【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part71【変な女】

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1この名無しがすごい!
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             ': : ; : : : : : :{ : トゝ ゞ=′  、      リ: :/ : : : ノ:厶ィ^)
           {: : ハ: : {: : : {: :{ :\     _ ノ ー=彡:/ : :ノ彡'′
            八: {人: (\: :ゝ、: : 个ト .      ィー=彡/
             `ヽ `` ヽ( \: 从ゝ人≧ァ=     |人(
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・前スレ
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part70【変な女】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1361035726/
・佐々木とくっくっ避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8130/
・佐々木とくっくっ避難所(携帯用)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/movie/8130/

・佐々木SSの保管庫
Part1-10まで ttp://blog.goo.ne.jp/sasaki_ss
Part11以降  ttp://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/

・涼宮ハルヒシリーズに登場するキャラクター、佐々木を愛でるスレです
 佐々木 = 例の変な女
 自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで週二回、塾に行く間柄
 キョンとは学校内でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
 キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
 古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
 恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに!?

・次スレは>>970が立ててくれたまえ。立てられない時は遠慮せずに言うといい。
 このスレの住人は快くキミの代役に名乗り出てくれるだろう、くっくっ

・このスレは基本sage進行だ、間違えてageるならまだしも
 意図的にageるような行為は慎んでくれたまえ。
2この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 10:00:43.19 ID:UYTyQCqv
・リンクを貼るときは直リンは禁止してくれると僕も助かるよ。
・スレタイは佐々木とくっつくではないのであしからず。
・荒らし、それに反応する人への対応は無視するのが一番と昔から決まっているんだ。
・キャラクターを貶めるような書き込みは、荒らし行為なので謹んでくれ。
・どうしてもそういった発言がしたい時は、専用のスレッドを立てて、そこで行うといい。
・妙な書き込みが多数あるときは、書き込み日時の右にあるIDを確認すれば、
同一人物による荒らしかどうかの判断の基準にできるだろう。

・次スレは立候補した人が責任を持って立ててくれたまえ。
 ただし、無理な場合はその所信表明を行い、次なる立候補者を集うべきだね。
・次スレへの誘導リンクが貼られるまでは今まで通り書き込みは控えるのが最良の手立てと僕は思う。

あと、SS保管庫の中の人からこんなコメントをいただいている。
判断はみんなに任せるよ。くれぐれもこれで争うことの無いようにしてくれたまえ。
201    wiki [ sage ]  2007/08/26(日) 09:33:29 ID:lc10YmQU
 どーもwikiの中の人です。
 タイトルにSSってつける件ですが、個人的にはなくても無問題です。
 SSかどうかはみればわかるし。
 今までどおりでOK。
 それよりも、SSにはタイトル(名前欄でも文中でも)と長編なら通し番号をつけてもらえるとありがたいです。
 あと、未完成ならそれがわかるようにしてもらえるとなおよし。
.        , -‐- 、. , -‐-ー .、
.       ,'. /  ト、 ヽ   ヽヾ
        i. ((从ソ 从〉,ハハバゝ
.       l. (|┳ ┳i!i| ─ ─i! 
..      ,ハNiヘ'' ー.''ノiハ、. - ノ’ 
.         〈ヾ/゙ノi  /〈にづ┓___
        _.ノUUZゝぐ___,/__||卅]
        ~,'(_,(ソ__//゙> .> /ヾ⌒ヾ
        (--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
.        ゞ/__彡' ¨゚¨    ゞ/__彡'
3この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 10:04:37.04 ID:UYTyQCqv
とりあえずここまで。

勝手ながらAA変えてみました。
それと今回見送ったけど容量オーバー直前時の対応テンプレに入れた方が良かったのかな。
(480KB行ったときは立候補して立てるなど)

板移転の件は凍結だと思ったんで貼りませんでした。
あしからず。
4この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 10:13:56.52 ID:xVKtQUDO
.              , -‐-ー .、
.             ,'    ヽヾ  , -‐- 、.
               i  .,ハハバゝ,'. /  ト、 ヽ.
.             i!i| ─ ─i! i. ((从ソ u从〉 
..         ';;.':    、. - ノ’ l. (| ー;;;;;ー i!l 
.         〈ヾ/゙ノi  /〈にづ┓ハNiヘ  ー ノハ!
        _.ノUUZゝぐ___,/__||卅卅]::゙';'゙':'’
        ~,'(_,(ソ__//゙> .> /ヾ⌒ヾ
        (--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
.        ゞ/__彡' ¨゚¨    ゞ/__彡'
5この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 11:07:51.65 ID:JPCypWRW
>>1乙!
驚愕の佐々木さん?もかわいい
6この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 11:53:09.63 ID:cK3agW2F
>>1 立て乙!
佐々木可愛いよ佐々木
7この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 13:05:25.79 ID:EHZBMLKd
>>1
乙!
8この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 13:19:22.02 ID:6Muqixb/
>>1
9この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 16:40:18.71 ID:ky7Eygyi
.        , -‐- 、. , -‐-ー .
.       〃   ; ヽヾ.   ヽヾ
        ハミ((メノリ从)),ハハバゝ
.        | i(| ┃ ┃ |!| ─ ─i!
..       | トリ、'' ヮ''ノl'!ハ、. - ノ’
.       レ゙〈ヾ/゙ノi  /〈にづ┓___
        _.ノUUZゝぐ___,/__||卅]
        ~,'(_,(ソ__//゙> .> /ヾ⌒ヾ
        (--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
.        ゞ/__彡' ¨゚¨    ゞ/__彡'
10この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 17:42:00.91 ID:JPCypWRW
>>9
穏やかなはずの佐々木さんの閉鎖空間に、神人が発生してしまう!
11この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 20:49:40.44 ID:EHZBMLKd
職場の皆と、すき家のキングを食べに行ったのですよ。
序でに焼きそば牛丼にしようとしたのですが、申し訳程度の小鉢の焼きそばがついてきたのです。

これで+110円……

世の中の不条理を感じたのですよ、佐々木さん。
12この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 21:00:59.73 ID:JPCypWRW
>>11
分裂の挿絵で急に乳が大きくなったハルヒに、佐々木さんがどこでブラを買ったか聞いてる様子が目に浮かんでしまった
何故だろう?
13この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 22:38:29.79 ID:EHZBMLKd
>>12
「涼宮さん、どこのブラを使っているの?」
「はぁ?何でまたそんな事を……」
「いや、胸……というよりスタイルが……」
「…………口は固いほう?」
「人並みには。」

……………………

「補正下着で全身を固めて、モビルスーツ状態?!」
「こ、声が大きいわ!佐々木さん!」

といった具合ですかねw
または……

「寄せてあげて寄せてあげて固定よ!」
「つ、摘まめる肉が……」
「「…………」」
「盆地胸。鶏ガラ。」
「隠れ肥満。ラード。」
「……知ってたけど再確認したわ。あんたは私の敵だと。」
「それはお互い様よ。」

ですかねw
14この名無しがすごい!:2013/04/20(土) 23:15:55.86 ID:JPCypWRW
>>13
後者の刺々しさが酷いことにwww
15恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/04/21(日) 00:31:31.44 ID:jdrTDST6
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 動き出す想いその1

 「この問題は、ここをこうやって、そこにこの公式を使って・・・・・・」
 「なるほど、そういうことか」
 放課後の図書室で、俺は長門から 勉強を教えてもらっていた。
 長門はかなり頭が良くて、国木田とトップを争うくらい成績が良い。長門に教えてもらうことにより、中学時代
よりは成績もましになっては来ている。
 ”あんたも塾に行ったら”
 最近母親に言われたのだが、勉強のおもしろさというものが、長門のおかげでわかるようになってきたので、行
ってみようかなという気になってきた。中学時代には考えられないことだが。
 今日の分の課題は終わり、俺達は下校することにした。

 「いらっしゃい、有希ちゃん」
 妹が長門の顔を見ると、嬉しそうに笑ってそう言った。
 「シャミセン見に来たの?」
 シャミセンとは、我が家で飼っている雄の三毛猫で、元は長門が拾った猫だが、長門が住むマンションでは飼え
ないため、俺が貰い受けたわけだ。雄の三毛猫なんざ、珍しい物で福運をもたらしてくれそうなんだが、妹が付け
た名前は、猫にとっては不吉きわまりない。
 長門は猫好きで、週に一度はシャミセンに会いに来る。その日は我が家で御飯を食べて、妹とも遊んでくれるので、
妹は大喜びだ。

 「ごめんなさい、いつもいろいろもらって」
 我が家で夕食を食べて、妹と三人で遊んだあと、俺は長門をマンションまで送った。いつものように母親は長門におか
ずを持たせた。
 両親とも仕事で遠方にでかけることが多いという長門は、いつも一人で食べる事が多いという。時々は従姉妹の朝倉
が一緒に食べているそうだが、たいてい一人だそうだ。
 料理というのは一人分だけ作るのは、案外大変なことだ。だから、母親は長門にいろいろ持たせるのだ。
 「それじゃ、長門。明日また」
 「うん、また明日」
 マンションの入口でそう言いながら、長門に手を振り、俺は道を引き返す。

 日は長くなったものの、さすがに宵闇が周囲を覆っている。青い色の街灯が辺りを照らしていた。
 仕事を終えたサラリ-マンや、OLたちの姿が目立つ夜の街の中に、俺と同じぐらいの学生たちの姿が見受けられた。ど
うやら、塾の帰りのようだ。
 ”?”
 その中に、俺は先日知り合った人物の顔を見つけた。
 宵闇の中でもはっきり映える美人顔。同級生らしき女子学生に囲まれ談笑しているその姿。
 向こうもこちらに気づいたらしい。

 「やあ、キョン。こんなところで君に会うとは」
 佐々木はそう言いながら、俺の方へ近づいて来た。


>>新スレでもよろしくお願いします。
 
 
16『バッテリー』:2013/04/21(日) 09:38:55.41 ID:NtUCns7U
『怪物退治』

北高の面々。それは石門高校からしたら、輝くスタープレーヤーの集まりだ。
実力のみで見れば、こなたやルカ子、まゆりでも北高のソフトボール部では控えにすらなれない。
だが。
「マイフェバリットライトアームが集めたデータ。これさえあれば、まだ立ち向かう手段はある!フゥーハハハ!」
石門高校は新設校であり、伝統もなにもない。そのような高校が名を上げるには、スポーツが一番早い手段だ。
科学部にいたはずのソフトボール部の面々が、ソフトボールをするのはそういう理由から。
そして岡部の泣き落としに遭った面々が、ソフトボールをする理由も同じである。
岡部にしろこなたにしろ、他の面々にせよ、元々負けん気が物凄く強い。
やるからには勝ちたいし、負けたくない。
本格的にソフトボールをやっている他校は強い。とても強い。自分達では考えられないレベルで。

だが、無敵ではない。

相手も同じ人間。人間であれば必ず付け入る隙がある。そこを岡部が見付け、策を弄し、勝つ。
力なき者が勝つには知恵を搾るしかない。そしてその知恵は無限だ。
素人にしては強い、でなく、素人でも勝てると示したい。
石門高校ソフトボール部に岡部の高笑いが響いた……。

「えっげつない作戦立てては、試合後に後悔して泣いてるくせに……」
牧瀬が溜め息をついた。
「オカリン、バランスの悪い人格してるよね……。かがみんみたい。」
「そらお前だ!」
かがみの突っ込みを無視し、こなたが牧瀬を見る。
「クリスティーナとまゆしぃはどうかなぁ?」
「はぁ?あたしがなんであんなHENTAIを……。それにクリスティーナっていうな。」
さも迷惑そうに牧瀬が言う。そこに笑顔で止めを刺したのは、つかさであった。
「岡部くんからのあだ名だもんね。」
爽やかな止めに、皆が引き……牧瀬は真っ赤な顔をしてつかさと向き合う。

「どんだけ〜」

つかさの絶叫というには間の抜けた叫びが、グラウンドに響き渡った……。
17『バッテリー』:2013/04/21(日) 09:45:34.89 ID:NtUCns7U
試合まで間もない中、佐々木はイップスの克服に向けて取り組んでいた。
キョン、古泉が喜緑に仕置きされたので、今日は休み。
バッターボックスに立つのは、橘だ。
「ささ、遠慮なく!」
橘がクローズドスタンスを取る。彼女本来はクローズドスタンスでなく、平行のスクエアスタンスだが、佐々木への協力となればまた話は別らしい。
今でこそ古泉に恋する彼女だが、以前は佐々木とレズ疑惑があった経歴を持っている。
外観的な特徴だけ見ると、まるで(禁則事項です)だが、大して代わり映えしないのでそれはそれだ。
「…………」
キョン子のサインは、インコース。躍動感のないフォームから放たれた佐々木の一投は……アウトコースに外れていった。
「…………」
手を見る佐々木。……手が震えている。
「(重症だな。)」
イップスの原因となったインコースは、やはり投げきれない。
続く投球は、アウトコースに構える。完全に置きに来た球。棒球である。
佐々木は制球力で勝負するピッチャーだけに、球のキレはともかく、伸びは少ない。
正確に言えば、イップスが原因で伸びのあるストレートが投げきれなくなった。
「次は、平行に構えるのです。」
スクエアスタンス、オープンスタンスでは、キレのある変化球とライズボールであっさりと橘を料理したが……
やはりクローズドスタンスでは、球が走らない。
佐々木が、クローズドスタンスの橘に投げた一投。
「ひっ!」
顔面スレスレへのスッポ抜け。橘の反射神経が無ければ、恐らくは顔面直撃であっただろう。
「佐々木!」
キョン子がたしなめる。イップスは、やはり治っていない。
それを誰より苛立っているのは、佐々木自身。それがわかっているからこそ、橘も何も言わない。
橘も見たいのだ。佐々木が躍動し、バッターをキリキリ舞いさせる姿を。
「大丈夫なのです、佐々木さん!もっと投げて下さい!」
橘がバッターボックスで構える。
「……ごめん、橘さん……」
佐々木はボールを置くと、ブルペンを出た。
「(怪物退治には遠いか……。しかし愚弟め、どこで何をしていやがる。)」
キョン子にしてみれば、こうした時の佐々木をたしなめるのがキョンだ。
自分が言えば、佐々木は傷付く。何故なら、実際にキョン子に迷惑をかけていると自覚している佐々木だ。
それだけに一枚フィルターが欲しかったが……。
結局、この日は無為に過ごしただけであった。
18『バッテリー』:2013/04/21(日) 09:48:52.60 ID:NtUCns7U
部活が終わる。
ハルヒ、長門は終始ご機嫌斜め、朝倉は胃を抑え、喜緑が胃薬を渡す。
「何してたんだろうねぇ、キョンくんも古泉くんも。」
鶴屋がみくるに言う。
「さぁ……谷口くん、弟、国木田くん、古泉くんとお尻を押さえて泣いていたところは見ましたけど……」
「あっはっはー。何かやって監督にお尻を百叩きされたとか……さすがにないっさ。」
森も終始ご機嫌斜めであり、阪中に当たっていた。
「男の子には、男の子の内緒事があるのね。……多分。」
「――ろくな――事で――――はない」
周防の言う通り、ろくな事ではない。喫茶店での妄想トークを聞けば、恐らくは皆が思うだろう。

この甲斐性なしどもが。と。

帰りに皆でドーナツ屋に寄る。
ドーナツ屋では有線から、最近ローカルアイドルとして定着しつつある小神あきらのラジオがかかっていた。
「そういや、谷口がラジオ局でバイトしてたっけ?」
「初耳なのね。」
<オラー タニグチ-
<アキラサマ、オチツイテェ!
「どこに行っても弄られて愛される、稀有なキャラクターなのです。ねぇ、周防さん。」
「――フレンチ―クルーラー――美味しい――」
<ムネカ?オマエモムネカ-?!
<アキラサマノムネハサイコウデス!
「ああ、だから彼は周防さんが……」
「――朝倉――涼子――」
「ぴぃ!」
「……持たない者に、その話題はダメっさ。おいで、くーちゃん、ゆきっこ、佐々にゃん、きょこたん。」
「「「「鬼ッ!」」」」

因みに県立北高校、胸ランク。
AA 長門、周防
A きょこたん
B 佐々木
――盆地の壁――
C キョン子、阪中、喜緑
――巨乳の壁――
D ハルヒ、朝倉、鶴屋、森
E みくる

「キョン子って、スレンダー系のくせに肉あるよね。」
「代わるか?佐々木。キャッチャーなんてやってるから意外と腰回りもでかく、下半身デブだぞ?」
「朝倉さんもなのね。」
「私は全体的に大きいから……。阪中さんなんて大嫌い。」
以上、女の会話にしては柔らかいが、実際に女のえげつない方向での話を聞くと、まず大概の男は幻滅し、絶望する。

「情報操作は得意。」

実際には喫茶店で男どもが抜かした妄想トークに匹敵する、耳年増どものお話しがあったが……

「えっちなのはいけません!」

という二人の意向により、話は平和的な方向に摩り替えられたのであった……。
県立北高校ソフトボール部。彼氏持ち以外の全員が、耳年増の集まり。

END
19この名無しがすごい!:2013/04/21(日) 15:38:15.22 ID:xiDG4yeg
TSだったら妹ちゃんが可愛い弟になるのかな
国木田が姉に可愛がられてるのでも良いけど
20この名無しがすごい!:2013/04/21(日) 16:01:26.90 ID:Mbw1KKF1
支援ー

>>15
やばい、原作の佐々木さん好きと同じ理由でながもんに感情移入してしまう
これから佐々木さんにキョンを奪われるのね…

>>19
11〜12歳の弟が、高校生の姉にボディプレスをかますのはいろいろとまずい気がするw
21この名無しがすごい!:2013/04/22(月) 19:42:51.92 ID:sEEFPoKm
>>1
22恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/04/23(火) 05:00:30.05 ID:qypsI1Q2
 恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 動き出す想いその2

 
 「塾の帰りなのか?」
 「 うん。今、終わったところでね」
 「大変なんだな、こんな時間まで。何処の塾に?」
 佐々木が名前を上げた塾は、最近講師が有名になった、全国展開している処だ。
 「君はなぜここに?塾帰りじゃないよね」
 「友達を家迄送った帰りなんだ」
 「ひょっとして、前に言っていた君の女性の友人?」
 「その通りだ。何故わかった?」
 「男性が家まで送るのは、たいてい女性と相場が決まっているからね」

 「ちょっと、佐々木さん、いつの間に男友達できたの?」
 一緒に帰っていた女の子たちがこっちにやってきて、佐々木に声をかけて来る。
 「佐々木さん、ほとんど男子と話さないから、男友達居ないとばかり思っていた」
 そういえば、合コンの時、男と付き合うのが苦手だ、みたいなことを言っていたな。俺自身もそんなに異性と
話すのは得意じゃない。気楽に話せるのは、長門ぐらいなものだ。
 「最近出来た友達よ。彼はとても話しやすいの」
 女性に対しては、佐々木は女言葉でしゃべっている事に俺は気付いたが、まあ、どうでもいいことである。それ
が佐々木の流儀なんだろう。
 「彼はキョン、て言うの。もちろんあだ名ね。本名はすごく良い名前なんだけど、キョンの方が親しみやすいので
そう呼ばせてもらっているの」
 
 女の子達は値踏みするかの如く、俺を見ていたが、なぜかその後、一様にうなずいて、俺達から離れて行った。
 「それじゃ、佐々木さん。私達はここで。また明日。キョン君、佐々木さんを送ってあげて」
 そう言って、女の子たちはその場から足早に去って行った。何なんだ、一体。
 さて、これからどうするかだ。とりあえず、ここは佐々木を送るのが、俺のすべきことであると思う。
 「君に家まで送ってもらっていいのかな?」
 いたずらっぽい微笑を浮かべ、佐々木はそう言った。

 ------------------------------------------------------------------------------------------------------

 本当に不思議な男の子だ。会うのは今日が二回目なのに、まるで昔からの知り合いの様に、落ち着いて喋れる。
 気負うことも無く、ごく自然に、彼の事を友人たちに紹介できた。
 ”君に家まで送ってもらっていいのかな?”
 そんなセリフ、私の口からスッと言えるなんて、思いもよらないことだ。
 彼は頷いて、私を送ってくれることになった。
 ”女性を一人で夜道を帰らせるのは危ないからな”
 そう言って、彼は家まで私を送ってくれた。意外に彼の自宅から私の自宅までは、そんなに離れていないことも
分かった。校区が違うので遠いのかなとも思っていたが、そうではなかったのだ。
 彼は女性に対して話すのは苦手だと言っていたが、女性には基本的に易しい性格の様だ。
 彼が家まで送ったとかいう、彼の女性の友人。どんな女性か興味が出て来たのと同時に、彼女を少し羨ましく思った。
23この名無しがすごい!:2013/04/23(火) 07:07:32.24 ID:uUGyb7cD
ああああもう、佐々木さん出た途端そっちに心を持って行かれる
でもまた家族と仲良さそうな長門が出てきたら応援したくなるんだろーなー
どうしよ(´・ω・`)
24この名無しがすごい!:2013/04/23(火) 08:02:18.80 ID:h5q1lHve
前スレ埋まりましたか。
最後の人、不吉なコト言うなよもうw…。
25この名無しがすごい!:2013/04/23(火) 09:25:59.52 ID:Xqr4E7ju
あれ画集が明日だっけ?
文庫続き出るの? マジで?
でも佐々木さんもう出番ないよね……?
26この名無しがすごい!:2013/04/23(火) 10:20:56.85 ID:r9oFjmdp
           ,ィ:T'Tシ:::、ィT'Tシ,:::.、
          /三三三ミ::ヾ三三ミi_______ __ ,-,_______   _______
      .   ソハハハハド'}ソ ヾ.iド:i..,,,         ,、||i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|i|iOノ     _______
          !|─ ─ ,iリ)!::::::0::)〉!   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄´ '-' `'`'`'`'`'`'`゙´
          ’ 、 - ,ノル'ニニ彡'ジ 
 _,,..-'"~,~'' v’.  /i゙|iYソ )./ミ三彡ヽ、
{Y"_,.`''~´ {i!  ,.O==(ン゙ ソ ;   ,ゞー',._
  ̄"t;v'   :i!. /<_,<__/'"'(_,(_,ン´   \
    ヾi!   i!' /_"           ヽ.                          , -‐-ー .、
     ヽ.  `-' }       _   / ; l                         ,'    ヽヾ
        ヽ.__;_},,} ; .   } ; '   イ    |                           i  .,ハハバゝ
         l.\..__/ _ .}   _/.ハ   }                         i!i| ─ ─i!
        ゛、  }`i' .l"~ ̄{ ,/  ヽ; /                       ';;.':   、. - ノ’ 
          } l l {   }.〈    { l             , -‐- 、.     〈ヾ/゙ノi  /〈にづ┓
          { } 〈; .}  //   ,| l           ,〃   ; ヽヾ.    _.ノUUZゝぐ___,/__||卅]
             | l  l l  //     .i i'            ハミ((メノリ从))   ~,'(_,(ソ__//゙> .>./ヾ⌒ヾ
           / }. { } /_〈      ,! 〉    ∧∧     | i(|;;-;;;;;-;;i!l    (--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
          ,.zk_/ /k._)       '-^'    (-x- ) )〜 | トリ、;;;;-;;;ノl'!     ゞ/__彡' ¨゚¨    ゞ/__彡'
27この名無しがすごい!:2013/04/23(火) 22:03:23.40 ID:uUGyb7cD
ドミノを並べ始めたら終わらない佐々木さん
ジグソーパズルを(ry
ピタゴ(ry
28この名無しがすごい!:2013/04/23(火) 23:57:13.32 ID:Fc9xk8mD
>>26
なんだこれ
29 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/04/23(火) 23:59:52.90 ID:ZlSopqml
佐々木かわいいよ佐々木
30この名無しがすごい!:2013/04/24(水) 20:32:02.86 ID:5bp+Pk5w
ここでも保管庫でも増えつづける
ゴミのようなAA
作ってる奴頭おかしい
31この名無しがすごい!:2013/04/24(水) 20:55:43.81 ID:MvCPuDSd
佐々木かわいいよ佐々木
32この名無しがすごい!:2013/04/24(水) 21:03:17.25 ID:4rSxsSMD
佐々木さんに自覚してる癖はあるのだろうか
33この名無しがすごい!:2013/04/24(水) 21:27:53.86 ID:9YoDCnIv
キョンが視界内にいると、目の端で追ってしまう
34この名無しがすごい!:2013/04/24(水) 23:02:28.11 ID:4rSxsSMD
>>33
自覚した、自覚してしまった瞬間を見てみたいw
35 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/04/24(水) 23:50:10.65 ID:agWsebql
佐々木さん今晩は
36この名無しがすごい!:2013/04/25(木) 04:43:20.00 ID:gRE2WSzy
佐々木さん久しぶり
SS読んだら佐々木さんの色を思い出したお ヽ(=´ω`=)ノ
37この名無しがすごい!:2013/04/25(木) 07:40:07.74 ID:VkoIi0PT
>>36
おんしのオススメを語っておくれやす
38この名無しがすごい!:2013/04/25(木) 19:50:38.65 ID:rAnFiKd4
>>36じゃないけどwikiにあるもので一番はやっぱり「巨人の詩」かな
悲しい話だけど、いい作品
ほのぼのものだと「キョンと佐々木さんとハルヒの生活」
佐々キョンの子供がハルヒというカオスな話だけど何故か情景が目に浮かぶ
39この名無しがすごい!:2013/04/25(木) 19:52:20.82 ID:rAnFiKd4
sage忘れた……
40この名無しがすごい!:2013/04/25(木) 20:04:30.22 ID:S+LpnJiX
君がいるから
明日があるから
一人きりじゃ
生きていけないから
41この名無しがすごい!:2013/04/25(木) 20:42:41.17 ID:VkoIi0PT
>>38
後者の、母娘揃って「マヌケ顔」とツッコまれるキョンが個人的にストライクっす

公務員と作家、佐々木さんが旦那にするならどっちのキョンを選ぶのかなー
42『ヤンデレ佐々木とヤンデレキョン』:2013/04/25(木) 22:05:03.77 ID:CSs4qugc
※バカップル、アホの子注意。

「釈明はあるかね?」
「お前がな。」
睨み合う二人。目で殺せ。空前絶後の視殺戦である。
「キミ、随分涼宮さんや長門さんと楽しそうだったね?いいねぇ。あんな美人達と過ごせて。」
「お前こそ、古泉や藤原と随分よろしくやっていたみたいだが?あいつらイケメンだからな。」
背後に忍ばせるナイフ。相手の返答次第では真っ赤な華を咲かせるだろう。
「くっくっ。浮気の言い訳に必死に調べたみたいだね。だが残念だったね。彼らとはたまたま道で会っただけさ。」
「嘘つけ。楽しそうに笑ってやがったくせに。それにだ。お前、ハルヒにせよ長門にせよ、SOS団のメンバーと団活すんなってか?」
キスまで5センチ以下の距離。視殺戦は続く。
「話は平行線だね。」
「だな。残念だ。」

「「そんな浮気性なキミ(お前)を殺して、僕(俺)も死ぬ。」」

使われた凶器は口唇。
口唇を合わせて相手の窒息を狙おうとした二人だが、途中で息が続かなくなり、息を吐き出す。
相手を死に至らしめる事は出来なかったが、脅威は与えたはずだ。

「これに懲りたら、浮気はやめたまえ。」
「お前が懲りろ。次は舌を入れて窒息させてやる。」
「それは僕のセリフだ。」

二人は、そう吐き捨てるとそっぽを向いて歩く。その手は、しっかり繋がれていた……。

「ヤンデレとヤンデレだと、ただの攻撃的なカップルなのです……。」
「現地人め。爆ぜろ!」
「――マイナ――スの――2――掛け――で――プラ――ス――」

END
サブタイ、『―×―=+』。
43この名無しがすごい!:2013/04/25(木) 22:47:02.57 ID:VkoIi0PT
ヤンデレの敵意は本人には向かわず、周りの人に向かうそうです
つまりこの二人は、周りに邪魔されないよう病んでるふりをしながらイチャついてるのだ!
44この名無しがすごい!:2013/04/25(木) 23:37:06.22 ID:VkoIi0PT
急に雨が降り出しました、寒冷前線通過中みたいですよ佐々木さん
おやすみなさい…
45 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/04/26(金) 00:00:37.46 ID:8Lnul1Yo
佐々木はおわこん
46恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/04/26(金) 01:17:03.39 ID:2zI/hFDT
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 動き出す想いその3

自分の部屋のドアを開けようとして、ドアノブに手をかけると、私は鍵が掛かっていないことに気づいた。
 誰が中にいるのか、開けなくてもわかる。
 「お帰りなさい。遅かったわね」
 朝倉涼子。私の従姉妹であり、クラスメ-トであり、親友でもある。
 「長門さん、またキョン君の家にお邪魔していたの?」
 従姉妹なのに、私のことを「長門さん」と呼ぶのは、彼女の妙な流儀だ(私は彼女のことを涼子と呼んでいるが)。
 ”彼”の家からもらった惣菜を冷蔵庫に入れ、テ-ブルの上に他の荷物を置く。
 「キョン君も、キョンくんの家の人も、人がいいよね。御飯たべさせてくれて、おかずまで持たせてくれるなんて」
 キョン――そう呼ばれている私の友達。私はそんなに友達が多い方ではない。その少ない友人の中でも、私が心許せ
る友達の一人だ。

 彼との出会いは本当に偶然。中学時代は別の学校だった。その中学時代に彼と知り合った。
 高校で一緒のクラスになり、二人とも図書委員になり、私達は友達になった。
 彼は不思議な男の子。彼といると、心が落ち着く。自分でもあまりコミュニケーション能力が高いとは思ってないけど、
彼とは普通に喋れる。とても楽しい気分になれるのだ。

 「でもね、長門さん。キョン君も所詮男の子だからね。中学時代みたいにならないように気をつけなさいよ。一目ぼれ
したとか言ったくせに、浮気してすぐに別れたあいつみたいなことにならなければいいけど」
 「彼とはそんな関係じゃないわ。彼は友達よ」
 そう答えながらも、心に少し苦い思い出が蘇ってくる。
 
 中学時代、私は同級生に告白された。地味な私に一目惚れしたと言ってくれて、嬉しかった私は、その男の子と付き合
うことになった。
 でも、長くは続かず、その男の子とは結局別れた。彼が私をどんなふうに見ていたのかはよくわからないが、思い描い
ていた私と、現実の私が違ったらしい。
 その男の子は他の女の子と付き合うようになり、そして別れを告げられた。それを聞いて涼子は大いに憤慨してくれて、
私も落胆したが、忘れるように努力した。
 高校に入り、私は彼――キョン君と友達になった。彼のいいところは方にはめようとしないところだ。
 中学の同級生は、自分の理想や考えを過度に押し付けようとする傾向が強かった。私はそれに答えようとしていたが、結
局、無駄に終わった。彼にはそんなところは全くない。一緒にいて、ストレスを感じないのだ。
 
 正直に言えば、彼との関係は友達以上になりたいと思う時がある。だけど、あまり多くは望まない。彼と友達でいられる
今の関係が、私には落ち着くのだ。
 ごまかしているだけなのかもしれない。だけど、しばらくはそれでいい。今の暖かい、居心地がいい彼との友達関係は、私
にとってかけがえのないものだから。
47この名無しがすごい!:2013/04/26(金) 07:47:29.27 ID:nIX3UyrQ
>>42
乙。これはいいヤンデレごっこ。

>>43の言うようにヤンデレの攻撃性は他人に向かって、
メンヘラはそれが自分にタチの悪い形で向かうものだと思っているんだけど、
それで周りを精神的に参らせるならどっちも親戚みたいなものかもしれない。
スレ違いかもしれない失礼。
48この名無しがすごい!:2013/04/26(金) 08:37:15.38 ID:8Lnul1Yo
カリモフさんは、昔ちゅるやさんAAスレを立ち上げた人なの?
49『卯月の昼の夢』:2013/04/26(金) 09:36:48.41 ID:AJ3idtbr
※バカップル、アホの子注意

『安心、それが人間の最も身近にいる敵である。』
―シェイクスピア―
「全く、この格言通りだ。」
中学時代からの付き合いであるキョン。少し目を離すと他の女の子に目移りしてしまう。
包容力のある女である所を見せようと、一年程放置しておいたら結果がこれだよ。
大方、涼宮ハルヒに付き合わされて、洗脳でもされたのだろうが。だが。
「(女の純情を踏みにじる浮気者には、罰を与えないとね。)」
今日はキョンの家にお呼ばれだ。少し思い知らせる必要があるだろう。私は喉を鳴らすとキョンの家に向かった。

『安心、それが人間の最も身近にいる敵である。』
「ったく。この格言通りだな。」
中学時代からの付き合いである佐々木。束縛を嫌う性格なので一年程放置していたが、また関係が戻った。
別の男が佐々木に告白。そんな話を本人から聞いて平静でいられるかね?俺は無理だ。
「男の純情を踏みにじると、どんな結果になるのか思い知らせる必要があるな。」
久しぶりに佐々木を自宅へ呼び、佐々木を待つ。

さて。九曜さん謹製の睡眠薬。これを飲ませて裸に剥き、朝日の差し込む部屋に私と一緒にいたら、キミが誰のものかはわかるだろう。

長門謹製の睡眠薬。象でも眠らせると御墨付きのこいつを飲ませ、裸に剥いて俺のベッドに寝かせていたら、俺の気持ちもわかるだろう。

「((気分はオセローだ。))」
デズデモーナを殺すオセローも、こういう気分だったのだろうな。二人はなんとなくそう思った。

――――――――――――――

「キョンくーん、佐々木お姉ちゃーん、起きてー。」
幸せそうな顔をして、机に突っ伏す二人。安心しきったその表情は、見ている人間が微笑ましくなる程だ。

「彼は頭は悪くないんですがね……」
「佐々木さんもなのです……」

でも馬鹿だ。
二人の超能力者は、そう上司に報告したのであった……。

END
ヤンデレごっこ。傍迷惑なバカップルを書きたくて書いてみました。
本当は、真夏の夜の夢のネタを使いたかったんですが、『真夏の夜の淫夢』が頭を過り、オセローにしたという経緯があります……w
50この名無しがすごい!:2013/04/26(金) 12:27:09.94 ID:RC616Wk4
支援&乙〜

>>46
またも長門の方にぐいーんと引っ張られる…

>>47
メンヘラの意味を初めて知った
ありがとう?

>>49
空回るカポーは似た者同士
でも象でも眠らすはヤバイ、もうちょっと抑えたげて!
51この名無しがすごい!:2013/04/26(金) 17:32:41.38 ID:WfXh1EHU
佐々木かわいいよ佐々木
52この名無しがすごい!:2013/04/26(金) 20:15:50.35 ID:RC616Wk4
連休はどう過ごしましょうかね佐々木さん
53この名無しがすごい!:2013/04/26(金) 21:28:31.54 ID:mdGi8CZO
今日発売のハルヒの画集を見て過ごす

のはあまりオススメしかねる。
佐々木さんも既存のものはいくつか掲載されているが、
さほど大きくもないし、新規はなし。
あの特典冊子の水で助ブラ佐々木を持ってない人は買ってもいいが、
あれもかなり小さいので、ガッカリ感におそわれるかもしれん
54この名無しがすごい!:2013/04/26(金) 21:54:08.63 ID:AJ3idtbr
>>53

佐々木「僕達の画集が出たみたいだね。」
橘「どういうカットがあるのか、楽しみなのです。」
キョン「佐々木は限定キャラクターと言われているからな。画集で出番は多いんじゃないか?」
佐々木「何にせよ楽しみだね。」

現実は非情である。

藤原「画集でくらい、出番がある……そう思っていたんだろう?
おっ、青ざめたなお前ら…図星だろう?
ズバリ当たってしまったか……
なァーッ!?(泣)」
周防「――涙――――目――」
佐々木「……うん、知ってた。」
キョン「藤原……お前も涙目だぞ……」
橘「う〜〜ううう あんまりだ…
HEEEEYYYY
あァァァんまりだァァアァ
AHYYY AHYYY AHY WHOOOOOOOHHHHHHHH!!」

……といった具合ですか……?見事な肩透かしというか……
あァァァんまりだァァアァ
55この名無しがすごい!:2013/04/26(金) 22:54:14.81 ID:RC616Wk4
佐々木さんフォルダに新たな潤いを!
56この名無しがすごい!:2013/04/26(金) 23:59:55.75 ID:wp5Onvdj
>>49
すげー気に入ったこのシリーズ。もっとやって下さいお願いします
57この名無しがすごい!:2013/04/27(土) 00:49:50.83 ID:useI9jk5
まだ入手してないけど、まとまった佐々木さん画集ということか…。
いやまあそんなもんだろうとも、望みも掛けてはいたけどね。

>>49
いや現行タイトルでもそれ連想してしまうorz

>>54
これ見て、
九曜→サンタナ
橘→エシディシ
佐々木→ワムウ
藤原→カーズ

という配役思いついた。サンタナとカーズポジはわりと合っていると思う。
58 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/04/27(土) 05:35:20.62 ID:BLiUK98F
画集出た?
59恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/04/27(土) 16:02:31.20 ID:n07ceu8+
  恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 動き出す想いその4
 
 我が家の中庭に咲いている、白いコデマリの花が春の微風に揺れている。もうすぐ、この花の時期も終わる。
 コデマリの樹上には、小さい藤棚が有り、紫色の房花が鮮やかに花開いている。
 コデマリは小さな花の集合体で、切花に使われる美しい花だが、花弁は散りやすいので、家の中に飾るのは、
実はあまり向いていない。花が咲き終わると、古い枝を剪定して、花が咲きやすくなるようにしなければなら
ない。
 花言葉は、「品位」「優雅」「友情」「努力」。

 その白い花をながめながら、僕はある女性のことを考えていた。
 朝比奈みくる。
 谷口が連れて行ってくれた合コンで知り合った、可愛らしい、一つ上の女性。
 愛らしさと優雅さを併せ持ち、ある種の品位を兼ね備えていた彼女の事を、気がつけば考えている。
 同年代で、あれだけ花に詳しい女性に初めて出会った。
 メ-ルアドレスと電話番号を、別れ際にこっそり教えてくれた。
 「男の子に電話番号教えるの、初めてです」
 そう言って、彼女は僕のメ-ルアドレスと電話番号を、彼女のIフォン5に登録していた。

 「みつる」
 母さんが僕を呼んでいる。
 「母さん、花を届けてくるから、店番をお願いね」
 「ああ。気をつけて」
 店内はいつもより花の数が多い。
 ”そういえば、近々華道の家元たちが集まる展示会があったな”
 我が家は青山方丈流と池坊の地元支部、松露天流の三流派と取引が有り、利用して貰っている。特に青山方丈
流は地元でも学んでいる人が多く、おかげでうちを贔屓にしてくれる人も多いのだ。
 店内に、その開催を知らせるポスターも貼ってある。
 ”今度、行ってみるか”
 そのポスタ-を眺めながら、そんなことを想い、同時に彼女を誘ってみようかな、とそんなことを考えていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 「京子」
 夕食前に家に戻ってくると、母親が店の中から私を呼んだ。
 「京子、悪いんだけど今から多丸さんところにお酒届けてくれない?お父さん、配達に行っていないのよね。急な
頼みなんだけど、多丸さんところは昔からの付き合いだしね」
 「いいよ。私が届けるくるね」
 「済まないわね。白鷹の純米酒、一升瓶3本だから気をつけてね」
 
 私の家は、地元では名の知れた酒屋で、取引している店も多い。「多丸さん」のところとは、地元で人気の寿司・
和食店で、開店当初からうちを利用してもらっている。兄弟二人で経営していて、イケメンの弟さんは人気がある。
 スク-タ-を止め、裏口の戸を叩き、中に入る。
 「ごめんください、橘酒屋です。配達に来ました」
 「やあ、すまないね、京子ちゃん。急に申し訳ない」
 店長でもあるお兄さんは、すっかり顔なじみだ。
 「いえ。こちらこそ、いつもお世話になっているので。白鷹の金松純米酒でしたね?」
 「うん。ありがとう。お父さんとお母さんによろしく言っといてね」
 頭を下げて、その場を立ち去ろうとした時だ。
 ”?”
 カウンタ-越しに、店内の様子が見えるのだが、そこに私は見覚えのある男女の姿を見つけた。
 ”あれは、古泉さんと、それと・・・確か、森さん?”
 
60この名無しがすごい!:2013/04/27(土) 16:07:48.89 ID:n07ceu8+
最近、トップペ-ジ画像で新しく見かけるようになった佐々木さんの絵、何か可愛いです。
作者は誰ですかね?
61この名無しがすごい!:2013/04/27(土) 17:44:59.76 ID:mDIcbN1y
ダーウィンが来たを再放送があるからと日曜日は別の番組見てたのに、野球中継延長で潰れてしまいました
悲しいです佐々木さん(´;ω;`)

>>59支援ー
いずれ破綻する男、今まさに破綻しようとしてる女ですな

>>60
貼ってくれると有り難い
携帯故、軽くするため滅多に画像取得しないものでどれだかわからない…
62変身:2013/04/27(土) 18:33:15.94 ID:7azfJqXL
まだあったんだ
このスレ
63この名無しがすごい!:2013/04/27(土) 19:01:41.11 ID:gjZc6PHL
>>56
気に入って頂き、ありがとうございます。
ぼちぼち書いていきます。

車にワックスかけて、シートカバー洗濯して、エアコンフィルターまで交換したら、一日かかったのです。
ラブリーな車だけに、見た目はバッチリ決めてやりたいのですよ。
最初は嫌で嫌で仕方なかったのですが、一周回ると可愛い奴なのです。
64『監禁のススメ』:2013/04/27(土) 20:21:24.37 ID:gjZc6PHL
※バカップル、アホの子注意

相手を監禁。よくある話だ。だが。
「どうするかね?」
「俺に聞くな。」
お互いの手錠がお互いにはまってしまったというのは、流石に予想外過ぎた。

所詮玩具の手錠。それだけに間隔を広く取り、棒で固定したわけだよ。痛くないように、ファーをつけて。
キョンもどうやら、同じ気遣いをしていたようで、私達は現在、ファーがついた手錠で腕を固定されている。

まぁよくある話だよな。浮気癖が直らない彼女をとっちめる話。散々にくすぐり倒し、仕置きをしてやろうとしたんだが……

端から見ると、へんてこなSMプレイ。または強盗に入られた後だ。いや、好意的に解釈されても後者はないかな?まぁキョンとならば前者と取られても、私は一向に構わないけど。

「大体、キミが悪いんだ。」
「お前だろ。『キミが身動き出来ないように縛り上げて、何も見えない、何も聞こえないようにして差し上げたい。
そうすれば、僕のことだけを考え想い続けるでしょ?』と抜かしたのを忘れて浮気しやがって。」
「浮気はキミだ。キミなんて『この髪も、耳も口も目も、誰にもやらない。誰にも渡さない。全部全部、俺のモノだ。』と言ったじゃないか。」
睨み合う二人。そこに橘と古泉から仲裁を頼まれた藤原が来たが……
「……すまん。邪魔をしたか。」
そっと部屋のドアを閉じようとする藤原。
「邪魔をしたぁ?わかってるじゃないか。」
「あぁ、そうだよ。邪魔だよ、未来人。」

「「邪魔だとわかってるなら、わかってるなりの対応をして欲しいものだが。」」

二人でやれやれ、とジェスチャーをする。その時。棒が手錠からするりと抜けた。
家の外では古泉と橘が、泣きながら出てくる藤原を盛大に溜め息をついて出迎えた。

「行かなくて正解だったのです。」
「全くです。未来人にお願いして正解でしたね。」
「みくる姉さぁーん!こいつらが僕をいじめるよぉーっ!」

END
65この名無しがすごい!:2013/04/27(土) 20:36:55.80 ID:n07ceu8+
>>61 すいません、やり方がわからないので、書きますね。キョンが寝ていて、それを起こしている
絵、それと少し膨れづらしている佐々木さんです。
66この名無しがすごい!:2013/04/27(土) 20:56:25.69 ID:mDIcbN1y
すまぬが状況が理解できてない、故に保留で
手錠の輪っかに手首と棒が一緒に入ってる?
キョンと佐々木さんの態勢は向かい合ってるのか背中合わせなのか、はたまた片手同士が繋がってるのか(?_?)
67この名無しがすごい!:2013/04/27(土) 21:07:37.45 ID:gjZc6PHL
あとで再修正盤をあげます。
68この名無しがすごい!:2013/04/27(土) 21:55:18.19 ID:mDIcbN1y
>>65>>67
お二方とも、お手数かけさせてしまい申し訳ないですm(__)m
トップ絵の方は頑張ってリロード繰り返してみます
69『監禁のススメ』再修正:2013/04/27(土) 23:03:43.46 ID:gjZc6PHL
※バカップル、アホの子注意

相手を監禁。よくある話だ。だが。
「どうするかね?」
「俺に聞くな。」
お互いじゃれているうちに、手錠がお互いにはまってしまったというのは、流石に予想外過ぎた。

現在、私達はお互いに一本ずつ棒を首の後ろにつけ、両手首を手錠で縛られた形になり、向かい合わせで座っている。
所詮玩具の手錠なのだが痛くないように、ファーをつけておいた。
キョンもどうやら、同じ気遣いをしていたようで、私達は現在、ファーがついた手錠で手首を固定されている。

まぁよくある話だよな。浮気癖が直らない彼女をとっちめる話。散々にくすぐり倒し、仕置きをしてやろうとしたんだが……

端から見ると、へんてこなSMプレイ。または強盗に入られた後だ。いや、好意的に解釈されても後者はないかな?まぁキョンとならば前者と取られても、私は一向に構わないけど。

「大体、キミが悪いんだ。」
「お前だろ。『キミが身動き出来ないように縛り上げて、何も見えない、何も聞こえないようにして差し上げたい。
そうすれば、僕のことだけを考え想い続けるでしょ?』と抜かしたのを忘れて浮気しやがって。」
「浮気はキミだ。キミなんて『この髪も、耳も口も目も、誰にもやらない。誰にも渡さない。全部全部、俺のモノだ。』と言ったじゃないか。」
睨み合う二人。そこに橘と古泉から仲裁を頼まれた藤原が来たが……
「……すまん。邪魔をしたか。」
そっと部屋のドアを閉じようとする藤原。二人は藤原を向いた。
「邪魔をした?わかってるじゃないか。」
「あぁ、そうだよ。邪魔だよ、未来人。」

「「邪魔だとわかってるなら、わかってるなりの対応をして欲しいものだ。」」

二人でやれやれ、とジェスチャーをする。その時。傾いだ棒が手錠からするりと抜けた。
どうやら、抜けようと思えばいつでも抜けられたらしい。
……どうやら超能力者達に一杯食わされたようだ。

家の外では古泉と橘が、泣きながら出てくる藤原を出迎えた。

「行かなくて正解だったのです。」
「全くです。未来人にお願いして正解でしたね。」
「みくる姉さぁーん!こいつらが僕をいじめるよぉーっ!」

END
再修正。
犬も食わぬなんとやら。
70この名無しがすごい!:2013/04/27(土) 23:20:36.98 ID:AdB7CDWo
藤原と朝比奈みくる(大)に、ドラゴンボールの未来トランクスの爪の垢を煎じて飲ませてやりたいな。
生後1歳にも満たない中で世界は、人造人間による地獄と化して父親も仲間も死んで
たった一人で戦っているのに、グレたりせずしっかり前向きに生きてる好青年なんだぞ。

それに比べて藤原と朝比奈みくる(大)は、自分では何も出来ない癖に、何だかんだと指令を押し付けて、肝心な事は禁則事項だと一切何も語らず
自分たち未来人の揉め事を、過去に持ち込んで尻拭いをさせる。全く情けないったらありゃしない。
71この名無しがすごい!:2013/04/27(土) 23:58:07.36 ID:Ou57dyXj
佐々木って、ドラえもんのジャイ子、うる星の忍みたいなのじゃないの?
72この名無しがすごい!:2013/04/28(日) 02:02:51.85 ID:d/vSsQT9
>>69
ひどいwww
73この名無しがすごい!:2013/04/28(日) 06:18:57.98 ID:QX7Ha/2v
>>69
今度こそ乙ー
この手錠セット、超能力ズが趣味で使ってるやつに違いないw
74この名無しがすごい!:2013/04/28(日) 09:06:39.26 ID:UQpc4O11
一連のバカップル話。タイトルは
『ヤンデレ(?)佐々キョンシリーズ』

『やんやんでれでれささきょんさん』
のどっちがいいと思う?
75この名無しがすごい!:2013/04/28(日) 09:31:42.90 ID:QX7Ha/2v
>>74
後者に一票!
76この名無しがすごい!:2013/04/28(日) 15:53:21.64 ID:p2m+wCaJ
>>74
後の方がかわいい
77 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/04/28(日) 16:33:30.16 ID:gs4x0Q2x
>>70
朝比奈さんの世界がトランクス並の地獄でないとする根拠は?
78この名無しがすごい!:2013/04/28(日) 20:13:51.98 ID:UQpc4O11
>>75-76
では後者、『やんやんでれでれささきょんさん』で。
79この名無しがすごい!:2013/04/28(日) 20:46:15.43 ID:D3HJvY/j
>>1
佐々木さん、かわいい
80この名無しがすごい!:2013/04/28(日) 21:13:04.04 ID:QX7Ha/2v
バイオハザードのゾンビって、シリーズ重ねるごとに機動力上がる代わりに耐久性落ちてますよね佐々木さん
アンブレラ社の方針なんでしょうか
81この名無しがすごい!:2013/04/28(日) 23:06:36.42 ID:a93nQ2o4
>>79
このAA作ったやつ箱とかいう有名なハルヒヘイターやで
82『やんやんでれでれささきょんさん』:2013/04/28(日) 23:15:18.06 ID:UQpc4O11
『空鍋事件』

ガスコンロに火をかける佐々木。鍋を置き、鍋をかき回している。
「全く我が儘なものだ。いきなりラーメンが食べたいとは。」
まぁそれでも。自分を頼りにし、自分の手料理(といえるかは疑問だが)を食べたいと言われるのは、嬉しくはある。このせっかくの二人の時間を楽しみたい。のだが。

「僕にとって、キミと会えなかったこの1年がすべてだよ。
キミと過ごした時だけが、僕の生きた時だった。そう確信している。」

虚ろな目をしながら鍋をかき回す。その鍋の中は……空だ。
事の展開を見守っていた橘が引き付けを起こす。佐々木はラーメンを投下しようとして鍋の空炊きに気付いた。
「うかつだね。僕とした事が。」
夢から醒めたような表情で、空炊きした鍋を冷やす。出来たラーメンは……

「……カップ麺を手料理という奴も珍しい。」
「嫌なら食べるな。」

お湯をかけて三分、人類の叡智の結晶。カップ麺である。

「随分時間が掛かっていたな。」
「少々手間取ってね。」

「(言えない……中学時代を思い出してトリップしていたら、いつの間にかお湯が蒸発していて鍋を空炊きしたなんて、言えない……)」

END

みくるでやると、シャレにならないネタ。
「朝比奈さん、空鍋はやめて下さい!」
83この名無しがすごい!:2013/04/29(月) 00:43:30.09 ID:G+SPBc0q
>>82
空鍋というとみくるの十八番だというのは割と有名だと思うけど、
確か元ネタの主人公もキョンの人だったような((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
84この名無しがすごい!:2013/04/29(月) 08:24:46.74 ID:kuOlm0zh
>>82
最近ヤンデレに嵌まってるのかとツッコみたいw
空鍋って最初は水入れてたのね、初めて知った
85この名無しがすごい!:2013/04/29(月) 08:59:19.96 ID:HwSjVt80
>>83
あれは、みんなのトラウマですねw
アニメ見た時の原作との解離には……おお、もう…。
佐々木に声優がつけば、声優ネタも多数出るのでしょうがw

>>84
乙感謝。
空鍋は、元ネタだと壊れっぷりからして最初から水が入っていなかった可能性が微レ存w
当初は、ヤンデレものが書きたくてプロット練ったんですけど……
「ヤンデレシチュエーションで、アホの子同士なら面白いだろうな。」
というしょうもない発想から、こうした話にw
86この名無しがすごい!:2013/04/29(月) 09:18:17.57 ID:OzPMhFT2
確かハルヒちゃんOPで「朝比奈さん!空鍋はやめて!空鍋は!」ってキョンが言ってたような……
87『やんやんでれでれささきょんさん』:2013/04/29(月) 12:27:17.13 ID:HwSjVt80
『お弁当』

不思議探索。ハルヒは皆が作ったお弁当に不思議があるかも知れない、と佐々木を含めて呼び出した。
性格を除けば、パーフェクトなハルヒ。お弁当は素晴らしい味だった。
俺は普通の弁当だ。まぁハルヒ達と佐々木の弁当は違うがな。
「あんた、佐々木さんの弁当だけ違うのね。」
「ああ。シーフードパスタを中心にしている。」
「まるで、あんたの部屋の匂いね。」
「さも来た事があるかのように言うな、馬鹿。」

やれやれ。変わらず浮気だとは見せつけてくれる。
「佐々木さんのお弁当も、彼のだけ変わっていますね。お粥ですか。」
古泉くんが声をかけてきた。
「ああ。でんぷん質は、唾液と混じった際に甘味を感じるからね。」
「そうですか。」
古泉くんは疑惑の視線だ。匂いを嗅ごうとしてきたので、慌てて引き離した。ネタをばらされても敵わない。それに顔が近いんだよ、気持ち悪い。
キョンが鬼の表情を向けているが、知った事でないね。浮気の罰さ。
お弁当を皆でつつく。

「うん、美味しい。」
佐々木はシーフードパスタを美味そうに食べている。……苦労したんだぜ?シーフードパスタの上にかけるソース。

「旨い。」
キョンはお粥を美味しそうに食べている。……苦労したんだよ?お粥にかけるタレ。

「(こ、古泉くん……)」
「(ええ……)」
シーフードパスタから、伝聞に聞くアレのような匂いがし、お粥のタレは無色透明だが、磯臭い。
「(まさかとは思うけど……あれって……アレ?)」
「(ぼ、僕にも何分経験がありませんで……。ただ、確かにシーフードパスタは匂いが似ています。)」
「(み、みくるちゃん?!)」
「(あ、あのタレは、アレっぽい匂いです!ふ、ふええ!)」

しかし上手いものだね。イカを磨り潰して、ペースト状にしたのか。多少イカ臭いけど、そこは後程に指摘するか。

何かやると思っていたが、佐々木はうま味調味料を薄く使い、無色透明なタレを作ってきた。多少磯臭いのは、昆布からだろう。発想の勝利だな。

「分けて欲しい。」
有希が二人に声をかける。だ、ダメよ!あれは二人の……。有希が佐々木さんからパスタを、キョンからお粥を貰う。
「……パスタは、バジルなどの香草を効かすといい。烏賊のペーストソースの匂いに対し、全体的に香りが弱い。」
「成程。」
……え?
「お粥は、胡麻などをアクセントにするといい。無色透明な出汁は面白いが、そのままでは平坦すぎる。」
「ふむ。改善の余地があるか。」
…………はあぁあぁああああ?!

不機嫌になったハルヒに、何故か俺が徹底的にやられ、古泉、朝比奈さんにもやられた。
大規模な閉鎖空間が起き、古泉が悪戦苦闘。朝比奈さんが団室で虚ろな瞳で鍋を空炊きしていたのは、また別の話だ。

「……俺が何をしたというんだ。」
「日頃の行い。」
「日常じゃないか。」
「……ユニーク。」

END
ヤンデレ弁当、勘違い篇w
88この名無しがすごい!:2013/04/29(月) 13:07:36.95 ID:kuOlm0zh
改変後である可能性
世界改変されてこのような結果になったのかもしれない

改変前は
89この名無しがすごい!:2013/04/29(月) 14:22:11.05 ID:bmgLkU3C
>>88
改変があっても、ほとんど変わってなかったりして
90この名無しがすごい!:2013/04/29(月) 15:49:33.52 ID:G+SPBc0q
まとめwiki3月分を更新しました。

その他、
・タグに「エイプリルフール」、「中3以前」、「ゲームネタ」を追加
・「佐々木さんのキョンな日常」を長編に移動(シリーズものにあったのはリンク案内で残してます)
 改めて完結乙。
・ページ名間違えてしまったのもあるけどご容赦を。
91この名無しがすごい!:2013/04/29(月) 16:09:45.01 ID:kuOlm0zh
>>89
まあ、確認しないうちは風船だって人工衛星だってUFOだものねw

>>90
本当に毎回毎回ありがとうです
92この名無しがすごい!:2013/04/29(月) 22:02:25.06 ID:HwSjVt80
>>90
乙です!
毎回ありがとうございます!
93この名無しがすごい!:2013/04/29(月) 22:16:40.98 ID:VJkrPGW6
>>90 毎回、御苦労さまです。作者として、感謝しています。しかし、書いた本人が言うのもなんですが、
「佐々木さんのキョンな日常」て、長すぎたかな……いずれにせよ、読んでいただいたかた、まとめて
頂いた方にもう一度厚く御礼申し上げます。
94 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/04/29(月) 23:54:20.79 ID:2WRP5qp6
佐々木かわいいよ佐々木
95この名無しがすごい!:2013/04/30(火) 07:32:55.18 ID:EUzvcQnX
おはよう
96この名無しがすごい!:2013/04/30(火) 07:43:45.70 ID:tZ20n22e
連休の隙間はダルいですね佐々木さん…
97この名無しがすごい!:2013/04/30(火) 14:16:33.45 ID:TYkm6mCe
連休を楽しむ為に残業……
なかなか納得いかないのですよ。
98この名無しがすごい!:2013/04/30(火) 15:32:25.60 ID:saKauONG
さっき超電磁法の第二話見たんだけど、登場した白衣の美少女が、チンピラ不良たちに囲まれて
普通なら涙目でガクブルなのに、全く落ち着き払って逆に不良たちを困惑させて
話術と演出と恐怖感を煽って、麻酔針で不良たちを全滅させたのを見て
佐々木も不良に絡まれて路地裏とかに連れ込まれても、冷静に対処しそうな気がした。
99この名無しがすごい!:2013/04/30(火) 18:15:40.82 ID:tZ20n22e
佐々木さんは防犯ブザー、ICレコーダー、GPS、手製のスタングレネードを常備してます
100この名無しがすごい!:2013/04/30(火) 18:16:51.50 ID:2WTXu9OP
最低限の合気道とかたしなんでそう
101この名無しがすごい!:2013/04/30(火) 21:26:40.90 ID:TmWZuPs2
>>87
102この名無しがすごい!:2013/04/30(火) 21:35:17.92 ID:gwogIqFZ
しかし、もうすぐ、ツガノガク氏の漫画も終わる。Rainy dayは漫画家されるのだろうか?
佐々木さんの出番はぷよ氏の漫画だけとなる。佐々木さんのスピンオフ漫画出して欲しい。
103この名無しがすごい!:2013/04/30(火) 22:24:27.12 ID:tZ20n22e
ぷよにはボケに回る佐々木さんをぜひ
104 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/04/30(火) 23:50:59.00 ID:VF4ZJqa8
下手したら、透けブラがツガノハルヒ最終回になる
105この名無しがすごい!:2013/05/01(水) 00:17:30.10 ID:ycVLa/2I
佐々木さんこんばんは
106『やんやんでれでれささきょんさん』:2013/05/01(水) 00:27:00.71 ID:LIgtpn2j
『ヤンデレのお互いに愛されて眠れないふたり』※バカップル、アホの子注意

「ハンカチに付いてた血ってお前のだったんだ…ちょっと勿体無いことしたな…血の付いた部分だけ切り取ってから捨てれば良かった。」
「涼宮さんなんて全然、キミのこと分かってないんだよ。キミのことを世界で一番分かってるのは、僕だ。他の誰でも無い、この僕だけだ。」
「それはそうと…一人で飯食ったのか?……橘、藤原、周防の匂いがするんだが…。」
「涼宮さん達なんかにキミは渡せなくてね。その算段の為さ。」
「そうかい。今日お前の飯を作ってやれなかったのは、橘達に話をつける為だったんだがな。お前と一緒にいたのか。」
「そうだよ。だが、キミの近くにあんな連中はいらない。あんなのが近くにいたらキミが毒される。」
「また酷い事を。あいつらと料理なんて食べたから、お前が毒されたな。あ、でも料理を食べたってことは口の中も食道も胃の中まで毒されているな。」
「どうするかね?早く全部綺麗にして頂きたいのだが?」
「そうかい。なら俺がぜぇんぶ綺麗にしてやる。」ガバッ

…………………………………………

「最近、キョン痩せたわね。」
「諸般の事情で、眠れなくてな。」

「最近、佐々木さんツヤってるのです。」
「諸般の事情で、眠れなくてね。」

END

台本形式。二人のシチュエーションは想像にお任せ。元ネタ改変で、バカップルにしてみました。
元ネタは『ヤンデレな女の子に死ぬほど愛されて眠れないCD』。
107恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/05/01(水) 00:38:33.60 ID:TWaiVQQj
   恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 動き出す想いその5

 多丸さんのお店を出て、私は家に戻った。
 さっき見た光景。古泉さんと森さんの二人。私に比べて、もともと大人びて見える二人だけど、今日見た姿は一段と
大人びていて、特に古泉さんは格好よかった。
 ただ、一つ気になることがある。
 合コンで会ったとき、古泉さんは、おだやかで爽やかな微笑みを浮かべていた。とても紳士的で、女の子達が集ま
っていたのもわかる。
 今日の古泉さんに笑顔はなかった。少し硬い表情。そして、隣にいた森さんの眼。
 なんだろう、あの眼は。森さんは古泉さんに話しかけながら、笑っていたようだけど、見つめるその目は何か、怖い
ものを感じた。
 なにか、あの二人には秘密があるような気がする。笑っていない、古泉さんの表情が、私の脳裏に焼き付けられていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 「ハルにゃん、今度の休み一緒に出かけてみないかい?」
 放課後、鶴屋さんから、あたしは声をかけられた。
 「みくるが、生花の大会で父親とともに出席しなければならないんだわ。一応、この前知り合った国木田君と、それと彼の
と友人と四人で出かける予定を組んでいたんだけどね。行けなくなったから、ハルにゃん、来てくれんかな?」
 鶴屋さんはこの前の合コンで知り合った国木田君を、すっかり気に入ったようだ。良く、連絡している姿を最近見るように
なった。
 「まだ、二人きりのお出かけというのも、ちょっと照れるのさ。そんでみくるについてきてもらうはずだったんだがね。」
 「でも、鶴屋さん、この前、二人で会うか言ってなかった?」
 「まあ、あれは放課後に待ち合わせして、食事して、話しただけっさ。めがっさ楽しかったけどね」
 普段、大人っぽい感じもするけど、今の表情は、無邪気にはしゃぐ子供のようだ。
 
 「そういえば、一緒に来てくれる、国木田君の友達、確かキョン君とか言っていたね。国木田君に話を聞いたけど、なかなか
人が良さそうな感じだね。あの佐々木さんが話していたぐらいだからさ」
 鶴屋さんの言った、名前を聞いて、あたしは思わず鶴屋さんに詰め寄っていた。
 「え、あいつが、キョンが来るの?」
 「そうっさ。国木田君が、付き添いで、親友を連れてきますねとか、言っていたから。かなり信頼しているみたいだね」
 
 合コンの時、あんまり存在感もなく、隅の方にいた少年。すこし間抜けに聞こえるあだ名を持つそいつにあたしは妙に心惹かれた。
 男性と話すのは苦手だ、と言っている佐々木さんが、楽しそうに話していたけど、あとで聞いたら、とても話しやすい、と言って
いた。
 自慢じゃないけど、あたしに言い寄ってくる男は多い。でも、誰もあたしの目に適う、心が動かされた男はいない。
 だけど、キョン――、あいつのことを考えると、心がざわつく。
 会ってみたいと思う。話してみたいと思う。
 ”いい機会じゃない”
 面白いことになりそうな予感がしてきた。
108この名無しがすごい!:2013/05/01(水) 00:48:59.95 ID:yFXtKIWT
>>106
乙。ヤンデレシリーズ続きますな〜。

>>107
こっちも乙。
前からちょっと気になってたんだけど、
伸ばし棒の文字(ー)が全角や半角のハイフンになっているのは意図的なのでしょうか。
109この名無しがすごい!:2013/05/01(水) 07:10:25.75 ID:rTqApBs0
おはようございますで乙&支援

>>106
寝不足でお肌ツヤツヤに突っ込まないであげるのは、きょこたんの優しさだw

>>107
早くも悲劇の足音がぁー
110 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/05/01(水) 07:47:44.79 ID:qdhrugJX
佐々木はいないほうが良かったかも
続編アニメにするなら、ハヤテのアテナみたいに全削除したほうが良さそう
111この名無しがすごい!:2013/05/01(水) 11:53:35.05 ID:TONZeRep
>>107
乙です
112『ドラクエ1な関係』:2013/05/01(水) 12:02:40.84 ID:LIgtpn2j
竜王佐々木に、キョンが拐われた。

「僕の要求はふたつ。お互いの不可侵。人質の身柄をこちらに渡すことだ。」

戦力差のある相手に対し、犠牲もたかだか町民一人。ということで、あっさりと不可侵は決まった。

END

竜王キョンに、佐々木が拐われた。

「俺の要求はひとつ。不可侵……って、佐々木?何を……アッー!」

子育てに追われる事になった竜王は妃にこきつかわれ、国力を充実。名君になったという。

END

竜王ハルヒにキョンが拐われた。

「あたしの要求は、不可侵!ついでにキョン!文句のある奴はあたしの前に来なさい!」

勇者佐々木、賢者長門の冒険が始まった。

END

竜王橘に、佐々木が拐われた。

「私の要求は、佐々木さん(の望みを叶えること)なのです!」

犯行声明の10分後、ラダトームとの海峡に袋叩きにされた橘が浮かんだ。

END

おまけ。
竜王長門に、キョンが拐われた。

「情報操作は得意。」

キョンはラダトームから戸籍を移され、竜王城在住を余儀なくされた。

END
113この名無しがすごい!:2013/05/01(水) 12:20:00.45 ID:rTqApBs0
おつおつ
ハルヒなら不可侵と言わず、全世界征服に乗り出しそうな気がしないでもないw
その場合、佐々木さんは長門と協力してはナーシャ・ジベリを召喚すべし
114この名無しがすごい!:2013/05/01(水) 13:43:16.72 ID:F4afhi8i
>>108 単に分からなくてやっていただけです。その後、まあ、これでいいか
と思い、それ以来使い続けていると言う、いいかげんな理由です。
115 【小吉】 :2013/05/01(水) 17:35:46.11 ID:gReUyQ4K
佐々木さんの運勢
116 【大吉】 :2013/05/01(水) 18:30:41.12 ID:rTqApBs0
>>115
忘れとったw佐々木さんに大吉を!
117『やんやんでれでれささきょんさん』:2013/05/02(木) 00:02:17.07 ID:LIgtpn2j
『佐々木の告白』

「あ あの!キョン!つかぬことを伺うが……子供はっ…子供は何人欲しい?
僕は三人欲しいな。女の子がふたり、男の子がひとりね。名前はキョンが決めてあげて。僕ってあんまりネーミングセンスないから。
くっくっ、どっちに似ると思う?僕とキミの子供だったら、きっと男の子でも女の子でも可愛いよ。
それで庭付きの白い家に住んで、大きな犬を飼うんだ。犬の名前くらいは僕に決めさせてくれ。
キョンは犬派?猫派?僕は断然犬派なんだが、あ、でもキョンが猫の方が好きだっていうんなら、勿論猫を飼うことに吝かでない。
僕、犬派は犬派だけれど動物ならなんでも好きだから。だけど一番好きなのは、勿論キミだよ。キミが僕のことを一番好きなように。
そうだ、キョンってどんな食べ物が好きなんだい?
どうしてそんなことを聞くのかって思うかもしれないけれど、いやだな明日から僕がずっとキミのお弁当を作ることになるんだから、ていうか明日から一生キミの口に入るものは全部僕が作るんだから、やっぱり好みは把握しておきたいじゃないか。
好き嫌いはよくないけれど、でも喜んでほしいって気持ちも本当だよ。最初くらいはキミの好きなメニューで揃えたいって思うんだ。
お礼なんていいんだよ彼女が彼氏のお弁当を作るなんて当たり前のことなんだから。
でもひとつだけお願い。僕『あーん』ってするの、昔から憧れだったんだ。だからキョン、明日のお昼には『あーん』ってさせてくれたまえ。
照れて逃げないでね。そんなことをされたら僕傷ついちゃうよ。きっと立ち直れないね。ショックでキミを殺すかも。なーんて。
それでキョン、怒らないで聞いてほしいんだが僕、小学生の頃に気になる男の子がいたんだ。
ううん浮気とかじゃないんだ、キョン以外に好きな男の子なんて一人もいない。ただ単にその子とはキミと出会う前に知り合ったというだけで、それに何もなかったんだよ。
今から思えばくだらない男だった。喋ったこともないし。喋らなくてよかったと本当に思う。
だけどやっぱりこういうことは最初にちゃんと言っておかないと誤解を招くかもしれない。そういうのってとても悲しいと思うよ。
愛し合う二人が勘違いで喧嘩になっちゃうなんてのはテレビドラマの世界だけで十分だ。もっとも僕とキミは絶対にその後仲直りできるに決まってるけど、それでもね。
キミはどうだい?今まで好きになった女の子とかいるのかい?いるわけないけども、でも気になった女の子くらいはいるよね。
いてもいいんだよ全然責めるつもりなんかないよ。確かにちょっとはやだけど我慢するよそれくらい。だってそれは僕と出会う前の話だもんね?
僕と出会った今となっては他の女子なんてキミからすればその辺の石ころと何も変わらないに決まっている。
キョンを僕なんかが独り占めしちゃうなんて他の女子に申し訳ない気もするけどそれは仕方ない。恋愛とはそういうものだ。
キョンが僕を選んでくれたんだからそれはもうそういう運命だ決まりごとだ。他の女の子のためにも僕は幸せにならなくてはいけない。
まぁでもあまり堅いことは言わずキミも少しくらいは他の女の子の相手をしてあげてもいいのだよ。だって可哀想だもんね僕ばっかり幸せになったら。
キミもそう思うだろう?」

