教えてください。
ちなみに漏れは、
『しあわせは子猫のかたち』乙一
(「失踪ホリディ」収録)
『Calling you』乙一
(「きみにしか聞こえない」収録)
『ラブレター』浅田次郎
(「ぽっぽや」収録)
騙されたと思って読んでみてください。
どれも泣けます。
「失われた時を求めて」
O・ヘンリーの「最後の一葉」
これに尽きるでしょう。何度読んでも泣けます。
浅田次郎は最高じゃないと思います。
ラブレターは泣かせる為にわざとだろって
感じなのがまるわかりです。
>>4 そんなこといったら、全部わざとだよ。
>>3 激しく同意!
>>4 って言うか、浅田次郎のは全部わざとでしょ?
なんにしろ、浅田はいいよ。ラブレター最高
誰のがわざとじゃないんだよ
内田春菊キライなんだけど、
「あたしのこと憶えてる?」だけは感動した。
10 :
無名草子さん:01/10/21 00:45
三島由紀夫『雛の宿』
江戸川乱歩『指』
芥川竜之介『歯車』
原田宗典『飢えたナイフ』
太宰治『眉山』
11 :
無名草子さん:01/10/21 00:46
>>8 わざと馬鹿でも泣ける作品にしてる
わかりやすい内容ってことなんだけど?
12 :
無名草子さん:01/10/21 00:49
>>11 あなたがいう馬鹿ってなんなの?
すぐに感傷的になる人?
おれにはあんたが馬鹿にみえるが?
小説は全部わざとだしな。
それに「わかりやすい内容」で何か不満でも?
わかりにくい、よりは格段いいと思いますが?
13 :
無名草子さん:01/10/21 00:51
アオリニマジレスシテルヨコイツー
14 :
無名草子さん:01/10/21 00:59
>>12 思慮深くない人が馬鹿
小説は全部わざとだと言うのなら
技巧の問題。浅田次郎に技巧が無い。
もちろん「わかりにくい」より「わかりやすい」
が良いかもしれないけれど、
「わかりにくより」も格段良い「わかりやすい」は
浅田次郎には無い。
訂正:浅田次郎に技巧はない。
16 :
無名草子さん:01/10/21 01:04
>>14 あなたは単にアンチ浅田なだけなのでは?
街を歩いている人100人に、
どんな人が馬鹿ですか? って聞いたら、
「思慮深くない人」なんて答える奴は何人いるだろう。
おそらく0。あなたが居れば1人。
あなたは自分の価値観を人に押し付けないように
してください。
17 :
無名草子さん:01/10/21 01:06
講談社文藝文庫から刊行途中(全十巻、既刊五巻)の
「戦後短編小説発見」シリーズはいいよ。
短篇小説を読みたかったらまずコレだって。
18 :
無名草子さん:01/10/21 01:10
よし、「最高だと思った短編を教えれ」スレに
〜は最高じゃないとレスする奴が馬鹿
って事でよろしいか?
10000人に一人もこんな回答する奴はいねーが
さて俺としては山月記をあげたい
20 :
無名草子さん:01/10/21 01:15
>>18 でも、さ。あんたは小説よんでるときに、
「これはワザとだな」とか考えるわけ?
俺は小説にのめりこみたいと思うから、そんな
余計なこと考えないけど
21 :
無名草子さん:01/10/21 01:16
>19
それでいいです(藁
22 :
無名草子さん:01/10/21 01:17
>>16 >街を歩いている人100人に、
>どんな人が馬鹿ですか? って聞いたら、
>「思慮深くない人」なんて答える奴は何人いるだろう。
>おそらく0。あなたが居れば1人。
なんか趣旨とずれてきてるなあ(^^;
>あなたは自分の価値観を人に押し付けないように
>してください。
押し付けてるわけじゃないんだけど?
それは物事のひとつの見方。
押し付けてる見解を述べてるのは
あなたの方でしょ?
23 :
無名草子さん:01/10/21 01:17
とにかくだ、ここで他人が挙げた作品に
いちいちイチャモンつけるのはもうやめれ。
そんな暇がある奴は最高だと思う短篇を挙げてくれ。
で、俺は坂口安吾の『風博士』…ってっこれ、中篇かな?
24 :
無名草子さん:01/10/21 01:19
やはりO・ヘンリの「最後の一葉」でしょうか。いまだに泣けますし。
25 :
無名草子さん:01/10/21 01:20
>>20 つまんない小説か否かぐらいの
判断をつけないの?
26 :
無名草子さん:01/10/21 01:21
これからは1のように、
何に収録されてるか教えてください。
読みますので。
>23
まったくですな
>>25 それは、考えるんじゃなくて、感じるんでしょ。
それに「つまんないかどうか判断すること」が
思慮深いとは思えませんが。
28 :
無名草子さん:01/10/21 01:23
やっぱ樋口一葉「たけくらべ」だなー。
29 :
無名草子さん:01/10/21 01:28
三島由紀夫の「剣」、北杜夫の「羽蟻のいる丘」、丸山健二の「アラフラ海」、
ヘミングウェイの「殺し屋たち」
>>23 それはもっともです。すみません。
作品についての意見を書いただけだったのだが、
イチャモンととられるべき発言に
なってしまった。文学の話は文学板ですべきだった。
短編で挙げるなら森鴎外「山椒大夫」
31 :
無名草子さん:01/10/21 01:30
叩かれるの覚悟で。
村上春樹で、蛍。
33 :
無名草子さん:01/10/21 01:34
>>20 >>25 どっちでもいいから、ヤメロ。
いいと思う短編は、グットタイムズバットタイムズ。
広井王子。
34 :
無名草子さん:01/10/21 01:37
>>34 おお!
あれか、聞き忘れてた。マルチ天丼だろ?
