39 【乱D文庫-36】 死者冒涜の手口
筑摩日記で、故塚原直人さんを冒涜した日記↓
(塚原さんはランディのインチキオカルト文章が大嫌いだった。
ただそれだけのこと。ランディの文章を好きだったなんてありえない。
死人に口無しで、よくもまあこんなこと書けたもんだ。
レトリックさえ把握すれば、誰でもお猿みたいな文章が
書けることは山形先生も指摘している。塚原さんは
当たり前の指摘をしただけ。)
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今朝、メールをチェックしたら「塚原さんが亡くなりました」
というメールが来ていた。びっくりした。まだ27歳だった。
塚原さんは私がニフティのフォーラムを辞める直接的なきっか
けを作った人だ。ちょうど1年前の去年の12月、私はパソコン通信
のクローズドの会議室で、彼が私の文章を「この文章はレトリック
さえ把握すれば誰でも書ける」と言って、真似して書いてみせた
というのを聞いた。
(略)
その塚原さんが亡くなったっていう。なんだよなんだよ、
あんなに生意気なこと言ってたくせになんで死ぬんだよ、
って思った。それからふと、もしかして塚原さんって
、私の文章がけっこう好きだったのかもしれない、と思った。
気になるから突っかかって来たんじゃないのか。
そうでなければ無視するハズだ。突っかかり方が小憎らしいので、
私は遊びで売られた喧嘩を買ったのだ。
中学生の頃、そういう男の子がクラスに居たな。
なんか私にケチばっかりつける奴。でも、2人っきりになると
けっこう仲が良かったりするんだ。
(略)
塚原さんは、ネットの中で発言するときは強烈な攻撃的自己
主張をする人だった。それもまた何か不自然なほどだった。彼は
実はネットの人間関係がものすごく嫌いだったんじゃないかな、
って思う時があった。感受性の強い人だった。嫌いなのに、
そこに存在する。否、嫌うためにそこに存在する。人はそういうこ
とをするのだ。それが依存の究極の形だと思う。
彼は私の「偽善」をいつも暴こうとしていた。変な奴って思っ
てた。ちくしょう。いまごろになって、けっこう塚原君を好きだ
った自分に気がついてる。
http://www.chikumashobo.co.jp/web/taguchi/t001214.html