オルコットの作品が「若草物語」以外はほとんど絶版になってるという事実はおいといて
作品について語ってくれると嬉しい・・・。
生き残れる確率は低いけど・・・。
「昔気質の一少女」だったかな、持ってました。
なんでか、ジミーで健気な女の子がお金持ちんちに行く話。
ピーナツ(訳では南京豆)の好きな男の子が出てた。
金持ちの家なんだけどなんかお父様の事業に失敗して
ボツラクするけど、その主人公の女の子のおかげで質素でも
(・∀・)イイ!ってな展開だったような…。
詳細は忘れました。スンマソ。
>2
いいなあ。上巻だけ古本屋で買ったんだけど下巻がないので読んでない。
でも図書館に行けばあるとは思うんだが手元に欲しい。
わーいわーい!
大好きなオルコットのスレが♪
「若草物語」「続若草物語」「第三若草物語」「第四若草物語」
「八人のいとこ」「花盛りのローズ」「昔気質の一少女」
「ライラックの花の下」
角川文庫で復刊されたとき、一気に揃えました。
「八人の…」「花盛り…」は、かの「キャンディ・キャンディ」にも
影響を与えたという…
私さ、昔っからメグがブルックさんとくっつくのに
納得いかなかった。
メグは美貌でちょっと見栄っ張りなお金持ちの奥さんやってるのが
似合ってるよ。
ブルックさんみたいな説教くさいおっさんとくっつくのは
つまんないよ。
エイミーがローリーとくっついて金持ち若奥さんになるから
役柄かぶっちゃまずいんだろうけどさあ。
ジョーは、オルコットの父親がモデルといわれるベア教授と結婚したけど、
父親ブロンソン・オルコット氏は、オルコットに、
ジョーはローリーと結婚させるべき。と言ったそうです。
結婚前のベア教授は好きだけど、第三若草物語のベア先生はな…
だって、結局ダンを見捨てた…ように思えて。ダンびいきなもんで。
自分には姉妹がいなかったので、(兄二人)
ジョーとエイミーの喧嘩がじめっとしていて
理解できなかった。
(自分の場合はプロレスごっこで形がついたから)
あれはねー、リアルですよ。(私は姉妹の姉の方。)
二人姉妹の姉だから、仲裁してくれる人もいなくて、
膠着状態のまま、妹と半年ぐらい口利かなかったことが、2回程ある。
そうはいっても、うちはめちゃくちゃ姉妹仲いいけど。
メグとジョーとベスのことはよくわかるけど(三人とも姉だから)、
エイミーには、あまり感情移入しにくい。
要領がよくって、ちょっと憎らしい…かな。
でも、姉たちがかわいがる気持ちはわかる。
続若草で成長したエイミーは好き。
ローリーとボートを漕ぎながらのプロポーズシーンは、
ベア教授のプロポーズと並んで、すごくロマンティック。
私はエイミーが平凡な賢夫人になってしまうのがつまらなかった。
彼女は恋愛をバンバンするような社交界の花になって欲しかったな。
10 :
無名草子さん:01/11/18 03:22
>2
「美しいポリー」&「風の中のポリー」
という邦題で読みました。
クエーカー教徒のようなつつましい家庭で育ったポリーが
文通相手のファニー嬢のところに世話になる。(理由は知らない)
お金持ちだけど仲がよくないファニー嬢の家庭は
ポリーの眼から見ると変なことばかり。
クリスマスのお小遣いを靴に使ってしまう所が大好きだったなあ。
「おしゃれなポリー」&「おしゃれなポリーのおしゃれな恋」
という翻訳もあります。
11 :
無名草子さん:01/11/18 07:13
ねえねえ、少女小説じゃないオルコットの「愛の果ての物語」
ってやつ、読んだ人いる?
すっごくベタベタな昔の新聞連載っぽくて、ワラタんだけど。
12 :
無名草子さん:01/11/19 13:28
>11
それ知らない・・・。どっかの出版社で売ってます?
>12
検索すれば?
14 :
無名草子さん:01/11/19 14:38
>2
貧乏生活もイイ(・∀・)!と適応できたのはモード(金持ち家の末っ子)だけだった
のでは?贅沢大好きのお母様は床に着いちゃって、ファニーはなんとかしなきゃと
頑張るんだけど、やっぱり贅沢暮らしを思い出して・・・。という感じで。
>>7-8 リアルかなぁ?まあ、一口に姉妹といっても色々いるから…
うちだと、私はお喋りで、妹は寂しがり屋だから、
お互いに口を利くまいと頑張っても、半日も保たないよ。
16 :
無名草子さん:01/11/19 16:27
私は成長するにつれてみんなが「世の中の正しい女性像」の役割分担を
するようになったのに萎えた。
メグ・・・慎ましやかに家庭を守る可愛い奥さん
ジョー・・・自立することも忘れない勇敢な女の子。(庇護者のような
包容力のある旦那ゲット。おてんばの限界はここまでか。)
ベス・・・大人しい以外に個性もない。このままだとオールドミスに
なりそう→よって死亡。(まあ、これはオルコットの妹が死んだことに関係してる
んだろうけど、そう見える。)
エイミー・・・見栄っ張りな性格を直して、お金持ちかつ貧しい人のことも忘れない
立派なマダムに。
17 :
無名草子さん:01/11/19 18:00
>16
それはちょっと…ベスが可哀想。
18 :
無名草子さん:01/11/20 02:12
>>16 べスがいるからあの家庭はマタ−リしてるんだよ。
一番人間的に円熟してたし。
良妻賢母の鏡みたいな女性になれてたはず。(生きてれば)
19 :
無名草子さん:01/11/20 05:35
>18
いや、それは分かるのよ。
でも、良妻賢母キャラは華やかなものが大好きだったメグが先に
引き継いでしまったでしょ。
そうするとベスに残ってる役柄が半ひっきーのオールドミスしか残ってないのよ。
オールドミスなんて社会的に一段下の扱いだから(当時は)そうすると
ベスちゃんは天使なのれした〜的展開になるんだろうな、ちゅうこと。
20 :
無名草子さん:01/11/20 10:53
>>12さん
「愛の果ての物語」は広津倫子訳、徳間書店、1995、
だそうです。
わたしも読んで見たいなあ。
21 :
無名草子さん:01/11/20 12:03
>19
良妻賢母キャラには一つのパターンしかないと仰る?
22 :
無名草子さん:01/11/20 13:10
>21
あの話の中ではね。それぞれが役割分担してますから。
当時の社会の良識を超えられなかった点が目立つから
登場人物が大人になるとつまんなくなるんだよなあ。オルコットしかり
モンゴメリしかり。
23 :
無名草子さん:01/11/20 15:08
>22
そうかなぁ?>役割分担
私はベスの良妻賢母ぶりも読んでみたかったと思うけど。
>当時の社会の良識を超えられなかった
当時の時代性を反映し、現代の小説とはまた違った味わいが…ない?
24 :
無名草子さん:01/11/20 15:47
あるよ!
それに、当時のひとに受け入れられる設定やお話にしつつも、
自分の主張を盛り込もうと苦心してるとこが好き。
オルコットは。
25 :
無名草子さん:01/11/20 16:37
説教臭さがたまらなくいいのにな、オルコットは。
見栄を張りたがるメグが堅実なジョン・ブルック氏と結婚したのは妥当なんでは?
そんでブルック氏が死んだ後の息子デミがまたいい。
「もうデミなんて呼ばないでくれよ。僕はもうジョン・ブルックなんだから」
って台詞がすごく好き。
第四は不評で作者も納得いかなかったらしいがデミのアリスへの求婚は萌えた。
あとダンのベスへの片思いとか。ロブとテディの兄弟話も良かったし。
トミーは情けないが。
26 :
無名草子さん:01/11/20 16:39
「八人のいとこ」と「花ざかりのローズ」が大好きなんだが
若草ほど知名度がないので
××が死んでローズと○○がくっついて、
とかいうネタバレをしていいものかどうかわからない。
ひょっとして万が一これから読む人がいるかもしれんので。
絶版してるけど。
じゃあミステリー板風にメール欄でネタばれするとか。
28 :
無名草子さん:01/11/20 17:44
>23
うん、少女時代はね、面白いんだけどさ。
だいたい、お父様が帰ってきてからつまんないのよ。
みんな、一気に個性がなくなってレディっぽくなっちゃってさ。
メグはモファットさんと結婚すればよかったのに。
29 :
無名草子さん:01/11/20 18:47
>26
あの本、絶版なのねえ。
たまに古本屋で見かけるなあ。
30 :
無名草子さん:01/11/22 00:29
>>26 私は、かまわないとおもうけれど、もう読んじゃっているし、
もともとネタバレに神経質でない方ですからねぇ…
くっつくのと死ぬのは伏せといて様子を見ては?
