【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part68【変な女】

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1この名無しがすごい!
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・前スレ
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part67【変な女】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1337612519/
・佐々木とくっくっ避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8130/
・佐々木とくっくっ避難所(携帯用)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/movie/8130/

・佐々木SSの保管庫
Part1-10まで ttp://blog.goo.ne.jp/sasaki_ss
Part11以降  ttp://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/

・涼宮ハルヒシリーズに登場するキャラクター、佐々木を愛でるスレです
 佐々木 = 例の変な女
 自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで週二回、塾に行く間柄
 キョンとは学校内でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
 キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
 古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
 恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに!?

・次スレは>>970が立ててくれたまえ。立てられない時は遠慮せずに言うといい。
 このスレの住人は快くキミの代役に名乗り出てくれるだろう、くっくっ

・このスレは基本sage進行だ、間違えてageるならまだしも
 意図的にageるような行為は慎んでくれたまえ。
2この名無しがすごい!:2012/09/21(金) 21:01:16.62 ID:V4iOVSao
・リンクを貼るときは直リンは禁止してくれると僕も助かるよ。
・スレタイは佐々木とくっつくではないのであしからず。
・荒らし、それに反応する人への対応は無視するのが一番と昔から決まっているんだ。
・キャラクターを貶めるような書き込みは、荒らし行為なので謹んでくれ。
・どうしてもそういった発言がしたい時は、専用のスレッドを立てて、そこで行うといい。
・妙な書き込みが多数あるときは、書き込み日時の右にあるIDを確認すれば、
同一人物による荒らしかどうかの判断の基準にできるだろう。

・次スレは立候補した人が責任を持って立ててくれたまえ。
 ただし、無理な場合はその所信表明を行い、次なる立候補者を集うべきだね。
・次スレへの誘導リンクが貼られるまでは今まで通り書き込みは控えるのが最良の手立てと僕は思う。

あと、SS保管庫の中の人からこんなコメントをいただいている。
判断はみんなに任せるよ。くれぐれもこれで争うことの無いようにしてくれたまえ。
201    wiki [ sage ]  2007/08/26(日) 09:33:29 ID:lc10YmQU
 どーもwikiの中の人です。
 タイトルにSSってつける件ですが、個人的にはなくても無問題です。
 SSかどうかはみればわかるし。
 今までどおりでOK。
 それよりも、SSにはタイトル(名前欄でも文中でも)と長編なら通し番号をつけてもらえるとありがたいです。
 あと、未完成ならそれがわかるようにしてもらえるとなおよし。
.        , -‐- 、. , -‐-ー .、
.       ,'. /  ト、 ヽ   ヽヾ
        i. ((从ソ 从〉,ハハバゝ
.       l. (|┳ ┳i!i| ─ ─i! 
..      ,ハNiヘ'' ー.''ノiハ、. - ノ’ 
.         〈ヾ/゙ノi  /〈にづ┓___
        _.ノUUZゝぐ___,/__||卅]
        ~,'(_,(ソ__//゙> .> /ヾ⌒ヾ
        (--(ニ二__(ン゙/.(--○<)
.        ゞ/__彡' ¨゚¨    ゞ/__彡'
3お知らせ:2012/09/21(金) 21:04:38.91 ID:V4iOVSao
このスレッドは文芸キャラ板(http://uni.2ch.net/litechara/)への移転が議論されています。
この板に次のスレッドが無い場合は、まず>>1の保管庫や避難所、及び文芸キャラ板を確認することをお勧めします。
4この名無しがすごい!:2012/09/21(金) 21:24:07.05 ID:L/3nNsEd
もうグチャグチャやな
5この名無しがすごい!:2012/09/21(金) 21:34:57.84 ID:XKc0iF2a
戻ったか
6この名無しがすごい!:2012/09/21(金) 22:02:39.14 ID:D0wIv/6g
>>1乙!
7この名無しがすごい!:2012/09/21(金) 22:05:13.11 ID:y6ZUbGfu
新スレたった記念にさっさとネタを振るんだ、思わずSS式にしたくなるほどの
8この名無しがすごい!:2012/09/21(金) 22:13:46.47 ID:hYzoTut8
>>1乙。

構想だけして放置してたの出せるように頑張れたらなぁと思う。
9この名無しがすごい!:2012/09/21(金) 22:20:29.49 ID:hYzoTut8
>>3の補足。
まだ板移転の件については議論中で結論は出ていませんのであしからず。
10この名無しがすごい!:2012/09/21(金) 23:37:32.49 ID:SmEIhlFB
素晴らしい>>1
11この名無しがすごい!:2012/09/21(金) 23:50:51.40 ID:qf8CPYD4
いちおつ
12この名無しがすごい!:2012/09/21(金) 23:59:05.38 ID:VXOb0gIl
引っ越しだと?
13”削除”人の方へ:2012/09/22(土) 03:22:10.94 ID:/pjN8AD5
文芸キャラ板に同じ名前のスレがあり、そちらの人間から削除依頼が来るかもしれません
しかしあちらのスレは移転の話がまだ途中であるにもかかわらず一個人の勝手と周りの同意なし、ルール無視で立てられた偽スレです
正常な流れと運営のためにも両方のレスを見比べて慎重な判断をお願いします
14この名無しがすごい!:2012/09/22(土) 04:53:28.89 ID:3MQLaw+P
>>1
15この名無しがすごい!:2012/09/22(土) 08:30:52.30 ID:MsnaOHM5
久々おはよう佐々木さん

佐々木さんに最も似合わない四文字熟語は?
……ネタ振りながら自分でも適当な答えが見つからない
16この名無しがすごい!:2012/09/22(土) 08:40:14.66 ID:BCR9gjBL
勇猛果敢とか?
17この名無しがすごい!:2012/09/22(土) 09:21:22.91 ID:VHkW+qPp
久々佐々木さんかわいいよ佐々木さん

苛斂誅求とか暴飲暴食とか
18この名無しがすごい!:2012/09/22(土) 09:48:15.29 ID:Fzc1SLrh
猪突猛進・・・かなぁ
19この名無しがすごい!:2012/09/22(土) 10:23:17.25 ID:MsnaOHM5
>>16-18
マイナスの意味で使われる熟語ばかり考えてたけど、プラス方面で正反対のって良いね
>>17は俺と同じくちょっと頭固かったみたいだけど;苛斂誅求はググりました;;
20この名無しがすごい!:2012/09/22(土) 10:35:44.88 ID:U5vM1Zd2
>>15
某SSの影響で「色即是空」
次に思い浮かんだのが「鎧袖一触」(言論的な意味で)

でもイチオシはアニメの運動会のアレに対応させて「阿衡之佐」かな。
意味的にも個人的にはしっくりきた。
21この名無しがすごい!:2012/09/22(土) 11:00:05.58 ID:U5vM1Zd2
勘違いしてた。
似合わない四字熟語だったのか。似合う四字熟語上げてしまったorz
22この名無しがすごい!:2012/09/22(土) 16:56:46.67 ID:MsnaOHM5
どんまいw
23この名無しがすごい!:2012/09/22(土) 23:46:38.46 ID:kRPY27Ec
重複スレでは?
24この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 00:02:14.77 ID:EQFNeyfQ
こんばんは、佐々木さん
25この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 00:03:07.39 ID:kB+7MU17
おやすみ佐々木さん
26この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 00:42:43.26 ID:eV7VUCUv
何をいまさらの旧聞なわけだが・・・・・
俺はアニメとかまったく見ない。
だから、いまになってようやく「見崎鳴」の存在を知った。

見崎鳴・・・・ぶっちゃけ、佐々木さんの中学時代と同一人物。
いや、いとうのいぢ原画だから当然っちゃ当然だが

ふぅ
http://pema001.tumblr.com/post/27048268097
27この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 00:45:27.59 ID:2OLzgJwu
ほんとだ…そっくりだね

ただ佐々木さん好きとしては複雑だね…
28この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 00:53:24.14 ID:eV7VUCUv
エロゲーではないよ。
このミステリーがすごいで3位になったしっかりした原作のアニメ化。

見てないけど、キャラもいいらしい。
「異界」を見ることのできる少女だとか。
29この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 01:05:39.94 ID:2OLzgJwu
ああ、それは知ってるよ
けれどなんていうか…メジャーになった作品には付きもののがちょっと、ってだけのことさ

あとsageてくれると、ありがたい
30この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 01:07:22.23 ID:2OLzgJwu
誤字訂正
付きもののがちょっと→付きものの事象が
連レス失礼
31この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 01:20:17.74 ID:eV7VUCUv
さげるぜ。そしてSSがはじまる


そして、すべての準備が整った。
「いまから、君たちの人生を賭けた戦いが始まる。覚悟はいいかい?」
佐々木が辺りを見回して静かに告げる。
藤原、周防、橘が黙りこくって佐々木を見つめ返す。沈黙が降りた室内に
時計の音だけが響く。チクタク、チクタク。五秒・・・・十秒・・・・。
「佐々木、大袈裟だろそれ。これから人生ゲームやるだけだろうが」

佐々木の外しっぷりにいたたまれなくなって、俺がつっこんでやった。
佐々木だってギャグでやってるんだから真面目にとるなよ、お前ら。
休みの日に俺の部屋に集まったから、ゲームでもしようというだけだろうが。

「――人生を――賭けて―――戦う――ゲーム――」
それでも空気を読めない周防が瞬きもせずに俺をみつめた。
「いや、違うから。そういうんじゃないから」
「―――なにを―――慌ててる――おばかさん――」
殴るぞ、お前。
「誰も真面目にとってるわけないだろ。さ、始めるぜ。僕からな」
藤原がルーレットを回して、ひょこひょこ駒を動かした。
「でもー、佐々木さんが言うとあんまり冗談にならないんですよね」
橘が駒を進める。
32この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 01:21:54.92 ID:eV7VUCUv
「――ばかキョン――からかう――ターゲット――」
周防の駒がスーッと不思議な動きをした。目の錯覚かと思ったが、手を使わず
に髪の毛で駒を動かしてやがる。舐め切った言動しやがって。
「周防、てめえ、ふざけたことするんじゃねえ」
「――――」
そこで周防が油が切れたように静止した。
「おい、どうした」 不自然な姿勢で完全に静止しているのでちょっと心配になる。
「――マスに書いてある――親戚からおこずかいをもらう――長門どこ?」
アホかー。お前らは親戚じゃないだろうが。
笑いながら佐々木が駒を動かした。
続けて俺がルーレットを回した。1だ。[料理教室に通う。$3000払う]はいよと。
まあ、出だしはこんなもんだと思った。
だが、俺はそのとき未来を知らないから気楽にしていられたのだ。


もはやゲームは終盤である。
佐々木と橘は大金持ち状態でゴール直前だ。佐々木が整った顔立ちを橘に向けた。
「橘さん、ここはあえて僕に勝ちを譲ってはどうだろうか。世界のために」
「ええ、いいですよ。その代わり私のお願いを聞いてください」
「なんだい」
「その・・・・私と・・・・結婚してください」
見つめ合うふたり。困惑しきった佐々木を、橘がお星さまの瞳で見つめている。
「キョン」佐々木が俺に救いを求めてきた。頭脳明晰な秀才も、別領域からの刃には弱い。
それにしても異次元殺法すぎるだろ、橘。
「知らん」アホらしい。知ったことか。
「キョン」佐々木が弱々しく訴えてきた。橘に抱きつかれて、佐々木が倒れる。

「知るか。大金持ちめ」
俺はそれどころではないのだ。出だしから借金街道まっしぐら、赤い手形が減りゃしない。
このままじゃ、借金返済ルートから抜けられん。
「借金地獄――あなたの――瞳は――いま――とてもキレイ――」うるさいわ、ウラス昆布。
33この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 01:23:19.94 ID:eV7VUCUv
「おいおい、橘にお姫さまをとられていいのか、キョン。お前らつきあってるんだろ」
藤原が皮肉な笑いを浮かべた。
「付き合ってない」
俺と佐々木が同時に否定する。あと、俺をキョンと呼ぶな、藤原。
「付き合ってないならいいじゃないですか、佐々木さん。女同士でも愛があれば」
「馬鹿だねー、お前ら」
「――NTR――しかも女に――キョン――まぬけ――」
うるさいわー。
そして、その瞬間。世界はオックスフォードホワイトに包まれた。
気がつけば、白く輝く世界に俺と佐々木だけが残っていた。
「キョン」佐々木が俺の手を握り、俺の耳元に唇を近づけた。
「逃げよう」
俺は頷いた。

そして創られた新しい世界。それは以前とまったく変わりない。
ただひとつの違いは、俺の部屋に人生ゲームがないということだけだ。
34この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 07:03:44.06 ID:kB+7MU17
>>31の出オチでワラタw冗談になってなかったが

Anotherは放送当時散々ネタバレ喰らった思い出が
桜木さんなんで最初に死んでしまったん(´;ω;`)?
35この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 08:55:15.37 ID:Qs3ZqNp8
驚愕のおかげで九曜さんの喋り方とポンジーの扱いが難しい
ギャグ系ならいいんだけど普通のSSどうしたらいいんだろ
36この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 09:07:33.95 ID:DmNgKJEa
おはよう諸君

元のスレに戻ったのか
37この名無しがすごい!:2012/09/23(日) 13:41:42.10 ID:D+GKAEow
早速ネタ出しやSSが来てくれて喜ばしいことだ。
「ち、違うのだよキョン!! これは決してダイエットのためなどではないんだ!
 古来、スポーツの秋と言うだろう。運動の基本はまず歩くことからだから、
 日常どれだけ歩いているのかふと知りたくなった、素朴な知的探求心の発露に過ぎないのであって……。
 だ、だからキョン、何故僕の腹部を凝視するんだね! そんな目に見えてウェストが増えているはずがないだろう!?
 ……ないよね?」


書いてくれた人、改めて乙
39この名無しがすごい!:2012/09/24(月) 01:53:35.98 ID:truAIqNN
wiki見たら元の場所に戻ったようなので再び参加させてもらいます

移転の議論は避難所でじっくりやったほうがいいかもね
ここでやると雑談したい人やSS投下したい人の邪魔になるでしょ?
900位までに結果を出せばあまりゴタゴタせずに連絡も伝わりやすいだろうし、どうだろう
もっと分かりやすい方法があればいいんだけどね
40この名無しがすごい!:2012/09/24(月) 08:21:17.78 ID:y+Y6uJ1U
佐々木さん、おはよう
41この名無しがすごい!:2012/09/24(月) 18:59:15.50 ID:cVd2xL8h
佐々キョン野球スレの人はご健勝でしょうか
スレが健在なら佐々木さんもキョンも今のペナント熱いだろうな
42この名無しがすごい!:2012/09/24(月) 20:02:26.15 ID:Km2kQsHS
あの方か…。野球詳しくない自分でも楽しめる話書ける人だったな。
そしておまけが大好物だった。
43 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2012/09/24(月) 20:20:35.75 ID:nZSVnQRM
佐々木さん今晩は
44この名無しがすごい!:2012/09/24(月) 23:25:29.60 ID:zH0oNLtW
急に大雨に降られて濡れ鼠だよ佐々木さん
折りたたみ傘って大事だね
45この名無しがすごい!:2012/09/25(火) 14:57:58.13 ID:moDPruCe
>>44
お大事に
46この名無しがすごい!:2012/09/25(火) 17:47:03.15 ID:1gCo6J8S
やっとつながったか。スレがおかしな具合になって、佐々木スレが見れないの
かいと嘆いていたんだが、ヨカッタヨカッタ
47この名無しがすごい!:2012/09/25(火) 17:55:11.81 ID:k3lZb6cL
>>44
そういや佐々木さんて隙が無いイメージあるけど、秘話で雨に降られた時はずぶ濡れだったね
折り畳み傘は用意してなかったのかな
48この名無しがすごい!:2012/09/25(火) 20:09:08.60 ID:zjCGDN8a
隙が全くない完璧人間ならここまで惹かれてないと思うんだ
SSの影響もあるけどさ、ぬいぐるみの件とか等身大の少女っぽい所も魅力だと感じるんだが
49この名無しがすごい!:2012/09/25(火) 20:40:37.65 ID:zbeeGM16
佐々木はいらない後付けキャラ
50この名無しがすごい!:2012/09/25(火) 21:17:06.14 ID:k3lZb6cL
佐々木さんの恋愛関係は免疫系のようと言うべきか
それまで完璧に防御してたのに、抗体を素通りするキョンに対しては無防備になってしまうw
51この名無しがすごい!:2012/09/25(火) 22:10:40.57 ID:pVztYHCL
免疫系かぁ…凄く納得した
52この名無しがすごい!:2012/09/25(火) 22:18:31.50 ID:0xVZdaDm
相手が相手だからだろうけど、結構隙が多い言動があると思う。
うっかり口を滑らせて告白しかけたようだしな。
53この名無しがすごい!:2012/09/25(火) 23:28:09.18 ID:mus233dh
>>52
意外と
今の高校の同級生は、恋人同然のおつきあいかもしれんけど
キョンの反応いかんに関わらず「結局付き合うんかいな」というオチかもしれん
54この名無しがすごい!:2012/09/25(火) 23:41:55.11 ID:pVztYHCL
今の高校の同級生っていうのは佐々木さんに告白したっていう人であってるかな…
あの後、佐々木さんはどうしたんだろうか
55この名無しがすごい!:2012/09/26(水) 18:01:43.50 ID:xLEV0LYn
佐々木はいらない後付けキャラ
56この名無しがすごい!:2012/09/26(水) 18:57:54.60 ID:fcFaIMtg
佐々木さん「が」キョンの嫁!
57この名無しがすごい!:2012/09/27(木) 06:52:00.06 ID:VXys6TKL
おはようだけどまだまだ眠いです佐々木さん
58この名無しがすごい!:2012/09/27(木) 18:38:05.07 ID:Kns1VG/n
今月のエースで佐々木またでたな、藤原九曜の押されっぷりのキョンだったとこで終わったけど
来月は佐々木さんキョンの助言に入りそう
相変わらずかわいい
59この名無しがすごい!:2012/09/27(木) 19:43:47.91 ID:IfmHa0rU
漫画版ってもうそんなところまでいってるんだ
驚愕やり終わったらどうするんだろう・・・
オリジナル?
60この名無しがすごい!:2012/09/27(木) 19:59:35.19 ID:VXys6TKL
秘話という手がある
61この名無しがすごい!:2012/09/27(木) 20:50:32.42 ID:/VJrCb8K
ぷよ氏による「佐々木ちゃんのキョンな日々」が連載される。
62この名無しがすごい!:2012/09/27(木) 21:02:58.56 ID:VXys6TKL
なにそれすごくみたい
63この名無しがすごい!:2012/09/27(木) 23:34:32.98 ID:bYCTOUkn
佐々木は後付けキャラだから、いらない
64この名無しがすごい!:2012/09/27(木) 23:57:59.01 ID:JQggp/vI
それは本当か?
65この名無しがすごい!:2012/09/28(金) 00:21:16.72 ID:+Hk1Wv5v
佐々木スピンオフ始まるなら
長門有希ちゃんの消失おわってからだろーなと思う
66この名無しがすごい!:2012/09/28(金) 01:01:29.20 ID:3VSgjaba
>>61がマジだと思ってググったのは俺だけじゃない……はず
67この名無しがすごい!:2012/09/28(金) 20:18:40.21 ID:C8JxcCkr
>>61はガセネタか?
68この名無しがすごい!:2012/09/28(金) 20:27:31.25 ID:+Hk1Wv5v
完全なるガセだよ
ハルヒちゃん長門有希ちゃんの消失、古泉一樹くんを連載してるぷよに余力はない
69この名無しがすごい!:2012/09/28(金) 21:00:12.72 ID:vRiO+F/b
ガセというよりネタというべきでせう

週末台風で潰れそうです佐々木さん
70この名無しがすごい!:2012/09/28(金) 23:35:19.20 ID:qlhAwrp+
61以前の流れを読めばネタだとわかるはずだが、、、ただ、佐々木スピンオフ
漫画は見てみたい
71この名無しがすごい!:2012/09/28(金) 23:47:12.91 ID:vRiO+F/b
我は待つ、佐々木さんのツッコミを!
72この名無しがすごい!:2012/09/28(金) 23:59:35.22 ID:LZyl5LJf
こんばんは
73この名無しがすごい!:2012/09/29(土) 00:00:53.72 ID:zd2IoWzv
やはりガセネタか
74この名無しがすごい!:2012/09/29(土) 00:17:46.78 ID:0hLUWDNn
ネタを理解できない残念な頭の持ち主がいるんですね
75この名無しがすごい!:2012/09/29(土) 08:05:05.35 ID:HtVNXN7o
>>74
このスレでそういう言い方は感心しないな もしかしたらって思ったんだろ、多分
それだけ佐々木さんを望んでるってのはいい事じゃないか

それより(うっかりなんだろうけど)ageてる人のほうを何とかしてもらいたい
76この名無しがすごい!:2012/09/29(土) 08:12:17.21 ID:M1ksq6+r
寝ぼけてる佐々木さん

どんな状態だろう?
77この名無しがすごい!:2012/09/29(土) 12:15:00.40 ID:SrfOzBxT
今日は佐々木さん
78この名無しがすごい!:2012/09/29(土) 12:16:10.27 ID:SrfOzBxT
佐々木さん今日は
79この名無しがすごい!:2012/09/29(土) 17:54:33.72 ID:M1ksq6+r
三国志なら佐々木さんはどの国(武将)が好きなんだろう
80この名無しがすごい!:2012/09/29(土) 17:58:47.99 ID:0G+ZwZbm
誰かそろそろSSを…
81この名無しがすごい!:2012/09/29(土) 23:29:15.66 ID:Dblu+JNq
>>79
曹操とか???
82この名無しがすごい!:2012/09/30(日) 03:48:33.51 ID:AgBb9plJ
>>76
半目で訳分からん事言いだしそう

佐々木「くっくっ、ねぇ、キョン。 筆箱から出てきた小人に教えてもらったんだけどさ。
    地底人にサイダー飲ませると青くなるんだって。
    キョン、試してくれないか。 くっくっくっくっくっ…」フラ〜
キョン「寝れ」
83この名無しがすごい!:2012/09/30(日) 04:35:10.93 ID:CEsL6ynu
>>82
orz
84この名無しがすごい!:2012/09/30(日) 07:02:56.92 ID:V3FiqFQA
>>82
妖精さんにお菓子を作って厭世的な佐々木さんを連想した
85この名無しがすごい!:2012/09/30(日) 09:08:22.55 ID:KNiHn86M
>>81
能力主義で現実主義で合理主義のあの人ですねえ
佐々木さんに操曹ほどの強引さがあれば、今頃はハルヒの出る幕は無かっただろうに

>>82
ギャップかわええw
くーちゃんと較べてどっちが意志疎通が容易かキョンに聞いてみたい
86この名無しがすごい!:2012/09/30(日) 09:10:32.44 ID:KNiHn86M
曹操だorz
携帯で使える三国志や戦国用のDL辞書は無いものか
87この名無しがすごい!:2012/09/30(日) 19:05:16.45 ID:KNiHn86M
台風でダーウィン吹き飛ばされちゃいました
残念です佐々木さん
88この名無しがすごい!:2012/09/30(日) 23:53:24.18 ID:n9k/09ya
台風は凄かったですね
89この名無しがすごい!:2012/10/01(月) 00:00:17.39 ID:34IsR0h8
台風が去って涼しくなったね
90この名無しがすごい!:2012/10/01(月) 00:04:35.31 ID:05cONYxN
おやすみ佐々木さん
91 【吉】 :2012/10/01(月) 08:24:58.76 ID:eRr6bVPk
佐々木さんの今日の運勢
92この名無しがすごい!:2012/10/01(月) 11:02:09.81 ID:HHetcH6o
寝ぼけて醜態さらしてその最中に気づく佐々木さんという電波が


佐々木「ん〜? なんで家に長門さんいるの? ……あぁ夢か。
    それにしても相変わらず可愛いなぁ。 えい! 抱きついちゃえ。
    肌も綺麗だなぁ。 ほっぺす〜りすり。 エヘヘへ。
    それにしてもリアルな夢だなぁ。 肌触りもしっかりしてるし、みんなの視線もしっかり……視線?」

長門 「苦しい」
ハルヒ「……」
みくる「……」
鶴屋 「……」
橘  「……」
九曜 「わ――お」

佐々木「……」

橘  「……え〜っと、佐々木さん?
    昨日台風のせいで県内すべての学校の午後の授業がなくなって、帰ってる最中に涼宮さんに捕まって。
    長門さん家で女子会やってそのまま強引にお泊り会になって……思い出しましたか? それで、あの、その……」

佐々木「……」
長門 「ホントに苦しい」
みくる「ふわぁ〜、佐々木さん可愛いですぅ」
鶴屋 「にゃはは。 佐々木さんってこういう子だったのかい? 昨日と全然違うなぁ」
九曜 「脳内――データ――保管完了」
ハルヒ「……うん、まぁ、ドンマイ!」グッ

佐々木「……くっくっ。 さて、ロープも持ったし、富士の樹海ってどう行くんだったかしら……」スタスタ
長門 「待つがよい」
93 【大吉】 :2012/10/01(月) 12:15:31.72 ID:05cONYxN
>>92
素晴らしひ
後日キョン相手に学校側の授業可否判断の鈍さについて滔々と愚痴を垂れるんだろうなw
94この名無しがすごい!:2012/10/01(月) 20:07:49.62 ID:O9wvZTUn
今月のエースのブレザー制服ミニスカートの佐々木たんはエロかった
95この名無しがすごい!:2012/10/01(月) 20:16:05.27 ID:ja3SJFMj
コミック連載が終わる前には、アニメ化、ゲーム化などがあると信じたい
96この名無しがすごい!:2012/10/01(月) 20:37:23.16 ID:eRr6bVPk
佐々木さんこんばんは
97この名無しがすごい!:2012/10/01(月) 20:47:28.31 ID:05cONYxN
佐々木さんと深夜番組
98 忍法帖【Lv=4,xxxP】(1+0:8) :2012/10/01(月) 23:51:15.78 ID:GgXMhGJO
佐々木さんワンバンコ
99この名無しがすごい!:2012/10/01(月) 23:52:06.47 ID:L8gCvjym
佐々木はいらない後付けキャラ
100この名無しがすごい!:2012/10/02(火) 03:24:45.65 ID:kyc+bYsc
変な時間に目が覚めたよ佐々木さん、しかも見てた夢が某戦略ゲームというね
夢占いならどんな意味があるのでしょう
101この名無しがすごい!:2012/10/02(火) 08:00:10.23 ID:pS/qxqrE
太平洋戦記をやる佐々木さん
102この名無しがすごい!:2012/10/02(火) 08:07:08.59 ID:kLEh2he3
中の人ばりにはっちゃけたキョンをなだめる佐々木さん
103この名無しがすごい!:2012/10/02(火) 13:20:53.56 ID:YFTXtkFW
深夜ラジオを聴く佐々木さん
104この名無しがすごい!:2012/10/02(火) 18:13:03.25 ID:kyc+bYsc
確かに佐々木さんはTVよりラジオっぽい
さすがにハガキ職人ではない…よな?
105この名無しがすごい!:2012/10/02(火) 20:04:17.24 ID:4MB9xGJN
保管庫wikiのトップページのカウンターがリセットされてる?
106この名無しがすごい!:2012/10/02(火) 20:31:34.18 ID:w3OvufMQ
分裂と驚愕また読みたくなってきた

漫画版17巻ってまだ出ないの?
107この名無しがすごい!:2012/10/02(火) 20:41:54.04 ID:kyc+bYsc
>>105
まぢでリセットされてるね
何回が起きたんだろ
108この名無しがすごい!:2012/10/02(火) 22:19:15.80 ID:p9NQWeSL
>>106
11月もまだっぽい
12月だと思われ
109この名無しがすごい!:2012/10/02(火) 23:03:04.05 ID:XeeftYWG
佐々木スレがこの板に
戻って来たのか
110この名無しがすごい!:2012/10/03(水) 01:22:33.23 ID:v723X0KU
>>100
戦争など何かと戦ってる夢ってのは現実で何かを勝ち取らないといけない状況にある人が見ることが多いらしいよ
例えば受験・恋愛・職場のポストとかね
あと、意識と無意識・道徳と本能なんかがぶつかり合って葛藤を起こしてる時にも見るんだってさ
ただ、TVゲームの夢っていうのは単に現実の状況から逃げ出したくて足掻いている人が見やすいっていうからなぁ
情報が少ないから判断しにくいね

>>105
その上のアクセス数の項目もおかしくなってない?
つーか、一日に同じ人が何度も出入りしてるみたいだし、カウンターって何か意味あったの?
111この名無しがすごい!:2012/10/03(水) 01:52:34.62 ID:2cvB80Sf
SSを初めて投稿させていただきます。このスレを読んでいて思いつきました。慣れていないので、
文章に見苦しい所があると思いますが、よろしくお願いします。

 佐々木さんのキョンな日常。プロロ−グ

 もし、本当に人との出会いに運命というものが存在するというのならば、僕は―いや、私は思う。
 「よう、お前もここに来ているのか」
 中学時代、いつもの変わらない日常の、学習塾での何気ない君の―あなたのその一言が新しい世界へ
の扉を開く運命の鍵だったのだと。
 え、大げさだって?そうでもないよ。物事の始まりは、いつもは気に留めない、それでいて、後から
重要な転機点だったと気付く、小さな変化が起点であることが多いんだ。それを教えてくれたのは、
キョン、君だよ。
 いけない、どうも口調が変だ。君と、あなたと話すときはどうしても男言葉が出てしまう。そちらが
慣れているのは間違いないんだけどね。親友ではなく恋人になったというのに。気楽なほうでいいって?
じゃあ、しばらくはいままで通りのしゃべり方でいくよ。でも君のせいでもあるんだよ。なんせ、親友
としての時間が長すぎたからね。でも、その時間があったおかげで、僕と君との絆は強くなったとも
思うんだが。
 君の腕の中にいると、いろんなことが思い出されてくるね。3年前の僕の決断は間違ってはいなかった。
 いま、あらためてそう思うよ。君と同じ北高に来たことは、僕にとって最高の選択だったと。


112この名無しがすごい!:2012/10/03(水) 03:19:43.17 ID:AYefSWxR
>>111
113この名無しがすごい!:2012/10/03(水) 06:56:43.21 ID:DRiM+hJk
>>110
ゲームはスーパーファミコンウォーズ、オニギリジマの面でした
相手側の都市を1つ占領して橋頭堡を作ったはいいが、自陣の都市群もほとんど手付かずの状態
戦闘ヘリを作ったら、相手も戦闘ヘリを作ってたのに気付いたところで目覚めました
夢なんでセオリーとかもむちゃくちゃですねえ

>>111
期待してますですよ〜
114この名無しがすごい!:2012/10/03(水) 07:07:39.66 ID:C0sb0SuO
>>108
サンクス
115この名無しがすごい!:2012/10/03(水) 19:29:42.09 ID:0OnITnk+
     佐々木さんのキョンな日常 春咲小町その1

  ”高校生活の二年間は、モラトリアムよ、キョン。それは学生の特権なんだ。”
 中学時代、そんなことを俺に言っていた同級生がいた。しかし、あとになって考えてみると、それは
俺には当てはまるが、あいつには当てはまらないような気がした。何せ、あいつは県内一の進学校に入学した
のだから。毎日、勉強、勉強じゃなかろうか。あいつと、俺とじゃ頭の作りからして違うと思っている(そう
言うと、あいつは笑って否定したが)が、あの進学校じゃ、そんな日常が待ち構えているんだろうな。
 そんなことを考えていると、不思議な感慨に囚われる。つい、ひと月前まで、俺とあいつは同じ学校で重なり合う
ときを過ごしていた。そして、別の学校に進学して、俺たちは別々の道を歩き始めたのだ。

 「やれやれ」
 これから俺が3年間通うことになる高校へ続く坂道を見たとき、俺は思わずため息をつき、口癖になっている言葉を
つぶやき、これから3年間、毎日朝っぱらからハイキングをせにゃならんのかと思うと、いささか気分が落ち込んだ。
 坂道を上り、新しい学び舎の校門をくぐった時、俺の顔は新入生特有の期待と不安に満ちた表情ではなく、そんな感情
とは無縁の、ただ暗い表情をしていた。
 「キョン、どうした。なんで君はそんな顔をしているんだい。」
 一瞬、俺は自分の目と耳を疑った。
 目の前にいる人物、ここにいるはずがない、俺の中学時代の同級生は、あの頃と変わらない、こいつ特有の微笑みを浮かべ
て、俺の前に立っていた。
 「佐々木、なんでお前がここにいる。」
 お前は県内一の進学校に入学したんじゃなかったのか?
 「確かに受験はしたよ。そして合格した。だけど、僕はこちらも受験していたことを、キョン、君は忘れていたようだね。」
 だけど、あの時お前は滑り止めだと俺に言っていなかったか?お前に滑り止めなんかいらんだろ、と俺は言ったが。
 「よく覚えておいてくれていたようだね。だけど、あのあと僕はこうも言った。人生何があるかわからない。先のことなど、
予測不可能だがある程度の備えは必要だ、てね。そして、僕は北高に合格した。そして、僕には二つの選択枝ができた。そして僕は
こちらを選んだわけさ。」
 しかし、何かもったいないような気がするんだが。
 「県内一の進学校に行かなかったことかい?そうでもないよ。北高にも進学クラスはある。確かに高校3年間は重要な時期かもしれ
ないが、それで人生の全てが決まるわけじゃない。もちろん積み重ねは大事だがね。それにここに進学したのは僕だけじゃない。
国木田君もここに来ているよ。」
 なんてこった。我が母校の誇る天才頭脳1,2位が二人とも入学してくるとは。天才は何を考えているのか、よくわからん。
 「ああ、それと先にクラス表が貼り出してあったんで確認してきたが、キョン。君と僕、それに国木田くんはクラスメ-トになる。
1年5組だ。とりあえず、これから一年間、よろしく頼むよ、親友。」
 「よろしく、な」
 別々の道を歩き出したと思った同級生は、しばらくはまた俺と重なり合う時間を過ごすことになったようだ。
 「さあ、そろそろ行こうか、キョン。もうすぐ式が始まる。高校生活をはじめる儀式だよ。いくらなんでも、最初から遅れるのは
ご遠慮したいからね。」
 「始めが肝心、てことか。」
 「その通りだよ。」
 坂道を上がってきた疲れはどこへやら、俺と佐々木は式が行われる体育館へ向かって駆け出していた。
116この名無しがすごい!:2012/10/03(水) 19:45:14.52 ID:DRiM+hJk
ほぅほぅ
117この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 01:00:28.67 ID:W724tW6L
>>115
そろそろsageてもらえると嬉しい
118この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 01:38:28.82 ID:vOMYLKPg
 佐々木さんのキョンな日常 春咲小町その2
 
 北高には同じ中学の出身の奴がかなり入学していたので、いきなり知らないところに入った転校生のような気分
をあじわなくて済んだが、当然、そいつらは佐々木のことも知っているので、佐々木の姿を見ると、全く先ほどの
俺と同じような気持ちになり、驚いた表情をしていた。ただ、奇妙なことに何故かそいつらは俺の方にも視線を向け、
その後うなずいたり、ニヤニヤと笑っていた。はて、俺の顔に何かついているのか?
 一年五組の教室に入った後、お決まりの担任紹介が有り(岡部と名乗った若い青年教師はハンドボ-ル部の顧問を
しているそうだが、これは言外に入部希望者を募集していると考えても良さそうだ。入る気はさらさらないが。)、
そのあとはひとりひとりの自己紹介となった。これも何事もなく無事に終わり、俺の新しい高校生活が始まったわけだ。
 ところで、、、、
 俺は中学時代、仲間から本名で呼ばれたことがあまりない。間抜けなニックネームである「キョン」と呼ばれることの
方が多かった。高校に入り、そんな状況も変わるだろうと思っていたが、初日に佐々木と国木田が「キョン」のニックネーム
で俺を呼び続けた為、結局高校でも俺は「キョン」と呼ばれることになってしまった。人生思い通りにはいかないものだ。

 「君の言う通りだね。人生は思い通りにはいかないものだよ。」
 学校からの帰り道、「キョン」のニックネームを高校でも引き続き定着させた犯人は、さもおかしそうに、クックっと笑いな
がらそう言った。
 「まあ、君がこのあだ名を気に入っていないのは、先刻承知なんだが。だけど、僕は君をその名で呼ぶことを気に入っているんでね。

 お前に呼ばれるのは一向にに構わんさ。
 「ありがとう、キョン。」
 暫くすると、俺の家の前についた。
 「上がっていくか?」
 「お邪魔させてもらうよ。しばらく君の家には来ていなかったが。最後にお邪魔したのはいつだっかな。」
 北高を受験する前の日、お前に試験のポイントと心構えを教えてもらった時だな。
 「結構時間が過ぎてるね。」
 だからと言って、たいして家の中はかわってないさ。まあ、こたつとか冬物衣料とか、そんなものは片付けてあるが。
 息子の入学式に出席するための完全武装を解除していた俺の母親は、佐々木の顔を見ると、俺にはほとんど見せたことがないような笑顔で
佐々木を歓迎した。俺が一緒のクラスになったことを話すと、「佐々木さん、息子をよろしくお願い。」と、頭まで下げる始末である。
 「君の母上は本当に息子思いなんだね。」
 まあ、ありがたいと思うが、少しばかり恥ずかしい。
 俺のベットに腰掛けながら、佐々木は母親が入れてくれたジュ-スに口を付ける。
 「とりあえず、キョン。今日から高校生としての人生が始まったわけだが、さて、君はこれからどういう高校生活を送るつもりだい?」
119この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 01:42:04.67 ID:vOMYLKPg
>>117の方へ、連投ですいません。sageるのて、どうやるんですか?SS投稿するのは
初めてなもので。
120この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 07:41:53.08 ID:vVr1wA2P
>>119
117じゃないけどレス
mail欄に sage を入れてくれ

佐々木さん北高1年5組だと、「さ」だから初期机配置はキョンの前後どちらかの可能性が高いな
121この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 08:11:50.29 ID:k/Rb4gxW
なんや結構前にたっとたんやな
122この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 08:24:22.10 ID:k/Rb4gxW
>>120
確かアニメ版の名簿(消失)だと一つ置いちゃうんだけどね
製作側はファンサービスでやったんだろうけど、メアドに佐々木さんの名があったりとかアレな部分があるからまぁ参考程度に
123この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 10:00:36.37 ID:vOMYLKPg
>>120 ありがとうございます
124この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 20:20:55.54 ID:u2ZUjMCw
本スレより、ヤングエースにて長門有希ちゃんの消失にも佐々木さん登場
巻末コメントで佐々木さん解禁しましたのコメントあった模様


長門有希ちゃんの消失
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483910.jpg
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483915.jpg  (佐々木さん@光陽園)

少年エースのハルヒ(第84話、驚愕IV) 原作のβ8102P-P149あたり
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483922.jpg  (扉絵、九曜、藤原)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483930.jpg (長門)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483936.jpg (朝倉&喜緑さんイメージ)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483939.jpg (佐々木その1)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483941.jpg (佐々木その2)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483943.jpg (九曜その1)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483945.jpg (橘)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483947.jpg (九曜その2)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483954.jpg (佐々木その3)

ハルヒちゃん、10月なので衣替え
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3483955.jpg
125この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 20:33:11.33 ID:iNMc9tZl
>>124
126この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 21:06:39.71 ID:vVr1wA2P
うおおおおおおおおおおおおおおおおぁおぉおぉっ!
127この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 21:29:50.37 ID:s+UfzZbr
なんかエースの方、どこぞのフェイトのコミカライズの人の如く、
縦横のスケール感がどんどんウルトラワイドサイズに……
128この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 21:37:35.16 ID:9E4m01l5
いずれは某魔法少女や某美術高校生みたいにホームベース型に
129この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 21:44:09.87 ID:u2ZUjMCw
エースの方は読んだけど、大ゴマはそんななかったような
一コマアップにしてるだけじゃね?
130この名無しがすごい!:2012/10/04(木) 23:14:25.54 ID:zM4GiVrY
ついにぷよの方も解禁されたか。待ちわびていた。

もっともこの人前にtwitterでも絵あげてたこともあることから、
描きたかったんだろうなとも思うし、どういう風に活躍させようかとも考えていたのかもね。
131この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 00:46:52.74 ID:sAQrnzu8
長門有希ちゃんの消失5巻じゃ単行本では今月まで収録なのかな?
長門とキョンと佐々木さんがどう絡むか興味がある

漫画版どっちも佐々木さんになってきたけど
アニメになれば本当に文句ないんだけどなぁ
132この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 01:08:42.54 ID:kM5PzT30
佐々木さんのキョンな日常 春咲小町その3 
 
 佐々木の言葉に、俺はどう返答すればいいのか考えこむ。
 モラトリアム―高校生活の二年間はそれだと、佐々木は言った。中学時代、俺は二年間遊び呆けていた。それが楽しかったのは
否定しようのない事実だし、いい思い出もある。俺自身を分析すれば、俺はとても勤労意欲に満ちた人間とは言えない。悠先のこと
を考えるより、今を楽しんでおけばいいと考える傾向にある。言い訳かもしれんが、中学3年生になり、そんな正確が災いして
俺は成績が急降下。堪忍袋の緒が切れた母親によって、俺は塾に放り込まれ、そこで佐々木と初めて言葉を交わしたのだ。なんとか成績
も持ち直し、俺はなんとか北高に入学することができた。それは半分は佐々木のおかげである。わからないところがあれば、俺に佐々木は
丁寧にわかりやすく教えてくれた。頭が大して良くない俺でも理解できるのは、こいつの教え方がうまいからだ。
 だが―そこで、俺はまた考えこむ。中学時代のことを俺は繰り返すのか?その可能性はないとはいえない。だけど、それではあまりにも
進歩がない。
 「佐々木、正直にいえばまだわからない。まだ始まったばかりだしな。お前も知っての通り、俺はそんなにやる気に溢れた人間じゃない。
だけど、中学生の時代は終わったんだ。今までと同じようなことを繰り返すつもりはない。何のために高校に入学したのか、て話になるからな。」
 佐々木は俺の言葉を聞いて、一瞬驚いたような表情をして、思わずこちらがドキッとするような笑顔を浮かべた。
 「キョン、君は少し成長したようだね。今の言葉は意外だったよ。」
 俺自身もそう思う。自分の口からあんな言葉が出るとは思わなかった。
 「北高に入って良かったよ。君の成長を間近で観察できる。楽しみが一つ増えたよ。」
 おいおい、お前は俺の親かよ。
 そんな会話を交わしていると、俺の部屋の扉が勢いよく開かれ、我が妹が部屋中に響き渡る大声で「キョン君遊ぼ―」と言いながら入ってきた。
 「あれ、佐々木のお姉ちゃん。」
 佐々木がうちに来たとき、何度か妹と遊んでくれたことがあり、それ以来、妹は佐々木にすっかりなついている。
 「遊びにきてくれたの?」
 「今日は学校の帰りに寄っただけ。それから、キョン君とまた同じ学校に行くことになったから、これからも遊びに来るからね。」
 「本当に?よかった。いっぱい遊ぼうね。」
 嬉しそうな妹の頭を佐々木は撫でる。妹はもう小学5年生なんだが、無邪気に喜んでいる。
 「ねえ、佐々木お姉ちゃん、一緒に晩御飯食べて行かない?今日はカレ-なんだよ。」
 「ありがたいけど、もうすぐ帰るよ。また来るから。」
 妹に返答する佐々木の表情はとても優しい。こいつの独特の喋り方で、男子生徒からは変な女扱いされることもあるが、佐々木は普通の女の子なのだ。
 ”あ、”
 「佐々木、遠慮は要らん。食べていってくれ。どうせ、余ってしばらく連続して食うハメになる。一緒に食べよう。御飯はたくさんあるから。」
 少し強引だったかもしれないが、佐々木は「じゃあ、お言葉に甘えて」と言ってくれて、佐々木は夕食をうちで食べることになった。
 母親は大喜びで、少し遅れて帰ってきた父親も加わって、いつもより賑やかな夕食となった。
 

 


133この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 01:16:57.70 ID:kM5PzT30
佐々木さんのキョンな日常 春咲小町その4


日もとっくに沈み、夜空には星が浮かんでいた。その下を自転車を押しながら、佐々木と並んで歩いていると、中学時代の塾通いを思い出す。
 夕食のあと、俺は佐々木を家まで送り届けることにした。
 「相変わらず、妹さんは元気だね。」
 小学生だからな。しかし、俺もあんなだったかね。よく覚えてないが。佐々木にもあんな時があったのかな、と時々考えるが。
 暫くすると、佐々木の家の前についた。
 「ご馳走さま。キョン。それに家まで送ってくれて。すまないね。」
 いいってことよ。食べて行けと言ったのは俺の方だし。
 「それじゃ、キョン。また明日、学校で。」
 「ああ、じゃあな。」        、、、、、、、、、、、、、、、
 俺に手を振り、佐々木は鍵を取り出し、人の気配のない真っ暗な自分の家に入っていった。
 佐々木の家族は、佐々木とそれと佐々木の母親、二人だけの家族だ。佐々木の両親は、佐々木が中学生に上がる前に離婚した。佐々木は母親に引き取られ
それから佐々木は家ではひとりでいる時間の方が多い。母親はやり手のビジネスウ-マンらしく、日本どころか世界中をまたにかけて活躍してるらしい。佐々木
から聞かされた時、俺には何か遠い世界の話のように思えて、いまいち現実感がなかったが。今日の入学式に一応佐々木の母親は来ていたのだが、すぐに姿が
見えなくなった。海外での仕事があるのでその打ち合わせのためだと佐々木は言っていたが。
 妹が夕食を食べていかない、と佐々木に言った時、俺はそのことを思い出し、そのまま佐々木を返すのは今日というこの日にいいことだとは思わなかった。
 普段だったらしないような、強引に事を進めたのはそのせいだ。だけど、たまにはいいじゃないか。そうだろ、親友。
 俺は自転車にまたがり、ペダルを漕ぎ出していた。振り返って佐々木の家を見ると、小さな明かりが点いているのが見えた。それを見て、俺はペダルを漕ぐ足に力を入れた。
 春の夜風は少し冷たく感じられたが、それが妙に心地よかった。

 
連投すいません。やり方がわからず、スレの皆さん、教えていただきありがとうございました。間違いもあり、読みにくい文章かもしれませんがよろしくお願いします。
134この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 07:32:42.47 ID:L4dO6VAR
>>124
長門さんの佐々木さんは、パンストか。。。生足が良かった


やっぱり生だよ生
135この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 07:34:55.92 ID:L4dO6VAR
そういや、株主総会で言っていた、ハルヒでしかけていくってのは何なんだろう?

石原のくだらない尖閣問題で、角川もゴタゴタでそれどころじゃないのかね

※角川は中国のかなり進出している
136この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 07:39:35.36 ID:b3bbq1VG
>>133おつおつ
もう家族公認ですね、これからもじっくり交流を深めていってください
137この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 07:41:21.84 ID:GhKrjOcY
>>134
元の世界では生足だっけ?
138この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 08:01:52.72 ID:3k3zRNag
>>113
専門家じゃないし、そのゲーム自体知らないからあまり自信はないけど…
競争・葛藤している物事が少し好転しているけれども自分では納得できていない様子
相手が同じ行動に出るというのは今やってることが評価される暗示
ただ、これはあくまで本物の戦争の夢だったらの話 ゲームだと実際どうなのか…?

定義が難しいけどTVゲームの夢=一人で遊んでいる夢、って考えると…
@今直面している問題・状況から逃げ出そうとしている
Aオ○ニーに対する罪悪感を暗示
という2種類の解釈ができるのよね
Aなら笑って済ませられるけど、@だと精神的な休息が必要なのかも
139この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 08:44:32.62 ID:VMP58HwA
>>137
佐々木さんは、ミニスカが多いけど、全部もぎたて新鮮の生足だったと思う
140この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 09:26:15.03 ID:av/F1MQB
漫画版の佐々木は表情豊か過ぎる気がするな、もちろん下手ではないんだけども
141この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 11:16:59.89 ID:Ry9PIpXo
>>135
驚愕までアニメ化ワンチャンクルー?
142この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 13:40:20.96 ID:LYDJ6KfP
>>141
来るよ
ハルヒは角川の看板ですから

一番売れたってのもあるけど(スレイヤーズには負けてるかも)、業績資料には常にハルヒが出てくる

タイミングを図っているだけかと
いまはエヴァがいるからかな
143この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 17:55:54.18 ID:Y39gPYTw
何だかんだ角川って凄いな
144この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 19:16:28.96 ID:JaSakw1r
YA読んできました。あの作品好きなんですけど、正直複雑、、、あの中じゃ、キョンと長門がいい雰囲気で、
佐々木さん、当て馬っぽい。どう絡むか、来月号は休むらしいけど、、佐々木さん漫画も描いて欲しいです。
145この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 19:35:26.47 ID:b3bbq1VG
やっぱり『ちゃん』の方に期待かなあ
146この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 20:27:23.41 ID:xT27iWBY
>>142
ゴトゥーザ様の病気関連じゃね?
http://ameblo.jp/goto-yuko/entry-11371554451.html
まだまだ晩年の寅さん状態だぜ
147この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 20:49:50.48 ID:mqH8S406
>>146
なるほど
148この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 21:35:05.14 ID:WRHEWi7s
やっぱ「佐々木ちゃんの驚愕」みたいなスピンオフやってほしいな。
まあ、そうなると岡本さんかきょこたんあたりが世話役ポジションになりそうな感じがあるが。

いや橘は世話される方か…。藤原は本編でネタキャラやってくれればいいや。
149この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 22:04:01.14 ID:1sxICGgk
中学の時のいちゃいちゃがいいな。国木田がげんなりするほどの
150この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 22:47:31.07 ID:b3bbq1VG
いいね!むしろこのスレの過去SSそのまんまでも可
151この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 23:04:01.68 ID:NaaVHJG+
そういや、佐々木さんは2年前に何に怒ったんだろう?
152この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 23:42:55.64 ID:RFEIn7yz
>>133 乙でした。こんな世界線もまったりしていいですね。
改行はもう少し切ったほうが見やすかったかな?とも思いますが、
書きたいことを書きたいように書けばよろしいのでは?

次回作も期待してますね。

153この名無しがすごい!:2012/10/05(金) 23:53:04.13 ID:mUbSWsRx
佐々木さん今晩は
154この名無しがすごい!:2012/10/06(土) 01:17:11.94 ID:iou0UPUu
>>134
「長門有希ちゃんの消失」内だとハルヒも長門も
冬場はだいたいパンストでいる事が多かったからなぁ・・・。
ぷよ氏がパンスト好きなのかね?
155この名無しがすごい!:2012/10/06(土) 02:05:05.35 ID:rJruJf/2
アニメ続き見たいけどさ 佐々木さんが動いてるところ見たいけどさ…
長門さん以外のキャラの声優陣、学生の声まだできるのか?
森さんの声どーすんだ?
156この名無しがすごい!:2012/10/06(土) 03:06:15.33 ID:+LxfNL0y
早く、動く佐々木さんが見たい
157この名無しがすごい!:2012/10/06(土) 08:40:44.73 ID:ZB7kH9cS
声優さんを舐めてはいけない
プルの本多さんなんて30年たっても10才少女
悟空の野沢さんて生涯悟空だ
158この名無しがすごい!:2012/10/06(土) 10:43:45.60 ID:p8RO8tUL
番宣時のナディアはだいぶ劣化してたな…
159この名無しがすごい!:2012/10/06(土) 11:52:47.77 ID:xQxKRcj8
声優は30超えると声が変わるというらしいね
確かに杉田は少し低くなった気がする
160この名無しがすごい!:2012/10/06(土) 12:20:50.98 ID:3kQ2RmqW
声っていうのは声帯を震わせてだす音なので、
その意味では楽器と原理は全く変わりない。
そして老化にともなって声帯も張りを失うというか、だらーんと伸びるんだって。
ちょうど古いギターの弦がゆるむように。
さだまさしが、40〜50にかけて、高音が歌うレベルの大きさで出せなくなって、
歌い方を変えるのに非常に苦しんだと言っていた。

あと、声帯のあたりって、心臓の動脈瘤や、食道がんなんかで圧迫されるところなので、
中年になって急に声が出なくなったり声が変わった人がいたら、
検診の時にそのあたりの調査しっかりした方がいい。
161この名無しがすごい!:2012/10/06(土) 15:51:32.27 ID:b/jJnnVH
年取っても声がかわらない人は
老化しても出しやすい声を出している人が多い
162この名無しがすごい!:2012/10/06(土) 20:30:02.09 ID:SbbGWV1Q
ツガノは毎回良い仕事をしている
163この名無しがすごい!:2012/10/06(土) 23:59:47.19 ID:Ex/dxUJX
佐々木はいらない
164この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 01:06:59.23 ID:KQBIquOu
早くアニメを
165この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 01:34:32.56 ID:YOXwqtF9
佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏 その1

 「キョン、クラブ活動をやってみないか。」
 入学敷から二週間が過ぎ、高校生活にもある程度馴染んで来たと感じられるようになった、ある日の昼休みのことだった。
 俺と佐々木は、向かい合ってよもやま話をしながら、昼食を食べていたが、それが終わったあと、唐突に俺に提案してきた。
 「クラブ活動?またなんで?」
 俺と佐々木は中学時代、クラブ活動なるものをやったことがない。前にも述べたように、俺は中学二年生まで、ひたすら遊び
続け、3年生になってからは塾通いでそんな暇はなく、佐々木は中学校3年間塾通いでクラブなど無縁の存在だった。
 「君のこの前の言葉じゃないが、中学校時代と同じことを繰り返すのはつまらない。少しは変化が欲しいところだ。それで思い
ついたわけだが、クラブ活動などやったことがない僕らが何かやってみるのも一興だと思う。」
 「佐々木、お前塾には行かないのか?」
 「今はまだ様子見だね。授業の進展とレベル具合を見てからだ。遅くとも5月半ばまでには結論を出すよ。それにキョン、君も
しっかり勉強しないと、君の御母堂がまた君を塾に放り込むと言われるよ。僕にとっては、君と塾通いを再開するのは悪い話でも
ないのだが。」
 そうならないように努力はするつもりだが。
 「ただ、塾に行くにしても、毎日行くわけじゃない。クラブ活動に参加するぐらいの余裕はあると思うよ。幸い、この学校は
文化系・体育系双方クラブ数は充実している。同好会も少なくはない。新入部員の勧誘も本格化していて、各クラブは見学や体験
入部を受け付けている。今日から僕はクラブを回ってみるよ。」
 好奇心旺盛で、興味のあることはとことん調べる佐々木らしい。こいつの博識ぶりを形成したのは、紛れもなくその二つである。
 「俺も一緒に回ろうか? 」
 「いや、とりあえずはひとりで回ってみるよ。その中で、僕と君に合いそうなクラブがあったら君に教えるよ。」
 その日から、放課後、佐々木のクラブ活動見学会が始まった。翌日になると、佐々木は俺に各クラブで体験した事や、特徴や
印象を俺に話してくれた。ただ、佐々木のおメガネに叶うクラブはなかったようだ。
 程なくして、クラブ活動を全部見学している新入生がいるとの噂が学校中に広まった。その新入生がかなり美人な女生徒だと
いうおまけ付きでだ。
 その噂が俺の耳に入ってきたとき、ごく自然に佐々木のことだな、と思った。客観的に見れば佐々木は人目を引くような美人で
あり、俺の親友であることがもったいないぐらいの存在である。噂されるのはある意味当然のことだ。

 この時、俺は少々勘違いをしていたことを、あとになって知ることになる。
 佐々木がクラブ廻りを始めて何日か過ぎたある日の朝、登校途中で佐々木と合流したのだが、佐々木が「今日の放課後、付き合って
くれないか、キョン。」と言ってきた。
 「ちょっと気になるクラブを見つけたんだ。放課後見学に行こう。」
166この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 07:18:56.41 ID:1VM5UhoF
お、続き来たか
もしかして並び立つ?
167この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 09:34:05.71 ID:SehxbkVU
>>157
ベテランの声優さんならまだしも、ねぇ
笹の葉の放送があった時の声の変わりっぷりには驚いたからなぁ
あれから数年 放送されても見るのが怖い
168この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 16:25:03.40 ID:zK4bj39V
>>165
169この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 18:02:12.32 ID:YOXwqtF9
 佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏その2

 その日の授業はつつがなく終了し、俺は佐々木と共に俺たちの教室がある校舎とは別の、佐々木が気になったと言ったクラブがあるという
、俗に『旧館』と呼ばれている文化系クラブが集まる部室棟へ向かっていた。いささか薄暗く、活気が感じられない廊下の半ばにある部室の
前に来たとき、佐々木は足を止めた。
 「文芸部だよ、キョン。」
 ドアの入口に、文芸部とかかれたちいさな看板が打ち付けられていて、その下に「部員募集中」と書いた張り紙が貼ってある。こう言っちゃ
なんだが、あまりやる気が感じられず、俺は駅ナカのショッピングセンタ-に入っていた店舗が撤退した跡を連想した。
 「言い得て妙だね。君の言うとおり、実はここは廃部寸前らしい。昨日、ここに来たら部員が一人だけいたが、彼女は僕らと同じ新入生でね、
あと二人いるらしいんだが、そのうちひとりがやめるようで、このままだと研究会に格下げらしい。今年から規約が変わって、5人以上の部員が
いないと、格下げの上に活動費が全額削除されることになったそうだ。まあ、その方針は分からないでもない。その原資は、僕らの親が払った税金
だからね。余計なことに金は使うな、ということだろう。」
 一時期話題になった仕分け人の、女性政治家を思い出す。
 「待てよ、佐々木。もしかしてお前が入部しようと考えているのは、ここなのか?」
 「そのとおり。できれば君にも入部してもらいたい。」
 なんでまた、倒産夜逃げ寸前の企業もどきの部活をやってみたいと考えるかね。充実した高校生活とは無縁のような気がするぞ、ここは。
 「そうでもないよ。キョン。人が作った道やレ-ルの上をいくのは楽なことさ。労せずして、ある程度のものが手に入る可能性が高い。だけど、
それじゃちょっとつまらない。全くのゼロ、下手すればマイナスの地点からやってみる方が面白いと思うんだ。これには、君の協力が必要なんだが。」
 俺みたいな凡人が、お前の力になるのかね。
 部室の前で、そんなことを話していると、俺たちの側に、この部室の使用者であろう女生徒が二人やってきた。そのうちの一人を見て、俺は少し驚く。
 「あれ、佐々木さんにキョンくんじゃない。どうしたの、こんなところで。」
 最近クラスの投票により、わが1年五組の委員長に就任した朝倉涼子だった。ここで会うとは、いささか想定外だった。
 「そちらにいる長門さんに、入部希望をだそうと思ってここに来たんだ。」
 いつの間に取り出したのか、佐々木は自分と、そして俺の名前が書かれた入部希望届けを朝倉に提示する。おい、いつの間にそんなものを書いていたんだ。
おまけに俺の名前が書いてある。こちとらまだ正式に入部するとは言っていないのだが。
 「入部してくれるの?よかった。ありがとう、佐々木さん。」
 朝倉の隣に立っている、眼鏡をかけた、ボブカットの女生徒は、佐々木から入部希望届けを受け取り、ほっとしたような表情をする。なかなか可愛い顔立ちを
している。
 「キョン、こちらは長門優希さん。1年3組の生徒で、文芸部の新部長さんだそうだ。朝倉さんは説明するまでもないね。僕らのクラスの頼れる委員長だ。」
  新入生が即新部長とはどんだけなんだよ。俺のツッコミ体質が作動しそうになったが、なんとか抑えることができた。
170この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 20:43:42.92 ID:FY10yKsC
再開ですか?楽しみ楽しみ。で「有希」じゃなくて「優希」なのね。
171この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 20:44:24.70 ID:6YcOYICv
>>169
乙ですー
172この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 20:56:59.93 ID:zK4bj39V
>>169
乙です
173この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 22:24:42.15 ID:YOXwqtF9
        佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏その3
 
