667 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :
スルーしてねえで、かかってこいよ。
伊藤計劃の「ハーモニー」のどこが面白いんだ?
そんなもんここで絡まんでもAmazonなりそこらのブックレビューなりで幾らでも評価見付かるだろ?
そもそも意識ネタはメインじゃないじゃん。
社会学ネタと進化論ネタから意識の立場を再定義してるのがキモで、
それをあの時点(空気、って言葉が流通してた日本)で書いたのが巧かった。
既存のインフラが規定する「全体の善」がなにかってのが面白いんであって、
「悩みがなくなったのが素晴らしいです」とかホメてる奴はいねえよ。
虐殺器官にしろハーモニーにしろアナーキズム肯定の話でもなし。
ちゃんと読んでんのか?
まあ面白いか面白く無いかはこれも主観。
つまらんならつまらんでいいから、ブログでも立ち上げて非難してくりゃいいんじゃない?
669 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 17:56:33.76 ID:yfb+je+V BE:2463675449-2BP(1000)
>社会学ネタと進化論ネタから意識の立場を再定義してるのがキモで、
って何のことですか? まったくそんなネタがあった気がしませんけど。
何が巧かったのかさっぱりですね。
既存のインフラが規定する「全体の善」が何かって、伊藤計劃の答えは意識が消えることなんでしょ?
ごまかしてないで、議論してよ。
社会学ネタと進化論ネタなんて、「ハーモニー」には存在しないよ。嘘いうな。
進化のために後付けされたのが意識ってネタだろ。
意識のために作られたインフラがそれを再定義するのがwatchMe。
進化論ネタだとポピュラーサイエンスでも「意識の変遷」はしょっちゅう出てくる。
極端化された福祉と生命偏重(全体)主義が本当に幸福かどうかだ。
意識が消えることが「本当に善」ってあの結末から見て取れるなら絶対に会話は噛み合わんよ。
虐殺でシェパードの自己欺瞞をそのまま受け取るようなもんだ。
前提としてる考え方が完全に食い違ってるってか、批判のための批判がしたいだけじゃない?
そんなもんは議論と言わんよ。
てか、俺まで荒らし臭くなってきたな。
すまん、以下俺ごとIDで透明あぼーんなりしてくれ>他の人
て、以下あぼーんしてくれとか書いといてあれだけど補足。
×進化のために後付けされたのが意識
○適応への優位性から後付けされたのが意識
虐殺に比べると最近はハーモニーあまり読み返してないな……。
673 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 18:22:22.52 ID:yfb+je+V BE:547483542-2BP(1000)
>>670 >進化のために後付されたのが意識
? 意味わからないんだけど。
その前に、極端化された福祉と生命偏重主義があの作品で描かれたとは思えないんだけど。
だって、悩みを消したら意識が消えただけじゃん。
意識が消えることが「本当の善」だなんて思ってないけど、
おまえらはそのくらい頭が悪いかもしれないとは思ってたよ。
674 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(2+0:8) :2014/01/14(火) 18:23:48.73 ID:yfb+je+V BE:1231838429-2BP(1000)
>>672 >適応への優位性から後付されたのが意識
でも、意味わからないわ。そんな科学はないし、そんな推論はハーモニーには書いてない。
推論ってか、トァンと父親の会話で出てくるよ。>意識
適応の結果として生まれたのが意識ってやつね。
今手元に本がないからページ数指定までしてやれんけど。
つーかデネットでも読めばいいんじゃないか。
ハーモニーの舞台が極端な福祉社会による抑圧に見えないってんなら話は噛み合わないって言ってるだけ。
人間の生存が至高善だという前提があって、そこから零れ落ちる意識について書かれてると思うけど。
676 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 18:35:33.39 ID:yfb+je+V BE:3284899586-2BP(1000)
「ハーモニー」の舞台が極端な福祉社会なんてことはない。
自殺者はどんどん増えてるし、誰か一人殺してこいと脳内ソフトウェアに命令される社会だぞ?
あんたの方こそ、見栄てないんじゃないかな?
いや、だからソフトウェアのシステムを突いたわけで、あれがデフォルトな社会じゃないじゃん。
ミァハからの盛大な皮肉だと思うけど。
自殺者すら世界からいなくなりかけてた状況でああなったんだから。
まあ空気としては発売年度が一番リアルに理解できる作品だったけども。
コーヒーの話で「でも、いけないことですよね」とか本当に空気についての話だった。
678 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 18:53:53.47 ID:yfb+je+V BE:1642450346-2BP(1000)
>>677 脳内ソフトウェアに「殺せ」と命じられただけで殺すやつがいるわけないでしょ?
命じられて殺したんじゃなくて、殺さないと死ぬから「自発的に殺す」しかないんだけどね。
それまでガチガチにWatchMeに守られてた意識(と感情)に襲われて生まれたのがあのパニックだから。
意識の指向性をそれと知らず社会に規定されてるのがあの世界のそれまでだし。
そんな世界で人殺しをしないと生きられない状態に向かうのは皮肉以外の何物でもないと思うよ。
680 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 19:04:10.71 ID:yfb+je+V BE:1916192047-2BP(1000)
>>679 普通に考えて、殺さないで脳内ソフトウェアに攻撃されると思うんだけど、
そういう人たちがどうなったか書いてないよね?
その場合は殺されただろうけど、その結末までにハーモニーが来ただろ。
期間内にトァンが動いてたのもそれが理由なんだから。
まあ人を殺したくなくて自殺したイタリア人もいたけど。
そういう逡巡が広がってたのがあのターンだと思うよ。
この現代が舞台なら荒事に慣れてるだろう職業に就いてるヴァシロフの「見ちまった」も福祉社会に守られてたからだし。
悪い、書き損じた。
「その場合は殺された」ってか、それがミァハの目的だった、だな。
とりあえず読み返した方が早いんじゃないか?
ネタの好き嫌いはともかく、構成上の穴はそんななかったし。
683 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 19:21:13.33 ID:yfb+je+V BE:1847756939-2BP(1000)
>>682 どうやって殺されたのか想像もつきませんねえ。
殺せるほどの力をもった脳内ソフトウェアなんでしょうか?
わざと自殺させるとか?
っていうか、結論は、結局、意識がなくなったで終わりでしょ。
平凡な凡作だね。
横からスマン
構成は優れてると思うけど、意識を生まれつき持ってない民俗ってのが上手く思い描けなかった
それが陵辱されて擬似的に意識を持って日本の社会で一風変わってるけど
遜色なく暮らしてたとかさ、その辺りが自然な成り行きに思えなかった。
確か言語を話す能力って人間はDNA的なレベルで持ってるってのが今の通説みたいだし
そうなると意識がないっていうのは遺伝的にありえないんじゃないのかなあ。
685 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 19:43:16.84 ID:yfb+je+V BE:3695511896-2BP(1000)
>>684 意識が消えるなんてありえないし、そのアイデアは仏教の無我と変わらないし、
別にこんなに売れて評価されるような作品ではまったくないね。
てか意識のない人の社会って具体的にどんなんだろ
昆虫みたいに個としては無くて群意識みたいな感じ?
687 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(2+0:8) :2014/01/14(火) 19:45:00.98 ID:yfb+je+V BE:3832382887-2BP(1000)
>>686 伊藤計劃は何にも考えてないと思われる。
まあ、実際にありえないしね。
いや、それだと話が手法にずれてきてるだろ。
テーマの問題から設定上の云々を問題に変えてどうすんだw
「これはこうです」ってホラをどこで用いるかがSFなんだから。
ネタとしては医療分子でモジュール化された意識に指向性を持たせて自殺させる、って流れだったけど。
読み返さないと自信ないな。
感想についちゃ、それはそれでいいんじゃない?
