「ほほえみを待ちわびて」スーザン・イーノック:二見の感想です。
いつものイーノック。放蕩者のヒーローが不遇な状況にあるヒロインに目を留め
堕すと決める。→猛アタック→ヒロインは最初抵抗するもだんだん言うがままに
→でもそれ以上にヒーローがヒロインに嵌りまくり。
な、ストーリーでした。美男美女カプだし、貞操関係も問題無しなしです。ちょ
っとヒロインが頑なさすぎるようには思いましたがそれもヒーローをかっこよく
魅せる為の演出だと思えば気にはならないかな?
いつも、意外な人物が最大の敵になるのがイーノックなんだけど、今回は以外す
ぎて逆に強力な敵のように思えなかった。今回の敵は、ヒロインのトラウマ
ですな。
>>523 レビューありがとう。
おかげで買うか迷ってたのがちょっとかたむいてきた。
ちなみに作中のヒーローの女関係はどんなカンジ?
>>525 ヒーローはヒロイン一筋なんだけど、自分にヒロインは相応しく無いと思って
いる感じ。
精神的にはヒロイン一筋で、選んだ相手も誰が見てもヒロインに似ている。で
も、ヒーローは自分はヒロインに相応しく無いと思って手を出さない。
ヒロイン外の女性は影も形も無いです。なので、女関係は0だと思って間違い
ないです。
528 :
525:2010/03/07(日) 22:45:19 ID:gH1Vjkb+
>>526 ありがとう。
作中に別の女とのSMシーンがあるのかと気になって買えなかったんだけど一安心しました。
明日本屋に走ってきます!
これだけではアレなので「銀色の運命が満ちるとき」と「冷たい瞳が燃えるとき」の感想を。
どちらもパラノーマルでシリーズ2作目だけど、どっちも1作目の方が入り込める気がしたかな。
タイプは全然違うけど、ヒロインにヒーローが色んな決断を迫りまくってて、しかもそれが
結果的に全部正しかったりするところも同じだった。
個人的には圧倒的にナリーニ・シンが面白かったです。
529 :
525:2010/03/09(火) 20:56:19 ID:1YyxbDg3
>作中に別の女とのSMシーンがあるのかと
それは無いのでご安心を〜 さらに、SMと言っても日本で考えられるような
アブノーマルな感じではないです。精神的なSMって感じ。H&Hの互いへの
一途っぷりは笑えるくらいの作品でした。ただし、ノーマルでのア○ルがある
作家さんなので、そこは注意。(当然今回もある)
「ハイランドの魔法の夜」デボラ・マクギリブレイ:ランダムを読了。
前作「ハイランドの魔法の霧」(でも、何人この前作読んでいるんだろうか)
の続編というよりも、その裏で進行したロマンスです。
ハイランダーの血を引き、予知的な幻視能力があるヒーローは昔から伴侶となる
女性の幻影を見続けていて、でもその女性を見つけられなくて、諦めかけていた
時、やっと見つけたと思ったらその女性は君主でも有り兄とも慕う従兄弟と
結ばれてしまう。従兄弟の幸せを喜びつつも運命の伴侶を諦めきれないヒーロー。
しかし、その女性には双子のようにそっくりな従姉妹がいて、それが今作のヒロ
イン。
気が強い設定のヒロインなんだけど、惚れた弱みでヒーローには激弱なのがな
んか可愛かったw
ヒーローも人生を掛けた伴侶(勘違いだったけど)を泣く泣く従兄弟に譲った
けれど、本当の伴侶がヒロインだったと気付いた後は独占欲全開、超押せ押せ
で、個人的には超ツボ。何度もリピートしてしまい、レビューが遅れましたw
キリスト教化以前のハイランドの風俗に力を入れていた前作よりもロマンス度
は高く、更にヒロインが「ヒーローが愛しているのは自分にそっくりだけど、
良く見れば自分より美人な従姉妹」と思い込んでいて、ちょっと切なめ。
シリーズですが単独でも読めます。
530 :
529:2010/03/09(火) 20:59:39 ID:1YyxbDg3
「身勝手な償い上・下」ステファニー・ローレンス:mira
「愛のレッスンはあなたから」サリー・マッケンジー:フローラ
の感想です。
どちらも、兄弟の突然の死で爵位を受け継ぐ事になった退役軍人ヒーローの
婚活バナ。結婚の必要があるけれど、社交界にあふれるデビュタントに馴染め
ないヒーローが田舎の領地に帰ってきたら、そこにはオールドミスとなった
幼馴染との再会が待っていた……ってな感じ。
前者の方が、ヒーローの性格・過去のH&Hの関係エピソード・ストーリー展開
はシリアスで繊細。ヒーローが結婚したい理由も、相手に求める条件も、ヒロ
インを結婚相手に選んだ理由もシリアスで切実です。若さゆえに壊れてしまった
初恋第2章って感じの話でした。
後者は、もっとライトで爽快感があるストーリー。色気も素っ気も無い理由でプ
ロポーズしたヒーローとそれを受け入れられないヒロインのバトルと、周りの
人間のおせっかいを気楽に楽しむお話。ライバルの悪役っぷりと、退治されっぷ
りも見事!