 俺と佐々木は文芸室に入ると、まるで面接を受ける新入社員のように並んで座る。目の前には文芸部部長・長門優希と朝倉涼子が俺たちと同じように
並んで座る。他から見れば、正に面接を受けているように見えただろう。
 「驚いたでしょう?何にもなくて。」
 確かに朝倉の言うとおりで、この古ぼけた部室には、めぼしい備品など何もない。机と俺たちが腰掛けているパイプ椅子、申し訳程度に薄い、おそらく
過去に文芸部が発行したであろう、変色した文芸誌が本棚に並んでいる。それでも俺が感心したのは、この部室がきれいに清掃が行き届いているという点だ。
 「もう文芸部は何年もなかなか部員が入部しなくて、私たちの中学の時の先輩が、最後の一人だったの。でも、今年になって先輩は生徒会の書記になって、
文芸部の方に顔を出せなくなる、て、、、長門さんと私は先輩に頼まれて文芸部に入ったんだけど、このままじゃ廃部かなて思っていたの。そこに佐々木さん
とキョン君が来てくれたから、あと少し頑張れば文芸部は存続できる。」
 「この文芸部は、長い歴史があるの。確かに活動らしいことは最近できていないけど、でもこのまま終わらせたくはない。」
 少し伏せ目がちに、それでもしっかりした口調で長門が朝倉の言葉を引き継いだ。
 「しかし、長門さん、朝倉。とりあえず存続しても、なにかやらなきゃ文芸部の入部希望者がこれから先現れるとは思えない。何かする予定はあるのか?」
 「キョンの言うとおりだと私も思うわ。存続するだけじゃ意味がない。何かを残し受け継がれて発展するようにならなければならないと思うの。」
 佐々木の女言葉を間近で聞くのは新鮮な気分であるが、今はそんなことは後回しだ。
 「確かに佐々木さんと、、、えーっとキョン君、、、の言うとおりだとは思う。」
 初対面の人間にも「キョン」と呼ばれるようになるとは、俺を本名で呼ぶ奴はこれから先出てくるのだろうか。佐々木の奴は、俺のあだ名から本名をすぐに
連想できた天才だが。
 しばらく沈黙が部室を支配したあと、口を開いたのは俺だった。
 「とりあえず、今日のところは入部手続きだけにしておこうじゃないか。これから先のことはみんなで考えればいい。よろしく頼む、長門さん、朝倉。」
 俺がそう言うと、長門は顔を上げて、笑顔を浮かべて俺の言葉に頷いた。なかなかいい笑顔じゃないか。
 「よろしく、キョンさん、佐々木さん。それと私のことは長門でいいから。」

  
174この名無しがすごい!:2012/10/07(日) 23:06:01.00 ID:1VM5UhoF
おつおつ
訂正が入らないってことは優希のままなのね、今後どんな意味を持ってくるのかしらん
175この名無しがすごい!:2012/10/08(月) 02:19:33.38 ID:YpTnRrkn
>>173
乙です
176この名無しがすごい!:2012/10/08(月) 08:36:00.23 ID:buotyoaU
>>173
一行あたり何文字で計算してるのか分からないけど、多すぎない?
フルスクリーンで見ても途中で改行されるんだけど
177この名無しがすごい!:2012/10/08(月) 09:09:28.39 ID:s52cUQrd
一行当たり800ピクセルぐらいまでに抑えると良いらしい
文字数で言うと50文字ちょい
余裕を持って、一行当たり40〜45文字程度を目安にしてみると良いかもね
178この名無しがすごい!:2012/10/08(月) 13:41:26.74 ID:Zc5TMhnW
>>176.177の方、ご指摘ありがとうございます。SSを投稿するのにまだ慣れていないので
一行あたりどれだけにすればいいのかわからなかったのですが、参考にします。あと、誤字
が多くてすいません。ただし、「優希」の表記は>>175の方の指摘の通り、ある意図が
あります。

179この名無しがすごい!:2012/10/08(月) 20:45:49.21 ID:u0Q0KfPJ
わらび餅を食べようとしたところ、きな粉で咽てしまった佐々木さん
180この名無しがすごい!:2012/10/08(月) 21:41:36.63 ID:YpTnRrkn
佐々木さんこんばんは
181この名無しがすごい!:2012/10/08(月) 22:06:48.08 ID:4A96qcCL
中二病でも恋がしたい・・・もいいけどハルヒの続きやってくれよ京アニさん
絶対ハルヒのほうが売上いいだろ
182この名無しがすごい!:2012/10/08(月) 22:12:16.77 ID:4gudPAfR
     佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏その4

 部室を出た後、俺と佐々木は長門と朝倉と一緒に下校していた。これから俺達は長門と朝倉の住むマンションに
お邪魔することになっていた。何でそんな事態になったかというと、これは長門が誘ったからである。朝倉は少し驚
いていたが、「新入部員歓迎会ね。」と言って、朝倉も大いに乗り気になった。
 途中でス-パ-に寄り、長門達の買い物に付き合い、それから二人が住んでいるマンションにたどり着いた。
 そのマンションを見て、俺は思わず唸ってしまう。そこは、市内でも高級マンションとして知られる所だったからだ。
 「おい、長門、朝倉。俺、本当におじゃましていいのか?」
 「キョン君、遠慮はいらないわよ。長門さんが家に人を呼ぶなんて、滅多にない事なんだから。」
 どうやら、俺と佐々木は長門のお眼鏡にかなったらしい。勝手な想像ではあるが、佐々木と長門は話が合いそうな気がする。
 指紋登録認証システムによる防犯装置がついたドアを朝倉が開け、マンションの管理人に挨拶をして、俺たちはエレベーター
に乗り、長門の部屋があるという七階で降りた。長門の部屋は七〇八号室である。
 ドアを開け、長門が俺達に入室するように促した。
 部屋の中は高級マンションの名に相応しく、かなり広い。そして、綺麗に整理整頓されている。そして、俺と佐々木の目を
引いたのが、個人の持ち物としてはいささか多すぎやしないかと思うほどの蔵書とそれを収納する本棚が、一室を丸ごと使い
据えられていたことだ。
 「長門、朝倉。ひょっとして、お前たちて、結構いいところのお嬢さんだったりするのか?」
 どう見ても、俺みたいな平々凡々の会社員の息子が住めるところではない。家賃だってバカにはならんはずだ。
 「うーん、そう言われるとちょっと違うかな。このマンションは父の会社の持ち物なの。会社の社宅としても一部使っているけど。」
 「会社?お前の親父さん、社長なのか?」
 「うん。最高経営責任者(CEO)て肩書きだけど。私の両親は長門さんの両親とは親友で、一緒に会社を起業して発展させてきた仲なの。
だから私たちは小さい時から一緒だった。長門さんのお母さんが父の会社のカナダ支社社長で、お父さんが技術部門統括責任者。私の母親は
父の秘書をずっとやっている。」
 「なんて会社だ。」
 「統合C-NETて会社だけど、キョン君知っている?」
 「ああ、REN(連)を開発した会社ね。情報技術で有名だけど、金融投資や、不動産、流通にも進出している会社ね。」
 REN(連)は俺と佐々木の携帯にも入っている、携帯・パソコン・スマ-トフォンに対応した無料通話・メ-ルソフトで、貧乏人の俺としては
非常に助かっている。日本発のソフトとしては異例の速さで世界に広まり、しかも秘匿性、安全性の高いソフトとして人気が高い。会社のこと
はよく知らんが、佐々木との連絡には欠かせないものである。それにしてもさすが佐々木だ。いろいろなことをよく知っている。会社の事業内容
まで知っているとは。
 うん?でも待てよ。朝倉は、長門の母親はカナダ支社の社長だと言ったな。父親はお偉いさんだ。そう思って、改めて部屋を見てみると、何か
妙に広く感じられる。長門以外の人が生活している様子がないのだ。まさかとは思うが、、、ひょっとして、、、
 「長門、お前、まさか今、ここで一人暮らしか?」
 俺の言葉を聞いて、長門は俺から視線を逸らした後、小さく頷いた。
 「長門さんだけじゃないわ。今年の二月から、私も一人暮しよ。まあ、珍しいことじゃないんだけど。ある程度自分でできるようになると、私達
の両親には、なんでも一人でやりなさいて言われてきたから。両親は仕事に打ち込める、てわけ。おかげで家事の腕は上達したわ。」
 「そうか。二人ともすごいんだな。」
 それにしても、俺の周りには一人ぐらしの女が多いな。佐々木といい(ほとんど一人のようなものだ)、長門・朝倉といい、一体どうなっているんだ?
親として心配はしているだろうが。早く自立できるようにと思う心かもしれないが、何か釈然とはしない。

 
 
183この名無しがすごい!:2012/10/09(火) 00:02:14.89 ID:LazijXB2
 佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏その5

 女三人が料理を作っている間、俺は何か手伝えることはないかと思いつつ、何もできない自分に
気づいて、おとなしく料理が出来上がるのを、長門が貸してくれた本を読みながら待つことにした。
 小学生の頃、俺はかなりの本好きで、学校や市の図書館でよく本を借りて読んでいた。いつ頃から
か、俺はあまり本を読まなくなり、時たま妹が市の図書館へ本を借りに行く時以外、俺は図書館へ
行くことがなくなった。別に本が嫌いになったわけじゃないのだが、さて、何でだろうか?しかし、
文芸部に入ったことだし、せっかくだから以前のように本を読んでみるのもいいことかもしれない。
 四分の一程読んだところで、佐々木が「お待たせ、キョン。晩御飯が出来たよ。」と言って、長門
や朝倉と共にテ-ブルの上に、彼女たち手作りのおかずを並べ始めた。エプロン姿が三人とも良く似合っ
ていて、まるで新婚家庭のような気分だ、て、俺は何をアホな妄想しているんだ。
 三人が作ってくれた食事はとても美味しく、改めて俺は三人娘の能力の高さに舌を巻いた。いい嫁さん
になれるな、三人とも。
 食事の後片付けは、俺がやることにした。自分の家でも俺はその程度の手伝いはやっている。美味しい物
を食わせてもらったんだ。せめてこれぐらいはしないと。
 三人はすっかり仲が良くなったようで、食器を洗っている俺の前で、会話を弾ませていた。

 「じゃあ、俺たち帰るから。すまなかったな。長門、朝倉。いろいろと世話になって。」
 「いいよ。私も楽しかったから。ありがとう、キョンくん、佐々木さん。また遊びに来てね。」
 長門の言葉に俺たちは頷き、改めてお礼を言った。
 「こんなに楽しかったのは私も久しぶり。二人ともありがとう。」
 「俺たちも楽しかったよ、朝倉。クラブ活動も頑張ろうな。」
 「うん。」
 「それじゃ、またな。」
 俺達は長門達に別れを告げ、エレベーターに乗り、管理人に頭下げてマンションの外に出た。
 「本当に楽しかったね、キョン。」
 「ああ。それと、佐々木にも礼を言うよ。ありがとう。お前が作ってくれたおかず、美味しかったよ。」
 「そんなに大したものは作ってないよ。大部分はあの二人が作ってくれたんだから。」
 「謙遜しなくてもいい。お前はいい嫁さんになれそうな気がする。」
 その後、何故か佐々木が黙ってしまった。
 「どうした?佐々木。」
 「あ、いや、その、、、、」
 慌てふためいているようにも見えたが、軽く咳払いすると、いつもの口調で佐々木はしゃべり出した。
 「君の口からそんな言葉が出るとは思わなかったんで、ちょっと、ね。しかし、キョン。相変わらず
君は優しいんだね。」
  うん?何のことだ。
 「君は随分長門さんや朝倉さんのことを気遣ってたようだね。彼女達が一人暮しだと聞いた後の君の表情
が物がったていたよ。君は思いやりに満ちた人間だ。この前入学式の時、僕に思いやりを与えてくれたように
、彼女達にも君の優しさをあげていた。」
 そんな大したことはしてないが。
 「本人は気づいてないことが多いんだよ。君は無意識で、ごく自然にその優しさを他人に振舞える。僕が
君を親友と呼ぶのは、君のそんなところを気に入っているからだよ。」
 本当かね。ただ、佐々木が言うとなんだが説得力があるので、俺は少し照れくさくなった。夜でよかったと
思う。何故か、て?俺の顔が少し赤くなっているのが自分でもわかったからだ。

 
 こうして、俺と佐々木は文芸部の一員として、放課後クラブ活動をすることになった。あと一人の部員は、
国木田の名前を借りることにした。最も国木田は、幽霊部員ではなく(既に塾に通い始めていたのだが)
時々は参加したいと言ってくれたので、俺は歓迎し、とりあえず、新生文芸部がここに始動することになった。
(もうひとり、俺はクラスで仲良くなった東中出身の谷口を誘ったのだが、バイトと恋愛活動で忙しいと抜かした
ので、そちらを頑張ってもらうことにした。人間、向き不向きはあるだろうから、無理に勧誘する事はない。)

 だが、俺たちの部はすぐにスタ-トすることができなかった。ちょっとしたゴタゴタがあり、しかもそれは後後
まで俺たちの活動に影響する羽目になった。
 ごたごたの元凶―その名を涼宮ハルヒといった。
184この名無しがすごい!:2012/10/09(火) 01:14:54.38 ID:lh2Dnu2x
185この名無しがすごい!:2012/10/09(火) 02:16:18.13 ID:tcJrtwT5
なるほど、こう来たか。
さあどうなる。
186この名無しがすごい!:2012/10/09(火) 07:21:18.57 ID:N4VajrR/
ほぅほぅ
187この名無しがすごい!:2012/10/09(火) 13:27:17.69 ID:HqtvVvZq
佐々木さん今日は
188この名無しがすごい!:2012/10/09(火) 13:50:14.09 ID:pVLjeucW
>>187
くっくっく...おはよう(裏声)
189この名無しがすごい!:2012/10/09(火) 20:55:02.36 ID:7nVDBrhH
>>183
190この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 01:13:57.70 ID:Xnl4dW3q
こんばんは
くつくつ
191この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 03:53:11.42 ID:06SIL+gF
佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその1

 おだやかで落ち着いた世界 それが私の望むものだと、誰かが言った。そう、私は周囲が考えている
よりも平凡であり、面白みのある人間ではない。案外流されているところがあり、彼が自分をほめてくれ
るのがこそばゆいほどだ。だから、あの時、私はその選択をして別の道を歩むことになった。それでいい、
それが自然な流れだと。運命にすべてをゆだねるわけではないが、そうなるのが私と彼の関係の結末だと、
そう考えていた。

 ”嘘だね”頭の中に響く声。”いつまで誤魔化すつもりだい”
 ”口にしたじゃないか。たった一人の、この世界で愛すべき存在。それが彼だと。”
 私の心が揺れ始め、穏やかな世界が変化していく。本当の気持ち、私は何を望む?私がほしいものは、、、


  「キョン、先に部室に行っててくれないか。僕は長門さんと図書室によってから来るよ。朝倉さんも委員会
の話し合いがあって遅れるらしいから、一人で待ってもらうことになるけど。」
 今日の放課後、俺達は文芸部のこれからの活動方針を話し合うことを決めていた。とりあえず、方針を決めない
事には前には進めない。一応部員もそろったことだし、今後の活動を行う上でそれは必要なことだった。
 佐々木と別れ、俺は一人部室へ向かう。借りてきた鍵で扉を明け、部屋に入り窓を明け、空気を入れ替え、俺は
清掃用具入れから道具を取り出し、部室の掃除を始める。長門たちは必ずこれをやっているそうだが、頭がさがるね。
 掃除を終えたあと、俺は椅子に座り、長門から先日借りた本を読んで佐々木達を待つことにした。
 SF小説だが、もともと俺が好きだったジャンルで、しかも面白いのでここの所、暇なときはずっと読んでいる。
やっぱり本はよいものだ。長門は司書に向いているかもしれない。
 10ぺ−ジぐらい進んだところで、部室の扉が開く音が聞こえたので佐々木達が来たと思った俺は、そちら
に視線をやると、そこに立っていたのは佐々木と長門ではなく、長い綺麗な黒髪にカチュ−シャをつけた、
佐々木にまさるも劣らない美人な女生徒だった。佐々木の知り合いではない(俺は佐々木の友人なら全員知っている)
ので、おそらく長門か朝倉の友人だろうと俺は思った。
 「ここ、文芸部よね。」
 その通りだ。一応そう表示しているし、部員もようやく揃えたばかりで、まだ何も活動はしていないが、文芸部で
あることは間違いない。
 「入部希望者か?いま部長はいないんだが、もうすぐ来ると思う。少し待ってもらえるなら−」
 「見学させて。」
 俺の言葉を途中でさえぎり、女生徒は勝手に椅子に腰かけると、後は口を固く結んだまま黙って
しまった。何なんだ、こいつは。
 とりあえず、話をするのは佐々木達が来てからだな、と思い、俺は読書の続きをすることにした。
 その前に、俺はその女生徒のクラスと名前を聞いた。
 「一年九組。涼宮ハルヒ。」
 それだけ答えると、その涼宮と名乗った女生徒は、貝のように口を閉じてしまった。

 
192この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 07:33:26.38 ID:Xnl4dW3q
193この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 07:56:24.17 ID:YFJsig/K
おつー
どうなるかちょびっと不安…
194この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 20:05:57.21 ID:YFJsig/K
浜松餃子について熱く語る佐々木さん
195この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 20:22:11.42 ID:yy+1M53z
と思いきや宇都宮派の佐々木さん
196この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 22:48:14.14 ID:2ndTJVTd
英語で小説読んでも疲れるだけで楽しくないかも
197この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 23:38:44.40 ID:QEzW00jC
昔のSFマニアはハヤカワや創元を読みつくしたと古株の前で言うと
原著や未訳をなぜ読まんのかヴァーカwwwと笑われてたとか
それが昂じて翻訳者になっちゃうマニアもけっこういたとか
198この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 23:50:58.52 ID:AQhroY9j
>>106
本スレよりコミック17巻は長門有希ちゃんの消失、涼宮ハルヒちゃんの憂鬱の新刊と同時発売の11月26日

長門有希ちゃんの消失(5)
http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=321207000136
涼宮ハルヒちゃんのの憂鬱(7)
http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=321207000135
====
涼宮ハルヒの憂鬱 (17)
http://www.kadokawa.co.jp/comic/bk_detail.php?pcd=201203000582

波乱続きの「分裂編」が完結&「驚愕編」スタート!!

[ 著者 ]
ツガノガク     原作:谷川流 キャラクター原案:いとうのいぢ

[ 内容 ]
ハルヒ団長の号令の元、新学期初の不思議探索パトロールが決定!
珍しく待ち合わせに一番乗りしたキョンは佐々木と再会するのだが、
彼女の傍らにいたのは、みくる誘拐事件の犯人と存在感が異質すぎる謎の少女!?

発売日:2012年 11月 26日
199この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 23:59:03.06 ID:HwRowFB7
佐々木さん、今晩は
200この名無しがすごい!:2012/10/10(水) 23:59:57.59 ID:u6WXmxYg
佐々木はいらない後付けキャラ
201この名無しがすごい!:2012/10/11(木) 01:42:57.90 ID:c7uMDj7L
      佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその2


 沈黙は続いたが、それを破ったのは涼宮と名乗った女生徒だった。
 「それ、面白いの?」
 俺が読んでいる小説のことを指しているのはわかるが、きちんと主語・述語・形容詞を入れてくれ。
 「面白いよ。ここの部長が貸してくれたんだが、読み応えはある。」
 「ふーん、そうなんだ。」
 涼宮の顔には、何故か不満そうな表情が現れている。余計なお世話だが、美人が台無しである。
 「ねえ、アンタ、世界て、面白いと思う?」
 いきなりスケ-ルがでかい話だな。世界て、一体どこまでの範囲を言うんだ。
 「高校に入学したら、何か面白いことがあると思っていた。何か楽しいことが待っているだろうと期待して
いたわ。だけど、ダメね。クラブを全部回ってみたけど、ワクワクさせるようなものは一つもなかった。」
 「そういえば、クラブ活動を全部回っているという女子がいるとは聞いたが、あれはお前だったのか。」
 てっきり俺は佐々木のことだとばかり思っていたのだが。
 「佐々木さんて、誰?あたしとおんなじことをやったの?」
 ああ。俺の親友でな。好奇心と探求心の塊だ。
 「ふーん。で、この文芸部は何か面白いことをやるの?」
 それを今から皆で相談するところだ。お前が面白いと感じるかどうかはわからんが。
 「そうね。あんまり面白くなさそうね。」
 涼宮はそう言うと、椅子から立ち上がる。おいおい、何も見学していないじゃないか。一体何しに来たんだ。
 「本当につまんない。中学時代と変わらないじゃない、これじゃ。」
 さっきより涼宮は不満の色を露わにし、唇がペリカンの口のようにひん曲がっている。
 「邪魔したわね。」そう言いながら、部室を出ようとした涼宮に、俺は声を掛けた。
 後から思えば、それは余計なことだったかもしれない。
 「全部のクラブを回ったて言ったよな。んで、その中にお前を面白い気持ちにさせるようなクラブはなかった、と。」
 「そうよ。」
 「だったら、お前が作ればいいんだよ。お前が面白いと思うような活動をするクラブを。人の敷いたレ―ルの上を歩く
んじゃなくて、お前自身がレ-ルを敷けばいい。」
 最後の言葉は佐々木のパクリだが、我ながらいいセリフだと(その時は)思った。
 その言葉を聞いたときの涼宮は、大きい目をさらに大きくして、つい先ほどまでの不満顔はどこへやら、輝くような笑顔を浮かべていた。
 「そうよ!」
 部室どころか、外にまで響くような大きな声で涼宮は叫んでいた。
 「自分でクラブを作ればいいのよ!」
 
 
202この名無しがすごい!:2012/10/11(木) 06:24:27.12 ID:1IUOj1hk
表紙イラストはまだ出ないみたいだな。佐々木さん希望
203この名無しがすごい!:2012/10/11(木) 07:03:06.21 ID:SZkr5Rud
佐々木さん表紙が見たい
204この名無しがすごい!:2012/10/11(木) 19:39:22.41 ID:u/WjRA/G
ノーベル文学賞の発表を各種メディアにかじり付いて待つ佐々木さん
205この名無しがすごい!:2012/10/11(木) 22:10:08.55 ID:u/WjRA/G
今年も村上春樹は残念でしたね佐々木さん
206この名無しがすごい!:2012/10/11(木) 22:18:07.21 ID:Je9wvnv1
>>201
乙です
207この名無しがすごい!:2012/10/11(木) 23:43:08.40 ID:uNpiSGuX
>>205
来年もその次も永遠に残念になってるかもしれないなー
208この名無しがすごい!:2012/10/11(木) 23:44:09.93 ID:u/WjRA/G
佐々木さんおやすみなさい…
209この名無しがすごい!:2012/10/11(木) 23:59:03.43 ID:gQ8XiF+E
お休みなさい
210この名無しがすごい!:2012/10/12(金) 00:01:40.85 ID:AjnmeVEs
佐々木はいらない後付けキャラ
211この名無しがすごい!:2012/10/12(金) 01:45:17.82 ID:+9hpxuma
  佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその3

 
 「コロンブスの卵だわ!何で今まで思いつかなかったのかしら、アンタ、天才ね!」
 いや、俺は凡人だ。親友は間違いなく天才だが。
 「そういえば、顔は平凡ね。」
 余計なお世話だ。まあ、俺が美男子とは言えないことは事実であるが。
 「アンタ、名前は?」
 実に魅力的な笑顔を浮かべている涼宮に、俺は自分の名前を名乗ろうとした時、部室に佐々木と長門が
入ってきた。
 「キョン、お待たせ。図書室で過去の文芸誌を見つけたんで借りる手続きをしていたら遅くなってしまっ
た。済まなかったね。」
 涼宮は、俺と佐々木を交互に見て、「アンタ、キョンて言うんだ。面白い名前ね。」と言い出し、俺が
「あだ名だ」と言ったが、すでに遅し。涼宮にも俺は『キョン』として認知される羽目になった。
 「じゃあね。」
 最後にそれだけ言って、涼宮は文芸部の部室から出て行った。本当に何しに来たんだ、あいつは。
 「誰だい、今の美人は。あんな知り合いが君にいたのかい、キョン。」
 一応見学に来た、新入部員候補だったんだが、三〇分も経たないうちに、新クラブ創設者に宗旨替えした
らしい。一年九組の涼宮ハルヒとか名乗っていたが。
 「なかなか元気そうな人だね。」
 よくわからん。話した感じでは気分変動が激しそうだ。お前とは大違いだな。一緒なのは顔が美人てことぐらいか。
 俺の言葉に、何故か佐々木は黙ってしまい、長門は顔を赤らめている。どうした、二人共。何か俺、変なことを言っ
たか?
 「全く、キョン、君は、、、、君の言動には慣れているつもりだが、、、まあ、いいよ。会議を始めよう。」
 佐々木の進行で会議を始めて、しばらくして朝倉も合流し、今後の文芸部の活動方針を煮詰めていった。佐々木を進行
役にしたことで会議は効率的に進み、朝倉や長門の提案もあり、話し合いは比較的早く終わった。とりあえず、文化祭を
新生文芸部のアピ-ルの場とすることと決定し、ずっと休刊していた文芸部誌の復活を当面の目標にすることにした。
 「キョン、しっかり書いてくれよ。」
 俺に文才があるとはとても思えんが、やってみるさ。何事も挑戦だ。
 その後、俺たちは朝倉の家にお邪魔し、朝倉が淹れてくれたコ-ヒ-を飲み、お菓子を食べながら無駄話を楽しんだ。ああ、
それから、ちゃんと勉強もしたぞ(佐々木の提案だったんだが)。中学時代の俺からは考えられないことだが、真面目にやっ
たさ。何せ、俺の隣には天才がいて、おまけに長門も朝倉もかなり頭がいいことが判明した。勉強もはかどるさ。待てよ、国
木田も頭良いし、馬鹿は俺だけか?
 「キョン、君は馬鹿じゃないよ。今までのやり方に問題があっただけだ。僕たちと一緒にやれば、君の成績は間違いなく向上
するさ。それは一年間、君と一緒に学んだ僕が保証する。」
 お前はいつもそう言ってくれるが、どうなんだろうか。まあ、お前の言葉なら、俺は信用できるのだが。
 「本当にキョン君と佐々木さんて、仲がいいのね。」
 朝倉の言葉に佐々木は微笑み、「私たちは親友だからね。」と言った。

  ”邪魔はさせないよ。誰にも。涼宮さんには特に、ね”
  
 
 
 
 

 
212この名無しがすごい!:2012/10/12(金) 03:54:56.42 ID:ZpdMJijF
213この名無しがすごい!:2012/10/12(金) 07:31:59.52 ID:PAYgZmG+
>>211
214この名無しがすごい!:2012/10/12(金) 18:03:38.74 ID:/8Rh7+z9
おや佐々木さんてばあまり接点の無さそうな涼宮ハルヒの名をご存知のようで
長門の名前あたりと絡んできそうですね?
乙ー
215この名無しがすごい!:2012/10/12(金) 21:50:38.91 ID:ZpdMJijF
佐々木ささきササキ
216この名無しがすごい!:2012/10/12(金) 22:54:16.28 ID:cj2QJAzW
私佐々木( `ェ´ )ピャー
217この名無しがすごい!:2012/10/12(金) 23:39:28.26 ID:yu1Tadlr
佐々木さん今晩は
218この名無しがすごい!:2012/10/12(金) 23:52:55.44 ID:/8Rh7+z9
>>216
誰だテメェ!
219この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 01:44:55.33 ID:Sz92rh3k
再構成後の世界で佐々木さんはそれをわかってる??期待。
220この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 07:05:07.67 ID:z4qiJLAo
佐々木さんおはよう
221この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 07:16:25.67 ID:CBLOMtXQ
二度寝佐々木さん
222この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 10:04:53.77 ID:tm9j9Glj
休日ですね
223この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 11:42:10.28 ID:FjzRBSYC
佐々木さんのキョンな日常 涼宮ハルヒの侵入その4


 ”創空座標sk-zP457、、、、定外因子発生を確認、、、、修正項目、、17に伴い、定外因子を融合封鎖
実行、、確認、、引き続き、、、、続行、、、情報固定、、、、”


  北高のクラブ活動については、学生規約にてその活動期間を、4月30日から翌年の4月29日までと定めて
ある。これは何を意味するかと言えば、予算措置に関して前年度の活動実績を査定し、なおかつ新入部員の数
に応じて各クラブに予算を配布するための根拠を確保しているわけだ。毎年4月後半に生徒会と各クラブの部
長が集まり、会議を開きその場において、予算配分が決定される。ちなみに、この予算には予備費なるものが
存在し、配分後に各クラブ活動に伴う実績(運動部で言えば、全国大会出場など)に応じて追加措置が取られる。
 この会議に、文芸部部長・長門優希が出席し、部員増が認められたのか、前年度よりは増加した(といっても
雀の涙だが)予算を獲得してきた。これで、正式に文芸部の新年度の活動が公的にスタ-トすることになったのだが、、

「え、長門が生徒会室に呼ばれた?」
「うん、昼休みに、放課後生徒会室に来るように言われた、て。何で呼ばれたかはまだわかんないけど。」
 放課後、俺と佐々木は部室に行こうとしていたが、朝倉が俺たちを呼び止めた。
「何があったんだ?」
 生徒会との予算配分の会議は昨日終了している。提出書類に不備などはなかったはずだが。
 首をかしげていると、教室に長門がやってきた。
「長門さん、生徒会の話て何だったの?」
「それが、部員の数についてなんだけど、、、」そう言いながら、長門は俺の方を見る。
「キョン君が、新しいクラブの設立メンバ-に名前が記載されている、て。それはどういうことか説明して欲しい、て
言われたの。どちらに正式に所属しているのか、立場を明らかにするように、て。」
 何だと?俺が新しいクラブの設立メンバー?どういうことだ?聞きたいのは俺の方だ。
 先の学生規約において、各クラブの部員たちは、二重所属は認められてはいない。どちらかに所属を固定する必要が
ある。活動においてはどちらに参加しても構わないが、正式な部員としては扱われない。また、提出書類は本人直筆の
入部届け(サインと印鑑付き)を添えて出すことが義務付けられる(文芸部に入部するとき、佐々木が勝手に書いた物は
俺が後で新しく書いた)。また、予算措置施行後、部員の退部が多い時には予算は減額される。これは、(佐々木に言わ
せると)厳格公正な予算運営を行うためのものらしい。
 「俺は文芸部以外に入部届けも設立届けも出していないぞ。」
 「キョンがそんな物を出していない事は私が保障するわ。」
 「私もそう言ったんだけど、生徒会には出ているらしいの。昨日の予算会議の後提出されたみたい。」
 そうなると、その新クラブに予算は支給される可能性は低いが、文芸部に影響が出る可能性はゼロではない。
 「一体誰が―」
 勝手に俺の名前を使ったんだ、と続けようとした時だった。
 「あ、いた!キョン!」
 教室中に響くような大声で、俺のあだ名を呼ぶ声に俺達が入口に視線を向けると、そこに立っていたのは
先日、文芸部に見学に来て、その時と同じような輝く笑顔をうかべている涼宮ハルヒだった。
224この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 11:49:25.84 ID:FjzRBSYC
>>223  題名間違いです。すいません。正しくは侵入者涼宮ハルヒその4です。
225この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 15:44:41.98 ID:CBLOMtXQ
あうぅ……
なんというか、形容するなら悪意、或いはそれに準ずるナニかが忍び寄る気配ががが
226この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 17:26:02.76 ID:tm9j9Glj
ながもんに巻かれよ
227この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 18:05:48.01 ID:HlYxQOkL
佐々木さん今晩は
最近は夜が冷えますね
228この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 19:49:00.94 ID:CBLOMtXQ
今夜から毛布出動ですよ佐々木さん
229この名無しがすごい!:2012/10/13(土) 23:51:51.07 ID:FjzRBSYC
佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその5
  
 クラス中の視線を集めていたが、それを全く気にすることなく、どこかのお姫様かというくらい堂々とした態度
で一年5組の教室内に入り込み、涼宮は真っ直ぐ俺達の方へやってきた。
 「?」
 いきなり涼宮は俺の手首を掴み、俺を立ち上がらせると、一気に駆け出した。すごい馬鹿力だ。
 「キョン!」
 後方で悲鳴にも似た佐々木の声が聞こえる。涼宮はすごい速さで走るので、俺も気を抜くとそのまま転んでしまい
そうだった。暴走して止まらない、まるでじゃじゃ馬だ。
 ようやく止まったのは、部室棟の我が文芸部の近く、物置と化している鍵のかかった空き部室の前だった。いつの
間にかこんなところまで来ていたのか。こいつ、陸上部に入ったほうが良さそうだ。て、余計なツッコミは後回しだ。
 「おい、涼宮。一体何のつもりだ?」
 答える代わりに、涼宮は一枚の書面を俺に突きつける。
 「私に協力しなさい!」
 涼宮が俺に突きつけたのは、新クラブ設立の届け出用紙だった。そこには、発起人として涼宮の名前と俺の本名が
記載されていた。何故俺の本名を知っている?あだ名しかこいつは聞いていないはずだが。
 「キョン。アンタとなら、絶対に私が思うような楽しいクラブを作れる。是非協力して欲しいわ。確信したのよ、
アンタのあの言葉で。アンタは私のクラブに必要不可欠な人材なのよ。」
 佐々木にも似たようなことを言われたような気がするが。そういえば、あいつも文芸部の入部希望に俺の名前を先に
書いていたな。案外似たところがあるのかもしれないな。だが、ちょっと待て。
 「涼宮。まず、少し落ち着け。話を整理させてもらう。お前は新クラブを設立することを思いついた。文芸部に見学
しに来た時にだ。そのきっかけは俺との会話で、てことでいいな?」
 「そうよ、そのとおりよ。」
 「なるほど。そして、お前は新クラブの設立申請書を生徒会に出した。お前と俺の名前を添えてな。ここまでは理解した
。だけどな、涼宮。俺はお前とクラブを設立することを話し合ったことはないし、承諾した記憶もない。おまけに俺は文芸
部の正規所属部員だ。二重所属は認められていないんだ。」
 「だったら、文芸部をやめて、私のクラブに来ればいい。それで問題解決よ!」
 前言撤回。佐々木よ、こんな女と一緒にして悪かった。俺は佐々木に心の中で詫びを入れると、深くため息をついた。
 こいつ、頭大丈夫か?いうことが無茶苦茶だ。何で俺がこいつの新クラブのために親友のいる文芸部を抜ける必要がある。
 思わず、怒鳴りたいところであったが、女を怒鳴るのは好きではない。ここは俺も落ち着こう。
 一息ついて、俺はゆっくりと話し始めた。
 「なあ、涼宮。お前の行動力には感心しているよ。思いついてすぐにクラブを設立しようとする意気込みは、俺もすごいと
思う。大したことのない俺を買ってくれるのは嬉しい―」
 「でしょう!だから私と―」
 「待てよ、まだ話している途中だ。だけど、俺は文芸部員だ。お前と同じように俺を何故か評価してくれる親友が一緒にや
ろうと誘ってくれて、新しい部長と部員達と一緒にやることを決めたんだ。廃部寸前だったんだが、みんなで立て直す、て決
めてこれから始めるところなんだ。俺は親友の力になってやりたい。部員達の手助けをしたい。そう決めているんだ。」
 涼宮は黙って俺の話に耳を傾けている。
 「お前が作る新クラブは面白いものになるのかもしれない。だけど、今言えることは、俺はお前の力にはなれない。俺がやるべき
ことはもう決まっているんだ。」
 ふと気づくと、俺達の側に、佐々木と長門と朝倉、それと見知らぬさわやかスマイルを浮かべたハンサム野郎が立っていた。

230この名無しがすごい!:2012/10/14(日) 07:38:38.12 ID:3wqUFibO
一旦乙
231この名無しがすごい!:2012/10/14(日) 21:16:58.90 ID:3wqUFibO
特売の賞味期限をしっかりチェックする佐々木さん
232この名無しがすごい!:2012/10/14(日) 23:46:58.01 ID:52qXPDzA
>>231
それはありそうだな
233この名無しがすごい!:2012/10/14(日) 23:59:20.25 ID:Xf8jOhoF
佐々木かわいいよ佐々木
234この名無しがすごい!:2012/10/14(日) 23:59:59.79 ID:dZQjNInm
夜だね
235この名無しがすごい!:2012/10/15(月) 00:18:00.67 ID:J2KPO181
   佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその6

 「涼宮。俺の名前は消しておいてくれ。文芸部の部長が、説明を求められているんでね。このままだと、
文芸部の活動に支障が出るんだ。」
 涼宮は欲しがっていたおもちゃを買ってもらえなかった子供のように、膨れづらをしている。
 「涼宮さん。彼の言うとおりです。あなたの気持ちは分かりますが、彼は文芸部を抜けられるつもりは
全くありませんよ。このままでは彼や文芸部に迷惑をかけるだけです。」
 爽やかハンサム野郎はよくわかっているようだ。しかし、何もんだ、こいつは?
 「すいません。僕は古泉一樹といいます。涼宮さんと同じ1年9組で、涼宮さんとは友人です。」
 いささか問題の有る奴に、まともな友人がいることはいいことだ。涼宮、そいつを大事にしといたほうが
いいぞ。
 「、、、わかったわよ。古泉くんがそう言うなら仕方ないわね。」
 まだ完全には納得していないような表情ではあるが、涼宮はそう言うと申請書を折りたたむ。
 「だけど、キョン。文芸部に飽きたら、いつでも私のところに来なさい。面白いことを考えとくから。」
 、、、お前、人の話ちゃんと聞いていたか?
 古泉に促され、涼宮はこの場を離れた。全くもって、やれやれだ。俺はため息をつく。
 「キョン、大丈夫かい?」
 佐々木が心配そうな顔で俺を覗き込む。涼宮の馬鹿力で引っ張られたので、少し腕にしびれが残っているが
じきに取れるよ。それにしても済まなかった。心配かけて。長門、朝倉。迷惑かけたな。
 「気にしなくていいよ、キョン君。それにしても、涼宮さんて、噂には聞いていたけど、かなり変わっている
わね。」
 朝倉、お前、涼宮のこと何か知っているのか?
 「うん、一年9組に中学時代の同級生がいるんだけど、とにかく突拍子もない行動をするらしいの。思ったことを
すぐ行動に移さないと気が済まないらしいのよ。そして、あんまりクラスの人と話さないし、友達も少ないんだって。
でも、さっきの古泉君とはよく話しているらしいの。何か中学校からの友人らしいわ。」
 そういうところは俺と佐々木の関係と一緒だな。
 「でも、キョン君。えらく涼宮さんに気に入られたようね。」
 冗談じゃない。気に入られたにしても、あんなふうに振り回されるのはごめん被る。古泉だったか?涼宮の友人を
やっているというだけで、俺はお前を尊敬する。
 「とりあえず、部活を始めようか。」
 「そうね。問題も解決しそうだし、私は明日生徒会室へ行って説明してくるね。」
 「長門、俺も一緒に行って俺から説明するよ」
 そう言いながら、皆部室に入る。
 「それにしても、キョン。君の言葉は嬉しかったな。君が僕や文芸部のために力をかしてくれると、はっきり言って
くれたことが。」
 当たり前さ。俺達は親友だぜ、そうだろう、佐々木。
 「うん、そうだね。」
 その時の佐々木の表情は、俺の記憶の中に永久保存しておきたいほど魅力的な笑顔だった。
 

 後日、涼宮が新クラブの設立申請書を提出し、申請者として涼宮と古泉の名前が並んでいたことを俺は聞いた。最初
からそうしろ、と俺は言いたかったが。そしてどうやってか知らないが、なんとか部員をかき集めたらしい。朝倉の話
では、書道部から二年生を二人引き抜いたらしいが、よく入ってくれたな。
 そして、俺にとって少し頭の痛いことがあった。涼宮が新しく作ったクラブの部室―その場所は、文化棟の空き教室
、すなわち我が文芸部のご近所であるということだ。
236この名無しがすごい!:2012/10/15(月) 07:28:52.75 ID:IzT4uWaG
237この名無しがすごい!:2012/10/15(月) 17:17:03.82 ID:EuzRaItV
乙ー
取り込まれたのはみくると鶴屋さんかなやっぱ
238この名無しがすごい!:2012/10/15(月) 20:50:15.94 ID:yysJJQk0
>>237
なるほど
239この名無しがすごい!:2012/10/15(月) 22:10:46.93 ID:EuzRaItV
夏場に買ったメントール入りシャンプーがまだ使い切れてません
今の季節は正直寒いです佐々木さん
240この名無しがすごい!:2012/10/15(月) 23:49:33.41 ID:IzT4uWaG
寒いですね佐々木さん
241この名無しがすごい!:2012/10/15(月) 23:56:35.21 ID:pi6D0Nwx
佐々木はいらないキャラクター
242この名無しがすごい!:2012/10/16(火) 00:00:01.53 ID:DbtWKpQZ
佐々木さん今晩は
243この名無しがすごい!:2012/10/16(火) 00:47:32.04 ID:SPBu0A0a
      佐々木さんのキョンな日常 黄金週間の二人

 
 5月の大型連休の最後の日のことだ。佐々木から電話をもらい、俺は佐々木と二人で買い物に行くことになった。
 大型連休中、俺は親戚の家に行った以外は大したこともなく、なんとなく時間を無駄に過ごしていた。そんな
時、佐々木から「キョン、時間があるなら買い物に付き合ってくれないか。」と連絡が有り、、暇だった俺は
二つ返事で承諾した。
 当日、佐々木は我が家にやって来た。待ち合わせ時間までまだ大分余裕があるのだが、やけに早いな。
 佐々木の姿を見ると、妹と母親は喜んで、特に妹は俺達が買い物に行くことを知ると付いてくるとか言い出した
が、今回はダメだ。連休中、さんざん妹の遊び相手をさせられて、最後の日ぐらいは勘弁して欲しいからな。
 初夏の季節を先取りしたような、空色の服を着ている佐々木の姿は、いつも見慣れた制服姿とは違った魅力がある。
 葉桜が鮮やかな翠色を誇っている並木道の下を俺達は歩いていた。日に日に日差しは強くなっている。春から夏へ、
確実に季節は動いているのだ。
 電車に乗って、百貨店やファッションビル、大型SCが集中する街中に向かった。電車の中で、何人かの男共が佐々木
の方へ視線を向けていた。そういう事をを目にすると、やはり俺の親友は美しい女の子なんだな、と再確認する。が、
その後、男共は何故か俺にも視線を向けたあと、一様に首をかしげていた。何のつもりだ。
 目的地のターミナル駅に着くと、とりあえず駅に隣接する百貨店に向かった。
 時間はたっぷりある。女は男よりも買い物に時間をかけるというのは我が親友も例外ではなかった。だが、その時間
は俺にとってもちっとも退屈な時間ではなく、あの佐々木が真剣に着るものを選ぶという、あまり目にすることがない
光景を見ることができた。せっかくだからと、俺は佐々木に一着、洋服を選びプレゼントした。7件ほど回り、いろいろ
試着して、俺が佐々木に一番似合っていると思った服だ。
 「ありがとう、キョン。君が選んでくれた物だ。大事に着るよ。」
 その後、俺達はいろいろな場所に行き、昼は佐々木お薦めのレストランに入った。それぞれ別のものを注文したが、
お互いに少しずつ分け合い、どちらの料理も堪能した。
 その後、時間があったので佐々木が見たかった映画を見て、それからまた何件か店を回り、帰りの電車に乗る頃には
かなりの荷物になっていた。もちろん、俺が全部持ってやったさ。そんなの当然のことだろう?
 それから、夕飯は俺の家で佐々木も一緒に食べることになった。その最中に佐々木が俺から服を買ってもらったことを
喋ったのは気恥ずかしかったが。その後、妹と佐々木はゲ-ムをしていたが、あまり遅くなるのもいかんので、適当に切り
上げさせ、俺は佐々木を家まで送り届けた。珍しく今日は佐々木の母親も家にいて、俺は挨拶をした。
 「それじゃ、キョン。あした学校で。今日はありがとう。楽しかったよ。」
 俺もだ。じゃあ、また明日な。

 
  次の日。久しぶりのような感じがする級友たちの姿を眺めながら、鈍っていた学生生活の感を取り戻している最中、俺の
そばに朝倉がやってきた。ん?何か、顔がニヤついているぞ。休みにどこか出かけ、いいことでもあったか?
 「うん。昨日長門さんと買い物に行ったのよ。」
 へえ、お前達もか。どこに行ったんだ?
 朝倉の言った場所と店の名前を聞いて、俺は固まってしまった。
 「とっても仲の良さそうな二人組が服を選んでいるのを見たのよね。試着室の前で、女の子が『似合うかい』とか聞いていたけど」
 それ以上言うな!言わんでくれ。
 (あくまでも俺の感性ではあるが)佐々木によく似合ったので、俺は褒めまくったのである。
 「で、そのあと―」
 だから言わなくていい!俺は耳を塞ぎ、朝倉を無視することにした。
244この名無しがすごい!:2012/10/16(火) 06:34:18.01 ID:odNVdKVp
もう完全に、もとい完全なデートじゃないですかー!
245この名無しがすごい!:2012/10/16(火) 07:13:57.84 ID:QjfNhxf7
>>243
246この名無しがすごい!:2012/10/16(火) 09:22:21.25 ID:Vcwkz7yS
>>243


毎回気になるのでちょっと提案
場面や話がちょっと変わったりしたときは1行空けて分けたほうが読みやすくなるよ
最後2行空けしてるから多少は意識してるんだろうけどね
あまり頻繁にやるのもなんだけど、例えば今回なら…
誘われた話・家と駅までの話・電車での話・買い物の話・家に帰るまでの話・お互いの家での話
っていう感じで分けるとかね

日本人は比較的縦書きの文章を読むことが多いから、横書きの文章を書くときは気にしたほうがいいらしいよ
…って昔文学部の学生が言ってた
247この名無しがすごい!:2012/10/16(火) 13:12:40.58 ID:DwUBIXy6
>>246
アニメやドラマでも、次の日になったのがわからなくて混乱した事もあったなー
248この名無しがすごい!:2012/10/16(火) 18:26:41.88 ID:odNVdKVp
ちょっと違うかもしれんが、キョンはモノローグとセリフの区別つかなくて時々混乱するw
249この名無しがすごい!:2012/10/16(火) 20:53:43.11 ID:SPBu0A0a
>>246  ご指摘ありがとうございます。参考にして書いてみます。
250この名無しがすごい!:2012/10/17(水) 06:15:38.44 ID:pW+aetpX
>>248
モノローグに相手が反応している例では
モノローグ通りにしゃべってない

という説もあったな
251この名無しがすごい!:2012/10/17(水) 16:11:08.88 ID:z3ypo5nX
回想形式なので、くだけた言い方に直すと

「いやあ、おれってさあ○○○○だと思っていたんだよ
ところが古泉の奴がさあ、××××だって言いやがるんだ」

みたいなのをそのまま1行目を地の文に
2行目の××××を台詞に直したんじゃないかと
252この名無しがすごい!:2012/10/17(水) 18:56:26.40 ID:8pqM7a44
ながるんの頭の中ではどうなってんのかね
佐々木さんでもこればっかは分かるまい
253この名無しがすごい!:2012/10/17(水) 21:53:44.98 ID:o7h4RkRV
>>251
それどころか
地の文と全く異なる内容をしゃべっている説すらあったよ(笑)
254この名無しがすごい!:2012/10/17(水) 23:25:42.90 ID:8pqM7a44
どこまで素直じゃないんだwそりゃ佐々木さんも苦労するわ
255この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 00:40:14.75 ID:fN4/sUUM
>>243
乙です
256この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 02:47:36.81 ID:OrJvnsHw
     佐々木さんのキョンな日常 文芸部とSOS団その1

 ある晴れた日の日曜日のことだった。俺達文芸部の部員たちは、地元のローカルTV局が主催する県内最大
のフリ-マ―ケットに来ていた。別名、大我楽太市との県民から称されるこのフリマは、単なるフリマでは
なく、屋台や中古車ディ―ラ-なども出店する大型イベントで、人出も多い。
 このフリマの話を持ち込んだのは、文芸部に週2回は顔を出す国木田である。塾に通う他校の生徒から、
特典付きの入場券をもらったらしく、みんなで行かないか、と誘われたのだ。
 ついでに書けば、国木田は自分が通う塾で、かなり人気があるらしく、よく何かしらもらってくる。この
前は、一学年上の女生徒からお菓子をもらったとかで、文芸部におすそ分けしてくれた。やるな、国木田。

 「それにしても、すごい人出だね。」
 俺達はかなり朝早く出たのだが、会場に着いた時には多くの人が来ており、大賑わいだった。
 俺と国木田が好きなB級グルメの屋台や、特産・名産物店があるかと思えば、子供たちが好き
なキャラクターショ-など、何でもありのお祭り空間である。
 「全部回るのは、ちょっと大変かもしれないね、キョン。」
 そう言う佐々木は、この前の黄金週間に俺が佐々木にプレゼントした洋服を着てきていた。何度
でも言うが、本当に佐々木に良く似合っている。
 朝倉が何か言いたそうな顔をしていたが、とりあえずスルーだ。
 
 「まず、どこから回ろうか?」
 「私は古本市のところに行きたいな。」
 会場案内のパンフレットを見ながら、長門が答える。
 ある程度は、扱う商品によって場所は仕分けされており、古書ならA区画、古美術品ならC区画などとわかり
やすくなっている。
 「そうだな、長門の言うとおり、まずは古本市の所へ行ってみますかね。」
 まあ、俺たちは文芸部だし、一番関係ありそうな所だ。何か掘り出しものがあるかもしれない。
 古本市が行われているA区画も、他の会場同様多くの人で賑わっていたが、長門も大いに気に入ったらしく、
その目は輝いており、熱心に本を吟味していた。
 俺もかなり古いが、名作と呼ばれたSFや推理ものを見つけ、しかも格安だったので、即決でお買い上げをした。
 「宝探しみたいなものだね。」
 確かにそのとおりだ。さすが佐々木だ。うまいことを言う。

 大分安かったせいもあり、五人全員でかなりの本を買い込んだので、大荷物となったのだが、俺と国木田で手分け
して持つことにした。こういう時こそ男の出番なのだ。
 大荷物を担いで、次の区画へ行こうとしたときだった。
 「キョン!」
 でかい声で俺のあだ名が呼ばれ、俺達は思わずその声が聞こえた方向へ顔を向ける。
 「あんたたちもここに来ていたの?」
 声の主は、そう。俺らが間違える訳はない。そこに立っていたのは涼宮ハルヒだった。
 しかも一人ではなく、横に古泉が並び、その後ろに愛らしい雰囲気を持つ女性と、何となく涼宮に感じが似ている
けれど明るい笑顔を見せている女性がいた。

 
257この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 04:26:16.68 ID:1pNkvGvb
>>256
258この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 08:14:53.03 ID:WANn/Egk
また不安の種が…

もう一人は鶴屋さんとは違うみたいだね、となるとあの人?
259この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 10:55:44.20 ID:GQbzQ7xu
>>256

愛らしい雰囲気を持つ女性=朝比奈さん
何となく涼宮に感じが似ている けれど明るい笑顔を見せている女性=鶴屋さん
じゃないの?
260この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 15:21:58.33 ID:OrJvnsHw
   佐々木さんのキョンな日常  文芸部とSOS団その2

 涼宮が設立したクラブは、部員はなんとか集めたらしいが、予算は降りず、扱い的には研究会と同様である。
 俺が驚いたのが、そのクラブの所属部員に谷口の名前があったことだ。後で谷口に聞いてみると、涼宮に無理
やり書かされたらしい。何でも谷口と涼宮は同じ東中学校出身で、しかも3年間同じクラスだったらしい。高校
に入学して、ようやく別のクラスになって喜んでいたのだが、名前を借せと言われサインしたらしい。お前、
涼宮にどんな弱みを握られているんだ?
 それから、谷口は古泉のことも教えてくれたのだが、古泉は中学二年の時に転校してきて、それ以来谷口と同じ
ように涼宮のクラスメ-トであり続け、高校でも継続中なのだそうだ。また意外なことだが、転校してきたばかりの
古泉に最初に声をかけたのが涼宮であり、それ以来二人は友人らしい。

 「ああ。国木田に入場券をもらったんでな。お前は何だ?不思議な物でも探しに来たのか?」
 涼宮の問いかけにそう答えると、涼宮は一瞬虚を突かれたような表情をした。
 「よくわかったわね。キョン、あんたなかなか感が鋭いわね。」
 そうでもない。日頃のお前が、我が文芸部の近くのお前の部室で、外にも響くでかい声でのたまっている言動
を聞いていると、大体想像がつく。
 ところで、こいつが作ったというクラブの名前だが、SOS団と言う。その名前になった最もらしい経緯を、最近話す
ようになった古泉から聞いたが、本当に何を考えているのかね。爽やかスマイルが売りの古泉だが、その笑顔の下では
案外苦労しているのかもしれないな。

 「やあ、君がキョン君か。ハルにゃんと一樹くんが良く話題にしているよ。それと国木田くん、久しぶりだねっ。」
 「お久しぶりです、鶴屋さん。」
 明るく元気な上級生に、国木田は丁寧に挨拶をする。
 「相変わらず国木田くんは可愛いね。また昔みたいに遊びにおいで。何なら文芸部の部員たちも一緒に連れて来る
といいよ。」
 国木田。お前この人と知り合いだったのか?
 「うん。小学校の先輩なんだ。中学校は僕の家が引越ししたから別なんだけど。」
 へえ、そうなのか。人間意外なつながりがあるものだ。それにしても太っ腹な人だ。国木田だけでなく、俺たちにも
一緒に来いとは。
 「鶴屋さんは鶴屋財閥のお嬢様なんだよ。おうちに何度かお邪魔したことがあるけど、すごい豪邸だよ。」
 何でそんな人が北高にいるのだろうか?光陽園女子の方が合っているような気がするのだが。
 「あの人は自由奔放な人だよ。何者にも縛られず、自分の価値観で行動する。本当にすごい人なんだ。」
 最初の印象で、涼宮に似ていると感じたのは、その為か。容姿が似ているのではなく(髪が長いのは一緒だが)
その人間が持つ雰囲気―にじみ出る人間の本質が似ているのだ。
 それにしても、鶴屋さんのことを語るときの国木田の口調は、何となく熱をおびているような気がするのだが。

 その後、何故か文芸部とSOS団は一緒に会場を回るハメになった。
 涼宮は怪しげな品物を見つけては真剣に考え込み、古泉はボ-ドゲ-ムに興味を示し、いくつか購入していた。
 俺と佐々木は洋楽のSP盤が大量に出ているブ-スなどに行き、何個か気に入ったものがあったので、これまた
お買い上げをした。
 
 
 



261この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 15:30:09.05 ID:OrJvnsHw

 昼食は、イベント会場にある屋台で購入したあと、会場の外にある芝生の広場に座り、そこで食べることにした。
 入場券についていた特典とは、この屋台で売ってある食べ物の引換券であり、俺と佐々木は長崎県の佐世保バーガー
、長門と朝倉は大盛り金沢カレ-、国木田と鶴屋さん、それに愛らしい雰囲気の、朝比奈さんと名乗られた上級生は
富士宮焼きそば、そして涼宮と古泉は引換えたもの以外にいろいろと購入していた。それを全部食う気か?
 「これはなかなかいけるね。ファ-ストフ-ド店のものとは随分違うね。」
 初めて食べる佐世保バーガーに俺も佐々木も舌鼓を打つ。佐々木の言うとおり、ハンバ-ガ-と名乗っていても、全く
別もんだ。まあ、値段も別もんだが。
 おい、佐々木。ソ-スが口の端についているぞ。俺は持っていた濡れティシュでそれを拭き取ってやった。
 
 、、、、ん、何か場の雰囲気がおかしい。
 何故か俺と佐々木以外、食事する手を止めて、こちらを見ている。
 「やるね、少年。いいもの見せてくれるっさ。」
 鶴屋さんと朝倉がニヤニヤ笑い、長門と朝比奈さんが顔を赤らめており、国木田は横を見ながら口元を隠しており、
古泉は爽やかスマイルのまま首を振り、そして涼宮は、ペリカンのような口をしていた。



文章が長すぎて引っかかりましたので連投します。板の皆さん、すいません。

262この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 16:02:28.90 ID:O1zWb9x2
末永く爆発しろ
263この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 18:28:04.24 ID:WANn/Egk
おつ(´ω`)おつ
二人の間には誰も割り込めませんね

>>259
何故か「長門に感じが似ている」だと思い込んでた
264この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 23:29:08.37 ID:WANn/Egk
自ら佐々キョンSSを書こうとするも、フラクラの思い出ばかり蘇り一向に筆の進まない佐々木さん
265この名無しがすごい!:2012/10/18(木) 23:46:17.04 ID:fN4/sUUM
>>261
266この名無しがすごい!:2012/10/19(金) 01:16:22.35 ID:da3yfe4H
>>261

連投なんざ気にするこたァねぇって
どんどんやりんさいな

まぁ、連投し過ぎてさるさんくらわないようにね
267この名無しがすごい!:2012/10/19(金) 01:29:19.01 ID:gXLCxG6+
>>264
そんなところで佐々木さんに親近感が。
書いても書いても佐々木さんが幸せになれない。
268この名無しがすごい!:2012/10/19(金) 02:40:02.98 ID:iLNliFUE
佐々木さんのキョンな日常 文芸部とSOS団その3

 「結構大荷物になりましたね。」
 フリマからの帰り道、古泉の持つ荷物の多さに、俺は同情した。
 昼食後、再び他の区画をまわり、涼宮はいらぬものを買い込み、それは全部古泉が持つはめになった。
 「少し貸せよ、古泉。いくらなんでも一人じゃ多すぎる。」
 俺と国木田で、古泉の荷物をいくつか引き受けた。涼宮め、いったいどんだけガラクタを買ったんだ。まあ、
あいつにとっては価値あるものなんだろうが。
 
 文芸部の女子とSOS団の女子は、この数時間、一緒に回るうちにすっかり仲がよくなったようだ。荷物を運ぶ
俺達の前を、おしゃべりに花咲かせながら楽しそうに歩いている。何か心和む光景である。
 「佐々木さん、その服とても似合っていますね。どこで買ったんですか。」
 朝比奈さんは佐々木の着ている服に興味を示し、話しかけていた。
 「佐々木さんの着ている服は、OOのM&RKで取り扱っているものですよ、朝比奈先輩。」
 何故か佐々木でなく、朝倉が答える。
 「それはキョン君が選んで、買ってくれたものなのよね、佐々木さん。」
 おい、朝倉。余計なことは言わんでいい!
 「そうね。私もこの服はとても気に入っているの。自分でいうのもなんだけど、何か私にピッタリくる感じがする
のよ。」
 佐々木にそう言われると、俺としても悪い気分ではない。
 「へえ、キョン君て、いいセンスをしているんですね。」
 朝比奈さんにお褒めの言葉をいただき、俺はどこかこそばゆい気持ちになる。ただ、単に佐々木に似合っていたから
選んだだけで、俺はそこまでセンスがあるわけではない。

 「それにしても、あなたと佐々木さんはよい関係のようですね。」
 古泉の言葉に俺は首肯する。大した取り柄がない俺を、親友といってくれる数少ない人間だ。あいつの友人である
ことは、俺にとっても誇らしいことだ。
 「ん〜ちょっと違うんですが。まあ、でも僕はあなた達二人がうらやましいですよ。お互いに固い信頼関係がある。」
 確かに俺にとって、佐々木ほど信頼出来る奴はいない。
 「僕は涼宮さんの友人です。中学二年のときに転校してきた僕を、最初に受け入れてくれたのが涼宮さんでした。」
 そういえば、谷口がそんなことを言っていたな。とんでもないことをやらかす女だが、案外優しいのかもしれん。
 「そうです。涼宮さんは優しい人ですよ。それ以来、彼女は僕の友人になってくれました。ただ、残念ながらあなた
方のような強固な信頼関係がない。」
 そうなのか?お前の言うことには、涼宮はちゃんと耳を傾けていたようだったが。
 「全く人の話を聞かない人ではありません。ただ、どうしても自分の考えを優先しがちなところが強いので、誤解を
招いているようなところがありますが。」
 それはそれで問題があるぞ、古泉。
 「僕は涼宮さんに信頼されるような人間になりたいんですよ。あなたと佐々木さんとの間にある良い関係のようにね。
何故なら―」
 一息ついて、古泉はとんでもないセリフを吐いた。