END

『めだかボックス』打ち切り記念。
118この名無しがすごい!:2013/05/02(木) 07:19:12.87 ID:RcBeVsZY
>>117
名前知らないけど、たしか物を腐らせる人のかな?
この台詞考える人も、小さなコマに書き込む人も、改変しながら打ち込む人にも全員乙あげたいw
119 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/05/02(木) 08:14:36.68 ID:zW4Q6utX
めだかぼっくす?
120この名無しがすごい!:2013/05/02(木) 10:01:00.83 ID:mLBsTNIw
>>117
めだかボックスってジャンプの学園モノのやつ?
ずいぶん前に歯医者で一巻だけ読んだけどまだ続いてたんだ

いまだにデレた佐々木さんの絵が想像できない
ずっとクールでいてほしいけどデレた絵も見てみたい
121この名無しがすごい!:2013/05/02(木) 10:36:01.69 ID:LWU49R32
めだかはこれ以上続けるのは厳しいから打ち切りというか妥当に終わっていったという印象かな。
おそらく作者的に予告されていたものだと思うが。
昔、予告打ち切りされてもガン無視で展開続けて蜜柑な終わり方したのあるけどね。
(それは何年か後でちゃんと完結して続編もやっているというから変わっているんだが)
めだかに出てた3人ほど、登場時はハルヒのキャラだろと思わせて、全然違うベクトルへ行ったな。

>>120
佐々木さん、表面的には平気な顔でうっかりデレた発言するからな。
電話越しでは当然だがどんな表情だったか描写できないわけだから、そこに想像を入れてみると…

よし、片手に受話器、もう片手で顔いじりながらのスタイルで。
122この名無しがすごい!:2013/05/02(木) 12:28:37.71 ID:RcBeVsZY
破顔を抑えきれない佐々木さんとな
123『やんやんでれでれささきょんさん』:2013/05/02(木) 13:15:57.31 ID:++JCgZLM
文面にすると、こんな感じ?絵が描けないからなぁ……

『たまには正統派ラブコメを。』

塾の帰り道。私はキョンに飴玉を貰った。聞けば妹さんに貰ったらしい。
「気に入ったんだが、妹が袋を無くしちまってな。メーカーがわからねぇ。」
確かになかなか美味しい飴玉だ。彼がこうした甘い香りの飴玉を舐める姿を考えたら、些か滑稽でもあるが。
「あら?あんたもその飴食べてたの?」
「貰ってさ。だけどメーカーがわからないの。お母さん知ってる?」
「あー、それは……」

この飴玉は割と人気のある飴玉で、あまり売っていないという。母にねだると、袋ごとくれた。持つべきは、身内だね。
早速飴玉をひとつ口に入れ、居間のソファーに寝転がり、電話を持つ。

「キョンかい?僕だよ。」
『佐々木か。』
何か落ち着かず、私は髪を弄っていた。
「あの飴玉についてなんだが。」
受話器越しに、ころり、と音がする。
『ああ。今、妹が買ってきた。で、今食べているところだ。』
「だね。音で分かるよ。」
今、彼も同じ味が口にある……そう考えると、急に気恥ずかしくなった。
「まぁいい。僕も母から同じ飴玉をもらってね。」
『そうかい。』
――――――――――――――――――
「おっと、つい話し込んでしまった。ではまた。」
『おう。』
私は思考にかかるノイズを存分に堪能し、電話を切った。
電話のあと、落ち着かず暫くソファーで足をパタパタさせていると、父が泣いていた。一体なんだろうね、気持ち悪い。

「ま、ま、満面の笑み……!に、憎い……娘につく悪い虫め……!」
「あの子もお年頃ですから、お父さん。」

END
124この名無しがすごい!:2013/05/02(木) 14:15:44.21 ID:3QecGYKe
佐々木父は別居じゃなかったっけ?
125この名無しがすごい!:2013/05/02(木) 18:49:54.02 ID:z0ahMNjT
めだかってハルヒハルヒ言われてたけどまだ佐々木さんの方が近いんじゃないかなあと思ってたら
後になって更に佐々木さんっぽいのが現れたでござるというめだかを第一話から毎週読んでた人間の感想

伏線はだいたい回収したから打ち切りっていうなよ!
126この名無しがすごい!:2013/05/02(木) 18:56:42.44 ID:RcBeVsZY
>>123
もうでれでれだけじゃないですかー!w

ロクに読んでなかったから、めだかの話についてなくて寂しいのです佐々木さん
127この名無しがすごい!:2013/05/02(木) 22:48:05.84 ID:RcBeVsZY
博多どんたく見に行くかどうするか、迷ってるのですよ佐々木さん
128この名無しがすごい!:2013/05/02(木) 23:43:22.84 ID:iFVO7KgJ
>>125
めだかどころかジャンプ読んでない
129 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/05/02(木) 23:55:45.64 ID:DPMB3KiN
佐々木かわいいよ佐々木
130この名無しがすごい!:2013/05/03(金) 00:35:36.56 ID:uG2rB5CH
>>123
131 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/05/03(金) 12:42:37.98 ID:1KIOIE3x
めだかってハルヒに似てたっけ?
132この名無しがすごい!:2013/05/03(金) 19:44:04.40 ID:+DmCmcv/
くっくっ
133この名無しがすごい!:2013/05/03(金) 23:03:17.51 ID:h55Cxmpm
佐々木かわいいよ佐々木
134この名無しがすごい!:2013/05/03(金) 23:06:01.73 ID:+DmCmcv/
おやすみなさいー
135この名無しがすごい!:2013/05/03(金) 23:16:23.67 ID:5Amm3FkS
アンプを衝動買いしてしまい、財政アラートなのですよ……

どうでもいいのですが、中途半端に何でも出来ると、使うものも中途半端に何でもやれるものになるのですね。
どっち付かずの蝙蝠状態なのですよ。
所詮楽しみですので、その位が理想なのでしょうが。
136この名無しがすごい!:2013/05/04(土) 17:03:04.22 ID:efKoYy4Z
日焼け防止に余念のない佐々木さん
137この名無しがすごい!:2013/05/04(土) 21:08:40.88 ID:lxTfgYU3
>>135
あー、自分も似た感じですかね
バンドやってた頃は結構材質なんかに拘ってたくせにやめて趣味になった途端広く浅くに……
機材も使い回し重視になってしまいました
ジャコ目指して必死にとんがってたベーシストが、今じゃたまに子供のお遊戯会でアコギかキーボードで演奏する程度に
ダンナか上の子が少しでも楽器に興味あれば違ったのでしょうが……やれやれです

さて、佐々木さんは一点集中型のスペシャリストでしょうか?
それともオールマイティのゼネラリストなんでしょうか?
不器用な生き方してる感のある彼女、やはり前者でしょうか?
138この名無しがすごい!:2013/05/04(土) 21:17:50.75 ID:nun9NDaq
>>121
めだかは始めのほうだけ読んでたなー
「支持率97%」とかが「精神操作」という説があった
139この名無しがすごい!:2013/05/04(土) 21:47:58.75 ID:efKoYy4Z
>>137
オールラウンダーであるハルヒとの対比って意味で、本来ならスペシャリストの可能性があるね
でも苦手も努力で補って、そこそこの水準で大抵の事はこなしそう
140この名無しがすごい!:2013/05/04(土) 22:34:21.22 ID:R03YGC3+
>>137
私は前者だと思います。

バンドは楽しいですが、煩わしい事も多過ぎて。離婚して子供と離れた分、時間が余りまくっているのですよ(^-^;
私はマーカスに憧れてベースやっていますが、ギターも嗜み程度にやっています。
お分かりになられるでしょうから、マニアックに回答すると……
ヒュース&ケトナーの36Wの新作アンプ。2ch切り替えの真空管。
汎用性が高い(私のテレキャス、SGとも好相性だった)為、予約しました。

佐々木さんだと、リッケンなど、無茶苦茶癖があるベースに拘るか……
「まずはプレイアビリティから。」
と言い、ジャズべにするか……
「パワーがないと扱えないよ。」
と言い、スティングレイやワーウィック、スペクターにするか……
「難しいからこそやる意義がある」
と言わんばかりにフレットレスなのか……
妄想は尽きませんw

私はキョンはプレべかと。
141恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/05/04(土) 23:56:44.86 ID:hAOlPZlW
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 動き出す想いその6

 「橘さん」
 お昼休みにお弁当を食べようとしたとき、私に阪中さんが声をかけてきた。
 「ちょっと橘さんに聞きたいことがあるんだけど、いい?」
 「え、何なに?」
 阪中さんは周囲を見て、声のトーンを落とす。
 「この前の合コンの時、橘さん、光陽の男の子と話していたでしょう?古泉さんだったよね、確か」
 古泉さんの名前を聞いて、昨夜見た光景が脳裏に浮かぶ。笑っていない古泉さんと、目の奥になにか秘めた森さん。
 「古泉さんて、かなり話し安い感じがしたのだけど、橘さんは実際に話していたんだよね。どんなだった?」
 「うん。すごく紳士的な人だった。話の幅が広くて、どんな話題にも答えていたよ。丁寧で笑顔も爽やかだし」
 だからこそ、昨夜のあの表情が余計気になる。一体、古泉さんと森さんは、何を話していたのだろう?
 「特定の彼女とかいるのかしら?」
 「どうかな。いるようには思えなかったけど」
 そう言いながら、森さんの顔が頭に浮かぶ。

 「橘さん。私ね、古泉さんにアタックしてみようかと思うの」

 阪中さんの言葉に、思わずお弁当を落としそうになるが、何とか防いだ。
 「え、で、でも阪中さん。この前、二人ぐらい男の子と話していなかった?」
 「う〜ん、それがね。悪くはないんだけど、何か、もう一つ惹きつけられるものがなかったの。友達としてはいい
と思うけど」
 確かに阪中さんの言うとおりだ。阪中さんに声をかけていた男の子二人、古泉さんに比べれば魅力は劣る。
 「この前、橘さん、古泉さんに一目惚れしていたみたいだし、それに橘さんは私の友達だから、きちんと言ってお
いた方がいいかな、と思ったの」
 
 確かに、合コンの時、私は一目で古泉さんに惹きつけられた。話してみて、「これこそ理想の男子!」とまで思った。
 ただ、今は違う。別に超能力者というわけではないけど、本能的に危険を感じるのだ。
 ”誘蛾の炎舞”
 美術の時間に見た日本画に古泉さんのイメ-ジが重なる。

 「あ、阪中さん。確かにあの時は、一目でまいったんだけど、冷静になれば、私にはちょっと無理かな、とも思うの
よね。だから、私のことは気にしなくていいから」
 「本当に?橘さん、遠慮しているわけじゃないよね?」
 「本当に本当。だから、古泉さんにアタックしてみるといいと思うよ」
 私に言葉を聞いて、阪中さんがホッとしたような表情を浮かべた。

 ”だけど・・・・・・”
 阪中さんにあのことを話しておいたほうが良かったのだろうか?
 確証もなく、うかつなことは口には出来ない。でも、やはり気になる。

 この時はこう思った私だったが、私と阪中さんは、二人して古泉さん達にまつわる出来事に巻き込まれることになった。
 子供と大人の狭間で揺れる私達に起こった一つの出来事。そうして、私達は大人へと成長していったのだ。
 
142この名無しがすごい!:2013/05/05(日) 01:51:20.53 ID:elWknIms
しえん
143この名無しがすごい!:2013/05/05(日) 07:22:21.34 ID:A32BbhyH
おはよう支援

きょこたんは普通の子だし、不幸にはなってほしくなひ…
144 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/05/05(日) 19:17:34.96 ID:ox1QkCu5
>>141
145この名無しがすごい!:2013/05/05(日) 20:06:47.32 ID:A32BbhyH
久々の飛び出せ科学くんが、総集編だったのですよ佐々木さん…
146『one way traffic』:2013/05/05(日) 20:49:05.27 ID:gHfOburr
ハルヒの世界改変により、俺のジョン・スミスは役立たずとなった。
正確には、使用は出来る。ただ。相手を一方的にしないといけないらしい。
つまりは、そういう事だ。まだ未だ来ぬのジョン・スミスだが……さすがに禁欲に彼は怒っていた。
お前ら野郎なら分かるよな?野郎なら出さないと落ち着かない事もある、と。
一ヶ月以上禁欲を強いられ、俺は朝比奈さんや長門を押し倒したわけだが……

『ふええ!レイプは禁則事項です!……あ、あの、だからコンドームを……。あ、服は脱ぎますから、ちょっと待っていてくださいね?
あの!初めてですから優しく……あれ?キョンくん?』
『強度の発情を確認。朝倉涼子なら自由に使って構わない。嫌なら私でも……』
『な、長門さん!ま、まぁ有機生命体の生殖活動に興味がないわけでないし、吝かでな……キョンくん?キョンく〜ん?』
『んっふ……まさかあなたが……。幾ばくの驚愕はありますが、あなたが求めるならば僕がお相手……って、何故スルーしますか?!えらくマジですよ?』

と、まぁ……こんな感じだ。
ハルヒの馬鹿は何だ?俺に力づくで抱かれたいという事か?!晴れない思いのまま団活は終わった。

「……と、まぁ……相談する相手を間違えていないかい?キョン。」
「すまん……だが頼れる人間は、最早お前しか。」
全く面白愉快な。佐々木はそう言うと溜め息をついた。
「一応言っておくが、僕を抱こうとしても彼女らと同じ結果になるよ?キミからのone way trafficにはならない。」
「一方通行か。言い得て妙だな。」
欲望のアクセルレーションにはならんがな。
「まぁ、涼宮さんの考えの大体の予測はつくが。親友、僕を信用出来るかい?」
「無論だ。」
佐々木は、やや頬を染めると俺の手を引いて佐々木の自宅へ連れて行った。

「以降は禁則事項だ。見たいというなら、僕を盛大に褒めて讃えろ。そうする事により禁則は緩くなる。これは既定事項だ。」

結果のみ書く。俺は佐々木に攻められた。
佐々木の推論によれば『欲望の向かうベクトル』の違いのようだ。つまりは『好きに攻めたい』というなんともな理由だ。
「多分、自分の『されたい』という願望の投影をキミにしたんじゃないかい?事実、それの時はキミの……も、役に立ったわけだしね。」
「迷惑な。」
二重の意味でスッキリした。だか、何か色々大切なものを無くした気がする……。

後日、ハルヒに同様の目に遭わされ、佐々木の名前を呼んでしまい…ハルヒが色々とまずい事になったのは、また別の話だ。

END

省略部は、読まれたい方がいれば。ただ攻めエロ注意です。
147この名無しがすごい!:2013/05/05(日) 21:38:59.42 ID:A32BbhyH
しつもん!効果は永続的ですか?一時的ですか!?
永続的だと、キョンは純粋に愛を営むことが不可能ということに…合掌

省略部?わかってる癖にw
148 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/05/05(日) 22:50:35.72 ID:ox1QkCu5
佐々木しね
149恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/05/06(月) 04:45:27.12 ID:W2Y4Yyah
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS いずれ僕らは大人になる その1

 この前の合コンで知り合った、国木田と鶴屋さんのお出かけの付き添いで、休日の今日、俺は駅前に来ていた。
 約束の時間の15分前には、俺と国木田は待ち合わせの場所にやってきた。
 「女性を待たせない、女性より早く来るのが礼儀だと思うんだよね」
 国木田の言う事は最もである。ついでに言えば、男は女性が準備に時間が掛かる事を理解し、待つのを苦にしない
精神を持つ事を推奨する。
 「やあやあ、早かったね、二人とも」
 元気いっぱい、明るい笑顔で時間ピッタリに鶴屋さんはやってきたが、もう一人俺達と同じように、鶴屋さんにも
付き添いがいた。
 ”あれは確か……”
 谷口の知り合いで、合コンの主催者SOS団の中心人物と言われていた、涼宮ハルヒ。
 美人揃いの光陽の女子の中でも、佐々木と並ぶ美人だったのは覚えている。
 街行く男どもの視線が、二人に集中しているのが鶴屋さんと涼宮ハルヒに集中するのは、まあ当然のことである。

 お出かけと書いたが、実質的には国木田と鶴屋さんのデートである。国木田に聴いたところによれば、合コンの後
に一緒に食事したそうで、なかなか進展が早い様である。付き添いなんぞいらなかったのでは?と思ったのだが、親
友の頼みならば、余程変な頼みではない限り引き受けるのが男と言うものだろう。
 しかし、女性と言うものは買い物には男より念入りに、こだわりを持ってやるものだな、とつくづく思い知らされ
た。そういえば、以前、長門と朝倉と一緒に買い物に出かけた時も、結構時間がかかったことを思いだした。
 ”ひょっとして佐々木も?”
 俺の脳裏に何故かおかしそうに笑う佐々木の顔が浮かんだ。

 一通り買い物を終えると(俺と国木田が荷物を持った)すでに時刻は正午近く。俺達は昼食を食べることにした。
 「ちょうどいい店があるっさ」
 鶴屋さんが案内してくれたのは、最近オープンしたというイタリア料理店。ピッツアかパスタをメインとして、30
種以上の副菜と飲み物をビュッフェ式に並べている(いわゆる食べ放題)、おしゃれだが入りやすい感じのする店だっ
た。
 「良いお店知っているんですね」
 国木田が感心したようにつぶやくと、
 「何、実はこの店、うちの親戚の会社が営業している店なんだわ。ま、選んだ理由はそれだけじゃないけどね」
 笑いながら鶴屋さんは答えたが、一体鶴屋さんは何者だろう?
 「さあさあ、入った、入った!」

 しかし、鶴屋さんにしろ、涼宮にしろ、よく食べるな、と感心する。明らかに、俺以上に食べているようだ。
 一人一枚でピッツアは出て来るのだが、それをたいらげた挙句、涼宮は「少しもらうわよ」とか言って、俺の分の
フレッシュトマトとバジルとチーズのピッツアを4分の一持って行った。
 「涼宮さん、よく入るな」
 感心したように俺が言うと、口に入れたまま(行儀が悪い)、「ハルヒでいいわよ。あたしもアンタの事、キョン、
て呼ぶから」と返事が返って来た。
 見た目は美人だが、かなり傍若無人な所があるようだ。それにしても、誰も俺の事を本名で呼ばないのは、どういう
わけだ?
 
 たらふく食べて、気分が良くなったかどうか知らないが、ハルヒはかなりテンションが上がっていて、俺に色々話し
掛けて来た。ただ、前に言ったように、基本的に女性と話すのはそれほど得意じゃない。長門と、それと佐々木は別で
あるが。そんな事はお構いなしにハルヒは俺に話し掛けて来る。
 そうやって歩いていると、眼の前に大きな大観覧車が見えてきた。大型都市型SCの集客の目玉として有名な、大観
覧車。近づいて見ると、その大きさに圧倒される。
 「ねえ、皆。あれに乗ってみない?」
 そう言ったハルヒの眼は、子供の様に輝いていた。
 
150この名無しがすごい!:2013/05/06(月) 04:52:49.17 ID:W2Y4Yyah
文章間違い。>>二人に集中しているのが鶴屋さんと涼宮ハルヒに集中
二人に集中しているのがは削除。操作ミスです。すいません
151この名無しがすごい!:2013/05/06(月) 06:26:39.10 ID:CUEohhl5
>>147
効果は一時的という事でw
ハルヒルールに従った上で、美味しい所をかっさらう女狐佐々木さんでもありますw

藤原「省略部だと?見たいなら僕を盛大に褒め讃えろ。これは既定事項だ。」
橘「もしもし?警察なのですか?凶悪な盗撮犯がいるのです。是非逮捕をお願いするのです。」
152この名無しがすごい!:2013/05/06(月) 08:09:17.22 ID:8iC5bEiy
>>149支援
名前呼び早えーよキョン…

>>151把握
このキョンは、効果終了前に長みく朝倉にも喰われたと見たw
153この名無しがすごい!:2013/05/06(月) 08:39:38.32 ID:+p3QTeil
????
154この名無しがすごい!:2013/05/06(月) 18:33:21.04 ID:8iC5bEiy
帰省のニュースてんこ盛りでしたね佐々木さん
155この名無しがすごい!:2013/05/06(月) 18:59:34.55 ID:8iUuev7w
156この名無しがすごい!:2013/05/06(月) 19:29:29.65 ID:8iC5bEiy
でも名前は朝倉…

てかスカート短過ぎぃ
157 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/05/06(月) 23:51:25.10 ID:IFMo7G20
佐々木かわいいよ佐々木
158恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/05/07(火) 01:08:26.25 ID:QF2Fni62
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS いずれ僕らは大人になる その2


大観覧車は一つのゴンドラに4人までは乗れる。だが、ハルヒの提案で、鶴屋さんと国木田、俺とハルヒという組
み合わせで 、乗ることになった。
 「鶴屋さんは国木田くんとど-ぞ。あたしはキョンと乗るから、ごゆっくり〜」
 ・・・・・・何がごゆっくりなのかわからん。
 「ハルにゃん、なかなか積極的でないんの。ま、お言葉に甘えて、二人で先に行かせてもらうさ」
 鶴屋さんと国木田が先に乗り込み、その次のゴンドラに俺とハルヒが乗り込むことになった。

 ゴンドラはゆっくりと地上から離れ、徐々に高度を上げていく。
 そのゴンドラに美少女と二人きり。男なら、これほどいい状況もない、と思うやつもいるだろう。
 しかし、逆に俺は少し緊張感にとらわれていた。
 「あんまり喋らないのね。さっきもあたしが話しかけると、返事はするけど、そのあとは黙ってしまう」
 ハルヒの言葉に、俺は苦笑せざるを得ない。
 「実を言うと、女子と会話するのは、それほど得意じゃない。苦手、と言ったほうがいいかもしれん」
 「へえ?でも、この前ウチの佐々木さんとかなり仲良く話していなかった?佐々木さんも男子とはあんまり話す
タイプじゃないから、アンタは女子と会話するのが苦手、てのはちょっと意外だわ。女友達はいるの?」
 「一人いるよ。信頼している、親友と言ってもいいかもしれない。」
 「その子とは、普通に話せるようね。佐々木さんとは友達になったわけ?」
 「まだ、はっきりとした付き合いがあるわけじゃないけど、友人になりたいとは思っている」
 「ふ〜ん。正直に言うのね」

 ゴンドラは大分上に上がってきた。
 地上の人がかなり小さく見える。遠くの街並みと、太陽の光を反射した海が輝いているのが見える。
 「世界は広いけど、あたしたちはちっぽけな存在よね」
 その景色を見ながら、突然ハルヒは語り始めた。
 「小学生の頃、野球を見に行ったことがあるの。広い球場にたくさんの人達。お父さんに連れて行ってもらった
んだけど、その時思った。それまでさ、自分は特別な存在だと思っていた。だけど、あの場所では私は多くの中の
一人。One Of Themでしかない。自分はちっぽけな存在だって」
 外の景色を眺めながら、ハルヒは話を続けた。
 「中学校に入って、何かそのことが癪になってね。なんかすごいことをやってやろうと思ったのよ。それをやって
、あたしは他人とは違うんだ、てことを証明しようと思ったわけ」
 「で、どんなことをやってみたんだ?」
 「今ならお笑いなんだけど、宇宙人を呼び寄せてやろうと思ったのよ。夜中に学校に忍び込んで、あたしが考えた
宇宙人へのメッセ-ジを、校庭に書いてやったわ」
 そういえば、昔、そんな事件があったな。地元紙に掲載されて、結局犯人はわからずじまい。いたずらだろうで片
付いたと聞いたことがあるが、まさかコイツが犯人とは。
 だが、ハルヒを笑う気持ちは俺にはなかった。

 「俺も、ちょうど中学時代に似たようなことを考えていたよ」
159この名無しがすごい!:2013/05/07(火) 01:13:59.84 ID:KL2qkyYJ
しえん
160この名無しがすごい!:2013/05/07(火) 01:39:50.67 ID:tcijjCfH
>>155
言われてみれば髪型とブレザーはそれっぽいかも。
あからさまに赤面する佐々木さんはあんま想像しにくいが。
どっちかというか平気な顔したフリするかわざわざこっ恥ずかしいと申告してごまかすイメージなんで。
161 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/05/07(火) 07:38:08.22 ID:txIqqXho
>>155
え???
162『世界ふかし話』※オールキャラ:2013/05/07(火) 11:58:10.07 ID:GjasAPwV
『白雪姫』

ハルヒ「鏡よ鏡よ鏡さん。世界で一番美しいのは誰?」
鏡(キョン)「ま、そうだな。とりあえずお前でない事は確かだな。鏡見たらわかるだろ?」
ハルヒ「……叩き割るわよ?」
鏡(キョン)「オーケー、わかった。ちゃんと答えよう。朝比奈さんに決まってんだろ。わかりきった事聞くな。」
ハルヒ「有希。ハンマーを。」

パリーン

ハルヒ「鏡を新調したわ!鏡よ鏡よ鏡さん。世界で一番」
鏡(谷口)「性格が醜いのは、初期のお前だよ。」
ハルヒ「あああああああああああ!」

パリーン

ハルヒ「……か、鏡よ鏡よ鏡さん……グスッ……世界で一番美しいのは……グスッ」
鏡(佐々木)「あなたでいいわよ。ところで涼宮さん、キョンが粉々になっていたんだけど、何か知らない?」
ハルヒ「」

第一部 完!

ハルヒ「毒リンゴを食べたわ!王子様が来るのを待つのみね!」
キョン「こ、こんな所に死体が……!」
佐々木「美しい姫なのに、可哀想に。しかし、袖擦り合うも多少の縁という。丁重に葬ってあげようか、キョン。」
キョン「ああ。」

第二部 完!

キョン「死体にキスか……俺は変態じゃないんだが。」
佐々木「では予行練習をしておくか。」
長門(魔女)「私も参加する。許可を。」
…………………………………………
佐々木と長門は幸せに暮ら……

ハルヒ「こんな世界、認めないわ!」

そうとしましたが、世界改変により、なかった事にされましたとさ。

…………………………………………

佐々木「涼宮さん、顔色悪いわよ?」
ハルヒ「ちょっと夢見が悪くてね……」

END
163この名無しがすごい!:2013/05/07(火) 12:25:58.22 ID:zMix13U4
>>160
俺の佐々木さんのイメージは
「わかってる、故意でないのは認めるよ。だからそんなに謝らないでくれ」←耳まで真っ赤
どれが正しいかは、ながるんのみぞ知る?

>>162
ハルヒが突っ込みに回るSSは面白いの法則発動してますなw乙!
164『世界ふかし話』:2013/05/07(火) 14:42:53.82 ID:GjasAPwV
『長靴を履いた猫』

父が死に、古泉には家が。国木田にはロバが。末っ子のキョンには、長靴を履いた猫達(?)が残されました。
家から追い出されたキョンと猫達は、作戦を練ります。
セーラー服の猫「この時間には、富豪が通る。」
カチューシャの猫「キョン、あんた服を脱ぎなさい。」
キョン「お前は何を言っているんだ?」
ブレザーの猫「早く。間に合わなくなるよ、キョン。」
渋々服を脱いだキョンは、猫達に茂みに連れ込まれてしまいました。

ダ、ダレカアッー!

富豪「ん?何か言ったかい?みくる?」
従者「ふえ?何も?」

その後。
セーラー服の猫「朝。働いて。」
カチューシャの猫「ほらほら、起きて!稼いで来るのよ!お腹の子どもを不幸にしたら許さないわよ?」
ブレザーの猫「くっくっ。頑張っておいで……パパ。」
最悪の大当たり。これによりキョンに甲斐性が芽生え、キョンは仕事を頑張りました。
三匹の猫とキョンは、小さいながら暖かい家で子供たちに囲まれ、仲睦まじく暮らしましたとさ。

ロップイヤー(橘)「あ、あの、私達はスルーなのですか?」
オーガ(谷口)「あ、あれ?キョン?」
姫(朝倉)「うん……知ってた。」
王様(藤原)「出番が……ないだと……?現地人め……!」

END

おまけ。
ブレザーの猫「せっかくだし、世界を放浪するかい?」
カチューシャの猫「いいわね!ロマンに満ちた80日冒険!」
セーラー服の猫「ローザは私。」
カチューシャの猫「いや、あたしよ!」
ブレザーの猫「わかった。じゃあ賢い猫・ペロは僕でいいね、キョン。」
セーラー服の猫「……相棒も捨てがたい……」
カチューシャの猫「うう……」
キョン「幸せはどこに……」

今度こそEND
165この名無しがすごい!:2013/05/07(火) 18:10:26.18 ID:zMix13U4
>>164乙ー
キョンは不言どころか否定から入って実行だし、案外上手く回るかもしれんね
原作は佐々木さんサイドから見たら、それが悪い方向で発揮されてるのが悲しいところだ
166『世界ふかし話』:2013/05/07(火) 22:24:07.20 ID:GjasAPwV
『幸福な王女様』

昔々、ある所に黄金で出来た王女様の像がありました。その像に、一匹の燕が羽を休めます。
キョン「やれやれ。燕の生活も難儀なもんだ。すまんが羽を休めさせてくれると有り難いんだが。」
佐々木「ああ、構わないよ。ゆっくりしていきたまえ。ただ、代わりに願いがあるんだが、聞いてくれるかい?」
キョン「場合によるな。」
佐々木「あそこの家に年老いた夫婦がいる。そこに僕のこの宝石を届けてくれるかい?」
キョン「やれやれ。」
王女様とキョンは次第に仲良くなり、王女様は燕に自分の身体の宝石を剥がせては貧しい人達に贈りました。
キョン「(そろそろ旅立たないとヤバいんだが……)」
しかし、燕は王女様の側に居たかったのでした。
やがて冬となり、王女様がみほずらしく成り果て、燕もまた力尽きます。
燕は王女様に別れを告げました。
キョン「すまんがお別れだ。」
佐々木「旅立つのかい?すまないが路銀のひとつもやれない僕を許してくれ。」
キョン「かまわん。どうせ死出の旅だ。だが、貰えるならひとつだけくれ。」
佐々木「何をだい?」
キョン「手にキスさせてくれ。」
佐々木「くっくっ。せっかくなら口唇にしてほしいな。」
キョン「ああ。」
重なりあった口唇。
佐々木「僕も直にキミの所に行く。安心して休みたまえ。」
キョン「そうかい。……少し寝る。すまねぇな……」
冷たくなった燕が王女様の足許に落ち、王女様の心臓もまた、音を立てて割れました。
市民から、みほずらしいものとして棄てられた二人でしたが……

ハルヒ「ま、この世で価値があるものとして認めてやらない事もないわ。」

神様に認められた王女様と燕は天に召され、黄金の国で穏やかに過ごしました。

めでたしめでたし。

END

あんまりギャグばかりやるのも、なんでしたのでw
オスカー・ワイルド万歳w
167この名無しがすごい!:2013/05/07(火) 22:40:51.31 ID:zMix13U4
そうハッピーエンドに持ってくとは想像してなかったハルヒGJ

3作合わせて乙乙乙!
168この名無しがすごい!:2013/05/07(火) 23:22:30.88 ID:HoDpJa8X
佐々木さんこんばんは
169 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/05/07(火) 23:48:37.95 ID:uIsdKiVZ
佐々木かわいいよ佐々木
170この名無しがすごい!:2013/05/08(水) 19:18:52.28 ID:YiePOdWA
>>166
171この名無しがすごい!:2013/05/08(水) 19:22:34.14 ID:Hrw1fANw
漸く連休疲れが解消した佐々木さん
172この名無しがすごい!:2013/05/08(水) 23:49:18.78 ID:Hrw1fANw
おやすみなさい…
173この名無しがすごい!:2013/05/09(木) 11:57:13.76 ID:FXgzbOZo
4ヶ月近く色々とSSをやっていたら、さすがに妄想が尽きたので暫くネタを練るのですよ……

短期連載、長編は継続して書きますが、一発ネタのSSは控えるかもです。
174この名無しがすごい!:2013/05/09(木) 16:30:27.47 ID:/kaebHTN
佐々木かわいいよ佐々木
175この名無しがすごい!:2013/05/09(木) 18:16:19.86 ID:0RWh9SEc
>>173お疲れ様です
ゆっくりじっくり溜めておくれ
176この名無しがすごい!:2013/05/09(木) 19:51:10.15 ID:FEo5g/xI
                      . -‐: : : v: : :‐- .
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                /: /: : : : : /: /: : : :|、: : : : : : ハ:ハ: : : : : i
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                 ': / : : : : : : : l_{:L / : /厂  ,r‐\:仏イ|:ヽ : }l
                  ∧{: : : : :l: : :´「八厶イ/   斗ヤ芋ミ : |=ミ : :八
              /: :/Viイ : l: : :斗芋ミ        V)::::リ: : : :lr' } : : : :ヽ
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             ': : ; : : : : : :{ : トゝ ゞ=′  、      リ: :/ : : : ノ:厶ィ^)
           {: : ハ: : {: : : {: :{ :\     _ ノ ー=彡:/ : :ノ彡'′
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177この名無しがすごい!:2013/05/09(木) 23:24:18.74 ID:0RWh9SEc
明日は久々に雨になりそうですね佐々木さん
乾き切った空気に潤いを
178この名無しがすごい!:2013/05/10(金) 01:40:30.78 ID:kdjp/3RL
自分の描いたもの、作ったものに
値段を付けて人にお出しするというのは正直凄く怖い。

キャラ自分で作れない作者気取りの同人屋がこんなこと言うと
馬鹿じゃね?って思うな
179この名無しがすごい!:2013/05/10(金) 18:13:38.35 ID:le3lFL+t
佐々木さんの好物は、以外と推測されてない気がする
どんな食べ物が好きだろう?
180この名無しがすごい!:2013/05/10(金) 20:26:11.43 ID:BTCYBBV+
>>179
基本好き嫌いは無さそう
魚とかも綺麗に食べるイメージ
ギャップ狙いでカレーとかハンバーグが
好物な佐々木さんも可愛いと思います
181この名無しがすごい!:2013/05/10(金) 20:50:40.41 ID:le3lFL+t
>>180
意外と子供舌な佐々木さんか

有り!
182恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/05/10(金) 21:02:07.05 ID:spW8+X3D
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS いずれ僕らは大人になる その3


「中学時代、日常が退屈で、良く馬鹿な空想をしていたよ。ミサイルとか、隕石とか、人工衛星とかが、落ちて
きたりしないかとかな。破滅を望んでいたわけじゃないが、何となく退屈な世界に劇的な変化がおきないかと思
っていた。挙句には、ガキの頃に見たヒ-ロ-みたいに、ある日俺にも不思議な力が備わり、普通じゃない仲間達が
俺の周りに集まって、冒険が始まるとか・・・・・・ライトノベル好きの中二病だったんだな。そんなことを考えていたよ」
 ハルヒは興味深そうに俺の話を聞いている。
 「まあ、だけど、いろいろ考えて、あるとき気づいたんだ。俺はヒ-ロ-じゃないし、不思議な力もない、普通の人間
でしかない。というより、人間、誰だってほとんどは普通人。だけど、世の中にはすごい人間は存在する。そいつらと
俺との差は何だ?答えは直ぐに出た。努力したこと。彼らは努力して、自分の才能を伸ばした。俺は何もしなかった。
目標も持たず、ただ無意味に過ごしていただけだとね。退屈だとか言ったけど、単に自分の努力不足をごまかす為の言い
訳だとね」
 観覧車は大分上の方に上がってきた。眼下の景色が、また広がりを見せる。
 「自分が無力でちっぽけな存在だと気づくのはだいたい中学生ぐらいだよな。中二病て、おそらく自分の無力さに対する
拒否反応から生まれるんじゃないかな。俺はそう思った。それから、少し勉強しだして、何とか受験に間に合って北高に入
れたんだ。今でもSFとか推理ものとかライトノベルも読むけど、最近じゃ現実に起きている事件とかそっちのほうに興味の
比重が移ってきたような気がする。現実は大変な事が多いけど、そのことも面白いと考える様になったんだ」

 「へえ、アンタて、結構大人の考え方をするのね」
 ハルヒはおかしそうに笑いながらそう言った。
 「でも、間違いじゃないわよ。あたしもアンタと同じ考えだし。中学時代のあたしからは考えられないんだけど、最近、結構
世の中面白くなってきたわ。サ-クルも盛況出し、それにアンタとも知り合えたし」
 「そういや、あのサ-クル、お前が本当の主催者だと聞いたが、本当か?」
 「誰に聞いたの?」
 「谷口に」
 「まあ、表向きは鶴屋さんの主催なんだけど、発案者は私ね。鶴屋さんは学校の理事長の関係者だから、鶴屋さんを立ててお
けば、学校もうるさくは言ってこないからね。光陽は進学校で、おまけに金持ち関係も多いから、まあいろいろあるのよ。学校
嫌いじゃないんだけど、息が詰まることもあるわけ。だから気分転換でやっているのよ。結構付き合う人間も出てきたし、悪い
気分ではないわね」
 そういえば、谷口は周防という女子生徒と付き合うとか言っていたな。それもハルヒのおかげといえば、おかげか。

 観覧車はゆっくり周り、ゴンドラは下に降りていく。地上に徐々に近づいていく。
 「キョン、アンタの電話番号とメ-ル教えてよ。あたしも教えるからさ」
 そう言って、ハルヒは自分のスマートフォンを取り出す。
 ”?”
 ハルヒのスマホは俺と同じ、すなわちXperia Zだった。
 「あれ、アンタも私と同じ機種なわけ?」
 ああ。そういえば、佐々木も同じだったな。
 一瞬、ハルヒが不満そうな表情を浮かべたが、直ぐに俺の番号とメ-ルを登録すると、にやっと笑った。
 「これからもよろしくね、キョン。あんたのこと気に入ったわ」
 ゴンドラは地上に到着した。
 
 
183この名無しがすごい!:2013/05/10(金) 22:19:42.55 ID:le3lFL+t
ハルヒパート終了支援
184 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/05/10(金) 23:55:28.71 ID:rQ0TVLli
しえん?
185この名無しがすごい!:2013/05/11(土) 17:46:26.46 ID:6IivCC+B
今日はほとんど雨です佐々木さん。
186この名無しがすごい!:2013/05/11(土) 18:08:20.98 ID:C8ZUpaKy
こっち(福岡)は晴れてて蒸し暑かったのですよ佐々木さん
天気は西から東への法則に従って、明日にはそちらも晴れるのでしょうね
187この名無しがすごい!:2013/05/11(土) 20:47:54.31 ID:bb39KPOU
.        , -‐- 、. , -‐-ー .、
.       ,'. /  ト、 ヽ   ヽヾ
        i. ((从ソ 从〉,ハハバゝ
.       l. (|┳ ┳i!i| ─ ─i! 
..      ,ハNiヘ'' ー.''ノiハ、. - ノ’ 
.         〈ヾ/゙ノi  /〈にづ┓___
        _.ノUUZゝぐ___,/__||卅]
        ~,'(_,(ソ__//゙> .> /ヾ⌒ヾ
        (--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
.        ゞ/__彡' ¨゚¨    ゞ/__彡'
188この名無しがすごい!:2013/05/11(土) 21:45:38.62 ID:kLZSGkLI
>>187
    ∧
     ||
     || 
  , -‐- 、、  
. ,'. /  ト、 ヽ  
.i. ((从ソ 从〉.           , -‐-ー .、
.l (|;:;:;:;:;;;;:i!i|.          ,'    ヽヾ
,ハNiヘ'' - ''ノ'iハ.           i  .,ハハバゝ
   〈i'∪∪) .           i!i| ─ ─i!
  ノ_/__l_jヽ..            、. - ノ
  `~しし~´.            /〈にづ┓___
     ||        =====ヽ ぐ___,/__||卅]
     ||         .ヾ⌒ヾ//゙> .> /ヾ⌒ヾ
     ||        (--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
     ||.        ゞ/__彡' ¨゚¨    ゞ/__彡'
    ^^^
189この名無しがすごい!:2013/05/11(土) 21:59:40.03 ID:C8ZUpaKy
>>187
ノーマル二人乗りは久々に見たけどやっぱりかわいい
自作なのか改造なのかは知らないが、改めてAA作れる人は凄いと思う
190この名無しがすごい!:2013/05/11(土) 23:47:50.34 ID:dwcUCTEv
AAあらしは、まだいたんだ
191この名無しがすごい!:2013/05/12(日) 00:21:56.24 ID:L3QhNEVw
>>186
福岡は今日も晴れになるようです 今日は両母上様と私がちやほやされる日です!
ウチは4時起きでそれぞれの両親も一緒に8人で門司・下関の海の幸+α食べてきます
旦那運転頑張れ!
ところで佐々木さんは海鮮は大丈夫なのかな?

>>190
>>187>>188は自演じゃないかな
毎回出すタイミングが良すぎる
どっちにしろキモキチはスルーしよう
192恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/05/12(日) 00:28:28.07 ID:c+v180Pp
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS いずれ僕らは大人になる その4


 帰り道、国木田はとても上機嫌だった。帰り際に、今度は二人きりで出かける約束を鶴屋さんとしたそうだ。
 「よほど鶴屋さんを気に入ったようだな」
 俺がそう言うと、国木田は笑顔で頷いた。
 「あの人はすごい人だよ。この前もそう思ったけど、今日一緒にいて、確信したね。頭もいいし、綺麗だし、人間
としての器が大きい。僕にとって、まさに理想の女性だよ」
 国木田が特定の女性のことをここまで熱く語るのは珍しい。
 前に述べたが、国木田はすごく女性に人気があり、かなりモテるのだが、彼女とかは作ったことがない。その気が
ないのか、と思っていたが、成程、国木田は案外理想が高かったということか。
 「でもね、キョン。女性に高い理想を求めるのなら、男の方も自分が高いレベルの人間にならなければならないん
だよ。女性に理想とか押し付けておきながら、男がだらしないんじゃ、女性は幻滅して怒り出すだろうし」
 確かに国木田の言うとおりである。男もしっかりとした”大人”にならなければ、女にそっぽを向かれるわな。」

 「鶴屋さんに彼氏です、て紹介してもらえるように、頑張らないといけないね。”友達っさ”で終わるのは、嫌だ
し」
 「かなり本気だな、国木田」
 「うん。僕もこんな気持ちになったのは初めてだよ。だからこそ本気で行くよ」
 見た目はショタっぽいけど、言うことは実に男らしい。
 「そりゃ次に会う時が楽しみだな。お前と鶴屋さんの仲が進展するのを応援するよ」
 「ありがとう、キョン」

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 鶴屋さんと別れ、家に帰って自分の部屋に戻り、ベットに体を横たえ、スマホを取り出す。
 あいつと同じスマホの機種。そこに記憶させた電話番号とメ-ルアドレス。そしてあいつの写真。
 キョン。おかしなあだ名を持つ、平凡な男の子。
 ”これからもよろしくね、キョン。あんたのこと気に入ったわ”
 あたしがそういった時、キョンは笑っていた。その笑顔も私は気に入った。
 
 ”だけど・・・・・・”
 一つ気になることがある。
 あたしのクラスメイトの佐々木さん。最初にキョンを見かけた合コンの日。キョンは初対面の佐々木さんと随分親しげ
に話していた。かなり話も合うものがあったらしい。
 ”まだ、はっきりとした付き合いがあるわけじゃないけど、友人になりたいとは思っている”
 あの言葉は、佐々木さんのことが気になっている証拠。それに、キョンには女の友人はいるようだ。
 ”ま、だけど、どちらもまだそこまで進んでいるわけではないでしょ”
 まだまだスタ-トライン。色恋沙汰なんて、中学の頃は精神病とか考えていたあたしが、男のことが気になるなんて、
随分変わったものだと思う。
 ”誰にも負けるつもりはないわ。あいつはあたしがいただくわよ”
 佐々木さんと、キョンの、顔も名前も知らない女の友人のことを考えて私はそう心の中でつぶやいた。
193この名無しがすごい!:2013/05/12(日) 04:05:16.86 ID:A4w2Kbgb
                      . -‐: : : v: : :‐- .
                        /. : : : : :⌒:'"⌒: : : : : `丶、
                      , ' : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
                  /: : : : : : : : : : : : : : : : : \: : : : : : : :ヽ
                    /: /: : : : : : : : : : : :i : : : : : : ヽ : : : : : : :.
                /: /: : : : : /: /: : : :|、: : : : : : ハ:ハ: : : : : i
                  /: /: : : : : /: : : : : : : :| \: : : : : : :}: : } : : : :|
              /: /: : : : : : : : 〃: : : : :|_ =-、‐-: : }: :八: : : : |
                 ': / : : : : : : : l_{:L / : /厂  ,r‐\:仏イ|:ヽ : }l
                  ∧{: : : : :l: : :´「八厶イ/   斗ヤ芋ミ : |=ミ : :八
              /: :/Viイ : l: : :斗芋ミ        V)::::リ: : : :lr' } : : : :ヽ
                /: :/ : : 八人:从 V)::::}        ゞ=゙|: : : :ル'′:}: :} 人
             ': : ; : : : : : :{ : トゝ ゞ=′  、      リ: :/ : : : ノ:厶ィ^)
           {: : ハ: : {: : : {: :{ :\     _ ノ ー=彡:/ : :ノ彡'′
            八: {人: (\: :ゝ、: : 个ト .      ィー=彡/
             `ヽ `` ヽ( \: 从ゝ人≧ァ=     |人(
                        \  _/<{_  _ ノ \
                    , -‐‐-  _r‐/∧  /`Y^ヽ  /l`ヽ、
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194この名無しがすごい!:2013/05/12(日) 06:50:17.43 ID:J9aXDUJO
>>191
行ってらっさい
佐々木さんに本来好き嫌いは無くても、海産物はたま〜に当たるからね…

>>192
不穏なハルヒをどうか回避して支援

>>192
かわいいけどsageんさい
195この名無しがすごい!:2013/05/12(日) 08:33:45.65 ID:Vjtu3FlE
いってらーなのです。

確認出来ただけで、私を含めて九州人が3人いるのですよ……
196この名無しがすごい!:2013/05/12(日) 14:49:35.99 ID:J9aXDUJO
河川敷のサイクリングしたら虫が大量発生してて、服にくっつきまくるわ目に入るわで散々だったのですよ佐々木さん
197この名無しがすごい!:2013/05/12(日) 15:34:26.63 ID:dk1TumFh
そろそろ、蟻さんの結婚式が始まる
198この名無しがすごい!:2013/05/12(日) 22:12:46.53 ID:J9aXDUJO
羽蟻が大量に飛び立つのか…今から花粉症用メガネ買おうかな
199この名無しがすごい!:2013/05/13(月) 13:26:27.26 ID:eX1m7HgW
ちやほや休日満喫してきました
遠出しての観光・食事はやっぱり楽しいですよ佐々木さん
そして……先週頭に比べ体重が2キロ強増量していましたよ佐々木さん……
元パティシエのママ友のお菓子も少し我慢です

>>195
私も旦那もチャキチャキの中洲っ子ですよ(今は別の区に住んでいますが)
因みに旦那は基本女性キャラ全員大好きであえて言うなら朝倉さん派だそうです
200この名無しがすごい!:2013/05/13(月) 14:53:33.00 ID:7BgysLoa
>>199
三瀬峠近くにあるベル・ボアーズのパンはオススメなのですよ。
離婚のストレスでゲッソリ痩せた私の代わりに、たんと食べて肥るのですw

私は隣りの県に在住なのですよ。
サレ離婚の後にUターンし、家業と仕事の収益を趣味に回す穀潰しなのです\(^O^)/
201この名無しがすごい!:2013/05/13(月) 16:19:24.07 ID:4oTdBqVr
 ライトノベルの人気作品が結構終盤、あるいは終了しつつあるわけですが、ハルヒシリ-ズは、
画集の短編を除き、新しいのは出ていない。驚愕から二年、そろそろ新刊が出てもいいわけで。
(佐々木さんは出ないだろうけど)今のところ、ぷよ氏,ツガノ氏作品に期待するのみ。とは
言いつつ、ツガノ作品も後3〜4回くらい。谷川先生、完結させる気はあるのかな。
202恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/05/13(月) 17:32:38.76 ID:4oTdBqVr
  恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS いずれ僕らは大人になる その5


 「帰るの?」
 シャワ-を浴びて、服を身にまとっていると、森さんが声をかけてきた。
 「金曜日の夜からお邪魔していますからね。そろそろ戻らないと流石に、ですね」
 「私の家に泊まっても、別にいいじゃない。あの人が何か言うわけ?」
 「父は喜んでいますが、母が。」
 「成程、あっちは複雑なわけね。わからないでもないけど」
 「僕等の今の関係を知ったら、卒倒しかねませんよ」
 僕の言葉を聞いて、おかしそうに森さんは笑う。
 「放任主義で、あなたに早く自立しろと言っているわりには、子離れが出来ていないようね」
 「僕等はまだ、大人ではありませんよ」

 お大人になるって、どういうことだ。
 時々僕は考える。
 僕と森さんのしていることは、大人であることを意味しているのか?
 それは違う。大人であれば、僕らの関係は躊躇すべきものだ。欲望のままに、感情のままに、僕等は体を重ねて
いるのだ。だから、僕等は大人ではないのだ。
 将来のこととか正直、僕と森さんはあんまり考えていなかった。厭世的で刹那的。それが僕等。
 いつから?
 真実を知ったあの日から、3年前のあの日から、僕等は破滅と現実の境目を歩いているのかもしれない。

 森さんのマンションを出ると、頭が急に冷めてくるような感覚に襲われる。あの部屋は、閉ざされた世界。僕と
森さんの閉鎖された空間。
 そこを出た僕の心に浮かび上がる、僕の気持ちを正常に戻してくれる存在――涼宮ハルヒ。
 彼女の存在があるからこそ、僕は正気でいられるのかもしれない。非日常的な生活から、日常的な日々へ戻して
くれる、僕の――

 いつの日か、今の僕と森さんの関係は転換点を迎える。それに伴うのは、破滅か、それとも再生か。
 何となく、元には戻れないような気がする。それに伴う結論も実はある程度、予測している。そして、おそらく
救いはないのだ。それがわかっていながらも、心の奥底で、僕は救いを求めているのだ。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------

 月曜日・光陽学園 放課後
 私の目の前に置かれた映画のチケット。いわゆる試写会の招待状だ。ペアご招待。
 実は私の中学時代の(クラスは別だけど)友人が私にくれたものだ。
 ”彼氏と行くはずだったんだけど、別のところに行くことになったんで、佐々木さんにあげるね”
 実は、前売り券を購入する予定だった、見たいと思っていた映画なのだ。
 ありがたく私はその招待券をもらったのだが、さてここで問題が生じた。
 ペアチケット。すなわちあと一人、誰か私と一緒に言ってくれる人が必要なのだ。
 ”誰と行こうかしら”
 そう心の中でつぶやくと、すぐに一人の人物の顔が浮かび上がった。そして、私はスマートフォンを取り出した。
 Xperia Z。私と同じ機種を持つ男の子。
 画面に彼の名を表示した。
 
203この名無しがすごい!:2013/05/13(月) 18:54:05.67 ID:vXTXDOtV
古泉よ必ずやハルヒをGetしてくれ支援
204この名無しがすごい!:2013/05/13(月) 22:06:36.46 ID:qQqUjma0
しえん
205この名無しがすごい!:2013/05/13(月) 23:08:46.67 ID:7BgysLoa
家業で汗をかき、タンクトップで仕事したら、肩が焼けて真っ赤なのですよ佐々木さん。
皆様も紫外線にはお気をつけて。
206この名無しがすごい!:2013/05/13(月) 23:18:48.49 ID:vXTXDOtV
沖縄の夏は長袖がデフォだそうですね佐々木さん
207『家庭菜園』:2013/05/14(火) 19:47:40.55 ID:KKSyVnl6
「そんな目で見詰めないでくれ。私があなたに夢中なのは、あなたが一番知っているでしょ?」
最近、佐々木は家庭菜園に凝っているらしい。
裏庭に玉葱を植えたから、少し持っていけという事で佐々木の家にお邪魔しているんだが……

「お前は何をしているんだ、佐々木……」

そこには、葱坊主に話し掛ける親友の姿があった。
「やあ、キョン。」
麦わら帽子に長袖のTシャツ、オーバーオールに軍手。そして長靴。少し汗ばんだらしく、背中が少し透けている。
「植物は言葉を解するというからね。褒めて美味しくしようかと。」
「……お前はアホだ。」
「何を言う。実践にて試しているんだ。実際にお母さんや橘さんは美味しいと涙を流していたよ。」
そりゃそうだろ。母親は娘の心遣い、橘はお前の育てたものだというだけで、至上の美味だろうよ。
「割には口説き文句を並べていたが?」
俺の言葉に佐々木がニヤリと笑う。
「くっくっ。……食べる時は口説き文句が必要だろう?」
「言ってろ、アホ。」
大概呆れた俺に、佐々木は言った。

「キミが僕を食べる時のようにね。」

END
おまけ。

結局、俺は玉葱を貰わなかった。いや、貰えなかったといってもいい。
佐々木に口説かれた玉葱なんて、正直想像したくもない。頭から食われろ。俺は食ってやらん。
家に帰ると、妹がオニオンサラダを食べていた。

「あ、キョンくん!佐々木お姉ちゃんから貰った玉葱!すっごい甘いんだよ?」

……俺が玉葱を大嫌いになったのは、言うまでもないな?

END
208この名無しがすごい!:2013/05/14(火) 20:58:40.26 ID:mAS+810t
おつおつ
ちょっと>>206の長袖ネタも入ってるのかな?今日は一際暑かったですね〜




背中が透けても(表面上?)反応しないキョンは、健康と言えるのだろうか
209恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/05/14(火) 22:39:41.58 ID:Lvb1HZXd
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 私と彼女と彼女 その1

 二枚のチケットを前に、私はまたしても考え込むことになった。
 ”他に誰か行ってくれそうな人は・・・・・・”
 中学からの友人は全滅だ。皆充実した学生生活を送っているらしい。
 ”本当はキョンと行きたっかったんだけどな”
 Xperia Zにもう一度、彼の名前を呼び出してみる。そして、私はため息を付いた。
 
 すぐに電話に出てくれた彼と少し無駄話をしたあと、本題に入ったのだけど、結果は残念なものだった。
 『あ〜、悪いかな。その日は先約があるんだ。せっかく誘ってくれたのに、すまない。』
 キョンが、電話の向こうで頭を下げている姿が目に浮かぶ。
 「いや、気にしなくていいよ。突然誘ってごめんよ。ただ、機会があれば、また君と話をしたいのだけど、構わないかい?」
 『ああ。是非』
 「それじゃ、また」
 勇気を振り絞って彼に電話したものの、ちょうどその日に出かける用事があるらしい。私にとって、男の子と映画を見に行く
なんて、初めてのことになるはずだったが、どうやらお預けのようだ。
 
 「あれ、佐々木さん、どうしたの?」
 突然声を掛けてきたのは、涼宮さんだった。
 「うん?これ、映画の試写会の招待券じゃないの。これを見に行くの?」
 「そうなの。友達からもらったんだけど、これ、ペア招待券なのよね。私の友達に一緒に行ってくれないか、誘って見たんだけど、
みんな用事があるって言われたの」
 二度目のため息が私の口から出る。
 涼宮さんは、チケットを手に取り、それを眺めている。

 「ねえ、佐々木さん。あたしと一緒に行かない?」

 涼宮さんの意外な言葉に私は少し驚く。
 「ちょうどこの日、用事ないし、それにこの映画ちょっと気になっていたのよね。あたしじゃ駄目?」
 「ううん。そんなことないわよ。それじゃ、涼宮さん、お願いしていいかしら」
 「OK。それじゃ、土曜日の2時からね」
 「よろしくね。それとありがとう、涼宮さん」
 「お礼はいいわよ。じゃあ、そういうことで」
 涼宮さんはそう言って、私に手を振りながら、教室を出て行った。
 ちょっと意外な人が一緒に行ってくれることになったけど、どうやらチケットは無駄にしなくて済みそうだ。
 
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 試写会の会場は、シネマフレックス8、そのシネコンの一角だった。招待客はペア100組。時間は午後2時から。
 待ち合わせの場所にした、シネマカフェ「モリコ-ネ」には、約束の時間より少し早く来たのだけど、涼宮さんもほぼ同時に来てくれた。
 「少し早いわね。飲み物でも買っておく?」
 シネマフレックスは飲食物の持ち込みが可能で、私は涼宮さんの提案に乗ることにした。
 お昼ご飯は二人とも食べてきたので、とりあえず、飲み物とお菓子を買うことにした。
 結構な量を買い込んで、シネマフレックス8の試写会会場の入口に並ぶ。

 「あれ、佐々木じゃないか。それにハルヒも。どうしたんだ?」

 私達二人を呼ぶ声に、私と涼宮さんは同時に振り向いた。
 そこには、私たちと同じように、飲み物とお菓子が入った袋を持ったキョンと、その隣には、メガネを掛けた、小柄な女の子の姿があった。
210この名無しがすごい!:2013/05/14(火) 22:49:32.67 ID:731v/p1u
しえん
211この名無しがすごい!:2013/05/14(火) 23:42:18.62 ID:mAS+810t
しゅ、修羅場((;゚Д゚))

が、キョンにそんな気は無いんだろうな支援
212『人誅』※内容がエグいので、閲覧注意!:2013/05/15(水) 14:51:22.21 ID:eEB4NNNh
※復讐ネタ、閲覧注意!

ハルヒ達に虐めを受けるようになり、二ヶ月。ボロボロになった俺は耐えきれずに身投げをしたが、周防に救われた。
「無茶苦茶やるね、キミは……」
佐々木がリンゴを剥きながら俺に言う。
「ここは……」
「周防さんの家だよ。」
無機質な室内。周防らしい家だ。
「今はゆっくりと休むといい。……キミの身の上の話は聞いている。ここで傷心を癒していくといい。
僕は、いや、僕だけはキミを裏切る事はない。」
暫く周防の家に留まり、その間、佐々木は俺にずっと尽くしてくれた。
月日を重ね、俺が佐々木に心を寄せるのは、当然の成り行きだった。
抱かせてくれないか、と頼んだら、準備があるから少し待つように言われた。
何の準備か気になるが、まぁそれは俺には分からないものだろう。何度もドアが開き、その度に佐々木は少し待つように言う。

ひとりひとり、彼を虐めた人間を追い込む。それが私の決めた復讐。
涼宮さん達を監禁し、周防さんの力により、不可視フィールドと消音シールドと接触不可シールドを展開させる。涼宮さん達は怯えているけど、安心していいよ。命までは奪わないから。
私には彼女らが感知出来るようにしてもらったが、他の人間には感知すら出来ない。お互いすら見えていない。
「キミ達の罰は、キョンから許しを得る事だ。」
涼宮さん達は、一瞬嬉しそうな顔をしたが、事の重大さに気付き真っ青になった。
姿を感知出来ず、声も聞こえない。筆談すら不可。そんな中で、どうやって許しを乞うか。さて、どうやるかね?
無論、私から虐めについてはおくびにも出さない。必要無いからね。私達の未来にそんな話題は。
私は抵抗する彼女らを連れ、キョンが待つ寝室へと向かった。

部屋に入ってきた佐々木は、まるで誰かに見せつけるように俺の口唇を奪う。
佐々木の身体は、どこまでも柔らかくて優しかった。……もう忘れよう。あんな悲しい出来事は。
あいつらを許す事は出来ないが、佐々木と前を向く事は出来る。破瓜の後の涙に濡れた佐々木に口付けし、俺は前を向く事を選んだ。

キョン、眠ったのかい?……ふふ。こんな安らいだあなたの寝顔って、ここに来て初めてじゃないかしら?
ん?何を泣いているの?おかしな涼宮さん達。え?そこに涼宮さん達がいるのか、って?勿論だよ古泉くん。
ああ失礼。お互い見えないんだったね。失言だったよ、すまない。
まぁじっくりと自分達の行いを反省していればいいんじゃないのかな?いずれ許して貰える時が来ればいいわけだしね。
……ああ、それ?キョンの転校手続き。流石に北高にはもう居られないだろうし、新しい生活に逃げるのもひとつの道だから。
そろそろ周防さんの私にかけたフィルターも消えるわね。……ああ、私も当然感知出来なくなるわ。短い付き合いだったわね。ごきげんよう。
……どうすれば許されるか?そうね。せいぜい苦しみ続ければいいんじゃない?

永遠に一人でね。

場に静寂が訪れ、私はキョンの温もりに包まれながら安心して眠った。

END
ドラえもんを読んでいたら、唐突に思い付いた。復讐に使うなら、石ころ帽子ほど怖いものはなし。
213この名無しがすごい!:2013/05/15(水) 18:18:58.60 ID:TeJ6E4aZ
>>212
なかなかのID


内容深読みすると辛くなりそうだからこれで許して
214この名無しがすごい!:2013/05/15(水) 23:14:38.46 ID:TeJ6E4aZ
寝苦しいよ佐々木さん
215この名無しがすごい!:2013/05/16(木) 06:33:34.72 ID:ZtklbWpJ
>>211
キョンは、わかってて鈍感なふりをしている可能性もある
ハルヒシリーズのキョンのモノローグは、キョン自身の意識的な編集経てそうな雰囲気を感じる
216この名無しがすごい!:2013/05/16(木) 18:06:35.90 ID:CmUExy4r
やっぱりシリーズの裏設定はキョンの回顧録みたいなもんなのかな?
佐々木さんの下の名前が出ない理由が、キョンの家族だからだといいんだが
217この名無しがすごい!:2013/05/16(木) 21:25:39.24 ID:L7//Uxs3
堅パンを久々に見たので買って帰ったら、家中で阿鼻叫喚なのです。
私と姉は歯が弱いので牛乳に浸して食べていたら、母から邪道だと叱られたのです。
お互い良い歳になってまでも母親に叱られるのは、とても気恥ずかしいものなのでしたよ佐々木さん。
218この名無しがすごい!:2013/05/16(木) 21:49:25.01 ID:CmUExy4r
歯が丈夫な人はうらやましいのですよ
小学生の頃なんか毎日ちゃんと磨いても、歯医者さんのお世話にならない年があったかどうか自信ないくらい(´・ω・`)
磨き方が悪かったのでしょうか佐々木さん
219この名無しがすごい!:2013/05/16(木) 22:24:37.37 ID:yXwb93E/
一つには、乳児期に口に虫歯菌を根付かせなければ、
虫歯菌を常在菌とみなさない状態になるので、虫歯になりにくい。
あと口の中のPHによって、あんまり歯磨きしなくても虫歯になりにくい人がいる
(その分歯周病のリスクがあがるらしいけど)
なので、本当に小さい頃からお母さんが注意してた人以外は、口の中のアルカリ農奴の体質が大きい。
220 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/05/16(木) 23:53:41.63 ID:ZtklbWpJ
なるほど
221恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/05/17(金) 00:20:32.17 ID:IJou7gjD
  恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 私と彼女と彼女 その2

 「ひょっとして・・・・・・佐々木が誘ってくれた映画は、このことだったのか?」
 そういえば、キョンに電話したとき、私は映画の題名と時間を言わなかった。キョンに電話をかけることだけに頭が
いっぱいになって、肝心なことを言っていなかった。
 「ああ。君の先約てのは、これのことだったのかい?」
 とんだ偶然に思わず笑ってしまう。
 「長門が、あ、そういえば紹介していなかったな。こちらが長門有希。北高の、俺の頼りになる友人だ」
 キョンが紹介した女の子は頭を下げる。地味な感じだが、整った顔つきの、なかなか綺麗な女性だ。
 「長門、こちらは佐々木、そして涼宮ハルヒ。光陽の生徒だ。この前知り合ったんだ」
 「初めまして、長門さん、佐々木です」
 「よろしく、あたしはハルヒ。あなたのこと、有希、て呼んでいい?」
 長門さんは微笑みながら大きく頷いた。

 キョンから聞いた話によると、長門さんの従姉妹がこの映画の試写会に応募したところ、チケットが当選したらしい。
案外この手のチケットは当たる確率が高いらしい。
 その従姉妹は長門さんとこれを観るつもりだったそうだが、用事が出来て行けなくなったらしい。それで、その従姉
妹はキョンに代役を頼んだそうだ。
 ”だけど、その従姉妹の子、本当に用事があったのかな?”
 何となくだけど、キョンと長門さんの様子を見ていると、そう思えてくる。
 キョンは長門さんをかなり信頼しているようで、長門さんもキョンと話しているとき、安心したような表情をしている。
 少し長門さんを羨ましく思った。

 映画の席は、スクリ-ン正面から少しずれた後ろの方の席だったが、何と私達とキョン達の席は続きの並び席だった。
 順番的にいえば、涼宮さん、私、キョン、長門さんで座ることになった。
 映画は僕等と同じ高校生が書いて、新人賞をとって、話題になった小説が原作の恋愛と青春もの。
 「For you〜あなたへ届ける想い」
 安ぽっくなく、現実にもがきながらも正面から物事に向かっていく、高校生たちの物語。上下二冊の、結構分厚い物語
だけど、心境とか行動とかが、本当にリアルに描かれていて、一気に読み終えた。(涼宮さんもこの本を読んでいたらしい)
 ある女の子と一人の男の子、彼らを取り巻く仲間たち、ライバル。その彼らの入学から卒業までの物語。
 それをどうやって、映像化したのだろうか。
 楽しみでもあり、同時に不安もある。自分の好きな作品なら、誰だってそういう気持ちになるだろう。

 「あれ、開かない、このジュ-ス」
 長門さんがジュ-スのキャップに苦戦していた。珍しい、ガラス瓶の金属製キャップで、「伊予柑」とラベルが貼ってある。
 「珍しいもの買ったな・・・・・・長門、借してみろ、開けてやるよ」
 キョンはそう言って長門さんから瓶を受け取り、力を入れて、キャップを開けた。
 「ありがとう、キョン君」
 長門さんの顔は、本当に嬉しそうな表情をしていた。

 「キョン、私のも開けてよ!」
 涼宮さんがペットボトルをキョンに放りやる。
 簡単にキャップを開けると、キョンは涼宮さんに「ほれ」と言いながら、ペットボトルを手渡した。
 この前、鶴屋さんとキョンの友人の国木田君とのお出かけの時、涼宮さんとキョンが一緒についていったそうだが、その時
以来、涼宮さんはキョンを気に入ったようだ。
 ペットボトルを受け取った涼宮さんはご機嫌だった。
 
 
222この名無しがすごい!:2013/05/17(金) 04:25:24.85 ID:0bVS29Zk
>>216
なかなかおもしろそうな考え方だ。
223この名無しがすごい!:2013/05/17(金) 08:18:01.45 ID:2M9i3v9T
>>221
異常な確率の偏りからして、ハルヒの力は健在ぽいな支援

>>222
似た設定のSSどこかに有りそうとは思う
224この名無しがすごい!:2013/05/17(金) 09:47:05.10 ID:TIqGCgko
猫も杓子もフローラルばかりなので、香水を代えてみたら職場で大不評なのですよ佐々木さん。

私はユニセックスで最高にクールな香りだと思いましたが、臭いと言う人が多く、えっちぃ匂いと言う人までも……。
出勤後にやたら匂い嗅がれるし、香水は難しいのです。
225この名無しがすごい!:2013/05/17(金) 18:35:15.22 ID:2M9i3v9T
佐々木さんは香水つけたりするのだろうか?元々詳しくないしイメージ湧かないなあ

きょこたんは柑橘系
226この名無しがすごい!:2013/05/17(金) 20:52:31.36 ID:Oh4SO8rq
>>225
初デートに気合を入れて香水を付けていき
キョンに「今日はいつもと違う匂いだな」
と首元を嗅がれて真っ赤になる佐々木さんと、
いつも匂いを嗅いでいるのがバレて慌てるキョン
なんてのはいかがでしょう
227この名無しがすごい!:2013/05/17(金) 20:54:13.11 ID:KMEgjTZY
香水は不評のことも多い
228この名無しがすごい!:2013/05/17(金) 21:15:37.01 ID:2M9i3v9T
>>226
想像したらニヤニヤが止まらんくなったwww
229この名無しがすごい!:2013/05/17(金) 21:47:59.33 ID:dD2qkc9X
>>225
                             §
  コウスイハ カオリガ ウスクナッテキタカラッテ         §  さあ、キョン!
  イッパイ ツケチチャウノハ ダメッサ!           §  この匂いは何の匂いで、どこでつけてきたのか、
  ウスクナルノハ ハナガ ナレチャッタ ダケダカラネッ     §  納得のいく説明をしてもらおうじゃないの!
.   ,.-‐―-.、                       §    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   / , ―-,、ヽ オトナダネ キョンクン_       §   コレハ…タマタマ               シュツドウ タイセイヲ
.  l i.((ヽ バノリ        '´;  , ヽ   , -┴ー.、 ツウガクロガ コンデテナ  カタ クビスジ カラ  トッテオキマスカ…
  |(| | ┃ ┃ | ( "ミ0 ̄`ヽ iメルリノリリキ! .〃 u   ヽヾ             セイブンヲ ケンシュツ ,.-,へー-、
  l | |''' ワ''ノi.| ))(八)ヽソ ノfハ. ゚ -゚ノk! .i ハハバハ>  .  ,.-‐―‐-.、    , -‐- .    ノ.,K ヾ、ヽ、.ヽ
  ノ (リ |{H}l'i)リ、 ヾ)゚ヮ゚ノ).(《<')゙キチi)》  イ(! ─ ─|i    ノンニニヾ#ヽ.  ン       ヽ. ノiリノ\Nハヾ 〉
. (. (. く_/_i_l_ゝ).) ('|廿|).   ぐイTi,ゝ  .ゞハ、 〜 ノ’  .オl|ノメ从从|.芥ハ ノハノハ从ハN. ! イ!⌒| ⌒|l) !
.     (__八__)  . し-J    iミiヨ     ミ≡≡j      |li ┃ ┃ | |).l | . i.!┰ ┰ | |) i  .ル、〜 ,ノリN
                           ミ≡≡j  .   ハl、'' ワ''ノN从!. リ、 ヽ ノリハ'   (とス)i
             ∧∧  フケツデス     (_ノノ      〈i'l{H}| {l'>     i:l{H}l::{')      l´'T`^i
ウツリガ ニハ      ( -x-)   ,.- ー‐- 、             く/_i_j_,ゝ      </_i_l_j,ゝ     〈__八__〉
ゴヨウジン デアル .〜(  w   〃" ー ' ゙`ヽ   __         (__八__)        (_i__)
                l     ` jソ
230この名無しがすごい!:2013/05/17(金) 22:33:17.82 ID:2M9i3v9T
>>229
佐々木さんの残り香で保存させて頂きましたm(__)m
231この名無しがすごい!:2013/05/17(金) 23:11:09.86 ID:2rOYHnVD
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.      /rシ/ニニヽヽ 
      ハ芥.lノメ从从| |
      i l (| |;;=;;;;;;=;;i |
      i从リ、ilil-liliノリl
.         {i'∪∪)
         ノ_/__l_jヽ      ,. ‐-ー- 、
        `~しし~´     ノ /    ヽ
                  ノハハハハハ !
           ;       .!|─ ─ .iリ)! 
                   ’ 、 ヮ ノル´
           ;.        {!とス) 
                     i´゙T`i
         -━━-      〈_.八_,>
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.       ,'. /  ト、 ヽ  
       i. ((从ソ 从〉
       l (|;:;:;:;:;;;;:i!i|
      ハNiヘ'' - ''ノ'iハ 
.        .{i'∪∪)
         ノ_ュュュュヽ.      ,. ‐-ー- 、
        `~しし~´     ノ /    ヽ
                  ノハハハハハ !
           ;       .!|─ ─ iリ)! 
                   ’ 、 - ,ノル´
           ;.        {!とス) 
                     i´゙T`i
         -━━-      〈_.八_,>
232この名無しがすごい!:2013/05/18(土) 02:54:34.54 ID:9VQWln8u
おやすみ
233この名無しがすごい!:2013/05/18(土) 12:45:32.21 ID:Y+OgkOpu
匂いに関わる描写ってあったっけな。

きょこたんが柑橘系なのはイメージ通りで一瞬あったような錯覚したが、うーん。
234この名無しがすごい!:2013/05/18(土) 21:37:01.78 ID:TgsUWYtY
何となく温度計を見たら、熱帯夜の条件クリアしててちょっとびっくりなのですよ佐々木さん
235この名無しがすごい!:2013/05/18(土) 22:07:15.14 ID:LdsJHd7y
『香りのイメージ』

匂いのイメージ的に佐々木さんは、ムスク系なのです。または男性用を上手く使いこなすか。
香りに好悪があり、つける人をすごーく選ぶのですが……
ファーレンハイトを上手く使いこなして欲しいのですよ。

アナスイ、ベビードールなどの甘系は、朝比奈さん。
ポリスインターアクティブなどの少しさっぱりした甘い感じは、涼宮さん。
エゴイストなどの大人っぽい匂いは古泉さんや藤原くん。
長門さん達は、ノンスメがいいのです。
キョンさんは、佐々木さんと同じ香水を使って欲しいのですよ。

……佐々木さん?どうしたのですか?
え?全身に移り香させてくるから待ってて……?

