L.M.モンゴメリ一般書籍版

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931無名草子さん:2005/06/15(水) 09:47:46
>>930
 明治生まれの私の祖母はそれなりに金持ちの家に嫁いだけど、7人の子持
ちでしたよ。日本とカナダとでは事情が多少違うかもしれないけど、大体、
荻野博士が研究してつきとめるまでは排卵がいつ頃おきるかもわかっていな
かったんだし、避妊なんてできなかっただろうから、貧富に変わりなく7〜
8人くらい産むのが普通だったんじゃないかな。

 ただ、アンは結婚が割と遅かったから6回しか出産しなかったですよね。
ジョイスが育たなかったけど、双子が生まれたから6人になったけど。
932無名草子さん:2005/06/15(水) 16:11:39
モンゴメリは結婚が36歳と遅かったけど、三回出産してますね。(一人は死産)
若く結婚してたら「6人」は子供が欲しかったと日記にありました。

金持ちの人は19世紀でも、何らかの避妊具を使うこともあったかもしれないけど、
サンガー女史が避妊/産児制限の教えを広めたのは1910年代からだそうです。
聖書では避妊は否定されているし、子供が多いと農家とか働き手が増えるし、
「生めるだけ生む」のが普通だったのではないでしょうか?
今でも、ケベックとかカトリックの多いカナダは、セリーヌ・ディオンの実家
並に子だくさんが多いそうですが。
933無名草子さん:2005/06/15(水) 17:59:37
カナダ東部は一年の半分くらい冬で、寒いんですよ。
やたらと寒くて、テレビもラジオもない、本も読まない
夫婦が同じ部屋にいたら、、、やることは他にないでしょうね?
934無名草子さん:2005/06/15(水) 18:41:51
>933
なんとまぁ、身も蓋もないw
でもダイアナやレスリ―とか、アンの友達は、
子供1−2人でなかった?牧師一家は4人だったけど。
(単にモンゴメリが描くのが面倒だったのかもしれんが)
935無名草子さん:2005/06/15(水) 20:32:04
ダイアナはフレッドジュニアとアン・コーデリア、その下に男の子がいたような。
レスリーはケネスとパーシスの二人。レスリーは繊細で、たくさん子供生みそうな
タイプでない感じ。

日本でもこの頃、明治末期ー大正時代までは多産多死だった。
936無名草子さん:2005/06/15(水) 22:12:37
お医者様の家族だから、死亡率が低くなるのは結婚当初から予想できるよね。
それなのに多産ってことは、好きで作った子供なんだろね。

誰かに「なんという子沢山!」って悪口言われていたような希ガス。
937無名草子さん:2005/06/15(水) 22:36:42
>>936 クリスティンだっけ?
顔の長い、子供のいない、可哀想なクリスティンって、アンも毒吐いてたよ。

ところで、リラって、アンがいくつの時の子供だっけ?
938無名草子さん:2005/06/15(水) 23:10:00
1892年
アン26歳 ジョイス誕生、そして死去。