やべえ、すっかり忘れてた。鬱だ・・・
36 :
無名草子さん:01/10/21 01:43
>34
>35
関係ないけど、漏れはそれよりも、あかほりの番組の
ほうが好きだ。
37 :
無名草子さん:01/10/21 02:11
小僧の神様
読むと泣いちゃう
38 :
無名草子さん:01/10/21 03:20
焼け跡のイエス
読むと嗤っちゃう
39 :
無名草子さん:01/10/21 04:15
アーサーCクラーク
「最後の指令」(「太陽からの風」(ハヤカワSF文庫)収録。)
ソ連の書記官の話で時代は感じますが、ものすごくいいですよ。。
SFダメな人は確か5,6ページなんで、
騙されたと思って立ち読みして下さい。
>>3>>24 個人的には、O.ヘンリーだと「よみがえった改心」の方が好きですねえ。
40 :
無名草子さん:01/10/21 07:20
横光利一
「春は馬車に乗って」
「花園の思想」
「機械」&c.
エェ、あたしゃぁ大好きですよ。
41 :
無名草子さん:01/10/21 13:48
阿刀田高の「ナポレオン狂」
42 :
無名草子さん:01/10/21 14:49
横光利一なら
「蝿」
43 :
無名草子さん:01/10/21 16:09
遠くで瑠璃鳥の啼く声が聞こえる摩耶雄高
44 :
無名草子さん:01/10/21 22:04
レイ・ブラッドベリ「霧笛」
45 :
無名草子さん:01/10/21 22:18
ベタかもしれんが
中島敦の「山月記」と「弟子」
46 :
無名草子さん:01/10/21 22:37
誰だか忘れたけど
「夏の葬列」
47 :
無名草子さん:01/10/21 22:48
↑山川方夫ですな。
中学の教科書に載ってた。
48 :
無名草子さん:01/10/21 23:14
「女か虎か」
49 :
無名草子さん:01/10/21 23:32
江戸川乱歩「芋虫」。
ただただ驚愕。
「夏の葬列」も大好きだー!
50 :
無名草子さん:01/10/22 01:50
女か虎か、って何に載ってるの?
文庫であると嬉しいのだが
どっかで聞いた名前なんだけどな〜
51 :
無名草子さん:01/10/22 07:07
52 :
無名草子さん:01/10/29 00:06
ル・グィン
「オメラスから歩み去る人々」
「終わり」
「九つのいのち」
沁みます。
53 :
無名草子さん:01/10/29 00:24
ヴァージニア・ウルフ「キュー植物園」
神の視点から書かれた小説。
覚醒した気分になれますよん。
54 :
無名草子さん:01/10/29 00:29
坂口安吾「風博士」
風博士の部屋はいつも風が吹いている。
そして最後、風博士は本当に風になってしまう!!びっくり!
55 :
無名草子さん:01/10/29 01:41
夢野久作「瓶詰の地獄」
自分はこれを超える短編に出会ったことがないんだけど。
56 :
無名草子さん:01/10/30 01:07
>>55 同意。完璧な短編だよね。エグくて。あの順番・・
岡本かの子の「鮨」
梶井基次郎「桜の木の下には死体が埋まっている」
59 :
無名草子さん:01/10/30 23:08
ヘミングウエイ「スイス礼賛」
太宰治「駆け込み訴え」
サキ「開いた窓」
ケンカヤメレ
スキナタンペンアゲルダケニスレ
60 :
無名草子さん:01/10/30 23:10
小林秀雄「人形」
61 :
無名草子さん:01/10/30 23:24
>>55 阿刀田高が貶してた。 ー『アイデアを捜せ』(文藝春秋社)よりー
>幼少より孤島に流され教育を受けていないのに何故漢字が覚えられたのか。
>どんでん返しの失敗例。
これに対して、北村薫の「ミステリ評論集」のなかで『瓶詰地獄』の読みの浅さへの
反省は真摯で気分が良い。
江戸川乱歩「人間椅子」「目羅博士の不思議な犯罪」「赤い部屋」
谷崎潤一郎「途上」
マシモ・ボンテンペルリ「世界一周」
63 :
パルマの生ハム:01/10/30 23:57
中島敦の『名人伝』 あまりの可笑しさに腹抱えて笑った。
>>61 俺も「浅い読み」をしていたので、あれを読んだ時、
「目から鱗が落ちた」よ!
65 :
無名草子さん:01/10/31 00:02
三島由紀夫に「雨の中の噴水」ってのがなかってっけあと
ロアルド・ダール「味」なんかどう?
小話ふうなのがいいねぇ
67 :
無名草子さん:01/11/04 03:32
ハインライン「地球の緑の丘」
68 :
無名草子さん:01/11/04 04:37
星新一は、だいたい誰でも最高の一篇が見つかるよ。
69 :
無名草子さん:01/11/04 16:09
>>66 なんか全然関係ない別の短編と勘違いしてるのかも。
谷崎の「刺青・秘密」
マルキ・ド・サドの「恋の罪」
71 :
無名草子さん:01/11/04 16:32
今手元に無いので、短編かどうか確認ないけど
幸田露伴「観画談」
だっけ?神経衰弱になった青年が、山寺に行く話。マイベスト。
72 :
無名草子さん:01/11/04 16:34
サキ「開いた窓」(訳によっては開かれた窓)
川端康成「心中」
佐野洋「赤いハイヒ−ル」
ジョン・コリア「みどりの想い」
73 :
無名草子さん:01/11/04 18:22
レイモンド・カーヴァー
「大聖堂」
「ささやかだけれど、役に立つこと」
74 :
無名草子さん:01/11/04 18:30
短編じゃないかも知れん。
筒井康隆『墜落』だったかな?
「宇宙は、今まで一団となって落ちていたのだ」ってやつ。
75 :
無名草子さん:01/11/04 18:47
十二人の指名打者
文春文庫 ベースボール短篇集
>72
サキ「開いた窓」いいよねー!