誰も褒め称えよとか言ってんじゃなし。
ファンが集まる傾向の強いスレだから肯定的な意見が多いってのを理解して書けばいいだけで。
意識についても「なくなったで終わり」で結論付けるならそれまでだ。
その是非について議論するのが楽しいって人間とは意見もずれる。
売れるべきかどうかについちゃ、実際売れてるのが全てだし。
「あんなもん売れるべきじゃない」とか言ってどうなるもんでもないだろ。
>>684 むしろありがたいw
なんか一人で語りっぱなしで荒らしになってる気分だったw
俺はそれ、近いネタを読んだことがあったから割と自然に受け入れてた。
まあそこが大ネタ(仕込み)の核心と相関する部分だから、ツッコミ入れるとキリないけどw
ただ、実際どうかって話になると俺もそう思う。>意識がない
たしかに日本で自然に〜というのは不自然ってか飛躍があるように感じたけど、
虐殺違ってハーモニーは一度世界が再構成してるから、寓話的っていうか、
「そういう世界」を描く為に敢えて戯画化してるように思った。
作中の意識のない人の社会は、自己参照がない人間の社会なんだとは思った。
人間にとって必要な営みについて参照することがないっていうか。
上で出てるジル・ボルト・テイラーの語ってる内容が結構イメージに近いなと。
689 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/01/14(火) 20:01:19.50 ID:yfb+je+V BE:2463675449-2BP(1000)
とにかく、「ハーモニー」なんかをゼロ年代SFの代表のようにいったり、
魂について書かれた傑作みたいにいったりするのはやめろよ。
>>686 あと、それに近い話はジェインズの本で読んだ。
人間は元々意識を持っていたのか、みたいなのだけどw
ただ自己参照しない人類も文化を持ちうる、というのはありえるかもとは思ったな。
意識というのが現代人の差すそれのみを言うのかどうか、ってことで。
>>689 だからそういう主張はブログなりなんなりでしてくれば良いんじゃねって話で。
賛同者集めてどうなるもんでもないよ。
少なくともこのスレは支持者のが多いわけだし。
ゼロ年代の最高傑作()とかここでも見ないしな。
俺は虐殺のが好き。
まっとうに見える人間の突然の自殺や殺人の動機はだいたい一言で済む
「そうするしかなかった」
「意志による選択」について「もし自明のことならば」ということを示した明快な事例
つまり、本来選択可能な選択肢が環境からの見えない圧力によって
自我意識にはたらきかけられ、選択肢が必然的に狭められた状態
>>685 「お前は寝ながら普通に生活していたときがある」と親から聞いたことがある俺は新人類だったのか……
そりゃまあ、好きだからレスが集まるだけでこのスレがハーモニー評をどうこうしたりはできないしなw
比べるなら俺も軍事クラスタ的に虐殺のが好きではあるな。
ゼロ年代がどうこう言うなら、どっちも空気は切り取ってると思うが。
>>692 普通に興味深いw
寝惚けたまま動いててはっと我に返ったときの感覚に近いのかな。
生活となると想像できんw
>>688>>690 具体名サンクス、スパプレ(TED)録画してたから見てみますわ
あと同じNHKでやってたピダハン語を話すアマゾンの少数部族の話が
自分が知ってる中では一番近いかも知れない。
>>695 お、ピダハンの話がNHKに出たんだ。
本で読んだときから映像があったら是非と思ってたんだけど。
実は俺もそれ連想したんだけど、ハーモニーとだと遠いかなとw
でもあの話はたしかに思い出すんだよなあw
俺のほうも、どうも。
でも残念ながらこれは再放送待ちしかないのかなあ……。
ドキュメンタリー形式で言語の特性を追うとかだったのかな。
上の、ジェインズのはネタ的にモロ近接で近い、とかではないと思うけど、
TEDのハーモニーとの連想箇所は確実にあったと感じたよ。
俺も動画で見ただけなんだけどねw
書いた後で思ったけど、
>>696の、「ハーモニーだと遠い」は違うな。
単に言語ネタだから意識ネタのが近いかなと思っただけで。
妙な事書いてすまない。
まあチョムスキーの理論を揺るがすかどうかについては反証が割合前から出てるっぽいけど、
その社会において言語がどんな位置付けかって点ではやっぱり面白い。
>>697 これは未読だった。
面白いなこれ。
生み出された傾向に対してアプローチしていくことができるなら。
Twitterの傾向分析だと著名人の発言を集めてグラフ化するみたいなのは前に見たけども。
699 :
この名無しがすごい!:2014/01/15(水) 02:01:57.66 ID:bOYGdc6A
tuorua9876 伊藤計劃「ハーモニー」を読む。くだらねえ。人の悩みを解決するために意識を消す医療器具なら、今すぐにでも作って見せますがね。バカじゃないのか、この本、褒めてるやつら。
伊藤計劃がうざいってのはちょっとわかる。
正確には、伊藤計劃を持ち上げすぎてるのがうざい、ってことだけどね。
ぶっちゃけ、亡くならなかったら、ここまで注目されなかったと思う。
それも散々言われてるけどな
元々のファンは好きだから語ってるだけでも早川にとっては旗印になった
あの時期そうでもしないと牽引力を持てなかった
結果的にはそれなりに巧くいった
普通に面白いだけで済ませられなくなったんだろう
読者にはどうでもいい話だが
続編読めないだけに言及の機会が増えるのはありがたいけどな
702 :
この名無しがすごい!:2014/01/15(水) 22:02:30.56 ID:Zp5kgs23
本当にそうなんだよなあ
俺も伊藤計劃は好きだし、死後も名前が出るのは嬉しいけど
なんでもかんでもハヤカワの購買に使われるのはちょっと
俺も虐殺器官のが好き
作者がメタルギア好きなだけあって、内容にしっかりした軍事が入った方が面白い気がする
ハーモニーは冒頭でカリスマの追っかけやってた女の子が10年後に戦場でRPGぶっ放してるキャラ設定だけでその後何が起きても受け入れられる気がした
早川この話で散々言われてるけど商売なんだし仕方ないと思うがなあ
だから商売としてファンとの関係はwinwinでいいんじゃね
屍者が読めたのはその正の面だろう
何かにつけて伊藤計劃の名前が出るせいで批判されるのはある程度それも仕方ないが
名前が知られすぎたせいで妙なアンチとか故人であることを過剰にドラマ化する記事が出てくるわけだし
正直それ抜きでも早川はブーム作り出すのは上手くないと思うが
パンツァークラウンとか狙ってる層が半端な感じだった
ジャンルとしてのSFをいかに活気づかせられるかは苦闘し続けてる感じだな
重セラピーにかけろ
まあその
うん
関係ないうえに話題が数百レス遅いけど
ガガガの「下ネタ」が伊藤計劃以後のラノベ(SF)って別スレで言われてた
未読だけど紹介読む限り管理社会以外っぽいとこで言われてるのかな
「管理社会=>伊藤計劃」って、どう考えても謬見だと思うんだが
伊藤さんはさらにその先の「管理された社会で人間の意識はどのように作用するか」
ってのが本質的なテーマだったように思う
俺もそのラノベは読んでないけども、ちょっと調べた限りではむしろ図書館戦争っぽい質感だな
そもそも伊藤作品で禁止概念は人々の意識にすら上がってこない設定なわけだし
俺もそれは同じ考えというか管理社会=伊藤計劃的と考えてるのでなくて
読んでないものだからあらすじ読む限りではなんらかの管理状態における
自由を巡る話として伊藤計劃以後と書かれてたのかなと
むしろレスでチラ見しただけだからどう伊藤的なのかが気になったんだ
でもあらすじ、図書館戦争風ってのはその通りだな
実際読むとなにかしらそれっぽい感慨は湧くのかもしれないが
誤解を招く言い方で悪かった
てかMGS2の時点で旧来の管理社会以降だったしな
711 :
この名無しがすごい!:2014/02/02(日) 12:20:11.62 ID:iQ3w0kDe
「伊藤計劃以後」みたいな作品、最近多くてどれもパチモンみたいなものに思えてきてしゃあない
早く俺をなんとかしてくれっ
ガガガのは単に息苦しさとマイノリティ、空気の話ってことかもな。
まあそれだと
>>709-710と同じく「以後」ってのはなんか違うが。
同じような問題意識を以後とするのかとか作品として影響下にあるとか
恣意的に当て嵌めるとなんでもありになるしな。
ただマイノリティと空気の話が主流だったのは時流だと二年以上前な感じが。
ラノベは空気読んで商売するジャンルだからこれだからだとどうなんだろ。
図書館戦争も時期的にはああいう空気を担ってはいたし。
713 :
記憶喪失した男 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2014/02/08(土) 09:22:28.83 ID:Nsb8pnFC BE:1026531353-2BP(1000)
おまえら、今はもう「小野寺整以後」の時代だぜよ。
伊藤計劃以前以降で区切るような伊藤計劃の新しさって具体的に何よという
新しいってか指標に近いんじゃ?
