支那古典から日本語研究まで、マターリと。
漢字と日本人はおもしろかった
おっ、立ったね。俺は日垣隆スレで彼の話してちょっと盛り上がった
んだけど、単独スレが繁盛する自信なかったから。
マターリ希望の1には悪いが(笑)、彼と来たら「支那は差別語に非ず」
の理論的指導者の一人としての面を忘れるわけにはいかんでしょ。
禁断のウヨサヨ召還魔術であることを承知の上で、高島説に異論は
アルカイーダ???
元銀行員から中国文学部に入りなおした不思議な経歴アリ
>>3 とりあえず私に関しては、スタンスは明らかかと(w
ただし、ほかの人に「中国と呼ぶのはまちがっている」などとは申しませんが。
「独断!中国関係名著案内」は面白かった。
この人の書く文は気骨と品があって好きです。
でも「お言葉ですが・・・」は
斜めに読めずちとつらかった。
今、講談社学術文庫の「李白と杜甫」読んでいます。
カナーリイイ!!
教授を「貴様」と呼び、理屈をつける中国人留学生の話がよかった。
(「お言葉ですが・・・」より)
12209 なぜ「シナ」「支那」は差別語か inti-sol 2001/12/29 21:37
その語源をたどれば、もちろん決して差別的な意図をもって誕生した言葉でないことは言うまでもありません。
また、日本においても、かつて(江戸時代とか明治初期とか)は差別的な意味合いがあったわけではないでしょう。
けれども、日中戦争当時、この言葉が中国に対する蔑視とワンセットで使われたという明らかな事実があり、
当の中国人自身がそれを不快に思っている以上、そのような用語を使わないのが常識人としてのあり方だと
おもいます。
。
この場合、差別語とは、日本国憲法第14条の「人種・信条・性別・社会的身分又は門地により、政治的、経済的
又は社会的関係において、差別されない」との精神に基づいて考え、「その言葉で代名され総称される人びとの多数が
『それは差別である』と感じる単語」のことです。
と明記されており、またシナ・支那という用語がそれに該当することは、今に始まったことではなく、過去にもそのこと
は何度か確認されていることでもあります。
> フランス語では中国を「シーヌ」(Chine)と呼び、「支那」(シナ)という音転と音韻的に近く、他のヨーロッパ?黷?
似たり寄ったりなので「差別語」ではないなどと、例えば、渡部昇一なんかが言っていますね。もちろん、これは誤り
です。なぜなら、フランス語では、日本語のように、「中国」「支那」の使い分けがなく、ユーラシアの東端は"Chine"
としか表記できないからです。
スペイン語の場合は、もっとそのものズバリ、チーナ(綴りはフランス語と同じ)です。だから日本語のシナは差別語ではない、
というのは無茶苦茶な話です。
黒人のことを、スペイン語ではネグロと言います。これは、差別語ではありません。と、いうより、他に呼び方がありません。
この、スペイン語のネグロが英語に入ってきたのが、ニグロです。さらにくだけると、ニガーになります。これは、現在米国
では差別語として扱われているようです。スペイン語では差別語ではないのに、何で英語では差別語扱いされなければならない
んだ、などという理屈は、おそらく、米国では何の説得力も持たないでしょう。
英語では、黒人のことを「ブラック」などと読んだりしますが、スペイン語では、そもそもネグロとは色の黒のことを指す言葉
なので、そのような言い換えも不可能ですし。
逆に、アメリカ大陸の先住民のことを、日本語では「インディアン」(北米)「インディオ」(ラテンアメリカ)と、読んでいます。
日本語の文脈のなかでは差別語ではありませんが、アメリカ大陸に行けば、これはかなりひどい差別語です。私は、つい先日南米
のボリビアに行っていたのですが、この国で、先住民に対して「インディオ」などと呼びかけたりしたら、ぶん殴られても文句は
言えない、と、かつて知人のボリビア人に言われたことがあります。スペイン語では、現在先住民のことは、インディヘナ(indigena)と呼びます。
例え語源が同じでも、言語が違えば、その意味するところが変わってくるので、ある言語でその言葉が差別語でないからといって、
別の言語でも同じである、などとは思わない方がよい、という好例というものです
10 :
無名草子さん:02/01/16 16:41
支那文学を愛しつつ支那におぼれない稀有の人
11 :
無名草子さん:02/01/16 16:52
「立ち上げる」を罵倒した、ほんものの教養人。
尊敬してます。
12 :
無名草子さん:02/01/16 17:03
週刊文春でとりあえず読むのが高島センセの連載だね。
連載をまとめたものは連載後の反響についてさらに言及してあるから
さらに面白い。
自分の間違いも間違いとわかれば率直に認めるしね。
向田邦子に関する本は未読だけど、面白いんだろうか。
13 :
無名草子さん:02/01/16 17:24
>当の中国人自身がそれを不快に思っている以上
何人かの若い中国人(広東省、遼寧省、江蘇省などの出身)や台湾人に聞いたの
だが「支那」ということばを見たこともきいたこともないってのね。
知らないのに不快になんぞ思えないとおもうんだけでも。
中国系の日本人はもちろんみな知ってるようだし、中国人の政治家は知ってる
のかもしれないけれど。
中国の留学生がいると聞きますが、留学生は知っている人も多いけど、
飲食店の従業員でかなり達者に日本語を話す女性などはほとんど「支那」を
知りません。
常々不思議に思っております。
14 :
無名草子さん:02/01/16 21:20
大学教員時代の経歴に触れたがらないのはなぜ?
