【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part27【変な女】
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この名無しがすごい!:
!. :./: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : ,'.:.! \:ヽ : :.、:.:.:!:.:.:.ヽ
l: . .!. : : . : : . : : : :.!: : : : : : : : : : :,':./ _ゝ‐-: :|、:.!:.:.:.:.ヽ
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. l. . :.',: : : : :.X: :.ヘ-、:.::fヽ \_,' "ヘっ_..::.ノ.! :.:.:.:k' /:.:.:.i
!. : : ',: ヽ:.´.:ヽ、:.ヘ xz≠ミk ゝ- ´ ! :.:.:.:.Y.:.:.:...ヘ
l. : : : ヽ: ヽ、:.\X〈!ら::..:;.ぅ |:.:.:.:.:.i.:.:.:.:.|.:ヽ
. ',. : : : : ` -`_t xz、 ヘヒr- ´ 、 |. :.:.:.:.:.!.:.:.:.:ト、.:ヽ
. ', : : : : : :.:.:.:.iヘしヽ , ,.l :./:l./:.ィ:ハ.} ー`
', : : : ヽ :.:.:.ヽ ニ > ー "´ イi:.////ソ リ
i : : : : ヽ: .:.:.::.:.:.:..:.:.ヽ、 _ / リ/iイ'
. }: : :.ト: :、ヽ:.:\.:.:.:.:..:.:.:.:.、ニ ― t - ' メ
| : :.ヽヽ:.ー 、_ヽ_Zー‐ ̄ー` i ' ,
l: ハ:トヘ  ̄ j ` - _
// ゙ー / ` - y`ーv、__
/ <: :/: : : : : 入
/レ ' __ r ' ´ ̄ <´: :/: : : : : : : :.i
_ ,ヘ: :.ラ ` そ: / . . : : : : : : :ヽ
,´: : : :ヽ::} _ ― :.: ̄i . : : ヽ
,' : : : : : : y _ - ―..- ‐  ̄ ..::..... { . . : : i
・前スレ
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part26【変な女】
ttp://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1196930457/ ・佐々木とくっくっ避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8130/ ・佐々木とくっくっ避難所(携帯用)
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/i.cgi/movie/8130/ ・佐々木SSの保管庫
Part1-10まで
ttp://blog.goo.ne.jp/sasaki_ss Part11以降
ttp://www10.atwiki.jp/sasaki_ss/ ・佐々木 = 例の変な女
自称「キョンの親友」、中学時代はキョンの自転車に二人乗りで塾に行く間柄
キョンとは学校内外でつるむ回数がクラスメイトの誰よりも多かった
キョンは否定するも傍からみるとどう考えても...
古泉曰く「十人中八人が一見して目を惹かれる、実に魅力的な女性」
恐るべきことに名実共にハルヒと対になる神的存在であることが明らかに
・次スレは
>>970が立ててくれたまえ。立てられない時は遠慮せずに言うといい。
このスレの住人は快くキミの代役に名乗り出てくれるだろう、くっくっ
・このスレは基本sage進行だ、間違えてageるならまだしも
意図的にageるような行為は慎んでくれたまえ。
僕からの追加のお願いだ。
・リンクを貼るときは直リンは禁止してくれると僕も助かるよ。
・荒らし、それに反応する人への対応は無視するのが一番と昔から決まっているんだ。
・次スレは立候補した人が責任を持って立ててくれたまえ。
ただし、無理な場合はその所信表明を行い、次なる立候補者を集うべきだね。
・次スレへの誘導リンクが貼られるまでは今まで通り書き込みは控えるのが最良の手立てと僕は思う。
あと、SS保管庫の中の人からこんなコメントをいただいている。
判断はみんなに任せるよ。くれぐれもこれで争うことの無いようにしてくれたまえ。
201 wiki [ sage ] 2007/08/26(日) 09:33:29 ID:lc10YmQU
どーもwikiの中の人です。
タイトルにSSってつける件ですが、個人的にはなくても無問題です。
SSかどうかはみればわかるし。
今までどおりでOK。
それよりも、SSにはタイトル(名前欄でも文中でも)と長編なら通し番号をつけてもらえるとありがたいです。
あと、未完成ならそれがわかるようにしてもらえるとなおよし。
移転初一桁GET
記念
能登かわいいよ能……間違えた
佐々木かわいいよ佐々木
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ
/ \
/ / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ
,' ! -/7'Y /|' "´ヽ|. !!i ' くっくっくっ
! !.ト● ● ! !ノ、i ! 僕は新世界(文芸書籍サロン)の神になる!
,'' l l l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ l丿 !
/⌒ヽ!;!l|ヘ j /⌒i/
\ / | l>,、 __, イァ/ /!ノ´
. / /| | |___|{ヘ、__∧
`ヽ<.| | 彡'
世界をおとなしくする佐々木団をよろしく〜!
なぜ 俺はここに?
,、- ー-.、 , -‐- 、、 , -‐- 、 , -‐- 、 ,. ‐-ー-.、
. ン,彡ヽンミゝ. 〃 ; ヽヾ. ,'::;〃i::iヾヾ ,'. / ト、 ヽ ノ / u ヽ
バ〈〈゙`"〉〉〉 .ハミ((メノリ从)) .ハ {;;l;;l;;|;j;;i;}l i. ((从ソ 从〉 ノハハハハハ !
イj(广 广ル | i(| ┃ ┃ |!|. /((::!┯ ┯l!| l. (|┳ ┳i!l !|─ ─ ,iリ)!
. Ni、 −,ノ .| トリ、'' ヮ''ノl'!| i:::l::ヾヽ - ノ八 ハNiヘ ー ノハ! ’ 、 - ,ノル´
. <'j´ ̄`i〉 レ゙⊂i__{\}_iつリ !:::l::⊂リ{介}リつ:i ⊂)"ー'゙iつ ⊂i゙|†'|´{つ
゙l¨´!゙¨! ノ_/__l_jヽ. |:::|:::::i::く/_|_j〉::i::::| . /ュュュュゝ. i´T `i
. 〈__八_,〉 `~(__i_)~´ .ノ;;;l;;;;;i;;;;;(__i_);;;;;i;;リ. 〈__八_,〉. 〈_,八__〉
いちおつ
10get!
>>5 佐々木さん。今の神はゼロの使い魔なのです。
1乙アッー!
移転したがっていたのはポンジー職人ですか。
哀れ佐々木スレ
こっちは佐々木団スレにして引き続き建てたらいいんじゃないか?
避難所で結論でたんでなかったの? いや、俺はみてねえけど。
さて、唐突だが「ポンジー」とはいったい何者なんだろうね。
彼は、自分の名前について「藤原」とでも呼べばいいといっている。
さらに彼は、自分自身について「未来人」と称している。
そんな能力、作中には一切登場していないし、あやしいものだがね。
さて彼の初登場は、涼宮ハルヒシリーズ7冊目『涼宮ハルヒの陰謀』だ。
単行本では289ページ目で、パンジーの咲く花壇に登場したそうだ。
彼の初セリフは「捜し物はこれか?」というキョンへの質問だ。
しかもその直後に、1ページまるまる使ってイラストまで出てきている。
自称「超能力者」が聞いたら、なんと羨むことだろう。
でだ、彼は「名前など識別信号に過ぎない」といっているんだ。
つまり、僕たちは彼のことを、好きに読んでいいわけだ。
そう。「藤原」でもいいし、初登場の場所にちなんで「パンジーくん」でも
かまわないわけだ。ちなみに僕は彼のことを、「ポン...
アッー!
やべ、落とす場所間違えた。こっちじゃなかった。
引っ越ししたから、もうあの板違いだ削除以来だとピーピー煩い自治気取りも来ないのか
なんだか寂しいな
引っ越し&スレ立て乙
ここの板の人達も佐々木さんをどうぞ宜しく
新刊出てくれればもっとよろしくできるのにねえ(つД`)
ocnは18日くらいに解除されたぞ
知ってるよ、俺もocnだからな。
新刊発売は2月か、、、
待ちきれん
30 :
この名無しがすごい!:2007/12/29(土) 23:52:00 ID:luL+uTdS
投下していいのかな?かな?
なんでレナ口調w
ダメだッ!(嘘だ)
34 :
この名無しがすごい!:2007/12/30(日) 00:01:36 ID:bhEc9zRR
なんかお引越し先で初投下って緊張するな
>>30です。んじゃ投下します
佐々木×ハルヒで悪いね。レズじゃないよ
早く筆を下ろすんだ!
「真実なんてのはいい加減なものよ。だって真実は建前が無いと成り立たないのよ。建前が無いと、真実は価値を失ってしまうの」
夜を泳いでいる小さなバー。
その中で彼女は一言、そんな言葉を叫び散らかして、飲み掛けのビールが入ったジョッキをテーブルに勢い良くたたき付けた。
中身のビールが少し飛び散り、はじけ飛ぶ。それが僕の顔につく。冷たい。
周りを見渡す。別に、彼女が大きな声で叫んだからって、周りの誰かが彼女に注目したりする事は無さそうだ。
この店にいる人々は、それぞれが勝手にお酒を飲んで、勝手に叫び散らして、勝手にお酒をこぼしている。
何故なら、ここはそういう場所だからだ。
彼女も彼女なら、僕も僕だ。
僕達はお互い、お酒を飲んだりお酒に飲まれたりしても、法律的には許されるくらいの歳を重ねてきた。
しかし僕は煙草を吸わない。彼女もだ。
ちなみに、ここのお店は彼女が教えてくれた。程よくうるさくて、程よく熱気的である。
僕は彼女の話を程々に聞き、そして程々に聞き逃しながら、クラッカーを摘みながら白ワインを飲んでいた。
彼女との仲が深まったのは、何てことのない事がきっかけだったと思う。
高校生二年目に突入したばかりの春、僕はあの駅前で「彼」と再会した。
そしてそれと同時に、今僕の隣にいる彼女と初めて出会った。
彼女の事は、噂には聞いていたし、初対面な気もしなかった。
正直な話、僕の耳に届く彼女の噂は、あまり良い物とは言えなかった。
奇人変人で、絶世の美女。一言で言ってしまうならば、それが彼女だ。
もちろん、それが彼女の全てだと言い切ってしまっている訳では無い。
僕には言い切ってしまうだけの資格も権利も無いし、もちろん僕以外の、他の誰にでも、そんな資格やら権利など、持ち合わせてはいないだろう。
しかし、実際に彼女と会って、腹を割って話してみると、これが意外と、価値観や世界観が、僕と似てしまっているのだ。
初めて二人きりで会話を交わした時の事を思い出す。
彼女は僕に対して敵意剥き出しだった。無論、僕が「彼」の元同級生だという事で、警戒反応を示したのだろう。
まあそれを言うなら、僕だって彼女に敵意を向けたりしなかったのか?と聞かれれば、そうじゃない。僕だって彼女を敵視したさ。もちろん。
僕と彼女の間に挟まれて困っている「彼」の顔が、ふと頭に浮かぶ。
そういえば、最近会ってないな…。
「ちょっと佐々木さん?聞いてる?」
顔を真っ赤にしている彼女が隣にはいた。お酒臭い。何杯飲む気なんだよまったく…。
「聞いてなかったわ。で?なんの話だっけ?」
僕は話を聞いていなかった事を正直に白状する。何故なら彼女に嘘をついたところで、それはまるで無駄な行為なのだ。
彼女の勘や観察能力は恐ろしいまでに鋭い。
「ねえ、私って佐々木さんのなんなのかしら?」
不意に彼女は僕に問う。彼女は酔うと、急にムードがシリアスになり、女になる。それも少し色っぽく。
っというか、急にこの娘は何を言い出すのだろうか。僕にとっての貴方?そんなの、女友達でファイナルアンサーだ。
「私は佐々木さんの親友にはなれないのね…」
…駄目だ。相当酔ってるぞこれは。彼女はこの後自分の家に帰れるだろうか?
またいつものように僕が送ってあげないといけないのかもしれない。まったく
「いいわよもうっ!私には親友なんていりませんよーっだ!おらビールおかわり!」
「ま、待て!自棄になるな!すみません!おかわりいりませんから!」
「なによ佐々木!私は飲むの!飲ませてよ!何もかも忘れたいのよぉ!」
「す、涼宮さん!わかったから!わかったからもうそろそろ帰りましょう?それと、…貴方は私の親友よ?」
「う、…うるさいうるさい!取ってつけたように言わないでよぉっ!」
「ああん…もうっ」
飲みに来ると、いつもこんな感じだ。彼女はなにかと言うと、色んな物に文句をつける。
それが今日はたまたま僕だった。
でも別に、そんな彼女の面倒を見るのが辛い訳じゃない。むしろ楽しい。
僕がこんな感じにはしゃぎ回れるのは、彼女といるときだけなのだから。
それに、今日はこんな感じだけど、逆に僕がお酒を入れすぎて、今の彼女のように泥酔してしまう事だって多々ある。
それは、僕の周りで嫌な事があったり、悲しい事があったり、辛い事があったりすると、僕はすぐに彼女の携帯に電話する。そして僕の部屋に呼び出す。
すると彼女は嫌々ながらも来る。僕は飲む。飲みまくる。そして、酔う。酔ってしまう。自分が呼吸している事すらも忘れてしまう程に。
すると彼女は、僕の世話をしてくれる。ベッドに連れて行ってくれて、後片付けをしてくれて、或るいは泊まっていってくれたりもする。
確かに、彼女は僕の親友だと言ってしまって良いのかもしれない。
だがそれと同時に、僕と彼女とはライバルでもあるのだ。お察しの通り、
僕と彼女との真ん中には常に「彼」がいる。
僕が「彼」と出会って、そして恋に落ちたのはもう何年前の事だろう?
指折り数えてみる。そして認識する。もう、こんなに昔の事なんだ。
そうだ。と、僕は思う。今目の前にいる彼女が、「彼」に恋したのは、一体いつ頃の事なのだろう?
「ねえ、涼宮さん」
「なによ?」
彼女は幾らか落ち着いたのか。静かになっていた。
僕は問う。
「貴方はいつ頃、彼に恋したの?」
彼女は僕の質問を聞いて、ぼんやり天井を見上げる。
綺麗な横顔だ。僕が女でなかったら、今この場で襲ってしまっているかもしれない。
彼女は答える。
「多分、最初からよ」
言い終えて彼女は、静かにビールを飲む。そこに存在している想いを手探りで確かめるように。
最初から。最初?最初って何?彼女にとっての最初は、一体いつ頃?
彼女は言う。
「答えなんて、きっと存在しないわ。どこにもないの。私の中にも、歴史の教科書にだって、きっと載っていないわ」
そう言って彼女は独り微笑む。
彼女は悟っているらしい。
前スレちゃんと埋めてってね皆さん
『恋に落ちた時期なんて、どうでもいい。大事なのはそこじゃない』
彼女は僕に無言でそう告げているようだった。
僕は一人納得する。納得して、そして白ワインをクラッカーと一緒に口元に放り込む。
『恋に落ちた時期なんて、どうでもいい。大事なのはそこじゃない』
私は頭の中で繰り返す。大事なのは、そこじゃない。
では、本当に大事なのは、一体なに?恋をした時期は、大事ではない。それはわかった。
じゃあ本当に大切な事は?優先すべきものは?なに?一体、それってどんなもの?
私は思わず頭を抱える。
すると彼女は静かにビールジョッキから手を離す。そして言う
「ねえ、大切な事は、目には見えない。この言葉知ってる?有名よ」
「星の王子さま」。僕は即答する。
「そう、大切な事は、目には見えない。なら、頭で考えてみる?」
僕は答えない。答える術を持ちあわせていない。
彼女は続ける。
「目には見えないんだから、頭で考えても無駄よ。まるで無駄。大切な事っていうのは、そういうものじゃない」
僕の頭にはぬめり気のある疑問だけが残る。では、なぜ?
「なぜ私達は、いつまでも何かに対して、悩み続けるのだろう?」
僕は、問う。彼女に対してではなく、自分自身に対して。
「怖いからよ」。彼女は言う。「怖くてしょうがないから、私達は悩むの」
彼女の横顔は、とてもクールだった。煙草がよく似合いそうな、そんな女性。
でも彼女は煙草を吸わない。僕もだ。
支援
「一体私達は、なにをそんなに怖がっているのだろうか?」
僕は前方だけを静かに見据えながら、疑問を投げかける。
「さあ?」
と、彼女は言った。
「そんなこと、わからないわ。各々で違うのよ。何に怯えているのかなんて」
彼女は僕の目を見つめる。彼女の瞳は綺麗に潤んでいた。
「貴方ならわかるでしょう?」
彼女は僕を見つめながら言う。僕も彼女を見つめる。
「わかっているはずよ。佐々木さん。貴方はとても、かしこいんだから」
そう言って彼女は僕と同じ、白ワインを頼んだ。
夜はまだ永い。
僕は彼女のその横顔に、どうしようもなく見惚れてしまっている。
普段は決して見せないような、優しさに満ちた微笑を、彼女は僕に向けた。
朝焼けはまだ遠い。
支援
以上です。佐々木とハルヒの友情物が書きたかったんだけど何か中途半端になっちまった
とにかくハルヒを格好良く、そして出来る女っぽく書いてみたかったんです。どーもすみませんね
>>47 GJ
ところで、引越しネタはこのスレに投下が良いのかな?それとも旧スレが良い?
>>47 なんか昔の村上春樹みたいな雰囲気で個人的にツボだ
ただ賛否がはっきり分かれそうな作品だな。
佐々木に萌えを期待してる人にはあんまり受けなそうだ。
でも自分はこういうの好きっす。
GJ
>>48 ここでいいんじゃね?
まあハルヒを叩くのがこのスレ住人の基本だからなw
前スレ埋めようぜ
>>52 ?
今までずっとハルヒを落とす、佐々木を持ち上げるってやってたじゃん。
佐々木を持ち上げるためにハルヒをおとす必要なんてないし、実際そうじゃないSSだって存在してるわけで。
ずっとやってた、というのは
>>50の主観でしかないな。
>>53 47の素晴らしい友情ものの後で言うものじゃない。
47はちゃんとGJ受けているから、ここの住人がハルヒ叩くのが趣味では無い。
スルーすれば解決
移転乙しにきたら前スレも埋めずに平常営業中とはね
さすが佐々木スレだよ
さて
移転して本当に問われるようになったのは、
住人の スルー耐性だね
タダノイイガカリ ヲ イカニ ナガスカ
明らかに 住人のものでないレスは、
相手せず 無視するようにしような
, -‐- 、. ,. ‐-ー- 、 ソレ ガ キャラスレ ッテ モノダ
,'. / ト、 ヽ. ノ / ヽ
. i. ((从ソ 从〉 ノハハハハハ !
l. (|┳ ┳i!l .!|─ ─ ,iリ)!
.ハNiヘ ー ノハ!. ’ 、 - ,ノル´
. {iつ旦O O旦と'!}
. とくュュュュ〉 〈_.〈__,i'つ
佐々木って変な女だからまんこも変な味がしたり変な臭いがしたりするの??
>>57 埋めはポンジーファンがやる。佐々木ファンは関係ない。両方兼ねている連中もいるけど。
流れ変えるためにSS投下します。
「引越し?」
佐々木はSOS団+佐々木団+その他のメンバーの見守る中、爆弾発言をした。
「そう、僕は引越しをする。関東の方に。父親が東京本社に転勤するのでね」
そう言った佐々木の顔は強がっているものの、今にも泣き出しそうなのが俺には痛いほどわかった。
「そうか、寂しくなるな」
今までみたいにちょくちょく会うことは無いのか。そう考えると、佐々木と全く会わなかった高1期間がうらめしい。
いつでも会えると思っていたから、結局1年も会わなかったんだな。
「・・・そう」
無表情な長門は、相変わらず何を考えているかわからないな。
「そうか、佐々木さん引っ越すんだ、寂しくなるわねー」
言葉とは裏腹に、にやけ面のハルヒがいた。少し嬉しそうだ。佐々木と性が合わないのはわかるが、性格悪い人みたいだぞ、ハルヒ。
「残念なのね」「わたしも」「そうね」
どことなく阪中とミヨキチと喜緑さんも嬉しそうだな。なぜに?Why?
「せっかくお友達になれたのに、残念です。えーん」
朝比奈さんは本当に残念そうだ。佐々木が、ハルヒのセクハラを何度か防止してくれたから当然か。
「めがっさ残念だけど、ちょっと嬉しいかなっ。ハルにゃんもそう思っているよねっ」
「いえ、あたしはそんなことは、、、」
「キョン、鶴屋さんのように正直な方が良いとは思わないか?くつくつ」
「馬鹿言うな。俺は佐々木がいなくなって胸が張り裂けそうだ」
「僕も同感です」
おい、古泉。お前は佐々木に惚れているような気がするが、気のせいか?
「お別れ会を開くべきだな」
残念そうに谷口が言った。
ナンパ野郎の谷口は、佐々木にあからさまなモーションかけやがってむかつくんだ。佐々木は誰にでも優しいんだ、勘違いするな。何が『お前には涼宮がいるだろう』だ。
「佐々木さん」グスグス
国木田女々しいぞ。一応男だろ。お前
「急で悪いが明後日には出発だよ。その暇も無い。僕も今から家に帰って引越しの準備だ」
「―――お別れ会―――できない・・・」
「残念です、うっうっ」
(なあ、橘は佐々木を追いかけて転校しないのか?)
(私はこれから、涼宮さんの観察が主な仕事になりますから。九曜さんや藤原さんも同じです)
「ふん、二度と会えなくなるわけじゃないのに。大げさなんだよ」
「藤原さん、涙、涙」
「じゃ、僕はこれで」
「俺はこれから佐々木の引越しの手伝いがしたい。是非させてくれ」
「あたし達も佐々木さんの手伝いをするわよ」
「・・・有機生命体の有性生殖は私が阻止する」
「もちろん僕達も手伝うよ」
全員が全員『これ以上、佐々木といちゃいちゃさせないぞ』と思っているような気がした。
俺達は夕方まで佐々木の引越しの手伝いをした。
「向こうの家ってどんな感じなんだ?」
「社宅で、かなり古いらしいけど、今の家より広くて、僕達だけでは広すぎるみたいだよ」
こんな会話なんかをしながら引越しの手伝いをした。
「キョン、だべってないでちゃんと仕事しなさい。あんたが手伝うって言ったのでしょう」
「よく見ろ。仕事はちゃんとしているぞ」
もう慣れたが、視線が痛い。男子の視線も女子の視線も。
「高校は、向こうの公立校の進学クラスに編入したよ。北高の進学クラスと同じくらいのランクのはずだよ」
古泉と同じようなものか。
「僕は高校卒業まではあっちにいるんだ」
「それで、お前は大学をどこにするつもりだ」
「いや、まだ決めてはいないよ」
「大学決めたら教えてくれ」
そうだ、佐々木と同じ大学に行くためにはもっと勉強しないとな。
『おい、キョン』
『何だ谷口、それに国木田もか』
『お前には涼宮がいるだろう』
『何度も言うが、俺とハルヒはそんな関係じゃないぞ』
『お前がそのつもりでも、涼宮はお前にベタ惚れじゃないか。涼宮の気持ちに応えて正式に付き合ってやれよ』
『お前こそハルヒに未練があるんじゃないのか?中学時代告白しなかったのか?』
『俺はお前と違って涼宮は好みじゃない』
『僕、涼宮さんはずっと前にキョンに会っているように思うのだけど、キョンは覚えていないの?』
国木田。お前、カンの鋭い奴だな。
「僕の所は、これからは、これまで以上に両親共に帰りが遅くなり、休日出勤も増えるので、正直寂しいよ」
俺にはその経験無いな。ずっとマイシスターがいるから。
「明後日は朝11時出発だな、佐々木。見送りに行くよ」
「キョン、明後日は、不思議探索・・」
「何か言ったか?ハルヒ」
「いえ、あたし達も見送りに行くわよ」
そして、古泉といっしょに帰る俺。正直、こんな寂しそうな古泉は初めてみた。
「なあ、ハルヒ達は佐々木が嫌いなのか?それから、お前達は最近俺を嫌っているような気がするが」
古泉、お前は佐々木に惚れているのか?というのは聞かなかった。聞かなくても、大体わかるからなー。
「鈍いあなたでも気がつきましたか。概ね、その通りですね。両方ともあなたが原因ですが」
「どういうことだ?」
「言って良いですか?」
「迷わず言って欲しいな」
超能力者はしばしの沈黙の後、言った。
古泉の言葉は、俺の想像範囲外だった。というよりも、想像していたものとほぼ同じだが、規模が違っていた。
「その理由は、今日いたメンバーの女性陣は、全員あなたに恋していて、最大のライバルがいなくなってほっとしているのですよ。
あなたが佐々木さんに特別優しいのは皆の一致した意見ですし。
さらに言うと、男性陣は全員、佐々木が好きなんですよ。あなたも佐々木さんも魅力的な人ですから」
俺は佐々木を特別扱いした覚えは無いが。それに、
「全員?」
「そう、全員です」
「ハルヒと長門はもしかしたら・・と思っていたが、喜緑さんや鶴屋さん達まで?」
「そう。例外なく全員です。さらに言うと、情報連結解除された朝倉さんも、その他にも何人か、全員挙げましょうか?」
「いや、いい。まさか、そんなエロゲーそのままのような状況が」
「事実です。機関と橘さんの組織の情報収集の結果ですから」
おいおい、もしかして盗聴とかもしたのか?物騒な話だな。
「谷口あたりはハルヒに未練があると思ったが」
「それは、あなたが佐々木さんをずっと好きだから、自分に当てはめてそう思うだけです。
中学時代のあなたと佐々木さんの仲と、涼宮さんと谷口さんの仲が同じだと思ってましたか?」
同じはずは無いな。そんな当たり前のことに気付かなかったとは。
超能力者は溜息をついた
「あなたがもっとはっきりしてくれれば良かったのですが」
「俺の責任か?」
「いえ、涼宮さんに優しくするように、ずっと言っていた僕にも責任の一端があります」
「それで、佐々木は俺をどう思っている?」
「さあ」
「さあじゃない。知っているだろう」
「聞いてどうします?僕の言葉で行動を変えますか?僕が本当のことを言うとは限らないのに」
佐々木が俺に恋していたら告白し、そうじゃなければ告白せず友達として付き合う。それはある意味、卑怯かな?でも、聞きたい
「お前の話の真偽は俺が判断する。それに、どっちにしろ俺は佐々木に告白する。聞かせろ」
その時、古泉は初めて悪戯っぽい顔を見せた。
「禁則事項です」
最近はやっているな。それ
「俺はどうしたら良い?」
「いつもと同じです。あなたの好きなように」
好きなようにか。今まで好きで世界を選んだ覚えは無いのだが。
「すいません。好きで選んだわけでは無かったですよね。あなたは自分のことより僕達のことを考えてくれる人ですから。だからこそ・・・」
古泉、そうでもないぞ。
閉鎖空間で二人きりになったのが佐々木だったら、崩壊する世界をそのままにして二人きりの世界に行ったかもしれない。
佐々木となら、終わらない夏を終わらせようとしなかったかもしれない。いや、確実に終わらせなかっただろう。
消失世界で元の世界のままの佐々木に会ったら、元の世界に帰らなかったかもしれない。
雪山の山荘に佐々木がいれば、帰りたいと思わなかったはず。
俺はハルヒのブレーキとなった。しかし、佐々木のブレーキとなる自信は無い。
もしかして、古泉、それが佐々木を神としてはいけない理由か?
「もしかして、佐々木の急な引越しはハルヒか長門のパワーか?」
「違う、と言ったら信じてくれますか?」
さっきから古泉が言葉を濁しているのは、本当のことを言いたくないためなのか、嘘を言いたくないという良心なのか、それとも本当のことを俺に信じさせる自身が無いためか。
「さあな。でも、仮にハルヒパワーだとしてもこの程度では怒らないつもりだ」
何故って、良いこと考えついたからな。ちょっと寂しくなるけど。
「そうですか、僕としては予想外の言葉です。ということは佐々木さんをあきらめるということですか?」
「その逆だ。その代わり、多分お前達機関と橘の組織に頼み事をすると思う。
覚悟してくれ、俺の最初のお願いだ。俺の最後のお願いになるかどうかは自信が無いが。いや、違法なことではないから安心してくれ」
「いえ、もっと頼ってくれても良いのです。あなたにはもっと僕達を頼ってほしかったですから」
ずっとあこがれていたハルヒの行動力。それが中学時代の俺にあれば、どうなっていたのだろうか。
中学時代にはすでに佐々木と正式に付き合っていたと思う。
ハルヒとも会うことは無く、変態超能力者や癒し系の未来人、無口な宇宙人とも友達にはならなかったかも。逆に、それでも友人としてハルヒに接したのだろうか。
朝倉刺されるというトラウマも経験することは無く、平穏無事に時を過ごせたのかもしれない。
それとも、高2の段階でツインテール超能力者やいけ好かない未来人や髪の長い宇宙人に会ったのだろうか。
その方が良かったのかもしれないし、今の方が良かったのかもしれない。いや、どっちでも同じだ。佐々木がいれば。
ずっと消極的だった俺。でも、今の俺はハルヒに感化されたのだろうか。すごく積極的だ。
高鳴る鼓動と共に、俺は佐々木の家に走り出した。
佐々木に告白して、佐々木といっしょに転校し、佐々木の家に同居させてくれるように頼み込むために。
(終わり)
このキョンと佐々木さんはモテ杉かな。それに、佐々木さんの出番はあまり無かった。
たまにはこんなの有っても良いと思うので、後悔はしてない。
すごくGJなのです。
そして前スレ埋め完了なのです。
>>1乙!