ストーリーを知ってても読む面白さは減じないと思うけど、
アレとアレは初読のときどきどきしたり、ショック受けたりでしたから。
私もいろいろお話したいな。
31 :
無名草子さん:01/11/22 18:34
んじゃ、核心に触れない程度に八人のいとこを語ろう。
マックの恋愛観が好きだった。
「僕は恋愛も研究してみたいんだよ」だっけか。
それを弟のスティーブ「兄さんが恋するなんて想像できないや!」そういうこいつは真っ先に婚約したしな。
32 :
フェーブ好き:01/11/24 01:18
「八人のいとこ」のときのフェーブは、名劇「小公女セーラ」のベッキーしか
想像できないけど、成長した「花盛りのローズ」でのフェーブは、
超美女(ローズよりも)しか想像できない。
フェーブのお相手は、「八人の…」で伏線張ってあるんですよね。
33 :
無名草子さん:01/11/24 12:56
>32
フェーブの相手の伏線。やどり木のエピソードのアレですね。
あの話はローズ、チャーリー、マックのやりとりも良かった。
しかもローズが肺炎になりかけたエピソードにつながってるのがステキだった・・・。
「やどり木の下ではキスしなかったけど・・・」ってところ。
かっこえー、ローズ!と思った。
34 :
無名草子さん:01/11/26 13:43
>32
でも「八人のいとこ」でも美しい少女とか書かれてなかったっけ? フェーブ。
35 :
無名草子さん:01/11/29 18:28
age
36 :
無名草子さん:01/12/03 07:23
フェーブに関しては、アレックス叔父様が、
「立派できれいな少女」と言っているのですが、
健康的で働き者のところを誉めてるっぽい。
ローズは、その時点でフェーブに好意を持っているにもかかわらず、
フェーブと比べられて、内心ふくれてしまう。
(フェーブが救貧院出身の少女ということもあるけど。)
だから、フェーブの外見は、「八人のいとこ」の段階では、
あか抜けなくて野暮ったい感じじゃないかなぁ、と。
ローズは美しいというよりはかわいいタイプで、
それは大人になってもずっとと思うので、
教育を授けられ、ローズの姉妹同様に扱われ成長したフェーブは、
磨けば光る玉、といった感じで美しく成長したのでは…
と、思ってます。
読み返してみたら、やっぱり面白くて、好きだなぁ。
たくさんの男の子にちやほやされる女相続人ローズ。
女の子の好きそうな設定に、お説教を滑り込ませるオルコット。
あぁ、快感。
今回は、アレックス叔父様のローズの叔母たち対する
リアクションが面白く読めたなー。まだ途中だけど。
誰が好きで誰が嫌いか、よくわかる。
37 :
無名草子さん:01/12/04 09:56
>36
成程。鋭い考察ですね!
フェーブといえば、アレック叔父さんがマック叔父さんに
「なんでフェーブと恋愛しないのか」って聞かれてたのかおかしかったですよ。
惜しいな、アレックおじさん!(何が)
ローズの叔母さんズの中ではアーチーのお母さんが暖かくていい人ですよね〜。
38 :
無名草子さん:01/12/04 14:57
「おちゃめなパッティ」ってオルコットだっけウェブスターだっけ・・・?
日本人のコックの大崎って誰だよ。
39 :
無名草子さん:01/12/07 18:10
>38
どっちでもないよ。でもとっさに作者の名前が出てこない。ごめん。
40 :
無名草子さん:01/12/10 12:29
チャーリーの生き様(?)って「自業自得!」みたいな感じで
オルコットキツイ・・・と思った記憶あり。
あと「第4若草」のダンも。
人を殺した自分は一生罪を背負って生きていくしかない、と思いつめてて
その通りになってしまうあたりが。
41 :
無名草子さん:01/12/11 06:17
プリンスチャーリーはね…
でもチャーリーの魅力やきらきらしいところも、ちゃんと描写してありましたよね。
母親が悪い!というとこは、情け容赦なく書いてあったような気がしますが。
ダンは、オルコットにめちゃめちゃ愛されていたので、
あのような結果になったのじゃ…
板違いですが、名劇の「ナンとジョー先生」のダンはいい!
原作のような未来を予感させないんですよねー。
念願叶って医者になったナンと、西部で暮らして欲しい。
(ナンの押しかけ女房で。)
42 :
無名草子さん:01/12/11 15:50
私もあのアニメは好きだったけど(原作の)ナンは主人公向きじゃないんだよなあ。
ぐじぐじしてるナットあたりを主人公にした方が良かったのに。
ナンは恋したりなんだりするキャラではないですよ。
トミーをふる潔さが好きでした。
あとアニメはデミの独特な個性が出し切れてなかったのが残念でならない。
「続若草」の新婚直後のブルック夫婦漫談が一番好きだったな。
44 :
無名草子さん:01/12/13 08:01
「続若草」で、ブルック夫妻がケンカして、メグがおかあさまに相談するところ、
角川文庫版の訳では、おかあさまは、
「とにかくジョンを尊敬することが、夫婦が上手くいくコツ」
というようなことをメグに言ってて、別にいいけど、
オルコットはこういうこと書くかなあ…と、なんか違和感。
そして、講談社文庫版を読んだら、その部分、
「とにかくジョンに自分(メグ)を尊敬させるように仕向けること」と…
全然意味逆やん!
でもこっちのほうがしっくりくる。オルコットの主張にそぐってるような。
後者の訳があってるように思うんですが、どなたか、原書にあたられた方
いらっしゃいますか?(たぶん自分で読んでも全然わからないと思うんで…)
45 :
無名草子さん:01/12/13 17:06
あー、ほんとに後者の方がしっくりくるね〜。
私が持ってるのは角川版だけど。
メグとジョンの新婚生活はリアルで面白い。
ローリーとエイミー、ベアとジョーあたりは流されたので。
46 :
無名草子さん:01/12/17 12:16
なんで名劇は、八人のいとこ&花盛りのローズをアニメ化しなかったのか!?
ウソかホントか知らないけど、キャンディ・キャンディを、名劇ワクで
リメイクする話があったとか。(それが流れてティコに…と聞いて、
なんで名劇でオリジナルやるかなぁ?と激しく腑に落ちなかったのが一応納得。)
キャンディのもとネタのひとつだし、すごく男の子たちのキャラ被ってるし、
すごく観たかったな…(今でも)。
もうひとつ捨ててない夢としては、
文月今日子さんに漫画化してもらいたいということ!
47 :
無名草子さん:01/12/17 13:43
キャンディより八人のいとこの方が萌えた・・・。
48 :
無名草子さん:01/12/19 16:26
今「昔気質の一少女」読んでます。
やっぱりこの手の話はええのう。
まだ読んでます。現在下巻。
やはり説教臭い。なのに面白い。
私にもこんな純な時代があればのう(w
50 :
無名草子さん:01/12/22 06:23
51 :
無名草子さん:01/12/23 22:26
>40
原作だとなんかあるんですか?詳細きぼん
52 :
無名草子さん:01/12/24 18:20
>51
ダンのことですか? あなたはひょっとしてアニメだけ見た人とか?
53 :
無名草子さん:01/12/24 19:07
>>44 その箇所を探せるかはわかりませんが、「若草物語」シリーズはすべて
グーテンベルク・プロジェクトによりネットで読めるようになっていた
ような・・・・(記憶曖昧)
54 :
無名草子さん:02/01/02 15:40
明けましておめでとうございます。
今年もいろいろ語らいましょうね〜、あげ。
「赤毛のアン」や、バーネット女史の一連の作品もそうだけど、
女性作家の家庭小説って、紙芝居のように平和そうで、案外シビアだね。
56 :
無名草子さん:02/01/03 14:44
なんか未訳作品の洋書を見かけたんですけど、スティーブン・キングが
推薦文を書いていたんです。
サスペンスものらしいんですけど。
でも、オルコットとキングというのが違和感。
57 :
無名草子さん:02/01/06 18:06
>>48 ヒロインのポリーはあまりにもしとやかというか、
ナイーブすぎて読むに耐えられなかった。
彼女はどこかオースティンの作品のヒロインを思わせる。
社会的地位の低さや地味さというハンデを乗り越えて、
意中の人と結ばれたという点から、
特に「マンスフィールド・パーク」のファニーとよく似ていると思った。
58 :
無名草子さん:02/01/06 22:27
ポリーってクェーカー教徒なの?
とっくに読み終わってたんだけど
ポリーはオルコット作品の中では最も男の趣味が悪いヒロインだったなあ(w
だって私だったら借金しまくって親や友人に面倒かけまくって学校退学して
好きでもない女と婚約して捨てられた男なんて絶対ヤだよ? ははははは。
ちなみに「ライラックの花の下」も読んだ。
素直な少年小説で良い感じでした。
>>59 窮地に陥った彼氏に対しても思いやりの暖かい心を持っているところが
ポリーのいいところだと思った。
これには本当に感動した。
61 :
無名草子さん:02/01/14 00:29
ごく昔に些細なきっかけで好きになり、ずっとずっとず〜っと、
どんなときもその思いを胸に抱きつづけていたポリーは、
本当に愛らしい女性だと思う。
62 :
無名草子さん:02/01/15 13:07
シドニーさんと弟のウィルがいい男だったから
余計にトムの情けなさが際立った。
でもしっかりした娘って頼りないくらいの男に惹かれるのかな〜、と。
でも中盤まではポリーが誰を好きか全くわからなかったよ・・・。
>>62 ポリーの意中の相手は最初からトムだと思ったが。
あのそり滑りのシーンがかっこよかった。
64 :
無名草子さん:02/01/17 10:19
私は一番男の趣味が悪いのはジョーだと思う。
なんであんなオッサンと・・・。
65 :
無名草子さん:02/01/17 11:20
ベア先生は包容力がある大人の男の男性として描かれてる。
何が不満?