HOT度は、後者の方が帯の煽りが凄いけど、断然前者の方が高いです。いつも
のパターンで中盤からずっぽりな感じになるのでw
ヒロインは前者が29歳、後者が26歳とどちらも立派なオールドミス。ただ、
ビジュアル的には後者のヒロインは美女ヒロインスキーさんには厳しいかも。
小柄でキツイ巻き毛で、眼鏡っ子で巨乳キャラ。ヒーローが一目で魅力を感じ
た位なので、不細工では無いとは思うのですが。
あっ、ヒロインはどちらもバージン・ヒロインです。後者は26歳とは思えない
程ある意味純粋なバージンヒロインでした。(でも、シリーズ1作目のチェリー
公爵ヒーローを考えれば普通の範囲内かなw)
じっくり浸って読むなら前者、気軽に読みたいなら後者がお勧めです。
532 :
525:2010/03/13(土) 22:36:45 ID:s/iykD9r
>>529 今日やっと買えたので早速読んでみます!
ありがとう!
「グレイの瞳にささやいて」エリザベス・ソーントン:ラズベリーを読了。
あとがきを読んだ感じでは、トラブルに巻き込まれたヒロインを意外な頼もしさ
で支えるヒーローのお話で、2人力を合わせて問題解決に乗り出すような感じ
かな〜と思っていたら全然違った……
弟の安全の為、ヒーローを愛してはいても嘘をつかざるを得ないヒロインと、
ヒロインは信じられる女性だと思っていたのに裏切られたと感じてしまった
ヒーローのすれ違いストーリー。背景に絡むのはかなり大掛かりな謎で、政府
内にフランスの内通者がいるという「砦クラブシリーズ」に良く似た設定。
とは言え、裏切られたと思った後もヒーローはヒロインを切り捨てられず色々
手助けするのですがw
サスペンス的にははらはらしっぱなし。ロマ的にも、中盤ヒロインがヒーローに
嘘をつき、でもヒーローはヒロインを信じてヒロインを守るために力を尽くそう
とするあたりは、すぐ先の破局が見えているだけにどきどきするやら切ないや
ら。
疲れるので再読するかどうかは未定ですが、出来が良いことは確か。
「リンダ・ハワード絶賛」
と言うのが付いていると、個人的に面白く無い作品が多くて躊躇していたけど、
エリザベス・ソーントンは好きなので買ってみました。これなら、「絶賛」も
納得のレベル。
オールドミスヒロイン(27歳)とヒロインがヒーローを欺く設定が苦手でな
ければ他に気になる所は無いと思います。
エリザベス・ソーントンはブラコン・ヒロインが割と多くて、ちょっとなぁと
思うこともあるのですが、今回はブラコンが原因でヒーローより弟を選んだと
は思わなかったです。それだけの理由があったし、最終的には中盤でヒーロー
信じて打ち明けなくて良かったし。
質問です
アン・グレイシーの「偽りの婚約者とくちづけを」が気になっているのですが
レビューサイト等を見た所、ヒロインの過去がイタイ、後味が悪い、といった感想をチラホラ見かけました
どういった問題があるのでしょうか
読後感がスッキリしない作品は読みたくないので、ずばりネタバレで全くかまいませんので
モヤモヤする点を教えてください
よろしくお願いします
>>534 ヒロインが昔の恋人の子供を妊娠
お爺ちゃんのDVバリバリによって流産
最後にもお爺ちゃんが暴走でヒロインにかなりのDV
後、昔の恋人をヒロインはずっと待ち続けてるけど
実は恋人は財産目当てでとっくに違う相手と結婚してた
モヤモヤはこんなとこだと思われる
一応ラストは昔の恋人は暴走し続けるお爺ちゃん(家に幽閉されてる)
によって折檻を受けた上、海外に単身赴任されてしまうので因果応報にはなってる
ヒーローのヒロインへのメロメロっぷりは、個人的にロマ本の中でも随一だと思うけど
DVがかなりエグイので確かに注意が必要だと思う
>>535 早速レスありがとうございます
結構ハードですね〜
でもこれで心構えが出来たので、ヒーローのメロメロっぷりに突撃したいと思います
楽しみです!