 「僕は涼宮さんのことが好きなんですよ。」
 
269この名無しがすごい!:2012/10/19(金) 05:45:24.29 ID:VvP2KuoU
>>268
270この名無しがすごい!:2012/10/19(金) 07:38:56.27 ID:WU/Yq0s8
SS職人にがんばってくれると、うれしい
271この名無しがすごい!:2012/10/19(金) 18:39:54.00 ID:xzZRco5A
古泉がんばれ超がんばれ
頑張って絶対にハルヒGetしろ
272この名無しがすごい!:2012/10/19(金) 19:16:56.08 ID:xzZRco5A
佐々木さんどうか日ハムに空気読めと念じて下さい(´;ω;`)
273この名無しがすごい!:2012/10/19(金) 20:38:19.37 ID:RenR+PpG
巨人中日は同点だな
274この名無しがすごい!:2012/10/19(金) 23:28:14.36 ID:BcajldkX
佐々木さん今晩は
275この名無しがすごい!:2012/10/19(金) 23:36:46.41 ID:oWaEo+Af
佐々木はいらない後付けキャラ
276この名無しがすごい!:2012/10/20(土) 08:01:29.09 ID:AgIPum+l
放射冷却で今年初の気温ひと桁です佐々木さん
277この名無しがすごい!:2012/10/20(土) 09:14:37.20 ID:m/8toO7C
佐々木さんおはよう
278この名無しがすごい!:2012/10/20(土) 12:50:14.46 ID:BMZTZAe7
日本ハムの日本シリーズ出場
おもでとうございます
279この名無しがすごい!:2012/10/20(土) 15:30:45.32 ID:sUIr/2Bw
ここは、ちょっとエロいのも書いていいの?
280この名無しがすごい!:2012/10/20(土) 15:39:56.44 ID:sUIr/2Bw
いいなら書かせてもらいたいのだが。
281この名無しがすごい!:2012/10/20(土) 16:18:53.63 ID:AgIPum+l
嫌いな人の為に、NGできるよう名前欄に注意書きを一言書いてくれ
282バカエロ注意。:2012/10/20(土) 17:11:23.81 ID:sUIr/2Bw
了解した。
もう書き終わってるんで、さっさと行かせていただく。
283バカエロ注意。:2012/10/20(土) 17:12:25.40 ID:sUIr/2Bw
佐々木さん、トロトロです。



「どう? あいつ、ちゃんと勉強してる?」

「うーん、まずまずってところかしら。
一学期中に基礎から徹底的にやり直したから、ペースは上がってきてるのだけど、
本人が焦ってるせいもあって最近はグロッキー気味。
ちょっと休ませた方がいいかもしれないわ」

「いいのよ、そのまま鞭でひっぱたいてれば。
だいたいにおいて、三年にもなって理数の基礎部分がなってないってのが言語道断なのよ。
この二年間、SOS団としてなにをやっていたのか。怠慢もいいところよ」

入学以来、目のまえの女性に振りまわされ続けた彼のことを思うと、苦笑するしかない。
もっとも、中学時代の彼を知る身としては、平凡な高校生活を送ることができていたとしても、
そう大した差はなかったのではないかと思えてしまうのが悲しいところだ。

「でも、ほんとのところどうなの? 受験までには間にあいそう?」

「それはね。このまま行けば問題ないと思うわ。
もともと学校の授業が身に合わないだけで、理解力は高い人だし。くっくっ」

「そっかー、佐々木さんが言うなら安心できるかなー。
やっぱり、へこんでるあいつの姿とか見たくないしね」

「それについては大丈夫。
私がついている限り、キョンには絶対そんな思いはさせないから」

「うわー、それってすごい佐々木さんらしいノロケ。あてられちゃうわー」

「んふぅ……」


284バカエロ注意。:2012/10/20(土) 17:12:59.85 ID:sUIr/2Bw
「はあー。でも二人のそういうとこ見ると、あたしじゃやっぱり無理だったかなーって思うわ。
正直、妬けちゃう」

「あ……。その……、ごめんなさい」

「あ、こっちこそごめんね。そういうつもりじゃぜんぜんないの。
あたしいまは古泉くんいるしね」

目を逸らせてカップに口をつけたタイミングがお互い同時だったのは、
二人して同じ人間の姿を目に浮かべたからだろう。
私はエスプレッソ。彼女はカフェオレ。私の方が、少し苦い。

「佐々木さんと一緒にいる時のあいつの目、見ちゃうとね。
悔しいけど、どうやっても勝てないって思っちゃう。
もう、あの信頼しきった感じ。あたしじゃやっぱり無理」

ここではない、どこか遠くにいる人間を見つめる彼女の瞳は、
すべてを受け入れてくれるような優しさにあふれていて、
それでいてほんの少しだけ切なく見える。
私も、こんな瞳で彼を思うことができるだろうか。
わからない。
いまの私には、どこか遠くではなく、手を伸ばせばすぐに触れられるところに彼がいる。
それは間違いなく、私の喜びだ。

285バカエロ注意。:2012/10/20(土) 17:14:14.78 ID:sUIr/2Bw
「でもすごいわよね。
あたしがどんなに引きずりまわしても、あいつの成績どうにもならなかったのに、
佐々木さんがついたとたん、俄然やる気出しちゃってんだもん。
なんかうまい手綱の絞り方とか、あんの?」

「くっくっ。手綱ねぇ」

苦笑して思い浮かべる。私は彼にひと言、口にしただけだ。
僕をまた一人にするつもりかい。
目のまえにぶら下げられたニンジンで動くような人間じゃない。
彼を動かすのは使命感といってもいいほどの責任感だ。

「うーん。しかし、同じ大学に入るのであれば、もうひと踏ん張りしてもらわないとなあ」

「佐々木さんと同じって、それかなりレベル高くない?」

「くっくっ。さすがに最高学府とまでは言わないけどね」

「でも、キョンよ?」

「キョンだからよ。
私にできるのは手助けだけで、努力と向上心はあくまでも彼本人の意志にかかっているけれど、
私は、キョンならば可能だって信じてる」

「ラブラブねー。やっぱりあてられちゃう」

「んふぅ……。だって、合格してくれないと、私も困っちゃうし……」

「ん?」

「その…、同じ大学に入れたら、ルームシェアしようって約束して…」

286バカエロ注意。:2012/10/20(土) 17:14:50.96 ID:sUIr/2Bw
「え!? それって同棲ってこと!?」

「いや! その、あくまでルームシェアって名目なんだけど…」

「いやいや、それって思いっきり同棲でしょ!? 
あっ、ひょっとして、キョンの手綱ってそれ? 
きゃー、エロいわ。やっぱキョン、エロエロだわ!?」

「す、涼宮さんっ。声、大きいから。周り、お客さんいるから!」

「いやー、さすがキョンね。うちの古泉くんもたいがいエロいけど、キョンには負けるわ。
深く静かにムッツリ潜航して、成績うなぎのぼりってわけなのね」

 なんじゃそりゃ。

「す、涼宮さん、あなたは誤解しているわ」

「なに? キョン、エロくないの?」

「エロいわよ! …て、ちがうわよ!」

「……佐々木さん、あんた大丈夫?」


287バカエロ注意。:2012/10/20(土) 17:15:12.91 ID:sUIr/2Bw
「あー、もうっ、涼宮さんのせいでしょ! 
たしかにルームシェアしようって誘いはしたけど、
キョンが頑張ってるのはそれだけのためではないと理解してほしい」

「え!? てことは、佐々木さんの方から同棲しようって持ちかけたの!? 
きゃー、エロいわ。佐々木さん、アグレッシブにエロエロだわ!?」

「す、涼宮さんっ。だから声、大きいから。周り、お客さんいるから!」

「いやー、さすが佐々木さんね。あたしもたいがいエロいけど、佐々木さんには負けるわ。
深く静かにひっそり忍び寄って、愛の力でがんじがらめってわけなのね」

 聞き捨てならないわ。

「す、涼宮さん、あなた人の話、聞いてた?」

「なに? あんた、エロくないの?」

「エロいわよ! …て、なに言わせんのよ!」

「……佐々木さん、あんた面白いわ」

288バカエロ注意。:2012/10/20(土) 17:50:10.90 ID:sUIr/2Bw
ひとしきり騒いだあと、私と彼女は目を見合わせて笑った。
二人でくつくつと笑いあった。
示し合わせたようにカップの中身を飲み干し、ケーキを注文する。
渋皮煮とブランデーで味付けしたモンブランに、アプリコットとアーモンドのタルト。
濃厚な甘さには、のどごしのあっさりとした水出しコーヒーがよく合った。
お互いのケーキをひと口づつつつき合って、どこの店のムースが美味しかっただのと感想を言い合う。
いつの間にか、自然とそんなふうに会話のできる雰囲気ができあがっていた。

「あー、同棲かー。卒業したらあたしもしちゃおっかなー」

「ん、でも古泉くんって、いまでもひとり暮らしではなかったかい」

「まーね。ひとり暮らしっちゃひとり暮らしなんだけど、なんというか、殺風景なところなのよ。
寝るだけの場所で生活感がないっていうか」

「くっくっ。そう言われてみると、なんとなく想像ができるね」


289バカエロ注意。:2012/10/20(土) 17:50:32.87 ID:sUIr/2Bw
おそらくそれは、彼のいわゆる“バイト生活”に起因するものだろう。
もっとも、最近は開店休業の状態が続いていると聞く。
昨年のクリスマス、私達が正式に交際を宣言した時を境に、
涼宮さんを原因とする閉鎖空間の発生は確認されていないらしい。
それは私についても同じことが言える。
にも関わらず、古泉、橘の両者はあいかわらず超能力者足りえ、
長門、周防を筆頭とするTFEI端末たちも観測を続行中。朝比奈、藤原もまた然り。
詳しい事情を聞いたことはない。それでも、ある種の推測は容易に成り立つ。
涼宮ハルヒの精神構造が成長とともに発達したということも大きな要因ではあるだろうが、
なによりも重要な因子は、鍵とみなされる存在だ。
二人の人間が創造した閉鎖空間の消失点。
いや、情報統合思念体や天蓋領域といった形而上概念にならうならば、相反する因果律の均衡点。
キョン。愛しのわが鍵の君よ。
君はメタファーでもなんでもなく、まさしく現実に機能する本物の鍵であったというわけさ。
君の選択こそが世界の可能性を決定する。
だが、本当にそんなことがあり得たとしても、私にはなんの興味もない。
世界の未来、人類の行く末、生命の進化。どれも卑小な人間風情には手に余る問題だ。
私は自分に芽生えた恋愛感情を認めるだけで一年かかった。
別々の道を進むことになった一年間には後悔と自己憐憫で何度も涙を流した。
再会できた喜びを素直に表せない自分を疎ましく感じ、
思いを伝えるために小細工を弄する自分を浅ましいと自己嫌悪した。
それでも、彼から告白を受けた時には、この世界のすべてに感謝した。
うれしいと声を上げて泣き、私は私自身でよかったと、心の底から思うことができた。
彼とはじめて結ばれた時には、爆発するような歓喜に翻弄され、
際限もなく絶頂に陶酔し、臆面もなく世界一幸せなのは自分だと実感した。
まったく、いま思い出しても赤面を禁じ得ない。
私は神などではない。そんなものになりたいとも思わない。
私は世界中どこにでもいる、恋に浮かれる女の子なのだ。

290バカエロ注意。:2012/10/20(土) 17:50:52.20 ID:sUIr/2Bw
「ふふーん。佐々木さん、キョンのこと考えてるでしょ」

「う……。わかる?」

「すっごいエロい顔してる」

「…恥ずかしいから。あんまりそういうことは言わないで…」

「あーもう!  そのカップからちょこんと上目遣いとか、反則! 
思わず襲いかかりたくなっちゃう」

 ダメ。キョンだけ。

291この名無しがすごい!:2012/10/20(土) 18:28:32.75 ID:JMzPvzlT
もうね、「涼宮ハルヒのXX(最終話)」これでいいんじゃないかな
ハルヒも含めてみんな幸せそうだし
292バカエロ注意。:2012/10/20(土) 18:28:35.09 ID:sUIr/2Bw

「涼宮さんこそ、熱烈な恋愛模様を展開していると伺っているけれど」

「んっふーん。まーねー。あんたたち二人に負けず劣らずラブラブよー」

「まあその…、それについてもいろいろと聞いているよ。
部室に行ってみたら、二人っきりで……キスしてたとか。
目を離すといなくなってるとか」

「チューぐらい誰だってするでしょ?」

「が、学校だぞ!?」

「…佐々木さん、口調ヘンよ。
んー、でも特進クラスってやっぱストレス溜まんのよね。
スキンシップでベタベタしてると、ついついストレス発散も兼ねて……」

「ま、学び舎で!?」

「とくにいまは夏休み中の集中講義で、校内に人いないし…」

「なんたる破廉恥!?」

「教室は鉄板として、視聴覚室、音楽室に柔道場。
男子トイレもすごかったけど、階段踊り場が超ヤバかった」

「イイナー」

「ん?」
293バカエロ注意。:2012/10/20(土) 18:28:51.93 ID:sUIr/2Bw
「いや! なんでもないわ。
…しかし、それはあきらかに犯罪行為でしょう。猥褻物陳列罪よ」

「やだなー、見られたいわけじゃないのよ。
あくまでも見られるかもしれないってスリルが興奮するんじゃない。
あ、でも、渡り廊下を駅弁で通るっての、いいかもしんない」

「涼宮さん、それ、ただ単に頭おかしい人だよ……」

「ふふん。佐々木さんは、そーゆーの興味ないの?」

「え! で、でも、キョンとは学校が違うし……」

「同じ学校だったら、やってみたい?」

「…ちょ、ちょっとは…」

「やっぱエロエロだぁ」

「し、失敬な! 振ってきたのは涼宮さんじゃない!
…それに、公共の場所で全裸なんて、やっぱりありえないよ」

「いや、全裸言ってないし」

「え! 全裸ちがうの?」

294バカエロ注意。:2012/10/20(土) 18:29:15.30 ID:sUIr/2Bw
「んー、あたし、服着たままするのがけっこう好きかな。
なんていうか、がむしゃらに求められてるって感じで」

「し、下着脱がずに、どうやって…す、するの?」

「パンツだけ脱げばいいじゃん」

「そ、そっか。パンツだけ脱げばいいのか……」

「あとはちょっとだけ下ろすとか。
あ、でも古泉くんは片足に引っ掛けておくのが好きなんだって。
足首と太ももで趣旨が異なるとか力説してたわ。わけわかんないわよね」

「はうぅ」

「こないだ三日ぐらいできなかった時なんか、朝あうなりトイレ連れ込まれちゃって、
パンツ脇にずらしただけでいきなり挿れてきたのよ。信じられる?」

「そ、それは…、災難だったね」

「しかも我慢できずに中で出しちゃうし。
出席間に合わなくなっちゃうからそのまま教室戻ったんだけど、
授業中、奥からたれてきちゃって大変だったわ」

「うわぁ、パンツが…」

「でも、なんかヌルヌルしてる感触で、逆に興奮してきちゃって。
次の休み時間にこっちから襲っちゃった。テヘ」

295バカエロ注意。:2012/10/20(土) 18:29:38.31 ID:sUIr/2Bw
「テヘって笑うには、えげつない内容だよ、涼宮さん。
……でもたしかに、想像するとちょっとゾクッとするシチュエーションかもしれないね」

「ねえ、佐々木さん」

「うん?」

「キョン、ちゃんとしてくれてる?」

「ん! ケホッゴホッ。なな、なにをいきなり言い出すんだい、涼宮さん!?」

「うーん。あいつそういうとこ、ほんと鈍感だからさ。ちょっと心配になっちゃって」

「…たしかに、そう感じてしまう部分はあるわね。
けれど、実際に交際をはじめてわかったことは、鈍感というものとは少し違うんだ。
なんというか、心の動きを読み取ろうと努力をしてくれるというか、
気持ちを大切に扱ってくれるというか…」

「要するに奥手なわけね。佐々木さんも、キョンに対しては同じ感じなの?」

「そうだね。僕としても、キョンが嫌がることはしたくはない。
…ただ、大切にしてくれるのは嬉しいのだけれど、
もう少し積極的になってくれても、いいでのではないかと…思う」

「一人称が僕になってるわよ」
296バカエロ注意。:2012/10/20(土) 18:59:20.13 ID:sUIr/2Bw
「う、すまない。涼宮さん相手だと、自然と口調が」

「そんなもん、あんたの楽な方でいいわよ。
ねえ、ひょっとして、まだエッチ済ませてないの?」

「いや! さすがにっ、それは!。……今年の元旦に済ませた」

「プッ。なにそれ、ほんとに姫初めじゃない。カレンダーの年中行事の一環みたい」

「ああ。そういう反応をされると思って言わなかったんだ」

「ククッ、いかにもあんたたちらしいわ。おかしー。
……ごめんなさい、ちょっとツボに入っちゃって。んで、そん時はすんなりいったの?」

「…まあ、それほど手間取りはしなかったと思うよ。はじめて見た実物に慄きはしたがね。
なにしろ、…その、予備知識として得ていたものよりも、大きさがあったものだから」

「ほへー、キョンがねぇ。……巨根?」

「そ、その言い方はちょっと。ええっと、これぐらい?」

「…………それは勃起状態?」

「え! ボッキ!? これぐらい?」

「……………………癪に障るわ」

297バカエロ注意。:2012/10/20(土) 18:59:40.27 ID:sUIr/2Bw
「…………」

「…………」

「あーっと……。こ、古泉くんとは、初めての時はどんな感じだったんだい?」

「彼とは…。そうねえ、一番最初の時はあんまうまくいかなかったわね」

「そうなんだ。ちょっと意外だな」

「あたしん時はさ、去年の暮、ちょっと荒れちゃったじゃない? あんたとキョンのことで。
そん時にね、ずっと古泉くんがそばに居てくれたのよ。で、思わず甘えて抱きついちゃったのが最初」

「優しいねえ、古泉くんは」

「顔もいいし、お金も持ってるしね。ただ、大変だったのがそのあとで。
ベッドに入っていざ挿入ってなったとき、あたしあんまりにも痛かったから手ぇ振ったら、
古泉くんの顔面に裏拳ジャストミートしちゃって」

「うわぁ」

「あっという間に萎んでいったわね。
あたしもわんわん泣いちゃったんだけど、古泉くんずーっと抱きしめてくれたのよ。
そんときにね、改めて古泉くんいいなあって思って」

「本当に優しいねえ、古泉くんは」
298バカエロ注意。:2012/10/20(土) 19:00:13.90 ID:sUIr/2Bw
「翌朝起きてみたらね、古泉くん、顔面に青あざできてて……。
鼻血止まんないの隠すためにずっと抱きしめてたんだって……。
シーツ血まみれだったわ……」

「……超優しいね、古泉くん」

「シャワー浴びたあと、バックでいいですかって頼んできたわ」

「はは……」

「うん、ヤった。ヤりまくってやった」

「…そんなに?」

「クリスマス明けから大晦日までずっとヤッてたわね。
箱買いしたゴム、あっという間になくなったわ」

「す、すごい。それでお正月に会った時、あんなにツヤツヤだったんだ」

「古泉くんは、ほんとに昇天しかかってたけどね。
でも、ってことは、あたしたち、年末年始はさんで入れ違いに初めて済ませたってことね」

「そうだね。僕はそこまでバイオレンスな処女喪失ではなかったけれど。
元日に一緒に初詣に行って、帰りに彼の家に行った時、
ご家族が不在だったので致しました、という流れだよ」

「やっぱり、痛かった?」

「いや、ありがたいことなのか、痛みはさほどなかった。
正確には、痛みを感じる間もなく、キョンが終わったというべきかもしれないが」

299バカエロ注意。:2012/10/20(土) 19:30:51.08 ID:sUIr/2Bw
「あちゃー。キョン、やっぱりかー」

「挿入した瞬間に射精していたよ。だが、それは想定の範囲内だったしね。
むしろ、僕にとっては初期段階での射精は喜ばしいものだったといえる。
キョンの肉体的歓喜を体内で実感できるからね。
初めて膣内で受けとめた精液は、なんというんだろう、
……一番奥に吸い付くようにして染み渡ったよ。あれはいいものだ」

「……佐々木さん、あんた、なにげに凄いわよね。さっきから、問題発言かましまくってるわ。
もう、エロい顔とか通り越して、…だるんだるんになってるし」

「えぇ! 本当かい? それはいけないな。もっと締めていかないと」

「まあ、ユルいのはイヤよね。
でも、ってことは、最初っから中出しだったの? 
あんた、そういう準備は怠らないタイプに見えるけど」

「もちろんさ。去年の年末年始は気合で安全日をずらした。
ぶっちゃけ、いつでもどこでも発射オーライだったよ」

「ひょっとして、頭ん中もだるんだるん?」

300バカエロ注意。:2012/10/20(土) 19:31:13.83 ID:sUIr/2Bw
「想定外だったのはそのあとだよ。
キョンは膣内に挿入したペニスを引き抜くことなく、立て続けに五回、射精した」

「ご、五回!? 抜かずの!?」

「ああ。三度目の射精あたりから、僕も沸き上がってくる快感を無視できなくなってしまってね。
お恥ずかしいことに、最後には半狂乱になって悶え狂っていた」

「…あー、なんていうか、あたしまでだるんだるんになってきたわ」

「僕はいままで、肉体の恒常性は理性の力によって均衡を保持し得ると思っていたんだ」

「…はあ」

「実際に、多少の体調不良や生理痛などは意識的に抑えこむことができてきたからね」

「健康なのはいいことだわ」

「しかしあの日、絶え間なく突き上げてくるオーガズムの要求に、理性は為す術もなく肉体を手放してしまった。
ショックだったよ。
曲がりなきにも18年間固持し続けてきた信念を、たった一回のキョンの射精が打ち砕いてしまったのだからね」

「五発だけどね。抜かずの五連発」

301バカエロ注意。:2012/10/20(土) 19:31:53.88 ID:sUIr/2Bw
「だが同時に、恐ろしいほどの開放感もあった。
僕はそれまで、識閾下のうちに本能と理性を対立する概念として格付けしていた。
しかし、本来両者は肉体を媒介として錯綜しあって表出するからこそ、感情の発露となるんだ」

「…そうね。あたしもよく感情を爆発させるわ。
喜怒哀楽が激しいって通信簿にも書かれてたし」

「そう、涼宮さん。感情の爆発だよ。
あの日、僕はキョンとのたった一回のセックスで、打ちのめされるような快感を得、
その結果、否定しようのない歓喜という感情を経験した。
人間は感情から逃れられない。
そして、感情に身を任せることは天上にも昇るような喜びを生む」

「なに! イクの!?」

「ならば恋愛感情を精神疾患の一種だなどと否定してきたことは、
まったく愚の骨頂とでもいうべき行為だったということさ。
僕は彼への好意を自覚した瞬間に、全裸になって彼の胸へと飛び込んでいくべきだったんだ」

「あんた全裸好きね!?」

「僕はいま、キョンに恋をしている。
キョンからの愛情に歓喜している。
ならば、僕はいますぐ全裸になってキョンの胸に飛び込むべきなのさ」

「だ、ダメよ! それはあきらかに犯罪行為よ!? 猥褻物陳列罪なのよ!?」

302バカエロ注意。:2012/10/20(土) 19:32:14.38 ID:sUIr/2Bw
「くっくっ。大丈夫よ、涼宮さん。
さすがに、そこまで本能的衝動に身を任せるような行動はしないわ。
まあ、興奮していささか劣情を催していることを否定はしないけれどね」

「既にその発言が、本能的衝動に身を任せまくってるわ。
しっかし、なんというか、すごい初体験ね」

「そうでもないさ。キョンの予想外の精力強壮を別にすれば、ありふれた体験談だと思う。
もっとも、いつの間にか帰宅していた御母堂から、
おせちと一緒に赤飯を供されたのは、一世一代の不覚だったがね」

ついでに足腰が抜けて、到底、家に帰ることができなくなってしまい、
結局泊めていただくことになった事実は、内緒にしておこう。

303バカエロ注意。:2012/10/20(土) 19:59:17.18 ID:sUIr/2Bw

ストローに口をつけると、氷も溶け去ったアイスコーヒーは、すっかりぬるく、
気の抜けた味になってしまっていた。
お互いに、ソワソワと身体を揺すりながら飲み干す。
ズズッという音に、二人して妙に緊張してしまう。

「あっと、いけない予備校行くのに待ち合わせしてんだった」

「古泉くん?」

「そう。いまさら予備校なんか行かなくたって、受験は余裕だけどね」

「それでも、二人は仲良く予備校へ行く」

「仲良く行くのは予備校だけじゃないわ。どこへ行くのも一緒」

「うらやましいわ」

「あんたこそ。キョンとは?」

「ずっと一緒」

「フフ。ごちそうさま」

「ええ。まかせて」

燦々たる夏の日差しに真っ向から挑むような笑顔を浮かべて、彼女は店をあとにした。
待ち合わせの場所からどこへ行くつもりなのか。予備校でないことは確かだ。

304バカエロ注意。:2012/10/20(土) 20:00:24.04 ID:sUIr/2Bw

バッグから携帯を取り出し、通話履歴のトップを呼び出す。
3コールで繋がった。

「やあキョン。夜にお伺いする予定だったんだが、少し早めに連絡してしまったよ」
「良い陽気だよ。家に閉じこもっていないで、少し散策でもしないかい」
「うん? たしかに、僕はいま声がうわずっているかもしれない」
「大丈夫だ。熱射病のたぐいではない」
「ああ、急に会いたくなってしまってね。来てくれると、とても嬉しいよ」
「……キョン…………………エッチしたい」

 『すぐ行く』

 Das ende.
305この名無しがすごい!:2012/10/20(土) 20:02:33.34 ID:ToIrFNFf
おつおつ
( ^ω^)ペロペロ
306この名無しがすごい!:2012/10/20(土) 20:53:00.86 ID:AgIPum+l
充電してる間に25レスも付いとる((゚Д゚;))!!
とりあえずは乙、まだしばらくやる事があるから、もう少し後にゆっくり読ませて頂きます〜
307この名無しがすごい!:2012/10/20(土) 23:05:44.97 ID:AgIPum+l
やっと読めたよ乙乙
感想はまんま>>291、みんなが幸せならそれが一番!
308この名無しがすごい!:2012/10/21(日) 01:11:11.84 ID:/7YVerJ0
おつです
309この名無しがすごい!:2012/10/21(日) 09:14:37.37 ID:C1m47Dih
藤原の存在に違和感
でもまぁ乙
310この名無しがすごい!:2012/10/21(日) 12:44:05.59 ID:/7YVerJ0
未来人のみくるもいるから、藤原もいるのかな?
311この名無しがすごい!:2012/10/21(日) 20:12:05.73 ID:gPlCJ5EL
スペック表では2時間で充分のはずなのに、3時間充電しても82%にしかなってません…
どっかおかしいのでしょうか佐々木さん
312この名無しがすごい!:2012/10/21(日) 20:16:43.31 ID:/7YVerJ0
こんばんは、佐々木さん
313この名無しがすごい!:2012/10/21(日) 22:26:19.74 ID:gPlCJ5EL
佐々木さん……。 なんだか、とっても眠いんだ……
314この名無しがすごい!:2012/10/21(日) 22:41:45.90 ID:wREmlmm2
      佐々木さんのキョンな日常 文芸部とSOS団その4


 一瞬、俺は古泉が冗談を言っているのかと思った。だが、いつも人に見せている微笑みではなく、そのセリフを吐いた時の
古泉の表情は真剣そのものだった。
 ”正気か?”
 そのセリフを言いかけて、俺はかろうじて言葉を飲み込んだ。
 古泉の表情は、いつもの爽やかスマイルに戻っていた。

 俺達から見れば、涼宮はとんでもない性格の持ち主で、無茶苦茶な女だろう。だが、それは涼宮を良く知らない
人間達の受け取り方で、二年間、あいつの傍で友人として過ごしてきた古泉には、俺達には解らない涼宮の魅力に
気づいているのだろう。そして、古泉は涼宮を好きになった。
 人が恋に落ちるきっかけは、案外些細なことが多い。でも、そこから育っていく気持ちは、とても大事なものなのだ。
 古泉の、涼宮に対する真剣な気持ちを知った時、俺はそれを茶化すような真似は出来なかった。

 「すいませんね。荷物を持ってもらって。」
 駅でSOS団と別れる時、古泉は俺と国木田にしきりに礼を言って、頭を下げた。
 気にするなよ、古泉。大体いくら男とはいえ、限度てもんがある。何も考えないでしこたまモノを買い込んだ涼宮が一番
悪い。手伝うのは当然さ。
 「それじゃ、失礼します。」
 古泉は涼宮と同じ方向へ帰ろうとしていた(荷物持ちだから、当然といえば当然か)が、俺は声を掛けて呼び止めた。
 「何でしょう?」
 いや、何。今日は面白かったよ。今度、お前が買ったボードゲ-ムをやってみたいんだが、いいかな?
 「いつでも歓迎しますよ。相手が欲しかったところですし。」
 そりゃ、良かった。それと古泉。全く余計なことかもしれないが、お前の気持ち。俺はいいと思う。頑張れよ。
 俺の言葉に古泉は驚いたような表情を見せたが、爽やかスマイルで力強く頷いた。

 
 帰り道、いつものように俺と佐々木は、並んで歩いていた。夏が近づいているせいか、この時間にしてはまだ外は明るい。
 「キョン。古泉君と何を話していたんだい?」
 なあに。大したことじゃないよ。今度奴の買ったボードゲ-ムで遊ぼうと言っただけだ。
 「なかなかいい趣味しているね、彼は。」
 そうだな。それに、あいつの意外な所にちょっと驚かされたが。まあ、大した奴だと思う。涼宮の友人をやっているぐらいだからな。
 「それは言えてるかもね。ただ、僕は思うんだが、涼宮さんは言動と行動はいささかエキセントリックだけど、中身は普通の女の子
じゃないかな。何となくそんな気がするんだ。」
 同じ様な事を古泉も言っていたが、さすが佐々木だ。よく人を見ているな。

 そんなことを話しているうちに佐々木の家についた。それじゃ、佐々木。また明日、学校で。
 「ありがとう、キョン。また明日。」
 いつものように佐々木に手を振り、俺は来た道を引き返す。
 また明日。ふと、俺は古泉と涼宮のことを思い出していた。あの二人もそう言って、別れているのかね。
 そう思うと、知らず知らずのうちに、口元に微笑が浮かんで来た。
315この名無しがすごい!:2012/10/22(月) 03:47:34.12 ID:UXJd2fig
おつ
316この名無しがすごい!:2012/10/22(月) 07:48:32.87 ID:kn1xA3aN
今回は『繋ぎ』って感じやね
深入りし過ぎない程度に仲良くなってほしい
317この名無しがすごい!:2012/10/22(月) 14:20:26.31 ID:lfLiDb/B
また投下されましたか
乙です
318この名無しがすごい!:2012/10/22(月) 19:48:35.39 ID:kn1xA3aN
今頃某佐々木さんは、キョンと一緒に巨人を応援してるんだろな
319この名無しがすごい!:2012/10/22(月) 21:37:55.82 ID:kn1xA3aN
雷雨です佐々木さん
320この名無しがすごい!:2012/10/23(火) 03:21:35.92 ID:d/spihzw
こんばんは佐々木さん
321この名無しがすごい!:2012/10/23(火) 14:59:11.90 ID:WAsg83Ne
最近は良いSSが多い
322この名無しがすごい!:2012/10/23(火) 16:20:58.30 ID:+ZwT7IRs
>>314
古泉が良い味出しているな
323この名無しがすごい!:2012/10/23(火) 19:42:00.24 ID:eTUtwLiS
こたつが恋しいです佐々木さん
さすがにまだ急な寒さに体が慣れてないからですよね?
324この名無しがすごい!:2012/10/23(火) 19:59:14.88 ID:d/spihzw
>>323
急に寒くなりましたね
325この名無しがすごい!:2012/10/23(火) 20:13:14.47 ID:eTUtwLiS
>>324
カレンダー見たら去年のこたつ初日は11月15日だったのよ
遠いなあ…
326この名無しがすごい!:2012/10/23(火) 20:21:37.63 ID:FgNlgN+F
佐々木はいい。
パティ・スミスをおもいっきり可愛くしたような感じといえば
ロック好きはわかってくれるかな
327この名無しがすごい!:2012/10/23(火) 22:41:06.52 ID:oDHHAlkg
   佐々木さんのキョンな休日 梅雨の晴れ間に


 雨が降り続いている。この時期だから仕方がないといえば仕方がないのだけど。キョンは今何をしているのかな。
 
 6月から、私は土曜日に塾に行くことになった。8月になれば水曜日にも行くことになる。塾に行っている国木
田君によれば、それぐらいから大学入試に向けて準備しておいたほうがいいとのことだった。
 将来のことは、まだどうなるか私にもわからない。確かな未来など存在しないし、世界は不安定なものなのだ。
 そこまで考えてふと、思う。私の未来は、私とキョンの未来はどうなるのだろう。

 明日は日曜日。天気予報は晴れマ-ク。予報通りなら、久しぶりの晴れ日になる。
 「キョン、もし、日曜日に晴れたなら、どこか出かけないか?」
 キョンにそう言ったのが金曜日の帰り道。
 晴れたなら、とキョンは答えた。明後日の天気予報は晴れだったよな。当たることを祈るけど。
 キョンの言葉が私の耳に残っている。
 
 土曜日の昼。塾の教室。窓の外は雨が降り続いている。空にも雨雲が立ち込める。 明日、晴れるといいな。
 いけない、集中しなきゃ。講義の途中だった。
 
 塾から帰る途中も、雨は降り続いている。一人で歩く帰り道。私の横にキョンの姿がない。
 二人で並んで歩くとき、キョンはいつも車道側を歩く。ごく自然に、いつものように。何気ない優しさで私を守る。
 妙に雨の音が大きく聞こえた。

 夕食はひとりきりだった。母親は明日にしか帰らない。県外に出張中で、泊りがけなのだ。
 中学校の時から、私には慣れた光景。母親の大変さを思えば、どうってことはない。
 キョンは時々自分の家の夕食に私を呼んでくれる。とても楽しい時間。暖かい、キョンと私の大切な時間。

 自分の部屋の窓から外を眺めても、まだ雨が降り続いているのが見える。
 窓にテルテル坊主がぶら下がっている。まるで子供みたいなおまじない。
 大人と子供の狭間で私たちは揺れている。空気の対流のせいか、テルテル坊主が少し揺らめいた。

 枕元に置いていた携帯が鳴り響く。めざましモ-ドが作動しているのかな。
 違う、この音は着信音。。
 「おはよう、佐々木。」
 元気そうなキョンの声。一瞬にして半分寝ぼけていた意識が覚醒する。
 「まだ、寝てたのか。」
 その通り。少し君が早すぎるんじゃないか。
 「窓の外を見てみろ。よく晴れているぞ。」
 携帯を持ったまま、カ-テンを勢いよく開く。
 青く澄み渡った空と、初夏の太陽の光が私の目に飛び込んできた。
 「さて、佐々木。今日はどこに出かけようか?」
 
  そうだね、今日は、、、、
328この名無しがすごい!:2012/10/24(水) 00:05:14.26 ID:miqRZAqS
なんだかんだでSSが投下され続けているのは素晴らしいことだと思う。

>>327
乙。
329この名無しがすごい!:2012/10/24(水) 00:53:31.31 ID:GwlIl6HC
>>326
グロリアはいい!
でも佐々木さんとはちょっとイメージが違わないか?
あの反骨の塊みたいな力強さは佐々木さんの強さとは種類が違うと思うんだけど…
330この名無しがすごい!:2012/10/24(水) 01:31:11.14 ID:P6SIHk2V
まー雰囲気だ。詩人のような台詞言うじゃん佐々木って
http://www.youtube.com/watch?v=NV2-IZFgH2U&feature=related
これはお年を召した最近パティだが、ソリッドな手のかたちとか実にかっこいい。
佐々木もこんな感じで描いてほしいんだよな。
331この名無しがすごい!:2012/10/24(水) 18:30:38.76 ID:vQ0Wxkic
伊達メガネ佐々木さん
332この名無しがすごい!:2012/10/24(水) 22:35:13.47 ID:klBtuTWe
今更ですが今年の日本シリーズは日ハム対巨人ですね佐々木さん
333この名無しがすごい!:2012/10/24(水) 22:40:09.36 ID:tAQiVOZo
日本シリーズは楽しみですね
334この名無しがすごい!:2012/10/25(木) 01:50:45.00 ID:Sb6uiWEC
佐々木さんのキョンな日常  迷い猫

 
 長かった梅雨もようやく終わり、夏本番がいよいよ近づいて来た7月の初めのことだった。
 放課後、一人で先に文芸部室に向かい、扉を開けるとそこには先客がいた。
 
 「ミャア。」
 小さいが、元気そうな声で鳴く、掌に載せられるような子猫。
 何でこんなところに、子猫がいるんだ?どこから入り込んだ?
 子猫は俺の顔を見ても、逃げ出す様子もなく、むしろ何か催促するようにミャアミャア鳴いて、俺の傍によって
来た。よく見ると、こいつは三毛猫のようだ。純粋かどうかわからんが、毛並みはそれっぽい。
  困ったな、何かこの猫にやる物はないかな。
 俺が考え込んでいると、ふと視界に冷蔵庫が飛び込んできた。最近、佐々木の親戚から貰った2ドアの中古品だが、
氷も作れるし、物は冷やせるし、便利なものだ。ディスカウント店の安売り開店セ-ルに、国木田と並んで買ったオ-
ブントースタや単機能電子レンジと並び、我が文芸部の三種の神器となっているが、その中に、アイスコ-ヒ-を作る
ために買っていた牛乳が入っていたはずだ。
 だが、待てよ。子猫に牛乳はまずかったんじゃなかったかな。何か昔そんな話を聞いたような、、

 とりあえず、牛乳を取り出そうと思い、冷蔵庫の扉を開けると、そこには子猫の絵がついた紙袋があった。
 俺が首をかしげながら袋をあけてみると、そこには子猫用の餌と思しきキャットフードが入っていた。
 ふむ。俺はそう呟く。
 この状況から想像するに、この子猫は入り込んだのではなく、誰かが部室に連れてきたのだ。昨日は猫はいなかった。
 佐々木は俺と一緒に朝登校したので、俺と佐々木は除外。となると、長門か朝倉か国木田だが、まあ、国木田は考え
にくい。
 となると、長門か朝倉だな。二人がきたら聞いてみよう。
 
 そんなことを考えていると、佐々木が部室へ入ってきた。
 「キョンお待たせ、、、ん?どうしたんだい、その子猫は?」
 さあな。多分長門達が何か知っていそうだが、聞いてみないことにはわからん。
 「ふうん。それにしても可愛い子猫だね。」
 そう言いながら、佐々木は子猫を静かに抱き上げ、何度か頭をなでると、今度は机の上に置き、指を動かして子猫をじゃれ
させ始めた。
 猫じゃらしを追いかけるように、子猫は佐々木の指を追いかけ遊んでいる。そんな様子を見て、佐々木もご機嫌になったのか、
歌を歌いだす。佐々木の好きな洋楽の、題名は忘れたが、たまに口ずさむ曲。
 微笑みを浮かべ、子猫をあやす姿は、まるで子猫の母親のようだ。
 気がつけば、俺も一緒に佐々木と子猫を遊ばせていた。

  
335この名無しがすごい!:2012/10/25(木) 02:16:09.72 ID:Sb6uiWEC
その後長門がやって来て、話を聞くと、子猫はやはり長門が連れてきたものだという。一昨日の夕方、長門がマンションの駐車場
で見つけたのだという。どうやら、誰かが捨てていったらしい。そうでなければここまで人になついてはいない。
 長門のマンションではペットを飼うには許可がいる。しかも市の条例で、ペットの飼い主は届け出をしなければならない。
 とりあえず、その日は少し餌をあげて立ち去ったのだが、子猫は次の日も同じ場所にいたらしい。
 このままだと、捕まって保健所に引き渡される可能性もあったので、学校に連れてきたらしい。
 だけど、結局問題は何一つ解決していないのである。

で、それからどうなったか?
 結論から言えば、その子猫は俺が引き取ることになった。
 遊んでいて情が移ってしまったのか、それとも佐々木にうまく言いくるめられたせいかわからんが、まあいいだろう。
 長門が喜んでくれたんで、良しとしよう。

 喜んだのは長門だけでなく、我が妹も大喜びだった。なんでも猫がほしいーなと思っていたそうで、そこに俺が猫を連れて
帰ってきたので、妹ははしゃぎまわっていた。
 おい、妹よ。おもちゃじゃないんだから、生き物はもう少し丁寧にあつかえよ。
 
 ところで、この子猫、三毛猫だろうと書いたが、どうやらそのようで、しかもオス猫だった。
 佐々木に昔、三毛猫の雄は大変珍しいと聞いたことがったが、ひょっとするとこいつは文芸部の幸運の招き猫になるかも
しれんな。、
 ただ、その幸運の招き猫候補に、我が妹が”絶対これがいい”と言って付けた名前は”シャミセン”という、猫にとって
はとんでもない悪い名前だった。
 


 >>330の方の書き込みを見て、話をつくってみました。うまくできませんでしたけど、アイデアありがとうございます。
336この名無しがすごい!:2012/10/25(木) 07:11:37.21 ID:o72QZ+/3
シャミセンキター!!!
337この名無しがすごい!:2012/10/25(木) 19:09:23.90 ID:JwwQaitY
猫って(´ω`)良いよね
やんちゃ盛りの子猫も、名前呼ばれようが頭ぽんぽん叩かれようが関係なしに昼寝を続ける老猫もみんな良い

でも絶対野良に餌をやったりしないリアリストです
338この名無しがすごい!:2012/10/25(木) 19:24:34.88 ID:wRsmioO8
猫かわいいよネコ
339この名無しがすごい!:2012/10/25(木) 21:06:43.65 ID:0Eu6zsk3
VIPに立った佐々木画像スレがあっという間に落ちてしまった
340この名無しがすごい!:2012/10/25(木) 23:30:10.19 ID:JwwQaitY
気付かなかった…

新しい佐々木さんは画像あった?
341この名無しがすごい!:2012/10/26(金) 03:57:29.36 ID:tZZhzVy1
>>339
残念、、、
342この名無しがすごい!:2012/10/26(金) 08:40:45.61 ID:KuMqcqGp
おはよう
343この名無しがすごい!:2012/10/26(金) 12:34:13.07 ID:9M2Hxeh4
お昼休みですよ佐々木さん

佐々木さんの今日のお弁当は?
344この名無しがすごい!:2012/10/26(金) 21:19:16.53 ID:9M2Hxeh4
剛柔自在の佐々木さん
345この名無しがすごい!:2012/10/26(金) 21:42:02.53 ID:2Q4EbLx3
猫佐々木
346この名無しがすごい!:2012/10/26(金) 22:47:12.38 ID:4R/VdFfb
ごろごろ、なのだよ。
くっくっ。
347この名無しがすごい!:2012/10/26(金) 23:48:36.59 ID:9M2Hxeh4
どこまでも転がる佐々木さん
348この名無しがすごい!:2012/10/27(土) 00:27:49.06 ID:qKz9ykyE
佐々木さんグルグル
349ネコミミ装着!:2012/10/27(土) 10:55:41.21 ID:S020BiCt
佐々木「に、にゃあ」ギクシャク
橘「せっかくネコミミまでつけたのにカマキリみたいですね」
九曜「――カチ――コチ――」
キョン「そんな佐々木も可愛いぞ」キュン

古泉「痛い!痛い! 涼宮さんなんで突然弓矢固め!?」
ハルヒ「はっ!? 何か行き場のない感情に身を任せたらつい……テヘッ(´∀`*)」
長門「次は私」
みくる「その次はわたしで」
鶴屋「なんか面白そうだからとどめはあたしっさ!」
古泉「いやいやいや!オカシイですってそれ!」

電柱の影
森「頑張るのよ、古泉」
新川「なかなか悲惨な光景ですな」
会長「でも助けないんだな、あんたら」
350この名無しがすごい!:2012/10/27(土) 11:34:39.78 ID:Vg/Pglzh
頑張れ古泉負けるな古泉w
さあ古泉が盾になってる間に佐々木さん達は思う存分イチャついて下さい
351この名無しがすごい!:2012/10/27(土) 12:10:57.42 ID:BIa0TFbR
>>349
佐々木かわいいよ佐々木
352この名無しがすごい!:2012/10/27(土) 18:43:25.24 ID:Vg/Pglzh
佐々キョン野球スレが恋しい
353この名無しがすごい!:2012/10/27(土) 19:36:09.66 ID:BIa0TFbR
>>352
あれは良スレだった
354この名無しがすごい!:2012/10/27(土) 21:39:21.19 ID:cuEjuxeT
佐々キョン野球スレ、今日やったら
泣き濡れた佐々木さんをキョンが優しくなぐさめる展開だったなw
355この名無しがすごい!:2012/10/27(土) 22:22:31.58 ID:S020BiCt
今年は野球スレないのね
最近のプロ野球はよく分からないけど風物詩的なものがあったからなぁ
356この名無しがすごい!:2012/10/27(土) 23:16:19.71 ID:Vg/Pglzh
あれほど充実して日本シリーズ見たのは初めてだった、もうあの感動は味わえないのだろうか

>>354
勝者の余裕だろうなw
357この名無しがすごい!:2012/10/28(日) 02:03:26.50 ID:FO+ThTGm
       佐々木さんのキョンな日常 星に願いを その1

 「七夕の行事を鶴屋さんの家でやるそうだから、みんなで行かないか?」
 7月6日、期末試験に向けての勉強を、放課後の文芸部室で皆でやっているとき、国木田がそんな話を持ちかけてきた。
 
 中間試験の俺の成績は、中学校時代の俺の定位置からは随分急上昇していて、母親はえらく喜んでいた。これは佐々木
がいろいろ教えてくれたからであり、今では国木田や長門、朝倉からも教えてもらい、随分勉強がはかどるようになった。
 まだ、皆には追い付いていないが、それでも背中は追いかけている。中学時代のままだったら、俺はいまでも低空飛行
だったろう。やる気が出てきたのは佐々木がいてくれたからだと思う。期末試験は中間以上のものを、と佐々木はいったが
確かに目標にはなっている。
 
 「キョンも頑張っているようだし、期末試験は期待できそうだけど、少し息抜きにどうかな。」
 小学校の先輩だという鶴屋さんの家に、国木田はよくお邪魔しているようだ。鶴屋さんは昔から国木田をかわいがっていた
そうで、国木田も鶴屋さんのことは慕っていて、憧れの先輩であると言っている。
 「俺達もお邪魔していいのか?」
 「鶴屋さんはみんなでおいで、と言ってくれたからかまわないよ。」
 「でも、どんなことをやるの?」
 「なんか、”短冊祭り”とか、言っていたなあ。とにかく鶴屋さんの家はやることが大がかりだからね。前に花見に誘われた
時は、鶴屋さんの家の敷地内でだったけど本当に家の敷地かなて思うくらい桜が咲いていたから。」
 いったいどんだけでかい屋敷なんだ。想像もつかない。
 「いろいろ料理も出るそうだし、楽しそうだから、キョン、ぜひ行こうよ。」
 国木田の話を聞く限り、願い事を書いた短冊でもつるしたあと、宴会でもやるつもりのようだ。行ってみるのも悪くはない。
 「キョン。どんなことをやるのか、僕も興味があるな。お言葉に甘えて行ってみようじゃないか。」
 「賛成。みんなで行きましょう。」
 佐々木の言葉に長門と朝倉も賛成する。
 それじゃ決まったな。国木田、鶴屋さんによろしく伝えてくれないか。
 「うん。わかったよ。明日皆でお伺いしますと伝えておくね。」
 ああ。よろしくたのむよ。

 この時、俺達はあることをすっかり忘れていた。それは鶴屋さんが涼宮の作ったSOS団の部員であり、鶴屋さんが何か行うの
であれば、当然涼宮達もやってくるというわけで、そのことに気付いたのは、広大な鶴屋家の屋敷の馬鹿でかい正門の前でSOS
団の部員と鉢合わせした時だった。

 「あら、キョンじゃない。どうしたのこんなところで?」
 長い髪を後ろで束ねた、いわゆるポ二-テ―ルの髪型にした涼宮と、相変わらずの爽やかスマイルの古泉、いつみても小動物のよう
にかわいらしい朝比奈さんと、SOS団の部員達がそこに立っているのに気づき、涼宮から声を掛けられたときには少し驚いたが、
よくよく考えれば、SOS団がここにいるのは当然のことである。
 「鶴屋さんに国木田を通じて招待されたんだ。七夕の行事をやるから、ていわれてな。」
 「ふ-ん、そうなんだ。鶴屋さん、私達にもあんたたちが来るなんて一言も言っていなかったから、ちょっと驚いたわ。」
 その時、正門の重々しい扉がゆっくりと開き、中から現れたのは、どこの祭りにお出かけですか?と問いたくなるような浴衣姿の
鶴屋さんと国木田の姿だった。
 「やあやあ、いらっしゃい。ようこそ鶴屋家へ、SOS団と文芸部の諸君!」
 明るく、豪快さも感じられる笑顔で鶴屋さんは俺達を歓迎してくれた。
 
358この名無しがすごい!:2012/10/28(日) 03:51:44.46 ID:P2sNObsk
359この名無しがすごい!:2012/10/28(日) 07:56:07.25 ID:uU9WbUfo
平和にキョンとの夫婦っぷりを見せ付けてやってくんさい
360この名無しがすごい!:2012/10/28(日) 11:44:08.77 ID:0OpLqj5z
>>357

なんかキョンが団員のことを部員って言うとどうもむず痒い感じになるな〜

あと、細かいこと言わせてもらうと
『〜て思う』『〜、ていわれて』は『〜って思う』『〜、っていわれて』のほうがいいかも
実際に音読してみると違いがわかるよ〜

余計なお世話かもしれないけど気になったからさ ごめんぬ(^ε^)-☆!!
361この名無しがすごい!:2012/10/28(日) 18:15:09.93 ID:QL8qnng3
こまかいこと言うと 。」 は 」 でいい
」 直前の 。 は省略してよいし、ハルヒはそうなってる
学校の作文では 。」 なんだけど、そうなってる小説はあんまりないみたい
362この名無しがすごい!:2012/10/28(日) 18:22:42.59 ID:uU9WbUfo
久々の連載さんだからね、大事に大事にしていきたいのよ皆
363この名無しがすごい!:2012/10/28(日) 20:39:00.89 ID:5//IvkC3
引越ししたのではなかったの?
364この名無しがすごい!:2012/10/28(日) 20:47:15.80 ID:0OpLqj5z
>>363
してないよ
詳しくは避難所とこのスレの最初のほうを見てもらえれば分かるから
あとここは一応sage進行なんでよろしく
365この名無しがすごい!:2012/10/28(日) 21:03:12.33 ID:uU9WbUfo
今日は緊迫した試合になりましたね佐々木さん
366この名無しがすごい!:2012/10/28(日) 21:35:54.14 ID:6+lWIqyQ
ぼ、僕を緊縛したいだって?
何を言うんだ君は……
367この名無しがすごい!:2012/10/29(月) 07:55:03.14 ID:tYr2BVL6
>>360,361 ご指摘ありがとうございます。次からの参考にさせていただきます。
368この名無しがすごい!:2012/10/29(月) 08:07:15.67 ID:+mDZKGHp
橘「あ、あたしはどちらかと言うと縛るより縛られる方が……
  ということで佐々木さん、この縄でどうぞ!」ポッ(*´д`*)
佐々木「……九曜さん」クイッ
九曜「――ラ――ジャー――」

橘「……えっと、足の方から体が消えてるんですけどあたし大丈夫ですかね?」
369この名無しがすごい!:2012/10/29(月) 08:24:56.93 ID:Hyt6mhU8
⌒(`Д´)⌒<ニセモノはさっさと消えるのdeath!
370この名無しがすごい!:2012/10/29(月) 20:25:59.02 ID:Hyt6mhU8
修学旅行先でキョンとバッタリ会った佐々木さん
371この名無しがすごい!:2012/10/29(月) 22:58:38.36 ID:fJxL/Q0Z
      佐々木さんのキョンな日常 星に願いを その2


  鶴屋さんのおうち、というか屋敷は、俺の想像をはるかに超えていた。何しろ、門の入口から家屋までの距離
が相当有り、庭が無茶苦茶広い。敷地の総面積はどれくらいあるんだ?
 長門や朝倉の住む高級マンションにも驚いたが、ここにはさらに驚かされる。ド肝を抜かされた、という表現を
使いたい。
 流石に佐々木や長門、朝倉も驚いていた。SOS団の部員でも、涼宮と古泉は初めて来たようで、感心することしきり
だった。
 国木田、お前すごい人と知り合いだな。人間としての器もでかいようだが、何となくわかるような気がする。
 それにしても、鶴屋さんと国木田がお揃いの浴衣姿でいるというのは、その、まあ、なんだ、じつにいい感じだな。
 「いい感じじゃないか、あの二人。キョン。そう思わないか?」
 佐々木がこっそり俺ににささやく。お前もそう思うか?
 二人で小さな声で話していると、
 「おんや、キョン君達。相変わらず仲がいいね!」
 鶴屋さんにでかい声で言われ、佐々木は顔が真っ赤になった。

 俺たち全員が通された部屋は、青い真新しい畳の張られた、これまたどこの旅館の大宴会場ですか、というくらいの
ただっ広い和室で、そこに文芸部とSOS団の人数分の座布団が敷いてあり、その前に五色の短冊と習字道具が並べてあった。
 「さて、SOS団と文芸部の諸君。本日は七夕だよっ。そんで古式ゆかしの伝統に習い、我が家の指定農場の芋の朝露で
砥いた硯と墨汁を使って、短冊に願い事を書き、竹に吊るし、天にかざす。字は上手くなる、願いは叶う。一石二鳥だね!」
 そう言えば、鶴屋さんと朝比奈さんは元は書道部だったな。しかし何で、そこをやめてSOS団に入ったのやら。本当に不思議
な人だ。

 とりあえず俺達全員、鶴屋さんの言うとおり朝露で砥いた硯と墨汁を使い、五色すなわち黄、青、赤、白、黒色の短冊に願い事
を書く。黒の短冊に書いたら、なんにも見えないようになるが、佐々木によれば、これは陰陽五行説に由来するもので、本家の
中国では用いることはないが、日本で五色といえばこの五つの色を指すそうだ。
 しかし書き初めをやっている気分だね。我が家じゃ妹が去年まではやっていたが、今年はやらなかったな。
 
 全員願い事をかいた後、墨汁が乾くのを待つ間、別の部屋へ移動し、そこで鶴屋さんが用意してくれた夕食をいただくことに
なった。
 女中さん(と言っていいのかね)が大皿に盛り付けた料理を運んできてくれ、それが卓に並べられる。コップに飲み物が注が
れて、俺たちの前に並べられる。
 「さあ、みんな。しっかり食べてね!」
 鶴屋さんの音頭で乾杯をした後、取り皿にそれぞれ好きな料理を取っていく。
 「キョン。これは美味しいよ。一つ食べてみるかい。」
 どれどれ。俺は佐々木の皿から一つもらい、それを口にいれた。うん、いい味付けだ。佐々木、これもうまいよ。皿貸せ。
とってきてやるよ。
 俺は佐々木の皿にいくつかお薦めのおかずを載せてやる。ん、コップが空だな。佐々木、烏龍茶でいいよな。
 俺と佐々木は、おかずを取り替えっこしながら、結構な量を頂いた。しかし、他の連中もよく食べるな。
 長門も朝倉もよく食べるが、涼宮はガツガツと貪るように食っていた。横で古泉が苦笑していたがな。
 「いえ、涼宮さんではなく、あなた方に対してですが」
 何を言っているんだ、コイツは。
 俺は首をかしげながらも、鶴屋さんにお礼を言った。すいません、こんなに一杯ご馳走になりまして。
 「いんや。こちらもいいもの見せてもらったさ。どうもごちそうさま!」
 そういう鶴屋さんは、フリマに行ったときに見せた、なんとなく邪悪な感じがするニヤニヤ笑いを浮かべていた。
 その横で、これまた国木田も笑っていた。
372この名無しがすごい!:2012/10/29(月) 23:01:58.46 ID:cg9coltP
ムック「中にですぞ」
373この名無しがすごい!:2012/10/29(月) 23:02:34.20 ID:cg9coltP
ごめん規制解けてると思わなんだ
374この名無しがすごい!:2012/10/29(月) 23:13:46.88 ID:Hyt6mhU8
>>371
佐々木さん見せ付けるための故意犯と見た
しかし羞恥心までは隠せなかった模様

>>372-373
どんまいですぞw
375この名無しがすごい!:2012/10/30(火) 00:28:13.91 ID:3s3BzYy9
>>371
376この名無しがすごい!:2012/10/30(火) 13:22:49.79 ID:6fGvs6w7
鶴屋家は女中さんがいる世界なんだよな
377この名無しがすごい!:2012/10/30(火) 18:55:18.73 ID:y7N087Go
月が綺麗ですよ佐々木さん
378この名無しがすごい!:2012/10/30(火) 19:00:00.60 ID:ahsV/lnJ
くっくっ
プロポーズにしては古風すぎやしないかい?
379この名無しがすごい!:2012/10/30(火) 19:04:53.24 ID:gEiClmVj
お約束のフラクラ展開しか思いつかないのは、このスレに毒され過ぎたせいと思いたい
380この名無しがすごい!:2012/10/30(火) 19:51:12.98 ID:y7N087Go
>>378
いやいや自分なんかが佐々木さんにプロポーズなど恐れ多い、だからちょっと変えてますですよ
本来の言い方は貴女の想い人に譲ります
381この名無しがすごい!:2012/10/30(火) 22:00:15.41 ID:y7N087Go
佐々木さんの悲鳴が聞こえる
どうなる日本シリーズ
382この名無しがすごい!:2012/10/30(火) 22:39:14.09 ID:y7N087Go
なんとか勝利してほっと一安心してる佐々木さん
383この名無しがすごい!:2012/10/30(火) 23:53:13.60 ID:onygilGH
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0020/01/34/040020013420.html
このシリーズはおもしろいの?
買うべきか迷ってる

クルードライブ3は買った
384この名無しがすごい!:2012/10/31(水) 01:52:34.87 ID:NEIKSNx/
      佐々木さんのキョンな日常 星に願いをその3


 短冊の墨汁も乾いたので、俺達はそれを鶴屋さんが用意してくれた竹に吊るすことにした。
 竹はかなり大きく、短冊やその他の飾りつけの紙細工やモ-ルを取り付けて、古泉と二人で立てかけるのに
大分苦労した。何となく地元の商店街に飾られる七夕ツリ-を連想させた。
 紙よりで願い事を書いた短冊を吊るし、天の川が広がる美しい夜空に向かって何かを願う。なかなかロマン
チックじゃないか。
  
 ふと気づくと、涼宮が短冊を持ったまま、何か考え込んでいるようだった。
 どうした、涼宮。まだ何か書き足りないのか。
 「そうじゃないわよ。これでよかったかのか、最終確認しているのよ」
 一体、何を書いたのだろうか。俺が横から覗き込むと、短冊には『この世の不思議なことがあたしに来ます
ように』と、あとは分けのわからん記号のようなものが記されていた。
 おい、涼宮。この記号はなんだ。
 「私が考えた、不思議なものを呼び寄せる文字よ。メッセ-ジになっているわ」
 、、、訳がわからん奴だ。
 「ねえ、キョン。あんた、なんて書いてあるか、わかる?」
 わかるわけないだろう。お前の頭の中のことなんか読めるか。古泉だって不可能だろう。
 だが、答えを期待している涼宮の表情を見ると、無視するわけもいかず、少し考えて俺は答えた。

          ”私は、ここにいる”

 涼宮の表情が固まっていた。どうしたんだ、一体?
 「、、、何で分かったの?全くそのとおりよ。」
 なんてこった。単に思いついた答えが正解だったとは。
 「キョン、あんた、やっぱり天才よ!文芸部やめて、うちの団員になりなさいよ!」
 前にも言ったが、俺は文芸部をやめるつもりは毛頭ない。それより、なんだ、その団員ってのは。部員じゃ
ないのか?
 「うちは部員じゃなくて団員と呼んでいるのよ。ちなみに私は部長でなくて団長と呼びなさい」
 少年探偵団か、お前のクラブは。

 しつこく勧誘する涼宮を古泉に任せ、俺は佐々木のところへ行った。
 佐々木は長門や朝倉と、自分たちが吊るした短冊を一緒に見ていた。そこには俺の短冊も吊るしてある。
 みんな、何を書いたんだ。
 「私はね、『料理がもっと上手くなりますように』って書いたわ」
 朝倉の料理は充分うまいと思うんだが、その向上心はすごいな。いいお嫁さんになれるな。
 「僕は『未来が良いものでありますように』と書いたよ。どうなるかわからない世の中だけど、せめて希望の
一つぐらいは書いたっていいだろう」
 いかにも佐々木らしい。
 長門はどんなことを書いたんだ?
 「私は、、、その、、、ええっと、、、」
 何故か長門の顔が赤い。
 「長門さんはね、会いたい人がいるんだって」
 「あ、駄目!朝倉さん、それ以上言っちゃ」
 「あ-はいはい。分かりました。キョン君ゴメンネ。ここから先は女の子だけの秘密。これ以上は言えません」
 俺、仲間外れ?
 「キョン。君がいくら親友でも、こればかりは教えられないな」
 佐々木が楽しそうに笑っている。わかった。これ以上は聞かんよ。女には女の事情があるしな。
 「さすがキョン。物分りがいいな。」



 

 
385この名無しがすごい!:2012/10/31(水) 07:09:28.60 ID:fuYf6KTl
三期あるの???
386この名無しがすごい!:2012/10/31(水) 18:34:11.64 ID:M4k4Y2lB
>>384乙ー
今回はいろんな伏線張ってそうだね
387この名無しがすごい!:2012/10/31(水) 21:59:45.00 ID:M4k4Y2lB
胃が痛くなるような試合展開ですね佐々木さん
388この名無しがすごい!:2012/11/01(木) 01:23:17.43 ID:iTZmL2n4
>>383
18禁本に面白さは求めないほうが良くないかい?