ローリーをきっぱりふってくれて良かったよ〜。ナンもな。
66 :
無名草子さん:02/01/17 11:25
「スウ姉さん」(ポーター作・「少女パレアナ」の人ね。)ってのを持ってます。
オルコットじゃないけど許して。
裕福な銀行家の娘として生まれた主人公が、家の没落とともに
切り詰めた生活を余儀なくされる。(そこそこの生活は維持できる)
父親の世話をし家計を維持するためにピアニストの夢を諦めた主人公。
婚約者もいるが、しっくりしない。わがままな弟、貧乏、絶え間ない家事労働。
スウ姉さんに救いはあるのか? という話です。
ちゃんとした救済があるので安心して読めます。
ちょっと鬱な気分の時は取り出して読んでました。
最近読んでないなー。発掘しなければ。鬱なので(笑)
>66
本当はオルコットとかモンゴメリとかポーターとか、そこらへんの
古い外国少女小説全般のスレにしようかと思ってたんですよ。
なので私的にはOKです。
でも一番好きなのはオルコットなのでオルコットスレに。
ポーター違いですがジーン・ポーターもいいよ。「そばかすの少年」の人。
68 :
無名草子さん:02/01/17 13:42
黒い目のレベッカも好きでした。
昔、どこかの出版社から
少女小説50選みたいな全集が
出てて、すごいたくさん集めてた
記憶があります。
美しいポリー
8人のいとこ
若草物語
オーケストラの少女
などなど。
69 :
無名草子さん:02/01/20 05:37
「リンバロストの乙女」にでてくるその後のそばかす一家、よいですね〜。
エンゼルの性格がすごく好き。
「スウ姉さん」わたしもたまに読み返します。
>>66さんとおなじくオルコット作品とともに、ちょっと鬱なときに。
あれはラストですっきりするけれど、途中もあじわい深いですよね。
スウ姉さんのような強さを持ちたいものです。
70 :
無名草子さん:02/01/22 14:19
「ライラックの花の下」。
面白かったんだけど訳が日本語として変な部分が多かった・・・。
「八人のいとこ」のローズには「エマ」の主人公とどこか共通点を感じた。
ちやほや育てられて、ちょっとわがままな女性になったところなんかはね。
また、わがまま娘が淑女に成長するあたりももよく似ていると思うのだし。
72 :
無名草子さん:02/01/24 14:50
ローズがタンカきるところは好きです。
74 :
無名草子さん:02/02/01 14:59
age
75 :
無名草子さん:02/02/03 04:19
ジョーが結婚しても夫の付属物に成り果てなかったのはイイ!
アンには裏切られたから余計に(w
77 :
無名草子さん:02/02/05 14:43
>75
そうそう、よく第三、第四若草物語のジョーは円熟した婦人に成り下がった(?)
という批判を聞くけどちゃんと読むとそんなことないよねー。
結構大人気ないとこもあったし。
第四とか角川文庫の解説でも評判悪いけどすごく好きなのに・・・。
79 :
無名草子さん:02/02/26 10:56
第四はダンが主役。
80 :
無名草子さん:02/03/12 07:21
第四のべスとジョーズィいい。
デーズィは良い子です。
81 :
無名草子さん:02/03/12 09:18
小さいころ、「若草物語」のアニメを見てた。
そのときは、エイミーが好きだったんだけど、
その後、小説を読んだら、エイミーが大嫌い
になった。だから、ローリーとエイミーがくっ
つくのは、納得いかなかったな・・・。
82 :
無名草子さん:02/03/12 09:32
若草物語の続編を書く気はまったくなかったオルコットに
読者から「ジョーとローリーを結婚させて」という手紙が殺到した。
オルコット自身は生涯独身のプロ作家、結婚願望しかない少女たちを軽蔑し、
絶対続編は書かないつもりだったんだが、熱意に押し切られ書く羽目になった。
ただし、ヴァカな読者たちのいいなりにはならないわ、とジョーを別の人と結婚させた。
83 :
無名草子さん:02/03/14 18:14
>80
ジョーズィ&ベスいいですよね。いとこ同士。かわいい。
なんで私はオルコットでこんなに萌えられるんだろう・・・。
>81
原作のエイミーのどこがダメだったんでしょう?
レディを目指す彼女はかっこいいと思ったが・・・。
>82
その話は割と有名ですよね。第三は甥と姪(デミとデーズィのモデル)のために書いたんだよね。
84 :
無名草子さん:02/03/14 18:24
>>64 同意!
『美しいポリー』のポリーも趣味悪いって。
ハンサムで親切なシドニーさんのどこが気に入らないのさ〜。
トムを選んで、借金作られてから後悔しても知らんぞ。
85 :
無名草子さん:02/03/15 05:38
マーチ家四姉妹で自分を投影できるのは、メグ、ジョー、べス。
自分が二人姉妹の姉で、この三人もお姉さんだからと思う。
エイミーには感情移入出来ない。
要領良く甘え上手…って、全然自分に無い要素。
でも、みんながエイミーを可愛がる気持ちはわかるな。
私も自分の妹かわいいから。
ジョーの大事な原稿燃しちゃったのには、口あんぐりなんだけど、
なんか、末っ子って、絶対取り返しのつかないこと、平気でやっちゃうよなあって、
妙に納得。仕返しするにしたって、私なんか常に後でフォローのきくことしか
出来ないから。(末っ子の皆さんごめん。)
でも続若草の、心からのレディになろうと努力するエイミーは好き。
バザーでの態度は立派だったし、家庭訪問でのジョーとの珍道中、画塾の友人を
もてなそうとして失敗するエイミー…
昔はジョーとローリーにくっついてもらいたかったけど、今になると、結局
この二人はいい友人でいるのが無難だったなあって。
現実的なことを言うと、ジョーにはローレンス家の奥様は無理だろうし。
オルコットの描く、それぞれのプロポーズの場面はお気に入り。
メグとブルックさんの場合はちょっとユーモラスと思うけど、
ジョー&ベア先生、エイミー&ローリーのそれは、すごいロマンティックと
思うんですけど。
86 :
無名草子さん:02/03/15 18:07
プロポーズシーンならデミ&アリスもいい!
そこへのこのことやってくるスタッフィ(だっけか)あたりを殺したくなってるデミがイイ!(w
ところで今日図書館で「愛の果ての物語」というやつを借りてきたよ。
家庭小説じゃないっぽいので(サスペンス調?)色んな意味で楽しみだ。
87 :
無名草子さん:02/03/17 23:18
「若草物語」では初めて読んだときからジョーが一番好きです。
ローリーは性格が甘くってちょっと嫌いだったので、わたしとしては
結婚しないでくれて嬉しかったです。
確か、このローリーのモデルは作者がヨーロッパ旅行をしたときに
知り合った青年で、ベア先生のモデルは作者の実父だと読んだことが
あります。
「愛の果ての物語」読了。
若草物語の2年前に書いた作品らしいが荒唐無稽ながらよくできた話。どきどきした。
しかし後味はかーなーり、悪い。
ジョーが一時期書いてた小説(ベア先生にそれとなく諌められた作品)ってのもこんなんなのかしら、と思った。
今、「第三若草物語」が原作の「ナンとジョー先生」を観かえしてるんですが、
やっぱり好きになれないぞ。ベア先生。
自分の理想や型にはまらない子供は、結局排斥するやり方。
この印象は原作と共通。
ダンをプラムフィールドに置いたのだって、ジョーが望むからというのと、
自分自身の理想に反してしまうことが嫌さに…という感じ。
ベア先生はナット、ジョー先生はダンが内心贔屓のようだけど、
ジョー先生が、ナットのことにも心を砕いてたのに対して、
ベア先生は自分のやり方を押し付けただけ。
ベア先生なりに、かなり忍耐したとは思うんですが…
ジョーとの恋愛時代のベア先生はかなり好きなのになあ…
ダンびいきな私。
90 :
無名草子さん:02/03/28 17:57
ベア先生は結構ジョーとの恋愛時代から自己中心的やなー、と思うところあった。
なんつーか確固とした理想がある人だよね。もろ男性的ガンコな人。日本のお父さん?