あばばばばばば!佐々木さん、えっちなのはいけないのです!

END
236この名無しがすごい!:2013/05/18(土) 23:26:01.40 ID:TgsUWYtY
>>235
昨日の香水ネタですね乙ー
銀英伝の影がちらつきながらファーレンハイトの特徴をぐぐったら、佐々木さん更に女性にモテるようになってしまいそうなんですがw
237 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/05/19(日) 00:06:03.62 ID:8PzwB1Ps
佐々木
238恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS :2013/05/19(日) 01:13:46.25 ID:O91qO11X
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 私と彼女と彼女 その3


 映画を見終わった私達は、シネマカフェ「モリコ-ネ」にいた。
 「正直、微妙ね。感想として」
 上映時間、二時間十分。その中にうまく納められるか、原作愛読者として心配したのだが、感想は述べた通りで
ある。
 「基本は抑えていたのだけど、いくつか省略しすぎよね。主人公の二人が最終的にお互いを選ぶ過程も、省かれ
ていたし、あれじゃご都合主義よね」
 涼宮さんも少し不満顔だ。
 「なかなか原作の雰囲気を、二時間の映画にするのは難しいかも。原作が上下二冊で、結構分厚いし」
 どうやら長門さんも原作を読んでいたようだ。
 「ドラマにしたほうが良かったかもね」

 「まあ、でも流れ的には納得いったな。原作は俺はまだ読んでないけど、結局、主人公は女友達を選んだのは、
そうなるだろうな、と思ったよ。女の子のライバル達は主人公にも魅力的だったろうけど、それまでの積み重ねと
信頼関係が、二人を結びつけた、と受け取ったけどね。俺も原作読んでみようかな」
 「キョン、よかったら、僕の本を貸してあげようか?」
 キョンの言葉を聞いて、私は反射的にそう言った。
 「え、いいのか?」
 「遠慮はいらないよ。僕は読み終えているし。読者が増えてくれるのは、ファンとして嬉しいし」
 
 我ながら素早い行動だったと思う。
 横目で見ると、涼宮さんが何か言いたそうな顔をしている。おそらく涼宮さんも私と同じことを言おうとして
いたのだろう。かなり涼宮さんはキョンのことを気に入っているようだ。
 こういう場合は先手必勝が大事。

 モリコ-ネを出て、私達は買い物に出かけることにした。
 涼宮さんが、夕食を皆で食べようと提案してきて、皆乗り気になり、それまでまだ時間があったので、買い物を
することにしたのだ。
 どこのお店も既に夏物商戦真っ最中。急に最近暑くなり、季節が変わりつつあることを示していた。
 その途中で気づいたのだけど、キョンはこういうことに慣れている様子だった。長門さんや涼宮さんに、試着後
の感想を求められていたけど、かなり的確なのだ。
 「キョン、君は女性の服を選ぶのは慣れているようだね」
 そう聞いたら、キョンの妹さんがいつも服を買いに行くときは、キョンに連れていってもらい、選ぶのも手伝っ
てもらうそうで、また、長門さんとは彼女の従姉妹を交えた三人で買い物をしたことがあるので、こういうことに
なれているとのことだった。
 女性と付き合うのが苦手だと言っていたが、キョンは基本的には女性を大事に扱うタイプの人間のようだ。
 私も、一枚、これjからの季節に必要な洋服を一着、キョンに選んでもらうことにした。

 「いい感じじゃないの。佐々木さんの雰囲気にあっている気がするわ」
 試着室から出てきた私を見て、涼宮さんは褒めてくれた。
 キョンが選んでくれたこの服は私も大いに気に入った一枚だ。
 「これ、ちょっと代金を払ってくるわね」
 これから先、この服を着る機会が増えてくる――そんな予感がした。
239この名無しがすごい!:2013/05/19(日) 07:43:09.97 ID:gPPjG6Jw
おはよう支援
この女性陣、つまりは今のところ妹ちゃんと同列に見られてるってことでもある……?
240この名無しがすごい!:2013/05/19(日) 14:48:36.53 ID:VmonV/CZ
>>239 女性の友人が多い私の弟の、女性への接し方が(私の友人とすごく仲が良い)
「姉さんみたいな扱い方(友人評)」だそうです。女性にとって気軽に話せる
異性の雰囲気とは、そんな感じかなと思うのです。キョンもそんな感じで女性陣と
接しているのでしょう。自分で言うのもなんですけど、私達みたいに姉弟仲が良いと、
男性は、他の女性に対してもそんな風に接するようですね(ちなみにSSを書くのも
、弟との共同作業です)。買い物の場面とかは弟をモデルにしています。
241この名無しがすごい!:2013/05/19(日) 16:52:12.90 ID:pgz8IbT7
>>240
姉弟仲良く、共通の趣味があるって素敵なのです。
私の姉は、最近でこそ仲良しなのですが…昔はいつか必ずブッ殺す、と誓っていた位の仲だったのですよ……w
242この名無しがすごい!:2013/05/19(日) 22:42:06.69 ID:gPPjG6Jw
>>241
逆にキョン妹は、将来他人行儀になったりしてw
243ある日の香水談話:2013/05/20(月) 07:08:08.19 ID:R1hu5rL7
香水か……ナポレオンの逸話知ってるかい?
ナポレオンがフランス革命の貴族断罪政治で廃れた香水を復権させたのは知る人ぞ知る話だ

ドイツ遠征時ケルンで出会った香水を気に入ったナポレオンは『ケルンの水』つまりオー・デ・コロンと名付けた
彼の気に入り方は尋常ではなく一ヶ月で瓶60本分使っていたそうだ
ナポレオンの妻ジョセフィーヌも香水を気に入ってこれまた尋常じゃない量を使ったらしい
そのおかげでフランスに改めて香水が広がり流行したんだからそこまでは良かったんだがね
ナポレオンが好んで使ったのはフローラル・シトラス等いわゆる植物性の香り
ジョセフィーヌが好んで使ったのはムスク等いわゆる動物系の香り
先に書いたとおり二人共かなりの愛好家だったから香りの振りまき方も半端じゃない
そのせいでお互の香りが気に触りそれが離婚の原因となったのだという……あくまでも噂だけどね
そのせいか、僕はムスク系にちょっと抵抗があるんだよ

キョン「ああ、そういえばナポレオンの匂いの逸話といえばこういうのあるな
     部下がお酒のつまみを持ってきたところ珍しくナポレオンは居眠りしていたんだ
     そこで何を思ったか、部下がつまみであるカマンベールチーズの匂いを嗅がせた
     そこでナポレオンがつぶやいた一言がこれ

     『ジョセフィーヌ、今日は勘弁してくれ』 だってさ、HAHAHAーあ、あれ? ドン引きなさってます?」

ふむ、君というやつは……ああ、橘さん、意味が分からなければそれでいいよ そのままのあなたでいてね
それと香水といえば
香りの濃度の濃い順から『パルファン』『オー・デ・パルファン』『オー・デ・トワレ』『オー・デ・コロン』となるが
元々体臭が強くない日本人に左二つはちょっと強すぎると思うんだ 街中で付けてる人とすれ違うとちょっとキツいね
ブランド名だけで買ってしまう日本人らしいといえばらしいんだがね……

あと、きちんとした店で買う時は香りの移り変わりにも注意だね
付け始めは『トップノート』一番長く香るのが『ミドルノート』残り香を『ラストノート』って言うんだ
一番長いミドルノートはつけて30分位で香るものだからサンプルを手の甲につけた時は暫く待ったほうがいい
まぁ、僕らがそこまでのものを使うのはちょっと背伸びがすぎるかな

そういえばキョン、君は何もつけてないね
ああ、いいんだ 僕は君自身のその匂いが落ち着くからね ほかの子達もそうじゃないかな?
244この名無しがすごい!:2013/05/20(月) 07:15:06.95 ID:R1hu5rL7
>>235でちょっと前に聞いた話を思い出して書いちゃいました
キョンのセリフは知人と飲みながら香水の話しをしてた時の旦那のもの
ええ、後で軽くぶっ飛ばしました
245この名無しがすごい!:2013/05/20(月) 11:04:13.04 ID:bmd80uxJ
>>242
やめてw
キョンに悪態つくならともかく、それは寂しい……w

>>243
乙です!香水は元々体臭を隠すためのものですし…
現代のヨーロッパも日本人基準じゃ耐えられないものがありますが、中世、近代のヨーロッパなんて清潔の度合いに関しては、日本の平安時代並みですからねぇ……
お風呂に毎日浸かれる環境に感謝です。
まぁ、旦那さんは……男のお約束ですよw
246この名無しがすごい!:2013/05/20(月) 12:18:19.11 ID:WbR6m5PY
>>243おつー
最後に一つ牽制を兼ねた探りを入れる佐々木さん、きっと目は笑ってないw

>>245
ほんと風呂は良いですねえ
いつかは大分だか鹿児島だかの、家庭に温泉引いてる地域に住みたいもんです
247245:2013/05/20(月) 13:23:58.59 ID:bmd80uxJ
>>243
乙補足。確か、カマンベールでなくブルーチーズだったと思います。

香水は香水でも女陰の香りという、絶対につけたくない代物がドイツにあったはず……w
248『ふらくら時間3』:2013/05/20(月) 20:12:57.38 ID:bmd80uxJ
梅雨。通学路を歩いているとふと紫陽花に目が止まった。
「(何故か佐々木やハルヒを思い出すな。)」
花言葉は何か。長門に聞いてみたら……

「移り気」「高慢」「辛抱強い愛情」「元気な女性」「あなたは美しいが冷淡だ」「無情」「浮気」「自慢家」「変節」「あなたは冷たい」

……という笑えない結果になった。
おい、古泉。笑い過ぎだ。朝比奈さん、目が冷たいんですが……

「……っと、メールか。」
メールの差出人は、ハルヒ。
『なんか紫陽花ってあんたのイメージよね。』
こいつは何を抜かすか。
またもやメールが入る。次は佐々木だ。
『紫陽花を見ていたら、なんとなくキミを思い出したよ。写メを送っておく。』
……いじめか?いじめだろ?
「元気な女性」「あなたは美しいが冷淡だ」。この二つは、まさに佐々木とハルヒだ。俺に合うのは……
まさか「辛抱強い愛情」なのか?!

「(「高慢」、「自慢家」、「無情」、「あなたは冷たい」)」
「(「移り気」、「無情」、「浮気」、「変節」、「あなたは冷たい」)」

二人が紫陽花を見ながら溜め息をついていた、と長門に聞かされたが、俺には意味の分からない話だ。

END

梅雨入り前にフラクラw
紫陽花、綺麗ですよね。
249この名無しがすごい!:2013/05/20(月) 20:43:08.09 ID:WbR6m5PY
おつ
宝石の意味とかもだけど、なんで花言葉ってこんなにたくさん意味があるんでしょ(´・ω・`)?

端から見ればハルヒで(自主規制)、佐々木さんで辛抱強い愛情がしっくりくるけど、キョンはちょっと合わないような気もする
……が、想う当人達にとっては重大なんだろうなw
250この名無しがすごい!:2013/05/20(月) 21:29:51.51 ID:bjn/6zXz
>>243
乙。なんかキョンは佐々木さんに悪気なく軽い下ネタふってきそうなイメージがある。
時折性別のこと忘れてついやっちゃう感じで。
他の娘が露骨にウブな反応して泣くか怒るかだけど、佐々木さんは一番上手くあしらえそう。
その度に抗議はするものの、激しい反応しないからスマンで済む上に、自分からも微エロネタ
仕込むから止まらない負のスパイラルw
長門や九曜はわからん。

>>248
乙。佐々木さんとハルヒをキョンは花に例えてたのはよく覚えているが、
キョンに合った花言葉ネタは珍しい。
251この名無しがすごい!:2013/05/21(火) 06:41:54.81 ID:DUeSi+Gh
おはようございます。
今日はお仕事は休みなのですが、家業で働いているのですよ。
日の出から暑くなるまで働き、日中は楽器を触ったり本を読んだり姉の子の面倒や家事をして過ごし、日の陰りから夜まで働く。
週一位で趣味のセッションに参加して、旧交を暖め、新しい友人と出会う。
もう少し敷地を拡げて、こんな理想的な生活を毎日過ごせたら素晴らしいのですよ、佐々木さん。
252この名無しがすごい!:2013/05/21(火) 19:10:45.44 ID:6aUEgs3+
PM2.5漂う屋外と、人が生活する限り確実に埃舞う室内は、実際のところどちらが安全なんでしょうか佐々木さん
253この名無しがすごい!:2013/05/21(火) 20:34:56.04 ID:ciZj3aMh
こんばんは 佐々木さん
254この名無しがすごい!:2013/05/22(水) 12:43:39.39 ID:xx1x/HES
今日も空が霞んでるのですよ佐々木さん
255この名無しがすごい!:2013/05/22(水) 17:26:36.87 ID:QaGKjqz9
毎日毛虫がスカイダイビングしてくるので、回避するのに必死ですよ、佐々木さん
256この名無しがすごい!:2013/05/22(水) 18:27:19.45 ID:xx1x/HES
虫は苦手な佐々木さん
257この名無しがすごい!:2013/05/23(木) 06:42:54.33 ID:3XdFlrEY
「そういや、昔に比べたらすごくお洒落になったが、服とかどこで買ったんだ?」
「フリマだが?なんなら一緒に行くかい?」

「何であんたら二人でいるのよ!」
「お前こそ何をしてるんだよ……」
「団費を稼ぐ為に、フリマに出店してるのよ。みくるちゃんのお手製のお菓子とか、いらなくなった服とか。」
「幾らだ?言い値で買おう。」
「「おい!」」

という妄想をしたのです。
258この名無しがすごい!:2013/05/23(木) 12:36:27.95 ID:4d/nK/QW
いろいろと更なる妄想が捗るな
未だ売り切れてないあたり正式な開始時間より15分ほど前に会場に来てそうだとか、キョンを制して佐々木さんが無理に買ってもみくるのふわふわな服はあんまり合わないだろうなとか、
ハルヒが『衣装』ではなく『服』と言ってるあたり、もしキョンに売るのを許可するならみくるのはお菓子だけで服はハルヒのに違いないとかw
259この名無しがすごい!:2013/05/23(木) 21:41:35.98 ID:4d/nK/QW
寂しいのです佐々木さん
みんなもっとレスしようよー
260この名無しがすごい!:2013/05/23(木) 22:18:32.74 ID:cxK7BzTE
佐々木さんは俺の嫁
261この名無しがすごい!:2013/05/23(木) 23:14:55.89 ID:4d/nK/QW
旧姓佐々木のキョン夫人に兄弟姉妹って居たっけ?
262この名無しがすごい!:2013/05/24(金) 02:13:52.25 ID:w2FH7i9L
>>261 多分一人っ子。実はハルヒが異母姉妹というネタが、思いついた。

 あと少しでヤングエ-スの発売日。いよいよ佐々木さんに再開。ぷよ先生、
期待してます。TOPIAと言うぷよ先生のHPで佐々木さん、橘、九曜の三人娘の
イラストを観る。ついでにPIXIVも拝見しました。皆うまいな。
 絵心があれば、ここのSS漫画にするのに絵心ゼロです。悲しいです。
263この名無しがすごい!:2013/05/24(金) 04:20:00.85 ID:SxZvS95s
>>262
絵は下手なりに書きますが、絵柄が『ハルヒ』に全く合わないのですよ……。

私が以前書いたSS『恋するニワトリ』、『Voice』は一度絵にしましたが、モノローグが多く雑多になったのです。
『漫画』で面白いものと『文章』で面白いものは全く違うな、と今更ながら考えたのですよ佐々木さん。
264この名無しがすごい!:2013/05/24(金) 07:39:58.15 ID:ZK8w7t3h
>>262
異母姉妹て、結婚式とかで修羅場確定になりそうw

>>263
いっそ台本形式なら、漫画にしやすかったりするのでしょうか?
265この名無しがすごい!:2013/05/24(金) 08:13:11.94 ID:SxZvS95s
>>264
私基準で、よりやりにくいのです。
文章で想起させる事を絵に起こすか、モノローグを入れるかの違い。私には前者が凄く難しかったので、後者にしたのですが……
台本形式だと前者同様。場の状況等を絵に起こすにはセンスがいると思うのです。
他の方は他の意見があると思いますが。
266この名無しがすごい!:2013/05/24(金) 12:45:05.87 ID:ZK8w7t3h
一雨くるまで空の霞みが取れそうにないのですよ佐々木さん

>>265
やっぱり難しいのねぇ…
267恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/05/25(土) 01:45:04.20 ID:oX/KTsRB
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 私と彼女と彼女 その4


  夕食に涼宮さんが選んだ店は、有機自然食品で作ったバイキング料理の店で、しかもそこは料理学校の生徒達が
実習の場として作っているために、お得であるという店だった。
 営業時間が短いため、早めに行かないと席が埋まるということで、少し早めにその店に入店する。
 窓側の、奥の席に私達は腰掛けた。
 キョンの隣に長門さんが座り、彼の正面は私。私の隣に涼宮さんが座った。
 「飲み物を選ぶか」
 メニュ-を見ながら、全員で選んでみる。
 「俺が持ってくるよ。みんなは料理を取りに行ってくれ」
 そういってキョンはテ-ブルを離れる。
 ちなみに、皆が頼んだものは、私がジャスミン茶、涼宮さんがウーロン茶、長門さんが清美オレンジ、キョンが水
出し冷緑茶だった。

 しかし、涼宮さんにしろ長門さんにしろ、よく食べる。キョンより食べているような気がする。
 「長門、サラダとってくるけど、ついでに飲み物追加で持ってこようか?」
 「あ、それじゃ、キョン君が飲んでいたものとおなじ物をお願いしていい?」
 「キョン!あたしにはりんごジュ-スを持ってきて!」
 涼宮さんの言葉に、少し苦笑しながらもキョンはサラダと飲み物を取りに行った。

 「それにしても、長門さん。キョンはあなたに随分優しいようね」
 「え、あ、でも、キョン君は誰にでも親切だよ。面倒見もいいし」
 「そうね。私もそう思うけど、でもあなたにはとても気を使っているように見えるの。少し羨ましいわ」
 そう言うと、すこし長門さんは顔を朱色に染め、うつむいた。
 「でもさ、キョンて話しやすいよね。あいつは女の子と話すのが苦手だと言っていたけど、そうは思えない」
 「相性じゃないかしら。私達と話すときは、自然体で話しているみたい」
 「それって、私達三人とキョンが、相性がいいってこと?」
 「そうね。話しやすい、変に気負わず話せるということはそういうことじゃないかしら」
 「ふうん。でも、佐々木さんの言うとおりかもね」

 三人で色々話しているところへ、キョンがサラダと飲み物を持って戻ってきた。
 
 夕食のあと、私達三人を、キョンは家まで送ってくれた。
 最初は長門さん、次に涼宮さん、そして最後に私。
 「ありがとう、キョン君。また月曜日に」
 「それじゃ、キョン。また皆で遊びに行こうね。じゃあね」
 長門さんと涼宮さんは性格もまるで違うけど、キョンと別れる時は、二人共名残惜しそうな顔をしていた。

 すこし宵闇が濃くなってきた道を、キョンと二人で並んで帰る。
 この前、成り行きで塾の帰りに送ってもらって以来だ。
 「今日は楽しかったよ」
 「ああ、俺も。まさか佐々木たちと一緒になるとは思わなかった」
 「僕もあれには少し驚いた。偶然とは恐ろしいものだな」
 いろいろなことを話しながら、少しづつ我が家に近づいて行く。
 楽しい時間はそろそろ終わりを告げる。シンデレラの鐘の音が聞こえるような気がする。
 
 「今日はありがとう、キョン。また機会があれば、君たちと遊びたいのだが」
 私の家の玄関で、キョンお顔を見てそう告げる。
 「また時間があるときに、俺でよければ、付き合うよ」
 「ありがとう、キョン。君や長門さんとは、なんだかいい友達になれそうな気がするよ」
 「佐々木だったら、長門も友達になれるんじゃないかな」
 キョンは笑ってそう言った。

 私と長門さんと涼宮さん。
 私達三人を繋ぐキョンという一本の糸。
 これから先、キョンをめぐって面白いことが起こりそうな、そんな気がしてきた。

 
268この名無しがすごい!:2013/05/25(土) 06:56:07.12 ID:4ayJEJ8f
おはようございます、ずいぶんと朝が明るくなりましたね佐々木さん

>>267支援んー
269この名無しがすごい!:2013/05/25(土) 11:31:38.43 ID:Z7AEWp26
しえん
270恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/05/25(土) 18:39:40.28 ID:oX/KTsRB
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 花嵐浅き夢見し その1

  「はい、藤原です」
 夕食後、お風呂に入り、そのあと臨時に花の注文があったので、ラウンジに花を届けにいったあと、家に戻ると同時に
携帯電話がなった。
 『こんばんは、藤原君』
 愛らしい、ふわっとしたような声。間違えるわけもない。
 「こんばんは、朝比奈さん」
 『ごめんなさい、夜遅く。藤原君、突然なんだけど、今度の土曜日、なにか予定がありますか?』
 「いや、何もないですけど」
 『もしよかったら、その日、生花の大展覧会が あるのだけど、一緒に見に行きませんか?』
 彼女の言葉に、僕は驚いた。なぜなら、こっちも彼女を誘おうかと思案していたからだ。
 「はい、是非に」
 『良かった。待ち合わせは展示会場でいいですか?』
 異論はない。僕は返事をすると、電話を切り、壁にかかったカレンダーの日付に丸をつけた。

 土曜日。
 会場は駅に直結した大型百貨店の催事場だった。
 広々とした展示場に飾られた、生花の各流派がその歴史と技の誇りをかけて活けた花の芸術。
 花を扱う家の息子としては、身震いするほどだ。
 「藤原くん」
 僕の名を呼ぶ声に振り返り、そこで目にしたものに、僕の目が点になる。
 着物姿の朝比奈さん。派手さはなく、しっとりと落ち着いた雰囲気の中にも、美しさが光る、彼女を際立たせる着物
を見にまとっていて、思わずその姿の見とれてしまった。
 「こんにちは藤原くん」
 天使のような笑顔で話しかけられて、何故か僕は深々と頭を下げてしまった。気分的に言えば、お姫様に頭を下げる
従者と言った感じだ。

 「朝比奈さんて、青山方丈流の家元の娘さんだったんですか?」
 「はい。父が18代目の青山方丈を名乗っています。私はその次女なんです」
 青山方丈流は血縁でなく、弟子で一番優れた人物に流派の指導者としての地位を譲るそうだ。ただし、完全に血縁を
排しているワケではなく、縁者でも、優れた才能であれば、総元締になれるとのことだった。
 朝比奈さんのお父さんは、先代の青山方丈に認められ、後継者に指名され、18代目を継いだという。
 「それじゃ、朝比奈さんも後継者をめざしているわけですか?」
 「ううん。私は好きだから父に習っているだけなんです。私の姉は花は好きだけど、習うのは苦手とか言って、全然
やっていないんですよ」
 
 朝比奈さんに案内され、各流派の師範代、高弟達が活けた作品を見て回る。各流派がこれだけ勢ぞろいして合同で展示
するのを見れる機会は少ない。それに、思いもよらない使い方で、隠れた花の美しさを引き出す技術は、大いに参考にな
る。
 青山方丈家元作品、すなわち朝比奈さんのお父さんの作品の前で、足が止まった。
 他の作品を圧倒するような存在感。迫力がありながら、繊細さと優雅さを併せ持ち、花の魅力と生命力を全面に引き出
した生花。
 「すごい・・・・・・」
 思わず、その言葉が口に出る。

 「みくる」
 青山方丈市の作品に見とれていた、僕と朝比奈さんに、誰かが声を掛けた。
 「ここにいたのね。お父さん、もう帰る、て言っていたから、あなたも帰っていいわよ」
 朝比奈さんに声をかけた女性は、朝比奈さんにソックリで、朝比奈さんを10年ぐらい大人にしたような、すごくスタイ
ルの良い美人だった。
 「あら、そちらはお友達?」
 「うん。姉さんに紹介しておくね。こちらは北高の藤原みつる君。家はお花屋さんなの。藤原くん、こちらは私の姉さんで
朝比奈みちる。普段は父の秘書をしているの」
 「藤原です、始めまして」
 そう言ってあいさつして顔を上げた時だった。
 ”?”
 僕の視線に、朝比奈さんのお姉さんの、強ばったような表情が一瞬だけ写った。
271この名無しがすごい!:2013/05/25(土) 19:06:23.49 ID:4ayJEJ8f
破滅の足音が
ただ被害を受けるのが藤原とあって、不安や恐怖を一切感じない
ごめん藤原w
272 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/05/25(土) 21:09:52.31 ID:wbaCAK3O
佐々木かわいいよ佐々木
273この名無しがすごい!:2013/05/25(土) 22:22:35.18 ID:+WR+ZTlm
しえん
274この名無しがすごい!:2013/05/26(日) 02:38:33.54 ID:k+RWcDsE
これまで読んだラノベの中でハルヒがもっとも読みやすかったんだが。
まあキョン語りの性格もあったろうけど。地の文章が読んでて飽きないし
さくさく読み進められた。時点ではまち。ほかにお勧めってある?
275この名無しがすごい!:2013/05/26(日) 14:11:03.75 ID:UcrDvlb5
しえん
276この名無しがすごい!:2013/05/26(日) 18:47:10.00 ID:ZXjrKeWF
ここ数日、しばしば屋外で目が痒くなるのですよ佐々木さん
277『魔法少女』:2013/05/26(日) 22:19:25.88 ID:bBswgbiZ
魔法少女ハルヒ
ハルヒ「打撃系など花拳繍腿(かけんしゅうたい)!関節技(サブミッション)こそ王者の技よ!!」
キョン「インチキ魔法少女かよ!」

魔法少女長門
???「…………」
キョン「……FFに出てきそうな雰囲気だな。」
長門「彼女はシャルロット・エレーヌ・オルレアン……長門有希ではない。」

魔法少女みくる
みくる「つ、月に代わってお仕置きです!」
キョン、古泉「是非!」
長門「あなた達は、水でも被って反省するべき。」ザバー

魔法少年キョン
キョン「時に佐々木。人が使える魔法を知っているか?」
佐々木「さぁ。」
キョン「人は人為的に生命を作り出すのは、大腸菌すら不可能だ。」
佐々木「ほう。」
キョン「つまり。人が人を生み出すことは、魔法にも等しい。」
佐々木「危険日に中にブッ放した言い訳は終わったかい?親友。」
キョン「お前が足を絡めたんだろうが。」
佐々木「くっくっくっくっ。」

魔法少女佐々木
佐々木「キョン、魔法に興味はないかい?」
キョン「魔法?」
佐々木「ああ。僕がキミのものになる魔法の紙さ。僕と契約して魔法を味わってみないかい?」
つ『婚姻届』
キョン「偶然だな。俺も同じものを持っていてな。」
つ『婚姻届』
佐々木「くっくっ。お互いに魔法をかけ合ったみたいだね。魔女は悪い魔法使いに負けたみたいだよ、キョン。」
キョン「そうかい。」

END

インチキ魔法少女万歳w
278この名無しがすごい!:2013/05/26(日) 22:44:33.79 ID:ZXjrKeWF
魔術的契約に於て名を奪い或は与える行為は、強力な呪になるからねw
きっと二人は魂から結び付くことでしょう
279『やんやんでれでれささきょんさん』:2013/05/26(日) 23:40:10.20 ID:bBswgbiZ
『いやんいやんでれでれささきょんさん』

「さて。シリーズ最終話だ。」
「最終話を飾るのは何だろうね。おや?紙が。」

『勝手にしやがれ。』

「「…………」」
「まぁ、気を取り直して。どうやら楽屋をやれというらしいな。」
「シリーズで、お決まりシチュエーションは大概やったしね。他は洒落にならないからカットみたいだ。」
「石ころ帽子みたいなネタになっては、ギャグにならんしな。」
「なかなか難しいみたいだね。ヤンデレシチュエーションでのお笑いは。」
「勝手にしやがれ。だそうだが、どうするかね。」
「別になにもしなくていいだろう。僕は眠い。」
「そうかい。」

半裸で横になる二人。どうやら情事の後のようだ。気だるく相手を抱き締め、眠る二人……。
そんな二人を無機質なレンズが見詰めていた。

別室、モニターの前。ハルヒ、古泉、みくる、藤原、橘が二人の姿を見ている。
橘は至福の表情で溢れる鼻血を拭った。

「いやんいやんでれでれなのですよ!」

「「「「落としたつもり(です)か!」」」」

『やんやんでれでれささきょんさん』シリーズ

fin.

さすがにネタ切れ。シリーズだったので、完結しておかなければ。と思い、楽屋をやりました。
楽しげなものがあれば、また何か書きます。
280この名無しがすごい!:2013/05/27(月) 00:14:55.70 ID:Rmrj1DvR
>>279 乙です。また、新たな切り口楽しみにしています。
現在、姉弟で話の方向性を検討中。青春ものと昼ドラが混じってどうなるの?
という疑問が出て、相談した結果、そのままでいけ。となりました。前作は弟
中心で書いて、今回は姉中心。どうなるんでしょう。
281この名無しがすごい!:2013/05/27(月) 02:11:15.11 ID:hHjJfGfE
>>277
オチがw

そういやみくるのネタで思い出したがどうやらその系統のフィギュア出るらしいね。随分と懐かしい。
水星の人は長門も合うけど、佐々木さんでもピッタリかも。知的だし。
影武者的な意味合いで金星でもいいのかもしれないけど。
282この名無しがすごい!:2013/05/27(月) 12:46:14.76 ID:coqtPJ8E
>>279乙ー
つまりは古泉と藤原は前屈みになっていたと!?

>>280
個人的にみくるは「そっかー仕方ないねー」で藤原だけ落胆が見たいが、そこはお任せ
283この名無しがすごい!:2013/05/27(月) 13:14:17.99 ID:UXFR2Seo
>>280
乙感謝。
拙いながら私見を。
私も弟さんに賛成です。
青春物語だって、大人の都合を絡めるなら子供達の箱庭にはならないわけで。子供達の箱庭を壊すのは、いつだって大人ですからね。
大人の昼ドラ的な理不尽さはポンジー達の設定的に絶対必要かと。
ポンジーにせよ、みくるにせよ、そんな大人を見て感じるものがあるでしょうし。
楽しんでやっていたら、楽しいようになるものですよ。応援しています。何卒御無理はされぬようm(_ _)m
284この名無しがすごい!:2013/05/27(月) 23:06:13.37 ID:coqtPJ8E
梅雨の雨が降ってきたよ佐々木さん
しばらくぶりのまとまった雨です
285 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/05/27(月) 23:59:36.56 ID:/mVf2FVS
佐々木かわいいよ佐々木
286この名無しがすごい!:2013/05/28(火) 00:00:42.05 ID:N/jmHovl
佐々木ダンス
287この名無しがすごい!:2013/05/28(火) 00:14:53.09 ID:U/PUujfq
佐々木は俺の嫁
288この名無しがすごい!:2013/05/28(火) 00:16:38.26 ID:0zQGOPQm
佐々木さんこんばんは
289この名無しがすごい!:2013/05/28(火) 12:45:26.72 ID:4t8L8xtN
規制で書き込めませんでした。一体、何処のあらしでしょうか?
>>283 アドバイスありがとうございます。
290この名無しがすごい!:2013/05/28(火) 22:29:40.68 ID:FIaW6+ah
青いレインコートに身を包む佐々木さん
291この名無しがすごい!:2013/05/28(火) 23:01:56.34 ID:953EKw+f
>>290
実はそのレインコートは直前までキョンが着ていたものを
大雨の中で遭遇した無理やりキョンに被せられたもので、
この初夏の気温と湿度の中で籠もったキョンの汗による香気が
自分の身体を包んでいることに気づいて煩悶するところまで夢想。
292この名無しがすごい!:2013/05/28(火) 23:12:42.23 ID:FIaW6+ah
>>291
参ったwあんたにゃ勝てん
293この名無しがすごい!:2013/05/29(水) 02:07:38.69 ID:Oln9MSYu
>>290
キョンのコートかぶったハルヒの絵あるじゃん。
アレを佐々木さんに置き換えたい。妄想する。
294『SOMEDAY IN THE RAINCOAT』:2013/05/29(水) 03:08:03.24 ID:1OZM5KPU
ネタ振りと見なしてSS書いてみたのですよ。

大雨。青いレインコートを着た佐々木に、傘を差すキョン。
「たまたまレインコートを持っていて良かったぜ。さっきまで着ていたし、臭くないか?佐々木。」
「そんなことはないよ、キョン。」
初夏に向かう雨。湿度の高い中、佐々木は真っ赤になり、汗だくになっていた。
降り注ぐ雨が蒸発し、湯気を上げるが如く……上気した頬。
「(き、キョンの匂いがああああああ!な、なんだろ、これ!汗の匂いにまじって微かに匂う、独特の匂い……!
こ、これが噂のフェロモンというものか?!)」
思春期特有の若竹のような匂い。それが気密性たっぷりのレインコートに蒸され、歩く度に立ち上がる。
もしもキョンが帰りにレインコートを着たら、今度は自分の匂いが…………
「(落ち着け………… 心を平静にして考えるんだ…こんな時どうするか……
 2… 3 5… 7… 落ち着くんだ…『素数』を数えて落ち着くんだ…
『素数』は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字……
僕に勇気を与えてくれる)」
無意味に素数を数える佐々木。漫画的な表現だと、佐々木の目はグルグルに回っている。
因みにフェロモンに匂いはない。考えるんじゃあない。感じるんだ。

「送ってくれてありがとう。感謝するよ。」
「ああ。」
佐々木宅前で佐々木がレインコートを脱ぐと……
「…………」
蒸されてこもった佐々木の匂い。どこか花を思わせる香りと、制汗剤、若干の化粧が混じった匂いが、キョンの鼻をくすぐる。
「やはり汗だくだよ。すまないね。洗って返そうか?」
佐々木の声にキョンは即答した。
「いや、必要ない。」
真っ赤になり、俯く二人。
各々が自宅に戻り何をしたか。それは秘密だが、自室から出た二人の顔は、梅雨の湿気を吹き飛ばす位に晴れやかであったという……。

END
佐々木宅に雨足が弱るまでいたら、エロパロ行きになるので除外。βエンドはそちらを妄想下さいw
γエンドは、お決まりの外野介入ということでw
295この名無しがすごい!:2013/05/29(水) 06:17:35.84 ID:QMJDGthz
鈴宮ハルヒの性欲とかだったら、AVものだな
296この名無しがすごい!:2013/05/29(水) 07:39:15.73 ID:nPxjMAwP
おつー!
目玉ぐるぐる佐々木さんかわいい、帰り道のキョンもきっと目玉ぐるぐるだぞw
297この名無しがすごい!:2013/05/29(水) 08:43:00.10 ID:Oln9MSYu
>>294
αエンドもやり方によっちゃエロパロ行きじゃないすかww
起きてみたら投下されているとか乙ですよ。
298『SOMEDAY IN THE RAINCOAT γ』:2013/05/29(水) 10:13:27.06 ID:1OZM5KPU
真っ赤になり、俯く二人。
「じ、じゃあ。」
「あ、ああ。」
キョンがレインコートを着ようとした時。

「待つのです!」

そこには血涙を流すきょっこ団がいた。

「お前ら、衆人監視のもとでラブコメだと?!ああそうさ、羨ましいさ、そして妬ましいさ!」
「何だこの成人向け展開は!破廉恥な!けしからん!そのレインコート、言い値で買おうじゃないか、現地人!」
「有機生命体って理解出来ないわ!汗なんて成分は尿と同じだわ!不潔よ!
舌を駆使した情報操作で匂いを消してあげるから、キョンくん私に近寄って!さあ!」
「黙れ素人が!今日こそは勝利=(禁則事項)=ジョイナスの公約実現!私の(禁則事項)がゴーゴーでGO!GO!ではよいお年をなのです!」

二人が真っ赤になり震える。
「……お、お前ら……」
「……ずっと、見てた……の?」
二人の疑問に答えたのは、SOS団であった。
「そう……」
「キョン、そんな小汚ないレインコートなんかじゃなくて、こっちのレインコートにしなさい!」
「ふぅえ?!す、涼宮さん、レインコートの下、ブラだけじゃないですか!」
「涼宮さん!せめてTシャツ位は……!谷口さんに未来人!前屈み過ぎです!」

ぷ っ つ ん 。

何か素敵な音がした。
全員が音の方向を見ると……そこには立派な般若が。
身を寄せあい固まる、キョン以外の人間+インターフェース2体。

「屋上へ行こうか。久し振りに……キレちゃったわ……」

―――――――――――――――――――
とある喫茶店。ロングヘアーのインターフェースは、優雅にコーヒーを飲みながら、同じくインターフェースのウェートレスを呼ぶ。
データ変換した観測を、ウェービーヘアのインターフェースに渡し……二人は溜め息を溢した。
「――平――穏無――――事。」
「もう、長門さん達ったら。」

佐々木の前に、三人+一体のインターフェースの土下座が出来上がるまで、騒動は続き……
その間にハルヒがキョンのYシャツを奪う事に成功はしたが、佐々木が着ていたレインコートをキョンが素肌の上から纏うという、痛恨のミスを犯し……
暫く古泉はキョンの匂いのする閉鎖空間に苦慮する事になり、何故かこの時期だけ長門が頻繁についてきたのは、また別の話だ。

END
299この名無しがすごい!:2013/05/29(水) 12:36:31.59 ID:nPxjMAwP
γ編乙乙
やっぱりこうなってしまうかw帰り道は素肌にレインコートなキョン……なんて変態チックな格好だ


登場前のハルヒも相当だがな!
300この名無しがすごい!:2013/05/29(水) 19:46:41.82 ID:1OZM5KPU
やっぱりβもあったほうが良いですよね……w

何とか全年齢対象に落とせるまで頑張ってみるのですw
301この名無しがすごい!:2013/05/29(水) 19:53:02.77 ID:nPxjMAwP
週末で雨は強くなる一方でも可っす!
302この名無しがすごい!:2013/05/29(水) 20:16:16.39 ID:Oln9MSYu
過去ログたどればわかるだろうけど、きょっこ団メンバーって
きょこたん、ポンジー、谷口、朝倉だったけな?
303 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/05/29(水) 20:34:17.71 ID:R+Z6oPMU
佐々木かわいいよ佐々木
304『SOMEDAY IN THE RAINCOAT β-α』:2013/05/29(水) 21:33:04.70 ID:1OZM5KPU
「……雨足が強くなってきたな。急いで帰るか。」
キョンがそう言った時。雷が鳴り響いた。
「近いな。やむを得ないよ、キョン。僕の家に入りたまえ。」
「し、しかし佐々木。それは問題ないか?」
流石にこの状況で二人きりは危ない。主に理性的な意味で。
「緊急事態だ。やむを得ないよ。キミが落雷で命を落とす羽目になれば、僕は悔やんでも悔やみきれない。」
佐々木の言葉に、キョンは従順した。雷に撃たれて死にたくないのと、もうひとつ。
佐々木の目は、ちっとも笑ってなかったからだ。

「……おや?停電か。」
佐々木がスイッチを触るも、電気は点かない。
どうやらさっきの雷は、かなり良い所に落ちたらしい。全くトラブル続きだ。佐々木はそう言うと笑った。

何とかタオルで服をプレスし、水気は飛んだ。佐々木は早々に着替え、ジャージを着ている。
雨足は強くなるばかり。そして雷もまた断続的に続いていた。
「……雷雨か。キョン、ご母堂に連絡してはどうかな?こうなれば大人の介入が必要になるかも知れん。」
「だなぁ……」
自宅に連絡すると、本日は車を父が使用しており、父は帰る時間は宵の口あたりになるであろうとの事だ。
「……ふむ。僕の家と似たようなものだね。」
佐々木もまた母が車を使っており、帰るのは宵の口位だろうとの事。
楽天的にやるにはお互い妙齢過ぎるし、また親に心配を掛けたくもない。
やむを得ず事情を説明し、宵の口まで天気がこのままならば、佐々木の母がキョンを送る手筈となった。
「変な事するんじゃないわよ?○○。だと。信用されているのか、されていないのだか。」
「仕方ねぇさ。性別的に俺は男でお前は女だ。」
生物学的には子を成せる組み合わせ。そして対外的には善悪の判断基準も曖昧な年齢だ。
「やれやれ。難儀なものだ。」
やれやれ。と、佐々木は手を広げた。
薄暗くなる室内。佐々木が持つアロマキャンドルに火を灯す。
「暗い中に蝋燭だと、流石に雰囲気が出るな。」
「怪談でもやるかい?」
「ほざけ。」
室内に雨の音が響く。佐々木は何か落ち着かなそうに外を見ている。
「……くしゅっ!」
キョンがくしゃみをした。佐々木はベッドから夏布団を出し、キョンに着せる。
「すまない。僕とした事が。」
「いや……。」
佐々木の匂いがする布団……。キョンは落ち着かなそうに身を捩る。
「……あ、あー、その、なんだ?台風の時、停電とかしたら、無性にドキドキしないか?」
「うむ。それはあるが。まるで知っている世界が、非日常になったかのようにね。」
佐々木が身を乗り出す。
「……まるで、今がその非日常みたいな気分だよ、キョン。」
「…………」
305『SOMEDAY IN THE RAINCOAT β-α』:2013/05/29(水) 21:35:47.94 ID:1OZM5KPU
キョンの匂いがする自分に、普段居ない時間にいるキョン。
「……こんなのも、キミとなら悪くはない。」
「……挑発すんな。俺だって我慢強くはない。」
佐々木はキョンの胸に頬を寄せた。
「それは、僕こそがだよ……」

蝋燭の炎が揺らめき、消えた。

雨の音が響き、衣擦れの音と吐息、くぐもった声が支配する空間。
普段嗅ぎ慣れない、異性の匂い。そして汗の匂い。唾液の味。体液。

熱。

雨の音にかき消される呻き。

時に荒々しく、時に紡ぐように、耳許で囁き合う名前。

愛の言葉。

重ね合う手と手。

睦み合う中……停電が復旧し……お互い顔を見合わせ爆笑する。
「……時間は20時か。雨も止んだみたいだね、キョン。」
「そうだな。……帰るか。」

少し、がに股になった佐々木がキョンを玄関まで送る。
「今日はありがとう。」
「そりゃこっちのセリフだ。……またな、佐々木。」
自転車に乗るキョン。
「ん、キョン。忘れ物だ。」
「忘れ物?」
「ああ。肝心なものだよ。」
佐々木はキョンの胸に頬を寄せる。
「……こんな事、僕としかしないでね……?」
キョンは、顔を真っ赤にして叫んだ。

「忘れ物って、お前からの軛かよ!言われるまでもねぇだろうが!」
「くっくっくっくっ。」

END

β盤α。
β盤βは、性描写+最中に告白アリとでも。
書いていてこっぱずかしくて死にそうになりました。助けてきょっこ団w
306この名無しがすごい!:2013/05/29(水) 22:21:44.88 ID:nPxjMAwP
乙をいくつ重ねれば良いのやら
断片的な描写の羅列が生々しさ倍増に拍車をかけるう
307この名無しがすごい!:2013/05/30(木) 12:13:57.83 ID:FiYVl5lF
風邪引いて寝込んでいるのですよ……
汗かきまくって布団にくるまっているのに、布団を脱ぎたくない不思議なのです。
308この名無しがすごい!:2013/05/30(木) 19:01:19.75 ID:WTKOhPCi
風邪の引き始めって、暑いのか寒いのかよくわからん状態になるよね
お大事に
309この名無しがすごい!:2013/05/30(木) 20:43:09.66 ID:NQbUsdkQ
>>305
310この名無しがすごい!:2013/05/30(木) 22:21:24.73 ID:7kq+Qlq+
>>309
読んでるこっちもくすぐったくなるこっぱずかしさであります!
乙であります!

ネタの発案からルート分岐のSSの投下まで、
なんというチームワークだこのスレ
311この名無しがすごい!:2013/05/30(木) 22:44:38.94 ID:Z5O1y00b
>>305 乙乙です。規制の嵐がまだ解けないのか、ここ二、三日書き込めません。
嵐は迷惑です。YAエースそろそろ発売日が近付いてまいりました。あの世界
の二人がどうなるか、楽しみです。
312恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/05/31(金) 00:53:00.81 ID:TVeaBemn
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 花嵐浅き夢見しその2

 展示場を出て、待ち合わせの場所に朝比奈さんが指定した百貨店地下の「甘味処 雅風庵」の席に座っていると、
洋服に着替えた朝比奈さんがやって来た。
 着物姿も美しいが、普段着もとてもおしゃれで、ごく自然な感じがしながら、彼女の美しさを引きたてている。あ
の展示場にあった、青山方丈流の別作品を思い起こさせるようだ。
 男性客のみならず、他の女性客も、朝比奈さんに視線を向けている。最も、彼女はそれを気にする様子もなく、笑顔
を僕に向けて来る。
 「藤原君、ご飯食べる前に、軽くお茶を飲んでおきましょう。」
 日本中の銘茶を飲ませるこの店は、朝比奈さんのお気に入りだそうだ。
 朝比奈さんが選んでくれたのは、福岡八女星野村と言うところの八女茶水出し煎茶。それに添えられた菓子は、巻き干
し柿を薄く切った物に、煮切り古式味醂を少量、霧吹きでふりかけた「菓祖霧風露」というお菓子。
 「美味しい……」
 思わず、そんな言葉が口を付いた。
 そんな僕を見て、朝比奈さんが楽しそうに笑顔を浮かべた。

 昼食は朝比奈さんの好物だと言う蕎麦にした。春の息吹蕎麦と言い、香りのよい、夏の来る前のこの時期に収穫される物
をつかう店だと言うことで、朝比奈さんのお姉さんも、そして父親の青山方丈氏もお気にいりだそうだ。
 こちらの知識では、さっき食べた干し柿の菓子も、蕎麦も旬ではない様な先入観があったが、固定観念を打ち砕くような
美味しさと、それを知っている朝比奈さん達に尊敬の念すら覚える。
 
 「それにしても、朝比奈さんのお姉さんて、朝比奈さんにそっくりですね」
 まるで、10年後の朝比奈さんを見ている様な、朝比奈さんのお姉さんの朝比奈みちるさん。
 「昔からそう言われるんです。小さい頃から、よく姉と私を『朝比奈さん(大)』、『朝比奈さん(小)』とかいう人、
がいて、それを他の人もマネする人がいたりして、からかわれた事もありました」
 おかしくて思わず蕎麦を喉に詰まらせそうになった。
 ”それにしても……”
 一つだけ、気になる事がある。
 “お姉さんの、僕を見た時のあの表情は、何だったんだろう?”
 ほんの一瞬だけだったが、何か引っ掻かっる。

 その後、僕たちは色々な店を廻った。
 朝比奈さんは雑貨に興味があった様で5件ほど梯子して行き、気に行ったカップを手に入れてご満悦の様だった。
 道行く男共の視線が、甘味茶屋の時と同じように朝比奈さんに集中する。
 そいつらにとって、その横にいる僕はどの様に写ったのだろうか?

 日はまだ高かったが、時計は5時を過ぎていた。
 「今日は楽しかった。ありがとう、藤原君。色々付きあってもらって」
 「とんでもない。お礼を言うのは僕の方です。とても楽しかった」
 「また連絡しても良いですか?」
 僕は勢い良く首を縦に振っていた。
 「今度また何処かに出かける時に、藤原君を誘いますね。それと、今日のお礼にこれを受け取ってもらえますか?」
 そう言って朝比奈さんがくれた物は、雑貨屋で買ったカップが入った箱。確か、ウサギの絵が付いたペアのカップの
片一方。
 ”え?それって……”
 「よかったら使って下さい」
 そういった朝比奈さんの顔が、薄く朱色に染まっていた。
 
313この名無しがすごい!:2013/05/31(金) 00:59:30.66 ID:sNAo9zaA
こんばんは
314この名無しがすごい!:2013/05/31(金) 07:34:04.10 ID:AzovfMX5
>>310
お題→膨らむ→文章化
これがあるから、スレ参入がやめられないのですw
βは、完全にチラリズムの法則というw

>>312
支援。
本編に関係ないところですが、八女茶も美味しいですが、五ヶ瀬の釜炒り茶も悪くはないですよ。
どうでもいいのですが、何故美味しいお茶を淹れるのは、あんなに難しいのですかね……
315この名無しがすごい!:2013/05/31(金) 12:30:57.21 ID:HUBrHtiW
>>312支援
もう暫くは持ち上げが続くみたいね

>>314
いつもありがとう
316この名無しがすごい!:2013/05/31(金) 22:58:43.23 ID:HUBrHtiW
なせ週末に限って雨なんですか佐々木さん(´;ω;`)
週半ばまではせいぜい曇り予想だったのにぃ
317この名無しがすごい!:2013/06/01(土) 00:56:40.28 ID:Oei2czSX
私怨
318 【大吉】 :2013/06/01(土) 07:47:47.73 ID:BLAGY76X
6月1日
佐々木さんに大吉を!
319 【ぴょん吉】 :2013/06/01(土) 10:08:20.32 ID:Oei2czSX
佐々木さんの今日の運勢
320『RAIN』:2013/06/01(土) 17:38:42.04 ID:SUl6eptp
「雨は好きかい?」
喫茶店で親友に言われた一言。
「いや?好きな奴を見た事はないな。」
コーヒーを啜る。外は見事な雨模様。梅雨だけに致し方ないのだが。
「雨が降ると、皆頭を隠して走り出す。晴れると木陰に入る。結局、どちらも大差ないと思うよ。」
「それはそうだがな。雨は濡れるからなぁ。」
しとしとと、外には雨の音。空調の行き届いた室内には薄く流れるクラシカルな音楽。
「少々雨に打たれたからといって致死的な事態に陥るわけではあるまいし、ああして走る人間の心理は何だろうね。」
「冷たくて不快だからだろ。」
「マンホールや側溝に足を取られて転んだり、ぶつかる位なら、僕は歩くがね。二次災害になっては敵わない。」
そこの彼のようにね、と佐々木は窓の外を指差す。そこには小学生の男の子が倒れてベソをかいていた。
一緒に下校していたらしい女の子が、泥を払って慰めている光景があった。
「かわいそうに。」
「くっくっ。微笑ましい。」
佐々木は、少し中座するといい店を出る。女の子を呼び止め……手指洗浄のアルコールティッシュと絆創膏を渡している。
そして……コンビニの傘。小学生のカップルは佐々木に頭を下げると笑顔で帰路についた。

「待たせたね。」
佐々木はニヤリと笑う。
「……俺の傘を渡してんじゃねぇよ。」
「問題なかろう。僕の傘がある。橘さんから頂いた、高級ブランドの傘だよ。」
「あの小さい傘が?」
「女性向けなんてそんなものだよ。さぁ、帰るかね。」
降り頻る雨。雨の音の中、二人で帰る。
「佐々木、もっとそっちに行っていいか?」
「後随意に。」
「……流石に恥ずかしいんだが。」
女性向けの傘だけに、密着しなければ俺も入れない。佐々木は何が楽しいのか、くっくっ、と笑っている。

「僕は、割と雨は好きだよ。」
「そうかい。」

梅雨冷えの夕方。
なんでもない時間――――

END
321『SHINE』:2013/06/01(土) 18:01:04.83 ID:SUl6eptp
梅雨晴れの日。
「やっぱり晴れが一番よね!」
我等が団長様は、今日もテンションが高い。
「雨だと髪もまとまらないし、洗濯物だって乾かない!梅雨の働きは認めるけど、やっぱり晴れでしょ!」
お前みたいに年中晴れって奴も珍しいが。
「ま、雨だと皆、頭を隠して走り出すが、晴れでも皆、木陰に入るもんだ。」
「また……。くさすの好きよね、あんた。」
ハルヒはニヤリと笑う。
「キョン、あんたは雨は好きでしょ?」
「どうだかなぁ。」
「たまーにみくるちゃん、ブラ透けてるもん。あんたの事だから見てるでしょ?」
詳しく教えろ。そう言った俺の頭をハルヒは強く殴った……。
「このエロキョン!」
話題を振ったのは、お前だろうが!ま、答えは決まっているがな。
「雨は割と好きだ。」
「割と、ねぇ。」
「ああ。別に濡れるのを気にしないなら、雨の音を楽しむのも悪くない。
それに多少濡れたからと、くたばることもないしな。」
俺の言葉に、ハルヒは不興げに言った。
「前者は同感だけど、後者は極論に過ぎるわ。」
「ま、濡れるのを嫌って、二次災害になっては敵わないしな。」
「そうよね。……夕方からまた天気が怪しいっていうし、今日は団活は無し!寄り道しないでさっさと帰る事!おーばー。」
「やれやれ。」

END

『RAIN』の対。
これだけ見るとハルキョンでも、『RAIN』を読むとニヤニヤ出来ます。
322この名無しがすごい!:2013/06/01(土) 18:26:40.87 ID:BLAGY76X
おつー!
策士佐々木さんとまんざらでもないキョンいいなw

>>321のタイトル、場合によっては…
323この名無しがすごい!:2013/06/01(土) 21:02:41.30 ID:wTpAd9N/
うむ、素晴らしいお手並みで。

>>322
同じこと思ったw あれは周囲の叫びに違いない
324 【大吉】 :2013/06/01(土) 23:52:01.74 ID:kDbm4LLE
こんばんは
佐々木さん
325この名無しがすごい!:2013/06/01(土) 23:55:40.74 ID:BLAGY76X
おやすみなさい…
326この名無しがすごい!:2013/06/02(日) 01:40:10.08 ID:ThE2ahK0
>>320-321
乙。やっぱRainy Dayのせいか佐々木さんは雨というイメージになってしまったな。

個人的に天気のイメージってこんなイメージっす。
快晴(sunny):ハルヒ
晴れ(fine):みくる
雪:長門
雨:佐々木

曇りはキョンかヤスミかな。晴か雨に移行できる/繋げるという意味で。

他にスコール、雷、霧というのも考えたけど、雷は朝倉、霧は古泉かなぁ。
スコールをどうするか決めかねている。ビターな感じがしてならんのだけど。
327この名無しがすごい!:2013/06/02(日) 04:02:40.45 ID:ThE2ahK0
月一恒例になりつつあるまとめwiki更新4月分やりました。

まとめ作業以外では
・きょっこ団タグ追加(わかるやつだけ)
・ふらくら時間シリーズ化
といったところっす。
328この名無しがすごい!:2013/06/02(日) 06:45:40.88 ID:/JH2Ev1H
>>326
朝倉で雷はジャストフィットですね!一瞬の激しさと鮮烈さがピッタリ
霧は掴み所が無いってイメージから喜緑さんを推してみる
他の気象現象候補は台風、竜巻、雹、etc...
誰が何に当て嵌めるのが似合うかな?

>>327ありがとう
毎度乙ですー
329この名無しがすごい!:2013/06/02(日) 10:53:01.82 ID:hBQ73L71
>>327
更新乙です!毎度ありがとうございます!
330この名無しがすごい!:2013/06/02(日) 17:53:05.36 ID:/JH2Ev1H
今日はちょっと寒かったのですよ佐々木さん
331この名無しがすごい!:2013/06/02(日) 22:11:32.75 ID:P19lufr5
こんばんは
332この名無しがすごい!:2013/06/02(日) 23:38:31.25 ID:hBQ73L71
きょっこ団大暴れシチュで、今時期といえばやはり相合傘になるのかなぁ……

しっと団のAA荒らしから派生したきょっこ団が、まさかタグ付きになるとは思いもしていませんでしたw
私が書くきょこたんは、ヴァニラ・アイス、カテ公、ハーゴン、キックホッパー、スネーク、ジョイナスと散々な役回りですが……
書き手のきょこたんへの、歪みまくった愛を感じて頂ければw
333『時代劇』:2013/06/03(月) 01:35:56.68 ID:UXIhXOxl
悪代官キョン。
彼のやった唯一の悪行。それは街の生娘の誘拐だ。
「遂に夢の、よいではないかよいではないかと出来るのか……」
男のロマンス、帯ぐる。このシチュエーションを夢見て悪代官になったわけだ。
側近の古泉、みくるが誘拐してきた生娘がこの襖の向こうにいる。
キョンは喜び勇んで襖を開けた。

「くっくっくっくっ。」
「……」
「このエロキョン。」

……そっと襖を閉めたキョンだが……再度襖は開き、中に引き摺り込まれた。
「おやめください!俺には心に決めた人が!」
「よいではないかよいではないか!」
「あーれー!」
「帯を掴んで…回す。楽しい。」
「およしになって!」
「収録が終わったら謝るから、古泉くんが!土下座もするから、古泉くんが!」
「アッー!アッー!アッー!」

……その夜。
「悪代官キョンさん!その不埒な悪行三昧……」
「お天道さんは見逃しちゃあいねぇぜ!」
「さぁ、神妙にお縄につきなさい、キョンくん。」
「これは規定事項だ。」
正義の味方、きょっこ団が踏み込む。そこには……
「お代官様が悪行?何?僕達の誘拐?僕達がここにいるのは自由意思だが?」
「誘拐?私達は自分の意思でここにいる。」
「そうよ。だからすっこんでなさい。」
という、矢鱈にツヤった誘拐されたはずの娘達と……
「助けてくれ!俺はこいつらに無理矢理……っ!」
と泣きつく代官の姿があった。

「生物学的に、雌が雄を襲う事例はないのですよ!」
「みぎゃあああああ!」

きょっこ団にお仕置きされた代官キョンが倒れる。成敗を終え、きょっこ団が帰り……
実務に優れた三人娘が居着き、キョンは名代官となったのであった……。

――――――――――――――――――
「……という台本は?佐々木さんも有希も乗り気だけど。」
「頭沸いてんのか、テメェ。」
後に、世界改変で現実になるとは思いもしていないキョンであった……。
END

たまには正統派ヒーロー・きょっこ団をw
334『SOMEDAY IN THE RAINCOAT Δ』:2013/06/03(月) 04:43:29.45 ID:UXIhXOxl
もひとつΔを。

「キョンくぅ〜ん!佐々木お姉ちゃんも!」
二人が声の方向を見ると、そこには妹とミヨキチがいた。
「ミヨちゃんの言った通り、キョンくんだったね!」
「は、はわわ……」
濡れ鼠になり、それでも笑うキョン妹の笑顔が眩しい。未発達な肢体が雨に透け、好事家には堪らない。
佐々木は目を覆わんばかりの格好のキョンの妹にタオルを渡す。
一方のミヨキチ。傘にビニール長靴という少女特有のファッションだが……所々濡れて透けた肢体は、未成熟ながら将来の有望さを言外に主張している。
「「…………」」
好対称故のエロス。健康的な色香のキョンの妹と、隠すからエロいミヨキチ。
もじもじとしながらミヨキチは、キョンに言った。
「……あ、あんまり見ないで下さいぃ……」
そのはにかんだ表情は、佐々木をして胸にときめきを覚え……キョンは顔真っ赤だ。
「(ふ、不覚だった……!)」
まさかの小学生乱入。佐々木は地団駄を踏みたい心境であった。
この先のアドバンテージをつけておきたかった。だが、それは最早砂上の楼閣。キョンは帰るしか選択肢がない。
ミヨキチは、佐々木に気まずそうに頭を下げている。無欲のトライである以上、そうされる筋合いもないので佐々木が首を振る。
「じゃあな、親友。また。」
「ああ。またね、親友。」
……千載一遇のチャンスを逃した……。二人は溜め息をつく。
ミヨキチ、妹に挟まれ、帰路に就くキョン。その背中から、キョン妹が佐々木を見る。
「?」
キョン妹は、佐々木に微笑みながら舌を出した。
「……くっくっ。やれやれ、お姫様はご立腹か。」
将を射んと欲すれば、まずは馬を射よ。それであろう。
「(次はどうかしらね。)」
佐々木はキョン妹に、人差し指を差し、弾く。
キョン妹は満足そうに笑うと、キョンの腕にしがみついて帰路についた。
「くっくっ。過保護な身内を持つと大変だね、キョン。」
これからも、何かとこうなる予感がする。確信めいた予感に、二人は微笑んだ。

END

Δ(デルタ)ルート、VS妹篇w
335この名無しがすごい!:2013/06/03(月) 06:55:43.89 ID:UYft+a+k
>>333乙〜
土下座してでも頼み込めば、みくるなら応じてくれそうなものなのにw
336この名無しがすごい!:2013/06/03(月) 12:17:55.44 ID:UYft+a+k
涼宮ハルヒの憂鬱シリーズに出てくる佐々木の画像下さい!
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1370225866/
337この名無しがすごい!:2013/06/03(月) 18:20:05.85 ID:ZnrItkT7
もう落ちたか。
青少年のなんかがあぶないカテゴリーで、
何枚か新しいのもらえたのでよかった
338この名無しがすごい!:2013/06/03(月) 18:52:53.58 ID:UYft+a+k
時間帯が悪かったね

今日は本っ当に久々空気も含めて良い天気でしたよ佐々木さん
339この名無しがすごい!:2013/06/03(月) 20:53:57.72 ID:ucyd2qE2
>>336
340この名無しがすごい!:2013/06/04(火) 07:26:16.48 ID:l3ZxrzMQ
なかなか風邪が完治しないのですよ。
皆様、健康にはご留意下さいなのです。

仕事終わって寝込んでいたら、姉が晩御飯を作ってくれたのです。
鰈の揚げ物のおろしポン酢かけ……
大好物なのですが、風邪を引いている状態では嫌がらせ同然のチョイスだったのですよ、佐々木さん。
341この名無しがすごい!:2013/06/04(火) 09:57:11.47 ID:1r/4GJz2
季節の変わり目の風邪って、
地味に体調崩している時が多いので長引くんだよね。
気温高いと不調をなかなか感じられずに重篤化することも多いし。
きっちり休んで早めにしっかり治さないと、ひきずること多いよ。
お大事に
342この名無しがすごい!:2013/06/04(火) 12:32:37.81 ID:WfwEBwK3
風邪でも食欲無くした記憶ないのですよ佐々木さん、花粉症でならありますけど
似たような感じなのかな?あれは辛かった

あと>>304が「くぅ〜」にNG反応してあぼんしてて気付きませんでした
ミヨキチ連れとは妹ちゃんも侮れませんね乙〜
343この名無しがすごい!:2013/06/04(火) 14:31:08.39 ID:GpOovpgc
今日がヤングAの発売日、佐々木さんがどういう風に出ているか、誰か見ていませんか?
>>327 遅くなりましたが(規制に巻き込まれた)いつもご苦労様です。乙
344 忍法帖【Lv=3,xxxP】(1+0:8) :2013/06/04(火) 16:52:00.52 ID:vtY7sOpd
佐々木に複雑な家庭事情とかいらなかったような気がする
345この名無しがすごい!:2013/06/04(火) 18:17:34.66 ID:WfwEBwK3
幸せはキョンの家庭で満喫すればいいよ
346この名無しがすごい!:2013/06/04(火) 22:46:30.28 ID:TGAwch5s
ヤングA買ってみたよ。
色んな意味で佐々キョンって感じだった。
347この名無しがすごい!:2013/06/04(火) 22:56:23.06 ID:WfwEBwK3
小遣いに余裕が無い(´・ω・`)古本屋に並ぶのいつになるかなあ
348この名無しがすごい!:2013/06/05(水) 05:07:44.95 ID:SK0yfLyW
昔の作品では、主人公の親は、もっと出番があるものだったけど
今は違うのかな?

