“と学会”ってどうよ? パート2

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763無名草子さん
アメリカの代表的なSF作家であるアイザック・アシモフは、ある講演会の席上で、
若い女性から「円盤の存在を信じますか」と質問され、「いいえ、お嬢さん。
私はそんなもの信じておりません。それに、私はそんなことを信じている人は、
頭がおかしいと思いますよ」と答えている。
彼はいう。「たしかに私は円盤についての物語を書いたこともあるし、その中で、
円盤の存在をかなり理論的に説明もしたことがある。しかし、幼児のために
おとぎ話を書く童話作家は、本当にウサギが人間の言葉をしゃべるとは考えていないし、
またハードボイルド作家は、5分間で1/2ガロンのウイスキーをあおり、次の5分間で
二人のブロンドをものにするスーパーマン的探偵が実在するとは思っていないし、
女性雑誌の筆者は、愛は何物よりも強く、貞節はつねに勝利に輝き、秘書はいつも
ハンサムな社長と結婚する、などと信じていやしないだろう」 (「IFの世界」石川喬司:講談社文庫)