美少女高校生作家綿野りさはどうよ?

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124無名草子さん
ひと》文芸賞を最年少で受賞した高校生・山田梨沙さん
 賞金50万円の使い道は「考えてません。学費かな」。17歳。
 生まれて初めて最後まで書き上げた小説だった。「展開がいちいち
意外で、一読者として楽しめた」と、選考委員の作家・保坂和志さん
は絶賛した。受賞作「インストール」では、主人公の女子高生、朝子
が受験を控えて登校拒否になる。マンションのゴミ捨て場で知り合っ
た小学生の男の子と、インターネットを使ってエッチな会話をする
「チャット風俗」のアルバイトをする。
 だが、自身は楽しく京都市内の学校に通い、アルバイト経験もない。
風俗の仕事も「とんでもない」と手を振る。真っすぐな黒髪。携帯電
話も持っていない。
 チャットを始めて1年。受験勉強に忙しい今でも、週に2回ぐらい、
全国の「仲間」とたわいのない雑談で盛り上がる。チャットをテーマ
に筋を練り、昨年の冬休みを使って一気に仕上げた。「主人公がいか
にも思春期という感じで極端なので、自分で読み返してもおかしい。
周りにいたら、うざったい子でしょうけど」と笑う。
 書くより、読む方が好きだ。吉本ばななから太宰治、少女漫画までと
幅広い。小学生の時、ミヒャエル・エンデ作の「はてしない物語」を
、顔も上げずに5時間近く読み続け、自分でも驚いた。豊富な読書量
が表現力につながったのかもしれない。