まあ、最後にはダンもベア先生にも心を開いただろうと思うのですが。
でもダンは明らかにベア先生よりローリーの方が好きだったような気がします。
ベア先生は明らかにオルコットの父親がモデルっぽいね。
父親は、かなりぶっ飛んでて、自分の理想の為なら家族にかなりの
犠牲を強いるのも平気なラジカルな思想家。
エマソンとも親しかったはず。
エマソンの穏やかな部分も注入して、ベア先生一丁上がりってとこかね。
92 :
無名草子さん:02/03/28 19:08
今日ブックオフで「八人のいとこ」買ったよ。
うれしいー!
93 :
無名草子さん:02/04/01 18:42
私は「ライラックの花の下」がほしいー。
94 :
無名草子さん:02/04/02 05:50
泥棒の疑いをかけられたナットを信じ、寄り添いつづけた
デーズィに涙。
強くて健気な子だ。
「ベスにそっくりだわ。」
といいつつ物陰で涙をぬぐおう。
95 :
無名草子さん:02/04/10 00:52
>>93さん
今日ブックオフで見つけて買ってしまいました。
もう持ってるのにね。
挿絵の大型プードル(そんなのいたんだと、これ読んで初めて知った。)が、
不気味…もし映像化の際には、他犬種に変えて頂けたらと。
96 :
無名草子さん:02/04/12 14:49
「ライラックの花の下」って
ふくやまけいこさんが漫画化されたって噂を聞いたことあります。
本当だったら読んでみたい。
誰か知ってます?
97 :
無名草子さん:02/04/12 18:44
>>88 激しく同意。
でも、何故か活き活きしてるとおもってしまった・・・
そういえば篠崎書林からオルコットの病院の話の本が出ていましたけれど、
あれから、何か刊行されていたのでしょうか?
第四のダンの扱い、あの当時ではネイティブアメリカンのハーフってことは、
黒人並に酷かったんではないでしょうか?
だから、それを考えるとかなり進歩的な関わり方ではないかと思うのです。
多分ダンが居ることで子供をやめさせる親も多かったのではないかと想像できますし。
98 :
無名草子さん:02/04/13 03:15
私も、オルコットはダンに最大級の同情を寄せていると思うんです。
やっぱ「時代の限界」ってやつなんでしょうね。
ベア先生のプロポーズシーンは何度読んでも泣いてしまいます。
ジョーが幸せそうなエイミーとローリーを見て、1人で涙を落とすシーンとか、
(自分でふっといてね)あの辺の心理の流れなんか、おそろしくリアルじゃないですか?
あと、メグの夫婦喧嘩のシークエンスとか。あー、あるある、と。
でも、一番好きな話はジョーがスプレッドイーグルに小説を持ち込むとこ。
体中にパワーが満ちあふれて、もう走らなきゃやってらんない!って感じの
あの高揚感、そして採用された時の身の震えるような喜び。あーなんか、
十代のころって毎日があんなふうにヴィヴィッドだったよなーなんて。
99 :
無名草子さん:02/04/15 14:49
図書館の書庫から「村のセレナーデ」って借りてきた。
でも少女文学全集だかいうシリーズのやつは絶対完訳じゃないっぽい・・・!
100
101 :
無名草子さん:02/04/25 14:03
さがってる〜!
あげ。
102 :
無名草子さん:02/04/25 14:27
「若草物語」よりも、原作の Little Women のほうが数倍良いですよ!
103 :
無名草子さん:02/04/25 18:16
原文の方がいいってこと??
でも「若草物語」も色々訳が出てるからなあ。
それはともかく「若草物語」という邦題は名訳だと思う。
文学板
105 :
無名草子さん:02/05/04 20:04
>>96 ライラック物語というタイトルで漫画化されてます。
ネーミングなんかが一部変更されてますが、イメージぴったりです。
読んで損はなし。
106 :
無名草子さん:02/05/06 15:16
>105
ありがとうございます!
ふくやまさんもかなり好きなのですごく読んでみたい。
でも絶版されてそうな感じがするなあ・・・。
古本屋めぐりしようかな。
108 :
無名草子さん:02/05/27 15:07
>107
私25だけど「高慢と偏見」は前テレビでドラマ化されてたやつ見て
面白いと思ったよ。
原作もあさってみるかな。
さがってるのでオルコットと関係ない話題でもあげ。
109 :
無名草子さん:02/06/10 18:58
補足。
ふくやまけいこさんによる「ライラックの花の下」の漫画化作品
「ライラック物語」はふゅーじょんぷろだくとより出版されています。
初版発行は1989年7月10日。サイズはA5。
書籍扱い…になるのかな?児童書のような装丁なので。
古書店などでは児童書コーナーにおいてあるのをたまに見ます。
盛大に下がってるので、ageがわりに。
>109
補足説明ありがとうです。
しかし・・・古本屋めぐりしたけどやっぱりないんだよな〜。
ふくやま作品はこれに限らず見つかりにくい。
111 :
無名草子さん:02/06/15 16:52
「若草物語」で、エイミーが塩漬けのライムをほしがる話がありましたが、
どういう食べ物なんでしょうか?ハニーレモンなら分かるんですが、柑橘類を
塩漬けにするって想像できないんです・・・。
112 :
無名草子さん:02/06/16 06:55
砂糖漬け、酢漬けって説もありますが…
訳し方によるようですが。
ほんとのところどうなんでしょう?
113 :
無名草子さん:02/06/17 00:18
四人姉妹が口をそろえて貧乏だ貧乏だと嘆いているにもかかわらず、そんな
貧乏な家にお手伝いさんがいることが、子供の頃どうしても理解できませんでした。
114 :
無名草子さん:02/06/21 12:42
英米文学ってそんなもんよね。
115 :
無名草子さん:02/06/21 17:08
本気で貧乏な庶民は出てこないの
116 :
無名草子さん:02/06/21 17:10
115つづき
本気で貧乏な庶民は四姉妹の善行のダシにされます。
ドイツ移民のフンメルさんご一家でしたっけ?
118 :
無名草子さん:02/06/21 17:48
子供心にあれは偽善だよなと思ってました(笑)
大きくなってから読み返して、ジョーが
「私なんかもうオールドミスのおばあさんよ。」とたったの25歳
で言ってることに驚愕。
時代って恐ろしい・・・。
119 :
無名草子さん:02/06/21 21:43
ここいいですね。
なごむよ〜!
ダン好きな私は、エイミーが憎かったなあ…
120 :
無名草子さん:02/06/25 13:33
エイミーがベス(娘)からダンを遠ざけてしまうとこですか?
121 :
無名草子さん:02/06/26 12:13
>118
江戸時代は20歳で年増、20代後半で大年増と言われたそうです。人生50年だし。
122 :
無名草子さん:02/06/26 16:08
>>121 うん、だから時代って恐ろしいっていってるんだけど。
123 :
無名草子さん:02/06/27 11:01
古本屋で「花物語」ゲーット。
でもこれ処女作の方かと思ってたらオルコット最後の作品の方だった・・・。
124 :
無名草子さん:02/06/28 01:20
>>120さん
そうです!
ダンがいい子だと理解していながら、
自分の娘とつきあうとなると賛成はできないエイミー。
ラストで語られるダンの人生がまた泣けるので、
辛さが倍増しました。
この件以外ではエイミー嫌いじゃないんだけど…
125 :
無名草子さん:02/06/28 01:44
角川文庫のマイディアストーリーシリーズ、良かったなぁ…
赤チェックの装丁が可愛かったです
あのシリーズだけの統一観が、コレクション魂を刺激してくれました
関係ないけど、新潮文庫のモンゴメリーも赤背表紙だから、
マイディアと並べて置くとイイ感じな名作コレクションに(笑)
126 :
無名草子さん:02/06/28 08:04
ナットとデーズィの交際を渋るメグ、というのもありましたねえ…
マーチ家は貧乏にはなったけど元々由緒正しい名家だ。
とか言って。
結局許したけれど。
べス(エイミーの娘の方の)がダンのことを好きになったとしたら、
エイミーや周囲はどうしたんでしょうか。
事態がそこまで行かないうちに早々に対処したという感じですが。
127 :
無名草子さん:02/06/29 09:35
まずい…超忙しいのにシリーズ全部読み返したくなってきちゃったよ…
またブルックさんの死に泣かされるんだろうな
死そのものより、周囲の人物達の
静かでいたわりにあふれた描写に泣けた記憶が
訳者によって、名前が違うんだよね。
私は、いちばん最初に「ジョー」ではなく「ジョオ」で読んだので、
続編で「ジョー」になじめなかった(少数派だな、きっと)。
ジョオとローリィ(これも最初に読んだ訳者の書き方)が結ばれなかったのも
気に入らなくて、結ばれるお話を書いてしまった生意気なガキでした。
>128
結ばれるお話を書いた・・・。
同人誌みたいっすな。
いや、さっきまで同人板にいたから私の頭腐ってるんですすみません。
130 :
無名草子さん:02/07/05 16:33
小さい頃は、ジョーとローリーが結ばれないのが面白く無かった。
名作劇場では男の子女の子の代表格の子が
くっつくのが当たり前だと思ってたから。
ある程度、年をくって読み返してみたら、
こういう形もアリなのねとしみじみ納得できた。
ベア先生の登場も、ローリーの後だからこそ光る!