「○○的である」に相当するニュアンスが、SF不毛の時期に出てきたから以前以後になったのはあると思う。
まあそれ以前にSF読者以外にもウケる要素とかそういう数値化はできるだろうけど。
完全に新しいってのはあんまり見ない。
計劃以前 袋小路に陥っているSF業界
計劃中 新規読者、特に大学生などの若い購読層の獲得
計劃以後 以前と同じ鳴かず飛ばずの詰み状態
割とまじでハヤカワの商法を見ているとこういう区分じゃないのかと思う
従来のSF小説ってだいたい小難しい理論とか出しすぎな印象がする
映画の方はビジュアルで見せられるけど、こと小説となると文章だから途端にわかりづらくなる
それに逆説的な一石を投じたのが伊藤計劃だろ
物語や説明はシンプルでわかりやすいし、汎用性高い題材扱ってるからさ
純文学と同じ世界に旅立とうとしてたSF小説界をなんとか現世に繋ぎ止めたのが伊藤計劃
スペオペも宇宙船とかロボとかメカとかに行くとプロパー向けだしなあ。
文章で引こうとするとラノベみたいなキャッチーさが一般層に受ける。
SFの題材でネタやらテーマ書きしてるラノベが浸透してきてるのはプロパーじゃやれない(やらない)からだし。
仮に売れるとしてもハヤカワがクトゥルフヒロイン物とかやらないだろう。
まあジャンル小説として保守的であることを自覚してないと駄目ってのはあると思うし
そうなると先鋭化が進んで、ジャンル内の方向性がターニングポイントの作家で語られるのは仕方ないのかも。
今回の大賞作品一連も基本は最近の路線+過去の売れ筋を捉えた作品だった。まあ面白かったけど。
小難しい理論になるのは、ある程度最新の題材を最低限扱う際にどうしても挟まってくるもんになりがちな気が。
理論解説はそこそこにテーマと題材で見せる塩梅が伊藤計劃作品は絶妙だったとは思う。
ダイナミックフィギュアとか機龍警察あたりは一般でも受けそう。
特撮アニメ的な発想力の応用で。
アクションがクリアできれば機龍警察は深夜ドラマとかで流せそう。
GUNHEDって見た事ないけどそんな雰囲気なんだろうか、とかw
ダイナミックフィギュアはSFファンかつって条件が付きそうな感じだけど。
舞台に遠未来を扱うだけでかなりハードル高くなる気がしてる。
ハリウッド映画なら映像でカバーできるんだけど。
ミエヴィルの都市と都市の後書きでジャンル小説家である事に誇りを持ってるみたいな発言があったけど
SFの層が分散しちゃってる日本の場合、ある意味ハヤカワは今の姿勢であるべきなのは間違いないのかもな。
読者は増えて欲しいけど軸がぶれたら元も子もないし。
伊藤作品の魅力は、そのフィールドで他のジャンル読者にも通じる視点を提示できたことかなあ。
虐殺が単なるミリタリSFだったらここまでの支持は受けてなかっただろうし。
まおゆうやログホラみたいにファンタジーに政経要素混ぜるのと似てる気がする
もしドラ作者も同じ手法取ってるって言ってたw>他の要素混ぜる
経済はちょっと勉強したいって層に受けるのも大きいかな。
虐殺器官とハーモニーの感想とか見てても社会生物学とか双曲割引に触れてる人はあんまりいねーけど
そこまで意識せずとも楽しんでるっぽい人は多いんだよな
だねぇ。そう読めるってのがあの流れの特殊なところだった。
死者補整とか言われたけど、存命中ハーモニーが出た頃も結構普通の読者が読んでたしな。
何より補整を掛けることができたのはそうした下地があってこそだしな。
まあそれでも翻訳作品は早川に感謝しきりだけどな。
元々早川のスタンスって海外作品の日本への紹介だし。
翻訳さえ賑わいを見せればいいってこともないが。
感謝しきれないのは間違いないんだが、絶版で復活待ちの作品が腐るほどあるので
できればもっとそっち賑わってほしいw
スレと関係なく流れ的に絶版の話なんだが、
ハリイ・ハリスンの『人間がいっぱい』って絶版だったんだな
前に出たかもしれないけど、ヴィンジの『マイクロチップの魔術師』も絶版だし
エンダーなんか映画化したのに映画化作だけの復刊だしな
正直死者の代弁者の方が面白いのに
SF小説ほど売れなきゃ絶版になる速度早いのって無いんじゃないかと
まあ海外産だからってのもあると思うけど
この期に乗じて国産SFがもっと盛り上がれば海外産の復刊もあり得るのかね
サンリオのSF小説はたまにちくまが復刊させてるの見かける
サンリオはマジ助かる
早川産のは伊藤計劃関連でならギブスンの絶版とかもやってほしかった
ギブスンまで手に取るファンのためにやれないのはわかるが
聖火とかも
ディファレンスエンジンは上巻絶版?
5年半はよく保ったとは思うが
上巻だけ絶版ってことはまずないから重版待ちだとは思うけど
早川見るとマイリスのみになってるから現状は各店舗のDSだけかな。
まあSFだけにこのまま絶版でもおかしくないのが世知辛いところだけど。
あ、下巻が早川のDSも含めて残ってるだけってのはありえるかも。
上巻で読んで止める人の方が割合としては多そうだから下巻だけ余るとか。
734 :
733:2014/02/15(土) 20:50:54.35 ID:pt0rFOh9
>上巻で読んで止める人の方が割合としては多そうだから
上下買う人より上だけ買う人のが多い、じゃなくて上下比べると上巻より下巻の方があまりがちかなって意味ね。
上のレスだとdisってるみたいに見えそうだったから一応。
上巻で止まってんだよコノヤロー
俺の「帰ってきたヒトラー」の話です。
これ、悪くないとは思うんですが、
ドイツ人のジョークって
全然
面白くない。
恐怖の殺人ジョークの背景がわかった気になる、稀有な一冊。
つか日本人が面白いと感じられるだけの情報が蓄えられてるジョークって
海外だと英米くらいのような……思い込みか。
そういえば虐殺に殺人ジョークネタはあったっけな。
ジョンさんなら世界中で通用する笑いの文法さえ制御できたんだろうか。
数式を解くような確実さで。
個別のネタというか、根底にパイソンマインドが流れてる気がする
それはあるな。
最初のソフトカバーの帯が「パイソンとイーガンが地獄で出会う」だったか。
今となっては別の情報が付きすぎててどうかと思う煽りではあるが。
『SFが読みたい! 2014年版』発売&ベストSF2013発表!
恒例の年間ベストSFガイドブックの最新版が、今年も発売になりました!
以下に「ベストSF2013ランキング」を発表いたします!
[国内篇ベスト10]
第1位 『皆勤の徒』 酉島伝法/創元日本SF叢書
第2位 『ヨハネスブルグの天使たち』 宮内悠介/ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
第3位 『星を創る者たち』 谷甲州/河出書房新社・NOVAコレクション
第4位 『Gene Mapper -full build-』 藤井太洋/ハヤカワ文庫JA
第5位 『know』 野崎まど/ハヤカワ文庫JA
第6位 『ノックス・マシン』 法月綸太郎/角川書店
第7位 『誰に見しょとて』 菅浩江/ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
第8位 『クリュセの魚』 東浩紀/河出書房新社 NOVAコレクション
第9位 『日本SF短篇50 日本SF作家クラブ創立50周年記念アンソロジー(1〜5)』 日本SF作家クラブ=編/ハヤカワ文庫JA
第10位 『冬虫夏草』 梨木香歩/新潮社
ハヤカワ・オンライン 2014/02/18
http://www.hayakawa-online.co.jp/news/detail_news.php?news_id=00000735
740 :
この名無しがすごい!:2014/02/22(土) 17:42:34.09 ID:8ok+vycb
>>699 どういうこと?
人の意識を消す医療器具は現代の技術で簡単に作れちゃうの?
糖質の糞コテの発言みたいだし
743 :
この名無しがすごい!:2014/02/24(月) 18:02:23.73 ID:1s+rcTfp
>>739 ジーンマッパー、なんだかんだで結構読まれてんのかな。
話題になったのは憶えてるんだけど。
法月綸太郎の名前をこのランキングで見るようになったのは意外というかなんというか。
745 :
この名無しがすごい!:2014/03/05(水) 14:06:41.09 ID:N4X5Dd7R
伊藤計劃を越えろ!フェア
ハヤカワのこのやり方はどうなんだ……
746 :
この名無しがすごい!:2014/03/05(水) 15:40:46.87 ID:tlfAixAN
ハヤカワじゃなくてブックファーストだろ
ハヤカワからのツイートだからじゃない?
まあこれがBFの判断なのは間違いないんだけど。
けどもう流石にハヤカワ側からこういうこと言うのは止めたと思ったんだが。
てか一般読者層だと「伊藤計劃を超えろ」ってエッセンスには惹かれないと思う。
SF性だけが際立つから。
何か問題か?
越えろと言われるなんてそれだけ高く評価されていると言ってるのと同じだし俺なら嬉しいけどな
いや伊藤計劃さんがどう思うかはわからんけどさw
越えた!