>>384

どんどん読みやすくなってるね すごいな
伏線の回収大変だろうけど楽しみにしてますよ
389この名無しがすごい!:2012/11/01(木) 07:56:13.15 ID:4yq7bY+d
まだあったのか
このスレ
390 【凶】 :2012/11/01(木) 08:13:18.78 ID:75BOkw3Q
佐々木さんに大吉を!
391 【中吉】 :2012/11/01(木) 08:14:08.31 ID:75BOkw3Q
様子見は終わった
392 【大吉】 :2012/11/01(木) 08:16:08.45 ID:75BOkw3Q
そろそろ行くか
393この名無しがすごい!:2012/11/01(木) 08:35:44.50 ID:Ml70kmeB
かっけえ!w
394 【大吉】 :2012/11/01(木) 18:34:39.52 ID:4yq7bY+d
おみくじ
395 【小吉】 :2012/11/01(木) 18:39:43.76 ID:jihw3Qbj
大吉だったら告白して見ようかな
いや別に勇気がないわけじゃないさ
396この名無しがすごい!:2012/11/01(木) 18:40:27.27 ID:jihw3Qbj
くっく……
397この名無しがすごい!:2012/11/01(木) 19:39:08.57 ID:75BOkw3Q
今日もまた佐々木さんの悲鳴が…
398この名無しがすごい!:2012/11/01(木) 22:11:39.71 ID:75BOkw3Q
もう佐々木さんは試合見てない、キョンの背中に顔を埋めてふるふる震えてる
時々歓声が上がるとぴくっとなるくらい
399この名無しがすごい!:2012/11/01(木) 23:32:47.70 ID:I1GhyB59
     佐々木さんのキョンな日常 星に願いを その4

 
 「キョン君、ちょっとお姉さんの手伝いをしてくれないかい」
 佐々木たちと話している俺に鶴屋さんが声をかけてきた。
 どうしたんだろうと思って振り返ると、いつの間に着替えたのか、何故か巫女さんの衣装を着込んだ鶴屋さんが俺の
後ろに立っていた。
 どうしたんですか、その格好は?
 「これから鶴屋家に伝わる七夕の儀式を行うわけよ。ちょいとキョン君に協力して欲しいんだな、これが」
 にこやかに笑顔を浮かべた鶴屋さんの横には、これまた神主の衣装に着替えた国木田の姿があった。コスプレの趣味
でもあるのか、この二人には。
 待てよ、まさか俺にもこの衣装を着れとか言うんじゃないでしょうね。
 「いやいや。ちょっくら荷物を運んでもらうだけだよ」

 鶴屋さんの言うとおり、俺が手伝ったのはその儀式に使う機材を運ぶことだけだった。
 短冊を飾った竹の前に祭壇を置き、そこにお供え物の酒やお菓子を並べ、その前に鶴屋さんが立ち、うやうやしく一礼
する。
 文芸部員もSOS団員(おかしな感じだが、ここは涼宮の呼び方にならっておく)も興味津々といった趣で、鶴屋さんの
動作を見つめる。
 鶴屋さんは懐から、何かを取り出した。全体が更紗布にくるまれていて、長さは10センチぐらいのものか。
 俺たちの目の前で、鶴屋さんが布を外すと、中から金属の棒が出た来た。
 サビ一つなく、それ自体が輝いているかのように、家屋から漏れる光を反射しているその棒の表面には、左右対称の
規則性を持った文様が刻まれている。
 何ですか、それは?
 「我が鶴屋家に伝わる家宝っさ。言い伝えによると、元禄15年、新暦の七夕に当たる日に鶴屋家の先祖、鶴屋房右衛門
が七夕の夜に空から降って来て手に入れたと伝えられているんだけどね。ご先祖はこれを『時非(ときじく)の星刀子
(ほしがたな)』と名づけ、家宝とした。それ以来、鶴屋家では七夕の夜にこれを短冊と飾り、お家繁栄の儀式として受け
継いでいるわけよ。不思議なことに、この儀式を行うようになってから、鶴屋家はトントン拍子にうまくいくようになり、
富豪になったんだわ」

 鶴屋さんの話に、一同唖然とする。
 本当の話なのか?まさか涼宮を面白がらせる、鶴屋さんのいたずらじゃないだろうな? 
 だが、鶴屋さんの表情は真剣だった。それはいつもの明るい高校の先輩である鶴屋さんの顔ではなく、次期鶴屋家当主
としての顔だった。
 「そんじゃ、儀式を始めるよ」
 鶴屋さんはそう言うと、鶴屋家に受け継がれてきた七夕の儀式に取り掛かる。

 「ちょっと待ってよ、鶴家さん!何でそんな不思議なことを私に教えてくれないのよ!」
 雰囲気をぶち壊すような大声を張り上げたのは、言うまでもなく涼宮だ。ま、多分こんな反応をするとは思っていたんだが。
 「後にしろよ、涼宮。今は大事な儀式の途中だ」
 俺が涼宮をたしなめると、古泉も頷いて涼宮を止めた。
 「キョンさんの言うとおりです。涼宮さん、後にしましょう。ちゃんと後で鶴屋さんは説明してくれますよ」
 俺たち二人の説得に、涼宮は渋々といった感じではあるが、従った。

 祭壇に火のついた小さな炉が並べられ、鶴屋さんの祈りの口上が述べられる。
 鶴屋さんによって、夜空に掲げられた『家宝』は、炉の光を反射して闇夜を切り裂くように輝く。
 その光が輝きを増し(たようにみえた)、俺の目を射抜いた時、俺は何故か体から力が抜けていく
ような感じに襲われた。
 鶴屋さんが祈りを終えると同時に、俺はその場に崩れ落ち、意識が遠のいて行った。
 
   「キョン!」

 佐々木の悲鳴が俺の耳に聞こえた。
400 【凶】 :2012/11/01(木) 23:57:16.47 ID:E4G70qs8
佐々木さんの運勢
401この名無しがすごい!:2012/11/02(金) 00:50:11.86 ID:nviMeFZQ
>>399


・文芸部員とSOS団員→文芸部部員とSOS団団員 が良くない?
・ハルヒのセリフで誤字発見 鶴家→鶴屋 ね
・古泉に「キョンさん」って言わせないで! 「彼」でいいやん!
 気にならない人もいるだろうけどやっぱり人称や呼び方はきちんとしてほしい
 どれだけいい文章でもそれだけで冷める人も多いのよね
402この名無しがすごい!:2012/11/02(金) 09:07:53.89 ID:x6bRP+6Z
うっわ気持ち悪
403この名無しがすごい!:2012/11/02(金) 12:24:06.34 ID:qPRzFFvq
vipでss書いたとき古泉に「私」とか「キョン君(さん)」なんかを言わせるとその場だけじゃなくまとめサイトでもフルボッコされるもんなぁ
気になる人は多いかもね
404この名無しがすごい!:2012/11/02(金) 14:19:58.38 ID:EULTzf1l
>>401,>>403 ありがとうございます。なかなかうまく書けなくてすいません。
皆さんの指摘は大変参考になりますので、よろしくお願いします。
405この名無しがすごい!:2012/11/02(金) 18:46:49.78 ID:A1PNPl8s
今朝は屋内でも息が白くなるくらい寒かったですよ佐々木さん

>>399
平穏が終わり、ナニかが動き始めてしまったんですかね!?
乙でしー
406この名無しがすごい!:2012/11/02(金) 20:53:30.63 ID:Adt8X/yS
佐々木さんこんばんは
407この名無しがすごい!:2012/11/02(金) 23:54:52.54 ID:EULTzf1l
       佐々木さんのキョンな日常 星に願いを その5


 ふと、気がついて目を開けると、そこには心配そうな顔で俺を覗き込む佐々木の顔が俺の間近にあった。
 「キョン、大丈夫?」
 佐々木の目には少し涙が滲んでいた。済まない、佐々木。心配させてしまって。一体何があったんだ?
 「鶴屋さんの儀式が終わったと同時に、キョンが倒れたんだよ。まるでヘタリ込むようにね。それから意識が戻らなくて、
とりあえずここの部屋に寝せて、鶴屋さん家のかかりつけ医に診せようかと相談していたところなんだ」
 国木田の説明を聞いて、とりあえず現状は把握した。
 「だけど、キョン君。何で倒れたの?疲れでも溜まっていたの?」
 朝倉の問いかけに、俺は首を横に振る。俺にもよくわからない。
 鶴屋さんの持つ『家宝』が反射した光が、俺の目を射抜いた時、まるで全身から力が抜けるような感じに襲われたのだ。

           ”あれは一体何なんだ?”
 
  「キョン」
 佐々木の声に、俺の思考は中断される。
 「すいません、皆さん、ちょっと、、、」
 古泉が佐々木以外の全員に声をかけ、何事かゴニョゴニョと囁くと、俺と佐々木を残して、みんな部屋を出ていってしまった。
 
 「キョン!」
 佐々木が飛びつくように俺に抱きつき、ギュッと握り締めてくる。
 「心配したよ、いきなり君が倒れるから、、わた、、、僕は、、、良かった、、、、」
 本当にすまない、佐々木。お前を驚かしてしまって悪かった。
 俺はそっと佐々木を抱きしめ返す。柔らかくて少し細身の体が小さく震えていたが、やがてそれは止まった。
 ゴメンな、佐々木。

 鶴屋邸を辞するとき、俺は鶴屋さんとSOS団団員、それと文芸部部員達に迷惑をかけたことを謝罪した。
 「気にしなくていいよ、キョン君。文芸部部員と一緒に、また遊びにおいで。歓迎するよっ」
 本当に気にしていない、嘘偽りのない笑顔で鶴屋さんはそう言ってくれた。
 「回復してくれて、ホッとしましたよ。僕も涼宮さんも安心しました」
 古泉、お前にも迷惑かけてしまったな。すまない。そういえば、涼宮の姿が見えないな。さっきまでいたのに。
 「涼宮さんは、鶴屋さんの話を聞くために、部屋に戻られました。今回の鶴屋さんの『家宝』の話は僕も興味があるので、もう少し
してから僕等は帰ります。」
 不思議大好き女に、格好の餌を提供したようなもんだ、今回の件は。
 俺達文芸部部員は、国木田を残してそれぞれの帰路につくことにした。

 長門と朝倉をマンションまで送り、俺は佐々木を家まで送り届けることにした。
 佐々木の表情は、いつものように微笑を浮かべた、俺がいつも見ていて安心できる普段の顔に戻っていた。
 「そういえば、キョン。君は短冊にどんな願い事を書いたんだい?」
 実を言うと、俺はかなり多くの願い事を書いたのだ。鶴屋さんが、好きなだけ願い事を書くといい、と言ってくれたので、結構書きまくった。
 「へえ、一体なんの願いなんだろう」
 まあ、自分でも言うのもなんだが、本当に大したことじゃない。思い出すと、かなり俗物的な願いばかりだ。
 「でも、たいていの人間はそうなんじゃないのかな。願い事って」
 あ、でも一つだけ大事な願い事を書いたぞ。
 「それはどんなことだい?」
 俺が一番強く願ったこと、一番叶えて欲しい願い。
 それは―

    ” 佐々木の側にいて恥ずかしくない人間になれますように”

 俺を親友と呼んでくれる佐々木に対して、俺がそう呼ばれるに値する人間になること。それが今の俺が一番願う事だ。
 ちょっと、格好つけすぎたかな。
 気恥かしさを隠すように、俺は夜空を見上げる。
 天の川に織姫と彦星。七夕の伝説の通り、星々が美しく煌めいていた。



 だが、この七夕の日に俺の身に起こった出来事は、心の奥底に妙な感じを残すことになった。
 それが、一体なんだったのか、その答えを知るのは、まだ当分先のことである。
408この名無しがすごい!:2012/11/03(土) 00:11:20.42 ID:SpqZSlxm
乙(´ω`)乙
大きな願い、もうまんまプロポーズじゃないですかー!
最初の佐々木さんが微妙に女言葉なのも良いね
409この名無しがすごい!:2012/11/03(土) 01:38:20.67 ID:RGwRZMmk
>>403
古泉と長門がキョンを名前で呼ぶことがないからね。
あなたか彼がポピュラー。ゲームでは古泉は名前呼びしているらしいことを示唆していたような感じではあったが。

最大の禁忌というかとっておきは本名呼びなわけだが。佐々木さん含めて。
410この名無しがすごい!:2012/11/03(土) 05:21:26.77 ID:wkbWi8Yb
本名で呼ばれている場面があったような気がする
読者には名前が明かされてないが
411この名無しがすごい!:2012/11/03(土) 11:01:29.15 ID:z9GUCS6p
ゲームだけどハルヒの約束で
古泉「……さん、起きてください」
って言うシーンがあるね
412この名無しがすごい!:2012/11/03(土) 13:19:58.48 ID:ZZM9+2dG
>>407
413この名無しがすごい!:2012/11/03(土) 17:22:23.05 ID:iCAEkpfV
>>411
そんなのあったね
414この名無しがすごい!:2012/11/03(土) 20:03:51.11 ID:SpqZSlxm
中田同点HR!
佐々木さん飛び跳ねとるだろうなw
415この名無しがすごい!:2012/11/03(土) 22:26:43.26 ID:SpqZSlxm
空元気の佐々木さん
巨人優勝を祝福するも、隣のキョンは喜び方に気を遣いますね
416この名無しがすごい!:2012/11/04(日) 09:33:03.20 ID:j217mIIU
去年使ってた手袋が行方不明です佐々木さん(´;ω;`)
417この名無しがすごい!:2012/11/04(日) 09:35:03.21 ID:YSNo3JI9
日本ハムは残念でしたね
佐々木さん
418この名無しがすごい!:2012/11/04(日) 19:53:05.49 ID:BarKYmLn
佐々木さんこんばんは
419この名無しがすごい!:2012/11/04(日) 20:39:00.35 ID:j217mIIU
遠足のおやつ300円まで、佐々木さんなら何を買う?
420この名無しがすごい!:2012/11/04(日) 22:51:36.13 ID:i665ixS+
くっくっく。
お菓子の問屋では素晴らしく安い値段で買えることを知ってるかい?
僕はたまたま近所の問屋に親戚がいてね、小学1年の遠足の時、
上限の300円で山ほどのお菓子を買ったのさ。
チョコレートにスナックがメインだったかな。

あの遠足以来、なぜか先生からも同級生からも話しかけられることが
なくなったけど、今では良い思い出だよ。
421この名無しがすごい!:2012/11/04(日) 23:34:46.36 ID:j217mIIU
何故に孤立w
うちは田舎で個人商店しかなかったから、値引き込みで300円て発想も無かったなあ
422この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 00:37:37.81 ID:SPrApxXS
数年前、東京の戸越銀座商店街にいつも割引価格で販売してるお菓子屋さんあったけどまだあるのかな?
近くに住んでた当時は賞味期限間近の500mlのジュースが10円で売ってたりして結構お世話になったなぁ

……同時に体重計に乗るのがすごく怖くなった時期でもありました……
423この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 01:27:48.97 ID:tZznviqv
>>422
それは安い
424この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 08:05:51.11 ID:FveEqx0m
都会民羨ましいです佐々木さん
425この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 15:06:39.78 ID:8fI/dLBr
>>422
ぐぐった
ディスカウント・お菓子カテゴリが五件、パン・洋菓子・ケーキ・和菓子・たい焼カテゴリが12件もあるんだが
どの店?
ttp://www.togoshiginza.jp/?cat=40
しかし東京は小さな商店が生き残れるんで下町っぽさが生き残ってるなあ
426この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 19:05:32.71 ID:CWHDVGjR
本スレより転載、直近のエースの漫画版の佐々木さん

---------------------------------
少年エースのハルヒ(第85話、驚愕V) 原作のβ8、前編149P-P169あたり
佐々木と九曜とキョンが谷口国木田と会うとこまであたりだった、結構緊迫してて面白かった
画質はご愛嬌

ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3587158.jpg (佐々木その1)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3587168.jpg (扉絵)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3587175.jpg (佐々木と藤原)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3587177.jpg (佐々木その2)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3587187.jpg (九曜)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3587191.jpg (橘その1)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3587194.jpg (橘その2)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3587199.jpg (橘その3)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3587204.jpg (佐々木その3)
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3587207.jpg (佐々木その4)
427この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 19:36:36.20 ID:FveEqx0m
おつおつ

藤原が一番似てる気がする、あとスカートじゃないきょこたんて新鮮だわ
428この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 20:05:41.54 ID:WPoM569m
くーちゃんがいまいち不気味っぽくなかったのが意外
絵柄のせいなら仕方ないが
429この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 20:26:27.97 ID:JDGXUk3k
九曜って君に届けとかいう漫画のパロディだろ?
430この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 23:03:43.80 ID:CrVuJ0AA
>>427
橘は長年下の服不明だったけど、スカートじゃないことは確定していたはず。
431この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 23:38:20.33 ID:FveEqx0m
>>430さんくす
手持ちのフォルダ確認してみたら、スカートじゃないの水着しか無かったからそのイメージが強かったんだと思う
432この名無しがすごい!:2012/11/05(月) 23:53:26.48 ID:CWHDVGjR
ツガノの場合扉絵は毎回イメージ画像みたいな感じ
433この名無しがすごい!:2012/11/06(火) 01:10:00.33 ID:d6WK2sdx
       佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作『SOS探偵団』その1

 
 期末テストも終わり、後は夏休みを待つばかりとなった。今回の成績は目標とする中間テストの成績を上回って
いて、俺も佐々木も大満足である。
 テストの結果を持ち帰り、母親は大喜びで、夕食を我が家で食べた佐々木に、母親はえらく感謝の言葉を述べ
ていた。
 「キョン。どうだい。8月から君も僕と一緒に塾に行かないかい?」
 すでに佐々木は週一回塾に行っている。8月からはそれが週二回になるのだ。
 「佐々木さんの言うとおり、あんたも塾に行ったら?最近頑張ってはいるけれど、まだまだ佐々木さんと同じ
大学にはいけそうな成績じゃないでしょう。」
 ちょっと待ってくれ。わが母親ながら無茶を言う。だいたい佐々木ならわが国の最高学府でも通りそうな頭脳
の持ち主だ。
 「キョン。君は努力すればするほど伸びる存在だよ。中学校の時からすれば、比較にならないほど成績は伸びて
いる。頑張れば僕を追い越せるよ」
 本当かね。ん、待てよ。一つ聞くが、佐々木よ、前は行く大学をもう決めているのか?
 「まだ決めてはいない。これから先どんな分野に進みたいかを決めてからだね。名前と偏差値だけで選ぶつもり
はない」
 確かに佐々木の言うことは正論だ。
 「だけど、僕がどこの大学にいっても、君が一緒の大学に入ってくれれば心強いけどね」

 夏休みまであと何日かという日の放課後のわが文芸部の部室。
 今日は国木田も来ていて、文芸部部員全員勢揃いというわけなのだが、何故かその会合に涼宮率いるSOS団の
団員達も参加していた。
 「すいません、僕が余計なことを言ったばかりに」
 古泉が申し訳なさそうに俺に言った。
 「だからさ、キョン。あんたの書いた小説とやらを、わがSOS団で映画にしてあげるから。私達も文芸部の部誌に協
力するから、貸しなさいよ。古泉君の話じゃなかなかの傑作だそうじゃない。きっと面白いものができるわよ」
 涼宮がでかい声が俺の耳に響く。少しうるさいのだが。
 
 きっかけは、古泉とSOS団の部室でボ−ドゲ−ムをしながら、他愛無い話に興じていたときのことだ。
 その日、佐々木達が少し遅れてくるというので、一人で文芸部の部室に向かっていたとき、古泉に声を掛けられて
時間つぶしにゲ−ムをすることにした。
 古泉はあんまりゲ−ムに強いほうではないらしく、2回やって2回とも俺が勝ったのだが、その途中お互いのクラブ活動の
話になり、俺達文芸部部員が文化祭にむけて作る文芸部部誌の話になった。
 長門が作ったくじを引き、俺が推理小説、佐々木がSF,長門が恋愛小説、朝倉が詩、国木田が随筆を書くことになった。
 俺はSFや推理物は好きなので、この結果には正直助かった。恋愛ものはたぶん俺には無理ではないか、と思う。
 こう言うと古泉は、何故か首をかしげていたが。
 書き始めると筆が進み、俺は三日で中編推理小説を書きあげた。
 「興味深いですね。よろしければ、僕に見せてもらえないでしょうか」
 俺は原稿用紙を古泉に渡した。
 内容的には、少年探偵団風で、男女の高校生二人組とその仲間が学校で起きた事件を解決するという、まあどこにでもあり
そうな小説である。
 「これはおもしろいですね。貴方にこんな才能があるとは。心理的な盲点をついたトリックが見事でしたよ」
 読み終えた後、古泉は俺の小説をほめてくれた。
 「お世辞抜きでいい感じですよ。ところでこの小説の主人公のモデルは貴方と佐々木さんですか?」
 冷静で深い洞察力を持つ女子高生の主人公は、確かに佐々木をイメ―ジしたものだが、行動派の男子高校生は俺ではない。
 シャ−ロック.ホ−ムズとワトソンのコンビをイメ−ジしたものだ。
 「なるほど。そういえば、貴方と佐々木さんはこの上ないパ−トナ−コンビに見えますね」
 
 ところで、SOS団は文化祭で何をやるんだ?
 「すべては涼宮さんしだいですが、どうやら映画を撮りたいというようなことを言われていましたが」
 どんな映画だ?
 「さて、それも涼宮さんしだいです」
 あいつの頭の中身はわかりにくいからな。古泉も苦労するだろうな。

 そんなことを古泉と話していたのだが、そのあと何を考えたのか知らないが、涼宮は文芸部部室へやってきて、俺の作品を
原作に映画を撮るといいだしたのである。
 本当にこいつの頭の中身はどうなっているのだろうか?
 
434この名無しがすごい!:2012/11/06(火) 02:11:06.84 ID:yCMDvCh0
>>422
おお! ありがとです
う〜ん、よく分からないけど、どうも例の店は無くなってるっぽい 6〜7年前だからなぁ
でも『ふーどれっとつるかめ』は覚えてる ここもそこいらのスーパーより全然安かった
全国あちこち引越ししてきたけど、ここにいた時が一番食費が少なかったんじゃなかろうか
その反面家賃が一番高かったと思う……

佐々木さん、どこに行っても生活費きちんとしそうだし、都会のキャリアウーマンも似合いそう
でもキョンと一緒だと都会にいるイメージが無くなる 何故(?_?)
435この名無しがすごい!:2012/11/06(火) 07:27:15.64 ID:Aq+mMQ4f
>>433
ハルヒ、ネタバレを考慮してくれ
キョンからしたら迷惑この上ないんじゃないだろうか

>>434
キョンは親父くさいイメージあるし、座敷に和服で胡座かいてるの似合いそう
436この名無しがすごい!:2012/11/06(火) 08:05:17.67 ID:/6PR3qV8
乙です
437この名無しがすごい!:2012/11/06(火) 19:46:06.86 ID:Aq+mMQ4f
何故スーパーの特売(曜)日は重なるのでしょう佐々木さん
438この名無しがすごい!:2012/11/06(火) 22:32:32.77 ID:pVpZr31m
元々特売日って大量の来客が見込める週末か逆に一番少なくなる火曜日辺りに集中してたんだよ
でも競争相手が多くなるとカテゴリー別に特売を分散させる店も出てきた
そのせいで昔ほどかぶることはなくなったんだけどね
それでもその地域毎に来客の動きに合わせて特売日を決める慣習は残ってるからどうしても一緒になりやすいんだよ
ここから先は地理学の分野になるから興味があれば勉強してみるのもいいかもしれないよ
439この名無しがすごい!:2012/11/06(火) 22:42:53.69 ID:Aq+mMQ4f
>>438
なるほどですありがとう!
440この名無しがすごい!:2012/11/06(火) 23:33:52.85 ID:viD1xO7u
>>426
ツガノは良い仕事をしている
441この名無しがすごい!:2012/11/06(火) 23:56:18.16 ID:yCMDvCh0
このスレは雑学に強い人多いよね
どこからそんな知識を仕入れるのやら、いや〜、勉強になるわ
442この名無しがすごい!:2012/11/07(水) 00:17:28.27 ID:SJ4TSKYh
>>433
乙です
443この名無しがすごい!:2012/11/07(水) 07:15:15.11 ID:ZdZn0VaC
佐々木スレの学歴は高いのかな
444この名無しがすごい!:2012/11/07(水) 08:20:46.18 ID:00CnO3DZ
必ずしも学歴と蘊蓄は関係しないけど、知識欲旺盛な人は多そう
445この名無しがすごい!:2012/11/07(水) 19:50:39.07 ID:00CnO3DZ
週末くらいから、異様に寒くなるそうですね佐々木さん
446この名無しがすごい!:2012/11/07(水) 20:19:07.67 ID:jWWjAq0H
某アメリカの著名人の失言で、佐々木さんが聖母マリアについて語ったSS思い出した。
447この名無しがすごい!:2012/11/07(水) 20:37:29.52 ID:SJ4TSKYh
>>446
どんなのだっけ?
448この名無しがすごい!:2012/11/07(水) 21:35:40.89 ID:jWWjAq0H
見つけた。これ最初読んだとき、女の視点ならこういう考え方があるのかと目からウロコだった。

ttp://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/824.html
449この名無しがすごい!:2012/11/07(水) 21:42:28.10 ID:KTEWEzQ1
ポールウェラーは息子のためにガクトのサインでも貰いに来たのかな
450この名無しがすごい!:2012/11/07(水) 22:01:28.07 ID:00CnO3DZ
>>448
「佐々木 キョン 聖母マリア」とかで検索してたけど見つけられんかったから有り難い、凄くて納得できる解釈だわ
内容すっかり忘れてたから新鮮な気持ちで読めたよ

ゼウスと大差無いな、ともちょっと思った
451この名無しがすごい!:2012/11/08(木) 18:37:22.94 ID:I9Cg4K6Z
佐々木さんの望むもの、それは
452この名無しがすごい!:2012/11/08(木) 21:31:37.39 ID:UUfCXgrc
>>448
いろんな考えがあるね
453この名無しがすごい!:2012/11/08(木) 23:03:50.71 ID:CX4/sM1E
         佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作『SOS探偵団』その2


 「最初は、あたしは脚本も自分で考えて傑作を撮ろうと思っていたわよ。だけど、古泉君がキョンの書いた推理小説
が面白いって言うからね。ついでに文芸部との共同作業ということにしておけば、相乗効果でSOS団と文芸部の知名度が
上がること間違いなしよ!」

 、、、本当にこいつは無茶苦茶だな。俺は小さくため息をつく。
 涼宮がどんな映画を撮るつもりだったか知らないが、何となく俺はその内容がとんでもないモノにであるような気が
してならなかった。そして、おそらく古泉か朝比奈さん、場合によっては幽霊部員の谷口も振り回される事態になる
ことは、想像だに難くない。
 
 「涼宮、俺の作品を買ってくれるのは嬉しいが、とりあえずまだ古泉から話を聞いただけだろう?お前自身が読んで
判断してみてくれないか」
 俺は原稿を涼宮に渡した。
 ちなみに、我が文芸部の部員達は既に全員読んでくれて、(友人だからだろうが)高評価をもらった。(佐々木からは
「この主人公のモデルは僕かい?」と言われた。やっぱりみんなそう思うのかね)

 涼宮はその場で原稿を読み始めた。かなり速い速度で用紙を捲って行く。本当にちゃんと読んでいるのかね。
 いつの間にか涼宮の原稿をめくる手に、皆の視線が集中する。
 その手が最後の一枚を捲り、その後、涼宮は俺の方へ視線を向ける。
 どうだった。読んだ感想は?

 「これいいじゃない!あんた、以外な才能があんのね。古泉君の言うとおりだったわ!」
 以前、この部室で俺に見せた、輝くような笑顔を浮かべ、宝物を見つけた子供のようにでかい声でしゃべる。
 「よし、あたしの手で、これを傑作にしてやるわよ。超監督涼宮ハルヒのデビュ-作で、文化祭投票一位を狙うわよ!」

 、、、ちょっと待て。何だ、その超監督ってのは。そのおかしな肩書きからして、こいつにまともな映画が撮れるとは
思えん。俺の作品を褒めてくれたのはありがたいが、とんでもない改変を施されるような気がしてならん。
 
 「なあ、涼宮。お前が超監督とやらをやるとしてだな、主人公は誰がやるんだ?お前か?」
 「あたしは監督よ。女優までやる余裕はないわ。この主人公はみくるちゃんにやってもらうわよ」
 その時点で、既に間違いだな。朝比奈さんは愛くるしいお方だが、主人公のイメ-ジとは違うぞ。
  主人公の相方は、古泉か谷口か。どちらかといえば、谷口の方がかろうじて近いかもな。
 「谷口?ああ、そういえばそんなのいたわね。まあ、名前だけの空気みたいなものよ」
 かなりのいわれようだな、谷口。

 しかし、”俺の原作とはかなり違ったものになるのは確実だな”

 俺がそう考えていたとき、意外なところから解決策が提示された。
 「この主人公を男の子に変えて、それを古泉君が演じて、相方を女の子にして涼宮さんが演じればいい」

 発言の主は文芸部部長・長門優希だった。
454この名無しがすごい!:2012/11/08(木) 23:12:57.04 ID:I9Cg4K6Z
ナイスな提案ありがとうながもん
これなら必要以上に文芸部が巻き込まれずに済むw
455この名無しがすごい!:2012/11/09(金) 01:44:56.04 ID:9F1V++G9
にゃんだと??
456この名無しがすごい!:2012/11/09(金) 08:45:55.98 ID:9RxcWSd+
佐々木かわいいよ佐々木
457この名無しがすごい!:2012/11/09(金) 12:18:36.26 ID:6e8T4USC
思ったより寒くないですね佐々木さん
寒さに体が慣れてきてるんでしょうか
458この名無しがすごい!:2012/11/10(土) 08:37:50.44 ID:rNpashDN
おはよう
459この名無しがすごい!:2012/11/10(土) 09:38:53.21 ID:v+rty90e
もはや恒例の週末雨にございますよ佐々木さん
460この名無しがすごい!:2012/11/10(土) 16:23:18.27 ID:Z1AiZ3Cl
急に寒くなったように感じる
461この名無しがすごい!:2012/11/10(土) 20:30:33.23 ID:v+rty90e
一雨ごとに寒くなるとはよく言いますね
462この名無しがすごい!:2012/11/10(土) 22:11:43.24 ID:VUEDVjL8
  佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作 『SOS探偵団』その3

   長門の提案は画期的なものだった。確かに主人公の性別を入れ替え、それぞれを古泉と涼宮が演じれば、原作
の雰囲気をそこまで壊さなくて済む。
 古泉は涼宮に振り回されているイメ-ジが強いが、普段は爽やかスマイルのイケメンだし、話を聞いていると、
なかなか落ち着いた思考を持っている。こいつが演じても、違和感はそれほど感じないだろう。
 涼宮は、まあ、言うまでもなく活動的すぎるくらい(自分の興味がある時だけだが)活動的だ。相方を演じるに
はぴったりだ。
 これを思いつくなんて、長門はすごい奴だ。
 「そんな事ないよ、、、ちょっとした思いつきだから、、、」
 照れた感じで謙遜しながら長門は言ったが、それを思いつくまでが大変なのだ。

 「でもね、あたしは監督をやりたいのよね。何か作ってみたいという気持ちがあるのよ」
 「まあ、ハルにゃん。撮影は私とみくるで行うからさ、全体の構成は任せるとして、思いっきり演じればいいよ。
監督兼主演女優なんて、めがっさかっこいいよ」
 少し不満顔の涼宮を、鶴屋さんがうまく説得する。ただし、この場合、主演は古泉なのだが。
 「うーん、そうね。鶴屋さんの言うとおりかもね。確かにそっちのほうがいいかも」
 「そうそう。なんてったって、SOS団の団長はハルにゃんなんだからさ、団長を全面的に押し出すべきだよ」
 さすが鶴屋さんだ。上手に涼宮をその気にさせて、いい方向に持って行っている。

 結局、長門の案が採用され、主演・古泉、涼宮に決まり、映画の題名は「SOS探偵団」となった。
 ちなみに、俺の原題は「虚影」というものだったのだが、涼宮が映画の原作にすることを承諾した時点で、あまり
口を挟まないことを決めた。
 「賢明な判断だと思うよ、キョン」
 佐々木もそう言ってくれたので、俺はその方針を貫くことにした。

 ただし、話はこれで終わりではなかった。
 
 俺の書いた小説には、主人公の他に犯人役や脇役が当然いるわけで、幽霊部員を加えたとしても、撮影に必要な人間
の数は足りないわけだ。
 
       それで涼宮はどういう対応策を考えたか?

 大体想像はつくと思うが、涼宮は我が文芸部部員にも出演しろと言ってきたのだ。
 「ねえ、佐々木さん。あなたもこの映画の制作に協力してくれない?」
 
 ちょっと待て、涼宮。佐々木は忙しい身の上だ。8月からは週二回に塾へ行く回数が増える。お前たちが撮る映画が
どれだけ時間がかかるかしらんが、佐々木の貴重な時間を浪費させるな。
 「へえ、アンタ、よく佐々木さんのことを把握してるのね」
 当たり前だ。俺にとって佐々木は大切な親友だ。佐々木の力になってやるのガ俺の役目だ。
 
 「涼宮さん。日曜日だったら撮影に協力してもいいけど」
 佐々木の口から意外な言葉が出た。
 おい、佐々木。自分の時間は大丈夫なのか?
 「気を使ってくれてありがとう、キョン。僕にも気分転換は必要だ。涼宮さん達を手伝うのも面白いかもしれない。それに
君の作品を演じてみるのも悪くはない」
 佐々木の言葉に、涼宮は大喜びだ。
 「話がわかるわね、佐々木さん!キョン、あんたも見習いなさい」
 余計なお世話だ。言われなくても、佐々木は俺が見習うべき存在なのだ。
 「ただし、涼宮さん。キョンと遊びに出かける時間は頂戴ね。キョンと出かけるのが私にとっては一番いい息抜きだから」
  
 「もちろんよ!デートなり何なり遠慮なくやってちょうだい。ただし不純異性交遊はダメよ。校則で禁止だし、SOS団の団員規則
でも禁止なんだから」
 とんでもないことを言いやがる。だいたい校則を一番無視しそうな奴が何を言うか。それに俺達は文芸部部員であり、SOS
団員ではない。馬鹿なことを言うな。

  「さあて、どうしようかしら、ね」
 涼宮の言葉に、佐々木がいたずらっぽく笑いながら、これまたとんでもない発言をかました。
463この名無しがすごい!:2012/11/10(土) 22:45:56.59 ID:v+rty90e
純粋だからね、違反じゃなくて当然だ
464この名無しがすごい!:2012/11/10(土) 23:11:50.12 ID:8d2McSkv
465この名無しがすごい!:2012/11/11(日) 02:37:58.28 ID:z06mg9fk
>>462
思わせぶりな佐々木さん乙
「、、、」は「…」かな?
それにしてもこの三点リーダー→「…」
(谷川先生も含む)作家さんは二つ繋げて使う人が多いけど意味あるのかな?
466この名無しがすごい!:2012/11/11(日) 02:48:21.70 ID:MeE95sAB
小説書く上での基本的な作法で三点リーダは一度に偶数子使用するのが一般的
そこまで厳しく使用法にツッコむところではないが気になる人はすごく気になるので気をつけるに越したことはないでしょうね
467この名無しがすごい!:2012/11/11(日) 08:58:47.18 ID:iilUK6Zv
佐々木さんおはよう
468この名無しがすごい!:2012/11/11(日) 13:41:11.38 ID:4UU+M1eT
ツガノが終わったら、何を楽しみに生きていけば良いのだろうか
469この名無しがすごい!:2012/11/11(日) 16:11:05.44 ID:iBgd/UZT
ぷよが佐々木団解禁したというからこれからの活躍に期待。
470この名無しがすごい!:2012/11/11(日) 19:06:44.05 ID:GHToDjSx
ボケに回った佐々木さん…
471この名無しがすごい!:2012/11/11(日) 21:34:12.45 ID:9V9eJCx8
火を吹くバット 嵐のミサイル弾
472この名無しがすごい!:2012/11/11(日) 23:42:17.48 ID:z06mg9fk
ハルヒはちゃんだとボケで、SSだとツッコミで輝く
佐々木さんはどっちだ?
473この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 00:14:27.82 ID:PlNKzHL5
ハルヒがツッコミに回るSSなんて1つしか知らない…
どんなタイトルだったっけな
474この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 02:07:41.47 ID:gdg+YMJ/
おやすみ
475この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 02:14:17.28 ID:WDmubV6Y
>>469
長門有希ちゃんの消失で解禁したけど
ハルヒちゃんでは解禁したのだろうか?
476この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 05:44:13.82 ID:XYOzuNMG
>>475
ハルヒちゃんでは、もっと後??
477この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 08:07:03.75 ID:IvNvI/fG
佐々木失禁に見えた俺はどうすれば
478この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 08:23:07.92 ID:PlNKzHL5
素直に病院行きましょう
479この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 18:39:53.25 ID:m05aD4JW
ちょっと聞きたいのだけれど、怒らないでくれよ。

このスレにははじめて来たからわからないんだ。今、佐々木のエロ同人のような
シナリオを思いついた、だから書こうと思うのだが。陵辱なんだ。

ここはそういうのありなのかね?ナシなら他に落とそうと思うのだけれど
佐々木専門版の方がいいかなとか思ってもいるんだ。

もちろんタイトルには『エロ注意』とは書くつもりだが、雰囲気が違うなら
はっきりダメ、と言ってくれてかまわない。不快に思った方にはごめんよ、
書くのはすぐできるんので聞きたいんだ。
480この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 18:41:31.36 ID:gG7iHr/B
ここは全年齢板なので18禁的なエロは基本NGですよ
481この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 18:50:14.20 ID:m05aD4JW
>>480 親切にありがとう。じゃあ他で落とすよ。

悪気はなかったんだ、騒がしてごめんな。
482この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 19:47:23.84 ID:jJ9FZKwF
むろん、ここにそのアドレスを貼るのはかまわないというか、
必須事項ですよ?
483この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 20:52:21.90 ID:gdg+YMJ/
全年齢板だったんだよね
484この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 23:28:07.69 ID:wdmeIbxh
結構きわどい話を書いたこともあるけど、やるとなっても
行為自体の直接描写は避けるようにしてる。
485この名無しがすごい!:2012/11/12(月) 23:38:04.73 ID:jJ9FZKwF
きわどい話なんて書けない///
486この名無しがすごい!:2012/11/13(火) 01:35:36.41 ID:jp8C7AZt
>>481
18禁はエロパロ板に行けばいい
ちょっと前は辛口評論家ぶって自分の好みじゃないのをとことんけなす古株もいたみたいだけど今はどうだろ?
厳しめの意見が出るの覚悟で行ったほうがいいよ
487この名無しがすごい!:2012/11/13(火) 02:06:01.68 ID:DagxnmRv
それで思い出したが「佐々木さんの消滅」はSSとしては傑作だと思うんだが
http://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1539.html
投下されたときは悪評ふんぷんで「なんでハルヒをそこまで悪役にするんだ」的な評価だった
けれど朝倉とハルヒに感情移入して読むと
「あのときは酷い事言ってゴメンネ。新しい彼女と幸せになってね。つらいけど見守ってるよ」
が伝わってきて胸が痛む
488この名無しがすごい!:2012/11/13(火) 02:17:06.80 ID:tWCmw55T
>>487
あれは名作。
最後記憶取り戻した時の一言が最高だった。
セクースで記憶取り戻すってのはちょっとどうかとは思ったけどw
489この名無しがすごい!:2012/11/13(火) 03:09:09.12 ID:2UQWnQcB
キャラヘイト稼ぎ過ぎたやつか
投下されたSSで唯一叩かれてたな
490この名無しがすごい!:2012/11/13(火) 03:36:51.26 ID:DagxnmRv
消失長門や佐々木みたいに
キョンが「見ないことにした」キャラのあっけなさは
ながるん本人が一番徹底している
画面の外でどうなろうが知ったこっちゃねーという態度
残虐非道の域に達してるとすら思う
「佐々木さんの消滅」はたまたま佐々木や長門とハルヒの役柄が
ひっくり返っているだけなのよ
491この名無しがすごい!:2012/11/13(火) 05:03:31.70 ID:1LeKOl/1
>>490
そうなの??
492480:2012/11/13(火) 07:38:20.25 ID:ikpuIzUn
>>482 必須ワロタ。普通にエロパロの方に落としたよ。暇ならどうぞ。

>>486 わざわざありがとう
493この名無しがすごい!:2012/11/13(火) 08:03:43.06 ID:CwxiEhzL
佐々木さん
おはよう
494この名無しがすごい!:2012/11/13(火) 08:12:22.93 ID:/niLKQgm
>>487
覚えてるよアレ、叩いてる人はどんな理由でだったっけ
朝倉さんに感情移入すると胸が締め付けられるね
495この名無しがすごい!:2012/11/13(火) 17:52:35.55 ID:/niLKQgm
速攻で日が暮れて真っ暗の中、稲光が凄いですよ佐々木さん
496この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 01:42:53.25 ID:hKv9JF/I
佐々木さんのキョンな日常  夏休みのキョンと佐々木の一日

 とにかく夏休みに入り、普段とは違った生活が始まったわけだが、今までの俺だったら毎日だらけまくった生活
を送っていただろう。中学時代、それがたたり、母親によって学習塾に放り込まれる羽目になり、そこで佐々木と
と会い、話すようになったわけではあるが。
 ただ、春先に佐々木に話したように、俺は中学の時と同じようなことを繰り返すつもりはなかった。人間、成長
しなきゃならん。
 俺は佐々木の協力を得て、中学時代とは大幅に変わった夏休みの生活を送ることにした。

 夏休みの朝の始まりは、妹が俺の布団に飛び込んで、俺をたたき起こすことから始まっていたが(要は日曜日に俺
がいつもやられている起こされ方だ)、今年からは普段通りの時間に起きることにした。
 妹は不思議そうな顔をしていたが、「佐々木との約束だ」と言うと納得して部屋を出て行った。その後で、シャミ
センの鳴き声が聞こえたが、何をしているのやら。
 朝食を食べたあと、部屋を片付けると時計の針は午前8時を少し過ぎている。
 玄関のチャイムが鳴り、扉を開けると、夏の装いの佐々木がそこに立っていた。
 
 「おはよう、キョン。その調子だと、昨夜は早く寝たようだね」
 確かに。深夜ラジオも最近は控えているからな。それにしても少し早くないか。
 「まあ、約束の時間は8時30分だけど、早めに済ましてしまうのもいいだろう。苦手なことは先に片づけて、君と遊
びたいしね」
 佐々木の協力を得て始まった俺の夏休みの過ごし方、それは次のような予定である。
    午前8時30分〜午前10時 夏休みの課題
    午前10時〜10時30分   休憩
    午前10時30分〜12時   授業の復習・予習
    午後12時〜1時      昼食

  朝からの方が頭に入るということで、午前中に佐々木と、課題と勉強をすることにしているのだ。
  ちなみに午後は月、水、金の午後1時半から午後5時半まで、長門の親父さんの紹介で、倉庫整理のアルバイトをして
いる。なかなかいいバイト先で、社員の人達も親切なのでやりがいがある。佐々木に何か買ってやれるぐらいは、楽に貯
まりそうだ。
 土曜日は佐々木が塾の日なので、一人で勉強なのだが、長門や朝倉が一緒に勉強しようと誘ってくれたので、長門達とも
勉強したり出かけたりすることになった。その代わりと言ってはなんだが、土曜日の夜は佐々木は塾の帰りに我が家により
夕食を食べていく。
 佐々木は夕飯づくりを手伝ってくれたりするのだが、お客さんにそこまでさせるのも悪いので、俺も手伝うことにしてい
る。母親は喜んでいるが。
 「おかげで君の好みの味を覚えられそうだよ」
 佐々木はそう言うが、なんだかなあ、という気持ちがしないでもない。

 日曜日は涼宮超監督による、原作・俺の映画『SOS探偵団』の撮影に参加したり、わが文芸部の部誌の作成作業を行った
り、あるいは佐々木と出かけたりしている。この前は二人でプ−ルに泳ぎにいったが、何故かそこに国木田と鶴屋さん、それ
に長門と朝倉がいたりして、その後皆で買い物に行く羽目になった。まあ、楽しかったから良いが。

 


    
497この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 01:44:29.77 ID:hKv9JF/I
佐々木の協力のおかげで、課題はかなり早く片が付きそうで、今年は夏休み終了間際の恒例行事である、課題強制終了カンヅメ
はしなくてすみそうだ。
 「いいことだよ、キョン。時間の有効な使い方がわかってきた、ってことだね。学力も身について、ついでに遊ぶ時間もあって
バイトもできる。充実した夏休みじゃないか」
 夕食時、俺の横の席でご飯を食べながら佐々木はそう言った。
 「ところでキョン、時間配分を見てみたんだがね。土曜日の僕が行っている塾なんだけど、君も一緒にどうだい。何なら長門さ
ん達も加えてみんなで行くのはどうだろう」
 確か国木田もそこに行っていたよな。文芸部全員で通うことになるのか?
 「それも面白いかもね」
 実際のところどうなんだろうね。
 俺が考えていると、母親が横から口を出す。
 「あんたも塾に行きなさい。頑張らないと佐々木さんとおんなじ大学にいけないわよ」
 最近、この言葉は母親の口癖と化している。中学の時もおんなじことを言われていたが、何となく最近意味合いが違うように感
じられるのだ。
 大学受験まであと2年と少し。それまでにどんなことが起こるのか、どんな未来が待ち受けているのか。
 今は何もわからない。ただ、この時間を、佐々木や文芸部の仲間たちがいるこの時間を大切にしたいと思う。
498この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 02:33:51.22 ID:9b3dEl+6
499この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 19:34:03.87 ID:XH1m5LT9
500この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 19:38:49.11 ID:RGHk7w3L
ツガノGJ小冊子は許した
501この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 20:31:11.93 ID:e69YZOL7
>>497>>499も乙!

寒いですね佐々木さん…という訳で、このレスの書き込み時間の末尾が0を含む偶数ならこたつ解禁
502この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 20:32:54.07 ID:e69YZOL7
oh…
まだ耐えられると仰るのですね佐々木さん、了解です
503この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 20:51:25.47 ID:TKRy9uaq
電車に乗ってる夢を見てハルヒと佐々木さんが両隣に座ったところで目が覚めた…
504この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 21:52:43.49 ID:e69YZOL7
微妙に判断に困るなw
じっとしてるなら幸せなんだろうか
505この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 22:10:31.12 ID:MWOWnueY
豪快に寝たふりをして頭をキョンにもたれかけさせ、無言で所有権を主張する涼宮ハルヒ

やれやれ困ったものだねとキョンに微笑みかけつつ、ハルヒの視界外でそっとキョンの手のひらに、
自分の手のひらを重ねる佐々木さん
506この名無しがすごい!:2012/11/14(水) 23:10:04.20 ID:iaQomHHE
I never had much money        ぼくは金持ちなんてなったこと無い
I never won a race           競争にも勝ったことも無い
My jokes don't end up funny       ぼくのジョークはからきし笑えない
And I've had doors slammed in my face  ドアは目の前で閉められてばかりだったよ  
But I think you've charmed me      でもぼくはキミに惹かれてるんだ
I’ve always hoped that someone would  そんな誰かをずっと願ってたのさ
I never had a love like this before, no, no  こんな恋はしたことが無かったよ
I never had it so good           こんなに素敵なことなんてね

I'm not the kind that's trusted   ぼくは頼りがいのない奴
Always tripping over logs      丸太につまづいてばかりだよ
And often I've been busted     無一文になったり
Chased by friendly dogs      親しい犬にさえ追いかけられたりね
But I think you've charmed me    でもぼくはキミに惹かれてるんだ
I’ve always hoped that someone would   そんな誰かをずっと願ってたのさ
I never had a love like this before, no, no  こんな恋はしたことが無かったよ
I never had it so good          こんなに素敵なことなんてね

But I think you've charmed me    でもぼくはキミに惹かれてるんだ
I’ve always hoped that someone would   そんな誰かをずっと願ってたのさ
I never had a love like this before, no, no  こんな恋はしたことが無かったよ
I never had it so good          こんなに素敵なことなんてね

佐々木風に洋楽和訳シリーズ :「こんな恋ってはじめて」 ポール・ウィリアムズ 
http://www.youtube.com/watch?v=rP0qGhERNOQ

うーむ詩はこじつけっぽいw でもサウンドのほろ苦さが佐々木に合うと思った。
507この名無しがすごい!:2012/11/15(木) 00:13:05.22 ID:/85XFPPo
http://ec2.images-amazon.com/images/I/718WhSgti1L._AA1500_.jpg
17巻表紙、Amazonの大きい画像の佐々木さんの目見てたら
引き込まれて動悸が止まらなくなってきた
508この名無しがすごい!:2012/11/15(木) 02:11:26.76 ID:/8+JTBHb
>>497
乙 でも>>496で気になるところが……
妹ちゃんがキョンを起こしてるのって平日じゃなかったっけ?

>>499
ツガノ絵が自分にはあわないということを再認識させられた
509この名無しがすごい!:2012/11/15(木) 05:04:28.96 ID:RWG34uw4
>>499
佐々木表紙は萌える
510この名無しがすごい!:2012/11/15(木) 17:39:02.39 ID:c8l1kQXL
ただいまですよ
佐々木さんにお伺い、このレスの書き込み時間末尾が奇数ならこたつ解禁!
511この名無しがすごい!:2012/11/15(木) 17:43:00.88 ID:c8l1kQXL
佐々木さんのお許しが!
奇しくも去年と同じ日に解禁となりました、こたつ暖かいです
512この名無しがすごい!:2012/11/15(木) 22:27:06.42 ID:c8l1kQXL
どうすれば佐々木さんのテンションを上げることができるのだろう


日ハム関連以外で
513じゃあ日ハム関連以外で:2012/11/15(木) 22:45:52.66 ID:baMz+YnL
「ん?これかい?伊藤ハムのアルトバイエルンだよ」
「いや、品名が知りたいわけじゃない」
昼飯時に佐々木の顔を一瞬見ていただけなのだが、
不意に佐々木に視線を絡め取られてしまった。
正直言って、驚いた。
「じゃあソーセージとフランクフルトの違いを説明しようか」
「それは十日ほど前に拝聴したぞ」
「……じゃあどうしたんだい?」
不審がっている。
しかし、まさかアレを連想したとは言えない。
だが大きさといい、微妙な曲がり方といい、仕方がないだろう。
男子中学生というのはそういう連想をするものだ。
許せ佐々木。
514この名無しがすごい!:2012/11/15(木) 23:21:05.55 ID:c8l1kQXL
>>513
それテンション上がってんの佐々木さんやのーてキョン(の内心)の方や!
でも乙〜
515この名無しがすごい!:2012/11/15(木) 23:23:15.57 ID:J8m+f4mL
佐々木さんは高揚しても表には出ない(出さない?)イメージ
516この名無しがすごい!:2012/11/15(木) 23:33:10.90 ID:rgflKqhE
        .  -━━ ミ
.       /: : : : : : : :\: :\
     /: : : : : : : : :〕: : : : : : \
   /: : : : |!: /: /:/ ヽ: : ト、: : : \
.  /: : }: : |!/: /:/   \} ヾ: \\
  l: : : γヽ:リ'¨´ ┃   ┃ |!: : :ト .z≧
  /: : { : ヽ    ┃   ┃ |!: ヽ:\
 .}从: ト: : :>   、 _,  从l: :.ト ミ、
    ヾ ミ: : :_> _ イ:_:ノ!:./   あてんしょんぷりーず
      ,イ  \ |- 、 
     /ヽ \ 〈 ー ト ハ
      l  丶 <\ /| 1
      |   l!    |! |: |
517この名無しがすごい!:2012/11/15(木) 23:39:24.23 ID:XNpZyfYF
>>508の方へ ご指摘ありがとうございます。そのとおりなのですが、この世界
では、キョンは佐々木と一緒に学生生活を送る中で成長していく人間として描
いています。故に普段は自分で起床するものとして、休みの日だけいつまでも
寝ているというふうに設定しています。うまく書けなくてすいません。皆さんの
指摘はSSを書く上で大変参考になります。読んでいただきありがとうございます。
518この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 00:39:20.64 ID:Ue1YLxCB
こんばんは佐々木さん
519この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 03:04:01.42 ID:U6aKKqgR
                       ,. -=ー―‐- .,
                   , <: : : : : : : : : ヽ´: : : : > ,
              /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
             , ': : : : : : : : : : : : : : : : : : } : : : : : : : : ヽ
           /: : / : : : : : : : : : : : : : : : !: : : : : : : : : :ハ
             /: : /: : : : :/: : : : : : : : : : : : j! : : : : : : : : : : ハ
            ,′:/: : / : i: : : : : : : : : /: : j∧: : : : : : : : : : : : ,
            , : イ{ : : l: : :l: : : i : : : :../: : : ソ ∨: : : : : : : :V: : ,
         i/: : : :l: :i: : :i: : : | : : イ/: :/ /    ,: : : : : : : : l : : i!
           j!: l : l i : l: : j! : : ! : /,:イ:/':/、_    ∨_, l: : !: :l: : : i!
        八:{ : i!: : ヽT ̄! ̄/i:/:/ ソ'   ̄ ̄ヽハ:j : l: ノ: : : :i!
          ,′八: :ト : : ト{ ゝl: /-ク' /"   、_  Y: : W: イ : ハ
         ,: : リ: :Y:ヽ ヘィf,ィ示ふv′   ,ィぅ示fヾy:/: yv′: : !ハ
        ,′イ : : ヽ!: トハ ヽl:しリ:i       l::しィリ }f: : /ノ: j: : : ji:ヘ
        i: : { : : : : : : : ヽ  ゚ー‐'        ゚ー '/V: : l: : / : : / !: ノ
        Y:l 、: :ト: : ,、 : 入       ’       j!r^!: :リ: /: ,イリ ノ´
        ヽハ \{ヽ_ゝ '::/:ヽ、    r ヽ     ハlr、V:::>く ノ
        ≧-イ:::::::::::/::::::l i` ., _` ´ ,. ィハノ:ji{ liハ::::::::::>- 、
           { ::::::::::::::: /::::::::i ハ  \_ _ノ i V ハ !::∨:::::::::::::::::: l
        lヽ::::::::::::::,::::::::::::ト  ヽ /┴ハ j /  ' i:::::∨:::::::::::::::/:!
        !::ミ::::::::::::,::::::::::::::! 、  Y ヽi:i:i/ yi    }:::::::∨:::::::::::::::::|
        i::::ヽ::::::::,:::::::::::::::l  ,  ヽi:i:i:i∨ l /   /::::::::::,:::::::::/:::::::l
           }::::::::、:::,:::::::::::::::::{  ヽ  ヽ/  ヽ   i::::::::::::::,:::::/:::::::::i
         ト:::::::}!:、:::::::::::::::ハ   、 l  ノ r!   l、:::::::::::ノ::f::::::::::::l
         l:::::::::::i!:::`   、/:::::、   ヽ/ r!、二二ムr ´:::i{:::::::::::::i

佐々木(涼宮ハルヒの憂鬱)

やる夫板より◆MapPerVmH.さんの作品の転載です。
520この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 12:14:48.69 ID:M5JcZjlk
>>516
なんだこの気の抜け具合w

>>519
転載いつも乙
521この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 12:28:01.91 ID:cT5ppbsQ
佐々木や佐々木
522この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 21:09:39.73 ID:io2FHF36
>>519
この元絵は個人的にヒットだったわ。
パロディ元のセリフ付きなんだけどと良い感じにマッチしてたし。
523この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 21:55:27.06 ID:M5JcZjlk
>>522
元絵詳しく
524この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 21:56:45.42 ID:io2FHF36
別のスレでツガノ新刊の佐々木さん全身絵があったので転載
ttp://www.kadokawa.co.jp/fair/sos2012/
525この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 21:57:33.65 ID:io2FHF36
>>523
ニコニコ静画にあったんで探してみて。
526この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 22:32:21.71 ID:M5JcZjlk
>>585
「ナイショだよ!」と名付けて保存したけど、合ってるかな?
527この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 23:03:31.30 ID:cT5ppbsQ
>>525
ありがとう
いいもん見せてもらったぜ・・・
528この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 23:36:29.40 ID:RND/jpgQ
はい

 オ                   ,. -=ー―‐- .,            僕
                   , <: : : : : : : : : ヽ´: : : : > ,
 カ              /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\          も
             , ': : : : : : : : : : : : : : : : : : } : : : : : : : : ヽ 
 ズ.          /: : / : : : : : : : : : : : : : : : !: : : : : : : : : :ハ       キ
             /: : /: : : : :/: : : : : : : : : : : : j! : : : : : : : : : : ハ
 に        ,′:/: : / : i: : : : : : : : : /: : j∧: : : : : : : : : : : : ,     ミ
            , : イ{ : : l: : :l: : : i : : : :../: : : ソ ∨: : : : : : : :V: : ,
 し        i/: : : :l: :i: : :i: : : | : : イ/: :/ /    ,: : : : : : : : l : : i!    を
           j!: l : l i : l: : j! : : ! : /,:イ:/':/、_    ∨_, l: : !: :l: : : i!
 た.       八:{ : i!: : ヽT ̄! ̄/i:/:/ ソ'   ̄ ̄ヽハ:j : l: ノ: : : :i!
          ,′八: :ト : : ト{ ゝl: /-ク' /"   、_  Y: : W: イ : ハ
 こ.      ,: : リ: :Y:ヽ ヘィf,ィ示ふv′   ,ィぅ示fヾy:/: yv′: : !ハ
        ,′イ : : ヽ!: トハ ヽl:しリ:i       l::しィリ }f: : /ノ: j: : : ji:ヘ
 と.    i: : { : : : : : : : ヽ  ゚ー‐'        ゚ー '/V: : l: : / : : / !: ノ
        Y:l 、: :ト: : ,、 : 入       ’       j!r^!: :リ: /: ,イリ ノ´
 が     ヽハ \{ヽ_ゝ '::/:ヽ、    r ヽ     ハlr、V:::>く ノ
        ≧-イ:::::::::::/::::::l i` ., _` ´ ,. ィハノ:ji{ liハ::::::::::>- 、
 あ       { ::::::::::::::: /::::::::i ハ  \_ _ノ i V ハ !::∨:::::::::::::::::: l
        lヽ::::::::::::::,::::::::::::ト  ヽ /┴ハ j /  ' i:::::∨:::::::::::::::/:!
 る.      !::ミ::::::::::::,::::::::::::::! 、  Y ヽi:i:i/ yi    }:::::::∨:::::::::::::::::|
        i::::ヽ::::::::,:::::::::::::::l  ,  ヽi:i:i:i∨ l /   /::::::::::,:::::::::/:::::::l
  :.        }::::::::、:::,:::::::::::::::::{  ヽ  ヽ/  ヽ   i::::::::::::::,:::::/:::::::::i
         ト:::::::}!:、:::::::::::::::ハ   、 l  ノ r!   l、:::::::::::ノ::f::::::::::::l
         l:::::::::::i!:::`   、/:::::、   ヽ/ r!、二二ムr ´:::i{:::::::::::::i
529この名無しがすごい!:2012/11/16(金) 23:50:41.91 ID:M5JcZjlk
おお、正解だったようじゃw
レス番は間違えてたけど^_^;
530この名無しがすごい!:2012/11/17(土) 00:36:30.75 ID:efdkVYO0
ツガノの佐々木絵ツボだわこれ
531この名無しがすごい!:2012/11/17(土) 18:25:13.12 ID:sVn47KxX
>>524
532この名無しがすごい!:2012/11/17(土) 18:57:50.37 ID:vTYlxrDe
雨の日だって佐々木さん
533この名無しがすごい!:2012/11/17(土) 20:06:48.52 ID:mLvKD+kz
佐々木かわいいよ佐々木
534この名無しがすごい!:2012/11/18(日) 01:36:46.18 ID:LzlnDQHa
佐々木さんのキョンな日常 夏夢幻蒼〜夏休み合同旅行その1