スッキリする(笑
>73
カーヴァー、すきすき。
詩もいい。ひりひりする。
78 :
無名草子さん:01/11/04 21:30
古典だけど・・・
コナン・ドイル「シャーロックホームズ」から
「黄色い顔」
「唇のねじれた男」
アッと驚く展開と素晴らしいラストです。
79 :
無名草子さん:01/11/05 00:24
手紙
80 :
無名草子さん:01/11/05 00:31
村上春樹の「プールサイド」(『回転木馬のデッドヒート』収録)
同「リングサイド」もとい「沈黙」(『レキシントンの幽霊』収録)
81 :
無名草子さん:01/11/05 01:11
>76
サキには「閉ざされた窓」(タイトルがうろ覚えですが)という
傑作怪談もあるぞー。
「開いた窓」とは対極の恐るべきハナシです。
サリンジャーの笑い男
83 :
無名草子さん:01/11/08 13:33
簿ボーク
84 :
無名草子さん:01/11/08 15:34
短編ではないが、星新一のショーとショート全般。
清水義範の、「序文」も捨てがたい。
85 :
無名草子さん:01/11/08 22:18
文庫版前書きとか全集版前書きとかで出来ている話ですか?
言語学の>84
86 :
無名草子さん:01/11/08 23:08
>>85 それです。
ちなみに、本の名前は、「英語起源日本語説」だったかな?
私もあれお気に入りです。
88 :
無名草子さん:01/11/09 00:53
>>87 序文のみの小説って発想も面白いが、それだけじゃなくて、その、序文書いてる
素人学者の痛い人格が伝わってくるのが、面白いかった。
89 :
無名草子さん:01/11/09 00:57
アンチが多いのは重々承知ですが
森瑶子の短編も良いのありますよ。
「ホテル・ストーリー」や「彼と彼女」が好きです。
90 :
無名草子さん:01/11/09 01:34
>>89 同意・・・って書こうと思ったらあれは森茉莉のほうであった。
91 :
無名草子さん:01/11/09 01:40
徒然草の五段目。これは泣ける!!
92 :
無名草子さん:01/11/09 12:36
猪瀬直樹「天皇の影法師」の文庫版の解説文、「鵺伝説」久世光彦がすばらしい。
本体よりヨカッタ!
通常は意識していない天皇制。しかし先帝の崩御時の異常さを思い出すとき、こ
の天皇制度というものの不可解さを平家物語に現れる伝説上の妖怪になぞらえて
考察しています。本屋で立ち読みでもしてください。
93 :
無名草子さん:01/11/13 07:41
中島敦の「山月記」は教科書に載っている作品の中で、
唯一、心から面白いと思いました。
江戸川乱歩の「人間椅子」も好き。
ガイシュツでスマソ
94 :
無名草子さん:01/11/13 10:41
安倍公房
「デンドロカカリヤ」
あれはすごいと思った。
95 :
無名草子さん:01/11/13 15:01
ビアスの「アウル・クラーク橋の一出来事」
こんな傑作書かれたら、後の人は・・・。
96 :
無名草子さん:01/11/13 16:12
本田孝好の「Missing」収録、「眠りの海」。賛否両論だろうけど。
97 :
無名草子さん:01/11/13 16:13
通常は意識していない天皇制。しかし先帝の崩御時の異常さを思い出すとき、こ
の天皇制度というものの不可解さ
そんなもんわざわざ読まなくてもいいよ。
羅生門、ってまだでてないよね。
あとは光抱く友よ とか ビートたけしの少年、にはいってるおかめさん とか
高村薫の巡り会う人々(地をはう虫) ヘッセのアウグスツス
おもしろいたんぺんがよみたいなら、
「TAP式国語が好きになる問題集」(上、中、下)を買ったらいいじゃん
あとはやっぱ山月記 小川未明赤いろうそくと人魚
向田邦子かわうそ 犬小屋(思い出トランプ)
みゆきたんの 返事はいらない 星新一は、殺し屋ですのよ かな。
銀河鉄道の夜最高 邪馬台国はどこっすか は全部最高
町田康けものがれ、俺らの猿と(屈辱ポンチ)かね
あとオレの書いた本 なんて。うそうそ
埼玉東京のあちこちでラッパーやりながら作家目指してます。
まだでびゅーできない躁だ死のう
g
100 :
無名草子さん:01/11/17 15:15
魯迅『故郷』
101 :
無名草子さん:01/11/18 02:02
「無常といふ事」
筒井康隆「乗越駅の刑罰」
103 :
無名草子さん:01/11/20 11:35
山本文緒「絶対泣かない」
安住麻奈(だと思う)「胸騒ぎの理由」
・・・って皆さん文学(?)読んでるんですね。何か、私ミーハーだな。
でもお気に入りです。
104 :
無名草子さん:01/11/21 22:36
なかじまらも ラブ・イン・エレベーター
白いメリーさん(講談社文庫)
105 :
無名草子さん:01/11/22 16:52
カポーティ 無頭の鷹
106 :
無名草子さん:01/11/23 02:11
泉鏡花「外科室」
夢野久作「瓶詰地獄」
107 :
無名草子さん:01/11/23 02:17
坂口安吾「ふるさとに寄する賛歌」
一篇の詩といってもよい。
戦前のひとつの頂点。
108 :
無名草子さん:01/11/23 07:02
星新一のやつで、題名思い出せないんですが…分かった人教えて!
ある男が鍵を拾って、その鍵に合うドアを探す物語です。
感動のラストだったような気がするんだけど。
109 :
無名草子さん:01/11/23 19:49
鈴木三重吉「桑の実」
薄倖な娘、おくみが、妻を亡くした洋画家の家に数日間手伝いに行く。
庭の桑の実を摘んで食べる。それだけの話なんだけど心に残ります。
>>1 2ちゃんではじめて俺以外から乙一の名を聞いた
ちゃんと売れてたんだ
112 :
無名草子さん:01/11/25 11:54
内田百閧フ短編はどれもいいけど
なかでも「冥土」が好きだ。
場末の酒場と書斎の縁側がシンクロしてゆくさま。
「雪わたり」宮沢賢治
114 :
無名草子さん:01/11/28 01:20
カルメン
115 :
無名草子さん:01/11/28 02:14
>>108 それは「妄想銀行」(新潮文庫)に収録されている『鍵』ですね。
わたしもあのラストは好きです。
116 :
無名草子さん:01/11/28 02:18
大江健三郎「政治少年死す」
117 :
無名草子さん:01/11/28 02:31
菊地寛「入れ札」「藤十郎の恋」
>>115 ありがとーーー!