うる星と輪廻を比較すると、主人公の親の出番が違う
349この名無しがすごい!:2013/06/05(水) 16:04:36.35 ID:CszZhstp
>>346 私も読みました。確かにこの二人らしい。でも、セリフを読む限り、
佐々木さん、キョンと付き合うふりと言いながら、、既成事実を積み重ね
ようとしたとみえる。
350この名無しがすごい!:2013/06/05(水) 18:17:34.55 ID:NPU98vow
>>348
10年以上前のだとは思うけど、某ラブコメで連載期間にして2年以上主人公の家庭描写が無いのあったよ
気付いた時は作者も愕然としたらしいw

>>349
その文面から
18-720「佐々木さん、フラクラと二人三脚人生の巻」
を思い出した
実際どんな内容なんだろ気になる
351この名無しがすごい!:2013/06/05(水) 20:07:04.52 ID:bZjs9ih0
>>349
ボンボン坂と見ましたw

まとめでネタつながりがあって、嬉しい限りなのですよ。
同じようなネタが好きな人がいる、というのは親近感なのです(*´∀`*)
352この名無しがすごい!:2013/06/05(水) 20:31:08.55 ID:NPU98vow
>>351
たぶんレス番間違いだと思うけど御明察、ボンボン坂です

ヒロインと共に遭難してる最中、木に書き残された文字を発見
「誰かここに来た人居るんだ!」
「助かるのね!何て書いてあるの?」
「えーと、『たすけて』……」

佐々木さんとキョンでこの状況に陥ったら、諦めてアダムとイブになりませいw
353 忍法帖【Lv=5,xxxP】(1+0:8) :2013/06/05(水) 21:51:47.52 ID:scLK6KmX
今晩は諸君
354この名無しがすごい!:2013/06/05(水) 22:44:29.39 ID:OfNRjn/K
>>349
おそらくぷよなりの考察・妄想が入っているんだろうなと思った。<既成事実化

個人的にはその考えは部分的に同意している。
自分からいくには煮え切れず、ズルズルつるんでいって(恋愛否定派ながら楽しいのは否定できず)
相手から言ってくれるのをどこかでは待っていたじゃないかとか。悶々する日もあったんじゃないかとかね。

>>350
そのSS、キョンも了承しているのか酒で判断狂っているのかどっちなんだろw
355この名無しがすごい!:2013/06/05(水) 23:11:57.72 ID:NPU98vow
>>354
酒のせいにするチャンス!……でもいいなあ
356この名無しがすごい!:2013/06/05(水) 23:54:36.58 ID:qldg2dEs
>>354
もうあの時点では佐々木さんを完全に信頼してるので、
何も考えずに酔っ払ってふにゃんふにゃんしながら、
佐々木さんの言うことに従ってるだけ。

のつもりだったけど、もしかしたらキョンもお酒の姓にして、
「じゃあ保証人はハルヒに頼んでくるわー」とかいらんことするかもしれず。
お好きなように解釈くださいw
357この名無しがすごい!:2013/06/06(木) 01:16:15.06 ID:RS0Zv2N9
>>356
作者様?
わざわざ解説トンクス。うん、信頼って何にも代え難いモノですわ。

というか結構昔のSS作者がまだ健在らしいことがちと嬉しい。
358この名無しがすごい!:2013/06/06(木) 08:18:19.10 ID:fvjHNfCV
そういや遭難ネタは結構あるよね。

遭難ネタ、妄想をまとめてみる。
359この名無しがすごい!:2013/06/06(木) 08:26:49.33 ID:eIkRoLWj
佐々木かわいいよ佐々木
360この名無しがすごい!:2013/06/06(木) 12:31:30.20 ID:CM6U3IQT
>>356
保証人ハルヒって修羅場どころの話じゃなくなりそう
流石に諦めてることを祈るww

>>358
きょこたんと一緒に待ってる
361 忍法帖【Lv=6,xxxP】(1+0:8) :2013/06/06(木) 22:01:04.70 ID:uAfCnUtr
佐々木かわいいよ佐々木
362この名無しがすごい!:2013/06/06(木) 23:52:19.59 ID:bUwEpCOC
891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/06(木) 23:22:31.86 ID:nGRx0T9i0
三期は声優をゴソーリ入れ替えるだろうな


892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/06/06(木) 23:23:35.87 ID:wYN4TbFS0
平野は声出て無いからまず交代ですね
363この名無しがすごい!:2013/06/07(金) 00:13:30.21 ID:+jweVDYb
天蓋裁判
364『ふらくら時間4』:2013/06/07(金) 04:46:49.59 ID:MEa6AfoW
人は意外な場所で遭難する。例えば。このエレベーターだ。
よくエロい話でお約束だよな?エレベーターに乗った男女が、という。
現実にあれば、エレベーター会社の杜撰さに笑うしかないんだけどな。
「……そうなんだよなぁ。お約束って、あるんだよなぁ……」
「お約束のようで、その実はなかなかないトラブルだね。」
佐々木も呆れ顔だ。
とあるエレベーター会社のエレベーターみたいに、落ちやしないだろうな……ったく。
「助けられた頃には、真っ赤な華が二つか。」
「近くにいたら、一つだな。」
「僕とキミの中身が混ざりあうわけか。くっくっ。」
中身が混ざり合った俺と佐々木……。想像したくないな。
「一人でいたら、多分発狂していただろうが……こうして二人いれば話し相手には困らんな。」
「確かに。密室のうえにこんな暗いのでは、恐ろしくて敵わない。だが、親友。人は何故闇を恐れるのだろうね。」
「視覚に頼るからじゃないのか?」
暗闇でも、何かお前の話す言葉はよくわかるがな。
「……僕もその多分に洩れないようだ。すまないが、手を握ってもらえるかい?親友……」
「やれやれ。」
暗闇の中で、佐々木の手を握る。
「…………」
「…………」
…………暗闇の中だと、無駄にイマジネーションが働くものだな…………
柔らかい手を握ると、佐々木の体温が伝わる。触れる右半身が、佐々木の温もりを捉え……その柔らかさと香りに、否応なしに獣性が刺激される。
「……鼓動が早いんだが?親友……」
お前こそな。
「……生物は、生命の危機に直面すると無意識に、種を残そうとするそうだ。」
「それは知っている。」
「吊り橋効果や、ストックホルム症候群など……後付けはいくらでも出来るが……今、キミは何を考える?」
頭がクラクラするような、甘い一言。
俺の口から出た言葉は……
「そうだな。お前の手が、予想以上に細くて柔らかい事か。」
だった。佐々木は、含み笑いをすると
「キミの手が暖かい。」
とだけ言うと、後は押し黙った。

5分後。長門達が助けてくれ、事なきを得たが……

「二人の顔面に充血を確認。」

と言われ、ハルヒ達から尋問されたのはまた別の話だ。

「(仮にキョンが襲いかかって来ていたら……衆目の下だったわけか。さすがにそれは……。どこの痴女だ。
いや、しかしアドバンテージ的な意味では……
いやいや、手を握れただけでも……そのうえに密着だし、僥幸とも言える……)」
ある意味やらかした事に気付き、身悶えする佐々木と……
「(よかった……ハルヒはともかく、長門に見られなくてよかった……あいつは幼いからな。仮に見ていたらショックを……。
いや、しかしだな、千載一遇のチャンス、しかもストックホルム症候群や吊り橋効果なんて言い訳を佐々木が用意してくれていたにも関わらず、この体たらく……)」
布団の中で身悶えした俺がいた事は、お互いの知らん話だ。

『ふらくら時間〜♪』

END
365この名無しがすごい!:2013/06/07(金) 04:50:37.23 ID:MEa6AfoW
修正。

○ 佐々木の呆れた声が耳を打つ。
× 佐々木も呆れ顔だ。

暗闇で顔は見えないでしょう、とセルフツッコミw
366この名無しがすごい!:2013/06/07(金) 12:42:01.68 ID:u11O02wV
おつおつ
暫く鏡を見られないな、絶対ニヤニヤしてるw
367この名無しがすごい!:2013/06/07(金) 18:02:04.98 ID:u11O02wV
水不足を心配する佐々木さん
368この名無しがすごい!:2013/06/07(金) 21:24:23.18 ID:+jweVDYb
好きになってよかった
369この名無しがすごい!:2013/06/07(金) 23:47:54.22 ID:f+VJrvQA
漫画も最近買ってないなー
370 忍法帖【Lv=7,xxxP】(1+0:8) :2013/06/07(金) 23:57:16.95 ID:WcR3h9Xq
早く買いに行くんだ
371『The Green Green Grass Of Home』:2013/06/08(土) 04:43:40.04 ID:SbJH+RXx
前にネタとして書かれていた『由乃の行動様式の佐々木が驚愕にいたら』。

『親友。雑草という名前の草はない。何にでも等しく名前はあるものだ。』
『くっくっ。』
『さぁて、どこに行くかね。サイゼか?』
『どこにでも。ああ、キョン。自転車の後ろに乗せてくれたまえ。』
『おう。』

春から夏に変わる頃。暖かい日差しと草の匂いを胸一杯に感じ、緑が織り成す絨毯の中を二人で駆ける。
汗の匂いに混じる、彼の鼓動を感じて私も微笑み――――

「…………。」

目が覚めると、そこは色褪せた壁の中。
「夢だったのか。」
一人、身を起こすと私は周りを見渡す。そこには未来人や宇宙人、そして橘さんがいた。
「良い夢を見ていたのですね。」
「うん……とても。」
懐かしい、懐かしい夢。今では遠い、遠い夢。
「佐々木さんが決意してくれて、嬉しいのですよ……」
橘さんが涙ぐみ、未来人は心から安堵したように笑っている。
「君に願いがあるよう、僕にも願いはある。詳しくは禁則にかかるので話せないが……
君が望む全てに協力すると誓おう。それがひいては僕の未来にも繋がる。」
宇宙人は、無言だ。
「――――」
何か思惑があるのかも知れないし、無いのかも知れない。
「そうか……。」
私は立ち上がると、宣言した。

「涼宮さんから、能力を簒奪する。」

協力者達が微笑み、計画を練り始める。
「(もう戻れない。……あの緑に彩られた日々は……)」
私は感覚として、それを理解した。

もう一度家の緑色の草に触ります。
人々は古い樫の木の日陰で私に会うでしょう。
人々は私を家の緑色の草に埋めるでしょう。

「おかしいのは……僕がキミと結ばれないこの世界のほうだよ……」

END
372この名無しがすごい!:2013/06/08(土) 05:05:29.94 ID:SbJH+RXx
オチはネタにあったように、キョン以外佐々木団含め全員死亡、ラストのセリフを叫んで世界改変ということで。
続きを書いたら、初っぱなから長門退場で鬱展開まっしぐらというw
自分が何をやるか全て理解し、罪も全て自覚している状態で、行動様式が由乃。
直線的な由乃と違い、搦め手を使うでしょうし…尚更悪質極まりない具合になりますね。
タイトルの『The Green Green Grass Of Home』は、死刑囚が二度と戻れない故郷を夢見る歌。この佐々木にはピッタリ合うかと。
佐々木、きょこたんが、ネタ以外で不幸になる話は書きたくないですw
373この名無しがすごい!:2013/06/08(土) 05:35:12.19 ID:CeVSJwr6
悲しいのは(´;ω;`)辛いね

やはり佐々木さんには笑顔でいてほしい
いつもの胎に一物秘めた笑顔でも、何も考える暇もなく思わず零れてしまった笑顔でも
374この名無しがすごい!:2013/06/08(土) 12:42:34.24 ID:PnkkGjDa
>>1のAAが青くなっている???
375この名無しがすごい!:2013/06/08(土) 18:39:13.70 ID:SbJH+RXx
訂正。

○「おかしいのは、キミと僕が結ばれないこの世界のほうだよ」
×「おかしいのは、僕がキミと結ばれないこの世界のほうだよ」

下だと、ただの身勝手にw

きょこたん「おかしいのは、私が佐々木さんと結ばれない……この世界のほうなのですよ!」
藤原「どの世界線を見渡しても、それはない。これは規定事項だ。」
佐々木「(ホッ…)」

長門、古泉「おかしいのは(ry」
みくる「公式スピンアウトあるくせに、何贅沢言ってるんですかぁっ!」
376この名無しがすごい!:2013/06/08(土) 19:32:31.50 ID:CeVSJwr6
>>375
古泉のスピンアウトについて詳しく……は必要ないかwみくる頑張れ
377この名無しがすごい!:2013/06/08(土) 22:00:07.85 ID:CeVSJwr6
知らない間にいろんなとこ蚊に食われてて痒いのです佐々木さん
378この名無しがすごい!:2013/06/08(土) 22:12:27.48 ID:UMIWUchB
>>372
乙。
キョンが入院したことを知ったり、朝倉に刺されるとか目撃したら人変わりそうだよね佐々木さんは。
2年周期の怒りなんてぶち抜きそうな勢いで。

きょっこ団に対してはしょっちゅうキレている(キレさせている)イメージあるけどw
379この名無しがすごい!:2013/06/09(日) 06:49:57.57 ID:QddmETcJ
SS内で、佐々木をプッツンさせたきょっこ団の悪行(?)

無茶振り(『逆襲の非リア』)
デート中に襲いかかり、キョンにパチンコ球を雨霰と降らせ、お仕置きされる(『きょっこ団、聖戦に備えるの巻き』)
ムーンブルクにとばっちりを食らわせ、キョンに呪いをかけ、破壊神を呼び出そうとしたが、破壊神復活前にお仕置き(『ドラクエ2な三角関係2』)
デバガメし、変態性アピールの末に佐々木がプッツン(『SOMEDAY IN THE RAINCOAT γ』)

〜例外〜
正義の味方きょっこ団、悪(?)代官キョンに仕置き(『時代劇』)

時代劇で「収録〜」の後に
「こ、これじゃ18禁……!学校に何といえば……!」
「……内緒にしていればいい。」
「で、でもなっ……」
「わかった……古泉くん、ごめん!聞いている?古泉くん、ごめん!」
「お前らは何を考えてんだ!」
「無論、ナニに決まっている……。如何に愚鈍なキミといえ、理解出来ないわけはなかろう?」
と入れるべきだったか迷ったのですよ……。間延びが嫌で入れませんでしたが。

それか
「涼宮さんだってこういう系の作品に数多く出演…」
「私はやっていないわ!中の人と一緒にするな!いや、中の人だってすっぱ抜かれただけで出演はしてないわよ!」
「なら、堕ちるところまで堕ちればいい。」
「勝手な事を…!……確かに今が底で再浮上の芽は……はッ?!」
「佐々木、やめッ……」
「良いではないか、良いではないか!」
「「「良くは無い(。)!」」」
とするか迷った事は内緒ですw
380この名無しがすごい!:2013/06/09(日) 07:14:23.10 ID:JTMvY0ZP
様式美って大事w
381この名無しがすごい!:2013/06/09(日) 15:40:09.62 ID:JTMvY0ZP
勝率70%に負けて、しっかり雨に濡れてしまったのですよ佐々木さん…
382この名無しがすごい!:2013/06/09(日) 16:53:25.14 ID:r2jNXFUH
ハルヒ団長スレでは猫ハルヒ以外はほとんどレスないし

ハルヒ関連キャラも過疎ってきているなー
383この名無しがすごい!:2013/06/09(日) 17:54:09.04 ID:QddmETcJ
そりゃ仕方ないのですよ。
ぶっちゃけ、ジャンルとしては落ち目なのですし。
でも、そんなの関係なしに愛されているから、応援する人がいて、このスレがあり……
私もSSを書いているのですよ!
384この名無しがすごい!:2013/06/09(日) 18:32:00.64 ID:JTMvY0ZP
ワタクシは熱し難く冷め難い性格なので、きっといつまでも佐々木さんを応援していくでしょう
いっそ公式ではっきり佐々木さんENDやってくれたら、晴れ晴れした気分で卒業するかも
385 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8) :2013/06/09(日) 19:32:33.21 ID:+JywGuuc
スピンオフでは佐々木EDになるかも
386この名無しがすごい!:2013/06/09(日) 20:05:06.88 ID:saVF7Ttx
そういや、VIPのSSスレも長いこと消えているなー
387この名無しがすごい!:2013/06/09(日) 22:10:55.21 ID:ElzAFVZg
>>382
あそこもぼちぼち職人様いるみたいよ。
長門スレはよく覗いてないから何とも言えないが(絵師がいる?)進みはダントツだな。
朝倉スレは紳士ばっかやしw
うちはまとめがいがあるw

一応キャラスレでギリ進行できているのこの4人くらいか?
388この名無しがすごい!:2013/06/09(日) 22:23:19.59 ID:JTMvY0ZP
サロンに移って来て暫くの頃、きょこたん・くーちゃんスレと統合しようかって話する人も昔いたね
昨今の両名スレの状況なら悪くない選択かもしれん
389 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8) :2013/06/10(月) 01:26:19.15 ID:CG+bvXfL
佐々木しね
390この名無しがすごい!:2013/06/10(月) 17:00:30.93 ID:ZuCTkk8P
佐々木さん可愛いです
391この名無しがすごい!:2013/06/10(月) 18:04:03.97 ID:cAIsfRye
手乗り佐々木さん
392この名無しがすごい!:2013/06/10(月) 20:56:22.40 ID:bNJakTTP
>>391
キョンと二人で歩いているときに近くを通りがかった小さな女の子が
手にしていた風船をあやまって手放してしまい、
空高く飛んでいきそうになったのを察した佐々木さんがキョンに向かって猛然とダッシュし、
意を汲んだキョンが両手をがっちりと組んだところに右足を掛け、
絶妙のタイミングでキョンが佐々木の身体を持ち上げると共に
佐々木さんが二段ジャンプして見事に風船をキャッチしたが
上を見たキョンにスカートの中を覗かれるという失態を見せるところまで夢想。
393この名無しがすごい!:2013/06/10(月) 21:22:23.94 ID:cAIsfRye
>>392
手のひらサイズの小さい佐々木さんをストレートとするなら、変化球どころかアンダースローからボウリングの球が転がって来たような衝撃だわw
394この名無しがすごい!:2013/06/10(月) 21:44:03.15 ID:fklVqwaX
幸せの手乗り佐々木さん

ミニマムサイズの佐々木さんの胸を触ると、幸せになるそうなのですよ、キョンさん。

え?触ったら殴られた?不幸にしかならなかった?おかしいのです。
『雰囲気というものを考えたまえ。僕も吝かでないが流石に……』
と小一時間説教された?

おや、佐々木さん。奇遇なのです。バット持っていますが、その多量に打ち付けてある釘は何なのですか?
え?キョンさんに変な話をしたの、私だろうですって?いやいや、こうすれば少しは進展……え?

ここじゃ床が汚れるから、屋上に行こうか。二年振りにキレてしまったよ、ですって?
お、落ち着いてください、何も私は……き、キョンさん、佐々木さんを止めて…………

ブグェ!

と妄想したw
395この名無しがすごい!:2013/06/10(月) 22:34:53.20 ID:cAIsfRye
ハルヒでバットと来ると、某シュールホラーのSSを思い出すのですよ
金属バットと釘バット、どちらが殺傷力強いんでしょうねふふふ…
396 忍法帖【Lv=10,xxxPT】(1+0:8) :2013/06/10(月) 23:56:24.63 ID:CG+bvXfL
尖っている方が危険だよ
397この名無しがすごい!:2013/06/10(月) 23:56:41.71 ID:4iYiM3XT
佐々木かわいいよ佐々木
398この名無しがすごい!:2013/06/11(火) 07:32:31.55 ID:wAXB4CMS
おはよう
399『日常はサバイバルだ。』:2013/06/11(火) 10:14:17.88 ID:rPwg+L5F
組織の資金難――――
橘は、今日も川で釣りをしている。
「最近は腕前も上がったのですよ……」
「――」
スナフキンのように、趣味で釣りをしているわけではない。
ハヤ、ブルーギル、ブラックバスは、彼女にとって貴重な蛋白源だ。
「――鱗――落とす。内臓――捌く。」
周防が、橘の釣り上げたブルーギルを捌く。熾火を作り、ブルーギルを串に通すのは藤原。
「未来からの資金が途絶えるとは……!」
半泣きの藤原。生活費で高くつくのは、食費。それをケチる為、食事は極力現地調達だ。
周防は面白そうな状況を見て、興味津々に寄ってきた。彼女は悠々自適に過ごしている。
「――塩――だけ。醤油――が――ない。」
不満そうなインターフェース。
「贅沢は敵なのですよ。」
「貴様、いつからそんな贅沢を……!」
飯盒で炊くのは、少量の米に多量の雑穀を混ぜたもの。そしてやかんで茹でるのは、沢蟹。余りにワイルドな食事である。
油がないので、焼いて煮るだけのサバイバル。最近ではムカゴやキイチゴなども一目で見分けがつくようになった。
「……美味しいのです……」
「……ああ。」
「――」
食卓を囲む三人。河川敷に座り、ブルーギルの焼き魚に、雑穀9割の雑穀米、沢蟹の茹でたものを食べる三人は、一体どこのレンジャー部隊なのだろうか。

「お小遣いも出たし、ファミレス奢るよ。」
「本当ですか?!佐々木さん!」
「なんという僥幸……生き恥を晒し続けた甲斐があったというもの!」
「――――」
二人が頼んだのは、熱々のステーキ。合成肉?そんなの関係ない。贅沢言う奴は敵だ。
喜び勇んでステーキを完食した二人だが……弱った胃腸に脂、ニンニクなどは、大敵だ。

ぎゅるるるる…………

「「はううううッ!」」
「ど、どうしたの?橘さん!未来人!」
当然の如くお腹を下した二人。二人がトイレに駆け込む。周防は緑茶を啜り、一言言った。
「――ケツ末――」
「酷いオチね。」
佐々木団は、今日も平和である。

END

ボンビラスなきょこたんが書きたかった。勢いでやった。反省も後悔もしてない。
400この名無しがすごい!:2013/06/11(火) 12:30:47.14 ID:9VGnUSuj
おつー
藤原は住居の問題と後の世への影響無視すれば、公営ギャンブルで無双できそうな気もしないではない
くーちゃんは言わずもがな

一番大変なのがきょこたんであるのだけは確実w
401『日常はサバイバルだ。〜神田川〜』:2013/06/11(火) 15:33:45.08 ID:rPwg+L5F
改変した世界で、錯乱し……見事にホームレスとなった俺だが……
「やあ、親友。親と派手にやらかし、家出をしてね……」
と、まぁ……こんな具合に佐々木と再会し、二人暮らしをする事になった。
案外選ばないなら仕事はあるし、住み込みのバイトもあるもんだ。暫く資金を貯め、借家を借り、裏庭に家庭菜園を作った。
「今日はご馳走だよ。公園に銀杏があってね。裏庭の野菜も育っている。」
「そうかい。お前が言っていた特売の小麦粉も買ってきたぜ。」
「それは重畳。今日はかき揚げだよ。」
バイトをしながら夜学に通い、お互いに励まし合いながらの生活。
辛い日々だが、楽しい日々。俺達は、お互いになくてはならない存在になり、やがて結ばれた。
後に銭湯の前で長門に会い、何か言いたげにしていたが、何だったんだろうね。
今となっては関係ない話か。

「待たせたかな?」
「神田川だな。」
「くっくっ。」

日常はサバイバル並みに厳しいが、直進するか回り道をするか。その違いだろうな。
行く道は違っても、行き先が同じなら同じ道に出る。夢を追い、二人で歩く日々だ。

俺は、このハルヒ達のいない世界で、佐々木と手を繋いで歩き続ける。

「エラー。」

END

きょこたん「えらい違いなのですよ!私にも幸せを寄越すのです!」
長門「…………」
402この名無しがすごい!:2013/06/11(火) 18:31:34.65 ID:9VGnUSuj
物騒な世の中、危険極まる少女の家出
すんなりキョンと出会えたことからして佐々木さんの家出の原因はキョンについてと想像
もしハルヒならぬ神が居るならば、二人の旅路に小さな幸せをたくさん散りばめてあげてくださいな
403この名無しがすごい!:2013/06/11(火) 23:26:40.62 ID:Qatp7fHX
>>400
くーりゃんはギャンブルの主催者の方かな
アクマゲームみたいな
404この名無しがすごい!:2013/06/11(火) 23:43:40.78 ID:9VGnUSuj
佐々木さんおやすみなさい
405この名無しがすごい!:2013/06/12(水) 00:04:19.15 ID:KapN4BJZ
>>401
そんなキョンの優しさだけが怖かったような
三畳一間で暮らしていたら
当然布団だって一つしかないから(以下略

ギター弾きたくなりながらGJ
406この名無しがすごい!:2013/06/12(水) 05:12:31.05 ID:aK128pYF
おはよう
407この名無しがすごい!:2013/06/12(水) 19:12:24.20 ID:eLqxvQi7
今日は朝から嫌になるほど暑かったのですよ佐々木さん
台風の影響があった地域はそうでもないのでしょうか
408『16進数』:2013/06/13(木) 00:29:25.92 ID:YYZthlLj
佐々木から手紙が届いた。

『44656172 4b796f6e2e
546f756368 6d79 68656172742e
49 6c696b6564 796f75 746865 77686f6c65 74696d652e
49 277665 6e65766572 7265616c6c79 6c696b6564 616f796f6e63 6265666f72652c 49 6d656574 796f752e
49 686164 6e6f 69646561 61626f7574 74686973 73696465 6f66 6d79 706572736f6e616c697479 656974686572 756e74696c 49 6d6574 796f75 74686174 69742e
556e74696c 6e6f77 49 6469646e2774 736565 776879 49 6c6976652c627574 49 7265616c697a65 6174 6c617374 74686174 49 6c697665 746f 6d656574 796f752e
49 7468696e6b 6f66 796f75 616e64 49276d 6c6976696e67 6f7574 6d79 66616e746173792e
49 6c6f7665 796f75 6d6f7265 7468616e 776f726473 6361792e
6c6f7665 536173616b692e』

返事を出したら、次の日に俺に綺麗な彼女が出来た。その返事?野暮だな、ったく。

『44656172 536173616b692e
556e646572 6c6f7665722e
556e6c657373 6e6f79 6973 647265616d2c 49 766f77 657461726e616c 6c6f76652e
4b796f6e2e』

END
もう二度とこの形式はやらない。タイピングがめんどくさくてもう……
409この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 00:45:10.78 ID:YYZthlLj
手紙。16進数のパッチ当ててください。面倒な方に。

親愛なるキョン。
Touch my heart.
想いを届けたい。
I liked you the whole time.
好きだったよ、ずっと。
I've never really liked anyone before I meet you.
キミに逢うまで、人を好きになったことなんてなかった。
I had no idea about this side of my personality either until I met you that it.
キミに逢うまで、こんな自分がいるなんて知らなかったよ。
Until now I didn't see why I live, but I realize at last that I live to meet you.
今まで何のために生きているか分からなかった。でも。それはきっとキミと出会うためだったんだ。
I think of you and I'm living out my fantasy.
キミを想い、僕は夢を見ている。
I love you more than words can say.
言葉にならないくらい好きだよ。
佐々木より。

で、キョン。

親愛なる佐々木。
Under Lover.
恋人未満だ。
Unless now is dream, I vow etarnal love.
もし今が夢でないなら、お前に永遠の愛を誓おう。
キョン。

完成まで、タイピングがすんっげぇめんどくさかったのですよ!
410この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 06:13:55.30 ID:x8jBbaza
これほどまでに、正しい意味での「乙」をしたくなることは滅多に無いw
411この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 08:23:05.81 ID:koLW3SeR
おはよう
412この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 09:36:33.72 ID:XpBVwIfS
まっようぢえ  を思い出した
413この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 11:28:08.38 ID:LEJlK3gy
may you die
だっけ?
414この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 18:54:54.58 ID:YYZthlLj
>>412
ああした暗号でも良かったですかね。

斜め読み、16進数とやりましたし、何か面白いもん思いついたら何かやります。
415この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 20:27:33.93 ID:x8jBbaza
>>412ってどんな意味?
416この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 20:41:34.05 ID:YYZthlLj
>>415
彼氏彼女のvipネタで、元彼女から
まっようぢえ
という暗号が送られて、vipにスレを立てた幸福者の話です。

見てみたら、16進数も少しネタに使われていたので、>>412は、多分それからでしょう。
まっようぢえの意味は>>413
まっようぢえの単語検索でまとめがあるので、そちらを。

まぁなんというかリア充爆発しろ。
417この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 21:31:57.21 ID:x8jBbaza
>>416ありがとう
一番上にあったサイト見ただけだけど、リア充への妬みというより恨み満載ぽいね
キョンが佐々木さんとくっついたら、ハルヒから同種のメールが届くかもw
418この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 22:24:00.36 ID:v3K6Q/yp
暗号モノのSSは久しぶりな気がする。
419この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 23:05:03.94 ID:2d6lxBpV
乙。マジ乙。
あとはこの手の暗号ならモールス信号が定番だが
あれもめんどくさいな
420この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 23:25:16.22 ID:wu/h7BHw
主題歌でSOSのモールス信号が流れるんだっけ?
421この名無しがすごい!:2013/06/13(木) 23:32:45.11 ID:x8jBbaza
モールス信号といえば長門とくーちゃんのコンビ芸
422この名無しがすごい!:2013/06/14(金) 06:35:33.86 ID:hGHi0xeX
久々にSSネタ拾いをします。

先着二名様で。
読まれたいシチュエーションと、二人の関係をご記入下さい。
423この名無しがすごい!:2013/06/14(金) 12:24:55.19 ID:nPASLOfG
>>422
なにかと理由を付けてプールに行きたがらない佐々木さん
424この名無しがすごい!:2013/06/14(金) 18:39:01.05 ID:hGHi0xeX
>>423
把握ー。ちょいと眠気が酷いので、一眠りしてから上げます。
425この名無しがすごい!:2013/06/14(金) 19:49:11.79 ID:nPASLOfG
>>424
楽しみだけど無理はしないでね
426『雨と猫』:2013/06/14(金) 21:11:58.98 ID:hGHi0xeX
最近、佐々木がおかしい。
たまに誘うプール。佐々木は何かと理由をつけて断わってくる。
水泳は得意なはずなんだがな。

「やれやれ、雨か。」

帰り道。雨に打たれながら帰っていると、可愛い猫がいた。
「……えらくなつっこい猫だな。」
猫は首輪をしていない割には人に慣れている。
お腹を触ろうとしたら引っ掻かれ、性別を確かめようと尻尾に触ったら、更にやられたが。
「全く、やれやれだ。」
猫を膝に乗せ、公園で涼む。
猫は上機嫌に寛ぎ、伸びをしている。……こいつの目は、誰かを思い出す。
「ああ、佐々木か。」
目の形や、色があいつに似てるんだ。猫は一瞬強張ったが、直ぐに毛繕いを始めた。
「猫のお前もマイペースだな、佐々木。」
猫の頭を撫でる。喉のならし方も、ゴロゴロでなくくぐもった声に感じる。
「とんだ重症だ。」
暫く猫を抱き、それにも飽きた頃。家に帰るべく『佐々木』を抱き上げた。

「……ああ、お前メスか。」

『佐々木』に血だるまにされ、『佐々木』はどこかに行ってしまった。何だったんだ?あの猫は……。

「どうでした?佐々木さん。私のお土産の即席猫溺泉は?」
「…………」
「効果は二回きりの商品なのですよ!我ながら面白い買い物……
みぎゃあああああああ!」

後日。
佐々木から改めてプールのお誘いがあった。
「こないだ、お前によく似た猫がいてな。メスだったんだが。」
「……キョン。動物にだって羞恥はあるのかも知れないよ。」
何故か顔の赤い佐々木に説教され、結局プールは延期となった。
やれやれ。プールには誘わないほうがいいかな?

「(バストアップ体操とヒップ引き上げが、全て水泡に……!恨むよ、橘さん……!)」

橘が暫く佐々木に口を聞いて貰えず、泣きながらSOS団に依頼してきたのは、また別の話だ。

END

ご期待の展開から、敢えてハズしてみたw
427この名無しがすごい!:2013/06/14(金) 22:32:10.40 ID:nPASLOfG
>>426らんまネタか乙乙
見事に外されたw
428この名無しがすごい!:2013/06/14(金) 23:08:32.74 ID:xCDEt/mR
429この名無しがすごい!:2013/06/14(金) 23:16:47.94 ID:Tv6ADcvI
>>426
動物変身ものはその危険性が……
そんだけ努力してるならもういっそ人間姿で曝しておしまいなさいな佐々木さんw

>>428
こいつは嬉しい表紙
430この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 00:51:22.20 ID:q5StSVG6
>>426
おつ。
個人的には1年越しの期間である程度成長した派なんだけどね。
2回ってフラグ?

>>428
ツガノは佐々木さんに関してはいい仕事するな、ホント。
431『猫になった日』:2013/06/15(土) 03:59:41.42 ID:AeTR1b9j
バストアップ体操に、ヒップ引き上げ。プロポーション管理に余念はない。
一年の間の数値の変化は微々たるものだが、確かな手応えを感じつつある。
「(涼宮さんに比較したら、微々たるものなんだけどね……)」
自走式チーター。同年代であのプロポーションは、反則としかいえない。しかし、私も努力だけは捨てない。
こればかりは天分。DNAの配列を恨もうが、どうしようもない。胸部の脂肪と臀部の脂肪を蓄えるには、自分の身体は代謝が良すぎるらしい。
「さて、お風呂に入ろうっと。橘さんが入浴剤をくれたしね。」
この時。私は入浴剤を確認しなかった事を悔やんだ。
後で人が聞いたら笑い話。
しかし、私にはちっとも笑えない話であった。

「にゃー……」

入浴後に浴びた水のシャワー。そこにいたのは、一匹の猫。
「(こ、これは一体?!意味が分からないし、第一笑えない!)」
手を見ると肉球……ぷにぷにだが、感触を謳歌する時間があれば、さっさと元に戻る方法を考えなければ……!
気が動転していたのだろう。私はシャワーに飛び掛かり、思い切り温度設定を上げてしまった。

「…………ッ!あっつーい!」

風呂場に私の金切り声が響き……心配した母が風呂場を開ける。
「あんた何してるの……。ったく。熱いシャワー浴びてお尻丸出しにしてる暇があれば、さっさと上がって晩御飯食べなさいよ。」
「お尻丸出しにって、お母さんから見てでしょ!お風呂は裸で入るものだし。」
「海外じゃ水着がデフォ。さっさと上がりなさい。」
母は、そう言うと去っていった。
「…………」
メカニズムは理解した。
どうやら私は水を被ると猫になるらしい。
「(問題は、これが一時的か恒常的か。)」
一時的ならば問題にする必要もない。だが、恒常的にそうなるなら大問題だ。
実験する前に橘さんをとっちめる事を心に決め、私はお風呂を出た。
「おや、メール……キョンか。」

『プールのタダ券があってな。一緒に行かないか?』

事情が事情だし、断らざるを得ない。とりあえず、橘さんは会えば絶対にとっちめよう。
……それから。有効期限の関係もあるのだろう。キョンはたまにプールに誘ってくれるようになり……
橘さんは組織とやらの研修で海外にいるらしい。どうでもいいけど、何故モアイと写ってる写真を郵送してきたのかしら?
イースター島に一体何の用かは気になるけど……。こうしたオカルトは涼宮さんが好きだったはず。私はあんまり関心はない。
晴れない気持ちのまま、私は街に出た。
432『猫になった日』:2013/06/15(土) 06:13:56.68 ID:AeTR1b9j
不幸というものは、得てして偶発的なものが多い。
世の中で起こる事すべてを運命だと言える程、私は傲慢ではない。
自業自得的な不幸は、ただの必然。それだけだ。
それだけに。今の私の置かれた状況には愚痴のひとつも溢したくなるものだ。

「にゃー…………」

公園を散歩していたら、俄か雨。着ていた服を茂みに隠し、お湯を取りに家まで歩いてると……
「にゃにゃ?!」
キョンがいた。
「にゃー、にゃにゃにゃにゃ。(訳:やあ、親友。)にゃにゃっにゃにゃにゃにゃにゃっにゃにゃ。(訳:困った事になってね。)」
「……えらくなつっこい猫だな。」
キョンが私に手を伸ばす。
む。……頭……頬っぺた、喉……心地好いじゃないか。目を閉じ、キョンの愛撫(待て)に身を任せるのも悪くは……
ころん、とお腹をまさぐるキョン。……待て。確か猫ってお腹にち……
「にょわーッ!」
思わず引っ掻いてしまった。キョンは手を抑えている。
「……お腹に子どもを抱えていたか?」
キョンが尻尾を握る。……ま、待って……や、やだ……心の準備……って、やっぱりダメーッ!
「痛ぇーッ!」
キョンの叫びが、俄か雨の降る公園に響いた……。

「全く、やれやれだ。」
公園の屋根があるスペースに休み、私はキョンの膝の上にいた。
キョンは私の目をじっと見ている……。
「……ああ、佐々木だ。漸くスッとしたぜ。」
……そ、それはどういう意味でせうか……?つ、つまりどんな時でも、キミは僕を見つけてくれる、という意味かい?
照れ臭い!私は思わず前足を使って顔を擦る。
「猫のお前もマイペースだな、佐々木。」
……神に問いたい。私は何か、あなたに貢献したのですか?
キョンの手が私の身体中を擦る。
くっくっくっくっ。
確信した!翼は羽ばたく為にある、と!
「とんだ重症だ。」
キョンの手の優しさに、私はいつの間にか不覚にも眠っていた。

「……ああ、お前メスか。」

ふにゃ?……いつの間にかキョンに抱えられていて……キョン、キミは僕のどこを見て…………

「ふぎゃあーっ!」

私は、キョンを全力で引っ掻きまくり、泣きながら走った。
見られた!絶対に見られた!私の……その、あの……(藤原「禁則だ!」)も……(藤原「全年齢対象だ!」)も!
ぜ、絶対に責任は取らせるからね、キョン!
433『猫になった日』:2013/06/15(土) 06:29:33.48 ID:AeTR1b9j
家で変身を解いて、思う様布団を被って呻いていたら、橘さんが来た。
「どうでした?佐々木さん。私のお土産の即席猫溺泉は?」
……おかげで散々だったよ。
「効果は二回きりの商品なのですよ!我ながら面白い買い物を……」
自分で自分の死刑宣告書にサインを続ける橘さん。
そうか。効果は二回きりなんだね?
「(バストアップ体操とヒップ引き上げが、全て水泡に……!恨むよ、橘さん……!)」
プールに行けなかった諸悪の根源を掴む。
「あれ?佐々木さん、何故また即席猫溺泉を?あの、猫の佐々木さんも可愛いと思うのですが……」
こんなお土産をくれたから、本当に散々でね。そのお礼をしたかったよ。橘さん、覚悟!
「ふぅーッ!」

バリバリバリバリ!

「みぎゃあああああああ!」

――後日。北高文芸部室。
「此方にイースター島の写真があるのです……。」
興味をそそられているのは、ハルヒ。橘は涙声で叫んだ。
「この写真をあげるので、私と佐々木さんを仲直りさせて欲しいのですよ!」

――――
素直に謝れば、いつでも許してあげるのにね。

プールに行こうとしたら、キョンから猫の話題を振られ、恥ずかしさから説教し、結局体操の成果を見せられなかったのは、また別の話になるわ。

END
434この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 08:03:58.28 ID:0M0DEWni
おつおつ
猫佐々木さん不憫かわいいw
まともに考えたらとんでもない異常事態だが、比較的冷静(?)に分析してるあたり佐々木さんも相当ハルヒ現象に毒されてると見ゆる
435この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 15:28:59.85 ID:AeTR1b9j
友人からオーディションで使うから貸してと頼まれ、ベーアンのキャビネットを自室から持ち出したのですが、腕で持ち上げてしまい、腕が痛いのですよ。
43キロの鉄塊は、並みでなかったのです佐々木さん。

余談なのですが、リクエストがあればお待ちしているのですよ。
436この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 17:33:06.54 ID:0M0DEWni
同じ人で良いなら>>435見てギックリ腰になってしまった佐々木さんとか思いついてしまった
ダメなら他の人どうぞ〜
437この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 18:12:55.04 ID:FZbbQt0M
じゃ、これで。
ttp://i.imgur.com/YiGVrob.jpg
438この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 18:33:02.33 ID:uEAWoFT+
>>437
そういうのは別のところでやってもらえますか?
特にここは女性も来るのでやめてもらえると助かります
439この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 19:01:38.65 ID:1D9Iy18x
>>437
なんて元絵台無しにする汚物
440この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 19:42:50.21 ID:FZbbQt0M
>>438
こうしたスレで、>>439のような感想は、当然だと思います。
ですが、あなたのような、性別を言い訳にしたアホなレスは、正直、初めて見ました。しかも追い出しときましたか。
売られた喧嘩は買いますよ。
この程度の画像で不容易かつ過剰に騒いでしまう、あなたのようなフェミーなお子ちゃまは、
とっとと、インターネット掲示板から出て行ってはいただけないでしょうか。
そのほうが、あなたの精神の健康のためにも、スレのためにも、良い解決だと思います。
あなたのような言動がまかり通るようなスレには、画像やネタが書き込まれにくくなるばかりか、
そのうち、変な人たちがやってきてしまいますので。
どうしてもこのスレを離れがたいのでしたら、以後、文面を工夫しましょう。
例:
そういうのは別のところでやってもらえますか?→特殊な画像には注意書きをお願いできませんか。
特にここは女性も来るのでやめてもらえると助かります→このスレにはそういう画像が大キライという未通女も来ています。例えばここに。
441この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 21:34:21.95 ID:AeTR1b9j
こうなるなら、リクエストやらないほうが良かったですね。
スレの空気を壊してしまい、申し訳ありませんでした。
442この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 22:11:54.52 ID:FZbbQt0M
>>441
あのさぁ。
この流れで、なんで当事者でないあんたが、でしゃばってきて責任かぶりたがるんだ?
アホとバカ同士の喧嘩なんか無視(スルー)してりゃいいだろうが。
自分だけが、このスレの空気を作り出しているとか、まさか思ってるわけじゃないだろうな。
この空気の責任は、俺か相手かどちらかのもんだ。あんたになど1デシリットルも分けてやらん。
さっさと何事も無かったふりしてあんたの持ち場に戻れ。
あんたにそうして貰いたがってる奴らが、ここには何人もいる。そいつらの期待を裏切ることだけは一モノ書きとして絶対にするな。
443この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 22:45:50.58 ID:0M0DEWni
ちょっと早いけどおやすみ佐々木さん
444この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 23:52:58.28 ID:JTih0TJw
>>442
ちょっと落ち着けって。ここで過激な言葉を並べたところで、一体何になる?
気が済むどころか、余計イライラするだけでしょ。激昂するあまりに盲目になってませんか?
445この名無しがすごい!:2013/06/15(土) 23:53:17.54 ID:38MFKAkA
konnbannha
446 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/06/16(日) 05:59:23.01 ID:y/NSS+FW
佐々木かわいいよ佐々木
447この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 07:27:27.61 ID:DXinrd3/
パンチラもダメなキャラスレがあると聞いて!
どっちもきな臭いっすなぁ
448この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 07:27:51.36 ID:a1mc+GDJ
私の名は橘京子。
かつては某近畿圏に暮らす平凡な一市民であり、
退屈な日常と戦い続ける下駄履きの少女であった。
だが、あの夜、佐々木さんの閉鎖空間に侵入したあの恍惚の瞬間が私の運命を大きく変えてしまった。
その翌日から、私の人生はまるで開き直ったかのごとくその装いを変えてしまったのだ。

が、選ばれたる私にとってこれはほんの新たなるはじまりにすぎない。
とはいうものの何故か佐々木さん本人は乗りが悪く、個人主義を宣言。
古泉さんは日がな涼宮ハルヒに媚びへつらい、おそらく欲求不満の解消なのか、ときおり森という年増に愚痴をこぼしている。
(私と言うものがありながら)何が不満なのか知らんが、実に素直じゃない。

ああ、選ばれし少女の恍惚と不安共にあり。
人類の未来がひとえに私の双肩にかかってあることを認識するとき、
めまいにも似た感動を禁じ得ない。…バタッ

佐々木「橘君、日傘をさすべきだと言ったじゃないか」
449この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 08:05:00.80 ID:djxJB3nj
昨夜は蚊との闘いでよく眠れなかったのですよ佐々木さん、去年の残りの殺虫剤がちっとも効かないの
劣化してたりするのでしょうか
450この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 12:13:18.06 ID:UARQDsch
うちでは網戸と玄関に虫の侵入を2ヶ月防止するスプレーを吹きかけましたよ。
2ヶ月は持たないだろうから、もう少し短い期間で塗布し直すだろうけど。
佐々木さんは外出時とかでもそういう準備はぬかり無さそうだなぁ。
451この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 13:05:01.37 ID:vpTyc873
過去人を化石以下の存在だの、下らない価値は無いと、散々暴言を吐いた藤原は
歴史上の偉人とか戦国武将や、ノーベル賞受賞者の前でも同じこと言えんの?

「自分より下と思っているヤツ」を馬鹿にしている奴が、今までの人類が必死の努力と研究で出した成果を、くだらない無駄な作業
なんて思ってる奴が宇宙を飛べるか?歴史に名を残すような発見、研究結果を出せるか?
452この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 16:44:47.87 ID:usybUj9V
>>449-450
ハーブ由来の忌避剤もなかなか良いですよ。
私の家は子どもがいるので、極力ケミカルなもんは使わない方向性なのです。

……最近、その子が私を【禁則】と言い出したので、この子が社会生活を円満に送る為
『相手の事を言う時は、極力若く言っておけ。特に女性は。』
との知恵を授けておいたのですよ佐々木さん。
453この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 17:33:44.94 ID:djxJB3nj
>>450>>452
押すだけベープ120日分なるものを買って来てみたのですよ
使い心地は追って報告致しまする

>>451
何事かと思ったら藤原スレもう無いのね
454この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 18:56:29.66 ID:tyyaCi9v
こんばんは
佐々木さん
455『父の日』:2013/06/16(日) 21:23:49.25 ID:usybUj9V
可愛い妻に、一戸建ての家、健康な二人の子ども。
一介のサラリーマンにとって、これ以上望むものがあるのかね?
今日は父の日。最愛の妻をポニーテールにした最愛の娘が、ネクタイをくれた。
「ありがとう。」
「くっくっ。お父さん、相談なんだけど……」
……何かと思えば、金の無心……。1000円でいいのか?万券を……あ?不思議探索の時に喫茶店に行きたいから?
そういやハルヒの息子とSOS団やってんだったな。あの傍若無人を絵に書いたハルヒの息子だ。きっと娘も振り回され……
ん?メール?ハルヒか。
『あんたのバカ娘をどうにかしなさい。ウチの息子が落ち込みまくってるのよ!』
……ああ、妻の子でもあるからな。俺も苦労したよ、頑張れ少年。
「親父。父の日だ。」
俺の息子。誰に似たか、また生意気でな……。ん?万年筆?また高価な……
「最近、バイト頑張ってるからね。……文芸部のくせに。」
「う、うるせぇよ!」
妻の茶々に息子が叫んで去ろうとする。……ったく、こいつは。
「おい。」
俺は意地悪く笑うと、本棚からハイペリオンを取り出して渡した。
「最近SFが好きなんだってな。……多分、気に入るぜ?」
「て、てめぇ……クソ親父……!」
長門とほぼ同一の存在と、文芸部で一緒にいるんだってな?
『端的に言えば、私が世界改変した後の私。長門有希とほぼ同一の存在だが、超常的な力はない。
人間と同一の存在のケースとして、彼女は存在する。』
と、長門からメールがあったからな。で、お前らを繋いだのが『ハイペリオン』だってちゃんと聞いてるんだよ。
真っ赤な顔で叫んでいる息子。しっかし、こいつはルックスいいね。妻に顔立ちなんかそっくりだし。
子ども達が出払い、俺は妻とテーブルに向かい合った。
「お昼にしようか。何を食べるかい?キョン。」
「お前がいいかな?『佐々木』。」
「くっくっくっくっ。今更新婚時代に戻る気かい?下らないジョークはいいから、リクエストをくれたまえよ。」
こうして、平凡な父の日は過ぎていった。

END

未来設定。子どもについては 70-652「二人の子どもを妄想してみた。」 に準じていますw
456この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 22:22:58.62 ID:djxJB3nj
おつー
ハルヒとキョンの性別が逆だったらまず間違いなく犯罪になるだろうから、娘が引っ張り回す方になったのは一安心

実は構想だけある執筆未定のSSとちょっと被ってるネタもあったりするw
457この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 23:02:51.81 ID:fFvX+dAr
>>455
佐々木さんエンディング後とはいえ
ハルヒと長門のその後の設定まで素晴らしいです。
しかし普通の高校生にハイペリオンはやっぱりキツイと思うのですよJr.


……スミマセンガ ヨルノカイワヘンモカイテイタダケナイデショウカ……
458恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/06/16(日) 23:07:19.18 ID:isHN6clw
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 花嵐浅き夢見しその3

こでまりの花は姿を消し、中庭には梅雨の雨水を受けて咲き誇る色彩々の紫陽花の花々と橙朱色の凌霄蔓を
中心に、鮮やかな花景色を見せている。
 休日。あいにくの雨ではあるが、そんなことは関係なかった。
 時計の針は午前10時半。約束の待ち合わせの時間まで、一時間以上時間がある。
 毎週ではないが、休みの日に、朝比奈さんと出かけることが多くなった。
 ”藤原君と出かけるの、とても楽しいですよ”
 可愛らしい笑顔で言われると、こちらとしても胸が高まるのを止められない。

 「藤原。随分充実してるんじゃねーか」
 谷口からそう言われたが、谷口自身も周防という女の子とつきあってうまくいっているようだ。
「この前、朝比奈さんとタルジェビルにいたよね」
 「国木田、なんでそのことを知っている?」
 「僕も鶴屋さんとタルジェ近くのレストランにいたからね。偶然見かけてさ」
 国木田も朝比奈さんの親友である鶴屋さんとかなりうまくいっているようだ。
 ”最近、鶴屋さんは国木田くんとばかり出かけるんですよ。でも彼氏とかできたら、そちらを優先するのが
当たり前なんでしょうね”
 朝比奈さんは少し残念そうに、でも微笑ましいというように笑っていた。
 
 時々考えるのだが、”彼女”、あるいは”彼氏”て、一体どう言う意味があるのか。
 僕たちは子供と大人の狭間にいる。大人になる過程として、そのような存在が必要なのか?
 小さい頃、男女を意識することなく一緒に遊べた。成長するにつれ、男は男、女は女と固まって(全部が全
部じゃないが)行き、ある種の集団を作る(友人関係とか色々な形態がある)。これは男と女を分けるための
本能的行動が根底にあるのではないのか?
 ”異性”として意識する前提として性的欲求があると仮定すれば、”大人”としての体の成長に伴い、そう
いう意識が出てくるのは必然なのだろう。

  ”でも、あの女の子を好きになったときは・・・・・・”
 夢に時々出てくる、フワッとした女の子。顔はよく覚えていないが、優しい感じの、遠い日の思い出。
 ”幼い初恋。浅き夢みし我が想い。花虚ろ、遠い時の彼方の夢の跡・・・・・・”
 この前読んだ華道界の会員誌に載っていた詩の一節を思い出す。
 小さい日の思い出。あの時の思い。
 朝比奈さんと一緒にいるとき、不思議と僕は小さい頃のあのときのような気持ちを思い出すのだ。

 -------------------------------------------------------------------------------------------------

 「”花ほころび、香り溢れ、界に咲く”やねえ」
 叔母の言葉に、私は落ち着かない気持ちになる。
 「みくるちゃん、最近ますますべっぴんさんになってるわねえ」
 「そうですか?」
 「私は半年ぶりに会(お)うたけど、そう思うわ。みちるちゃんは毎日顔を会わせるわけやから、気づかん
のかもしれへんけど」
 実を言うと、私はみくるの――妹の変化に気づいている。
 少女から大人の女性へと変化していく過程――蛹から紋白蝶へ脱皮するように――にみくるはいるのだ。
 そのきっかけは、展覧会で会ったあの少年――藤原みつる。
 そして、そのことが私を落ち着かない気持ちにさせていた。
459この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 23:11:18.23 ID:isHN6clw
規制に巻き込まれたようで、久しぶりに自分の(弟と共用ですが)パソコンで
書き込み出来ました。
460この名無しがすごい!:2013/06/16(日) 23:28:01.71 ID:djxJB3nj
お久で支援、規制とは厄介だね
普段縁のない華道ということで、今回は難しい漢字が多かった…とある一節がダルビッシュに見えたのは内緒w
461 忍法帖【Lv=15,xxxPT】(1+0:8) :2013/06/16(日) 23:30:49.39 ID:u9cD/tqS
今晩は
462『父の日〜夜の会話〜』:2013/06/16(日) 23:56:23.96 ID:usybUj9V
子ども達も寝静まり、久し振りに夫婦の時間となるわけだが。
「…………考えてみたら、夫婦の営みなんて久し振りだったな。」
「日々に追われているからね、お互い。」
妻は研究職、俺はしがない総合職。子ども達に振り回され、こうした休日もまた久し振りになる。
「しかし、まぁ、なんだ。お前は体型変わらんよなぁ。」
「そう言ってくれるのは嬉しいが、あの時みたいな綺麗な身体ではないさ。
……胸は子ども達に吸われて萎み、お腹だって妊娠線が走ってマスクメロンだ。」
妻は布団を捲る。
「……改めて見ると、そうだよなぁ。」
「『女』から『母』になったんだよ。」
ふむ。しかしな、我が妻よ。
「お前をそうさせたのが俺だという事実が、堪らなく嬉しい。」
髪を撫でながら、妻の身体を愛でる。俺には堪らなく美しく見える妻の身体。
妻はそっぽを向くと、布団を被った。……どうやら恥ずかしかったみたいだな。
「……ったく。キミはいつも私の思考をノイズだらけにする。」
「そうかい。」
ぽむ、と頭に手を乗せる。
「……一緒にジジィとババァになろうな。」
「プロポーズの言葉がそれだったよね。有史以来最悪のプロポーズだったよ、全く。」

――――
隣の部屋――
「……ったく、お盛んだよなぁ、あの中年ども。声がでけぇんだよ。」
「まぁ、仲悪いよりいいわよ。……当てられるのがなんだけど。」
「ハァ……長門……」
「キミ、長門さんとまだしてないしね。」
「……待て。その言葉、聞き逃せんぞ。お前まさか……」
「さーね。想像に任せるよ。長門さんは僕の親友だし、親友に隠し事はしないだろう?」ニヤリ
「テメー!」////

――
「……まだ起きてやがったのか……。近所迷惑な……。」
「仲悪いより結構な事だよ、キョン。」

明日は月曜日。ま、ぼちぼちやるとするかね。

END

こんなもんでいかがでせうか……?
463この名無しがすごい!:2013/06/17(月) 00:02:01.74 ID:tyyaCi9v
464この名無しがすごい!:2013/06/17(月) 00:11:11.28 ID:shp2cQr0
                    _,. - 、-- 、
                  , < /`  `   >、
               , イ/  ′ i  iヽ   \
                  / /       j l  j! \   ,ハ
             /イ/  !    イノ / __ ヽ    ハ
               / !′ i !, --ムノi{ /" _ i!ヽ ! ヽ!
           /  l!   !i{ ィム=、八!  ィ示ヾj _∨ i i!
              {   j! / i|ゝ} イ!f _ハ  !  └-" l i l   |
             !  l /i l fヽ! "   ’     iリノj!  ,!
             ヽ i j!|  Zヽ_      ,、     リ /! j ト、
                }ハ  Y{ ヽ、      , イj , l人八{
               ∨、Z、  ノ!>r - ´ i/ ,ィfレ  }! ヽ
                  ヽト!ヽリ jハl   i ゝ、`´
                 `  _`ン ヽ     `rー= - 、
                 , ⌒l !ー - _  , -‐ ´ i´    ',
                /   l_l    `     l、     !
                  i   / \      / ヽj   l
                   j  ,    `  、 _  ´    ト   !
                ,   ,′                 i  i
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               ,   !         /      !   l
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                    ′ j!   !                 !  |
                  ,   ,イ   i             i  i
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佐々木(涼宮ハルヒの憂鬱)

やる夫板より◆MapPerVmH.さんの作品の転載です。

佐々木さん萌えの父たる、職人の方々に感謝です。
465この名無しがすごい!:2013/06/17(月) 00:19:25.07 ID:EaR7EEV6
やる夫スレゴミは出ていけボケ
確かこの酉の奴は数少ないまともな方だが
そんなもんお前とは関係ないし肥溜から出てきて汚物臭まき散らすなカス
466457:2013/06/17(月) 01:27:10.69 ID:aaIEgOHo
>>462
ありがとうございます!
ありがとうございます!

佐々木さんが研究職でキョンが総合職というのに賛同です。
しがないとかいいつつ、研究グループがフル活動できるように
やれやれとつぶやきながらいろんなものを半ば無意識に円滑に動かしてるキョン
って位置づけじゃないかなと思う
467この名無しがすごい!:2013/06/17(月) 07:36:49.69 ID:UmAXDzRl
>>462
素晴らしい年齢の重ね方だGJ!

>>464
ネグリジェ佐々木さんと命名して保存しました〜
468この名無しがすごい!:2013/06/17(月) 08:01:05.46 ID:8teRzjj+
やるお
まだあったんだ
469『未来設定のおまけ』:2013/06/17(月) 10:27:09.06 ID:Nj9Mopr2
「東中出身。涼宮ハルヒコ。ただの人間に興味はない。宇宙人、超能力者、未来人がいれば、俺の前に来い。」
……えらい見目良い男の子がそこにいた。
「私は、対有機生命体コンタクト用のインターフェース。ま、宇宙人ね。私は朝倉。宜しくね!」
「詳しくは禁則にかかるので話せないが、僕は21世紀から来たんだ。」
「今だよ、21世紀は!」
「ふくくっ……!冗談だ。未来人というのは本当だがな。」
「お察しのとおり、超能力者なのですよ////」
「顔が近いよ、息を耳に吹き掛けないでくれない?気持ち悪いとまでは言わないけど、生理的に不快なのよ。
それに、意味がわからないし、第一笑えないわ……」
こうして、私の日常という名の非日常は始まりを告げた……。

―息子―
図書館で貸し出しカードをたまたま作ってやった女の子。
それがたまたま双子の友達の友達で、更には潰れかけの零細文芸部にいたとしたら、お前らならどうするかね。
「…………」ペラッ
「…………」ペラッ
「…………」ジー
「…………?」
「…………////」ウワメヅカイ
……こ、これはもう、正直たまりません。
「長門……」
「……何……?////」
顔を近付けると、長門は目を閉じた。……よし!やっちまえ!俺!

「長門、悪いがここは俺達SOS団が使わせてもら……」

す、涼宮ハルヒコ……?お前は何を……。ん?双子がいやがる……
「…………」ニッコリ
おいいいい!待て!双子よ!その気遣い、逆にきついぞ!
「てめぇぇぇ!やるに事欠いて不純異性交遊か、コラァ!」
こうなれば、逆ギレだ!
「んだと?!テメェもウチの双子連れ回してんじゃねぇよコラァ!」
胸ぐらを掴み合ったその時。
「「…………」」
双子がハルヒコの肩に手を回し、何かを言った。途端にハルヒコが青ざめ、額を床に擦らんばかりに双子に頭を下げる。
……こいつらの力関係はよくわかった。
「…………」
長門から小袖を引かれ、最悪謝ろうとしていた俺も大概だがな。
こうして俺達は、ゆっくりと高校生活を過ごしている。

「ったく、ラブコメよねぇ。有機生命体の概念ってよくわかんないわ。」
「リア充は爆発。これは規定事項だ!」(血涙)
「そんだけルックスいいのに、彼女なしなのですか……ったく。
私は涼宮さんの邪魔をしてくるのですよ!」
「「おいいい!?」」

END

未来設定の蛇足。古泉は敢えて除外。皆様のお好きな方向にどうぞw
470この名無しがすごい!:2013/06/17(月) 12:15:55.80 ID:UmAXDzRl
ハルヒは婿を取ったのか…旦那チャレンジャーだなw
古泉はきょこ娘の父親と妄想
100:「100柱撃墜!神人狩りは得意中の得意なのです!」
200:「佐々キョン娘さんのキッスのためにも!」
300:「神人だろうが涼宮さんだろうが、メじゃないのです!」
400:「ふふっ、この赤玉にもいい目見せてやんないといけないのです。」
500:「よしっ!佐々キョン娘さんのハートも落として見せるのですよ!」
600:「ふっ、殿方を口説くより容易いのです。」
700:「これだけやれば、佐々キョン娘さんだって…」
800:「どうするのですか!この無敵っぷり?」
900:「佐々キョン娘さん、これが私の実力なのです」
1000:「私は機関のエース、きょこたん娘なのですよ!」
1100:「佐々キョン娘さん、これが終わったらお食事に誘わせてください!」
1200:「人の恋路を邪魔するヤツは!」
1300:「イーヤッフーーー! 素敵過ぎなのですよ私!」
1400:「どう考えても愛なのですよ、この快進撃!」
1500:「私は機関の…いや、佐々キョン娘さんのハートのエース!きょこたん娘なのです!」
1600:「佐々キョン娘さん、これが私の愛の形なのですよ!」
1700:「私は愛の奴隷なのです〜(゚∀゚)!!」
1800:「2000柱倒せたら、佐々キョン娘さんとデートできるのです!」
1900:「2000柱まであと100柱!佐々キョン娘さん、私に力を!」
2000:「2000! 佐々キョン娘さん、2001柱目は、貴女なのです!」
ハルヒコ「ふざけんなコラ、橘娘ぇーーーーッ!」ゾワワワワワ
きょこたん娘「あ……また神人なのですよ……。困った類人猿なのです。」
上司「神人を無尽蔵に増やしてどうするつもりだぁーッ!」

END
00の模擬戦のコーラサワー改変w
きょこたんだと、ハムよりはコーラかと。ついでに神に対するリスペクトの欠片もない風にしてみました。
多少黒子も混じっていますが、ただの洒落という事でw
472この名無しがすごい!:2013/06/17(月) 18:44:33.23 ID:UmAXDzRl
うん、橘京子ときょこたんは別人ってことがはっきりわかるねww
その血を引く娘もまた推して知るべし
473この名無しがすごい!:2013/06/17(月) 20:13:36.65 ID:R6CjagLN
くつくつ
474この名無しがすごい!:2013/06/17(月) 23:44:24.42 ID:N/KTKfHi
otu
475この名無しがすごい!:2013/06/18(火) 00:02:55.99 ID:kQIFZ4Om
今晩は佐々木さん
476この名無しがすごい!:2013/06/18(火) 00:06:05.45 ID:9wM8nxmp
>>469
そしてさらに世代は巡る……。乙であります!
477この名無しがすごい!:2013/06/18(火) 06:52:46.09 ID:OPLyHf8N
二週間ぶりの休み&ここに来るのも半月ぶりですよ佐々木さん
それなのにパソコン規制中とは…

うちの子供二人もかなり色気付いてきてるので旦那と二人してからかってますよ
いや〜、子供の反抗期&思春期ってオモシロ!