 8月に入り、連日最高気温を更新し続け出した、夏休みのある日の午後のことである。
 「キョン、みんなで旅行に行かないか?」
 国木田とプロ野球を観戦して遊びに行った帰りに、そう持ちかけられた。
 「鶴屋さんが、自分の家の別荘地に行くそうなんだけど、SOS団も一緒に行くんだって。で、文芸部も行かない
か、って誘われたんだ」
 鶴屋さんの別荘か。一軒家しか持たない平凡な会社員の子供である俺には想像がつかないが。
 「国木田、俺達がお邪魔していいもんかね。SOS団の合宿なんかじゃないのか?」
 「鶴屋さんはすごく文芸部のことを気に入っているよ。特にキョンと佐々木さんのことは興味があるみたい」
 「うーん、行ってもいいと俺は思うんだが、とりあえず佐々木や長門達の意見を聞かないとな。それにいつ
行くんだ?」
 実は8月から、土曜日に俺は佐々木と一緒に塾に行くことになった。時間は佐々木と同じ午後からであり、昼
御飯の後、佐々木を自宅まで迎えに行き、自転車の後ろに佐々木を載せ塾に行き、終了後は我が家に戻り、一緒
に夕食を食べて、そして佐々木の家まで送って行くのである。
 「今度の土曜日だけど、塾は講師達が休暇に入るから、今週はなかったよね。一泊二日の小旅行で日曜日の夜
には戻って来れるから、キョンのアルバイトにも影響はないよ」
 なるほど。国木田の言うとおり、問題はなさそうだ。あとは佐々木達次第だな。
 「よし、ちょっと、佐々木たちに聞いてみようか」

 土曜日の朝。
 今はまだいいが、午後は確実に暑くなるだろうな、という位に晴れ上がった夏の青空の下、SOS団と文芸部の団
員及び部員達は、鶴屋さんの屋敷前に集合していた。
 俺、佐々木、長門、朝倉、国木田、それと涼宮と古泉。
 鶴屋さんと朝比奈さんの姿が見えないと思ったら、目の前にマイクロバスが停まり、その中から鶴屋さんと、何
故かバスガイドの格好をした朝比奈さんと、(こちらは普通の格好をした)鶴屋さんが降りてきた。
 「やあやあ、ようこそ。SOS団の団員と文芸部の諸君!」
 明るさいっぱいの鶴屋さんに対して、朝比奈さんは、少し恥ずかしそうだ。七夕の時も思ったんだが、鶴屋さん
にはコスプレの趣味があるとしか思えん。
 「今日はお世話になります」
 佐々木と長門が鶴屋さんに頭を下げる。
 「遠慮はいらないっさ。みんなで大いに楽しむよ!」

 俺達はマイクロバスに乗り込んだのだが、古泉は大荷物を抱えていた。もちろん俺と国木田は運ぶのを手伝って
やったが、呆れたことに殆どが涼宮が持ち込んだお菓子やゲ-ムの類だった。遠足に行くんじゃないんだぞ。
 「いいじゃない。こんな機会はそうそうあるもんじゃないんだから、キョン、あんたも楽しみなさいよ」
 「キョン。涼宮さんの言うとおりだよ。僕らも楽しもうじゃないか」
 涼宮からお菓子を分けてもらった佐々木は俺の隣に座り、早速袋を開けて、俺に差し出す。

 「皆さん、仲がいいですな」
 マイクロバスの運転手さんが笑いながら俺たちに話しかけてくる。渋い感じのする白髪白眉白髭のこの人は、
「新川さん」と言って、鶴屋さんの家で働いている―執事とでも言うのだろうか―人である。
 紳士的で穏やかな感じのする人だ。確かに鶴屋さんの屋敷で働くのにふさわしい雰囲気を持っている。
 
 その新川さんの運転で、俺達は鶴屋さんの別荘があるという場所へ向かっていた。
 海辺の温泉地がすぐそばに有り、古くから保養地として栄えた場所である。そんな所に別荘を持っているなんて、
さすがは鶴屋さんである。
535この名無しがすごい!:2012/11/18(日) 14:54:45.09 ID:HfnEWqJQ
おつー
まだ章の冒頭みたいだね、さてどうなる
536この名無しがすごい!:2012/11/18(日) 15:05:11.02 ID:qjvjVwTl
おつ
537この名無しがすごい!:2012/11/18(日) 15:36:40.48 ID:pm9tFyxZ

ちゃんやSSの影響か、国木田君の最初の口調に違和感
ま、原作は中性キャラじゃないしいいかもしれないけどね

二次作品に毒されてるなぁ、アタシ
538この名無しがすごい!:2012/11/18(日) 16:08:42.18 ID:HfnEWqJQ
最近風潮被害という造語が出来てだな
539この名無しがすごい!:2012/11/19(月) 04:43:27.88 ID:w81M4du/
佐々木(涼宮ハルヒの憂鬱)


                   ‐== __  ミ
             -=ニ   ̄ ̄ _    `ー 、
           /    ´       '`⌒ヽ   ヽ
           / / /     /
.          〃 イ /  __彡/ /   }   }     }
         人{  ! { 小,/ `メ、|   ′  ,
.     /{{   {   ,似ムイぅぇx  /   /     !
     /      AiV{ ′   伝ぅУ   イ      |
.    / /  / / {i 圦 、_   /   /丿  ′ i!
.   从{八   { 从 i∧V ー´   /¨    /  ii
        ヽ'   Y  ¬≧=彡' ≫-彡イ《 /} }ト、
                  r′^,<二ニ=-厶厶イ
                     i|  /ニ//二ニ=┐
                {i:レ仁{ニ/二二ニ=-}
                     }》 /ニW二ニニ=-\
                 ムイニ/_{二ニニ=-、 }
                /   W__二\二ニニ=-〈
              ′ /ニ}ニ}二ニ∨ニニ=-ヘ
               {   {二|7ニニ=∨ニニ=-ヘ
                  、  i二!'二ニニニ》二ニニ=‐ヘ
                i> W二二ニ=-〈 }二ニニ=-ヘ
              // |{二ニニ=-/} |__二ニニ=-ヘ
                 /八 }{/二ニニ=-/ ̄二ニニニ=〉
            /={r' f'二ニニ=-≪二二二ニ⇒ ´
           {⌒>'/≧r'^二二二ニニニ⇒
            /={//_〃二二ニニニ⇒
            斗r/ニ{ニニZニニニニ⇒ !
      r──/十くニニ乂二Y≧=‐ -==-|
     _i十十十/十\二≧彡二二二ニ=-{
   f'十十十‐/十十‐≧============彳
.   }十十‐ /十十十/十十}‐十 } |十十|
    >,十十/十十十/十十/十‐/ !十十|
.  / ⌒ヽ /十十十/十十/十十}十!十十!
/     ≧==‐-彡 十 /十十/ 十{十 ノ
           >ーz ___z‐===彡
        <       /
 -‐==≦   /        /
   `ヽ    /       /

やる夫板より◆RIDERV41Roさんの作品の転載です。
540この名無しがすごい!:2012/11/19(月) 12:55:06.52 ID:VV52hYFl
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3638960.jpg
の全身版かね
微妙におっぱい大きくなってるようなw
541この名無しがすごい!:2012/11/19(月) 20:07:28.20 ID:zEVjklqM
>>539
otu
542この名無しがすごい!:2012/11/19(月) 20:53:55.26 ID:VV52hYFl
マフラー手編みする佐々木さん
543この名無しがすごい!:2012/11/19(月) 22:46:01.39 ID:Kcr5zWZF
繊維業の機械化は産業革命の基本なんだよ。
二百年以上も前に人類が通過したことをなんで今更僕が・・

などと必死でごまかそうとする佐々木さん。
そしてそのごまかしを真に受けるキョン。
544この名無しがすごい!:2012/11/19(月) 23:28:54.11 ID:f7ieLZIV
手編みも文化としては大事だと思うけどな

とか言ったら数ヵ月後に「確かに君の言うとおり文化は大切にしなきゃいけないよね」
とか言ってマフラー編んできてくれた佐々木さんまで想像した。
545この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 00:10:49.77 ID:TWNFX19V
546この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 01:45:37.22 ID:knigOTUM
光の速さで保存した
547この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 08:09:02.13 ID:gO/WLh2u
>>545
良い絵だ
548この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 12:12:09.37 ID:iqCgyqHL
フォルダ探したら、「重い」と名付けて保存してあった
公式絵っぽいけどどうなんだろう
549この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 13:33:24.18 ID:ByNJgOaw
佐々木かわいい佐々木
550この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 18:58:51.90 ID:iqCgyqHL
小春日和でしたね佐々木さん
551この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 21:07:47.79 ID:kbo31PLQ
今晩は、佐々木さん
552この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 22:58:08.66 ID:iqCgyqHL
お茶と和菓子と佐々木さん
553この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 23:18:29.87 ID:2NzctKxo
確かになんか、お淑やかな感じが
554この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 23:26:23.76 ID:TWNFX19V
>>548
公式じゃなくて同人の方みたいよ。ハルヒメインで描いていたっぽい。
佐々木さんメインで描いてたのあったら欲しいくらいだ。
キョンの表情が最高w
555この名無しがすごい!:2012/11/20(火) 23:28:56.01 ID:TWNFX19V
佐々木さんとお茶会ってのは悪くない組み合わせだなぁ。
556この名無しがすごい!:2012/11/21(水) 00:38:02.00 ID:LK9sAIh8
              /: : : : r : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
            / : : : : /: : : : : : : : : :},: : : : : : : : : : : :ハ
              / : : : : /: : : : : : : : : : : l{ : : : : : : : : : : : : ハ
             ′: : : :/: : : : : : : : : : : : lヽ: : : : : : : : : : : : : :\
           i: : : : : i{: : : : : : l: : : : : : ! ∨: : : : : : : : : : : ハ:ヽ
           l: i!: : : {: : : : : : j!: : : : :j l   ヽ: : _: : : : : : : : : ハヽ: ,
             j: i: : : :l: : : l: : :/: : : :j: ハ!_,. ´ ̄ゝ: : : : j!: : : : : : , 、,
           ′{: : : 匕´ ̄ノフ: :メイ/ j´ , ィ行うヽト}: /l: : : : : : : '  '},
           ,: : j!: : : : :乂八示うミノヽ′  弋zリ   j: l j: : : : ハ: ハ
   .        ′:八: : : : : :ミ、 弋zり        , イ :f: : : l: :ト ハ: :!
           i: :/i: : 乂: :ト: : ヽ       ′      /: : : : : :イ:ハ! l: }
           l: , !: : : :ヽ: マ : ヽ    、   '   ,イ: : : : j:/ リ _, 、'
         l′ {: : : ト: :`: : : : > _     ,ィyルノム -'‐r´//∧        _
              乂: :l ゝ乂: : : : : ィ<l` ー ´ノィ//ゝ,///////// ィYヽ   /ノ,. -,
               ゝ{   >ィ// `/Vヽ´  j////////////レ l i //´, ´
             ,へr-‐7///イ  / ┴ハ  //\/////////r′ ! ,!′/_っ
            /// i//// > ∧,イ:i:i:i:i:入,イ////ヽ /////ィ´!    /´
           ′//|//_////l   y:i:i/  //////-v´///{ V    /!
             ,///////i ///ハ /:i:i:i′/'/////ヲ!/// i:/ヽ\  レ,ト、
           八// //ハ///  Vi:i:i:i:i/ /////イ三!////l////\ ン//′
          ハ///////! /ハ   ヽ/  ′//=ラ//// //////////′
   .       /////l//// l/ ハ      j!///ヽ///// //////////
        f/////j!//// !/!  ,    /i!// /////// //////////
        {//////i}////ハj′ ヽ /   l/ /////// //////////′
       ノ//ヽ///{、////}!     ′   y○////// ///////// i
      ///////≧ ヾ///,′      j{////////,//////////,′
   .  ////////////ヽ-く_     i!///////////////////
     ∨////////////////r`ー― "―--≦//ハ/////////ソ-,
      ヽ/////////////////////////////jt_,.ヽ///////ノ/
       ` <//////////////////////// i _, ゝ´ ̄ 二ニー,
         /`7 <//////////////////′!     , ´/  
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佐々木(涼宮ハルヒの憂鬱)

やる夫板より◆MapPerVmH.さんの作品の転載です。
557この名無しがすごい!:2012/11/21(水) 07:55:58.30 ID:BhMSFZ5K
やる夫スレは凄いな
558この名無しがすごい!:2012/11/21(水) 08:06:52.22 ID:AlYTkBf7
>>554ありがとう
雰囲気再現するのめっちゃ上手いねこの人

>>556
キョン相手に喜々として持論を語ってる感じがgood!
559この名無しがすごい!:2012/11/21(水) 16:56:52.78 ID:LMg2B4Hp
佐々木さんのキョンな日常 夏夢幻蒼〜夏休み合同旅行その2

 マイクロバスの中で、俺達は旅行ということで気分が高まっていたせいか、大いに盛り上がりおしゃべりやゲ-ムに
興じていたのだが、そうこうしているうちに、バスは目的地へ近づいていた。
 鶴屋さんの別荘というのは、鶴屋さん家の会社が経営しているホテルを見下ろす小高い場所にあり、そこも元はホテ
ルだったのを、鶴屋さんのお爺さんが気に入って買取り、鶴屋家の別荘にしたそうだ。鶴屋さんの話では、ホテルの施
設も利用できるそうなので、それは楽しみである。

 鶴屋さんのホテル「鶴星」(かなりでかい!)の敷地内に入り、それから小高い丘に登る道を上がり、マイクロバスは
停車した。
 「うわあ、すごい立派!」
 完成をあげたのは、われらが文芸部部長・長門優希である。
 確かに長門の言うとおりで、古い洋館建築の、花と緑に囲まれた元はホテルだったと言う別荘は、歴史を感じさせる趣の
ある建物で、鶴屋家の別荘にふさわしい。
 「素晴らしい建物だ。おそらく明治時代の洋風建築だね。重要文化財ものだよ」
 佐々木も感心したように呟く。
 「さあさあ、みんな遠慮はいらないよ、入った入った!」
 鶴屋さんに促されて、俺達はバスを降り、別荘の中に入った。

 中に入って驚いたのが、その内装の素晴らしさと、メイド服を着た本物のメイドさん達がいた事である。
 「いらっしゃいませ」
 丁寧にお辞儀をされてそう言われ、俺達は慌てて頭を下げる。さすがの佐々木や涼宮も、これには驚いたようだ。
 「キョン、すごいね。本物のメイドさんだよ」
 国木田がこっそり耳打ちしてきた。
 全くその通りだ。コスプレでなく、本物を見るのは生まれて初めてである。つくづく鶴屋さんが別世界の人間であることが
わかる。
 「さて、諸君。これから皆の部屋を決めるけど、ここは一つくじ引きと行こうかねっ!」
 いつの間に持ってきたのか、鶴屋さんの手には、何やら大きな箱が握られていた。
 「部屋は一階と二階に分かれていて、各部屋内装が違うから、当ててからのお楽しみさっ。さあさあ引いてご覧あれ!」
 それじゃ引いてみるとするか。
 俺と佐々木が一番にくじを引く。そして次々と皆がくじを引き、箱の中は空になった。
 「そんじゃ、一斉に開いてみるよ」

 くじの結果は以下の通りとなった。
 一階 俺、佐々木、長門、朝比奈さん。
 二階 涼宮、古泉、朝倉、国木田、鶴屋さん。

 俺と佐々木は隣同士で、二つ空いて長門と朝比奈さんが並び、二階は涼宮と古泉が並んで、一つ空き朝倉と国木田と鶴屋さん
が並んだ。
 「おやおや、やっぱりキョン君と佐々木さんはくじ引きでも仲がいいんだね」
 結果は全くの偶然なのだが、佐々木が隣だというのは悪くない。からかわれた佐々木は、顔を下に向けていたが。

 さて、俺はこの別荘が元はホテルだと言ったが、部屋の中に入って、それを思い知らされることになった。
 ”なんだこりゃ?”
 各部屋の内装が違うと鶴屋さんが言っていたが、俺の部屋は何故か畳を敷いた和室なのだ。扉が洋風なのに、中は純和風。
 落ち着いたいい雰囲気の部屋なのだが、違和感ありまくりだ。
 とりあえず荷物を置くと、誰かが部屋のドアを叩いた。
 「キョン、入るよ」
 部屋に入ってきた佐々木は、中を見るなり、おかしそうに笑い出す。
 「ここは純和室か。僕の部屋はロココ調の洋室だったけど」
 本当に鶴屋さんが言ったように各部屋違うようだな。
 「しかも、ベットはダブルベットだったよ」
560この名無しがすごい!:2012/11/21(水) 18:37:10.76 ID:AlYTkBf7
こたつが強にならないという微妙な故障してますですよ佐々木さん
この冬乗り切れるんだろうか(´;ω;`)

>>559
まだ起承転結の「起」の内かな支援
561この名無しがすごい!:2012/11/22(木) 07:29:52.75 ID:ksmbtvZ8
>>545
この手のものって二日経つとほぼ確実に消えるのが辛いよな
出張先に自分のPC持っていくのもなんだしなー
何かいい方法ないかな?

>>559
メンツがメンツなだけに色っぽい展開にはならないんだろうな(笑)
ゆっくりでいいんだから誤字には気をつけましょう乙
562この名無しがすごい!:2012/11/22(木) 08:31:16.27 ID:9HY9+V95
おつ
563この名無しがすごい!:2012/11/22(木) 12:10:35.28 ID:C60f0YWJ
>>561
見られるだいたいの日時指定して再うp要請してみては?
564この名無しがすごい!:2012/11/22(木) 19:20:12.82 ID:LaQsTXul
鶴屋さんの実家は何屋さん?
鶴を売ってるわけではないだろうし
565この名無しがすごい!:2012/11/22(木) 20:32:57.31 ID:C60f0YWJ
>>564
現在の家業について作中での言及は無いはずだけど、祖先なら推測ができるよ。
まず江戸時代の豪商と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、現大手デパートの全身たる呉服屋だね。
でも(明言されてはいないにしても)関西地方を舞台としている以上、呉服屋は考えにくい。
鉱山は各地の大名か、幕府が直轄して管理しているはずだし、財閥は炭鉱業を祖にするものが多く、それらは明治以後に発展したから除外。
となると、残る可能性は何か?僕はここで、米先物取引市場で財を成した米問屋を推す。
当時の農業は今以上に天候に依るところが大きく、一度飢饉になれば米相場は跳ね上がる。それを見越した売り買いで莫大な富を得た商人は、銀行の代わりとして地方財政に大きな発言力を持っただろう。
あとは金を払えなくなった者から受け取った質草を、問屋のノウハウやネットワークを活かして販売したり、直接店舗経営したりして徐々に業種を広げていったのではないかな?
あくまで僕個人の仮説だし、作中で明かされる可能性は無いに等しいけれど、こうやって想像するのも楽しいものだね。

と、スレチ臭い話題を無理矢理佐々木さんっぽくまとめてみた
566この名無しがすごい!:2012/11/22(木) 22:58:53.80 ID:K+V+XRzd
アニメスレで話題になったらしいが、のいぢのハルヒ画集新しいの出るらしい。

出るのか!?ハルヒ主義2もとい佐々木主義w

> http://pbs.twimg.com/media/A8SAu18CMAAf_rt.jpg
> アニメスレより
> >>151
> >来年のいぢの新しいハルヒ画集
> >そん中にながるん書き下ろし小説が載るみたい
> >詳しくはググれ
567この名無しがすごい!:2012/11/22(木) 23:02:22.90 ID:eKtQowDV
おお…!
568この名無しがすごい!:2012/11/22(木) 23:06:39.45 ID:K+V+XRzd
鶴屋さんと佐々木さんが絡むこと本編でなさそうだけど、絡んだら鶴屋さんは面白がりそうだな。
キョンにそれとなく何か言うかもしれない。
569この名無しがすごい!:2012/11/22(木) 23:09:52.92 ID:eKtQowDV
鶴屋さんは長門にも絡めるくらいのお人だからなぁw
570この名無しがすごい!:2012/11/22(木) 23:54:15.53 ID:9HY9+V95
>>566
素晴らしい
571この名無しがすごい!:2012/11/23(金) 00:13:58.15 ID:odDgS9Yj
>>564
まず鶴屋さんの家の造りが典型的な酒造家の構造をしているから
歴史のある酒造メーカーで間違いないだろうね
その酒の流通の為に海運業などにも関連企業が出来て
いわゆる財閥というものが形成されていったんだが
鶴屋流古武術も親戚に嘉納家の人でも居るんじゃないかな

まあスレ違いだけど
572この名無しがすごい!:2012/11/23(金) 00:39:59.06 ID:NeQMU4vp
ちゃんちゃんは両方とも新刊で佐々木さんが出たねー
ハルヒちゃんの方は影だけだけど
573この名無しがすごい!:2012/11/23(金) 07:35:37.43 ID:ZvMmyGqn
>>571
ほうほうなるほど勉強になる
574この名無しがすごい!:2012/11/23(金) 15:15:13.48 ID:QumJIvOP
>>566
5月か・・・そのころには厨二も終わってるし、連動としてアニメ3期が・・・は期待しても良いかな
575この名無しがすごい!:2012/11/23(金) 15:16:00.29 ID:tErzxzFn
おやすみ
576この名無しがすごい!:2012/11/23(金) 17:58:42.29 ID:e0v9fu9T
>>571はアニメ版の設定
原作では映画ロケ地の池のモデルは新池ではなくニテコ池なので
そのすぐそばの豪邸は松下邸だとか

あと甲陽園つる家(旅館)とかつるやゴルフとかの話も
ttp://www.haseko.co.jp/hc/what/works/198911_01.html
これ何?
577この名無しがすごい!:2012/11/23(金) 22:32:55.28 ID:ZvMmyGqn
よ〜〜やく、メントール入りシャンプーを使い切れそうな気配ですよ佐々木さん
578この名無しがすごい!:2012/11/23(金) 23:30:21.00 ID:g3hGjgpw
>>571
なるほど
579この名無しがすごい!:2012/11/24(土) 00:42:25.24 ID:rSIbZYjy
>>576
原作は昭和の頃の街並みを参考にしたけど位置関係はばらばらって谷川先生言ってなかったっけ?
その辺りどうなんだろ?
地元の人いないのかな?

画集はやっぱり驚愕の絵のタッチでいくんだろうなぁ
分裂の頃の絵が自分は好きなんだけどね
580この名無しがすごい!:2012/11/24(土) 14:34:31.20 ID:RmMQnnwi
鶴屋のゴルフ
581この名無しがすごい!:2012/11/24(土) 14:42:51.42 ID:s5aDkwRB
ここの方々で有希ちゃん手に入れた人は当然カバー下表紙チェック済みですよね?
582この名無しがすごい!:2012/11/24(土) 18:28:49.67 ID:SGQ0vDRq
>位置関係はばらばらっ
そりゃそうだす
北口駅で待ち合わせして
実際は苦楽園口駅前の市民プールや撮影したニテコ池とか行くし
盆踊り会場はアニメ版では野球大会会場と同じ公園内なんだけど
そこから川べりまでは歩いていける距離じゃないよ
あと、「ヒトメボレLOVER」の学校の校庭の描写はキョンの家の近くの高校だったりするんで
そもそも位置関係は西宮のそれではない
つまり、北口駅があって高校そばの駅(アニメでは”光”陽園駅)があって、坂の上に高校があるほかは
西宮にある施設がシャッフルされている架空の町なんだわ
京アニが異常にリアルに描いてるんでいろいろ特定できちゃうだけなのよ

映画ロケ地の原作でのモデルがニテコ池だっていうのは
柵があること、「むかしはよくはまったよ〜」とか
それから近くに豪邸があるという描写からじゃないかな
583避難所より転載:2012/11/24(土) 23:25:19.58 ID:BDAGaTLW
665:名無しさん
12/11/24(土) 01:12:00
@wikiの編集の練習がてらPart68の最初の方のSSをまとめてみました。

その他の作業
・Part68の短編で現行スレと違う番号になっていたSSを短編リンクで修正。
(タイトル変更は管理者権限でないと不能なため)
・Part65に抜けていたSSを短編リンクに追加。

以下、各々の理由により作業保留。
・避難所に投下されている未まとめSS(まとめていいものなのでしょうか?)
・10月以降の投下作品について(まとめ方法整理のため)

PS:
・全部atwikiモードでするべきでしたスンマセン
・雑談として以前振ったネタがまとめられていてちょっと感激。
584この名無しがすごい!:2012/11/24(土) 23:27:01.28 ID:ZUk25eu1
>>581
もちろん!
585この名無しがすごい!:2012/11/24(土) 23:30:32.27 ID:s5aDkwRB
もっと早く気づいても良かったはずなことに気づいた。
妹ちゃん、1年後には佐々木さんが着ていたのと同じ制服着ることになるかもしれないのか!
586この名無しがすごい!:2012/11/25(日) 00:12:26.42 ID:SRSDUJO5
エースの表紙に佐々木さん
この佐々木さんは漫画の表紙と感じが違うね
http://ec2.images-amazon.com/images/I/81z9gVqQvpL._AA1500_.jpg

なんかハルヒちゃんにも佐々木さん登場みたい
587この名無しがすごい!:2012/11/25(日) 08:30:26.95 ID:qNFlKQ2m
佐々木登場か
588この名無しがすごい!:2012/11/25(日) 16:08:20.99 ID:oXzcGiHD
     佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼 夏休み合同旅行その3

 昼食までには結構時間があった。朝早く鶴屋さんの家を出発して、混雑にも巻き込まれず順調にここに到着した
のである。
 それまでの時間を潰すため、涼宮は古泉と朝比奈さん、それに佐々木と朝倉を引き連れて、ホテル「鶴星」の大
型プ-ルへ泳ぎに行った。ここのプ-ルは大型スライダ-や人工波を作り出せる、このホテルの名物である。(しかし
たまに思うのだが、近くに美しい砂浜と海があるのに、プ-ルが必要なのかね)
 鶴屋さんは国木田を連れてテニスコ-トに出かけて行った。最近、ますます二人は仲が良くなっているようだ。
 
 町にでも出かけて見ようか、と俺は思った。この町は古くからの保養地で、歴史的な建造物も多く、落ちついた街
並みに惹きつけられる観光客も多い。何より美しい海がある。
 ホテルのレンタル自転車を借りて街並み散策に行くことを決めた俺は、別荘を出てホテルの方へ行こうとした。
 その時、ちょうど玄関のところで長門と鉢合わせをした。長門はプ-ルには行かず、部屋で本でも読んでいたようだ。
 「長門、お前も出かけるのか?」
 「うん、この街にある文学館を見に行こうかと思って」
 そう言えば、佐々木が言っていたな。ここは多くの作家達が静養に来た土地で、縁の作品も多いと。
 「ならば、長門。一緒に行かないか?俺も街並み散策をしようかと思っていたところなんだ」

 「申し訳ございません。今一台しか残っていません」
 自転車を借りようと思って、レンタル受付に行くと、かかりの人は申し訳なさそうにそう言った。
 長門もレンタル自転車で文学館に行こうかと思っていたのだが、出足からつまづいてしまった。
 歩いていくには、少し距離がある。タクシ-を使うのは風情がない。
 さて、どうしようか?

 「長門、しっかり掴まっていろよ」
 俺は長門を自転車の後ろに乗せて、この街の散策に行くことを決めた。自転車の後ろに人を乗せて走るのは佐々木で
慣れている。
 長門は、いいの?と聞いてきたが、遠慮は要らん。しっかり乗せて行ってやる。
 「それじゃ行くぞ」
 長門が俺に掴まったのを確認して、俺はペダルを漕ぎ出した。
  
 文学館は、この街にあった銀行の建物を改装したという市立図書館の三階にあった。教科書にも載っている著名な作
家の生原稿や筆記具を間近に見ると、そこまで詳しくない俺でも感慨深いものがある。文芸部部長・長門優希はなおさ
らだろう。それらにじっと見入っていた。

 記念品を購入して文学館を出て、街並みを堪能しながら、俺達はここの名所の一つ、花公園に向かって行った。
 ここは向日葵で描いた巨大な花絵画や迷路が有名で、この街に来たならば、是非訪れたいと思っていた場所である。
 夏の太陽の光を浴びて、黄色い花がその生命力を蒼い空のもとに、誇らしげに咲き誇っていた。
 その素晴らしさに、俺達はしばし言葉を失った。

 「おお-い、キョンじゃねえか」
 雰囲気がぶち壊しの、間抜けな声に、俺は我に返った。
 「オマエ、こんなところでどうしたんだ?」
 声の主に、俺は一瞬自分の目を疑った。
 俺のクラスメ-トにして、SOS団の幽霊部員、谷口だった。
589この名無しがすごい!:2012/11/25(日) 16:23:12.53 ID:CORJT79v
漸く単行本以外の媒体に佐々木さんが露出始めたな、喜ばしいことだ

>>588
『承』の段階に入ってきたかな?支援
590この名無しがすごい!:2012/11/25(日) 22:24:16.07 ID:fXVG38+P
先駆者が何人もいるエンドレスエイトネタで、しかも時期外れで恐縮ですが投下します。
591One of Fifteen Hundred Sequence 1/4:2012/11/25(日) 22:24:47.97 ID:fXVG38+P
「また明後日、部室で会いましょ」

 ハルヒの後ろ姿がスローモーションで遠ざかるとき、アレが来た。
デジャブだ。それも今までにないくらいの強烈なヤツだった。

 どうすればいい? 思いだせ。ハルヒの言葉に何かヒントがあったはずだ。
ここで何かしないと、ハルヒをこのまま帰らせてしまうと、またあの2週間を繰り返す羽目になってしまう。
だが何を話せばいい? どうやって呼び止めればいい? 分からない、思い……つかない……。

 結局、俺は何も言うことができなかった。
今回の忌々しいループもついぞ脱出できずに解散することになったのだ。
古泉は「記憶がリセットされるのは幸いしていますよ」なんてことを言っていた。
朝比奈さんは未来から連絡がこないと言った日からずっと沈んだ調子で心が痛む。
長門はいつもどおりのように見える。心なし疲れているように見えるのは、俺が疲れているからなのかもしれない。

 ともかく今回の俺も失敗したわけだ。次回の俺よ、このへんちくりんな終わらない夏休みをなんとかするのは頼んだぞと
思いつつ、明日はごろ寝を決め込もうと考えながら自転車置き場に向かうのだった。
592One of Fifteen Hundred Sequence 2/4:2012/11/25(日) 22:26:17.36 ID:fXVG38+P
「やぁ、キョン」
「うぁ」

 突然声をかけられたので、変な声を出してしまった。
とはいっても、別に聞いたこともない声ではなかった。
それにこんな調子で俺に声を掛けてくれるヤツは絞られてくる。
だから声の主の方を向けば返事はすぐにできた。

「なんだ、佐々木か」

 赤チェックのスカートにニットベストといういでたちだったが、それはまきれもない中学時代のアイツだった。

「なんだとは、とんだ挨拶だ。ずいぶん久しぶりなのに」

 言葉の上では非難めいていても口元を見ればただの皮肉交じりの談笑だということはすぐに分かった。

「半年ぶりじゃないか」

 再会の挨拶はそこそこに佐々木は言葉を続けた。

「キョン」

 こうもナチュラルに話しかけられると嫌でも思い出してくる。そう、佐々木はこういうヤツだった。

「どうも600年いや700年くらい君の顔を見ていないような気がするよ」

 ずいぶん中途半端な数字を出してくれるじゃないか。いや待てよ。今こいつは俺にとって何気に洒落になっていない発言をしている。
涼宮ハルヒという女に出会い、いろんなことに巻き込まれてきた。いや今も現在進行形で夏休みが終わらない。幸いなのは俺は
この繰り返しを全部覚えているわけではないということだ。いや問題なのはこの変態的な集団とはなんの関わりもないはずの
中学時代のちょっと変わった友人がなぜニアピンな発言をするのかということだ。
断っておくが、平時の俺ならこんなことを言われた程度で動揺もしない。中学時代の俺だったらまたいつもの佐々木節が始まったと
思っているだろう。ところが今はそうじゃない。

 そんな俺の様子を知ってか皮肉めいた笑みを浮かべた佐々木は真面目な表情になった。

「顔色がすぐれないようだ。夏バテではないようだが」

 心配させるわけにはいかない。俺は大丈夫だと答えて、時間があれば喫茶店で話をすることを提案した。
奇跡的に財布には余裕があったんでね。佐々木も快諾してくれた。
先ほど感じた疑念は霧散していた。
593One of Fifteen Hundred Sequence 3/4:2012/11/25(日) 22:27:09.30 ID:fXVG38+P
「コーヒー2つ。ホットで」

 8月最終日だ。まだまだ暑い日が続く。

「キョン、呆けた顔なんてしてどうしたのかい。夏バテではないようだが」

 終わらない夏休みを前にうんざりしたなんて言っても信じてはくれないだろう。だから、俺はどうしてこんなクソ暑い日に
ホットなんて頼むんだと毒づいてみると、

「そうはいうけどね。たまには暑い日に温かい飲み物を飲みたくなる時だってあるのさ」

 確かにクーラーが効いた部屋でならその意見は同意するね。寒い時にアイスを食いたくなることもある。まったくもって
地球には優しくなることこの上ないが。

「それにだ」
「キミはもう少しリラックスした方がいい。さっきよりは顔色が良くなったとはいっても僕の目はごまかされない。
 これでも1年ばかり同じ人を見てきたんだ。キミが疲労困憊なのはお見通しなのさ」

 差し出がましいことをしてしまったのならすまないと佐々木は言ったが、俺は大して気にしてなかった。
それによくよく考えてみたら、さっきSOS団で解散したときに冷たいドリンクを飲んだばかりなんだ。口の中を落ち着かせる
ためにはこの選択は悪くなかったということにしておこう。しかし、俺はわかりやすいやつなのだろうか。鏡を持ってない
からわからないんだがね。

「ふっ、くくっ。やはりキミはそういう奴だ」

 呆れているかのようなシニカルな表情で佐々木は言った。

「それでキミはどうしたんだい。いや、日に焼けていることをみるに十分夏休みを堪能したと見て取れるんだが」

 相変わらず聡明な奴だ。

「僕は平常時と変わらず塾だよ。まったく学校の勉強についていくのが大変だ。
 なにしろ夏休みにも学校はあるし模擬試験もあるんだ。夏は受験の天王山というけど、これを3年続けるとなると慣れる
 までが骨だよ」

 それはなんだか申し訳ない気分にもなってくる。

「僕はこの通りな有様だから、息抜きに読書したり音楽をかけながらリラックスするのが関の山だよ。
 ああでもプールに行きたかった。花火大会も悪くないね。ちょっとした旅行にも憧れるものだし、受験が終わって無事
 志望大学に行けたら思いっきっていろいろやってみるつもりはるけれど、やはり中坊までにある程度羽根を伸ばして
 おくべきだったかなと今となっては少しは思えてくるよ」

 俺はこの夏、ひと通りのことはこなしたつもりだぜ。誰かさんのおかげでな。別にまんざら楽しくなかったというわけでもない。
ただ、どうも同じ事を何度も何度も繰り返したらしいことを思うと野菜と焼豚がてんこ盛りになったラーメンを朝も昼も夜も
食べたような気分にもなる。

「おやおや、キミは夏休みを堪能するあまり大事なことを忘れてしまっているような気さえするね」

 そして佐々木はこんなへんちくりんな状況に置かれている俺には全く発想しなかったことを言い出した。

「宿題は終わったのかな?」
594One of Fifteen Hundred Sequence 4/4:2012/11/25(日) 22:27:48.33 ID:fXVG38+P
 俺は宿題のことなどすっかり忘れていた。
正直言って今の状況がなかったとしても忘れていなかった保証はなかったにしても、谷口は無理だとして国木田あたりに見せて
もらう腹づもりでいただろう。もう一度言う。こんなこと全く頭の中からすっぽ抜けていたのだ。そしてそいつはそんな俺の様子を
みればお見通しのようだ。

「やはりそうか。世間的にはあまり褒められたことではないのだが、キミにもいろいろあるのだろう。
 キョンが理由もなく課題をすっぽかす奴ではないということを僕は知っている」

 佐々木は叱るでもない、どちらかというと諭すかのように話を続ける。

「楽しいとわかることばかりをするのが夏休みの醍醐味ではない。苦しいことも含めて如何に心健やかに過ごしていくことを
 考えるのが夏休み、いや日々の醍醐味だと僕は思うね。
 どうだい、キミさえよければ宿題を手伝うこともやぶさかじゃないんだ」

 それには及ばないさ。昔みたいにお前の手を煩わせるわけにもいかない。何より今抱えているのは俺がやらないといけない厄介な宿題なんだ。

「……そうか。まあでも元気が出たようで幸いだ」

 佐々木はいつもよりも少しだけ柔らかな笑みを俺にくれた。
そんな顔を見た俺は何を考えていたのだろうか。つい最近似たような感覚に囚われた気もするのだが気のせいだろう。
記憶と既視感があいまいな状況では正確な判断もできまい。それに重ねて言うが俺は今鏡を持っていないからどんな表情を
しているかなんてわからない。物思いに耽っていたのに気づき、話し相手に顔を向けると佐々木の表情は元のシニカルな
微笑みになっていた。コイツの見慣れていた顔にやっと戻ってくれたというべきなのかね。

「そろそろ時間だ。流石にこれ以上は図書館で自習してましたという言い訳も通用しない。一応僕にも門限はあるのだからね」

 今日佐々木に会ってコイツにしてはいろいろな表情を見せたような気がする。どうやら思ったより心配させてしまったらしい。
とはいえ、ノスタルジックな感覚を取り戻すくらいには俺も調子を戻してはきたのかもしれない。

「それじゃあまた会おう。親友」

 そうして俺達は別れた。今度会うのはいつになるやら。1年後かもしれないし半年後かもしれない。
ひょっとしたらそんなに遠くない頃に今回のようになんとなく偶然また再会するのかもしれないなと思いつつ、帰路に着いたのだった。
さて、おどろくべきことに佐々木を話している間はデジャヴを全く感じなかった。
今となってはそれはどういうことなのかなんてどうでも良くなっていた。
まあいい。次の周回の俺よ。今度はうまくやってくれよ。できたら今回のイレギュラーも思い出してくれると幸いだ。







──8/31 23:59

「彼が正体不明の女子と過ごしたシーケンスを確認。エラー」

(終わり)
595この名無しがすごい!:2012/11/25(日) 22:28:19.66 ID:fXVG38+P
これだけループして佐々木さんと一度も会わなかったというのも寂しい話だと思うし、1回だけとは限らないでしょとも思ったり。
もしかしたら、今回以上に親密になっていたシーケンスもあってもいいんじゃないか。ともいう思いで書いてみました。
ちなみにこの佐々木さん、ある部分で矛盾するような発言してますが、いろいろ複雑な心境をしてたということで解釈してください。
596この名無しがすごい!:2012/11/25(日) 23:00:42.00 ID:CORJT79v
乙乙!
佐々木さんと接触したら、8月31日を待たずしてリセットかけられた可能性もあるが、その場合はシークエンスのカウントに含まれるのだろうか?
佐々木さんの言葉の矛盾……キョンの霧が晴れたような表情を見て、邪魔しちゃ悪いと退いたのかな
佐々木さんちょっと寂しいね佐々木さん
597この名無しがすごい!:2012/11/26(月) 04:15:21.23 ID:sfN/LPo8
佐々木さんのキョンな日常 夏夢幻蒼〜夏休み合同旅行その4

 「オマエ、こんなところでどうしたんだ?」
 それはこっちが言いたいセリフだ。俺は文芸部とお前が一応所属していることになっているSOS団との合同旅行
でここに来たんだ。
 「なるほどな。奥さんと部員と、涼宮の愉快な仲間たちと一緒ってわけか。お前もご苦労さんだな」
 ほっとけ。それに奥さん、てのは誰のことを言っているんだ。
 「決まっているじゃねえか。佐々木さんのことだよ、他に誰かいるのか」
 つくづくこいつは阿保である。
 「うん?今日は佐々木さんじゃないのか?キョン、てめえ浮気しているのか?」
 張り倒されたいのか、お前は。
 「いや、冗談だ。そんな度胸はオマエにはないよな」
 やかましい奴だ。それより俺の質問にも答えろ。お前はどうしてここにいるんだ?家族旅行か?
 「馬鹿を言え。健全な青春を謳歌する俺が、家族旅行なわけないだろうが。彼女と来たんだよ、か・の・じょ」
 その3文字をやけに強調しながら、谷口は答えた。

 彼女?ナンパ失敗王のお前が?いつ彼女なんて出来たんだ?
 「七夕の後さ。俺の努力が星に届いたらしい。この日のために俺はバイトに励んだんだ。頑張ったかいがあったぜ」
 よっぽどうれしいのか、谷口はにやけっぱなしである。奇特な星が存在しているものだ。
 それにしてもこいつと付き合うとはどういう女の子だろうか?
 「知りたいか?キョン、特別に教えてやろう。何と光陽の生徒なんだぜ」
 これには素直に驚いた。谷口とはあまり接点がなさそうな気がしたからだ。
 「バイト先で知り合ったんだ。お客さんとしてきていたんだが、ダメもとで誘ったんだが、OKしてくれたんだ。
紹介するよ」
 そういいながら、谷口は後ろを振り向いたが、そこには誰もいなかった。
 「あ、あれ、いつのまに?」
 いや、最初からいなかったが。
 「どこに行ったんだ、まったく。ちょっと探してくるよ。じゃあな、キョン」
 谷口は消えた彼女を探すため、ここから立ち去ろうとした。
 「あ、キョン。お前たちどこに泊まっているんだ?」
 鶴屋さんの別荘に泊まっているんだが。そういうお前はどこに泊まっているんだよ。
 「ホテル『鶴星』ってところだ」
 よりによってそこかよ。
 「あとで会うかもしれないな。そん時に彼女を紹介するよ」
 どうでもいいのだが、ま、見せびらかしたいのだろう。合わないことを祈っておくよ。

 谷口のことは、きれいさっぱり頭の中から消して、俺と長門は向日葵が作り出した花の芸術を堪能した後、ホテルに戻った。
 ちょうどロビ−で皆と会い、合流して、そのままホテル内のレストランへ向かう。
 佐々木に長門と見た美しい花公園のことを話すと、あとで僕も連れて行くように、と言われた。
 「もちろん、僕を自転車の後ろに乗せてからだよ」

     
        ”だってそこは僕の特等席なんだから”

 
598この名無しがすごい!:2012/11/26(月) 12:19:59.82 ID:YnF4VDHM
うむ、その通り
キョンの自転車の荷台に乗っていいのは、妹ちゃん以外では佐々木さんだけ!乙乙
599この名無しがすごい!:2012/11/26(月) 18:29:48.96 ID:YnF4VDHM
スリーカードなら勝負に出る佐々木さん
600この名無しがすごい!:2012/11/26(月) 19:43:20.09 ID:I84oMlvA
            ィ -‐ : ´ ̄: : ー ,
          ィX: ト: : ヽ: : : :ヽ : : `ヽ
         /: : : : !ィ、: : ハ: : : ハ: : : :∧
           /: : : : :l{:l _ヽ_: : ,: : : i : : : : ハ
.          /: : {: : :オlj´_ ∨:i: : : l: : : : : : !
         l: { ィ´: :jノノィfテj八:!: : : !ヽ: : : : {
          乂l: :_ィぅ′ シ"  `ト : jノ: : : : :′
          ゝv:ハ リ     _ノj!: /: : : : : {
            / ハ ′_ ’   /{ イル: リ: ノ
         ,: イ: :>、   ,ィ lハ八ノ`ヽ
           {′!:/{: : j`f: : 〉´/:./:.:.:.:.:.∧
      , - 、  r、" ヽ:ハ: {ゝ//:f/ ̄:.ヽ:ハ
      `r ミ 、ヽ 、  , ≦ィ:.:.://:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハ
      く ニミー ヽ/://ヽ二:.j!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:i
         ヽー' ゝ i//:.:.:/7:.八:.:./:.:.:.:.:.:.:|:.:l
        `rt _  ハ{:.:./ j:.:i:.:.y:.:.:.:.:.:.:.:.:リ:.:!
        八l   l }!:/`'/:.:{/:.:.:.:.:.:.:.′′
        !:.:ヽニ彡:リ:.`´:.:.:.r:.ィ:.:.:.:.:.:.リ:.:,′
          |:.:.:.:.:.:.:.:.,′:.:.,.<:.:.:.:.ヽ:.:.:.:l:.ノ
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       l:.:.ノ  ji:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,. ≦:.二:}
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       `^ー-≧- ´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`:.(
           ! i:.:.:.:.:.:.ヽゝ:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
             //:.:.:.:.:.:.:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
             y:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧
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           /:.:.:.:,:ィ≦三三≧=- _:.:.:.:.:.:.i
        `イ三三三三三三三三三≧j
         /三三三三三三三三三三ハ
       /三三三三三三三三三三三 ゝ、
      / 三三三三三三三三三三三三三 ヽ
    /三三三三三三三三三三三三三三三ハ
   /三≧==ニ「 ̄ ` ー-<三三三三三三≧フ
   ` <二二ニj|        l `フー<二二/
            / i        | /二二> ´
        /  !           !′
          /   !       ,
         ,    l         ′
      /    ',      ,
        !     i      ,
       ,      j      l
       ヽ    l     l !
         ,   !,      ,
         、  `,       i

佐々木(涼宮ハルヒの憂鬱)

やる夫板より◆MapPerVmH.さんの作品の転載です。
601この名無しがすごい!:2012/11/26(月) 19:44:28.24 ID:phyQKhba
粉っぽいな
602この名無しがすごい!:2012/11/26(月) 19:53:57.23 ID:YnF4VDHM
>>600
振り向きざまバキュン!と命名して保存した

でもいまいちな気がするので他に良い名前案があれば頼みます
603この名無しがすごい!:2012/11/26(月) 22:06:15.68 ID:ur6Ysvi2
「くっくっ。キョン、こういう説話を知っているだろうか」のポーズ
604この名無しがすごい!:2012/11/26(月) 22:36:51.66 ID:pZgjZSK/
>>600
やる夫スレは凄い
605この名無しがすごい!:2012/11/26(月) 22:47:51.01 ID:YnF4VDHM
>>603
それだと一覧では「くっくっ。キョン、」で切れてしまうので、申し訳ないのですがパスさせてくださいませm(__)m
606この名無しがすごい!:2012/11/27(火) 00:03:11.32 ID:EGVFfSoS
>>602 [キョンの心を狙い撃ち」はどうでしょう?ベタ過ぎでしょうか
607この名無しがすごい!:2012/11/27(火) 00:17:26.71 ID:lndsIIcp
>>606
採用!寝る前最後にスレ覗いて良かったありがとう
608この名無しがすごい!:2012/11/27(火) 16:40:30.13 ID:WOw5axx9
>>606
ベタだけど、わかりやすい
609この名無しがすごい!:2012/11/27(火) 18:30:10.87 ID:lndsIIcp
全国的に寒いですね佐々木さん
610この名無しがすごい!:2012/11/27(火) 20:03:46.14 ID:ulXARTmf
佐々木さんこんばんは
611この名無しがすごい!:2012/11/27(火) 22:08:39.51 ID:V5oXL5t0
佐々木団が出てきて久しぶりにハルヒちゃんが面白かったわ。
柱の人物紹介も脱力加減が良い感じだったし。
612この名無しがすごい!:2012/11/27(火) 22:27:47.67 ID:lndsIIcp
少年エース見付からないよー
紐付きすら見付からないよー
613この名無しがすごい!:2012/11/28(水) 07:56:02.44 ID:6Xm8bbZf
佐々木かわいいよ佐々木
614この名無しがすごい!:2012/11/28(水) 18:17:48.27 ID:yB4O2cg6
佐々木さんが選挙権持ってたら、どの政党に投票しますか?
615この名無しがすごい!:2012/11/28(水) 19:17:15.23 ID:3X8dCW3n
「それを人に教えようとは思わない。」んだろうなあ
616この名無しがすごい!:2012/11/28(水) 21:50:45.05 ID:PvGzgcCz
>>614
選挙は無記名なんだよね
617この名無しがすごい!:2012/11/28(水) 21:54:37.82 ID:yB4O2cg6
確かに佐々木さんならそれっぽい…

でも今の政治状況に辟易してそう、鶴屋さん辺りと組んで立候補してくれないかな
618この名無しがすごい!:2012/11/28(水) 22:01:26.69 ID:3X8dCW3n
佐々木さんはそういう目立つようなことはしたくないんじゃない?
佐々木さんなら批評よりも分析を好むようなイメージ
619この名無しがすごい!:2012/11/28(水) 23:09:02.66 ID:yB4O2cg6
>>618
俺も書き込みボタン押した後で、政治家より官僚の方が佐々木さんらしいよなと思った…
620この名無しがすごい!:2012/11/29(木) 03:02:02.80 ID:Pn3u+r2f
佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜夏休み合同旅行その5

 あれは中学校二年生の七夕の日のことだった。
 私はその日、初めて市の大きな図書館へやってきた。学校の図書室とは比べ物にならないほど大きく、充実した
蔵書の数に、私は圧倒され、夢中になって本を読んでいた。
 ふと気づくと、いつの間にか閉館時間が近づいていた。私は読みかけの本を借りようと、貸出の手続きをするた
めに受付に行ったが、初めてだったのでどうしていいか解らなかった。

 「もしかして、ここで本を借りるのは初めてか?」
 困った様子の私を見て、声をかけてくれた男の子は、私と同じぐらいの年齢で、貸出カ-ドの作り方を教えてくれ
て、借りる手続きを手伝ってくれた。
 親切な男の子にお礼を言うと、男の子は笑顔で「借りるのが間にあってよかったな」と言った。
 その後、何度も図書館に行ったが、その男の子と会うことはなかった。

 北高に入学して、私は中学時代の先輩・喜緑さんがいる文芸部に、親友の朝倉さんと入部した。ただ、文芸部は廃
部寸前で、しかも頼みの綱の喜緑先輩も生徒会の書記と言う立場になり、部員はさらに少なくなった。
 北高の文芸部は、長い伝統と歴史がある文化部だったが、近年は活動らしいことはやっていない。生徒規約の改訂
で、新しい部員が入らないと、同好会に格下げになる。
 ”このまま文芸部を終わらせたくない”
 喜緑先輩から文芸部部長の肩書きを受け継ぎ、朝倉さんと二人で部員募集を呼びかけたが、私たち以外の部員が来
ることはなく、格下げは時間の問題だった。

 「文芸部に入部したいんだけど」
 佐々木さんと名乗った朝倉さんのクラスメ-トは、ひとりの男子生徒を連れてきていた。
 彼女の親友だと言うその男子生徒を見て、私は思わず声を上げそうになった。
 七夕の男の子。「キョン」とあだ名で呼ばれる彼は中学二年生の時、図書館で私に手助けしてくれた、あの男の子
だった。

 彼は私のことには気がつかなかったようだが、佐々木さんと共に文芸部に入部してくれて、もう一人部員を引っ張
ってきてくれた。格下げはとりあえず免れることができた。
 新生文芸部の目標として、文化祭までには文芸部部誌を発行することを決めた。
 彼と佐々木さんは文芸部を動かす中心になっていった。

 彼と佐々木さんは、本当に息の合ったコンビで、彼ら二人が一緒にいることが当たり前であるような感じさえ受ける。
 彼は本当に親切で、仲間思いであり、私たちにも佐々木さんに接する時と同じように気を使ってくれる。
 正直、彼の優しさを一番多く受けられる佐々木さんが、羨ましく感じる時がある。
 鶴屋さんのおうちで、短冊に書いた私の願い。私の家の机の奥に大切にしまっている、あの時の図書カ-ド。
 ”いつか、彼が図書館でのことを思い出しますように”

 今日、彼が私を自転車の後ろに載せて、一緒に街並みを散策してくれた。
 蒼空の下で、太陽に向かって咲き誇る向日葵の園の中を二人で歩いた時、私は胸が高鳴るのを感じていた。
621この名無しがすごい!:2012/11/29(木) 08:19:18.86 ID:Sa6VocaR
おつ
622この名無しがすごい!:2012/11/29(木) 18:57:44.92 ID:hrxhi7no
おつ

いかにながもんといえど、キョンは譲れないのよねー(´・ω・`)
623この名無しがすごい!:2012/11/29(木) 20:21:27.54 ID:Mv0q+nGg
長門もキョンのチャリンコ乗り経験者だったな、そういや。
624この名無しがすごい!:2012/11/29(木) 22:25:11.44 ID:hrxhi7no
なんか霧が凄いことになってます佐々木さん
625この名無しがすごい!:2012/11/30(金) 18:12:08.65 ID:XdCdw770
ながもんには巻かれろ
626この名無しがすごい!:2012/11/30(金) 18:36:10.48 ID:VAeHlni+
門にぬねの
に巻かれろということでしょうか佐々木さん
627この名無しがすごい!:2012/11/30(金) 21:38:37.46 ID:9f5Ji5aU
佐々木って、いらないキャラだった?
628この名無しがすごい!:2012/11/30(金) 23:40:30.17 ID:VAeHlni+
おやすみ佐々木さん
629 【ぴょん吉】 :2012/12/01(土) 01:58:15.57 ID:cmEjxI54
師走
630この名無しがすごい!:2012/12/01(土) 02:40:29.94 ID:HS0r0QGD
佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜夏休み合同旅行その6

 
 ホテル内のレストランで食事した後、俺は約束通り佐々木をレンタル自転車の後ろに乗せて、もう一度街並みと花公園
を堪能するために、出かけようとしていた。
 「ちょっと待ちなさい、私達も一緒に行くわよ!」
 佐々木と自転車を借りに行き、さあ出発だ、という段になって、俺達を呼び止めたのは、涼宮だった。
 「何かこの街、面白そうなものがありそうな気がするのよね。二人とも付き合いなさい!」
 好奇心に満ち溢れた、笑顔の涼宮の横には、自転車を押している古泉の姿があった。

 俺は佐々木を、古泉は涼宮を、それぞれ自転車の後ろに乗せながら、街へと繰り出した。
 長門を乗せて散策した地区とは別の、古い建物が残る美観地区を俺達は進んだ。
 観光客が、何人も俺たちの方へ視線を向けてくる。まあ、佐々木に涼宮に古泉と、美男美女が揃っているんで、人目をひ
くよな、そりゃ。
 しかし、こうやって古泉と涼宮が一緒にいるのは、実にいい感じじゃないか。
 「こうやって見ると、涼宮さんと古泉君はお似合いな感じがするが、キョン、そう思わないか?」
 佐々木が俺に掴まりながら、後ろからそう言ったので、俺は大きく頷いた。

 美観地区の中には、いくつか古い洋館がある。その中の一つが涼宮の心の琴線に触れたらしい。
 「ちょっと、ここに寄って行くわよ!」
 建物に入口には案内板が立っていたが、「旧伯爵家別荘」とだけ書いてあった。一応観光客に開放されているようだ。
 「怪しいわね。ここの地下室で、何か変な実験でも行われていそうね」
 怪しいのは、お前の頭の中の思考だ。どこをどう考えたら、そんな発想が出るんだ。大体地下室があるとは書いてないぞ。
 「涼宮さんらしい、面白い発想だね」
 佐々木がおかしそうにくっくっと笑う。
 「調べてみるわよ」
 そう言って、涼宮はずかずかと洋館の中に入っていく。
 入場料をちゃんと払ってから行け。古泉、後で涼宮から取り立てとけよ。
 古泉の苦労を思うと、俺はやれやれと言う気分になった。

 予想通り、地下室などはなく、怪しいマッド・サイエンティストもいなかった為、涼宮は少し不満顔だった。
 「一人くらいそうなもんだけど」
 いるわけないだろう!こんな観光地のど真ん中で、そんなアホなことをやるやつがいるか。
 「まあまあ、キョン。君の小説じゃないが、人の心理の裏をかくという点では、涼宮さんの言うことも荒唐無稽とは言えな
いよ。何気ない日常の風景の中に、非日常的なものが同時に存在したとする。しかし、大半の人はあまり気にも止めず、不思
議の入口を見逃しているのかもしれないよ。人間は案外見ているようで、その実見落としていることが多いからね」
 「さすが佐々木さん、よくわかっているわね。キョン、佐々木さんの言葉、肝に銘じときなさいよ」
 偉そうに言う涼宮に、俺は呆れ、古泉は苦笑していた。
631 【大吉】 :2012/12/01(土) 08:33:37.88 ID:GTAZkI5Q
佐々木さんに大吉を!