帰りがけにブクオフに探しに行ってくる。
119 :
無名草子さん:01/11/28 16:04
夏の葬列
120 :
無名草子さん:01/11/28 17:18
澁澤龍彦の小説はどれもいいよ。
おれは『唐草物語』の「金色堂異聞」がすきだ。
121 :
無名草子さん:01/11/28 22:37
↑(^^;)まじですかい
122 :
BUTCH:01/11/30 01:19
ジョン・アップダイク「ミュージック・スクール」
吉行淳之介「鳥獣虫魚」
123 :
無名草子さん:01/11/30 22:01
三島由紀夫「橋づくし」
筒井康隆「家」「遠い座敷」
124 :
無名草子さん:01/12/01 00:05
乙一氏の作品はどれも本当に面白いです!
短編が多いけど最近長編も描かれているのでこれからも楽しみ!
全部お薦めですが、「天帝妖狐」は切なくて悲しくて
良かったデス!
連城三紀彦「桔梗の宿」「戻り川心中」
すべての作家に、彼の文章力を見習って欲しい。
…と思う。たまに、切実に思う。
126 :
無名草子さん:01/12/01 00:56
宮部みゆきの返事はいらないに載ってる奴全部。
ブエノスアイレス午前零時も結構好きだ。
127 :
nanasi:01/12/01 01:59
>>124 乙一は「夏と花火と私の死体」「石ノ目」しか読んでいないが、
結構よかった。「石ノ目」収録の「Bule」がとくにお気に入り。
「天帝妖狐」読んでみます。
>>125 おお同志よ!
「桔梗の宿」(戻り川心中に収録)はマイベスト短編です。
あれを読んで数日の間は何もやる気が起きなかった・・・・。
128 :
無名草子さん:01/12/02 00:58
小池真理子の短編全部!
129 :
名無しさん@おだいじに:01/12/03 01:41
なんか上のほうで批判されてるけど
夢野久作「瓶詰地獄」がいいなあ。
130 :
無名草子さん:01/12/03 02:48
>129
同意。あの内容をあの形式で表現したってとこがゾクゾクする。
短編ならではって感じだなあと思いました。
131 :
ぬいたせいゆう:01/12/03 17:07
h
132 :
無名草子さん:01/12/06 15:11
谷崎潤一郎の春琴抄
安部公房の赤い繭
中島敦の山月記
133 :
無名草子さん:01/12/06 16:06
>127
「Blue」好きなら
>>1 の挙げてる2冊が良いかと。
134 :
無名草子さん:01/12/06 16:09
O・ヘンリーの短編集。
赤毛のアンシリーズの『ロイド老淑女』はいつ見ても涙出る。
135 :
無名草干さん:01/12/06 20:28
ミルチャ・エリアーデ「ダヤン」
マルグリット・ユルスナール「老絵師の行方」
ガルシア=マルケス「この世でいちばん美しい水死人」
山尾悠子「遠近法」
136 :
無名草子さん:01/12/06 23:24
エラリー・クイーンの冒険に収録されてるものはほぼみんな
良かったけど、ここではスレ違いぽい。
真保祐一の「トライアル」にある四つの短編、かな?好みなのは。
しかしあれは4つの公営ギャンブル(地方競馬、競輪、競艇、オート)
に多少詳しくないとちっとも面白くないかもしれんが。
137 :
無名草子さん:01/12/11 15:28
火浦功「ウラシマ」(角川書店「丸太の鷹」収録)
普通っぽくないかもしれんけどおすすめ。
難点といえば、本屋ではなく古本屋でしか見掛けない事。
l
139 :
無名草子さん:01/12/19 23:23
「ぢいさんばあさん」森鴎外?
140 :
無名草子さん:01/12/31 12:53
age
141 :
無名草子さん:02/01/07 14:49
宮部みゆきの「サボテンの花」
どの本に載ってたかは忘れてしまいました。
142 :
せかいの中心で愛を叫んだけもの:02/01/08 18:30
樋口一葉の「大晦日」。
現代語訳されてない原本を声に出して読んだら
文章にリズムが出て気持ちよかった。
長い文章じゃないので、ぜひお試しあれ。
143 :
無名草子さん:02/01/08 23:40
沙藤一樹 「Dブリッジ・テープ」
瀬川ことび 「十二月のゾンビ」「萩の寺」
特に「Dブリッジ・テープ」はお薦め!!
角川ホラー文庫から出てるけど、別にホラーじゃない。。。
辛い描写はあるけど、とにかくただただ切ない。
誰か読んだことのある方いらっしゃいますか?
144 :
無名草子さん :02/01/08 23:41
フィッツジェラルド「冬の夢」
145 :
無名草子さん:02/01/08 23:55
真保裕一「防壁」(講談社文庫「防壁」に収録)
146 :
無名草子さん:02/01/10 23:54
ガイシュツだが、江戸川乱歩「人間椅子」に一票!
川端康成「ざくろ」
147 :
無名草子さん:02/01/11 00:01
村上龍の「ニューヨークシティマラソン」がいいよ。
同名の短編集に収録
148 :
漫画でゴメソ:02/01/12 18:08
藤子・F・不二雄のSF短編集
149 :
無名草子さん:02/01/12 19:00
「東京24区・ポケット地図」
(100円ショップ ダイソー)
あまりの出来の良さに感動します。
150 :
無名草子さん:02/01/13 01:28
宮本 輝「5千回の生死」
>141
我らが隣人の犯罪 です
152 :
無名草子さん:02/01/14 14:30
>143
同感!!「Dブリッジ・テープ」!
主人公がかわいそうで、かわいそうで。
読んだあとは、とにかくためいきが出ました。
153 :
無名草子さん:02/01/14 15:16
Calling you(乙一)は泣いた。。。
Dブリッジ・テープも、救いのなさにがっくりきた(いい意味でね)
154 :
無名草子さん:02/01/18 02:56
「夜走る人」中島らも
ラスト驚いた。
乙一氏は尊敬する。若いのにものすごい巧い!