本当にありがとうございました
「罪深き愛のゆくえ」アナ・キャンベル:二見を読了
最初に手に取った時、その余りなアンチヒロイン設定(ヒロインは高級娼婦)
に、「これは無い!絶対読まない」と思って棚に戻した作品だったが、その後
見かけるたびに気になって仕方が無く、遂に買ってしまった……
しかし、ヒロインは登場人物紹介に過去の顧客が2人も紹介されている、どう見
ても「なんちゃって」ではない高級娼婦だし、ヒーローは勝手に引退して去っ
て行ったヒロインを執念で探し当て、そして拉致してハイランドの狩猟小屋に
監禁するようないかれた男……どんだけ地雷が炸裂する事かと、怖い物見たさ
半分で読み始めた。
……が、意外な事に「純愛」ストーリーだったw
ヒーローは絶対に究極の放蕩者で30代後半の性格破綻気味な男だと決めて掛
かっていたけど、年下ヒーローでした。21歳の時に(現在27歳)ヒロイン
に一目惚れして、それ以来ひたすらヒロインに執着。1年前に念願かなって1
年契約でヒロインのパトロンになるも、当然1年で手放す気は無く終身契約
(結婚)に追い込もうとさえします。
ヒロインは「愛人」として別人格を作り上げ、過去のパトロンに心を寄せたり
はしなかった(し、寄せる心配の無い相手を選んだ)けれど、ヒーローには
惹かれている部分があって、監禁され「愛人」としての仮面を被れないままに
接する中で、愛に気が付くというようなストーリー。
身分違いで別れを求めるヒロインに対し、その求めを拒めないほどヒロインを
愛しているヒーローという展開で、あらすじから受ける印象と違って、すごい
純愛感のある作品でした。
また、ヒーローらしく頼もしい男である一方、どこかヒロインに甘えているよ
うに見えるところがあって、年下ヒーロー設定が自然に生かされているなと感
じました。
HOT度はほどほど。ヒロインは28歳です。
「偽りの一夜は罪の味」コニー・メイスン:扶桑を読了。
リージェンシーより50年ほど前の時代設定だけど、ロンドンのシーンはリー
ジェンシーと何も変わりなし。とは言え、ハイランドとロンドンを行ったり来
たりする時間の経過も長い(2年近い)お話で、ハイランドのシーンはそれな
りにハイランドっぽかった。
ヒロインが理由があるとは言えヒーローを2度に渡って騙す事によって2人の
関係がこじれてくるのですが、1回目はそもそもヒーローが「裏切った」と腹
を立てること自体がおかしい。ロンドンでやりたい放題やっていたくせに、自
分の妻(しかも、15年もあって無い)が他の男の子供を妊娠したと知って怒
ったり、(結局自分の子供だが)ヒロインが、自分を騙して愛人関係を結び、
最後に自分を捨てて行ってしまったとか、怒る資格はまったく無し。
2度目は仕方ないかなと思うんだけど、騙す事にしたヒロインの決断がちょっ
と極端すぎて感情移入しにくかった。
波乱万丈のストーリーで、面白くない事は無いんだけど、ヒロインの決断に納
得出来なかった(もっと他の方法があったはずだと思ってしまった)ので、も
のすごくお勧めって感じではないです。でも、「並」よりは上でした。
自分勝手なヒロインが好きじゃなくって、この前に読んだコニー作品は壁投げ
してしまったのだけれど、今回は最後まで楽しんで読めました。ヒロインは良
い感じ。大好きなひたむきで一生懸命なヒロイン。
しかし、ヒーローが(最初辺り)あんまりな感じではある。まあ、後半は挽回
するけど。
>>537 自分もその本すごい気になってた。グラグラしてきましたw
>>539 娼婦ヒロインは、「『美しすぎて』ジュディス・アイボリー」が今一だったので
発売時にはスルーしていたけど、感想で「ちょっとだけ年下ヒーロー」というのが
目について買ったら当たりでしたわ。
「美しすぎて」はヒロイン息子とあまり年の変わらないヒーローだったからなぁ…
「息子とは知らずにヒーローが嫉妬」な描写は自分には受けませんです。
逆バージョン(身内とは知らずにヒロインが嫉妬)も嫌いだけどさ。
(元)娼婦ヒロインで1番好きなのは、二見の『めぐり逢う四季』に収録されていた
「『これからずっと』キャンディス・ハーン』かな〜
541 :
537:2010/04/11(日) 22:51:49 ID:Mr+giiAC