1893年
アン27歳ジェム誕生。炉辺荘へ引っ越す。

1894年
アン28歳ウォルター誕生。

1896年
アン30歳ナンとダイ誕生。

1898年
アン32歳シャーリー誕生。

1899年
アン33歳リラ、誕生

1906年
アン40歳クリスチンと再会。アンとギル、結婚15周年を祝う。

http://members.tripod.com/drhazuki/annehistory.html
939無名草子さん:2005/06/15(水) 23:22:03
リラが生まれてからセックスレスかな? 避妊方法を発見したとか。。
940無名草子さん:2005/06/15(水) 23:39:06
>938
ありがとー。へぇ、アン、昔の感覚だと
かなりの高齢出産だったんだよね?
アンの娘リラ時代は50代だったのか。でもほっそりとして美しく白髪もなく
綺麗な肌だったぽい描写だった。
941無名草子さん:2005/06/16(木) 21:02:44
アンならリラと姉妹に間違えられるかも。
お洋服交換したり。
942無名草子さん:2005/06/16(木) 22:45:25
>>941
いくらなんでも
そ れ は な い
943無名草子さん:2005/06/16(木) 22:50:51
昔の人は髪も染めず、それなりに老けたと思われ。
当時は60歳くらいではかなりのおばあさんのはず。
944無名草子さん:2005/06/17(金) 04:29:38
>943
アンは特別だったってことか。
白髪もウォルターの戦死までなかったわけだし。
945無名草子さん:2005/06/18(土) 07:36:21
>>938
ありがと。クリスティンとの再会って、40歳だったんだ。
もっと若い頃の話だと思ってました。
10代を思わせる感情の起伏があったエピだった。
万一、ギルが例え心で浮気したとしても、許さず、離婚しそうだな<潔癖アン
946無名草子さん:2005/06/18(土) 12:50:58
今度は石板ではなく重い鈍器でギルの頭を叩き割(ry
947無名草子さん:2005/06/18(土) 17:12:39
簡単に離婚できる時代でないし、世間的にも宗教的にも無理でしょう。
たぶん仮面夫婦になると思われ。
ギルがセクシーな若い看護婦に親切にしただけで、嫉妬に狂いそう<アン
948無名草子さん:2005/06/18(土) 17:48:30
アンは、セクシーな若い看護婦には、嫉妬しないんじゃない?
なんとなく、階級も違うし。
嫉妬するなら、教養と知性と美貌をもった婦人に対してだと思う。
ギルとは関係なくでも。
949無名草子さん:2005/06/18(土) 21:20:13
教養と知性と美貌をもった婦人=クリスチン

昔はルビーとか馬鹿っぽい美人にも嫉妬したけどね。
950無名草子さん:2005/06/19(日) 12:07:53
クリスチンって、話がツマラナイって、ギルバートが言ってなかったっけ?
知性は感じさせないキャラだったな。
才色兼備は、フィル(意外と)だけど、アンの方が羨ましがられる立場だったね。
951無名草子さん:2005/06/19(日) 15:53:57
「アンの村の人々」の「ありふれた女」かどこかに
少なくとも一度看護婦との噂が立ったって、いう話がなかったっけ?
952無名草子さん:2005/06/20(月) 00:00:19
あったけど、アンは、全然相手にしてなかったと思う。
953無名草子さん:2005/06/21(火) 19:30:36
>950
フィル人気あるね。
ダイアナも好きだけど、フィルが受けるのは分る。
牧師とのその後とかで、フィルの外伝作れば受けたかも。
954無名草子さん :2005/06/26(日) 15:43:28
アンとクリスチンなら、どう考えてもアンのほうが勝ち組じゃない?
裕福ではなくても医者の妻(世間からは尊敬される)で、
夫婦仲もよくて子供もいっぱいいる。
一般的な「女の幸せ」の感覚で言えばアンの圧勝。

クリスチンが「なんて子沢山なの」と揶揄したのも、
夫に先立たれ、子供が持てなかった自分をかえりみて、
どうしようもない淋しさと羨ましさがこみ上げたからだと思って読んでたな。
だから勝ち誇ってるラストの描写はどうにも嫌。

>>891
亀レスゴメン。
それ、前に友人(男)に言われたことがある。
自分も色気皆無なタイプで、女同士がどうも苦手。
男の子といることが多かった。
アンやユナには色気とは別の女らしさがあると思うけど、そういう部分もない。
(仲間うちでは「姉御」言われてる…年下がほとんどなせいもあるけど)