>>54 主観か。確かにそうかも。それ系が嫌いだから目に付くのかもね。
>>66 いくらなんでも一人で10レス以上使って埋めるとかどうよ?
さて荒らし扱いされてるしもう消えるわ。
「ああ、そのダンボールはそこに置いたままで構わない。
…さてと。一応これで全部かな。ふむ、僕はあまり物を持たないほうだと思っていたんだけど、
こうして見るとその認識を改めないといけないかもしれないね。
しかし、本当に君に来てもらって良かった。男手があるのと無いのとでは全く違うからね。
取り敢えず荷物はこのままでいい。この状況では食事もできないし、散策も兼ねて外食にしようか。
…この荷物の片づけを手伝う? キョン、君は分類上女性である僕の私物をそんなに見たいのかい?
例えば僕の下着やらを片付けるとして、君はそれを顔色も変えず淡々と箪笥に詰めてくれるとでも?
流石にそれは困るな。君が僕をどう認識しているかという事と、君がその年齢にも関わらず所謂枯れた状態に
なっているという事の二重の意味でね。
…くっくっく、そんなに慌てて弁明しなくてもいいよ。君に他意が無いことはこの僕が一番知っている。
まあ、他の女の子に対しては、そういう事を言わないほうがいいと忠告しておこう。
さて、今度こそ食事をしに行こうか。このあたりで安くて美味しい店はどのあたりにあるんだろうね。
食事が済んだら、近所の人達への引越し蕎麦を買っていこう。本当は事前に準備するべきなんだけど、
如何せん急な事だったからね。ああ、引越しの際に何故蕎麦を配るのかというと…、ああすまない、その話は
食事の間にすることにしよう。今はいい店を探すのが先決だ。
それはそれとして、ご近所に挨拶に行くときは頼りにしているよ。…何故って、女の一人暮らしは何かと無用心だ。
僕があの部屋に一人で住んでいる事が広まったら、何かと無用なトラブルが起きるかもしれないからね。
…そんな顔をしないでくれ。その為に君と一緒に回ろうと言っているんじゃないか。
別に馬鹿正直に一人暮らしをしていますと言う必要なんて無い。僕と君とで挨拶に行けば、普通は二人で
越してきたと思うはずさ。それに実際、君は時々僕の部屋に来てくれるんだろう?
…わかってるさ。万一彼氏なんかができたら、一番最初に君に報告するよ。
だからそれまでは、このスペアキーは、君に預かっていて欲しい
そうして、時々でいいから、君の都合のいい時には、ここに来て欲しい
…寂しくない、不安なんて無い、なんて言ったら確かに嘘になる。
一人暮らしなんていうのは、遅かれ早かれ誰もが経験することさ。
人はね、一人でも生きていけるようにできているんだよ。
…それとも、君が僕と一緒に暮らしてくれるとでも言うのかい? それはまるでプロポーズだね。
…くっく、分かっているよ、冗談だ。だからこれからも頼むよ、『親友』」
佐々木さんは引っ越しで少し不安になっているようです。
>>1 乙。初めて来る板だが、受け入れに感謝しないとな
>>65 男女それぞれに向けた恋愛ADVの異なる世界がある日無理矢理ドッキングし、
その合成された平行宇宙で出逢った二人の主人公が、キョンと佐々木だったんだよ!
ΩΩΩ<な、なんd(ry
>>69 こちらも乙。今回は早いなw
というか
>>1乙を忘れていたので
>>1乙。
ササッキーの隣に引っ越したいよササッキー。
>>70 最後の一文が紛らわしすぎてスマソ。自分はいつもの人じゃないです。
投下しちゃってから気づいたよ。
>>67 いや、ちょっと待て!
それ、俺じゃないぞ!
勝手に決めつけないでくれ…
前スレ埋め完了と報告しただけなのに…orz
ごめん、スレ汚しスマソ
おやすみなさい
まあ、わかっちゃいたことだが、
先にGJな61とか69を見てしまうとどうなのよ自分。
でも落とす。とりゃ。
佐々木さんの、お引越しの巻
「キョン、僕は引越しをするよ。こちらでは当面会えなくなる。いや、もう戻らないかもしれない」
ある日突然、平然とした顔で佐々木は爆弾発言をぶちかました。
ちょっと待て佐々木。引越しっていつ?
「もう準備が出来たようだから、今すぐにでも。こういうものはだらだらしても仕方ないからね」
いきなり引越しって、学校とかそのほか諸々どうするんだ。
「まあ、そのあたりは大丈夫だよ。何とかなるから。
……ああすまない、ちょっと準備があるので」
そういい残すと佐々木はきびすを返し、振り返ることなく駆けていった。
ちょっと待て佐々木。新しい連絡先も聞いてないぞ。
待て、待ってくれ佐々木。
確かに中学卒業後、一年間連絡もとらなかった俺だ。
でも心のどこかで、いつでも佐々木には会える、そんな風に思ってもいたんだ。
それをこんな形で、突然サヨナラってのは。
なんだろう、動悸が止まらない。足元がガクガクする。
胸の奥がぽっかり空いて、師走の風が吹き抜けるような錯覚に襲われる。
こんな気分、ハルヒたちが消失した時以来だ。
知らぬうちに足が駆け出す。
俺はまだ、お前に伝えてないことがたくさんあるんだ、佐々木!
角を曲がると、いきなり人にぶつかる。
よく見ると、おい、佐々木じゃないか。
「すみません、ってキョン? ああ、言い忘れてたんだけど……」
佐々木!
「ち、ちょっとキョン!」
倒れたまま、自然に佐々木を胸にかき抱くような体制になる。
頭の中は、こいつをこのままいかせちゃならない、それだけだった。
「佐々木、行くな!」
「キョン!? あの、僕にも心の準備とか今日は引越しなんで汚れてもいいものしか着てないとか……」
佐々木の言葉が半分くらいしか耳に入らない。
「俺たちは親友だろ、確かに一年も連絡を取らなかったのは悪かったけど、
俺はこんな形でお前と別れたくなんかないぞ!」
腕に思わず力がこもる、鼻先を掠めた佐々木の髪は、ほのかな汗と、フローラルの良い香りがした。
「い、いや、あのねキョン、ちょっと落ち着いて」
落ち着いてなんていられるか。
「あの、だからね。ちょっと我が家がリフォームなんで、その間しばらくすぐ近くの家に引っ越すんだよ。
歩いて1分くらいの。 電話番号は変わらないから、と言い忘れたから戻ってきたんだけど……
なんならこのまま君の家に永久に引越しをするのも僕としてもやぶさかでないというかその……」
……え?
「……あと、あちらの方で、涼宮さんを始めとするするSOS団の皆さんが凝視してるんだけど、
できたら場所を替えて二人きりの場所に移ってくれた方が僕としては好ましいな」
……なんですと?
「……キョン、説明してもらおうじゃないの」
「……き、キョンくん、あわわわわ」
「……不潔」
ピルルルル
「……はい、もしもし。ああやっぱり出ましたか。それも群れで。
……すぐ戻ります。ええ、死ぬときは皆一緒です」
……佐々木、これからはもう少し、誤解のない表現で重大事項は伝えてくれ。
いやマジで。お前のおかげで、SOS団の男性陣は重傷者2名だ。
おしまい
おまけ
橘「たまには『いやー(ry』を他人が発するを見れていい気味なのです」
佐「そう言えば、2期の内容次第では、橘さんと藤原くんは、
元の方にきちんと居場所ができるわけだね」
ポ「見込みは薄いが、そうなれば、まあ一足先にアニメデビューってわけだ」
佐「……キョンたちと同じ所に残れるわけだね」
ポ「そ、その冷たいまなざしは何なんだ?」
橘「さ、佐々木さん、落ち着いてくださいなのです!」
九「−−私は、一緒にお引越し……」
佐「……キョンと一緒なんだねえ」
橘「久々にイヤー! 群れなす神人が(ry」
>>1&SS投下乙
今更ながら佐々木の声優は
皆川純子あたりが良さそうだと思った今日この頃
77 :
この:2007/12/30(日) 03:37:58 ID:OEimCuIR
プー
78 :
1:2007/12/30(日) 04:21:01 ID:ALMfgSLf
このスレって俺が立てたんだぜ。
どんな連中がフライングするかって様子をみる為にさ。
フライング?
80 :
この名無しがすごい!:2007/12/30(日) 04:34:03 ID:MC9iX4Ev
>76
浅川悠に一票。
KIDじゃないんですから
>>74 GJ
しかし、休みのせいかvipに変なスレが乱立している。ハルヒ関連で30以上って一体。
一番しょうもなさそうなスレ:涼宮ハルヒ◆SOS.qsdY7g(キチガイ)はいつ寝るの?(8)
>>1乙
26スレは小ネタ56に長編4か。すごいな。
確認乙です。
関係ないけど、文書板のIDってアルファベット率高いなあ
まずは
>>1乙です。
板移って過疎るかなーと思ったが別にそんな事はなかったぜ。
ところで長編らしきものを投下したいんですが、よろしいでしょうか?
カモーンщ(゚Д゚щ)
こう言ってしまってはなんだけれど、私は宇宙人や未来人や異世界人や超能力者が日常にふらりと現れることを望んでいたかもしれない。
このありきたりな日常世界に幸あれとは常日頃から思っていたけれども、
それでもやはりある日突然信じていた価値観が一変するほどの大事件に巻きこまれたい、
そんなふうに思わなかったと断言したらそれは嘘だと確信できる。
例えばこんなのはどうだろう?
実は公に出来ない政府の秘密組織が宇宙人や超能力者の存在を隠蔽しているのだ。
そして学校帰りの私は偶然にも彼らと出会ってしまい、元の生活とは別れを告げる。
もちろん私自身にそういった不思議的価値はないから自ずとサポートの方に回るんだろう。
ある日突然事故に遭って頭を打つとかはどうだろう?
今まで使われなかった脳の一部が繋がって超能力に目覚める。
そして他にも目覚めた人たちがいて私の元に集まってくる。そして世の中を正すために行動していく。
なんと漫画的アニメ的な世界のすばらしい事だろう。
それがはたして現実に起こりうるのか、と聞かれても私は根拠を持って肯定するだろう。
宇宙人、確かに人類のように知的生命体が惑星に生まれる確率は限りなく低い。
けれどもこの果てしなく広大な宇宙空間には確実にそのような惑星が存在している。
彼らが私たちより遥かに進んだテクノロジーを持っていて、
同じく知的生命体の私たちに接触を試みる可能性はゼロとは言い切れない。
未来人、フランク・ティプラーという名の物理学者が過去への時間移動が現在のテクノロジーでも可能な事を証明してみせた。
しかも予算さえ考えなければ確実に成功しうる方法でだ。
エネルギー保存則の問題はまだ残っているけれど、
未来で起こった大惨事を回避する為に過去と接触を試みる可能性だって否定できない。
そんな話を私は友人にしてみたのだけれど、このように返された。
「それがわたしたちの日常に起こるものなの?」
私は愕然としてしまった。
確かに宇宙人未来人は可能性としてはあり得る話だけれど、それを本当に目の当たりに出来るとはまた別問題だ。
それは宝くじで一等を当てるよりも低い確率なのだから。
夢と実際の可能性は別物、けれど可能性と現実もまた別物。
そんな事が起こるはずがない、けれどちょっとは起こってほしい。
それが成長した私の考えになっていった。
中学を卒業する頃には私も親友と呼べる人物に出会って日常世界にも物語的面白さがあるんだと知る事ができ、
別にそんなSFやファンタジーの要素が関係しなくてもいいやと思えるようになった。
だから私はこの平穏だけど面白い世界を精一杯生きようと思っていたところ――、
凉宮ハルヒと出会った。
私は実は県内でも有名な私立進学校の入試に受かっていた。
妙な話ではあるけれど、偏差値もそこそこの県立高校に通う事にした。
大学はともかく高校は多少良い環境にあればどこに行っても同じだと私は思う。
大学受験勉強なら教科書の内容をしっかりと把握して応用と演習を繰り返せばいい。
授業が退屈なら自分で進めればいい。
せっかく高校に通うのだから勉強以外で高校生活でしか出来ない事をしたい、そう思ったからだ。
……いや、よそう。
そんな事でごまかしたところで自分の正直な気持ちは偽れない。
私の本音は勉強になんかに存在しない。そう、私は――。
さて、そんなわけで入学式前後であたりを見渡してみると、
同じ中学から来ている人たちがかなりの数にのぼっていて、
うち何人かは昼休みに話し合った友人たちもいたから緊張する事はあまりなかった。
けれども友人たちが私を一目見るなり、
「うそ、なんでここにいるの?」
と目を見開いて指差してきたのには驚いた。
どうやら友人たちの中では私は私立校に進学していた事になっていたらしい。
そう考えるのが普通だろうけれど、いささか心外だ。
決まりきった校長先生や来賓の方々の祝辞が終わってようやく私は配属された一年五組の教室に足を運んだ。
席は出席番号順で男女交互に並んでいるらしく、所定の席に腰を落ち着けた。
「む、おまえと同じクラスだったのか」
本を読もうかと鞄の中を探っていたら、聞き慣れたどこかだるそうな、けれど明瞭な声が私の耳をくすぐった。
もちろんそれを無視する事は当然、無碍にする事もできるはずもないから、
「そうだね。これを偶然と呼ぶべきなのか必然と呼ぶべきなのか、そこはさすがに判断に迷うけれどね」
私はくっくっと笑いを浮かべながら彼の瞳を見つめる事にした。
キョン、とあだ名されている彼は私と同じ中学の出身で、塾も一緒だった友達だ。
彼は肩をすくめながら背負った鞄を私の後ろの席に置く。
どうやら彼が私の後ろらしい。
「それにしても、まさか本当におまえがこの学校に進学するとは驚いたぞ。
おまえだったらここより上の偏差値誇ってる滑り止めだって受かっててもおかしくなかったのに」
「さすがに高校一年目から授業と予備校で息の詰まった生活を送るのはごめんだったからね。
僕は君が思っているよりもずぼらだったらしい」
キョンと同じように肩をすくめてみせる私に対して彼はあきれたように頭を抑える。
「つまりなんだ、実は本命私立も受かってたのにそれを蹴ってここに来たって言うのか?」
「そうなるね。けれど別に不思議な事じゃないと僕は思うんだ。
現に国木田だって同じ選択肢を選んでいるようじゃないか」
「俺にはさっぱり分からん。行けるところに行った方がいいと思うんだがな」
キョンは同じく中学をともに過ごした国木田の方をちらりと見てまた首を傾げる。
「行けるところに行ったからこそ、ここに至ったとは考えてくれないのかい?」
さらに語ろうとしたところに担任の青年教師がドアを開けて教室に入ってきたので、私は話を切り上げてそちらに集中する事にした。
彼は一通りの自己紹介とハンドボール部の宣伝を行った後、典型的な展開と言ってはなんだけれど、自己紹介をしようと発言した。
一言だけにも関わらず聴いていると実に面白い。
クラスに早く馴染もうとする者、当たり障りのない発言ですます者、高校生活に望む夢を語る者。
まさしくその人のすべてを表していると言ってもいい。
私もなるべく簡素に自分を表す言葉を述べ、暖かい拍手を送られた。
キョンもまた彼らしい台詞を述べて終了する。
次の女子が立ち上がるが、キョンは私、つまり前方を眺めたままで後ろを振り向く気はないらしい。
いくら体をよじらなくてはならないからって、それはないだろうと密かに思うけれど、
それを私が指摘するほどキョンは分からずやではない。
「東中学出身、凉宮ハルヒ」
彼女はどうして不機嫌なのかは分からないけれど、まるでクラス全員が敵のように口を固く結んで眼を鋭くしていた。
けれどもそれを補って余りあるほど彼女の容姿……いや、美貌は整っていた。
気と意志の強い女子、これなら絶対にクラスの人気者になるだろうと思わず確信していたけれど、
「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」
さすがのキョンも振り向いた。
凉宮さんはクラス全員の視線を全く意にも介さずに受け止め、
ゆっくりと教室全体を見渡して、憮然としたまま着席した。
おそらく全員の頭には今の発言にどのような反応を示せばいいのか困っていたところだろう。
担任の岡部先生も例外ではない。
何人かはそれを平然と受け止めたりあきれかえったりしていたようだけど、
後から聞いた話では彼女と同じ東中学出身の生徒だったらしい。
だけど私はそれに衝撃を受けてしまった。
今、この場で、あのような発言を行った凉宮ハルヒの存在に。
彼女はどれほど自分を貫き通す固い意志を持っているのだろう。
他人から白い眼で見られようとも嘲笑されようとも、決して自分を変える事がない。
世界はそれこそ個人の意志で回っていると断言しているかのように。
それはきっと理論と常識で武装してきた私が持っていない強さ。
「よろしく、凉宮さん」
気がついたら私は彼女に拍手を送っていた。
最大限の賛辞ではなく、他の生徒の時に誰もが送っていた暖かいものだ。
それで白くなっていた時が再び刻みだしたのか、他の生徒からもまばらに拍手が送られる。
岡部先生もためらいがちに次の生徒を指名する。
凉宮さんは送られた拍手に反応を見せず、面白くなさそうに腕を組むだけだった。
再びそういった非日常的な事柄に興味を持った私は予習そっちのけで図書館に通いつめ、
必要なら本屋にも赴いて自腹をはたいた。
深く考えれば考えるほど少女時代に思いを馳せた記憶が鮮明によみがえってきて、自然と笑みがこぼれる。
数日後、ようやくある程度まとめられた私は凉宮さんと話し合おうと意気揚々と学校に赴いた。
「しょっぱなの自己紹介のアレ、どのへんまで本気だったんだ?」
そして教室に入ってくるなり視界に飛び込んできたのは、
さりげない笑みを満面に浮かべたキョンが凉宮さんとの会話を試みようとしているところだった。
「あんた、宇宙人なの?」
彼女は不機嫌のまま大まじめな顔で返事した。明らかに雲行きが怪しい。
他のクラスメイトもキョンの成り行きを固唾をのんで見守っている……ような気がする。
「……違うけどさ」
「違うけど、何なの?」
座っているのにたじろぐキョン。この展開はまずい。いつもの聡明さがキョンにはない。
「……いや、何も??」
「強い意志を持っていて立派、そんなふうに思ったのよ」
だから私も彼と凉宮さんとの会話に参加する事にした。
凉宮さんはキョンのそばに椅子を持ってくる私を凝視する。
「なによそれ?」
「だってそうでしょう?」
私は自己紹介の時に彼女から感じた印象を素直に語った。
キョンはツチノコを発見したような驚いた表情を私に見せてくるけれど、
彼女の顔には「それが何?」がありありと書かれていた。
「子供の頃誰もが思っていた、けれどほとんどの人にとっては色褪せてしまった記憶。
自分で自分を妥協させてしまった人ばかりの中で、あなたはそれを捨てる事なく心の中で輝かせ続ける。
とても素敵で立派な事だと思うわ」
「それで?」
「あなたに触発されて私も少し文献をあさってみたのよ。良ければ少し語り合わない?」
私はおもむろに鞄の中から数冊の本を取り出して凉宮さんの机の上に並べてみた。
それに顔をしかめたのはキョンだった。
「おまえ、こんなのばっかこの数日読んでたのか?」
「ムー大陸とか月到達NASA陰謀説とかの文明よりはよほど文明的だと思うけれど?
心配しなくてもこれらは全部科学的根拠を伴ったものばかりだよ。
トンデモ科学じゃない事は僕が保証する」
私が持ち出したのはいずれも物理学者や生物学者が大まじめに語っている文献ばかり。
それが現在別の学者に否定されているものでもとりあえずは持ち出してみた。
以前調べた事があるから、そこから更に掘り下げるのは意外と簡単な事だった。
さすがの凉宮さんもこれには面食らったらしく、私の方に視線を移していた。
「私の材料はこんなような知識しかない。できれば凉宮さんの考えを聞きたいと思っているの。
よければ教えてくれないかし――」
そんなわりといい時に限って岡部先生は早くに教室に表れた。まだ予鈴もなっていのに。
本鈴がなるまでめげずに話そうと思ったけれど、既に凉宮さんの興味は削がれてしまったらしい。
私は空気を読めない担任に若干のいらだちを覚えながら、自分の席に戻る事にした。
そんな私やキョンの他にも凉宮さんと会話をしようと試みるクラスメイトは何人もいた。
まずは昨日のドラマとか無難な話題から入ろうとするけれど、たいていはそこで撃沈される。
琴線に触れない限りは彼女は意にも介さないらしい。
あからさまに不機嫌をあらわにするのだから、話した側にとってはたまらないのだろう。
次第に彼女から人は遠ざかっていった。
ただ私にとって嬉しかったのは、そっけないけれど私の話を聞いてくれるところだった。
まだ一方的に私が話しているだけで会話は出来ていない。
けれど、話題さえ選べばいつか無難な会話程度なら交わせると結論できるまでにはなっていた。
しかしいつまでも彼女だけに関わっているのが私の高校生活だと聞かれれば、そうではないと答える。
「おまえ、谷口から高評を受けてるぞ。なんでもAAらしい」
「それは光栄だね」
放課後でのキョンとの会話もその一つだ。
谷口くん、凉宮さんと同じく東中出身。席が近いからキョンや国木田と一緒に食事をとる事が多い。
一件軽そうに見えるけれど、あの手の人は芯がしっかりしていると私は思う。
「僕がAAだったなら朝倉さんはきっとSSSぐらい行ってるんだろうね」
「それは自分を卑下し過ぎだろ。朝倉さんは一つ上のAA+、ほぼおまえと差なんてないぞ」
「意外だよ、朝倉さんの一つ下なんて。僕を高くみすぎて逆に困るよ」
「なんでも凉宮ハルヒに話を合わせようとする不思議なやつ、そんな理由でランクが下がってるらしいが」
どうやら東中出身の生徒には凉宮さんの印象は芳しくないらしい。
しかし彼女と関わる事でその人物の評価まで下がるのは凉宮さんにとってこの上なく失礼だとは思うけれど、
それを正しておこうとは思わなかった。
「ところでキョン、君は部活動の仮入部期間をどのように使うつもりだい?
ゴールデンウィークまでに決めておかないと入部の機会を逸してしまうと思うんだけれど」
「あいにく俺は万年帰宅部、高校受験からの脱却の余韻をそのままに過ごすさ」
「それは残念」
別に部活動をやるやらないは個人の自由だけれど、やった方が思い出や出会いが広がると思う。
けれど逆に自分の時間を取りたいのだったらキョンのように帰宅部を選択するのもありだろう。
「それでおまえはどうするつもりだ?」
「僕はとりあえず全部に仮入部してみるよ」
「全部……マジか?」
キョンのあきれたような口調と表情に私は少しむっと来た。
「今までの嗜好にとらわれずに新たな一面を発見できれば、と思うんだ。
今までやった事のないものも挑戦してみるよ」
「そうか。がんばれよ」
素っ気ない言葉でキョンとの放課後の会話は終了する。
真っ先に教室から出て行った凉宮さんの行方を気にする人は既に誰もいなくなっていた。
それを少し寂しく思いながら私は鞄を持って部活巡りを始める事にした。
やはり体を動かすのは気持ちがいい。それを肌で感じる事が出来た。
バスケ、ラクロス、それから岡部先生のハンドボールにも行ってみたし、野球部にも足を運んでみた。
さすがに運動神経も抜群とは言えなかったから熱心な勧誘をしてくれた部は少なかったけれど、
それでも薦めてくれた先輩方には,
「考えさせて下さい。一応全ての部活を見て回りたいんです」
と無難に断っておいた。そこまで熱望はされていなかったけれど、後の方の部になってくると、
「まるで凉宮ハルヒだなぁ。あいつ変わってるよな」
と聞くようになっていった。驚いた事に彼女もまた全ての部活動を体験して回るつもりらしいのだ。
四月の半分もすぎたあたりでようやく体育部を終え、文化系の部に足を運ぶ事にした。
まずは私が最も興味がある文芸部に行こうとして、
「ん?」
「あら」
凉宮さんと遭遇した。
どうやらお互いに文芸部に行こうとしていたらしく、部室の前で鉢合わせになってしまったらしい。
しばらく静寂があたりを包む……そんな事はなく、凉宮さんは私をみかけなかったかのように部室の扉を開けたのだった。
「失礼します」
私も彼女の後に続いて部室の中に踏み込んで、一瞬立ち尽くしてしまった。
夕焼けに染まった橙色の光が窓辺から差し込み、
開け放たれた窓からそよぐ風がカーテンを優しく揺らす中、その少女は本を読んでいた。
絵画や写真にすれば賞すら夢ではないと確信できる一枚の映像がそこにはあった。
「ねえあなた、上級生は?」
その女子が上履きなどを確認して一年生だと判断したのだろう、
凉宮さんはあたりを見渡して上級生の鞄もない事を確認する。
「いない」
女子生徒は本から顔を上げるどころか微動だにせずに答えた。
思った以上に涼やかな声で、まるで風鈴を鳴らしたような印象を抱く。
「この部はわたし一人」
さすがにそれだけではなかったようで、付け加えるように彼女はつぶやいた。
「うそ。中学時代に調べた時にはちゃんと現三年生がいたはずよ」
凉宮さんは彼女に断りもなく棚に立てかけられた部員名簿に目を通す。
私もそれが気になったので後ろから覗き見る事にした。三年生が数人、二年生はゼロ。
どうやら状況から判断すると、三年生は夏を待たずに春で部を引退してしまったらしい。
どうりで部活紹介の時にも顔を見せなかった訳だ。部員で示し合わせて放り投げたのか。
「信じられない。なんて無責任なの」
凉宮さんは明らかに今目の前にいない上級生に向けて敵意を向けながら、
彼女は棚に立てかけてある本を一冊ずつ手に取って終わりの方を読んでいく。
「何をしているの?」
「あとがきを読んでるのよ。たいていはこれで著者が何考えて書いてたかが分かるから」
私の何気ない質問に凉宮さんはそれだけ答えて本を次々と積み重ねていく。
どんな本を文芸部の人たちが扱っていたのかをチェックしているようだ。
やがて飽きたのか見切りをつけたのか、最後まで読まずに全部棚に戻していく。
「あんた、ここって本を読むだけ? それとも批評もするの?」
「知らない」
あくまでこの女子生徒は我関せずを貫くつもりらしい。
それにそもそもやる気のない三年から彼女が部活事情を聞いているとは思えない。
しかし部活風景を推理するにはこの棚ぐらいしか材料がないのは頭が痛いところだ。
「とりあえず読書、批評、それから創作もあるみたいじゃない」
「そうね。やろうと思えばいつでも羽ばたける部みたいね」
推察が終了してパイプ椅子と折り畳みテーブルを囲む女子三人。
あまりに味気ないので私がくんだ日本茶をテーブルに並べる。
私は我ながら上手く入れる事が出来たとお茶をすすってしみじみと感じた。
正直、間が持ちません。
「で」
静寂を打ち破って口を開いたのは意外な事に凉宮さんだった。
この時間からなら他の部に行く事も出来たはずなのに、彼女はそのまま腰を落ち着かせていた。
「続き」
「続き?」
あいにく見当がつかなかった上に凉宮さんはあさっての方向に視線を向けていたので、
私は思わず聞き返してしまう。
「この前の続き。恒星間移動の技術についてよ」
ああ、宇宙人が地球にやってくる前提になっている事ね。
思わず納得した私は新たに借りてきた文献をテーブルの上に並べて、
なるべく整理して語る事にしようとして、ふと気づいた。
そういえばせっかくこの場にいるのに私は本の女子生徒の名前を聞いていない。
「長門有希」
伺ってみると彼女は平坦な声を紡ぐのみだった。
文化系部の中にはかなりの優秀な成績を収める部活も多々あって、軽音楽やコンピュータ研究には驚かされた。
この調子で行けば軽音楽は文化祭で演奏すれば一番人気になるだろうし、
コンピュータ研究のパソコンは決して安くない一台数十万規模もするハイスペックなもの。
大学の研究に使ってもおかしくないものまであった。
そうしてゴールデンウィークが終わる頃には私と凉宮さんは全ての部活を体験し終えていた。
涼宮さんと出会ったのは文芸部だけだったけれど、それでも鉢合わせできたのは私にとっても少し嬉しい事だった。
案の定凉宮さんはどこにも入部する事は無かった。
超常現象研究会を始めとした同好会を含めて彼女の興味をそそる部活動はなかったようだ。
ちなみに私は週三回の某運動部に入る事にした。
それ以上だと勉強に支障をきたすし自分の時間が取れない。
だけどそれ以下だと部活動の意味がないと思ったからだ。
唐突にではないけれど、たぶんきっかけがあったとしたら曜日によって変わる髪形についてキョンが指摘した事だろう。
涼宮さんは長くてつややかだった髪を惜しげもなく切った。そしてホームルーム前の時間でキョンと涼宮さんは会話をし始めたのだ。
ある日は部活動について、またある日は中学時代について。
一度は涼宮さんの方が積極的に答えていたところで空気が読めてない岡部先生に折られもした。
私も私で二人の会話に参加もした。けれど他の女子とも関係を築いていった。
その中には東中出身のこもいて、涼宮さんの過去話を詳しく聞く事もできた。
どうやら今までの一ヶ月近くより壮大な事をしてきたらしい。平凡を歩んできた私にはとても考えられないものばかりだった。
「俺、涼宮が人とあんなに長い間しゃべってるの初めて見るぞ。おまえ、一体何を言ったんだ?」
「驚天動地だ」
とある休み時間。谷口くんが例によって不在の涼宮さんの席を指差しながら難しい表情を浮かべてキョンに語りかけた。
それはそうと谷口くん、魔法って言い方はいささか不適格だと私は思うのだけれど。
あっさりと返答するキョンにあくまで納得しそうに無い谷口くん。その後ろから国木田がひょっこりと顔を見せてくる。
「昔からキョンは変な女が好きだからねぇ」
国木田、そのちらりとのぞいた視線は私に対するあてつけなの?
