【ラノベ】自作を晒す人と感想人が語り合うスレ

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621快晴ラッコ
ちょろっと改稿してみました。
http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0779.txt

これが「わかりやすい」と思ったことを前提として話します。
思わなかった場合は適当にスルーしてください。

まずプロローグとは、作品の売りや簡単な設定、舞台背景を説明するためにあります。
しかし説明文とはうっとおしいものです。
人に読ませるものである以上、できる限りは簡素にすることが求められます。
にも関わらず、重要なことをおざなりにして、不要なことを丹念に描写しているのが現状です。
議論スレの446さんが仰ってる「書けない」というのもそういうことだと思います。
雑音のような情報が混ざり過ぎているため、なにを説明すればよいのかワカランわけです。

というわけで、上の改稿では
「凶悪なモンスターがいる世界とそれを倒す勇者の話。舞台背景・ファンタジー」
と設定させていただきました。
そう設定した結果、少女のお父さんは消滅します。
上で定めた設定を語るのに必要なのは、以下の三点だからです。

・モンスターの凶悪さ。
・勇者の存在。
・ファンタジーであることを示唆する小道具。

この三点の描写を考えた場合、少女の境遇や住んでいる家、父親の安否は別に要りません。
街の崩壊具合と少女のピンチを助ける勇者でお話は通ります。
上に書いた三つのポイントをみせるのが目的である以上、それら以外は必要最小限に抑える工夫が必要なのです。

ファンタジーであることを示唆する小道具については、街の名前や少女の「青い瞳」などが該当します。
どうみてもファンタジーなネーミングをだせば、どうみてもファンタジーにしかみえません。
青い瞳の少女をだせば、西洋風である感じもでてきます。
何度もでてくる舞台の場合はきっちりと書く必要もありますが、プロローグにでてきて終わる舞台は必要最小限で構いません。

なお、これはあくまで一例です。
自作がなにを売りにしてるのか?
それを自分なりに考えて、それの魅せ方を念頭において書いてみてください。
現状ではなにも考えず、自分の書きたいことを書きたいままに書き連ねた印象です。
草稿であればそのやり方でも構いませんが、人にみせる以上は練り直して削る作業は絶対に必要です。

細かい文章表現については、「普通の文章」と「気取った文章」の使い分けを意識してください。
そもそも「普通の文」とはみんなが使うから「普通」なわけですよ。
そして「みんなが使う」は「見慣れている」とイコールでして、見慣れている文はだいたい読みやすいわけです。
裏を返せば、「気取った文章」とは「普通でない文章」で、見慣れていないがゆえに読みにくくなりやすいということです。
使用の場面は限定していただかないと、「ダルいんじゃボケ」でおしまいですよ。