【ラノベ】あらすじ.プロットを晒し感想を貰うスレ3
【ジャンル】SF異星人との遭遇モノ
【タイトル】ミカサの戦い(仮称)
【評価基準】粗筋を読んで面白いと思うか?
時は23世紀の地球。人類は木星の4大衛星にまで居住権を広げ、文明を謳歌していた。
月面宇宙基地の「アンダンテ」で、16歳のミカサ・ケイはエウロパ行き宇宙飛行士の訓練を受けていた。彼女の役職は船外作業。人型ロボットのサイ・ノリスを使い、エウノパ鉱山のメタンを集める作業だ。
サイ・ノリスは脳から出る精神波にバイオ・コンピューターを同調(シンクロ)させるシステムで、人類全体の2%という素質が無いと出来ない仕組みになっている。
ミカサは幼馴染のケンドウ・リュウタと共に、理知的な女教官のハセベ・イズミの許で、サイ・ノリスの操縦だけではなく、機動宇宙輸送船のパイロットとしての訓練も受けていた。
彼女はメカの扱いに関しては天才的な才能を発揮し、それを周囲の人間も認めているのだ。
ただ、彼女自身は謙虚な性格で、元々引っ込み思案である。その才能をいち早く見抜いたのが、ケンドウなわけだ。
ちょうど、宇宙機動軍の全面的な軍事演習が木星軌道上で行なわれた時である。その時、ミカサらは月面基地で卒業式を行なっている時だった。異空間から一筋の光線が放たれ、宇宙機動軍は一瞬にして、消滅した。
そして、木星軌道上から次々と生物的なフォルムの宇宙船団が現れ、地球に向けて進軍を始めた。ミカサの父親が宇宙機動軍には居た。
経験豊富な軍人を失った地球軍はミカサらを残存艦隊の船長に任命し、異星人との戦いに備えるように命令した。父親の仇と思い、ミカサは戦うことを決意する。
異星人との先遣隊にミカサは志願する。ミカサはケンドウと共に、それぞれ高速移動艦「サザナミ」「アカツキ」で、異星人との最初の戦闘を図る。それは火星軌道上で実現する。
サイ・ノリスに搭乗したミカサは敵船団への接近を試みるが、その時、異星人の艦砲射撃でサザナミ、アカツキらは撃沈する。
残ったのはサイ・ノリスに乗ったミカサとケンドウの2人だった。敵船に付着することに成功したミカサらだったが、その時、ミカサらを精神波が襲う。
その時、初めて、ミカサらは異星人が精神体(アストラル体)であることを知る。異星人にとってもこれが人類との初めてのコンタクトだった。
異星人はミカサらに自分らが精神体であり、肉体という器を求めて、この太陽系に来たことを知らせる。
この時、異星人の雌のアストラル体の「ユウマ」とミカサの精神体が融合し、ミカサ本人は「ユウマ」の記憶と性格を共有することになる。
「ユウマ」は本来のミカサとは違い、活発で明るい性格だった。異星人の船団は火星軌道上で進軍を止め、融合体のミカサに特使を依頼する。
しかし、ミカサを乗せた異星人の宇宙船は、地球軍の攻撃を受け、撃沈する。この時、ケンドウも死んでしまう。
しかし、ミカサは奇跡的に生き残り、地球軍司令部のある、ニューヨークで最後の異星人と地球軍の交渉に臨む。
ユウマの気持ちを伝えるミカサだったが、地球軍の扱いは冷たいものだった。
それどころか、ミカサは政治犯収容所に入れられてしまう。地球軍と異星人の決戦は迫っていた――