなみに「降臨の群れ」は死ななかった。
船戸作品を完全制覇してしまったら次までのつなぎに何を読んだらよろしいか? 馳星周は暇つぶしに読んでますが。
>925 まじめに教えてくれ。頼む
つなぎに読む本に何を求めているのか? それが大事だ。 船戸与一の濃さを他の作者に求めるとちょっと難しい。 似たような傾向でいいなら、何人かいるかもしれないけど、それは過去に上がっている。 あまりの濃さにくらくらきていて、息抜きしたいなら、 適当に買ってくればいいんじゃないかと。 さらに船戸の世界にどっぷりつかりたいなら、 IRAとかサパティスタ、70年代の反政府運動に関するドキュメントを読んでから、再読する。
928 :
無名草子さん :05/02/10 23:45:51
「神話の果て」のポル・ソンファンを竹中直人に演らせたい。
「何だ?」 「何がよ?」 「何だっていうんだ?」 「何を言いたいんだ?」 やたら聞き返すな。
ワトソンが訊かなきゃ、ホームズだって喋れない =よくあるストーリーの転がし方じゃないかな。
聞き返すシーンを削れば、本の厚みが半分になる、 と実しやかに言われてた時期もあったっけ。
>>924 温故知新。初期の大藪晴彦は? 野獣死すべしは名作だよ。
オーヤブなんぞ要らん。同じ「野獣〜」ならジャプリゾ読むわい。
間違えた。ブレイクだ。
936 :
無名草子さん :05/02/15 20:42:42
船戸とは趣がちとちがうけど、 田中光二の「冷血」と南米が舞台のやつ(タイトル忘れた)がおもろかった。
937 :
無名草子さん :05/02/15 22:02:35
猛き箱舟でさ、夢に出た箱舟と小舟の絵を孫が描くんだけどさ、 なんで?どういう意味があるの? 分かんなかった。
解釈は人それぞれだから、どれが正解ってのはない気がするけど。 箱船とは何の象徴なのか? 箱船に乗っていた人間はどうなっていったか? 俺はそこらへんのことなのかな、と思っている。
939 :
うまのり :05/02/21 04:28:05
このひとの本って主人公以外外人ばっか登場するから映像化は難しそうだね
ぐすっと笑った
そこはタンクローリー2台が入るほどのスペースだった
943 :
うまのり :05/03/01 00:12:14
カラシニコフ自動小銃
緋色の時代読了。 クライマックスがちょっと急ぎすぎかなという気がした。 あれだけの主要登場人物があったら、やっぱ蝦夷地〜ぐらいの量が いるんじゃないかなあ。最初から2・3人少なくてもよかったとも言えるけど。 ラストは意外。なんか船戸作品には珍しく続編が書けそうなヒキだった。
あと出ないかなと思ってた「腹の上で泳ぐ」があったのでよかった(w
酒精
船戸を読んだあと、つなぎに落合信彦を読むと、うす甘さにげんなりするな。
「夢は荒れ地を」にあまりに衝撃を受け、 カンボジアに行こうと決意して3日前まで行ってきました。 1ヶ月ほどの滞在でしたが、なかなか小説の描写に近いなぁ・・・という印象を持ちました。 小説の中で出てくる「パイリン」というところには行けなかったので、 次回は是非行ってみようと思っています。 スレ違いなのでsage
949 :
無名草子さん :05/03/07 19:58:04
age
さらばだ、ロッサナ、夢の国のこころやさしき住人よ!w
951 :
うまのり :05/03/09 22:38:18
モール
952 :
無名草子さん :05/03/10 21:56:04
モール
一度目はかっこいい冒険小説として、 二度目は登場人物のかっこつけすぎに爆笑してしまうお笑い小説として楽しめる。
洟ったれ
955 :
無名草子さん :05/03/20 17:53:34
新作早くでないかなぁ・・・
マラッカ海峡の海賊の事件で、「水面下の」とか聞くと 灰色熊みたいのが暗躍したのかなと思ってしまう。 ま、銃撃戦とかはないかと思うけど、 少なくとも外務省での仕事ではないのではないかと。
欺瞞としての戦後体制が、この灰色熊を必要としたのだ!
真田昌幸
灰色熊連れてくるまでもなく、現地の代理人ととっとと交渉まとめたと思う。 どうもあの社長さん、いつかは降りかかるリスクだと捉えてたらしいから。誘拐保険なんかも加入済みじゃないのかな。
かくも短き眠りってもしかしてあんまり評価高くない?
俺は好きだけどね。世間の評価は知らないや。
「夢は荒れ地を」読了。主人公カッコ良すぎ。こんな日本人絶対いない。 でも涙ぐんで読んでた俺。
963 :
無名草子さん :2005/03/31(木) 23:54:23
夢は荒れ地を はかなりかっこいいですよね! お気に入りですー、船戸のあとに違う作家の本読むと、物足りない気がするなぁ。
新宿・夏の死 読了。舞台が新宿だとなんか馳星周ぽかった。 でも夢中で読んだ。最後の優子さんはかわいそ過ぎる。
965 :
無名草子さん :2005/04/09(土) 09:43:41
緋色の時代、当初は舞台がロシアで入りにくかったけど、かなりおもしろいわ。私の中では 虹の谷の五月、蝦夷地別件に次いでベストスリー入り!
自分も緋色の時代は好きですが、終わり方が何か物足りなかった・・・
967 :
無名草子さん :2005/04/16(土) 09:55:26
「夢は荒れ地を」面白かった!俺も地雷撤去してげらげら笑ってみたいぜ! 船戸読むようになってからビールやめてウイスキー飲むようになった。
カイピリンガをくれ! レモンを多めに搾って、砂糖は抜きでな!
969 :
無名草子さん :2005/04/16(土) 23:53:25
ブラジルと聞くと最初に思い浮かべるのはバイーア州
次スレはまだか? 喉もこころも乾ききっているんだが。
971 :
無名草子さん :
2005/04/20(水) 18:12:33 舞台が中東や南米なのに 「〜とお見受けする」 「去ね!去ね!」といったセリフが船戸さんらしくていいと思いました