リクエストSSの作者さん、参加型は楽しいので続けてほしいです
変なのが一人涌いているみたいですが、空気読めない人が来ちゃうのはこういう場所柄仕方のない事です
お気になさらず 週末楽しみにしていますよ
478この名無しがすごい!:2013/06/18(火) 11:13:00.78 ID:qPpAqQFd
>>477
ありがとうなのです。
やはり色々と考える次第なのですよ。

今週末は家業の一大イベントがあるので、水曜日から募集するつもりなのです。
479この名無しがすごい!:2013/06/18(火) 12:22:16.06 ID:Wmen9a3+
みんなよさ気なお題を考えておくのだ!
480この名無しがすごい!:2013/06/18(火) 13:39:04.88 ID:kQIFZ4Om
江南の橘
江北のきょこたん
481この名無しがすごい!:2013/06/18(火) 20:16:12.61 ID:Wmen9a3+
なにやら不安になるほど風が強いのですよ佐々木さん
482この名無しがすごい!:2013/06/19(水) 03:53:39.02 ID:05z4sZ0T
今週末が家業に追われるので、ネタ拾いを早めに募集します。

先着二名様で
見たいシチュエーションをご明記下さい。

ただし、エロはエロパロ送りとさせて頂きます。
483この名無しがすごい!:2013/06/19(水) 06:36:20.17 ID:rgXWfeFE
ツガノマンガの表紙は佐々木団だっけ?
484この名無しがすごい!:2013/06/19(水) 07:06:15.16 ID:SgMC88Lr
>>482
では、この台詞を、佐々木さんに言わせてみてほしいです。
二人とも学生身分で。元ネタは、とくに気にせずに。
修羅場なのかどうかも、お任せいたします。


           , -‐- 、
.         ,' /  ト、 ヽ      , --ー- 、
.         i ((从ソ ,从〉     ノ/    u ヽ 15フンモ
         l. (|┳ ┳i!l  .   ノハハハハ.  ! キカサレルノハ
.         ハNiヘ、 - ,ノハ!    !  ¬ ;iリ) ! カンベン シテクレ
            i(とス)       、-  ,ノリル'
           /ュュュュゝ        〈i}  l `i〉   ∧∧    モトネタハ
           〈__八_,〉      . ゙l.__」__,!    (-x- )   キョネンノ 18キンゲー ナノデ
.                      〈__八__〉    w  )〜 ググルサイ ゴチュウイヲ
  ____/|____________________
  浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気し
  た浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気
  した
485この名無しがすごい!:2013/06/19(水) 07:09:46.96 ID:2tF7CPac
>>482
台風でハイテンションになったハルヒに捕まり、SOS団の活動に巻き込まれた佐々木さん

>>483
4人全員で出るみたいですね
今までこれだけの人数出てる表紙ってありましたっけ?
486この名無しがすごい!:2013/06/19(水) 16:50:33.08 ID:05z4sZ0T
>>484-485
把握。

何故か職場の子たちと来週に『太鼓の達人』大会開催が決定したのです。
『ハレ晴レ』でパーフェクト出す作業には飽きたのですよ、佐々木さん。
487この名無しがすごい!:2013/06/19(水) 19:49:26.82 ID:PLKwn1tN
楽しみに待ちますですよ

本降りになる前に帰宅できて良かったー
488『ふらくら時間-誤-』:2013/06/19(水) 20:31:06.37 ID:05z4sZ0T
一年ぶりに再会した佐々木。ハルヒは不興げな顔だ。
「キョン、この方は?」
「キョン、この人との関係は?」
……はい?何か質問の意味が違っ……
「……はぁ?ただの団長と団員だけど?」
「そう?ならよかった。一年も連絡しない浮気者の事だから、てっきり余所に目が行っているのかと思ってね。」
…………はい?
「キョン、僕なりの告白はしたはずなんだが?」
「お前が何を言いたいのか、さっぱりだ。」
ハルヒは鬼のような顔をして俺を見ている。
「僕は親友から恋人を作ると決めている。僕の異性の親友はキミだけだ。……これがどういう意味か、如何に愚鈍なキミにもわかるだろう?」
「待ったぁ!あんた、佐々木さんって言ったかしら?SOS団は恋愛禁止なのよ?!」
「そんな意味のない集まりなどやめたまえ、キョン。」
「無視すんな!!」
……お、おい。無茶苦茶怖いんだが?
「フン!私なんて、キョンと(夢の中で)キスしたんだから!」
おいいいいい?!あれは夢と片付けていただろ!
「なにィ?!」
さ、佐々木!何故お前もまた膝をつく?!勝ち誇るハルヒが、佐々木の前でふんぞり返る。
「くっ……!やはり悪い虫はついていたか……。しかしね、涼宮さん……」
佐々木が目を見開く。……ダメだ。猛烈に嫌な予感しかしない。
「私なんて、キョンに透けブラ見られたうえに、その後も自転車の後ろに乗っていたんだから!」
「あああああああああ!」
は、ハルヒ?!何故そんな絶望に満ちた叫びを?!佐々木、何故そんなに勝ち誇る?!
「ひょっとしたら、その時の残像がキョンの【禁則】のお手伝いをしていたのかも知れない!どうだい?愛の歴史が、ポッと出のキミとは違うんだよ!」
やめろ!よせ!前者は事実だからこそ笑えない!
「私なんてねぇ!」
「私は!」
醜い女同士の争い……。当事者が言うなだと?じゃあお前らならどうやってこの場を収める?
いつの間にか、二人の脳内設定で俺は恋人に昇格したらしい。今、二人は俺を挟んで15分以上呪詛を呟いている。
「「浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した浮気した」」
「浮気云々の前に、お前らには告白すら受けていないんだが?」
「「ほう。『には』ね。」」
この余計な一言で、血の雨が降った事は言うまでもないな?
あ?告白?シャミセンだよ。

『ふらくら時間〜♪』

END

えっちいゲームが元ネタとの事で、際どいネタも。舞台としては再会直後あたりという事で。
せっかくなので、ドタバタのギャグ展開にしてみました。
ナンバリングの『誤』は「誤解・誤差・誤字・誤謬・誤報/過誤・錯誤・正誤」の中で似合うどれかを皆様でお使い下さいw
489この名無しがすごい!:2013/06/19(水) 21:20:20.29 ID:Rl8cMCZF
>>488
乙です!
490この名無しがすごい!:2013/06/19(水) 21:26:27.56 ID:PLKwn1tN
修羅場過ぎるwwwワラタGJ
491『台風の目』:2013/06/19(水) 21:28:07.28 ID:05z4sZ0T
台風の目。台風には中心があり、中心は非常に穏やかなものだ。
しかし。目を出るとそこは暴風域。台風の目に入った時、買い出しに行き、たまたまコンビニにいた少女。
その少女は、暴風域に突入した道を踊るように歩く。

「佐々木さん、台風よ、台風!」
「うん、わかってるわよ涼宮さん。」

『台風の目』

何が楽しくて、こんな日和に女同士で散歩か。自分の置かれた現状を考えると泣きたくもなるが、涼宮さんは楽しそうだ。
これも、彼女のいう『不思議探索』なのだろう。
「台風って、風向きもあるのよね。」
「メカニズムとしては、つむじ風みたいなものだしね。」
「メカニズムや証明があって、実証されたものでも、まだ新しい発見の余地はないのかしら?」
「確かにね。それには技術の進歩や方式の変化が必要になるかも知れないけど。」
かの細菌学者、野口英世も技術の進歩により功績を否定された。まぁだからといって、野口英世の実績全てが無に帰すわけでないが。
「私は最近、そういったものを証明しようと思ってるのよ。」
「そうなの?」
涼宮さんは、私に人差し指を向けた。

「身近にある人間同士の関係を、私自身で実証してみようかと。」

彼女の目が、真っ直ぐ私を射抜く。その目を真っ直ぐ見ながら私は笑った。
「くっくっ。奇遇だね。私もよ。」
メカニズムも実証もされ尽くされたもの。それが意味するものは、ひとつしかない。
「『やれやれ。宣戦布告だとしたら嬉しいものだが、俺は生憎とそう器用でなくてな。』」
「『宣戦布告とはな、相手がいて成り立つもんだぜ。一方的な宣戦布告は、そりゃ宣言ってもんだ。』」
二人で顔を見合わせ、笑う。やれやれ。罪作りな人間もいたものだね。
私達の心を乱す台風の目ような少年を思いながら、私達は結局、話し込んで時間を過ごし……

「何を考えているんだ、お前らは……」

超能力少年から連絡があった、その少年に保護されたのはまた別の話だ。

END

たまには真面目に。
久し振りに、まともなハルヒを書いたような気がしますw
492この名無しがすごい!:2013/06/19(水) 23:58:10.72 ID:rgXWfeFE
こんばんは
493この名無しがすごい!:2013/06/20(木) 00:17:59.30 ID:g8LsAL5W
おつおつ
台風の、中心付近は穏やかでもちょっと外れると暴風が吹き荒れるって、まさにハルヒそのものだね
494この名無しがすごい!:2013/06/20(木) 02:03:26.56 ID:0WsHW9UE
台風ですね
495この名無しがすごい!:2013/06/20(木) 16:03:32.84 ID:eeQqCHDX
明治時代の一般的な女学生の一人称は「ボク」だったと聞いた。
496この名無しがすごい!:2013/06/20(木) 18:33:46.95 ID:g8LsAL5W
そこかしこで大雨ですね佐々木さん

>>495
佐々木さんならクラシカルな女学生の衣装も似合うだろうな
497この名無しがすごい!:2013/06/20(木) 19:47:38.34 ID:gI+3gVzi
橘「暗くてお靴がみえないわ」
佐々木「どうだ 明るくなつたらう」
498『言葉なき恋唄』:2013/06/20(木) 20:14:09.54 ID:N7K3pCIs
押し流され通り抜ける、水。水。水。大迷惑な水害。
「人口比率に直せば、中東より降雨量は低いはずなのだが。」
「統計学に対する侮辱をやめたまえ、親友。」
濡れ鼠になった俺は、駅構内に駆け込み、なんとか雨を凌ごうとしたんだが……駅には佐々木がいた。
聞けば、佐々木も雨宿りらしい。中学以来、久々の佐々木との雨宿りとなるわけだ。
どこかの雷神様が雲の上で、雨の蛇口を落としたとしか思えぬこの豪雨。
「全く、迷惑極まりない。」
空を見上げるも止む気配なし。俺は佐々木を見た。
「くっくっ。」
「どうした?」
佐々木は空を見ながら笑う。
「いや、なに……サマーセーターというものは、何気に便利なものだと思ってね。」
「中学の時の話か?……ったく古い証文を。」
佐々木は少しこっちを見ると、また空に視線を戻す。
「いや、冷えなくて済む。」
「そうかい。そりゃ失礼。」
雨宿りに使うのは、駅の構内。雨の匂いが充満した構内は、それだけで不快指数が高くなるような気がする。
外に出ていても、雨の匂いはするが……人と混じらないだけ、幾分かはマシだ。
「濡れ鼠。これを飲むかい?」
佐々木がバッグからレモネードを出す。
「気が利くな。さっきから寒くて仕方ねぇ。」
雨に濡れ、構内はクーラーで冷やされては致し方ない。こんな時は暖かい飲み物を自販機で売っていないこの時期が憎い。
「僕の飲みかけ……あ。」
佐々木からレモネードを奪い、レモネードを飲んで一息つく。佐々木にレモネードのペットボトルを渡すと、佐々木は不興そうに俺を見る。
「……やれやれ。キミって奴は。」
佐々木はペットボトルを見るとため息をつき、残ったレモネードを飲み干した。
「足りなかったか?なら、コンビニで新しいのを……」
「いや、いい。充分だ。元々僕には多すぎたものだ。」
そう言い、佐々木は微笑みながらペットボトルの口に口唇を寄せた。
「……やっぱり足りてねぇじゃねえのか?」
「充分だよ。」
雨の音が弱まる。そろそろ雨足が弱まったのだろう。コンビニに向かい、大きめの傘を買い、二人で入る。
佐々木の自宅まで送り、佐々木が家に入る間際。佐々木が呟くように言った。

「都に雨の降るごとく
わが心にも涙ふる。
心の底ににじみいる
この侘しさは何ならむ。」

俺が、この詩を知るのはもう少し後の話である。

END
499この名無しがすごい!:2013/06/20(木) 20:30:39.00 ID:N7K3pCIs
言葉なき恋歌。ポール・ヴェルレーヌ。

我が心に降るは涙
巷に落ちる雨のように
それはなんという物憂さが
我が心に染み入ることか

かの雨のやさしき響きは
地上を這い 屋根を伝う
疲れ果てたる我が心に
やさしく響く雨の歌よ

涙は降る わけもなしに
うつろとなった心のうちを
裏切りの気持ちはなきや
この悲しみはどこからきたる

涙のわけを知らずというは
このうえなくつらきことなり
愛もなく 憎しみもなく
我が心は痛みに満ちたり

これを読んでから読み直すと、すごく切なくなりますのでご注意。
先は金子みすずさんの『雨のあと』に。

雨のあと

日かげの葉っぱは
なきむしだ、
ほろりほろりと
ないている。

日向(ひなた)の葉っぱは
わらい出す、
なみだのあとが
もうかわく。

日かげの葉っぱの
なきむしに、
たれか、ハンカチ
かしてやれ。

ここの住人たちに〆られ、ハンカチ持たされたキョンが救援に向かうとの事でw
500この名無しがすごい!:2013/06/20(木) 20:43:09.87 ID:g8LsAL5W
>>498おつおつ
後に間接キスであることに気付いたキョンは枕抱えてのた打ち回ったに違いない
詩について少しググってみたら目が点になった…
501この名無しがすごい!:2013/06/20(木) 21:09:36.83 ID:g8LsAL5W
あ゙ゔ、調べものしてる間に補足とな
うん、想い自体は極めて純粋なんだろうけど、背景見ちゃったから先入観ががが
502恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/06/20(木) 23:01:09.55 ID:Zup0DfZi
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 花嵐浅き夢見しその4

 男女の出会いは天の采配。運命か偶然か。
 みくると藤原。
 ”二人が出会うなんて”              ,,,
 同じ土地とはいえ、二人に接点はない。学校は別だし、あの日以来、私たちは会うことはなかった。
 二人共覚えてはいないだろう。もう10年以上前の話だ。

 ”だけど・・・・・・”
 断ち切れたと思った絆の糸は、二人を繋いだ。
 ”その先に待つのは・・・・・・”
 早めに私は動かなければならないようだ。

 蔓棚に咲いた凌霄花の橙朱色の花弁が、雨風に煽られて庭にたくさん落ちているのに私は気づき、小さくため息を付いた。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 ”――さん”
 昔の夢。幼い頃の何も知らない頃の思い出。
 あの時の少年。私の後を付いてきた少年。
 やわらかい髪も、微笑みも、全て大好きな、私の宝物。

 ふと目を覚ますと、あたりはまだ真っ暗で、静寂の闇の世界だった。
 枕元のデジタルアラ-ムを見ると、午前2時53分。草木も眠るなんとやらだ。
 私の隣にあるぬくもり。火のように熱いかと思えば、氷のように冷めることもある心の持ち主だけど、快楽を分け合うときは、
お互い炎になる。
 ”全て燃えてしまえばいいのに、ね”

 一樹の母親は私のところに息子が入り浸るのを、快くは思っていない。関係に気づいているわけではないが、それとは別の感情――
ある種の劣等感に基づく感情が、私にたいする嫌悪感につながるらしい。
 ”それなら夫婦仲良くすればいいのにね”
 私の口からは、その言葉は絶対に言えないが、あの母親に言えれば、さぞかし気持ちがいいような気がする。一樹の父親でも構わない
けど。

 一樹の唇に私の唇を重ねて、私は再び夢の世界へ戻ることにした。

 -----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 「おはよう、古泉くん」
 「おはようございます、涼宮さん、おや?」
 光陽学園への道を歩く僕に涼宮さんが声をかけてくれ、僕は挨拶を返した。
 その涼宮さんの横に、佐々木さんの姿があることに気づき、僕は少し驚いた。
 「お二人が一緒とは珍しいですね」
 「昨日、佐々木さんの家に泊めてもらったのよ。それで荷物を取りに家まで戻って、一緒に来たのよ」
 「へえ。どこかでかけられたのですか?」
 「そう。ほら、この前知り合った北高のキョン。あいつとあたしと佐々木さんと、キョンの友人の長門て娘と四人で遊びに行ったのよ。
最後は佐々木さんの家でゲ-ムやっていたんだけど、少し遅くなったので、あたしは泊めてもらったわけ」
 なかなか興味深い組み合わせだと思った。
 ”ん?だけど、彼はあの時佐々木さんとかなり親しく話していたようだが”
 そのあともまんざらでもないというようなことを小耳に挟んだ。
 ”その長門とかいう娘も含めて三人か。見かけより彼はモテるようだな”

 「おはよう、皆早いわね」
 僕の思考は森さんの挨拶で中断した。

 
 
 
 
 
503この名無しがすごい!:2013/06/20(木) 23:28:30.64 ID:N7K3pCIs
>>502
支援。
504この名無しがすごい!:2013/06/21(金) 03:52:29.84 ID:Yv617Pp0
>>498
高校以降の佐々木さんは大雨対策にニットベスト使うんだろうななんて想像してたから、
イメージ通りだったわ。

雨ネタで佐々キョンネタ作るの難しそうだ。見本がある上に被りそうだもん。
505この名無しがすごい!:2013/06/21(金) 21:35:28.85 ID:hCoE/ZdY
雨で寒いですね佐々木さん
506この名無しがすごい!:2013/06/21(金) 22:09:37.30 ID:gPUk7Fy6
超電磁砲を見たら、きょこたんの声が黒子で脳内再生されまくっているのですよ、佐々木さん……
507この名無しがすごい!:2013/06/21(金) 22:29:14.58 ID:Yv617Pp0
漫画のハルヒ新刊、店舗特典あるところは全部佐々木さんいるから悩む。
SOS団との掛け合いを想像したいか純粋に佐々木団が好きかで決めよう。

>>506
2人ともツインテだけにか。
きょこたんは「〜なのです」で黒子は「〜ですの」という違いがあるのだけども。
508この名無しがすごい!:2013/06/21(金) 23:00:25.95 ID:gPUk7Fy6
>>507
きょこたんは、黒子程色々と残念なキャラクターではないけど、何故かダブってしまう。
二次創作で、アホの子・きょこたんを見すぎたせいだろうな。
509この名無しがすごい!:2013/06/21(金) 23:07:29.77 ID:hCoE/ZdY
地方民だからどんな声かはわからないけど、あの空回りっぷりが似合う人だといいなあ
510この名無しがすごい!:2013/06/21(金) 23:21:10.76 ID:yvWY4pb4
佐々木かわいいよ佐々木
511この名無しがすごい!:2013/06/21(金) 23:33:01.99 ID:iH7tCZ8D
>>498 >>499
乙です が、まさかここでその詩を見るとは
金子みすゞさんはその生涯がヘビー過ぎて詩を読むと時々胃にきます……

>>502
ノウゼンカズラとはまた珍しい花をもってきましたね
花言葉は、「栄光」「名声」「豊富な愛情」「愛らしい」「女性らしい」ete……
何か意味深
森さん怖えぇ〜
古泉は鼻の穴に指突っ込んで往復ビンタしてあげたい
それにしてもいつになったら規制に終わるんだろか?
512この名無しがすごい!:2013/06/21(金) 23:53:59.88 ID:ignBCLLO
ここはパンモロOKですか?
513この名無しがすごい!:2013/06/22(土) 00:35:13.19 ID:BTjMdQzW
>>512
難しいなら避難所にでもドゾー
514この名無しがすごい!。:2013/06/22(土) 08:27:16.27 ID:hMVpEoyj
>>511 凌霄花は今、私の住んでる地域でよく見かけます。散った花が暗示する
みくると藤原の未来。
>>509 BS11で確かみれると思いますよ。
515この名無しがすごい!:2013/06/22(土) 10:16:39.11 ID:BTjMdQzW
>>514
衛星契約してませんです(^_^;
新井さんていうんですね、調べてみたところ辛うじて咲のすばらの人だけ知ってました
メゲない性格は似合う……かな?
516この名無しがすごい!:2013/06/22(土) 10:41:48.68 ID:9uKk8qQ4
>>514
割とこの藤原には感情移入しているので、ちょいと茶々入れさせて頂きますw

『藤原散華―ハルヒちゃん風―』

ああ、やっぱりこうなりました。
佐々木、橘、周防、キョン「……」
藤原「……ああ、花の」
橘「いいことは言わせないのです!」ガバー!
キョン「(ナイスガッツ、橘ーッ!)」
藤原「き、貴様、橘!」
橘「そうでもないと、オチ担当が私一人になるのですよ!
未来人のシリアス化を防ぐ!それが私のジャスティスなのです!」
藤原「やめろ!僕の数少ない見せ場を取るな!取り上げないでくれぇーッ!」

佐々木「今日も平和ね……」
周防「平穏――無――事。」

end
517この名無しがすごい!:2013/06/22(土) 10:51:38.06 ID:BTjMdQzW
きょこたんてば理不尽w
518この名無しがすごい!:2013/06/22(土) 15:01:54.94 ID:eu859wBq
おち
519この名無しがすごい!:2013/06/22(土) 20:10:22.86 ID:34ysomA3
こんばんは
520この名無しがすごい!:2013/06/22(土) 23:15:56.01 ID:BTjMdQzW
自転車を新調したのですよ佐々木さん
と言っても、ボロボロの中古がちょっと綺麗な中古になっただけですがw
521恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/06/23(日) 02:14:21.64 ID:aY5Z9qeu
   恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 花嵐浅き夢見しその5

 三〇分程前まで、僕は森さんと一緒にいた。そんな様子を今の森さんは微塵も感じさせない。
 僕らの関係は、同じサ-クル「SOS」に所属している、仲のいい先輩後輩。
 マンションのあの部屋――僕等二人だけの、お互いの本性をさらけ出す――にいるとき以外は、僕等は仮面をつけ
ている。

 「涼宮さん、今度は清雅高校の知り合いから、”会合”をやらないか、て連絡があったけど、どうする?」
 森さんの言葉に、ここ最近、サ-クルの”会合”、要は合コンだが、SOSは活動休止状態であることを思い出した。
 SOSの中心人物の一人である鶴屋さんは、北高の国木田君と付き合っているようだし、鶴屋さんの友人の朝比奈さん
は、これまた北高の藤原君と仲が良い。
 ”そういえば、北高生と光陽の組み合わせが多いな”
 周防さんと谷口君。そして涼宮さん、あるいは佐々木さんと”彼”。

 「う〜ん、そうね。森さん、今回はあたしは辞退する。しばらくSOSの活動も休止してもいいかも」
 「そう言うと思ったわ。何となく一段落したみたいな感じがあるから。向こうには連絡しておくわね」
 サ-クル・SOSのトップ(?)は森さんだが実質的に物事を決めているのは、涼宮さんだ。
 サ-クルを立ち上げた涼宮さんの発想力と行動力の根底にあるのは、退屈を嫌う心で、それは本能行動に近い。脈絡も
なく、こちらが驚くような行動を起こす時もあるが、それも涼宮さんの無意識下における心がそうさせている。
 ”それでは、彼女の心が満たされれば?”
 当然、涼宮さんの行動は落ち着いたものになる。今みたいに、SOSの活動を辞退するような発言をするのだ。

 ”彼”は涼宮さんをおとなしくさせる”鍵”とも言えるわけだ。だけど・・・・・・
 佐々木さん、そして”彼”の友人という北高の女生徒の長門さん。
 涼宮さんは明らかに”彼”に好意を持っている。それは佐々木さんや、長門さんとやらも同じだろう。
 ”どうなるのかな、実際”
 人の心はわからない。未来のことはさらにわからない。
 ”彼”は涼宮さんを選ぶのだろうか?それとも佐々木さん、あるいは長門さん?
 いずれにしろ、涼宮さんが絡む以上、僕は”彼”と繋がりを持つ必要がある。
 ”涼宮さんを譲るつもりは毛頭ありませんから”

 そんな言葉を心の中でつぶやき、直後に、今の自分自身の姿にひどい自己嫌悪に陥りそうになる。
 ”何を甘ったるいセリフを言っているんだ。この僕に救いなんてないだろう”
 
 自嘲気味に笑った僕を、森さんが見ていることに、僕は気付いていなかった。
522この名無しがすごい!:2013/06/23(日) 08:27:56.46 ID:mftjSpHs
>>520
通勤に使うならクロスバイク、オヌヌメ。
独身、既婚時代にロードタイプを使ってたけど、片道10キロの往復でも疲れなかった。
ダイエットにも良しw

>>521
支援。
森さん、ヘタレに教育をw

家業中に転倒して、左肩甲骨を痛打して左肩が上がらないのですよ、佐々木さん。
注意一秒、怪我一生。皆様もお気をつけ下さい。
523この名無しがすごい!:2013/06/23(日) 09:15:45.78 ID:L7LFo0uP
>>521
ドロドロだあ支援

>>522
き、機会があれば
524この名無しがすごい!:2013/06/23(日) 22:07:04.73 ID:L7LFo0uP
梅雨寒が続きますね佐々木さん
525この名無しがすごい!:2013/06/24(月) 18:02:20.85 ID:D/6gOA1U
雨が上がった帰りでも、傘を忘れない佐々木さん
526この名無しがすごい!:2013/06/24(月) 23:18:24.00 ID:D/6gOA1U
⌒(・∀・)⌒<今なら佐々木さん一人占め?
527この名無しがすごい!:2013/06/25(火) 00:30:21.33 ID:4+1V9yUO
         . . ∞
<橘ァアアアアア!!!!!
               ⌒(ノ ゚∀゚)ノ⌒  マテー
                (  )
             , , , , / >
528この名無しがすごい!:2013/06/25(火) 10:46:47.52 ID:bkiRBvoA
ターン



東部戦線は、本日も異常なし……
529この名無しがすごい!:2013/06/25(火) 18:23:43.86 ID:7ldmxj/t
平穏とは良いものだ
だが佐々木さん空間にも彩りは欲しい
530この名無しがすごい!:2013/06/25(火) 21:28:34.22 ID:HwduehGR
規制があると住人の多くが書き込めなくなってしまうのがナンですね
分かってはいても寂しいですよ佐々木さん
531この名無しがすごい!:2013/06/25(火) 21:50:30.22 ID:7ldmxj/t
雨降ってきましたよ佐々木さん、明日明け方にかけて大雨の恐れだそうです
佐々木さんの心は晴れてますように
532 忍法帖【Lv=23,xxxPT】(1+0:8) :2013/06/25(火) 23:57:37.60 ID:IIT88Rh4
佐々木
533この名無しがすごい!:2013/06/26(水) 18:42:27.98 ID:Gx9reUTG
理由は不明ながら、なぜか無限の佐々木さんというフレーズがたびたび思い浮かぶ
一体何が無限なんだろう?
534この名無しがすごい!:2013/06/27(木) 05:40:03.59 ID:bV454WEG
>>533
グレムリン的なアレを思ってしまったw
ミニサイズ佐々木さんが水を被ったら分裂しまくり、キョンの部屋がえらいことに……
または『ぷちます』のはるかさんみたいに、ミニサイズ佐々木さんがキス魔で、しょっちゅうキョンにキスしまくり、やきもきしまくる佐々木さん……
……そんな不思議生物がいたら、きょこたんが一匹残らず捕獲しそうだ……
535この名無しがすごい!:2013/06/27(木) 07:21:05.75 ID:uaz/rhzo
>>534
たくさんのミニサイズ佐々木さんいいなあ
ちっちゃいハルヒに留守番頼んだらキョンのエロ本探して部屋を散らかしたり、みくるだと迷子続出したりしそうだけど、佐々木さんならちゃんと待っててくれそう
我慢してた分、キョンが帰ってきたらひっついて離れなそうでもあるけどw
536 忍法帖【Lv=25,xxxPT】(1+0:8) :2013/06/27(木) 20:07:27.03 ID:gokN7ju6
佐々木さんこんばんは
537この名無しがすごい!:2013/06/27(木) 21:10:28.49 ID:uaz/rhzo
大規模な風力発電には反対なのですよ佐々木さん
今ある防風林の代わりに設置するならともかく、風のエネルギーを電気に変換する以上必ず風は弱まり、それは内陸部における降水量の減少に繋がりますので
538この名無しがすごい!:2013/06/27(木) 22:20:26.90 ID:bV454WEG
私の地元だと、ソーラーパネルを使っているみたいなのです。
維持費は知るよしもありませんが、費用程に効果があるか疑問なのです。
エネルギー源の確保は課題だとはいえ、なんだか胡散臭い連中も多いのですよ佐々木さん。
539この名無しがすごい!:2013/06/27(木) 23:10:25.63 ID:uaz/rhzo
太陽光パネルは維持費かかりそう…ほんとどうすれば正解なんでしょうね
540この名無しがすごい!:2013/06/27(木) 23:58:27.20 ID:XW0p+z7D
>>537
そういう理論あったな
541恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/06/27(木) 23:59:14.03 ID:TZkcE3F3
   恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 花嵐浅き夢見しその6

 
 もし、それが禁断の果実だと知っていたら、それを口にするだろうか。
 罪を背負うとわかっていても、私は口にしただろう。甘美な快楽とごまかせない気持ち。
 手に入れた憎しみと、囚われた獲物。

 私たちが出会ったのは、随分昔。何も知らない頃の、子供の時。
 両親の友人の子供である、二歳下の男の子。柔らかな笑みを浮かべて私の後をついてくる男の子。
 初めて会ったとき、私は多くの女の子と同じように、彼に心を奪われた。
 あの日から、随分時間が過ぎた。
 お互いに成長して、彼は私を追いかけるように少年から大人への階段を駆け上がって行く。
 結ばれることはお互いの望み。あのことを知る前に私たちは、子供から大人になる過程を進んでいた。

 真実と――そこから生まれた憎しみ、そして欲望とどうしようもない――愛情。
 二人で過ごすあのマンションにいるときだけが、仮面をかぶらない、私たちがお互いをさらけ出すとき。
 一樹は、私の愛憎の糸に捉えられた獲物。贖罪の捧げ物。だから私はそれを貪るのだ。私自身を鎮めるために。
 
 ”何故一樹を手放さないの?そうすることがあなたのためでもあるのに”
 心の奥に潜む言葉。理性が紡ぐもうひとりの私。
 一樹のことを本当に愛する私が告げる別れの勧告。

 涼宮ハルヒ。一樹の心を捉える女の子。
 彼女の前では良き先輩の仮面を私はかぶっている。
 私とともに快楽を味わう一樹。涼宮ハルヒを前に、自分の気持ちを伝える事が出来ず、逡巡する一樹。
 どちらも本当の一樹。仮面をかぶらない、一樹の姿。

 ”何故憎しみを彼に?”
 ”愛しているから。私のものだから”
 矛盾した感情が私の中でぶつかり合う。

 理性と欲望の戦い。そして勝つのは――

 「さあ、急ぎましょう」
 私は皆を促した。
542この名無しがすごい!:2013/06/27(木) 23:59:35.20 ID:bV454WEG
週末恒例のネタ拾いをします。

先着二名様で。
読まれたいシチュエーションをご記入願います。
543この名無しがすごい:2013/06/28(金) 00:10:02.84 ID:zxBGXDAr
 今月号の少年エ-ス。ツガノ先生の方は佐々木さん出番少ない・・・・・だけど、ぷよ先生
 ありがとうございます。そして藤原、大爆笑。お勧めです。
 それにしても来月号のツガノ先生版、いよいよ佐々木さんのあの場面ですね。もうす
 ぐ連載終わるかな。rainy day、漫画化されるかな?
 勝手な妄想を一つ。最後の場面でrainy dayを回想のように入れて、二ヶ月分尺を取る
とか出来ませんかね。やはり佐々木さんファンとしては、佐々木さんスピンオフ漫画が欲
しいです。
544この名無しがすごい!:2013/06/28(金) 00:51:13.82 ID:Kc66l+ke
>>534-535
ちびハルヒがいろいろ引っ張り回して、
ちびみくるは迷子になってピーピー泣く。
ちび長門はそばでひっつきながら本読んで、
ちび佐々は台か竹馬に乗ってキョンの目線に合わせて対等に振舞おうとする。
共通してキョンになついて…。ほとんど保父さんじゃん。というところまで想像した。

>>541
毎回乙です。

>>543
うん。佐々木さんの見せ場はRainy Day除けばアレが最後になるはず。
ミヨキチみたいなオリジナルの番外編かスピンオフは本当に見たい。
ぷよはハルヒちゃんでは久しぶりに佐々木さん出たな。
545この名無しがすごい!:2013/06/28(金) 07:32:30.33 ID:/hwNQAsd
佐々木さんスピンオフは住民共通の想いだねぇ

>>542
この流れだし、せっかくだから>>544みたいなキョンとちびさん達の日常を
下手したらこれ1つで2〜3個分ありそうだけど;;
546この名無しがすごい!:2013/06/28(金) 12:35:08.25 ID:KDLnMRYf
>>545
把握。
書きごたえがありそうですw
少し長めになるだろうし、ゆっくりと。最後にはENDをつけるので、ENDまでは完結でないので御注意。
547『ぷちだん!』:2013/06/28(金) 13:10:33.15 ID:KDLnMRYf
周防に長門達が小型化された。
「…………な、なんだこれは…………」
見た目三歳から四歳位か。いや、幼稚園児位か?
「きょん!あたしひまよ!」
こいつはハルヒか。小さくなっても変わらない女王様気質は流石だ。
「ぴいぃ〜!」
何もない場所で転んでピーピー泣いているのは、朝比奈さんか。……スモックは反則です。
足元に座り込み、本を読むのは長門。……よく見れば全員スモックか。
「こまったことになったね、しんゆう。」
全くだ。しかし佐々木よ、お前はいつからそんなに声が高く…………
「……って、おい!」
振り返ると、テーブルの上にミニ佐々木が。必死に爪先立ちして俺の視線に合わせている。
それを見たハルヒ達が……
「あー!ささきさんだけずっるーい!」
「わたしもやりますー!」
長門はマイペースに絵本を読んでいる。……太平楽だな、長門……きっと将来は大物に……
「くつくつ(棒読み)。たいへんだね、きょん。」
……含み笑いを上手く言えないなら、普通に笑っていいんだぞ、親友。……って、お前もスモックか。
テーブルにハルヒ達が登る。
「あ、わ、すずみやさん、おさないで!」
「わわ……ささきさん、そこどいて……」
「危ない!」
俺は咄嗟に佐々木を抱き上げた。……なんだろう。何と形容しようのない柔らかさだ。
「くつくつ(棒読み)。こうしてきみにだきあげられると、きみのめがちかくていいね。」
無邪気に笑う佐々木。それを見たハルヒと朝比奈さんがむくれ……
「みくるちゃん!きょんがかいじゅうささだんごんにたべられちゃうわ!」
「ふええ!すずみやさん、たすけないと!」
……待て、お前ら何をするつもりだ?!ハルヒと朝比奈さんは俺に向かい、テーブルの上から跳んだ。
「「らいだーじゃんぷ!」」
「ぐえっ!」
万有引力に引かれ、ハルヒと朝比奈さんは自由落下。俺は佐々木、ハルヒ、朝比奈さんを抱いて転がった。
「「らいだーきーっく!」」
……既に床にいる時点で、キックもクソもない。そう突っ込むのは不粋かね?三人が大の字になった俺の身体の上でケラケラ笑う。
「…………」
泰然自若としていた長門が、腕と脇腹の間に座り直し……
俺の家のインターホンが、存在意義を証明するかのようにけたたましく鳴り響いた。
548『ぷちだん!』:2013/06/28(金) 13:46:33.64 ID:KDLnMRYf
「……なんともはや……惨状ですね……」
そこにいたのは、いつものイケメンスマイルの古泉でなく、新川さんだった。
「……つかぬことを伺いますが、古泉は……」
新川さんは、首を横に振る。……まさか!
「……サイズが縮み、橘京子と共に森に拉致され……行方は杳として……」
「…………」
……気の毒といっていいのか?役得といっていいのか?
新川さんと話す間。ハルヒは長門、佐々木とおままごとをしている。
「うちのていしゅをどうされるおつもり?!」
「ごしゅじんとのあいじょうはさめられているんでしょう!」
「ゆにーく。」
……お前ら、昼ドラの見すぎだ。
「私共は、森の行方を追います。何かあれば私へ。」
新川さんは、俺に携帯電話の番号を渡すと去っていった。

その頃。
「おねーちゃん、なにするの?」
「と、とてもいいことよ、一樹くん……京子ちゃん……」
「へんたい!へんたい!へんたい!なのです!」

「……なぁ、ハルヒ。」
「なぁに?いま、どろぬまのさいちゅうだから、あんまりはなしかけないで。」
「……朝比奈さん、どこに行った?」
「「「え?」」」
見ればドアが開いている。となれば外に出たのか?!
「佐々木!長門!ハルヒ!お前らも来い!」
「だめだよ、きちんとけっちゃくをつけないと、またどろぬまに……」
「うるせぇ!」
俺は三人を掴むと外に朝比奈さんを探しに行った。

「……ふええ……ここどこですかぁ……。きょんくん……すずみやさん……ながとさん……」
みくるはやはり迷子になっていた。
「こ、これは……姉さんが小型化しているだと?!」
藤原は周りを見渡す。……人通りはない。
「いかんな。ここは危険だ。僕が安全な場所まで送ってやろう。」
「ひょえええ!」
如何にも悪人顔の藤原がみくるに迫る。藤原は善意の行動だったが……
「そこまで堕ちやがったか、テメェーっ!」
「ぐはぁーッ!」
「きょんくん!」
キョンが藤原を後ろから殴りつけた。
「このろりこん!みくるちゃんにてをだそうなんて、いちおくにせんまんねんはやいのよ!」
「みそこなったよ、みらいじん。」
「てきせいとだんてい。」
……地面に倒れた藤原。
「僕が何をしたというんだ……!」
その目には涙が浮かんでいた……。
549この名無しがすごい!:2013/06/28(金) 14:56:35.25 ID:KDLnMRYf
一旦ここまで。
夜にあげられたら上げます。
夜は調整に出していた本妻(M#265)と恋人(ビンテレ)が帰還しますので、ひょっとしたら明日になるかもです。
550この名無しがすごい!:2013/06/28(金) 18:21:41.16 ID:/hwNQAsd
一旦乙
見かけの年齢相応に振る舞うちびさん達かわえ〜
551『ぷちだん!』:2013/06/28(金) 23:41:05.56 ID:KDLnMRYf
上機嫌な朝比奈さん。考えてみたら、この人がこんな感情を全面に出すのは珍しい。
佐々木もハルヒも長門もそうだが、メンタルも年相応になっているのだろうか。
疲れたらしい長門をおんぶし、どこから持ってきたであろう竹馬に乗った佐々木と歩く。ハルヒと朝比奈さんは、手を繋ぎながら歩いている。

「みくるちゃん、うれしそうね。」
「うん!こわかったときに、きょんくんがたすけてくれたの!おうじさまみたいに!」
「むぅ。あたしがまいごになっても、きょんはみつけてくれるもん!」

「……佐々木。」
「なんだい?」
「竹馬、危なくないか?」
「しんぱいはうれしいが、きゆうだよ。しかいがたかいから、みはらしもりょうこうだ。
なによりきみとおなじしせんでいられるし、ぼくはこれでかまわないよ、きょん。」
……小難しい言葉を並べ立てるのは変わらんな。
「えらー。」
背中では長門が寝ぐずって俺の服を掴んでいる。保父さん気分だな、全く。
「きょんくん!」
後ろから朝比奈さんが叫ぶ。
「すずみやさんが、あっちのほうにいっちゃった!」
……朝比奈さん、あっちってどっちですか?

「たんけん。ふしぎたんさくよ!」
ハルヒは山の手に入った。
「しぜんって、のこってるものね。」
山の中の自然。それは、子どもにとって格好の遊び場だ。
「あ、はんみょう。」
森の昆虫。ハンミョウは森の案内人。近付くと飛んで道を教えてくれる。ハルヒはハンミョウを追い、知らずと森の深くに行った。
山の自然は、遊び場と同時に試練の場である。
「……あんのクソバカ……」
長門を起こし、皆で手を繋いでハルヒを探す。
「ハルヒー!」
「「すずみやさーん!」」
佐々木、みくるが叫ぶ。長門は何やら考えているようだ。
「……ここ、どこかしら……」
ハルヒが山の中をさまよう。方角など分からず、当然来た道も分からない。
「きょーん!ゆきー!みくるちゃーん!ささきさーん!」
……帰ってくるのは、山彦だけ。
「…………」
ハルヒがぐずりはじめた時……
「声がした!こっちだ!ハルヒ、いたら返事しろ!」
キョンの声が響く。ハルヒは涙声で叫び……見つかった後に待っていたのは、拳骨だった。
「心配させんな、アホが!」
しゃくりをあげ、キョンに抱っこされながらハルヒが泣く。長門はハルヒに何かを手渡している。
「長門、それは?」
「きいちごがじせいしていた。」
山の恵み、木の実。長門は付近に自生していた木苺を見つけて採取していたようだ。
「ありがとう、ゆき。」
……泣いていたカラスが、もう笑った。キョンは微笑むハルヒを見て、やれやれと溜め息をつく。
「さて、帰るか。」
はぐれないよう、キョンが最後列を歩き山を出る。騒動ばかりだ、とキョンは溜め息をついた。
552『ぷちだん!』:2013/06/29(土) 01:38:06.15 ID:dh4WhqO8
家に帰りつくと、ハルヒ、みくる、長門は眠気をきたしたようで、布団に横になった。
冷えないようにタオルをかけてやる。
夢の中でも冒険をしているのだろうか、ハルヒは笑顔だ。みくるも幸せな夢を見ているのか、笑顔で眠っている。長門は表情を変えないが、良い夢を見ているのだろう。心なしか表情が柔らかい。
「……お前は寝ないのか?佐々木。」
槽を漕ぐ佐々木。佐々木は寝惚けなまこを擦りながら「寝ない」と言う。
「寝とけ。辛いだろ?」
「いやだ。」
頑として佐々木は譲らない。
「……ねたら、きみとすごせない。」
うつらうつらとしながら、佐々木が言う。
「……ったく、意地っ張りが。」
キョンは佐々木を抱き上げて膝に乗せた。
「寝とけ。」
「…………」
ぎゅむ、と佐々木が服を握る。
「……おきるまで、こうしてくれる?」
「ああ。」
「ぜったい?ぜったい?」
佐々木が何度も念を押す。
「ああ。こうしているから、寝とけ。」
「…………」
つらつらと眠る佐々木。幸せそうに目を閉じ、安らかに寝息を立てる。
「俺も少し寝るかね……」
胸に抱いた佐々木の髪を撫で、キョンもまた目を閉じた。

「――飽――きた――」
どこかで、そんな声がした。
553『ぷちだん!』:2013/06/29(土) 01:45:32.34 ID:dh4WhqO8
「「「…………」」」
気づけば、キョンのベッドに三人で眠っていたSOS団三人娘。
下を見ると…………
「……死刑確定ね。」
キョンの胸に抱かれた佐々木。
「異議なし。」
幸せそうな表情は……
「ふええ……」
嫌が応にも事後を思わせ……

起きた後のキョンがどういう目に遭わされたかは、皆様の想像に任せる。
後日、周防を問い詰めたキョンだが……
「あなたの目は――とても綺麗ね――」
という、パーフェクトに無意味な答えが返ってきたという……。

因みに古泉達は、間一髪新川に救われ、暫く森が機関の雑用を一身に担った。田丸兄弟から
「これだから行き遅れは。」
と言われ、大乱闘。新川と古泉の胃薬の量が増えたのは、また別の話だ。

END

皆に見せ場を作ったら、オールキャラ話になり、森さんが無駄に問題児に……w
ちょっとテンプレート気味な子どもですし、子持ちの方が読むと違和感あるでしょうが、創作ということで御勘弁下さい。
……書いていて、むっちゃ楽しかったですw
554この名無しがすごい!:2013/06/29(土) 08:22:15.80 ID:XRqTfHpI
おつ(´ω`)おつ
流石にキョンは子供の世話が上手い
ちびさん達もみんなかわいい、ちっちゃくなった時の記憶があるかは大問題になりかねんが

森さんは、エロパロで見た古泉の母親だった話以来の崩し方だわww
555この名無しがすごい!:2013/06/29(土) 10:04:06.49 ID:tzEC2zWF
>>553
乙。こういう発展があるから佐々木スレ住人はやめられない。
SSにしたらちび佐々木の背伸びっぷりがシュールだ。
竹馬とか言い出した元凶がいうのもなんだけどw
毎回ありがとう。
556この名無しがすごい!:2013/06/29(土) 11:14:12.54 ID:RAIzVNFW
こんにちは
557この名無しがすごい!:2013/06/29(土) 15:28:56.21 ID:dh4WhqO8
>>554
せっかくなので、ちび達は誰もディスらない方向へ。代わりに森さんがえらいことになりましたがw
何気に長門の寝ぐずの時の「えらー。」が一番気に入ってますw

>>555
私もですよ。
お題→膨らむ→文章も、皆さんで発案しあって形になるのが一番楽しいです。
つまらない駄文ですが、皆さんの楽しみの一助となれば。

まだリクエストは受け付けています。
558この名無しがすごい!:2013/06/29(土) 17:08:10.20 ID:XRqTfHpI
ならばキョンの部屋で、これ見よがしに置かれたエロ本を見つけてしまった佐々木さんとか
ふふふ、いろんな可能性がありますよ?
559この名無しがすごい!:2013/06/29(土) 20:14:17.57 ID:dh4WhqO8
>>558
把握。
明日には上げます。
560この名無しがすごい!:2013/06/29(土) 22:40:38.47 ID:XRqTfHpI
楽しみに待ってますノシ
561この名無しがすごい!:2013/06/29(土) 23:38:32.00 ID:7hgx5vSH
>>553
562『ふらくら時間 6(tynine)』:2013/06/30(日) 12:46:43.78 ID:kipbj007
※下ネタ注意

さて、問題だ。
女の子が男の子の部屋に遊びに来て、机の上にあった本を何気無く手に取ったとする。
そしてそれを開くとエロ本だった……
キミ達なら、どうするかい?

―ハルヒ編―
「このエロキョンがぁーッ!」
「ぐはぁーっ?!」
―みくる編―
「えっちなのはいけないと思います!」
「(い、一時間以上説教だ……)」
―長門編―
「私も試す。許可を。」
「落ち着け、長門。」
―妹編―
「お母さーん、キョンくんがー」
「やめろ!」
―古泉編―
「んっふ…これは…。……借りていっていいですか?」
「構わん、持っていけ。」

となるまでは予想がつくが……さて、どうしたものかね。(この間、0.01秒)
やはりこの場で襲われ……いやいやいや、キョンに限ってそれはなかろう。
それとも僕のリアクションを見るという嫌らしい算段か?
はたまた単に処理をした後に、たまたま出しッぱなし…………となれば、ゴミ箱には当然……(この間、0.02秒)
…………机の下にゴミ箱はあるが、肝心なティッシュペーパーは…………ベッドの上?!
……避妊具は持っているが……替えの下着がない。いやいやいやいや……思考に大幅なノイズが。途中コンビニで買えばいいじゃないか。(この間、0.01秒)
……となれば、シャワーはどうするのか……。流石に汗は流しておきたい。
そういえば妹さん達も居るなか、キョンはどうやって私を抱くつもりなのだろうか。(この間、0.01秒)
初めては激痛がつきものと聞く……。ならば私が我慢していれば……
……しかし、シーツの染みはどうなるのか?タオルを敷く、またはビニールを敷く……うん、これでいい。(この間、0.03秒)
さて。覚悟は決まった。後はキョンが私を押し倒すのを待つのみか。
563『ふらくら時間 6(tynine)』:2013/06/30(日) 13:31:21.97 ID:kipbj007
早速このエロ本をベッドの上に……私も座ったほうがいいかしら。
そしてわざとらしく足を組んで、生足とスカートの間からパンツを……
くっくっ足には自信があってね。日頃運動しないし処女太りとも無縁だった。こればかりはDNAに感謝だね。(この間、0.04秒)
さて、この均整の取れた身体を好きに出来る幸せ者は何をしているのか。女性を待たせるのは紳士のやることでなかろう。
なに?普段対等に振る舞うくせにこんなときだけ女性を振りかざすな?男女同権運動の成果がこれか?だと?
くっくっ、生物学的に雌を口説くのは雄と決まっている。となれば生物学的見地から私に矛盾はない。(この間、0.05秒)
そんな鶏ガラみたいな身体のくせに、何をほざくか?だと?よし、表に出たまえ。
ところで私は誰と言い合いをしているのか?誰なんだろうか……(この間、0.01秒)

「すまん、待たせた。」
キョンがお茶を持って部屋に来た。
「朝比奈さんには負けるが、俺もそれなりだ。門前の小僧、習わぬ経を読むというやつでな。」
「そうかい。それは楽しみだ。」
……いかん、このお茶に睡眠導入剤の混入の可能性を想定していなかった。
睡眠導入剤により眠った私をベッドに寝かせ、スカートを捲り上げて、パンツを脱がし、そこから……
そして服を着せた後、なに食わぬ顔をしているのだろうか。私は帰りに月の障りかと思い、下着を脱ぐと……
……ダメだ。このお茶は飲めない。流石に早すぎる。DNA鑑定の費用もないし、何より初めてを覚えていないのは悲しすぎる。(この間、0.03秒)
「ん?これは……」
キョンが、ベッドの上の本に手を伸ばす。
「机の上にあってね。失礼だとは思ったが、中身を見せて頂いたよ。」
キョンは本を見る。
……ついに来るか?当方に迎撃の用意あり!
……ん?何故来ないんだい?キョンは本を机に置いた。
「ハルヒが読んでた女性誌だよ。内容がエロ本同然だったから、朝比奈さんと顔真っ赤にして叫んで、俺が捨てておくように頼まれてな……
流石にコンビニのゴミ箱じゃ……って、佐々木?!何故テーブルに突っ伏す?!」
「何も聞かないでくれたまえ……。」

私はお茶を飲んで、当たり前に勉強して帰った。キョンは送ってくれたが、何一つとして何もなかった。強いていえば、たまたま手と手が触れた位か。
帰りにペットボトルにお茶を注いで渡してくれたが、お茶は美味しかった。だがキミと一緒に飲んだお茶に比べて、塩味がきつくてやたらとしょっぱかったよ、キョン……。

『ふらくら時間〜♪』

END
プロット書いてたら、普通におっぱじめてしまったので、空回りの方向へw
564この名無しがすごい!:2013/06/30(日) 16:58:26.02 ID:o08M5RrQ
そう来たか乙!
お題を出しながら3パターンほどオチを想像してたが、見事に外されたwww

むっつり佐々木さんも良いものだ
565この名無しがすごい!:2013/06/30(日) 19:21:36.24 ID:UH6GB+Qx
566この名無しがすごい!:2013/06/30(日) 21:49:04.09 ID:o08M5RrQ
今日初めてハーゲンダッツなるものを食べました
が、同じ容器で出されたらスーパーカップと区別つく自信ないのですよ佐々木さん
567この名無しがすごい!:2013/06/30(日) 23:35:04.02 ID:kipbj007
アイスは、風船に入ったアイスが至高なのです。
大人買いすると見たくもなくなりますがw

アイスボックス(かちわり)を初めて食べた時は、甘くなくて衝撃だったのですよ佐々木さん。
568恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/07/01(月) 00:04:06.72 ID:h1RFQdMq
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 想い重ねてその1

 最近、私は四人で出かけることが多い。
 「もう来ていたの?」
 待ち合わせの場所には、キョンと長門さんの姿があった。
 「長門が予約していた本を引き取る用事があったので、早く出たんだ。俺たちも、ここには5分ぐらい前に
来たのさ」
 短い時間ではあるが、長門さんはキョンと二人だけの時間を過ごしたわけだ。
 
 「ほれ、佐々木、これ、飲めよ」
 キョンが渡してくれた、缶入りのお茶はよく冷えていた。
 プルタブを引っ張り、冷たい液体を乾きを覚えていた喉に流し込む。
 夏の暑さがいよいよ本格的に到来しそうなことを予感させる今日の気温と、長門さんを羨ましく思う気持ちで
、少し頭が熱くなっていた中で、お茶の冷たさが少し私の理性を取り戻させる。
 「あら、皆早いわね」
 「全員、待ち合わせ時間前に来たわけだな」
 ほどなくして涼宮さんもやってきて、全員集合となった。
 
 「天歳神社の七夕祭り?」
 「そういえば聞いたことがあるな。かなり大規模な祭りだと聞いているが、まだ行ったことはないんだよな」
 「電車で五つ駅くらい行ったところの、そんなに遠くはないよね。有名だけど、一度も行ったことはないわね」
 二週間前の日曜日。
 放課後、涼宮さんと一緒にターリーズ・カフェに寄ったら、偶然そこにキョンと長門さんが来ていて、相席に
してもらい、色々話していたのだが、その時、七月も近くなるということで、七夕の話題が出たのである。
 「このあたりじゃ最大の縁日と”市”、今じゃフリマだけど、それが立つのは興味がある。よければキョン、
一緒にいかないか?」
 涼宮さんの視線が険しくなったような気がするが、とりあえずは気づかないフリをしよう。
 「そうだな、昔母親から話は聞いたことがあるんだ。一度行くのもいいかもしれないな」
  
 「あたしも行くわよ!」
 間髪を入れず、涼宮さんがそう言った。
 「楽しそうなことは、みんなで行けばいいじゃない。ねえ、有希、あなたもそう思うでしょう?」
 いきなりふられて、長門さんは戸惑ったような表情を浮かべていたが、それでも小さく頷いた。
 「決まりね!みんなで七夕まつりとやらに行くわよ!」
 強引にその方向に持っていった涼宮さんに、私は苦笑いを浮かべた。
 ”抜けがけはさせないわよ”
 涼宮さんお表情がそう言っていた。

 「ところで、佐々木、お前に頼まれて持ってきた、この色紙で作った短冊、どうするんだ?」
 「決まっているじゃないか、キョン。七夕の短冊には、願い事を書くのがお約束。天歳神社の祭神に参拝後、
願い事を書いて、境内の大笹に吊るすんだよ。その後、元は同一の聖域である隣接の妙見尊星宮寺に大笹は運ばれ、
僧呂の祈りとともに、大笹は燃やされ、願いは天に届くというわけさ」
 「珍しいな、てっきり川に流すのかと思ったよ」
 「全国でもここと何箇所にしか見られない、風習だそうだよ」
 「佐々木は何でもよく知っているよな、すごいな」
 キョンに褒められて、私は気分が良くなった。
 
 
 
 
569この名無しがすごい!:2013/07/01(月) 00:04:07.18 ID:J/mQ91fz
こんばんは
570この名無しがすごい!:2013/07/01(月) 00:10:37.76 ID:h1RFQdMq
間違い文章。>>二週間前の日曜日、は二週間前の月曜日です。規制が完全に
溶けたわけでもなさそうです。そのあいだに多くの面白い作品が投稿されていますね。
毎回読むのが楽しみです。いずれも乙乙です。
571 【小吉】 :2013/07/01(月) 07:36:14.54 ID:+ndL8keB
今時間ないからおみくじだけ
佐々木さんに大吉を!
572この名無しがすごい!:2013/07/01(月) 09:25:23.48 ID:eZ6j2j/j
ウチのpcはまだ規制中ですよ(;ω;)
今年も半分終わりましたね
年々時間が経つのが早く感じられてあっという間ですよ佐々木さん
ウチの思春期姉弟もいつの間にか目線が私(171cm)と同じくらいに……
息子が旦那(184cm)くらいになるにはまだ先だろうけど……最近の小中学生発育いいなー
573この名無しが凄い!:2013/07/01(月) 11:13:53.63 ID:tTpVLcsD
まとめ作業、いつもご苦労様です。早速読ませていただきました。感謝しています。
574この名無しがすごい!:2013/07/01(月) 12:09:57.88 ID:D+rE6/EV
まとめ作業、いつもありがとうございます!感謝しています!

話は変わって、ポンジーが『いでじゅう!』の藤原ならば色々さばけた未来になっていたような気が……

藤原「だーかーらー、アンタが力持って、アタシの未来をちょちょいと変えてくれたらいいのよ。」
佐々木「ごめん。その瓶付け油の臭いが耐え難い。」
橘「大体、目的は何なんですか?」
藤原「ふふっ。……禁則事項よ。」
こうしたインパクト。

藤原「大体さー、アンタ、前は佐々木を意識してたんじゃないの?それが、急に連絡も何もしないなんて、そら妙な話よ。
アンタが前に何かあって、佐々木も同じに見てたんなら話は別だけど。」
キョン「……」
藤原「佐々木だって、アンタと同じに怖いのよ。アンタって、涼宮ハルヒみたいに分かりやすい好意を、分かりやすく向けられないとダメなタイプかしら?」
などの、爆弾設置役だったり……

藤原「けっつもりりんぐー!」
佐々木、橘、周防「…………」
チョンマゲ姿のデブは、喫茶店で尻を全開にした。
……佐々木達から袋叩きにされているが、まぁ当然だろう。
というギャグ要員などにも。

『いでじゅう!』に藤原が行ったら、本人にとっては苦痛でも、なんだかんだっ幸せに青春を謳歌しそうな予感がw
575 【だん吉】 :2013/07/01(月) 12:32:28.83 ID:+ndL8keB
支援&乙&佐々木さんに大吉を2nd!

>>574
再現率高いなw茶化しながらも主人公応援したりしてる悪友みたいな感じがハマるかも
日本刀愛好家の髷の名前忘れた…
576 【ぴょん吉】 :2013/07/01(月) 12:34:22.46 ID:+ndL8keB
佐々木さんに大吉を3rd!
577 【大凶】 :2013/07/01(月) 12:36:19.30 ID:+ndL8keB
ふぉ、4th…
578 【中吉】 :2013/07/01(月) 12:37:50.14 ID:+ndL8keB
あの、そろそろ大吉出てください(´;ω;`)
579この名無しがすごい!:2013/07/01(月) 12:39:42.92 ID:+ndL8keB
他の方に託します…orz
580この名無しが凄い!:2013/07/01(月) 15:24:42.60 ID:tTpVLcsD
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 71-15 動き出す思いを、恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS
に加えたいのですが、やり方がわかりません。どなたかわかりますか?
581 【豚】 :2013/07/01(月) 21:38:10.91 ID:4qYdLDRW
今日の運勢
582この名無しがすごい!:2013/07/01(月) 22:44:25.37 ID:0Tm5E0Jj
↑ カワイソス
583この名無しがすごい!:2013/07/01(月) 23:25:04.41 ID:D+rE6/EV
>>580
まとめwikiは、やったことがないのでわかりません……(__;)

ビンテレ抱えて爪弾きながら悦に入っていたら、いつの間にかこんな時間なのですよ佐々木さん。
……ベーシストの分際で、ギターのほうが皆からの評判がいいというのは、喜んでいいのやら悲しんでいいのやらなのです……
584 【大吉】 :2013/07/01(月) 23:55:35.80 ID:+ndL8keB
改めて佐々木さんに大吉を!
585この名無しがすごい!:2013/07/02(火) 00:12:06.58 ID:xI761qJg
>>583 ご丁寧にありがとうございます。恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 71-15 動き出す思い
もそのシリ-ズなので、よろしくお願いします。
586この名無しがすごい!:2013/07/02(火) 12:46:29.98 ID:4pF2iKlQ
職場の方から飲みに誘われたのですよ。
お姉ちゃんのお店だと気疲れするので、正直行きたくないのですよ佐々木さん。
587この名無しがすごい!:2013/07/02(火) 20:55:13.35 ID:wKRi9OvJ
蒸し暑いですね佐々木さん
588この名無しがすごい!:2013/07/03(水) 07:46:28.38 ID:vxz7U+4G
寝苦しかったですね佐々木さん…
589『待ち合わせ』:2013/07/03(水) 10:40:39.06 ID:paahD4PD
待ち合わせに遅れた。

ラブラブ編

ウェイトレスA「あそこの彼女、もう二時間も待ってるわよね。」
ウェイトレスB「あんな風に思われる彼って幸せよねー。……あ、来たわよ!」
キョン「待たせたか?」
佐々木「構わないよ。約束の時間から、まだ5分しか経過していない。」
ウェイトレスA、B「(重ッ……!)」

イライラ編

5分経過
キョン「……」イラッ
30分経過
キョン「……」イライラ
1時間経過
キョン「携帯にも出ねぇ…………!遅すぎる!どうなってやがんだ!」イライライライラ
2時間後……
佐々木「すまない!人身事故があって電車が止まってしまって……!携帯も電波が……」
キョン「…………」ギュム
佐々木「こ、こら……何故僕を抱き締め……は?心配させるな?ちょっ……嬉しいけど、こんな衆目の元……んむぅ!」
周囲「……チッ。」イライラ

バカップル編

キョン「ただいまー」
妹「あ、キョンくん!佐々木お姉ちゃんが来てるよ?」
キョン「はい?!」
佐々木「やぁ、お帰り。」
キョン「何でまた来やがってんだ?」
佐々木「キミも僕も朝弱いからね。待ち合わせに遅れる可能性を考えると、こうする事がベストだと思って。
それに、明日の計画も一緒に立てられるしね。」
キョン「……かえって寝坊する未来しか見えん……。」
佐々木「くっくっ。このエロキョン。」

END
590この名無しがすごい!:2013/07/03(水) 12:20:06.23 ID:vxz7U+4G
 
 
  ニヨニヨ
591この名無しがすごい!:2013/07/03(水) 23:56:27.52 ID:vxz7U+4G
降る時間が短かったから、結局雨の影響はさほど無かったですよ
おやすみ佐々木さん
592この名無しがすごい!:2013/07/04(木) 12:08:54.40 ID:9T3VcZ+X
大きな傘・折りたたみ傘・レインコート・防水ブーツで完全装備したものの、雨の予報が空振りしてちょっと残念な佐々木さん
593『ドラクエ4な関係』:2013/07/04(木) 13:19:27.39 ID:h9W1RmAz
俺はキョン。可愛い娘に綺麗な嫁がいる、ごくありふれた商人だ。
「エンドールとボンモールが戦争になるかも知れん。」
「商売のチャンスだよ、キョン。」
鉄の鎧と鋼の剣を両国に売りまくり、収益は過去最大。笑いが止まらん。死の商人だと?失礼な事を言うな。
「さて、貯まった元手でエンドールに店を開くか。」
「ならば、戦争を終わらせないとね。」
妻と両国の橋渡しをし、戦争は終わり……夢の店を構えた。
「さて……船でも買って、たまには家族サービスでもやるとするかね。」
「そろそろ二人目がいてもいい頃合いだよ。弟か妹が欲しいよね?」
「…………」コクリ
こうして船出の為に、大灯台の灯台に種火を灯しに行ったのが、運の尽きだった。

「あたしは勇者よ!船をよこしなさい!」
「お前は何を言っているんだ?」

俺は愛しの妻子と引き離され、俺は勇者の一味として無理矢理協力させられた……
まぁ世界にコネクションを作られたのはラッキーだったが。
店は妻が管理している。旧姓で店をしているので、俺の存在は匂わせていない。理由?じゃねぇとハルヒ達が商談しにくいからだよ。大人の事情だ。察しろ。
妻の旧姓?佐々木だが?子の名前?有希だが、それがどうかしたのか?
戦闘?勇者ハルヒ、お転婆姫・森さん達がしているが?ああ、古泉はザラキ癖があって戦闘じゃ危ないから、新川さん、俺と一緒によく馬車でゲームしているぜ。
たまに占い師・喜緑さんや、踊り子・朝倉、王宮戦士の谷口もいるけどよ。

「いつになったら冒険が終わるのかねぇ…」パチリ
「僕としては終わって欲しくないですが。」パチリ

馬車から見る夜空は、悲しい程美しかった……。
妻子との再会は遠そうだな、やれやれ…。

END
594この名無しがすごい!:2013/07/04(木) 13:33:51.75 ID:h9W1RmAz
勇者→ハルヒ
ライアン→谷口
ホイミン→国木田
アリーナ→森
クリフト→古泉
ブライ→新川
マーニャ→朝倉
ミネア→喜緑
トルネコ→キョン
ネネ→佐々木
ポポロ→長門
でした。
FC盤のトルネコ、PS、DS盤のクリフトはAIだと役立たず過ぎてもう……
595この名無しがすごい!:2013/07/04(木) 18:16:44.88 ID:9T3VcZ+X
おつおつDQWとは懐かしひ
口八丁手八丁を以て仕入れた品を法外な値段で売り捌く佐々木さん……うん、アリですw
アリーナは鶴屋さんではないかとも思ったがそれじゃ新川さんが寂しいか
596この名無しがすごい!:2013/07/04(木) 23:53:46.38 ID:AodnS8eg
冷凍マンモス
597 忍法帖【Lv=32,xxxPT】(1+0:8) :2013/07/05(金) 00:00:45.86 ID:wBqA0Lvn
今晩は
598この名無しがすごい!:2013/07/05(金) 00:45:49.25 ID:yQmchibv
>>593
599この名無しがすごい!:2013/07/05(金) 12:31:08.09 ID:zMqpxg5K
佐々木さんのお弁当はどんなのだろう
600この名無しがすごい!:2013/07/05(金) 18:36:18.12 ID:h0U/uzLi
週末恒例のネタ拾いを始めます。

先着二名様で
読みたいシチュエーションを明記して下さい。
601この名無しがすごい!:2013/07/05(金) 18:58:30.09 ID:zMqpxg5K
今週末は、いや今週末も生憎の天気のようですね佐々木さん…
602この名無しがすごい!:2013/07/05(金) 19:10:45.54 ID:zMqpxg5K
リロ
603この名無しがすごい!:2013/07/05(金) 19:12:55.13 ID:zMqpxg5K
リロってなかったごめんなさい

>>600
今の時期、お弁当が傷まないよう気をつける佐々木さん
604この名無しがすごい!:2013/07/05(金) 19:46:51.38 ID:DCtdmGsU
>>600
わざと傘を忘れてくる策士な佐々木さん
605『Potato head!』:2013/07/05(金) 22:43:01.29 ID:h0U/uzLi
>>603-604
把握。

梅雨時期。お弁当にはやはり気を使うものだ。
「(特に馬鈴薯は腐りやすいからね。)」
馬鈴薯をベーコンとニンニク、塩胡椒で炒めたものなんか大好物なんだけど、この時期に持って行きたくはないものだ。
今週は、お昼に給食がない故にお弁当を作っているが、親友は昨日もパンだった。
唯でさえ悪い頭が、食生活により更に悪くならないか、と言ったら……
立派なもんを食っても発育不全の見本が目の前にいるから、食生活は関係ない。
と返してきた。野暮天め。
「(作ってはあげないよ。精々反省したまえ。)」
私はその野暮天を思い、弁当を詰める。
野菜のかき揚げの甘辛煮に、人参と蒟蒻と椎茸のお煮しめに金平牛蒡。色合いは寂しいが、栄養価は満点だ。
「(火も通ってるし、完璧ね。)」
我ながら良いお弁当だ、と自画自賛する。いつお嫁に行ってもよかろう。

―妄想―
「ネクタイがずれているよ。全くだらしがない。お弁当だよ。しっかり食べて稼いできたまえ。
ほら、パパが出掛けるよ?挨拶しなくていいの?じゃ、一緒に言おうか?」

―現実―
「行ってらっしゃい、き……」
「…………」
台所の入口に、母がいる。母は……ニッコリ笑うと、そっとドアを閉めた。
……母上。その気遣いは逆に辛いです。盛大にコケにして頂いたほうが、まだ宜しいかと。

学校、昼休み。
親友は、やはりパンだ。
「コッペパンには飽きたみたいだね、キョン。」
「今日はバケットだ。」
そこにあるのは、フランスパン。そして牛乳。あまりに男らしいチョイスだ。
「せめて一手間加えたらどうだい?バケットサンドにしたら美味しいと思うが。」
「その手間が面倒だ。」
「何と怠惰な。」
机を向かい合わせ、キョンが私の弁当を見る。くっくっ。自信作だよ。よく見たまえ。
「……茶色くて、豪快な飯だな。」
「喧嘩がしたいのかい?」
この野暮天。心の中で叫び、私はキョンのバケットを一つ奪う。
「文句は味を見て言いたまえ。」
金平をバケットの上に乗せる。キョンはバケットをかじり……
「……うまい。パンにもIt's quite the potato.だな。」
と、目を見開く。くっくっ。お誂え向きとはね。もっと褒め称えたまえ。私はキョンの更なる賛辞を待つが……
「そんな美味しいんだ?ひとつご相伴……」「俺も。」「私も。」「私もなのです!」「拙者も」「吾輩も」
あれよあれよと、弁当は空に……!誰だ、白飯まで食べた奴は。potato diggerめ!キョンは、苦笑している。笑い事ではないよ、全く……
「全く、hottest potatoだ。」
「親友、合いなかに単語を挟め。それだけだと熱い馬鈴薯だ。重大な問題にならん。」
「知ってるよ。」
キョンの前にあるバケットを奪う。元々はキョンのせいだけに責任は取って貰うか。
バケットをひとかじりした時、クラスから割れるような悲鳴が上がった。キョンを見ると、顔を真っ赤にして俯いている。
咀嚼し、飲み込み、キョンに問うと……キョンは、バツが悪そうに言った。
「……いや、なに。お前が俺がかじった後をかじっただけだ。」

かじる前に早く言いたまえ、このPotato head!

