232 :
無名草子さん:02/03/15 09:47
>>177 「離婚」ねぇ。
どこかでいいって聞いて探してるんだが、
本屋や古本屋で見つけられない。
しぶとく探し回る毎日です。。
233 :
無名草子さん:02/03/15 10:24
>163
「断食芸人」大賛成。
タイトル忘れたが、確かサキの作品で列車内のコウルサイがきに男が「お話」を聞かせて
静かにさせるという話が・・・あれは何だ?
あと、ベッドの上に白くてデカい芋虫が蠢いていたのは何の話だ?(お、教えて)
234 :
無名草子さん:02/03/15 11:36
>19
ベッドではどういう姿勢で読むのか?
(あ、いや、そういう意味では)
寝そべって肘ついて読むと肩痛いよな。
横向くと片目が疲れるし
仰向けは腕が疲れる。
やっぱ座ってるのか?
235 :
無名草子さん:02/03/15 11:38
あいや、スレ違い。失敬
236 :
無名草子さん:02/03/15 18:01
庄野潤三「プールサイド小景」
237 :
無名草子さん:02/03/15 18:11
日影丈吉「猫の泉」
(この人傑作はこれ一作だけだけど)
238 :
無名草子さん:02/03/16 00:28
筒井康隆「わかれ」
チョトダケナイタ
239 :
無名草子さん:02/03/16 00:40
川端康成「バッタと鈴虫」(「掌の小説」収録)。これがベスト・ワン。
ベタだが、浅田次郎「鉄道員」と「ラブ・レター」(共に「鉄道員」収録)。とにかく読んで号泣したのはこの2編のみ。
江戸川乱歩「芋虫」。戦争へのアンチテーゼとして秀逸。とにかくグロテスクだが。
240 :
無名草子さん:02/03/16 01:15
既出だろうけど、山川方夫の『夏の葬列』。
241 :
無名草子さん:02/03/16 01:44
森鴎外 大発見
アホ臭くて好き
242 :
無名草子さん:02/03/17 00:07
既出かな?筒井康隆「遠い座敷」(『エロチック街道』所収)。
なんか、日本人の集合的無意識に触れてるような気がする。
筒井の夢系の作品群はどれもいいけど、「遠い座敷」は純度最高。
「エロチック街道」と「家」(『将軍が目醒めた時』所収)もいい。
243 :
無名草子さん:02/03/17 00:47
筒井康隆「座敷ぼっこ」
芥川龍之介「杜士春」
244 :
無名草子さん:02/03/17 17:45
泉鏡花の「夜叉ヶ池」
百合が自殺を図った直後の、萩原の言葉ににぐっと来た。
「天守物語」もいいですね。
245 :
無名草子さん:02/03/17 19:42
連城三紀彦の「恋文」に入ってる「私の叔父さん」がいいと思う。
連城人気高いねぇ。
246 :
無名草子さん:02/03/19 13:27
>>245 あーれは泣けますよねェ。
あの短編集、デキ過ぎの感もある。凄すぎ。
なんだっけ? タイトル忘れたけど、ヨタ息子の独白体で進む話が好き。
同い年くらい(年下だったか?)の義理の親父が突然できちゃって
そいつが家に転がり込んできて……ってやつ。
連城作品にしては語り口が珍しく軽く、セリフも笑える。
「この作家、イメージと違って、相当笑えるタイプの人間なんだろうな」
なんて思った。
247 :
無名草子さん:02/03/23 03:43
サン=テグジュペリ「夜間飛行」って短編?
「リヴィエールのやつ・・・ぼくが怖がると思ってるんだよ」
この一言にやられました。
これも短編集でいいかな?スレッサー「快盗ルビイ・マーチンスン」
ユーモラスで洒落てていいですね。
尾崎翠「第七官界彷徨」モダンです。
ロアルド・ダール・・いろいろあるけど、「肌」こわすぎです。
アンデルセン「絵のない絵本」ってのはちょっとちがう?
248 :
無名草子さん:02/03/23 04:17
「刑務所のリタ・ヘイワース」スティーブン・キング
特にキング嫌いにおすすめ
何処となくジャック・フィニーの香りが・・・・
249 :
無名草子さん :02/03/23 05:13
岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」
250 :
無名草子さん:02/03/23 05:39
森博嗣「小鳥の恩返し」
ミステリ要素もあるけど基本的には文学的。
少しだけ夢野の「少女地獄」を思い出させる。
綺麗な短編です。
251 :
無名草子さん:02/03/23 07:35
「十二人の指名打者」文春文庫。
あ、でも短篇集としては好きだけど、
どれか1作、というのは思い浮かばないな・・・スマゾ
252 :
無名草子さん:02/03/23 09:26
既出では
筒井康隆『家』
太宰治『駆込み訴へ』
中島敦『山月記』『名人伝』が好き。
星新一では『地球から来た男』がなぜか好き。
幸田露伴は『観画談』もいいけど『幻談』はもっと好き。
ところでみなさん
ホルヘ・ルイス・ボルヘスの『伝奇集』はどうなの?