(ローリーとくっついてくれればやっぱりうれしかったんだけど)
131 :
無名草子さん:02/07/07 11:51
私はローリーとエイミーのなれそめに非常にドキドキしたので
最初に読んだ時からあまり不満は感じなかったなあ。
オルコットは意地でもローリーとジョーは結ばせたくなかったようですしね。
132 :
無名草子さん:02/07/09 01:33
オルコットじゃないけど、「ケティー物語」はみなさん読みました?
わたしは偕成社少女小説シリーズ版で持ってます。
もう25年くらいたってる。あたしなんかおばあちゃんだから。
133 :
無名草子さん:02/07/09 06:47
あんまり翻訳売ってないので原著かっちゃいました。>ケティー
134 :
無名草子さん:02/07/09 15:48
オルコットではありませんが、「少女レベッカ」を読んで、
エンマ・ジェーンのあまりの不憫さに絶句してしまいました。
彼女はいい子です。ざっと挙げてみますと、
発表の相手役を務めた際、役が引き立つからと自分が持ってきた
指輪をレベッカに貸してあげたり、
石鹸が売れたのはレベッカの功績だと即座に認めるだけの謙虚さがあり、
レベッカにすら思いも寄らぬほどに独創的な発想が出来、
・・・他にもあった筈なんですが、手元にないので割愛。
確か、レベッカが行くからというだけの理由で猛勉強して、
同じ学校にも行きましたよね、彼女。
それなのにどうして作者にまで「顔立ちは整っているが印象に残らない」
と断言されたりしてしまうの。
>134
「少女レベッカ」ずい分前に読んだことあるけど、あまりいい印象はないなあ。
脇役の扱いのひどさに比べて、主人公が作者にひいきされているのが
おもしろくなかった覚えがある。
作者が主人公をひいきにするのは当然かもしれないけど、あまりにあからさまだとね…。
136 :
無名草子さん:02/07/14 15:28
「少女レベッカ」やオルコット、モンゴメリなどの少女小説のことを
好き放題(w)述べてる、氷室冴子著の「マイディア」という本は面白いので
見かけたら一読をすすめます。古本屋とかだと文庫で見つかる。
エンマ・ジェーンについて(氷室さんが)友達と語ってたり(w
137 :
無名草子さん:02/07/14 22:19
>>136さん
「マイディア」面白いですよね。
外国少女小説のガイドブック的で、
知らない本が紹介されてると、読みたい気持ちがムラムラと…!
角川マイディアストーリー文庫のシリーズを
けっこう網羅しているので、
このスレお好きな人たちには楽しめるかも。
古本屋さんでアッサリ見つかります。
>129
すんません、消防か厨房の頃なので、ノートの後ろに書いたんでつ。
同人誌などとは、とても口幅ったくてゆえませぬ。
139 :
無名草子さん:02/07/15 13:52
昔ー小学校の図書館で借りた本で、オルコットの蔦とダンス靴と言う
題名の短編をよんだ記憶がおぼろげながらあるのですが、
今でも入手して読めるのでしょうか?
探したけど、それらしい題名が無かったような・・
皆さん教えてくらはいませ。
140 :
無名草子さん:02/07/17 15:51
>136
「マイ・ディア」を読んで、
「そうよ、私もウルトラCがあると思っていたのよ!」と
「八人のいとこ」「花ざかりのローズ」の項で思いました。同意者求む。
ウルトラCってなんですか?
「八人のいとこ」と「花ざかりのローズ」は大好きですが・・・。
>ウルトラC
氷室先生は「八人のいとこ」を読み終わった時点で
(メール欄)
と思っていらっしゃったのです。多分。
別に「花ざかりのローズ」の結末に不満があるわけではないけれど。
>142
あ、そういうことですか(w
確かにあの手の少女小説ではありがちかもしれませんが
血のつながりはなかったですっけか・・・。
144 :
無名草子さん:02/08/03 14:46
間違いなくつながっていたから、
氷室先生もウルトラCと仰ったのだと思います。
もっともあの話、登場人物の大半は血縁者なのですけれどね。
145 :
無名草子さん:02/08/13 01:07
さがりすぎー。
なので「愛の果ての物語」購入記念あげ。
これはオルコット研究家(ではないけど)としては持っておくべきだ。
146 :
無名草子さん:02/08/18 03:37
「若草物語」が「大草原の小さな家」より昔の時代を描いているのに
気がついたときにはびっくりでした。
地域差ってすごい。
147 :
無名草子さん:02/08/19 01:36
ベスタソが亡くなったときの、チャピター(章)、
漏れ、泣いたよ。ネタでもなんでもなくて。
148 :
無名草子さん:02/08/21 00:14
静かな死を書きますね、オルコットは。
ブルック氏の死も相当・・・。
いやでもチャーリー・・・。・・・なんでもない。
149 :
無名草子さん:02/08/21 00:39
四部のジョーズィーとべスが可愛かった。
この二人メインの恋愛編を見たかった気もする。
若かったのであえて書かなかったみたいだけど。
150 :
無名草子さん:02/08/22 07:25
一作目でのメグとエイミーの関係が好きだったの。
原作ではメグのご贔屓がエイミー、ジョーのご贔屓がベスだったよね。
なのに、アニメとかはそう言う部分をぜんぶジョーがかっさらってく
から、どうしてそうなるかな〜って思った。
エイミーがジョーの原稿焼いちゃった時はさすがのメグも援護をやめたんだよね。
152 :
無名草子さん:02/08/24 12:10
>149
おお同士!
私もジョーズィとベス好きです!
ジョーズィがエミル贔屓でテッドと喧嘩友達してるとことか
ベスがみんなのアイドルなとことか可愛い〜と思ってました。
二人のその後は良き伴侶を見つけたってことですが過程も読みたかったですね。
ローリーのお眼鏡にかなう男性がいたのだろうか(ベスの相手)・・・。
メグはマーガレットの愛称
デイジーも本名はマーガレット
たしか、四姉妹の母親もマーガレットだったような記述(←デイジーとデミの名付
けの時に「おばあさまも・・・」っての)があったと思うのですがお母さんはなん
て呼ばれてましたっけ?
デミはデミタスカップと同じ「小さい」って意味で
デミ・ジョンの略。
っーことは「ちび」っってのと似たようなもんか。
モンゴメリスレもよくのぞくのですが、
アンの続編映画について、あそこまで原作をなかったことにされるのなら、
映像化はノーサンキュー!!!
と思ってしまいまふ。
しかし名劇の「ナンジョー」はお気に入りだし、
「ローズ」2作のアニメ化されたものは観てみたいなー…
とずっと思っているしはするのですが。
うーん…「昔気質の一少女」も「ライラックのこかげ」も
大好きだぞ、ちくしょーめ!!!
156 :
無名草子さん:02/09/04 01:06
ローズ2作はぜひ名劇復活したらアニメ化してほしいなあ。
157 :
無名草子さん:02/09/09 16:18
>>154 じゃなくてー。フランス語で「半分」の意味。
父親の名ががジョンで、その息子だから半人前ってニュアンスで
付けられたニックネームと思われ。
(分かったような分からんような命名だが。)
ちなみに発案者はローリー。
158 :
無名草子さん:02/09/09 22:43
父親が死んだ後の
「もうデミなんて呼ばないでくれよ。僕はジョン・ブルックなんだから」
って台詞が最高・・・さいこうだよ、デミ!(結局デミと呼ばれ続けてたが)
159 :
無名草子さん:02/09/10 07:39
新婚メグとブルックさんの夫婦ゲンカの話、好きだ。にやっとしながら読む。
どうして新しいコートを買わないの?という問いかけに、
「メグ、買えないからだよ。」
と悲しそうに答えるブルック氏。
ベッドに身を投げ出して泣くメグ。
「ジョンはいいひとだけれど、いったん怒らせると粘着質だから気をつけなさい。」
(意訳)というおかあさまのメグへのアドバイス。
……ブルック氏ってば、自分に似てる。
160 :
無名草子さん:02/09/15 18:24
>159
意訳が素敵です。
何事も飽きやすい私は、
花ざかりのローズの、チャーリーに対する評を思い出してしまいます。
161 :
無名草子さん:02/09/16 03:36
自分のことを好きな相手に向かって
「尊敬できる人でなければ愛せないわ」と
きっぱり言い切るローズは男前だ(w
162 :
無名草子さん:02/09/17 13:43
映画「若草物語」ウィノナ・ライダー主演の方。
大人になってからのエイミーは私のイメージとぴったりだった。
スーザン・サランドンのお母さんは意外だったけど、良かった。
むかーし、TVドラマの若草物語がNHKで放送されたんだけど
その時のエイミー(大人)は超ブスだったような気がする。
ジョー役は「パートリッジファミリー」で長女のローリーを
やってた、女優さんだったと思う。
そんで、ジョーの吹き替えが浅茅陽子だったんだよね。
多分、私は小学生?だったと思うけど、もう20年以上昔の
話だ。
このスレ読んでて思い出しました。
子供時代のエイミーもわたしは好きだった。
まさか「スパイダーマン」に出るとは思いもしなかった。
あれ?
