村瀬千文ホテルジャンキーズクラブ無断転載【21】

このエントリーをはてなブックマークに追加
829UA機内誌(序文)
転載問題が話題になっている中、失礼します。
面白いちーちゃんの文章を読んだので、以下感想及び意見をこんな感じで
書いてみました。文章の内容及び引用方法が議論対象になれば幸いです。
特に引用方法については、今後の為にも忌憚のないご意見をお願いします。
各発言の前半が私の意見、「>」付きの部分が引用部です。
文章はCopyからのベタ打ちですが、構成上段落や改行位置を変更しています。
長文になりますがよろしくお付き合いください。
ますます下品さを増す、めくるめく村瀬千文の妄想の世界をお楽しみに。
尚、この文章は実際の本を読んだ訳ではないので、資料元のデータに若干の
間違いがあるかもしれませんが、間違いがあった場合には後日修正します。

(参考資料:UA Leaders Review vol.4-最新号 「男をみがくホテルたち。」
【美女をエスコートする男】文:村瀬千文 )
830UA機内誌1:02/01/13 20:30
どこの国だかわからないが、湖に面した大都会らしい。UAの発着地である。
資料はそれだけ。シカゴ?それともトロント?全然わからん。
とにかくそういう場所の物語。
いつものように登場人物のルックスとファッションから入るワンパターンのイントロ部分。
広い肩幅と厚い胸板がどうしてボート選手なのか全く謎である。
ボートといえば背筋、背中だ!厚い胸板って室伏だって猪木だって厚い。
カシミアもエルメス(大柄の男にキリン柄は…)もいいけど季節はいつなんだ?
この真冬の機内誌で、コートも着ていないようだが…。

>石造りの階段を数段のぼり、エントランスの回転ドアを押したとき、
>目の前のガラスに映ったのはちょっと緑色をおびた水色の湖だった。
>大都会の街の中心部にありながら、湖に面したリゾート風のホテル。
>ランチタイムも終わり、午後のロビーは人影も少なく静まりかえってはい
>るけれど、どこか凛とした雰囲気を漂わせている。
>レセプションで私の横にすっと立ったのは、姿勢のいい男。引き締まった
>体つきだが、若い頃にボートでもやっていたのか広い肩幅に厚い胸板。
>濃紺のダブルのジャケットはしっとりした風合いの上質のカシミア。日焼
>けした顔にエルメスのキリン柄の黄色のネクタイがよく似合う。
>「チェックイン、プリーズ」
>男がカウンターに右手を置き、落ちついた低い声で言った。いかにも旅慣
>れた様子が堂にいっている。
831UA機内誌2:02/01/13 20:31
多分高級ホテルの描写だと思われるが、このレセプショニストの態度はどうだろう?
他にも大勢人がいるチェックインカウンターでこんな細かいことを確認するのだろうか?
(しかも横にちーのような盗み聴き僻のある女がいるというのに最悪!)
部屋に通されてから、実際に物を見ながら確認してもらいたいものだ。
私だったらこの時点でこのホテルの評価は2段階格下げだ。

>「ご予約、確かに承っております。ジュニアスイートに二泊でいらっしゃいますね?」
>「お部屋は、湖が見えるバルコニー付きのお部屋でよろしゅうございますね?」
>「シーツはアイリッシュリネン、枕は外側は固く、中身は柔らかいものがご希望
>ということで、ご用意させていただいております。何か他にご希望がございましたら?」
>テキパキを絵に描いたような女性レセプショニストが次々と発する質問に、
>よどみなく答える男。
832UA機内誌3:02/01/13 20:32
ちーちゃんの真骨頂だ。とにかくいろいろなものが磨かれているらしい、
訳の分からない文章を堪能。おっと、ジョン・ロブは磨かれているけどピカピカ
じゃないよーだ。危うく引っかかってしまう所だった。この文章にはあちこち
に引っかけがありそうで注意が必要だ。
しかしちーちゃんは何故一目見ただけでその靴がジョン・ロブだと判ったのか?
靴全体が見える女性のパンプスならともかく、パンツの裾で殆どが覆われた男性
の靴は余程の特徴がないと判らないだろう。ジョン・ロブの定番フィリップ等なら
踵部分の縫い目で想像も付くと思うが、そう簡単に踵部分が見える訳ではない。
型で判ったのなら、ビスポークとかウィリアムとか型名も書いて欲しいものだ。
そうすればどんな靴か簡単に判るのだから。

>ちりひとつなく磨き上げられた黒と白のモザイク模様の床に、くもりひと
>つなく磨き上げられ、かといっていかにも新品でございといったピカピカ
>ではなく、ちょうどいい具合に履きこまれていい味を出している彼の靴は
>ジョン・ロブ。
833UA機内誌4:02/01/13 20:33
最初のレセプショニストのセリフは「奥様」次は「マダム」。如何考えても2回とも「マダム」
と呼びかけたのだろう。成人女性に向かって「マダム」と呼びかける。
良くある話である。これを日本語訳するに「奥様」とはちょっとトホホではないか。
まー、これがこの話のキーワードでもあるのだが、かなり強引な仕掛けである。
ところで「二十歳そこそこ」とは一体何歳に見えたのだ?