なら何を勝手にと思うが
自社の作家が取り上げられてるフェアに知ってて触れないのも不自然かもしれないしな
あと他のスレにも同じ内容で書き込んでるっぽい
他スレってのはよくわからんな。
不自然ではないけど世間的に伊藤計劃の知名度が継続し続けてるって認識ないとできないなあ、これ。
高く評価云々言うなら伊藤計劃のスタイルからすると死者に何を言おうがそれは個人の問題って感じにはなりそうだが。
どちらかというと作者のラインナップが気になる。
SF読者ならこの数年の動きは知ってるだろうし、一般読者にとって近そうなのは
それこそ藤井太洋あたりになりそう。
野崎はキャラ小説っぽさとか受け入れられるなら間口が広がりそうだけど、テーマはSF読者向けだしな。
近作だとオニキスも普通に奇想読みが手に取りそうだけどあれは別レーベルのSFエンタメでもありそうで
他だとガチすぎる感じが。
ハヤカワ作品創元作品に限らず、SF以外からも特集してるのかな。
このツイートで解るのは宮内・藤井だけだな
宮内は結構名前出てる分露出はありそう。
上の「他だと」は今回の大賞関連一連だけどSFならなんでもいいってことなら伊藤計劃あんまり関係なくなるかなw
世間に広く読まれたSF作家って位置付けだとしたら、やっぱSF読者であるかないかで認識が違うのか。
円城がエンタメ、純文、アニメ等幅広く活躍して
SFに留まらないと分かるや否や死者を神輿に祭り上げてのこれだからなぁ
いい加減ゼロ年代から離れて10年代最高の小説って帯を新人から出して欲しいな
ネタとして語るときに社会をどう扱ったかが出てきやすいだけで、
ここのスレ住人は普通に作品が楽しかったから惹かれてる人ばかりだと思うけどなあ。
作者がどう考えてたかを作品や読書の履歴から発掘しようとするのも作品背景を辿ろうとするからだし。
いやどんな意図でこれ貼られたのかわからんけども。
つか、自分を表現する材料に名前を持ち出す事への違和感とかはここでも前々から結構出てなかったっけ。
それでもこれについてるコメは部分的に思うところもあって、
これだけああしたブックメーカー経由の読者に取り上げられたり名前を知られたりするのって、
どっからブームが起きてきたかなんだなあと。
SFでこれまで散々社会語りな作品があっても話題になってなかったのは間口の広さの問題なんだろうか。
ある意味、少し前に出てたSFの内輪さや瀬名発言まとめとも繋がりそうな。
伊藤計劃の場合は作者が故人であることを前提にするしかない時点で色々と違うんだけども。
全く以て素晴らしい!SFファンの鏡だよ君!
自分より精神的、言語的に下位だと決めつけたものは
溺れているところを棒で叩いても構わないという所謂ネトウヨにも似た下劣な精神性!
何か他人には理解しがたい意見?を告発して読者を弾劾した気分に浸っているその思考狭窄!
何より自分だけが作者を理解していると言いたげな論理性に欠けた感情的で詩的な自己陶酔!
近年のひ弱なSFファンにはない気味の悪い心を持った正に正当なSFファンだよ!
>>756のことなら特定の何かを批判したいわけじゃなくて。
ブックメーカー経由の〜で言いたかったのは、今はもう部分的にはジャンル外の読者と繋がる可能性があるし
その上でSFはどうにかして色々なアプローチしてかなきゃならんのかなって話。
社会語りなんかわかりやすいネタではあるだろ。
読み方自体は当たり前に色々あっていいと思うんだよ。
元々SFは内輪で閉じてないとジャンルとして成り立たない部分もあるからこれまでそんなこと意識してなかったけど
こういう形で取り上げられるようになると考える。
よく「故人だから話題になった〜」とか虐殺が皮肉られてることはあるけど
じゃあ他のSF作家はどうしたらいいんだろうかって話だな。
多分リアルフィクションとか言ってた時期も同じような話はあったんだろうけど。
貼られたURLのはSF原理主義どうこうってよりも故人をどう見るかじゃないか。
例えば作者のファンは足跡を追ってきてる分、どうしても色々な情報を抱えてるから引っ掛かることも多くなるだけで。
つかさっぱり文脈が繋がってないんで単に煽られてるだけかもしれんが、一応。
しかし読者が喜びそうなのを狙って書いても本末転倒だからな
驚きを提供するジャンルは特に
技量に優れたバランス感覚のある作者を期待するしかないんでは
そこで引用されてる「ヨハネスブルグの読者たち」の方が757の煽りにはヒットするな
Twitterとブコメでブチ切れてる社会派()笑SF読みどもの反応見てたら楽しかったわ
>>759 社会の変容を書くのはSFの要素だけど、いかに社会を語るかがSFじゃないから、そのバランスかもね。
けど今は社会性への言及とかが即効性のあるネタとして広範の読者に親和性高いかもってのはあるのかもだ。
それこそブログとかでエントリーになる場合とか。
単純に社会を語る事が自体が物語の要素として抜群に面白かったのが伊藤作品だと思うんだけども、まーそのバランスになると難しいわな。
意図して伊藤計劃みたいな作品を書こう、となるとどうしても技術で覆われた・覆いきれない世界の差と個人の繋がりと
社会の関係なんかを書くことになりがちな感じはするし。て、ヨハネスブルグがそうだとは言わないけど。
作者個人のファンとしては別にそれで構わんけど、次のSF(の潮流)とか言われるとなんだろうなとは思う。
ポスト計劃的な作品が社会性への言及をアップデートした作品ってわけじゃないだろうしなあ。
どっちにせよあそこまで童貞ライクな主人公がボンクラマインドを携えて世界と対峙するってのは伊藤計劃本人にしか書き得ないと思うけど。
あと
>>761は前に「伊藤計劃が見たかもしれない構想」を探ろうってこのスレで創作に取り組んでた人を否定してるわけではなくて。
方向性として言われてたりするポスト計劃って漠然としたものが見えんなって程度の意味で。
シリア、クリミアと、存命だったらどう解釈したかの事情が続けざまに起こってるなあ
764 :
この名無しがすごい!:2014/03/20(木) 12:43:49.29 ID:RfWtZmt9
命日が今年もやって来た
伊藤 計劃(いとう けいかく、本名伊藤 聡、1974年10月14日 - 2009年3月20日)
もはや以後ではない
カレー昨日作って食っちゃってた……。
毎年インスタントだわ
769 :
一斗:2014/03/20(木) 22:37:21.90 ID:MKK4p+r+
>>769 お久しぶりですが、うおお、これは。
ネイキッドは昔から度々話題になってましたけど、短編の方は初見でした。
個人での交渉など大変かと思われますが、行動力に感謝and期待しながら続報待ってます。
報告ありがとうございました。
>>768 インスタントカレーで関連ってわけじゃないけど、オリーブポテトの話を思い出す。
最近あれを店頭で見掛けなくてそんなことが頭の端っこに引っ掛かってたのがなんでかなと思ってたら
伊藤計劃関連だったと今になって気付いた。
こういうこと聞くのは野暮な気もするんだけどなんでカレーなの?
グラウンドゼロズ発売日と命日が同じなのは監督の意図である可能性が微粒子レベルで
>>771 最近近所のモールのヴィレッジでそのオリーブポテチ買ったらペッパー味が強過ぎて甘い飲み物無いと辛かったわ
>>772 カレーが好物だったから
亡くなる直前の食事がカレーだったから
なるほど。
以前そのエピソード読んだけど忘れてしまっていた。ありがとう。
ノイタミナでアニメ映画化かよ
映画化おめ
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
まっとうな出来でありますように!!!
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
嬉しすぎて死ぬかと思った
三回は目を閉じて開けて嘘じゃないのを確認した
映画化か!凄く楽しみ。
783 :
この名無しがすごい!:2014/03/21(金) 20:58:09.23 ID:aJ5svj5a
うおおおおおおおおあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!
伊藤計劃でググった時の顔写真で笑った
両方!?
ってかやべええええええええ!w
パイロットムービーとかは間に合って……ないか。
ノイタミナ枠で〜はスレで何度もネタで出てたけどナナメ上に良い感じで転がった!w
虐殺は実写推しだったけどハーモニーならアニメだし、劇場なら作り込みに期待が持てるしでうわあやばい嬉しいw
雪風とか賛否両論の出来だったらしいから気合い入れてやってほしいなあ。
もう色々な界隈で名前が知られて読まれた後だから脇から変な価値観付けも入らないだろうし
今の攻殻ARISEくらいのクオリティなら超期待。
マルドゥックみたいに分けてくれてもいいんだが、2015年から順繰り公開かなあ。
>>773 規模が規模の大作だから合わせて狙った訳ではないと思うけど
近い期日に上がってきて発売日を合わせてくれた可能性はあるかもね。
だったらいいなあって程度だけど嬉しい。
映画化の後はコジプロで虐殺ゲーム化とかしてくれないかな。
MGSとほぼ同一になりそうだけどw
オリーブポテトはヴィレバン以外だとうちの周りはなぜか本屋で扱ってるな。
>雪風とか賛否両論の出来
「否」ですげえ盛り上がってた当時、もう10年前だよおい。
ムッシュはよかったと思います。よかった探し
「ケツに行って目視せにゃ」とか、字面だから面白いのかもだ。
声アテられたら笑えるので?