十六で夏と花火と私の死体…すげー。
155 :
skylark:02/01/18 10:32
ティム・オブライエン 「レイニー河で」
フィクションなんだけど、とてもリアル。
主人公のボートの上での心の葛藤が何とも言えず良い。
156 :
無名草子さん:02/01/28 16:51
吉行淳之介『驟雨』
157 :
無名草子さん:02/01/28 17:35
村上春樹「蛍」
これを水増しした「ノルウェイの森」はだめ。
あとレイモンド・カーヴァーの作品は本当に素晴らしいと思う。
158 :
無名草子さん:02/01/28 18:23
既出かもしれませんが
芥川龍之介
『蜜柑』
曇天を見るたびに思い出すあのフレーズ
あの色彩感覚、ため息が出ちゃいます
159 :
無名草子さん:02/01/28 23:56
サリンジャー『ナインスト−リーズ』
160 :
無名草子さん:02/01/29 16:46
最後の授業
161 :
無名草子さん:02/01/29 17:27
武田麟太郎の「雪の話」
いや、名作ってわけじゃないけどなんとなく好きです。
162 :
無名草子さん:02/01/29 17:30
2chで知り迂闊にも読んで忘れられない筒井
「驚愕の廣野」
163 :
Wol ◆1NW.UWUQ :02/01/29 19:14
渡辺淳一『光と陰』(中編かも?)
筒井康隆『乗越駅の刑罰』
芥川龍之介『藪の中』
吉行淳之介『葛飾』
志賀直哉『城の崎にて』
F・カフカ『断食芸人』『こま』
Washington Irving『Rip van Winkle』(邦タイトル不明です。スマソ。)
164 :
無名草子さん:02/01/30 16:01
かぽおてぃ「もてなし」
165 :
無名草子さん:02/01/30 16:04
166 :
押絵の奇跡:02/01/30 20:23
高橋三千綱 「カムバック」(カムバックヨリ)泣ける。娘を持つ父は必読。
浅田哲也 「麻雀必敗法」(東一局52本場ヨリ)氏の小説で唯一明るくて面白い。
山田正紀 「辛うござる」(吉原蛍天神ヨリ)泣ける。「薫煙肉の中の鉄」(ロマンチックSF傑作選)渋い。
夢野久作
「目をひらく」驚いた、純文学だよ!
「何ンでもない」(少女地獄ヨリ)昭和初期に「手紙をコピー」ってすごい!
「いなかのじけん」夢野短編の白眉!この作品の模倣も多い。横溝正史もマッツァオ!
トム、ゴドウィン 「冷たい方程式」 イイ。模倣は数知れず。SF短編の最高峰。
池波正太郎 「秘図」 面白い。氏の長編"鬼平犯科帖"や"男の秘図"はこれがもとになってる。
筒井康隆 「傷ついたのは誰の心」「佇む人」傑作
夢枕獏 「猫弾きのオルオラネ」感動する、クリスマスに読むとヨイ。
167 :
無名草子さん :02/01/31 00:53
サリンジャー「エズミに捧ぐ」
だめ?ナインストーリーズに入ってます。
168 :
無名草子さん:02/01/31 14:08
漏れは谷崎の神童、人面ソ(字がでない)
乙一って読んでみたいんだけどなにから読んだらいいかな。
本屋で見た記憶がないんだけどどこから出てるの?
169 :
無名草子さん:02/01/31 14:16
太宰治『おさん』
170 :
無名草子さん:02/01/31 14:20
「カモメのジョナサン」
171 :
無名草子さん:02/02/01 02:36
ヘミングウェイ「何を見ても何かを思いだす」
夢野久作「いなか、の、じけん」(だっけ?)
172 :
無名草子さん:02/02/01 03:39
中島敦なら「文字禍」も捨てがたい。
173 :
無名草子さん:02/02/01 04:51
サキ「開いた窓」
174 :
無名草子さん:02/02/02 02:54
是非とも乗ってみたい温泉隧道=「エロチック街道」筒井
175 :
Wol ◆1NW.UWUQ :02/02/02 03:19
同じくサキ『ビサンチン風オムレツ』。
177 :
無名草子さん:02/02/02 08:17
色川武大「離婚」
これは良いですよ。お薦め。
宮部みゆきの「返事はいらない」
北村薫の「夜の蝉」
179 :
無名草子さん:02/02/02 14:34
>176
角川スニーカー文庫で合ってる?
本屋のおねいさんに角川スニーカー文庫どこですかって聞いたら
なんかアニメチックな本がイパーイあることに連れてかれたよ。
乙一なんて名前の作者はいないし。
>179
正確にはスニーカー文庫ですがその店員さんが連れて行った場所は正しいと思います。
その書店にたまたま在庫が無かっただけでしょう。
ちなみにそのアニメッチクな本はライトノベルというジャンルです。
181 :
無名草子さん:02/02/02 18:22
太宰 ヴィヨンの妻
182 :
無名草子さん:02/02/02 19:20
太宰治の駆け込み訴え
山月記
内田百閧セったら「とらや」(短編・・・かなあ)
かなあ。特に「とらや」は泣いた・・・同じ名前の猫が居るから・・・
183 :
無名草子さん:02/02/02 20:06
>180
ありがとございます。
引き続き探してみます。
「ノラや」では?>182
スマソ・・(恥
うちの猫見ながら書いたら、うちの猫の名前になってた・・・・
186 :
無名草子さん:02/02/02 23:49
久作で、短編というかショートショートって感じだけど「微笑」とかイイ。
狂気が見え隠れしてて。
「押絵の奇蹟」とか感動です。
187 :
無名草子さん:02/02/03 00:18
>>95 同意!!
だいぶ前に読んだのにまだ鮮明に覚えてるし、こわい。
188 :
無名草子さん:02/02/04 01:29
既出だけど「瓶詰地獄」(夢野久作)。
自分もやはり北村薫のエッセイを読んで、
「うお! そーゆうことか!」と思った。
あとは「二つの手紙」(芥川)も好きだ。板違いかもしれんけど。
ヤバさが漂う書簡体が好きなのかもしれない。
189 :
無名草子さん:02/02/04 01:43
あれ?吉本ばななの「ムーンライト・シャドウ」は?みんな嫌い?