END

potato digger…嫌な奴
Potato head…馬鹿、野暮天
606この名無しがすごい!:2013/07/05(金) 23:41:15.16 ID:zMqpxg5K
おつ(´ω`)おつ
将来を夢見る佐々木さん、間接キスに珍しく先に気付いて真っ赤になるキョン、悪友だらけなクラスメイト達みんな良いw
607『Baby rainy daily』:2013/07/06(土) 07:32:21.70 ID:fUHaoCxk
さて、本日は降水確率は2割。詰まりは20%雨が降る。物事に絶対というものはないし、対策はあるに越した事はない。
親友がやっていた某ロボットゲームのように、7%という数字が如何に大きいものか。
消費税率程度のパーセンテージですら、直撃の危険があるのだ。税率以上のパーセンテージならば、被弾の可能性はより高まる。
降水確率、20%。この確率が如何に大きいものか。準備しておくに越した事なし。
特に本日は塾であり、親友と二人で行く日だ。何事かあっても困る。
だからこそ傘は置いていかなくてはね。

「お前も傘忘れたのか。」
「20%という確率にごまかされてね。数字のマジックだよ。」

午後から雨が降った。2割の数字。やはり侮れない。
メジャーリーグにいる、アダム・ダンのヒットの可能性位だったが、打つと大きいのは変わらない。
こんな天気予報じゃ、キミを困らせるに決まっているよ。
「しゃあねぇ……コンビニまで走るか。ビニール傘買ってくるから、少し待ってろ佐々木。」
「それもいいが、学校から借りればいいさ。こうした事態に備えて、置き傘を回収しているはずだからね。」
少し待ってたまえ、と私は職員室に走る。
「すみません、傘を貸して貰えますか?」
「ああ、佐々木か。好きなの持っていけ。」
段ボールに入った置き傘達。この中でも一番小さいものを選び、先生方に頭を下げ、職員室を出る。そしてキョンの待つ昇降口へ。

「……また小さい傘だな、くそ……」
「無いよりマシさ。」
「背丈の関係上、俺が差さないと濡れるじゃねぇか。」
ブツブツ文句言いながらも、キョンは傘を差す。……雨に濡れるキョンの右肩。風邪をひいているか、下から覗いてやる。
雨の中のキミと僕。

「(濡れたくなければ、僕に密着すればいいじゃないか。)」

キョンの左半身に接近して意思表示はするけど……あえて言わないだけです。

……言えないだけです。

END

タイトルは『神聖かまってちゃん』より。
608この名無しがすごい!:2013/07/06(土) 08:22:01.88 ID:o32yFaQN
おつー
佐々木さんに、もう一歩踏み込む勇気を!
609この名無しがすごい!:2013/07/06(土) 10:30:34.14 ID:kCjuAxdW
610この名無しがすごい!:2013/07/06(土) 23:21:15.97 ID:o32yFaQN
明日も降水確率高いのですよ佐々木さん
611この名無しがすごい!:2013/07/07(日) 08:01:40.78 ID:mJLiHRTd
>>607
乙です
うちの家族は私以外学校や会社に行く時は常に折りたたみ傘持参 用意周到にも程がある
そういう事態になったら入れてあげるか聞いたら
「無理に決まっとろーもん つーかそんなんおらんし」
と明らかにどなたかを思い浮かべた顔したあとに言い放つ思春期娘が可愛くて仕方ない
因みに「知らん」と即答の反抗期(?)息子も可愛くて仕方ないので抱きしめてしまいました
ええ、馬鹿母ですが何か?
612この名無しがすごい!:2013/07/07(日) 11:47:17.35 ID:9pg5VCp7
さっきまで晴れてたと思ったら急に降りだしたり、今日は天気の変化が激しいです佐々木さん
613この名無しがすごい!:2013/07/07(日) 15:34:14.00 ID:apnSbPzW
七夕すか。
佐々木さんの再登場で。
614この名無しがすごい!:2013/07/07(日) 17:23:16.78 ID:wmcjxWxl
元嫁から連絡があり、不快感MAXなのですよ佐々木さん。
「浮気された甲斐性なしがほざくな、しばくぞ」
と言い、私を殴ってきたDQNさんに熱いDVを受けているそうで。
復縁は丁重にお断りしました。まぁ自業自得としか言いようがないのです。

せっかくの七夕ですし、なにか夜に書きます。
615この名無しがすごい!:2013/07/07(日) 17:33:23.20 ID:9pg5VCp7
重いよ!(´;ω;`)ほのぼのできて幸せなのお願いしますぅ〜
616『Milky way』:2013/07/07(日) 22:05:17.71 ID:wmcjxWxl
「アルタイルとベガの距離は14.428光年。つまりは、光の速さで向かって14年半かかるんだよ、キョン。」
「単純計算で、120兆キロメートル以上か。」
七夕。たまたま歩道橋の上で会った親友との会話。
「神も残酷だよな。」
「星座にまつわる話に、悲劇は付き物だよ。琴座なんてトップクラスに酷い。」
ああ、最愛の妻の為に冥界まで行ったオルフェウスの話か。
「僕はオルフェウスに共感出来るがね。」
佐々木が笑う。
「生憎の天気模様で、天の川は見えないが……牽牛は織姫と再会出来ているのかな?」
「さぁな。……出来てるんじゃねぇの?」
今日、俺とお前が会えたようにな。そう思いながら佐々木を見るが……
「ロマンのない男だね。そこは断言したまえよ。」
佐々木は不興げにそう言った。
「……ロマンのない女だ。」
暫く話をしていたら、あっという間に時間が流れた。佐々木と話すと、こんなんばっかだな……
「ねぇ、キョン。アルタイルとベガの距離は約14.5光年だと言ったよね。」
「ああ。」

「僕達が生まれた時にアルタイルとベガで生まれた光が、僕達が出会った時に届いた。……そう考えると運命的だね。」

雲に隠れた天の川。再会出来たであろう牽牛は、織姫に何と声をかけているのか。
佐々木と手が触れ合う。……一瞬の躊躇のあと、俺は手を握った。
言葉なく……佐々木は俯く。案外、牽牛と織姫もこんなもんかも知れん。
下を見ると、車の流れがまるで星の瞬きのようにも見える。
「…………」
影が重なろうとした時、車のクラクションが鳴り、俺達は現実に引き戻された。リア充爆発しろ、という罵声も聞こえたが。
「……帰るか。」
「……そうだね。」
……雰囲気にやられたのか、俺と佐々木の手は繋がったままだった。
人工の天の川の上。牽牛と織姫の小さな思い出。

END
617この名無しがすごい!:2013/07/07(日) 22:34:39.15 ID:8uHrtWfb
いいね
618この名無しがすごい!:2013/07/07(日) 22:55:36.34 ID:9pg5VCp7
うむ、しみじみ幸せ噛み締めるのも良いものだ
そういや織姫のベガは、話に出てきた琴座の星だね
619この名無しがすごい!:2013/07/07(日) 22:58:33.00 ID:Un8b4jBF
「なるほど、ソースはこれかい? http://www.astroarts.co.jp/news/1999/07/990708NAO272/index-j.shtml 」
そういうと佐々木はくつくつと笑った
620この名無しがすごい!:2013/07/07(日) 23:20:49.21 ID:wmcjxWxl
>>619
ビンゴ。
中3時の年齢(14〜15歳)と星間の光年(約14.5光年)が被るからネタを深めたというw
621この名無しがすごい!:2013/07/07(日) 23:48:45.32 ID:1BvdjMvw
佐々木とくつくつ
622この名無しがすごい!:2013/07/08(月) 00:25:02.65 ID:7FnavoDL
>>620
なるほど、そういう事だったのか
623!omikuji:2013/07/08(月) 01:45:30.75 ID:wzqhOO03
七夕には間に合わなかったけど、規制解除されたっぽい。
おやすみっす。佐々木さん。
624この名無しがすごい!:2013/07/08(月) 01:53:04.63 ID:o9XFeVKA
佐々木さんおやすみなさい
625この名無しがすごい!:2013/07/08(月) 17:29:23.54 ID:4Vk0hiu9
職場にあった笹を見たら皆、お金や家族などの願い事が多く、微笑ましかったのです。
ただ、一部……
『彼女が欲しい』
『彼氏が欲しい』
……痛々しすぎて涙を禁じ得なかったのですよ佐々木さん。
626この名無しがすごい!:2013/07/08(月) 19:23:00.96 ID:O1yuoLJK
梅雨明け早々に猛暑ですね佐々木さん

>>625
せめて切実と言ってあげてくださいw
627この名無しがすごい!:2013/07/08(月) 20:13:01.44 ID:wzqhOO03
大丈夫かと雨具用意せずにいたら、帰りに雨に降られてしまった…。
ゲリラ豪雨じゃなかったのが幸い。
この時期は油断なりませんね。
628この名無しがすごい!:2013/07/08(月) 21:17:30.24 ID:O1yuoLJK
>>627どんまい
日曜の降水確率30%を2週続けて降られ、昨日は80%を信じ外出しなかったらちょっと雨宿りすれば回避できたくらいの雨しか降らなかった俺よりマシだよ
629この名無しがすごい!:2013/07/08(月) 22:30:48.08 ID:JQZMWzth
>>625
その二つの短冊を結びつけてみるのはどうだろう。
630この名無しがすごい!:2013/07/08(月) 22:51:30.17 ID:4Vk0hiu9
女(44)、子ども(20、18)、
男(21)
なのですよ。キューピッドになったら、ブチ殺されるのですよw
631恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/07/08(月) 23:26:02.61 ID:WrZrrBQY
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 想い重ねてその2

  
 天歳神社のある宿瀬野町の駅で、俺達四人は電車を降りて、目的地へ向かった。
 ここに来るのは初めてだが、目的地への道はすぐわかった。
 「門前町らしいね。中学時代に修学旅行で行った、九州の太宰府天満宮に似ているよ」
 宿瀬野町は、天歳神社と妙見尊星宮寺に参拝に来る信者のために整備された古い宿場の名残を残しており、
駅を降りて、整備された石畳の歩道と町並みを歩けば、天歳神社の境内に至るというわけだ。
 「へえ、結構いろいろあるのね」
 白壁の、趣のある商家や人家の立ち並ぶ参道には、お土産やお菓子、あるいは喫茶店、飲食店、造り酒屋等
が軒を連ね、観光客相手に商売をしている。それに混じって屋台等も並び、参拝客の喧騒と合わさり、活気を
生み出していた。

 「あれ、面白そうね」
 「こっちも面白そう」
 長門とハルヒが、いろいろな店や屋台を覗き込んでは、手に取り、お気に召せばお買い上げ――その荷物は
全部俺がもつハメになった――ということを繰り返し、ちっとも先に進まない。
 そんな二人の様子を見て、佐々木がおかしそうに、それでも楽しいというような表情で、笑っていた。
 
 ようやく天歳神社の境内に入ったのだが、結構広い敷地には大勢の人が来ていて、短冊を手に取り、四隅に
飾られた太い竹に、それを紙よりで結びつけていた。
 「願い事を書かないと」
 境内に設けられた記帳所のようなところに、筆と墨が置いてあり、持参した短冊に願いをしたため、こより
を通して、4本の竹の内のどれかに吊り下げる。どれに吊り下げるかは、神社が用意した占い板みたいなモノに
記載された数字を組み合わせ、それに従い、どの竹に結びつけるかを決めるのだ。

 「で、なんで皆一緒の竹なんだ?」
 「数字に従ったまでなんだけどね。何故か四人ともその範囲に収まったらしい」
 「なによ、キョン。あんた不服なわけ?」
 「私はみんなと一緒で嬉しいけど……」
 四人全員、何故か同じ竹に吊るすハメになった。

 「それにしても、いろんな願い事が書いてあるな」
 大勢の参拝客が結びつけるわけだから、当然短冊も山のように結びつけてある。
 大人から子供まで、願い事は様々。勉強出来ますように、サッカ-選手になれますように、お菓子屋さんに
なりたい、おもちゃ欲しいとか。
 あるいは、家族の幸せを願ったり、世の中が平和でありますようにとか。
 人々のささやかな、あるいは切実な、様々な思いと願いを短冊にしたため、そして祈る。
 ここが建立された頃から繰り返されてきた、七夕の祭り。
 そんなことを考えながら、俺は自分が書いた文面を思い出して、かなり俗物的なことを書いたことを思い出し、
思わず苦笑いを浮かべた。

 
 
632この名無しがすごい!:2013/07/08(月) 23:58:17.85 ID:7FnavoDL
しえん
633この名無しがすごい!:2013/07/09(火) 06:38:19.81 ID:3Zi1BmRN
おはよう支援
634この名無しがすごい!:2013/07/09(火) 18:43:20.82 ID:3Zi1BmRN
佐々木さんを将棋の駒に例えると金て感じかな?
堅実で滅多に出張らず、相手方の玉を詰める際には切り札となる
635この名無しがすごい!:2013/07/09(火) 21:57:18.81 ID:Bc6iZp0j
それじゃあキョンは玉だな。
佐々木さん=金じゃなくてもそうするつもりだが。
636この名無しがすごい!:2013/07/09(火) 22:17:15.17 ID:3Zi1BmRN
>>635
最初キョンは成ることで金と同格になる歩かなと思ってたけど、盤上想像してみたら王も良いな
ずっと金が側で守る状態もよし、詰め将棋の定番頭金で逃げ道がない状態もよしw
637恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/07/09(火) 23:52:58.54 ID:swXb7s64
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 想い重ねてその3


 「ところでさ、キョン。アンタ、どんな願い事を書いたのよ?」
 「ん、大したことじゃない。俺の未来における、ささやかな小市民の願い事を書いただけだ」
 「ふ〜ん。まあ、多分『庭付き一戸建ての家が建てられますようにとか』、『宝くじで大金当たりますように
とかじゃないの?」
 ・・・・・・こいつ、俺の書くところを見ていたんじゃなかろうな?
 「キョン、その家に一人で住むわけではないよね?」
 佐々木が笑いながら、俺にそう言う。
 「もちろん。可愛い嫁さんと、最初は女の子、次が男の子の、家族四人で住む予定だ」
 くっくっくっと、佐々木は愉快そうに声を立てて笑った。
 「根拠はなさそうだけど、妙に現実的に感じる将来の夢だね。君の理想の家庭というわけか」
 「でも、佐々木。そこにたどり着くまでは結構苦労すると思うんだがな。まず相手を見つける、そして両思い
になり、結婚にこぎつけ、そして子供が生まれ、その成長を見守りながら、家庭を維持するのは大変だと思うん
だ。口で言うのは簡単だけど、現実には苦労することも多いんだろうな」

 キョンの言葉に、私は我が家のことを思い出した。
 中学に入る前に離婚した私の両親。恋愛結婚で、小さい頃はとても仲が良かった、父と母。
 だけど、いつしか二人のあいだに溝ができ、心は離れ、そして別々の道を歩むことになった。
 今、父は別の女性と再婚して、新しい家庭を持っている。
 一度父の家を見に行ったことがある。
 『吉村』と書かれた、かつての私の苗字。再婚相手とその連れ子らしい女の子と談笑する父の姿。
 父が望んだ家庭の姿を見せつけられたような気持ちになり、私はその場から逃げ出すように走り出した。
 異性と話すのが苦手な私。恋愛が苦手な私。その心の奥底には、あの日の景色がやきついている。

 「佐々木?」
 キョンに声をかけられて、私は我に返った。
 「どうした?ボ-ッとして」
 「あ、いや、なんでもないんだ。ちょっと暑くてね」
 「そういや、大分日差しも強くなってきたからな。アイスでも食べるか?奢るぞ」
 「あー!ちょっと、キョン。佐々木さんだけはずるいわよ。ここは公平に私にも奢りなさいよ!」
 「心配しなくても、お前にも長門にも奢るさ」
 「それでこそ、男よ、キョン。ならば、サッサと行くわよ!」
 キョンの手を取り、涼宮さんはさらうように、その場から駆け出そうとする。
 「ちょっと、待て!こんなに人が多いのに走るやつがあるか!アイスは逃げはしないぞ」
 キョンの言葉に、私と長門さんは思わず笑ってしまった。

 ------------------------------------------------------------------------------------------------------
 
 『彼と仲良くなれますように』
 短冊に書いた、私の小さな願い。
 友達と呼べる、数少ない男の子。
 いつも気を使ってくれる、優しい彼。
 彼に対する気持ちは、少しだけあやふや。トモダチ,カレシ、コイビト、キョーダイ、エトセトラ。
 純粋さと、少しずるさが混じる私のキモチ。
 彼の、小市民的なと言う彼の未来の幸せを、彼とともに作り出す女性。

 彼の願いを書いた短冊の側に、私の短冊を吊るしてみた。
638この名無しがすごい!:2013/07/10(水) 07:33:10.92 ID:tFi9qGe+
支援
吉村とはまた新たな泥沼の火種が((;゚Д゚))
639この名無しがすごい!:2013/07/10(水) 12:54:15.48 ID:YITkyhW6
突発的にSS書きたくなって書いてみました
七夕のSSはいいものが大量にあるから自分はそのあとの日ということで
・二人は微妙な関係です(少なくとも恋愛関係ではない?)
・キョンがちょっと変です
・岡本さん出てますが設定使わせてもらっただけのオリキャラと化してます
640お片づけ:2013/07/10(水) 12:55:59.68 ID:YITkyhW6
「この笹はどこに持っていくんだ?」
「ああ、それはつきあたりのスペースによろしくね」

 ここは公民館。 何をやっているかというと、昨日の七夕祭りに使った笹を展示スペースへ移している最中。
 お隣が祭りの実行委員で手伝いを頼まれていたのだけれど。 たまたま駅近くをぼんやり歩いていた彼に出会い誘えたのは僥倖というべきか。


「みんなこれに参加してたんだな。 あいつらも一緒だったのか?」
「ああ、橘さんと九曜さんも皆浴衣で参加したんだ。 二人共なかなか似合ってたよ。」
 ほう、とキョンは何かを思案するように周りを見る。
「その絵ヅラも見てみたかったな……ん? その二人はどうした?」
 九曜さんは一時間食べ放題祭りとかで商店街のカレー屋へ涼宮さん・長門さん・朝倉さんとお出かけ。 橘さんはオイタが過ぎて自宅謹慎中。
「という訳で二人共片付けには参加してないよ」
「それで団活中止になったのか。 店潰す気かあの四人娘は…… で、橘は今回お前に何したんだ?」
 僕に飛び掛るのは毎度のことなのだが、今回は岡本さんも犠牲になった。
「小さい子も見ているのに三人とも浴衣がはだけて大変だったよ」
 私が苦笑いすると急にキョンは壁に頭突きをはじめた。 どうしたキョン?
「なんで!俺は!その場所に!! あぁぁぁぁぁもぉぉぉぉ!!」
 心の叫びとでも言わんばかりに壁に頭突きしながら言葉を紡ぐ彼。 周りは何事かとこちらを遠巻きに見ている。
「何を後悔しているか知らないが、程々にしないと額から血が出てるし岡本さんたちも驚いてるよ」
「ん、スマンな。 よし、続きやってくる」
 何事もなかったかのようにキョンは作業に戻る。 切り替えの早さは相変わらずだな。

 さてと、こっちも続きをやろう。 あ、岡本さんごめんね、騒がしくして。
「相変わずね、キョン君って。 それにしても、せっかく連絡したのになんでお祭りに参加しないかなー」
 怒りながらもどこか楽しそうな彼女。 ふくれっ面も美人だと可愛く見えるものだ。
「岡本さん、そう言わないで。 キョンも色々大変みたいなのよ。」
「はーい。 ふふ、佐々木さんも彼のお世話大変ね。 あ、そうでもないのか」
 急ににやける彼女。 別に世話と言うほどのことはやってない、キョンのあれは見てるだけでも楽しいものである。
「うーん、それは同感かな。 ホント変わらないね、彼。 でも来なかったのは事実だからこき使ってやろ」
 程ほどにね。 彼女の性格からして本気ではないだろうが。
「それより須藤から連絡が来てなかった、って電話あったけど。 岡本さんメールしなかったの?」
 あ、と一言声を上げてこちらを向く彼女は
「連絡先が消えてたの忘れてた。 あちゃー、佐々木さんから謝ってたって言っておいてくれる?」
 須藤にとっての爆弾発言をした。 そこは彼女が連絡したほうがいいのだけれど。 とは言えバツが悪いだろう、まぁ、仕方ない……須藤ドンマイ。
「ところでさ。 佐々木さん、キョン君とはどこまでいったの?」
 急に話題が変わる。 私が言うのもおかしな話だが女性特有の会話の展開はついていくのが大変だ。 ところでどこまでとはどういうことなのか。
「いや〜ん、とぼけないで。 ね、どこまでいったの?」
 嬉々とした表情で聞いてくるのだが、はて、彼女は何を言いたいのやら。 一番遠いのは中三の時に受験祈願で行った○○神社だろうか?
「……いや、そういうことじゃなくて……まぁいいわ、後でキョン君に聞くから」
 ふむ、どうやら満足できる回答ではなかったらしい。
641お片づけ:2013/07/10(水) 12:58:42.14 ID:YITkyhW6
「ふぃー、やっと全部運び終わったか」
 どっこいしょと座り込む彼。 相変わらず、所々で年寄り臭いなこの男は。 彼らしいと言われればそうなのだが。
「お疲れー、はいお茶」
「お、サンキュ岡本。 それにしても笹多くないか?」
 臨時展示室の三面にそれぞれ笹が2本づつちょっとした装飾と一緒に飾られている。 特に仕切りはなく見る人は触ることができる。
「ああ、委員長が張り切ったらしくてね、10歳以下、10代、20代、3〜40代、5〜60代、それ以上で分けて願いを吊るしたんだよ」
 実行委員長のお爺さんは実に嬉しそうに笹を見ている。 ああいう顔されると文句も言えまい。
「一本一本はそこまで大きくないけどそれでもすごいよね」
 岡本さんが見回しながら言うと、キョンは少々うんざりした感じで
「何考えてんだあの爺さん。 そんなに人いないだろ」
 ため息交じりの言葉を吐く。 手伝いを承諾したときはここまでの数とは思ってなかったのだろう。
「若い男性はほとんどいなかったけど、それでも結構な人数だったよ。 そうだ、せっかくだからみんなの願い見てみないかい?」
 二人を見ながら言ったつもりだったのだが
「そうだな、これで帰るのもなんだし見ていくか。 岡本も見ていくだろ?」
 キョンの発言に岡本さんは驚きとも戸惑いとも言える微妙な表情で私を見る。
「佐々木さんいいの?」
 何故私に許可を求めるのか。 高校に入って更に明るくなった彼女と話すのも楽しいから私は一向に構わない。
「あ、う、うん。 佐々木さんがいいなら……」
 どうにも挙動不審な岡本さん。 どうしたんだろ?


「まずこれは……70歳以上のか。 意外と多いな」
「うん、近くの老人ホームの入居者の方々も招待したんだ。 私たちが代筆したものもあるわよ」
 人によっては歩くことも話すこともままならないご年配の方のお世話は予想以上に大変ではあったが、見た感じ楽しんでいただけたと思う。
「やっぱりこの世代だと自分よりお孫さんのことが多いみたいだね。 あとは世界平和か」
 この世代の方々が世を憂うのは心苦しいものがあるね。

「次は……5〜60代か。 これも結構あるな」
「この年代の人たちが立案者だからね、近所付き合いも多い世代だし」
 自分たちの親より少し年上の世代だが、女性は何かとパワフルである。 実際彼女らが中心だったと言っても過言ではないだろう。
「ここは自分・子供・孫と対象が様々だね」
 まだ働きたい、退職してからの第二の人生、子供の就職、孫の健康等……色々考えさせられるね。
642お片づけ:2013/07/10(水) 13:01:32.84 ID:YITkyhW6
「で、これは……3〜40代か。 ちょっと少なくなったか」
「そうね、家事やってて来ることできなかった人が多いのかな?」
「ちょっとヘビーなのがちらほらあるね。 再就職やローンの話題はちょっと生々しくないかな」
 人によっては子供も大きくなったり親御さんの世話とか、この世代が一番お金がかかるのだろう。 ん? これは……
   『嫁さんくれ 贅沢言わんからくれ』
「……」
「……」
 何とも言えぬ表情で黙り込む二人。 ちょっと切実すぎる。
「こういう人もいるか。 かなり追い詰められてるね。 是非頑張っていただきたい」
「佐々木ってこういう時ドライなのな」

「それでこれが……20代か。 少ないな」
「ここが一番少ないよね。 あまり興味ないのかしら」
 会社や知人との付き合いが増えて、結婚していればお子さんが幼い人も多いだろうからね。 地元から出ている人もかなりいるのかもしれない。
「それでも就職関連が多い、か。 そんなに先でもないから他人事じゃないんだろうけど。 あとは物欲も。 欲しいモノが多い時期なのかな?」
 そう遠くない未来を考えつつ見ていく。 あ、これは……
   『彼氏募集 我侭言いません』
「これは……」
「さっきの人ダメなのかなぁ」
 二人も同じこと考えたようだ。 しかし
「名前や住所を書いてるわけじゃないから難しいね。 縁があればもしかすると……」
 それでも厳しいだろう。 いくら他の地域に比べ近所付き合いがあるとは言え、さすがにそこまで親密な関係でもないし。
「織姫・彦星の喜びのおすそ分けに期待だな」
 キョンのつぶやきに彼女と二人して驚愕の表情で彼の顔を見る。 これは驚いた。 キョンにしてはなかなかロマンチックなこと言う。
「そりゃ繊細な心を持つこの俺だか「次は私たちの世代だね」
 そうね、次行きましょうか。
「泣いていいか?」
 やはりキョンはキョンだったようで安心した。 彼女もよくわかっている。
643お片づけ:2013/07/10(水) 13:03:47.83 ID:YITkyhW6
「10代か……さっきよりは多いな」
「私達で声かけまくったからね〜」
 岡本さんが胸を張る。 また大きくなったようで羨まし……いや、なんでもない。
「それじゃ須藤も来たのか。 あいつなら岡本が声かければ来ただろ」
 キョンの発言に岡本さんはバツの悪そうな顔をする。
「あ、それがね……」
「須藤には連絡しそこなったらしい。 岡本さんのアドレス一覧から消えてたそうだ」
 須藤の想い人であろう女性を知っているだけにキョンも私も苦笑いするしかない。
「Oh……じゃあ今日呼んでやりゃよかったじゃないか」
「あ」
 岡本さんと顔を見合わせる。 言われてみればそれもそうだ。 そこまで考えが及ばなかったな。
「それもどうよ……須藤ドンマイ」
「あははー。 ま、いいじゃない。 あれ? キョン君の名前書いてる人がいる」
「は? なんだそりゃ」
 ほう、それは興味深い。 どれ……これは、くっくっ、なるほどね。
   『キョンくんたちとずっといっしょにいられますように』
「キョンの妹さんだね」
「だな。 ったく、あいつこんなところまで人の変なあだ名広める気か」
 うそぶく彼だが、口元がニヤけてるのはどうにも隠せないらしい。 相変わらず仲のいい兄妹だ。
「へぇ〜、キョン君妹さんいたんだ。 かわいい〜」
 キョンに似ない、素直でとてもいい子だよ。 春先にも会ったが、あの天真爛漫さには癒される。 
「でもなぁ……」
 キョンが少し顔をしかめる。 どうかしたのだろうか。
「あの年齢でこれ、いいのか?」
 確かに来年中学生だと考えると心配になるのも分からない事もないね。 でも
「大丈夫じゃないのかい? 女の子って無邪気なように見えても結構精神的には大人びてるものだよ」
「内心ではドロドロしたもの抱えてたりしてねー、男女関係とか」
 どう聞いても冗談とわかる岡本さんの言葉にキョンの顔が青くなる、おまけに涙目だ。 大丈夫かこのシスコンは。
 ……それより同じ場所に結び付けられている短冊の方が気になる。 二人は気づいてないようだが。
   『妹ちゃんとお兄さんとずっと仲良くいられますように』 
644お片づけ:2013/07/10(水) 13:08:20.20 ID:YITkyhW6
 岡本さんと私のフォローにより、数分後やっとキョンが元に戻った。
「ねぇ、キョン君。 私達の短冊どれか分かる?」
 ふむ、当ててもらうのも面白いかもしれないね。
「じゃあ私のからね」
「ん〜、多いからなぁ。 え〜っと……ん?……あ、これか」
   『全国大会優勝 できれば視力回復も』
「え〜、もう見つかったの〜。 早くない?」
 ということは正解か。 凄いな、どうして分かったんだい?
「岡本、新体操うまかったろ。 でも県大会で怪我して全国無理だったんだよな。 それでも高校でまだ続けてるみたいだしな」
「あ、覚えててくれたんだ。 いが〜い。 だけどなんか嬉しいな」
 岡本さんの笑顔にもキョンは微妙な表情を見せる。
「そんなに薄情に見えてたのか俺は。 まぁいい。 あと岡本ってかなりの近眼だったろ、今はコンタクトみたいだけど」
 今度はキョンの発言に驚く彼女。 彼女は表情がコロコロ変わって面白い。
「そんなことまで知ってたの?」
 そりゃあれだけ至近距離で話しかけられ続ければ勘違いしない限り分かるというものだ。
「え、なんのこと?」
「無自覚かよ。 あのな、岡本は話し掛ける時異様に距離が近かったんだよ。」
「そっかなー?」
 どうやら本当に無自覚だったらしい。 彼女らしいというべきか、真面目ながらもそういうところは抜けていた気はする。
「そうよ。 鼻先の距離なんて握りこぶし2個分もなかったし、人によっては髪の毛当たってたわよ」
「今だから言えるけどな、あれ男連中は結構大変だったんだぞ」
「なんで?」
 知らない男子からすれば美人に近距離で話しかけられれば動揺する。 男子皆して目が泳いでいたのに気がつかなかったのだろうか。
「岡本はただでさえ美人でスタイルいいからな、近眼のこと知ってる俺でも動揺して目のやり場に困ってたくらいだ」
「う、あ、ありがと。 そっかー、エヘヘ」
 キョンの言葉に頬を赤くしてはにかむ彼女。 これは反則だ、女性の私でもドキっとする。
「今の状態でやられたら男子や橘さんみたいな子なら皆堕ちるわよ。 ねぇキョン」
「え、そうなのキョン君?」
 橘の言葉に少し反応するも気にはしていない模様。 そういう子に慣れているのかもしれない。
「否とは言えんな。 悲しいけど俺だって男なのよね」
 キョンの言葉に彼女の耳まで赤くなる。 キョンもなかなか言うようになったものだ。 特に格好よくもないが。
「でも絶対そういうつもりで言ってないわよね」
 岡本さんが私に耳打ちする。 彼女も中学生活を一緒に送った仲である、それなりによくキョンを理解している。
「キョンだからね。 人間観察には長けているかもしれないけれど、それには同意せざるを得ないわ」
「なんか俺を馬鹿にした内緒話をしている気がするのだが、聞いたらマジ泣きするかもしれんからやめておこう」
 そういうわけではないのだが、それが賢明だ。
645お片づけ:2013/07/10(水) 13:14:49.34 ID:YITkyhW6
「さ、次は僕の分だね」
 気をとりなして次は私の分だ。 と、キョンはすっと迷うことなく一枚の短冊を手にする。
「これだろ、お前の」
 早過ぎないかい? しかも正解だ。 岡本さんも目を丸くしている。
「いや、さっき岡本のを探してた時に見つけてな。 こんな願いはらしくないかもしれんが、ある意味お前以外に思いつかん」
 確かに普段の私からすればこういう願いは似合わないだろう。 だからこそ見つけられないと思ったのだが。
「あとな、お前字の癖が中学の時と変わってないじゃないか。 それが決定打だな。」
 岡本さんも私も首をかしげる。 そこまで癖のある字には見えないと思うのだけれども。
「佐々木さんの字って確かに綺麗だけどそこまで癖あるかな?」
 やはり彼女も同じことを思ったらしい。 どう見ても普通の字である。 凝視せどもこれがどうやって決定打になり得たのか思案に余る。
「事あるごとに佐々木からノートを借りてたのは伊達じゃないぜ? 加えて自分の癖は本人には分かりにくいしな」
 胸を張るが決して褒められるものではない。 岡本さんも少々呆れ気味だ。
「なーんだ。 何か不可侵の通じ合ってるものがあるかと思ったのに、期待ハズレだな〜。 キョン君だから仕方ないか」
 キョンだからね。 そういうのは期待するだけ無為というものだろう。
「どうやらお前ら本気で俺を泣かせたいらしいな。」
646お片づけ:2013/07/10(水) 13:23:26.81 ID:YITkyhW6
「そうして最後が10歳以下か ここも多いな」
「大変だったよねぇ。 私保育士は絶対無理だわ」
 確かに。 ただでさえ大勢で大変なのに自分の子の面倒も見ずにおしゃべりしてる母親もいたからね。 ああはならないようにしよう。
「あー、そういう母親俺も苦手だな。 ハルヒだと怒鳴りに行くかもしれんな」
 そこまで傍若無人でもあるまい。 たしなめに行くくらいはしそうだけど。 おや? 岡本さんの様子がおかしい。
「ハルヒってあの涼宮ハルヒさん? キョン君と同じ部活の」
「なんだ、岡本まで知ってるのか。 あいつの悪行どこまで広まってるんだ? おまけに俺も一緒だってことも知ってるのか」
 頭を抱えるキョン。 ご愁傷様と言いたいが、君も楽しんでるようだし仕方ないね。
「そうじゃなくて。 キョン君に聞きたいんだけど」
 真面目な顔になる岡本さん。 キョンも聞く姿勢になる。 一体どうしたというのか?
「キョン君、涼宮さんと付き合ってるの?」
「ねぇよ」
 聞く岡本さんもそうだが、即答するキョンも大概である。 さすがに涼宮さんが可哀想だ。
「本当に? 絶対?」
「ない」
 食い下がる岡本さんと引きながらも答えるキョン。 もしかして岡本さん、キョンのこと……と思ったら彼女はこちらを向いて微笑んだ。
「よかったねー佐々木さん。 浮気してないって」
 ああ、そういうことか。 卒業から1年強経っているというのにまだそれ続いていたのか。
「どういう事だ、佐々木。 浮気ってなんのことだ?」
「ああ、中3の時のあれだよ。 彼女たちの中ではまだ納得していないらしい。」
 私とキョンが付き合っているという噂。 思春期真っ只中の子供はそういうのに興味津々である。 それがまだ続いているとは……
「そういや国木田や中河も相変わらずだったな。 どうすれば諦めるんだあいつら」
「だってどう見てもそうじゃない。 あれで付き合ってないって誰が納得するのよ」
 当事者二人が認めていないのになぜ周りが納得しないのか。 語る言葉はもう卒業時点で枯渇している。
「もー、どうすれば二人共認めるのかな」
「そっくりそのままお前に返したいんだが」
「返品は受け付けておりません」
「世の中にはクーリングオフというものがあってだな」
 なかなか息が合ってるみたいだね。 いっその事二人が付き合えばいいんじゃないか?
「え〜」
「おい、そこまで嫌か! そんな眉間にシワが大量によるほど嫌か!」
「だってキョン君だし〜」
「本気で凹んできた。 もう帰る」
 そろそろやめてあげなよ。キョンがまた涙目になってる。
「そだね」
「やっぱりか! やっぱり二人共グルか! そんなにか弱い高校男子の心えぐって楽しいか!」
「でもキョンとは普通より話しやすい位の友人よ。 それは今でも変わらない。」
「ん〜、頑固だなぁ二人共」
 もうその話題はやめてそろそろ短冊見に行こう。
「あ、忘れてた。」
「ねぇ、無視だけはやめてくんない? ヒートアップしてる自分が虚しくなる」
647お片づけ:2013/07/10(水) 13:31:58.78 ID:YITkyhW6
「改めて10歳以下の笹か」
「やっぱり立ち直り早いよね」
 そこが彼のいいところだ。  SOS団で更に鍛え上げられたみたいだけどね。
「読みにくいな」
「それは仕方ないよ。 子供らしくていいじゃないか」
「そうよね。 達筆な幼児って嫌じゃない?」
 やはり無邪気な願いが多い。 心洗われるというか、この順番で良かったらしい。 ん? これは……
   『あんていしたしゅうにゅうがほしい』
   『ろうごもぜいたくにくらしたい』
「」
「」
「」
 これは……達観しているとかいうレベルじゃないな。
「そう言えば橘さんが小さい子に書き方教えていたわよね」
「あのグドンの餌ァ! 子供に何吹き込んでやがる!」
 橘さんお仕置き追加だね。 あれ? ここにも一枚残ってた。子供にしてはずいぶん高い位置に……
   『カレーは飲み物』
「……九曜か」
「随分きれいな字ね。 明朝体? 九曜さんって電波系なの?」
「ごめんなさい。 彼女は悪気無いのよ。 教えてなかった私のミスだわ」
「九曜なら仕方ないか。 あれ? 裏にも何か書いて……」
   『鳥バード』
「……」
「そういやこの間長門の家で『ガ○使の年末特番を最初から全部ぶっ通し鑑賞会』をしたって言ってたな……気に入ったのか」
「これもきれいな字ね。 草書体?」


「疲れたな……」
「うん、最後にね、ちょっとね」
 あの二人にはちゃんと言っておくとして、お疲れ様。 そろそろ帰るとしよう。
「あれ? 佐々木さん、向こうで委員長さんが呼んでるよ」
「ちょっと行ってくるわね。 少し待ってて」
「うん、行ってらっしゃい」

「ふう、いつの間にかこんな時間か」
「ねぇキョン君。 佐々木さんの短冊、あれどういう意味?」
「ああ、あれか。 佐々木もエンターテイメント症候群にかかったってことだ」
「?」
   
   『楽しくも不思議な出来事がもっと起こりますように』

おわれ
648お片づけ:2013/07/10(水) 13:35:17.36 ID:YITkyhW6
お ま け
「ところでキョン君。 佐々木さんとはどこまでいったの?」
「は? どういう事だ」
「とぼけないで。 で、どうなの」
「う〜ん、そうだなぁ」
「うんうん」
「一番遠いのは中三の時に受験祈願で行った○○神社だな」
「予想通りすぎるよ」
649お片づけ:2013/07/10(水) 13:40:08.66 ID:YITkyhW6
お ま け 2
「ところでキョン君」
「なんだ、まだ何かあるのか?」
「こういうのがあるんだけど」
「スマホ? な!? こ、この写真は!」
「そう、浴衣がはだけた佐々木さんの写真よ」
「いくら必要だ?」
「慌てないで、これは数枚あるうちのほんの一枚に過ぎないわ」
「なん……だと」
「当日も少し手伝いがあったから着替えはその後事務所でやったのよ。 ショーツは履いたままだったけどブラは専用の下着に替えたわ」
「ナニィ!!」
「その時の着替えの写真データが10枚あるの」
「よくバレなかったな」
「橘さんと九曜さんが手伝ってくれたわ」
「GJ橘・九曜!!」
「で、交換条件だけど」
「おう、定期預金の解約準備は万端だぜ」
「佐々木さんとキョン君、二人の仲を認めちゃいなYO」
「」
「それか夏休みに私と買い物・遊園地etcデート一週間」
「そっちで」
「即答!?(え?ウソ?)」
「要は荷物持ちと遊び相手になれってことだろ?」
「うん、分かってた。 多分そーだろーなーって思ってた」
「? 取り敢えず契約成立な」
「ま、いいか。 キョン君となら楽しそうだし」

「ふーん岡本さんとキョンでデートねぇ」

「」
「」
「仲良さそうでいいことだ。 うん」
「あ、いや、その、佐々木さん、そういうつもりじゃないのよ?」
「」
「何を慌ててるんだい? 遊びに行くんだろ? 別に僕は関係ないよ」
「あれー、佐々木さん喋り方が変だー」
「いや、遊びに行くのは本当にどうでもいいんだ」
「え? いいの?」
「うん、ただね」
「うん」

「写 真 は 消 し て ね」

ジャンピング土下座したその時キョンと岡本は思った「ああ、微笑みで魂抜けるってこういうことか」

ほんとにおわれ
650この名無しがすごい!:2013/07/10(水) 14:05:33.15 ID:YITkyhW6
番号打つの忘れるわ、横幅制限間違えるわ、区切りも分かりにくい……
本当に申し訳ない IEって色々勝手が違うのでしょうか?

はい、淡々だらだらと話が続いただけです
ラノベ形式に近い感じで挑戦してみましたがやっぱり難しいですね
昨日公民館の笹を片付けに行った時と今朝ママ友から聞いたネタを拝借
特に短冊ネタは妹ちゃんとミヨキチ以外は本当にあったものです
最近の小学生ってなんなの?

今度はもう少し短いものにします
ではお目汚し失礼しました
651この名無しがすごい!:2013/07/10(水) 15:07:23.55 ID:+zVXjVQN
>>650
乙。
こうした日常系のまったりは面白いですね。
岡本さんに須藤といった面々も違和感なく、役割も面白かったです。
こうした日常系ほのぼのは、実は書くのが苦手なので見習いたいです(*´ω`*)

こうした優しいお話しの後だと少し上げづらいのですが、色々手酷いソフト編の続きです。
652『バッテリー』:2013/07/10(水) 15:09:58.90 ID:+zVXjVQN
『The game is on』

翌日。晴れ渡る空。
公園で試合。この公園は、テニスコート、グラウンド、野球場、遊具施設があり、休みの日は家族連れや草野球、早朝テニスや部活で大にぎわいだ。
野球場には外野席が無く、外野はフェンスだ。席はキャッチャー側後ろのバックスクリーンしかない。
当然ながらフェンスは福岡ドーム並に高い。
女子がこの球場でホームランをぶちこめるならば、怪物といっていいだろう。
「中学の時、佐々木さんから打ったっけ?」
「あれだけ綺麗に打たれたら、くやしくもないわ。」
怪物その1。涼宮ハルヒ。そして。
「有希が完全試合目前にキョン子に打たれたのも、ここよね。」
「……そう。」
怪物その2。キョン子。
「中学でも有名だったわよね、アダム・ダンとか、ランスとか、ブライアントとか言われてたし。」
朝倉がキョン子をからかい、皆が笑う。
「うっさいな。」
キョン子が溜め息混じりに答え、佐々木とハルヒが合いの手を入れる。
「公式戦通算60打数ヒット6本、打率1割、ホームラン3本、10打点。三塁打1、二塁打2。OPS600。」
「三振54。三振率9割。ユニーク。」
「うるさい、黙れ!」
キョン子の叫びに、全員が爆笑した。
「聞きしに勝る成績なのです……」
「ホームラン率5割、長打率10割って、バケモノなのね……」
橘達は、短打。シェアなバッティングといえば聞こえはいいが、単に非力であるだけだ。
「あー眠い……」
キョン子が目をこする。
「キョン子、目真っ赤じゃない。どうしたの?」
ハルヒ達が心配そうにキョン子を見る。
「いや……愚弟を締め上げてたら、完徹寸前になって……。
石門に行った岡本さん、須藤に連絡したりして、割と寝てないんだよ……。」
「キョンを締め上げた?何でまた?」
佐々木の言葉に、キョン子が溜め息をつく。
「昨日サボった理由聞いたんだよ。……そしたら、またくだらない理由でな。
喜緑さんの彼氏……生徒会長な。あいつを締め上げて喜緑さんに仕置きされたんだと。」
本当に下らない。全員が下を見る。
「古泉、国木田、谷口、藤原も同様に仕置きされて、尻が腫れ上がっていたから、動けなくて休んだんだと。」
「谷口はわかるとして、何でまた古泉くんまで……」
「さぁな。朱に交われば赤くなるっていうし、大方愚弟や谷口あたりが何かそそのかしたんだろ。」
仲良いからな、あいつら。キョン子はそう言うと、芝生に寝転がる。
「あたしゃ少し寝とく。皆が来たら起こしてくれ。」
キョン子の言葉に、長門が口角を上げて言った。
「了解した。」
朝倉、ハルヒが天を仰ぐ。……キョン子の運命は、推して知るべし。
持参していたMP3プレイヤーを、インピーダンスの強いイヤホンに繋ぎ、耳許で『HELLOWEEN』の『The game is on』を流し……
キョン子に爽快な目覚めをプレゼントしたのであった。

「鼓膜を破る気か!」
「The game is on.(ゲームの始まり)皆が揃った。早く行くべき。」
「うまいこと言ったつもりか!」

キョン子が長門に手を引かれ、ミーティングルームに入る。そこには……ユニフォームの背番号に憮然とした朝倉がいた。
653『バッテリー』:2013/07/10(水) 15:12:12.48 ID:+zVXjVQN
「私が控えというのは、納得いきません。」
朝倉が森に問う。森はどこ吹く風といった表情で言った。
「そうね。……朝倉さん、あなたがキョン子ちゃんに劣っているからではない。それは確かよ。」
「では何故……」
「キョンくんが調査したけど、皆が丸裸にされている可能性が高いそうよ。
となれば、朝倉さんの配球パターンも読まれている可能性が高い。
となれば、高校では投げてない佐々木さん、そして彼女と相性の良いキョン子ちゃんのバッテリーが良い。そう判断した。」
「…………」
森の言う事に納得は出来る。しかし。尚も食い下がろうとする朝倉に、古泉が言った。
「朝倉さん。朝倉さんは本格派の長門さんしかリードした事はありませんよね。
……技巧派である佐々木さんのリードの仕方を、少し学んでみるのはどうでしょうか?」
「…………」
朝倉にしてみると、ピッチャーが多少荒れていようが、それを乗りこなすのがキャッチャーであり、ホームを守る事こそがキャッチャーの仕事。それが朝倉のキャッチャー像だ。
キョン子は、ピッチャーの良さを引き出し、気持ちよく投げさせて実力以上を出させる事を命題にしている。
なので長門はキョン子とバッテリーを組みたがる。
キョン子と朝倉に差があるとするならば、朝倉はピッチャーの能力依存型、キョン子は能力+α型である。
これは善し悪しあり、ピッチャーが自分に酔いやすいタイプならば、キョン子のリードでは滅多打ちに遭う場合もある。
佐々木、長門共に自制心の強いタイプだけにキョン子が上に見られる、という事も付け加えておく。
朝倉は引き下がったが……キョン子は冷や汗をかいていた。
「(あ、あたしゃ長門の球なんか受けたくないぞ……)」
キョン子が長門とバッテリーを組みたがらない理由。それは。長門からホームランを打った後に、何気無くバットを見たら……金属バットが凹んでいたのだ。
球速もさる事ながら、球威の凄まじさにキョン子は震えた。
「(でも、相性の問題ってだから、佐々木だよな。)」
楽観視したキョン子に、森は言った。
「佐々木さんが悪ければ、長門さんにスイッチするから。そん時はキョン子ちゃん、宜しくね。」
長門の目が輝き、キョン子の目が失望に歪む。
「佐々木○○。安心して打たれて。後ろには私がいる。」
「ありがとう長門さん。絶対打たれたくなくなってきたよ。」
女の戦いである。ハルヒは関われず退屈そうだ。
「あたしもピッチャーやろうかしら。キョン子に投げるの楽しそう。」
「才能の無駄遣いはやめろ、マルチプレーヤー。」
キョンが、やれやれと溜め息をついた。
654『バッテリー』:2013/07/10(水) 15:14:42.76 ID:+zVXjVQN
外野は二年生ズ。
「佐々にゃん、気楽にいくんだよ?」
センターは鶴屋。4番はハルヒに譲っているが、元々は4番。ハルヒに劣っていたというよりは、本人から4番を降りた。曰く。
「ハルにゃんなら、4番でもプレッシャーないっさ!あたしはプレッシャーあってねぇ。」
である。
「全力で盛り立てていきますよ!」
レフトはみくる。守備に少し不安はあるが……
「やるだけやりましょう。」
ライトは喜緑。……キョン、古泉をにらんでいるが……
内野。ファースト長門、セカンド橘、サードハルヒ、ショート周防。
「セカンドに打たせて下さい!絶対カバーするのですよ!」
気合い十分の橘。
「――――」
周防も佐々木に手を置く。この二遊間は、『タチクヨ』とまで言われる名コンビだ。
派手な守備の周防が目を引くが、橘の堅実な守備は二塁手ならば唸らざるを得ない。
阪中は控えだが……キャッチャー、センター、セカンドとどこでも守れ、足ならば誰にも負けない。
俊足が自慢のハルヒ、橘よりも早く、鉄砲肩のキョン子ばりに肩も強い、アスリートだ。
「橘さん、頑張るのね。」
そう言いながら、ちゃっかり古泉の横をキープしている。橘は全力で阪中を睨んでいるが……阪中はどこ吹く風といった表情だ。
「古泉。谷口が言っていたが、今日は実況がつくらしいぜ。」
古泉の横にキョンが行く。橘は笑顔、阪中は苦虫を潰した顔だ。ふ、とハルヒ達を見ると……
「「「…………」」」
絶対零度の視線に、荒れ狂う嵐のような視線に、破裂寸前の爆弾のような視線が阪中を襲い……そそくさ、と阪中は古泉とキョンの横を引いた。
「実況ですか?確か今売り出し中の小神あきらさんと谷口くんでしたね。
彼らだと……アメプロの実況しか思い浮かびませんねぇ。」
「JBLが小神あきらか。」
「試合そっちのけ聞きたくなりますね。」
あはは、と二人が笑う。
「藤原に国木田も来るみたいだし、試合終わったらまた皆でメシ食うか。」
「いいですねぇ。今日はせっかくですし、誰かの家に集まってお菓子持ち寄りましょうか。」
「いいなぁ。また皆で桃鉄やるか?」
「いたストや、Wiiパーティーもいいですよね。それは後程、皆で決めましょう。さて、今日も頑張りますか。」
フラグが折れる音が、鐘の如く鳴り響く。
佐々木、ハルヒ、キョン子、長門、橘、阪中、鶴屋が大地に手をつき……森が盛大に溜め息をついた。そして。

THE GAME IS ON.
試合開始となる。

To Be continued
655この名無しがすごい!:2013/07/10(水) 18:26:36.06 ID:vZdZIGmd
656この名無しがすごい!:2013/07/10(水) 19:04:35.16 ID:tFi9qGe+
新着レス数にびっくりだw

>>650おつおつ面白かった
佐々木さんの願い事が不明のまま進んでくのに違和感あると思ってたらそう来たか
『嫁さんくれ』『彼氏欲しい』はこないだの切実な人々を思い出したw

>>654久々ですな支援
表現明るいけど、恋愛苦手〜に負けず劣らずドロドロしてるなあ
657 忍法帖【Lv=37,xxxPT】(1+0:8) :2013/07/10(水) 23:22:41.25 ID:/+YKA5td
658この名無しがすごい!:2013/07/10(水) 23:23:58.00 ID:F0yOJiV4
>>650
いやいやGJものですよ。
自分はこのくらいの関係から進んでいく過程が好物です。
佐々木さんにはエンタメ症候群にどんどん感染していくのが鍵だと思っている。
そしてキョンが宣言通り佐々木さんを巻き込む機会が早く来ますように。

>>654
バッテリー久々やな。
書けるものから書けるのがいいと思います。まさに敬服もの。
659この名無しがすごい!:2013/07/11(木) 00:51:59.04 ID:+6ltfjrg
>>950
まったりした掛け合いの中に、好みのネタとフラクラが絶妙に混じる
この味わい、いいね。

>>652
ブライアントってレベルじゃねええええええw
660この名無しがすごい!:2013/07/11(木) 01:15:29.37 ID:gOAL4FFa
みなさんの作品を楽しく読ませてもらっています。いろんな佐々木さん&キョン
の世界が見れてとても楽しいです。
661『バッテリー』:2013/07/11(木) 03:32:35.07 ID:dQ9j6QhH
『They call us problem children』

試合前の練習。選手達が散らばる。
「…………」
食い入るように見るのは、キョンとキョン子である。
「あれがエースの牧瀬か。」
赤髪の少女が球を投げる。
「走ってるニャン。」
猫耳をつけたキャッチャーマスクを被った少女が球を投げ返す。
「並み……だな。」
「だな。」
一方の青髪の少女……泉は……
「みゆきさん、いくよー。」
「お手柔らかにー。」
…………
「スピードはあるが、荒れてるなぁ。」
「長門に較べれば遥かに劣るが……長門は怪物クラスだし、一概に言えんな。」
コントロールの牧瀬に、スピードの泉の二枚看板のようだ。
「さて、守備練習だ。」
あの時、岡部が言っていた通りのメンバーである。
特に目を引くのは、レフトのまゆりの怪物じみた身体能力の高さ。
「……レーザービームでノーバンのバックホーム?!」
あれだけの肩と守備範囲があれば、センターでもいい。身体能力だけなら、ハルヒや阪中に並ぶ。
「他は……センターもうまい。後はセカンドもやれる奴だが、橘には及ばんな。ライトも喜緑さんに比較すれば劣る。だが、足が速いな。阪中さんクラスだ。」
総合的には北高より格下。だが。
「あれが本当に素人軍団とすれば、とんでもない。全員が何か一つの武器を持つスペシャリスト集団だ。」
キョン子の言葉にキョンが頷く。
「(これで、データを取られて丸裸にされていたら、苦戦するかも知れんな。)」
相手の良いところより、自分たちの武器を考えるべきだろう。
「割とえげつない戦略をやってくるらしいが……対策はあるのか?愚妹。」
キョンの言葉にキョン子はニヤリと笑う。
「あたしが、何のためにわざわざ昨日完徹しかけたと思ってる?別にお前をいじくる為なんかじゃないぜ?」
キョン子の言葉に、キョンは呆れたようにやれやれとゼスチャーする。
キョン子のもう一つの特技。それは……

「キョン子!練習始まるわよ!」

去り行くキョン子の背中にに、キョンが言った。

「またバットで殴られても知らんぞ。」
662『バッテリー』:2013/07/11(木) 03:36:27.99 ID:dQ9j6QhH
石門高校のベンチでは、岡部がノートパソコンを弄っている。横には当然のようにダルがいる。
必要なデータを算出する為に、何も見る必要はない。そう言いたげな態度だ。
「態度悪いわねー……。あのコーチ。」
朝倉が毒吐く。
「朝倉、あれでもみくるちゃんや鶴屋さんと同い年みたいよ。」
「またまた。私を担ごうなんて、長門さんじゃあるまいし。あんな無精髭面が1級上なんてあり得ないわよ。あんな老けてるのに。」
岡部が突っ伏している。
「大体、白衣着て試合に臨むなんてコーチ以外ないわよ。キョンくんや古泉くんだってスタジャンと制服なのに。
30位かしら?世俗的な常識知らない奴って、いるものねー。」
啜り泣く岡部。ダル、フェイリス、まゆり達が慰め、牧瀬が指差して苦情を叫ぶ。
「あんたら、いくら岡部が老け顔で厨二病乙だからって、言い過ぎよ!」
「クリスティーナ!それじゃトドメだよ!トドメ!」
こなたが牧瀬を止める。
「「もうやめて差し上げろ(て)。」」
佐々木とキョン子が朝倉と牧瀬を止め……またもや因縁勃発である。
「案外普段大人しい朝倉さんが、実は結構な問題児なんですよねぇ……」
「一年生で問題児でないのは、阪中ちゃん位っさ……。」
「ああ見えて、周防さんも問題児ですからね……」
二年生達が頭を抱える。まともでない人材といえば、本日の解説もそうだ。
『練習試合。本日の解説は私、谷口と……』
『皆さん、おはらっきー☆小神あきらがお送り致します!』
『あきら様、番組が違……』
『あ゛?』
二年生達にしてみると、ほぼ毎日キョンや古泉絡みで一年生達が揉めるので、揉め事には案外慣れてしまった感もある。
その中でマイペースなのは長門と周防。
「エースは私……」
「エース――コック――好き――――」
「チキンラーメン……美味しい。」
「――チキン――今日の――解説――――」
いまいち噛み合わない会話をしながら、キャッチボールをする二人。ハルヒ達は石門高校ベンチ前で揉め、キョン、古泉がハルヒ、朝倉を引き離す。
『お祭りですねぇ、あきら様。』
『いやーん、あきら怖ーい☆』
喧嘩っ早いハルヒと牧瀬が揉み合う。
「次に頭を狙ったらただじゃおかないわよ!」
「やってみなさいよ、この(表記不可)!」
『誰か特別機動隊を呼んで、この狂人達をどうにかして!』
『漸く分けられました。……公式戦なら間違いなく没収試合ですね。この紙一重達は。』
藤原、国木田が恥ずかしさに頭を抱え……北高は練習時間を終えた。
「へん!データ取りたくても取れなかったでしょ!ざまーみろ!」
ハルヒが叫ぶ。
「練習時間削ってどうすんだ、アホ!」
ハルヒを引き摺りながらキョンが叫んだ。
「データを取るよりは、まとめる時間を取らせなかったといった風だよ!ああ、キョン、後で投球練習に付き合いたまえ!」
佐々木が恥ずかしさに頬を染め、頭を抱えながらベンチに戻る。

問題児軍団対問題児軍団。

「岡部さん、試合終わったら男同士で親睦を深めましょう……」
「そうするか……。」
疲れ果てた表情の岡部とキョン。乾杯はドクターペッパーだろう。
「……僕達が一体何をしたというのでしょう……」
「巡り合わせって、怖いお……」
古泉とダルもまた、賑やか過ぎる周囲に溜め息をついた。
663『バッテリー』:2013/07/11(木) 03:37:28.03 ID:dQ9j6QhH
両軍オーダー。
北高
1番ショート 周防
2番セカンド 橘
3番ファースト 長門
4番サード ハルヒ
5番センター 鶴屋
6番ライト 喜緑
7番レフト みくる
8番ピッチャー 佐々木
9番キャッチャー キョン子

石門高校
1番センター 鈴羽
2番セカンド ルカ子
3番ショート こなた
4番レフト まゆり
5番キャッチャー フェイリス
6番サード 萌郁
7番ライト みさお
8番ファースト かがみ
9番ピッチャー 紅莉栖

先攻は石門高校。

「「投球練習無しかーい!」」
キョンズが盛大に突っ込み、試合開始となる。

To Be continued
664この名無しがすごい!:2013/07/11(木) 06:10:30.09 ID:WBVeGdDM
支援ー
ボケばっかりで突っ込み大変そうだw
665この名無しがすごい!:2013/07/11(木) 18:10:49.76 ID:dQ9j6QhH
職場の先輩から、お姉ちゃんのお店で、酔った勢いでお姉ちゃんを口説いた話を職場のホールで衆目の元、大声で暴露され……えらい目に遭ったのですよ佐々木さん。
女性陣の熱い事情聴取に、女性は幾つになっても女性だな、と、久々に中学や高校時代を思い出したのです。
666この名無しがすごい!:2013/07/11(木) 19:13:31.65 ID:WBVeGdDM
幾度となくキョンとの関係を聞かれる佐々木さんの気持ちがよくわかったことでしょうw
667この名無しがすごい!:2013/07/11(木) 23:12:37.28 ID:dQ9j6QhH
>>666
それはもう……。
中学生頃の女子の集団リンチを味わった気分です。
なお女子中学生(40)(44)(42)(48)のもよう。

週末ネタ拾いを始めます。
先着2名様で
見たいシチュエーションをご記入下さい。
668この名無しがすごい!:2013/07/11(木) 23:44:56.26 ID:WBVeGdDM
>>667
痛いお姐さま方ですな…

ネタはキョンを誘って涼みに行くも、訪れる先々でキョンと親しい女性陣に出くわしてしまう佐々木さん

もう1つレス番が早ければ、オーメンで何かお願いしたかった
669この名無しがすごい!:2013/07/12(金) 06:25:31.30 ID:NbyAsON1
>>667
ネタにされ続けないことを祈ります
旦那は下戸+同僚数人が私の知り合い、ということもあってそういう色っぽい話聞かないです
加えてこの世で一番怖いものが『娘に嫌われること』という娘命のバカ親なんで……

お題は体温を低くした九曜さんに抱きついてるのをキョン達に勘違いされた佐々木さんで
友達以上恋人未満の状態で
670この名無しがすごい!:2013/07/12(金) 10:01:02.09 ID:sE73Wgr1
>>668-669
把握。

格好の弄りネタを提供したのですから、暫くは続くでしょう。
お姉様方曰く、私は可愛い弟らしいのですが……こうした感覚は女性特有ですね。
671この名無しがすごい!:2013/07/12(金) 19:10:31.44 ID:ntQ3fLNN
帰宅してすぐ水風呂に入ったのに、夕食終わったら汗かいてるのですよ
なんか勿体ない気分です佐々木さん
672この名無しがすごい!:2013/07/12(金) 19:39:35.83 ID:NbyAsON1
>>670
あー、なんか分かるかもしれない そういう男性時々いますわ
なんかいぢると楽しい、っていうんですかね? 愛情っていうより愛玩
男性にはそういうのないんですかね?

>>671
水風呂は体が低くなった体温上げようと頑張るから逆効果ですよ〜
で、そんな時にはミョウバン水です
作り方・使い方は長くなるんで薬局で聞くとして、汗止め・体臭消し効果は下手な制汗剤より効きます
ミョウバン自体コスパ高いし、洗濯のすすぎの時に入れれば部屋干しも安心
数年前職場に来る保険のお姐さんに教えてもらってから重宝してますよ
673この名無しがすごい!:2013/07/12(金) 20:27:50.49 ID:ntQ3fLNN
>>672
なんとΣ(゚Д゚;)ギャクコウカ…
ミョウバン水ですね、まずはググるとこから始めます
674この名無しがすごい!:2013/07/12(金) 23:12:06.38 ID:sE73Wgr1
>>672
ありますがー……女性のように一元的にまとめて見るのはないですね。
お姉様方「しっかり者の上司Aが長男、生意気なあんたが次男、お調子者の上司Bが末っ子。」
といった具合に。

>>671
私はお風呂の後に、メンソールの入ったローションを塗ってます。ひんやり感が良い感じです。
675恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/07/12(金) 23:28:43.82 ID:47GUrdGK
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 想い重ねてその4

 
 『無添加低温殺菌ジャージ牛乳100%、天然果汁のアイスクリン。参拝の後はこれだね!』
 店の前に並べられた、やたらと大きくアピールする幟は、客を惹きつけるのは充分な効果があるようだ。
 暑ささのせいもあって、客は多く並んでいたが、店員の手際が良いのか、次々とさばけていき、俺たちの順番になった。
 「どのアイスにする?」
 「旬の果物のアイスがいいね。僕は白桃のアイスを」
 「じゃあ、あたしはさくらんぼね」
 「私は木苺にしようかな」
 各自気に入ったアイスを選び(俺はブルーベリ―にした)、少し歩いて、参道沿いにある公園の芝生に腰を下ろ
した。
 その芝生のすぐ側に、相当な樹齢と推測される梛の木があって、それが木陰を生み出し、そよ風もあり、歩いて
いる時よりはいくらか涼しさを感じる。

 「美味しいアイスだね。想像していたより甘さ控えめで、さっぱりしているね」
 「大げさに宣伝しているから、逆に期待していなかったけど、いいじゃない」
 「とても美味しい」
 三人共、気に入ってくれたようで、奢った甲斐があったというものだ。
 
 アイスを食べたあと、しばらく俺達は芝生に座ったまま、ボーッとして、人の流れを見ていた。
 参拝客は途切れずに続いている。夜に短冊を燃やす七夕祭りのクライマックスまで、この流れは続くのだろう。
 ”そういえば、皆どんな願い事を書いたのかな?”
 俺の小市民的な願いみたいなことは、何となく三人とも書かないような気がするのだが。
 ”いずれにしろ、皆の願いが叶うといいな”

 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------

 短冊に願い事を書いてみた。こういうことをするのは久しぶりだ。
 キョン。
 少しづつ彼と私の距離は近づいていく。ゆっくりと、それでも確実に。
 ”キョンと親友になれますように”
 とりあえずは、まずここが目標。もっとキョンと話したい、遊びたい、いろいろ学びたい。
 楽しい気持ちにさせてくれる、キョンといられる時間をもっと増やしたい。それが、今の私の願い。

 ------------------------------------------------------------------------------------------------------

 さっき、参道で、思わずキョンの手を握ってしまったのだけど、大きくて、力強さを感じる”男の子”の手だった。
 身長は結構あるし、体もほどよく引き締まっているのは見れば分かるのだけど、思いがけない力強さに少し驚く。
 この年になれば、異性に関して、ある程度の知識はある。”恋愛は精神病”なんて言っていた、ガキみたいな頃とは
違う。異性に対する、本能的な部分から来る感情。
 ”キョンは男の子”
 当たり前だけど、それは当たり前ではない。
 異性を意識する。言葉ではなく、本能であたしはそれを理解したのだ。
 
 
676この名無しがすごい!:2013/07/12(金) 23:53:16.21 ID:5QUiJydG
なんと孫六
677この名無しがすごい!:2013/07/12(金) 23:57:57.53 ID:ntQ3fLNN
しえ
長門の願い事はどんなんだろね

>>674
シャンプーにはメントール入ってるの使ってます
夏場使うのは初めてですがなかなか良いですね
678この名無しがすごい!:2013/07/13(土) 00:19:27.67 ID:Vy7hjBxP
女の人が男の人にかわいいと評することは仲いい間では結構あるようだけど、
いまだに使われる基準がわかんないや。

国木田あたりは見た目で可愛いと言われそうだが、キョンは言動でそのように言われそう。
佐々木さんがそんな風にいうことはあるのだろうか。
679『ふらくら時間7』:2013/07/13(土) 01:36:27.49 ID:oP5LnYTx
初夏を通り抜け、一気に夏の盛りとなる。
「こう暑くては、何もやる気がせん。」
「全くだよ。」
たまたま駅で出くわした親友。親友はアイスなどくわえている。
「一口貰えるかい?」
「やれやれ。半分くれてやるよ。真ん中から折れるタイプだしな。」
御礼を言い、ベンチに座る。太陽に照りつけられたベンチは、それだけで不快感満点だ。
「早く秋にならんかね。こうも暑くては溶けてしまう。」
「生きながらにして腐る感覚だね。このベンチに座っているだけで、鉄板焼の牛のような気分だよ。」
「連中は死んでるだろ。どちらかというと、魚だろうな。ああそういえば、渇く夢というのは、性的な欲求不満らしいな。」
「ある意味、人魚姫だね。人魚姫とのお別れの時、キミが王子様なら何と言う?」
親友は少し考え込み、答えた。
「じゃあな、また……かな?それか何も言わんか。何れにせよ、その状況にならんとわからん。」
「そうかい。春の件で想像はついていたが。」
その問題は、恋人との別れの言葉だ。橘さんの回答も知ってるけど、知らないほうがいいかもね。彼女とお付き合いする人は、背中に気を付けてとしか。
「……こう暑いと涼みに行きたくなるな。」
「ならば、夕方に山手へ行くかい?散歩するには良いだろう。」
「だなぁ。……なら、夕方まで時間潰すか。佐々木、時間はいいのか?」
「自主休校だよ。たまには頭を休めたい。」
夕方まで時間はあるし、デートと洒落こむかね。
私の人生にも一度位、いいことがあっていいだろう。十把一絡のカップルじみた時間があってもバチは当たるまい。
「図書館で涼んでから、近くで買い物して、駅前でバスに乗って山手に行くか。」
「それでいいよ。」
普遍的なカップルに見えるかしら?私はキョンの隣を歩こうとした。
「おや、あなたは。」
「佐々木さん!奇遇なのです!」
……ら、いきなりの邪魔が。古泉くんに……橘さん……
「図書館ですか。僕達も行きますか。」
「行きましょう、佐々木さん!」
……図書館への道中、私は橘さんに捕まり、キョンは古泉くんと仲良く話していた。
……私みたいなろくでなしが光を掴もうだなんて思ったら、痛いしっぺ返しが来るんだね……
「佐々木さん達とダブルデート出来て幸せなのですよ!」
橘さんの満面の笑みが眩しい。……眩しいのよ、あなたは。
肩を落としながら入った図書館には……
「…………」
「長門?奇遇だな。」
うん、知ってた。……もう涙もとっくに枯れ果てた。古泉くん、長門さん、キョンが談笑に興じる中、本日数回目の溜め息。
肩に手を回してきた橘さんの手背を捩り、私は気になる本を手に取って読み始めた。
680『ふらくら時間7』:2013/07/13(土) 02:31:43.30 ID:oP5LnYTx
「……どうしてあなた達までついてくるの?」
図書館で涼んだ後、何故か長門さんまでついてきた。
「ダブルデートなのですよ!」
「私という個体は、佐々木○○の監視が必要だと判断した。」
キョンは変わらず古泉くんと談笑してるし……こっちはこっちで暑苦しい+絶対零度の視線だし……ああ、ついてない!
「佐々木、雑貨を見に行かないか?古泉が森さんから頼まれたものがあるらしくてな。」
「構わないよ。」
好きにしてくれ。橘さんが古泉くんを問い詰めに行った今がチャンス……
「……」
「……長門さん?どいてくれないかな?」
キョンの隣に行こうとしたら、長門さんがブロックしてきた。
「嫌。」
「…………」
やれやれ、とゼスチャーするキョン。長門さんをはさんでも会話は出来るから、まぁいいか。
彼女は幼いからね。エディプス・コンプレックスもあるだろう。逆らわないほうが無難だ。
「雑貨は何を見るんだい?」
「アジア系の小物みたいだな。森さんが好きなんだと。」
ほう。アジア系か。中東あたりの小物なども面白そうだが。
「ペルシャ絨毯なんかも小物になるのかね。」
「値段が違うよ。しかし小物などの調度品はセンスが出るよね。僕もインテリアに何か買うかな。」
キョンとお揃いの品物も悪くない。ここは古泉くんに感謝だね。
雑貨屋には……
「――――」
…………懐かしい顔がいた。
アジアンテイストな店内。下品なお香の香りが揺蕩い、極彩色の布地の色が異国情緒を漂わせている。
「……」
「――」
長門さんと周防さんが、キョンにべったりとくっつく。期待はしていなかったが、こうも予想通りだと泣けてくるね。
いや、涙も枯れ果てていたよ……
日本の昔の物も売ってあり、少し気になった根付を買っておいた。
「(渡せたらいいんだけど。期待はすまい。)」
本日の私の運勢は、恐らくは大殺界だ。笑え……笑えよ……と、声がする位。
古泉くん達と別れ、駅前へ。
「トラブル尽くしだ。」
キョンが溜め息をつく。それは私のセリフよ。
「山手までバスで30分位だし、少しバス停で話すかい?」
「だなぁ。」
私達は、駅前のバス停へと歩き始めた。……本日の私の運勢は大殺界。
嫌が応にもそれを理解した。いや、させられた。
言っただろう?ろくでなしが光を掴もうと思っても、しっぺ返しを喰らうだけだって。
バス停に腰を下ろした私達の前に、ふんぞり返った人影が立ちはだかる。
私達はその人物の顔を見て、盛大に溜め息をついた。

「あんた達、二人で何してるのよ!」

涼宮さん……。
涼宮さんは、夕涼みの話を聞くと参加を表明。バス代は当然の如くキョンだという。
キョン、いい顔になったね。僕と一緒に地獄に堕ちるかい?
681この名無しがすごい!:2013/07/13(土) 02:33:55.77 ID:oP5LnYTx
一旦ここまで。
682この名無しがすごい!:2013/07/13(土) 02:57:00.12 ID:c4kU5rS2
あまりの境遇に涙を禁じ得ないのですよ・・・
683この名無しがすごい!:2013/07/13(土) 05:43:27.81 ID:bCYzyGjx
あはれ(;∀;)佐々木さん
684この名無しがすごい!:2013/07/13(土) 09:18:31.29 ID:0YKO82x6
こんばんは
685『ふらくら時間7』:2013/07/13(土) 09:42:09.98 ID:oP5LnYTx
山手に着き、涼宮さんが走る。
この人は神様だと言ってたけど、実は貧乏神とかそっちの神様じゃないかしら?
先回って人を不幸にするなら、それはもう勤勉でなければなるまい。そして彼女は勤勉さでは図抜けている。
「(どちらにせよ、漸く二人きりか。)」
山手から高台まで10分位の散歩道だ。多くは望まない。望まないから……
「少し空気を読もうか?」
「わたぁしは空気読めますぅ!」
ニッコリマークの眩しい、渡橋泰水ちゃん。確か彼女は涼宮さんの願望だと言っていたよね。
「キョン先輩〜!」
「暑い!寄るな!」
この自作自演劇場。茶番劇に付き合わされて散々な気分になりつつ、高台についた。
渡橋さんはいつの間にかどこかに行き、やっと二人きりだ。
「(さて。邪魔が入らないうちに根付を渡すか。)」
色気もクソもない。だが邪魔が入らないうちに……。キョンを見ると、キョンは疲れはてたように高台からの景色を見ている。
「……ハルヒに渡橋まで来るとは……」
高台の椅子に座り、キョンがぼやく。
「せっかくのお前との時間だったが、乱入ばかりだったな。」
キョンが溜め息をつく。……これは……!
「なぁ、佐々木。聞いていいか?」
「なんだい?」
「今日、山手までわざわざ来た理由だ。」
男だけに、こうした事をされたら勘違いする。そうでないならこうした事は、とキョンが宣うが……
「(僕が気にならない異性と、こうして出掛けるわけがないだろうが!)」
一発殴ってやりたかったが、ここは広い心で我慢する。
「……俺は、本当は期待していた。邪魔ばっか入って、どーしようもなくグダッたけどよ。」
よし、最早言葉はいらぬ!ただ口唇を交わすのみ!世紀末覇者の如く!

「(みくる、もう少し詰めるっさ!)」
「(鶴屋さん!あんまり押しすぎ……ふええ!す、涼宮さん落ち着いて!)」
「(離して!鶴屋さん!)」

キョンが盛大に溜め息をついた。私もだ。
「出てこい、ハルヒ。鶴屋さんに朝比奈さん。」
草むらから、ガサガサと音がする。そこから、三人の美少女が。
「いやー、みくると散歩して高台でおしゃべりしてたら、キョンくんと見知らぬ女の子が来てねぇ。」
「涼宮さんが般若みたいな顔をして、キョンくん達に向かって行こうとして……」
「……鶴屋さんに足引っ掛けられて、草むらに引き摺りこまれたのよ。」
ナイスガッツ、鶴屋さんとやら。せっかくなら、最後まで出なければ尚良かった。
キョンが涼宮さんからドロップキックを喰らい、本日は恙無く終了した。
後日談は言わなくてもいいよね。平行線だよ。良い雰囲気で邪魔が入りまくる状態さ。根付も未だに私の鞄にあるわ。
ただ、キョンの気持ちが知れただけでも、少しは報われたのかしら?
……何れにせよ幸福は小さじ一杯なんだけどね……

『ふらくら時間〜♪』

END
686『太陽のジェラシー』:2013/07/13(土) 11:31:55.88 ID:oP5LnYTx
暑い。今日もまた太陽は良い仕事をしている。日焼け止めに余念のない私と橘さん。
「こんな暑いと、化粧も流れるのですよ!」
「マスカラ塗ってると悲惨だよね……」
日焼け止めを塗った後にウォータープルーフ。世の男性が憎らしいよ、全く。
特にこんな暑いと、汗をかいて化粧も流れやすく、更には化粧や日焼け止めで汗腺を塞ぐから染みや黒ずみの理由にもなりやすい。
「むう。……あの現地人はなかなか……肌の露出も良いな。」
暑苦しいから黙れ、未来人。
「――――」
そんな中、黒づくめながら涼しげな宇宙人が。
現在、摂氏36度。見ているこっちが暑苦しい冬服の周防さん。
「あああ!んんっ、もう!暑苦しい!脱ぐのです!」
橘さんが服を剥きにかかる。まぁ、当然だけど……。あなたがやってなければ、私がやっているよ。
暑くてたまらない中、より暑苦しくなるのはゴメンだ。
「…………」
周防さんの服を半脱ぎにさせた橘さんだが、橘さんは恍惚の表情を浮かべ、周防さんに抱き付いている。
「ひやっこいのですよ〜……」
「――――」
化粧が移るのも構わず、周防さんに頬ずりする橘さん。
「……何かしてるの?」
私の声に周防さんは……
「冷房――25――度――」
とだけ答えた。
「失礼。」
周防さんの身体に触ってみる。……これは……
「ひんやりとしていて……柔らかくて……気持ちいい……」
橘さんが顔を占拠しているので、私はお腹を占拠してみた。
「――卑猥――」
外気と体温と10度以上差があるのだ。気持ちよくないはずがない。私達は周防さんを公園の芝生の日陰に連れて行き、衆目の下にも関わらず抱き着いていた。
未来人?さあ?そこらへんで油売ってるんじゃない?
「周防さん、私の首筋に手をやって。」
「――こう?」
「うん……上手……」
のぼせた頭に通う血が冷やされていく。
「気持ちいいのです……」
橘さんも同様だ。……さりげなく手背で私の胸を触らないで欲しいんだが。
「――――」
周防さんが何か呟く。蚊が不快だったらしく、シールドを張ったという。
「…………」
「…………」
蚊の心配もなく、風が心地好く髪をくすぐる。ひんやりとした感触に包まれ、私達は周防さんの腕枕のもとに眠った。

……と、まぁ……こんな他愛ない話だったんだけど……
次の日、出会った親友から言われた言葉。
それは、少なくとも私にとって……ちっとも笑えない話だった。

「親友、お前がどんな性癖でも俺はお前の親友だからな。」
「キミは何を言っているんだ?」

意味がわからないし、第一笑えない。
687『太陽のジェラシー』:2013/07/13(土) 12:10:48.88 ID:oP5LnYTx
「佐々木さん、性癖は自由よ!人はもっとフリーダムにあるべきだわ!」
「あなたが何を言いたいかさっぱりよ。涼宮さん。」
「んっふ。……僕は応援しますよ?」
「その前に病院に行ってはいかがかな?頭の。」
「…………」
「ふええ〜ん……。怖いですぅ〜……」
だから、何が……。喫茶店の椅子に座り、キョンは混乱する私に言った。
「公園で、橘と一緒に周防と抱き合ってたんだろ?」
……はい?
「誰がそんな事を?」

「「「「長門(さん)(有希)。」」」」

私は長門さんを見る。長門さんは……誇らしげに頷いた。
「私はレズビアンじゃないわよ!」
仮面も何もなく叫んだ。あんなつまらん話で誤解されてたまるか!
「佐々木さーん!昨日の周防さんの話ですが……」
ああああ!最悪のタイミングだ!
「やっぱり!でも大丈夫よ!私は差別しないから!」
ぐっ、とサムアップする涼宮さん。……私がレズビアンだって、彼女の中で確定してるわけ?
キョンはつまらなそうに外を見ている。そのキョンに古泉くんが異常接近……
「耳許で息を吹き掛けるな、暑苦しい。顔が近いんだよ気持ち悪い!」
「つれませんねぇ。そこがいいのですが。」
……鳥肌が止まらない。
「見ての通り、我がSOS団の副団長はホモセクシャルよ!」
「んっふ。」
「ごめん。何を言いたいかさっぱりだわ。」
頭が痛くなってきた。何故わざわざ性癖のカミングアウトが必要なのか。全く理解出来ない。
橘さんは目を輝かせている。
「佐々木さんが私と同じなら、最早隠す必要などないのです!」
橘さんが飛ぶ……器用にも下着姿で……。服は足元。ここまで来ると変態の領域だ。
「あれは、ルパン脱ぎ!」
涼宮さんが驚愕の目付きで叫ぶ。
「僕ですらルパン脱ぎは出来ないというのに……!」
いや、そんなのどうでもいいから助け……
横から私は強い力に引っ張られた。
「ブグェ!」
ソファーに頭から突っ込んだ橘さんが気を失う。……慌てて服を着せてやる朝比奈さん……優しいね、彼女は。
「……少し佐々木と話してくる。」
手を引いたのはキョンらしい。有無を言わせず、キョンは私の手を引いて喫茶店の外に出た。
688『太陽のジェラシー』:2013/07/13(土) 12:48:40.07 ID:oP5LnYTx
「……話を聞こうか。あいつらがいたんじゃ、延々脱線しちまう。」
日陰に行くキョン。私もそれに倣う。
「聞けばつまらない話だよ。」
私は公園の顛末を言った。
キョンは、やっぱりか、という表情をしている。
「……おかしいとは思ったんだよ。お前がそうだったら、俺に言わないはずがないからな。」
「ほう?随分な自信だね、親友。」
確かにその通りだが、言の葉に乗せられると流石に照れる。
「とんだ枯れ尾花だ。」
キョンは、やれやれとゼスチャーすると言った。
「西アジアや緯度の高い所では、熱帯夜には人と抱き合って寝るそうだ。」
「体温より外気が高いからかい?」
「その通りだ。だから、あまりおかしい事ではない。
……それと似た事だとハルヒには説明しとく。」
お前がレズビアンになられても困る。そう付け加えながら。
「(……ん?)」
私がレズビアンになられても困る?
「それはどういった意味でかな?親友。」
「さぁな。」

追いかけて。逃げるふりをして。捕まえて。そっと。

「くっくっくっ。暑さも悪くはないね。」
「汗だくで抱き合って寝るのがか?……ったく。」
キョンは忌々しそうに太陽を見ると、一言呟いた。
「前から嫌いだったが、余計に嫌いになったぜ。」
その言葉が可笑しく、私はついからかいを入れてしまう。
「ほう。太陽だけに妬ける、と?」
「山田くーん!座布団持っていってー!」

真夏の白昼夢。

喫茶店では同じように体温を下げた周防さんに、涼宮さんに朝比奈さんがくっつき、同じネタでからかったら古泉くんが大変な事になった。
まぁそれはどうでもいい話かな?
未来人は不良に絡まれて殴られ、焼けたアスファルトに土下座していたらしいけど、更にどうでもいい話だね。

藤原「汚してやる!太陽なんて!」

END
689この名無しがすごい!:2013/07/13(土) 13:00:15.07 ID:oP5LnYTx
少し報われるけど、基本的に散々な佐々木さんにしてみました。
私が書くと『橘京子』と、『きょこたん』は全くの別人になりますね……。『ふらくら時間』は橘京子、『太陽のジェラシー』はきょこたん。
『ふらくら時間』は、ナンバリング通りに7人のお邪魔虫。きょっこ団大暴れでも良かったんですが、せっかくなのでオールキャラ。
『太陽のジェラシー』は、ある意味、藤原がみんな持っていきましたねw


リクエストありがとうございました。今回も楽しんでやりました。次は報われる佐々木さんを書ければw
690この名無しがすごい!:2013/07/13(土) 14:16:33.94 ID:bCYzyGjx
おつおつどっちも面白かった!

