http://www.asahi.com/obituaries/update/0304/004.html | SFをはじめ伝奇ロマンや下町の人情物語など幅広いジャンルで活躍
|した作家の半村良(はんむら・りょう、本名清野平太郎=きよの・へいた
|ろう)さんが4日、肺炎で亡くなった。68歳だった。通夜と葬儀は未定。
|喪主は妻の久恵さん。自宅は東京都調布市小島町1の2の5の101。
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| 東京生まれ。工員や板前見習い、バーテンダー、広告会社社員などさ
|まざまな職業を転々とした。62年、SFマガジン・コンテストに入賞して作
|家に。作家に。「産霊山秘録」(73年、泉鏡花賞)をはじめ、「雨やどり」
|(75年、直木賞)、「岬一郎の抵抗」(88年、日本SF大賞)、「かかし長
|屋」(93年、柴田練三郎賞)などの代表作がある。また79年の「戦国自
|衛隊」は映画化され、話題になった。
合掌。戦国自衛隊、好きだったな……
ネタであってほしかった・・・妖星伝もっぺん読みなおそう。
ううっ・・
伝説シリーズとか、ずいぶん読んだなぁ…
いわゆるSF作家の中では、いちばん好きかも知れん。
(コマツとかツツイとかヒライとかは、アク強すぎ)
ご冥福をお祈りします。
『妖星伝』シリーズは本当に面白かった。
最近こういう作家がいないから、つまらない。
妖星伝好きだったな・・・
太陽の世界はなんだかわかんないうちに読むのやめちゃったけど。
「産霊山秘録」が面白かった。
ところで、ペンネームの由来は<イーデス・ハンソン>のもじりって本当だったの?
伝記物も好きだが、初期の酒場ものが本当にすごく好きだ。
亡くなったのは寂しいが、これを機に昔の作品が復活してくれることを
祈る。
最近興味が出ていろいろ読み始めたところだったんでショックだよ……。
SFもいいんだけど、市井の人々の人情を描いたものが好きだ。
「どぶどろ」でも読み返そう。
御冥福をお祈りします。これからも読みつづけます。
10 :
無名草子さん:02/03/04 20:46
「太陽の世界」はどうなるんだろう・・・。(まあ、途中で投げ出したん
だろうけど)
11 :
無名草子さん:02/03/04 21:05
本当なのか・・・(´・ω・‘)ショボーン
12 :
無名草子さん:02/03/04 21:10
妖星伝の栗山みたいな死に方だったのかなあ・・・。
13 :
無名草子さん:02/03/04 21:19
SFマガジンのデビュー作「収穫」以来の読者です。
「赤い血脈」「産霊山秘録」素晴らしかったですね。
「妖星伝」は大構想が途中から変わってしまった印象が…
あのころから、お疲れだったのではないでしょうか。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
>>7 >ペンネームの由来は<イーデス・ハンソン>の
>もじりって本当だったの?
たぶん、半村さん一流のジョークです。
ハンソンさんが知られるようになるより
半村さんのデビューのほうが先のはずですよ。
>>13 そうなの?
なんかのエッセーで読んだが、半村良がまだバーテンやってたころ
イーデス・ハンソンが飲みにきて、飲みっぷりが格好よかったので
名前拝借したと・・・記憶違いかもしれん・・・
あ〜それにしてもショックだ。今キーボード打つ手が少し震えてる。
15 :
無名草子さん:02/03/04 22:14
68歳か…ここ数年は過去の未完の作品を、無理矢理的にでもまとめていた記憶あり。
人生の始末をつけてたんだね、今にして思うと。
彼がSFを変えた人の一人だったことは確か。ご冥福を…。
16 :
無名草子さん:02/03/04 22:30
実は、嘘部の謀略でした・・・って訳ないな。
17 :
無名草子さん:02/03/04 22:46
>>7,13,14
俺も、半村良さんがイーデス・ハンソンの大ファンだからって聞いたけど。
自分でも気になったので、調べてみました。
半村さんの作家デビューは1962年、
このときから「半村良」のペンネームを使っています。
一方、ハンソンさんの略歴は
>ハンソンさんのおとっつぁんは宣教師。
>日本に留学していた兄ちゃんを頼って1960年に来日したらしい。
>63年には日本人男性と結婚するが、お相手はなんと