スパイダーマンの女の子だったの?
MJだっけ・・・?
知らなかったス
というかヨソの子は成長が早い・・・
165 :
無名草子さん:02/09/29 02:15
age
166 :
無名草子さん:02/10/14 22:55
うーん、さがりすぎ。
あげます。
幼稚園時代から、福音館書店の「若草物語」を愛読していた9歳になる娘に
ブックオフで「続」「第3」「第四」の文庫を買ってやっていでしょうか?
イメージ壊れませんか?
今はやめとけという方はいらっしゃいませんか?
168 :
無名草子さん:02/10/15 17:19
まだ9歳だったら、青い鳥文庫とか、フォア文庫の
若草物語の続き(第四にあたるのがプラムフィールドの子供たちっていう題だったかな?)
はどうでしょう。
ダンの行く末とかはカットされていて、円満ほのぼので終わるし。
角川とかのはもう少し大きくなってからでいいと思います。
自分はローリーとジョーがくっつかなかった事にえらいショックを受けたので(w
169 :
無名草子さん:02/10/22 09:43
>>146 それもびっくりですが、「若草物語」と「風と共に去りぬ」が
同時進行してたってのが私のびっくりです。
南北戦争の時代でしょ?
そりゃあ北軍、勝つって。マーチ家貧乏とはいえほのぼのしてるし・・・
170 :
無名草子さん:02/10/23 21:13
僕ぁ男ですが家庭小説は大好きなのれす。
若草物語は、続編以降もほのぼのマターリとしていてよかった。
「赤毛のアン」はどんどん魅力を失っていくアンが辛くて最後まで読めなかったよ。
前の方に出ていたけど、10年くらい前に「そばかすの少年」を読んで、2年ほど前に
「リンバロストの乙女」を読みました。二作のつながりなんか知らなかったのである
キャラがナニだったときは「おおおおおおおおお!!!!!」と感動したよ。
あの表紙がチェックのシリーズってもう絶版なんだよね。ブクオフに行ったら大抵ある
けど残念至極。
171 :
無名草子さん:02/10/25 00:15
おお、男性の方大歓迎!
私もそばかすの少年とリンバロストの乙女は大好きですよ〜。
チェックシリーズ、復刊してほしいですね〜。
復刊ドットコムで交渉してみるか。
172 :
無名草子さん:02/11/01 23:56
ハァハァなシーンはありますか?
173 :
無名草子さん:02/11/02 06:41
>>172 絶版になったけど『昔気質の・・・』は挿し絵の効果と合わせてハァハァできるよ。
炉利小説の本家『ロリータ』も読んだけど、
オルコットの作品は、少女が主人公であるからインパクトはより強烈。
174 :
無名草子さん:02/11/02 11:58
この前始めて見た。
友人が上巻と下巻が或るっていうから長いものだと思ってたら案外短いんですね。
175 :
無名草子さん:02/11/03 10:43
>>172 「八人のいとこ」と「花ざかりのローズ」読んでハァハァしる。
176 :
無名草子さん:02/11/14 19:22
age
177 :
無名草子さん:02/11/17 09:14
「そばかすの少年」は竹宮惠子が漫画化してたね。
一見共通点のなさそうなメグ&ジョー姉妹の共通点
ドイツ語を教えてくれる男に惚れた
179 :
無名草子さん:02/11/19 23:48
>>178 なるほど。
でもメグもジョーもプライド高いよね。
自分からは折れないタイプ。だから包容力ある男性に惹かれたのかな。
そりゃローリーじゃ役不足だわな(w
エイミーは高慢なところもあるけど、素直に反省できるタイプ。
だからローリーとうまくいったのでしょうね。
ローリー操るの一番うまかったのもエイミーだしね。
180 :
無名草子さん:02/11/20 01:23
おお、すんばらしいスレッドですね。
30年ほど前「若草物語」全4巻を読んだときは、第3、第4は説教くさくて最後まで読むのが苦痛だったなあ・・・。
今読んだらどういう感想になるのだろう。
181 :
無名草子さん:02/11/20 01:28
いまアマゾンで検索してみたら、『若草物語』のほかに、オルコットの『みじかい3つのクリスマス物語 女性に贈る読書
の花束』がまだ売っているようです。
>
名作「若草物語」の原作者・オルコットのまぼろしの作品、日本初翻訳出版。「もの静かな
>小さな娘」「ティリーのクリスマス」「ローザの物語」の、3つのクリスマス物語を収録す
>る。
182 :
無名草子さん:02/11/20 01:36
アマゾンでAlcott,Louisa Mayで洋書で検索すると、448件も出てきた。
がんばって原書で読む根性があれば、たいていの作品は読めそうですね。
183 :
無名草子さん:02/11/20 01:40
Rose in Bloom (Puffin Classics)
An Old-Fashioned Girl (Puffin Classics-The Essential)
なんていうのもありましたよ、奥さん!
184 :
無名草子さん:02/11/20 07:27
そりゃ「花盛りのローズ」「昔気質の一少女」の原書ですがな
185 :
無名草子さん:02/11/20 20:30
オルコット好きの人には是非是非
「愛の果ての物語」読んでみてホスィ。
初版で絶版になったみたいだけど、
ネットの中古書店とかあされば結構出てくる。
「みじかい3つの〜」はローザの物語がイイ。
馬が自分の生涯語るだけの話なんだけどほのぼのーだよ。
あ、ちなみに「愛の果て〜」は全然ほのぼのじゃないから。昼メロだから(w
「愛の果ての物語」、初版で絶版だったの?
ゴシックロマンスとして楽しめたのに。
昼メロ、そう確かに。「愛の嵐」も真っ青だ。
187 :
無名草子さん:02/12/01 00:25
An Old-Fashioned Girlの原書注文しちゃったよう。
さび付いた英語力で読めるだろうか・・・?
188 :
無名草子さん:02/12/22 11:41
さがりすぎage
>>187さん、原書読み終わった〜?
(^^)
保守あげ
191 :
無名草子さん:03/01/19 02:10
>>188 恥ずかしながら、まだ10ページぐらいしか読んでいないです(=^^=)
(^^)
あげ
(^^)
195 :
無名草子さん:03/03/24 05:13
「明日のナージャ」やるんなら、「花ざかりのローズ」やってほしかった…かな。
でもその時代にそぐわないオモチャめいたグッズを、作中に出されるのやだしな。
ローズとフェーブの友情が好きだよ。
196 :
無名草子さん:03/03/24 22:11
っていうか、ナージャは原作なしのオリジナル作品で
しかもなんちゃって少女漫画だろうよ。
197 :
無名草子さん:03/03/25 21:17
実はべスみたいなタイプって、大人になったら人格変わる確立が高い。
うちの近所にほんと、おとなしくて優しくて引っ込み思案な子がいたけど大人になって結婚した途端人格が変わった。
ダンナさんは彼女のおとなしくて従順そうなところに惹かれて結婚したんだけど、それが大間違いでちっとも従順じゃない。
だんなをこき使うわ、浮気をすればダンナをとことんまで追い詰める。
愛人の自宅までおしかけ、ビンタ食らわせる。愛人にやり返されたら今度は拳で殴ってとどめに腹パンチ。
「なめんなよおらーーーー!!!」と大喧嘩。
ダンナさんは半殺しの目にあってます。
小さい頃はおとなしくて優しくて、「若草物語」ごっこすれば必ずべス役、「キャンディ・キャンディ」ごっこすれば必ずアニー役だった絢花ちゃんはめちゃくちゃ恐い女になりました。
アニメ版のナンジョーみてベア先生は仮性包茎だと看破したんですけど
原作でそういう描写はないのでしょうか?
あとナンは結局その後どうなるんですか?
199 :
無名草子さん:03/03/26 02:37
/⌒ヽ
/ ´_ゝ`) はい次200ドーゾ
| /
| /| |
// | |
U .U
200 :
無名草子さん:03/03/26 03:38
201 :
無名草子さん:03/03/26 21:18
>>197 内輪ネタはおもんない。
ついでに若草のベスはハタチ過ぎてもあの性格のまま天寿を全うしましたが何か?