こういうタイプが男受けするってありえないと思ってたけど、
友人に言わせると「気さくに話してくれるからありがたい」って。
内気だったり女慣れしてない人だとそういうのもあるか、と目からウロコだった。
955無名草子さん:2005/06/27(月) 00:01:22
でも恋愛対象にはならなさそうだね…
956無名草子さん:2005/06/27(月) 05:12:22
>>954
クリスチンってそんなに裕福だっけ?
当時の未亡人って、そんなに社会的地位も高くないし。
今よりも生き辛かっただろうにね。
アンもギルも結構キツカッタ。
957無名草子さん:2005/06/27(月) 15:21:26
大人になってから「赤毛のアン」を読み返し、よく考えれば現実には殆ど
ありえない御伽噺だと思った。痩せっぽちの雀斑だらけの真っ赤な赤毛の子が
雀斑も消え、金褐色の豊かな髪のそれなりに美人でスタイル抜群の女性になる
点ではなく(この変貌の可能性は否定しない)、乳児期に教師の両親と死別し、
嫌々手抜きのお情け育児と、学童期には昼夜を問わずの家事労働、いくら
親の遺品の本が手元に残っていても、それだけで文学的素養があんなに育つとは
思えない(モンゴメリは「氏より育ち」でなく、当時の多くの白人同様
遺伝子とか「家」重視派だから仕方がないけど)。本当はせいぜい
メアリ・バンスどまりだと思う。でなければ少なくとも5,6までに
彼女に大きな影響を与えた教養ある人との出会いがあったとか。

同様に、「小説家をみつけたら」という映画で、スラムに育った少年が
エリート校の誰も知らないような古典の名句を全部暗記してるのも
信じがたい(映画的には面白いけど)。
958954:2005/06/27(月) 16:00:24
>>955
自分もそう思ってたけど、いちおう可能性はあるみたい。
まったく友達としてしか見ていなかった人から告白されたこともあったし。

>>955
いや、ありえないことじゃない。
家系とかは関係なしに、生まれつきとしか思えない本好き、
勉強好きの子は実際いるよ。
そういう子なら、どんなに働きづめでも時間を見つけて一生懸命読むと思う。
(二宮金次郎みたいに)
959無名草子さん:2005/06/27(月) 22:17:27
>957
そうだっけ?イングルサイドで、やっぱり、血筋より育ちって思わせるエピじゃなかった?
ナン取替え疑惑
960無名草子さん:2005/06/28(火) 01:29:55
劣悪な環境でも、不思議と賢く育つ子もいると思う。
メアリヴァンスとか、イルゼバーンリは育ちもあるけど、
生まれ持った部分も大きいと思う。
アンは繊細で内向的な性格で、妄想の中に現実逃避する方向に向かってたから、
マリラの実際的な性格や家事労働は矯正に役立ったと思う。
961無名草子さん:2005/06/28(火) 01:36:30
孤児院で、引き取られる子供って、外見の良い金髪や青い目
のかわいい子が先でしょう。
アンは「赤毛」「みっともない」から、引き取り手がなかったわけで、
それがトラウマになって一生付きまとったのではないかと思う。
子供のくせに外見気にしすぎるし、リンドの小母さんの言葉に逆上する
とことか、めちゃくちゃ心ない人の言葉に傷ついてきたのかも。
962無名草子さん:2005/06/29(水) 08:02:49
マリラとマシュって、アンのことは、養女にしなかったんだっけ?
遺産相続とかどうしたのかな。
963無名草子さん:2005/06/29(水) 08:36:26
血縁で農場を引き継いだデイビーがいるし。
もともと家屋敷以外は遺産もないんじゃないの?
アンの方が金持ちになったし。
マリラの紫色のブローチとかもらったかもね。
964無名草子さん:2005/06/29(水) 09:45:44
養女じゃなくて里子として引き取ったのかな。
その辺のところ、気にしないんですかね?
965無名草子さん:2005/06/29(水) 09:52:16
名字がシャーリーのままだし。
むこうのひとは戸籍にこだわらないから、それに百年前だしねえ。
フォスターペアレンツという感じかな? 孤児の独り立ち支援というか。
966無名草子さん:2005/06/29(水) 10:23:14
バーリーの大伯母さんがアンに遺言で何万ドルが残したよね。
遺言状がすべてじゃないの?
967無名草子さん:2005/06/29(水) 19:55:14
>963
農場はともかく、愛情はアン>>>ディビーだとすると
遺産はアンに残したのかな。
家屋はディビーが相続?