190 :
無名草子さん:02/02/14 09:05
あげ
191 :
無名草子さん:02/02/14 15:53
>>158 禿しく同意!!
ジョナサン・キャロル「パニックの手」はどうかな?
192 :
無名草子さん:02/02/16 19:46
なんかみんな自分のいいと思った短編をあげて
くれてるんだがこのスレで知った本を読んだってレスは
少ないような気がする。
193 :
無名草子さん:02/02/16 20:06
>188を見て思い出したけど、「夏と花火と私の死体」って
北村薫の『謎のギャラリー』に入ってるね。
私の最高の短編は木々高太郎の「新月」だな。
最近読んだのでは、『謎のギャラリー』に入ってた
里見dの「俄あれ」が好きだ。
有島武郎 一房の葡萄
村上春樹 中国行きのスロウ・ボ―ト 午後の最後の芝生
蜂蜜パイ
サキ スレドニ・ヴァシュター →ブラックで好き。
セメント樽の手紙ってだれっだっけ?昔授業で読んで衝撃だったのにオチを忘れた。
195 :
短篇フィリア:02/02/19 22:14
みなさん、短篇「集」という意味ではどうです?
お薦めの短篇集ってありませんか?
『***の一作だけがよくて、あとはダメだった』なんて経験が結構あるんで、
粒よりの一冊をいろいろと読んでみたいです。教えてください。
ご紹介の本が文庫本だったら、極力読んでみます。
まずは、自分から。
開高健 『ロマネ・コンティ・1935年』文春文庫
北方謙三 『棒の哀しみ』新潮文庫
今日はとりあえずこの二冊をおすすめプップー
196 :
無名草子さん:02/02/19 22:52
宮本輝と連城三紀彦は短編の名手だと思われ
197 :
無名草子さん:02/02/19 22:57
>196
宮本輝の短編は好きだ。
全集で読んだので、かなりまとめて一度に読んだけど
トマトの話がいいと思った。
198 :
無名草子さん:02/02/19 23:10
ちくまプリマーブックスの紀田順一郎によるアンソロジー
「謎の物語」がお勧め。全部謎。全部名作。
>198
おぉー、それで「新月」に出会ったんだよ〜
「女か虎か」も載ってて、いいよねぇ。
200 :
無名草子さん:02/02/19 23:33
筒井康隆は「二度死んだ少年の話」(『薬菜飯店』所収だっけ?)が、彼のドタバタ小説のエッセンスみたいで好き。
「女か虎か」
>>48は自分です。
カードの話とか汽車の話、
煙草売りが時間を逆行する話とかもありました。
読んだ後、謎が多すぎて変な気分になります。
>196
同意。連城の『戻り川心中』がイイ。
もったいなさ過ぎるので、少しずつ読んでた。
203 :
短篇フィリア:02/02/21 05:12
宮本輝、『五千回の・・・』は、確かにヤバかった。
それ以外に、面白いのはないですか?
書名を教えていただけると嬉しい。
戻り川いいですよね。大傑作。
あれで何で直木賞とれなかったんだろう?
受賞した『恋文』(タイトル作以外は傑作揃いですが、)よりは
『戻り川心中』の方がいいと思うんだけどな。
ただ、文緒の姉の登場のさせ方・セリフは明らかにおもわせぶりだったのに、
結局は大した役割ではなかった。
書いてる途中でスジを変更したような節がないですか?
久世光彦『恐い絵』文春文庫
もう、たまらん。絵をモチーフにした連作短篇。
204 :
無名草子さん:02/02/21 20:13
age
205 :
無名草子さん:02/02/21 20:17
銀色夏生の詩集
206 :
無名草子さん:02/02/22 02:57
連城だったら「親愛なるエス君へ」(『瓦斯灯』に所収)が好きだな。
全面降伏ですわ。
夏と花火と私の死体
208 :
無名草子さん:02/02/22 04:22
「23分間の奇跡」
将来、教職に就こうと思ってるヤツは読んどけ。
特に小学校教員志望。
209 :
無名草子さん:02/02/22 04:44
>>200 あれはじめマジ話かと思って本気で気持ち悪かった。
後半はなんかオフィスに鬼がきて殺しまくるのに
似たテイストだったからホッとしたけど。
私は短編かどうかわからないけど保坂和志「東京画」
か太宰の「皮膚と心」
210 :
無名草子さん:02/02/23 04:11
夢野久作なら「瓶詰地獄」もいいが「人間腸詰め」も捨てがたい。
芥川龍之介「トロッコ」。これはラストが切なくて切なくて・・・
サキ「シュレドニ・ヴァシュター」←サキならまずこれがお勧め
ガルシン「信号」。血染めの旗で列車を止めるやつです。迫力です。
カポーティ「ローラ」。
以上何となく切なくなるおすすめ短編。
211 :
短篇フィリア:02/02/24 16:12
タイトルだけじゃなくて、
その短篇が収録されている書名も教えてくれると嬉しいのですが。
C・ブコウスキー
『町でいちばんの美女』
『ありきたりの狂気の物語』(共に新潮文庫)
青野聰の翻訳(超訳?)が素晴らしい。
掃き溜めの中の美しさ。
212 :
無名草子さん:02/03/06 23:35
挙げ
213 :
無名草子さん:02/03/09 05:02
「57人の見知らぬ乗客」
57人の作家の短編を集めた作品集です。
57編、どれを読んでも面白かった。講談社文庫から出てました。
他には、井上靖「愛」。絶版になってしまってるんですけど。新潮文庫だったと思います。
ジェフリー・アーチャーの「ある愛の物語」
何度読んでも泣ける。
215 :
無名草子さん:02/03/10 00:18
「ブラックティー」 山本文緒
東京にはこうやって生きている人が、もしかしたらいるのかもと思ってしまいました。
216 :
無名草子さん:02/03/10 11:21
アルベール・カミュの「転落・追放と王国」。新潮文庫。
「追放と王国」の中の「ヨナ」は鮮烈に心に焼きつきました。
「追放と王国」は6篇の短編からなっていて、それをして一つの作品だから
短編集と言ってしまうのには語弊があるかもしれないけれど、短編として読んでも評価できると思う。
age
218 :
無名草子さん:02/03/11 19:39
富嶽百景とかも好き
219 :
無名草子さん:02/03/11 19:55
あげきれないがどれか一つっていったら「山月記」中島敦
高校生の時にもある程度理解できるような気がしたが、
年をとるにつれて李徴の気持ちが他人事でなくなってきた。
221 :
無名草子さん:02/03/11 22:36
>>219 確かに...