「キョンが変な女が好きでもいっこうに構わん」
猛烈に構う。嗜好は確かに人の勝手ではあるけれど、主に女子が非常に困ると思う。
本人は気がついてないようだけれど、意外にキョンは人気があるのだから。
「俺が理解しがたいのは、涼宮がキョン相手にちゃんと会話を成立させているところだ。納得がいかん」
「あたしも聞きたいな」
と、朝倉さんは朝顔のような素朴な笑顔でキョンの前にやってくる。
「あたしがいくら話しかけても、なーんも答えてくれない涼宮さんがどうしたら話すようになってくれるのか、コツでもあるの?」
「解らん」
キョン、考えるフリをして首を振っても私にも国木田にも丸判りだと思うよ。
けれどきっとキョンが熟考しても朝倉さんの望んでいる答えにはたどり着かないと確信できる。
キョンはそういったものを意識せずにさりげなく行うのだから。
「そういったもんに関してはおまえの方がうまく説明できるだろ」
「えっ? 私?」
端の方にいた私にいきなり話題を振られても困惑するばかりだ。キョン、いくらなんでもそれはひどいよ。
私の思いをよそに朝倉さんをはじめこの場にいる……いや、なんだかクラス全員の視線が私に集中している気がする。
若干引きつるけれど、すぐに気を取り直して少し考えてみる。
「そうね……。一つの事実としては、彼女にとって退屈な話は論外。社交辞令でも聞こうとしないで門前払いだとおもう。
それから私達の方から自己主張するような会話もよほど興味をそそらない限り成立してない。
キョンと涼宮さんとの会話を第三者の立場で聞いてみると、二人の会話で共通している点が一つ」
「涼宮さんの主張を真剣に受け止めつつ、それに答える事のできる会話を彼女は望んでいる?」
「と私は思っているけれど、どうかしら」
それでも涼宮さんはイエスマンを望んでいない。ある程度反する主張をする人物が最適だと考えられる。
そういった点でもキョンは涼宮さんにとって現時点で一番の相手だと言える。
「だからあなたと涼宮さんは会話できてるのね。あたしも見習わなくちゃ」
「そうとも言い切れない。私も会話をするとある程度しゃべってしまう方だから、タイプが涼宮さんと一緒なのよ。
時を刻んでいけば意気投合できるかもしれないけれど、現時点ではまだおせっかいな女子その二にすぎないと思うわ」
中学時代キョンとの議論ではいつも私から話題を切り出して、それにキョンが意見をする。そんな事が結構多かった。
だから私と涼宮さんは意外と近いのかもしれない。
「ふーん。でも安心した。友達ができたのはいいことよね」
おせっかいな女子その一こと朝倉さんが自分のことのように嬉しそうに笑顔を見せた。
多分男子が真正面から拝めば半分は心惹かれるほど魅力にあふれている。
首をかしげるキョンに朝倉さんはお願い、と白くて繊細な指を絡ませて両手まで合わせた。
キョンは呆気に取られたらしく、「あー」や「うー」しか言葉にできていない。
朝倉さんはそれを肯定と受け取ったのか、ケーキを前にしたおとなしめの女の子のような笑顔で私の腕を引っ張る。
「ねえねえ、その話詳しく聞かせて」
私は女子の輪に入るなり今の話題がふられた事にはたじろぐしかなかった。
朝倉さんはともかく彼女達はあっさりと涼宮さんとのコミュニケーションをあきらめた人たちだ。
なんだか、テストの過去問を持ってる優等生にねだるみたいだ。
いつまでも出席番号順での席ではさすがになかったらしく、席替えが行われる事になった。
主に近所から輪が広がっていくものだから、クラス全体の事を考えれば月一でも私はいいと思う。
けれどもせっかくキョンと涼宮さんとの会話に参加する機会がなくなると思ったら少しさびしい気持ちを抱く。
席の近さという利点をのぞいたらキョンが涼宮さんと会話を続ける理由があまりない。
どうなるんだろう、と悩んでいたけれど、実際は杞憂だった。
窓辺の後ろから二つ目にキョンは位置し、涼宮さんはその後ろ、教室の角に位置した。
私の席が涼宮さんの隣になったのを合わせて、偶然とは恐ろしいものだと正直思う。
「あー、もう、つまんない! どうしてこの学校にはもっとマシな部活動がないの?」
そしていつものように始まる早朝の会話。
涼宮さんは本当に憂鬱そうに高度が低いのかすぐに流れていく雲を眺め、幸せが抜けるほどの深いため息を漏らした。
それを指摘しようと頭を掠めたけれど、やめておく事にした。
「ないもんはしょうがないだろ。結局のところ、人間はそこにあるもので満足しなければならないのさ。
凡人たる我々は、人生を凡庸に過ごすのが一番であってだな」
……その理論は夢を完全に否定したきわめて現実的な、しかしとても危険な考えだと思うけれど。
確かに努力と根性だけでどうにかなる世の中だったらどれほどよかった事か。
汗と涙の結晶が無駄に終わった例は数え切れないほどのはずだ。
偉大な成果に結びつく努力をする事にすら才能が必要な世界だ。
だから私達は平穏無事に暮らすしかない。日常生活万歳。そんなところだろう。
「うるさい」
涼宮さんは気分よさそうに演説しているキョンを一方的に切り捨て、あらぬ方向へと視線を向けた。
もうキョンの話を聞く気はないらしい。
当然だろう。その99%と1%の話で言うなら、涼宮さんには1%の何かだけが足りてないのだから。
99%の努力を行った彼女からすればこんな理不尽な事はないだろう。
認めたくないはずだ。このほのぼのとした日々がこの世界の全てだと。
そのように考える事で私も憂鬱になってきたので、気分を紛わすために次の授業の予習を始める事にした。
突然だった。
涼宮さんは睡魔に襲われていたキョンの襟首をわしづかみにすると、勢いよく引っ張ったのだ。
「何しやがる!」
たまらず拳を握り締めて立ち上がるキョンに対して見せた涼宮さんの反応は
――生涯忘れられないほどの、太陽のように輝いた満面の笑みだった。
「気がついた! どうしてこんな簡単な事に気づかなかったのかしら!」
涼宮さんは英国女王が所有する特大の宝石も色褪せるほどの輝きに満ちた眼差しをキョンに向けながら大声で言葉を放つ。
「何に気付いたんだ?」
「ないんだったら作ればいいのよ!」
「何を」
「部活よ!」
青天の霹靂だ、とキョンは考えているのだろう。
全クラスメイトは半口をあけたまま注目していたし、英語の先生は今にも泣き出しそうで無関係な私ですら申し訳なく思う。
授業中だと指摘されてようやく涼宮さんはキョンを開放し、着席する。
けれどもちろん興奮が冷めるはずも無い。目をらんらんと輝かせるままにキョンの背中を凝視していた。
多分教科書は広げているけれど、授業の内容は全く頭に入ってないに違いない。
「1%のひらめき……」
私は新たな道を切り開いた涼宮さんにそんな感想しか浮かばなかった。
99%の努力をしてきた者に1%のひらめきが舞い降りたんだ。
それがどのような結末になるかはわからないけれど、
人生振り返って一番輝いていた時期にすらなるのではないか、そんな考えが頭をよぎった。
そしてその相手に選ばれたのはキョンというわけだ。至極妥当な線ではある。
キョンにとっては頭痛の種になるかもしれないし、決して壊したくないかけがえの無い存在に変わるかもしれないけれど、
きっと彼にとっても大きなものをもたらすのではないだろうか。
そう思うと少し嫉妬すらしてしまう。
「おわぁっ!」
案の定授業終了を先生が告げた途端に涼宮さんは立ち上がり、キョンのネクタイを掴むと強引に引っ張り出した。
軽く悲鳴を上げるキョンなどお構いなし、早々に二人は教室を退場し――、
「へ?」
思わず間の抜けた声を漏らしてしまう。それほど意外だった。
気がついたらやっぱり半泣きの先生を眼の端に捉えながら、私まで涼宮さんに引っ張られていた。
涼宮さんは二人も引っ張っているのに廊下を全力疾走しそうな勢いで、私もキョンも倒れないように走るしかなかった。
「協力しなさい」
そうして屋上へ出る扉の前。涼宮さんはキョンのネクタイを掴んで一言目にそういった。
多分カツアゲと印象を受けたのは私だけではないはずだ。
「何を協力するんだ?」
「あたしの新クラブ作りよ。いい? 今日の放課後までに調べておいて。あたしたちもそれまでに部室を探しておくから。いいわね」
反論内容を構成するキョンを待っているほどの寛大さは今の涼宮さんの頭の中にはないらしく、
今度は私だけを引っ張ってその場を後にする。
軽妙な足取りのまま、どうやら彼女の行き先は決まっているようだった。
「昼休みになったら文芸部にいきましょう。事情を考慮すればあの広さを有効活用しない手はないわね。
あとは有希と交渉して万事解決よ」
廊下を歩きながら彼女は自論を力説する。
いや、と言うよりは今の発言が今後の前提条件になってる気がしてならない。
十割の確率でそうだろうけれど、刹那の可能性も考慮に入れて一応聞いてみる事にする。
「その交渉は私もするの?」
「あたりまえじゃない!」
涼宮さんは急に百八十度回転して私の真正面に立ち止まった。
そして先ほどキョンに見せたのと同等な輝きに満ちた強い眼差しで私の瞳を見つめる。
「もちろん協力するわよね、佐々木さん」
多分涼宮さんの中では私がどのような返答を行ったところでその結末は変わらないだろう。
キョン風に言うならば巻き込まれた、そのへんだろうか。
それでも私には選択肢がいくつも存在する事は確かだった。断固拒否する事もできただろう。
けれど、私は全く考える事無く返事をした。いや、考える必要が全く無かった。
「もちろんよ、涼宮さん」
私もまた満面の笑みで彼女の意志に答えた。
これで終了です。
佐々木がもし進学先に北高を選んでたら、と考えて書いてみましたが……長すぎました。
なんだか若干ずれがあるかもしれません。全部自分の力不足です。
でも佐々木いいよ佐々木。
>>100 佐々木保管庫
ハルヒ保管庫
VIP保管庫
エロパロ保管庫
一通り読んでから書いた方がいいよ。
誰だお前は。
>>100 地の文がしっかり佐々木な雰囲気満載で堪能した。過度にデレずに余裕のある感じもいい
そもそも、何で板を移る事になったんだ?
そもそもアニメに出てなかったからじゃね?
>>100 これはイイ佐々木。仲良しな二人が特にいい。
日常ってあたりが実によく書けてると思った。
>>100長編乙です。
この展開だと笹の葉どうなるんだろ
さすがに二人とも連れてったら気付くだろうし
どうしても思考実験の域を出ない危惧が。
佐々木さんが男装すれば良い
でも思考実験に名を借りて、自分にとって都合の良いように妄想を加えて具現化したのがSS。
だからガンガンやっておkではないかなと。
明日は早いので今日はもう寝ます、お休み佐々木さん
>>100 GJ
佐々キョンで北高進学するssは今までにも何度かあったけど、
やっぱ好きだわこの設定w
続きも考えてるなら期待してるんで是非とも頑張ってほしいぜ
>>100GJ!
佐々木視点なのが、また良い。続き待ってます!
>>100 >>101で出てる保管庫のssは大概読んでるけど、これは…すごいとしか形容できないだろ。
佐々木視点というのが良いね。取り巻きの描写も能く描かれていたからイメージしやすかった。
原作トレースを続けていけるギリギリの所までなぞってほしいです。
GJ!
佐々木とハルヒが進学校で、キョンが北高校というのはどうだ?
俺書こうとしているけど行きずまっているので、誰か書いてくれない?
このスレでのトンデモ妄想をまとめるとすごいことになりそうだな。
『佐々木さんとキョンは中学時代に結婚の約束をした』
『キョンの車は軽トラ』
『実は既に神能力持っている』
『佐々木さんの閉鎖空間の巨人は赤色』
『中の人は森永理科』
この他にも沢山ある
誕生日だ
18禁解禁
佐々木さん祝ってください
くっくっ十八歳になったのか。出来ることが一気に増えるね。
差し詰め明日ぐらいに、本屋やゲーム屋の18禁コーナーめぐりかい?
おっと、明日は大晦日か、何処の店も開いてないね。くっくっ
あ、そうそう。出来ることが増えたからって、タバコやお酒は駄目だよ。二十歳になってからだ。
そういえば、男子も十八歳で結婚が出来るようになるんだっけ。
キョンも早く十八にならないかな、そうなれば合法的にキョンと・・・って僕は何を考えてるんだ。
とっ、とにかく誕生日おめでとう
こんな事をするのは初めてだから、かなり変だが許してくれ
『一人前の蕎麦定食』
中学時代の俺達は、塾に行く途中、蕎麦屋に寄って軽く食事することが多かった。
年蕎麦定食1人前を二人で分け合って。(店長がキョンの知り合いでなければ、荒らし認定されたと思う)
「一人前を二人で分けるなんて貧乏くさい事やめた方が良くないか?俺は別にかまわないが」
「僕はこれで十分だよ。君さえ良ければ、何も問題無いよ」
「いや、それだけでなく。クラスの連中にまた夫婦、夫婦と馬鹿にされるのだが。妹となら問題無いと思うが」
「僕は気にしないよ」
キョンは妹さん相手に時々こんな事をしているらしい。
本当は、気にしないというより、キョンと二人でそういうことをするのが好きだったのかもしれない。
子供の頃の幸せだったあの日、あれは遠い昔のよう。
去年の大晦日、君は涼宮さん達5人で過ごしたらしいね。楽しかったかね?
今年も、君はあの4人と過ごしているのかな?それとも涼宮さんと二人きりとか。
そんな大晦日の夜、偶然君に出会った。
「お前もお参りの帰りか?来年もよろしく」
「君はまた、SOS団か?」
「毎日、毎日大変だよ。明日も初日の出を拝むんだ。やれやれ」
そうか、明日も涼宮さん達と一緒か
「そうだ、キョン。昔よく行った蕎麦屋に行こう」
そこで昔のように蕎麦定食1人前を二人で分け合う僕達。
キョン、明日も早いのに僕に付き合ってくれるなんて、君は優しいんだね。
君は誰にでも優しいけど、本当は僕だけに優しくしてほしいんだ。
どうしたらキョンを独占できるのだろうか?
それに、未だに涼宮さんとも他の女の子とも恋人どうしにならないのは何故?
・
・
何だ、簡単なことじゃないか。ただ、必ず成功するとは限らない賭けなだけで
・
・
その夜、大晦日の晩、僕は溜め込んでいた溢れ出す思いを伝えた。
やらなくて後悔するよりやって後悔する方が良い。それとも、遅すぎてもやらないよりはまし。かな?
・・・・・・・・
僕達の行きつけの蕎麦屋で蕎麦定食1人前を二人で分け合うと、知り合った男女は恋人になり、別れたカップルもよりを戻し、離婚寸前の夫婦が再び愛し合う
こんな噂が世界中に流れたのは、僕の名前が変わった頃だったろうか、それとも僕達の二人目の娘が生まれた頃?
(終わり)
>>118 佐々木さんGJ
119:少し早いけど大晦日ネタです。俺はこれが限界。
>>119GJ。
ネタバレ避けるから書かないけど、某台詞がすごくいい。
123 :
Sasaki:2007/12/31(月) 10:18:37 ID:UMPXRGp3
君らは何人の脳内佐々木さんを抱えているだろうか?
俺は3人ほど居る。
一人は佐々木SSを書いている時から居る「くっくっくっ、僕をどんな運命に逢わせるのかい?」と訊いてくる佐々木さん。
一人は頭が仕事脳の時にだけ存在する「僕ならばこの場合はこうするんだけど君は違うのかい?」と訊いてくる妙齢の佐々木女史。
あとの一人は行き付けの居酒屋にいる美絵という娘の事だ。
美絵は背が高くエキゾチックな顔立ちをした娘で、長くて綺麗な髪をした娘だ。
彼女はいつも厨房の中にいて、目立たないけどいつも頑張って仕事をしている。
ある日ホールに一度だけ出て来た時、俺はいつもの調子で少し男女間の湿っぽい話をしてみた。
その時彼女は顔を真っ赤にしてしまい、オロオロとなって仕事が手に付かなくなってしまった。
ちょっと悪い事をしてしまったと思った。
それ以降は彼女とは、カウンター席越しに厨房の彼女と話す事が多くなった。
彼女は20代後半で、今まで色んな仕事をしてみたけど、引っ込み思案の性格が災いしてあまりいい事が無かったそうだ。
俺はそんな彼女に色んな話をして、こんな事をしてみたらどうだ?と俺なりに提案らしいことをしてみたりもした。
大抵、飲み屋の娘にそんな話をしても酔っぱらいの戯れ言として相手にされないのが普通だが、彼女は俺の言った事を忠実に試して
報告を逐一してきた。
俺自身もそんな彼女の話をきいて、一層話に真剣味が増してきたのは仕方ないところだろう。
俺には社会的制約…嫁とかなんとかあるけれど、いい話し相手であり、お互い元気を与え合う間柄なのかも知れないと感じた。
そんなある日、いつもの店に行くと美絵が居なかった。
どうしたのか他のメンバーに訊いてみると、今日は体調不良で休みだという。
俺は他の子にメアドを聞き出すと(ご贔屓なのが超バレていた)美絵にメールを打っていた。
「早く元気になって、ポニーテールを見せてくれ。ささっき〜よ」
彼女の名字は佐々木だった。
ゴールデンナインのポニーテールがよく似合う娘だ。
俺がポニーを薦めたのはここだけの秘密だ。
124 :
風邪:2007/12/31(月) 12:39:04 ID:UMPXRGp3
何もこんな時までしなくてもいいのにと思う事は無かろうか?
中学の頃、佐々木と一緒の塾に通っていた俺は、大晦日から元旦にかけて行われる特別冬期講習でそれを思った。
大晦日は家族と一緒に年越し蕎麦を食って、母親のお節料理の手伝いをしつつ(田作作りには自信あるぞ)、テレビの既得権を妹と争奪
戦を繰り広げつつ過ごしたりするのが普通じゃなかろうか?
普段は勉強しない時間帯に勉強しても絶対身が入らないって!と佐々木に言ってみたら、君が思っている様な煩悩を断ちきる為の、
これは一種の儀式なんだよと、いつもの声を抑えた低い笑い声をあげた。
俺が行っていた塾はニュースの1シーンに出てくる様な、生徒や講師がハチマキを締めて雄叫びを上げるスパルタじみた風景とは無
縁なところで、生徒は勉強に関して最善の方法を自らで探し出し、講師は生徒の質問に答えて生徒の弱点を指摘する、ある意味では昔
ながらの寺子屋みたいな感じの塾だった。だから自分自身を上手くコントロールしなければ学習効果はまるで上がらないのだ。
幸いな事ながら俺には講師がもう一人、隣に居る佐々木がよく面倒をみてくれるから、その点は問題が起こる事は無かった。
さすがにこの時期になると受験の内容もほとんど把握しており、問題集を前のページから順に挑んでいき終わったら回答を参照し、正答率が低い部分を明らかにして、その部分を補強してゆく地道な行為を繰り返しつつ、春までの期限限定だからと脳味噌に頼み込み、
短期記憶の強要を行っていた時だった。
紙と黒鉛が奏でる協奏曲の一部が欠けてるぞと思って隣を見遣れば、なんと佐々木の手が止まっているではないか。
こいつでも問題で考え込む事もあるんだなとその光景を見ていると、頭が前後左右に不自然に動いていた。
・・・おい、佐々木どうかしたのか?
俺の呼び掛けにワンテンポ遅れた感じで顔を上げて「何でもないよ」と微笑み返してきたが、顔が紅いし声がかすれているぞ。
「これくらいは大丈夫だから、君は気にせず勉強に打ち込んでくれ」とは言っているが、ちっとも大丈夫に見えない。
は前髪を手でたくし上げて額を佐々木の額に押し付けた。これ位しなければ意地になったアイツは動かないのは勉強済みだ。
・・・俺の額は冷たいだろ?逆にお前は熱燗みたいにアツアツだぜ。
佐々木が言葉に窮している間に二人の勉強道具を手早く鞄に仕舞い込み、講師に佐々木の不調を伝え、手を引いて塾を後にした。
風が強くて寒い夜だった。俺は着ていたセーターとトレンチコートを無造作に佐々木に着せ、いつもの様に自転車の荷台に乗せた。
昔の事を思い出す。今でも小さい妹がもっと小さかった頃の事だ。
今でこそミニ台風の様な奴だが小学校に上がる前後までは虚弱体質だった妹は、よく風邪になって医者のお世話になっていた。
その頃は恥ずかしい話だがウチの家計は苦しくて両親共に帰りが遅かったので、病気になった妹を負ぶったり担いだりして夜の病院へ
連れて行った事がある。その頃はアイツは「お兄ちゃん、ありがと」と言っていたな。
俺は二人乗り以外の交通法規を遵守しつつ、当時の記憶にある休急診療をしている病院へと二本の足へ全力を強いて向かった。
俺の正月は佐々木の看病と自習勉強に明け暮れる事になった。
正月休みが明けてから学校で佐々木に話し掛けられた。
「休みの間は君には随分世話になった。僕なりにお礼がしたいんだけど何かリクエストはあるかい?」
・・・お前と一緒に寝て正月を過ごしたかった。それだけだ。
おいそこ、何を笑ってやがる。
看病と勉強の二本立ては結構大変なんだぞ。
遊びに言った帰り道での出来事だ。
大きな花を手にした可憐そうな少女の後ろ姿を見掛け、そんな娘だろうかと追い越し際にチラリと見てみたくなった。
その行為が少々オヤジじみているのは俺自身認める所ではあるが、健全なる青少年としてそんな気が起こるのは不自然ではあるまい。
・・・なんだ、お前だったのか。
「何だとはなんだい?会っていきなり随分な言い方ではないか」
その後、青少年のささやかな希望を見透かした佐々木に随分と皮肉を言われたのは言うまでもないだろう。
・
・
・
・
・・・その花束は何だ?お前は生け花もしているのか。
「ああ、これかい?家の近くに飾るんだよ」
・・・美化運動って訳か。殊勝な心掛けをしているな、お前。
「美化運動の一面も確かにあるかも知れないね。君は面白い物の見方をする。僕自身、気付かなかったよ」
・・・違うのか?本来の目的は何なんだ。
「これを近所の交差点に飾るんだ。
そうすると車がスピードを落として静かになる。環境運動の1つの方法さ」
・・・そ、そうか。
「そのうちに花が増えたり地蔵が建ったりする時もある。
人の心に花や地蔵が何かを訴える。君の言う通り確かに心の美化運動という側面があるね」
・・・わ、わかった。
「キョンも気をつけるんだよ。もっとも2人乗りの恩恵にあやかっている僕が言うのも変な話だけどね」
ID:UMPXRGp3
3連発GJ!
やっぱ餡餅だろう?
130 :
雑煮:2007/12/31(月) 16:14:35 ID:UMPXRGp3
「キョン、雑煮には家それぞれの仕来りや伝統があるって事だけど、君の家の雑煮はどんな感じだい?」
――そうだな、煎り子で取った出汁を澄まし仕立てにして、切り餅と芹(せり)を入れて蒲鉾に柚を添えた感じだな。
「ほう、結構シンプルだね。お節料理でお腹一杯になった後を〆でさらりと頂くには良さそうだね」
――まぁ、そうだ。柚と芹の風味は食後の気怠い感じを整えるのに最高だな。因みに蒲鉾はなると巻きだ。
「考えただけで食欲が出て来そうだよ。今度、その雑煮の作り方を訊きに言っていいかい?」
――そうだな、お前が来るとお袋も喜ぶしな。いつでも来いよ。
「折角のご厚意、甘えさせてもらうよ」
――そんなお前の家ではどんな雑煮を食べるんだ?
「僕の家では煎り子を使うのは君の所と同じだが、白味噌仕立てなのがまず違うね。
あとは丸餅、大根、牛蒡、人参、里芋、蓮根とか根菜類が多く入る感じだ」
――もしかするとお前の本籍は近江方面じゃないか?
「なんで判るんだい?キョン」
その後、佐々木からの質問責めに遭ったが俺は終始はぐらかし続けた。
あいつから一本取り出来る事は滅多に無いからな。この位の事は許して欲しいぜ。
「お、お願いだキョン。僕は謎や疑問が判明しないと夜も寝られなくなるんだよ」
>>130 おいしそうなネタGJ
佐々木さんの雑煮が食べたいよ。
>>130 雑煮で地域特定できる人もいるそうだしね〜雑煮すげぇ
美味そうだ。GJ
東京行ったときにぜんざい頼んだらもちの上にあんこ塗りたくったものを出されて呆然としたことがある。
>>130 GJ!!
