217 :
記憶喪失のベテラン・・・だったような:
何もなかったと書いたけど、結果として大丈夫だったということで、
後ろから殴りかかってこようとした女がいたりした。
ただ、手にコップを持っていたので本当はお茶を持ってきただけだったのか、いまいち分からないところはあった。
そこで本当に後ろが見えるのか証明しろと言う事になって、部屋の様子をモニターする機械を即席で作った。
部品は注文したら用意してくれた。
それで後ろが見えると納得してくれて続行できるようになった。
それでもよそから来た奴が襲い掛かって来たりしたんで返り討ちにしたが、いちいち問題にされた。
襲い掛かってきたから倒しただけなんだが、それがけしからんらしい。
別のところに行くと、ウィルス仕込んだ物を渡された。だから蹴り入れまくった。
既存のシステムを調べると、ブート領域にウィルスがあったので除去し、報告した。
省庁のシステムって案外セキュリティゆるいんだなと。
ところで、あんまり期間が長くなったのでたまってしまって
それが原因で人格交代が起きた。
とっとと抜いたら戻れたので続行できた。
途中で乗り込んできた女がいたのでありったけぶち込んでご苦労様ということで済んだ。
とりあえずやろうと思うことがなくなったので、今度は原発のシステム作ってるところに行った。
ソース見せてもらったがC++で書かれていて分からなかったので教えてというと本を渡してくれた。
入門書だったが基本的にそれを読むだけで理解できた。
そんでバグを1つだけ発見。ごくまれにしか起こらない条件だった。
一通り見たところでシステムを刷新した。
単純に正常と異常しかなかったので、生きてるセンサーがあればそれを使って動くように変更した。
その変更のためにハードを変えてもらうようにお願いしたところ、後日襲撃された。
「ハードを変更すんな」とさ。
中間の状態を伝えるには原発全体に専用の配線を張り巡らさなければならない云々ということだった。
だから「システムとコントロールパネルの間だけでいいよ。」と言ったら納得してくれた。
この変更により、ふくいちのように原発が爆発してもセンサーが次々に壊れてもシステムが動き続けられるようになった。
30億円はそれらの仕事の謝礼だったが、振り込まれた直後に姉から電話があり、消しやがった。
218 :
記憶喪失のベテラン・・・だったような:2013/05/30(木) 14:37:26.09 ID:ME8xWRKr
原発のシステムを刷新したあと、自分の住処に戻ることにした。
寝ているときも気配を感じるように神経をとがらせていて
メキシコ料理店の奴が枕元に立ったときすばやく立ち上がろうとしたんだけど
いつの間にか体は拘束されていた。
気配を感じなかったんだけど、気配を感じる機械と仕組みを省庁で教えたのをメキシコ料理店の男がなぜか知っていた。
それまではそんなことされたことがなかったんだが、布団の中にアルミが仕込まれていて、静電気を感じなくされていた。
確かに変な感じがするなとは思ったが気にしなかったのが仇となった。
それでメキシコ料理店の店主に身柄を拘束されてじわじわと記憶を消され、頭がパーになった。
姉から電話があったのはその後だった。
だから「この金なん?」と聞かれても「知らん」としか答えられなかった。
ま、姉はメキシコ料理店の店主とは同じ暴力団構成員だろうとは思う。
だって、相当憎々しげに電話をかけてきたから。
ほっときゃいいのに。
後日、税務署から呼び出されて何億円払えとか言うんでぼこぼこにしてやった。