202 :
無名草子さん:03/04/06 00:30
べスって、自分が受け付けない人に対してはとことん受け付けなさそう。
(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
205 :
無名草子さん:03/04/20 12:46
エイミーが好きって人多いよね。
金髪の巻き毛で玉の輿ってのが、女性うけするのかも
しれんけど、人から愛されるタイプだな。
エイミー苦手…嫌いじゃないけど。
エイミーが人から愛されるのはわかる。
私も甘え上手の妹が好きだしとてもかわいがっているから。
大人になってからは好きなんだけど、子供時代にジョオの大切な原稿を
燃しちゃったのは、許せねー!と思う。
207 :
無名草子さん:03/05/01 16:38
まあそれはエイミーも深く反省してたじゃん。
幼い頃って、善悪を深く考えず何かしでかしちゃって、後からガーンとすることも多いと思う。
まあ、私も姉に似たようなことした覚えあるので、なんつーか自己弁護。
208 :
無名草子さん:03/05/09 14:07
ああ、そこで原作論議してたの私。
210 :
無名草子さん:03/05/18 03:29
ついでにあげとくか。
なり板のジョオスレも面白いよ。アニメのジョーだけど、原作もカバーしてる感じ。
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
213 :
無名草子さん:03/06/30 05:54
私なにげにメグが一番好きだった。なんでだろ。
少数派だろうなあ。
216 :
無名草子さん:03/07/04 10:22
ベスって、現代日本に生まれていたら、ひきこもりDQNとして
非難されていただろうな。
ベス、体が弱いからね。
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
219 :
無名草子さん:03/07/28 23:15
関西で再放送されていた愛の若草物語に感動して、
現在若草シリーズ猛読中。
ああ、ローリーがふられちゃいました・・・
がんばれローリー!明日が待っている。
220 :
無名草子さん:03/07/29 20:39
「ライムの塩漬け」っていうのが未だに想像できません。
どこかで入手できるものですかね。
∧_∧ ∧_∧
ピュ.ー ( ・3・) ( ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
= ◎――――――◎ 山崎渉&ぼるじょあ
222 :
無名草子さん:03/08/03 23:37
>>220 梅の塩漬けみたいなものなのでしょうか…
223 :
無名草子さん:03/08/17 01:02
ライムの梅干状態のもの...?
224 :
無名草子さん:03/08/30 20:19
内気でひ弱なベスといえば、
『マンスフィールド・パーク』(J.オースティン)の
ファニー・プライスを思い出させる。
そればかりか、『昔気質の一少女』のポリーとも似ている気がする。
225 :
無名草子さん:03/09/01 09:16
>220
ライムの砂糖漬けになってる本もあるみたいですね。
どっちかが翻訳のミスだったりするんでしょうか。
原文では“pickled limes”になってるね。
辞典で調べてみると、「pickled=漬物にした〜」。
ピクルスというと、キュウリなどの酢漬けというイメージがあるけど…。
ライムの酢漬け…?
やっぱり、よくわかんないや。
pickled limesか
ググればいっぱい出てくるけど
あまりうまそうな感じじゃないね
ところで、ジョオとローリーが和解するまでの間、エイミーはどんな気分だったんだろうか……?
229 :
無名草子さん:03/09/12 00:29
>>180 第3は言わずと知れた教育物
第4は小説と言うよりは徒然草かも試練
230 :
無名草子さん:03/09/19 03:30
>>128 (去年への遅レスだけど)
私もジョーがローリーを振ってベア先生みたいなおっさんと結ばれたのに
ムカついたので一遍書き上げるまでには至らないまでも色々と妄想して
自己満足した記憶がありますよ。
しかもローリーが私の好ましくないエイミーと結婚してしまったので
大ショックでした。
妄想↓
ジョーとベア先生との結婚生活にある暗い影が落ちる。
ベア先生に物足りない感情を抱くジョー。
それをローリーに打ち明けてなんか不倫関係になる。
エイミーにバレてエイミー大泣き。以上。
231 :
無名草子さん:03/09/20 07:27
>>228 私ゃジョオとローリーが和解してからのエイミーの気分のほうが気になりますが…
少女時代はジョオとローリーが結ばれないのが不満だったけれど、今はそうしなかった
オルコットの気持ちがわかる気がします。
ただし!結婚してからのベア先生は好きじゃないんだけど。
(独身時代は好きだし、プロポーズシーンは素敵だと思う。)
ダンびいきとしては、ダンを切り捨てたのがやだ。
232 :
無名草子さん:03/09/20 08:39
オルコットのお説教は、そこがよし、という気持ちで読めばいいのですね。
登場人物が、お説教入れた物語をするところなど、ちょ〜っとひいてました。
「少女レベッカ」でしたか、
レベッカが、石や木を拝んでる異教徒さん(どうやら仏教徒)を救ってあげるのだ云々、
という場面で、ムカついて本を閉じてしまい、その後の展開を知らぬままです。
オルコットのお説教は、こんなのとは違いますものね。
233 :
無名草子さん:03/09/28 05:10
エイミーを主人公にしてくれたらよかったのに・・・
と思ったことが・・・
そしたらエイミーが好きになれたかも。
そこまでエイミーを好きになろうとするのはなぜでつか?
しかし末っ子キャラは苦手だけど、確かに主人公だったらもっと好きだったかも。
モンゴメリのアンの末娘を主人公にした作品、好きだもん。
まあでも、ジョオメインの「若草物語」がいちばん好きだけれども。
エイミーはそのままで万人に愛されるけど、ジョオは小説の主人公にでもなって
内面を描いてもらうか、家族の一員でもないと魅力がわかりにくい。
私はジョオが大好きです。
235 :
無名草子さん:03/10/26 04:33
ローリーは隣んちの女系家族を覗いてハァハァ(*´Д`) する変質者。
名前もロリ
236 :
無名草子さん:03/11/20 16:43
ローリーはおじいさまのものだったベス以外
全員に手をつけようとした鬼畜
237 :
無名草子さん:03/11/20 18:26
236 面白い。確かにはじめは彼はメグにも興味を持っていた。
なんかの論文で読んだが、若草物語も、4人の女性のうち、だれが
王子様(ローリー)を射止めるか、という物語の因習的パターンが
内包されており、末っ子が必ず勝つ(シンデレラなど童話からシェイ
クスピアまで末娘が常勝)、金髪が女の幸せを手に入れる(欧米人の
金髪女性至上主義)という点でエイミーがローリーと結婚すると言うのは
必然らしい。
o 。 ______o O 。 。 °
。 ○ o ○ / ィ ○ o ○
o /ニニニ)⌒ヽ o
o (・ε・ )__ ) メリークリスマスで保守
○ 。 ○ /○ ○) /|,. o O o
。 o o ∠∠______∠_/ / ○
o .|/ アルェー |_/ ○ 。 o O 。
o O / ̄ ̄ ̄/ ̄ o 。
。 ノ / o O
o o ∩ ∩_ノ) ∩ ∩___ノ) 。 o ○
o (・3 ・ ) (・3・ ) つ o ° o 。
。 o ∪-∪'"~ ∪-∪'"~ 。 。 o °o 。
__ _ 。 __ _ o o__ _ °
__ .|ロロ|/ \ ____..|ロロ|/ \ __ |ロロ| __. / \
_|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|._| ロロ|_
随分のんびりとしたスレなんだな。
エイミーは強気であれこれ偉そうな事を言いつつも土壇場には弱くて、
坊ちゃん気質のローリーの手綱を引きつつも彼を心から頼りしていて、
夫はかっこいいと惚れ抜いているところが、年上のメグや同じ目線で張り合ってたジョーとは違い、
彼の結婚相手としては最適だった要素だと思う。
ジョーの場合はガツン!とはっきり言ってくれつつも包容力があり、
尊敬出来るパパと同じレベルの人じゃなきゃ嫌!という無意識の願望がほどよく叶ったので、
ベア先生は年の差はあるがよい意味で理想とマッチしていた気がする。
べスは一人だけ恋愛描写はなかったけど、ひっそりと彼女のお墓に花を供えに来る、
牛乳配達の少年なんてのがいそうだなあと・・・思わせる素質はあったのに、
恋愛もせず清らかなまま去ってしまったのは勿体なかった。
ジョオは、べスはローリーを好きなんではないか?と思っていたというか、
ローリーとべスが結ばれてくれればと願っていたというか…
ジョオがメグの婚約に猛烈に腹を立てた気持ちがよくわかる…
と思った時期もあった。
二つ下の妹ととても仲がよくて、いづれ離れ離れで暮らすんだと思うと、
耐えられないと思ってたから。
…しかし、あれからウン十年経ちますがいまだに一緒に暮らしている罠。
>239
続編だとベスはローリーのこと好きになってるよ。
ジョオがくっつけようとするんだけどベスはすでに・・・。
えっ!?私はそれはジョオの勘違いと思ったけど、ちがうの?
べスには恋愛みたいな世俗的なことは似つかわしくないイメージだし、
あくまでベスはローリーに対して、親切にしてくれることへの感謝の
気持ちしか抱いてないと思ってた。
ジョオは自分が愛せなかった代わりに、ベスにローリーを愛してあげて
ほしいと願っていたし、ローリーにベスを托し、護り愛してほしいと
思っていると思った。
ベスにとってローリーは、おとうさまやローレンス老と同列の、数少ない
心許せる男性の一人にすぎないんだけど、たまたまローリーがベスに
つりあった年齢の男性だったので、ジョオが上記の願望を抱いたと…
解釈してたんだけど…私がにぶちんなのだろうか?