ドラマ・「アボンリーの道」では、グリーンゲイブルスを
ギルバートが買い取ってたよ。
968無名草子さん:2005/06/29(水) 23:47:52
「アボンリーへの道」でマリラがアンのことを話題にしている場面があった
ような気がするが、内容は覚えていない。あのドラマはアンのいつ頃の
時代の物語なんだろう?
969無名草子さん:2005/06/30(木) 06:32:06
「アボンリーへの道」は、マリラのお葬式までやってたから。
アンが子育てで忙しい頃じゃないかな。

デイビットの文字が読めないって、エピがあった記憶。
双子を引取るってエピもあったっけ?
970無名草子さん:2005/06/30(木) 10:10:24
デイビーとドーラがいるから家屋も彼らが住んでるでしょう。結婚後は
デイビー一家だけかもしれないけど。マリラに遺産なんかないよ。
アンを学校にやるのがせいいっぱいだったし。
でも、なんで遺産なんか話題になるの? 貴乃花の影響?
971無名草子さん:2005/07/08(金) 14:40:32
>>838-854あたりを読んで、日本人のアンフリークをフェミ視点から
揶揄しただけの本だと思ってたけど「赤毛のアンの秘密」意外と面白かった。
同時代人のバージニア・ウォルフやマーク・トウェインとの対比のあたり、
松本、梶原本にはなかった視点で書かれてる。モンゴメリを反フェミとしたのには
納得できないけど、図書館で借りれるなら一読はお薦め。
972無名草子さん:2005/07/08(金) 17:43:50
買ってまで読む必要なし。
973無名草子さん:2005/07/12(火) 13:41:22
この手の作家論は、よっぽどモンゴメリに関心のある人でないと買わないだろうね。
それでいてモンゴメリが否定的に書かれてるらしいから、読者を探すのが難しそう。
フェミのテキスト用に書かれたのだと思うけど。
974無名草子さん:2005/07/12(火) 14:54:56
読んでないから仕方ないけど、「モンゴメリに否定的」とか
「フェミのテキスト」とか、全然実際と違うことを憶測で書かれるのも
かわいそう。モンゴメリ・ファンである私にも興味深く読めました。
975無名草子さん:2005/07/12(火) 19:39:48
>>951
ありふれた女ののギルバートはギルバートの孫の話だと思われ。
976無名草子さん:2005/07/13(水) 01:03:46
>>975
その孫のギルバートとやらは誰の子供なんですか!
977無名草子さん:2005/07/13(水) 04:33:42
>974
「結婚の条件」とか読んで小倉千加子のフェミ論に共感する人だったら、面白く読めるかも。
純粋にモンゴメリの作品が好きな人には勧めない。
http://www.bk1.co.jp/product/2425988/review/324044
978無名草子さん:2005/07/13(水) 13:40:58
>>977 この書評だけ読んだら、私も読みたいとは思わない。でも、
「そんな作家の作品を長年にわたってありがたく拝読する日本人女性は
だまされている、というトーン」とか、全然感じなかったけど。
小倉さんの別の著書から、無理に曲解してるところが・・・
瑕はあるにしても、学者ならではの「目から鱗」情報もある。
(現代の目からは瑕のある)モンゴメリの文章と同じように読めばいいわけで・・・
979無名草子さん:2005/07/13(水) 22:12:59
>>976
「ありふれた女」に名前だけ出てきたアンとギルバートの孫は、
ギルバート・ブライス=ジェムとフェイスの息子
ウォルター・フォード=リラとケネスの息子
980976
>>979
ありがと〜♪
さっそく私のシャーリー=ブライス家系図に書き加えなければ・・・