関西だからどうせ、鰹と昆布の合わせ出汁かいりこ出汁。餅は円餅だろうな
SS投下の皆様GJ&お疲れさんです。
そして年末にも関わらず懲りずにここまで更新完了>@wiki
なんですが、前スレ最後の方のポンジー系SSの扱いは如何すればよろしいのか
変な空気。
>>137 ありがとうございます。お疲れさま。
ポンジー系SSは、毎回ポンジー祭として全スレ一括で保管庫その他に保管されていると思います。
過去スレではポンジー祭で一括りに纏めてあったよ>ポンジーネタ
成程…
ジャンル「その他」の中身がそれらしいのでその中に入れてきますぜ
今年も後数時間。佐々木さんらしい年末の過ごし方とはどんなものだろうか
佐々木さんの年の瀬はキョンに想いをはせながら果てる。
こるに限るね
……ごめん
願望:初詣の後、キョンに自宅まで送ってもらってキョンに乗る。
現実:初詣の後、キョンに自宅まで送ってもらう。キョンの自転車に乗って。
>>142 すまん、初詣じゃなくて、大晦日か。
大晦日でも似たようなものだと思う。
<妄想1>
・2年参りに出掛けた神社の境内で、キョンとふたりどんと焼きを前に語り合いつつ暖をとっている。
<妄想2>
・2年参りに出掛けた神社の境内で、キョンとふたり出店の屋台でストーブで暖をとりつつ、キョンが薦めた升酒を嗜んでいる。
今日は疲れた。
よければ誰か、SS仕立てにして欲しい。
今年もあと40分ちょいだな。
来年こそ驚愕が発売されますように。
キョンに自分家の大掃除を手伝ってもらう。その後、キョン家の大掃除を手伝う。
財布の金を使いつくしたキョンに対して、誰が年越し蕎麦を奢るか、ハルヒ達と口論する。
新年はキョンとまったり炬燵で寝て過ごす。
キョン、今年も僕をよろしく頼むよ。
佐々木さん。明けましておめでとうございます。
浜田キョウコがキムタクに見えたよ、佐々木さん
あけましておめでとう
新年初の佐々木かわいいよ佐々木。
あけましておめでとうございます。佐々木さん。
新年明けましておめでとう。
今年もよろしくお願いします。
あぁ、佐々木かわいよ佐々木。
さあ今年も佐々木漬けの一年と行こうか
明けましておめでとう
佐々木さん+お前ら今年も宜しく
あけおめ
驚愕に出番あるといいな
あけましておめでとうございます。
今年も皆様よろしくでござるよニンニン。
あと新刊が冬の間には出ますように。
そこで佐々木さんがハッピーになれますように。
バカ、冬は二回あるんだぞ……。
あけおめ
さぁ佐々木初めと行こうか
驚愕が今年中に発売されますように
あと佐々木団の面々が驚愕で悲惨な目にあいませんように
おめおめ〜
よろよろ〜
あけおめ
コミケでちょくちょく佐々木本見かけるようになってきたな
某サークルの佐々木本買ってきたよ
あけおめ
佐々木さん、あけましたねおめでたいですか?の巻
やあキョン。新年そうそう会えるとは何よりだね。
君も除夜の鐘をついてきたところかい。
君の煩悩は払えたかな。くっくっ。
ところでキョン、除夜の鐘は108つ。最近は皆それ以上つくけれど、
これが煩悩の数と同じだということは知っているね。
さて、では何故煩悩の数は108なのだろうかね。
僕も仏教にはさほど詳しくないのだけれど、
これは四苦八苦をそれぞれかけて、4*9=36、8*9=72、この両者を足した数で36+72=108
とも言われているそうだよ。
四苦とは「生老病死」の4者で、仏教では、生きることそのものがある意味での苦しみと考えていたのだね。
八苦とは、この四苦に足して、
愛別離苦(あいべつりく)
怨憎会苦(おんぞうえく)
求不得苦(ぐふとくく)
五陰盛苦(ごおんじょうく)
を足したもののことを言うんだ。
愛別は愛し合いながら別れる苦しみ
怨憎は憎む相手と出会う苦しみ
具不得は欲しいものが手に入らない苦しみ
五陰盛は色・受・想・行・識の5つで、
まあ簡単に言えば五感のようなもので、物事に執着する苦しみを言うそうだよ。
さて、キョン。
先ほど君が涼宮さんたち一緒に除夜の鐘をついているのをずーっと見ていた僕は、
この八苦のどれだけに該当しただろうねえ。
さてさて、一度鐘をついたくらいでは、とても救われない程度に思えるのだけれど。
仏教は基本的に執着を断ち切り、悟りを得ることでしか救いは訪れないけれど、
僕はことこれに関しては、執着を断ち切る道を選ぶつもりは毛頭ないのだよ。
で、あれば、ここは神道の神様にでも、お賽銭を備えて神頼みでもする他に、
途はないかと思うわけだよ、うん。
先ほどから後ろで僕を睨んでいる涼宮さんに遠慮して、今から君を奪い去ろうとは
思わないけれど、後日お参りに付き合ってくれるくらいは、君に期待したいわけさ。
お礼に、とっておきの晴れ着姿くらいは、披露するつもりだよ。くっくっ。
佐々木はそう言って、いつものようにくつくつと笑う。
提灯の淡い光のしたで、その吐息が白い靄のようにたゆたう。
そんななかで、微笑む佐々木の笑顔は、これから皆で見る予定の
初日の出のように、澄んだ明るさを見せていた。
やれやれ、今年もよろしくな、佐々木。
おしまい。
あけましておめでとうございます、佐々木さん。ついでにスレの皆さん
>>158-161 お前ら、ことごとく凶ばっかじゃねーかw
あけましておめでとうございます、佐々木さん。
今年初の
佐々木かわいいよ佐々木
そして、三分佐々木
そして初ss
ざんねん
多いなww
こんな時だけ湧いて出るな
佐々木団のおみくじの結果を見てきたよ
キョン:大凶
佐々木:極凶
九曜:大吉
橘:末吉
藤原:微小吉
あけましておめでとう。
は、既に何人にも先行されてしまったようだね。なので、新年最初のおはようは私がもらうことにするよ、
おはよう、みんな。
てす
あけましておはようございます佐々木さん
あけおめことよろです。佐々木さん
3分佐々木
ss
半日過ぎたがあけおめ!!
佐々木さん今年もよろしく!
179 :
【大凶】 :2008/01/01(火) 11:33:38 ID:7LYSbtOy
おみくじこれでいいのかな?
オメ佐々
↑今年のキョンの運勢&お年玉
おめでた佐々木
……!?
185 :
【大吉】 :2008/01/01(火) 14:25:13 ID:CCy2FCeb
くじはこれでいいのかな
「キョン、今まで見てきた初夢の中に僕が登場した事ってあるかい?」
「そういえば今年の初夢は橘と九曜がでてきたぞ」
いy(ry
「一般的に初夢は・・・(中略)1日から2日にかけてみる夢だから、君は一昨年暮れには宇宙的、未来的、超能力的な邂逅をしていたんだね」
被ってたorz
「そうかい、素直に白状してくれてホッとしたよ。
僕の初夢は君と一緒に楽しいキョンパスライフを送ってる夢だ」
今年こそ三分佐々木が成功しますように
>>193 新年早々だからネタにはしってしまった。今は大変後悔しています。
では本題。今年も投稿間隔が短くて面白いSSが書けますように。
さて、年始が馴染んだ頃だし……
3分佐々キョン
「なぁ佐々木、これを見てくれ」
「そのPCをかい? これが話に聞く2ちゃんねるなのかな」
「ああ、その中のよく行くスレなんだが……」
「ふむ、流石にイチローはすごいね。3打数5安打なんて人間じゃないみたいだ」
「おっと間違えた……どれだったかな、これはキングカズだし、こっちの板はスレ移転でもう行かなくしな……おう、佐々木、これだ」
「3分佐々木、と書いてあるね。これはどういった意味合いの書き込みなんだい?」
「俺もよくは知らんが、こう書き込んで3分の間、違う書き込みがなかったらその書き込んだ人をお持ち帰りらしい」
「へぇ……」
夜
カタタタタタタタタ
「3分キョン、と」
「あれ、2分でレスが」
「なら、1分ならどうかな?」
「59秒か……えぇい、反則臭いけど……3秒キョン、と」
「えぇ! 1秒でレスが!?」
「おっと…誤爆しちまった。知らんスレだが悪い事しちまったな」
___
/:::.::::::::::::::::::::::ヽ、
./::::::l´/::::/ ^^ ヘ、:::ヽ
|::::::::|:::|ィ Vレ
|::::::_|:::レー ー リ| ,..、
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|:::::ゞ|::| ''' r‐ァ ,ツイ´ ハ il どうしてこっちに移転したにょろ?
|:::::::::|::「`}T 云'I「{{:::{ V リ \
|:::|:::::N::{`ヾ;;ー /ノ衣√`ヾノ
|:::|::::|::::::ハ ヽ;; ヘ'イ乍}
|:::|::::|::Vリ'ト、´ _Yア´
|:::|::::|:::ルノ:.:.:ー(_uu/|
从::::|::::/:.:.:.:li:.:.:.i:.:.|:::/
`ヽ/:.:.:.:.:.li:.:.:.i:.:.|/
>>197 「宇宙的、未来的、超能力的な問題にキョンを巻き込みたくなかったの。
僕だって本当は・・・・、キョンと同じ場所に居たかったよ!」
, -‐- 、
,'. / ト、 ヽ
. i.(从ノノ 从〉
l. (|┳ ┳i!l 200ゲット
. ハNiヘ ー ノハ! そして、保管庫更新乙
{iつ旦と
とくュュュュ〉
正夢は、人に話すと実現しないそうだ。ということは、
佐々木さんに不利益になる夢を見たら…皆解ってるよな?
話せばいいんだな?
ササッキーが陵辱される同人ってまだない?
そろそろクルころだと思うんだが。
>>203 ねぇよw
今んとこ八割がた佐々キョンものだ。
で、残り二割位が佐々木団もの。
ほのぼの日常路線ってことか。愛されてるなササッキー。いいことだ。俺的には残念だが。
見てぇ!
ブラクラじゃないの?
そうだったのか
ありがとう
>>207 ファイルシーク通して見たら、エイを下から見た絵だった。
ネコの顔みたいだった
僕っ子がいいわけでわない!
良い娘が僕っ子なのDA!
つまり佐々木は良い子とw
215 :
ss の人:2008/01/02(水) 00:14:43 ID:X1fnJvUH
>213
佐々木はこれからが楽しみさ〜
僕っ子でありながら、体育会系ではなく、
むしろ安楽椅子探偵型の薀蓄魔人。
それでいて外見は、極端に女性的ではないが充分に美人。
色々な面でのバランスが絶妙な佐々木さんなのです。
何度も言われてるような気がせんでもないがあえて言おう
佐々木は僕っ娘でありながら活発的ではなくむしろ
女版京極堂という感じなんだと
『寝正月』
団長殿が冬休みのスケジュールを発表した。
何何?不自然探索、団長様による俺の教育的指導の日、クリスマス会、合宿、大晦日の除夜の鐘、初日の出、初詣、コミケ、不自然探索、不自然探索、不自然探索。
教育的指導って一体何だよ。いい加減にしろ
「あのー、団長様。オフの日が無いのですけども」
「何言っているのよ、あんたがそんな不真面目だから不自然が逃げるのよ。
あんた少しは真面目にやりなさい。不自然探索はデートじゃないと何度言ったらわかるのよ」
そんなの判っているぞ
「すまんが、1月2日か3日のどっちかくらいはゆっくりさせてくれ。先約あるし」
毎日毎日そんなハードスケジュールなら、俺死んでしまう。少しは休ませてくれよ。俺は団長と違って普通の人間なんだよ。
「先約?休んで何するの?佐々木さんとデート?それともミヨキチちゃんとデート?」
「そんなんじゃない。佐々木と一日寝て過ごす約束なんだよ」
佐々木も勉強勉強で疲れていたから、一日くらいは、まったり寝正月を過ごそうということで話がまとまった。
え?皆さん目がいってますよ。Why?
「あんた、さっき何って言ったの?よく聞こえなかったけど」ビキビキ
「中学時代みたいに佐々木と一日寝て過ごす約束なんだよ。だから一日休ませてくれ」
永い沈黙が流れた。
「・・あなたはもう。私の部室に立ち入ることは許さない」
長門さん。何を怒っているのですか?すごく怖いです。
「あんた首。もう来なくて良いわ。そんなに佐々木さんと寝て過ごしたいなら、一生ずーっとそうしてなさい」
団長様がそう言うのならば、お言葉に甘えて・・・え?首?
「キョン君の不潔」
何で不潔なんですか?朝比奈さん
「佐々木さんを選ぶにしても、言い方というものが・・・」
「なあ、佐々木。ハルヒ達は何を怒っていたのか判るか?」
「僕と絶交して、永久に会わないと約束すれば、涼宮さんの機嫌が直るかもしれないよ。やってみるかい?
もちろん僕は、君と絶交されて生きていけるか自信が無いけど」
佐々木に会えないのは嫌だな。
佐々木との寝正月は途中から質が変わり、、、
あの時できた子供が男とだけ言っておこう。もちろん責任は取ったぞ。
(おしまい)
何だそりゃ
何人かの性格が黒化しているが文章的にはGJ
なんかあんまりなオチだが、ちょっと前の鶴屋さんAAが可愛すぎて気にならん
ハルヒ連中の扱いが悪ければ悪い程、佐々木さん、佐々木団、佐々木スレが他スレから叩かれるんだよね。
それでいいならそれでもいいけど。
あと、ポン助ネタを他スレでやらない方がいいね。
あれも叩かれる原因になるから。
お前は何を言っているんだ?
ネガティブキャンペーン乙
>>218 ハルヒ不機嫌
↓
●がバイトで抜ける
↓
さらに不機嫌
↓
●の健闘むなしく閉鎖空間広がる
↓
長門も抜ける
↓
もはやキョンのフラクラぶりに期待するしかない・・・
>>218 不自然探索てwww確かに不思議は不自然だけどw
>>226 何となく行きそうなイメージあるな。お祭好きだし。
みくるはすごく嫌がりそう。
西宮から東京に行って帰るのは結構骨だぞ。金もかかるしな
>>229 あの世界なら大阪でもやっていたりとか。大阪なら日帰りできるだろ。
古泉:提案
ハルヒ:決定
長門:沈黙
キョン:やれやれ(ツンデレ)
みくる:嫌でしゅ(どさくさに巨乳触る痴漢が寄ってくるから)
その他に
鶴屋:ハルにゃん。何か面白いもの買ってきてっ
橘:何故か店員
佐々木:橘の店に行く。そしてキョンとばったり会う
九曜、藤原:デート
妹:あたしも行くー
阪中:涼宮さん、いっしょに行くのね
谷口、国木田:応援要員か、やれやれ(キョンと同じ人種だな)
こんな電波を受信
>>230 大阪でやるってコミケである必然ねえだろ。
他のイベントいけよw
>>222 ここの連中にはウケるんだからいいじゃん。
ここで3分佐々木を試みる
ss
10年佐々木
1分佐々木
なにかな?
240 :
古泉:2008/01/02(水) 19:27:27 ID:Z9bXdgC2
3分キョンたん
佐々木の婿がいなくなるので阻止
ネタを振ってみる
アニキャラ個別スレに復帰するのは何スレ目になると思う?
俺は42くらいと予想
誰かIPで個人識別出来る人、一人一票で統計とってくれないかな
驚愕発売されず。
↓
アニメ3期不可能。
↓
復帰できない。
>>244 部屋掃除してたら、スニーカー特典のブックカバー(驚愕用)を発見して
思わずハッとしてしまった俺ですよw
>>242 ちょっと荒らしがあっただけで過疎板へ逃げる輩が牛耳っているからもう戻れないよ。
>>246 過疎なのは板であって、佐々木スレじゃない。
どこに行っても佐々木さんの魅力は変わらない。
むしろ変に人気が出るよりもマターリ行きたいと思ってる俺は異端?
まるで噛み合ってないなw
まったく関係ない話題でなんだが
初めて佐々木を見た時に「しょうがないなぁ、キョンは」とか言いそうだなと思ってしまった俺
>>248 まぁ、確かに。アニメ化したらアニ専も来るし、
ここの雰囲気も多かれ少なかれ変わってしまうだろうからね
>>242 6月:驚愕発売 35スレくらい
7−12月:アニメ2期放送 55スレくらい
来年10月:アニメ3期決定 65スレくらい んで佐々木さんが帰還
まてまて、もしかしたら二期で一瞬だけ映るかもしれない
一目惚れの回想シーンとか
キョンは佐々木に惚れてn
ん?こんな時間に誰だよ
>>253 その可能性が一番高い。あとはopで喜緑さんみたくネタバレ気味に一寸出演したり、に期待してる
驚愕って2月だろ?
お前らネガティブすぎるぞw
これ以上延期は…無いだろ…マジで
能登かわいいよ能登
ヤベっ
誤爆った
スマン
驚愕することは3つあるんだぜ?
1分レスなければ俺が佐々木の声充てるぜwwwwww
さっそく朗読してうpしてもらおうか
>>264 と、言うことは俺はおまえの声聞きながらハァハァする訳か。
能登佐々木は勘弁してください。
京アニならオリジナルストーリー枠で中学時代の回想話を入れてくれるさ
>>267 正直、俺の脳内イメージは蒼星石の声をもうちょっと大人にした感じ
佐々木かわいいよ佐々木
5年後には、佐々木さんが学習漫画の主人公になります。家庭教師役が佐々木さんで弟子役がキョンと谷口とキョン妹。
そして、10年後にはNHKでアニメ化される。
佐々木CVは白石(稔じゃないほう)か
ハルヒとの対比として、
平野と声質が近く男役も出来そうな水樹奈々だと思っている
商いのためにキャラのイメージ関係無しで人気声優とか起用したらアニメ見るの止める
国木田の中の人が一人二役でやるかも。
初夢は1日から2日にかけてみる物が初夢だと教えられたのは佐々木からだった。
その時、中3時代の初夢は正直言って憶えていないし、その次の初夢は刺すか刺されるかの瀬戸際があった時だから、初夢じたい見た
いと思えなかったし憶えてはいない。もしかすると見ていたのかも知れないが、ろくでもない夢を見たのかも知れない。
夢その物、憶えている事が少ないからな。
そんなこんだで今年の初夢は誰かさんが予定を発表していないから自由に見れる機会がある訳で、一度でいいから1富士2鷹3茄子的なまともな目出度い夢を見たいと思う俺の心境を誰が文句言えようか。その様な訳で元旦に就寝を迎えるにあたり、枕元にいわゆる
縁起物をいくつか用意して目出度い夢を見たいと思ってみたのだ。
元来寝付きはいい方の俺がそのまま睡魔に身を委ねたのは言うまでも無かろう。
気が付いた時、俺は草原の中で大の字になって寝ていた。
起きた俺は身を起こし周りを見てみたが草原が広がる大地で何も無かった。
何も無いと言えば嘘になるが、舗装もされていない小さな小道がそこにはあった。
道には僅かな勾配があって登りを行けば山間に向かい、下りを行けば街に通じるだろうと思った俺は、どうせ何も無いだろう山辺へ向
かう登りの道へと足を進める事になった。
道を行けば色んな小動物に出くわした。小さな蝶がひらひらと舞って花を見付けては舞い下りていたし、名も判らぬ小鳥は木々の間
で小気味よいカルテットを奏でており、地面を這う小動物はトタトタと小走りに駆けながら時折2本立ちになりキョロキョロと周りを
見渡していた。そんな感じの場所だった。
やがて小さな小屋が見付かり、ここまで誰も居らず少し寂しげな感じがしていた俺は小屋に着いていた鐘の紐を何度か引いた。
カランカランと牧歌的な鐘の音が鳴り響き、寸秒於いた後に「はぁい」と元気な声がして扉が奥から広げられた。
そこにはカントリー風のワンピースを着た佐々木が居た。
「よう、佐々木」と呼びかけようとしたが、言うよりも先に「ようこそ、旅人さん」と声を掛けられていた。
彼女の言うがままに家に通された俺はリビングのテーブル席に座らされ、珈琲が彼女から差し出された。
少々酸っぱい感じの匂いがしたが、酸味が薄い珈琲を人類が発明するまで、あと200年は必要だなと思いつつ彼女に話し掛けていた。
彼女達はどこから来て何処に行こうとしているのか。俺はどこから来て何処を目指しているのか。
そんな話をしたと思うが、具体的な地名や名詞とかはさっぱり憶えては居ない。これが夢らしいところだろう。
やがて時間が経つと「こんな物を客人に出すと親に怒られるのだが」と言いつつ、ケーキと紅茶を出してきた。
「こんな生活をする様になって甘い物はマフィンやパンケーキばかりでウンザリして、昔の思い出を頼りにこんなのを作った」
そんな話をしながらフルーツケーキを出してきた。彼女曰く、バーボンを入れれば親も文句言わないと言う事らしい。
彼女のケーキを美味しく頂いてから、俺はおもむろに彼女へ話し掛けた。
「お前はやっぱり佐々木なんだろ。昔みたいにもっと色んな事をお前と話したいぜ」
目をパチクリさせ、こいつ何を言っているんだという表情をするかと思ったら、意外な事を言い出した。
「私は佐々木じゃないし君もキョンではない。この世界の役割分担に応じた事をして欲しいね」
ここは架空の世界であって俺は俺ではないらしいが、俺は違う自分を演じきれる程の役者では無いと思うと手を上げて指を鳴らせた。
そこはある意味見慣れた景色だった。
俺自身は縁もないので行った事は無かったのだが、テレビの紀行番組でもよく出てくる鴨川の川床座敷の上だった。
佐々木とは面と向かった場所にいて、机の上には小鮎の塩焼きをはじめとする川床料理が並べられていた。
「どちらかと言えばお前にはこんな風景が似合っているぞ」
「キミがそう思っているのなら、きっとそうなんだろう」と佐々木は返して、伏見の冷酒を酌み交わしながら佐々木と昔話に興じる事
となった。どうやらここのアイツは佐々木で間違いあるまい。
佐々木とは思い出せば色んな事があった。塾での初めての出会いの時、いかに怪しまれない様に俺が声を掛けた時の事とか、本名を
当てられた時の話とか、夏の事、秋の事、冬の事、そして別れの季節の事とか。
あいつはいつも俺の近くにいて、そのせいで色んな事を周りから言われ誤解されては居たが、悪い思いはしなかった。ただ、佐々木に迷惑が掛からなければいいと思っていたのだが、その事を言うといつもの声を抑えた笑いをして、いかにもキミらしいと語った。
「しかしキミがこんな事を出来るとは思っていなかったな。今度は僕のターンだよ」
佐々木は小さく首を傾げてウィンクをした。
そこは見慣れた風景ではあったが、少々荒っぽい風景だった。
何も判らない俺は突然に人混みの渦に揉みクシャにされて、前後左右に分けも判らない状態になった。
足下から伝わるジャリジャリッとした感触が、ここはどこかの神社の境内だろうと感じさせてはいたが、どこかは判らない。
不意に佐々木の居場所はどこかと探したが、近くには居ないらしく俺は完全に見知らぬ群衆の中で押し流される事になった。
「キョン、キョ――――ン!何処にいるの!!」
遠くから微かな佐々木の声が聞こえた俺は、お詫びを繰り返しつつ声の方向へ人波を掻き分けつつ歩みを進めた。
佐々木と出会うまでに少なからぬ時間を要した様に思える。考えるまでもなく、人の流れに直行する形で人波を掻き分けていったから、実際の距離と人波を歩いた距離とは当然違いはあるだろう。
俺と出会った佐々木は涙を流して喜んではくれてたが、こんな所に来た以上は行う事は1つしかない訳で、佐々木の手を繋いで肩をギ
ュッと抱いて決して離れない様に本殿に向かい賽銭を投じた。
その後は社務所に行っておみくじを引いてみたが、俺は大凶だった。どうやら佐々木を見失った時点で俺の運は尽きてたらしい。
俺としては屋台のジャンクフォード巡りをしたかったのだが、佐々木はそんなのは好きそうではない。
大きなテントの屋台にはいると、佐々木の抗議を無視して升酒を2人前注文していた。
升は杉で出来ており、手渡された升からは微かな木の香りが漂っており、升の一変には雪を被った富士山の様に塩が盛られていた。
俺は升酒の飲み方を佐々木に教えると、素直に升に口を付けた。
知らない間に粉雪が舞い降りていた。晴れ着を着た佐々木が顔を紅潮させていた。
「僕はね、いや、私は君と・・・・・・」
そこで俺の初夢は終わりを告げる事になる。
なぜならマイシスターがドリルクラッシュを俺にしてきたからだ。
「キョンく〜ん、朝ご飯の時間だよ〜」
その後、佐々木と会いはしたが恥ずかしすぎて何も言えなかったのは言うまでもない。
初夢なんて、人に言うものじゃないしな。
佐々木の声は井上喜久子だよ!
3分佐々木
この時間帯に三分はいささか卑怯かと・・・
一万年と二千年佐々木
>>277 ホントに夢の中を漂うようなって表現が似合うなあGJ
他人に話してないのもポイント高し。
284 :
この名無しがすごい!:2008/01/03(木) 09:52:47 ID:mhlwiWwF
>>269 蒼星石=佐々木は俺も思う。
まぁローゼン見てないがwww
「『3分間レスが無ければ、佐々木はキョンの嫁になるべきだね』、と」
高校入学と同時に購入したノートパソコンで、僕はいつものように三分佐々木を書き込む。
我ながら馬鹿らしいと思うのだけれど、これだけはどうしてもやめられない。
いくつか理由があるけれど、最大の理由はこれかな。
『よ、嫁だなんて団長として不許可!! キョンは、その…、しっかりした団長が一生面倒見てあげるべきなのよ!! 3分レスが無かったら!!』
『阻止。そして、彼は文芸部員のヒューマノイドインターフェイスと添い遂げるべき。3分間レスが無ければ情報をそのように改変する』
『そ、そんなの阻止です! 3分レスが無ければ、未来人が過去に戻って彼の従姉弟になってそのまま付き合っちゃいます!』
『―――阻止―――彼の未来は―――――昆布に溺れて溺死する―――――性的な意味で――――――』
『ふん、この阻止は規定事項だ。勘違いするな、僕は奴の未来などこれっぽっちも興味が無い』
『彼の器の大きさなら将来的には資本家とか経営者に成るべきだねっ! 名誉顧問のお姉さんの家に婿入りするべきっさ!!』
『有機生命体の幸福の定義がよく分からないけど、彼はカナダの同級生に会いに行ってそのまま暮らすっていうのはどう? おでんを一緒に食べながら』
『おっお兄さんのお嫁さんは、お兄さんの妹さんのおませな友達がある晴れた昼下がりにお兄さんの部屋で唐突に抱きしめられそのままその逞しい腕を』(字数制限)
『阻止です! 佐々木さんは私の嫁なんです! むしろ私をもらって下さい!! 頭の天辺から爪先まで余すところ無く舐るように!!』
『彼は渡しませんよ。彼は僕のものです。男の友情的にも性的な意味でも。なんといっても彼と別荘で同室に泊まった仲ですし』
どうしてこんなに示し合わせたように全員が全員書き込むんだろうね。というか最後の2つは明らかにおかしいけれど見なかったことにしよう。
そしてここからが本番なんだけど、最後の書き込みから2分51秒、52秒、53秒…。
---------------------------------------------------------------------------
283 名前: この名無しがすごい! [sage] 投稿日: 2008/01/03(木) 12:00:00 ID:KyonKyon
>>776 いや、だから浴衣ポニーテールのうなじの素晴らしさこそが至高だろ!?
284 名前: この名無しがすごい! [sage] 投稿日: 2008/01/03(木) 12:01:01 ID:KyonKyon
すまん、誤爆した。妄言だ、忘れてくれ。
---------------------------------------------------------------------------
今日もキョンのフラグクラッシャー能力は健在という訳だ。
さて、そろそろ出かけようか。今日はSOS団の活動は午後1時開始らしいから、偶然を装って参加してみようかな。
www
きょこたんwww
このネタは面白い。しかし、超能力者は同性愛者か
てか銀魂っぽい
パンジーが九曜の邪魔したのは、もしかして九曜に惚れているから?