>>539 全ての地雷はあとがきと登場人物紹介で公開されているので、そこさえ覚悟し
ておけば後は大丈夫です。
わたしも長い事気になっていたのですが、地雷が怖くて読めなかったんです。
でも、気になって仕方が無く、
「地雷覚悟で読んでみればいいか」
と、覚悟を決めて遂に購入に踏み切った次第。読む前に分かっている以上の地
雷は無いのでそこはご安心を。
「放蕩貴族を更生させるには」カーラ・ケリー:ラベンダー読了
ものすごく良かったです。じわーっと、かつしんみりと来る作品でした。
放蕩者のヒーローがヒロインの年季奉公の権利を手に入れるというあらすじを
読んで、放蕩者が真面目なヒロインに愛人になるように口説くストーリーかな
と思いましたが、全然違いました。ヒーローはヒロインに不埒な事は致しませ
ん。よって、HOT度は最低レベルです。キスしかしませんからw
辛い過去を持ち、それ故に放蕩者になってしまったけど、実は優しく大らかで
気が良くて、頭も切れるヒーローと、真面目で理知的なヒロインの掛け合いが
面白い作品。凄く楽しく読み進めていける作品なんですが、実はものすごく背
景はハードで、それが徐々に明かされて行き、非常に来る物がありました。
ヒーローとヒロインは最初から引かれあっていることは読者には分かるんです
が、当人達は気付かず、どこか昔の純愛少女漫画を読んでいるような気持ちに
なりました。
ヒーローは、アン・グレイシーの「偽りの婚約者とくちづけを」のヒーローに
似ているような気がします。
ヒーローは30歳、ヒロインは25歳でバージンヒロイン。地雷は無いと思い
ます。昔の少女漫画のようなプラトニックで繊細な純愛が好きな方なら当たり
だと思います。
しかし、このヒロインの強さは凄いです。自分だったらとっくに心折れている。
ヒーローとめぐり合い結ばれて本当に良かったと、心の底から思った作品でし
た。
>>537のレビュー読んで罪深き〜買っちゃったよ。
ヤンデレな拉致監禁ヒーローがつぼってしまった。
ヒロインもしっかりした人で、良い一冊でした。
「ウィンダム公爵と美しき義賊」ジュリアン・クイン:RHを読了。
ヒーローはガチで追いはぎ家業でしたw でも、まあそれは良いとして、社交
的な感じのする明るいヒーローなのですが、ある伏線が張られていて、そのせ
いで妙に頼りないと言うかヘタレに見える。自分は伏線に気付かず、最後に
明かされるまで、ヒーローがイマイチだなぁと思って読んでました。伏線が
明かされてしまえば印象変るんですが、そこまで読まずに放置する人がいそう
な気がします。まして、この作品連作で次作のヒーローが同時に登場して居て
そっちの方が魅力的に見えちゃうし。
結局、そんな事は無いと思いましたが、挽回するには伏線が明かされるのが
遅かったし、そもそも伏線だと気付かれにくく、単なるヘタレな印象が強く
残るかも。
ある日襲われた追いはぎが実は正統なウィンダム公爵かもしれないというスト
ーリーで、最後までそれは確定せず、一体どちらなのかはらはらするというか、
ヒーローが公爵だった方が未来は悲惨な要素が多くて、公爵じゃなきゃ良いの
にと内心思って読んでました。
結末は知らないほうが面白いと思うし地雷とは関係が無いので読んでのお楽しみ
って事でw
>>543 タイトルだけ見るとヒロインが義賊なの?って感じだな
545 :
543:2010/04/17(土) 18:10:27 ID:PwcuXmvp
>>544 確かにw
でも、あらすじ読んだ段階で違う事は分かるよ。
「真珠は涙にぬれて」ジョー・べヴァリー:RHを読了。
う〜ん、話そのものは面白い。そしてヒーローもヒロインも魅力的なキャラク
ター。ストーリーテリングも巧みで飽きさせないし、個人的には当たりの1作。
……が、しかし。
地雷大炸裂なので読む人を選ぶと思う。
地雷1:序盤でヒロインはヒーロー兄にレ○プされる。シーン描写あり。
地雷2:ヒロインはヒーローとヒーロー兄、どっちが父親なのか分からない子
供を妊娠出産。
地雷3:ヒーローはヒロインと結婚後、べつの女と関係する。はっきりいうと、
関係した回数は、ヒロインとよりずっと多い。シーンの描写は無い。
