>>125 ・読みやすいか 読み進めることはできる ・各キャラが立っているか NO ・続きが読みたいか NO
・気に入りそう(よさげ)なキャラはいるか NO ・文章のテンポ 単調 ・面白いか NO
で、議論スレからの流れで、凄く真面目に意見しよう。
まず構成。個性を出すのに最適なシチュエーションを選ぼうとしていないのではないか。
例えばテンプレ、いわゆる『お約束』で転校生と主人公が曲がり角でぶつかるのはなぜか。
それが、キャラクターの性格と作中での役割を提示するのに効果的なシチュエーションだからだ。
他の『お約束』も同様の効率化の結果である。幼なじみだったら主人公の自宅、不良だったら喧嘩や因縁付け、
金持ちキャラだったら高級車での送迎、駄目人間だったら遅刻間際の校門、美男美女だったら
ラブレターの入った下駄箱、等々の場面が用いられる。それがキャラ見せという狙いにおいて効果的だからだ。
その点に意識的なら、後はいくらでもオリジナルなものにアレンジできるはず。
アレンジしたものを作品全体の狙いに沿って並べれば、きちんとした構成になる。
この作品では、そうはなっていない。
文章は、確かに簡単な描写については用を成している。
最低限のレベルに達していないと断言する程ではなかった。
しかし、文章的にアクセントを置くべき所で失敗している。
ざっくり言えば、『地の文が長く続く辺りの表現力』が不足していると感じる。
内容は言わずもがなで、特に指摘するところはない。
内容がないy……ほぼ有りはしないので。
キャラクターの個性というのは、結局のところ『反応の集約』で形成されるものなのに
反応を起こすような事態が少なすぎる。これは構成として指摘した点とほぼ同じ話で。
個人的に、作者は小説を書くより先に、まず読書の量を増やした方が良いのではないかと思う。
それも単純な娯楽小説の読書量を。