291 :
SS:2008/01/03(木) 16:17:57 ID:gzadwhn+
「佐々木さんの初夢?大作戦」
元旦のことだった。僕達はいつものようにSOS団の活動に強制参加した帰りだった。
「枕の下に愛する人の写真を置くと、その人の初夢が見れるらしいわね」
「良く聞く話ですね」
「そんなのは迷信だ、だから現地人は、 すいません。睨まないで下さい」
「私の裸の写真を置くと、裸の私が夢に現れるのかな?」
「さあ、どうですかね」
「試してみたいわね。橘さん。あなたが盗撮した私の写真を使って」
「う、どうしてそれが、、、」
「―――誘拐犯は―――盗撮魔―――」
今夜キョンの部屋に忍び込んで、一番色っぽい僕のこの写真をキョンの枕の下に置く。僕はキョンの裸の写真を。駄目、鼻血が出そう。
そして、その晩。
「今日はSOS団の3人娘とミヨキチと鶴屋さんと朝倉に『この写真を枕の下に置いて寝なさい』と言われたな。
頬を赤らめて『二人きりになりたい』と言うから、『もしかして愛の告白』と思ったが、とんだぬか喜びだったな、やれやれ。そろそろ寝るか」
「よし、キョンが寝た。今だ」
「―――今が―――チャンス―――」
「何この大量の写真?涼宮さん達?こんなのは没収。代わりに僕の写真を。よしできた
でも、キョンの寝顔を見ていると湧き上がるこの感情は、、、」脱ぎ脱ぎ
「何脱いでいるのですか、佐々木さん」
「相変わらずエロいな」
(中略、詳細はエロパロで)
もう朝だ。ふう、夢か?夢だ、夢に違いない。現実世界の佐々木があんなにエロいわけないもんな。
しかし、佐々木とヤリまくる夢を見るとは、フロイト教授も真っ青な解り易さだ。
台所に行くと佐々木が料理を作っていた。まだ7時だよな。ちょっと待て、佐々木がいるということは
「佐々木ちゃんが手伝ってくれて助かるわ。味噌はここにあるわ」
「はい、お義母様」
「佐々木、お早う」
「キョン、起きたか。 お早うございます。あ な た」
「キョン、ちゃんと責任取りなさいよ。このエロ猿が
佐々木ちゃんずーっといてね。もううちの馬鹿息子には浮気させないから」
「今日からお願いします。お義母様」
(終わり)
なんだそりゃ
佐々木きれいだね佐々木
新年にも関わらずSSの投下数を落とさないこのスレの皆様には頭が下がるばかりだぜフゥハハー
ついでにここまで@wiki更新しました。
早くアニメに出ないかな佐々木かわいいよ佐々木
>>291 実の母親にエロ猿呼ばわりされるキョンってwww
亀だけど俺もあまりメジャーになって欲しくないな。
今でも住民は少なくないし、変にメジャーになったら顔だけ佐々木なヤルだけ同人とか増えそうだ。
セフレとか割り切って色んな男と関係してたり、
橘の敵対組織に拉致されて輪姦されたりとか
そんなエロ同人が氾濫しそうだ。
スレタイは「佐々木様に願いを」・・・でも良くない?神様かも知れないんだし・・・
, -‐- 、
,'. / ト、 ヽ
. i.(从ノノ 从〉
l. (|┳ ┳i!l 300ゲット
. ハNiヘ ー ノハ! 一度やってみたかったんだよ
{iつ旦と くつくつ
とくュュュュ
>>297 確かにそんなのは見たくないなあ。悲しくなるだけになりそうだ
やっぱり佐々木さんは愛情溢れるキョン一択で。
302 :
298 :2008/01/03(木) 22:26:01 ID:FGbKAuS7
>>299 残念!パワプロで横浜VS楽天黄金打線の死闘を終えたところだ
キョン:ウィング
ハルヒ:プラズマ
有希:ミラー
みくる:出来ない
古泉:スープレックス
鶴屋さん:ファイター
朝倉:ナイf…じゃなくてソード
佐々木:カッター
橘:忍者
九曜:ハンマー
ポンジービーム
キョンと一緒に寝たいお
>>303 ポンジーだけ『:』がないのは意図的にやってるんだろうな
ポンジービーム!!!!(∩ ゚д゚)====∋
ポンジーだ・・・ポンジーの力を信じるんだ・・・・
もしかして、ポンジービームは乳首から出るとか。
ポンジービームwww
未来人つながりか
>>303 キョン:すっぴん
ハルヒ:マイク
有希:スープレックス
みくる:☆になろうとして自爆
古泉:プラズマ
鶴屋さん:バーニング
朝倉:ソード
喜緑:ファイター
谷口:ハンマー
佐々木:ジェット
橘:TAC
九曜:ストーン
ポンGクラッシュ
ポンジーネタを佐々木スレでしないで欲しい。
マジで鬱陶しいだけだから。
>>313 ポンジーも佐々木団の一員だから、完全なスレ違いでは無いはず。
303や312は元々ポンジーだけをネタにしているわけじゃない。
ということで、313は佐々木さんのネタを投下してくれ。頼む
>>314 藤原ならハルヒキャラの一員であり佐々木団のメンバーだ。
ポンジーはただの楽屋落ち、内輪受けキャラだろう。
その違いもわからないとは愚かとしか言いようがないね。
| /l、 ??
| (゚_ 。 7 ツンツン
し⊂、 ~ヽ
しf_, )〜
317 :
この名無しがすごい!:2008/01/04(金) 12:21:21 ID:jy7Z+ior
前居た自治君だろ
絡めりゃ何でもいいんだよ
>>315 気持ちは分からんでもないがな
どうせ言っても無駄だから
NG登録してあぼんすればおk
クマー
>>317 いやいや、ここにおいては自治ではなく只の荒らし
嵐と言えば、嵐の日に相合傘で帰る佐々キョンのSSがあったな。どこだったけ?
これでスッキリするな
ヒント:キョンにとって佐々木は親友でさえもない
>>323 面白そうだね、詳細を希望するよ。くつくつ
大魔神のこと?
>>327 つまり、自分でも説明ができないということだね。くつくつ
代々木さん乙です
下品な絵は掲示板から削除した方が皆が喜ぶぞ。
>>330 失敗したと自分で思っているなら、橘の台詞を少なくして書き直した方が良いかも。「佐々木んさん告白するのです」で充分。
佐々木さんやキョンの台詞ももっと少なくできるかもしれません。
小説の台詞をそのまま漫画にすると小さくて読みにくい。
俺はこの前の4コマ漫画の台詞投稿で思い知った。
334 :
この名無しがすごい!:2008/01/04(金) 19:57:07 ID:+Yo7Zkjx
>>331 絵の上手下手は仕方ないだろうが。オマエコイツより上手に描けるのか?
しかしネタはつまらんな。
>>330 携帯からなんで詳細は分かりかねるが、
画像を軽くしたいなら解像度を下げる(カラーかグレースケールでWEBにあげるなら最低72dpiあればいい)か
サイズそのものを縮小すればいいかと思う。
逆に文字まではっきり見せたいなら解像度をあげればいんだが、
君の台詞はやはり詰め込みすぎのように思う。
とはいえ可愛い佐々木さんだ。
次も期待しているよ。くつくつ。
>>316 どうでもいいが可愛いな。
| /l、 ??
| (゚_ 。 7 ツンツン
し⊂、 ~ヽ
しf_, )〜
/|,,,/|
|。 )
|々゚ノ <ゴルァ
?/l、
(゚、 。 7
l、 ~ヽ
じしf_, )〜
>>338 可愛いネコだ。そういや、シャミセンの彼女ってまだだったな。
佐々木さん、ハルヒ、長門の3人がそれぞれシャミセンの彼女を紹介する電波を受信した。
納得のクオリティー!
どうでもいいが、あの板の投稿時コメント、見えないからっていかれすぎw
今ならいける
3分佐々木
ss
残念ながら阻止させてもらうのです。
佐々木さんは全人類の神となるお人なのですから!
ジーク! ササッキー!!!
そし!
>>349 見て分からんわwww
このキョンはこれが女の親友であると定義されているのか。
>>353 それで合っている
佐々木団本だけど途中からメインが九曜になっているw
通販ってどこでできるのだい?
さっき見たら虎の穴で受け付けていたぞ
在庫が少なくなっているので注意
専ブラやFWの設定によっては見れない場合アリ。
注意されたし。
>>360 見れた
3だけ買おうと思うけど、アキバのトラにあるかね?
>>362 しらない。
発送方法で店で受け取りにすればいい。
これ買うだけのために、元旦から同人誌屋に行った俺勝ち組
……なのか?
>>353 真っ先に九曜のパンツに目が行った俺・・・
誰か『きらきら』の入手方法教えて!
盛り上がっている所すまんがSS投下。2レス拝借
「君の飼っているネコ。シャミセンといったね。そろそろお嫁さんをもらう時期じゃないのかな?
僕もネコを飼いたくなったから、それをお嫁さんにするのはどうかな?くつくつ」ついでに僕をお嫁さんにしてくれると嬉しいな
「まあな。しかし、ハルヒが『団長のあたしの飼い猫を嫁にしなさい。今から飼う予定だから』と言って聞かないんだ。今度いっしょにペットショップ行く予定なんだ」
「へー、僕も行ってよいかなな?」二人きりにはさせないよ、くつくつ
「そうか、佐々木も来るか」
ハルヒと佐々木はペットショップでネコを買った。しかし、嫁候補が沢山いるのは嬉しいがシャミセンは一匹だぞ。
「キョン、団長のネコが一番よね。ほら、すごく可愛いでしょ」キョンにはあたしがお似合いなのよ
「親友のネコが一番だよ。健康的だし」負けないよ涼宮さん。嫁ネコを口実にキョンの家に毎日上がりこむつもりだろ
「・・あなたには普通のネコは似合わない。思念体の作ったネコ型インターフェイスを嫁にすべき」そしてあなたは私の婿
「お兄さん、私のネコを貰って下さい」ついでに私も貰って
「キョン君っ、我が家のネコは血統書付だよっ。我が家でめがっさお見合いさせようっ」飼い主のキョン君も一緒に来てねっ
どれを選べと言っても。ハーレムは駄目だよね?やっぱり。どうすれば、そうだ
「シャミセンに選ばせるべきかな?やっぱり」
それは名案のように見えて、最悪だった。
「僕のネコとラブラブじゃないか。くつくつ」
「あ、お兄さんのネコが私のネコの方に行きました」
「鶴屋さんのネコとじゃれあっているっさ」
「あたしのネコと一緒の時間が一番多いわ」
「・・私のネコがお似合い」
何か雰囲気が悪くなってますね。気のせいじゃないですよね?
「あんた、シャミセンにどういう教育しているの?」
「そんなに僕一人じゃ不満か?」
「ペットは飼い主に似ると言うのは本当だったっさ」ハア
「酷いです。お兄さん」
「・・女たらし」
何で俺がせめられるんだー
そして、ハルヒ達はネコを連れて毎日来た。
「おい、キョン。最近疲れているみたいだな」
「ここんとこ毎日、毎日ハルヒと佐々木と長門と鶴屋さんとミヨキチにせめられるんだよ。5人だぞ。
『女たらし、誰を選ぶかはっきりしろ』と言われて、まいったよ」シャミセンがはっきりしてくれたら楽なんだがなー
「お前、俺に喧嘩売っているのか?自慢話なら、せめてそれらしくしろ」
「キョン、話があるよ。くつくつ」
「キョン、そんなところに隠れていたわね。神妙にしなさい」
何だお前ら、集合して。佐々木やミヨキチまで俺の学校に来ているのは何故?
「キョン、責任取りなさい。キョン(のネコ)以外の男の子には触れていないのに妊娠しちゃったじゃないの」
「妊娠したのは僕(のネコ)も同じ。僕の方こそ責任取ってもらうよ。キョンの(ネコの)子供を産むのは僕(のネコ)だけだよ。
涼宮さん(のネコ)は子供をおろして別の男の子を捜した方が良いよ」
「何ですってー、佐々木さんこそおろしなしなさい。そして、キョンの嫁になるのはあたしなのよ」
「少年、私(のネコ)を孕ませたねっ。責任とるっさ」
「お兄さん実は、私も」モジモジ
何、ミヨキチの所も?いつの間に。はあ、誰に似たんだろ、シャミセンの奴。っていうか、ギャラリーが異様に増えてないか?
「・・私(のネコ)はあなたの(ネコの)子供を宿している。責任取るべき」
『酷い、5人も妊娠させて』ヒソヒソ
『その内、一人は小学生』ヒソヒソ
『女の敵』ヒソヒソ
『キョン氏ね』ヒソヒソ
「おい、キョン。もしかしてコン○ーム付けなかったのか?」
「付けるわけないだろー」ネコ用のコン○ームなんか聞いたこと無いぞー
(おしまい)
失礼しました。引き続きご歓談をお楽しみ下さい。
>>374 これは・・・w
GJです。
さてと、絶望先生 序を見て寝るか
>>375 ∧ ∧
(´ー`) ニャーン
∧ ∧ ∧ ∧
( ´ー`) (´ー` ) ニャーン
∧ ∧. | | ∧ ∧
∧ ∧ ( ´ー`) | | (´ー` ) ∧ ∧
( ´ー`) \ < | | > / (´ー` ) ニャーン
\ <___\.\∨/./ ____> /
\__ ̄  ̄.__/
./ |l| ヽ
>>374 GJですというか飼い主に似すぎワロスwww
喋れば落ち着いているシャミセン氏も所詮男じゃけんのおww
「佐々木さんのグッズを通販で売り出そうと思うのです」
「…ん? もう一度言ってくれないかな」
「佐々木さんの、グッズを、通販で、売り出そうと思うのです」
「…、ええっと、何故?」
「よくぞ聞いてくれました!! 佐々木さんを神にすべく孤軍奮闘して幾星霜、涙無しには語れない挑戦と挫折の果てに
ついにわたしは悟ったのです。佐々木さんが神にならないのは、即ち!! 神としての人気が無いから!!
某唯一神やら日本古来の八百万の神やら、神が神として存在しているのはその信者がいるから! つまり人気なのです!!
ライバル涼宮さんを見れば分かります。小説は売れに売れアニメは大当たり、フィギュアや同人誌やねんど○いどや同人ゲームやCDや
もうありとあらゆるジャンルに浸透していっているのです!! ヘビーなファンなんて文字通り信者ですよ!!
…あれ、今わたし上手い事言っちゃいました!?言っちゃいました!? …言ってない? ……そうですか…。
そんなことはどうでもいいのです!! つまり涼宮さんの人気よりも佐々木さんの人気が上回ればですね!?
佐々木さんファン急増 → 佐々木さんが神に → わたしの組織が主流派に → わたしの極貧生活が楽に → ハッピーウレピー
そんな5段論法が成り立つ訳です!! ええ、決して白いご飯が食べたいだけなんて事は無いですよ!? 白いご飯なんてことは!!
そういったわけで、まずはグラビア撮影です! え、なんでって手っ取り早く人気を得るにはそれが一番です!!
まずはグラビアで知名度を上げ、CDを出しタ○リさんの音楽番組に出て、ついでにバラエティやらドラマやら!!
そんなこんなで世間の目を一点に集めた状態で、サブリミナル効果つきの映像で一気に愚かなる愚民を支配ですよ!
フハハハハハ! 見たまえ! 人がゴミのようだ!!!
…なんですか九曜さん? え、最初にグラビアは敷居が高い? 最初は同人誌で地道に知名度を上げた方がいい?
んんっ、…そうですね、まあ最初はそれぐらいがいいのかもしれませんね。でも描けるんですか?
…いつも壁際? 平均3000部? …それって凄いのか凄くないのかよく分からないんですけど…。
…分かりました! 珍しく九曜さんも乗り気ですし、九曜さんを
『目指せアイドルの星!! ササッキー人気獲得大作戦 〜純情派〜』 の作戦本部長閣下に大任命するのです!!
…というわけで佐々木さんにはグラビア撮影に向けてお肌とボディラインの調整に掛かってもらいますがかまいませんねっ!!」
「え、ええっと、うん…(なんか橘さんの目が怖いよ…助けてキョン…)」
>>374 GJ。だがこの後橘と古泉に恨まれそうだな
>>353 それ今日とらのあなで目の前で最後の一冊買われたわ……w
>>374 修羅場いいですな乙
そしてラブラブバカップル佐々キョンも非常に見てみたいので誰か頼むよ俺には無理だ。
384 :
朝:2008/01/05(土) 07:27:14 ID:a/l6EaXQ
「ん・・・・、おはよう、キョン」
「よっ、相変わらずお前は朝が弱いな」
「・・・・半分は僕、もう半分はキョン、君のせいだ。もう少し、寝させてもらえないかね」
「じゃ、俺は特製キョン飯を作って待ってるから早く起きて来いよ」
「ふぁ〜い、zzzz...」
「よう、佐々木」
「あけましておめでとう。今年も1年よろしく頼むよ」
「お前さ、去年は色々とあったが今年は何かいい事でもありそうか?」
「ああ、おととしは本当にきみこいしだったけど、去年はキミのおかげで1年間色々な事があったけど、
充実した1年だったよ。今年もキミと色んな事があるかと思うが、何卒よろしくおねがいしたい」
「そ、そうか」
「どこか行かないか?佐々木。せっかくの休みだし、お前の行きたい所へ連れて行ってやるよ」
「キミ、気前がいいねぇ。キミと一緒ならどこへでもさっ!
さぁ、行こう」
・・・・今年こそはと思って勇気を出して佐々木を誘ってみたんだが、やっぱりこうなるのか。
これが経験の差という奴か。本当にあんたが羨ましくてしょうがないぜ。
喜味こいし師匠よ。
いつか俺はあんたを超えてみせるぜ。
「お前の様な男っぽい事を言う小生意気には買ってやらん」
ウチの父親はそう言って僕に晴れ着を買ってくれなかったのだけど、僕は確信しているのさ。
きっと娘の晴れ着姿を見たい筈に違いないってね。
そう考えた僕はお年玉と解約した銀行預金を握り締めて衣装レンタルの店へと行ったんだ。
正月明けは実は安いのだ。
そこは僕も想像絶する程に色んな衣装が揃っていて、浴衣や着物、ウェディンドレスやアダルティックな毛皮物、それに何に使えば
いいのか判りかねる派手な原色系の洋服とか、とにかく色んな衣装があってね、女だったら一度は行ってみるのも悪くはないと思うよ。
そして僕はウェディングドレス・・・いや、着物を選ぼうと思ったのだが今まで着物に袖を通した事がない僕としては、何を選べばい
いのか判らなくなって頭が真っ白になったんだよ。キミ達だってきっとあるだろう?選択肢が多すぎる事の悩み。
その時の僕はまさにそんな状態だったのさ。心理学的にあれこれ言えるけど、平たく言えば王様気分と言えよう。
結局僕が何を選んだかって?
以前にキョンから聞いた話に、いとこの姐さんがブラジル蝶の様になって・・・という小話を思い出して、暖色系の明るい下地に大きな
蝶があしらわれた、少し派手かな?と自分自身でも思ってしまう様な着物を選んだんだよ。
1泊2日で意外にもリーズナブルな料金だったので素材は化繊かな?と思ったけど要は中身が重要なのさ!
和装に似合うヘアスタイルに整えてもらおうと、その足で今度は美容院に向かったんだよ。
ちょっと失礼だなぁって思ったよ。昔から通い慣れているお店だけど、晴れ着を抱えた僕を見てお店のおばさん、目が点になったんだ。
確かに自分でも少しジャンプした気分だけど、僕だって生物学上は雌なんだしこれぐらいしてもいいじゃない。
小話を少しするとおばさんも我が意を得たりって感じで、僕の髪を色々と触り始めたんだけど結局は髪を切り揃えて、後ろをバレッタ
で少し結ぶ感じに仕上がった。
もっと正月らしくならないのかな?と聞たけど、僕の髪の長さではこれが精一杯らしい。おばさんとしては「後れ毛が色気よ」と言
って「他にはカツラがあるわよ」と薦めたけど、カツラはちょっとねと話すと低い声で笑った。
「少し待ってなさいね」とおばさんが言うと家の中に戻り、暫くすると白い手提げを持ってきた。「うちの娘のお下がりだけどね」と
おばさんが言うと娘さんの話を始めた。そうだ、ここのお姉ちゃん、おととし結婚したんだよね。
結局、バレッタと手提げはおばさんから僕へのプレゼントになったらしい。
全身鏡を見て着付けと髪と小物のカルテットに満足した僕はおばさんに土産話をするからと言い残し、さっそく家に帰ったんだ。
家に帰った時の両親の姿を見ると今でも笑ってしまうよ。
お母さんは「あんた誰?」って言うし、お父さんも目を点にして文字通りの「絶句」の状態だからね。
それから両親も着替えて親子揃っての撮影会になったんだけど、本当におばさんの言う通りだったのには笑いが止まらなかったね。
お父さん、僕の後ろから首筋にかけてのショットを撮りたがってたんだ。それをお母さんが止めようとして少し騒ぎになったよ。
>>349 手を繋いでるのに付き合ってないとか言っちゃうキョンすげえw
両親でもこんな具合だからキョンならどう言うだろうと思った僕は、小走りにキョンの家へと向かった。
少々お転婆すぎるかな?と思ったけど、裾を両手でちょこんと掴んで掛けたのはここだけの秘密にして欲しい。
キョンの家の前で身なりを整えてから大きく何回も深呼吸を繰り返して呼び鈴を押すと、ピンポ〜ンのピの字でキョンが出て来た。
あまりのタイミングに僕も驚いたし、キョンもビックリした表情で僕を見詰めていた。
「よう、佐々木!」
あれっ?両親ですらあの醜態だったのに、君の反応はいつも通りなのかい?
どこかへお出かけ出来るかも!?って考えていた僕は大きく予想を覆され、キョンの部屋まで入ることになったのさ。
キョンはいつだってそうだ。僕のタイムスケジュールを大きく狂わせてくれる。
その後、色んな話をしたと思うけど詳細は僕自身記憶の範疇になかったから詳細はキョンに聞いて欲しい。
僕は必死に話の穂を継ぎつつ、以下の様な話題になるのを必死に誘導していたんだ。
「なぁ、佐々木よ。
新年の抱負というか、予定好きのお前なら今年は何をしたいとか目標があるのか?」
・・・・・・待ってました!この質問!!このシチュエーションを導き出す為に幾度となく眠れぬ夜を過ごしたのか君は知るまい!!
「ぼ、ボク。
姫始めと云うのに興味があってね、君となら構わないと思っているんだ」
・・・・・・言っちゃったよ、わ・た・し!!・・・お父さんお母さんゴメンナサイ。娘はこんなはしたない子だったんです。
「じゃぁ、佐々木。両足を揃えて立ってくれ」
・・・そのまま押し倒してくれても僕はいっこうに構わない。立ったままの剥衣プレイが君の好みなのか?
こんな時、僕はどうすればいいのかい?胸に手を重ねて首を上げたポーズがいいのだろうか??
僕の聴覚にどくどくと鼓動が感じられる。
知っての通り、鼓動を聴覚で確認することは出来ない。これは耳殻の末梢神経に流れる血液の摩擦音を・・・と考えてみたけれど、頭の
中がパニックを起こしはじめ、たぶん脳内血液ハイウェイで出入り禁止の措置が行われているに違いない。おそらく、行き先を失った
血液の一部は僕の頬を真っ赤に染めて、健全な青少年の劣情を催しているに違いない!そうあると願いたい、この瞬間だけ!!
腰に自分ではない誰かの力が加わる。
・・・いきなりそっちなんだ。
既に瞳を閉じていた僕はこれまでになかった感情、すなわち他人の為すがままでいようと思っていたから、それに抗しない。
「うりゃ!」
「あ〜れ〜!!」
僕の世界は暗転した。
・・・キョ、キョン。それは「生娘独楽回し」と言って「秘始め」とは違うんだが・・・・結果が同じならまぁいいか。
「あっ、キョン君。佐々木ちゃんでコマ回ししてる〜!わたしもするのぉ〜!!」
・・・しまった!これも想定外の一種なのか!?なのね!!
その後、キョン一家と遊びに遊んで顔を墨で真っ黒にして家に帰ったのさ。
ん〜、なんだい? 佐々木さんはツキが無いって??
何を言っているんだキミは。少し遅くはなったけど、キョンと一緒に素肌の正月風景を味わったんだ。
これ以上の幸運を望むって贅沢極まりないよ。願わくば僕とキョンが主人公の正月風景があればと思うけど、それは僕の努力次第さ!
年頭の気合い入れにはこれで充分じゃないか。
僕はそう思った。
391 :
正月風景:2008/01/05(土) 13:59:44 ID:Ww0hxI4c
佐々木さんは本当に両親にとってもいい子で、近所の皆さんにも大人気って感じで、24-122の
世界観を少々引きずって書いてみました。
ご批評をよろしくです。
>>391 乙! 独楽回しをしてくれたんだからそれでいいじゃないかw
キョンはその姫初めの認識をそのまま他の連中にも言うに違いない。
>>391 GJ!!批評なんでできないが、「秘始め」の誤字があったぜ
394 :
正月風景:2008/01/05(土) 14:24:33 ID:Ww0hxI4c
>>391 前半部読んだ時は実は佐々キョンの娘の話かなとオモタ。にしてもキョンめ、相変わらずスルー全開だなw
ところで、佐々木さんは和服の下はどうなってたんだろう?下着着ないのが正式らしいが…まさかその状態で独楽回ししたのか!
>>394 「秘始め」「秘め始め」は夫婦の時のみ使うってばっちゃがいってた
いや、本当は某大学の教授だけど。いま思えば正しいかはわからん。気にせんでくれ
諸君は自分に責任がない事柄で人から疑われた、あるいは叱責を受けたことは無いだろうか。
俺の場合は小学生の時に遡るがそれに類した事がある。
あの時は俺の仲が良かった連れが近所のスーパーで万引きをして、俺も一緒にしたと教師に言った事がある。
授業中の教室から担任に呼び出され、誰も居ない階段の一角で問い詰められた時の心境って誰か判るだろうか?
俺は何も知らなかったし何もしていなかったから知らぬ存ぜぬを話せば良かったんだろうが、その時は何か知らない義憤(?)に取り
憑かれいた様子で、有りもしない万引き話の共犯として教師のお叱りを受けることになった。
俺はアイツのことを小さな頃からよく知っていたと思っていたし、アイツもきっとそうだろうと思っていた。
アイツは泣きながら俺に謝っていた。ウチの両親も、まだ小さな妹だって泣いていた。
もう、こんなイヤは嫌だ。子供心にそう思ったのは誰しも理解して頂けるかと思う。
そんな事が懐かしく思える様になって数年経った、正月明けの事だが俺はクラスメイトに呼び出しを受ける羽目になった。
呼び出しを受ける事自体、珍しい事ではなかった。
ある時は目立ち過ぎるというどうでもいい理由だけで呼び出された事もあるし、誰某のグループに仲が良いと言う理由だけで呼び出さ
れてあれこれ難癖を付けられて、文句を言われた事がある。
時によってはそれが拳にとなった事があるが、俺自身、嘘偽りは嫌いだったので謂われない事に対しては刃向かいもしたりした。
今回は少し毛色が違うらしい。俺はクラスの女子連中からの呼び出しを受けていた。
「あんた、佐々木さんの事どう思っているのよ」
クラスで一番背の高い、ショートカットの女が語気を荒げて俺に話し掛けた。
・・・俺の事を色々と面倒をみてくれるし赤点とった時なんか、一緒に俺ごときと勉強してくれるんだぜ。
俺みたいな人間に付き合わせて悪いと思っているが、あいつのホッとした表情を見ると俺も少しは頑張ろうという気が起こるんだ。
ショートカット娘は歯を食いしばって頭を垂れた。口元が動き何かを話している様だが俺には聞こえない。
伝わらない言葉は何も言っていないのと同じ事だ。そう、言ってやりたかった。
「あんたの言葉で誰かが泣くって事は考えないの?
佐々木さんが泣くって事はあんたは考えないの!?」
ブレイクアウトしたショットカット娘の替わりに、おさげの眼鏡っ子が俺に刃を向けた。
・・・俺は誰かを泣かせる様な羽目には金輪際陥らせないつもりだし、佐々木を泣かせる奴は俺が許さねぇ。アイツはいい奴だ。
それだけ言うと女連中は足早に去っていった。
・・・なんだよ、それだけか。
俺は教室に戻ると佐々木の姿を探した。
あいつは俺の席の隣だからすぐに見付かった。教科書を読みながら何か書き物をしているらしい。
不意に佐々木の頭に手をやって、頭を撫でてやった。
「ふ、ふわぁ、キョン!?キミはいきなり何をするんだ」
俺は構わず佐々木の頭を撫で続けた。あんな事を言われたら仕方ないだろう、気になる物は気になるのさ。
「ご、ごめん、キョン。人が見ているからやめてくれ」
佐々木が抗議の悲鳴を上げる。おっと済まん。俺は手をスライドさせて佐々木の耳を触った。
「ひゃっ!」
なぁ、こんな奴に涙させる人間って居るか?
居たら俺が地獄の底に突き落としてやる。
そう俺は思った。
キョンフィルターと佐々木フィルターを新年から全開させてみた。
お咎めはすべて私が受けます。
キョンは間違いなくED
403 :
古泉:2008/01/05(土) 16:01:53 ID:TU5CCtee
キョンには下衆なビッチどもより、衆道の方が似合うよ
キョンはEDじゃないよ。キョンはENDをズルズルと引き延ばすんだよ。
僕が言うから間違いない。きっとそうなんだよ!
405 :
古泉:2008/01/05(土) 16:13:21 ID:oqO7VKhw
僕も心配になったので、この前の合宿で一緒の部屋に泊まっていた時、確認しました。
しっかり勃起なさってましたよ。それにしても大きくてうらやましい。
心理的要因でEDとなっている可能性は否定できませんが。
408 :
ラジヲ:2008/01/05(土) 17:59:04 ID:YoD1MKwE
僕とキョンとの思い出を聞きたいって?