箇条書にしてみると実際より酷い印象になっちゃうな、どうしても。ただ、自
分も地雷は多い方で、この作品にも自分としての地雷があったけど、それでも
面白いと感じたので、地雷だから詠まないのももったいという事はお伝えした
い。
ヒーロー兄は実はゲイで、ヒロイン兄一味に罠に嵌められ、ゲイではないこと
を証明する為に致し方なくというのが地雷1。ヒーロー兄は無責任でゲイだけ
ど本質的に悪い人間ではない模様。翌日テムズ川に身投げしようとしていたヒ
ロインを保護し、弟であるヒーローに泣きついて押し付ける事に。
地雷2はH/Hとヒーロー兄の間では解決していて、子供はヒーローの子供
って事になってはいる。ヒーローは兄の子供でも自分の子供として受け入れる
と宣言はするけど、自分の子供だと自分に最期の言い訳が出来るように自分と
も関係してくれと初夜にヒロインに頼んで関係を持つので、結局どちらの子供
なのかは分からない。ただ、ヒーロー兄弟は一卵性双生児なので遺伝子的には
どっちの子供でも一緒と言うドライな見方も出来るかも。
地雷3は、ヒーローはヒーロー兄から泣きつかれヒロインと結婚するちょっと
前に、諜報活動に協力する事になり、仕事としてかつての愛人をもう一度篭絡
する任務に当たっていた。そのためそういう事になった訳です。
個人的にはどちらの子供か分からないのが一番気になった。ちなみに女の子でし
た。
>>546 地雷原を進むが如き一冊だわw
面白そうだけど、私も子供がどっちの子かわからないのはちょっとなあ。
でもちょっと読んでみたくなってきた。
548 :
546:2010/04/19(月) 19:35:48 ID:C5j7Knpa
>547
あとがきを読むと、どうやらそういう作風(>地雷原を進むが如き)の作家さん
らしい。
が、言葉にするのは難しいんだけど、個性として自己満足で地雷原展開してい
る訳ではなくて、地雷があってもなお広く受け入れられるロマンスってスタン
ス書いているような気がします。
こんだけ地雷テンコ盛りでも、読後感は良かったので。
同作家さんの初邦訳を放置していたので、これから読んでみるつもりです。
本スレによるとこれも地雷作品らしいのですが読んでみますw
「バラの香りに魅せられて」ジャッキー・ダレサンドロ:二見読了。
いつものダレサンドロ。ペットやヒロインのアドバイス役の年上女性や、周り
の人々が良い味出しているユニークでシリアスな一作でした。
特に地雷も無いし安心して楽しめる作品。
そういえば、ヒロインはかなり美人。ヒーローは最初ヘタレだけどなかなか
魅力的な男でした。シリーズ物っぽくヒーロー兄もそのうちヒーローになりそう
だけど期待出来そう。
「レディ・スターライト」アマンダ・クイック:二見読了
いつものアマンダw
独立心旺盛なオールド・ミスと技ありヒーローのお話。安定した面白さ。アマ
ンダの既作が好きなら迷わず買いの一作。個人的にはヒーローが叩き上げ&爵
位持ちなのがよりツボ。(我ながら打算的というか低俗だとは思うんだが、や
はりリージェンシーのヒーローは爵位持ちの方がいい!)
特に地雷も無く安心して読める一作。
「公爵と乙女の秘密」デボラ・シモンズ:ハーレ文庫
初邦訳作品と腰巻に書いてあったので、いきなり文庫化された作品のようです。
良い意味で「非現実的」で、なんとも言えない乙女ちっくな味わいの一作でし
た。デボラって、こんな作風でしたかね? 最近読んでいないので思い出せな
い……
とは言え、とても楽しく読めました。特に、序盤でヒロインが男装してキャビ
ン・ボーイとしてヒーローに仕えて航海をする部分はどきどきわくわく。終盤
ついにヒロイン=キャビン・ボーイだとヒーローにばれる辺りもものすごく好
きな感じの展開でページをめくるのももどかしい位。
ヒロインは久々に読んだ気がする10代ヒロイン。16歳で登場し、途中で1
7歳になります。金髪で緑の瞳の小柄でほっそりした美少女。
ヒーローは28歳で私拿捕船の船長。そして公爵ヒーロー。
ヒロインの年齢が若いので乙女ちっくな味わいに感じたのかもしれません。
地雷はヒーローがヒロインと知り合った後(とはいっても、キャビン・ボーイ
として知り合った後)に、別の女性と関係を持ったらしい事位かな?