>242
ベスだから恋愛が似合わないなんてベスが可哀想だと思います。
一応ダイジェスト版ですが客観的な形でベスが帰っていくローリーを想って涙ぐむ場面があります。
暗に恋の悩みがあることもジョオに示唆してます。(相手はもうローリーしかないという感じで。)
ジョオが例の通り突っ走りすぎてベスの本心を詳細には語ってはおりませんが…。
ただベスのセリフに「ジョオの代わりにはなれない」という意味のものがあり
ベスはローリーの気持ちがジョオにしかないこともわかっています。
報われない想いが切ないです。ただダイジェスト版しか手元にないため原作に完全に忠実とは言えません。
気に障ったのならごめんなさい。
でも、
>べスには恋愛みたいな世俗的なことは似つかわしくないイメージだし
というのは、決して悪い意味で書いたつもりはないです。
えっと、私は幾度となく若草&続若草物語は読み返しているんですね。
>客観的な形でベスが帰っていくローリーを想って涙ぐむ場面があります。
でもこのシーン、どうしても思い当たらなくて。
続若草をひっぱりだして、ベスに関する章だけを拾い読みしてみたけれど、
やっぱりよくわからない。どこらへんのことなんでしょうか?
私は講談社文庫版を愛読してるんですが、ジョオの考え(ベスがローリーを好き)に
おかあさまは否定的だし、ベスもはっきり否定しているし(嘘とは思えない言い方)、
地の文でも、「ベスがローリーを愛しているというのはジョオの思い込みである。」
というふうに書いてあるとしか読み取れないのですが、私の読解力不足なのでしょうか…?
>>244 本当ごめんなさい。あなたが原作をお持ちで実際そう書かれてるのでしたらあたなの言うとおりです。
何しろ原作は忘却の彼方にあり手元のダイジェスト版みたいな怪しい代物に頼るしかなくて。
お願いだから話を変えないでくださいダイジェスト版の著者!恥ずかしすぎるので吊ってまいります。
243さんがお持ちのダイジェスト版とは、もしかしてポプラ社文庫版ですか?
ブクオフで発見して保護しておいたものを、ざっと読んでみましたらば、
ベスがローリーを見て涙ぐむシーンを見つけました。
そして完訳版をよくよく読むと、たしかに完訳版にもそのシーンはあります!
でもさらっと書いてあるし、地の文で即座にジョオの思いこみ(ベスがローリーを
好き)を否定しています。
あちこちばっさり切られているダイジェスト版だから、あのシーンが意味を持って
浮き上がってしまうのですよね。
ベスがジョオにはっきりと、「ローリーのことは兄のように思っている。」と、
言って、ジョオも納得する部分もカットされていますし。
ベスがローリーを好きで、その思いを抱えたまま逝ってしまったと読み解いても
まったく無理のないことと思いますよ。
もしよければ、ぜひ完訳版の再読をお勧めします。
講談社文庫版が入手しやすく、読みやすい訳です。
昔読まれたときとは、また違った味わいがあるかと思います。
>>246 242さん
一作目は角川文庫版を持ってます
二作目以降はお話の展開とかがあまり好きもになれなかったのでさらっと読み流してた程度です。
>243さんがお持ちのダイジェスト版とは、もしかしてポプラ社文庫版ですか?
恥ずかしながらそのとおりです。古本屋で見つけました。懐かしさと表紙に惹かれてまして。
アニメ版を見た者には表紙も挿絵もいい感じです。
>講談社文庫版が入手しやすく、読みやすい訳です。
はい。食べず嫌いはやめて大人になった分余裕をもって読み返してみたいと思います。
サンクスでした。
248 :
無名草子さん:04/02/14 00:07
249 :
無名草子さん:04/02/14 17:50
「クララはなぜ歩かなくてはいけないの?」
-少女小説にみる死と障害と治癒
ロイス=キース
明石書店
ISBN 4-7503-1716-0
2600円
帯より
今も読み継がれる名作に潜む、障害観、死生観とは?
「克服する」ものとしての障害と、ある日おとずれる奇跡的な治癒
ヒロインたちの試練の下に隠された「理想の女性像」
----------------------
若草物語もいいですが、上記の本も一緒に読まれると、違った視点から「名作」を
眺めることができて、面白いかと。
250 :
無名草子さん:04/02/17 11:55
こんなスレがあったなんて・・・懐かしい!
オルコットの作品は大好きで全部文庫本で集めて持ってた。何度も読み返し。
昔気質の一少女、好きだったな。
だけど、結婚後数年経ってから、古本屋へ持っていってしまった。
なんかきれいすぎるお話しと感じてしまうようになって・・・・。
今考えると、ほんとうに残念無念。
若草物語は原作も買ったな。とても原文全部は読めなかったけど。
あの本も今はいずこ・・・。やっぱり古本屋に持っていくのはよく考えてからの方がいいのかな。
本棚から溢れるようになると定期的に持っていているんですが。
251 :
無名草子さん:04/03/15 02:11
オルコットの花物語を読んだ人、いませんか?
子供の頃大好きだったのに本をなくしてしまい、
短編をひとつ覚えているだけ。
子供の頃、カバヤのキャラメルを買ったら
図書券が付いていて,オルコットの(題名度忘れ)
とてもバイオリンが上手な少年が,親切な人の
紹介所を持って,ジョーが経営する学院へ訪ねて
来て,保護されて幸せに暮らし,バイオリンの才能を
延ばして成長していく話でした。何年か前アニメで
ジョー物語と銘うって放送してましたね。
黒い兄弟だって
子供を
うるやつがあるか
254 :
無名草子さん:04/03/26 01:34
至急おこたえおねがいします
オールコットって何オルコットだっけ?
メアリー・ブロンソンでよかった?
Mary Bronson?
すで自分で、ぐぐったかな
ルイザ・メイ・オルコット Louisa May Alcott
うち四人姉妹でね…
性格もそっくりなんですよこの本の人たちに
三女のあたしは臥せってるか死にでもしない限り花があるわけでもなく
医療の発達が憎い
257 :
無名草子さん:04/04/07 12:12
>>256 そんな卑屈になるな。
元気だせ、べス。
ピアノがあるよ!
ほんとうに若草物語そっくりの性格の四姉妹なら、
みんな256さんのことを大切に思っているはずだよ!
260 :
無名草子さん:04/05/05 13:11
アニメの「愛の若草物語」から入った俺は、最終回、
エイミーがナレーションで「ローリーのお嫁さんになるのは
ジョオじゃありません。この私なんです!」と言った時、
ブッ飛んだ。
「ホントかオイ」と気になって原作「若草」「続若草」読み始めて・・・。
ハマったと(笑)。
しかし評判聞くに・・・どうも怖くて「第三」と「第四」は未だ
読んでいない。
>259
ところで4姉妹の性格構成というと若草でフォーマットが定まったのか
実際にそうなることが多いのか、「痕」などのエロゲにいたるまで同じ構成だね。
>256の楓たんにはいかがお過ごしでしょうか。
262 :
無名草子さん:04/05/12 09:44
「あしながおじさん」の中で
ジュディが「四人姉妹」を読んでいなくて
恥をかいたと言っていたけど
それって、若草物語のことですよね?
塩漬けライムのことも書いてあったから
多分そうだろうなと・・・
263 :
無名草子さん:04/05/12 12:02
Just now, they're Tennyson's poems and
Vanity Fair and Kipling's Plain Tales and--don't laugh--Little Women.
I find that I am the only girl in college who wasn't brought up on
Little Women. I haven't told anybody though (that WOULD stamp me
as queer). I just quietly went and bought it with $1.12 of my last
month's allowance; and the next time somebody mentions pickled limes,
I'll know what she is talking about!
この部分だとしたら、そのとおりです。
264 :
無名草子さん:04/05/13 15:45
>>263 ああ、やっぱりそうだったのですね。
ありがとうございました。
265 :
無名草子さん:04/05/14 00:18
若草物語もいいけど「昔気質の一少女」も好き〜。
糖蜜入りのお菓子ってどんなんだろう?と子供心にドキドキでした。
で、当時は子供だったから主人公がトムと結ばれてるシーンで
よかったぁ〜と単純にすごくうれしかった。
が、二十代になって大人の頭で考えたらトムって男かなり微妙だよ。
むしろ実弟のウィルが非常にいい男であることに気づいてしまった。
「初恋のトムのことを一途に思い続ける、昔気質の」ポリーって
女の子を描きたかったんだろうね、作者。
この場合、トムがあんまり立派な人物でないほうが物語上好ましい。
トムもポリーっていう女の子の良さに気付いた以上、これからおおいに
向上することは約束されたわけで。
わたしも「昔気質の一少女」大好きです。
劣等感を感じたりもするけれど、私は私。と、つましく、希望に満ちて、
ひとに対する好意をいっぱい持って生きているポリーが。