そんな事を僕に聞かないで欲しいな。僕も彼も一般的で普通なスクールライフを送りたいと思っていたから、彼とのの間でやましい、
キミに言わせれば色っぽい話なんて全然無かったよ。僕も彼も一般的な学生同士だった、僕はそう思うね。
それでもいいから話をしろって?僕たちにはほんとうに何も無かったんだよ。
それは中学三年の最後の学期に入った頃だった。
その頃になると授業も受験科目を除いて、僕らにとっては息が抜ける時間と思っていたので、体育や音楽、家庭科(総合だっけ)は授業
の合間のリラックスとおもって気構えしていたんだよ。
そんな時に降り掛かったのが総合・技術の時間の「ラジオ作成」の実習だった。
お父さんの頃はもっと単純な構造らしかったけど、僕達に与えられたのは立派な筐体があって、プリント基板に何十個の部品を半田付
けして作る、FM/AM/短波(なんで?)対応の、それはそれは立派なラジオの部品達であった。
どうやらこれらの部品をアッセンブリしてラジオを組み立てろと言う話らしい。
クラスの女子の視線は何故か僕に降り注いだ。
佐々木さんならきっと・・・・と背後から声がするけれど、冗談じゃないよ。僕だってこんなの初めてなんだよ。
取り付けようとしたコンデンサ(たぶん)がハンダゴテの熱でパツーンとひび割れて、僕の不器用に抗議の音を立てた。
僕はコホンと咳払いをして次の部品に取りかかったけど、今度はハンダゴテの熱に負けたのか、リード線が解けて力無く倒れた。
これは古代の刑罰の現代版なの!?と抗議の声を挙げようとしたら、国木田君に背中を押されたキョンが女子の輪の中に押し込まれた。
「お、お前らちゃんとやってっか?」
素っ頓狂な声を上げてキョンが声を掛けたけど、何さ、僕に話し掛けるより2オクターブも高いよ。緊張しているのかい?
女子ならばいつも僕が傍にいるじゃないかと思った矢先、キョンは後背に移動して僕の手を取りつつハンダゴテを握らさせた。
「半田付けって難しそうでコツを掴めば簡単なものさ」
僕の肩越しにキョンが説明を始め、僕は本当にビックリしたよ。
キョンが言うには半田を扱うには温度を見極める事が必要で、それは余熱の段階から始まるらしい。半田を小手先に当ててすぐに溶け
る様な状態にならないとダメらしい。
そんな温度になったハンダゴテをリードと基板の両方に当てて、鮫肌のリード線が少し艶っぽくなった瞬間に半田を当てて、溶けた半
田が表面張力でリードと基板に伸びる様にするのがポイントらしい。
僕も言われるがままに試してみたけれど、キョンの言う様に上手くは行かず焦燥感を感じてしまった。
そのうちにキョン秘伝の方法を会得した女子達がラジオから軽やかな音を奏でる様になり、僕はますます焦って失敗を繰り返したよ。
そんな僕を見てか見ないか、キョンは自分のラジオと僕のを取り替えて「あと少し、これを仕上げろよ」と言って席に戻った。
な、なんだいキミ達、僕はいかがわしい事は何もしてないよ!周りの視線が痛々しかったのは言うまでも無かろう。
それからいくらか過ぎて、机の上にはあの時のラジオがある。
奏でる曲に懐かしさを憶えつつ、僕はリクエストを1つお願いする事にした。
あの人の元に届きますように・・・・。
409 :
ラジヲ:2008/01/05(土) 18:02:12 ID:YoD1MKwE
朝から5発も投下したら、頭の中はささっき〜で一杯だ。
>>408 ラジオって結構簡単に作れるんだよな。GJ
>>409 佐々木さん・・・
>>406 提督の決断か、懐かしい。Uの会議が面白かったんだよな。
あの会議ゲーム形式で団活決めたら面白そう。
管理人殿、更新乙!
>>410 懐かしさのあまり冷酒を吹いてしまったぜ。
>>409 やったやったラジオ作りwクラスで1番早く作り終わって、特に不備無く作れたように思えたんだけど
1年後ふと取り出して使ってみると実は音量がバグってたんだよな〜。
音量をツマミ半分以上動かすと音が切れちゃうんだぜ
>キョンは後背に移動して僕の手を取りつつハンダゴテを握らさせた。
>僕の肩越しにキョンが説明を始め、僕は本当にビックリしたよ。
あわあわしてるささっきーを想起して萌えたわ。GJ!
>>381 どこのとら?アキバはまだかなり在庫あったよ。あと斜め向かいの地下のメッセサンオーでも
見かけた。
>>409乙
通勤電車の行き帰りに楽しませてもらったよ。
>>414 ささっきーで何故かサッキー竹田思い出した
ドムの足をつけてこれがボクのパーフェクトジオングだ!!吹いた
保管庫管理人さん乙なのです。
保管庫の記念企画何かできるといいんだけどね。
自分はしがない絵かきなんで素晴らしきSS職人さんたちに期待したいところ。
カリモフさん(仮)の四コマみたいに絵かきさんと住人がコラボできたら面白そうだけど。
もうすぐ4万ヒットですね。確か5万ヒットで記念企画だね。3月上旬ぐらいになるかな。
>>419 自分は絵が描けないので、絵が描ける人がうらやましいです。
佐々木かわいいよ、佐々木
, -‐- 、
,'. / ト、 ヽ
. i.(从ノノ 从〉
l. (|┳ ┳i!l キョン、僕の奢りだよ。くつくつ
. ハNiヘ ー ノハ!
{iつ と彡 シュッ
/ ./
/ ./
/ __ /
/ (__();o。
/ / ゜*・:.。
ガシャン
そのこぼれたカクテルがキョンの服に掛かってしまい、
「くつくつ、悪いことをしたなキョン。僕の家へ寄りたまえ。
服を洗ってあげるよ。その間父親の服を貸すからゆっくりくつろぎたまえ。」
という電波をキャッチした。
>>424 心配しなくても俺が書いてやる。423も独自に書いてみてくれて良いけど。
426 :
1/2:2008/01/06(日) 03:29:08 ID:/z/cVRUT
だだ甘なものを書いてみたくなったので、前半だけ投下。とりゃ。
佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その1
元旦の夜、ふとした悪戯心で、彼の写真を枕の下に入れてみた。
3年の、文化祭のときに、友達が気を利かせて撮ってくれた、数少ないツーショット。
枕の下に写真を入れると想い人の夢が見られる、なんておよそ非論理的な俗信に過ぎないけれど、
21世紀にもなって一富士二鷹三なすびというのもどうかと思って、ほんの冗談のつもりの行為だった。
ふと気がつくと僕は、オックスフォードホワイトの空の下、セピアがかった世界の中に独り佇んでいた。
夢だと言う事は、何故かすぐに分かった。
なるほど。これは橘さんが言っていた、僕の閉鎖空間というヤツを夢に見ているらしい。
あそこに入れるのは橘さんたち「超能力者」だけで、それには僕は含まれていない。
自分で作ったものに自分が入れないのは理不尽だなあと漠然と思ってはいたけれど、
まさか夢に見るほど関心があるとは思わなかった。
と言うより、これはある意味僕の精神の内面を反映させたインナースペースという方が近いのかもしれない。
ふむ、ならばこれは、「普段話は聞かされつつも、自分自身では入れない閉鎖空間への興味が生み出した夢」
と見るべきか、あるいは「自分自身の内面に没入した、内省をイメージした夢」と見るべきか、どちらなのだろう。
さてさて、夢の判断はこの前ユングをちらと見たきりで、気にかけたことはなかったのだけれど。
独り思案していると、誰もいないはずの空間で、彼の、僕を呼ぶ声がした。
「おおい、佐々木。そこに居るのは佐々木だろう」
ああ成る程、古来よりの習慣には、やはり敬意を払うべきものらしい。
おかげで初夢に君を夢見ることができるなんてね、キョン。
やあキョン、僕の夢にようこそ。あるいは「僕が夢見るキョン」と言うべきかな。
「落ち着いてる場合か、ここはアレだろ、橘が言ってた閉鎖空間だろ。お前も閉じ込められたのか」
いや、これは僕の見ている夢だよ。閉鎖空間の夢、あるいは僕の内面の夢さ。
その中に君が出てくるということは、それだけ僕の内面に、君が占める存在は大きいということなのかな、キョン。
まあ、本人ではなく、夢に向かって言っても仕方がないのだけどね。
「いや、あのな佐々木。これは夢じゃなくて、いや夢かもしれんが、全部夢じゃなくて、俺は俺で」
ああ、本当にキョンそっくりだね。普段の僕の観察量のたまものかな。
せめて夢の中くらい、情熱的に僕をかきくどく君でいてくれてもいいものだろうけど、
やっぱり僕自身、そういう君の姿が好きなんだろうな。
「ちょ、突然どうしちまったんだ佐々木。何かいつもとノリが違うぞ」
いいじゃないか。本人には言えないぶん、せめて夢の中でくらい予行演習させてくれたまえ。
好きだよ、キョン。大好きだよ。
中学3年の頃から、私はあなたのことが大好きだったんだよ。
あ、あはは。夢だと言っても、やはり照れるものだね。鏡がなくとも自分の頬が上気しているのが分かるよ。
夢の君も、まるで本物のように赤面した顔であたふたするものだから、一層照れくさくなってしまうじゃないか。
「さ、佐々木。あの、いやその何だ。お前本当に佐々木か?」
失敬な。僕は僕だよ。君こそ僕の夢じゃないか。
しかし、確かにその問いは面白いね。夢の中で認識する自分自身というのは、本当に己自身と言えるのだろうか。
そして夢の中の登場人物にある種の自我意識があるとしたら、それは一体どのようなものなのだろうか。
『知らず周の夢に胡蝶と為れるか、胡蝶の夢に周と為れるか』
荘子の言葉ではないけれど、夢の中の自我というのは、自己認識の問題として、非常に面白い話題だね。
もっとも、荘子は周と胡蝶の間に必ず違いがあるはずで、それを物化としていたけれど、
僕にはその区別が、確実につくとは思えないな。
それこそ、君のところの古泉くんなどに言わせれば、僕ら全員が涼宮さんの夢に登場する端役でしかないのかもしれないしね。
認識論というのは、物事の基礎を定立するつもりで始めた話が、その基礎がとても曖昧だという結論で
終わってしまうのが、非常に面白いね。
「やっぱり佐々木っぽいが、それにしちゃハイテンションだよな」
本当に失敬だな君は。まるでいつものキョン本人みたいじゃないか。
まったく、そういうところだけリアル一辺倒でなくとも良いのに。
ああ、そういえば新年に入って初めて会ったのだったね。
昨年は色々とお世話になりました、今年もよろしくね、キョン。
「お、おう。こちらこそよろしくな」
さて、夢の君とは言え挨拶も済んだことだし、夢の中で初詣にでも行くかい?
「いや、そういうことをしてる場合じゃないんだが。この世界の脱出方法を探さんと……」
脱出も何も、一夜があければ夢は終わるものさ。僕はこの一夜の夢を楽しむつもりだよ。
だから、夢の君もつきあってくれたまえ。
本物のキョンじゃなくても、彼と話しているだけで自然と微笑みが浮かんでくる。
いつもの笑みを、意識して悪戯っぽいものにして、彼の手をつかむと、僕は神社の方に歩き出した。
どうせ、本当の君はSOS団の皆と初詣に行くのだろうから、僕が君と一緒に初詣に行けるのは、
夢の中くらいなんだ。夢の中とは言え、こういう機会は活用しないとね。
握った彼の手は、本物のように暖かかった。
つづく
明日はやいんでおやすみー。
俺はハルヒ達大学の友達で飲みに行った。そして、3次会はハルヒと二人になった。
「キョーン、3次会行くわよ」
「飲みすぎだぞ、ハルヒ」
「あんたのせいでようが。あんたが女心わかっていたらこんなことにはならなかったのよ」
意味不明だぞハルヒ
3次会のバーでは佐々木が偶然バイトしていた。
「げ、佐々木さん。キョン、別の店に行くわよ」
「涼宮さん。何で逃げるのかな?」
「あたしが逃げるわけないじゃない。佐々木さん勝負よ」
「最近、鬼緑があたしを睨むのよ。まるで旦那の愛人を見るような目付きで。何でかあんたわかるでしょ?」
「さあ、そういや最近会ってないな」
「あんたわかりやすい嘘ばっかり。佐々木さんがただの友達とか、有希とは何も無いとか。
カナダに行った朝倉だって怪しいもんだわ。そういや、みくるちゃん今何しているのかしら」
「元気でいると思うぞ」
「もしかして、あんたにだけは連絡しているとか」
「う、いやそういうことは無いぞ。ははは」
(キョン、朝比奈さんから連絡もらっているんだ。へー)
「あーあ、こうなったら目付きの悪い生徒会長とでも付き合ってみようかしら」
そういや、最近ハルヒと生徒会長は仲が良いな。
「悪くない相手だと思うな、うん」
「何?キョン、あんた死にたい?それをもう一度言うと殺すわよ。
嘘でも『お前が他の男と付き合うのは嫌だ』と言えないの?」
酔っ払い相手は疲れる。やれやれ
佐々木との飲み比べに負け、酔いつぶれたハルヒは生徒会長が迎えに来た。相変わらず、奴は苦手だ。
それはそうと、俺がついてなくて良かったのかな?
「彼は紳士だから大丈夫だよ」
(本当は逆なんだけどね。ツンデレの彼が涼宮さんにお熱だということは僕にはわかるよ。
喜緑さんが涼宮さんを睨むのは生徒会長が涼宮さんに惚れているからなんだけどね。
喜緑さんがキョンを好きというのは涼宮さんの誤解で。生徒会長がらみんなんだよ。
何だかんだと言って最近二人は仲が良いからねー
彼が酔った女の子をどうこうする鬼畜では無いとは思うけどね。多分)
「そろそろ店じまいか。キョン、僕の奢りだよ、最後に飲んでくれ。くつくつ」
そのこぼれたカクテルが俺の服に掛かってしまい、
「くつくつ、悪いことをしたなキョン。店が片付いたら僕の家へ寄りたまえ。服を洗ってあげるよ」
「どうでも良いが、夜遅いぞ」
「何なら僕の家に泊まっていくかな?」実は今日、親いないのだけどね
「そうしようか。母親からは『今夜は帰ってくるな』と言われて正直困っていたんだ」母よどういうつもりだ?
「それはちょうど良いね。くつくつ」
その夜、俺は佐々木の家に泊まった。
酔った佐々木が一緒に風呂に入ろうとか一緒に寝ようとか言ってきたが、丁重にお断りした。
佐々木はブーたれていたかもしれないが、悪戯っぽい顔をして機嫌を直した。
「問題は世論が何を信じるかなんだね。良い事を思いついたよ。
僕としては君が寝床に忍び込んでくれても一向にかまわないのだがね」
その後、佐々木は九曜と橘に電話していたと思う。
ちなみに、長門が殺気と共に覗いているような気がしたが、気のせいだったと思う。
「やっぱりこの服はクリーニングに出した方が良いね。代わりに僕の父親の服を着てくれ」
家に帰ると、母親が鬼の形相だった。
「あんたハルヒちゃんほっぽって今まで何やってたのよ。一生独身でいるつもり?」
お母様、意味不明なんですが
「ハルヒなら生徒会長が送っていったぞ」
「この低脳のフラクラ野郎。もしかしてED?今までどこ行ってたのよ」
「『今夜は帰ってくるな』と言ったので佐々木の家に泊まったのだが」
とたんに母親の顔が明るくなる。
「何だそういうことね。佐々木ちゃんと寝たのね。早速婚約しないとね」
おい、勘違いするな。
俺達はやましいことは何もしてないけど、親は勘違いして、うやむやの内に結局佐々木と婚約することになった。
その時既に、何かの嫌がらせか親切か知らないが九曜と橘と藤原が佐々木と俺の結婚式の招待状を皆に配っていた。
なお、その夜、ハルヒは生徒会長に告白され、喜緑さんと修羅場を演じたらしい。
喜緑さん生徒会長が好きだったのか、知らなかったぞ。しかし、二股の生徒会長は女の敵だな。
「あなたがそれを言いますか」
なんだ、いっちゃん。最近閉鎖空間は大丈夫か?
(終わり)
, -‐- 、
,'. / ト、 ヽ
. i.(从ノノ 从〉
l. (|┳ ┳i!l 一度ハル×会長を書いてみたかったんだ
. ハNiヘ ー ノハ! くつくつ
{iつ旦と
とくュュュュ〉
こんがらがるぜ
こんな朝早くにご苦労様です。
GJ
434 :
この名無しがすごい!:2008/01/06(日) 06:11:12 ID:NDXOTiCs
GJ
相変わらずフラクラなキョン、空気読みすぎな母w
結婚式の招待状配布っては、ちょっと前に九曜スレであったな
ところで、久々に来たから「くつくつ」に違和感を感じる・・・
>>431さんの文学的表現手法か?前からか?
>>434 九曜スレ3-642。あれ書いたの、実は俺
436 :
この名無しがすごい!:2008/01/06(日) 07:20:37 ID:NDXOTiCs
>>435 左様ですか
実はそれに触発されて644を書いた者です
なんと言う偶然・・・
>>436 その中なら鯖忍じゃね?
鯖忍「当たらなければどうという事はない。」
すまん 妄言だ 忘れてくれ
キョンかっこいいよキョン♪
>>427 閉鎖空間と気付かないささっきーww
そのせいでハイテンションになれるささっきー
かぁええのぉ〜。GJ!
>>431 (ハルヒに対する)フラクラキョンと策士ささっきーのコンボだとそうなるのかw
GJ!
佐々木スレでのハルヒは、佐々木さん的には超えるべき壁であったり倒すべきライバルだったりするわけだが、
ハルヒスレには佐々木さんの影も形も無い件について。
これが力の差というものか…
夏の湿気た空気が秋の空気に入れ替わり、木々の葉が少し秋めいて彩りが変わり始める頃の話だ。
その日の俺は放課後に担任から進路についての有り難いお話を拝聴出来る機会を頂戴したようで、塾の効果や個人的補修の成果により
成績もV字回復とは行かないまでも、それなりの効果を実感していたのでとやかく言われる事は無かろうと考えては居たのだが、今ま
での成績に問題がありすぎ、またテストでケアレスミスが多い点を指摘された。
結局、色々と指摘を受けたが志望校のランクアップは認められ、アイツに言えば喜ぶだろうと思い、暗くなった家路を急いだ。
「「キョン君お帰りなさ〜い」」
・・・不協和音になってるぞ、それ。
一体何があったか知らないが、妹が一人増えているらしい。
リビングへ歩みを進めた俺はお袋に事の次第を確認しようとした。
「あら、知らなかったの?」お袋が上げた第一声はこんな感じだった。話を聞けばお袋は「しっかりした娘が欲しい」との事で、妹は
「お姉ちゃんが欲しいの」で、アイツは「独りっ子だから兄弟姉妹が欲しい」と云う異なるニーズを組み合わせた結果が、先程の不協和音
の原因らしい。因みに親父は「賑やかは善い事だ」と言ってたらしい。
アイツと妹はカップに手を掛け揃ってニコニコとしていらっしゃる。長兄の意に介すつもりはないらしい。
やれやれ、どいつもこいつも馬鹿ばかりだ。
俺の家では夕飯は結構早めの時間にするのが習わしになっており、理由は簡単な事でゴールデンタイムのテレビをゆっくり見たいか
らという、非常に単純な根拠からである。もっともこんな理由も後付の理由なのかも知れず、100年前にはもっと早い時間に夕餉の時
間になっていたのは想像に難くない。人間って存外にいい加減な面があるからな。
そんなこんなで夕餉の準備をする時間となったのだが、臨時参加の大きな妹も準備に呼び出される事となりお袋に扱き使われてた。
俺はその傍でその様子をうかがっていたのだが、アイツはこんな事には少し慣れてない様子で、豆鉄砲を食らった鳩の様な瞳で金魚の
様に口をパクパクとさせ、駒鳥の様な足取りでキッチンを右往左往していた。
いざ包丁を握らされると震える手で刃先を見詰めると、高速撮影された画像を通常再生する様なスローモーな動きでぎこちなく食材を
切り分け始めた。お〜い、そんな調子じゃ夕餉が朝餉に変わるぞ。
「どうだ、ウチのお袋は人使いが荒いだろう」と皮肉を言ってみると「漬け物石な馬鹿息子より100倍役に立っているわよ」お袋が混ぜ
返して妹は「キョン君つけもの石だぁ〜」と相変わらずの馬鹿っぽい声で笑われた。アイツと言えば声を潜めてくっくっと笑ってる。
「こんなシッカリした娘ならずっと居て欲しいわ」とお袋が言うので最も影響を受けそうな妹を見ると、きゃっきゃと笑っていた。
なぁ、妹よ。お前のレゾンデートルが問われてるんだぞ。ジブリ作品のヒロインの様な聡明さを身に付けろとは言わないが、お兄ち
ゃんはお前の行く末が心配でならないぞ。
準備が終える頃には親父も家に戻ってきて和気藹々の夕食と相成ったのだが、いつもと違う席順に違和感を覚えた。その原因たる違
和感の正体であるアイツを見ていると、この席はずっと前から私の席だったよと云わんばかりに融け込んでいて、妹とからかいながら
楽しそうにしていた。元から同級生に比べて背は低い方だし、凛とした表情にも幼さが残る顔立ちをしていたので、大人達の中で見て
みれば俺の妹の様にも見えなくも・・・いかん、俺は何を考えているんだ。どうやら俺も馬鹿空間の一員に取り込まれてしまった様だ。
食事風景も今考えればカオスその物だった。
アイツにご飯を盛られて「お兄ちゃん、ご飯だよ」と首を傾げて微笑みながら差し出してくるのだが、それを見たリアル妹は対抗心でも
起きたのかアイツより大盛りのご飯を出してくるし、銘々皿におかずを盛って差し出せば、対抗して大盛りで出してきた。
その様子をみて「ウチの兄妹はホントに仲がいいね」「ホントに兄妹になっちゃってもいいわよ」と両親が暢気な事をのたまった。
俺もアイツも顔が熟れたトマトの様になったのは言うまでもない。ここではリアル妹のひとり勝ちになってしまった。
食事の時間が終わりテレビを観る時間になったのだが、受験生たる俺にそんな時間はあまり無かったしアイツが居る状況では遊んで
も居られないだろうと早々に諦めていた俺は、部屋へ戻って学校の宿題、塾の宿題、アイツ特製の宿題を取り組もうとした。
まぁ、俺の事だから自発的に諦めたのではなく「僕と勉強しよ!お兄ちゃん」という声に促されたのは想像出来るだろう。
部屋に足を踏み入れた俺は更なる違和感を感じる事になる。部屋の中が妙な具合に片付いているのだ。
――お前、この部屋を掃除したのか?
「うん、お兄ちゃんが帰ってくるまでに掃除したんだ」
――何か捨てたりはしていないだろうな。
「お布団の下や本棚の後ろにあった、勉強に関係なさそうな御本を捨てたよ」
――は、はははは。
「お兄ちゃん、あんなのが趣味だったんだ。くっくっ・・・・」
――た、頼むから他人には内緒にしてくれ。
「わかった、お兄ちゃん。くっくっくっ・・・・」
滅多に入手出来ない貴重なコレクションをクラスの女子に見付かって、秘密を握られてしまった俺の心境は誰か理解出来るか?
誰か替われるものなら替わって欲しい。
その後は二人で勉強をしたのだが、慣れぬ娘言葉(妹言葉?)で話し掛けてくるので落ち着かず、あまり身には付かなかった気がする。
「あんた達そろそろお風呂にしなさ〜い」というお袋の声が響いてきたのは、宿題と妹特製ドリルがちょうど終わった頃合いだった。
あんた達って俺もセットなのかと思うと少々鬱な気分になり、悪態付きながら俺は立ち上がり階段を降りていった。アイツはと言うと
両手でスカートをちょこんと押さえて立ち上がった。
こんな何気ない仕草に育ちがいい娘ぶりを感じさせるが、男相手には男言葉で話し時々毒気や皮肉混じりな事を言ったりする。
今日は特に違和感満載なのだが、普段から些細な違和感をアイツに感じていたのは間違いない。
もしかすると、あの違和感は演出の上で誰かに向けられたメッセージなのかも知れない。ならばその相手は誰だろうか?
そんな考えをまさか読んでる訳が無かろうと階段の上のアイツを見上げると、さっと片手でスカートを押さえ「お兄ちゃんスケベ!」と抗議の声をあげた。
妹ふたりを風呂に入らせるのはちょっと俺でも難渋した。
リアル妹は「キョン君も入るの〜」とさり気に問題発言をするし、もう一人の妹も「この子もこう言っているんだ、僕は構わないよ」と言
ってやがるし、お袋も"あんたどうするの?"って感じの意味あり気なアイコンタクトをしてくる。
取り敢えずウチの家は風呂が狭いから3人は無理だなと言えば、「お父さ〜ん、今度お風呂のリフォームしない?」と返された。
この一家には色々問題がありそうだ。
風呂に入っている間、暫しのテレビタイムと思った俺はリビングで茶をすすっていたのだが、何やら妙な声が聞こえてきた。
「お姉ちゃん、きれいな体してるね〜」
・・・・う、うわっ、いきなりどこを触るんだい。
「おっぱいふかふかだ〜」
・・・・やっ、やめて。お兄ちゃんが、お兄ちゃんが。
「えいっ!えいっ!」
・・・・やめっ、あんっ……ん……はぁっ!お、おねが……ちょっ、やめ……は……んっ!そ、そこは・・・・んっっ!
・・・・お袋よ、止めに入らないでいいのか?
「仲が良くていいじゃない」
どうやら妹のセクハラ癖は母親譲りらしい。まったくやれやれだ。
そのあと入れ替わる様に風呂場に入った俺なのだが、先程の悩ましい声を思い出すと湯船につかる気力も失せ、カラスの行水とばかり
に体だけ洗って足早に風呂を出てそのまま寝てしまおうと部屋へと戻った。
寝てしまえば後は朝までじっくり出来るからな。
ベッドに足を突っ込み目覚まし時計をセットする。早めに寝るつもりだったが時計を見るといつもの就寝時間とあまり変わりがない。
きっと色々と色々とあったせいだろう。明日になれば俺もアイツも普段通りになってアカデミックな会話をしつつ・・・・
ドアがコトリと小さな音を立て、細い光が部屋に拡がったのはそんな事を考えていた時だった。
やがてドアは開いた時と同様に静かな音を立てて閉じられ、小さな黒い影が足音立てず俺の元にやってきてベッドサイドに腰掛けた。
暗闇でも光り輝く大きな瞳が俺を見下ろしていた。
「僕でも夜、寝られなくなる時があったりするんだ」
・・・まぁ、今日は色んな事がありすぎたからな。
「そうだね、色々とありすぎたよ」
・・・最後のお願いでもあるんだろう。やっぱりあれか?
「そう、あれだよ」
・・・そうかい、だったら来いよ。でもな、それ以上は、
「それは僕もお断りだ。なにせ今の僕は妹だからね。お兄さん」
眠れないと言っていた割には実にあっさりと寝息を立て始めた。
次第にゆっくりなリズムへと替わる体の動きに、俺はアイツが深い眠りについた事を感じさせた。
いい香りがした。シャンプーとリンスが奏でる仄かな薫りにアイツ自身の香りが混じり、心の中に甘酸っぱい何かを感じた。
その夜、俺は眠れなかった。
しだいに明けてゆく外の気配にもうそろそろ朝になるなとおもい、時計を見ようとした。
自由な手を動かして目覚ましを取ろうとしたのだが、動かすと関節が気味が悪い程に嫌な音を立てた。
そうだ、一晩中緊張しっぱなしだったから、すっかり体がコチコチになってしまってた。
ふとアイツを見遣れば相変わらすぅすぅと気持ちよさそうな寝息を立て続けていた。「・・・お兄さん」小さな声で寝言をいった。
ああ、そうか。俺一人で緊張していたんだ。普通にしていれば良かったんだ、普通にな。
そう思うと目覚まし時計で起こしてやるのがかわいそうに思え、目覚ましのアラームは切っておく事にした。
二人してミニ台風に起こされるのも一興だろう。
強ばっていた関節や筋肉が解れてゆく感触がして、血液が元気に体の中を駆け回る様になっていた。
体がポカポカと暖かくなってきて、途端に強烈な睡魔の誘惑が襲ってきた。俺はその誘惑に乗ってやろうと思った。
その日は学校を欠席する事になった。
俺は睡魔と戯れていたし、意外にもアイツは朝が極端に弱く、妹は俺達に気を遣ったつもりらしく、お袋はあの子がいれば勉強だけは
大丈夫でしょと、そのまま出掛けてしまっていた。
ああ、当然ながら受験生として勉強は欠かさずしたぞ。
勉強以上の事もなければ、勉強以下の事はない。
何故ならば俺達は・・・・・・・・
----
「ねぇ、文中に頻繁に出てくる"アイツ"って結局誰の事なのよ」
「さぁ、知らねぇな。これは主人公たる"俺"の一日を描いた小説だ。
お前が与えたテーマの恋愛小説。文芸の1つのスタイルだな」
「あっそう、この小説の"俺"はアンタなんだ」
ヤバイ、だんだん空気が悪くなってきた。
今年も生徒会からイチャモンを付けられて機関誌を作らされる羽目となり、またもや恋愛小説のパートを承けざるを得なくなった俺は、
もう少し女遊びをしてスキルを上げていりゃ書けるのにと思いつつ、俺の人生の中で女が出てくる出来事を何とか紡ぎ出し、かつ登場
人物のプライバシーを極力守りつつ一作を書き上げたのだが、題材が悪かったのか文才に欠けるのか、何故かハルヒの目にとまり、憲
兵の尋問官じみた取調が行われようとしている。
朝比奈さん、おろおろしないで助け船を入れてください。
長門よ、興味深げにのぞき込むんじゃありません!って見えてるのか?
