【ラノベ】自作を晒して感想をもらうスレvol.61

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297この名無しがすごい!
最初のところだけ作ってみました。好評なら作り続けようと思います。

入学式のために学校へ歩いて向かっている最中のこと。
不安と期待で胸が一杯になっていた。
緊張するなぁ。
歩いてる女の子知ってる子全然いないよぉ。
私は不安からかちょうど一ヶ月前の卒業式を思い出している。
「離れ離れになるのやだー」
「わたしもー」
「大丈夫だよ○ちゃん。○ちゃん。またすぐに会えるから」
大丈夫だよね。入学式に行けばすぐに会えるよね○ちゃん○ちゃん。
学校に向かっている中、知り合い一人にすら出くわさない。
不安な気持ちを抱えながら校門に辿り着いた。
校門の前で先生らしき大人が校内に入る際の入学式を迎えるであろう子供達に声を掛けている。
なんかこういうの苦手だなぁ。
そう思うと自分の順番が来た。身近で見るといかにも体育会系のような大きな男だった。
「おはようございます。」
「あ、お、おあよよ、ございます」
「はは。緊張したかな。入学式おめでとうございます」
「あ、ありがとうございます」
テンパってしまい早口で挨拶を終えるとそのまま小走りのように校舎へ向かった。
恥ずかしいぃ。絶対変な人だと思われちゃったよ私。
みんなに見られちゃってたかな。どうしよぅどうしよぅ。
羞恥心を抑え校舎の入り口に入ると先生のような人が外靴を上履きに履き替えるように指示している。
上履きに履き替えるとすでに新入生がたくさん集まって足を止めている姿が見えたでそこへ向かった。