>>787 堺雅人が声優やったのだと知って驚いた口ですw
脚本からどう構成してくかに今から期待だけど台詞は気を使いそうだなあ。
文章ならではのテンポ、リズム、人物のセリフは間違いなく作中の大半を占めてるので。
声はいっそアメリカ人で字幕付けた方がいいかもだ。
というのは行き過ぎにしても、声優独特のメリハリのついた演技は構成とも影響するんだよなあ。
ジブリアニメが声優使わない理由とかどっかで見たんだけど、虐殺はああいう方向より洋画系声優で固めてほしい感じが。
螺旋服はピンクすね。
これ存命ときに見てたらネタにしてたろうなあ。
ネットの中で固いニュースと緩いニュースが混在してく感覚をどう書いてたか気になる。
791 :
この名無しがすごい!:2014/03/21(金) 21:50:03.88 ID:6kHfrZKp
おぉ、マジか すごい嬉しいな
でもどっちかっていうと虐殺はブラックホークダウンみたいな感じで実写にしてほしかったな
アニメ風の画に合うか不安
いっそ小島監督につくってほしい気もするけれど
絵柄と演出の乖離、ということなら
この'10年代においてはすでに、魔法少女アニメで耐性付いてるのではないか。
たまに笑っちゃうシーンはあるけどな。
映画化嬉しすぎてやばい
遂に動くトアンちゃんが拝めるんです
ね
作画もさることながら、やはり声優が気になるな
やっぱ監督、制作は大事
ノイタミナだし神山×IGの線がありえる
確かに虐殺は実写の方がよかったけどそれでもやっぱり嬉しいわ
アニメ化は嬉しいけどPV?のセンスを見る限りオワタとしか言いようがない
>>799 確かに…
虐殺器官とハーモニー、別々だよな?
2作品で120分とか詰め込まれたら、泣く
まだ具体的な情報は出てないんだからそう悲観するなって!
でもまあいろいろ考えちゃうよね
PVがAEで30分くらいで作ったようなクオリティ…
イメージイラストくらい見せてほしいなあ
PVのナレーションが不愉快
声じゃなくて内容が
>>803 最近のハヤカワもそうだけど死人商法丸出しで気分悪いよね
亡くなった作家っていう属性が付いてることは否定しないけどアニメ化PV位は作品そのものを推して欲しかった
そういう面を前にしたほうが話題になるしプロモーション的にそうなるのはしょうがない
STAP細胞の人とか佐村河内とかの報道と同じでコンテンツそのものだけでは人は食いつかん
気に入らないのはわかるがアニメがどうかだけ判断すればいい
もうPV来てたのか。
しかし見なくても何言ってたか想像できてしまうな……うーむ。
>>805 知ってもらうまでの道のりが問題なんだよな。
何かしら契機になるものは話題の繋がりを作るために必要な時代だから。
内容のクオリティは絶対必須だけど、それに加えてっつうか。
東北応援曲の問題は、聴いてる方も文脈踏まえて感動してたのがあの事情の複雑さだった。
早川の虐殺・ハーモニー文庫版は読者全員にギリギリ好意的なラインだったと思う。
映画化知ってこのスレに来た
本人のスレだし当然なんだろうけどお前ら評価高いねw
傍目から見ると、ラノベを書いてたよくいる二流作家が早死にしたおかげで
持ち上げられてる ってイメージなんだがw
809 :
この名無しがすごい!:2014/03/22(土) 10:36:28.60 ID:lIr8BVgh
アニメ化かよおおおおお
ハリウッドオオオオオオオオオオオオオ
ハリウッド脚本の方は、一応それはそれで別に進行してるっぽいからいいんじゃない?
実写に関しては日本でやられても正直困るw
メルカバの機動描写に定評のある「戦場でワルツを」調でやれば、
って禁句か。
キャラデザは誰になるかな
IGがやるなら西尾が順当だが原案は別になったりして
西尾はちょっと嫌だなぁ
ロンパリ目の人形みたいになる
もう沢山の人が書いてるけど、ごめん言わせて
すっっっっごくうれしい!!!!!
典型的な嫌儲が騒いでるってだけだしな。
踊らにゃ損損。
何をどこまで伊藤計劃が考えていたかを考慮しないまま彼の名前だけをダシにする商法が嫌われているのであって
(このあいだの「伊藤計劃を越えろ!フェア」とか)
今回のメディアミックス展開や遺作の刊行は普通に考えられることだろう
そこははき違えちゃいかん
そのキリストを超えた云々の記事だって「伊藤計劃を越えろ!フェア」のときに投稿されたものだし
>>817 伊藤計劃が「死を贈与した」とかいう妄想がまず気持ち悪い
ネクロマンサーか大川隆法かよ
伊藤計劃は死んでから陳腐化の一途だな
冗談というのはわかる
>>817 黒背景に白文字は虐殺器官のオマージュかな?
死者に対する態度と誠実さとしては大元帥について本人が書いてたことに近い捉え方してるな。
ブログのはリアルフィクションとのつながりで捉えてる見方を知らなかったから面白かった。
単にポストサイバーパンクってだけじゃない区分かな。
張本人ならともかく立ち会ったくらいの他人でモラルを語る人って正義面した代弁者って感じが苦手
内容よりそれを語る自分が前面に出てるような気がして
須藤玲司 ‏@LazyWorkz · 13時間
伊藤計劃がもし生きてて元気でも「伊藤計劃以後」が存在したはずなのは、80年代に「ギブスン以後」が存在してたこと、『虐殺器官』に『ニューロマンサー』的な時代を切り拓く力がある(と考える人は間違いなく現れる)、ってことで正しいでしょー。
信者と金の匂いがウザい、ってのはまた別の話。
須藤玲司 ‏@LazyWorkz · 13時間
伊藤計劃がもし生きてて元気でも「伊藤計劃以後」が存在したはずなのは、80年代に「ギブスン以後」が存在してたこと、『虐殺器官』に『ニューロマンサー』的な時代を切り拓く力がある(と考える人は間違いなく現れる)、ってことで正しいでしょー。
信者と金の匂いがウザい、ってのはまた別の話。
まあ信者って自覚はあるがどんな立場取ってても別の態度から批判されるのはどうにもならんかな。
ジャンル的な意味での以後なら誰かが認める認めないの是非はあれとっくにそうなってると思う。
>>825 この二人、同じ本に参加してても態度がだいぶ違ってるな。
藤田の方は別の評論でこの人に近い態度を批判してるように見えることも書いてた気が。
別に直接本人を批判してたわけじゃないだろうが。
さすがにニューロマンサーのような影響力は無いだろ
以後以後言うても結局なにが変わったのかさっぱりわからん
長谷作品関係で大賞で暴れる理由が思いつかん……。
そういやノベライズは読んだが短編集まだだった。
古株かどうかについては、時代のモニュメント的な作風にどう答えられるかだとも思う。
ブームとか潮流は個人じゃどうにもならんから後はその上で何が書けるかじゃないかと。
音楽ならトレントとかマイルスとかフリップとか他諸々ジャンルの先駆者だけど
時代の流れに対応して新しいことやっちゃう人とかいるし。
藤田直哉は?
普通に長谷敏司に対する風評被害じゃねーか
風評を起こしたのは藤田だろ
つか大賞ってどの大賞だっけ
虐殺器官とハーモニーってアニメ化しても大丈夫な内容なの?
好きだけども
正確にはアニメ映画化な
民放深夜で流すのはさすがにマズイだろうが、映画なら適正年齢表示できるしいいんでないかな
虐殺はキツい表現でも実写より若干ハードル低くなるかな。
アニメだからどうとかはわからんが。
ノイタミナはサイコパスでやたらBPOに挑戦的な描写していたような気がするから、
虐殺やハーモニーも作風損ねない程度にキツく描いてくれるとは思う
映画は映倫管轄だが、まあたぶん大丈夫だろう
アニマトリックスにマトリックスができる前のロボットと人間の戦争描写があるんだけど
虐殺はあのくらい陰惨でグロテスクな感じにしてほしいな
生きたまま縦に割られた人間の脳みそに電極刺して反応確認したり
生々しさが虐殺に通じるものがあってアニメ化聞いてまずあれが浮かんだ
確か担当はスタジオ4℃だったと思うけど
描写そのもののハードさてか、視覚方面のグロは結構ゆるいのかなって見てる。
BLOODだったか露悪的なグロも地上波に出たらしいし。
洋ゲーくらいのグロさなら大丈夫なのかなーと。
サイコパス未見だけど表現的な部分で削られず引っ掛からずを期待したいな。
藤田直哉がまた伊藤さんについて語った
以降というのも雑な切り口にしかならんだろうと思うよなぁ
ブログのは前のから更新されてないような
動画でまたってことか
Twitterであれこれやってたよ
Twitterだぞ
もう評論家があれこれ伊藤計劃を弄るのはやめて欲しい
まあ考察を専門にしてくれる人が資料広げて「ちゃんと」やってくれる分にはいいけど。
個人的にはその時代の「語り方」の象徴、切り口になった作家&時代性の文脈をテーマに据えた作家(以降)くらいでしか方向性を捉えられてない。
てかそれで個人レベルだと(後の作品に付き合うにも)十分かなとは思ってる。
twitterとかブログとかで評論家とかサーチしてない人間にとしては本にしてくれと毎回思うがw
スノーデンみたいになる存在が増えそうだな
今回のアニメ化発表で知ったクチだけどあまりに内容を知らない映画をお金払って見に行く勇気がないので原作両方買ってきます
アニメ化にしろ映像化は嬉しいけど
PVの彼は生前から小説家としての一生を計画していたのだろうか云々は
んなわけねーじゃんって思った
>>853 イタコ藤田とかが言ってるけど本当に笑うしかない
耳の聞こえない作曲家、世紀の発見をした女性の研究者、若くして亡くなった小説家
商品としてリスクが小さいのはどれ?