>その左のつま先がわずかに上がったのは、
>「あちらの奥様のサインもお願いしたいのですが」
>後ろの太い柱に寄りかかって窓の向こうの湖を眺めている若い女性の方に
>レセプショニストが手を差し出した時だった。
>くるりと振り向いたその顔はどう見ても二十歳そこそこ。
>「ええ、あちらの、マダム」
>レセプショニストがちょっとバツが悪そうな顔で言い直した。
834UA機内誌5:02/01/13 20:35
「意味もなく胸ポケットに手をやる男」。謎だ。謎スギル。
とても「ははーん」ではない。誰も思わない。「ナニヤッテンダコイツ」である。

>「私のサイン?どこにすればいいのかしら?」
>まったく動じることなく、男の横に並んで立った女性に対して、意味もな
>く胸ポケットに手を入れたり、出したりする男性。
>ははーん、と誰もが思うシチュエーション。

ちーちゃん物語で必須の舞台、バーである。そしてつまみはいつものオリーブ。
私は酒飲みではないので断言はできないが、オリーブをつまむのならジンを飲みたい。
ウィスキーやカクテルでオリーブはつままない。しかしこのバーでは「つまみはオリーブ」である。
ただ気になるのは、海外では種のあるものを食べる場合、種を出すのを嫌がる人が
いるのではないかという懸念である。ここのオリーブは種抜きなのだろうか。
というか、ちーちゃんが行くバーには常に出るオリーブ。いつもどうなのだろう?

>夕暮れが近づくと、ロビーの
>雰囲気は一変する。エントランスのすぐ横にあるバーに行くと、カウンタ
>ーでは既に先客たちが大きなグリーンオリーブをつまみながら、一杯やっ
>ている。が、誰もがみんな左の方を見ているのが、ふつうのバーと違うと
>ころ。左手に目をやると、小窓に暮れゆく湖がくっきりと切り取られている。
835UA機内誌6:02/01/13 20:36
さあ、ここからが笑い所。バーの客の大合唱だ。筑波山麓男声合唱団だ。
いくら感動しても叫び声を上げる(しかもいっせいに)なんてあるのか?
余程仲の良い客なのだろう。そして次は「頭、右!」彼らは軍隊育ちらしい。
しかし美しい女が来たからと、こんな露骨な行動をするスケベオヤジが集うバーって
どうよ?と小一時間問い詰めたい。
そしてこのカップルのファッションもこのホテル・このバーにはそぐわないのだろう。
浮いているのはこのカップルである。

>「うわぁ、絵みたい!」
>思わず声を上げると、カウンターの客たちがいっせいに、
>「Much better than picures! 絵よりもずっと素晴らしい!」
>しばらく絵のような湖に見とれてハッと気がつくと、カウンターの客たち
>が今度は「かしらー、右っ!」という感じで全員右の方を見ている。
>彼らの視線の向こうにいるのは、水色のドレスにブロンズ色に日に焼けた
>むきだしの肩がハッとするくらいの美しい若い女性。
>エスコートしているタキシード姿の男性を見て、昼間のカップルだとわかった。
>「ここのが一番きれいね」
>二人が奥に移動していくのに従って、カウンターの男性客たちの視線も右から左へ。
>「上にもお部屋があるわ」
>女性が先に立ち、ドレスの裾をつまみ上げてらせん階段をのぼり始めると、
>後ろの男性が、コホンと咳払いをし、カウンターの男性客たちをジロッと一瞥した。
>上から聞こえてくるいかにも楽しそうな女性の笑い声。カウンターの客達が、
>目くばせしあっている。
>「湖よりもすばらしいものが世の中にはある」
>そうつぶやくと、みんな一斉にグラスをあげた。
先のキーワードからのオチがこれだ。
変な日本語訳さえ付けなければオチでもなんでもない、普通の話。萎え萎え。
アアこんな文章を読まされるFクラスのお客様がお気の毒!

>さて、翌日。玄関でタクシー待ちをしていると、二人が現れた。
>「ホントにきれいな湖ね。ママも連れてくるとよかったわね、ダディ」
>美しきものは人の心を惑わすものなり。

しかし最近とみに村瀬千文の文章が下品になっているのは何故だろう。
以前は森爺の校正が入っていたのに、今は見放されてちーちゃん文章がそのまま
使われるからなのだろうか?
編集の小松めぐみさん、ちーちゃんを助けてやって頂けないだろうか?

・・・・・・という訳で、
だらだらと意見を書いてしまった為に長文になってしまった事をお許し下さい。

ところでホテルに詳しい皆さん、ここに登場する土地とホテルを当ててください。
私にはわかりません。