【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ Part51【変な女】

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506この名無しがすごい!
「実は先日、おれたち宛に差出人不明の招待状がとどいた」
「はあ?」
「おまえに見せると『これはあたし達に対する挑戦よ!』と無意味にテンション上げて、
群馬まで行くことになりそうだったから握りつぶしたんだが……」
「あんた、SOS団への依頼も、そうやってえり好みして捨ててるんじゃないでしょうね? 
とんだキョン・フィルターだわ!」
「とまあ、無視を決め込んでたら、二人して拉致られた。理由をさっきまで考えてたんだ
が、今言った招待状と、携帯のGPSが示す位置からして、行き先は間違いないらしい」
「いずれにせよ、これはあたし達に対する挑戦と受け取っていいわね!」
「受け取るって、挑戦を受けるのか?」
「当然よ!」
「《愛妻の丘》でハグするのか?」
「あううう」
「まあ、イベントは中止だし、そんな時間じゃ誰もいないし、誰も見てないだろうが」
「はううう」
「《愛妻の丘》には他にも、夫が妻への手紙を投函すると後日郵送される《愛妻ポスト》
というのが設置されてるそうだが」
「当然、あんたが出すんでしょうね、その手紙!?」
「いや、待て。そもそもの前提から確認しよう。……おれたちは夫婦か?」
「ち、違うけど、未来の妻に郵送されるなら、何の問題もないわよ!」
「……そうなのか?」
「……違うの?」
「いや、まあ、なんだ」
「あんたが書いた手紙はしっかりチェックするからね! 《未来の妻》が落胆しないよう
に!」