>>630
自転車に余裕出来たんだね、或はハルヒの力が健在?支援
632この名無しがすごい!:2012/12/01(土) 18:29:26.32 ID:GTAZkI5Q
箪笥の奥から厚手のセーターを引っ張り出す佐々木さん
633 【大吉】 :2012/12/01(土) 22:54:00.04 ID:nP/rSxrj
おみくじ
634この名無しがすごい!:2012/12/02(日) 17:29:25.64 ID:b+g8xxJX
お腹減ったけど炬燵から出たくないよ佐々木さん
635この名無しがすごい!:2012/12/02(日) 18:30:03.01 ID:hUwIZ2vh
中の人が如く暴走したキョンをなだめる佐々木さん

ハルヒちゃんでもツッコミキャラぶりを横目に落ち着き払っていたな…。
636この名無しがすごい!:2012/12/02(日) 18:54:44.11 ID:b+g8xxJX
>>635
もしや「ちゃん」に佐々木さん登場!?
637この名無しがすごい!:2012/12/03(月) 06:48:39.43 ID:BMcwHiHx
有希ちゃんカバー裏の佐々木可愛いな
638この名無しがすごい!:2012/12/03(月) 07:29:01.15 ID:YIvZZOOD
>>636
出ていたな
639この名無しがすごい!:2012/12/03(月) 18:09:42.69 ID:kzvIxL7x
>>637-638
こまめに古本屋巡ってみるわ
640この名無しがすごい!:2012/12/03(月) 18:11:40.70 ID:0NQtUhpE
>>639
そこは買いなさいよ
641この名無しがすごい!:2012/12/03(月) 18:57:28.55 ID:F0uMti1/
橘「あーもしもし?九曜ちゃん?今年のサンタ狩りどうする?」
佐々木「サンタ狩りってなんだ?教えろっ」
橘「佐々木さんには関係ないです ゲフフw」
642この名無しがすごい!:2012/12/03(月) 20:45:25.63 ID:FlV5g/n+
最近の古本屋は、CDも安売りしてるみたいだね
643この名無しがすごい!:2012/12/03(月) 21:01:43.33 ID:BMcwHiHx
>>642
サウンドアラウンド100円だったわ
644この名無しがすごい!:2012/12/03(月) 22:44:34.63 ID:Yn/Cn2iO
ふとアサガオの花言葉調べてみたら、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも
佐々木さんらしいイメージだった。
645この名無しがすごい!:2012/12/04(火) 00:39:28.99 ID:rRRqZYbc
>>643
それは安い
646君の銃で撃ち抜いて/前説:2012/12/04(火) 01:48:06.93 ID:n1GtAgtL
>>600

>>606
にインスピレーションを受けて、変なSSが出来上がった。
直接的な描写は無いんですが、妙にえちぃくなってしまったので
そういうのはイクナイって人は以下数レススルーして下さい。
647君の銃で撃ち抜いて/表1:2012/12/04(火) 01:48:57.49 ID:n1GtAgtL
「そうだね……。僕が君の心を撃ち抜こうとするならば、ここを撃つだろうね」
しばし逡巡してから、佐々木はその人差し指を俺の胸元へ向けた。
bang、と冗談めかして呟くとともに、その指先が不可視の何かを放ったように反動を受けて跳ねる。
謎めいた衝撃を受けたみたいに、鼓動が一回増えた気がした。
説得力は十分だが、反論したくなる癖はこいつとの長年……というほど長くもないが……の付き合いのせいか。
「こっちじゃないのか?」
こんこん、とあまり重さには自信の無い自分の頭を小突いて示す。
前に思考回路とは脳内の量子反応ではないかという話を俺にしたのは他ならぬ佐々木だ。
「確かに心の元に思考があることは否定しないよ。
 それでも、心が思考だけで動いているとはどうしても思えないんだ」
「お前らしからぬ感傷だな」
「地味に失敬だね、君は。これでも僕は花の女子中学生なんだよ」
中学校の教室で話していて忘れるも何も無いが、
「お前がただの女子中学生なものか」
「……ふむ。ひとまず誉められたものと受け取っておこう。
 だが例えばこのやりとりだけでもね。
 僕は微かな憤りを覚えるとともに、僅かに鼓動が速くなっているんだよ」
ひょっとして怒ってらっしゃいませんかね、佐々木よ。
「微かな憤りと言っただろう。今は落ち着いているよ」
「その心が鼓動を速くしたということはないのか」
「順当に考えればそうかもしれないね。
 でも、脳はどうやって動いていると思う?」
「それは……」
もちろん、電気信号で、と通り一遍の答えをしようとしたところで、
佐々木の言わんとするところに気づいた。
「脳には全血液の1/6が供給されている、だったか?」
「そうだよ。脳が心を司っているとして、その脳を動かしているのは他ならぬ」
と言って、佐々木は自分の胸の中心よりわずかに左よりの箇所をさっきの人差し指で指し示す。
「ここなんだよ」
「脳の命令で動いているんじゃないのか?」
「心臓は独自の神経回路で動いている部分も多いんだよ。
 ここで生じるわずかな電気信号が揺らぐだけで心不全が起きることもあるくらいだ」
なるほど。となると心臓は思考するエンジンかもしれないということになる。
心を撃ち抜くターゲットがここにあるといった佐々木の言動はなるほど、根拠の無いものではない。
心を撃ち抜くとしたら、か。
人を指さすのはいかんというが、なるほど、こうして指を突き出して佐々木の身体に向けると、
離れていても佐々木の身体をなぞっているような気分になってくるな。
今回は佐々木から言いだしたことなのでよしとするが
これはおいそれと人に向けてするもんじゃないな。
佐々木の心を撃ち抜くとしたら、どこか。
右手を銃の形にして、人差し指を佐々木に向けてみる。
「ん……」
佐々木がびくりとするが、本物の銃じゃないんだからそんなに緊張するな。
「そ、そうだね」
「だいたいお前からやりだしたことじゃないか」
さっきの一発で増えた鼓動一つの一射くらい、やりかえさせろ。
まずは指先……左手の薬指は心臓に繋がっている、だったか。
向けると、佐々木も自分が言ったことを思い出したのか妙な顔をするが、
「そこは心臓に繋がっているだけで、心の在処ではなさそうだね」
賛成だな。
指先から手首、腕、上腕ときて、肩をなぞるように、
……もちろん射線の話だ。指先は佐々木に触れていないぞ。
そして、佐々木の胸元へ向ける。
少し背の高い俺を見上げる佐々木の姿勢の良さが、そこの膨らみを妙に強調して……
俺は何を見ているんだ。いかんいかん。
ついと視線ごと射線を下に向けていく。鳩尾から臍のあたり。
臍は母胎と繋がるところだから人間のルーツがあるとかなんとかこれも佐々木から聞いた話だったか。
しかし、赤子の頃に心というものが形成されているだろうかね。
ここは違う気がする。
648君の銃で撃ち抜いて/表2:2012/12/04(火) 01:49:59.57 ID:n1GtAgtL
もう少し射線を下げるとスカートの中央あたりへ至る。
もちろん、スカートの中なんか見ていないが、このあたりで身体が両脚へ分かれてるはず。
男子中学生ならば、下半身で考えていると言われる学友が何人かいるが、
流石に女子で、しかも佐々木に限ってそれは無いだろう。
「キョン……何を考えているんだい?」
さっきの顔色を悟られないようにこちらが俯いているので佐々木が訝しんでいるようだ。
「全身を捜索中だ」
慌てて射線の移動を再開する。
そこからスカートの裾を辿って、膝から爪先へ。
足の裏に心があるという考えは聞いたことがないな。
ふたたび指先を上げて行きスカートを下から上へと、……めくるわけじゃないが、妙な気分になってくるな。
胸元へと登り直し、そこに固定しようかと思ったが、さっきの問答を思い出す。
襟元から細い首を頸動脈に沿って昇り、柔らかそうな顎から、
微かに濡れて薄く開いた唇へ指先を向けたら、リップクリームか口紅を突き出しているような構図になった。
はぁ、と佐々木の吐息が指先にかかる。
同じ人体の体温のはずなのに妙に熱く感じるのが不思議だ。
その熱さに脊髄反射して思わずそのまま指を突き出しそうになった。
危ない危ない。そのままやっていたら唇の中に突っ込んでいるところだ。
二度目の吐息から逃げるように指先を上へついと動かしていく。
鼻の稜線を昇って眉間へ向けると、視線と射線とが、俺を見上げる佐々木の視線と真っ向からぶつかることになった。
眉間の向こうに佐々木の灰色の脳細胞が収められているとわかっていても、
強烈な意志を湛えた佐々木の視線が眩しいくらいだ。
そこに心があるのか、無いのかはわからない。
しかし、その瞳には、紛う事なき心が迸っていた。
目は口ほどにものを言う、だったか。
その心が読めればいいんだろうが、あいにくと俺は超能力者じゃない。
挑戦的なような気もするし、何かを願っているような気もするし、わからん。
「君が狙う僕の心は、ここにあるのかい?」
いつの間にか、俺が佐々木の心を狙っていることになっているのはどういうことだ。
あるのかもしれないが、その瞳で真っ直ぐに見据えられるのはどうも落ち着かない。
何かをしなければならんような気もするが、
絶対にやっちゃいかんような気もする。
そもそも何をしようとしていたんだったかな。
「やはり……ここかな」
当初の話を思い出して、一番しっくり来たところへ向け直す。
やはり、佐々木の胸元だ。
佐々木の言動に迎合したと言われるかもしれんが、確かに俺の感覚は心臓に心があるような気がしてならん。
「……そうか。じゃあ、撃って見たまえ」
なぜ撃つことになっているのかわからん上に、これは俺の身体であって銃じゃないんだが。
しかし、どこぞの映画さながらに両手を広げてさあと待ち受ける佐々木のポーズを前にして、
妙に撃ち込みたくなってきた。
この向ける先から、何が飛び出すわけでもないだろうが、いいだろう。
その心を撃ち抜いて、死んだりするなよ。
一昔前のジャンプ漫画の主人公がそうしたように、指先に力を込め、撃ち抜こうとしたとき、
きーんこーんと間抜けな音色が、昼休みの終了を告げた。
「あ……」
今、俺は何をしようとしていたんだ。
さっきまで夢を見ていたような気がするが、ひとまず学徒の本分に戻るべく銃をしまおうとして、
ちょうど後ろを親愛なる学友が机に戻るべく通りがかった。
649君の銃で撃ち抜いて/表3:2012/12/04(火) 01:50:44.20 ID:n1GtAgtL
ふに。

それに押されて、しまおうとした銃がぐいと突き出されて、柔らかい感触が。
「へ」
「え」
「あ」
一つめは俺の間抜けな声。二つ目は佐々木の唇から漏れた声。最後の唱和した声は、まわり数カ所の学友たちのものだ。
そのポーズのまま、固まってしまう。
戻さなければならないとわかっていても、今の事態の変遷に頭がついていっていない。
駄目だ、やっぱり頭に心は足りない。
そのままの何秒間の間に、
佐々木は今まで見たことが無いほどに驚愕した顔でまず自分の胸元を見下ろして、
血の気が引いて顔色が白くなり、
それから俺の顔を見つめているうちに、白くなった顔がさあっと鮮やかに真っ赤に染まっていった。
「う……うわああああああああああああ!」
指先から柔らかいものが離れる感触とともに、佐々木は悲鳴を上げて教室を出て行ってしまった。
俺を押した学友は周りの女子一同から盛大な非難と、なぜかよくやったという熱烈な称賛という
真っ二つに分かれる評価を食らいながら、ひたすら俺に謝った。
謝られても困るし、謝るのなら佐々木にだろう。
そのまま、荷物すら取りに来ることなく、その日佐々木は戻ってこなかった。

翌日も佐々木は休んで、土日を挟み、ようやくやってきた佐々木は
「お、おはよう……キョン」
ぎこちないながら、なんとかいつも通りに声をかけてきた。
うむ、あれは事故だ。
佐々木が俺を非難するつもりがなく、触れて欲しくないのなら、
こちらもそれを忘れるのが紳士というものだ。
佐々木のぎこちなさが見た目から取れるのにあと数日ほどかかるのだが、その後は平穏な日常が戻った。
ただ、俺たちの間で心の所在についての考察結果が検証されることはついぞなかった。
650君の銃で撃ち抜いて/裏:2012/12/04(火) 01:51:36.77 ID:n1GtAgtL
どんな顔をして走っていたのか。
授業をさぼるなんて私にとっては一世一代の大事なのに、そんなことはもう些末な事項だった。
あのまま、キョンと同じ教室に一分一秒だっていてられなかった。
恥ずかして、それ以上に狂おしくて。
走って、走って、走って、誰もいない自宅の自室に駆け込んで、無意味と分かっていても鍵を掛けて、
ベッドに突っ伏して、枕に叫びを叩きつける。
頭が渦巻く。
心臓が跳ね回る。
心が、どうにかなりそう。
彼に言えなかったことがある。
心を司るところがもう一つあると。

臍の下。その中。身体の最奥がうずく。
海外文学で得た知識だ。
人の存在意義が遺伝子の保存ならば、それを判断する心があるのは、
次の世代を作るための卵が眠るそこではないのか。
そこに撃ち込まれていたら、どうなっていたことか。

それに、自ら招いたこととはいえ、あれは反則だ。
銃は男性自身に喩えられる。
その銃身も、先端から弾丸を放出するというメタファーも。
キョンの肉体で出来た銃が、私の肢体をなぞるように、舐めるように巡った様を思い出すだけで、
その弄ばれた全身がわななく。
衆人環視の下で、肉銃に、指先といい、肩といい、胸といい、腹といい、太腿から爪先まで、
果ては顔から頭の中まで蹂躙され尽くされた。
そのあげくに、接触して、ゼロ距離で、身体の中に弾丸を撃ち込まれた。
完全に、心を撃ち抜かれた。
「ひどいよ、キョン……」
彼を非難する声は、誰にも届かなくてよかった。
甘く、ねだるようなそんな声が、自分の口から涎のように漏れる様なんて。
私自身に、そんな嗜好があったなんて初めて思い知らされた。

脳のパルスが融合して揺れる。君が好きだと。
心臓が動機を打って全身を震わせる。君が好きだと。
君に押し込まれた蕾の先端が尖る。君が好きだと。
燃えるように身体の最奥が疼く。君が好きだと。

ああ。だから私は、全身全霊で、君が好きだ。
651この名無しがすごい!:2012/12/04(火) 06:26:11.57 ID:ReMkH7DX
ふ、膨らみ?柔らかさ?


なんて佐々木さんネタは言わない!素晴らしひ…そして羨ましいぞキョンGJ!背中を押した友人にもGJ!
652この名無しがすごい!:2012/12/04(火) 07:26:49.72 ID:vSZAFJUf
>>651
???
653この名無しがすごい!:2012/12/04(火) 08:36:58.41 ID:khWjd7US
>>646
GJ
ギリギリな言い回しがまたいい。
654この名無しがすごい!:2012/12/04(火) 13:28:50.20 ID:oPJWfAEL
佐々木とにゃんにゃん
655この名無しがすごい!:2012/12/04(火) 18:22:46.12 ID:ReMkH7DX
しばらく荒れ模様の天気が続きそうですね佐々木さん
656この名無しがすごい!:2012/12/04(火) 21:13:45.24 ID:hLBwvU2c
>>644
明日も爽やかに、愛情のきずな、はかない恋 愛着、固い約束、愛情、平静

…うん
657この名無しがすごい!:2012/12/04(火) 23:41:11.80 ID:vSZAFJUf
おやすみ
658この名無しがすごい!:2012/12/05(水) 00:44:03.86 ID:gzGYNvRx
>>646
小学5年生の時だったか……
転びそうになった女子の手に持たれた縦笛が凄まじい勢いで正面にいた友人(♂)の股間に直撃した
あれは人生で初めてふぐりがキュッとなった瞬間だった

そんな事を何故か思い出した
659この名無しがすごい!:2012/12/05(水) 02:11:03.88 ID:LLdygx4P
佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜夏休み合同旅行その7

 旧伯爵家を出た後、俺と古泉は花公園へ行くつもりだったが、予定変更となった。理由はもちろん、涼宮ハルヒ
のせいである。
 花公園に行く途中、涼宮はまたも怪しい雰囲気のある洋館の前で、古泉に自転車を止めるように行った。
 「今度こそ、何かいそうな気がするわ!」
 実際、その洋館は何か違った雰囲気が感じられた。それは俺だけでなく、佐々木や古泉もそう思ったらしい。
 蓮根の断面のような不思議な装飾窓に、緑と黒と赤の煉瓦つくりの洋館の壁には、蔦が生い茂っている。
 人の気配はなく、先ほどの洋館のように案内板も表札もない。
 「文化財ではなさそうですね。かといって人が住んでいる様子もない」
 古泉の言葉に、俺は頷いた。何か妙な感じがする。
 「とにかく入ってみるわよ」
 涼宮はお構いなしに敷地に入っていった。

 洋館の入り口の大きな扉に、鍵はかかっておらず、俺達は簡単に屋敷内に入ることができた。
 中に調度品は何もなく、蓮根のような丸窓から入る外の光が室内を照らしていた。ただ、奇妙なことに室内には
塵一つなく、まるで新築の建物の室内のようだった。
 「外との外観とつり合っていないね」
 「確かに。かなり古い感じがしたんだが、中はきれいなもんだ。どうなっているんだ」
 俺と佐々木が首を傾げた時だった。

             バタン!

 大きな音をたてて、扉が一人でに閉まり、丸窓にもブラインドが降り、一瞬にして室内は闇に包まれ視界が真っ暗になった。
 「佐々木!」
 俺は思わず、大きな声を上げていた。
 真夜中でもここまで暗くはないというくらい、漆黒の闇の中、俺は右手にやわらかい感触を感じていた。
 「キョン」
 それが佐々木の手の感触だと気付いた。
 「傍にいるんだな、佐々木。手を離すなよ」
 無言のまま、佐々木がうなずいたのを感じた。
 「古泉、涼宮、いるか!」
 「すぐ傍にいます!涼宮さんも隣にいます」
 古泉の返事がすぐ近くで聞こえた。
 「いったい何がおこったのよ!」
 「わからん。だいたいこの暗闇はおかしい。ここまで見えなくなるなんてありえねえ」
 俺が涼宮に答えた時だった。

          
660この名無しがすごい!:2012/12/05(水) 02:12:44.44 ID:LLdygx4P
”貴方たち、、、、、に問う、、、、、”
 その声は、直接俺達の頭の中に響いてきた。声なき声。それでいて俺達全員に聞こえたのだ。
          ”世界は、、、面白い、、、、?”
 全員に聞こえながら、それは涼宮に向けられたものだと何故か俺達はわかった。
 「面白いかって?そうね、昔はつまんなく感じたけど、最近は少し面白いわよ」
 涼宮はさっきより落ち着いたようだ。はっきりと不思議な”声”に対して返答する。
          ”貴方は、、、、今に、、、満足している、、、、?”
 今度は古泉に対してだった。
 「質問の意味がわかりませんが、今の自分の生活に対してですかね?それだったら十分満足ですよ」
 暗闇の中でも、古泉はさわやかスマイルなんだろう。声がいつもと同じ調子だ。大した奴だ。
         ”貴方が、、、望むものは、、、、何、、、、?
 佐々木にその声が問いかけた時、俺の手を握る佐々木の手に、力が入った。
 「今の時間。キョンといる今の私」
 俺は佐々木の手を握り返す。佐々木の気持ちが俺に伝わってくる。
         ”貴方の、、、、大切なものは、、、、、”
 俺への質問に、俺は返答する。
 「佐々木と俺の仲間たちだ!」
 
 
 「!」
 声の主が笑っているのがわかった。
           ”第二次因子固定”
 その言葉を聞きながら、俺達は意識が遠のいていった。


 「おい、涼宮。こんな空地に何か用でもあるのかよ」
 涼宮は古泉にある空地の前で自転車を止めさせた。
 「だって変じゃない。これだけ建物があってここだけ空地なんておかしいでしょ」
 別におかしくはない。何故なら、そこにはでかでかと「売地」と書かれた看板が立っているからだ。
 「老朽化か何かして、建物を壊したのでしょうね」
 古泉の言葉に俺は頷いた。
 「そろそろ行こうか。早く花公園を見たいし」
 佐々木の言葉にうながされて、俺はペダルを漕ぎ出した。
 
661この名無しがすごい!:2012/12/05(水) 06:03:27.45 ID:dEzeOA4+
もう12月か
662この名無しがすごい!:2012/12/05(水) 08:16:36.67 ID:OZ5byBsO
>>660
『転』の段階に入って来たか支援

キョンが佐々木さん真っ先に挙げてくれて嬉しい、第一因子は判明してたっけ?
663この名無しがすごい!:2012/12/05(水) 21:29:48.65 ID:gzGYNvRx
>>660
乙〜
声の主は『……』でもなく『――』でもないのか  誰だ?
664この名無しがすごい!:2012/12/05(水) 21:45:31.01 ID:OZ5byBsO
緑茶、コーヒー、紅茶、ココア
夜更かしのお供、もとい佐々木さんが夜中に勉強する時はどれを選びのだろう
665この名無しがすごい!:2012/12/05(水) 21:55:13.22 ID:DrZLVPeh
そういう時は結構気を付けてそうだなあ
666この名無しがすごい!:2012/12/05(水) 22:34:11.60 ID:SeEIOVn/
>>664
ココアとか可愛い
中学生の時にキョンの家でココア飲みながら勉強する佐々木さんと
高校のテスト勉強でキョンに再会したことを思い出しながら紅茶飲む佐々木さんが目に浮かぶ
667この名無しがすごい!:2012/12/05(水) 23:19:25.50 ID:SfYt627y
>>663の方へ ご指摘ありがとうございます。、、、ではなく・・・・が正しいです
間違えていました。
668この名無しがすごい!:2012/12/06(木) 07:45:36.70 ID:/oxs80Tq
九曜ちゃんかわいい
669この名無しがすごい!:2012/12/06(木) 18:47:51.49 ID:poLT5nMb
ココアにはカフェイン入ってるのかな?
どっちにしろ適量じゃないと勉強には逆効果だけど
670この名無しがすごい!:2012/12/06(木) 19:59:20.13 ID:/oxs80Tq
>>669
チョコにはカフェイン入っているのかな?
671この名無しがすごい!:2012/12/06(木) 20:31:01.72 ID:poLT5nMb
気になったので『カフェイン チョコレート』でググってみましたw
以下Yahoo!知恵袋(?)からコピペ

■コーヒー一杯(100〜150mg)
■インスタントコーヒー・一杯(66.0mg)
■紅茶一杯(60〜 75mg)
■コカコーラ一缶(340ml)64.7mg
■ココア一杯(13.0mg)
■ミルクチョコ(100g:20.0 mg)
■普通のチョコレートバー1本(50mg)

多少入ってるみたいですね〜
672この名無しがすごい!:2012/12/06(木) 20:36:37.50 ID:eq2+zp6u
佐々木はやはりカプチーノの泡でおひげを作って欲しい
673この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 00:31:01.58 ID:8IxjTmgb
自治スレでキャラスレはラノベキャラ板でやるように決めるから一応見といてくれ
一応、ただ案内リンク入れるだけで、強制削除・移転を行う予定はないが
自治厨独断で削除依頼されて削除人独断で消されることまでは止められないから
ま、少しは覚悟しておけ

文芸・書籍サロン 自治スレ
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1326760886/
674この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 00:42:07.82 ID:uAXblJa+
佐々木スレを目の敵にして粘着してくるキチガイって、えらく息の長いキチガイだな。
なにが彼をそこまで駆り立てるのか。
仕事しろよそんなことしてる間に
675この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 00:43:36.79 ID:z/oVjlIj
>>673
>キャラスレはラノベキャラ板でやるように決めるから
>案内リンク入れるだけで、強制削除・移転を行う予定はない

言ってること矛盾してるぞ
今回のはリンク入れるだけでノベルキャラ強制移動じゃないことを言っておく
676この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 00:44:52.06 ID:8IxjTmgb
自治厨が勝手に申請して勝手に決まりそうだから告知しに来たんだよ
ムキー言って叩くだけで自治議論に参加しないなら削除されるから覚えとけ
677この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 00:54:40.05 ID:D9HFAgSg
意味不明な強制削除・移転には反対だし、今のこのスレの状況じゃ移転候補先に
荒らしが立てたスレあるからいろいろ面倒だぞ。
678この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 03:12:35.98 ID:xsrRMg38
自治スレ見てきた よく分からない言葉が飛び交っていたので詳しくは理解できなかったが
どうもローカルルールに文芸キャラ板のリンクを入れるかどうかの議論らしい
それがなんで>>673の1行目みたいな文言になるのか? イミフ
あと、サロンは文芸雑談目的の板だそうだ
簡単に言うと文芸作品に関係ない場違いなスレでない限り削除対象にはならないらしい
何を理由にここが削除対象とされるのかこれもまたよく分からない

誰か分かる人教えてくれ〜
679この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 04:28:54.86 ID:Q3cBG5v5
>>678
自治スレの、案内リンク貼り慎重派より
今回の議論は実質ここから始まっていてhttp://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1326760886/42
(なお、このIDは佐々木スレ67の951)
その後、「キャラスレをキャラ板へ」を目的としたLR改訂が提案されるhttp://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1326760886/54
一ヶ月後、今までやっていなかったLRの復帰再申請が行われ、付随して、リンクを追加するかどうかの議論が本格化
そして、いつの間にやら、
もし「板違い」を理由に削除依頼を出された場合、その板へのリンクが貼ってあることで削除人の判断に影響が出るかどうかが論題に
そんな削除人がいたら削除人側がおかしいんだから、「影響は絶対出ない(削除されない)」と自信を持ってるリンク貼り賛成派と、
佐々木スレを板違いと判断した削除人が存在する以上は、「影響は出る(削除される確率は上がる)」と心配してる慎重派に分かれている
でもって自分だが、リンク貼り賛成派に、サロンだからキャラスレの移転はさせないという人がいる一方で、
キャラスレ追放を目標としている人が相変わらずいるから、どうも胡散臭さを感じて、慎重派に属してるというわけ
ID:8IxjTmgbもおそらく自分と同じで貴重な慎重派なんだが、さすがにやることは間違ってると自分も思う
夜分、長々とすみません
680この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 08:26:25.13 ID:4QUOXZWZ
     , -‐- 、、
.    〃   ; ヽヾ.
    ハミ((メノリ从))
    | i(| ┃ ┃ |!|
    | トリ、'' ヮ''ノl'!|
.   レ゙ {つ旦O リ 今年はサンタさんが来るはずなのです
.    とく_/__l_j>
681この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 12:14:52.81 ID:hNNU21nc
自治がどうのこうのより
このスレが移動するかどうかが問題
682この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 12:39:35.11 ID:zvhS86ez
>>680
     , -‐- 、、
.    〃   ; ヽヾ.
    ハミ((メノリ从))
    | i(| -:::::ニニニ||=====l メリクリ
    | トリ、i!ーi!ノl'!|
.   レ゙ {つ旦O リ
.    とく_/__l_j>
683この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 17:03:44.01 ID:5LKDiY0m
自治厨は議論する事や
スレの消長を左右することで
全能感を味わいたいだけ
684この名無しがすごい!:2012/12/07(金) 22:02:52.88 ID:Wy5w9GeV
眠いよ佐々木さん
685この名無しがすごい!:2012/12/08(土) 02:30:01.60 ID:qBnnUrN6
>>679
なんか厄介なのがいるおかげでややこしいことになってるのね
アリガトです

>>681
そうなのよね
少し早いかもしれないけど次はどうするか考えていたほうがいいかもね
懲りない馬鹿が自治スレを巻き込んで迷惑かけてるみたいだから今度も何するか分からんもんねぇ
議論は避難所の方がいいんでしょ?
686この名無しがすごい!:2012/12/08(土) 13:16:12.92 ID:oAMf6kRJ
で?移籍するの?
687この名無しがすごい!:2012/12/08(土) 22:23:49.81 ID:KUXX9h0p
佐々木さんのとこ、雪は積もりそうですか?
688この名無しがすごい!:2012/12/09(日) 00:08:26.12 ID:ai1KSoGK
寒くなりましたね佐々木さん
689この名無しがすごい!:2012/12/09(日) 20:27:45.01 ID:TuXIReel
キョン「佐々木のミニスカサンタコスだと?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1355048747/

朝倉さんスレになりそな雰囲気もあるので注意
690この名無しがすごい!:2012/12/09(日) 21:54:50.36 ID:yiF8jAho
>>689
誰が書いているんだ?
691この名無しがすごい!:2012/12/09(日) 23:29:12.41 ID:TuXIReel
途中放置されてるねぇ…
寂しいからもう寝よう、おやすみ佐々木さん
692この名無しがすごい!:2012/12/09(日) 23:53:48.88 ID:J1Ip8M9w
既にDAT落ち…
693 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:8) :2012/12/09(日) 23:56:15.31 ID:qPBgohNx
佐々木かわいいよ佐々木
694この名無しがすごい!:2012/12/10(月) 04:26:08.01 ID:GFHJ/E+y
佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜夏休み合同旅行その8

  
     ”国木田君、遊ぼう”
 
 夢の中で呼びかけられて目が覚めるなんて、変な話だけど、うとうとしていた僕は、それで意識が覚醒した。
 キョンは佐々木さんと花公園を見に行くと言って出かけ、涼宮さんは古泉君をつれてキョン達を追いかけて、
鶴屋さんは朝比奈さんと長門さん、朝倉さんを連れて買い物に出かけた。
 僕も誘われたけど、午前中に鶴屋さんとテニスをして、少し疲れたので別荘で休むことにしたのだ。
 鶴屋さんは頭もいいけど、運動神経も抜群で、体力だってアスリ−トクラスだし、何より行動力がある。本当にすごい
人だ。

 僕と鶴屋さんは小学校が一緒で、昔住んでいたのは鶴屋さんの家がある地区だった。
 一つ上の鶴屋さんは、僕にとってはお姉さんのような存在で、一緒によく遊んでくれた。そのころから鶴屋さんは今の
ような感じで、自由な存在、何物にも縛られない、僕にとって憧れの人だった。
 さっき見ていた夢はそのころの思い出だ。

 中学に入る頃、僕は引っ越して鶴屋さんとは別の中学校に通うことになった。
 だけど、時々は会うこともあったし、手紙のやり取りはしていた。
 中学生になると、心身の成長は進み、それに伴う感情も変化していく。
 僕の鶴屋さんに対する憧れの気持ちも少しづつ変容していった。

 中学3年生の時の事だ。その頃キョンは佐々木さんとの距離を縮めて行っていた。
 塾で偶然会い、それから話すようになったという二人の関係は、夏休みに入る前には、僕の目から見ても、とても親密な
ものに見えた。
 一度そのことでキョンと佐々木さんに、それとなく話を振ってみたけれど、その時は佐々木さんにうまくはぐらかされた。

 キョンと佐々木さんとの関係をみていると、本当に二人はよい関係だと思う。
 キョンは中学時代、自分のことをどちらかと言えば卑下していて、積極性に欠けていた面があった。
 だけど、高校に入学して、佐々木さんと文芸部に入り、行動を共にするようになって、キョンは変わった。
 中学時代のキョンの成績は低かった(そのせいでキョンは塾に行かされたのだけど)が、今のキョンは成績上位者で、佐
々木さんや僕に追いつくのも時間の問題だ。佐々木さんと一緒に塾にも通いだして、自分の意思で勉強している。
 それは間違いなく佐々木さんの影響だろう。お互いによい刺激を与え合う存在。
 キョン達は否定するが、理想の恋人たちとは彼らのことを言うのだと思う。

 僕は鶴屋さんに憧れている。それは尊敬できる先輩として、目標とすべき人物として、そして何より一人の女性として。
 その気持ちを僕はまだ鶴屋さんに伝えるつもりはない。
 僕は自分自身を成長させなければならない。すべてにおいて、まだ、鶴屋さんの存在は遠く感じる。
 でも、いつか僕は鶴屋さんの隣に並ぶ。そして、キョンと佐々木さんの関係のように、お互いがよい刺激を与え合い、共に
成長できるようになったその時こそ、僕は本当の気持ちを鶴屋さんに伝えるつもりだ。

 「お−い、国木田君、今帰ってきたっさ!」
 別荘の玄関の方で、鶴屋さんの声が聞こえた。
695この名無しがすごい!:2012/12/10(月) 06:50:36.72 ID:6oy8wmk+
おかえり支援
696この名無しがすごい!:2012/12/10(月) 20:24:02.83 ID:6oy8wmk+
連投は遠慮したいから、他の人も書き込みしてくれないとレスしづらいです佐々木さん…
697この名無しがすごい!:2012/12/10(月) 21:54:10.58 ID:n9YV4dIz
 ぷよ氏が描く佐々木さんを見て、是非佐々木さんの話も書いて欲しいと思う。
698 忍法帖【Lv=10,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/10(月) 23:55:13.15 ID:2+vEwN+U
佐々木は恋な女
699この名無しがすごい!:2012/12/11(火) 00:28:11.77 ID:NgVWUAar
ぷよは佐々木好きなきがする
森さんの次に
700この名無しがすごい!:2012/12/11(火) 07:07:25.49 ID:EfooSNX1
ぷよは、森さん、妹ちゃんの順かな
701この名無しがすごい!:2012/12/11(火) 08:18:12.99 ID:rCRbBN3N
森さんは被害者のレベル
佐々木さんはどの辺りに落ち着くのかナー
702この名無しがすごい!:2012/12/11(火) 10:56:33.78 ID:ZfbS+tS4
国木田もそうだけど本編で絡みがそこそこある真面目なキャラが好きっぽいね
で、そのキャラをいじって楽しむタイプじゃないかな

そうなると佐々木さんも被害者になる可能性大なわけだが……
あんなカッコやこんなカッコするのか
するハズだ、するといいなぁ、してくださいm(_ _)m
703この名無しがすごい!:2012/12/11(火) 12:24:18.23 ID:rCRbBN3N
晴れ着……いや、ウエディングドレスでお願いします!
704この名無しがすごい!:2012/12/11(火) 13:37:51.14 ID:W0JpEaVL
荒川さんはぷよで出てたっけ?
705この名無しがすごい!:2012/12/11(火) 14:13:27.79 ID:NgVWUAar
>>704
たびたび脱いでる
706この名無しがすごい!:2012/12/11(火) 20:49:31.19 ID:2Jh9kMCE
707この名無しがすごい!:2012/12/11(火) 21:23:00.62 ID:rCRbBN3N
>>705
脱がされると脱ぐの差は大きいなw
708この名無しがすごい!:2012/12/11(火) 23:53:42.21 ID:OiCqiA20
佐々木団、全員何かしらハルヒちゃんでいじる要素はあるっしょ。

個人的にはきょこたんのダメ暗躍っぷりを妄想している。
709この名無しがすごい!:2012/12/12(水) 00:56:08.63 ID:1sO8ktsJ
  佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜夏休み合同旅行その9

 別荘に戻ってきた俺達は、夕食を食べて、再び外出することになった。
 「実は今日は花火大会があるっさ」
 この保養地の名物である、海上大花火大会は、一万五千発の大輪の打ち上げ花火が夜空を彩る一大イベントだ。
 「この別荘は、実は最大の特等席なんだな、これが」
 それでいて、何故外出する羽目になったのか?
 「縁日に行くわよ!」
 要はSOS団長、涼宮ハルヒの提案があったからである。

 全員、浴衣姿に着替え、街に出ることになった。
 「お待たせ、キョン」
 浴衣姿というのは、美人が着ると実に良いものではあるが、朝顔模様の薄い蒼色の浴衣をきた佐々木の姿に、俺
は見とれてしまった。
 「どうだい、この浴衣。鶴屋さんが選んでくれたんだが、似合っているかい?」
 ああ、すごく似合っている。とても綺麗だぞ、佐々木。
 
 佐々木の顔が朱色に染まっていた。

 「キョン君、相変わらずだねえ。しかし、お姉さんも頑張って選んだ甲斐があるというものさ」
 女性陣の浴衣は、全部鶴屋さんが用意して選んでくれたものだ。長門も朝倉も、朝比奈さんや涼宮もよく似合って
いる。実に華やかで、女性陣を引き立てている。
 「いい光景ですね。皆さん、実に良く似合っておられますね」
 古泉も感心したように呟く。お前も涼宮の浴衣姿が見れて嬉しいだろう。
 勝ち誇ったような顔をして、他の女性陣の浴衣姿を批評している涼宮の姿を、古泉は見つめていた。

 「すごい人出だね」
 全くだ。予想はしていたが、ここまで多いとは。
 海浜公園とそれに隣接する第一道路を歩行者天国にしたお祭り会場は多くの人で賑わっていた。
 「はぐれないようについてきなさい!」
 涼宮はそう言ったものの、これじゃバラバラになっちまう。
 無数の屋台の前で、散々足止めをされ、買いすぎだろうというくらい物を買い(古泉は例の如く涼宮の荷物持ちである
)、それでもどうにか一緒に行動していたのだが、花火が打ち上がる時間が近づき、人の往来は増え、ついにバラバラに
なってしまった。

 「キョン、僕の手を離さないでくれよ」
 ああ。お前こそ、しっかり握っていろ。
 気づいた時には、俺は佐々木と二人だけになっていた。
 人ごみの中ではぐれないように、俺と佐々木はお互いの手を握って行動することにした。
 それにしても、、、、、
710この名無しがすごい!:2012/12/12(水) 00:59:21.00 ID:1sO8ktsJ
 「すまないね、キョン。大荷物を背負わせて」
 佐々木と俺で引いた当たりくじの屋台で手に入れたハロ-〇〇〇の特大ヌイグルミを背中に背負い、佐々木と手を繋いで
歩くことになるとは。まあ、佐々木が喜んでくれたからいいが。
 しかし、知り合いにはあまり見られたくはないな。なんと言われるやら。
 俺がそう思っていた時である。

 「おーい、キョン」
 聞き間違えるはずがない、今日の昼間に聞いた間抜けな声が俺を呼び止めた。
 「やっぱりお前もここの会場に来ていたか」
 ホテルの浴衣をきた谷口がそこにいた。
 一応お前が所属しているSOS団の団員たちも一緒に来ているぞ。会わなかったのか?
 「冗談じゃねえ。俺は彼女と来ているんだ。何であいつらに会う必要がある」
 そういう谷口の隣には、俺たちと同じぐらいの年の女性が立っていた。
 かなり長い、少し多すぎるかなと思わせる豊かな黒髪。整っていて美人と言ってもいいが、どこか眠たげな猫を思わせる
表情。ただ、その目は何か、そう、なんと言ったらいいのやら、何か不思議な感じがする。
 谷口、お前の彼女ってのは、その女性か?
 
 「ああ、そうだ。紹介するよ。光陽園の生徒で、俺たちと同じ学年の―」

 「―周防九曜」
 谷口の言葉を引き継ぎ、自分の名前を名乗ったその声は、表情同様、どこか眠たげに聞こえた。
711この名無しがすごい!:2012/12/12(水) 03:42:37.99 ID:V/FIRMKG
ぷよで佐々木出たの?
712この名無しがすごい!:2012/12/12(水) 08:01:26.87 ID:2jZ2gY1m
乙!
賑やかな場所で、はぐれないよう手を繋ぐのはやっぱり定番になるだけの破壊力があるからだね

>>711
みたいだよ
713この名無しがすごい!:2012/12/12(水) 21:12:26.06 ID:wmba69BS
>>710

三点リーダー(…)は『、(読点)』じゃなくて『・(中点)』を三つ打って変換すれば出てくるんだけど……
文章書くなら基本的な用法くらいは知っておいたほうがいいよ
714この名無しがすごい!:2012/12/12(水) 21:15:34.52 ID:RFcNtI2G
。じゃないのか?
715この名無しがすごい!:2012/12/12(水) 22:02:07.46 ID:E4pLTNNM
どっちでもでるんだな、初めて知った
716この名無しがすごい!:2012/12/12(水) 22:47:13.28 ID:1sO8ktsJ
>>713の方へ、教えていただきありがとうございます。下手くそな文章で、
すいません
717この名無しがすごい!:2012/12/12(水) 23:30:40.53 ID:2jZ2gY1m
大事に、大事にしていきたい
718 忍法帖【Lv=12,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/12(水) 23:57:46.70 ID:YFO6wAUv
佐々木かわいいよ佐々木
719hjk6896g:2012/12/13(木) 06:44:24.63 ID:rQFhCRLp
フェミニスト政党の候補者を落選させ女性専用車両を根絶しよう
「未来の党と公明党は男性を差別した政策主」

石原慎太郎さんが都知事時代に的確な問題提起をされていますので、皆さんも視聴しましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=U04E6G2Cy8o&list=PLC6839F661C03104D
720この名無しがすごい!:2012/12/13(木) 07:44:25.75 ID:VRU4ogOn
>>719
女性は社会で優しくされる代わりに、家で大人しく専業主婦やってろ
というのが古い考えの男の発想だったが

最近は違うのか
721この名無しがすごい!:2012/12/13(木) 15:33:23.54 ID:CwMkSQgi
事実働く女性は増えてるし昔と同じってわけじゃないな
まあスレチだしどうでもいいが
722この名無しがすごい!:2012/12/13(木) 18:50:41.30 ID:qMNwPYvt
今日は飛行機雲が空いっぱいに残ってましたですよ佐々木さん
予報通り雨が近そうです
723この名無しがすごい!:2012/12/13(木) 22:30:25.51 ID:qMNwPYvt
歯ブラシは柔らかめを使う佐々木さん
724この名無しがすごい!:2012/12/13(木) 22:34:08.44 ID:J3Ee4OAG
佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜夏休み合同旅行その10

 
 「だから、昼寝しないほうがいいと言ったんだ。お前は低血圧だから、目覚めは悪いし、まだぼうっとしてるだろ」
 「・・・あなたの言うとおりにすべきだった。でも、大丈夫。そろそろ―覚醒」
 周防と名乗った谷口の彼女の声を眠たげだと言ったが、本当に寝ぼけていたようだ。谷口の彼女だけあって、少々
変わっているのかもしれん。

 「初めまして。周防九曜です。私のことは九曜でいいです」
 本人が言うように覚醒したのか、急に語彙がはっきりしてきた。表情も明るくなり、成程、谷口が自慢したくなる
のもわかるような気がする。かなりの美人だ(まあ、佐々木の方が美人だと思うが、それは言うまい)。
 俺と佐々木もそれぞれに名乗り、挨拶を返した(その時、谷口が、俺のことはみんなキョンと呼んでいると九曜に
教えたのだが、要らんことは言わなくて良い)。それにしても、だ。
 「谷口、よくお前、こんな美人と付き合えたな」
 「私の方が声をかけたの」
 
 ・・・全くもって驚きだ。ナンパ失敗王の谷口が逆ナンされるとは。どこが気に入ったのだろうか?
 「面白そうな人だったから。行きつけのハンバーガショップで知り合ったの」
 ハンバーガショップ?光陽園の生徒のイメージには合わないような・・・
 「周防はファーストフ-ドが大好きなんだよ。結構なお嬢様なんだけどな」
 お嬢様?ますます持って、驚きだ。どこのお嬢さんだよ、一体。
 「テンガイグル-プって知っている?」
 「ええ、知っているわ。投資金融の大手だったわよね、最近急成長を遂げた」
 答えたのは物知りの我が親友、佐々木である。
 「いわば成金なわけ。だから気取るのは苦手。光陽も父が行けといったから行っているだけ」
 さもおかしいというように、九曜は笑った。
 「私は私の思うように行動したいの。ある程度は従うけど、本心を偽るのは馬鹿らしいわ」

 「そう思わない?」

 何故か、九曜は俺たちの方を、特に佐々木の方に視線を向けてそう言った。

 「そうね、九曜さんの言うとおりね。人にとって、自分の本心を誤魔化すことほど疲れることもないわ。その結果が
自分にとって、惨めで後悔することになるようだったら、尚更ね」
 佐々木の口元に、いつもの微笑が浮かぶ。
 「流れに任せるのは、やめたほうがいいわね。自分の気持ちを尊重する。それによって手に入る幸せがあるわけだし」
 
 その言葉を聞いて、まるで佐々木を真似るように、九曜の口元にも微笑が浮かんだ。


 
725この名無しがすごい!:2012/12/13(木) 22:53:03.98 ID:VRU4ogOn
おつ
726この名無しがすごい!:2012/12/13(木) 23:02:03.21 ID:qMNwPYvt
『承』の終わりみたいな印象
大きく動くのは次の次くらいかな?乙
727 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/13(木) 23:53:16.03 ID:V8Dxq1O0
最近は良いSSが多い
728この名無しがすごい!:2012/12/14(金) 00:36:39.26 ID:/mmQKJdZ
佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜夏休み合同旅行その11

 何故、あの時、本当のことを言わなかったのだろう。彼に余計な気を使わせたくなかったから?
 それなら、最初から彼の所へ行かなければよかっただけだ。
 流される人間?嘘だね。単に怖かっただけ。居心地の良い、彼といる空間を失いたくなかった。二人の間を変質
させることに怯えたのだ。
 現状維持、波風立てず、平凡に。

 あまり楽しくもない時も終わり、つぎの段階を迎えようとしていた時の直前、私は彼に会いに行った。
 偶然を装い、何気なく、ちょっとした報告。
 だけど、私は目にしてしまった。

 私はその場から逃げ出した。
 惨めな気持ちと、とてつもない、今まで必死になってごまかしてきた――後悔の念。

 その時、私の前に”彼女”が現れた。
 
 
 「それじゃ、失礼するわ、お二人さん。谷口君、行きましょう」
 九曜に促され、谷口は馬鹿面に緩みっぱなしの笑顔を浮かべながら、俺たちに手を振り、この場を去った。

 「面白い人たちだね」
 佐々木の言葉に俺は頷いた。谷口は俺に言わせれば、自覚無きお笑い芸人であるが。
 「キョン、僕らも花火を見に行こう。そろそろ始まるよ」
 そうだな。みんなももう別荘に戻っているかもしれないな。
 「そこじゃなくて、実は今日、君の後ろに乗っているとき、偶然目に付いたところがあって、どうやらそこは穴場
と見たんだがね。行ってみないかい?」
 成程、確かに行ってみるのも悪くなさそうだ。それじゃ、二人で行くとするか。
 俺と佐々木は手を繋いだまま、人ごみの中を、流れに逆らうように移動していった。

 佐々木の言うとおり、確かにそこは穴場であった。花公園に近い、海に面した小高い丘なのだが、周囲に建物が
あり、まるで目立たない。それでいて、丘に昇ると周囲の景色が見渡せて、視界が確保されるのだ。
 「ここからだと、花火が良く見えそうだね」
 周囲には誰もおらず、俺たち二人だけだった。
 佐々木の言葉と同時に、最初の花火が打ち上がり、大輪の光が夜空を明るく照らし出す。
 次々と花火は打ち上げられ、その度に光と闇が交差して、夏の夜空を彩り、夢のような美しさだ。
 「綺麗だね」
 ああ、そうだな。本当に綺麗だ。
 
 「キョン」
 佐々木と繋いだままの俺の手に力がこもる。
 「今日、僕はここに来て良かったよ。まるで夢の中にいるような気分だ」
 確かに幻想的だがな。だけど、佐々木。これは現実だ。お前がいて、俺もここにいる。美しいのは夢ばかりじゃ
ない。
 「そうだね。確かに君は僕の傍にいる。君とこの花火を見れて、本当に嬉しい」

  闇夜に瞬く花火の光が、佐々木の顔を照らし出す。
  心の底から嬉しそうな、俺が気に入っている佐々木の輝くような笑顔がそこにあった。
 
 
729この名無しがすごい!:2012/12/14(金) 01:38:58.87 ID:LJ+TCZMS
>>728
連続乙
最初は誰でも初心者なんだからどんどん聞いてどんどん参考にしたらいいよ
VIPならともかく、ここやハルヒスレは色々教えてくれる親切な人が多いからね

ちなみに
『・・・(又は。。。)』をまとめて変換すると(機種にもよるけど)二つ目位に『…』って出てくる
これが三点リーダー 長門さん含め、沈黙時に使ったりするのはこっち
小説なんか読むと『……』って二つ続けて使ってるのをよく見かけるよ
九曜さんの時は『ー(長音)』を変換すると出てくる『―(ダッシュ)』を二つ繋げて『――』
書いてる最中は『― ―』って別れちゃうけど書き込んだらきちんとなってる
参考にしてもらえれば(*´∀`*)
長々とスマソ
730 忍法帖【Lv=13,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/14(金) 09:22:34.17 ID:nxChmXqk
「ずっと友達でいられると思った」は時をかける少女の、アニメの主題歌でもあったなー
あれは二股交際っぽい雰囲気だったけど
731この名無しがすごい!:2012/12/14(金) 13:09:36.43 ID:/mmQKJdZ
>>729の方へ 教えていただき、ありがとうございます。文章を書くのは下手
なので、本当に助かります。
732この名無しがすごい!:2012/12/14(金) 15:43:51.07 ID:jQGA3N/V
三点リーダは2つ続けるのがデフォなんだけど
・・・・・と打って変換しても一発で……にならない
単語登録する以外になんかいい方法ないのかな
733この名無しがすごい!:2012/12/14(金) 15:45:20.85 ID:sGNNmpXr
ATOKだけど、
「てん」で「…」を何度も打ってると、
「てんてん」で「……」をすぐ変換するようになるね
734この名無しがすごい!:2012/12/14(金) 16:12:17.12 ID:7k3lToBp
単語登録すればいいじゃん
俺は、・で…、・・で……がでるように設定してるよ
735この名無しがすごい!:2012/12/14(金) 18:44:45.10 ID:Zfs2n8XZ
>>729乙乙
やはりというか、大きく動き出しそうな気配
だから今だけは二人水入らずの時間を噛み締めてほしい
736この名無しがすごい!:2012/12/14(金) 22:27:38.28 ID:L9m3zWlz
いろいろ勉強になるな
737この名無しがすごい!:2012/12/15(土) 01:48:16.18 ID:MdgEz6DN
どうしても出てこない人の名前なんかならともかく……わざわざ単語登録するほどのものかなぁ
その人の使用頻度にもよるけどね
単語登録に慣れちゃうと新しいパソコンに変えたときや違うパソコン使う時面倒になるんだよね
ATOKは知らないけど知り合いが使ってるBaiduも予測変換が便利すぎて他のが使いづらいって言ってた

それより少しずつ物語が核心に迫ってきてる気がする 楽しみ楽しみ
738この名無しがすごい!:2012/12/15(土) 02:39:24.59 ID:QGQ/q0ks
   佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜夢一夜その1

 キョンと佐々木さんが戻ってきたのは、花火大会が終わって、しばらくしてからだった。
 僕と鶴屋さん、朝比奈さん、それに長門さんと朝倉さんは、花火が打ちあがる前に別荘に戻って来て、涼宮
さんと古泉くんも少し遅れて戻ってきた。
 あの人混みの中じゃ、バラバラになるのは目に見えていたから、花火大会が始まる前に別荘に戻ってこよう
と鶴屋さんが言ったので、僕等はそうしたのだが、キョン達は二人だけで花火を楽しんできたようだ。
 
 戻って来た二人を見て、鶴屋さんはいつもの如く二人をからかったのだけど、僕が思ったのは、二人の雰囲
気が、少し違ったものになったということだった。
 もともと、キョンと佐々木さんはとても仲がよく、かなり親密な間柄だ。谷口なんか、佐々木さんのことを
「キョンの奥さん」なんて言っているけど、案外間違いじゃないと、僕でさえ思う。
 それが、何と言ったらいいのか……うまく言葉にはできないのだけど、絆がさらに深まったというか、一段
階進んだとでもいうべきか……
 中学生のときのプ−ルでの出来事を思いだすけど、何となく鶴屋さんのように、簡単にからかえないような、
そんな気持ちになった。

 花火大会から戻って来て、俺は古泉と国木田を誘って、ホテル『鶴星』の露天風呂で汗を流した後、別荘の
自分の部屋に戻った。
 それにしても、この部屋に戻る度に、強烈な違和感を感じる。洋風の建物と扉なのに、純和風の畳部屋。メ
イドさんが敷いてくれた布団。
 その布団に、身を投げ出して大の字になり、天井を見上げた後、目を閉じて今日のことを思い返す。
 花火の光が照らしだした闇夜の中に浮かんだ佐々木の笑顔は、本当に綺麗だった。この夏の、最高の思い出に
なりそうな気がする。
 だけど……

 これは誰にも言ったことがないのだが、時々俺は不安に襲われることがある
 高校に入って、俺は変わったとよく人から言われる。人間的に成長した、と。
 それは佐々木のおかげだと俺は思う。俺を親友と言ってくれる佐々木が一緒の高校にきてくれて、本当によかった。
 だからこそ、俺は佐々木の親友と呼ばれることにふさわしい人間になりたいと思っている。あの七夕の願いに書いたように。
 
 しかし、同時に得体のない不安に囚われる。それはいつか、佐々木が俺の傍からいなくなるんじゃないかというものだ。
 
 俺は佐々木に何を求めているのだろうか。時々、自分のことがわからなくなる。

 誰かが、扉を叩いている。
 俺は体を起こし、鍵を開けた。
 「さすがにまだ寝てないようだね」
 扉を開けて、顔をのぞかせたのは佐々木だった。
739この名無しがすごい!:2012/12/15(土) 07:34:48.17 ID:aMpaulPM
>>738
乙!
毎回楽しみにしてます

>>737
人のPCで小説なんて書かないと思うけど・・
まあ人それぞれなのかね
740 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/15(土) 07:35:44.92 ID:zMIxp2mu
おはよう
741この名無しがすごい!:2012/12/15(土) 07:38:23.53 ID:+H3Mx+Ay
お願いだから二人を引き裂かないで支援
742この名無しがすごい!:2012/12/15(土) 10:50:34.15 ID:ZZq3c3Dg
そういや、佐々木って何のために出てきたんだっけ?
743 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/15(土) 11:42:52.50 ID:UYpbH7AT
>>742
原作では佐々木の存在意義は全くない
744この名無しがすごい!:2012/12/15(土) 12:59:58.05 ID:ZZq3c3Dg
>>743
そうだよなあ
確か、最初凄い大物感漂わせながら登場してたけど
特に何かしたという記憶が無い
745この名無しがすごい!:2012/12/15(土) 17:53:28.16 ID:+H3Mx+Ay
今日は暖かいですね佐々木さん
マフラー要らないくらい
746この名無しがすごい!:2012/12/15(土) 22:56:01.63 ID:+H3Mx+Ay
保護色の衣装を纏う佐々木さん
747 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/16(日) 01:31:47.39 ID:q//UgK7w
佐々木はいらないキャラ
748この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 08:37:43.47 ID:0buw78IP
>>744
ただ、物語は驚愕だと三割程度は佐々木が中心で動いてるな
残り七割はハルヒだが
749 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/16(日) 08:47:14.14 ID:q//UgK7w
>>748
ないない
佐々木の存在意義はゼロだよ
750この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 08:56:29.43 ID:r4np10xR
>>739
いやいや、仕事の時の話だよ
何も『…』使う文章は小説だけじゃないでしょ
751この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 09:29:21.30 ID:tf/BHQuS
登場キャラ達を虫に例えてみようとしたけど、
みくる:セイヨウミツバチ(真面目で一生懸命、蜜を搾られたら一層集めてくる)
古泉:シロアリ(アリ塚を壊されてもせっせと修復)
しか思い付かなかった…
752この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 09:29:26.28 ID:3xJpjOC8
>>748
そうね ハルヒの精神をちょっとつついた程度かな
恋愛系でありがちなあからさまな対抗馬、って感じじゃなかったよね
さらにありがちな異性の幼馴染みって訳でもなく
国木田達を使って憂鬱の頃から伏線張ってた割にはハルヒと絡みがほとんど無く
他能力者達と違って対立する雰囲気も無し

改めてみると騒動の中心としてはやっぱり三割位の役割だったね
753 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/16(日) 10:04:38.23 ID:q//UgK7w
>>752
3割もねーよアホ
754この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 10:47:39.84 ID:MPZkGbkq
でも佐々木さん好きです結婚して下さい
755この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 12:51:47.52 ID:0buw78IP
>>753
いらないキャラかもしれない
しかし、僕っ娘は素晴らしい
756この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 15:59:22.45 ID:tf/BHQuS
>>754
あなたはキョンですか
YES→祝福します
NO→諦めてください
757この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 20:06:33.15 ID:MPZkGbkq
>>756
俺はキョンなんてけったいなあだ名認めたことは一度だってないはずなんだがな。
それに、祝福したって無駄だと思うぞ。あいつは恋愛は精神病の一種だって言う
ハルヒ的思考を持つ性別超越女なんだからな。
奴の言い分を聞けば、あの妙な男言葉は自分を異性だと相手に意識させない
為らしいしぜ。告白しちまったら、嫌でも異性と意識しちまうだろ?
それくらいは俺の傾けりゃ中身が転がる音がする気がするような頭でも
理解できるってもんだ。
つまり、俺は勝率0%のゲームをするつもりはないんだよ。ハルヒの
迷惑パワーでもあれば話は別なんだがな。
758この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 21:56:20.39 ID:tf/BHQuS
>>757
一般的にキョンというあだ名で呼ばれていますか?
YES→こないだあたしが告白した時は、「私はヘテロだから」って断られたのです……。だからさっさと告白してくるのdeath!⌒(`Д´)⌒
NO→新しい恋を探してください。そうdeathね、北高の涼宮ハルヒさんなんてどうでしょう?大丈夫、0%と表示されていても、実は小数点以下の確率で(ry
759この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 22:43:15.62 ID:MPZkGbkq
>>758
さて、どうだかな
お前が断られたのは、そりゃ、傷つけないようにした佐々木なりの気遣いなりじゃないのか?
恋愛感情は精神病の一種だってのは、あいつの弁だぜ。俺がやったって同じさ。
そして、Noでハルヒの名前がでるのはなぜだ。大丈夫の意味も分かりかねるぞ。
やれやれ、ああだこうだと理屈をこねて決心を避け続ける自分にため息がでるね。



・・そろそろやめますね
760この名無しがすごい!:2012/12/16(日) 23:10:11.59 ID:tf/BHQuS
俺もやめるね
というか風邪ひいたっぽいからもう寝ますおやすみー
761この名無しがすごい!:2012/12/17(月) 19:08:36.81 ID:9xgVNycg
力と技の佐々木さん
762この名無しがすごい!:2012/12/17(月) 22:02:38.16 ID:Rte2+ZMC
佐々木さんのキョンな日常 夏夢幻蒼〜夢一夜その2

  
 他の連中はもう寝たのか?
 「まさか。まだ、10時もないよ。君が寝ていないように、みんな起きているよ」
 何をやっているんだ?
 「涼宮さんの部屋に集まって、古泉君が持ってきた人生ゲ-ムで遊んでいる。盛り上がっていたよ」
 人生ゲ-ムね。生きているだけで、十分面白そうな連中の集まりに思えるのだが、ゲ-ムの人生を楽しむとは
何か合わない感じがする。
 「月並みな進学とか、就職とか出世とか、確かに涼宮さんや鶴屋さんには似合いそうにはないね。だけど、前
にも言ったとおり、涼宮さんは言動がエキセントリックなだけで、根は普通の女の子だよ。人並みに興味はある
はずだ」
 そんなもんかね。まあ、それなら、古泉にも希望はあるな。

 佐々木は、俺の部屋に上がり込むと、俺がしていたように、俺の布団の上に大の字になって、横になる。
 おい、佐々木。そこは俺の寝床なんだが。
 「自分のうちじゃベットだからね。こうやって思いっきり手足を伸ばして寝転がてみるのはいい気持ちだよ」
 やれやれ。なんなら、部屋を変わってもいいぞ。ロココ調じゃ俺も落ち着かないとは思うが。
 「相変わらずだね、君は」
 くっくっくっとおかしそうに佐々木は笑う。
 「キョン、そんなところにいないで、君もこっちにおいでよ。時間はあるんだから、ゆっくり話そうよ」

 俺と佐々木は寝っ転がったまま、いろんなことを話しだした。普段、こいつと一番話しているのに、しゃべり
だすと、本当にいろいろしゃべりたいことが出てくる。
 中学校の頃の出会いから、俺も予想していなかった一緒の高校入学を経て、文芸部入部や、涼宮たちとの出会
い。佐々木と共に学び、遊び、そして今日の旅行。
 まだ、高校生活一年の半分しか過ぎてないのだが、すごく充実した高校生活を送っている。それは佐々木のお
かげである。
 なあ、佐々木。
 「うん、なんだい、キョン?」
 ありがとうな、北高に来てくれて。お前が北高に入学してくれたおかげで、俺の高校生活は楽しいものになった
んだ。感謝しているよ。

 佐々木が俺に顔を近づけてくる。きれいに整った、美しい顔に、涙が流れている。
 佐々木。どうしたんだ?
 「・・・・・・礼を言うのは僕の方だよ、キョン。君がいなかったら、僕が北高へ入学しなかったら、こんな充実した
学生生活は送れないと思う。僕の決断は間違ってなかった。わた・・僕は嬉しいんだ」
 笑顔と涙が混じった佐々木の顔をそっとハンカチで拭いてやる。

 
763この名無しがすごい!:2012/12/17(月) 22:09:14.45 ID:Rte2+ZMC
 天井を二人で見上げていた。
 いろんなことを語り合って、時間はかなりすぎていた。静寂が周囲を支配していた。
 「何か、夢の世界にいるような気分だよ」
 花火の時もそんなことを言っていたな。
 「・・・・・・”現し世は夢、夜の夢こそは真”」
 それは江戸川乱歩の言葉じゃなかったか?お前から、昔聞いた覚えがある。
 「良く覚えてくれていたね。『幻影城の城主』を自称していた乱歩が好んだ言葉さ。現実と思ったものが夢で、夢と
思ったものこそが真実であるという、いかにも作家らしい言葉だね」
 まあね。だけど、佐々木。俺とお前がここにいることが、そして今までの時間が夢だったなら、俺は現実を拒否するよ。

 佐々木が俺の右手に、自分の左手を絡めてきた。
 「邯鄲の夢じゃないよね、今までの時間は」
 もちろん。大変なことも多いけど、俺とお前の時間は現実だよ。今までも、そしてこれからも。
 佐々木。
 「なんだい、キョン?」
 ”どこにも行くなよ”
 俺がそう言葉を続けようとした時である。
 
 
 「キョン!まだ、起きてる!」
 静寂をぶち破り、破壊せんばかりにドアを開けて、涼宮を先頭に、SOS団団員と文芸部部員が俺達の部屋に入り込んできた。

 ・・・・・・・・・・・・部屋に再び沈黙が降りる。

 俺と佐々木以外の人間に、俺達の姿がどのように写ったか、言わなくても想像は付くと思う。

 「何してんのよ、あんたたちは!!」
 涼宮の怒鳴り声が別荘中に響き渡った。

ほかの連中の反応は言うまでもない。
ここの部分だけは現実でなく、悪夢ぐらいにならないだろうか。
「キョン、ごめん。鍵をかけ忘れていたよ」
もはや、手遅れである。
764この名無しがすごい!:2012/12/17(月) 22:54:36.06 ID:9xgVNycg
惜しい…でも仮に邪魔が入らなくても、まだキスまでは行かなかった気がするな
支援
765この名無しがすごい!:2012/12/17(月) 23:04:12.36 ID:NYZRKyPK
原作では涙を見せなかったよね佐々木さん
766この名無しがすごい!:2012/12/17(月) 23:24:38.35 ID:GV6r93YO
やる夫スレのほうでこんなものが

    ト、                        ,、-'"´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ
    └'´ .      |              ─,、-'´                i
           ‖          ∠f込     勿´                l
        ─=  =─       ,イ   =_ト、_ ̄ ` ̄ ̄》            |
           ‖         /ゝ≠ゞ≠ゝ〆≠x、  へへ)の )イー‐:≪___  l
           |       .   /:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ:!.:.:.:.:.:.:i.:ゝ、| \マ( ヽ」 、        `` ‐ 、
  ヾ、              . /:/ i:.: :.:.:.:.:.:/`ヽ!.:.:.:.:.:.:|.:.|:!   \ヽ、ソ`ヾ ` ‐ 、        ` ‐ 、
                  :i |:.:.:.:.:.:.; 、,,__\i.:.:.|.:.|.:.:l|    \( のく>              ` ‐ 、
                      从.:.:.:.:./ ´ 斤刈.:. i.:リ.:|     \、ソ@)`               i
            っ             /.:.:.:ヽ/    以リ'j.:.:.:/.:/ l       《ヽ入ソノ`` ‐- 、._          l     ト、
                       :./::/込    ,,, /.:.:./.:/ |      ヽ ` ‐ 、      `` ‐- 、._     l     ヽ、」
                    /i.:.i.:.:.ハ`ー __,厶イ.:./__,.イ       ヽ   `‐、        ``    /
      ト、               八:i.:.:{.:∧_、_厶.:.彡'/.ヽ ヽ  \ ヽ、「     \             / /
       ヽ、_ゝ              ヾ '´     \   厶ィ⌒7イ\       丶             /
                             i ´          `‐\        \           l
                 ミ( ) (-) ノーく⌒)l              `‐ 、               `‐、ヽ
      |         ∠二〉ヽ、_人  ) ト l    /    l     i `` ‐- 、.____        `‐、         .
     ‖         ミ/ へ⌒ ) `‐ーく ̄ヽ  l    ノ   l  .l           `` ‐-  、._   `‐、       .
  ─=  =─    <三l ヽ┘イ ',/フプヽト:::::::::〉イ-lヽィ     l l .l   <>            ` ‐ 、   \
     ‖        /_「 入7ト\   \ノヽゝ /  L,ヘ  l   l                     ` ‐  ヽ
      |            ̄l し',ノ l ヽ   l    l    レL_,.イ /'"´ ̄',
             , -'´/ イ 入人ソ,ゞ ',  l    l        / /  ,、 `` ‐- 、
          , -'´ / // /レ´ヽ、ノ l ',. l    l    , - 、  l /   〉  ,、-'´l               _ , 、 -‐ー
        /  / / / / ,' l人ノ  ̄  ', !    l  ,-'´   \、-‐、-、' /   /       _ , 、 -‐ー ''"´
       / / /   / / ,' ,'l ',      ヽ、_ノl く    ヽ  \ ヽ 〉/_,、-‐''´_,、 -‐ー ''"´
       /// /   / / i l ヽゝ、_,、-‐ー- 、    l \      ,、-l_」ノ  ̄ ̄ ̄    く
      レl  ヽ',   / /  l l_,、-‐ー-、 ̄ ̄ ヽゝ  l  ヽl  /  ,イ',ヽ` ‐ 、.__,、-‐''"´ `` ‐- 、._
      l l   ヽi  ,' /    ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ       l   l /   / l .', \       ヽ   \   `` ‐- 、._     .
      lノ  /ノ  i,'           ヾ 、      l  ヽ-‐'"´  l  ', ヽ、__    ' ,    \
767この名無しがすごい!:2012/12/17(月) 23:54:07.84 ID:p0AYjgXo
>>766
相手がいないのは可愛そうだ
768この名無しがすごい!:2012/12/18(火) 00:06:01.20 ID:YLkJuhsW
俺がいるから安心して佐々木さん
769この名無しがすごい!:2012/12/18(火) 00:16:23.01 ID:TD6xEmZ5
>>761
佐々木さんはどちらかというと技偏重な感じがする。

>>764
いや、これはちょっと計算かもしれんよ。

>>765
驚愕のラストの挿絵の表情は切ない。
つーか話が進むごとに真面目な顔に変わっていくのがね…。

>>766
これは…。
祝福しないと。結婚には相手とそれが必要だ。
770この名無しがすごい!:2012/12/18(火) 00:21:55.58 ID:TkJVLmWL
>>763
何故ですか佐々木さん!何故そこで一番肝心な鍵をかけ忘れているのですか!
771 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/18(火) 03:31:19.01 ID:8PYhZO2o
>>766
おつ
772この名無しがすごい!:2012/12/18(火) 07:15:06.57 ID:+1XrvaB+
>>766素晴らしひ
誰か、誰か元画像を!