「潮騒の城に閉ざされて」エリザベス・ソーントン:ヴィレッジ読了
エリザベス・ソーントンだと理解して買ったのに、読み終わる頃にはコールタ
ー作だと思い込んでしまっていた。
初期の作品だそうで、今まで訳された作品とは雰囲気がかなり違う作品でした。
復讐に燃えるヒーローと、野生児のようなヒロインのお話。
ヒロインは文句無く美少女(18歳)なんだけど、男の子同然に育ったので、
口が悪かったり男装しまくりだったり。でも、どこか可愛らしい感じはしまし
た。中盤にヒーローへの愛を自覚し、女らしくしようとする辺りは可愛い。
ヒーローは30歳の天涯孤独の身の上の公爵です。
愛し合いながらもすれ違うのはいつものソーントンなのですが、今回はヒロイ
ンはオールドミスでもブラコンでも無かった。それだけでソーントンって感じ
がしないw
史実をベースにした政治的なやり取りが書かれていて、ヒーローは珍しく英国
の政治に深く関わっている設定。監禁バナだけど、愛ゆえに監禁する訳じゃ無
いので、ヤンデレヒーロー目的だとちょっと物足りないかも。
地雷は、ヒーローがヒロインを誘拐監禁した後もしばらく愛人と関係が続いて
居た事位です。
ソーントンを読むというより、初登場作家を読むつもりで読む作品だと思う。
昔のハーレ世代なので、若くて処女って設定にそそられるw
今度本屋行った時、どっちも見てみますね〜
私もヒロインが若くてバージンなのは好みの設定。
でも、見つけるのなかなか難しいですよね。
早速買ってみます、ありがとう。
555 :
552:2010/05/13(木) 20:50:23 ID:3vqJLQob
>553
>昔のハーレ世代
自分もですw なので、洗練されすぎたヒロインが苦手です。
>554
>見つけるのなかなか難しいですよね。
ヒストリカルはコンテより年齢低めだけど、それでも18歳以下は滅多に無い
ですよね。
この前18歳以下ヒロインの作品を読んだのはエロイザ・ジェームズの末っ子
の話で、その前はマロリー一族の話だった。しかも、どちらも年の差カプで、
ヒロインはヒーローの年齢の半分かそれ以下だったなぁ。
デボラの方がやけに乙女ちっくに感じたのはヒーローも20代だったせいかも。
実は、ヒロインが男装して乗組員として船に乗り込むという設定つながりで、こ
の作品のヒロインは樋野まつりのWANTEDのヒロインに脳内変換されてました。
少女漫画に脳内変換されたのは初めてだった。船の中のシーンとかもこの絵
でしたが、ヒーローだけは変換されなかったw
ttp://www.amazon.co.jp/gp/product/images/4592188217/ref=dp_image_0?ie=UTF8&n=465392&s=books
「情熱のプレリュード」ニコール・ジョーダン:ライムを読了
「誘惑のエチュード」の続編というか同シリーズですがあまり連続性は無く、
単独で楽しめます。誘惑のH/Hはワンシーンだけ登場。女の子が生まれていま
した。
横暴な父親の元育ったヒロインは安定した人生を求めていて、冒険野郎っぽい
ヒーローを受け入れられず。でも、ヒーローはヒロインを辛抱強くヒロインを
口説くというお話。かたくななヒロインと、その壁を突き崩そうというヒーロ
ーの関係性が見物の一作。
意外とヒロインは若くて21歳。公爵令嬢です。ヒーローは英国伯爵のまたい
とこでアメリカの船会社オーナー。
特に地雷は無く、安心して読めると思います。
南の島で、イギリス軍につかまって死刑囚になってしまったアメリカ人のヒー
ローに頼み込まれ、束の間の結婚をするヒロイン。なんとかヒーローを助けよ
うとするも失敗し、失意のまま英国に未亡人として帰国。
……ところが、ヒーローは生き延びていてヒロインに会いに英国にやってくる。
設定もドラマティックです。
また、ヒロインの頑なさの原因の一つが一度ヒーローを失った経験があるから
でもあります。
以降のシリーズはこの作品と関連性が強そうな感じで、この作品では色々と今
後への仕込を感じました。
「ひめやかな純真」ヴィクトリア・ダール:ライムを読了。
本スレやバレスレでは「ビッチヒロイン」と言われそうなヒロインなので、好き
嫌いが別れそう。
美男美女で、ヒロインは若く(19歳で登場、途中で20歳になる)バージン
ヒロインなので地雷は無い作品……のはずですが、そうでもない。というか、
そうでも無いように書かれている。
ヒロインは勝気で好奇心と独立心旺盛な公爵令嬢。とにかく怖いもの知らずな
状態で社交界デビュー。ちょっと悪い女を気取って、色んな男性とちょっとし
た火遊び(キスや愛撫)を楽しんでいるうちにスキャンダルに巻き込まれてし
まったという過去の持ち主。
あらすじからは身持ちの固いオールドミスを想像したけどかなり違いました。
ヒーローも爵位持ちだけど、実は庶子で、父親が金で職位を買ってくれたとい
う身の上。実は、身分違い故にヒーローはヒロインに素直になれないところが
あるのですが、それがヒロインの身持ちの悪さからと誤解され(でも、ヒーロ
ーも自分を騙してそう思っていたり)こじれていくお話です。
あとがきから受ける印象とはがらりと変る話しなので(ヒーローは弟の死に関し
てヒロインを恨んでいないし)説明が難しいです。
好奇心旺盛で勝気なヒロインが好きならOK。清純で硬めのヒロインが好きなら
買わない方が良いかも。
ストーリー自体は悪く無いと思います。
>>552 硬そうな設定だったのでスルーしてたんですが、ここ読んで買ってみました。
面白かった!
