作家でごはん18

このエントリーをはてなブックマークに追加
474この名無しがすごい!
【一人称 太郎視点】
「君はどこから来たんだい?」
 私は驚いて問いかけた。
「ああ、言ってませんでしたね、すみません太郎さん。私は空から降ってきましたよ」
 タケシのその返答を聞いて、私も含め、この場にいる全員が口をぽかんと開けた。
 しばらくして花子が口を開いた。
「空からって……あなたは宇宙人か何かなの?」
「ご想像におまかせします」
 タケシは気味の悪い笑みをうかべた。
 花子はなにか見てはいけないものを見たような顔をした後に、すがるような面持ちで私を見つめた。私ならなんとかできると信頼してくれてるのだろうか。
 しかし私は、驚きでなにも考えられなくなってしまっていた。
 
【三人称 太郎寄り視点】
「君はどこから来たんだい?」
 太郎は驚いて問いかけた。
「ああ、言ってませんでしたね、すみません太郎さん。私は空から降ってきましたよ」
 タケシのその返答を聞いて、太郎も含め、その場にいる全員が口をぽかんと開けた。
 しばらくして花子が口を開いた。
「空からって……あなたは宇宙人か何かなの?」
「ご想像におまかせします」
 タケシは気味の悪い笑みをうかべた。
 花子はなにか見てはいけないものを見たような顔をした後に、すがるような面持ちで太郎を見た。太郎ならなんとかできると信頼してくれてるのだろうか。
 しかし太郎は、驚きでなにも考えられなくなってしまっていた。

【三人称 俯瞰視点】
「君はどこから来たんだい?」
 太郎は驚いたような声で問いかけた。
「ああ、言ってませんでしたね、すみません太郎さん。私は空から降ってきましたよ」
 タケシのその返答を聞いて、太郎も含め、その場にいる全員が口をぽかんと開けた。
 しばらくして花子が口を開いた。
「空からって……あなたは宇宙人か何かなの?」
「ご想像におまかせします」
 タケシは気味の悪い笑みをうかべた。
 花子はなにか見てはいけないものを見たような顔をした後に、すがるような面持ちで太郎を見た。太郎ならなんとかできると信頼しているような様子だった。
 しかし太郎は、驚きでなにも考えられなくなってしまったようだった。

【三人称 神視点】
「君はどこから来たんだい?」
 太郎は驚いて問いかけた。
「ああ、言ってませんでしたね、すみません太郎さん。私は空から降ってきましたよ」
 タケシのその返答を聞いて、太郎も含め、その場にいる全員が口をぽかんと開けた。
 しばらくして花子が口を開いた。
「空からって……あなたは宇宙人か何かなの?」
「ご想像におまかせします」
 タケシは気味の悪い笑みをうかべた。
 花子はなにか見てはいけないものを見たような気がして、すがる想いで太郎を見た。太郎ならなんとかできると信頼していたのだ。
 しかし太郎は、驚きでなにも考えられなくなってしまっていた。