3年前から少し生き返ってました
藤田直哉の売名に利用される伊藤計画さん
またマルチか
859 :
この名無しがすごい!:2014/03/30(日) 11:58:49.33 ID:NIK5D1A/
藤田直哉は(1)限界研が濫用する前から「伊藤計劃以後」は広く流通してたワードであり、(2)だからその理由を分析すべき、というレトリックなんだが、
今やGoogle・ツイッターの検索で(1)が真実なのか簡単に調べつくよね。雑誌の特集タイトルと限界研のマッチポンプの印象しかないが。
From: sonesuguru
(論文の題にする程)文中で「伊藤計劃以後」を強く語っているのは岡和田氏のみなのに、ポスヒューにわざわざ「伊藤計劃以後のSF」の副題を付け、
岡和田氏の論文を巻頭に配した時点で、意図的に「伊藤計劃以後」という言葉の炎上を目論んだのは限界研という団体では?少なくとも外からはそう見える。
From: sonesuguru
「××××以後」の言葉を用いた、自分語りや浅薄な読書観の開陳(俺自身、数時間前にとうとうその愚を犯してしまった)が溢れるのを、世界で一
番憎んでいたのは読み捨てさんだと思うけど、彼の行動がその状況を急加速・爆発させる引き金の一つになってしまったというのは、もう、なんというか。
From: sonesuguru
彼のことだから、反論して来るであろう限界研の某氏を叩き潰し・嘲笑する用意はしていたのだろうけど、別の某氏がそれよりもっとアレな論をぶち上げ
るのは流石に予想外だったのでは。でも、化けの皮を剥がしたという意味ではやはり、実りある行動だったか。
From: sonesuguru
これ以降、私は「××××以後」については語りません。反論でも何でも、言及することが限界研(の二人)のマッチポンプに加担することになると考え
るので。あと、普通に作家名で調べる人にとって検索ノイズだ。常態に復して、適当な時に好きな小説やマンガのことを記します。
From: sonesuguru
全体的に誰だよ
twitterやってないとこんなゴタゴタがあったこと自体わからんのだよなあ
862 :
この名無しがすごい!:2014/03/30(日) 18:50:42.43 ID:NIK5D1A/
藤田直哉アンチが急にここに出てきたという印象しかないなあ…
急に伊藤計劃以後について語り始めたかでしょ
ノイタミナやブームに乗っかってこういう輩が今後もどんどん増えていくんだろうな
>>865 やっぱりそれが一番真っ当に感じる
ポストヒューマニティーズ、意外にも(肝心の岡和田さんの伊藤計劃以後話以外は)面白い本だったから
そんなに限界研嫌いでもなかったんだが、
今回の藤田さんの展開はちょっと残念だなー
やっぱり「伊藤計劃以後」ってことば自体が明確に間違いなんだよね
それを使っちゃった、または使うことについて根拠や論理があったり求めたりする必要ありと主張しちゃった
岡和田さんと藤田さんはちょとなーと思わざるを得ない
(限界研全体の責としていいのかどうかは分からんが。この人たちマジで思想バラバラっぽいので)
とにかく、関わるだけ無駄と分かっていてもイライラして困る話題だよ
Wiredの神林御大インタビュー読めよって結論でお終いでいいよな本当は
あーやっぱバラバラなのか
ポスヒューだけでなくて他の記事で名前知ってる人が数人いたから
方向性とか思い出して読んでたけど面子のSFに対する姿勢とかかなり違うように思ったし
ちな本は俺も同様の感想で岡和田さんのがどうにも有ってもなくてもな感想だった
藤田記事はそこそこ面白かったんだけども
今回の件は最初から通して見てないのでなんともなんだが
評論家も何かしらテーマや切っ掛けを作らないと活躍の場が生まれないのかね
みんなが何を言い争ってるのかがよくわからない
「そもそも伊藤計劃以後は存在するのか否か」
で
「存在しなければそれでいいが、存在するとしたらそれはどんな定義か」
だろ
「伊藤計劃以降」に何かSFの(内容面での)変化があったか、という部分はよくわからないのでここの人に聞いてみたいところではある
俺はわからないなりに懐疑的だし、
>>865の記事のように、感じないと言われるのだろうが
そうであればこういう切り分け方は少なくとも内容面では雑で妥当性を欠くのだと
いわゆる人間性の相対化をわかりやすい形でやって、それが売れたっていう事ぐらいは言えると思うのだが
結局売れた事実が先行して箔が付いてしまって「以降」という言葉は批評として意味をなさないでしょという
伊藤計劃以降って言葉が伊藤計劃を絶対化してるよねというアレがな
触発されて出てて来た作品はある、くらいかなあ、個人的な印象では
故人って否応のない事実に動かされた人はいるように見受けられるし
ただそれが批評で語るべき「以後」かと言われるとどうなんって気はする
脳科学ネタや生物学ネタへの偏重はラギッドガールなんか読んでも感じたし
てかハーモニーよりあっちのがガジェットの使い方自体はおっと思ったくらい
名前が出てるknowは伊藤計劃の影響があるといえばそうだなあと思うけど
ネタの方向性はモロにイーガンだったし
文学的な影響とか言われるとどうかなーって気はするけども
あと、knowはクラウド以降の世界を扱ってるのはそれっぽいかもしれないとは思った
これは単純に、ごく自然にネットが日常と溶け合った世界を書いてる作品が少ないからかもしれない
あるにはあるけど虐殺やハーモニーのすぐそこにありそうな塩梅のが中々ない
超近未来的なSFがそもそも少ないよな
現時点から絶対値20年以内の成り行きを想定したSFがマジで無い
ネタを詰め込みまくるとオチを現代から遠ざけたくなるのかもなあ
遠未来とか超技術で変質した近未来を書くなら科学理論でどうSOW出すかがキモになるし
ヨハネスブルグはあくまで舞台とか題材で関連性を見たかな
野崎は出自がライトノベルだからあのへんの現代を書くリテラシは出てたと思った
他のライトノベルだと現代を書くリテラシがあってもキャラって属性メインでそういうのは期待できなかったりだが
身近な、SF的な世界を語ることへの気兼ねのなさみたいなものは出てきたってのは有るんだと思う
間違いなくそれは変わったことだとは思うけど、作品性としての影響かと言われるとどうかなとは
冷戦時代の米ソSFみたいだな
当時の米ソSF作家は両陣営とも互いの出方を注意深く伺う人間が多かったから、
必然的に現実の社会情勢を諷刺するような作品が多かった
虐殺器官は9.11以降のテロの時代、ハーモニーはテクノロジーの普及による監視社会を扱ってるし
冷戦時代の共産圏SFはストルガツキーとレムくらいしか読んだことないな
レムは社会主義的な作風の時期(?)のは未読だけど
アメリカはともかく当時の共産圏でSF作家は肩身が狭そうなイメージが
ハーモニーは相互監視状態の顕在化がいかにも今っぽかったんだよな
ああいう形で現代を切り取ってくれてるのがあんまないつーか
knowはその点ちょっと楽観的なビジョンで〆ててイーガンぽかった
knowは円城塔っぽい
ブログ読んでると
「伊藤計劃以後は早川書房のただの策略」
と
「伊藤計劃以後はSF界の変革期」
に大別できるような気がする
同列のものとして語ることはできないけど、対立の概念として扱うこともできないんじゃないだろか
そもそも伊藤計劃以後ってそれこそ「伊藤計劃の作品を読んで感銘を受けた若い世代」
が作家として現れてくるこれからが過渡期になってくると思う
881 :
この名無しがすごい!:2014/03/31(月) 22:04:14.73 ID:e2U+yunF
まだそんな人いないよな
読書人大賞の話は知らんかったというかそれが一番ひでえと思った
そういう例を見るとヘイト的な意見も出てくるわなあと
SF業界だと新人以外は作風レベルでは作家性が確固と作られてて影響にとどまるだろうし
かといって新人は影響受けた上で余程の斬新さがないと微妙なのが難しいところだとは思う
藤田ブログに上がってた新人のパンツァークラウン・フェイセズは
伊藤・ウブカタの影響を言われてたけど振るわなかった
周辺ジャンルでそうした作家が出てくるかと言えばジャンル意識がそれぞれ強い日本だとこれもって気はする
あと読者が本人でなくて<伊藤計劃的なもの>を求めてるかって疑問はあるかな
伊藤計劃も円城塔も個性が強すぎて比較されると後続は霞みそうだ
>>878 円城は考えなかったな
あの人の作風はどうもエンタメ的な構造に当てはめるとずれてくるような
『テキスト9』が円城塔以降っぽく感じるぐらいには
伊藤計劃以後ってあるんじゃないの?