虎に化ける必然性がわからないなあ、なんて分析してた頃はよかった...
222 :
無名草子さん:02/03/11 22:48
一人出歩いていった猫
223 :
無名草子さん:02/03/13 03:22
あげ
224 :
無名草子さん:02/03/13 12:31
>>219 「何物かになってやろう」と夢を抱きながらも……
という人には読むべき小説であるような、読んではいけないモノのような・・…
>214
私も好きです
山月記がこんなに人気があるのは、
教科書の影響が多大にあると
推測してみる
梶井基次郎 「檸檬」
夏目漱石 「夢十夜」
芥川龍之介 「鼻」「芋粥」
原田宗典 「しょうがない人」
227 :
無名草子さん:02/03/14 00:42
福永武彦「廃市」
尾崎一雄「猫」
228 :
無名草子さん:02/03/14 00:51
チェーホフ「かもめ」
230 :
無名草子さん:02/03/15 02:57
231 :
無名草子さん:02/03/15 03:01
尾崎一雄
小山清
いい!!
232 :
無名草子さん:02/03/15 09:47
>>177 「離婚」ねぇ。
どこかでいいって聞いて探してるんだが、
本屋や古本屋で見つけられない。
しぶとく探し回る毎日です。。
233 :
無名草子さん:02/03/15 10:24
>163
「断食芸人」大賛成。
タイトル忘れたが、確かサキの作品で列車内のコウルサイがきに男が「お話」を聞かせて
静かにさせるという話が・・・あれは何だ?
あと、ベッドの上に白くてデカい芋虫が蠢いていたのは何の話だ?(お、教えて)
234 :
無名草子さん:02/03/15 11:36
>19
ベッドではどういう姿勢で読むのか?
(あ、いや、そういう意味では)
寝そべって肘ついて読むと肩痛いよな。
横向くと片目が疲れるし
仰向けは腕が疲れる。
やっぱ座ってるのか?
235 :
無名草子さん:02/03/15 11:38
あいや、スレ違い。失敬
236 :
無名草子さん:02/03/15 18:01
庄野潤三「プールサイド小景」
237 :
無名草子さん:02/03/15 18:11
日影丈吉「猫の泉」
(この人傑作はこれ一作だけだけど)
238 :
無名草子さん:02/03/16 00:28
筒井康隆「わかれ」
チョトダケナイタ
239 :
無名草子さん:02/03/16 00:40
川端康成「バッタと鈴虫」(「掌の小説」収録)。これがベスト・ワン。
ベタだが、浅田次郎「鉄道員」と「ラブ・レター」(共に「鉄道員」収録)。とにかく読んで号泣したのはこの2編のみ。
江戸川乱歩「芋虫」。戦争へのアンチテーゼとして秀逸。とにかくグロテスクだが。
240 :
無名草子さん:02/03/16 01:15
既出だろうけど、山川方夫の『夏の葬列』。
241 :
無名草子さん:02/03/16 01:44
森鴎外 大発見
アホ臭くて好き
242 :
無名草子さん:02/03/17 00:07
既出かな?筒井康隆「遠い座敷」(『エロチック街道』所収)。
なんか、日本人の集合的無意識に触れてるような気がする。
筒井の夢系の作品群はどれもいいけど、「遠い座敷」は純度最高。
「エロチック街道」と「家」(『将軍が目醒めた時』所収)もいい。
243 :
無名草子さん:02/03/17 00:47
筒井康隆「座敷ぼっこ」
芥川龍之介「杜士春」
244 :
無名草子さん:02/03/17 17:45
泉鏡花の「夜叉ヶ池」
百合が自殺を図った直後の、萩原の言葉ににぐっと来た。
「天守物語」もいいですね。
245 :
無名草子さん:02/03/17 19:42
連城三紀彦の「恋文」に入ってる「私の叔父さん」がいいと思う。
連城人気高いねぇ。
246 :
無名草子さん:02/03/19 13:27
>>245 あーれは泣けますよねェ。
あの短編集、デキ過ぎの感もある。凄すぎ。
なんだっけ? タイトル忘れたけど、ヨタ息子の独白体で進む話が好き。
同い年くらい(年下だったか?)の義理の親父が突然できちゃって
そいつが家に転がり込んできて……ってやつ。
連城作品にしては語り口が珍しく軽く、セリフも笑える。
「この作家、イメージと違って、相当笑えるタイプの人間なんだろうな」
なんて思った。
247 :
無名草子さん:02/03/23 03:43
サン=テグジュペリ「夜間飛行」って短編?
「リヴィエールのやつ・・・ぼくが怖がると思ってるんだよ」
この一言にやられました。
これも短編集でいいかな?スレッサー「快盗ルビイ・マーチンスン」
ユーモラスで洒落てていいですね。
尾崎翠「第七官界彷徨」モダンです。
ロアルド・ダール・・いろいろあるけど、「肌」こわすぎです。
アンデルセン「絵のない絵本」ってのはちょっとちがう?