>>769
敢えて鍵を掛けなかったってことかな?佐々木さんなら有り得るのがなんとも
773この名無しがすごい!:2012/12/18(火) 16:15:13.96 ID:8YmOxPF8
>>766
素晴らしい
やる夫はいい仕事している
774この名無しがすごい!:2012/12/18(火) 21:48:02.25 ID:ChkJe/hj
3期がやるとしてもまだ佐々木でないな
アニメ4期って滅多に聞かないな
775この名無しがすごい!:2012/12/18(火) 23:46:56.48 ID:+1XrvaB+
佐々木さんと桃鉄をしてはいけない
佐々木さんといたストもしてはいけない



佐々木さんとドカポンなんて言語道断
776 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/19(水) 23:36:25.36 ID:tu8mR4aJ
佐々木はいらないキャラ
777この名無しがすごい!:2012/12/20(木) 02:10:17.62 ID:6C289rjZ
佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻想〜夢一夜その3

 
 流石にこの時間になると、みんな眠くなったのか、各自部屋に戻っていった。
 私も自分の部屋に戻り、柔らかなベットへ身を沈めた。
 あの後、一騒動だったけど、なんとか古泉くんが涼宮さんを落ち着かせ、とりあえず部屋に戻した。
 キョンと二人で手をつないで、布団の上に横になっている姿を見れば、まあ、誰でも勘違いはする。
 あんまり涼宮さんがうるさいので、キョンが少し逆ギレ気味だったけど、あれはおかしかった。

 闇夜の静寂の中で、私は今までのことを思い出す。
 最初の進学校を蹴り、キョンと同じ北高に来たこと。誰にでも、キョンを追って私は北高に入学した
と思われた。事実そのとおりなんだけど、キョンは気づいていない。
 それからの私の高校生活は充実している。それはキョンがいるから。北高に来ても、キョンがいなけ
れば、どこに行ったって灰色の高校生活だったと思う。


 そのために、”彼女”と契約した。もう惨めな思いは、自分を偽ることはしない。

 ”次元固定因子は・・・・・・どこで発生するかわからない。しかし第一次因子の・・・・・・発生箇所は判明して
いる”
 ”――鍵との接触は因子の発生を意味する。一次因子を固定する箇所は時空座標P-214ax―すなわち4月
のあの日”
 ”あなたの――望みを実行する”

 おかしな夢だった。声だけの夢なんて。
 そして、その内容をろくに覚えていないなんて。
 でも、あの声は、どこかで聞いたような気がする。それもつい最近・・・・・・

 部屋のカ-テンを開けると、今日も強い、暑くなるのを感じさせるような、強い日差しが差し込んできた。
 顔を洗い、朝食を取るために部屋を出ると、ちょうど部屋を出たキョンに出くわした。
 「佐々木、起きてたか」
 「うん、今、起きてきたところだよ。キョン早くから起きていたのかい?」
 「俺も今起きたところだ。夕べがやかましかったから、朝食に間に合うように起きれるかなと思ったんだ
が、どうやら起きれたようだ」

 キョンと一緒に食堂に行くと、まだ、誰も来ていなくて、私達二人は並んで席に座った。
 「おはようございます」
 新川さんとメイドさんが、挨拶をしてくる。私たちも挨拶を返す。
 「皆さん、遅くまで楽しまれていたようですな」
 少し、みんなはしゃぎ過ぎていたようだ。
 「たまにはいいものですよ。お友達との思い出ははかけがいのない宝物ですから」
 
 そう。新川さんの言うとおり、この夏の旅行は、私にとって、何より大切なキョンとの思い出になるだろう
 この時にしかない、永遠の一瞬。忘れることのできない、夏の記憶。


 
778この名無しがすごい!:2012/12/20(木) 08:42:08.20 ID:4EdCbWBA
最近出ているSSの作者は同じなの?
779この名無しがすごい!:2012/12/20(木) 12:18:55.58 ID:+f1138L1
おつおつ
佐々木さん頑張れ、もといもっと我を張ってくれていい

>>778
そうなんでない?最近いつもメ欄がsageだし

てことでSS書いてくれてる人、できれば半角のsageでお願いします
全角だと持ち上げ防止効果働かんのよ
780この名無しがすごい!:2012/12/20(木) 14:41:11.09 ID:gdOvdhc7
>>778 >>779
メ欄がsageの人?
どこの人のこと言ってるの?
781この名無しがすごい!:2012/12/20(木) 17:15:07.76 ID:R1ePgwnd
ggr
782この名無しがすごい!:2012/12/20(木) 21:13:47.81 ID:ufIlXxZM
実はペンネームが誠二だったり
783この名無しがすごい!:2012/12/20(木) 23:23:59.45 ID:+f1138L1
キョンのペンネームは八島丈
784 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/20(木) 23:30:04.95 ID:4EdCbWBA
八丈島???
785この名無しがすごい!:2012/12/20(木) 23:40:01.96 ID:ufIlXxZM
八丈島のキョン! あふりか象が好きっ 死刑! ぜっとぉ〜〜 禁断のぜっとおお
786 忍法帖【Lv=18,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/20(木) 23:49:45.68 ID:eQmOtE7U
キョンは笹を食べる
787この名無しがすごい!:2012/12/21(金) 03:14:32.50 ID:UhgkRMy8
佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜不機嫌な女神その1

 なんだか、あたしは不快な気分で目が覚めた。
 「おはようございます、涼宮さん」
 朝御飯を食べようと起きたとき、時計の針は9時近くになっていた。古泉君はあたしが起きるまで、待っていて
くれてたらしい。
 「おはよう、古泉君」
 古泉君は、いつものさわやかな笑顔だった。
 「涼宮さん、あまり気分が優れておられないようですね」
 まあね。昨日の夜、変なモノを見たから。
 「変なモノって・・・・・・ああ、ひょっとして彼と佐々木さんですか?」
 二人の名前、特に佐々木さんの名前を聞いたとき、私はイラっときた。

 SOS団員と文芸部の部員達も寝坊したらしく、食堂に入ったのはほぼ同じ時間だった。
 「おはよう、ハルにゃん」
 鶴屋さんは大きなあくびをしながら、挨拶してくる。その横にはみくるちゃんと国木田君が座っていた。
 優希と朝倉はあたしたちの隣の席、キョンと佐々木さんは――
 ”?”
 二人の姿が見えないことに、あたしは気づいた。
 「キョンと佐々木さんはまだ、寝てるの?」
 「いいえ。お二人は皆さんがたより早く起きてこられ、食事を済まされました」
 執事姿の荒川さんが答えてくれた。
 「二人はどこに行ったの?」
 「散歩してくると言われ、つい先頃出かけられました」
 「元気だね、あのふたりは」
 鶴屋さんが笑いながらそう言った。

 高校に入っても、中学時代の憂鬱な生活がさほど変わるとは思わなかった。
 ”この世の中に面白いことなんてあるのかしらね”
 あたしはすべてに退屈していた。部活も面白いものはなく、生徒の中にもあたしの興味を惹きつける
ような人間はいなかった。
 しかし、苛立ちの中で、あたしはアイツと――キョンと出会った。

 別に目を引くような、はっきり言えば、人並みの凡人顔のキョンは、最初に会ったときキョンがいた
潰れかけた文芸部同様、あたしの興味を引くような存在じゃなかった。
 しかし、キョンはあたしに、それこそ思考の大転換を促すようなきっかけをくれた。
 と、同時に、あたしは直感でキョンはあたしが作るクラブに不可欠な人間になると思った。

  だけど――
 
 キョンの横に常にいる存在――佐々木さん。
 キョンが最も大事にしている女性。

 そして、あたしの苛立ちの元。
788この名無しがすごい!:2012/12/21(金) 03:21:52.24 ID:UhgkRMy8
>>779の方へ、教えていただきありがとうございます。次回よりやってみます
。(今回は操作ミスで半角になっていません)
789 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/21(金) 07:18:29.58 ID:RXNMITp3
おはよう
790sage:2012/12/21(金) 10:26:15.54 ID:Afgdn2Jy
>>783 >>785
おまえら何歳なんだよw
791この名無しがすごい!:2012/12/21(金) 11:35:36.37 ID:0FEVuxTc
>>788
ん? パソコンで見る分にはちゃんとsagaってるけど? 他だと違うの?
まぁ、どっちにしろ>>790のせいで一気に上がっちゃったけどね

それにしてもこのスレも>>781みたいなのがいついちゃったか……
そういう言い方しないのがここの住人のいいところだったんだけどなぁ
792この名無しがすごい!:2012/12/21(金) 18:24:09.21 ID:/BlEFgcp
>>787
今までハルヒに衝撃与えるほどの絡みあったっけ?そのうち通しで読み直すかな支援

>>790
知識として知ってるだけだよ
793この名無しがすごい!:2012/12/21(金) 23:35:56.34 ID:UhgkRMy8
     佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜不機嫌な女神その2

 
 "だったら、お前が作ればいいんだよ。お前が面白いと思うような活動をするクラブを。人の敷いたレ―ルの上
を歩くんじゃなくて、お前自身がレ-ルを敷けばいい ”
 人が作ったものに対して、不満をいうだけのコドモだったあたしは、キョンのこの一言で目が覚めた。
 それはあたしにとって、衝撃的なことだった。
 不満があるならば、行動すればいい。探せばいい。なければ作ればいい。
 そういうことに気づかせてくれたキョンは、あたしが作ったSOS団には入ってくれなかったけど、古泉君や鶴屋
さんとも親しくなり、結果的にはSOS団との距離も近くなった。
 そのことは、あたしにとって楽しいことだった。

 だけど、キョンの横には常に佐々木さんがいる。
 二人は、恋人の関係だとは一度も明言していないけど、どう見たって恋人同士にしか見えない。
 二人の間にある強力な信頼関係。
 古泉君は、そのような信頼関係を持てる間柄であるのは羨ましい限りです、とあたしに話したことがある。
 あたしには、そんなに信頼できる親友を今まで持ったことがない。古泉くんが一番近いけど、キョンと佐々
木さんの二人の関係には遠く及ばない。

 正直、佐々木さんが羨ましい。

 二人の仲の良さを見せ付けられると、いつの頃からか、あたしは苛立ちを覚えるようになった。
 手に入らなかったおもちゃを、他の子供たちが持っていると何故か落ち着かない――そんな感じ。
 子供じみた感情は、あたしがまだコドモでしかないことの証なのかもしれない。

 鶴屋さんと仲がいい国木田君は、「キョンは佐々木さんのおかげで成長している」と鶴屋さんに言っていた。
 国木田君は、中学時代から二人のことを知っている。その国木田君が感心するほど、キョンは佐々木さんのおかげで
成長している。
 あたしはキョンのおかげで少しは先に進めたけど、何となく二人に引き離されていっている感じがする。
 置き去りにされたコドモ。二人に追いつけない。
 だから佐々木さんに苛立つ。

 キョンと佐々木さんの間にに入り込むのは不可能だと、みんなが思っている。
 だけど、そんなことはない、とあたしは思っている。
 あたしが作ったSOS団――今しかない高校生活を、あたしが生きる世界を面白く楽しくするためのクラブ。
 その中にキョンがいること。それはあたしにとって必要不可欠の要素である――そう確信している。

 その為にも――あたしは成長しなければならない。
 佐々木さんを超えなければ、キョンは手に入らないのだから。
 
794この名無しがすごい!:2012/12/21(金) 23:45:26.71 ID:/BlEFgcp
(´;ω;`)ヤメテ、ハイッテコナイデ
795 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/21(金) 23:51:11.77 ID:iq6/ES3P
おやすみ佐々木さん
796 忍法帖【Lv=19,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/21(金) 23:51:50.60 ID:e3YTtAKt
佐々木かわいいよ佐々木
797この名無しがすごい!:2012/12/22(土) 00:45:11.31 ID:5FCa2k1P
やる夫スレってゴミの集まりだろ
話し出すな糞ガッシュ氏ね
798この名無しがすごい!:2012/12/22(土) 01:03:26.76 ID:GREdVMhL
やる夫スレは、知名度のないAAでもガンガン引っ張ってくるからなー
799この名無しがすごい!:2012/12/22(土) 13:09:28.30 ID:mX2n8btW
佐々木の元ネタは剣客商売??
800この名無しがすごい!:2012/12/22(土) 13:28:38.08 ID:JSES0VWq
三冬さんはあれ男装なだけじゃないかな。
基本猪武者だし……
801この名無しがすごい!:2012/12/22(土) 14:56:20.31 ID:29knACMA
限定冊子のRainy Day読み返してたけど
普通に中学生男女の青春一ページ過ぎて、そりゃ周りも勘違いするなと改めて思ったわ・・・
802この名無しがすごい!:2012/12/22(土) 15:17:09.76 ID:7yk5wSr5
しかしキョンの鈍さはイライラするほどだな
私が佐々木だったら鳩尾にストレートを入れてる
803 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/22(土) 20:24:30.83 ID:oGcvbuMN
>>802
単に佐々木が眼中になかっただけでは?
804この名無しがすごい!:2012/12/22(土) 20:42:19.38 ID:7yk5wSr5
>>803
それこそナケル
まあ少し理不尽かもしれないけど、好意には気づいてほしいもんじゃん

女として見られてないことと女として見るなと言ったことの葛藤を書いたSSは
保管庫で結構見た気がするぜ
805この名無しがすごい!:2012/12/22(土) 21:39:06.14 ID:Xje1xs5j
  佐々木さんのキョンな日常〜夏夢幻蒼〜不機嫌な女神その3

 
 ”・・・・・・定外因子の発生――変動化界要因値上昇・・・・・・第17項―14項に伴う処置・・・・・
・潜在記憶保有素子者の希望により――不胎介入措置――実行。

 どうやら彼女が動き出したらしい。まあ、そうなるのは予想していたけど。
 ”契約”時、私はある条件を課した。それは”公平に、正々堂々と”というものだ。 
 彼女だけではない。彼と関わり合いができるほかの彼女達――その人達も排除はしなかった。
 逃げはしない。ごまかしもしない。正々堂々と戦って、彼を手に入れる。
 ”私”も忙しくなるだろう。だけど、誰にも邪魔はさせない。特に涼宮さんには、だ。
 つくづく面白いことになりそうだ。

 
 朝の浜風が、磯の香りを運んでくる。
 もう日差しは強くなっているけど、空気は心地よい。
 キョンと私は、朝食後散歩に出かけ、少し走って海岸まで足を伸ばした。
 一泊二日の短い旅行だったけど、この夏の日の、二人で見た花火の美しさは、私の記憶から消えることは
ないだろう。
 「今日で旅行も終わりか」
 「あっという間に時間が過ぎていったね」
 楽しい時は早く過ぎていく。思い出を胸に、少し名残惜しさを抱いて、私達は日常へ戻るのだ。
 「キョン」
 「何だ、佐々木」
 「機会があったら、またどこか出かけよう」
 私の言葉に、キョンは笑って頷いた。

 ”今度は君と二人だけで行きたいな”
 一番言いたい言葉は、心の中で、そっとつぶやいた。

 「お世話になりました」
 別荘のメイドさんたちに別れの挨拶をして、私達はマイクロバスに乗り込んだ。
 「それでは行きましょうか」
 新川さんが運転席から振り向いて、声をかけてくれた。
 
 私はキョンと並んで座席に座った。
 窓側の席から外に目をやると、美しい蒼い海と空が遠くまで広がっていた。
 真夏の夢のような幻想的な風景に、私は思い出を重ねる。そして願いをかける。
 私とキョンの未来が、この風景のように、どうか素晴らしいものになりますように、と。
806この名無しがすごい!:2012/12/22(土) 22:02:19.63 ID:CQ0iniYg
佐々木さん負けるな譲るな支援
807この名無しがすごい!:2012/12/23(日) 07:38:00.53 ID:OYFGmtjJ
>>804
>>803はアレな人だからそっとあぼんしてやってくれ

>>805
公平かどーかは疑問が残るけど支援
808 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/23(日) 09:51:56.01 ID:Qy5h03wC
>>807
キョンが佐々木眼中なしだったのは事実では?
憂鬱からその設定は一環している
809この名無しがすごい!:2012/12/23(日) 11:05:35.14 ID:6LpFDWlV
>>807
ちょっとでも否定的だとアレな人呼ばわりとか…
お前の方がよっぽどアレだよ
810この名無しがすごい!:2012/12/23(日) 11:20:29.52 ID:pI+0j7P1
過去ログ読めばわかるけど、そいつは何年も粘着してるアレな人だよ
811この名無しがすごい!:2012/12/23(日) 14:17:16.45 ID:JCcBhJX8
おおう、なんか私の発言で雰囲気悪くなってるなすまぬ
>>808
眼中にないのはわかってる!わかってるけれども……!
って感じだよだよ
812この名無しがすごい!:2012/12/23(日) 19:24:47.57 ID:2EL/Bv8K
あぼんワード秘匿のためどれとは言わないが、空欄にレスしないように

キョンはハルヒ以外の女性に対して美しい、あるいは可愛いはずと知識として知っているから、それに対し自然に見えるよう振る舞っている。
ほぼ唯一の例外が朝比奈みくる、という意見をどこかで見た記憶がある
813この名無しがすごい!:2012/12/23(日) 21:27:35.36 ID:hB8NVPQU
そう仮定しても面白くなりそうにないと思うんだけど
814この名無しがすごい!:2012/12/23(日) 21:33:21.98 ID:hB8NVPQU
すこし蛇足
漫画「花のズボラ飯」を読むとき
主人公の夫「ゴロさん」が実在しないとすると
ホラーになると書いているブログがあって
すげえ!と思った事がある
そういう、視点を変えただけで別の面白さを味わえる手合いとも思えないんだけど
815この名無しがすごい!:2012/12/23(日) 23:12:23.30 ID:2EL/Bv8K
ささくれが痛いよ佐々木さん

>>814
視点というか、そうでないとハルヒに都合が悪いからみたいなニュアンスだったように思う
あとみくる云々は別のとこかも;

なんかやたら眠い、おやすみなさいー
816この名無しがすごい!:2012/12/24(月) 02:18:13.30 ID:AClvSUdj
なるほど、解釈だということですか
しかし正確な表現を知りたいなあ

ちょっと極端な事を言うと
任意の物語の任意の登場人物は
実は感情が無いが感情があるフリをしているだけ
だと言えるわけで
ばれない演技と実質は区別が付かないんじゃね?

とかなっちゃうような
817この名無しがすごい!:2012/12/24(月) 06:19:48.11 ID:IxxyD/eo
>>811
キョンが佐々木に好意持ってないのが良いんだよな
818この名無しがすごい!:2012/12/24(月) 07:39:03.73 ID:qVZAv84E
屋根にうっすら雪が積もってるよ佐々木さん
ホワイトクリスマスなんて言うけど、雪が降ることはあっても積もったのを見るのは生まれて初めてです@九州

>>816
たとえ寝起きでなくとも、難しい問題ですね〜
ハルヒでは朝倉さん関連?キョンが言ったように感情があるフリだったのか、長門のように感情が育ってたのかは分からない
819この名無しがすごい!:2012/12/24(月) 09:49:19.66 ID:2xXbvH2f
>>809
新参さんなの?
過去スレ見れば『ちょっと』どころじゃないのが分かるよ
皆関わりあいたくないからはっきり言わないけどさ
そいつ実際にアンチスレ立てたり運営からID焼かれたりしたことのある荒らしだよ
見当違いなこと言う前にスレの事情位は知っておいたほうがいいよ
だから>>811も荒らしを相手にするのやめてくれよ


昔のSSで『キョンは鈍感じゃなくて従姉の件で恋愛に対し冷めた性格になっただけ』ってのがあったんだけどさ
トラウマのせいで『自分が恋愛対象になるわけない』って思うようになったっていうのだったんだけど……
実際そうならキッツイよねぇ
820この名無しがすごい!:2012/12/24(月) 12:35:13.10 ID:5KSaQfKo
>>819
>>811の人です、忠告ありがとう

薄々気づいてはいるけど恥ずかしい勘違いだと嫌だから素っ気ない態度を取る感じかか
だとすると佐々木さんは押しが弱いかもしれないかもしれないナケル
821この名無しがすごい!:2012/12/24(月) 13:13:37.83 ID:qVZAv84E
佐々木さんもキョンもいい加減頑固だものねえ
822この名無しがすごい!:2012/12/24(月) 16:47:23.17 ID:SzK9YCEv
濡れスケしても無反応で挙句の果てが「性別を超越している」だからな
佐々木自身が男に対してそういう風に見せようとしていた感があるだけに余計に悲惨
823 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/24(月) 17:37:40.91 ID:IxxyD/eo
>>922
キョンは佐々木眼中無しだからね
824この名無しがすごい!:2012/12/24(月) 23:04:26.56 ID:qVZAv84E
一夜漬けする佐々木さん









白菜を
825 忍法帖【Lv=22,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/24(月) 23:30:45.43 ID:ESvIWfXI
佐々木の言う「親友」は恋人関係に踏み込まず、なおかつ、他の女の子と付き合っても関係が続く関係のことかな?
キョンを親友と呼んだけど、キョンはハルヒとまだ正式に付き合ってないから、佐々木と関係が続いといる可能性もあるんだけど
826この名無しがすごい!:2012/12/24(月) 23:36:13.93 ID:AClvSUdj
>>824
なんで白菜?

しかしきゅうりや白菜は塩に漬けとくだけで乳酸発酵しておいしくなる件
827この名無しがすごい!:2012/12/25(火) 02:51:56.52 ID:CHnpsrDd
佐々木さんのキョンな日常  恋愛小説〜for You〜その1

 
 自律進化の可能性――彼女の観察。しかし、それは思わぬ事実をあぶり出し、また予期せぬ事態を招いた。
 もうひとりの内包者。”鍵”の扉。
 力はやがて消失し、世界は固定される。
 だが・・・・・・

 なぜ、彼女は契約したのか?愚問でしかない。その答えは私が一番分かっている。
 ”彼”の存在。私を変え、可能性を示した、謎を解く鍵。
 全ての勢力は、見誤っていた。ただ、二人を除いて――

 優希。その名前は彼と私の思い出。優しさと希望。自律進化の果てに生み出された私。
 そして力の行使者は私たちを呼び寄せた。

 夏休みも後半に入り、私は図書館に来ていた。
 勉強をしに来たわけではない。実は文化祭で出す予定の文芸誌の私の担当部分、すなわち恋愛小説が書きあがらない
ので、何か参考になる本はないか、探しに来たのだ。
 「あれだけ本を読んでいるのに?」
 朝倉さんは呆れていたけど、私はあんまり恋愛小説を読んだことがないのだ。私は知識を得るために読むことが多く、
小説はSFが一番好きなので、ある意味において苦手な分野なのだ。

 適度に冷房が効いた図書館の中に入り、受付の前を通るとき、私はいつもキョン君――彼のことを思い出す。
 中学二年生の時、私はここで彼と出会った。
 本の借り方がわからず、困っていた私を手助けしてくれた優しい男の子。それっきりここで会うことはなかったけど、
高校に入って、私は彼と再会して、今は一緒のクラブに在籍している。
 そのことはとても不思議な気がするのだ。

 現代小説のコーナーに行き、著名な女流作家の著作物が並ぶ上の棚に手を伸ばし、適当に何冊か取ろうとした時だ。
 「!!」
 本が私の頭上に崩れるように落ちてきた。
 思わず目を閉じる。
 
 「おい、大丈夫か?」
 恐る恐る目を開けると、本は床に落ちていて、私には一冊も当たっていない。
 「・・・・・・キョン君」
 目の前に彼の姿があった。
 
828 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/25(火) 07:37:37.92 ID:+JEUpg41
メリークリスマス
829この名無しがすごい!:2012/12/25(火) 16:38:12.41 ID:0Ot1F3i2
>>826
830この名無しがすごい!:2012/12/25(火) 18:35:10.93 ID:iY8pdzxw
>>826
なんとなく浅漬けといったら白菜のイメージがあっただけですよ

>>827
ながもんパートみたいね支援
831この名無しがすごい!:2012/12/25(火) 23:53:26.63 ID:iY8pdzxw
底冷えしますよ佐々木さん
832この名無しがすごい!:2012/12/26(水) 06:29:32.97 ID:NV4IZ7ih
佐々木さんのキョンな日常〜恋愛小説〜for You〜その2

 
 「どうしてここに?」
 「妹が借りた本を、頼まれて返しに来たんだよ。そうしたら長門の姿が見えたんでな。声をかけようと思っ
たら、本が長門の上に落ちてきたんで、少し慌てたけど、まあ、良かったよ」
 「ありがとう、助けてくれて」
 お礼を言って、私はふと、思う。佐々木さんも一緒に来ているのだろうか?
 「キョン君、一人で来ているの?」
 「ああ。妹の奴、自分はミヨキチ、って妹の同級生なんだが、そいつと遊びに行ってな。後始末は兄貴に押し付け
たわけだ」
 笑いながらそう言う彼を見て、つられて私も笑うと同時に、佐々木さんがこの場にいないことを知って、ホッとし
た気持ちになった。

 「文芸部誌の原稿か。そういえば長門は恋愛小説の担当だったな」
 「うん。でも、私はSFだったらなんとか書ける自信はあるけど、恋愛小説はちょっと・・・・・・」
 「SFは佐々木の担当だったな」
 「本当は変わって欲しかったけど。佐々木さんの方が恋愛小説はうまく書けるような気がする」
 何しろ、佐々木さんの傍には、あなたがいるわけだし。
 「う〜ん、どうかな。いろんな本を読んでいるけどな。ただ、中学校のとき、あいつ、『恋愛感情は精神病』だなん
てことを言っていたけどね。今はどう考えているかわからないけど」
 おそらく、その言葉は今の佐々木さんには過去の事だ。何故なら、彼女は今まさに恋をしているからだ。

 受付で手続きをして、本を借りて図書館を出ようとしたとき、タイミングが良いというか、悪いというか、私のお腹の
虫が、結構大きな音を立てて鳴った。
「・・・・・・」
 恥ずかしくて、顔が朱色に染まるのが自分でもわかった。
「昼ごはん、まだだったのか?」
 黙って私は頷く。
「俺もまだなんだが、長門。よかったら一緒に食べないか」
 彼の提案に少し驚いたが、私は強く首を縦に降った。

 話が決まり、その場から去ろうとした時だ。
 小さな男の子と女の子が、受付にやってきた。
 「ここでてつづきをしたら、本をかしてくれるんだよ」
 「ほんとう?」
 「うん。ちょっとまっててね」
 その光景は、まるであの日の彼と私の姿のようで、知らず知らず口元が緩んでいく。
 浮かんだ微笑みを、私はそっと手で隠した。
 
833この名無しがすごい!:2012/12/26(水) 11:45:35.58 ID:fQ9z7uCf
乙乙乙
なんかもどかしい雰囲気が続くなあ
834この名無しがすごい!:2012/12/26(水) 12:43:22.47 ID:LIOAFjcW
妹ちゃんに加えて佐々木さんもずっと一緒
女性に慣れ過ぎてるのも考えものだね支援
835 忍法帖【Lv=23,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/26(水) 18:37:47.71 ID:NWAxbrCG
妹の名前がないのは小説として問題だと思う
836この名無しがすごい!:2012/12/26(水) 22:45:06.63 ID:jQheNCOQ
ほぼありえないだろうけど、SOS三人娘+佐々木+ヤスミで遊んでいる様子見たかったな。
今月のツガノのカラー見てそう思った。

佐々木さんのナマ足はホント眩しい…。
837この名無しがすごい!:2012/12/26(水) 23:37:21.85 ID:oJl/mbH8
消失ラストみたいね乙
何となく有希ちゃんと同じ世界と捕らえていいのかな?
838この名無しがすごい!:2012/12/27(木) 02:31:03.89 ID:34VmtE/L
佐々木さんのキョンな日常〜恋愛小説〜for You その3

 「お昼、何食べようか?」
 「長門の好きなものでいいぞ」
 私の一番好きな食べ物――それはカレ-ライスだ。
 「俺もそれでいいよ。最近食べてなかったから、ちょうどいいや。あ、そうだ。長門、新しくできた店が近くにあるんだが、
そこに行ってみないか?」
 
 彼が連れてきてくれた店は、インド料理人が作る本場のカレ―を出す、インド料理店だった。
 こういう店に来るのは、実は初めてのことである。私が普段食べているカレ-はいわゆる日本のカレーで、エスニックのカレ
―は、食べたことがない。
 店の入口にランチのメニュ-が出ていたが、想像していたよりもずっと安い。
 中に入ったとき、店内は既に満席だったが、程なくして窓側の席が空き、私と彼は向かい合って席についた。
 彼はひき肉と茄子のカリー、私は豆のカリーを注文する。
 初めて食べたインド料理は、辛さは強くはなく、とても食べやすくて美味しいもので、付け合せのタンドリー
チキンとミニナン、食後のラッシーまで、二人共あっという間に食べてしまった。
 
 「ごちそうさま、キョン君。でも本当にいいの?」
 「きにするなよ。誘ったのは俺だしな」
 昼食の代金はみんな彼が払ってくれた。
 「ありがとう、とっても美味しかった」
 「どういたしまして」
 二人並んで歩き出す。夏の眩しい光の下も、彼と一緒に歩くと、それほど暑いとは感じなかった。

 「猫は元気にしている?」
 「シャミセンか?元気にしているよ。順調に大きくなっているよ。妹が時々おもちゃにしているけどな」
 「今度見に行ってもいい?」
 「ああ、構わないよ。元はといえば、長門が拾ってきた猫だ。見に来たいときに来ればいいよ」
 彼と他愛ない話をしながら、街並みを歩く。普段歩き慣れている場所が、彼と一緒に歩くと、まるで違った風景に見える。
 いつも彼の横にいるのは佐々木さん。でも、今、彼の隣を歩いているのは私。
 気分が少し高揚する。

 信号待ちをして、横断歩道を渡ろうとしたときだった。
 猛スピードで、車が走ってきた。
 「危ない、長門!」
 彼が叫ぶと同時に、手を伸ばして私の体を抱き寄せた。
 信号無視の暴走車は、そのまま走り去った。
 「なんて危ない運転をするんだ!」
 彼が抱き寄せてくれなかったら、私は車にはねられていたかもしれない。
 私を抱きしめる彼の腕に、力が入っている。
 「大丈夫か、長門」
 私は無言で頷く。
 彼の力強さを感じて、頭の中がボウっとしたような感じになり、顔が熱を帯びていた。
839この名無しがすごい!:2012/12/27(木) 18:17:57.58 ID:X8xYxorf
なんかキョンの言葉や行動に違和感あるなー
長門も改変に一枚噛んでるみたいだし、そのへん関係してくる?支援で
840 忍法帖【Lv=24,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/27(木) 19:55:21.47 ID:FlQd5Lc0
>>837
ユキちゃんと似た世界かも
841この名無しがすごい!:2012/12/27(木) 21:01:25.80 ID:X8xYxorf
新しいカレンダーに替えたら、以前は日曜が左端だったのに右端になって変な感じです佐々木さん
842この名無しがすごい!:2012/12/27(木) 22:16:16.34 ID:9ykCHxuJ
とりあえず語尾に佐々木さんて付ければクソみたいなチラ裏を書いてもいいみたいな風潮が嫌です佐々木さん
843この名無しがすごい!:2012/12/27(木) 22:41:41.49 ID:L7/5KHbC
佐々木さんが神になった世界ではみんな日々の報告と感謝を
佐々木さんに捧げるのですよ!

と橘京子さんが暴言を吐いている姿を想像してみた。
844この名無しがすごい!:2012/12/27(木) 22:53:06.99 ID:X8xYxorf
>>842
文句言うくらいならネタを振ってくれ
つーか振れ

>>843
笑顔でハリセン握り締める佐々木さんが後ろにw
845この名無しがすごい!:2012/12/27(木) 22:53:58.88 ID:9WgwwR8b
佐々木さんなら困った笑顔で済ませそうな
846この名無しがすごい!:2012/12/27(木) 23:05:46.18 ID:9ykCHxuJ
>>844
当事者がいうセリフじゃないよね馬鹿かてめえは
日記帳にでも書いてこいよ能無し
847この名無しがすごい!:2012/12/28(金) 00:48:21.73 ID:+BO1x9x9
佐々木さんのキョンな日常〜恋愛小説〜for you〜その4

 
 愛がすべて綺麗なものとは限らない、とは昔読んだ本のセリフ。歪んだモノもあれば、宝石の様に輝いている
モノもある。
 キョンの愛は暖かく優しい、でも時には自己犠牲も厭わない、激しく強いものだ。

 キョンから愛された二つの存在。一人は涼宮さん。そしてもう一人は長門さんだ。
 キョンは強大な相手にも、長門さんのためならば立ち向かおうとした。涼宮さんや、”私”に注ぐ優しいものと
は違った、彼の愛の形。
 その愛を受けて、彼女は一つの進化を遂げた。彼女を生み出した存在にとって、予期せぬ事態。そのことが、”
彼女”を私の前に出現させた一因でもあった。

 「あんた達、道の真ん中でなにやっているの!」
 聞き覚えがある、少し怒気を含んだような声に、私はハッと我に返る。
 涼宮さんと古泉君が、並んでそこに立っていた。
 「あ、ご、ごめんなさい」
 慌てて彼の腕の中から離れる。顔が恥ずかしさで真っ赤になっているのが自分でもわかる。
 「道端で何イチャついているのよ」
 涼宮さんの言葉には、随分刺があった。
 「涼宮。お前が何を勘違いしているか知らないが、長門は今車にはねられそうになったんだ。それを助けただけだが」
 心なしか、彼の言葉に憤りのような物を感じた。
 「それは危ないところでしたね。お怪我はされていませんか?」
 古泉君が心配そうな表情で訪ねてくる。
 「大丈夫。キョン君が助けてくれたから」
 ようやく私も落ち着いた気分になった。

 「不思議探し?」
 私と彼、涼宮さんと古泉君は、暑さを避けて喫茶店に入っていた。
 「ええ。夏休みも後半ですし、秋にある学園祭に向けて、映画制作と同時に、SOS団を広く世に知らしめるための
目玉が欲しいと涼宮さんが言われましてね。鶴屋さんと朝比奈さんはちょうど用事がありまして、僕と涼宮さんで探
していたのですが」
 「・・・相変わらず、漠然としているな。涼宮、お前の言う不思議なもの、って何なんだよ」
 「もちろん、私と世の中をワクワクさせるようなモノよ。宇宙人でも超能力者でも、異世界人でも超古代文明でもい
いわよ」
 「お前な・・・そんなものがこの辺に転がっているわけがないだろう。いるとしたらお前の頭の中だけじゃないのか?」
 彼の呆れたような、涼宮さんに対するツッコミに思わず笑いそうになった。

 「じゃあな。古泉、適当なところで切り上げたほうがいいぞ。この炎天下の中を歩き回っても、何も見つからんぞ」
 「何言ってるのよ、キョン。河童か幽霊ぐらい出てるわよ」
 「河童もこの暑さじゃ水の中だろ。幽霊も出るとしたら夜だろうな」
 古泉君は、彼と涼宮さんのやり取りを苦笑して聞いていた。
 
  涼宮さん達と別れ、再び彼と二人で歩き出す。
 「キョン君、今日は助けてくれてありがとう」
 鮮やかな夏の緑葉が映える並木道の下を歩きながら、私は改めて彼にお礼を言った。
 「何、当然のことをしただけだ。長門に怪我がなくて良かったよ」
 彼の笑顔を見て、私は嬉しくなり、同時に少しだけ切なくなる。
 佐々木さんは、彼のこの笑顔を、彼の一番近くで見れるからだ。

 
848この名無しがすごい!:2012/12/28(金) 00:59:56.92 ID:4oc5dxcz
ID:9ykCHxuJへ
すまんがここでそういう暴言はくのやめてくれる?
佐々木さんに語りかける言い方は前からの習慣なんだし、君の書き方の方がよほど不愉快だよ
君一人のわがままで自分も含め他の住人が嫌な気分になるのはいただけないな
最後に佐々木さんをつけて語りかける習慣が嫌ならこのスレに来るべきじゃないよ

>>844も煽り返すような書き方やめようね
849この名無しがすごい!:2012/12/28(金) 01:29:39.92 ID:4oc5dxcz
おっと、SS更新来てた
>>847
ただ、時々途中まで誰の独り言(?)か分からなくなる時がある……のは自分だけ?
850この名無しがすごい!:2012/12/28(金) 02:55:23.93 ID:ZS82UZKW
おそらく最初の2パラグラフは佐々木視点でそれ以降のは長門視点だろうか。
確かにちとわかりにくいから何かしら区切りつけた方がいいのかもしれない。
851この名無しがすごい!:2012/12/28(金) 06:48:01.49 ID:ve9Slt7M
それを読み解くのもまた楽しってね、乙乙

カレンダーの件をちょっと視点を変えてみたら〜みたいなネタで考えてみたけどちっとも思い浮かばない、やっぱり俺はもう涸れたようだ(´・ω・`)
852この名無しがすごい!:2012/12/28(金) 07:59:33.21 ID:77F1EzBW
これから佐々木の感情と有希パートを同時進行するってことか
853この名無しがすごい!:2012/12/28(金) 19:11:29.57 ID:ve9Slt7M
松井引退がトップニュースになってるのに飽きれる佐々木さん、しかしキョンはあのスレのキョンだった
さあどうなる?
854この名無しがすごい!:2012/12/28(金) 20:27:36.28 ID:ZS82UZKW
まとめの方にSS上がっているね。
規制かなんかでここに落とせない方なのか?
855 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/28(金) 20:56:52.68 ID:9MQYm63o
松井引退するのか?
856この名無しがすごい!:2012/12/28(金) 21:17:47.65 ID:ve9Slt7M
>>854読んで来た
教えてくれてさんくす

嫉妬で酔い潰れるキョンがちょっとダメ人間入ってるな
交友復活しても、佐々木さんに愛想尽かされないか心配だw
857 忍法帖【Lv=25,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/28(金) 23:42:50.73 ID:IU/XKZE4
佐々木かわいいよ佐々木
858この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 10:03:22.52 ID:MMpozZe+
漫画版だと佐々木さんがキョンの部屋に来たとき、床じゃなくてベッドに座ってるのな
それであのセリフ回しは誘っているようにしか…
859この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 11:04:03.87 ID:OSHtYn6b
素直に本能に身を任せれば良かったんや!
860この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 11:16:39.24 ID:9jouKbnW
       佐々木さんのキョンな日常〜恋愛小説〜for You〜その5

 
 気がつくと、私の住むマンションの前まで来ていた。楽しい時間、長く続いて欲しいと思う時間ほど速く過ぎて
しまう。
 彼は私を心配してここまで送ってくれたのだ。
 彼にとっても、私にとっても予定外の時間。それでも、今のこの時間は大事なもの。
 「それじゃ、な。長門」
 マンションの入口で、彼のさよならの言葉。楽しい時間の終わりを告げる言霊。
 
 ”もう少しだけ”
 「今日はありがとう。カレ-、とても美味しかった」
 「気に入ってくれたら良かったよ」
 「それと、私を助けてくれてありがとう」
 「長門が無事だったのが、今日の一番良かったことかな」
 「キョン君に助けてもらったのは、これが二度目」

 私の口から、無意識にあの日の思い出が口に出る。

 「中学生の時、今日行った図書館で、私が本を借りようとしたけど、借り方がわからず、困っていたのを助けて
くれた男の子がいたの。ちゃんとお礼を言いたかったけど、それから会わなくて・・・・・・でも、高校に入って、文芸
部に入学してくれた人を見て驚いた」
 私の会いたかった人。七夕に願いをかけたこと。
 
「・・・・・・そういえば、中学校の時、あの図書館でそんなことをしたな。困っていたんで、お節介かなと思ったけど
借り方を教えたんだが・・・・・・あれは長門だったのか」
 彼は忘れてはいなかった。覚えていてくれたのだ。
「不思議な気がするな。あの図書館で、偶然出会った長門と一緒の学校に行って、今は同じ文芸部にいるなんて」


 人の出会いは、偶然なのか、それとも必然なのか。
 彼と出会い、助けられ、いくつもの思い出が生まれていく。
 「ご機嫌ね。何かいいことがあったの?」
 朝倉さんにそう聞かれるほど、私の表情は緩みっぱなしだったようだ。
 
 晩御飯を食べて、食器を洗い、お風呂に入った後、私はパソコンをたちあげる。
 文芸部誌の小説。私が書く恋愛小説。
 『for you〜あなたへ届ける想い』
 偶然出会い、再会する女の子と男の子。何気ない、でも宝石のように輝く大切な日常の時間。
 今まで書けなかった文章が、魔法の様に私の指先から紡ぎ出されていく。

 彼と私の物語は、これからどうなるかわからない。
 思いは届かないかもしれない。けれど、今のこの時間はかけがいのないもの。その思い出を少しづつ積み重ねていこう。



 >>850 の方へ 助言ありがとうございます。なかなかうまく書けなくて、読みにくい文章を読んで
いただきありがとうございます。
861この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 12:38:06.11 ID:ya/R3yIQ
『驚愕』読んだら、ハルヒ、キョンに果てしなくムカつくのは何故だろう?
ここで、よく訓練された佐々木好きを見ていると、胸が熱くなるのは何故だろう?
どうやら俺は、佐々キョンが好きなようだ。
862この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 13:45:10.38 ID:kmmIAiTr
>>860
863この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 15:17:23.31 ID:OSHtYn6b
>>860
長門のターンは一先ず終了?実はこの時の○○を○○されてたりなんかするのかな乙ー

>>861
いろんなとこの様子を見て、読むの拒否した人がここに一人
864この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 15:57:39.76 ID:k7QRrs0t
驚愕は佐々木がキョンへの気持ちに対して踏ん切りをつけた感がして寂しかったです佐々木さん
865この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 17:02:26.68 ID:ya/R3yIQ
原作だと、最初から勝負にすらなってなかったからな。長門も佐々木も。
そのぶん、β世界で愛してやりゃいいさ。その為の二次創作なんだし………。

佐々木ときょこたん、古泉とキョンで、まったり年末ネタ書きたいんだが、許可を。
CPは、佐々木→←キョン。きょこたん→古泉→森。悪いが他は書かん。
866この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 18:40:20.68 ID:ya/R3yIQ
『Virtual Insanity』

side K

キョン「………………」
古泉「カップ蕎麦も、なかなかですねぇ。」
12月31日。年の瀬。SOS団の年内の活動は終了。俺は喜び勇んで引きこもっていたんだが………何故か訪ねてきた古泉と一緒に過ごしていた。
妹や家族は二年参り。古泉だって他に予定がありそうなもんだがね。
こうしてカップ蕎麦を啜りながらTVを見て過ごす。古泉は何が楽しいのか、満面の笑顔である。
「………初めてなんですよ。こうした、友人と過ごす年末なんて。」
「そうかい。」
こいつもいつも大変だからな。どうせ暇だし、付き合ってやるのも吝かでないか。
いつもがイカれ過ぎてるからな。たまにはこうした時間も必要だ。

SIDE S

「佐々木さーん、蕎麦が出来ましたよ。」
「………ありがとう。でもわざわざ私を招待してよかったの?年の瀬なのに。」
「はい!」
橘さんは、私を見る。…………満面の笑みなんだけど、なんかね………。
あの世迷い言のような話もそうなんだけど、彼女はどうにも私を実像以上に評価し過ぎているきらいがある。
盲目的といっていいのだろうか。私みたいに退廃的な精神状態だと、それはそれで危険なんだけど。
せっかくの同級生のお誘いに、こんな考えが浮かぶ自分も、大概まともだとは言い難い。
今を楽しむべきなんだろうな。

僕達(俺達)は、奪うばかりで与えようとしていないのだから。
867この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 19:15:45.75 ID:OSHtYn6b
お、支援ですかな!?楽しみに待つですよ
868この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 19:23:05.81 ID:ya/R3yIQ
SIDE K

だらだらとTVを見て、ゲームに興じる。男友達同士の退屈な時間。古泉は笑顔だ。
「…………つまんねぇだろ?」
「いえ?新鮮ですよ。日頃が日頃だけに、ちょっとした非日常です。」
ハルヒの事で、こいつは本当に大変だからなぁ。こいつの日常ってのは、やはり大変なものだ。だからって、俺が何かしてやる資格もないんだがな。
「そうかい。………すまねぇな。あんまり盛り上げてやる事も出来なくて。」
「いえいえ。」
古泉は、また笑顔を見せた。………古泉の携帯が見える。待ち受けにあるのは………
………やっぱり、こいつも高校生なんだな。安心すると共に、親近感が湧く。
何故か、不意に同窓会の時に親友に言われた一言を思い出した。

SIDE S

日頃親しいとはいえ、何故年末に彼女の家にいるのだか。
それだけ彼女に親しい友人だと思われているのか、それともまた、あの世迷い言の続きなのだろうか。
春のあの狂気じみた時間。あの続きは御免被りたい。親友と過ごした非日常は、楽しかったが、私は……………
いや、よそう。
彼女がいない時に、携帯にメールが入る。………待ち受けの画面を見て、私はつい笑みを洩らした。
「くつくつ。」
私は、同窓会の時に親友に言った言葉を思い出した。

ここのところの物事は、もっと悪い方へ変わりつつある。
発狂した世界なのさ、僕たちが暮らしてるのは。
僕が納得行かないのは、罪に手を染めてる半数の奴らに、僕たちみんなが捧げなきゃいけないことだ。
この仮想狂気でできた未来に、いつだって振り回されてるのさ。
869この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 19:23:38.15 ID:Ef7lAEGH
>>861
それは佐々木スキーに限らず 正しい読解だとおもふ
長門や朝比奈さんと違って佐々木には
「この苦悩も目的の為なのだからしかたが無い」というのでは無いんだから
870この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 19:54:17.51 ID:ya/R3yIQ
SIDE K

除夜の鐘が鳴り響く。
炬燵に入り、TVを見てだらだらと過ごす時間。
「古泉。」
「なんでしょう?」
「待ち受け………見えちまった。すまん。」
古泉の顔がみるみる赤くなる。…………すまん。他に触れ回る趣味はないから、許してくれ。
「…………あなたって人は…………!内緒ですよ!」
勿論だ。俺の待ち受けだって似たようなもんだからな。
「俺は、お前に親近感を抱いたよ。まさかお前が、も………」
「ふんもっふ!」

SIDE S

除夜の鐘が鳴り響く。今頃、親友は何をしているんだろうか。SOS団で、二年参りだろうか。
チリつく痛みの中、TVを見る。TVでは芸人さん達が大変な事になっていた。
「時に橘さん。」
「はい?」
炬燵に並んで蜜柑を食べている橘さん。
「応援しているよ。頑張って。」
「……………………?」
無数の?マークを浮かべた橘さん。………気付かないなら、気付かないでいいよ。ただ………私は応援する。それだけだから。あの笑顔の少年と、彼女が並んで歩けるように。

―帰り道―

あまり遅くなるのも、親に心配をかけてしまう。そろそろお暇するべきだろう。
「送っていきますよ。」
「助かるけど………大丈夫?」
「はい!佐々木さんに何かあったら、私が悲しいのです!大切な私の親友ですから!」
…………橘さんの満面の笑みを見て、私は自分の考えを恥じた。

「そろそろお暇しますか。」
「そうか。俺はコンビニに用があってな。途中まで着いていくに吝かでないぞ。」
そう言った俺に、古泉は笑みを浮かべた。
「では甘えましょう。」
………最近物騒だからな。古泉なら大丈夫だと思うが、用心に越したことはない。………見透かされてんだろうな。今日一番の笑顔だ。ああ、イラつく!
871この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 20:35:14.42 ID:ya/R3yIQ
SIDE I

彼も律儀な方だ。本当に僕をコンビニまで送ってくれた。
………涼宮さんにとっての鍵………それが皆の一致した彼の見解だ。しかし…………彼は本当にそれを望んでいるのか、疑問符が付く。
長門さんの改変にしても、春の騒動にしても……いや、言うまい。
それに、彼の待ち受け。それを僕は知っている。残念ながら、それはSOS団ではない。
僕個人としては、それを尊重したいが…………。
機関に連絡し、迎えに来て貰おうとしたところ、目の前に見覚えのある二人が歩いてきた。
「おや。奇遇ですね。」
………あなたに、返しますよ。あなたの僕への厚意をね。

SIDE S

人通りが少ない道を過ぎ、コンビニに差し掛かろうとしたところ………携帯を持っている男から声をかけられた。確か、彼は……
「古泉くん、だったかな?」
「ええ。覚えて頂いていて、光栄です。」
如才ない微笑みを見せる彼。橘さんが前に出る。
「待ち伏せかしら?」
「とんでもない。僕も帰り道でしてね。今日はSOS団の会合もなく、暇でしたので、彼と過ごしまして。」
……古泉くんの言葉に、胸を撫で下ろした自分がいる。
「彼は、コンビニにいますよ。貴女は彼に送って頂きましょう。僕は、彼女を送ります。」
願ってもない申し出だが………私は古泉くんに耳打ちした。
「何故?」
古泉くんは………
「僕は、彼の親友でもありますから。」
とだけ言い、後は如才ない微笑みでごまかされた。

「なんであなたと帰らないといけないのです!」
「仕方ないですよ。流石に夜道を女性一人で歩かせるわけには。」
………文句を言いながらも幸せそうな橘さん。微笑ましいものを感じながら、私はコンビニに急いだ。
872この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 20:56:01.05 ID:ya/R3yIQ
SIDE double

コンビニには、キョンがいた。少年誌を読み、手には夜食であろうお菓子とジュースを持っている。
「キョン。久しぶりだね。」
精一杯の勇気を持って。私はキョンに声をかけた。

「佐々木?!」
唐突に声をかけられ、心臓が跳ね上がった気がした。
「お前、なんでまたこんな遅くに?!」
女一人で、真夜中に歩くのは流石に自殺行為だぞ!二年参りにしても、集団行動するべきだ!
「くつくつ。さっきまで橘さんと一緒にいてね。奇遇にも古泉くんと会い、君がコンビニにいると教えられて、君に声をかけた次第さ。」

「古泉?じゃあ、あいつが橘を送っているのか?………まぁなら、心配はないか。」
キョンは、古泉くんを相当に信頼しているようだ。
「送り狼にならないといいんだが。僕の心配が杞憂に終わることを願うよ。」
「お前らしくないミスだな。送り狼なら、かえって安全だろ。」
大真面目に答えるキョン。何も変わらない彼に、私はいつでも安心する。
「くつくつ。ニホンオオカミならば、ね。」
「お前、古泉はいい奴だぞ?橘に手を出すのは無いと思うが。」
やれやれ、と手を上げるキョンに、私はまた笑った。

考えてるんだ、僕たちはなんて酷い混乱の中にいるんだって。
どこから始めればいいのか分からない。

明らかにされるべきこの未来には、何かが在るんだ。
873この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 21:27:27.57 ID:OSHtYn6b
しえ
874この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 21:27:50.02 ID:ya/R3yIQ
「帰るんだろ?送るぜ。」
「お願いするよ、僕の親愛なるニホンオオカミ。」
減らず口に、つい笑みが溢れる。佐々木。オオカミは、いい奴ばかりじゃないんだぜ。

もしも、仮に。自分が生きて過ごす世界が、何者かの思い通りになる世界だとしたら。
自分の抱く気持ちの全ても、作り物になるのかも知れない。
私の携帯の待ち受けにいる、自転車を引きながら私の隣を歩く彼も。
私の被る、仮面も。

別れ際に、キョンは私を見詰めた。九曜さんは、キョンの目が綺麗だと言っていたが……同感だ。
「……………またな。」
「うん………。」
また離れ行く距離。手を伸ばせば触れられるのに、距離は離れていく。
次はいつ会えるのかな……。また私は、あなたを親友と呼べるかな……。

佐々木と離れていく。俺はどうやらニホンオオカミだったらしい。
佐々木。お前は、この世界を仮想狂気の世界だって言ったな。………俺もそう思うぜ。
お前の思いに応えられない自分も。自分の思いを伝えられないことも。
ハルヒとの未来が確定しているっていうこともな。

そうさ仮想狂気の中で僕たちは生きてる。
変わるべきなんだ、物事がずっと同じってことはありえない。
僕はやってけない、仮想狂気の中で生きてくなんて。
この世界は変わるべきなんだ。
もう僕はやってけない、仮想狂気の中で生きてくなんて。
仮想狂気なんだよ、僕たちが生きてるのは。

そう僕たちが暮らしてるのは仮想狂気の中、まさにそうなのさ。

END
875この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 21:47:35.82 ID:ya/R3yIQ
タイトルの『Virtual Insanity』。これはジャミロクワイの名盤から。

仮想狂気。これは確定された未来、つまり規定事項ですね。
未来は不確定であるべきだし、花の種を蒔いたからといって、花咲く未来とは限らない。
つまり、ハルヒと結ばれる未来のみが未来とは限らない。

この先については、皆様で想像下さい。

支援ありがとうございました。
そして駄文失礼しました。
876この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 22:13:30.04 ID:WaapO7ON
877この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 23:14:15.85 ID:cMVF2c+8
>>860
>偶然出会い、再会する女の子と男の子。
これ、佐々木さんにもハルヒにも長門にもあてはまるんだよな〜。乙。

>>861
分裂が出るまではハルキョン派だったし、あの2人の絆も好きだが、
あの一冊であっさり佐々キョン派に行ってしまったよ自分の場合。
そして決して湧いて出るほどは多くはない同士のネタやお話を求めて
ここに居着いて今に至る。

フラクラ体質というかつれない態度も含めて気に入っているんだと思うんだよね佐々木さんは。
878この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 23:23:17.90 ID:cMVF2c+8
>>864
驚愕はいろんな佐々木さんが見れたのが何よりだった。
分裂ではまだ確定できなかった意志も確認できたし。

二次創作でさんざんネタになっていたフラクラがガチでやられたり、
結末の別れ方は同じ気分になったが、キョンがSOS団SOS団ばかり言っている中に
そのうち佐々木も数に入れるというのは救いだったな。

>>865
最後まで読んで、どう解釈すべきかと思ったがそういうことか。
読み応えがありました。乙。
879この名無しがすごい!:2012/12/29(土) 23:33:33.50 ID:OSHtYn6b
>>875乙乙
是非ともキョンには、もはや呪いとすら呼べるハルヒとの縁を解きほぐしてほしいな
880この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 00:04:23.18 ID:XjXBPxmU
佐々木さんのキョンな日常   夏の終わりの君と僕

 
 「今、気づいたんだが、同じ酒屋からもらったカレンダー、去年と少し違うな」
 夏休みもそろそろ終わりかけのある日、私はキョンの家に遊びに来ていた。
 少しキョンと話をしたあと、私たちは出かけることにした。その出がけに、ふと彼がそう言った。
 「へえ、どんなふうに違うんだい?」
 「以前は日曜日が左端だったのが、今度のは右端になっているんだよ。今頃それに気づいてな」
 「去年とは違う製作所に、酒屋さんが頼んだのだろうね。まあ、君も去年とは少し違っていると思うのだが」
 「どういうところが?」
 「夏休みの終わりになっても、課題のことを気にしなくて済んでいるじゃないか。僕と遊びに行けるくらいの余裕がある」
 「確かに佐々木の言うとおりだな。少しは人間進歩した、ってことかな」
 そんな会話を交わしながら、私達はキョンの家を出た。

 キョンが漕ぐ自転車の後ろに乗り、キョンの背中に掴まり、まずはお昼御飯を食べに行くことにする。
 行き先は、インド料理店。この前、キョンが長門さんと二人で食事した、あのレストランだ。
 彼女に先を越されて、少し悔しい。私も実は興味があって、キョンと二人で来ようと思っていたからだ。
 少し欲張ってコ-ス料理。キョンと別々の物を注文して、二人で分けあって、どちらも堪能する。
 料理自体も美味しいけど、こうやって食べると美味しさがさらに増す。
 キョンと二人で食べるのは、私にとって、楽しく大切な時間だ。

 駅に行き、電車に乗り、街中へ向かう。
 キョンは服を買わなきゃ、とか言っていた。また背が伸びて、体格が大きくなったらしい。
 身体だけでなく、心も人としての中身もキョンは成長している。去年のキョンとは随分違う。
 
 ”それは私も同じ”
 
 最近、自分の体の変化に少し戸惑う。自分で言うのもなんだけど、少し女らしさというか、そんな感じが自分でも強く
なったような気がする。そして体だけではなく、心も変化している。
 キョンと長門さんが二人で食事をしたと聞いたとき、私も彼女と同じところで食べたいと思った。いささか子供じみて
いるかな、と思うけど、どうしてもそこに行きたくなったのだ。
 キョンが女性に優しいのはわかっているけれど、その優しさを独り占めしたいと思うことがある。
 ”女としての性”
 キョンと二人でいるときは、あまり意識しないようにしていたけど、最近少し気持ちが落ち着かないことが増えてきた。

 人ごみの中を、二人手をつないで歩く。夏の花火の日の時の様に。はぐれ無い様に、そして思いをつなげるために。
 一つの季節が終わりを迎え、私たちの関係もまた、変化していく。
 新しい季節の中で、過ぎ行く時の流れの中で、この手が離れないように、二人の思いが繋がるように、不確かな未来を信じて
、私達は前へ進んでいくのだ。


 >>841の方の文章を見て、思いつきで書いてみました。ネタをありがとうございます
 
 >>875の方の作品、すごく良かったです。私もこんないい作品を書きたいのですが、
あまり文才がないので・・・・・・読んでくれる皆さんに感謝しています。
881この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 00:39:44.50 ID:wiRiCliL
>>858
今月漫画版の佐々木さんは脚アピールしている。
882875:2012/12/30(日) 01:47:36.66 ID:hQpyRfqK
初投下の駄文を読んで下さった方、乙をして下さった方に、感謝します。

年明けにまた、佐々キョンを投下したいと思います。
ジャミロクワイの名盤からタイトルを取りますので、見掛けたら宜しくお願いします。

>>880
乙です!少しずつ歩いていく二人が素敵です。
私より、あなたの作品が全然素敵ですよ。
883この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 10:53:22.42 ID:0Udb5IkS
>>880
一緒に食事して、手を繋いでお買い物なんてもう完全にデートじゃないですかー!←2回目w
キョンも自分の変化を自覚してるのかな?幸せになってもらいたい

>>882
こたつに入って待ってます
884 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2012/12/30(日) 13:37:39.58 ID:PvlTUu7I
過疎だな
885この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 18:45:27.16 ID:rN4RF9dW
>>884
ここで過疎なら、エロパロにある本家は倒産状態だね
886この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 19:19:44.56 ID:0Udb5IkS
下戸佐々木さん
のんべえ佐々木さん
酒豪佐々木さん
887この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 19:46:44.06 ID:hQpyRfqK
>>886
1レス位の短編で良ければ、書こうか?
888この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 19:53:01.44 ID:0Udb5IkS
>>887
ぜひ!
889この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 20:58:22.75 ID:hQpyRfqK
『下戸佐々木』

中学の同窓会。
さすがに成人式の後ともあり、大盛り上がりだ。
さて。開始一時間程経過したわけだが。俺はとある大問題を迎えていた。
「佐々木。大丈夫か?」
「むー…………」
俺の彼女………佐々木だな。佐々木は、実は下戸だ。
「ごめーん、キョンくん。まさかひっくり返るなんて思わなくて…………」
「下戸って知らなかったんだし、仕方ねぇよ。…………佐々木も、飲めないって言わなかったんだろ?」
なら、半分は佐々木の責任だ。飲めない酒を飲んだ、佐々木も悪い。
「は、薄情者め…………う、うぐええ………」
脂汗を流しながら、唸る佐々木。………根本的にアルコールが合わない体質のようだ。
「やれやれ。」
名残は惜しいが、恋人の為だ。
「すまん。会費は置いていく。佐々木を送っていくからよ。」
「キョン、お持ち帰りかー?」
………ったく。
「お持ち帰りもなにも、佐々木の彼氏は俺だ。」
野郎から罵声が、女共からは冷やかしが飛ぶ…………。国木田。北高の同窓会は頼んだ。

「ったく。飲めもしないのに、何故飲むんだ、お前は。」
佐々木を抱えるように歩く。………因みに振袖での参加だ。いつもと違う佐々木は、魅力72%増しというところだな、うむ。
「…………嬉しかったんだ。」
「何が?」
「…………僕が、キョンの彼女だって、皆に言えることが………。」
皆に祝福されてテンションが上がって、飲めない酒を飲んでしまったという。佐々木は、そう言うと嬉しそうに笑った。
「…………くつくつ。柄にもない。」
「全くだ。…………ったく。彼女自慢したいのは、俺の方なんだがな。」
「………………ん?」
佐々木は、目を丸くしている。
「歩けるな?帰るぞ。」
「キョン!今、何と…………」

今の俺の顔が赤いのは、酒のせいだ!