>「文楽の人形遣い」やったらしい。
>文楽と言えば発祥は大阪。
>このへんからもハンソンさんの周辺に、大阪のニオイが漂っておる。
>間もなく63年にはテレビ「日本問答」、64年には映画「青い目の花嫁さん」で、
>大阪弁をしゃべるタレントとして一躍有名人になったと言うことや。
ttp://www.gulf.or.jp/~walter/geino.html ということで、ペンネームが決まったのは、
ハンソンさんが有名になる前だったのではないでしょうか。
ついでながら、半村さんの書斎の名前は「半文居(はんぶんこ)」
これも洒落た命名でした。
19 :
無名草子さん:02/03/05 05:03
続戦国自衛隊・・・好き勝手やってるもんな、田辺節雄。
半村先生はもはや「原作」でなく「原案」だもんなぁ・・・(号泣)
20 :
無名草子さん:02/03/05 07:25
SF第一世代も、もうそろそろ訃報が飛びこんでくる時代になったんだ
よなあ。星さんの時もショックだったんだけどなあ。
21 :
無名草子さん:02/03/05 18:45
ネタであってほしかったが・・・。
放心状態。
22 :
無名草子さん:02/03/05 21:00
「不可触領域」、好きでした。
23 :
無名草子さん:02/03/05 22:16
直木賞受賞作の『雨やどり』が好きだったな。
24 :
無名草子さん:02/03/05 22:36
>13
「石の血脈」でしょう。元になった短編と混ぜてません?
25 :
無名草子さん:02/03/05 22:46
びっくりしました。
確か「箪笥」って短編は半村先生だったと思いますが、なにか出てくるわけでもないのにものすごく怖かったです。ほんとにおすすめです。
あと「八十八夜物語」(だったかな?)を、「ふざけんなー」と悪態つきつつも読み通してしまったことも。
今さらですがほかのものも読んでみようと思います。
ご冥福お祈りします。
26 :
無名草子さん:02/03/05 22:53
ペンネームの由来については、吉行淳之介『恐怖対談』(1980年、新潮文庫)
にこんな対話が収録されています。
吉行 半村さんはペンネームでしたね。
半村 そうです。
吉行 どうして半村なんていう不思議な苗字をつけたのですか。
半村 自分でもよくわからないんですけど……だいたい店の女の子につけるよ
うな要領で、ラ行の多いやつを入れて、開口音で始まって……。
吉行 バーの女の子は、呼びやすい名前をつけるわけですか。
半村 呼びやすいというか、ラ行が入ると何となく色っぽいんじゃないでしょ
うか。たいして意味ないですね。ただ、ラ行をやたら入れる時期がひと頃あっ
て……。
イーデス・ハンソンのイの字も出てきませんね。
>>13
>「石の血脈」でしょう。元になった短編と混ぜてません?
おっしゃる通りです。「赤い酒場を訪れたまえ」(? 記憶曖昧)と
混乱してました。お恥ずかしい。
>>26 その恐怖対談、まるで忘れてましたが読んだ記憶があります。
ご教示ありがとうございました。
>>25 「箪笥」、凄味がありました。
半村さんのご母堂が能登のご出身で、能登言葉を
駆使した小説でしたよね。
>>23 「雨やどり」これも懐かしい。
SFと同時に人情ものも名人でした。
「手本は山本周五郎」という発言を読んだ覚えが。
つまらぬことで、追悼の席を騒がせて、
申しわけありませんでした。
28 :
無名草子さん:02/03/06 00:14
因陀羅の信三郎萌え〜
妖星伝、産霊山秘録、石の血脈、雨やどり、、、どれも中学で読んで
SFの雄大さ(法螺)と、大人の世界を垣間見せてくれた思いでぶかい
本です。
僕のSFオールタイムベストは、今でも妖星伝です。
国枝史郎の神州纐纈城にも勝る金字塔と思います。
すばらしい読書体験をありがとうございました、半村さん!
30 :
無名草子さん:02/03/06 01:26
村上春樹ほどではないが引越しが多い人で、私が知っているだけでも世
田谷区桜〜台東区浅草〜北海道室蘭市などいろいろな場所に移り住んで
いたような気がする。最後に住んでいたのは京王線の調布駅前。
室蘭には、市の文化人招聘政策に乗って移住したのではなかったかと記
憶しているが、何かの原因で市当局とのあいだに紛争が起きて週刊誌ネ
タにされたこともあったようだ。あれはどういういざこざだったんだっ
け?