248 :
無名草子さん:02/03/23 04:17
「刑務所のリタ・ヘイワース」スティーブン・キング
特にキング嫌いにおすすめ
何処となくジャック・フィニーの香りが・・・・
249 :
無名草子さん :02/03/23 05:13
岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」
250 :
無名草子さん:02/03/23 05:39
森博嗣「小鳥の恩返し」
ミステリ要素もあるけど基本的には文学的。
少しだけ夢野の「少女地獄」を思い出させる。
綺麗な短編です。
251 :
無名草子さん:02/03/23 07:35
「十二人の指名打者」文春文庫。
あ、でも短篇集としては好きだけど、
どれか1作、というのは思い浮かばないな・・・スマゾ
252 :
無名草子さん:02/03/23 09:26
既出では
筒井康隆『家』
太宰治『駆込み訴へ』
中島敦『山月記』『名人伝』が好き。
星新一では『地球から来た男』がなぜか好き。
幸田露伴は『観画談』もいいけど『幻談』はもっと好き。
ところでみなさん
ホルヘ・ルイス・ボルヘスの『伝奇集』はどうなの?
短編集としては最高の一冊だと思うんですが。
梶井基次郎『檸檬』
私的にはこれが一番です。
254 :
無名草子さん:02/03/24 14:56
山本文緒の「みんないってしまう」
タイトルの意味、最後まで読んで納得。「やられたー」と思った。
255 :
無名草子さん:02/03/24 15:26
「老人と海」
ガイシュツかもしれんが、
ジョン・スタインベック『朝めし』
最強の短編だからてめぇら絶対に読め。
257 :
無名草子さん:02/03/24 15:45
信じられないが、まだ出てない。
ダール「南から来た男」(ハヤカワ文庫『あなたに似た人』)
たぶん、訳もいいんだろうなぁ。
現代詩の田村隆一氏と同一人物だとは、最近知った。
258 :
無名草子さん:02/03/24 16:14
河村隆一
259 :
無名草子さん:02/03/25 02:24
>257
ダールはどれもいいよねー。
羊の足で旦那さんを殴り殺す話、なんだっけ?
「おとなしい凶器」?
「牧師のたのしみ」なんかも結構好き。インパクトには欠けるけど。
260 :
無名草子さん:02/03/25 04:54
わーい、ダールは卒論にしたくらい好きだーーー!!
(短編ではないが子供向けのも好きだ)
>257田村さんの訳は本当にいいと思う。ダール作品への愛も感じられる。
おとなしい凶器も南から来た男もおもしろかった。
ところで、阿刀田高さんもかなりのダール好きですね。
261 :
無名草子さん:02/03/25 11:27
ハヤカワの異色作家短編集
ダール、エリン、フィニィなどなど
262 :
無名草子さん:02/03/25 13:56
尾崎一雄の「虫のいろいろ」
尾崎一雄が書いたと思えないくらいいい!
263 :
無名草子さん:02/03/26 00:31
黒川博行の「カウントプラン」
泣けませんが最高です。
264 :
無名草子さん:02/03/26 02:36
スレちがいかもわからんけど、泣ける=イイものなわけ?
短編だったら泣かせるものより、あざやかな手さばきのもののほうが好みなんですが。
泣かせるのはわりに簡単だと思うけど、
読者をうならせる、ぞくっとさせるのはわざが要る。
その「ワザ」こそ短編の醍醐味でないの?
>>264 少しは同意だが、泣ける話というのは簡単に作られるだけに、書かれた数も多い。
それだけ多く作られたなかでもやはりとびきり泣かせる話というのはあるわけで、
そういった泣かせもののジャンルの中での上澄みのような物を、ここでみんなが紹介していると思われ。
>>264 だから>263が泣かせモノじゃない作品を推薦してるじゃないか!
>>260 「チョコレート工場の秘密」とか、いいですね。ダールの童話。
先日、浦和のほうにいったっすよ、ロッテのチョコレート工場がある駅。
工場に近づくにつれ、なんだかおなかがいっぱいになるような……気持ちが
悪くなるような……。
なんつーか、少し夢が壊れたような気がしたなぁ(・_・、)
268 :
無名草子さん:02/03/26 23:46
>>267 あっ、それの映画版をビデヲ借りてみたーよ。
少年が世界で大人気のお菓子会社のチョコの懸賞に当たってその工場に
招待されるやつだよね。
ほのぼのした雰囲気を期待してかりたら、結構グロくて
後味がすごく悪かった(w
269 :
無名草子さん:02/03/26 23:56
太宰治の名前がちらほらあって、嬉しい。
ガイシュツの諸作品はどれも好きだが、
私のイチオシは「畜犬談」「美男子と煙草」「親友交歓」。
「親友交歓」のラスト、「いばるな!」が効いてる。
>>268 その後味の悪さが、ダールの魅力ではあります:-)
たのしいコメディを期待して、コーエン兄弟の映画を
見てしまったひとと同じく、同情するっす…。
271 :
無名草子さん:02/03/27 01:47
舞姫(中篇?)
272 :
無名草子さん:02/03/27 01:52
13のショックに収録の「長距離電話」
小島信夫「小銃」
274 :
無名草子さん:02/03/29 16:24
江國香織「スイート・ラバーズ」
(つめたいよるに収録)
山本文緒「秋茄子」
(紙婚式収録)
「つめたいよるに」は比較的読みやすかった。
「紙婚式」は本当にこんな人達がいそうで怖かった。
275 :
無名草子さん:02/03/29 19:55
既出かもしれないけど、火浦功もいいよ。
9割方がジャンクだけど、たまに凄く良いのがある。
276 :
名無し募集中:02/04/01 14:40
吉本ばなな おやじの味
浅田次郎 うらぼんえ
梶井基次郎 檸檬
277 :
無名草子さん:02/04/03 00:53
鷺沢萌「海の鳥・空の魚」より「ほおずきの花束」
山田詠美「放課後の音符」より「Crystal Silence」
思春期に読んだ忘れられない二作。
278 :
無名草子さん:02/04/09 00:27
角川文庫巻末に必ず載ってる
角川源義の『角川文庫発刊に際して』。
希望に満ち満ちていて、好きだ。
自分も「頑張ろう!」という気になる。
279 :
無名草子さん:02/04/09 23:43
>>279 激しく同意
息子に読ませたい。(源義の)
279→278でした
源義のムスコたちに読ませたいってこと?
ならばワラタ