報われる佐々木さん…キョンの方から何かアプローチ?
691この名無しがすごい!:2013/07/13(土) 21:15:13.74 ID:bCYzyGjx
お昼のうちにフィルター掃除&15分ほど送風運転して、今日からエアコン解禁!……の予定なのですよ佐々木さん
692この名無しがすごい!:2013/07/14(日) 00:49:22.82 ID:1GV6RriC
>>689
乙です
世間様が飽きたからといってそう簡単にキャラの性質変えてたまるか、というのが私の信条
そんな理由で私が書くキョン好きの女性陣は学生の間は恋愛に関して基本的に報われません
そういう訳で報われない学生佐々木さん大好物です
693この名無しがすごい!:2013/07/14(日) 17:05:28.02 ID:NAW9IOyk
週1で、地域のおじさま達にギターを教えるようになったのです。
まぁ紳士共の交流の場になればと思い、OKしたのですが(顔が広くなると煩わしい反面、何かと便利ですし)……
一つだけ不満があるのですよ佐々木さん。

私はベーシストなのです(泣)!
694この名無しがすごい!:2013/07/14(日) 17:16:48.90 ID:+q2oTN7N
両方全く無知の人から見たら、ラグビーとアメフトの見分け方とどっちが難しいのでしょう
695この名無しがすごい!:2013/07/14(日) 21:01:18.59 ID:AmSGVQoz
>>694
空手と柔道も服が同じだから見分けつかない
696この名無しがすごい!:2013/07/14(日) 21:39:09.51 ID:+q2oTN7N
囲碁と五目並べ……は、流石にわかるかw
697この名無しがすごい!:2013/07/14(日) 23:33:52.51 ID:eBBgB+6+
始まる前のボクシングとプロレス
698この名無しがすごい!:2013/07/15(月) 01:05:56.46 ID:27BDx1cJ
フットボールというのは、世界的にはサッカーだが、アメリカではアメリカンフットボールのこと
699『バッテリー』:2013/07/15(月) 14:56:44.42 ID:DPp1Lpf4
『問題児と実力者』

投球練習は、三球。
「恨むよ、涼宮さん!」
「うっさいわね!サードに打たせなさいよ、守ってあげるから!」
「上から目線かよ、バカが!」
佐々木、ハルヒ、キョン子が言い合う。橘は溜め息ながらに言った。
「喧嘩するほど仲がいいのですよね、佐々木さんに涼宮さんは。」
「――親友――」
「「そんななわけあるか(ないわ)!」」
佐々木とハルヒの二人が盛大にツッコミ、キョン子が溜め息をつく。投球練習が終わり、試合が始まる。
『一番。センター。阿万音さん。』
「…………」
左打席に立ち、スタンスは普通。イップスが知られているならば、クローズドスタンスで来るはずだ。
「(という事は、イップスは知られていない。)」
佐々木は初球にカーブを要求する。しかし、キョン子は首を横に振った。キョン子の要求は……
「ど真ん中、ストレートだ。」
ベンチでスコアを取りながらキョンが呟く。
「やはり、ですか。」
古泉も朝倉も森も頷く。わからない、といった阪中に、森が言った。
「佐々木さんがピッチャーとして戦うには、ストレートが必要となる。ライズや変化球を活かすにはストレートが不可欠なのよ。」
「大胆なリードよね。私なら初球はカーブから入るわ。」
打ち気満々の鈴羽。打ち気を削ぐには変化球が一番だが……
「復帰戦のマウンド。キョン子さんは彼女にメッセージを送ったんでしょうね。」
「ああ。『打たれても逃げるな』とな。」
イップスという地獄を彷徨っている佐々木。その地獄から引き摺り出そうというキョン子。
「(やはり、キミは僕の最高の恋女房だ。)」
佐々木の目から迷いが消える。
初球。ど真ん中のストレート。
「好球必打ってね!」
鈴羽がフルスイングし、振り抜く。サードに痛烈な当たりが飛ぶが……
「よっと!」
ハルヒが軽やかにボールを捌き、一塁へ。本職はセンターだが、内野の守備もかなりのレベルだ。
類い稀な身体能力と、優れた判断能力。天才にして天災。それが涼宮ハルヒである。
ボールが長門のグラブに収まり、アウトが宣告される。
「綺麗なプレイなのね。」
阪中が、うっとりとハルヒを見た。
「もう少し性格がまともなら、どこに出しても恥ずかしくない、最高の選手なんだけど……」
「まぁまぁ。」
森が溜め息ながらに下を見る。ハルヒの問題児っぷりは有名だ。ここまで凄い選手でありながらどこも獲得しなかったのは、性格的に扱いづらく、奇行癖があるからだ。
奇行といっても、行動には理由があるのだが。例を上げれば。
横柄な先輩からパシリを頼まれ、「あたしはあんたの命令は受けない。」と言いビンタ。
チームメイトが怪我させられた報復に、キャッチャーに殺人タックルを見舞った事も。
重戦車のように力強く、シルクのように繊細。剥き出しの神経の束のような選手だ。
北高では仲間に囲まれて安定しているが、東中時代は完全に問題児でしかなかったハルヒである。
「ワンナウトー!」
ハルヒが声を出し、俄に活気づく。
『お仕置きに納屋に閉じ込められた事は?』
『彼女のお仕置きはお断り。』
700『バッテリー』:2013/07/15(月) 15:04:42.62 ID:DPp1Lpf4
二番打者が打席に立つ。
『二番セカンド、漆原く……』
『あきら様!』
『あ!……コホン。漆原さん。』
アナウンスに、キョン子が妙な顔をした。目鼻立ちは佐々木に似ており、女性だろうが……
「(……でっけー構えだな、おい……)」
構えが違う。そして、股間にファウルカップを入れているのか、股間の膨らみが気になる。
「(一球ストライクゾーンからボールに外せ。何かヤバい予感がする。)」
「(OK。)」
キョン子のサインに、佐々木が頷く。インコースから外れるボール。ルカ子は強振し……
古泉とキョン、岡部とダル、観戦に来ていた国木田と藤原、放送席の谷口が内股になり、顔をしかめた。

自打球が跳ね上がり、股座を突き上げたのだ。
女でも痛いが、男のそれは想像を絶する。男に生理痛の辛さが理解出来ないよう、女にこの痛みの解説は出来ない。
『痛い痛い……!』
谷口の声が震える。
『またオーバーな。うざいわよ谷口。』
『わからないならわからなくていいですよ、あきら様。これは男にしか……』
その言葉にキョン子の眉が動き、タイムをかける。
「愚弟!古泉!介抱して差し上げろ!」
その言葉に、石門高校のベンチから岡部達が走る。
「これはいかん!マイフェイバリットライトアームよ、担架だ!」
慌てふためき、岡部とダルがルカ子を抱えて走り去る。選手交代として、高良みゆきを代打に告げ……キョン子は溜め息をついた。
「ちょっと、何よあれ?」
ハルヒの言葉にキョン子が言った。
「あいつ、男だ。昔、愚弟の股座を蹴飛ばした時に似たリアクションをしてな。よもやと思い、カマをかけたら……」
「……ふ、不思議過ぎてついていけない……」
ハルヒ、佐々木、橘、周防が天を仰ぎ……
「あなたの蹴りで彼が不能になっていたら、私がこの身体で治す。」
頬を赤らめた長門の爆弾発言に全員が叫んだ。
「「「「おいいい!」」」」
『ジョージ・マイケルの歌のように、石門高校は『信じて進む』のみですね。』
『あんた好みの男の歌?もういい加減にしなさいよ。』
『俺は男は嫌いです、あきら様。』
『あんたの御両親が不憫でならないわ。』
みゆき、こなたを連続三振に切って取り、佐々木は順調な滑り出しを見せた。
「ナイスピー。」
キョンがタオルと飲み物を佐々木に渡す。
「ありがとう。」
佐々木がタオルと飲み物を受け取る。何事か話そうとした佐々木だが……
「キョン!あたしも!」
「タオルと冷たいお茶を、至急要求する。」
「ああ、ったく。少し待ってろ!」
あっという間にキョンは去った。キョン子が意気消沈した佐々木の肩を叩く。その気遣いが逆に辛い。
「はい、橘さん。タオルとお茶なのね。」
「ありがとうなのです。」
橘は橘で、阪中の用意したお茶をにこやかに捨て、新しい紙コップに自分で注いだ。舌打ちをする阪中。
「(ふ、不穏だ……!)」
キョン子が古泉を見る。古泉は周防に森からの指示を伝えていたのであった。
知らぬは当人ばかりなり。チームメイトでも色恋沙汰ならば容赦しないのが、北高らしい……。試合は二回を終わり、結局無得点。
「いやらしいわね、あのピッチャー。」
凡打に終わったハルヒが毒吐く。
「(やっぱりデータは筒抜けだったか。)」
キョンが険しい顔をしつつ、回は三回に進む。

To Be continued
701この名無しがすごい!:2013/07/15(月) 15:34:51.57 ID:vzu+qxt8
しえしえ
相変わらずギスギスしとるなww
702この名無しがすごい!:2013/07/15(月) 20:38:27.67 ID:vzu+qxt8
佐々木さんちのカルピス希釈割合はどれくらい?
703この名無しがすごい!:2013/07/15(月) 22:17:19.53 ID:+/XPMmbm
キョンからカルピスは飲むかと聞かれて
間違った方向に想像してしまい赤面して焦りまくる佐々木さんと
まったくそんなつもりはなくどうして佐々木さんが焦っているのか
まったくもって気づきもしないキョン

そして例によってそんなキョンを見てため息をつく周囲。

というところまで幻視。
704この名無しがすごい!:2013/07/15(月) 23:26:48.17 ID:vzu+qxt8
>>703
その(偏った)妄想力、アンタ蒸れたレインコートの人だろwww
705この名無しがすごい!:2013/07/16(火) 08:50:40.90 ID:Jk7l4igM
>>703
その後いろいろあって最後は罰ゲームとして原液500ml一気飲みさせられるわけですね




藤原が
706この名無しがすごい!:2013/07/16(火) 18:23:06.00 ID:pfDx4nLj
オチ要員としての藤パンの使い勝手は素晴らしい
707この名無しがすごい!:2013/07/16(火) 20:02:40.83 ID:F0pMBIgs
健全なシスコンのキョンと不健全なシスコンの藤原ってフレーズが浮かんだ。
708この名無しがすごい!:2013/07/16(火) 22:09:51.39 ID:7pRROTbB
>>707
姉妹のぱんつが落ちてました。
キョン「どうしようもない奴だ。」
キョンは妹のぱんつを洗濯籠に入れました。

藤原「ど、どうする!規定事項にない……!という事は僕の裁量次第か!」
藤原はみくるのぱんつをポケットに入れました。

おまけ。

佐々木のぱんつが落ちてました。
橘「こ、これは佐々木さんの……!」
橘は佐々木のぱんつを額縁に入れ、自分の部屋に飾りました。
後にバレてきつくお仕置きされたとさ。

めでたしめでたし。
709この名無しがすごい!:2013/07/16(火) 22:52:29.64 ID:pfDx4nLj
>>708
キョンでもみくるのパンツ手に入れたら、さすがに行動も入れ替わると思うぞw

きょこたんは平常運転(´ω`)
710この名無しがすごい!:2013/07/17(水) 00:03:07.21 ID:EvlrNpy2
>>704
チガウヨチガウヨ、ホラ、末尾ガ違ウジャナイカ
僕ハソンナ紳士ジャナイヨwww

>>705
いいじゃないか。
・・カルピスウォーターをさらに希釈したものを飲まされて切なくなるよりは。
711この名無しがすごい!:2013/07/17(水) 00:20:53.27 ID:PqTY6bhD
「カルピスは、カウ・ピス」と発音が似ているせいもあって、
アメリカでの販売ではそうとう苦労したそうだよ。
まあ普通わざわざ”そういうものを連想する”飲料とか飲もうとは思わないだろうしね。
カルピスのシンボルマークが黒人だったり、
あの企業は意図して米国を挑発しているのかと時に思うことがあるよ。
くっくっ。
712恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/07/17(水) 01:37:38.66 ID:HO0jzV6s
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 想い重ねてその5

 
 いよいよ夏本番で、猛烈な暑さと強い日差しが照りつける中、あたしは買い物に出かけていた。
 自分の買い物ではなく、父親の友人にお中元で送るお酒を注文してくるよう、母親に頼まれたのだ。
 ”でもついでだし、雑貨屋に寄ってこうかな”
 最近駅中にオ-プンした、北欧系の雑貨を中心に揃えるお店は、目下のところあたしのお気に入りで、
ついこの間も橘さんと一緒に放課後に寄り道したのだ。
 ”まずは先に家の用事を済ませないといけないのよね”
 この辺で一番品揃えが良く、県下でも有数の酒屋さん。近所の人や飲食店の利用も多いお店。
 『橘酒屋』の看板が見えてきた。

 「いらっしゃいま・・・あれ、阪中さん?」
 お店のレジにいたのは橘さんだった。休みの日は(全部じゃないけど)、橘さんはお店の手伝いをしている
ことが多い。配達もしているそうだ。
 「お使い?」
 「そうなの。母親に頼まれて。白鷹と浜福鶴、小鼓の純米酒とか言うお酒はある?4合瓶で、とか言ってたけ
ど」
 「その三本だったら、ちょうどあるわよ。少し待っていて」
 そう言うと、橘さんは店の奥に行き、すぐにあたしが母親に頼まれたお酒を持ってきた。
 「お中元?」
 「うん。父親の友達に贈るんだって。ここで発送とか出来るよね?」
 「できるわよ。住所の控え、ある?」
 スマートフォンの画面に、母親が入力した送り先の住所を表示する。それを見て、橘さんがお店のパソコンに
情報を入力していく。
 「今日中に発送するから、明日には届くと思うけど」
 「ありがとう。ゴメンネ、いろいろ手間かけさせて」
 「とんでもない。ご利用、ありがとうございま〜す」
 橘さんの口調が少しおかしくて私は思わず笑ってしまった。

 「すいません」
 次のお客さんが来たようだ。私は邪魔にならないように、レジから離れた。
 「このお店に、『マルスモルテージ 3プラス25 28年』というウイスキ―はあります・・・・・・おや?」
 そのお客の声と顔を見て、あたしは驚いてしまった。
 それは、橘さんも、そして相手も同じだったに違いない。

 「古泉さん?」
 「橘京子さん、でしたね。それと阪中佳実さん」
 古泉さんとは、あの合コン以来、会ってはいない。そういえば、(谷口君が不思議がっていたけど)あれ以来
サ-クルSOSによる合コンは、一度も開かれていないそうだ。
 「覚えていてくれていたんですか?」
 「ええ。お二人共、印象に残っていましたので」
 爽やかな微笑みを浮かべながら、古泉さんはそう言った。
 
713この名無しがすごい!:2013/07/17(水) 02:29:32.84 ID:e7MzLYSa
>>711
実際にアメリカ進出の際ひと悶着あったみたいですね
向こうの表記が『CALPICO』だったので最初「なんじゃこりゃ」って思いましたもん

>>712
またひと波乱の予感がしますな
それにしても古泉君、そのモルトはもう生産終了してますがな もう長野の本店にすらないのに
世界最高賞受賞&生産限定の逸品がそこいらの酒屋にあったらビビりますよ
つーか私が買う!
714この名無しがすごい!:2013/07/17(水) 03:23:46.40 ID:pIla1D2/
>>712
支援。
私はアイレイかバーボン、またはワイン位しか飲まないので、国内産のウィスキーや酒は全くの無知で、非常に勉強になります(^_^;)
715この名無しがすごい!:2013/07/17(水) 18:57:45.23 ID:fBm4j5GE
くつくつ
716この名無しがすごい!:2013/07/17(水) 19:03:22.63 ID:vyRR7z3c
靴靴
717この名無しがすごい!:2013/07/18(木) 03:31:14.92 ID:lBL7JpyD
9U9U
718この名無しがすごい!:2013/07/18(木) 12:05:09.43 ID:vFJGJeO6
下敷きを団扇代わりにして扇いでたら、突然下敷きが割れてしまった佐々木さん
719『気の合う二人』:2013/07/18(木) 18:33:09.88 ID:+eZqhzMg
最近、佐々木さんと橘さんがSOS団に顔を出す。
「クッキー作ったの。涼宮さんも食べない?」
「…………」
キョンや有希、みくるちゃん、古泉くんが美味しそうにクッキーを摘む。
「(何よ!馴れ馴れしくデレデレしちゃって!SOS団の団長はあたしなんだから!)」
私は手一杯にクッキーを摘むと、口に入れた。
「…………ッ!」
粉っぽいクッキーが混じっていたようだ。目を白黒させていると、佐々木さんが飲み物をくれた。

『ほっと一息 おしるこ』

翌日。今日も佐々木さんはいる。私は昨日の佐々木さんに対抗すべく、クッキーを焼いた。
ロッククッキー。みくるちゃんのお茶請けにはちょうど良いだろう。
「…………!」
佐々木さんが、もがいている。多分柔らかいと判断したんだろう。気の毒ではあるが、昨日のおしるこのお礼と言える。
「事前に言え、アホ!」
……キョンに怒られた。踏んだり蹴ったりだ。

最近、SOS団に顔を出すようになった。
キョンから事前に、涼宮さんは特異な面もあるが、優しい女の子だという話を聞いていたので、お近づきにとクッキーを焼いてみた。
いきなり鷲掴みにして、一気に食べられてしまい……喉に詰まらせたのを見た時は、本当に普通の女の子かと疑問に思った。
何か飲み物をと思い、たまたま橘さんから渡された飲み物を渡したら、吐き出され……。
そして、翌日の文字通りのロッククッキー。
歓迎されていない、と鈍い私でも悟らざるを得なかった。

その翌日。ハルヒと佐々木に、俺は全く同じ事を言われた。

「「キョン、あたし(僕)、佐々木(涼宮)さん苦手。」」

俺は朝比奈さんのお茶を啜り、ある意味気の合う二人に言った。
「お前ら仲いいな。」

END

ほのぼの仲違いw
720この名無しがすごい!:2013/07/18(木) 19:06:52.61 ID:vFJGJeO6
おつー
悪い割合はハルヒ2:佐々木さん1:きょこたん1くらい?
721この名無しがすごい!:2013/07/18(木) 23:02:00.37 ID:n/+Ir2pZ
>>718
中学時代に暑いとダレるキョンを扇いであげる佐々木さんなんていいな。
青春の1ページ。

>>719
乙。まだ平和な小競り合いとはいえ、この面子だと何気に古泉の心労が心配になってくる。
神候補2人にトラブルメーカーエスパーがいると流石にw
722 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/07/19(金) 00:00:12.13 ID:aA4hVv42
佐々木しね
723『世界ふかし話』:2013/07/19(金) 00:11:30.95 ID:5w4EUblc
『夏の夜の夢』

浮気草。相手の瞼に塗ると、一目見た相手に恋に落ちる魔法の草である。
「こんな便利なもの、使わざるを得ないのですよ!」
橘は、眠っている佐々木の瞼に浮気草の汁を塗った。後は自分を見せるだけ……
「その前に、おトイレに行くのです!」
来るべき時に備え、橘はお花を摘みに行った。
「おい、佐々木。起きろ。」
「……ああよく寝た……キョンか。起こしてくれて……」

アイシテルヨ、キョン……
ササキ……

「あ……ああ……」
トイレから戻った橘は、佐々キョンの【禁則】を目撃する破目になり……
傷心の橘は、世を儚みきょっこ団を結成した。

END

「浮気草の汁を手に入れたわ!」
ハルヒはメールでキョンを呼び出すと、早速自分の瞼に塗った。
「おや?涼宮さん。」
「あ、佐々木さん……」

呼び出されたキョンは、親友の貞操を懸念しつつドアを閉めた。

「よいではないか!よいではないか!」
「よくない……って、逃げないで、親友!助けてーッ!」

END

「浮気草の汁ですか。」
ハルヒかキョンに塗れば、仕事は激減するはず。
古泉は居眠りをするキョンの瞼に浮気草の汁を塗った。
「つめてえ……何しやがる、古泉……」

過去最大最悪の閉鎖空間が起き、翌日、ベンチで冷たくなったキョンが発見され、古泉と橘は病室で静かに息を引き取った。

END
724この名無しがすごい!:2013/07/19(金) 00:15:28.81 ID:SrO6wumS
勝てる、勝てるんだ!
の切なさのない顎コピペはアカン……
あと最後はせめてどっちかだけでも吉村か村田に……
725恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/07/19(金) 01:13:38.44 ID:bGVmVuZL
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 想い重ねてその6

 「『マルスモルテージ 3プラス25 28年』 ですか?調べますので、少し待っていただけますか?」
 「ええ。お願いします」
 橘さんは店の奥に入って行き、奥の方で誰かと(おそらく、橘さんのお母さんだろう)話しているようだったが、
しばらくして、一本のお酒を持って出てきた。
 「これですね。在庫がこの一本しかありませんでした」
 「いや、一本で十分です。どこに行っても売り切れか、仕入れてはいなかったという返事でしたから」
 「うちでも、父が三本だけしか仕入れられなくて、有名なバーがその日のうちに、二本買って行ったそうです。
来られるのが遅かったら、古泉さんにお売りすることはできなかったでしょうね」
 「どうやら、僕は幸運だったようですね。ならば、もう一つ。モルテージ駒ヶ岳 ピュアモルトウイスキー10年
はありますか?もしあるならば、贈答用として、それをセットにしていただきたいのですが」
 「わかりました。少々お待ちください」
 さすが、県内一の酒屋さんの娘さんだけの事はある。あたしにはお酒のことはさっぱりだけど、橘さんは古泉さんが
言ったお酒のことがわかるらしい。
 
 贈答用に包装されたウイスキー(橘さんに教えてもらった)を見て、古泉さんは満足気な表情を浮かべていた。
 「合計して、20370円になります」
 古泉さんは財布からお金を取り出し、橘さんはそれを受け取り、計算するとお釣りを渡した。
 「いや、実にいい買い物が出来ました。素晴らしい酒屋さんですね」
 お世辞ではなく、本当にそう思っている口調だった。
 「お中元用ですか?」
 「ええ、親しくさせていただいているお店への、まあ日頃のお礼といったところですね。お世話になっているところ
には、最大限の感謝の気持ちを込めたいので。それにはどうしてもこれが欲しかったのですよ」
 
 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------

 今の古泉さんは、いままで私が見た、どんな表情の古泉さんとも違っていた。
 合コンの時の、女性に見せていた、爽やかで柔らかい微笑み。多丸さんのお店で、森さんと一緒にいたときに見せて
いた、大人びた、でも硬い表情。
 今の古泉さんの表情は、年齢相応といった感じがする。
 子供が欲しかったものを手に入れた時の喜びに近い表情、そして礼節を身につけた大人の表情。
 その二つが同居している――そう、今の私たちの立ち位置のように、大人と子供の狭間で揺れながら、それでも成長
していく私達と同じ表情。

 仮面(ペルソナ)という言葉が、ふと私の頭の中に浮かぶ。
 古泉さんの本当の姿は、今私の目の前にいる姿なのかもしれない。

 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------

 お使いを終えたあと、あたしは、古泉さんと一緒に橘さんのお店を出た。
 道をゆく女性達が、古泉さんの方へ視線を向ける。そして、並んで歩く形になっているあたしにも、その視線は飛ん
できた
 「古泉さん、これからどこか行かれるんですか?」
 「とりあえずの用事は終わりましたが、これから雑貨屋とかを回ろうと考えていたところです。部屋の飾りが欲しい
と思っていましたので」
 
 ”これはチャンスだよね”
 心の中で、あたしは手を握り締める。
 
 「古泉さん、良かったら、一緒に雑貨屋巡りをしませんか?私がよく行く店に、いいものがあるんですよ」


 
726この名無しがすごい!:2013/07/19(金) 07:23:46.25 ID:7+Y0k0nH
皆さん乙です

>>719 >>723
佐々木&ハルヒって気は合うと思うんだよね
原作通りのスタンスだと佐々木さんがやれやれポジに入るんだろうけど

>>725
世界中から注文が殺到したとはいえ、このクラスの銘酒は今やネットで手に入れる人が殆どだろうからね
こういう個人酒店にまだ置いてる可能性はあるかもしれん
阪中さんは原作でも登場が少なくないだけにどういう感じに絡んでくるのか期待
727この名無しがすごい!:2013/07/19(金) 07:51:44.81 ID:DE8tXfJm
乙&支援
>>723
どうしてどいつもこいつも、相手が目の前に居る時に塗るという発想が無いんだw
そして古泉!貴様自信がハルヒと連れ添う選択をしてくれれば、みんな円く治まったというのに(´;ω;`)
728この名無しがすごい!:2013/07/19(金) 17:13:42.67 ID:5w4EUblc
今日は奇跡の定時上がりみたいなのです。

というわけで、週末恒例のネタ拾いを。

先着二名様で
見たいシチュエーションをご記入下さい。
729この名無しがすごい!:2013/07/19(金) 18:01:05.34 ID:DE8tXfJm
>>728
勉強教えたあげた甲斐あって、キョンが先に推薦で決めてた佐々木さんと同じ大学に合格!
730この名無しがすごい!:2013/07/19(金) 19:08:58.98 ID:SLiriXke
>>729
良いネタだ
731この名無しがすごい!:2013/07/19(金) 20:36:42.34 ID:GPpQHLtk
蚊にふとももを吸われた佐々木さん。
732この名無しがすごい!:2013/07/19(金) 20:56:59.16 ID:DE8tXfJm
>>731
また妄想が広がるネタだw
733この名無しがすごい!:2013/07/19(金) 21:50:55.98 ID:5w4EUblc
>>729
>>731
おk。把握。明日には上げます。
太ももは、微エロになるかも知れない(^_^;)
734 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/07/19(金) 23:59:19.83 ID:aA4hVv42
735この名無しがすごい!:2013/07/20(土) 08:17:41.29 ID:XoUUv0yl
>>733
どんと来い!w

そういえば、どうして蚊に『食われる』っていうんでしょうね佐々木さん
針刺して血を吸うのに
736『Heavy weather』:2013/07/20(土) 09:32:02.73 ID:ZotvwzHb
春。合格者発表。
佐々木は残念そうな顔で立ち、俺は茫然自失になり、立ち尽くす……

「今時はネットで調べられるだろう。」
「風情のない男だ。」
第二志望の一流私大に見事に落ち、皆から苦笑され……第一志望の旧帝大。
「狭き門には違いないが、キミとてセンター6割は取っている。それプラスに後期試験の点数だ。僕の計算では、ギリギリいけるはずだがね。」
し、しかしだな、佐々木。
「ええい、度胸のない。」
……こうして俺は佐々木に連れられ……佐々木が先に合否を見に行き……そして冒頭の状況に至るわけだ。
「……お前に勉強教えてもらったのにな。すっかり無駄になっちまった。」
我ながら情けない。推薦合格していた佐々木に勉強を教わり、死ぬ気で努力はした。
夜も寝らずに勉強し、復習を続け、それこそ詰め込んだわけだが……
佐々木がたまに夜食を持って来て、延々と勉強を教えてくれたんだが……
不甲斐なさに口唇を噛み締める。
「これも何かの記念だ。自分の目で確認したまえ。」
佐々木に促され、俺は死刑台に立った。
死刑台の前に整列した死刑囚達。泣き叫ぶ奴もいれば、死刑回避され喜んでいる奴もいる。

大学入試の発表日
掲示板の前でうなだれてる
浪人が決まった受験生
今の気持ちをお聞かせください

ねぇねぇ今どんな気持ち?
ホンネのところを聞かせてよ
ねぇねぇ今どんな気持ち?
ねぇねぇったらー

「幻聴が!初音ミクが俺を嘲笑ってッ!」
「し、しっかりしたまえ、キョン!錯乱してないで!」
「ねぇねぇ、今どんな気持ちと嘲笑って!」
「落ち着いて!キョン!」

炸裂音が響き、頬に鋭い痛みが走った。
「……どんな結果だろうと、全力を尽くした結果だ。僕はキミの努力を知っている。」
「…………」
「落ち着いて見て来たまえ。僕はここで待っている。」
佐々木に抱き締められ、漸く落ち着いた俺は、死刑台に再び立った。

「…………」
目が疲れているんだろう。そこにはあるはずのない番号があった。
「……親友。目薬を貸してくれないか?」
「くっくっ。」
佐々木から目薬を借り、再び番号を見る。
「…………」
……やはりある。という事は、つまり……

「佐々木ぃーッ!てめぇーッ!」
「くっくっくっくっくっくっ!」
俺は佐々木を追いかけ回した。タチが悪い事この上ない!
737『Heavy weather』:2013/07/20(土) 10:30:18.53 ID:ZotvwzHb
「そろそろ機嫌を直したまえ。結果を知っていたからこそ出来たジョークさ。」
「ふん。どうせ俺なんか。」
とんだヘビーウェザーだ。幸い、ヘビーでなかったが、本当に死にたいとまで思ったぜ!
自宅で佐々木がベッドに座り、足を組む。俺はシャミセンを抱えて佐々木に背を向けていた。

「本日は晴天なり。所により俄雨有り。局地的に降る俄雨にご注意下さい。」
背後から佐々木の声がする。確かに今日は受験生達の涙雨の日だが。
「特に傘を持っていない方は、雨にご注意……くださ……い……」
涙声に気付き、慌てて背後を向く。そこには……涙を流している佐々木がいた。
佐々木は俺を抱き締め、何度もしゃくりを上げながら「よかった」「おめでとう」と、何度も言う。
「……お前のおかげだ。ありがとうな、佐々木。」
本心からの言葉。ラストスパートを決められたのは、佐々木の尽力なくしては有り得ない話だった。
「キョン……」
佐々木が目を閉じる。……よ、よし……
……部屋の外から長門の無機質な声が響く。
「本日は晴天なり。」
次に響いたのは……
「所により、血の雨が降るでしょう。」
という、ハルヒの声だった。
慌てて二人の前に入った古泉が俺達に言った。

「また春から一緒ですね。宜しくお願いします。」
「「はい……?」」

聞けば、ハルヒ達も後期試験を受けていたそうだ。そして決まっていた一流私大を蹴り、旧帝大にしたらしい……

「そんな事はどうでもいいわ。今、大切なのはあんたの胸の中にいる女狐の処遇よ!」
「誰が女狐よ、誰が。」

局地的な俄雨どころでない。佐々木、ハルヒ、長門の凄まじいヘビーウェザーに、古泉が苦笑し、俺は溜め息をついた。
「……何だかんだで、お前らとは一生つるみそうな気がするぜ……」
「同感です。宜しくお願いしますね、親友。」
「けっ。」

END

ガヤがなければ、エロパロ逝きでしたw
738この名無しがすごい!:2013/07/20(土) 14:39:19.24 ID:ZotvwzHb
もひとつは明日か明後日に……
だるいなー、と体温測ってみたら、38度越えしていたのですよ佐々木さん。
739この名無しがすごい!:2013/07/20(土) 15:34:18.74 ID:XoUUv0yl
おつおつ
この出歯亀共さえいなければ……!!とは誰の心の叫びか
キョン?佐々木さん?はたまた読んでる我々?

体は大切に、無理はしちゃいかんよ
740この名無しがすごい!:2013/07/20(土) 21:31:10.30 ID:CpYe7rVM
佐々木さんこんばんは
741この名無しがすごい!:2013/07/21(日) 00:34:42.81 ID:ufkgQRjb
>>737
742この名無しがすごい!:2013/07/21(日) 08:24:49.23 ID:T9MHrzW7
朝から蝉の大合唱ですよ佐々木さん
夏って感じ全開ですね
743恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/07/21(日) 21:40:07.55 ID:fPO7GbwE
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 想い重ねてその7


 「犬を飼っておられるのですか?」
 「ええ。ウエストハイランドホワイトテリアなんですけど」
 「確か、白い毛糸の塊みたいな毛で、瞳は黒色の、尾が短い種類の犬でしたかね?」
 「その通りです。古泉さん、詳しいんですね」
 あたしは、古泉さんと雑貨屋で、犬の雑貨をいくつも見ていた。
 あたしが犬の絵がついた雑貨を買い物かごに入れていたので、古泉さんはそう聞いてきたのだ。
 「ルソ-て、言うんですけど、あたしにとっては家族同然みたいなものです」
 「ルソーて、あのジャン・ジャック・ルソーから名前を?」
 「そうなんです。お父さんは――父親は――う〜ん、やっぱり父親とか言いにくいですね。最近ちょっと呼び方
変えてみようかなと思っていたんですけど、急には無理なんですね。お兄ちゃんとかずっとそう呼んできたんです
けど、何か、子供ぽっく思えたんで、全部変えてみようと思ったんですけど」
 「いいんじゃないんですか?お父さん。お母さん、お兄ちゃんで。無理して変える必要はないと思いますよ」
 「そうですよね。で、お父さんはルソーじゃなくて、ジャン・ジャック、て呼ぶんですよ」
 「違った呼び方をして、反応するんですか?」
 「そう呼んでも、一応お父さんのところには行くんですよ」

 三軒ほど雑貨屋を周り、その後、値下げ中の夏服を見るためにいくつかお店をまわったのだけど、古泉さんはそこ
まで付き合ってくれた。
 雑貨屋で、古泉さんはいくつか置物を買い、三軒目のお店にあった輸入ものの海外ゲ-ム盤を購入していた。聞けば、
古泉さんはこういうゲ-ム類が好きらしい。
 「うちの学校にはなかなか対戦相手がいないのですけどね」
 また、夏物の洋服を古泉さんにいくつか選んでもらったけど、古泉さんはかなりセンスが良くて、店員がしきりに褒
めていた(よくわかっておられる彼氏さんですね、とか言われた)。
 行く先々で女性の視線を集め、その横にいる形の私を見て、なにか羨ましそうな表情を浮かべている女性たちを見ると
、ちょっと落ち着かない気持ちになり、少しだけ嬉しいような気持ちにもなる。

 時間はアッというまに過ぎ、時計の針は夕方に近づいていた。
 なんと古泉さんがあたしに夕御飯をご馳走してくれるというので、驚いて一度は断ったのだけど、買い物に付き合ってく
れたお礼だと言われ、その言葉に甘えることにした(内心は飛び上がりたいほど嬉しかった)。
 古泉さんが連れてきてくれたのは、最近話題のフレンチ・ビストロのお店で、料理の質が高い割には値段が安く、学生でも
少し頑張れば利用できるということで、橘さんと行ってみたいな、と話していた店だった。
 時間が少し早く入店したせいか、まだお客さんは多くはない。あたしたちは、店の少し奥の席に通された。
 ここでも、やはり古泉さんは、女性の視線を集めていた。

 本日のおすすめメニュ-は軍鶏のフリカッセ ビネガ―風味、グラタン添えをメインとするコ-ス。ということで、あたしは
それを、古泉さんは、あか牛モモ肉ステーキ岩塩胡椒風味、 ポムフリッツ添え、を選んだ。
 ”それにしても・・・・・・”
 あたしは家族とこういう店に何度か来たことはあるけど、少し緊張する。ビストロとは言うけど、格式みたいなものが感
じられるのだ。
 古泉さんは見ていて気づいたのだけど、こういう店になれているような感じがする。自然体で振舞っているのだ。
 ”一体、古泉さんて何者なんだろう?”

 「この店にするのか?」
 聞き覚えがある声に、あたしの思考は中断された。
 「いいじゃないか、キョン。学生とはいえ、たまにはいいかもしれないよ。ファ-ストフ-ドばかりじゃ、味覚は進歩しない
と思うのだが」
 「佐々木さんの言うとおりよ。キョン、あんた男でしょ。覚悟決めなさいよ」
 店内に入ってきたのは、北高の同級生、キョン君と長門さん。そして、この前合コンの時に見かけた、古泉さんと同じ光陽の
生徒で、美人ぞろいの中でも人目を引いた、涼宮さんと佐々木さんだった。
744この名無しがすごい!:2013/07/21(日) 22:00:00.31 ID:T9MHrzW7
支援
修羅場……とはちょっと違うか
にしても料理の名前がつらつら並ぶとお腹が減るw
745この名無しがすごい!:2013/07/22(月) 18:06:31.43 ID:w+X3yhta
・肉は火を通し過ぎると固くなる
・肉を柔らかくなるまで煮込む

どっちが正しいのでしょうか佐々木さん
746この名無しがすごい!:2013/07/22(月) 18:10:06.05 ID:/bf69TkX
煮込むのは低温で温度が染み渡るから
「柔らかくなるまで煮る」が可能。
沸騰したお湯に少量の肉片をぶちこんでひたすら煮たら、
非常に固くなります。
何事もほどほどが一番です。
747この名無しがすごい!:2013/07/22(月) 19:00:44.28 ID:w+X3yhta
なるほど、加減が難しそうですね〜
もしかして富士山頂みたいに気圧が低いとこでなら、何も考えず沸騰させとくだけで柔らかくなったりするのかな
748この名無しがすごい!:2013/07/22(月) 22:05:33.04 ID:tSZ3b4Dy
富士山位じゃそこまで沸点が変わる訳じゃないから無理かな?
それなりの重装備が必要な山なら何とかなるかなぁ

ちなみに調味料を入れずにお湯だけで茹でると固くなりやすいから茹でりゃいいって訳じゃないけどね
749『ふらくら時間8』:2013/07/22(月) 22:09:30.92 ID:YEb0EEpt
今日は野外でバーベキュー。
「イーヤッフー!どうなのですか、この岩魚!」
「くふふっ……!見ろ、このヤマメを!」
何故か矢鱈とテンションの高い橘と藤原。
「キョンくん、釣れた魚を持ってきて。岩魚やヤマメは捌かないでも食べられるけど、あの二人が燻製にしておいてほしいってだから。」
サバイバルナイフを持つ朝倉。肉や野菜を切る手つきが堂に入りすぎて怖い。
「――」モグモグ
「……」パリパリ
刻んだ生野菜を食う長門と周防……。後で仕置きされても知らんぞ。
「肉!肉!肉!」
ハルヒは矢鱈とテンションが高い。古泉は朝比奈さんと熾火を作っている。
「キョン!あんたも何か取って来なさいよ!」
「あ?こんな山の中に何があるってんだ?」
何を言うんだ、こいつは!
「まぁまぁ。自然は食べ物の宝庫でもある。及ばずながら僕もお手伝いするよ。」
ハルヒと揉めそうになっていると、佐々木が助け船を出して来た。ハルヒ、覚えてやがれ。
……そうして山に入ったんだが……
佐々木の様子がおかしい。
「…………」
内股でモゾモゾとしながら歩いている。
「……どうかしたのか?」
「気にしないでくれたまえ。あ、キョン。そこの草は食べられる。」
「ん?これか。」
佐々木は近くにあった草を指差す。
「そのギシギシは食べられる。」
……何かを我慢しているような佐々木。
「……お前、トイレか?トイレならそのへんで……」
「死にたまえ。」
……きつく殴られちまった。……トイレではないらしいな。
「あとはアケビがあるといいんだが……」
佐々木は内股で歩く。
「(何か変だ。)」
トイレでなく内股……股擦れ……ではないな。股擦れならばがに股になる。
谷口の愛読書にあったような自慰行為……いや、愚問だ。それはない。
とあれば……
「佐々木。」
「なんだい?」
俺は多少顔を赤らめながら言った。
「……そ、その、月の……ブクェ!」
……真っ赤になった佐々木から、グーの拳が飛んできた。
これも違うみたいだ。
750この名無しがすごい!:2013/07/22(月) 22:46:19.11 ID:w+X3yhta
>>748
いっそ鍋ごと湯煎にかければいいんじゃないかと思えてきた

>>749まだ続きそうだね支援
もしサバイバルになったら、長門とくーちゃんを調理に参加させてはいけないなw
751『ふらくら時間8』:2013/07/22(月) 22:46:26.11 ID:YEb0EEpt
「漸くお目当ての品か。」
佐々木が蔓を指差す。そこにあったのは……
「……あんなん食べられるのかよ。」
パックリ割れた、変な木の実だ。
「キミはアケビを食べた事がないのかい?僕は一度橘さんにご馳走になり、非常に気に入ったんだ。」
「……まぁお前が言うなら間違いはないだろうが。」
収穫するにしても少々位置が高い。佐々木は苦笑いしながら言った。
「……どうするかね。」
「諦めるには惜しい、だろう?肩車するか?」
佐々木の内股の理由もわかるだろうしな。佐々木は了承すると、足を開いた。
佐々木を肩車して持ち上げる。
「もう少し右だよ、キョン。」
……そ、そのな、佐々木の太股が、首にだな。首の後ろに暖かい感触がだな?
「キョン!何を内股に!しっかり立ちたまえ!」
「お前も足を動かすな!」
我ながら迂闊過ぎた!佐々木の……そのな、案外柔らかい太股の感触と……に、匂いがだな……
「よし、取れた!次はもう少し左……」
頭上では佐々木が俺に指示を出す。
……この拷問はアケビが人数分取れるまで続き……俺はハルヒ達にアケビとギシギシを渡した後、トイレに駆け込む羽目になった。

「ふう……」

頭が冷静さを取り戻すにつれ、佐々木が何やら俺の頭上で足をモゾモゾ動かしていた事を思い出す。
……やはりあれは……アレ……なんだろうな……

皆がバーベキューに舌鼓を打つ中、俺は佐々木に問う。
「……お前、なんでまた俺の頭の上で動いていたんだ?」
佐々木は、バレていたのか、とバツの悪そうな顔をする。案外谷口情報もバカには……
「……足の付け根を蚊に食われていてね。」
……はい?
「痒さに耐えきれない中にキミが肩車を言い出したので、つい……。すまない。僕も耐えられなかったんだ。」
……………………。

……後日談だと?あるわけないだろう!わかりきった事を聞くな!
生々しい経験しちまったから、暫く佐々木の顔をマトモに見きれず、佐々木がその事を橘に愚痴って俺が橘に殴られただけだ!

「やっぱり谷口は当てにならん!」

知ってたけどな!

『ふらくら時間〜♪』

END

今回は、フラクラ返しの方向でw
752この名無しがすごい!:2013/07/22(月) 23:21:49.84 ID:6duk+hjK
>>751
佐々木さんが動いていた最初の動機がそれでも、
キョンの首の上で動いていればそのうち・・とか思うわけですよ。

押忍!一緒に橘に殴られてきます!
753この名無しがすごい!:2013/07/22(月) 23:40:36.93 ID:DtZvyD8E
http://www.pal-system.co.jp/cooking/soudan/sonota/20.html
なるほど、弱火でじっくり、味を付ける前にですか
むかし近所にカレースタンドがあったけど、ソースは湯煎で加熱されていて
肉だけは黄色っぽいお湯の中に入ってた
注文するとソースと肉を合わせて出してくれるんだが
俺は、これは、ソースの中に入れっぱなしにすると
肉がボロボロになる(例:牛丼)からじゃないかと思ってたんだが
香辛料が入った湯の中に入れっぱなしにすることで
柔らかくなるからなのかもね
754この名無しがすごい!:2013/07/22(月) 23:52:35.54 ID:ulMpSS1B
佐々木かわいいよ佐々木
755この名無しがすごい!:2013/07/22(月) 23:57:55.45 ID:w+X3yhta
>>751
お題回収乙ー
佐々木さん、蚊に食われたくらいで恥ずかしがらないでwおかげでキョンのキョンが大変なことに(^_^;

>>753
料理って奥が深い…
756この名無しがすごい!:2013/07/23(火) 01:11:23.87 ID:+Bd2WTgF
>>751
757この名無しがすごい!:2013/07/23(火) 08:29:24.05 ID:HOZVn4BE
>>751
乙&拾いサンクス。
熱があったとか書いてあったけどお大事に。
758この名無しがすごい!:2013/07/23(火) 18:48:17.51 ID:q+eZU4dh
7月検針分の消費電力が、去年より10kwも多かったのですよ佐々木さん
759この名無しがすごい!:2013/07/23(火) 20:29:28.80 ID:83ht0YHP
週末がデスマーチ確定ですので、早めにネタ拾いをしておきます。
久々にディメターのDIが活躍しそうな予感です(私のベースを知ってる人なら、お前どんだけモドキだ、と失笑もの)。

先着二名様で。
見たいシチュエーションを明記下さい。

あと、熱は化膿からで、化膿部を切開したらすっきり下がりました。心配して下さった方々、ありがとうございましたm(_ _)m
760この名無しがすごい!:2013/07/23(火) 20:42:46.40 ID:GD4lRN9y
>>759
熱が下がられてよかったです。体をお大事にされてください。多彩な作品、姉弟
共々楽しみにしています。
761この名無しがすごい!:2013/07/23(火) 21:01:48.25 ID:q+eZU4dh
化膿てどんな怪我してはったん(´;ω;`)

ネタは>>760見て姉佐々木さんに弟キョンという妄想が
762この名無しがすごい!:2013/07/23(火) 22:58:53.44 ID:0t1WJo/K
>>759
小さな傷でも化膿するときはするんでご注意 年取ると更に顕著になりますよ
私も一昨年愛車の『かっとびドラッグスター君』に脚をじゅっ!とやられその時の水膨れを放っておいたら見事に化膿しました
で、結果病院送りになって旦那にものっそい怒られましたよ 今も黒い跡が残ってます
キズパ○ーパッドの過信もいかんですね

お題は『皆で行った海で足がつりキョンに足を伸ばしてもらうも、思わず色っぽい声が出てしまった佐々木さん』で
その時のほかの子達の反応も見たいです
763恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/07/23(火) 23:12:11.44 ID:GD4lRN9y
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 想い重ねてその8

俺の右側には、長門が腰掛け、左側には佐々木が座っていた。
 そして、正面には光陽の爽やかハンサム、古泉一樹。その左側には涼宮ハルヒ、右側には阪中。
 祭りに四人で出かけ、夕食を食べようという話になり、ハルヒが選んだ店がここだったわけであるが、何故かそこ
に、俺のクラスメ-トの阪中が古泉といたわけである。

 古泉がいることに気づいたハルヒが、古泉に話しかけていると、気を利かせた店員が(気を利かせたと言って良い
のだろうか)、俺たちを、6人席のファミリ-ル-ムに案内してくれたのである。
 「皆さんと食事できるのはうれしいですね」
 爽やかに古泉はそう言ったのだが、本心でそう言っているのかね。阪中は少し膨れづらである。
 ”それにしても・・・・・・”
 あの合コンの日、古泉と喋っていたのは橘だったはずだが、いつの間に阪中と親しくなったんだ?
 女にモテることは100%間違いないが、ただ、手が早いようには、俺には見えなかった。
 女性に対して親切で、礼儀正しく接しているが、古泉は”壁”を持っているように感じたのだ。

 「しかし古泉君も、相変わらず女の子には優しいよね。まあ、それが人気の本なんだろうけど。キョン、あんたも
多いに見習って、あたしたちに優しくしなさいよ」
 古泉が阪中と一緒にいた訳を聞き出した後、ハルヒが何故か俺に説教して来た。
 「キョン君はとても優しいよ。いつも私を手伝ってくれるし」
 それを聞いて、長門が援護射撃をしてくれた。
 「確かにキョンは色々と気が利くよ。実に自然に、気負うわけでもなく、当たり前にね。どうやってそういう接し方
ができるのか、多いに興味があるのだがね」
 佐々木もそう言ってくれて、少しだけどうだ!という気持ちになったが、ハルヒはそれを聞いて、ペリカンのように
口をひん曲げた。
 まあ、しかし俺が古泉のように、女性にモテるなんざ、土台無理な話である。谷口の言じゃないが、古泉は二物三物
どころか、モテる要素をいくつも兼ね備えた男だ。
 昔の俺だったら、おそらく”男の敵だ!”とか言っていただろう。だけど、少しは成長して、物事がわかるようにな
れば、そんな言葉が単なる負け惜しみにしかならないこともわかる。モテる奴は、モテる奴なりに色々努力しているの
だ。他人を羨む暇があれば、努力して自分を磨いたほうが、よほど生産的である。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

 「ところで、どうですかね、暑くなってきましたし、このメンバーで、近いうちに泳ぎにでも行きませんか」
 食事をしながら喋っているうちに、古泉とも打ち解け、阪中もハルヒと話があったようで、すっかり和やかな雰囲気に
なっていた。
 「泳ぎか。海にでも行くのか?」
 「僕の知り合いにホテルの経営者がいましてね。家族と一緒にでも来い、と言われているのですが、いかんせんうちの両
親は忙しくてですね。行く暇などないんですよ。それだったら、気の合う仲間と行ったほうがいいわけで」
 「俺らが行っていいのか?」
 「ええ。それに、そのホテルにはプ-ルもありまして、海でもそちらでも思いっきり泳げますよ」
 「夏休みももうすぐだしな」
 なかなか楽しそうである。
 
 「いい話を持って来てくれたわね、古泉君。是非皆で行きたいわね」
 ハルヒの目が輝いている。かなり古泉の話に食いついて来たようだ。
 「あ、でも、佐々木さんは塾に行っているから、これにはいけないかしら?」
 「陽日によりけりね。塾は水、土だから、それ以外だったら行けるわよ」
 一瞬、佐々木とハルヒの間に、火花が飛び散ったように思えたのは、気のせいだろうか?
 「日、月の日程であれば、ホテルもそこまで混んでいないと聞いています。この日程でどうでしょう?」
 「それだったら、僕も行けるね。ありがとう、古泉君」
 「いいえ、どういたしまして」
 何故か、古泉が面白いとでも言いたげな表情を見せて微笑っていた。
 
 
764この名無しがすごい!:2013/07/24(水) 01:36:56.25 ID:eGAdw+kJ
>>760
ありがとうございます。
拙作を読んで頂き、感謝しています。
私も『恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サークルSOS』を楽しみにしていますので、嬉しさもひとしおです。

>>761
把握。
いえ、友人が主催している社会人バスケットチームに呼ばれて、無理なプレイをして擦りむいただけです(__;)

>>762
把握。
年は知らずに取っているものですよね。バスケットしていて身体に鈍りを感じました……
マフラーで足を焼くのは、ありがちですが危ないですよ!
ドラッグスターは良いバイクですよね。私もバイク乗ってますよ。
トム・クルーズのアレの750。結婚した後に実家に送ったら父が気に入り、離婚して出戻った現在も父が維持しているといふ……w

>>763
支援。
明るく健全な男同士と、然り気無い女の戦いが……w
765『たとえばこんな関係』:2013/07/24(水) 02:24:01.48 ID:eGAdw+kJ
「さて、橘さん。」
「なんですか?」
喫茶店。私は橘さんと向かい合っている。
閑散とした店内は、サボリーマン達がスマホに興じている。世の為、人の為、日本の財政健全化の為にキリキリ働け、と言いたいが、ここは我慢をした。
「花の高校生活。どうして私達には彼氏が出来ないんだろうね。」
橘さんは、またか、という顔をしながら溜め息をついた。
「佐々木さんの場合、理想が高過ぎるのですよ。」
「失礼な。そんな理想は高くないわよ。」
橘さんは、呆れたように私を見る。やれやれ。そんな私は変な事を言ったつもりはないんだけど。
「では、理想のタイプをどうぞ。」
「理想のタイプ……」
理想のタイプを思い浮かべてみた。
「……ルックスは並みでいいわね。それで、まぁ……頭も並みでいいわね。
性格は……基本的に否定から入るけど、実際には肯定してくれて、でもダメな所はちゃんと指摘してくれて……
甘えっ子なんだけど、自分しか頼れない状況になれば、誰よりも頑張ってー……
口では何だかんだ言いながらも、皆に優しくて……何でも話せる共犯者みたいな人かな?」
理想のタイプを忌憚なく答えたところ、橘さんは再び呆れたように私を見ている。……そんな変な事を言ったかしら?
そんな中……喫茶店に国木田くん達が来た。
「あ、佐々木さん。」
「やぁ、国木田くん。」
国木田くんに谷口くんがいる。隣に座る彼らは、とんだ爆弾を落とした。
「聞いたか?ついにキョンが涼宮に……」
……そこからの会話は覚えてはいない。ただ、喫茶店の席を立った事は覚えている。

「……彼氏が出来ない理由は、それなのですよ……。ブラコン。」

途中、涼宮さんと擦れ違う。涼宮さんは私を睨み付けると去っていった。
問い詰めたい衝動に駆られたが、今はキョンが優先だ。

キョンは屋上にいた。
夕陽に照らされ、遠くを見る表情。一見して悟るのは……花と散った、彼の恋心である。
766『たとえばこんな関係』:2013/07/24(水) 05:22:38.92 ID:eGAdw+kJ
「…………」
暫く声をかけるか迷ったが、私はいつもと変わらないように声をかけた。
「……キミが好きなお菓子を買って帰るかい?……ああ、帰りにレンタルショップにDVDを借りに行くのも悪くない。
帰ったら、桃鉄100年の続きでもいい。……帰ろうか、キョン。」
……我ながら気の利かないセリフのオンパレード。語彙の無さに呆れ果ててしまう。
キョンは私を見ると、安心したように微笑み……
「バカか、お前。」
と言うと……私の胸の中で泣いた。

一方。
「何故、彼を振ったんです?」
「ムカつくから。」
話し掛けた古泉に、ハルヒは不機嫌に言った。
「正直、嬉しかったわよ。あたしはキョンが好きだしね。でも。」
ハルヒは、噛み付くような視線で屋上を睨む。

「あたしを他の奴と重ねて見るのは許せない。だから振った。
あたしを見るなら、あたしだけを見させる。それが嫌でもね!」
767『たとえばこんな関係』:2013/07/24(水) 05:24:12.39 ID:eGAdw+kJ
―――――――――――――――――

まぁ……こうして花と散ったわけだが……暫く姉の胸で泣いていたら落ち着いた。
『ハァ?あんたみたいなシスコンと付き合えるわけないじゃない!
あたしと付き合いたいってんなら、あんたの大好きなお姉ちゃんじゃなくてあたしだけ見なさいよ!』
と……シスコン呼ばわりされるとは夢にも思わなかったがな。
「帰るかい?」
「そうだな。」
自転車の後ろに乗る姉の重みを感じ、俺は自転車を漕いだ。
いつか離れないといけない重みに、寂寥の念を感じながら。

「いつか振り返らせて見せるんだから!」

というハルヒの声がした気がしたが……姉よ、何故ハルヒは怒っているんだ?
「さぁてね。」
ついでに、随分上機嫌だなクソッタレ。

こうして三者三様の想いが交差する時。

物語は始まる。

END

後は皆様のお好きな方向で。
768この名無しがすごい!:2013/07/24(水) 07:55:31.36 ID:dvkP90yZ
プッシュ式殺虫剤、なかなか良い感じみたいです
換気用の小窓閉め忘れてたのに、蚊に食われませんでした

>>763支援
今回は大人しく見えたのは、きっと男視点だったから?

>>764
化膿で画像検索したらもう…小さな傷でも、ちゃんと手当てすることは大切ですね

>>765-765乙ー
ブラコンシスコンと来ましたかw
いっそ姉とは全く違う、ほっとけない妹タイプ(実際の年齢とは無関係)という選択肢もあるでよキョン
769この名無しがすごい!:2013/07/24(水) 19:04:54.94 ID:dvkP90yZ
列島の東西でまた極端な天気ですね佐々木さん
770この名無しがすごい!:2013/07/25(木) 00:12:02.63 ID:LGbE3qLC
佐々木かわいいよ佐々木
771『海水浴』:2013/07/25(木) 09:37:36.20 ID:oFCtkRSS
夏。海の浜辺。俺達は抱き合っていた。
「痛っ……」
佐々木が痛みに堪えかね、声を上げる。
「大丈夫か?」
「大丈夫……と言いたいが、ね……」
顔をしかめる佐々木。紅潮した頬を向け、眉を寄せる。
「一気に行くぞ。」
「頼むよ……」
数瞬の間。
「くっ……ああーっ!」
俺は佐々木の――――

「ちょっと待った!」
ビキニ姿のハルヒが俺と佐々木の間に入った。
「どうした?ハルヒ?」
「どうしたの?」
「どうしたもこうしたもないわよ!何よ、さっきの三文モノローグは!」
き、きょうびは、モノローグにまでケチを入れられるのか?
「足が釣っただけで、どうして雰囲気出す必要があるのよ!あざといわよ、佐々木さん!」
「あ、また足が(棒読み)」
「大丈夫か?また伸ばすか?」
俺が佐々木に寄ると、ハルヒは顔を真っ赤にして叫んだ。
「あざといわ!キョン、あたしも足が釣ったから伸ばして!」
「お前もかよ……そうなれば手が足りんな。」
砂浜に寝そべる二人。そうだな……長門あたりに頼……
「佐々木さんのふとももーッ!」
山賊顔をした橘が、浜辺を走る。……ツインテールに白のビキニ。清楚な感じが、いかにも橘らしい。
「私が伸ばすのですよ!ああ、ついでに足の指の間まで私の舌を駆使したケアをひとつひとつ、順番に順番に、入念に入念に私の(以下、表記不可)!
キョンさんは涼宮さんをお願いするのです!」
脳味噌が膿んでいるのか、こいつは!山賊顔の橘が佐々木にルパン飛びをし……

目測を誤り、ハルヒにフロッグスプラッシュ敢行。怒ったハルヒから逆襲のSTFを食らい、涙目でタップ……。
STFは『ステップオーバー・トゥホールド・ウィズ・フェイスロック』といって、フェイスロックも痛いには痛いが、主に痛いのは足だ。
足にバット挟んで座ってみろ。あの感覚だといっていい。
怒りが収まらないハルヒが、裏STFに移行した頃、ビキニパンツが目に眩し過ぎる古泉が俺の前にいた。
772『海水浴』:2013/07/25(木) 10:10:55.47 ID:oFCtkRSS
「涼宮さんも大変ですねぇ。復讐した事により、閉鎖空間は発生しなかったみたいですが。」
助けてやれよ。橘、涙声になってるぞ。
「自業自得です。久々に閉鎖空間の処理から解放されているので、たまには羽を伸ばさせてもらいますよ。
肌には良くないですが、甲羅干しをやろうと思いましてね。」
「ほう。」
古泉が苦笑する。
「んっふ。生っ白い、とある方から言われまして。せめて肌を焼いて多少は、ね。
どうです?あなたも一緒に甲羅干しを……」
「いいかも知れんが、佐々木がな。」
佐々木は肌が弱く、日焼けすると真っ赤になるのだ。今もUV対策はバッチリ決めている。
「そうですか。ではまた。」
古泉がサンオイルを塗る。本当にハルヒのご機嫌取りをしなくていいのは久々なのだろう。その顔は、年頃同様幼く見えた。
筋骨隆々の身体にサンオイルを塗り、テカった古泉は……気持ち悪さ満点だったが……。
「キミが僕の肌を覚えていたとは意外だね。」
佐々木がパラソルの下に行く。
「……中学の時にお前の赤ら顔見たら、な……」
夏期講習で、真っ赤な鼻をした佐々木がいたのだ。覚えていないわけがない。
「古い証文を。」
佐々木がクーラーボックスから水を取る。一口含むと海の家を見た。
「長門さん達も楽しそうだね。」
「藤原がえらい事になっているがな……」
スクール水着の周防、長門。ワンピース姿の朝比奈さん。ワンピースだと、よりいやらしく感じるな……
そして泣きながら財布を振る藤原。
「……全く。キミは凹凸ある身体が好きだねぇ。」
一瞬心を読まれたかと思い、振り向いた俺に佐々木は言った。
「さて、親友。そろそろ行くかい?」
「どこにだ?」
佐々木は喉を鳴らすと、人だかりを指差す。
「キミも、古泉くんの休暇を妨げるのは本意であるまい?」

「はあああ!凹凸のある身体も良いものなのです!」
「い、いやっ!だ、誰か!助け……」

攻守逆転。橘にハルヒが押し倒されている。ハルヒが涙目というのも珍しいな。佐々木はニッコリ笑うと……
空になったクーラーボックスを、橘の上でひっくり返した。
773『海水浴』:2013/07/25(木) 10:39:08.71 ID:oFCtkRSS
「謝りますから、助けて欲しいのですよ……」
しくしくと泣く橘。怒り狂ったハルヒが、砂浜に穴を掘って橘を埋めている。
顔だけ出た橘が、憐れみを乞うようにこちらを見ているが……すまん自業自得だ。助けてはやれん。
「助けてくれたのは感謝するけど……もう少しやり方ってないかしら?」
「くっくっくっくっ。」
橘を埋め終えたハルヒが、佐々木に苦情を言う。
「あー、お腹すいた。海の家に行って何か食べよっか、キョン、佐々木さん。」
「だなぁ。」
同意すると、二人は示しあわせたように言った。

「「勿論、アンタ(キミ)の奢りで。」」

……凶悪に可愛い笑顔と、最強に穏やかな笑顔。
「やれやれ。焼きそばでいいか?」
「たこ焼きもあるといいわ。」
「炭水化物尽くしね……肥りそう……」
「スタイル自慢?ふん、鶏ガラ。」
「うるさいよ、ラード。トウモロコシでも食べてたらどう?」
「あれも炭水化物じゃない!」
「喧嘩すんな、ったく。」

こんがり焼いた古泉、食べ過ぎてお腹が少し出た長門と周防、マイスウィートエンジェル朝比奈さん、涙目の藤原が合流し、帰り支度を始める。
「今日は楽しかったわ!」
皆の総意をハルヒが言い、お開きとなった。

「満潮なのですよ……」
すっかり忘れられた橘。組織に保護されるまで、じっくりと恐怖を味わい続けたという……。

だからといって、微塵も懲りないのが橘たる所以だが。やれやれ。

END

悪乗りが過ぎ、どちらかというときょこたんSSに……w
今回も楽しんで書きました。皆様に楽しんで頂ければ幸いです。
今週末が趣味で修羅場なので、また来週末に。
774この名無しがすごい!:2013/07/25(木) 18:38:50.41 ID:11eajInI
おつおつ、みんな平和に和気あいあいとしてるの見るとほっとするね
いつか原作でこのような場面が見られるといいな



>趣味で修羅場
ちょっとびっくりしたw忙しいって意味だろうね
775この名無しがすごい!:2013/07/25(木) 19:37:22.37 ID:LGbE3qLC
>>773
776ひまわり:2013/07/25(木) 23:13:01.07 ID:r97FUdPC
       「向日葵〜終わらない、君との夏の夢〜」
 
 夏の景色。潮風の匂い。ここで過ごす、三日間だけの夢物語。
 
 「キョン、散歩に行かないか。夢路ヶ原の向日葵が綺麗だよ」
 「そうだな。帽子をかぶって行ったほうがいいな」
 「君が買ってくれたものだからね。ありがたく使わせてもらうよ」
 キョンと手をつなぎ、二人で止まっている宿を出る。
 
 「なんか不思議だな。お前とこんなふうに出かけるなんて。中学時代には思ってもなかったから」
 「あの頃の僕等は”親友”だったから。でも、高校二年生になった今は違う。僕等は”恋人”だろう?」
 「・・・・・・何か改めて言われると、ちょっと恥ずかしいな」
 「くっくっくっ。僕も同じ気持ちだよ」

 偽りの世界。夢幻(ゆめまぼろし)の虚構。私が作り出した、私とキョンの世界。

                ”三日間”

 現実の世界には、もうひとりの私――力を持った存在にして、キョンの恋人――涼宮さんがいる。

 ”あなたの力は、もうすぐ消滅する。その前に、あなたの願いを――”
 周防さんに相対する存在――長門さんは、私にそう告げた。
 なにゆえ彼女はそんなことを私に告げたのか?気まぐれ?同情?
 彼女の意図はどうでもよかった。私が願うことを、心の奥底に沈めた思いを――

 太陽に向かって誇らしげに咲き誇る向日葵の花畑。少し強く感じられる夏の日差しの下、私はキョンと二人で歩く。
 この一瞬を、思い出を胸に刻むために。

 三日間という、恋人としての時間はあっという間に過ぎた。そして、夢から目覚め、現実に戻り、キョンは涼宮さん
の元へ帰る。
 力は消滅していく。それで、すべてが終わる。キョンの記憶から、想い出も消え去るのだ。

 ”そんなこと・・・・・・そんなこと・・・・・・”

        「絶対にいや!!」

 ”時空改変能力発動――ル-プタイム――次元環界成現・・・・・・エラ―?”
 薄れていく私の意識の中で、周防さんと長門さんの声を聞いたような気がした。

 「キョン、勉強済ませたら、出かけようか」
 「あーずるい、キョン君だけ。佐々木のお姉ちゃん、あたしも一緒にいいでしょう?」
 「ダメよ、二人の邪魔しちゃ」
 
 キョンの家はとても賑やかだ。妹さんとお母さんが、キョンと私の様子を覗きに来る。
 「キョン、今日は妹さんも一緒でいいんじゃないか?」
 「まあ、おまえがそういうんだったら、いいけどな」

