757 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/07(月) 14:19:36 ID:Dsqg71oX0
高校2年の冬に今度は漫画喫茶で例の女性と出会った。もはや神出鬼没とかいうレベルじゃない気がした。
就職か進学かどうするのかと問われた。もうこの辺から最近のことだからだいぶ鮮明に覚えてる。
高校の先生曰く、推薦で俺は地元の国立にいけることになっていた。もちろん何も問題を起こさなければの話だが。
そのことを話すと、やはり少しまじめな顔になって
「君が後悔しないならそれでもいいと思う。でもいずれ君は嘆くよ。自分の力の無さに」
といわれた。そして
「私は就職するほうを勧める。君の運命はこっちに傾いているから」
とも言われた。
でも俺はやはり意地になっていたのか大学に行くことを決めてしまった。
俺は理系の学部に進学を決めた。4月の頃は良かった。
5月の終わりくらいから段々と雲行きが怪しくなってきて6月の頃には漠然とした不安に駆られていた。
気がついたら公務員試験の申込書を手に取っていた。大学を辞めるつもりだった。
前期の試験は過去問題を駆使して完全にクリアできた。でもやはり自分の力では無いことに不安を感じた。
情報系の自分にとって何より痛かったのはどんなに勉強してもプログラミングが理解できないことだった。
一ヶ月みっちりそればかり勉強しても理解が出来ない。
「これはかなりやばいのではないだろうか」
気がついたら、夏休みに公務員採用試験を受けていた。