古泉、お前だけが頼りだ。ヘンテコ空間のバイトよりも友情を大事にしようじゃないか。
「なんで"俺"が俺になるか根拠を教えろ」
「だって"キョン君"って書いてあるじゃない」
「うぬっ、ぬかった!」
「ほんとアンタって馬鹿よね。
この勉強を教えてくれるアイツって、どうせ佐々木さんの事なんでしょ。
どうなの、有希!」
「――……そう」
長門よお前、神秘が漂う宇宙的パワーを今、とんでも無くつまらない事に使わなかったか?
朝比奈さん、耳に手を当てて何してるんですか?
古泉よ、バイトするより実のある事をしようじゃないか。
そんな事を考えつつも俺はハルヒの動きを見逃してはいなかった。仁王立ちになって勝ち誇っていたハルヒは目を爛々と輝かせるとスカートに手を入れて携帯電話を取り出した。
「そうそう、こんな事は本人に聞けばすぐ判るわよねぇ」
最も恐れていた事態が訪れたと思った俺は被害の更なる拡大を恐れて想像を超える動きをして・・・いたらしい。
後に聞いた古泉の話を聞くと、俺は決死の形相でハルヒ目掛けてルパンジャンプを敢行し、手から携帯電話を奪い去って後は諸般の
物理的法則に従い・・・・。
「い、痛った〜い。あんたいきなり何するのよ!
それにその手をどけなさい。いったいどこを触って・・・・おが?」
「こ、こ、このド変態〜!!」
----
まぁ、そんなこった。
結局、閉鎖空間が発生して世界的・宇宙的危機が発生する事はなかったが、俺の心が閉鎖空間になってしまうかと思った。
その後は今度はハルヒ達が一日お姉ちゃんをすると宣言して、そこでようやく機嫌が収まったらしい。
かしましい一日が俺に約束された訳だ。
帰り道、喫茶店にいる佐々木を見付けた。
どうやらお勉強をしているらしい。あいつなら自宅か図書館で勉強していそうで、ちょいと顔を出してみた。
「よう、佐々木。何やってんだ?」
「やぁ、キョン。ちょっとした現代文にチャレンジをしているんだが、なかなかこれが手強くてね」
佐々木はホチキス止めされた数枚の紙をひらひらとさせ、上目使いで俺の表情をのぞき込んでいた。
「お・・・お前、それって」
それは見事なまでに隙間無く、極細の赤ボールペンで書き込みがされており、執筆者の未熟さを指摘している様だった。
「ああ、これかい?どうやら思い出に誤認識があった様で、僕が勝手ながら修正を加えさせてもらったよ」
誰だよ、こいつにこんな劇物を与える奴は。
「今度は僕が姉として権限を振る舞える機会が与えられたんだよ。
楽しみにしていてくれたまえ。お兄さん」
うわぁ、鬱だ。分数読み違えてた。
以上です。
>>442-445 最高ですGJ
実は朝起きたら抱き合って寝ていたとかそんな真実はありませんよねそうだよね(´・ω・`)
俺はこの話が嫌いだ。
俺は妹が嫌いだ。
>>446GJ!
キョン一家もだが誰か佐々木の両親にもツッコめよww
佐々木「聞いてくれ、今日久しぶりにキョンに出会ったんだ。覚えているだろう?中学時代の時に親友だったあのキョンだよ」
佐々木母「そうか。それで今日は帰ってきてから異様に機嫌がいいんだね」
佐々木父「まったく、冷静なようで意外と顔に出やすいんだね。いや、もしかしたらそういうところがお前の魅力なのかもしれないね」
佐々木「誰かに言われると恥ずかしいね。しかも両親ならなおさらだ。父さんのいうことが本当ならば、僕はそれなりにうれしいのだけれど」
佐々木母「素直に喜んだらいいのに。そういう性格は誰に似たんだろうね」
佐々木父「だから面白いんじゃないか。見ている人間を飽きさせないということは、コミュニケーションにとって重要なことだよ?」
佐々木「まったく、父さんはあまり趣味がいいとは言えないね。まぁ、僕の両親らしいといえばらしいともいえる」
佐々木母「自覚があるようだね。そんな悪趣味についてきてくれている人間なんて珍しいのだから、友人は特に大切にするべきだよ」
佐々木父「そうだね、たとえば彼とか」
佐々木「やっぱり、趣味が悪いよ。父さんは」
「「「くつくつくつくつくつくつくつくつ」」」
キョン「おわ・・・今ぞっとした」
嫌だwwwwこんな家族wwww
>>455 何この家族www
麦茶が気管に入ったじゃないか
>>447-454 レスサンクス
>>448 腕枕程度は考えたけど、描写の割に意味無さそうだからカットしました。
>>452 登場人物はすべてアホアホ設定です。エロパロ系には良くあるパターンを踏襲しました。
>>453 参考までにどの辺がお気に召さなかったか教えて欲しい。
>>454 佐々木一家も書いてみたいけど、オリキャラが多くなって・・・・。
母娘なら24-122で書いてみてるので、良ければご参照下さい。
頭の中はささっき〜で一杯だ。
マイキーを思い出したwww
佐々木「否決」
佐々母「否決」
佐々父「チッ、俺だけかよ」
こんな感じですか?
管理人さん更新乙なのです!
キョン「さて、特に何もない日曜日の締めくくりとしてほんのささやかなイベントである我が家の夕食について話そう」
キョン父「我が家の本日の夕食は、全国のお子様に大人気。嫌いなやつは別にかまわん。カレーライスである」
キョン母「さて、このカレーライス、見事な濁り具合である。世界中の不平不満、とまではいかないでもこの国のストレスを軽く水で溶いたような風にも見えないでもない」
キョン「しかしこのカレータイス、大した人気である。それはきっとこのそこの見えないルーの中に、まるでパンドラの箱のように母親の愛情が隠し味程度に入っているかも
しれないし、そうでもないかもしれない」
キョン父「しかし我ながら随分といやな例え方をしていしまったと思う。これで当社日三倍程度は食べづらくなったかも知れない」
キョン母「では、どうしたらこの夕食の王様カレーライスをおいしくいただけるのだろうか?寒いところで食えばいささかおいしくいただけるのではないだろうか?」
キョン「そこらへんはロシアでもアラスカでもいって自分で確認してほしい。しかし確認するまでもなく気まずい食事をとることができる場所を俺はしっている。
紹介してほしければ俺のところにこい」
キョン父「しかし、延々とカレーについて脳内談義をしたところで特に何か得るものがあるわけでもなく、目の前のカレーがただただ倦怠期の新婚夫婦のように
色落ち、冷めていくだけだ」
キョン母「さて、なぜこうもたかがカレーについてこだわるのかというと。こんな言い方はカレーに失礼であるが、いや、カレーに人格がないのだが。まあいい、
そのエピソードを紹介しよう」
キョン「実は、昨日某友人宅でカレーをおいしくいただいているのである。カレーと言っただけでもう分かる人にはお分かりになるだろう。そう、あの我らがSOS団
影の一番の功労者。長門である」
キョン父「皆の者、こういう経験はないだろうか?義務教育のころ、給食で出されたものと夕食がまったく重なってしまうというちょっとした奇跡と呼ぶにはあまりに
くだらない偶然を」
キョン母「ちょっぴり残念な気持ちと、その偶然の出来事に面白さを感じてしまう。よく複雑な心境になったものだ」
キョン「しかし今の俺はその程度で一喜一憂したりはしない。宇宙人襲来、超能力者との邂逅、未来人との遭遇に比べたら、なんてことないものである。
むしろカレーと比べる時点で朝比奈さんに失礼である」
キョン父「しかし、そういうときにも対処法がある。それは食べ比べることだ。もちろん、主観的であるので、どっちがおいしいかではなく、どっちが自分の
好みかということになるんだが」
キョン母「この対処法はなんにでも使える、たとえば・・・と、例を挙げる必要もないだろう、ましてやそんな大げさな話ではない。しかし、我が息子が
女性に対して吟味しているのではないかと心配になるときもある」
キョン「いや、それはない。信じてくれ。作者が悪いんだ」
キョン父「ほんとうにそう言い切れるだろうか?我が息子の周りには美人が多いときいている。うらやましいものである。その運を10分の1でいいから
俺と谷口のせがれに分けてほしい」
キョン母「なんて、軽いジョークを飛ばしていると、来るべき時は訪れた。まさにこのカレーが絶望の色に染まるときが来たのだ。まったく、神様でもないのに
比喩が現実になるとはな。やれやれ」
キョン父「ひげぶっ!!!」
キョン妹「おかわりー!!」
佐々木「あの家は僕にもよくわからないんだ・・・」
>>464 nice佐々木!feel good!!
>>463 佐々木家より遙かにカオスかつシュールw
これはいい筋トレですね。主にお腹の。
>>464 おおう。シャシャキ描いてくれてありがとう。
遠くで何か電子音がなっている。
なんだ?どこかで聞いたことがあるぞこの音。
ああ電話だ。携帯か。そうかそうか携帯が鳴っているのか。
寝ぼけ眼で辺りを見渡し充電器に挿さったそれに手を伸ばす。
ついでに時計を見る。
4:26…………
なんだってこんな時間に………。
まぁ他ならぬ親友からの電話だ。出ない訳にはいくまい。
「もしもし佐々『早く出てくれないと困るよキョン!君は僕が慌てて電話をかけてるのがわからないのかい!?』
…………そのままの意味で耳が痛いんだが。ていうか言ってる事が目茶苦茶だぞ。
「こんな時間にどうしたんだ?」
『どうしたもこうしたもないよ!ああもう一体どうなってるんだ。遊園地で闇取引の現場を目撃した訳でもないのになんだってこんな………』
すまん。全く意味が分からない。寝起きの頭でも分かるように簡潔に説明してくれ。
『縮んでたんだ!朝起きたら!』
なんだそんなことか。
『そんなことかってどういうことさ!いやに落ち着いてるな。君には事の重大さが分かっていないのかな?』
なに。お前は寝ぼけてるだけさ。大方モデルにでもなる夢でも見てたんだろう。
『言ってる意味がわからないのだが………』
気にすることはないさ。大きさなんて人それぞれだ。それにお前は元々縮む程ないだろう?
『キョン………まさか君は…』
大丈夫だ。牛乳飲めば大きくなるってテレビでやってたぞ。なんなら俺が揉んでやっても……
『胸のことじゃない!!!』
《しゅくしょうしゃしゃき》
「本当に申し訳ありませんでした。」
「寝起きだったとは言え君は最低だ。どこぞの団長様じゃないが下せるなら死刑を下してやりたいね。」
現在5時ぴったん。
今、俺は佐々木の部屋で土下座している。
あの後佐々木宅に呼び出されたのだ。もちろん断る訳にはいかない。何故って、親友の頼みだからな。恐怖に駆られた訳ではない。断じて違う。
「………まぁいいさ。顔を上げてくれ。」
「ははぁっ!」
面を上げた俺と佐々木の目が合う。
「どういう状況か飲み込めたね?」
「本当に佐々木さんですよね?」
何を聞いてるんだと思うかもしれない。
しかし正座する俺の目の前で呆れた顔をしている少女は、だぼだぼのパジャマにタオルケットを腰にまいた格好でしっかりと床に足をつけて仁王立ちしているのだ。
身の丈120cmと言ったところか。
「えらく縮んだなぁ。」
頭を撫でながらあえて落ち着いて言ってみた。
「君というやつは………僕をナメているのかい?」
あはは可愛いぞ佐々木。撫でられるのは拒否しないんだな。
「いいかげんやめたまえ。ロリキョンだと言い触らされたいのかい?」
ゴメンナサイ。
「ふぅ。まぁ僕は構わないが……。それよりキョン。何でこうなったか心当たりがあるんじゃないかい?」
……………ハルヒか。
「だろうね。僕もそう思う。でもそういうことを聞いている訳じゃないよ。」
どういうことだ?
他に心当たりはないが。
「……………古泉君に聞いてみるといいよ。」
………そうか。
「で、お前これからどうするんだ?さっき家にはいる時も親御さんのことをまるで気にしていないようだったが。」
「両親は結婚20周年記念で海外旅行中でね。帰ってくるのは三日後ぐらいかな。」
それは大変だな。それまで家に一人か。
「まぁそういう事になるね。さらに言うと今この家には僕らだけという事さ。」
お前なに顔を真っ赤にしてるんだ?
安心しろ。俺一人じゃ心許無いかも知れんが、ちゃんと守ってやるからな。
「…………ありがとう」なんで複雑そうな顔してるんだ?
「じゃあ俺は一旦帰るからな。学校終わったらまた来るからよ。戸締まりちゃんとしとけよ。」
「………っ…………だ」ん?
なんだ?
「……行っちゃいやだよ。キョン……」
ぐおぁ!上目遣いは………反則だ。
「………わかった。とりあえず朝まで一緒に居てやるから。お前は寝ろ。」
「うん……。ありがとう。」
そういって無邪気に微笑んだ佐々木を見ていたら今日ぐらい学校休んでも良いかなと思った。
…………そういえばこいつは学校平気なのか?と気付いたのはその日の3時間目が終わろうとした時だ。
以上です。
初めて書いたのでつたないですがあたたたかく見て下せぇ。
ちょww続き超読みてえwww
なんにせよGJだっぜ
>>473 居間でテレビ見たまま眠ってしまって、抱っこで寝室に運ばれる佐々木さんを想像してしまった
>>474GJ
まとめが強引な気がしたけど、ネタが多くて読みやすかった
ロリキョンワロタw
口調に少し違和感だけど、縮んだことを踏まえてかな?
何にせよ次回が楽しみです
しかし、佐々木の言う心当たりが思い浮かばんのは俺の読解力不足だろうか・・・
>>445 妹佐々木はすごく面白いGJ
>>473 これからどうなるんだ。しかし、「何なら俺が(胸を)揉んでやるぞ」と言える関係とは一体
佐々木一家、キョン一家ネタも面白い。みんなGJ
みなさんレスサンクス。
>>475 有り難き幸せです。
できるなら続けたい、いや続けてみせる…
>>478 あなたのお陰でニヤニヤが止まらない
そのネタいれてみたいです是非
>>479 アリガトウそしてゴメンナサイかなり強引にまとめてしまいました…
一応口調は縮小したのを踏まえているつもりです。今ならササッキー's理論武装もきっとできないハズ。
心当たりは分からないハズ、てかそれもこちらの落ち度です……
佐々木さんは「キョンの事だ。きっとまた無意識に涼宮さんに何かしたのだろうね……」とか適当に聞いてみただけなんだと思います。
ところで、はじめはタイトルは「拡大と縮小」にしようかと思ってました。いえそれだけですが。
>>480 キョンは寝ぼけていたんです、きっと。睡眠時は人の深層心理が表面に出やすいんでしょうね。てことはキョンはやはり変態なんだ。
まとめ見てたら、自分が投下したssに絵が付いてて驚いたわ
ちょっとした感動をありがとう絵師さん。ss書く気力が出たぜ
その全レスさえなければいいんだけどなぁ
スマンちょっぴり嬉しかったんだ。
別に全レスあってもよくね?
なんにせよ続きに期待、GJ
馴れ合いきめえ
お、お前ら、お絵かき板を見ろ!
佐々木のカッコ可愛いさは異常
>>482 「茜色の雫」なら僕だ。
むしろいつも感動や萌えをくれるSS職人さんに感謝。
下手な絵で申し訳ないけど職人さんのやる気に繋がったのなら
絵かきとしてこれ以上の喜びはないっす。
良い絵が増えた。佐々木さんかわいいです。
キョン! キョン! キョン!
>>495 キョン「キョンキョンって、小泉今日子か?やっぱお前はチョイスが渋いな。」
佐々木「……四つ目鹿と言われなかった分よしとしよう………」
「キョンさんに、『佐々木さんはキョンさんのことを好き』だと言ったら、小泉今日子のCD貸してくれたのです」
「・・・・・・」どこまでフラクラ・・・
「今度CD返しに行って、その時二人きりでいろいろ楽しいことをやれば良いのです」
「頑張ってみるわ」ハア
7:00………
すやすやと眠る佐々木を眺めていたらいつの間にか二時間近く経っていたらしい。
少し心苦しいが起こすか。
「おい、佐々木。朝だぞ。」
「んぅにゅ………大好きだからあと30ぷん…」
意味が分からん上に延長時間がえらく長いな……しょうがない。長門他一名に聞きたいこともあるし佐々木を置いて学校に行くか。
こんなこともあろうかと制服と鞄は持って来てあるのさ。
「よし。行って来るからな佐々木。」
そう言って佐々木の頭を撫でて俺は佐々木邸を出た。
施錠の為に鍵を借りたが、平気だよな?
《しゅくしょうしゃしゃき そのU~キョンside~》
いつものように地獄な坂を登って学校へ向かう。途中谷口に声を掛けたがチャックが開いてたので返事を聞かずに追い抜いて教室に着いた。
どうやら事の元凶、涼宮ハルヒはまだ来ていないらしい。めずらしいこともあるもんだ。
まだHRまで少し時間があるな。長門じゃない方にでも話を聞きに行くか。
「僕も丁度お話があったところですよ。」
こちらにほほ笑むのはニヤけハンサムエスパーゲ泉こと古泉一樹だ。
正直こいつの冗談はキツすぎる。
「なら俺の言いたい事は分かるな?」
「ええ。そうでなくてもあなたの言いたい事ならなん「黙れ。」キモいぞ。
「冗談ですよ。涼宮さんのことですね。僕も驚きましたよ。」
俺にはお前が驚いているようには見えんが。むしろ楽しんでないか?
「それで、今回の原因はなんだ。」
「今回もあなたのせいです。」
どうやらこの超能力者は全ての責任を俺に押しつけたいらしい。
「またか……意味が分からん。説明しろ。」
「まぁ今回は少しいつもと違いますからね。鈍いと切って捨てる訳にはいきませんか。思い出したくないかも知れませんが昨日は何がありましたか?」
忘れられるか…昨日はハルヒがパソコンで見つけた最低な性格診断テストをみんなでやったんだ。
「ほらキョン!次はアンタの番よ!」
へいへいやりますよやればいいんでしょう。
問1『あなたは好きなものは先に食べる?』
イエスだ。
後に取っておくと妹に取られるからな。
さて次は……
「何ちんたらしてんのよ、ちゃっちゃとやりなさいよ!」
これでも最高速度出しててさっきから頭の警告ブザーがなりっ放しなんだが。
「豆腐運べとかコップの水を零さないようにやれって言ってる訳じゃないんだから早くしなさい!」
何をそんなに急ぐ必要があるんだ……急がば回れというだろう…
ん?
問9『あなたは年下好み?』
…………なんだこの質問は。
「なに顔をしかめてんのよ。………年下好み……はっはーん、そういうことね。確かに選びにくいでしょうね。そうよねー妹ちゃんを溺愛してるもんねー。そういえば部誌の小説の娘も妹ちゃんの同級生だったわね。そっかー。」
ニヤニヤしてんじゃねぇよ何が言いたいんだ?
「キョン!アンタ、ロリコンなんでしょ!」
んなぁぁっ!!?
「まぁ怖い!有希も気をつけなさい。有希みたいな小柄な可愛い娘もキョンに食べられちゃうかもしれないわよ!?」
「ふざけんな俺はロリコンじゃない!年下に興味はねぇ!」
「ムキになるところが怪しいわ…ねぇみんな?キョンはロリコンよー!!!!」
でかい声で叫ぶなよ部室棟は音が響くんだぞ!
朝比奈さんそんな目で見ないでくださいかなり凹みます……
「とんだ変態さんだねキョン君っ!!」
何故このタイミングで現れるんですかー!
「あら鶴屋さんじゃない!ねぇ聞いてよ鶴屋さん!」
「向こうの校舎まで響いてたさっ!まさかキョン君がねっ!お姉さんは悲しいよっ!」
鶴屋さん満面の笑みですね冗談だって分かってるでしょう止めてくださいよこの人間拡声器を!
「あなたの趣向は偏っている。矯正することを推奨する。」
長門まで……なんか口元緩んでないか?
「僕はあなたは年上好きだと思っていたんですが、どうやら認識を改める必要があるみたいですね。残念です。」
髪を払いながら気障に言うのは気に食わないがそれだ古泉ィィィィ!!
「おいハルヒ!お前は勘違いしている。」
「何よ今更何言っても遅いわよ!悩んだのが証拠じゃない!」
「確かに悩んださ!だがそれはお前の言い分とは正反対にもとれるだろう!」
「何よハッキリ言いなさい!」
「俺 は 年 上 の お ね え さ ん 萌 え だ ! ! ! !」
あれ?なんでみんなそんな固まってるんだ?
朝比奈さん大丈夫ですか顔色が悪いですよ?手を貸しましょうか?
「い、いやぁぁぁぁ!!」
「みくる逃げるっさ!!」
ハヤテのごとく去って行ったな………
「気分が悪いわ…私も帰る…………」「お大事に涼宮さん。」
おい古泉。笑顔で手を振ってないでフォローしろよ。
「世間体的にはロリコンのほうがマズいでしょうが、あんなに真っ赤な顔、血走った目でハァハァ言いながらおねえさん萌えなんて言い切ってしまわれたら、そりゃだれだって引きますよ。」
では僕もバイトがあるので、と笑顔で古泉は去って行った。
………長門、情報操作で何とかならんのか?
「無理。あなたの趣向は偏っている。矯正することを強く推奨する。」
今度はあからさまに不快な表情だな。お前もそんな顔ができるようになったか。素直に喜べないが……。
「私も帰る。」
冷たいなみんな…。
「わかりましたか?」
さっぱりだ。
昨日は散々だったが、佐々木が縮む理由にならん。
……どうした?素頓狂な顔して。
「え?いえ、佐々木さんが縮んだんですか……?」
「なんだお前。何の話だと思ってたんだ?」
「そうですか…まぁ佐々木さんは元々大人びていますし……。ならばあなたはまだ涼宮さんを見ていないんですね。」
ハルヒか?まだ教室に来ていなかったが。
「それはそうでしょうね。……おっと時間です。では昼休みにまた。」
なんだ?意味の分からん奴だな。
……ヤバい始業チャイムがなり始めた。
「走ればギリギリ間に合うか?」
と廊下を走り出すと、後ろから聞き覚えのある声で怒鳴られた。
「コラー!廊下を走ってるんじゃないわよ!!」
ヒィィゴメンナサイ!!
って今の声ハルヒだよな?
「なんだハルヒ。来てたのか。」
振り向くとそこには見慣れた黄色いリボンと長い髪………長い髪?
「呼び捨てにしてんじゃないわよ!ハルヒ先生でしょ!」
俺を睨んで仁王立ちしていたのは普段見慣れた涼宮ハルヒではなく、大人の色気をスーツで包んだ長髪美人のおねえさんだった。
佐々木板なのに佐々木が出てねぇ……鬱だ。
続けて佐々木sideも投下。
16時13分………
寝過ぎた…
おきたらキョンがいなかった。そういえば今朝耳元で「行ってくるよ佐々木…」て言われた気がするけれど……
そこは「行ってくるよハニー…」って言って欲しかったな………。って私は何を考えてるんだ!?
そ、そうだ。学校に連絡をしてそれから食器洗って、お風呂掃除して、ご飯を作って……
よし。キョンが帰ってくるのは恐らく夕方の六時過ぎ。それまでに全て終わらせてキョンを迎えよう…
そしてそして……「おかえりキョン。ご飯にする?お風呂にする?それとも……僕?」
くっくっくっ……笑いが止まらないよキョン……
体が縮んだ時はどうなる事かと思ったがこれなら結果オーライだ。涼宮さんに負けてられないからね……ここで一気に差を縮めてあげるよ。
さてまずは学校に連絡しないとだね。無断欠席してしまうと後々面倒だ。
もしもし?
〇組の佐々木ですが、本日少々風邪を拗らせてしまいまして、欠席させて頂きました。お手数ですがその旨……え?佐々木は来てた?
い、悪戯電話じゃありませんよ!え!?ちょ………
切られた。
意味が分からない……私はここにいるのに学校にもいる…………ハッ!マサカワタシノコピー!!
まぁいいか。それより愛するダーリンの為に食器を洗おうじゃないか。エプロンはどこへやったかな。
「これですか?佐々木さん。」
ん?あぁそれだよ。ありがとう……………?
「何故いるのダディャーナザァン。」
《しゅくしょうしゃしゃきU~佐々木side~》
「ゴメンナサイ悪気はなかったんです。ただ佐々木さんが心配で……」
くっくっ…それなら普通に尋ねて来て欲しいな。ピッキングとかでなく。
「はい……反省してます。だからスペアキーを下さ「でもどうして私がこうなってるのが分かったんだい?学校にも私はいるみたいだけど。」
悲しそうな顔をしてもダメだよここの家のスペアキーはキョンのものだからね。
「それは………何故だか分かるんです。私は佐々木さんの超能力者なのですから。それと学校は大部分の人間が佐々木さんは今日も来ていると信じてるみたいです。」
そうか。これも涼宮さんの力かな?
まぁそれはおいといて…私には使命があるんでね。
部屋でおとなしくしててくれるかな。
しえん?
「あ、ちょ、待ってください佐々木さん!」
私は忙しいんだけどなぁ……
「お手伝いしますから!とりあえず今の佐々木さんの状況説明だけさせてください!じゃないと私の存在意義が…!」
しょうがない。少しでも情報が欲しいところだ。「わかった頼むよ……」
「はい!!ではご説明します。今回の現象では佐々木さんは外見だけでなく内面も少なからず幼退化してます。」
うんわかって……なんだって?
「簡単に言えば今の佐々木さんは小学生並みの判断力思考能力なのです。」
なっ馬鹿な!そんなわけないじゃないか!
「……佐々木さん。普段の佐々木さんがそんな簡単に声を荒立てますか?理性も弱くなってるんですよ。私的には可愛くて最高なんですが。」
「そ、そうだね。私としたことが……。で、でもこれは今の状況にパニックになっているだけで!」
ニンマリ笑わないでくれるかな寒気がするよ…
「佐々木さん、特殊相対性理論とは?」
「くっくっ、簡単だよ。1905年にアインシュタインが相対性原理と高速度不変の原理を基に作り上げた理論だろう?」
昔その手の本を読み漁ってた時期があったからね。
「流石です。ありがとうございます。ではバスに始めお客20人乗っていて最初のバス停で二人下りて五人乗り、次のバス停で七人下りて十一人乗りました。今バスの中には何人の人がいますか?」
「27人だろう?流石にそれぐらいはできないとね。」
「違います。28人です。」
「な、なんでさ!だってだって!足して引いたら…」
「運転手をお忘れです。」
「!!!」
そんなのズルイよ………
「拗ねないでくださいよ…可愛いですけど。要するに記憶力などはそのままで思考判断ができない、の意味が分かってくれればよかったんです。それに縮小直後ならわかりますけどまだパニック状態なら病院に連れて行きますよ。」
ショックだ……
「あと、改変は佐々木さん個人に限られているようで周りの認識では現在も佐々木さんは高校二年生のままです。決してカワゆい幼女ではありません。」
いまいち納得いかないけど……。もういいかい?私は食器でも洗ってくる…
「あ、はい。現時点では以上ですね。じゃあ私はお風呂を洗って来ます!」
はぁ……困ったなこれは。
まさかグドンの餌(=ツインテール)ごときに一杯食わされるとは些か参ったよ………
くっくっくっ……元に戻ったら仕返しにすこし苛めてあげようかな……
それはともかく今は食器洗いと夕飯作りだね。エプロンも着けたし準備万端。
くっくっ………これこそ本当に予想外だ。
まさか……流し台に届かないとはね………!