円城のインパクトのある作風と違って、伊藤作品の核になりそうなのって
内省性とか題材の選び方とか趣味とかが複合的だから、これってのが言い辛い気はする
一般層に受ける作風はどちらかと言えば伊藤計劃だと思うけど
オリジナリティの差だよな
>>882 大学読書人大賞の話についてはその増田と真逆の印象を受けて笑っちゃったんだがどうだろう
あれは「読書感想文の宿題やってんじゃないんだからさ」じゃなくて「まさに読書感想文の宿題そのものなのだから、そういう文章書けばいいじゃん」ていうスタンスに聞こえた
要は死者ではなく読書人大賞を冒涜(というのは間違いなんだろうがまぁ)してるよねという
ある種のファイトクラブ的テロ、というと言い過ぎだが
あとそのイベントって確か大学生で最近SF流行ってるのは何故〜的なヤツだったと思うが、
流れ的に危うく「最近の大学生がSFに固執しているという事実はない」みたいな大爆発オチになりかけて
藤田さん一瞬すげー焦ってたようなwww
>>886 ああそんなんなのか
ちょっと検索しても様子とか書かれてないからあの増田の範囲でしかわからんが
「そういうイベントなんだから」そういう対処したってニュアンスなわけね
つってもそれだけだとやっぱり死者に対してもその態度はって気はするけど
SFには実際固執とかしてないだろうな
読書人大賞は関連で一度だけ見たけど伊藤計劃は話題性で読まれてたように見えた
つかあの大賞でSFってことになると
賞絡みかそれこそ前に出てた社会語りかしか思い浮かばない
>>885 前にも何度か出てたと思うんだけどアイディアやガジェットが「何か」じゃなくて
それが「どう使われたか」とかどういう文脈にあるのかなんかも作品の味になるしな
そういう作品だと似てる部分で比較されると比較された方が霞むよなあと
>>887 もうちょっと詳しく書くと、というにはうろ覚えなので話半分ですまんが
その大学生読書人大賞はハーモニーなんだけど(あと同席していた別の人が屍者)
実はハーモニーの人は前回だか前々回だかで虐殺でも出したらしい
で、その虐殺読書人は「真っ当な書き方」だったんだそうだが、だからこそ落選したようだ
そこで読書人の「対策と傾向」を調べたらまぁ読書感想文がウケると判明したので
対策としてワザとハーモニー読書人はああいう書き方をしたということらしい
態度の問題を懸念するのはすごくよくわかる
ただそれだと「ならそもそも大学生読書人大賞なんかに出すのが間違い」という批判ならアリなんだが、
出しちゃった内容はまあそういうものなんじゃないかな、と擁護したい気持ちも少しある
「流通する言葉が流通する」というやつだからね
ちなみに虐殺ハーモニーを読んだ理由については特に社会語りとかじゃなくて
特殊部隊prprとかヒャッハー!ディストピア/ユートピアだー!!とか好みの話しかしていなかった
他の大学生もそうなのかは分からない、話題性で読まれてるのではないか、
という流れが大爆発オチ未遂に繋がってたな
890 :
889補足:2014/04/01(火) 03:34:58.01 ID:4akfQZ1K
ああいや、「好みの話しかしていなかった」は言い過ぎなんだが(他にもちゃんと色々言ってたはず)
あまりにも好み成分の話が印象強くてすまんw
>>889-890 いや詳しくありがとう
その現場のことは全然知らないから参考になる
その賞について知ってるから他の人間と競おうとすると
「対策として有効だった」故人との関係語りをするしかないって感じか
虐殺の感想はたぶんネットに上がってるの読んだと思う
記事は文字数の制約もあるんだろうけど
真っ当なのも背景込み感想文もそんなもんかって感じだった覚えがあるが
ハーモニーのときは本当に故人と作品を重ねる記事ばっかだった気がするから
余計にそれ印象に残ってるかもしれん
会場の雰囲気とかノリとかもあるんだろうけど
まあリアルタイムの会話は本人の真意を問うのが難しいからなあ
偽悪的に振舞ってみせる人もいるし(それ自体どうよって話は当然あるが)
あと好みの話ってのはニュアンスわかるから大丈夫よ
そういえばあの賞は舞城のジョジョでの感想文もキャッチーな語り口を
ウリにしてるのとか見たんだった
つか虐殺で特殊部隊prprは普通に読者の割合で多そうよな
コジラジ経由で知った読者とか大半そうなんじゃなかろか
892 :
この名無しがすごい!:2014/04/06(日) 11:59:45.06 ID:rWMZBJKX
頭が単に弱いだけなんだろ。
自分の世界観に凝り固まってるタイプ
まあ一連のエントリつか上の三つに関してはそんなんだなあ
以後の話についてはブックセンター云々藤田発言があるから
どっかの話の流れが流入してんじゃないかと思うけど
関係は流れ追ってなかったのでなんともな
>>859は読み流してたから読み捨てさんって人は見てなかった
単に藤田vs岡和田vs増田とその他みたいな構図かとばかり
895 :
894:2014/04/06(日) 16:00:31.26 ID:ucObws7G
あ、「そんなんだなあ」は
>なんでそっから今こんな流れになってるのか謎
に関して
アンカー付け忘れてたから一応
>>893 それは増田あての言葉なのか、
増田のエントリ見て「あっボクの書いた本がバカにされてる!反論だ!」ってはしゃいだ批評家あての言葉なのか…
何にせよ変な方向に燃えてんなと思ったから書いた。増田でやりゃよかったか
その増田関係なく伊藤計劃以後自体無視すりゃいいものを無視できずに触って変な燃え方してる印象しかない
898 :
この名無しがすごい!:2014/04/06(日) 21:28:18.48 ID:OAAEJitO
京大派閥というのがありましてね
藤田が岡和田と意見対立しているのに
外部からは仲間に見えてるのではないか
次スレの予感
次は記念すべき10スレ目です
瀬名秀明ゲスト選考委員は、「ランドスケープの知性定理」について、小松左京『虚無回廊』と(それをベースにした)自作「ミシェル」のその先を描き、
日本SFの50年を締めくくって新時代に導く傑作と絶賛。「伊藤計劃以後とか言っている評論家はこの作品を読んで目を覚ませ!」などなど。
From: nzm
それ別の文脈だと小松左京の跡を継いだのが瀬名か計劃かで
その跡を継いだのが現れたみたいな話だったけどな。
評論家云々で出てきたんだろうけど。
瀬名作品は嫌いじゃないし統一理論ネタなら読んでみたい。
載せるのに時間掛かるらしいが。
>>901 テンプレ修正早めにやって上げておいた方がいいだろうね。
直すところも出てきてるし。
円城塔や冲方丁の立場は?
あの二人は左京的な作風とはほぼ無縁じゃない?
円城はそう見ることも可能な時もあるけど、ポジションが別物だし。
左京の系譜として見た場合のって流れで今回のは読んだけど。
以後、ということなら「ピースメーカー以後」とは言えるのではないか。
というのはどうでもいいのですが、
電車で発泡酒の広告してるジョージクルーニーを見てしまって、
おじいちゃんじゃねえか。ひどいなあ。
マジだ。
うちの地域じゃ流れないCMなのかなこれ。
あんまりテレビ見ないから見逃してるだけか。
おお、めでたい。
しかし「美しい定理を思いつく話」って、作品自体はSF馬鹿話ノリだからこれ読んで手に取る人がいたらどうしようとは思うけどw
ALL NEEDもそういやそろそろだっけなあ。
トレーラー後で見よう見ようと思ったままほったらかしてた。
ハーモニーはもうサブカルくそ大学生御用達コンテンツに成り下がった感あるやん?
ハーモニーより虐殺の方が好き
どっちも好きだから何度も読んで文庫版も買ったわ
アニメはどうなるんかのう・・・期待しないでおくか
キャプテンアメリカ新作の地下墓地的なコンピュータ室のシーンがすげえツボる冷戦ガジェットになってた
USB挿したらテープ式冷蔵庫型マシンに入力される感じとかブラックオプス風のイメージ映像とか(陰謀論ベースな独白自体はMGSっぽい)
テーマがガチっぽいからなあ。
アベンジャーズと同じ世界観上でこの内容が凄い。
最近のハリウッドはこういうことできるのがいいんだよな。
映像だけでも萌えすぎる。
虐殺器官はキャストが気になるな。クラヴィスかウィリアムズのどっちかを大塚明夫にやってほしい
クラヴィスはどっちかと言うと堀内賢雄(雷電)キャラっぽい
ジョン・ポールは3人いる大塚氏の誰でも合いそう、特に芳忠さん
ナイーブなウジウジキャラだもんなクラヴィス
MGSなら雷電のがまだ近い気はするな。
一人称が「ぼく」だしw
てかオタコンの田中秀幸さんのがいいかもしれん。
大塚さんはポール氏とかボスがいいんでないか。
俺はむしろ女性声優が思い浮かばないな。
虐殺女子は一人だからいいとして(岡寛恵さんとかどうか)、ハーモニーは作風から言っても難しい。
JKミァハ→大人ミァハとトァン女史の対比とか描くなら
10年後のキャラも同じ声優で、その上で声を使い分けられないといかんし。
田中さん以外だとARISEで少佐やってた坂本真綾さんくらいしか思い付かぬ。
あれ?SF大賞ってまだ決まってない?