ヒストリカル好きなんだけど、社交界で恋の鞘当てみたいなのにちょっと飽きてたので
昔の「ヒストリカル・ロマンス」って感じ(なんかうまく伝わらないw)がかえって新鮮でした。
自分で選んでたら多分読まなかったと思う。ありがとん。
魔法の夜を公爵と:セレステ・ブラッドリー:ソフトバンクを読了。
3部作の最後なんだけど、実は1・2作目を読んでいない。ヒーローともう一
人の間を揺れ動くような作品は好みじゃないし、ヒーローの連れ子とのバトル
も好きじゃなかったので食指が動かなかった。でも、地味なオールドミスが大
変身して、友人だったハンサムな放蕩貴族をGETする話は好きなので3作目だっ
たけど読んでみた。
ハンサムで魅力的で優しいけど無責任な放蕩者ヒーローを、さえないオールド
ミスヒロインが改心させた上にGETするお話。王道です。
ユーモラスだからこそある意味悲惨なヒーローの身の上と、当たって砕けろな
ヒロインのつむぎ出すストーリーはその線の王道そのもの。楽しめました。
最終あたりに「ええぇ!!」って感じの波乱が用意されていて、それもまた上
手くおさまり大団円。
オールドミスと美女とは言えないヒロインが苦手でなければお勧めです。ヒーロ
ーは途中別の女性と関係を持ちそうになりますが、ヒロインが阻止します。そ
う言うところも見もの。肩の力を抜いて読める感じ。
560 :
この名無しがすごい!:2010/06/06(日) 00:45:36 ID:gpKBufWP
いつも参考にしてます。ありがとう
「月夜に華麗なる賭けを」ジョー・べヴァリー読了
前の方でも言われてるけど、この作家は地雷原
でもストーリーテラーとしては腕がいい
「金なし胸なし美貌なし」の勘違い系ヒロインに、
次から次へと不幸が降りかかる
対するヒーローは、何だって俺はこんな女に惚れたんだ? とぶつぶつ言いながらも
手を差し伸べずにいられない超いい人
それなのに結婚初夜のヒロインのあの仕打ち
ヒーローならずとも、そりゃないぜって気分になる
とにかくヒーローの親友の
「僕には彼女が理解できないね。彼女のような女性にとって、君はまたとない最高の花婿のはずなのに」
って言葉に大きくうなずいた一冊
「夜に招かれた守護天使」:ジュリー・ガーウッド:ヴィレッジをやっと読了。
あとがきを見ると、多くの読者が(多分)好きではないヒーローを裏切るヒロ
インの話を想像しそうですが、違います。
この話は、序盤に真相をヒロインだけが知っている(読者とヒーローは知らない)
様に進行します。なので混乱しますが、ヒロインは最初からヒーローの味方で
すので、そういうのが嫌いな方はご安心を。
精悍で逞しく頼もしく、何が何でもヒロインを守ろうとするヒーローと、可憐で
美人で清純だけど、特殊な育ちのせいで典型的なリージェンシーのデビュタント
になれないヒロインの物語。
地雷は無し。安心して読めます。あとがきに惑わされないで! 話的には、「
精霊が愛したプリンセス」にH&H共似てます。
563 :
この名無しがすごい!:2010/07/03(土) 22:22:43 ID:Jf9ywWr9
「気高き獅子におぼれて」ジャスティン・デイビス:マグノリアを読了。
どこかの宇宙にある宇宙連合と支配されている星々の世界と言う、スペオペ的
な世界観。途中、専門用語があったり、戦闘シーンがあったりするけど、スペ
オペとしては突っ込みどころ満載な作品なので、いっちゃった設定のロマンス
として読むのが吉。
ヒロインが支配者側でヒーローが奴隷。しかもコントローラーで意識さえ支配
出来る状態で出会った二人のラブストーリー。意外にもヒロインは20代のバ
ージンヒロインです。ヒーローは貞操には堅い文化圏の出身だけど奴隷にされ
て慰み物になった過去もち。