そーいや最近、言語学板に高島ヲタ来ないね。
16 :
無名草子さん:02/01/16 21:34
>大学教員時代の経歴
大学教員時代の話ならけっこう書いてますけどね。
経歴ってどんなことだろう。
17 :
無名草子さん:02/01/16 21:39
そういや質問していい?
なんかの時に「小生は小説(を書くこと)に関心も興味もない」と
書いていたが、「本が好き--」の解説に若い頃彼は小説を書いていた、
と書かれていた。
どっちがほんとなんだろ
18 :
無名草子さん:02/01/16 21:42
20 :
無名草子さん:02/01/17 02:29
なんでそれなりに安定した教員生活をやめたんだ、とかそういうディテールじゃない?
21 :
無名草子さん:02/01/17 11:24
本が読みたかったからじゃないの。
>大学教員時代の経歴に触れたがらない
ってのがなんだかわからないね。
たとえその時代に触れていないからといって、「触れたがらない」とは
かぎらないでしょ。
語ったり書いたりするほどのことではないのかも知れないし。
学生を教えていたときの話や、学生が訪ねてきて麻雀をやる話なんかは
何度か出てきたと思ったけどね。
22 :
無名草子さん:02/01/17 13:48
時期的には違うけど、なんか旧制高校っぽい学校生活ね
貴様ら高島俊男について語って下さい。
24 :
無名草子さん:02/01/18 03:13
高島俊男のどの本だった忘れたけど「母親の看病のために学部会
に出席しなかったら学部会にでないのなら大学を辞めろ!と言われた。
冗談じゃなくて本気でいわれた。官学はこれだから
いやになる。(大意。記憶違いがあるかも)」というような内容の
文章を見た覚えがある。(たしか三国志に関係のある本だったか)
そのこともあって大学教員時代の経歴に触れたがらないのかもしれない。
25 :
無名草子さん:02/01/18 05:38
中国の史書は、基本的な事実を抑えときゃ話は作り放題、
むしろそこでのツクリによって評価されたんだ。
そもそも天下三分の計って、当事者が数名なのに
何で個々の発言まで分かるのだ。
ただ、それはスタイルの違いであって批判も賞賛も必要ない、
ってのはそりゃそうだよなと納得
26 :
無名草子さん:02/01/18 05:54
25さんは話の流れとイレレバントですね、ってよくまわりの人に
いわれませんか。
>>26普通の人は「イレレバント」なんていわないと思うぞ。
28 :
無名草子さん:02/01/18 06:51
「話の流れとイレレバント」……。←馬鹿か。(藁
まず「と」という助詞を使うのは間違い。
主語と述語の関係もメチャクチャ。
理解できていない英単語なんぞ使わずに漢語か大和言葉を使いなさい。
29 :
無名草子さん:02/01/18 07:07
>>28「(あなたの話は、今の)話の流れと無関係ですね」
という意味だと思われ。
30 :
無名草子さん:02/01/18 13:33
けっきょく大学時代の話にもけっこう触れてるってことじゃん(W
学生を教えていた時のことはけっこう出てくるしね。
今週の週刊文春でも勤めていた大学の話が出てるね。
31 :
無名草子さん:02/01/18 14:25
マザコンを隠さないのが偉い
32 :
無名草子さん:02/01/18 18:52
33 :
無名草子さん:02/01/18 19:14
>>32普通に注文すれば手に入るでしょう。
たしか東方書店が版元だったか。
神保町の東方書店にならすぐ手に入るんじゃないの。
34 :
無名草子さん:02/01/19 00:01
>>26-29なんだか「顔の真ん中がフルヘッヘンド」という一文を思い出した。
>>32 残念ながら絶版で、東方書店に注文しても入手できません。
36 :
無名草子さん:02/01/19 23:33
その本での名言だが、宮崎市定はシナ史の”無差別重量級”、
自分はシナ史の”無差別軽量級”だという言葉。
謙遜と宮崎への敬意とともに、系統にあるのは自分だという
強烈な自負も感じる言葉だ
>>35へー、絶版ですか。
でも、いまや高島センセそこそこメジャーだから再版もあるかもよ。
だけど、高島せんせは、出版社が喜ぶ「奥付だけ変更」の再版は許さない
かもしれませんね(W
だけど、何冊かは在庫があると思う。
東方書店店頭で「どーしても欲しい」っていえば、出てくるとおもうけど(W
あ、在庫切れだったら、東方書店の広報誌のバックナンバーをあたってみたら
どうかな。
たしかその本は広報誌の連載を纏めたものじゃなかったか。
39 :
無名草子さん:02/01/21 20:03
エッセイ「ぼくのお葬式」が大好きだ
40 :
イラストに騙された名無しさん:02/01/22 13:44
41 :
無名草子さん:02/01/23 08:01
「寝言も本のはなし」だ、たぶん。(「本が好き」、のつぎのエッセイ集)