END。
890この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 21:40:09.68 ID:hQpyRfqK
『のんべえ佐々木』

佐々木とルームシェアをし、体の良い同棲生活をしはじめてから、一ヶ月。気付いた事がある。
佐々木は、実はかなりの酒好き。のんべえだ。
ベランダで、プランターを置いて育てているのは、ハツカダイコン。これに塩を少しつけて、ハーブを入れた白ワインと一緒に頂くのが、休日の佐々木のランチだ。
谷口と釣りに行って、ブリを獲ってきた時は、日本酒を振る舞ってくれたな。谷口は、佐々木の料理の旨さに涙を流していたっけ。
「キョン、明日は休みだし、少し飲むかい?」
「ああ。」
本日は、蕎麦焼酎に、蕎麦。爽やかな後口が、酒を進ませる。
酒を飲んだ佐々木は、いつも以上に饒舌だ。
「とっておきを出すかな。」
佐々木が一番好んでいるのは、スコッチウイスキーだ。因みにこいつは、かなりお高い。
「僕が一番好きなのは、スコッチウイスキーだよ。こないだ、橘さんに飲ませたら、すぐにひっくり返ったがね。」
くつくつと笑う佐々木。
「ストレートで飲むと、とても美味しいなどとは思えないんだが………匂いも癖があるしね。」
「確かにスコッチウイスキーは、個性的だが。」
嫌いな奴は、とことん嫌いな味。それだ。
「蓼喰う虫も好き好き。まさにそれだよ。僕は、いつもこのお酒を飲むと、君を思い出す。
癖があって、飲み込む時に抵抗があって、美味しさを知ると病み付きになる。………君みたいな奴だ。」
「バカか。」
佐々木は、愉快そうにくつくつと笑う。
「お前がそれだろ。」
癖があって、抵抗があって、知ると病み付きになる。………そりゃ間違いなくお前だ。中毒患者がお前の目の前にいるからな。
「お褒めの言葉は至高の音色。」
佐々木は、グラスに氷を入れ、スコッチウイスキーを入れる。
「夜を語り明かすとしようか。………好きな味になるまで、待ちながらね。」
氷が溶けて少しずつ味が変わってゆく、スコッチウイスキー。喉を焼く強さと、好みの味を知ると抜けられない魅力。
「ハードボイルドだな。全く。」
「くつくつ。お互いにね。」
今夜は眠られそうにないな。

END
891この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 22:26:43.99 ID:hQpyRfqK
『酒豪佐々木』

死屍累々。この惨状を招いた人物は、未だにスピリタスをあおっている。
ハルヒはソファーに頭を突っ込み、朝比奈さんはうつ伏せに潰れ……橘は壁に向かい笑っている。
「げ…………現地人……………ぐぶっ!」
真っ青な藤原がトイレに駆け込む。古泉は、既にバケツとお友達だ。
「ユニーク。」
長門と九曜は、スピリタス片手に皆を見ている。俺は藤原を介抱してやった。
この騒動が起きたのは、1時間前…………。ハルヒのバカが、また酒を持ち出した事がきっかけだった。
北高文化祭の翌日。佐々木達も映画に協力してくれただけに、佐々木達を誘い、長門の家に集まったのだが………
「世界で一番強い酒って、何かしら?」
というハルヒの一言があったのだ。あとは言わずともわかるな?長門がスピリタスを調合しやがった。
で、このアルコール度数96%という、あまりに酷い物体を長門は、500mlのペットボトルに入れて持ってきた。
率先して口をつけたのが、佐々木。負けん気の強いハルヒが飲み…………
そしてご覧の有り様である。
「アルコールに酔うということは、脳の表層の麻痺らしいね。どうやら、僕には耐性があるらしい。」
「もう飲むな。」
酒豪というよりは蟒蛇だ。
「…………へべれけに酔っ払うのを想像していただけに、この結果には寂寥すら覚えるね。キョン、君は飲まなかったのかい?」
「ああ。長門が嫌な笑いをしていたからな。」
長門が首を傾げる。いや、お前の表情に関してなら、お前以上に俺が知っている。
「くつくつ。アルコールというものは、僕にはあまり効かないみたいだね。安心したかい?キョン。」
「それ以前にお前が、誰かと酒飲みにいくとも考えづらいがな。」
「くつくつ。」
何故嬉しそうに笑う。
「20になったら、飲みにいくかい?」
「考えとく。長門、周防、こいつらのアルコールを除去してくれ。」
こうして、騒動は終わった。
…………佐々木がアルコールのせいで歩けないと言い、自転車の荷台に乗せて帰ったせいで、閉鎖空間が発生して、古泉から小言を言われたのは、また別の話だ。
「くつくつ。」

END
892この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 22:32:07.97 ID:hQpyRfqK
以上。三部作でした。

スコッチウイスキーは、ボウモアが好きです。
佐々木だと、なんとなくラフロイグを好みそうな気が。

第三部のラスト。歩けないというのは、勿論佐々木のブラフ。
ただ、意識はハッキリしていても、身体が動かない事もありますがね。

駄文失礼しました。
893この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 22:35:08.42 ID:0Udb5IkS
>>889-891
すげえ…すげえよアンタ
どの佐々木さんも魅力的過ぎるぞ乙&GJ!
894この名無しがすごい!:2012/12/30(日) 23:12:26.67 ID:Q4PuHwrA
>>892
……即興でこの出来の数々、感服つかまつりました。
個人的には889の「嬉しかったんだ」って台詞が一番好みだが、
891でやり過ぎたせいで一旦下戸になって889になり、
少しずつ強くなって890になったと解釈して全部受け入れたい!
895 忍法帖【Lv=27,xxxPT】(1+0:8) :2012/12/30(日) 23:40:55.00 ID:vkbBXHox
乙です
896この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 08:19:06.82 ID:WeXeGRUF
>>892
即興で3連発できるなんてなかなかできるものじゃないです。
SOS団の面々は激弱とうわばみと記憶なくす感じだったけど、
佐々木さんの酒の強度は不明ながら、内に秘めた本音をぶちまけることになるだろうか。
(でも彼らは加減知らずに飲みまくったんだろうなとは思う)
まあお酒は成年になってからということでw

佐々木スキーに同じアイラモルト好きがいるとは感激した。
無理を強いるのは流儀に反するが、それ系を好む女性は憧れではある。
897この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 08:20:33.51 ID:uOzjzuen
おはよう
898この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 08:50:44.61 ID:N896BUya
こういうのは酒の味知らないと書けないよなあ
羨ましい
899この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 10:39:31.10 ID:ErZ/uHfJ
以前言っていた、新年公開予定だったSS。
佐々木好き同士達への御歳暮変わりに、今、公開する。御年始は、また別を考えよう。

佐々キョンといっていたが、またキョン→←佐々木なんだ。すまない。
あと、ハルヒが出張るが、あまり気にしないでくれ。

『Music of the mind』

「波の音って、気分が落ち着くんだな。」
「くつくつ。たまにはこうした変化球もいいだろう?」

休日にたまたま会った親友。積もる話ついでに喫茶店に行き、二人で話していた事だ。
「最近、たまにイージーリスニングや、インストゥルメンタルの曲を聴いていてね。」
「歌なしか?退屈そうだな。」
俺の言葉に、佐々木は苦笑する。
「僕もそう思っていたよ。ただ、聴いていると歌に手伝われないだけに、色んな情景が浮かぶ。」
「ほう?」
「例えば………これなんかどうだい?」
佐々木が俺にイヤホンを渡してきた。………波の音だ。そして冒頭に戻るわけだが………

「人間は、昔から音に親しんで来たんだ。例えば……赤ん坊は、母親の心音を聴くと落ち着くし、潮の音を聴くと良い気分になるだろう?」
「確かにな。一本取られたぜ。」
音か。あんまり考えた事は無かったな。
「音は、人の心に残りやすい。」
佐々木は、我が意を得たりとばかりに得意気に頷いた。
「そうだな。この店の音楽は、前に来た時と同じだ。中学の時も同じ曲だったよな。」
俺には皆目見当もつかん、ジャズスタンダード。シックな音は、談笑にはピッタリだろう。
「この曲を聴くと、無条件にお前と話す時間を思い出す。」
俺の言葉に、佐々木は頬を赤らめた。ん?何か変なこと言ったか?
「……………時折、僕は君が分からなくなるよ。本当は、この曲のタイトルを知っていて、僕をからかっているんじゃないか、とね。」
「?…………なんだよ、タイトル。」
俺の言葉に、佐々木は真っ赤になりながら俺を見た。
「…………言いづらい。約束してくれ。絶対に笑わないと。」
「約束する。」
…………後で考えたら、笑い話なんだが…………仕方ねぇだろ?この時は知らなかったんだからよ。
「わかった。僕も覚悟を決めよう。この曲のタイトルは……………」
佐々木の言葉に、俺は真っ赤になりながら慌てて叫んだ。
「ッ…………!ただの妄言だッ!忘れろッ!」
「聞いたのは君じゃないか!」
二人で叫び、衆目を集めてしまった………。

『恋に落ちた時』

それがタイトルだ。知ってりゃ聞いてねぇよ、バカヤロウ!
暫く佐々木の音楽講習は続き、佐々木を送って別れる頃には夕方になっていた。佐々木お薦めの名盤を借り、録音し、次に会った時に何を話そうかと考える。…………そこで、ふと気付いた。

「…………なんてこった………」

俺は佐々木の事ばっかり考えていた。
900この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 10:44:11.91 ID:ErZ/uHfJ
翌日。久々に出したMP3プレイヤーを耳に、学校に向かう。
インストゥルメンタルってのも悪くないもんだな。確かにあいつが言うように、聴けば良さがわかる。
シックな雰囲気のジャズスタンダードにしても、あんまりわからんが、薬局やTVのBGMのような音楽も。聴覚から情景を想像する楽しさというやつだ。
「キョン、あんた何聴いてんの?」
ハルヒがイヤホンを取る。
「インストゥルメンタルだ。お前、興味ないだろ。」
ハルヒは、あからさまにつまらなそうな顔をした。
「興味ないわ。オッサン臭い奴ねぇ、ジャズスタンダードのインストナンバーなんて。喫茶店や、古い映画みたいな感じじゃない。」
ぶちぶち文句言いながらも、ハルヒはイヤホンをつけてリズムを取っている。
「この曲は、定番よね。キョン、ちょっとプレイヤー貸して。何てタイトルか知りたいわ。」
ハルヒがMP3プレイヤーに手を伸ばす。
「ド定番だろ。これは『白雪姫』の『いつか王子様が』だな。」
その手をやんわり払い、ハルヒに言う。
「白雪姫か。ね、あんた知ってる?グリム童話の裏話。」
その行為が不興を買ったのか、ハルヒは俺を見ながら話しかけてきた。
「グリム童話って………………」
やめろっつってんだろ?よせ、朝っぱらから何でそんな残虐物語を聞かなきゃならんのだ?
身の毛のよだつような残虐物語。ハルヒは俺に嬉々としながら語った。
「…………もう、この曲聴きたくねぇ。」
トラウマ決定だ。
「んっふっふー。音楽って、割と心に残るからね。キョン、この先も聴くと思い出すかもよ?」
ハルヒがニヤリと笑う。こ、このアホは………。
「反対に言うと、お前もこの曲聴くと、白雪姫の残虐物語を思い出すわけだが。」
俺の言葉に、ハルヒの顔が青くなる。そして……………
「こんのバカキョン!あたしまで聴けなくなるじゃない!」
と、まぁ………きつい一撃を貰っちまったわけだ。やれやれ。
901この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 10:53:12.88 ID:ErZ/uHfJ
「んじゃ、今日は解散!」
いつもの団活が終わり、俺は古泉と帰る。教室での経緯を話すと、古泉は
「実に涼宮さんらしいですねぇ。」
そう言い、笑った。確かにあいつらしいんだが、全く。
「ジャズスタンダードといえば、ディズニー系も割と多いんですよ。新川さんがジャズがお好きでして、たまに森さんにCD貸しておられます。」
へえ。森さんもジャズが好きなのか?
「いえ。あの方はジャズというよりは、ディズニーがお好きでしてね。自室なんか凄いですよ。鼠グッズで。」
古泉は、そう言うと顔を綻ばせた。
「意外過ぎるな。」
「でしょう?まぁ僕もその関係か、割と聴きますがね。」
「そっか。お前……」
森さんの事
「ふんもっふ!」
ぶべらっ!

と、まぁ………皆、意外と思い出の曲を持っているものなんだな。

「待たせたかな?」
「いや、今来たばっかだぜ。CDありがとよ。良かったぜ。」
CDを返すついでに、お礼とばかりに佐々木に今日の話をした。……ああ、古泉の話は、あいつの名誉の為にも除外しといたが。
「くつくつ。全く涼宮さんらしい。」
ストレンジャーという度合いは、方向性の違いがあるだけでお前とどっこいだが。
「ったく。白雪姫が嫌いになっちまったぜ。」
「解釈は人それぞれだからね。確かに死体に口付けは、僕達凡人には浮かばないよ。ピーターパンは更にえげつないが、聞くかい?」
だーかーらー……。佐々木はニヤリと笑う。
「えげつない話は終わるか。………じゃ、またね、親友。涼宮さんによろしく。」
「ああ。」
さて、帰るか。
「ついでに、伝言も。『灰被りは、ガラスの靴を落としている』とね。」
佐々木は、意地悪そうに微笑むと去っていった。やれやれ。意味不明なところは、本当に似た者同士だな。あいつらは。
………たまには、ゆっくり会えたらいいんだがな、佐々木。
MP3プレイヤーからは、佐々木といた喫茶店の曲が流れていた。

END
902この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 11:32:29.91 ID:ErZ/uHfJ
解説。

ハルヒ→白雪姫
佐々木→シンデレラ

佐々木の魔法は解けてしまったけど、ガラスの靴はキョンが持ってるよ、というお話。

タイトルは、ジャミロクワイの名盤から。

また年始あたりに何か書きます。

……あんまり意識してませんでしたが、読み返すと以前書いた『Virtual Insanity』の続きっぽくもなっていますね。
903この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 15:10:18.64 ID:sffpL/p3
酒にしてもジャズにしても、教養のある人が描く佐々木は
実に魅力的になるな。
このスレの書き手の教養を総結集した教養を持つ佐々木像が
頭の中で形成されてるからこそこのスレに居着いてる気がする。

乙でした。
904この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 15:13:13.71 ID:N896BUya
乙乙乙
>>899のタイトル判明にニヤニヤwww
にしても迂遠過ぎるぞ佐々木さん!解説なかったらキョンでなくとも意図を理解できませんでしたorz

年始のも期待してますですよー
905この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 20:37:01.02 ID:FiJFgppy
大晦日はNHKの第九を聴く佐々木さん
隣に誰がわけでもないのについ男言葉で
「年末に第九を聴くのは日本だけの習慣だね。キョン」とつぶやいてしまい
いぶかしむ家族の視線に真っ赤になる


 ハルヒは母親とおせちの準備、キョンは紅白
みくるは未来に帰省、古泉はハルヒが「初詣にいくわよ!」と言い出すのを見越して暗躍
結局同時刻にNHKを見てるのは、あちゃくらが準備をする傍らで
地デジ電波をデコードして脳内で聴く長門だけであった
906この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 20:50:49.10 ID:N896BUya
目的が達成できないという点では、あちゃくらさんと気が合いそう
907この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 21:31:15.00 ID:6sKob6eS
来年も佐々木ssでくっくっと2828できますように
908この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 21:49:10.39 ID:WeXeGRUF
>>902
自分にとって理想的なお話。
ハルヒは優遇されすぎだが、やはりキョンには佐々木さんの存在が片隅でも
在り続けて貰いたいものだ。例の口癖は封印するものではないw
今年最後にいいもの読めた。ありがとう。

>>906
長門も朝倉も状況によってはだが、絡ませるのに相性はいいと思うんだ。
鶴屋さんには面白がられる人材になり得るだろうし。
個人的にヤスミと絡ませるネタ考えてみたいがなかなか難しい。
909この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 22:16:31.56 ID:YOvG6MUU
>>907
まだ今年は残ってる


佐々木「キョン、知ってるかい。大晦日の夜12時ごろに神社にお参りすれば
     二年参りと言ってご利益もお得だそうだよ、
     万事ものぐさな君にはピッタリだろう?」
キョン「呼び出した理由はそれか?何でこんなこの草木も凍る晩にお参りせにゃならんのだ。」
佐々木「まあまあ、そう言わずに。」

本来ならば俺は家族と年越し蕎麦でも食ったり、
あったかいこたつで妹とシャミと共に紅白でも見てたはずなんだ。
それがこれだ。つくづく俺はお人よしということか。

佐々木「神社の方でも所によっては振舞い酒も用意してるそうだよ。随分親切なことだとは思わないかい?」
俺は成人まで(もう)酒は飲まないんだ。そう決めてるんだ。
佐々木「僕たちには甘酒ぐらいがいいんだけどなあ、あ、キョン、除夜の鐘が聞こえるよ。」
ああ、聞こえるさ。煩悩を消し去っても悩みなど消えないとは知りたくはないものだった。
佐々木「むう、さっきからダンマリとは君らしくないね。」
寒くて喋ると凍え死にそうなんだ、聡明な佐々木さんよ、気づいてくれたまえ。

佐々木「ぎゅっ」
・・・抱きつくな。
佐々木「もう少しだけ」
心の声を読むな。
佐々木「キョンが喋ってくれないんじゃ、これから神様にお参りに行く甲斐もないじゃないか」

そう言った彼女の笑顔が眩しくて。
ふっと思いついたささやかな希望を、俺はこれから神様に願ってみるかと思うのだった。

おしまい
910この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 22:18:33.83 ID:6sKob6eS
前スレの>>1000に感謝
911この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 22:27:05.36 ID:6sKob6eS
>>909
素晴らしい2828をありがとう



それと>>910は完全に誤爆スマン
912この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 22:46:48.70 ID:ErZ/uHfJ
年末に唐突にお邪魔し、幾つかSSを投稿したが、歓迎してくれてありがとう。

個人スレでないので、レス返すのはどうかと思ったから、レスは返していないが、感想、本当に嬉しかった。

来年も宜しくお願いします。
913この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 22:56:54.22 ID:6sKob6eS
>>912
こちらこそよろしくお願いします
914この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 23:22:48.54 ID:sffpL/p3
尊敬する我が同士たちよ、来年もこの場でよろしくお願い申し上げる。
915この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 23:25:37.69 ID:N896BUya
ありがとう、良いお年を!
916この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 23:31:39.60 ID:T369zUlx
今年1年、良い佐々木分を頂きました。
まことにありがとうございます。

来年は出来れば提供する側にもなりたいと思います。
良いお年を。
917この名無しがすごい!:2012/12/31(月) 23:43:41.64 ID:U9F/92/X
佐々木さん、佐々木スレのみなさん、良いお年を〜
918この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 00:11:29.10 ID:T7++dqZ2
新年明けましておめでとうございます。
去年密かに佐々木さんの魅力が皆に浸透していった気配があるので、
今年は佐々木さん飛躍の年になればいいなあ
919 【大吉】 :2013/01/01(火) 00:15:55.21 ID:ivkZUNym
皆様明けましておめでとうございます。
今年も楽しく佐々木さんを愛でましょう。

と言うわけでまずは佐々木さんの運勢を…。
920この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 00:17:03.72 ID:JRq/0G4j
やったね!
921この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 00:22:43.96 ID:YW6EPSCa
久しぶりに佐々木さんのことを検索したらまだこのスレあったんですね。
佐々木さんの魅力は永久に不滅というわけですかね。
何はともあれあけましておめでとうございます、佐々木さん
922この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 00:34:39.27 ID:gbmgA528
あけましておめでとうございます
佐々木さんがもっと愛されるように
佐々キョンでたくさん2828できるように

今年もよろしくお願いしますね、佐々木さん
923この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 00:42:28.08 ID:xT0BGVYY
あけましておめでとう。

ところで、何かお題はあるかな?
即興になるが、書き初めといこう。

佐々キョンか、佐々木→キョンか、キョン→佐々木か、佐々木→←キョンかまで書いてくれると助かる。
924この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 00:48:35.65 ID:gbmgA528
>>923
佐々木→←キョンで、甘酒で酔っ払った佐々木にキョンがムラムラしたりするのでオネシャス!
925この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 00:59:12.82 ID:xT0BGVYY
>>924
把握。2時までには仕上げるよ。
926この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 01:06:28.07 ID:gbmgA528
>>925
よろしくお願いします
927この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 02:10:50.52 ID:xT0BGVYY
『甘いのは』

新年。めでたい席に酒はつきものなのだが………
橘「ほらぁ、キョンさん!ささ、ぐいっと!」
藤原「ふくくっ。僕の酒が受けられないわけはないよな?現地人。」
九曜「――――――いぬいの―――――杯―――――――」
…………まぁ、こうして佐々木達の会合に顔を出していて、お屠蘇で酔っ払った馬鹿共に絡まれているわけだが。
「お前らな。確かに縁起物だがな………お屠蘇はアルコール飲料だ。」
真っ赤な顔をした藤原と橘を引き離し、周防に乾杯の意味を教えてやる。
「くつくつ。正月らしい光景だね。」
佐々木は椅子に座り、甘酒を飲んでいる。………割に上気した頬が気になるんだが。
「甘酒は、美容によく、そして栄養が豊富だ。君が心配するアルコール飲料ではないよ。」
佐々木は、また甘酒を注ぎ、飲み干す。ああ。確かに甘酒はアルコール飲料ではない。しかしだな、佐々木。お前が飲んでいるのは………
「濁酒だ、それは!」
どこに売ってたんだ?!濁酒なんてそうそうないだろう!
「くつくつ。そうだったのか。道理で身体が熱いと。」
だ、ダメだ、こいつら…………。絶望的な気分になり、下を向く。そこには、綺麗な足の指が。
「……………佐々木さん。つかぬことをお伺いします。」
「なんだい?親友。」
佐々木は足を組む。
「お前…………ストッキングは?」
「違うよ。あれはニーソックスだ。熱いから脱いだ。それがどうしたのかい?」
いやな、短いスカートで、足なんて組んだら………その、ぱ、パン…………いや、妄言だ!忘れろ!
「ん?現地人………。どうした?佐々木の足を見つめて………。」
「黙ってるですぅ!デバガメに徹するのです!」
こいつらは…………!
「くつくつ。足には自信があるんだがね。君の目の保養になったなら何よりだよ。」
佐々木自ら止めを刺してきやがった。佐々木は、また足を組み直す。……………あ。
「――――視線――――」
黙ってろ、周防。
「くつくつ。」
真っ赤な顔をした佐々木が、俺にもたれかかる。さ、佐々木…………?
「キョン……………」
上気した頬に………そ、その、胸元が………ぶ、ぶ、ブラがだな!ゆっくりと桜色の口唇が開く。
「……………気持ち悪い……………」
え?
「っきゃー!佐々木さぁーんッ!」
「うおっ!げ、現地人ッ!」
…………まぁ、後は言わなくともわかるな?佐々木は平謝りに謝り、禁酒を誓った。……いや、いいものを見れたから、俺はいいんだがな。
まぁ、今年も良い年になるといいな………。

END
928この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 02:17:24.88 ID:xT0BGVYY
ギャグタッチにして、定番オチにしてみました。
佐々木→←キョンというより、佐々木団+キョンのオールキャラみたいになりましたね。

即興の書き初めでしたが、今年初SSの栄誉、頂きました。
皆様、今年も宜しくお願いします。
929この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 02:18:18.33 ID:gbmgA528
>>927
初佐々木ss乙です^^
そしてありがとうございました
930この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 03:06:58.90 ID:+4tGoUv7
あけましておめでとうございます佐々木さん結婚してください
931この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 03:12:03.45 ID:+4tGoUv7
あげちゃったごめんなさい
932 【大吉】 【902円】 !kabu:2013/01/01(火) 08:26:58.39 ID:Op79x5Y5
あけましておめでとうございます
933 【大吉】 【1734円】 :2013/01/01(火) 09:08:04.98 ID:T6zmcd3n
>>927
いきなりGJ!ほろ酔い佐々木さんかあいい
桜色で別のナニかを想像したのは内緒でw

>>919>>932おめ!
二人に続けよ大吉
934 【大吉】 【639円】 :2013/01/01(火) 18:01:47.78 ID:npg1bFiZ
佐々木さんの運勢
935この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 19:20:44.37 ID:xT0BGVYY
大吉続きの佐々木さんに、佐々木→←キョンで、まったりSS。

『clair de lune』

SIDE K

真夜中に、たまたま目が覚める事って無いか?たまにな。で、たまに出歩きたくなる事もな。
この寒空に、何を好き好んで歩くのかと言われても困る。本当に理由なんて無い。
「寒っ…………!」
外は、やはり寒い。まぁ当たり前なんだが。
MP3プレイヤーを耳に入れ、音楽を聴きながら歩く。歩くうちに身体が温もり、新鮮な空気が肺を満たす。……あてもない散歩だ。少し興が乗り、俺は遠回りしながら歩いた。
ここら辺は、佐々木と一緒に帰った道か。空を見上げると、群青色の空と大きな月が見える。
「……………………」
凛とした冬の寒さと、空気の澄み具合が心地よい。優しい光に見とれ、暫く空を見上げていると、あいつの事を思い出した。

なぁ、佐々木。今日は月が綺麗だぜ。

SIDE S

今日は寝付きが悪い。勉強ばかりの日々だけに、眠っておかないと疲れるんだけど………。
台所に行き、脱脂粉乳でも作るかな。寒い日は、こうして暖かくして眠るのが一番だろう。………砂糖を入れすぎて太ってしまうのが難点だけど………。
「………寒ッ………!」
半纏を慌てて着る。この綿を詰めた服を発明した、昔の人の叡智は素晴らしいと思う。
ポットからマグカップにお湯を注ぎ、一旦カップを回してお湯を捨てる。そして脱脂粉乳を入れて、砂糖を入れる。
………スティックシュガー一本位なら、いいよね?
自分に言い訳をしながら、スティックシュガーを入れて、お湯を入れてかき混ぜる。
脱脂粉乳というよりは、ただの甘いミルクのような何かになり、部屋に持って帰り……すぐに布団へ。
自制心のなさに我ながら呆れつつ………一心地つき、私はカーテンから漏れる光に気付いた。今日は満月。
道理で部屋が明るいわけだ。群青色の空と、月の光。
「……………」
眠るのが惜しくなり、暫く空を見る事にした。…………月に誘われた、というべきかしら。
優しく降り注ぐ光は、彼の柔らかい笑みを思わせる。

…………キョン。月が綺麗だね。

END
936この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 19:37:39.97 ID:xT0BGVYY
解説。

『静』の性質の佐々木とキョンですし、こうしたまったりとした空気が似合うかと。
時系列は、お好きなところで。
乙女じみた佐々木と、思春期らしいキョン。
この二人だと、同じ時間に、同じような事をしていそうな気がします。

…………あと、前作の年明けSS。下書きやってたら、話の中で姫初めおっぱじめやがりましたので、ああした話にした次第です。
年明け早々に18禁なんぞ公開出来るかい。

タイトルの『clair de lune』は、ドビュッシーから。和名『月の光』。
有名な曲ですので、ご存知の方も多いかと。

駄文失礼しました。また何か浮かんだら書きます。
937この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 20:37:22.93 ID:T6zmcd3n
乙乙!
甘い物の誘惑に負けてしまう佐々木さん可愛いw
キョンの散歩コースで佐々木さんちに寄るかな?とも期待した

18禁のはべつのとこに投下してくれても良かとDEATHよ?
938この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 21:43:42.38 ID:FKJ5F1/q
佐々木しね
939この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 22:36:23.88 ID:T6zmcd3n
矛×盾の金属VSドリル熱かったです佐々木さん

佐々木さんは理学(真理の追求)と工学(効率の追求)どっち好みだろうか
940この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 22:37:24.96 ID:JRq/0G4j
それならやっぱり理学じゃない?
941この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 22:53:34.45 ID:RUMvX8BU
佐々木さんは理系志望かと思ったこともあるが、
自分の思考の結果、生み出される何かの黎明者創始者先駆者になりたいと言っていたから
単純に研究者とは限らないと思ったりする。
思考することに一家言のこだわりがあるのならば、芸術家なのかもしれないし思想家かもしれない。
預言者みたいな崇拝の対象にはなりたがらなさそうだが。

というか4連続おみくじ大吉って何気にすごくないか?
942この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 22:58:36.08 ID:VaNINbiS
>>936
隣にいなくても通じる親近感とか素敵な距離。
この二人らしくてこれはこれでよいですな。
本年もよろしくお願い申し上げます。

それはそうとどっかに収録・・
943この名無しがすごい!:2013/01/01(火) 23:37:32.65 ID:xT0BGVYY
姫初め、明日にでもエロパロ板に上げときます。

ただ、『使える』ほうでの期待はするな。作風的に。
944この名無しがすごい!:2013/01/02(水) 00:34:29.42 ID:DXbf8e/t
  佐々木さんのキョンな日常 体育祭その1

 夏休みも終わり、まず、新学期が始まり、最初に学校で行われた事は、テストである。夏休みの間、勉強していたか
どうかの学校側の確認作業みたいなものだ。
 「今の君なら、大丈夫だよ、キョン」
 佐々木の言葉通り、中学時代の俺とは違う。落ち着いて、試験は受けられた。まあ、これも佐々木がいてくれるから
こそ言えるセリフだが。
 
 試験の結果は、満足のいくものだった。俺は、学年上位十番内に入っていた。
 「大したものだね、キョン。君と一緒に塾に行っている僕としては、実に嬉しいことだ。君の御母堂も、さぞ喜ばれ
ているだろう」
 佐々木の言うとおりで、母親は非常に喜んでいる。そして、例の口癖。「佐々木さんと同じ大学に」が、最近では「
絶対同じ大学に行きなさい」に変わってきた。
 俺自身も、最近では努力すれば、佐々木と同じ大学に行けるのではないかと考えるようになった。まあ、どんな進路
を選ぶかで行く先も変わるだろうし、そこに佐々木が学びたい物と俺が学びたい物が存在するかどうか、保証の限りで
はないが。
 ちなみに、成績一位は佐々木、二位は国木田、三位は長門、四位は涼宮、五位が俺と古泉(合計点数が同じだった)
で、六位が朝倉と、文芸部とSOS団で成績上位を独占する結果になった。

 試験が終われば、次は体育祭がある。秋は何かと忙しい。体育祭の後には、すぐに学園祭もあるのだ。
 学校側も過密日程を考慮して、来年からは体育祭を五月に移す方向で検討しているらしい。まあ、受験とか考えたら
妥当な判断だとは思う。
 我らが文芸部も、学園祭に向けての準備は着々と進んでいた。文芸部の部誌の原稿も大分書き上がっている。先日長
門が書いた恋愛小説を読んだが、素晴らしい出来栄えだった。頭もいいが、文才もあるようだ。

 「それじゃ、みんな、今からペアを組んで」
 クラス委員長の朝倉の指示に従い、男同士、女同士でペアを組む。
 これはクラス対抗騎馬戦のペアであり、男女入り乱れてハチマキを取りあう競技だ(ただし、暗黙の了解で、男は男、
女は女で取り合う用になっているが)
 さて、ここで、一つ問題が発生する。うちのクラスは、男女とも生徒の数は奇数である。するとどういうことになるか。
 「まあ、ここはキョン君と佐々木さんが組むのが一番いいわね」
 どうしても、男女とも一人ずつ余るわけで、朝倉はさも当然と言う様に、俺と佐々木のペアを決めた。
 「さすがだな、キョン」
 国木田とペアを組んだ、谷口がニヤニヤと笑っていたが、一発殴っておいた方がよさそうだ。
 「君となら、誰にも負ける気はしないよ」
 佐々木はそう言って笑った。

 クラス対抗と言うからには、当然相手がいるわけで、それは委員長同士がくじを引いてくることにより決まる。
 体育祭実行委員会の会合の席に各クラスの委員長が集合して、くじを引く。その結果は……

 「我がクラスの対戦相手は、一年九組に決まりました!」
 朝倉の報告に、少しばかり頭が痛くなった。
 言うまでもなく、涼宮と古泉がいるクラスだ。
 「やれやれ」
 あいつらと対戦することになるとはね。


 遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。いつも作品を読んで頂きありがとうございます。
945この名無しがすごい!:2013/01/02(水) 00:38:09.46 ID:DXbf8e/t
友人のパソコンをかりて打つと文章が変な風になりました。読みにくくてすいません
946この名無しがすごい!:2013/01/02(水) 08:59:31.85 ID:umKOy/rS
>>940
自らの手の内に無いからこそ、真理を探求する佐々木さんか、良いな

>>941
いろいろ混ぜたら主婦発明家な佐々木さんが思い浮かんでしまった
何故だ

>>944支援
騎馬というより肩車……もとい、うちでは下3人に上1人だったなあ
男女混合なら、腕に女子の尻が乗る後ろ2人が役得だった
もし混合なら、ね…。
それはそうと、次年度はみんな一緒に特進クラスになりそうな雰囲気だ
947この名無しがすごい!:2013/01/02(水) 13:46:06.34 ID:4XgaqsjR
エロパロに投下完了。

世界観的には、佐々キョン←ハルヒ。
キョンが
『ハルヒは守るべき対象だが、恋愛対象ではない。有事の際はハルヒを一番に優先するけど、恋愛対象は佐々木』
というお話。

ラストのジョジョネタは……気恥ずかしかったからつけたオチです。

駄文失礼しました。
948この名無しがすごい!:2013/01/02(水) 14:40:27.50 ID:aw6BPr1y
>>947
見てきたぜ!
ごちそうさまでした
949この名無しがすごい!:2013/01/02(水) 15:40:42.83 ID:rn9kfPBR
>>947
オチが最高でした^ ^
乙&#8252;
950この名無しがすごい!:2013/01/02(水) 15:42:28.21 ID:rn9kfPBR
>>949
文字化けスマソ
951この名無しがすごい!:2013/01/02(水) 22:30:59.74 ID:umKOy/rS
>>947乙乙
あの世界のハルヒは二人の様子を見せ付けられてもまだ諦めてないのかww
古泉に頑張ってもらわにゃ
952この名無しがすごい!:2013/01/02(水) 22:46:13.42 ID:sJC/hmbp
>>947
ありがとう!そしてありがとう!
新年早々幸せでにやけすぎて色々困ったことになったが気にしない
953947:2013/01/03(木) 00:35:20.24 ID:8Uw/9z9n
乙と感想ありがとうございます!

省略した続き。

そこで問題です!このグダグダな状況で、どうやって閉鎖空間をかわすか?

3択−一つだけ選びなさい
 答え@ハンサムの古泉は突如反撃のアイデアがひらめく
 答えA仲間がきて助けてくれる
 答えBかわせない。 現実は非情である。
 
僕がマルをつけたいのは答えAですが、期待は出来ない…佐々木さんと睦みあう彼が、あと数秒の間にここに都合よくあらわれて、
アメリカンコミック・ヒーローのようにジャジャーンと登場して『待ってました!』と間一髪助けてくれるってわけにはいかないでしょう。
逆にすっかり出来上がって、今頃夢の中かも知れません………

藤原を盛大にリンチしたハルヒが、長門を見る。
「有希!キョンはどこにいるのかしら?」
ハルヒの言葉に、長門は無表情で答えた。
「佐々木○○と姫初めの最中。」
その言葉にみくるは……
「姫初め………ふええ!キョンくん、佐々木さんとエッチしてるんですかぁー?!」
と叫び、ハルヒが固まる。古泉は、天を仰いだ。

答え−B 答えB 答えB
いや、もっと酷いですね……………


と、入れる予定でした。
が。佐々キョンにハルヒを絡ませると、必然的にハルヒが可哀想な役回りになりますし、只でさえオチ担当にしていますので、入れない方向にしました。

また何か書きます。ありがとうございました。
954この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 00:41:53.54 ID:NQ6Lu1Lr
コーヒーガム好きな犬が助けてくれそう…
955この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 01:44:58.23 ID:12BOy6mW
佐々木さんのキョンな日常  体育祭その2

 学校の帰り道、俺の後ろから声をかけてきた奴がいて、振り向いて確認すると、それは古泉だった。
 「今、お帰りですか」
 ああ。今日は文芸部も早めに切り上げたんでな。
 「佐々木さんは一緒じゃないんですか?」
 佐々木は今日塾があるから、先に帰ったよ。お前こそ涼宮と一緒じゃないのか?
 「涼宮さんは今日は用事があるそうで、授業が終わって早々と帰られました」
 なるほどな。
 俺と古泉はそんなことを話しながら、まだ少し夏の名残が残る街中を歩いていった。

 「今日は僕がおごりましょう」
 何故か俺と古泉は喫茶店にいた。
 歩きながら話しているうちに、ゆっくり腰を据えて話したいと古泉が言いだして、俺達は喫茶店に
入ったのだ。
 「最近どうだ、涼宮とうまくやっているか?」
 夏休みの合同旅行で、古泉と涼宮が一緒にいる姿は実にお似合いのカップルに見えた。常々俺は思う
のだが、涼宮には古泉のような男がふさわしい。冷静さと、うまいこと涼宮と付き合える心の広さを
持つのは古泉以外いないだろう。
 「どうなんでしょうかね。一番涼宮さんといる時間が多いのは僕ですが、あなたと佐々木さんのような
信頼関係はまだまだですよ」
 中学時代から友人であるというのは、俺と佐々木と一緒なんだがな。
 「なぜなんでしょうね。ただ、信頼関係を築くというのは、接触時間が多いだけでは出来上がるものでは
ありませんから」
 確かにお前の言うとおりだよな。
 
 「ところで、話は変わりますが、体育祭のクラス対抗騎馬戦、僕とあなたのクラスとの対戦になりましたね」
 ああ。お前たちと対戦することになるとは思わなかったよ。
 「僕のクラスは男女とも奇数なんで、男も女も一人づつ余りましてね。それで僕と涼宮さんがペアを組むこと
になりました」
 ・・・・・・ちょっと待て。お前たちのクラスも?おまけに古泉と涼宮のペアだと?
 「ええ、そうですが」
 俺はかなり妙な顔をしていたようだ。
 「どうかしました?」
 いや、うちのクラスもお前のところと一緒でな。男女が一人づつ余ったんで、俺と佐々木がペアを組むことに
なったんだ。
 「それはそれは。すごい偶然があったものですね」
 全くだ。何者かによる陰謀でもあるのかね。
 「まあ、でも、涼宮さん、かなり張り切っていましたよ。あなたのクラスと対戦が出来ると聞いて、喜んでまし
たが」
 その言葉に、俺は一抹の不安を感じた。涼宮が張り切ると、ろくでもないことになりそうな気がしたからだ。

 「そういえば、体育祭ではクラブ対抗リレーというのもあるそうですよ。こちらは参加希望のクラブだけですが」
 まさかそれにSOS団もエントリーしているんじゃないだろうな。
 「していますよ。鶴屋さんから話を聞いて、すぐに申し込みに行かれました。SOS団の宣伝になる、ということで」
 ・・・・・・古泉、つくづくお前も苦労するな。

 後日。
 佐々木よ、今、何と言った?
 「キョン。僕らもクラブ対抗リレーに出場しよう」
 放課後、文芸部室で、佐々木が俺にそう言った。
 「涼宮さんに申し込まれたんだよ。『私たちが出るから、文芸部も出なさいよ』ってね」
 ・・・・・・いらんことに人を巻き込むな、涼宮め。
 「で、どうする、キョン?」

 結局俺たち文芸部も、クラブ対抗リレーに出ることになった。意外に長門と朝倉が乗り気だったからだ。
 国木田にも話して、五人一組のりレ―で俺達は走ることになった。
 今年の体育祭、忙しくなりそうである。
956この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 07:57:31.32 ID:PtLqcqnO
おはようの支援
忙しいというより忙しないという表現が似合う大会になりそうだw
957この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 10:52:04.01 ID:sgasJOcp
あけおめ ことよろ佐々木さん&スレの皆さん
あ〜、仕事午前休だけど行きたくない……

そろそろ次のスレの場所のこと考えないといけないんじゃない?
相変わらずあちらの板はグダグダみたいだけどどうする?
958この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 10:53:37.72 ID:ZI0WT0Ls
こっちでいいんじゃないの?
959この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 16:08:50.24 ID:yVYJChjp
L/Rも決まったことだし移転しようぜ。
960この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 16:50:37.99 ID:ZI0WT0Ls
>>959
少なくともこの板に立てていいって了解は貰ってるんだから、
移転するなら移転するメリットを教えてほしいな
961この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 18:26:18.35 ID:8Uw/9z9n
新参だから正直、経緯がわからん。だから俺から口出しはしない。

俺は次スレに向けて、佐々木キョンSSを準備をして待つ事にする。
962この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 19:22:58.23 ID:rk7ouTsq
漫画キャラ板と小説キャラ板の佐々木スレは、結局ずっとスレスト状態で、あちらに新しい人は来てくれてそうにない。
それなら、今いる住人にとって便利で居心地がよく、これまでいた住人が帰って来やすいほうを選ぶのがいいと思う。
どちらも忍法帖外だから投稿が不便になることは無いしね。

小説キャラ板のハルヒ系スレは、賑わってるとはとても言えない現状なんだよなあ。
元気なのは阪中スレ、それに古泉スレくらいで、ヤスミちゃんやミヨキチ、それにキョンのスレまでほぼ停滞。
キャラ専板であるあちらの板の住人が、二次創作、特にカップリングやネタに寛容なのかどうか分からないし。
「○○×○○」「こんな○○は嫌だ」系スレがNGってだけの意味だろうけど、あちらのLRにカップリング関連やネタは駄目とあるのも気になる。
あのLRをタテに、いちいち文句言って荒らす人が出てきて、結局ここに戻ってくる羽目になったりして。
移転しても粘着な人がついてくるのは前回で証明済みだから、自由な雰囲気を考えても、今のところはまだサロン継続がいいと思う。
4月の新作出たときに考えたい。
963この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 21:27:42.26 ID:PtLqcqnO
初夢見た人いる?

佐々木さんは良い夢見られましたでしょうか
964この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 22:31:32.83 ID:8Uw/9z9n
>>963
見た。
疎遠になっている同級生に温泉に送ってもらうという、わけのわからん夢だった。

初夢か…………。よし、待ってろ。即興だが一本上げよう。
965この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 23:05:20.11 ID:PtLqcqnO
>>964
ありがと期待!
966この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 23:07:44.03 ID:PtLqcqnO
>>964
ありがと期待!
夢って大抵支離滅裂だよね
967この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 23:23:47.78 ID:hET06cNz
>>964
期待期待

夢の中だと友人と知人が合体してて怖い
しかもなぜか仲良しで、起きてみるとアレは誰だってことがよくある
968この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 23:28:22.72 ID:8Uw/9z9n
『あさきゆめみし』

一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭。
縁起のいいと言われる初夢。
…………座頭が出てくる夢なんて、どんな夢なんだか。
「今日はもう寝るかな。」
年の瀬にキョンとも会えたし、来年は良い年になるといいな。
…………そういえば、年始の挨拶を忘れていたような。まぁいいか。本来、会って言うのが望ましいが、明日にでもメールを送るとしよう。
お風呂に入り、愛しの我が布団へ。………なんだったかな?漢詩であったな。
『我思う、我を思いて眠る、君の錦の寝具の冷たき事を』
だったかな?シチュエーションは逆だけど……なんだか理解は出来る。……まぁ、理解は。
ここまで自意識過剰に思うわけじゃないが、こうであればいい。彼の場合、妹さんや愛猫のシャミセンが、寝具を暖めているんだろうけど。
暫くすると布団は、体温で温もる。湯タンポも手伝い、あっという間に寝具は温もりを持った。
つらつらと眠りにつく。

…………特に何もなく、月を見上げていた。隣には、何も言わずに笑っているあなた。私も笑いかけて……そっと目を閉じた時……目が覚めた。

…………夢から覚めると、私は一人。…………でも………初夢にこれは悪くないよ。明晰夢ではないが、彼が出てきたのだけは生々しく覚えているから、まぁよしとしよう。
年始の挨拶を終え、橘さんと初詣に。橘さんは嬉しそうに言った。
「いい初夢なのでした。」
「へぇ?どんな夢だったの?」
橘さんは、極上の笑顔で言った。
「藤原くん、九曜さん、佐々木さんと遊んでいる夢なのです!」
………天真爛漫な答え。微笑ましい初夢だ。…………そうだね。また遊べるといいね…………。
橘さんは、ニコニコしながら言葉を紡ぐ。
「知ってます?夢に人が出てくるって、出てきた人の会いたいって思う気持ちが飛んでいって、夢の中で会わせてくれるそうですよ。」
…………え?
「だから、私は藤原くん、九曜さん、佐々木さんが、そうだったのかな、って思って。」
「…………そ、そうだね。た、橘さん。」
え、えーと………つまり、それは…………わ、私の夢にはキョンが…………え、ええっ?!

「……………えっらい夢見ちまった……………」
正月早々、佐々木の夢。何もなかったんだがな。やったら生々しく覚えている。
眠気覚ましに、妹と初詣に行ったら、佐々木と橘とバッタリ。佐々木は4回連続で大吉を引いたらしい。
あ?俺?佐々木が俺の運を持って行ったんだろ。凶だ。待ち人既に去る。何の嫌がらせだ、何の。

「くつくつ。」
私は持ち帰った御神籤を見た。すぐに叶えるとは、なかなか粋な御神籤じゃないか。

『待ち人すぐ来る』

今年は、良い一年になりそうだ。

END
969この名無しがすごい!:2013/01/03(木) 23:39:57.02 ID:8Uw/9z9n
解説

説明する必要はないでしょう?
『Virtual Insanity』の続きです。

あと、これを伏線に、後に多分何かやります。
とはいえ、まだ構想段階ですので、ひょっとしたら書けないかも知れませんので、多分。としておきます。
970 忍法帖【Lv=30,xxxPT】(1+0:8) :2013/01/03(木) 23:57:26.94 ID:OHhLTmuW
佐々木さん今晩は
971この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 00:14:26.32 ID:+5smoN3O
乙乙
明日早いけど起きてて良かった
4連大吉をネタに組み入れるとは予想外w確率どれくらいなんだろう
続きも楽しみに待ってます
972この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 12:42:50.30 ID:kAriFDcA
続きについて。これ読んで先を見たいと皆が思うなら書く。

先に解説書いておくと、原作否定に近い。『ハルヒ』のミスリードを誘うような言い回しをしているし、これだけ見ると完璧にホラー。

『Hotel California』

新学期。朝比奈さんは卒業間近。あの麗しいお姿を見られなくなる、となると、いっそSOS団なんぞ抜けてしまいたい、と思うのだが………
そんなわけにもいかんだろう。俺は積極的にSOS団に関わると決めたのだ。佐々木の気持ちを無碍にしてまでな。
「よう。」
「おはよう、キョン。」
ハルヒは、近く間違いなく来るであろう別れに、どういう反応を示すのだろうか。SOS団は、誰か一人が居なくなっても、SOS団ではなくなる。それを一番知るのがこいつだろう。
受験が近いが、朝比奈さんは部室に変わらず顔を出す。………この理由については、俺だけが知っている。
何故かって?朝比奈さん(大)に、古泉と長門に言うなときつく口止めされているからだ。

「私たちは全てここの囚人。自らで作り出したものに囚われてるの。」

………つまりは、ハルヒからは逃げられない、という事なんだろうか。
春の事件にしたって、企みを見抜いたのは古泉だが、結局は『ハルヒのトンデモパワー』がなければ、俺達は全滅していたはずだ。
藤原については同情はしてやる。但し、自業自得だ。周防については、価値観の相違であり、長門に自我がなければ、長門がああなっていた『もう一人の長門や朝倉』の姿だろう。どこにウェイトを置き、どこを中心にするか。その基準の違いでしかない。
ハルヒが世界を二つに分けなければ、俺と長門が死んでいたかも知れない。無論俺は死にたくはないが、結局は可能性の相違になるだろう。
歴史にifはないというが、未来自体がifのものではないだろうか。
ハルヒを選んだ未来。そして……………そこからやってきた朝比奈さん。
藤原は、if世界の存在となり消えた。つまりは…………そこで俺の未来が確定してしまった、という事になる。
俺の自由意思に見せ掛けた、出来レース。春の事件は、そういう穿った見方も出来るわけだ。
俺には何の力もない。ただ足掻いただけだが、国木田にしろ、何かおかしかった。役立たずだと思ったが、普遍的な人間は、橘位で、後は超人の群れだったと思う。
………………物分かりの良いフリをし、超人のように振る舞っていた、ハルヒとは別のベクトルの馬鹿が感じた違和感。あいつは『仮想狂気』と言っていたか。

部室では、なにも変わらない日常が待っていた。古泉とボードゲームをし、長門が本を読み、朝比奈さんがお茶を入れ、ハルヒがネットサーフィンをする。

その日常が、あいつの言葉を通すと、凄まじい違和感を持って俺に襲い掛かってきた。

俺が覚えていることは、ドアに向かって走ったこと。さっきまでいた場所に戻らなきゃならなかったから。
「落ち着きなさい、キョンくん。」
いつの間にか現れた、朝比奈さん(大)は、疲れた笑顔で俺に言った。
「私たちは受け入れるほかにないの。いつでも好きなときにチェックアウト出来るけど、ここから立ち去ることはできないのです。」

END
973この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 16:42:16.80 ID:uWPU8y76
>>972 ぜひ続きを。お願いします。
 スレ移転の話が出ていますが、移転した場合、投稿されたSSはどうなりますか?
974この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 17:39:53.61 ID:+5smoN3O
同じく投下期待

>>973
別にどうにもならないんじゃない?保管場所は変わらないんだし

スレ立て挑戦してきます
975この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 17:42:27.81 ID:+5smoN3O
無理でした、誰か頼みます
976 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2013/01/04(金) 17:57:34.29 ID:6iIoNsru
スレ立て試してみる
977この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 18:02:18.92 ID:6iIoNsru
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part69【変な女】
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1357289928/

新スレですよ佐々木さん!
978この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 18:18:23.13 ID:+5smoN3O
>>977スレ立て乙!
979この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 19:22:22.24 ID:uWPU8y76
>>977 乙です。ありがとうございます
980この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 20:08:28.01 ID:kAriFDcA
>>977
新スレ立て、乙!ありがとう!


了解した。書いていく。現在の時系列は
『Virtual Insanity』→『あさきゆめみし』→『Hotel California』→『Music of the mind』
となる。
全体のタイトルをつけるとするなら、『Wanderin' Destiny』。和訳で『彷徨う運命』にしたい。
相当にシリアスになるから、そこは覚悟しておいてくれ。
981この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 21:00:04.44 ID:kAriFDcA
明日にでも新スレと自分への景気付けに一発、エロパロに佐々キョンのショボいラブラブえっちSSを上げようかと思います。

シチュエーションのリクエストはありますか?
ラブラブえっちの括りならば応えますぜ、紳士方。

ただし、キャッキャウフフ程度で、刺激的なものはとても書けませんが。
982この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 21:40:37.81 ID:+5smoN3O
ピロートーク

でも他の案も見てみたい…
983 忍法帖【Lv=2,xxxP】(1+0:8) :2013/01/04(金) 22:29:02.48 ID:owmCWhhl
>>977
984この名無しがすごい!:2013/01/04(金) 23:59:30.04 ID:+mAz1A8f
985この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 01:14:19.87 ID:z0KiFd4L
986この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 03:47:55.17 ID:1vFVmgq3
>>977
スレたて乙!次スレでもいろいろ期待したいな。

>>981
そしたら中学時代の思い出と今の心体の成長ぶりとか?
あいまいでごめん。
987この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 04:30:58.43 ID:atBLpLhE
>>982
把握。

>>986
把握。

夜には上げる。繰り返すが、『刺激的なエロ』は作風として無理だ。
988この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 05:12:00.04 ID:qSRoD1UK
うめ
989この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 08:15:08.33 ID:ZYP8o98j
東風
990この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 12:25:22.91 ID:zprWf1HI
吹かば
991この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 18:23:57.52 ID:ZYP8o98j
匂ひ
992この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 21:31:42.18 ID:62EnPg+J
をこせよ
993この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 21:47:06.75 ID:NifmwfrT
一足先に新スレに書き込んできます。
994この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 22:03:17.04 ID:atBLpLhE
正直すまん。夜勤明けだけに、眠気の限界だ。寝る。
目が覚め次第、エロSSに取り掛かる。
995埋めの花!:2013/01/05(土) 22:32:25.15 ID:ZYP8o98j
>>994
無理はしないようにね
996この名無しがすごい!:2013/01/05(土) 23:19:17.54 ID:NifmwfrT
>>994
仕事お疲れ様です。SS毎回楽しみです。
 最近、佐々木さんSS書く人増えたようで、嬉しいです。
997この名無しがすごい!:2013/01/06(日) 00:20:30.34 ID:Idl0Ijni
>>1000なら佐々木さんだけキョンの嫁
9981年以上前の没ネタAAその1:2013/01/06(日) 00:25:01.77 ID:aIgvPDSh
                                            /^) _
                                          / //_)
            _                               | ///_
.          '´;  , ヽ                          (⌒\( / ̄ ̄/   λ、
         iミルリノリリヨ            ,.ィ=t.、 i! i! i!. ,.ィ=t.、\⌒|⌒ヾ  <__/ (、
  .( "ミ0 ̄`ヾfハ ゚ ヮ゚ノki              | | | |_i!i=i!i=i!i_| | | |  \\          (
.   ))(八)ヽソっヾ`とチリ             | | | | |!l>=<l l | | | |    > )  ヾ      /
.    ヾ)゚ヮ゚ノ≪ ,,・ vv〉 .            | | | | |<:○:>| | | | |  ( ∠_        <
    . /'kン'ヾ/::/_( ̄ノヽ             | | | | |!l:TT:l!| | | | |    ⌒\ \  (^⌒
    ゞジ//ノ∪ ミ)ハヾヽ\         | | | | |!| | | |i| | | | |      し" )(^ヾ \
    . ⌒'〜(.::/ミメ                  | | | | |!| | | |i| | | | |           ⌒   \_)
.        ヘwiヘwi  .i‐┬┬┬┬┬┬┬┬:| | | | |!| | | |i| | | | |
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        |E|   |ヨ|‐┼┼┼┼`△     | | | | |_|!|_|i|_| | | | |    △´
        |E|   |ヨ|‐┼┼┼┼‐| |_.il._.i!_.| | | | |_|!|_|i|_| | | | |_.i!_.il_.| |
        |E| lニニニ二二二二| | |i| |i| i| | | | | |!| |i| | | | | | |i| |i| | |二二二二ニニニl
 lニニニニニ二△    △.    | |_|i|_|i|_i| | | | | |!| |i| | | | | |_|i|_|i|_| |     .△    △二ニニニ
 r┤.i! i! r=i   | |_i!_i!_| |_i!_i!_.i!_| |_|i|_|i|_i! | | | | |!| |i| | | | | |_|i|_|i|_| |_.i!_i!_i!_| |_i!_i!_| |  .r=i. !
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 | .|_|i|_l|_| |_||_|.ノ /   ,'   , u  ヽ.li| |i| |. |l l| /.::. 〈:i_i_i_l」:::::!l |i| | | | | | ∬.. 〈从从メハ.| |木..|
 | .|_|i|_l| | |_||_i ノハハハハi  i  ;   リ〉!|_|i|_|. |l l|〃.::::::::::l:|、- ゚ l:l:::l._|i|_| | | | l.州=マli、ヮ゚,i)ソ!|| |木木
 | .| |i| l| | | || |.!|─ ─l. ! | . i  i. |i| |i| |. |l l|{{:::::::::::: l:(i'{ハ}゙l:|):| .li| | | | | |{ ̄}. ヽf京iD.jノ|..|林林
森森森森森森. ’ 、 - ,ハレ从NiレN从.ニニニL._|l_l|{{:::::::::::: i:く/_i_jゞ~i`ー-┌┴┬―――'┴┴┴┴┐森
森森森森森森森〈i゙}ー{"{Gニil´......`liつ    .;    ,,, ノ;;;;ヾレ;;;;;ゝ  └─┴◎──―:――◎┘゙゙゙
         .   j. T` '!  /ュュュュゝ
        .     〈_,/.ヽ._>   ヽ_jノ
999その2:2013/01/06(日) 00:26:36.57 ID:aIgvPDSh
  \  ___、、、 /           rォ                 ミヾ、
     /""""ミミ              r!┴‐┐     r;/´(__)ヽミ丿
  =G(・∪__・ぅシ三三[}         ;゙ー―'ヽ  .__,//..(海賊王)ヾ_
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    し'|チ__jソ.   ゙ーィ二ト'゙    ||卅卅|| ハ从レN从''ノ .__ 、ノルハハハメ.||卅卅|| 二二ニニ=
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       【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part69【変な女】   ------::;、_ノ)     ヽ''"” ̄
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