なんだかなぁ……って位行っちゃった設定の作品だけど、ヒロインがセンチな
性格なのでそれほど行った感じの作品にはなっていないです。でも、ヒロイン
の性格がなんとも言えず湿っぽく、しかもヒーローも奴隷と言う身分のせいで
屈折しているので、爽快感に欠ける一作。
爽快感のあるシーンもあるんだけど、そういうシーンは色々突っ込みどころ満
載なのでイマイチ入り込めなかった。
でも、こんな行っちゃったストーリーは稀なので現実を忘れたい時には良いか
も。自分はSFとかよく読むので突っ込みどころを感じたけど、そうでないな
らそういう違和感も感じないと思う。
浸りたい人向けです。
本・バレ本スレには「これってロマ?」って意見があったけど、間違い無くロ
マだと思います。
「初めての夜をもう一度」ニコール・ジョーダン:ラベンダー読了。
ニコール・ジョーダンのヒロインは美人揃いでしたが、初めで美人じゃない
ヒロイン登場です。(でも途中でそこそこにはなります)
ヒロインは24歳の元コンパニオン。くすんだ茶色の髪にグレーの瞳。小柄で
豊満な体型にふっくらした唇を持つ女性。
ヒーローはシリーズ2作目に出てきた伯爵さま。
シリーズ2作目では感じられなかった、スパイの元締めだったヒーローの影の
部分が垣間見える作品でした。シリーズ読者には興味深いかも。
シリーズ読者でなくとも持ちろん楽しめます。
途中、H&Hが互いに隠し事をしてそれが互いの心に疑念を産むのですが、ニコ
ール・ジョーダンはさすがのさじ加減で甘いロマンスの範囲に留めています。
ソーントンやコールターのような破壊までは行きません。
冴えないオールドミスが、便宜結婚相手の夫の愛を勝ち取ろうとひたむきに
努力する話であり、ヒーローがそんなヒロインの態度を深読みして裏切られ
たと思う話であり、最終的に傷ついたヒロインをヒーローがその愛情で癒し
てくれるラブラブなお話でした。
ドラマティックだけど疲れない作品です。
「愛の眠りは琥珀色」について教えてください。
地雷満載の作品のようですが、
最後に持ち上がる問題とはどういったことですか?
怖いもの見たさで読んでみたいのですが、あまりに読後が不快なのは…
どうぞご享受お願いします。
>>566 ご丁寧にありがとうございます!
結構痛いですね。
でも、とりあえず読んでみることにしました。
本当にありがとうございました。
保守
リンダの新刊、ヒーローの名前がキールだったりケールだったり
>569
最近のリンダ作品もそこそこ楽しんで読める私ですが、
ミスターパーフェクトみたいな蓮っ葉な(?)品の無いヒロイン&訳が
どーにもこーにも苦手。
この作品も密林ではかなりの低評価なので購入を迷ってるところです。
そのあたりどーですかね???
>>570 訳は普通、ヒロインもドキュソではない、むしろ根性娘だと思う。
私はかなり楽しんで読みました。
どなたかが仰ってましたが、群像劇なのでロマ度はちょっと低めなんで寸止め気分。
でもH/Hの丁々発止なやりとりは楽しめます。
舞台やキャラクター含め、映像化したら面白そう。
572 :
570:2010/09/01(水) 17:24:57 ID:x2cRY+qL
>571
密林のコメントが気になったので躊躇してました。
ロマ度低めは最近のリンダの特長ですかねw
でも、読むのは大丈夫そうです。
レス、ありがとうございました!
ポチって来ます!
573 :
この名無しがすごい!:
リンダ・R・ウィズダム「妻が二人?」(LS- 90)の感想を宜しかったら教えて頂けないでしょうか?
ネットで感想を探してみたのですが、なかなか見つからなくて困っています。どうしても他の方の感想を聞きたいので、こちらに書き込ませて頂きました。
どうぞ宜しくお願い致します。