子どもの頃、岩波少年文庫より
学研少年少女文庫の方がラインナップが
興味を惹いたし、日本語も読みやすいと思った。
新潮社も少年少女向きの書き下ろしシリーズを出していた。
新田次郎のつぶやき岩の秘密や結城昌治のものぐさ太郎の冒険など
けっこう面白かったし、読み応えもあった。
でも、結局、学研は児童書出版から事実上撤退したようなもの。
かつてのラインナップは大きな図書館の児童書コーナーに行かないと
もう読めない。
新潮社も子ども向きの名作を新潮文庫で継続的に読ませる企画も立てない。
岩波だけが、ずっと継続的に児童書の名作を少年少女文庫で支えている。
この違いはどこから来るのかなぁ?