 しばらくはこの楽しい時間は続きそうだ。
 
777この名無しがすごい!:2013/07/25(木) 23:14:33.79 ID:r97FUdPC
 夏も本番なので、ちょっと作って見ました。
778 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/07/25(木) 23:37:51.02 ID:ZJ1BGINN
おやすみ
779この名無しがすごい!:2013/07/25(木) 23:45:18.33 ID:7Zb8+b22
>>777
夏休みが8月31日まででなくなった昨今、
エンドレスセブンもよいですな。期待。
780この名無しがすごい!:2013/07/25(木) 23:47:04.13 ID:11eajInI
>>776乙ー
ひまわり→日回り、で3日間がループ?
本来は佐々木さんがキョンと共に在るべきだったのに、たった3日だけ夢を見させてお茶を濁すつもりかと思ってしまう……
781この名無しがすごい!:2013/07/25(木) 23:51:45.23 ID:vPU8BvZ5
投下された方みなさん乙です。

>>767
うーん、姉弟ネタは難しいなとか思ってみたり。
このSSのハルヒさんはかっこいいな。

>>773
楽しそうな世界だ。

>>777
なかなか切ない話だが、佐々木さん力爆発させちゃったのか…。
782この名無しがすごい!:2013/07/26(金) 16:13:25.34 ID:fINBbV8y
ところで全く話が変わるが、ハルヒシリーズって何か不思議だよな。
別に取り立てて文章力が高いわけでも、はっとするような美文でもないのに、グイグイ引き込まれる感覚がある。
なんだろう。平易な癖のない文体だから、物語を追うのに専念できるのかな。
文体で魅せる作家というわけではないのに、なんだか無性に文章が気になった。
強いて言うなら「筆の運びが上手い作家」ってところなのか。
783この名無しがすごい!:2013/07/26(金) 17:50:12.55 ID:MA6qccFE
>>782
SF展開の独創性だと思われ
784この名無しがすごい!:2013/07/26(金) 23:14:11.93 ID:6P80JY4Z
元々時をかける少女とか、
一部のSFと学園ものの相性ってすごくいい組み合わせのがあるんだよね
785この名無しがすごい!:2013/07/26(金) 23:35:49.83 ID:Q6wk3MEt
漂流教室とか?
786この名無しがすごい!:2013/07/27(土) 00:18:30.75 ID:lr36InIB
言葉の選び方が上手いのもあるんじゃないですか?
『ここでそういう表現するのか』な部分が多い しかもそれがしっくりくる
難しい言葉を並べればそれっぽい文章にはなるんだろうけど、それだと高い確率で恥ずかしい厨二文章になっちゃう
そうではなく一見難しそうなその言葉が一番適切に見えるのが不思議
その最たる例がキョンと佐々木さんの会話や宇宙人娘たちを交えた会話じゃないかと思うんですよ
787この名無しがすごい!:2013/07/27(土) 06:57:02.44 ID:/aOAsp6t
>>784
未来人と戦う学園ものドラマとかもあったな
788この名無しがすごい!:2013/07/27(土) 17:05:00.98 ID:+9i5wqf1
シンデレラの世界に佐々木さん放り込んだら、意地悪な継母になってしまった……だって絶対不幸に浸る姿なんて想像できないもん
789この名無しがすごい!:2013/07/27(土) 18:01:16.84 ID:lHByU0+r
剣客商売のヒロインに似ているかも
790この名無しがすごい!:2013/07/27(土) 22:58:30.66 ID:lr36InIB
>>788
王子様な佐々木さんとシンデレラなキョン?(難聴
そうするとほかのメンツは……
継母が藤原で義姉が谷口と国木田
魔法使いが朝比奈さんでネズミが橘
王様がハルヒで王子のお付きが古泉




で、勘違いした長門さんと九曜さんが七人の小人になるんですね
791この名無しがすごい!:2013/07/27(土) 23:34:58.74 ID:lHByU0+r
キョンデレラ
792この名無しがすごい!:2013/07/27(土) 23:36:56.58 ID:+9i5wqf1
>>790
なんで毎回毎回俺の妄想の遥か上を超えてくんだよ!嬉しいじゃないかコノヤロウ(;∀;)
793この名無しがすごい!:2013/07/28(日) 08:10:33.60 ID:HyJx8kef
真夜中特有のナチュラルハイになり、皆でアヒャアヒャ言いながら楽器弾いていると、姉から電話。
元嫁が自宅に来ているから対処するよう言われたのですが、姉に一任したのです。
一晩明けた今、姉からメールがあり
『会わせろとしつこかったから、あんたと別れてからホモに走ったって言っておいた。
今外にいる理由は、おホモ達とお泊まりデート中だからだと言ったら、泣いてた。
居場所教えたから、来るかもね。嫌ならさっさと終わらせて逃げな。』
だそうなのです。
一緒にいる仲間達に言ったら
「よっしゃ、任せろ!立派なホモに仕立ててやる!目の前でお前にベロチューしたらいいんだな?!」
「ホモがきらいな女子はいません!いや、無理!でもいいんです、俺、○○さんみたいな人は好きですから!」
どっちやねん……
と、徹夜のストレスで無駄にテンションが上がり、無茶苦茶なのですよ佐々木さん……
794この名無しがすごい!:2013/07/28(日) 10:41:14.31 ID:gRQ2nAS+
時をかける佐々木
795この名無しがすごい!:2013/07/28(日) 12:02:33.95 ID:UcIV8n/X
こ、個性的な友人達をお持ちですね
796恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/07/28(日) 23:05:07.63 ID:PcwyYbLQ
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 想い重ねてその9

 
 その日、珍しく僕は自分の家に戻った。
 最近は森さんのマンションにいることが多く、あちらが僕の家であるような感じにすらなっている。
 誰もいない家。通いの家政婦はとうの昔に帰っている。
 いつもであれば、少しばかり不愉快を感じさせる我が家の光景ではあるが、今日は不思議とそんな感覚はない。
 ある場所へ連絡を入れ、その後、ニ階の自分の部屋に入り、ベットに身を投げ出して、横になる。
 口元がほころんでいるのが、自分でもわかる。

 彼は不思議な男だ。見た目は凡庸だが、何故か彼の前では、僕は彼と同じ、普通の男子校生でいられるようだ。
 気のあった友人達と海水浴へ行く、なんてことをこの僕が提案するとは。
 おかしさがこみ上げたあと、何故か悲しい気分になる。
 ”いつからこんなふうになった”

 平凡な彼。おかしなあだ名を持つ彼に、涼宮さんは惹かれている。
 僕の心を正常に保たせてくれる、僕の憧れの存在。
 あの日の合コンで、彼を見出した涼宮さん、そして佐々木さん。
 駆け引きや、手練手管とか、そんなのには全く無縁そうな彼が、二人の――いやもう一人、北高の生徒、確か長門さんと
言ったか――女性の心を掴んでいるのは、彼のもつ雰囲気に関係がありそうだ。
 彼の前では僕は普通の男子高校生でいられる。余計な装飾がいらない。そういう自分でいられることに、涼宮さんも佐々
木さんも惹かれたのではないか。

 ”彼とは損得抜きの友人関係が出来そうだ”
 体を起こし、窓の外へ視線を向けると、夜空には白い月が出ている。
 電気を消してみると、暗くなった部屋の中に、月の光が入ってきた。

 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 今日、古泉さんと出かけた。偶然鉢合わせして、それから一緒に買い物に行った。
 洋服を選んでもらい、夕食を二人で(途中で邪魔が入って、六人になったけど)、憧れていた人と出かけられるなんて、
何て今日はラッキーな、一日だったのだろう。おまけに、古泉さんのツテで、泊まりがけで泳ぎに行く話まで出た。
 ”いい感じになってきたのよね。この調子で距離を近づけて行かないと”
 そんなことを思っていたのだが、ふと私の頭の中に、何故か橘さんの顔が浮かんだ。

 ”私のことは気にしなくていいから”
 あの日、橘さんはそう言った。合コンの日、橘さんは古泉さんに一目惚れしていたみたいだけど、その後で「私にはちょっ
と無理かな」とか言っていた。
 橘さんはかなり可愛い。私から見ても美人だと思う。けして古泉さんと釣り合わないことはない。
 今日、古泉さんとお店で会話しているとき、橘さんはとても楽しそうな感じだった。
 ”本当のところ、橘さんは古泉さんのことを、どう思っているのだろう”
 
 そんなことを思いながら、部屋の窓の外に目をやると、白い大きな月が、夏の夜空を照らしているのが見えた。
797この名無しがすごい!:2013/07/28(日) 23:16:42.95 ID:gRQ2nAS+
しえん
798この名無しがすごい!:2013/07/28(日) 23:33:18.50 ID:UcIV8n/X
花火大会のナイアガラを間近で見て来たのですよ佐々木さん
煙直撃してちょっとしか見られなかったものの、なかなか幻想的かつシュールな光景だったのですよ

>>796支援ー
799この名無しがすごい!:2013/07/29(月) 17:52:51.37 ID:zlF5Zpau
キョンか佐々木さん家が停電or断水でどちらかの家に避難…とか考えたが、そこそこ家近いはずだしインフラストップする時は一緒だろうから無理か
800この名無しがすごい!:2013/07/29(月) 20:18:50.10 ID:8TpckxOn
こんばんは、佐々木さん
801この名無しがすごい!:2013/07/29(月) 22:00:27.24 ID:o+pQ3WLR
久々にエロいのが書きたい……
のですが、過去にエロパロ逝きにした話にしても大してエロくもないキャッキャウフフ程度……
主題を掘り下げてエロ抜きにするか、欲張ってエロにするか。
どちらにするのか、迷うのですよ佐々木さん。
802この名無しがすごい!:2013/07/29(月) 22:53:18.56 ID:zlF5Zpau
>>801
突き放すように聞こえるかもしれないが、自分のやりたいようにやるのが一番だと思うよ
佐々木さんの魅力は何といってもキョンとの掛け合いだから、必ずしもエロは必要ないしね
どうしてもって話なら、書き込み時間の末尾が偶数か奇数かで決めるという手段も天に任せるみたいな感じでアリ?
803この名無しがすごい!:2013/07/29(月) 23:21:11.54 ID:PoVUeuu3
>>801
数年後の話ならともかく、なんだかんだ言っても高校生ですからねぇ
若さに任せて『禁則事項です』やっちゃってもいいんだろうけど……
エロパロの作品ってAVそのまんまで年相応の描写の作品て少なくないですか?
初々しさというかぎこちなさというか……なんか違う感じ

ま、そういうのを掘り下げたところでこのスレは全年齢対象だからここでの投下は無理ですよね
向こうに投下してもリンク貼っていただければ読みますよ
貴方のレス番の内容じゃなければ、ですが(私オタクかもですが腐ってはないのでそっち系は苦手です)
804この名無しがすごい!:2013/07/30(火) 00:25:09.11 ID:9f7w7scR
>>802-803
EEを主題にエロパロをやったから、他の題材でやろうと考えているのです。
エロパロ投下の四部作は相当気に入ってますが、こちらに上げたβが消化不良で、そこいらのやりようで迷いまして。

エロを突き詰める方向にはしません(ここでたまにやらかすような、キャッキャウフフ止まり)。
テーマを掘り下げるならエロは必要ない。となりますが……エロ抜きでは成立しない部分も出る。
一例だと『夢幻泡影』。エロパロ盤とβ盤はエロ無しでは読後感が違いますし、ああした描写の部分です。

……書き手の愚痴に等しい内容ですね。もう少し考えてから投下します。
805この名無しがすごい!:2013/07/30(火) 18:26:33.95 ID:AAv+qtBl
期待して松
806この名無しがすごい!:2013/07/30(火) 21:37:38.88 ID:tGkgP7kF
まつ
807この名無しがすごい!:2013/07/30(火) 21:58:35.87 ID:AAv+qtBl
なんとなく佐々木さん松竹梅
808恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/07/30(火) 23:49:23.29 ID:kZMm+N3Z
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 夏の夜想曲 その1

 
 期末試験の結果は、長門と勉強したおかげで、入学時よりかなり成績は向上し、母親は上機嫌だった。
 「長門さんのおかげね。しっかり勉強しなさい。そうしたら、長門さんと同じ大学へ行けるわよ」
 最近、母親はよくこんなことを言う。まだ、大学受験など、先のように思えるのだが、佐々木やハルヒの学校では
、先を見据えた授業を行っているらしい。
 「キョン、君も塾にきてみたらどうだい。塾で学ぶのも、なかなか面白いと思うよ」
 佐々木にそう言われたのではあるが、検討してみるのも悪くない。

 夏休みに入って二日たったある日の朝。
 「ごめんください」
 玄関のチャイムが鳴り、我が家に入って来たのは、長門有希だった。
 淡い穹色のギンガムチェック・ドレスに、少し幅が広い、白い帽子。それは、期末試験が終了して、俺と長門と朝倉
涼子の3人で、気分転換の買い物に出かけたとき、俺が選んだものだった。
 普段の外出にも、海辺に出かけるにも両方にふさわしいデザインと色合いを持つこの服を長門は気に入ってくれたよ
うだ。
 「有希ちゃん、いらっしゃ〜い」
 妹が笑顔で長門を迎える。長門にかまってもらえるのが、妹は気に入っているようだ。
 「悪いが、今日は長門はお前と遊んでやれないぞ。もう少ししたら、俺達は出かけるんでな」
 「え〜つまんない。二人だけずるい」
 「また今度遊ぼうね」
 妹は少し渋ったが、長門が約束したので、一応おとなしく引き下がった(その代わりお土産を約束させられた)。
 
 しばらく長門と話していると、エクスペリアZの画面に「涼宮ハルヒ」の名前が出て、俺が「もしもし」と言うと、で
かい声で、人のあだ名を呼んで、「出かけるわよ!」と言っている横で、佐々木の特徴のある笑い声が聞こえた。
 「そろそろ出かけるか」
 「うん」
 俺と長門は、家を出て、待ち合わせの場所に向かった。

 俺、長門、佐々木、ハルヒ。
 最近固定化してきたこのメンバ-で、今日何をするのかといえば、なんと、今度古泉に招待されていく、海辺で着るため
の、女性陣の水着選びなのである。
 「何で俺が行かなきゃならんのだ」
 最初にこの話が出たとき、俺は断ったのだが、ハルヒが「アンタ、有希の洋服選んであげたそうじゃない。不公平だか
ら、あたしと佐々木さんの水着を選ぶのを手伝いなさいよ」
 ・・・・・・何を考えているのだろうか、こいつは。洋服と水着では全然違うだろう。
 「一緒よ。同じ布使っているでしょうが」
 むちゃくちゃな理屈を振りかざしたハルヒに押し切られ、結局、俺は水着選びに付き合うハメになった。
 「君がどんな水着を選んでくれるか、少し楽しみだね」
 佐々木も楽しそうに笑っていた。
 「私も一緒に行っていいかな?」
 長門も行くと言い出し、俺は女性三人と水着を買いに行く羽目になったのである。
 
809松竹梅:2013/07/31(水) 01:15:56.12 ID:eXSvWIYA
元々松竹梅に上下の関係はないんだよ
冬に緑を保つ松と竹に花を咲かせる梅、これらを合わせて中国では『歳寒三友』と言っていたんだ
諸説はあるけれど日本で松が平安時代、竹が室町時代、梅が江戸時代に吉祥の象徴として見られるようになったのが並びのきっかけらしい
最初に使ったのは京や大阪の花魁たちという説や寿司屋という説がある 恐らく後者だろうけどね
寿司屋で『並』というのは周りの目が気になって気恥ずかしい
それなら『特上』『上』『並』じゃなくて『松』『竹』『梅』といえば粋じゃないか?、という感じが受けたんだそうだ
そしてこの三種は面白い事に植物分類において全く違うものなんだ
松が裸子植物、竹が単子葉類植物、梅が双子葉類植物それぞれの代表なんだ
そしてついでに言うとしめ飾りに使われるウラジロは隠花植物の代表
つまり慶事の花4種類で植物界全体の代表が揃うことになるんだよ

キョン「それはわかったけどさ。
    それが家主が仕事で留守の真昼間にお前ら全員が特上寿司食ってる言い訳にはならんよな。
    営業で近くまで来たから寄ってみたらなんだこれ?」
 橘 「え〜っとそれはその……」
ハルヒ「久しぶりに遊びに来てあげたんだからいいじゃない! 相変わらず頭固いわね」
キョン「逆ギレか、トン畜生」
みくる「ふえぇ、ごめんねキョン君」
キョン「あ、朝比奈さんはいいですよ」
長門 「……」もきゅもきゅ
九曜 「――」ヒョイパクヒョイパク
キョン「お前らはまず人の話を聞け」
鶴屋 「わはは、たまにはいいじゃないか、キョン君も食べるといいさね」
キョン「そうしたいところですけどね、残りはもうないみたいですよ」
長門 「ごちそうさま……」
九曜 「――でした」
キョン「ガリまできっちり完食しやがったなこの野郎共」

くっくっ、いや、すまないキョン
急に皆が遊びに来てくれてね、鶴屋さんが『特上寿司二十人前』差し入れしてくれたんだ
隠すつもりはなかったんだよ
キョン「二十人前……いや、俺はお前が作ってくれた特上寿司に負けない愛妻弁当食うからいいぞ」
うっ、その言葉は嬉しいが急に言うのは反則じゃないか?

鶴屋 「うひゃー、相変わらずアツアツっさねー」
みくる「こっちが照れちゃいますね」
 橘 「いいなーいいなー」
ハルヒ「あーはいはい、仲いいのはわかったからのろけるのやめてくれる?」
キョン「やなこった」
長門 「……」じー
九曜 「――」じー
キョン「やらんぞ つーか散々寿司食っただろうが!」


今日もキョン&佐々木さん家は賑やかで楽しそうです
810この名無しがすごい!:2013/07/31(水) 03:01:26.96 ID:5kuR+1lz
811この名無しがすごい!:2013/07/31(水) 06:03:42.73 ID:5eUH0PTM
>>808
意外と修羅場回避してるなw支援

>>809
オチで顔の緩みが止まらんGJ!
812この名無しがすごい!:2013/07/31(水) 18:15:04.56 ID:5eUH0PTM
687:名無しさん
13/07/31(水) 17:02:10
アクセス規制に引っかかったので、暫くリクエストSSは不可能_| ̄|○

残念…。
人様に迷惑かけてるのはどこのバカだろうね、復帰されるの待ってますよ〜
813この名無しがすごい!:2013/07/31(水) 20:00:56.72 ID:9nlKosGF
佐々木さんかわいいです
814 【小吉】 :2013/08/01(木) 12:08:40.93 ID:QPar+zZd
8月も佐々木さんに大吉を!
815 【だん吉】 :2013/08/01(木) 12:10:54.52 ID:QPar+zZd
まだまだ
816 【大吉】 :2013/08/01(木) 12:12:43.36 ID:QPar+zZd
負けない
817 【中吉】 :2013/08/01(木) 19:26:13.68 ID:FcIw7RF4
おみくじ
818この名無しがすごい!:2013/08/01(木) 21:40:34.27 ID:bjBBmbA8
ツガノ先生版、涼宮ハルヒの憂鬱も来月で驚愕編は終了ということで、次はRainy
dayしかない。それで、おそらく漫画も連載終了?う〜ん、原作も続きが出ない、
佐々木さんいない。これから先どうなるのか。ぷよ先生の方も気になる。
819この名無しがすごい!:2013/08/01(木) 22:50:15.96 ID:ekQDCK07
ツガノ版は書き下ろしやドラマCD等文庫本に載ってない作品ってやったんかな?
オリジナルやるくらいならそっちをやってほしい
正直言ってこの人のオリジナルは微妙すぎるから途中から読んでないのよね
分裂からまた読むようになったけど、佐々木さん登場場面も特にひねりがなくて面白くなかったし……

ぷよはというと、有希ちゃんはともかくハルヒちゃんがネタ切れっぽいんだよなぁ

原作は絶望的だろうし、さてどうなるか……
820この名無しがすごい!:2013/08/01(木) 22:52:04.33 ID:ekQDCK07
sage忘れてた ごめんなさい
821この名無しがすごい!:2013/08/01(木) 23:42:18.58 ID:QPar+zZd
佐々木ちゃんの憂鬱やってくれないかなあ
本気で思う
822この名無しがすごい!:2013/08/02(金) 01:54:17.50 ID:RTixBqTI
こんばんは
823この名無しがすごい!:2013/08/02(金) 18:20:56.40 ID:pWExo0pD
ポカリ派の佐々木さん
824この名無しがすごい!:2013/08/02(金) 22:52:54.03 ID:pWExo0pD
なんだかお腹の具合が不穏なのですよ佐々木さん
825この名無しがすごい!:2013/08/02(金) 23:30:08.36 ID:ol+V92VP
佐々木さんとキョンの中学時代のメンツでの話とかやったら面白いんだろうけどな
ま、そうなるとハルヒ達との絡みがなくなるから公式じゃ無理かな?
826この名無しがすごい!:2013/08/03(土) 07:05:57.08 ID:gsul5xD2
端から見るとイチャらぶか、はたまた熟年夫婦かw
スレ住民的にはどちらがお好み?
827この名無しがすごい!:2013/08/03(土) 18:22:32.62 ID:gsul5xD2
食欲が湧かないのですよ佐々木さん…
828この名無しがすごい!:2013/08/03(土) 18:34:44.08 ID:XL1naN3m
>>818
今更かもしれんけど
サムデイやサウンドアラウンドをやるかもしれん
829この名無しがすごい!:2013/08/03(土) 21:37:50.37 ID:ahDt9xrD
ミヨキチが出てたオリジナル回みたいなのやってくれたらいいな。
830この名無しがすごい!:2013/08/03(土) 21:56:55.66 ID:hyWNXNB3
コミックの分量を考えると、、20巻で完結、Rainy dayでちょうどその量になるような
・・・・・・原作は完結したわけではないはず。谷川先生次第ですか?
831この名無しがすごい!:2013/08/03(土) 21:57:07.87 ID:gsul5xD2
いっそ過去の日常系SSで良いやつを漫画化
832この名無しがすごい!:2013/08/03(土) 22:03:24.41 ID:ahDt9xrD
あとハルヒちゃんでは佐々木団メンツはネタ方向にはっちゃけているけど、
佐々木さん本人はおとなしめだわな。有希ちゃんではかなり活躍してたけど。
833この名無しがすごい!:2013/08/03(土) 22:05:44.67 ID:hyWNXNB3
画集に収録されていた「当てずっぽナンバ-ズ」もありましたね。新刊出る可能性は
ありますかね。考えてみたら、伏線回収ほとんどしていないですし。
834この名無しがすごい!:2013/08/04(日) 07:15:40.44 ID:tBTa46rc
ラノベってダラダラ続けて終わらせないまま作者がフェイドアウト、ってパターン意外と多いらしいからなぁ

※829
あれのせいでSOS団とミヨキチが分裂前に会ってる事にしてしまった
そのことが公式で認められたとするなら今後原作でSOS団とミヨキチの「はじめまして」の会話はなくなる
そうなるとコミック読んでない人は混乱するからこれからもミヨキチはキョンの回顧の中でしか登場できなくなる
若しくはあれを元に谷川先生が短編を書くか「実は以前に皆会った事があり……」的な補足説明を書く事になる
どっちにしてもあれは余計な事だったと思うよ
835恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/08/04(日) 13:54:11.19 ID:izu5N8Ao
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 夏の夜想曲その2

 
 青い海、白い砂浜、照りつける太陽、吹き抜ける潮風、とまあ、定番宣伝文句がそのままじゃねーか、とツッコミ
を入れたくなるような、海辺のリゾ-トホテルに俺達はやってきた。
 「気に入っていただけると良いのですが」
 古泉はそう言っているが、格安で(古泉はタダでいいと言ってのだが、それじゃあまりにも厚かましいので、食事
代は出すことにした)泊まれるのに、文句は言うまい。それに見た感じ、かなり期待できそうだ。
 「さすが古泉君、すごく良さそうなところじゃない!」
 ハルヒのテンションはかなり上昇しているようだ。

「それにしてもあなたも奇特な方ですね」
 ホテルの送迎バスの中で古泉と話していたとき、そう言われた。
 「女性三人の水着選びに3時間も付き合われるとは。涼宮さんと佐々木さんから伺いましたよ」
 思わず俺は顔をしかめた。
 何件も店を周り、三人の水着姿を批評させられ、各店舗の女性従業員から生暖かいような、なんとも形容し難い視線
を向けられ、すこし居心地の悪い思いをしたものである。
 「お二人共、とても喜ばれておられましたよ。特に佐々木さんはかなり気に入られておられたようですね」
 喜んでくれたならそれでいいが、しかしかなり疲れたのもまた事実である。
 「男性としては役得ではないのですか?」
 そりゃ彼氏とか彼女とかの関係である時のことだろう。ただの服なら構わんが、水着というのは微妙なものがあるんだ。

 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 今回、古泉君の招待によりこの旅行に参加したのは、七人。すなわち私、キョン、古泉君、涼宮さん、長門さん、そして阪
中さんと、阪中さんの友人で北高生の橘さんである。
 ツインテ-ルの彼女は、合コンの時、古泉君と話していたのを見ている。その後どうなったかは知らないが、阪中さんが誘い、
古泉君も了承したらしい。
 ”森さんは行かないの?”
 光陽にいるときは、古泉君は涼宮さんの側にいる印象が強いのだが、森さんともいる時間は多い。昔からの知り合いらしく、
古泉君のことを「古泉」と呼び捨てにするのは、森さんだけだ。
 ”森さんは行かないそうですよ。気分が乗らないとかで”
 涼宮さんが古泉君に訪ねると、彼はそう返答した。

 -----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 ”私は行かないわ。あなたたちだけで楽しんでいらっしゃい”
 僕が森さんに話を持っていくと、彼女はそう答えた。
 ”ちょっと気分が乗らないの。この部屋でのんびりしておくわ”
 活動的な彼女には似合わないセリフを吐いたが、その時何故か僕は安堵したような気分になった。

 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 ”いい?長門さん。アドバンテージは長門さんにあるのよ。だけど、涼宮さんは押しが強そうだし、佐々木さんは、なんかキョ
ン君好みのような気がするわ。この旅行を通じて距離を縮めなさい。ぐずぐずしていると、鳶に油揚げさらわれるわよ”
 出かける前に、涼子に随分念入りに言われた(少し怖い顔していたけれど)。
 ただ、彼ともっと仲良くなりたいと思う気持ちは以前より強くなっているような気がする。佐々木さんや涼宮さんと一緒にいても
楽しいけど、二人でいるときは、気分が高揚する。
 涼子の言葉を思い出して、私は彼が選んでくれた水着が入った袋を握り締めた。
836この名無しがすごい!:2013/08/04(日) 16:11:56.77 ID:ncSXNPQE
支援
古泉周りが一番複雑だなー
837この名無しがすごい!:2013/08/04(日) 17:42:57.48 ID:1V5rBREh
6月分のまとめ作業しました。

>>448は小ネタとして面白いけど無題なのがもったいない。
うまいのが思いつかなかったのでタイトル募集中。
838この名無しがすごい!:2013/08/04(日) 17:54:35.61 ID:1V5rBREh
今年の夏のイベントは佐々木さんネタ本当に乏しい。
どうやら皆無じゃないけど、去年の冬を最後にあらかた完結された感じだし。

(ハルヒシリーズ全体で言えることだけど)新しいネタが出ない以上仕方ないといえば仕方ない。
画集の書き下ろしでオイシかったのはハルヒと古泉くらいだしね。
839この名無しがすごい!:2013/08/04(日) 18:17:30.92 ID:ncSXNPQE
乙っす!

新しい佐々木さん、暫くはハルヒちゃんに期待するしかないのかなあ…
840この名無しがすごい!:2013/08/04(日) 18:22:27.85 ID:sVY/efju
ぷよとツガノは頑張っている
841この名無しがすごい!:2013/08/04(日) 19:57:08.35 ID:izu5N8Ao
>>837 いつもご苦労様です。おかげで、楽しく読ませていただいています。
乙です。
 
842この名無しがすごい!:2013/08/05(月) 09:25:02.19 ID:zJ1ee4yj
ぷよ版で佐々木団見たけどさ、藤原が暴言吐きまくりで、すごい不愉快だった。本編でも、そうだったけど相変わらずハエみたいにゴチャゴチャと五月蝿い奴だな。
キョンも物理的に黙らせてやれよ。
843この名無しがすごい!:2013/08/05(月) 11:25:01.55 ID:L5yngstU
>>837 コ−ドネ−ムはきょっこたん。慰めのアンブレラというパクリ丸出しの題名
はいかがでしょう
844この名無しがすごい!:2013/08/05(月) 11:33:38.83 ID:L5yngstU
失礼。日傘はパラソ−レでした。アンブレラは雨傘ですね。気休めのパラソ−レ
と言う題名はいかがでしょう?
845この名無しがすごい!:2013/08/05(月) 20:04:21.50 ID:eBp1TKx6
食欲不振でたぶん今日1000kcalも摂ってない…
どうしましょう佐々木さん
846この名無しがすごい!:2013/08/06(火) 00:03:37.20 ID:BFpBhsKr
食欲不振の時は胃腸の働きも弱くなってることが多いからカロリー取りすぎるのも問題だね
きゅうりとわかめの酢の物や蒸し鶏のコールスローサラダなんかを前菜にちょっと加えてみては?
作るの簡単な割に酢は食欲増進にもなるし夏バテにいいよ
それと、アサリをレンジで酒蒸しにしてネギとお湯を加えて醤油を数滴
このスープも胃に優しいし出汁も出てて美味しいよ
847この名無しがすごい!:2013/08/06(火) 00:09:20.02 ID:EKj0zEIT
>>843-844
71-448「きょこたん、気休めのパラソーレ」として収録しました。
タイトルありがとうございました。
848この名無しがすごい!:2013/08/06(火) 08:04:33.38 ID:hb/cZ+2+
>>846
ありがとう
具材がないのであさりは蜆の味噌汁で代用してみます

>>847
おつです〜
849この名無しがすごい!:2013/08/06(火) 21:39:35.65 ID:hb/cZ+2+
今日は数日ぶりの洒落ならん蒸し暑さなのですよ佐々木さん
850この名無しがすごい!:2013/08/07(水) 19:07:26.54 ID:eiNU/rhO
佐々木さんのストレス解消法は何だろう
851この名無しがすごい!:2013/08/07(水) 21:26:30.17 ID:uZN/GLPV
暑いですね、佐々木さん
852この名無しがすごい!:2013/08/07(水) 21:39:17.94 ID:eiNU/rhO
どうせ暑いのだからサウナのネタでも書こうと思っだが、よく考えたら生涯で一回しか入ったことなかったのですよ佐々木さん
853この名無しがすごい!:2013/08/08(木) 02:38:02.65 ID:tq9sXrC5
>>850
(1)洋楽を聞く
(2)読書
(3)雑学の仕込み
他に何かないかって?ふん、禁則だ。
854この名無しがすごい!:2013/08/08(木) 07:01:24.07 ID:51tGbw60
>>853
未来人に頼んで佐々木さんを監視してたことがバレ、折檻される主犯きょこたんと実行犯藤原の様子がありありとw

ストレス解消法、一番はやっぱりキョンとの会話なのかな
そのために洋楽聴きながら雑学の本を読む、と
855この名無しがすごい!:2013/08/08(木) 19:02:12.71 ID:3ySEQsoL
ストレス解消法ねぇ
意外なモノの方が面白いけど……こっそり筋トレとかヒトカラとか
そういや知り合いにちょっといいトコのお嬢様いるけど、その子のストレス解消がアニソン熱唱
先々週も友人と三人でカラオケ行って『HEAT』デュエットしてきましたよ
なんで私が歌えるの知ってたんだろ……

因みに私は普段から思春期の娘と息子をからかって遊んでるのでストレスらしいストレスはないです
……って、書いてみると我ながらひどい母親ですな( ̄▽ ̄;)
856この名無しがすごい!:2013/08/08(木) 19:24:06.41 ID:51tGbw60
なんとなく
将来佐々木さんは子供「で」遊ぶ、ハルヒは子供「と」遊ぶイメージだなあ
857この名無しがすごい!:2013/08/08(木) 20:29:11.17 ID:994lvvns
洋楽って意味わかる?
858この名無しがすごい!:2013/08/08(木) 21:11:47.96 ID:51tGbw60
佐々木さんはあんまり気にしてないみたいね
859この名無しがすごい!:2013/08/08(木) 22:39:18.03 ID:tq9sXrC5
ハルヒは一緒に子供になっちゃうからね。
エンドレスエイトでプールで初対面の子供と仲良くなるくらいだし。
というか中学の時にこれまた変に患った反動だと思われ。

じゃあ佐々木さんは一貫して大人かというとそういうわけでは決してないと思うし。
というか現在進行形で患い中?
860この名無しがすごい!:2013/08/08(木) 23:40:02.14 ID:51tGbw60
佐々木さんの症状は、キョンとの再会でますます酷くなるばかりではないかと
861恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/08/09(金) 00:40:58.52 ID:oksSolCs
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 夏の夜想曲その3

 
 俺達が宿泊するホテルの名は「貴洋亭」というホテルで、古泉が言うには、かなり歴史があるホテルということだ。
 「明治後期ぐらいと聞いていますが、このあたりでは一番古いようです」
 ホテル自体は何度か改装をされているので、古めかしさを感じはしないが、何となく歴史の重みを感じる。
 
 「いらっしゃいませ。ようこそおいでくださいました」
 受付のお姉さんが俺たちに声を掛け、古泉は手続きに向かう。
 そんなに荷物は多くは持ってきていないはずだが、俺と古泉で運んだ全員分の荷物は、それなりの量はあった。
 ロビ-には、家族連れや、あるいは友人、恋人などと推測される宿泊客の姿も見える。
 手続きを済ますと、とりあえず荷物を置きに部屋へ向かうとことになった。ちなみに部屋の割り振りは以下の通りで
ある。
 320号室 長門、佐々木、ハルヒ(三人部屋。特別室)。318号室 阪中 橘 317号室 俺 古泉。
 一番豪華な部屋は佐々木達の部屋で、和室と洋間の二つの空間を持つ、かなり広い部屋である。
 「キョン、後で僕等の部屋に遊びにおいでよ」
 佐々木にそう言われたのだが、どう返事して良いのか、少し俺は戸惑い、そんな様子の俺を見て、佐々木はおかしそう
に笑っていた。
 
 「ところで古泉君、夜の食事はどんなものが出るわけ?」
 ・・・・・・つい一時間ほど前に、ここに来る途中に寄ったステ-キレストランで、赤牛のランプ肉ステ-キランチを二人前
食べたのはハルヒだが、もう夕食の話を持ち出すとは、コイツは消化が早いのか?
 「基本的には部屋食は海鮮中心ですが、僕等はビュッフェ(食べ放題)になります。そちらもメインは海鮮ですが、
部屋食よりは種類が豊富ですね」
 「楽しみは多い方がいいわよ」
 「まあ、確かに食事は重要な要素ですからね。涼宮さんの期待に添えるものであると思いますが」
 「じゃあ、しっかり味わうためにも、思いっきり遊ぶわよ!」

 三十分後。俺達は水着に着替え、白い砂浜にいた。
 「どうよ、キョン」
 思わず見とれてしまいそうな(でも、じろじろ見るのは失礼な気もするが)発達した胸を突き出して、仁王立ちで
ハルヒは立っていた。
 俺に選ばせたピンクのフラワ-ワイヤーは、ハルヒのスタイルのよさをさらに引き立たせていて、男の視線を集める
ことは間違いない。
 「僕たちはどうかな、キョン?」
 佐々木は空色のバンダナデニムのレイヤードワイヤーで、細身だがスタイルの良い体型にあっている。
 長門は乳白色のレースワイヤーワンピース付き水着で、佐々木やハルヒに比べると、おとなしい印象だが、長門によく
似合っている。
 「よく似合われていますね。大したものですよ」
 古泉が感心したようにつぶやく。
 ついでに書いておくと、阪中はカラフルな配色のソフトボーダーワイヤ―の水着、橘はマリンニットボーダーの水着で
ある。

 しかし・・・・・・
 「やはり女性陣に比べると、男の水着というものは華がありませんね」
 いや、一応色々デザインも色もあったんだが、結局、ブラックブル-の無地に近いやつを選んだんだ。
 「無難じゃないですか。僕もダ-クグリ-ンの無地にしました。そのほうが楽ですので」
 お前だったら、水着売り場の派手なメンズのやつでも似合うと思うのだが。
 「いや、あんまり派手すぎるのは流石にちょっと遠慮させてもらいたいですね。それに、海辺はやはり美しい女性が
華でしょう。我々は目立つ必要はありませんし」
 まあ、確かにこれだけの美人がそろっていれば、俺も古泉の意見に賛成だな。もともと全員美人だが、水着姿だと、
五割増しどころか、更に綺麗に見える。
 
 「なあ、古泉」
 「なんでしょう?」
 「結構俺達て、恵まれているような気がするんだが」
 古泉は一瞬、首をかしげるような仕草を見せたが、女性陣に視線を向けたあと、納得したように頷いた。
 
 
862この名無しがすごい!:2013/08/09(金) 07:28:13.27 ID:zFcs9aPM
支援
そら恵まれてるわ選び放題だもんよ…
863この名無しがすごい!:2013/08/09(金) 21:30:14.40 ID:zFcs9aPM
紅茶と佐々木さん
864 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:8) :2013/08/10(土) 00:00:36.34 ID:A1wiA6Hl
今晩は
865この名無しがすごい!:2013/08/10(土) 00:38:04.09 ID:FGXcm8py
>>861支援
このまま均衡を保っているならともかく……
二人共いずれ修羅場に巻き込まれるとわかってる状態が恵まれてると言えるのかどうか

16年間使ってきた扇風機がとうとうピクリとも動かなくなりましたよ佐々木さん
捨てるのがためらわれるので定期的に来るリサイクルショップの無料回収に出すことにしました
思い出の品が出来る瞬間ってあっけないものですね
866この名無しがすごい!:2013/08/10(土) 07:37:27.43 ID:H2MwxU/p
思い出ができる瞬間で、何気ないキョンとの会話をずっと覚えてる佐々木さんを幻視した
867この名無しがすごい!:2013/08/10(土) 17:26:46.52 ID:rw9kv2Xq
キョンの中の人がダンガンロンパってゲームに出ていたが
そのゲームの内容が、孤島症候群と雪山での館脱出に似ていた。
何が言いたいかと言うと、佐々木さんがダンガンロンパの世界にいたら、どんな才能があると判断されるんだろうか?
強いて言えば、超高校級の哲学者か。
868この名無しがすごい!:2013/08/10(土) 18:26:49.65 ID:H2MwxU/p
>>867
高い洞察力と分析力を持ってるが故に、重大なヒントを遺してリタイアする役にされてしまいそう(´・ω・`)
869恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/08/10(土) 21:34:52.20 ID:rH20hT2C
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 夏の夜想曲その4

海に来たら何をするか?という問いに対して、決まりきった答えしか出ないような気はする。
 で、俺達はその決まりきったことを楽しんでいた。
 中学時代、国木田と、あるいは妹や妹の友達のミヨキチとプ-ルに行って泳いだことは、結構ある。
 まあ、子供の多さにいささか閉口したものだが。
 プ-ルとは比較にならないくらい広い海に、そこまで多くはない人の数である。泳ぐスペ-スはたっ
ぷりある。そういうわけで、俺は思いっきり泳いでいた。
 「結構速く泳げるのね」
 少し意外だというような表情で、ハルヒがそう言った。
 そう言うハルヒは、他の皆とビ-チバレ-をしたり、古泉が借りてきたゴムボ-トに乗ったり、あるい
は俺と同じように泳いだりと、色々と積極的に楽しんでいた。

 少し一休みするために、俺と古泉で設置した大きめのビ-チテントに戻ると、そこには佐々木がいた。
 「佐々木、泳がないのか?」
 佐々木から受け取ったタオルで水気を拭きながら、俺はテントの中にいる佐々木に尋ねる。
 「いや、行こうとは思っているんだけどね。ちょっと準備がまだ出来ていなくてね。それが終わった
ら泳ぎにいこうと考えていたんだよ」
 ああ、なるほど。
 「で、キョン。君に頼みがあるんだけど」
 ん?何だ。俺にできることなら手伝うぞ。
 「ありがたい。実は僕の背中に日焼け止めを塗って欲しいのだが。前は自分で塗ったのだけど、後ろの
方は手が届かないのでね」
 -------------------------------------------------------------------------------------------
 えー、その、何でこんなことになっているのか。
 テントの中に俺と佐々木の二人。
 目の前に水着姿の佐々木がうつぶせに寝そべっていて、その横に何故か俺は正座で座っていて、手には
佐々木から渡された日焼け止めを持っている。
 「それじゃ、お願いするよ、キョン」
 とりあえず、佐々木の言う「適量」の日焼け止めクリ-ムを取り出し、両手につける。
 そして、肩から塗り、だんだん下の方へ場所を移動して、まんべんなく塗っていく。
 ”うわ、佐々木の肌ってスベスベだ”
 俺の肌との感触の違いに、心臓の音が妙に早くなり、手先が少し震えそうになるのをなんとか抑えなが
ら、「平静に」、「平静に」と心の中で呪文のようにつぶやき、日焼け止めを塗っていった。
 -------------------------------------------------------------------------------------------
 我ながら、ちょっと大胆なことをしたものだと思う。
 キョンは丁寧に、優しく日焼け止めを私の背中と足に塗ってくれた。
 終わったあと、キョンは顔が真っ赤になっていたけど、健全な男子なら当然の反応かな。
 私も内心ドキドキしぱっなしだったけど、努めて平静に振舞った。
 ”佐々にゃん。女は度胸だよ。夏は大胆にいくがいいっさ”
 出発の何日前、たまたま出会った鶴屋さんが、どこで聞きつけていたのか、私にキョンの攻略方を(
おそらくキョンの友人にして、鶴屋さんの彼氏である国木田君が教えたものと推測される)教えてくれ
たのであるが、効果は抜群だ。
 「一緒に泳ごうよ、キョン」
 キョンの手を取り、私は海の中へ向かう。
 ”海水で身を冷やさないと、ドキドキが止まりそうにない。頭も落ち着かない”
  ------------------------------------------------------------------------------------------
 海水の冷たさが心地よい。
 流石にさっきの出来事は、高校男子には、少し刺激が強すぎたが、なんとか落ち着いてきた。
 「キョン、あそこの岩場まで競争しよう」
 佐々木の体は細身だが、泳ぐ姿はなかなか力強いものがある。綺麗なフォ-ムで海の中を移動する。
 「負けるかよ」
 俺も佐々木を追いかけて、腕に力を込める。
 古泉が呼びにくるまで、しばらく俺達はそうやって二人で泳いでいた。
 
870この名無しがすごい!:2013/08/11(日) 00:02:56.03 ID:H2MwxU/p
支援ー
この世界の佐々木さん積極的やね
871この名無しがすごい!:2013/08/11(日) 21:05:00.16 ID:zHPDIYZo
夕立が恋しいのですよ佐々木さん
872この名無しがすごい!:2013/08/11(日) 23:32:10.69 ID:tgWvIIzZ
こんばんは
873この名無しがすごい!:2013/08/12(月) 18:04:27.49 ID:pJawU/ry
暑さのニュースばかりですね佐々木さん
実際この殺人的な暑さはいつまで続くのでしょうか
      俺の後ろに○○○はいない。いるのは・・・・・・

 「キョン、そろそろ起きないか」
 すこしまどろみがちだった俺の背中を、誰かがつつく。
 「あと少しで今学期の授業は終わる。最後の時間ぐらい起きているフリをするんだ」
 「へいへい」
 
 「最近ねむそうだね。深夜放送でも聞いているのかい?」
 「いや、ほら、最近熱帯夜が続くだろ?眠りが浅くてな。それとほら、文芸部の部誌とライトノベル
新人賞に応募する作品を同時に書いているからな」
 「そういえば、長門さんに言われていたんだっけ」
 「お前の担当するミステリ-作品が、どんなものになるか、楽しみだな」
 「君の書く恋愛小説も興味あるよ」
 俺は少し苦笑いを浮かべた。

 「ところでキョン、明日から夏休みだが、水曜日と土曜日は塾に行くとして、月曜日は君の家で勉強
だからね」
 「ああ。俺も助かるよ。お前と勉強するとわかりやすいし、とてもはかどるよ。期末テストが良かったのも
お前のおかげだしな。お礼に今度飯をおごるよ」
 「それだけじゃなく、買い物にも付き合ってほしいな。君に僕の着るものを選んで欲しい」
 「もちろん、それぐらい喜んでさせてもらうよ」

 今、俺の隣にいるのは佐々木と言って、中学時代からの俺の親友。
 頭が良くて、美人で性格も良く、一緒にいて楽しい女の子である。
 高校は同じ北高に進学して(佐々木はもっと頭の良さそうな進学校にもいけたのだが、なぜか北高にきた)、
、同じクラスで、佐々木が窓側の一番後ろの席、俺がその前の席だ。
 俺と佐々木はクラブも一緒で、文芸部という弱小クラブに入っている。俺が委員をやっている図書委員会の
委員、長門有希に頼まれて、文芸部に入ったのだが、結構面白い。そこで自作の小説を書いたりしているのだが、
、今度話が膨らんで、ライトノベル新人賞に応募してみることにしたのだ。
 「で、どんな話なんだい?」
 平凡な高校生が、少し変わった思考を持つ、我が道を行く女の子に振り回されながら、学校で起こる不可思議な
事件に関わっていく話である。
 「興味深いね。そのヒロインは君の理想の女の子かい?髪型はポニーテールなんだろう?」
 いや、どちらかといえば、少し願い下げをしたいな。最初は面白いかもしれんが、後で堪忍袋の尾が切れそうに
なるだろうな(髪型がポニーテールなのはあたっているけど)。
 「lきみの理想とやらも少し気になるけど、まあ、どんな作品ができるか楽しみだよ。うまくいけば、新人賞を取
れるかも」
 そうだな。その時は賞金でどこか旅行に行こうぜ。
 「君と二人で?それとも文芸部のみんなでかい?」
 その問に答えに窮していると、佐々木がおかしそうにくっくっくっと笑った。
 「僕は君と二人がいいんだけどね」
 
 やれやれ、俺も案外こいつに振り回されているのかな。でも、佐々木にふりまわされるならいいか。
 
875この名無しがすごい!:2013/08/12(月) 21:18:03.20 ID:/sUNmic3
 9月に出る新井輝さんの作品の題名を拝借して作ってみました。
876この名無しがすごい!:2013/08/12(月) 21:37:04.37 ID:5fYfWEib
あれ? 人いませんね?
帰省始まったんでしょうか佐々木さん
福岡市内は帰る人と帰ってくる人が同じくらいなのか、街中の賑やかしさはそこまで変わらないんですよね
でもうちの子供が同じ市内の旦那の両親宅に泊まりに行ってるので家の中は静かです
旦那が中学の同級生&地元就職だとそれぞれの実家も近いから里帰りという感覚が無いに等しいのが……

車で帰省の方は事故に気をつけてくださいね
877この名無しがすごい!:2013/08/12(月) 21:43:40.48 ID:5fYfWEib
おっと、書き込みながら料理をしてたら作品投下されてた
乙です ○○○さんはいずこへ……
878この名無しがすごい!:2013/08/12(月) 21:46:32.86 ID:pJawU/ry
おつー
雰囲気から察するに、キョンの頭の中では最初から二人で旅行が正解だったみたいね
そのくせ親友呼ばわりとは素直じゃないにも程があるw
879この名無しがすごい!:2013/08/12(月) 22:23:02.63 ID:pJawU/ry
うわぅリロってなかった
>>876
規制されてる人がけっこう居るらしいですよ、避難所SS投下スレにもその旨の書き込みと共に投下してあったり
にしても中学の同級生とはこのスレにぴったりのお人ですな、ぜひ佐々木さんとキョンにも同じ道を歩いてってほしいところです
880この名無しがすごい!:2013/08/12(月) 22:51:34.03 ID:h8cqm93e
乙です!
まるで作家キョンの話のエピソード0の一つみたいだ。
881 忍法帖【Lv=15,xxxPT】(1+0:8) :2013/08/12(月) 23:55:47.91 ID:SD7zK0Y0
おつ
882この名無しがすごい!:2013/08/13(火) 07:22:55.27 ID:R4fsgSmg
>>879
避難所見てませんでした ありがとうございます

私自身旦那とは大学卒業するまではちょっと親しい程度の友人で付き合うとか欠片も思ってなかったんです
それが今じゃ二人の子持ちですよ
そのせいか佐々木さんに変に共感してしまっていまだにどっぷりです
ま、身長は多分キョンより高い&空手バカ&元ロッカー&頭悪しでその辺り何も共通点ないんですけどね( ̄▽ ̄;)
883この名無しがすごい!:2013/08/13(火) 12:14:41.88 ID:EnME+BBt
乙です
884この名無しがすごい!:2013/08/13(火) 18:39:17.79 ID:Ito8mojr
>>882
なかなかアグレッシヴな旦那さんのようでw

キョンが結婚したら……口ではやれやれと言いつつ家事したり子供に構ってあげたり、良い夫&父親になるんだろうなあ
885この名無しがすごい!:2013/08/13(火) 19:42:38.68 ID:YEhjp8BN
>>867
論破は
登場人物がかなり死ぬ作品だね
886この名無しがすごい!:2013/08/13(火) 21:09:29.06 ID:R4fsgSmg
>>884
あ、最後の行は旦那じゃなくて私のことです^_^;
旦那は身長190強&元柔道家&アニメ・漫画・ガンダム好き&寡黙な平和主義&ツッコミ役です
それでいて娘のみならず息子の結婚式を想像して涙目になるくらいの超親バカです

キョンも結構な親バカになりそうですよね
妹ちゃん見る限り躾は苦手そうですが、その辺は佐々木さんならしっかりしてくれそうですね
887 忍法帖【Lv=17,xxxPT】(1+0:8) :2013/08/14(水) 18:40:06.84 ID:Bbql6I44
佐々木と
888この名無しがすごい!:2013/08/14(水) 20:01:22.52 ID:Fk6NZadO
靴靴
889恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/08/14(水) 23:59:36.18 ID:6OldSnKV
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 夏の夜想曲その5


 散々海で泳ぎまくったあと、とりあえず、俺達は風呂に入ることにした。
 シャワーで軽く流したものの、潮風と汗で体がベタベタする感じが残っている。
 女性陣も異論はなく、全員風呂に入って夕食を食べることにした。

 「いい風呂だな」
 「ええ。この辺り一帯は、温泉地でもありますからね。ホテルや旅館のほとんどは、大浴場や露天風呂とか
備えていますね」
 「なるほど、人気があるわけだ」
 とはいうものの、そんなに大浴場は、入浴している客が多いわけではなかった。ちょうどいい時間帯だった
のかもしれない。
 お湯が触れると、少し日に焼けた皮膚がヒリヒリする。ボディソ-プで多めに泡立てて、軽くこすり、汗や汚
れを洗い流すと、体がさっぱりした気持ちになる。
 「露天風呂に行きましょうか」
 異存はなく、俺と古泉は外に出た。

 露天風呂から、波が打ち寄せる砂浜が見え、浜辺にはまだ人がいるものの、さすがに少なくなっていた。
 「あれ、キョンじゃないか。どうしてここに?」
 聞き覚えのある声に振り向くと、そこには国木田の姿があった。
 国木田、何でここにいるんだ?
 「僕は泳ぎに来たんだよ」
 俺も一緒さ。ここにいる古泉に誘われてな。俺たちだけじゃなく、長門や阪中や橘、それに光陽の佐々木や
涼宮ハルヒも一緒なんだ。ところで、お前は誰と来たんだ?谷口か?
 「あ、その・・・・・・僕は鶴屋さんと来たんだ・・・・・・」

 おい、古泉。鶴屋さんてお人は、肉食系女子なのか?
 「いや、まあ、結構大胆なところはありますね。なんといいますか、規格外とでもいう人で、僕にも良く
わからないところはあります」
 うむ〜、しかし高校生の男女が二人で泊りがけの旅行とは、その・・・・・・一夏の○○?
 しかも部屋を聞くと、308号室。俺達が宿泊している階の並びにある、セミスイートル-ムじゃないか。
 正直、どこまで国木田と鶴屋さんの仲は進展しているのか。少し、いや、少しどころか多いに興味あるが、
出歯亀の趣味は俺にはない。ここは静かに暖かく、友人が大人の階段を上るのを応援するとしよう。
 「ところで国木田、お前達、食事は部屋で食べるのか?」
 とりあえず、話を別の方向に持って行くことにした。

 それにしても、鶴屋さんはかなりの大物らしい。
 食事は俺たちと同じビュフェレストランだったのだが、当然そこには佐々木やハルヒがいるわけで、色々聞
かれるわけだが、あっけらかんと答えていた。
 その時の女性陣の表情はなかなか見ものだった。当の本人は堂々たる態度で、聞いている佐々木達の方が恥ず
かしそうな(でも、興味津々といったような)表情だった。
 皆同じ並びの席に座ったわけだが、鶴屋さんは国木田の隣に座り、二人の仲を俺たちに見せつけていた。
 ”しかし、こうやってみると、国木田と鶴屋さんはいい組み合わせだな”
 
 「キョン、大丈夫かい?食事が止まっているよ」
 思わず国木田と鶴屋さんに見とれていて、隣に座っていた佐々木に声をかけられて、俺は我に返った。
 
890この名無しがすごい!:2013/08/15(木) 19:18:24.06 ID:odNVdKVp
実家で栄養的にいろいろ補充してきたのですよ佐々木さん

>>889支援ー
891この名無しがすごい!:2013/08/15(木) 19:32:30.90 ID:CMioxarS
こんばんは
892恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS:2013/08/15(木) 21:58:29.04 ID:hXQv3ifH
恋愛苦手な君と僕〜放課後恋愛サ−クルSOS 夏の夜想曲その6


 「少し散歩してきます」
 そう言って、僕は部屋を出た。理由はないが、何となく外を歩きたかったのだ。
 何となく気分がいい。酒に酔って気分が高ぶるのと似たような感覚だ。
 気の合う友人達と出かけ、多いに楽しむ。久しぶりのような気がする。
 海岸沿いを歩き、波の音に耳を澄ませる。人影はごくまばらだ(だいたいどんな人達か想像はつくのだが)。
 結構長い距離を歩き、「貴洋亭」へ戻って来た。
 「?」
 暗闇から、スっと、まるで気配を感じさせない忍者のように僕の前に現れたのは・・・・・・

 「やあやあ、こんばんわ古泉君」
 ニコニコ顔の鶴屋さん。とても明るい笑顔で元気いっぱいと言ったような表情を見せている。
 「一人で夜の散歩かい?」
 「ええ。出歩きたい気分だったので。鶴屋さんも散歩ですか?」
 「うんにゃ。ウォーミングアップに行くのさ。メインディシュをいただく為の事前運動さね」
 一瞬、意味がわからなかったが、すぐに理解した。
 「かなり国木田君に入れ込んでいるようですね。鶴屋さんがそんな行動をとるのは珍しいことです」
 「そりゃそうっさ。あれだけの逸品はそうそういないよ。磨けば磨くほど光る珠だね。自分が惚れ込んだモノ
を手に入れる為には、全力を尽くさなきゃね。神様ってのはあんがいケチでしみったれなんで、神頼みだけじゃ
なかなか手には入らないんだよ」
 なかなか過激な、しかし的を射たセリフではある。
 「古泉くんも、いろいろやらなきゃ、欲しいものは手に入らないっさ」

 「僕が欲しいもの?」
 「ハルにゃんと普通の高校生活」
 鶴屋さんを取り巻く空気が変わったような気がした。
 「古泉君。お姉さんから一つアドバイスをしておくよ。聞きたくなければ流しといて構わないっさ。ただ、友人の
幸せを願う者の言葉として聞いてくれないかね」
 「・・・・・・・・・」
 無言の返答をどうとったか。
 「今までのことを続けるのはもうやめにしとくんだね。お互いに不幸になるよ。君たち二人の結びつきはすごく強
い。それが愛情かそれとも憎しみなのか。両方なのかもしれないけどさ、いつまでも一緒にいることが愛でもないよ」

 「・・・・・・鶴屋さん、あなたは僕らの関係をどこまで知っているんですか?」
 喉の乾きを猛烈に感じる。自分の声が平静を装うとしながらも、失敗している事がわかる。
 「まあ、だいたい全部。あたしは森さんの親友だよ。親友を名乗るなら、苦しみに気づくことは大事なことさ」
 「僕らの本当の関係も?」
 鶴屋さんは黙って頷いた。
 「鶴屋さん。あなたはやはり規格外の人だ。知ってて僕らと付き合える人間なんて、そういませんよ」
 「それを決めるのは世間じゃなくてあたしの意志っさ。あたしは自分の価値観で動く。そのことが巻き起こすことに
かんしては自己責任で引き受けるのだよ」
 力強い意思と言葉。鶴屋さんというひとりの人物の人格を作る根底。
 そんな力強いものは僕は持ってはいない。僕は弱い人間だ。
 
 鶴屋さんと別れ、部屋に戻ると、”彼”の姿はなく、「出かけてくる」と書かれた書置きが卓の上に残されていた。
 佐々木さんか長門さんの所にでも(同じ部屋だが)行ったのだろうか。
 敷かれた布団に横になり、天井を見上げていると、鶴屋さんの言葉が蘇って来る。
 ”別れることも愛の形なんだよ、古泉君”
 その言葉は僕の胸に重くのしかかっていた。
893この名無しがすごい!:2013/08/15(木) 23:43:44.95 ID:/t21lQN9
>>890
夏休みの真っ直中お盆だというのに宗教観がなさ過ぎるキョンを捕まえて
日本人の宗教観とは何かを伝えるために自分の祖父母に住まう
兵庫県中北部まで電車で二人旅をして行ったはいいけれど
孫娘が婚約者を連れてきたと確信した祖父母が揃ってキョンに
滋養強壮気の強すぎる食品ばかり夕食に供するのを見て赤面しただけでなく
自分も一緒に食べてしまって悶々とした夏の夜を過ごすところまで幻想。
894この名無しがすごい!:2013/08/16(金) 00:22:28.89 ID:eOZk4B1o
>>890
うちも今日は家族4人で私の実家へ泊まりに来ています 夕飯はとんかつパーティ

拝啓お母様、やはり六人で豚肉6キロにキャベツ2玉はちょっと多いと思うのですよ
中学生の娘と小学生の息子が終盤ほぼ無言になっていましたよ?
あと、食後に子供に対し下ネタ振るのやめてください
それは私の役割です
895この名無しがすごい!:2013/08/16(金) 07:32:15.07 ID:244KiW/F
おはささきさん
>>892
古泉パートは重いね支援

>>893
貴方は蒸れレインコートの人ですか?それともカルピスの人なのですか?
もう自分でSS書いちゃえよw

>>894
最後で吹いたww間違いなく遺伝だな
自分はくしゃみの仕方に遺伝を感じます…
896この名無しがすごい!:2013/08/16(金) 19:04:28.60 ID:244KiW/F
今日は気温30゚しかないので涼しいのですよ

慣れって凄いですね佐々木さん
897この名無しがすごい!:2013/08/16(金) 21:33:14.40 ID:2m7bipUJ
>>896
少し涼しくなりましたね
898この名無しがすごい!:2013/08/16(金) 23:56:22.67 ID:Y8B6bKbn
899この名無しがすごい!:2013/08/17(土) 00:07:05.87 ID:YxFZ1gyq
夜の佐々木さん!?
900この名無しがすごい!:2013/08/17(土) 11:10:53.05 ID:3HXjKVBn
ファーストフード店で同じ名字のツインテールのバイトに応対されているうちに
相手の方が身体的数値が上で内心イラッと来る佐々木さん。
身近なツインテールに八つ当たりする佐々木さん。

きょこたん終了のお知らせ。
901この名無しがすごい!:2013/08/17(土) 12:17:22.92 ID:w3vfuI8h
佐々木かわいいよ佐々木
902この名無しがすごい!:2013/08/17(土) 18:48:28.43 ID:YxFZ1gyq
佐々木さんは佐々木さんだから佐々木さんなのですよ
903帰省〜お盆狂想曲〜:2013/08/17(土) 23:12:04.64 ID:R6QQ94ic
        帰省〜お盆狂想曲〜 佐々木さんどきどきナイトその一
 
 *世界観は、俺の後ろに○○○はいない。いるのは・・・・・・ の延長みたいな世界です。

 お盆には七月盆と八月盆がある。俺らが住んでいる地域及び田舎のほうでは、七月盆が主流なので、
それが当たり前だと思っていたのだが、佐々木の祖父母さんが住んでいる地域及び全国では八月盆が
主流であると、佐々木に習ったのは最近のことである。
 「あれだけニュ-スで帰省に伴う交通渋滞が報じられているのに?」
 佐々木はやれやれとつぶやき、首を降った。
 「じゃあ、キョン、君はお盆に帰省した経験がないのかい?」
 だいたい黄金週間に親戚一同集合するのが主流だな。
 「ふむ、キョン。実は僕は今度のお盆に、母親の実家を尋ねる予定なのだが、どうだろう、君も一緒
に来ないか?うちの田舎ではお盆は祭りを兼ねているのでね。普段は静かなのだが、この時期は結構賑
わうんだ。良き日本の風習を味わうために来てみないか?」

 親族でもないものがお邪魔して良いものだろうか?と考えたのだが、遠慮はいらないよ、という言葉
に甘えて、俺は佐々木の田舎にお邪魔することにした。
 ”いずれ、家族になるのだから気にしない、気にしない”
 何か佐々木が言ったのだが、小声だったため、良くは聞こえなかったのだが。
 佐々木の田舎は、県北部の、隣の県との境に近い、山に囲まれた土地で、歴史ある宿場町の流れを組
み、更に山を越せば日本海も近いという、自然に恵まれたところである。
 「だから名物料理に事欠かない。海の幸と山の幸が十里以内で手に入るため、”御食之地”とも称さ
れたところなんだよ」
 なるほど。うっかり八兵衛じゃないが、名物料理に何があるんだ?
 「時期的には少し外れるけど、蕎麦が有名だね。山芋の産地としても名高いから、麦とろろは旅館や
、食堂には必ずあるメニューだね。後は合鴨、地鶏、但馬牛、それと朝来川のうなぎと白魚は外せないかな」
 詳しいな。さすがは佐々木だ。

 佐々木の祖父母の家というのは、播州瓦の白壁作りの趣のある白壁和風の家で、元は地主だったそうで、
現在でも佐々木の伯父さんが生産法人(佐々木がそういったのだが、よくわからん)を作って大規模農業を
展開しているそうだ。(ちなみにその伯父さんの家は、佐々木の祖父母の家の隣であり、これまた風格があ
る家だ)。
 「おじいちゃん、おばあちゃん、ただいま」
 玄関を開けて、佐々木が家の中に呼びかけると、年はとっているが、矍鑠とした動きで、元気そうな老夫婦
が奥から出てきて、孫と俺を迎えてくれた。
 「おじいちゃん、おばあちゃん。こちらがこの前話した私の親友のキョン。ここの祭りを見たいと言ってい
たから連れてきたよ」
 「おお、君がキョン君か。娘と孫がいつも話しているよ。よく世話になっているそうだね」
 とんでもないです。世話になっているのは俺の方です。高校に合格できたのも佐々木のおかげです。
 俺は深々と佐々木の祖父母に頭を下げた。
 「礼儀正しい人ねえ。これなら○○○(佐々木の名前)も安心ね」
 佐々木のお祖母さんが軽やかに笑ってそう言った。

 日中は佐々木の案内で、この地域の観光名所を見て回った。佐々木の詳しい解説付きだったので、この地域
の歴史がよく分かり、実に興味深いものだった。
 夕食はご馳走だから、昼は軽く食べようという提案に従い、名物のそばを食べることにした。ここら辺の蕎
麦は、そば粉のつなぎに山芋を使うというものだが、夏バテにも効くそうである。
 「今年は特に暑いから、夜でも気をつけておかないと、体力を消耗するよ」

 夕食は佐々木の祖父母が腕によりをかけてくれたものだった。
 朝来川の天然物の鰻の蒲焼丼に地鶏の鍋に(有精卵に浸して食べる)、但馬牛の一皿焼肉と、なるほど体力が
つきそうなメニューである。
 「夏と夜を乗り切るには、若いものはこれくらい食べなきゃいかんよ、キョン君」
 佐々木のお祖父さんは、そういって、豪快に笑った。

 
904この名無しがすごい!:2013/08/17(土) 23:37:37.25 ID:GAogifNK
乙です!
905この名無しがすごい!:2013/08/17(土) 23:40:37.35 ID:YxFZ1gyq
これは支援かな?まだ続くみたいだし
906この名無しがすごい!:2013/08/17(土) 23:51:14.79 ID:1htSD+U+
907帰省〜お盆狂想曲〜:2013/08/18(日) 00:06:04.31 ID:zRND3EGI
帰省〜お盆狂想曲〜 佐々木さんどきどきナイトその二
 
 夕食のあと、八〇〇〇発の花火と城跡公園での大市民盆踊りを鑑賞(踊りには俺たちも参加した)しに出かけ、
その後、俺達は夜風に身を晒しながら、佐々木の祖父母の家に戻った。
 二人共浴衣姿で出かけたのだが、佐々木の朝顔の絵柄の浴衣姿はとてもよく似合っていて、月夜に照らされた白く
細いうなじはとても綺麗だった。
 家に戻り、シャワ-を浴びて、着替えたあと、少し疲れたこともあって早めに眠ることにしたのだが・・・・・・

 あの〜佐々木さん。これはどういうことでしょうか?
 立派な畳の敷かれた和風の客間に、布団が二つ並べられている。あいだに仕切りなどありません。そして布団の距離が
近いのですが。
 まさかと思いますが、二人で一緒にこの部屋で休めということですか?
 「どうやらそうみたいだね」
 何を考えているのだ、お前の祖父母は?
 「まあ、君なら信用できると思ったのじゃないかな。二人共君を気に入ってくれたようだし」
 うむ〜。しかし、俺もその思春期の男だし、その理性を持って事に当たるのではあるが、間違いは犯さないように誠心
誠意をモットーに・・・・・・とにかく、ここはお祖父さまたちの信用を裏切らないようにせねば。
 「そういえば、おじいちゃんもおばあちゃんもいないみたいだね。伯父さんの家にでも行ったのかな?」
 理性 理性 理性。人間信用第一です。

 しかし、その夜はなぜか体が火照ったような感じでなかなか寝付けない。まあ、当然といえば、当然だ。
 ”なんせ、佐々木が隣にいるんだから”
 無防備な、美しい、綺麗な寝顔を晒して、俺のすぐそばで佐々木は休んでいる。こんなに近くで、佐々木の顔を見るのは
初めてのことだ。
 「こんな綺麗な美人が俺のことを親友と呼んでくれるなんてな」
 中学時代に出会い、一緒に北高に進学し(というか佐々木のおかげでかろうじて合格したわけだが)、今じゃ俺の親友であり、
そして・・・・・・
 「俺の大切な、気になる存在」
 佐々木を大事にしたいと思う。俺たちの関係を大切にしたいと思う。
 「おやすみ、佐々木」
 なんとか心を落ち着け、眠りに着く前に俺は佐々木にそっと呟いた。

 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 次の日の朝
 朝っぱらから、俺の大音量の叫び声が客間に響きそうになった。
 目が覚めると、俺の目の前に佐々木の顔があった。
 恐る恐る体を起こすと、何故か俺の布団に佐々木が入っていた。
 ”カミ二チカッテボクハナニモシテイマセン”
 とりあえず、佐々木を起こさないように、そっと布団を抜け出し、部屋の外に出てみる。
 深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。
 「寝ぼけたのか、佐々木は」
 とりあえず、知らないフリをしておこう。
 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 「全くキョンは真面目なんだから」
 キョンが部屋を出て行ったあと、私はため息を付いた。
 「私だって、結構ドキドキしたんだから」
 ちょっとした冒険。自分の素直な気持ち。でも、私たちにはまだ早いかな。
 ”それでも”
 昨夜のキョンの言葉。
 ”こんな綺麗な美人が俺のことを親友と呼んでくれるなんてな””俺の大切な、気になる存在”
 キョンの気持ちを知ることができた夏の日。思い出に残る一夏の冒険。

 >>893の方の書き込みを見て作ってみました。
908この名無しがすごい!:2013/08/18(日) 00:44:31.21 ID:kQypXhhl
職人のみなさまの活躍のおかげで、早くも次スレです。

【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part72【変な女】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1376754011/
909この名無しがすごい!:2013/08/18(日) 06:00:57.22 ID:52GY0Nbj
>>907
乙です
キョンはこうでないとキョンじゃないですよね

>>908
おおう、気がつけば容量が……乙です
910この名無しがすごい!:2013/08/18(日) 07:49:59.60 ID:te11RwbI
>>907>>908も乙!
紳士過ぎるのも考えものだぞキョンwそしてたくさんSS投下してくれる職人さんありがとー
911この名無しがすごい!:2013/08/18(日) 08:52:38.92 ID:OeWVfBvB
いつも書いてくれている人達のみならず、別の佐々木スキーの方もSSを投下して
スレが埋まっていく様が無性に嬉しい。

最近ネタ出しばかりだから、そろそろまたこっちからも透過できればなぁとも思う。
912この名無しがすごい!:2013/08/19(月) 08:15:11.51 ID:jiD1zj3O
まだ行ける?
盆空け最初の月曜日ですね佐々木さん
913この名無しがすごい!:2013/08/19(月) 19:26:46.71 ID:vZsQ3eQC
>>908
おつ
914この名無しがすごい!:2013/08/20(火) 00:36:45.10 ID:D2YM4cZ8
とりあえず次スレに行かせていただきます。
915この名無しがすごい!
なんということだ。現地人に置いていかれた。ふっ、だが、みくる姉さんと
 二人きりというのも悪くはない・・・・・・あれ、姉さんはどこに行ったんだ?