まだ誰も出していない書名を一つ。
『下町探偵局』シリーズ。
じんわりと、いい。
>>31 センチメンタル・オプだね。
PART1しか読んでないんだが、続刊が手に入らないんだよね。
読みたい。
33 :
無名草子さん:02/03/06 11:48
仙ちゃん…(泣)
34 :
無名草子さん:02/03/07 16:28
まず最初に個人のご冥福をお祈りいたします。「妖星伝」は読んだな。
むさぼるように続きを追い求めて読んだ本って久々だった。あの作品
のオリジナリティーはすごい。もう一回、読み直したいけど時間がな
い。
>>31 下町探偵局は私も一票。読んでてあったかい気持ちになれる作品です。
>>32 続刊は角川文庫かハルキ文庫あたりから出てたような。
35 :
無名草子さん:02/03/07 16:54
岬一郎の抵抗はどうですか?
36 :
無名草子さん:02/03/07 17:20
伝奇物っていうジャンル自体が苦手で、半村さんのは短編ばかり読んでた。
でもなんかの拍子に「平家伝説」を手にとってちょっとサワリだけでも、
と読み始めたら一気に全部読んじゃった。なんという小説だ。
あの衝撃はちょっと忘れられんなあ。
>個人のご冥福
故人の〜ですね、全然弔う気持ちになってないな
俺(w あらためて合掌
38 :
無名草子さん:02/03/08 17:57
悲しいです。
ご冥福をお祈りします。
39 :
無名草子さん:02/03/09 01:46
夫婦茶碗
究極のマンション小説
40 :
無名草子さん:02/03/10 21:11
age
41 :
無名草子さん:02/03/10 21:18
「亜空間要塞」SFおたくがちびり喜ぶメタオタSF!追悼大再販希望!
42 :
無名草子さん:02/03/10 21:48
ブックオフ行ったら、半村良のコーナーがかなり減ってた。皆考える事は
一緒だな・・・
43 :
無名草子さん:02/03/11 01:31
墨田区の吾妻図書館で追悼コーナーを設けてた。
旧制三中(現都立両国高校)でうちの親父と同期だったので
親近感を持っていた。とりあえず合掌。
44 :
無名草子さん:02/03/11 01:40
北海道に移住したのは、その街の町長だか市長が半村さんのファンで
文化人には税金安くする法律つくってたんよ。
そんで。
そのあと、その市長が落選して自民党の議員になったら税金高くなったんで
ちょっと話題になった。
そんぐらいしか覚えてまへん。
いい加減ですまんそ
45 :
高卒ライターってハズカシー:02/03/12 01:32
昔は進学率が低かったから、高卒でも十分だったが、
今のライターで、高卒なんていったらほんとにイメージ悪いね。
だって、ヤンキーだって大学に行っている時代だよ。
Fランクにも、2部にも引っかからない人間って、いったい何なの?
しかも、そのことを何とも思っていない。
脳の構造が、どこか普通と違うんじゃない?
親がリストラや倒産で経済的な理由があるっていうのならしかたがないが、
ほとんどのDQNは、親のスネをかじっているプータローかフリーター
だろう。社員になったとしたって、すぐに辞めて雇用保険をもらって、
しばらくグータラして転職する。それの繰り返し。
一方、大卒の生き方は、こうしたグータラの反対だ。
これじゃ、いつになっても高卒の社会的評価は上がらないよ。
高卒ライターは逝ってよしだな。
46 :
無名草子さん:02/03/12 05:16
梅宮貴子が早大理工出身って本当か?
47 :
無名草子さん:02/03/27 02:49
産霊山秘録
石の血脈
妖星伝
嘘部シリーズ
この四つは一生忘れられないな。
作家が亡くなろうと本は残る。
この本を読めたのはすごく幸せだった。
少し悲しい気持ちは在るけど、また読みたくなる日のためにキチンと保管してあるから大丈夫。
48 :
無名草子さん:02/03/27 09:26
僭越だけど文章《書き方》はともかく
題材にするもの《観点》が好きでした。
49 :
無名草子さん:02/03/27 12:59
稲見一良?
50 :
無名草子さん:02/04/20 15:31
(´-`).。。ooO○◯(作家界のタモソ、、、うぅ)
>45 無職ですがなにか?
以前、半村さんの「晴れた空」を読んで、感動しました。
しかし、亡くなられたときの記事を見て、ずっと愛人と暮らしてて、死ぬ直前、やっと自宅に帰ったと知り、大変がっかりしましたよ。
53 :
無名草子さん:
age