葬儀車はいやだから、みんなで棺おけをかついで焼き場へ持っていってくれ、
と大学時代の友人に頼む話。反応は三者三様で、「その代わり運ぶ間は、
酒飲み放題!」とか「台湾からの旅費は全部負担(例の「貴様」さんね)」
などさまざまなオプションつきでようやく約束を取り付け、いつ死んでも
だいじょうぶと一安心する話。
旧制高校の名残をのこす、学生時代の友人とのやりとりがたのしい
42 :
無名草子さん :02/01/24 00:48
高島さんはご結婚されてましたっけ。
43 :
無名草子さん:02/01/24 01:41
「ぼくのお葬式」は「ほめそやしたりクサしたり」。
あと高島氏は独身のはず。
(離婚か死別か未婚かはしらん)
44 :
無名草子さん:02/01/27 02:38
呉智英と高島が対談するというスゴイ企画がかつてあった。
場所はなんと岩波「世界」(爆笑)。
・・・当然、二人は「シナ」使いまくり(大爆笑)
45 :
無名草子さん:02/01/27 03:41
いつのですか?すごい読んでみたい。
高島氏はあまり対談向きではない気がする・・・。
イメージだけど。
46 :
無名草子さん:02/01/27 13:59
47 :
無名草子さん:02/02/06 19:49
高島先生の教え子集合!
48 :
無名草子さん:02/02/06 23:02
>47
呼びました?
49 :
無名草子さん:02/02/07 07:00
50 :
無名草子さん:02/02/07 08:48
44です。呉智英と高島の対談は
「日本語をだめにしたヤツら」とかいう題名。97.98年ぐらいかなあ。
あとで探してみるっす、コピーとってたから。
呉智英は書評でもなんども褒めていて
「この人の文章で無学な私はなんども表記を改めている。
満州は「満洲」ときちんと書くようになった」とも
51 :
無名草子さん:02/02/08 23:30
最新の文春では、自分の「漢字と日本人」の間違いを列挙していた。
これ、なかなかできることじゃないんだよね・・・
52 :
無名草子さん:02/02/09 02:51
53 :
教え子の一人:02/02/19 20:06
>49
その方わかります、が、実名だしちゃまずいでしょ
54 :
無学者@モー板(狼):02/02/21 06:56
頑固じじのイメージがあるが文春の連載は必ず読んでいます。
ただ、軍歌ネタは付いて行けないです。
雑誌板の「週刊文春がつまらなくなったワケ」スレで叩かれ
て残念です。(小林信彦さんも)
正しい日本語と昭和の記憶は不要ってことですかね。
スレ違い長文スマソ
55 :
無名草子さん:02/02/22 18:31
>>53 すみません。
しかし、教え子にとってもインパクトの強烈な人でしたよね。
56 :
無名草子さん:02/02/22 22:02
>49 の方、イニシャルでよいのですが、あなたのおなまえは?
57 :
無名草子さん:02/02/22 22:29
高島先生は落語がおすきらしい。よく落語好きの学生と話してましたよ。
58 :
無名草子さん:02/02/23 06:00
59 :
無名草子さん:02/03/01 04:02
すげー好きだぞ、この人age
60 :
書き人知らず:02/03/18 22:14
保全age
61 :
文責:名無しさん:02/03/18 22:26
ネタがないのがつらいな。エッセイ程度じゃあな。
「本が好き、悪口言うのはもっと好き」。
素晴らしいタイトルだ。
63 :
無名草子さん:02/03/18 23:28
呉智英との対談の件はどーなった?
64 :
無名草子さん:02/03/19 03:57
ごめん、実家に帰る機会がなくて・・・
>>50 呉智英ファソですが、その文章は読んだ事が無いのです。
どこで見たんですか?
66 :
無名草子さん:02/03/20 22:37
>65
96年3月号
>>54 かなりの遅レスだが2chでの叩きはほとんど当てにならんよ
>>66
いえ、「世界」の対談じゃなくて、高島先生を誉めているという書評の方は、どこで見ました?
69 :
無名草子さん:02/03/21 01:17
「正論」だったと思います。
ちなみにこれとは別に高島俊男を引用した回が「マンガ狂につける薬」に
ありました
>>69
サンクス
71 :
無名草子さん:02/03/23 01:46
彼岸の墓参で実家に帰ってまいりました。
さて、コピーは発見できたんだが・・・俺はスキャナーないしなあ、
と言っていたら友人から「デジカメで接写したら?」とアドバイスされた。
なるほど、俺はデジカメならある。
そこでだ、コピーだと6枚あるんだが、150KB?X6=0.9MB程度の
データをあぷでーと出来る掲示板(画像貼り付け掲示板でも可)を
教えておくれでないかい。
72 :
無名草子さん:02/04/25 03:41
孔子さまの引越しあげ
73 :
無名草子さん:
age