虐殺器官はともかくハーモニーは花澤さん出そうな気もする。PVナレやってるのしか根拠ないけどw
シャフト制作で声優もファミリーで揃えるとかありそう、という願望
まどか続編の話も無くて今放送してるのもやる気ない企画多いのはハーモニーやってるからだと信じたい
べつにシャフトは嫌いじゃないが
ガジェットのディテールや建築物の造形に拘ってほしいから
そこらへん誤魔化すシャフトは嫌だな…
んあー
花澤はまじで勘弁してほしい
花澤は来るんだったら、ゼーガのときの棒まで戻してから来い
風立ちぬの庵野に続いて
これは円城が声優挑戦の予感w
筒井「呼んだ?」
まどかの声優さんか……誰がベテランなのか全然わからんなw
まあアニメ界隈の声優さんがハーモニーは合いそうだが。
930 :
929:2014/04/23(水) 18:49:17.60 ID:wEpfG0yP
これだけ見るとまどかの声優さんにベテランがいないとか書いてるみたいだな。
すまん、一応補足するが、単に声優に疎くて誰が何やってるか知らんだけ。
とりあえず虐殺器官はどの役でもいいので大塚明夫さんは必ずキャスティングしてほしいわ
伊藤氏もそう願うだろうしな
ボーン声のホストが登場したと思ったら即さやかちゃんにボコられるあたり、
すげえ面白かったです。
一瞬なにが起こっているのか判らなかった。
ボーンなのにwww
任務中のボーンだったら情けないフリとか平気でやれるから(どんな任務かはわからない)。
>>922 事務所に所属してるのは知ってるんだけど、声優でファミリーとかあるんだな。
この製作所だとこの声優が高確率でとかあるんだろうか。
洋画だと大体吹き替えが決まってるが。
ハーモニーて
美少女キモアニメみたいだな
伊藤さんも百合作品のつもりで書いてるからな
まったく、百合美少女は最高だぜ!
まどかとか、ゴミでしょ
伊藤計劃が生きていたらどんなふうに貶すのか聞いてみたかったわ
ハーモニー読んできた。
ラストの章のテクスチャを書いた人物は意識を失ったトァンってことなのかな?
>>938 俺は特定の人間が書いたものじゃないと思ってた
「私」っていう「個」ではないプログラムみたいな何かがトァンの意識が消えたときに後付けしたものだと
あのテキスト自体、もともとトァンの意識を後からetmlとして再構成したものだから
だな
全体が記憶というか既述されてたものの再現というか
だからハーモニーなわけで
>>939 >>940 ということは、個々人のハーモニープログラムが一人ずつの過去の記録を資料としてネットにアップロードしている。ってことになるのかな??
>>941 そういう解釈でいいんじゃないかな
ハーモニーに至るまでを扱った物語として相応しかったのがたまたまトァンの意識だったってだけだし
他の人たちの人生も一応etmlとして再構成されてボルヘスあたりに保存されてんじゃないか
アップというかリアルタイム共有、ってイメージが近そう
もっと卑近つーとアレですが、学校の指定教科書で学部生が使う的なものを想像しました。
ライフログの超巨大版がネタだろうから、
>>942-943的な話だと思う
読み手を必要とするかどうかはあの「意識」からすれば微妙なところだが(半自動的に災害を避ける資料としてはある?)
学部生の教科書てのはどんなんだっけ
海外長編の白熱光とメディアのパシリムは鉄板やろなぁ
どうだろ。確かにパシリムは激熱だったけど、今回ゼログラも並んじゃったからなぁ
まぁあんなバケモノ映画が二本もあったって、映画好き的には結構幸運な年度だったんだな
パシリムの方は「誰も怪獣映画なんか観たくないってことですよ」という嘆きからはいい意味で隔世ってる感じ
ゼログラは映像ぢからとかキュアロン長回し進化とかもうこれぞ映画にしかできないってアレだったし
確かにあの二本はストーリーとか展開とか構成とか抜いてこの映像見てれば幸せになれるって作品だったなあ。
レジェンダリーゴジラが御大がFW前夜に幻視したそれになりそうな予感が
>>852だけど虐殺器官とハーモニー読み終わった
凄かったって言葉が一番自分の中でぴったり嵌る
この2作は色にするとまさに黒と白で好対照、いや悪対照と言ったほうがいいのかもしれない
キャストとかの話が上で出てるけど個人的にジョン・ポールは三木眞一郎さんで再生された
三木眞一郎いいなぁ!
大好きだw
クラヴィスかウィリアムズの声で想像してたなあミキシン
ジョン・ポールはもっとおっさんなイメージ
おっさんイメージは自分もあったw
三木さんがおっさんを演る時のあの独特に渇いた声が合いそうだなぁと
最後の「愛する人々を守るためだ」とか良い演技してくれそうな気がした
三木さんは誰かと思ったが検索したらなんとなくイメージできた。
MGS系声優から持ってきてくれるとハマる感じの人が多いのだけども。
>>950 ティーザー見る限りは今までに見れなかったものが見れそうで期待大。
今のハリウッドだからやれる絵だと思う、アレ。
三木眞一郎は今だに乙女ゲーでヒーローやっちゃうからなぁ
やっぱり若すぎるかな
MGS系がいいかな?
大佐がいないからなあ。
三木さんは声質的にはクラヴィスとか行けそうだなと思った。
青野さんがお亡くなりになってるのは辛い……。
ハーモニーが訪れた世界でも
笑ったり泣いたりすることや芸術が無くならないのなら
自殺も無くならない気がする
あ、けど動物は自殺しないんだっけ
ハーモニーの世界って誰も病気で死ななくて人口増えまくってパンクしたりしないの?
子供の数は簡単に調整できるだろ
内面がなくなってるなら自殺はなくなりそうだけど
社会のコンフリクトを全体レベルで制御するのがシステムの目的だしな
アメリカの政党争いとか(ハーモニーではないけど)凄い温和というか変化する気がする
>>962 いや内面がなくなってても
死んだ方がいい状況に陥ったら死ぬんじゃないかと思ったんだよ
生きることを最優先にしてるんなら別だけど芸術とかが存在するのなら生き延びること以外にも生きる意味があるみたいだからさ
けどハーモニー後の世界では死んだ方がいい状況に陥ることはないのか
日本語下手でごめんね
あぁけど死んだほうがいい状況だと判断するものはハーモニー後の世界では存在しないのか
スレ汚しちゃってごめん
っていうかハーモニー後の世界って子供産まれるの?
内面がないなら恋愛もできないと思うんだけど
あとハーモニーが訪れてもウォッチミーを入れてない子供たちには内面残ってる気がする
どっか読み間違ってたり読み落としてるところがあったらごめん
入れてない子供には内面あるだろうね
冒頭にも書かれてるけど
入れるのを強制する社会にはならんだろうけど、あの社会の発展で子供に入れられるようになったら入れると思う
続編がもし本人に書けてたら「子供の物語」とかやれたと思ったくらいだ
恋愛は環境的必然で起きるんじゃない?
まあもうそれ恋愛じゃねーよって言われそうな形式になるだろうけど
>冒頭
すまん、子供は入れてないって意味ね
進化的な必然だった機能を進化の産物で切り落としたってのがあの世界だしな
結婚・出産に関しては生府がコントロールするのでは?
それこそ古典的ディストピアみたいに遺伝的に最良のカップリングをコーディネートします、みたいな
子供の物語読んでみたかったなぁ
恋愛しないと子供が生まれないって恐ろしい観念だな
遺伝子の他理的な部分が働いてセックスから出産、子育て、独立の支援まで特に問題なく行われるだろ
むしろ恋愛ファシズムから解放された自由世界と言える…?
972 :
966:
上のはそれ含めて環境的必然て書いたんだけど分かり辛かったらすまん
形式としては
>>968的なのを想像してた
あの世界なら生活そのものが幸福と作用しながらお膳立てされるだろう
もし続編があったら感情の喪失が当然のインフラになった世界が書かれるのかなあと思った
テーマとしてはそれとの邂逅と結論だろうけど
あの時点で生まれてた子供は齟齬が起きないように管理されたんだろうな