短編集としては最高の一冊だと思うんですが。
梶井基次郎『檸檬』
私的にはこれが一番です。
254 :
無名草子さん:02/03/24 14:56
山本文緒の「みんないってしまう」
タイトルの意味、最後まで読んで納得。「やられたー」と思った。
255 :
無名草子さん:02/03/24 15:26
「老人と海」
ガイシュツかもしれんが、
ジョン・スタインベック『朝めし』
最強の短編だからてめぇら絶対に読め。
257 :
無名草子さん:02/03/24 15:45
信じられないが、まだ出てない。
ダール「南から来た男」(ハヤカワ文庫『あなたに似た人』)
たぶん、訳もいいんだろうなぁ。
現代詩の田村隆一氏と同一人物だとは、最近知った。
258 :
無名草子さん:02/03/24 16:14
河村隆一
259 :
無名草子さん:02/03/25 02:24
>257
ダールはどれもいいよねー。
羊の足で旦那さんを殴り殺す話、なんだっけ?
「おとなしい凶器」?
「牧師のたのしみ」なんかも結構好き。インパクトには欠けるけど。
260 :
無名草子さん:02/03/25 04:54
わーい、ダールは卒論にしたくらい好きだーーー!!
(短編ではないが子供向けのも好きだ)
>257田村さんの訳は本当にいいと思う。ダール作品への愛も感じられる。
おとなしい凶器も南から来た男もおもしろかった。
ところで、阿刀田高さんもかなりのダール好きですね。
261 :
無名草子さん:02/03/25 11:27
ハヤカワの異色作家短編集
ダール、エリン、フィニィなどなど
262 :
無名草子さん:02/03/25 13:56
尾崎一雄の「虫のいろいろ」
尾崎一雄が書いたと思えないくらいいい!
263 :
無名草子さん:02/03/26 00:31
黒川博行の「カウントプラン」
泣けませんが最高です。
264 :
無名草子さん:02/03/26 02:36
スレちがいかもわからんけど、泣ける=イイものなわけ?
短編だったら泣かせるものより、あざやかな手さばきのもののほうが好みなんですが。
泣かせるのはわりに簡単だと思うけど、
読者をうならせる、ぞくっとさせるのはわざが要る。
その「ワザ」こそ短編の醍醐味でないの?
>>264 少しは同意だが、泣ける話というのは簡単に作られるだけに、書かれた数も多い。
それだけ多く作られたなかでもやはりとびきり泣かせる話というのはあるわけで、
そういった泣かせもののジャンルの中での上澄みのような物を、ここでみんなが紹介していると思われ。
>>264 だから>263が泣かせモノじゃない作品を推薦してるじゃないか!
>>260 「チョコレート工場の秘密」とか、いいですね。ダールの童話。
先日、浦和のほうにいったっすよ、ロッテのチョコレート工場がある駅。
工場に近づくにつれ、なんだかおなかがいっぱいになるような……気持ちが
悪くなるような……。
なんつーか、少し夢が壊れたような気がしたなぁ(・_・、)
268 :
無名草子さん:02/03/26 23:46
>>267 あっ、それの映画版をビデヲ借りてみたーよ。
少年が世界で大人気のお菓子会社のチョコの懸賞に当たってその工場に
招待されるやつだよね。
ほのぼのした雰囲気を期待してかりたら、結構グロくて
後味がすごく悪かった(w
269 :
無名草子さん:02/03/26 23:56
太宰治の名前がちらほらあって、嬉しい。
ガイシュツの諸作品はどれも好きだが、
私のイチオシは「畜犬談」「美男子と煙草」「親友交歓」。
「親友交歓」のラスト、「いばるな!」が効いてる。
>>268 その後味の悪さが、ダールの魅力ではあります:-)
たのしいコメディを期待して、コーエン兄弟の映画を
見てしまったひとと同じく、同情するっす…。
271 :
無名草子さん:02/03/27 01:47
舞姫(中篇?)
272 :
無名草子さん:02/03/27 01:52
13のショックに収録の「長距離電話」
小島信夫「小銃」
274 :
無名草子さん:02/03/29 16:24
江國香織「スイート・ラバーズ」
(つめたいよるに収録)
山本文緒「秋茄子」
(紙婚式収録)
「つめたいよるに」は比較的読みやすかった。
「紙婚式」は本当にこんな人達がいそうで怖かった。
275 :
無名草子さん:02/03/29 19:55
既出かもしれないけど、火浦功もいいよ。
9割方がジャンクだけど、たまに凄く良いのがある。
276 :
名無し募集中:02/04/01 14:40
吉本ばなな おやじの味
浅田次郎 うらぼんえ
梶井基次郎 檸檬
277 :
無名草子さん:02/04/03 00:53
鷺沢萌「海の鳥・空の魚」より「ほおずきの花束」
山田詠美「放課後の音符」より「Crystal Silence」
思春期に読んだ忘れられない二作。
278 :
無名草子さん:02/04/09 00:27
角川文庫巻末に必ず載ってる
角川源義の『角川文庫発刊に際して』。
希望に満ち満ちていて、好きだ。
自分も「頑張ろう!」という気になる。
279 :
無名草子さん:02/04/09 23:43
>>279 激しく同意
息子に読ませたい。(源義の)
279→278でした
源義のムスコたちに読ませたいってこと?
ならばワラタ