体が小さいと本当に面倒だ………。
「橘さーん!そっちに踏み台があると思うんだけど持って来てもらえるかな?」
「はいただ今!」
2秒か。流石早いね。で、踏み台は?
「私が!私めが佐々木さんの踏み台になります!さぁ踏んでください!さぁさぁ!!」
ごめんやっぱり今すぐ帰ってくれないか橘さん。
しえんかなっ!しえんかなっ?
一つ目タイトルミスった…
以上です。何卒よろしく……。
俺の中ではエスパーはみんな変態なんだぜ。
>>508 ラストのきょこたんで笑ったわwいつものことながらナイスツッコミだよ佐々木さん、と思った
続き期待してます。GJ
きょこたん自重wwwww
きょこたんwww
駄目だこいつ……
あうあう、帰って来たら凄い事にww
絵の佐々木さんも幼女な佐々木さんも可愛いよ
みんなみんなGJ!
九曜フイタww
>>493 素晴らしい絵を描いてくれて感謝感謝。佐々木可愛いよ
あんなssにあんな素晴らしい絵をつけてくれた事に感謝です
まあ無いよりもあった方がいいもんな
>>493 僕とキョンに関する素敵なイラストを提供してくれて、本当にありがたいと思う。
しかしながら提供された身分としてこの様な事を申すのは大変恐縮なのだが、他人の
SSに修正を加えた場合はこのスレか他の何処かでその旨を申し述べて頂きたい。
ご厚意に対する、お礼のしようがないからね。
・・・・くっくっくっ。
佐々木は小さな笑い声を上げた。
>>519 キョン「そりゃあないよりあった方がいいさ。なぁ佐々木。」
佐々木「そ、そうだね。……そうだよね」サワサワ
522 :
カップリング:2008/01/07(月) 23:30:16 ID:U841rFwi
「ねぇねぇ、佐々木さん!」
「なんだい?橘さん」
「佐々木さんとキョンさんが引っ付いたら"ササキョン"ですよね!」
「ま、まぁ、そんな言い方も出来るかも知れないね。橘さんは面白い事を言う。くっくっくっ・・・」
「佐々木さんと私が引っ付いても"ササキョン"になるんですよね!」
「・・・・・・・・・・。」
橘必死すぐるwww
ヤバイ。
最近の佐々木SS読んでいるとバーローにしか脳内されないwww重症だwwww
525 :
みょん:2008/01/08(火) 01:21:09 ID:BnVQQATh
>>520 元々あれは前スレで茜色の雫が投下されてすぐ描いたんだよね。
その時はすぐに流れたから問題にならなかったけど。
最近絵のまとめが始まってwiki管理人さんのご厚意で挿絵にしてもらったみたいだけど、
SS職人さんの意に沿わない場合もあるだろうなあと思ってた。
やっぱり挿絵的なものを描く場合はSS職人さんの許可をとるべきかな?
おしえてささっきー!
かくほー
反応もらえるだけでも嬉しいのに
絵まで描いてもらったらもう有頂天っすよ。
作品から受けるイメージは一人ひとり違うしね。
挿絵というか1枚のイメージカットなら、
あんまり気にしなくてもいいかなとは思います。
茜色の雫の人じゃないのでとりあえず一参考意見として。
「そういえば、中学時代には僕とキョンの間柄がまことしやかに囁かれていてね」
キョンと佐々木さんは付き合ってるよ派
├─中学生らしい健全なお付き合いだよ派(主流派)
├─告白したわけじゃないけどいつも一緒にいるよ派(穏便派)
├─二人きりだとイチャイチャしてるよ派(急進派)
├─見詰め合うと素直におしゃべりできないよ派(純情派)
キョンから告白したよ派
├─得意の話術でいつの間にか煙に巻いて付き合うことにさせたよ派(あ…ありのままに今起こったことを話すぜ派)
├─熱烈な告白を佐々木さんが受け入れたよ派(愛してるの言葉だけで強くなれる気がしたよ派)
├─佐々木さんの恥ずかしい姿を見ちゃったから責任とって結婚するんだよ派(ところでこいつをどう思う派)
佐々木さんから告白したよ派
├─得意の話術でいつの間にか煙に巻いて付き合うことにさせたよ派(もっと恐ろしいモノの片鱗を味わったぜ派)
├─熱烈な告白をキョンが受け入れたよ派(ささやかな幸せをつぶれるほど抱きしめて派)
├─キョンの恥ずかしい姿を見ちゃったから責任とって結婚するんだよ派(すごく…大きいです派)
キョンが佐々木さんを篭絡したよ派
├─人気の無い教室で押し倒したよ派(エロゲ板に帰れよ派)
├─既に心も体もキョンのものになってしまったよ派(これ以上この板では言えないよ派)
├─『冬も差し迫ったある夜のこと、いつもは寄り道なんてしないキョンが人気の無い公園に寄っていこうと言った時、
僕はどこか高揚に似た不安を感じていた…』派(体験版はここまでだよ派)
佐々木さんがキョンを篭絡したよ派
├─人気の無い教室で押し倒したよ派(フラ○ス書院板に帰れよ派)
├─既に心も体も佐々木さんのものになってしまったよ派(これ以上この板では言えないっていってるだろ派)
├─『冬も差し迫ったある夜のこと、いつもは寄り道なんかしない佐々木が人気の無い公園に寄っていこうと言った時、
俺はどこか高揚に似た不安を感じていた…』派(製品版を買ってね派)
キョンと佐々木さんは付き合ってないよ派
├─実は二人は双子だよ派(あの話の長さは血縁だろ常考派)
├─好敵手と書いてライバルと読む宿敵の間柄だよ(お前を倒すのは俺だ派)
├─前世からの友人だよ派(闇の手先がどーのこーの光の使徒がうんたらかんたら派)
├─今は共にいられるけどいつから敵として戦わなければいけないよ派(拳銃と鳩と血と涙と派)
キョンが佐々木さんに片思いしているよ派
├─本当は好きだけど素直になれないよ派(嫌い キライ loving派)
├─佐々木さんがキョンを弄んでいるよ派(そうだね、次のテストで君が勝ったら、キスでもしてあげようか。くつくつ派)
佐々木さんがキョンに片思いしているよ派
├─本当は好きだけど素直になれないよ派(誰が ダレガ can't be alive without you派)
├─キョンが佐々木さんを弄んでいるよ派(ああ、勿論好きだぞ。お前みたいな親友に出会えるなんて俺は幸せだ派)
実は両思いだよ派
├─お互いに素直になれない二人、しかしある日の放課後、彼女が躓き彼が思わず抱きしめたとき、
止まっていた彼らの想いの砂時計が動き出したのであった(エンダ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜派)
「ま、どれもこれも根拠の無い噂なんだけどね。人と人との関係なんて、当人同士が決めればいい事だと、僕は思うよ」
なあ佐々木、一番最後の奴は聞いたことが無いんだが、その派閥には誰がいたんだ?
連投すまん
しかしSSの修正は僕じゃないよ。
つか、類似の派閥図に比べてでかいんだよw
>>525 挿絵を描いて頂けるのは全然構わないし、それを画像板に掲示するのもオッケーだ。
ただし、それをSSに掲示した際には注意が必要になるね。
ご存じの通り、wikiは誰でも編集出来るが、編集を行えば更新履歴のトップになる。
旧作がトップになれば不自然さが出てくるし、作者に見覚えが無ければ妙な気分になるしね。
今回はみょんな気分かな?くっくっくっ・・・
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ
/ \
/ / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ
,' ! -/7'Y /|' "´ヽ|. !!i ' 僕はキョンとはすでに結婚してる派だ
! !.ト● ● ! !ノ、i !
,'' l l l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ l丿 !
/⌒ヽ!;!l|ヘ j /⌒i/
\ / | l>,、 __, イァ/ /!ノ´
. / /| | |___|{ヘ、__∧
`ヽ<.| | 彡'
それは、10月のことだった。
「君は県立で僕は私立の進学校か?僕も県立にするよ」
「落ち着け、佐々木。自分の見合った学力の所に行くのが一番だぞ」
「学力より恋人の君と離れる方が辛いよ」
「週末会えるじゃないか。俺達の仲がその程度で壊れる・・・」可能性高そうだな、多分
「壊れるに決まっているじゃないか。そして君はイカれた女に引っ掛かって無理矢理交際させられる。
僕達の先輩の学年ナンバー1カップルが今どうなっているか、有名な話じゃないか。
言っておくけど、僕と君の関係があの二人以上だと思うのは、何も判断できない低脳だよ」
そんな馬鹿な!と否定できないのが事実だった。佐々木という名前と僕っ子というのも縁起悪いし。
・・・・・
「これは、お前が付き合っていた佐々木さんとは同姓別人の話だ。
こんなやり取りが、今、そこかしこでやられているらしい。キョンの中学を中心にしてな。
つまり、恋人、親友、片思いの人と離れたくない連中が、学力を無視して無理矢理相手と一緒の所に行きたがっているんだ。
それはそうと、キョン、お前やたらと機嫌が良いな。何かあったか?」
「いや、ちょっとな。しかし、そんな事知らなかったぞ。さすが谷口」
相変わらずしょうもないネタを仕入れるな。
「ハア当の本人だけが気がつかないとはなー」
「馬鹿だなー、俺と佐々木みたいに離れて発展する場合もあるのに。おっと、これ以上はハルヒが来るまで言えないな」
(あれを発展と言うか?国木田)
(むしろ退化や消滅が正しいと思う)
ガシャーンという音と共に教室の扉が開く。俺達を難聴にするつもりかよ。まったく
「キョン!SOS団は同じ大学に行くわよ。勉強会開くからたちゃんと勉強しなさい」
「勉強なら佐々木にみてもらうから良い」
「へー、勉強と称して佐々木さんとあんなことやこんなことをする予定とか」ビキビキ
「その予定だが、勉強はちゃんと頑張るぜ。実は、昨日佐々木に告白されて(ノロケ後略)
どうした、ハルヒ」
「あんたなんか顔も見たくない。絶交よ」バシーン
痛いぞ、ハルヒ
(婚約か。しかし、あんな残酷なフリ方は涼宮以外には見たことも聞いたことないぞ)
(子供は残酷なんだよ。そう思ってあげよう)
んで、1月頃
「ところで、俺の後輩の佐々木ちゃんの噂は聞いているか?谷口」
「ブーブー言っていたカップルのほとんどは『一年半後に婚約しよう』を合言葉に学力相応の所に行くようになったらしいぞ」
「そうか、なんでだろな」
おい、谷口。目が点になっているぞ
(終わり)
なんというジンクス
今更だがこんなところに移転してたのか…
寂しかったぜ
>>1乙
おれなんて危うくスレ建てるとこだったぜw
確かに年末移転した時期にしばらくスレ離れてたら、
ここだとは気づかんかもしらんなあ。
避難所行けばすむことではあるが、
まとめサイトさんの所に一言書いてもらうと親切かもしれん。
重複スレは削除依頼です。
しかし、荒らしが立てたと思われる、某板の300近いハルヒスレは削除されないのか?
書籍サロンの長門スレも残っているな。ここ数か月誰も書き込まないのに。
まぁ削除人がまったくダメな版もあるしな。気にしちゃだめさ
原則から言えば、1板1スレから外れたものが「重複」であって、
文芸書籍サロンとアニキャラに、それぞれ佐々木スレがたっても、
重複スレとは言わないんだよね。
アニキャラの方で「板違い」と言われればそれもそうだし、
重複しても双方過疎ってともだおれの可能性高いし、
他の同様のキャラスレの人から非難はあるかもしれないけど、
「重複」とは違うよなあ。
>>547 なるほど、サンクス。でも、佐々木さんは両刀使いではないから、キャラスレは一つで良いよね。
>>547 その場合は「掛け持ち」がしっくりくるな。
うぐぅ…
>>550 鯛焼おいときますね
( ( ) ( ) )
( ) ( ) ( ノ
_..._ _,,
_..,,ノ"///ヾ、 _,."彡i
/ :`y'、ソ、)、ソ、y、)',,::彡",ヽ,
/ (●) .iy'ソ ' )'y )、ソ、),,彡'彡|.
r'=、 , ::i )/i y )、) 'y k彡,,"」
`''、._ノ .::ノ/彡f ::ヽ ;Y 、、、,-ー'"
`ー-'=ー"ニ=ー~"`^"
なんか、お菓子ってより丸焼きっぽいぞ…。生々しいっつか磯臭s
いつのまに引っ越したんですか佐々木さん?
肉まんは無いのですか
幼女佐々木の続きを3レス程使って投下したいんだが宜しいだろうか。
>>555 あ、ファイズだ。
ああミスった死にたい……
それじゃあ行きます。
「つまり、昨日の俺の『年下に興味はない。俺はおねえさん萌えだ』発言で、ハルヒは自分を年上のおねえさんにしたわけか。」
「そのとおりです。そして無意識に障害を減らそうと……」
「佐々木を小さい子供にした………。」
無茶苦茶だ。意味が分からん。
「涼宮さんがあなたに好意を抱いているのはご存じでしょう。」
………まぁな。流石にそれは。
だが佐々木は関係ないんじゃないか?ハルヒの邪魔にはならんだろう。
「あなたは本当に………まぁいいでしょう。ところでどうでしたか涼宮さんの授業は。」
「……面白かったんじゃないか?」
佐々木のことで頭がいっぱいで聞いてなかったとは言えねぇ……
「それでどうすれば元に戻るんだ?」
まぁ建て前で聞いてやろう。どうせあとで長門に聞きに行くが。
古泉は眩しい笑顔で答えた。
「長門さんに聞いてみては如何でしょうか?」
お前まで長門まかせか。
《しゅくしょうしゃしゃきV》
その日は結局午後の授業も頭に入らず、気付いたら放課後になっていた。
早めに行って長門に事情を聞くか。
「おーっす。長門だけか。」
「………」
無言でミリ単位で首を振った。
向こうから切り出して来るのを期待したんだが、まぁいいか。
「長門、ハルヒと佐々「今回は涼宮ハルヒを元に戻すのは容易のはず。」
……狙って被せたのか?
「どうすればいいんだ?キスしろとか言われても無理だぞ? 」
「問題ない。恐らく今日中に涼宮ハルヒの方からアプローチがある。それを上手く断れば明日には元に戻る。」
そうか。それなら楽だ。「ただし幼児化を直ぐに戻すのは容易ではない。」
「ひゃ?」
思わず声が裏返ってしまった。
なんだって?
「年上になる必要性を感じなくなれば、涼宮ハルヒは自身を元に戻す。でもその場合ライバルも同条件で増えることになる。よって意図的に最大の障害である彼女を戻すことはないものと考えられる。」
なんてこった。じゃあハルヒを戻しても連動して佐々木は戻らないのか。
「そう。ただ安心して欲しい。そのうち治る。時間が解決してくれる。」
そのうちってどのくらいだ?
「三日?」
疑問形かよ……
まぁいいか。それまで佐々木に我慢してもらえば。
「ことはそんなに簡単ではない。今回の改変は彼女単体にのみ行われている。世界を改変した訳ではない。よって周りの認識では現在も尚彼女は高校二年生のまま。」
「つまり………小さいのが当然だと思われないってことか。」
「そう。事情を知らない人物に見つかると厄介。」
まいったな放置も出来ないじゃないか。
しょうがない。長門。佐々木(大)がいなくても怪しまれないように情報操作頼めるか?ついでに俺の年上萌え発言も……
「前者は了解した。後者は断る。」
…………わかったもういい……
「涼宮ハルヒがくる。」
その後顧問の涼宮ハルヒ先生が俺たちに今日の団活は休みであること、古泉と朝比奈さんにはもう伝えたこと、俺だけ残ることを言い放ち、長門は帰った。
長門の言う通り直後にハルヒに教師と生徒の禁断の恋を強いられた俺は「先生が学生ならよかった」と断り、事なきを得た。これでハルヒは明日には戻るのか?
しかしあのロングポニーテールはよかったな。写真撮っておけばよかった。
「おーい。佐々木。俺だ。」
鍵は持っているが一応チャイムを鳴らす。
…………反応がないな…。
ドアノブに手を掛けてみると………
「開いてる……?」
胸騒ぎがした。まさか。俺は鍵を締めたはずだ。
佐々木の身が危ない!?
「邪魔するぜ佐々木…」
ドアを慎重に開け、中に入る。
どこにいる?部屋か?
すると洗面所の方から何か物音がした……
待ってろよ今助けに行くからな!
そして俺はシャワーの音がする風呂場のドアを勢いよく開き…………
「あ、キョンさんお帰りなさい。早かったですね。」
橘が風呂場を掃除していた。
「何故お前がここにいる何故風呂掃除している佐々木を何処へやった今すぐ答えろ!!」
「ちょ…胸倉掴まないで下さい苦しい………」
いいから吐け!
さもなくばお前のツインを毟るぞ!
「イヤー(ry こ、ここにいるのは佐々木さんが心配で来て、風呂掃除は佐々木軍曹に命じられてやっていて、佐々木さんは恐らくキッチンで………ゲフッ」
「そうか悪かったな。」
「グスッ………うぅ……あんまりですぅ……」
何はともあれ佐々木は無事なようだ。
去り際に見た橘の背中に小さな足跡が見えたが気のせいだろう。
「ただいま佐々木ー。お、今日の佐々木家の夕飯は鍋か。」
テーブルには白雪姫の魔女もビックリな巨大鍋が置いてあった。
あいつ、これを一人で作ったのか?大したもんだ。しかしデカいな。橘と佐々木二人で喰えるのか?
ところで佐々木がいない。
何処だ?テレビも点けっ放しで……
ふとソファーに目を向けるとそこにはエプロンを着けた天使がすやすやと寝息をたてていた。
全く……風邪引くぞ。
「ゃだぁ……まだねむぃ……」
やれやれ。しょうがないな。
眠っている佐々木を抱き抱えて部屋まで連れて行く。
…………ダメだ殺られる……この無防備な顔は危険すぎる……
いかん、俺は年上萌えではないがロリキョンでもない………。
それにこんな愛らしい佐々木を泣かせる訳にはいかないからな。
頑張れ理性!
「ほら、部屋につきましたよお姫様。」
優しく壊れないように佐々木をベッドに寝かし布団をかける。
さてさっさと部屋を出よう。この部屋の空気は俺の理性を粉々に砕きかねん。
「きょん…………」
ん?なんだ佐々木?
「…………すきぃ…」
……………HAHAHA…寝言だよな。
これはアレだな。偶蹄目鹿科のキョン(別名ヨツメジカ)のことだよな。
もしくはスキーだ。そうだそうに違いない。
さぁ下に行って橘の手伝いでもするか……
ヤバいな俺顔真っ赤だなきっと。
「僕は起きてるよ…キョンのばか……」
続け
支援
>>538 ハルヒの扱いが悪すぎると反感を買うぜ。何度も言わせるなよ。
以上です。
今更だが前回のに指摘及び感想くれた人達ありがとうございます。
それと橘さんゴメンナサイ
>>562 スマンやむを得ないんだ。
ここを詳しく書くと次の日ハルヒが戻ってるか否かがゴニョゴニョ
というわけで次々回くらいにハルヒがしっかり出る予定…
小ネタ作品に突っ込むのはどうかと思うぜ。
何度も(ry
よろしいんじゃないでしょうか。
上の上といったところでしょうか乾巧くん。
>>562 ここのスレではデフォだし、よそに持ち込まない限りはいいだろ。
>>566 ありがとう社長さん
ハルヒが好きですきょこたんが好きですでも佐々木さんはもーっと好きです。
ありがとうみなさん。
>>569 562のアンカーをよく見てみ?あなたのではないよ、ご安心を。
あ、幼佐々木GJ。
571 :
みょーん:2008/01/08(火) 19:09:14 ID:BnVQQATh
>>526 >>531 ご意見ご指摘ありがとう。
ではまとめに挿絵として載せていただくような場合は
ここで作者さんと住人に許可及び告知をとる/するということでどうだろうか。
幸い「茜色」の作者さんは気に入ってくれたみたいなのでそのままで…
Wiki管理人さんのために避難所にもそう書いておく。
長々とスレ汚しスマソ、次から名無しに戻るよ
572 :
スパルタ式:2008/01/08(火) 19:36:39 ID:oM6opOq0
「くっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっくっ・・・・・・」
「くっくっくっ・・げほっ!ごほっ!!
お、お母さ〜ん。難しいよぅ、疲れるよぅ」
「大丈夫、君は頑張れば出来る子なんだよ。
さぁ、練習を続けよう!」
・・・あいつの教育方針には逆らわないつもりだが、あの特訓に何の意味があるのだろうか。
俺にもさっぱり判らん。謎だ。
>>570 俺何やってるんだろうね。ああ恥ずかしい…
>>572 あの笑い方は佐々木家伝来だったのか…
作中では古泉も同じような笑い方をしたことがあるんだけどね
最近フラクラが不足してるな〜ガチは26-760が最後?
フラクラネタのベストはラブレター騒動が一番人気かな
577 :
朝焼けの詩:2008/01/08(火) 22:17:46 ID:eQdsvO2o
朝、僕は目を覚ます。
まず僕の視界いっぱいに映るのは、キミの寝顔。幸せそうなその寝顔。
どうやら、ここはベットの中らしい。僕は眠っていた。目の前の彼も、やはり眠っている。
僕達はお互い、裸であった。身につけているものは、僕の左手首に巻かれている腕時計以外、何も無い。
毛布だけが僕達の体を覆い隠している。
全ての感覚が新鮮であり、そしてとても鮮明だ。裸でベットの中に入った事なんて、今日が初めてなんだ。
天井を見つめる。不思議だ。ここは僕の部屋ではない。彼の部屋なんだ。
他人の部屋で目覚める瞬間というのは、言葉では言い表す事の出来無いとても不思議な想いが僕の胸に宿る。見慣れない風景。
そわそわとして、落ち着かない。
僕は布団の中で何度も寝返りをうつ。僕の指先が、彼の首元に触れる。
冷たい。
ひどく寒い朝だ。吐く息は、淀んだ白を生み出す。僕はそれをしばらく見つめる。
「参ったね」
疲れ果てたように、極自然に僕は独り呟く。
確かに僕の体は、疲労を訴えていた。
578 :
朝焼けの詩:2008/01/08(火) 22:18:26 ID:eQdsvO2o
ひどい頭痛の中、僕は不思議な感覚の中、ふと目覚め、そしてまさしく今この瞬間まで、彼と同じ空間の中で過ごしてきた。
彼が起きる気配は今の所無い。殆ど無い。もしかしてこのまま起きて来ないかもしれないと不安になる程に。
それでも彼は時折、苦しそうに唸りながら寝返りをうつ。それを見る度僕はどうしようもなく不安な気持ちになる。
僕は彼を眠りの世界から引き摺り下ろすべきなのだろうか。否か。と悩む。
もしかして、彼は今、悪夢でも見ているのかもしれない。
そんな彼を僕は見つめて、しばらくして、僕は彼の体に暖かい毛布を掛ける。
僕の頭痛は、治まる気配を見せない。
僕は左手首に巻かれている一秒の狂いも無い腕時計を見る。
AM.4:28
なるほど。どおりでまだ、外は暗い訳だ。
季節は今、全てを凍てつかせる程の見事なまでの冬であり、雪もちらほらと垣間見える程だった。
彼は、ベットの中で何度も寝返りをうつ。
眠っている彼の指先が、僕の首に触れる。すると僕の鼓動が、信じられないくらいに高鳴る。
目の前の彼は、未だ夢の中だというのに。
579 :
朝焼けの詩:2008/01/08(火) 22:24:36 ID:eQdsvO2o
「おはよう。佐々木」
彼は不意に、目を覚ました。
何の予兆も無く彼は瞼を開けて、瞳を露にする。
彼は笑っていて、その事が私の気持ちを幾らか安堵させる。目を覚ましてくれた事を心から有難いと思う。
「よく眠れたか?」。眠そうな目を擦りながら彼は僕に訊く。
「とても」。と、僕は短く答える。やはり僕も、幾らか眠たかったのだ。
「それは良かった」
「ねえ、今日はこれからどうするんだい?」。と、僕は彼に訊く。
「しばらくしたら、映画でも観に行くか」
「良いね。でも、今はどんな映画がやっているんだろう?」
彼は言う。
「なんでも良いんだ。映画を観るという行為そのものに意味がある」
「映画を観るという行為、そのものに意味がある?」。僕は繰り返す。
「そうだ。今は無償に、俺と佐々木とで、どこかに向かって何かをしたい気分なんだ」
「それが、映画?」
「なんでも良いんだ」
と、最後に呟いてから、彼は僕の体を抱き寄せる。
僕達が共有し合う体温には、どこか憂い色が混じっている。
部屋の窓からは既に、鈍い光が一筋、薄暗い部屋に差し込んでいた。
AM.5:04
僕達は、ひどく寂れた空間でしか存在意義を見出す事が出来無い。少なくとも今はただ、そうする事しか出来ていない。
キミが僕の体に訳も無く触れ、僕もキミの体に触れる。馴れ馴れしく、僕達は触れ合う。
そうする事に何か意味があるから、僕達は互いの体温を感じあう訳では無い。意味なんて無い。
必要なのは、証だ。何故キミが僕の隣に寝て、僕がキミの隣に寝ているのか、証が欲しい。それ以外はどうでもいい。
僕達は、互いの体温を確認しなければいけない。
その指先に、貴方を感じない訳にはいられない。
580 :
朝焼けの詩:2008/01/08(火) 22:26:04 ID:eQdsvO2o
「僕達は、恋人?」
「そういう事になるな」。目を細め、笑いながら彼は言う。
僕は言う。「信じられない」。と、僕は心からそう思う。
「なぜだ?」
「キミの周りには、美しい女性が多すぎる」。と、僕は言う。
「そんなのは関係ないだろ」
「あるさ。例えば、涼宮さんとはどうなったんだい?」
「あいつは無二の親友だ」
「他の女の子達は?」
「何度も言ったように、関係無い」。彼は僕の目を真っ直ぐに見つめながら、そう宣言する。
「浮気は?したいと思う?」。と、僕は訊く。
彼は言う。「そんな事、するだけ無駄だ」
「でも、男の人はみんな浮気をする」
「俺はお前が好きだ」。彼は言う。「それ以上、答えが必要か?」
僕は首を横に振る。そしてもう一度彼の胸に飛び込んだ。
581 :
朝焼けの詩:2008/01/08(火) 22:26:33 ID:eQdsvO2o
彼は服を着た後、ベットに腰掛けて、コーヒーを飲みながら話始めた。
「中学時代は、一度たりとも素直になれなかった」
僕も下着を履いて、服を着た。紺のスカートに、首の開いた桜色のシャツ。厚手の真っ白なカーディガン。
彼が自分から何かを語り始めるという事は、とても珍しい事のように思えるし、実際珍しい。なので僕はとても興味を惹かれる。
僕は彼と体が密着し合うまで寄り添い、話を聞く事にした。彼の右手に、僕の左手を添えながら。
「素直になれなかったというより、認めたくなかったのかもしれんな。もしかしたら俺もお前と同じように、恋愛を精神病の一種のように思っていたのかもしれない」
彼は言い終えてからまた一口とコーヒーを飲んだ。その間、僕は何も言わない。
「俺はお前に惹かれていたんだ。どうしようもない程に。それでも俺はその時は、恋愛感情なんてものを測るものさしなんて、持ち合わせていなかったんだ。そんで、俺はそのまま、自分の胸の内に秘めている感情に気づかぬまま、中学を卒業し、お前と別れちまった訳だ」
「そこで終わってしまうと、なんだか間抜けなストーリーだね」。と、僕は笑った。
彼は言う。「でも、そこで終わりじゃ無かった訳だ」。と、「このストーリーにはまだ続きがあってだな」
僕は言う。「知っているよ」 「彼女と彼は、偶然近くの駅前で、一年ぶりに再会するんだろう?」
「その通りだ」。と、彼は言う。そして笑う。
「運命の再会って奴かな?」。僕は笑いながら彼に訊く。
彼は言う。「運命かどうかはわからないな」。彼は続ける。「わからないが、俺はお前と出会えて良かったと思っているよ」
僕はそれに、黙ったまま頷いた。
582 :
朝焼けの詩:2008/01/08(火) 22:27:10 ID:eQdsvO2o
刻々と刻まれる時計の針を見つめる。
AM.6:30
窓辺には、眩い程の朝日が染みていた。今日という一日が、今、始まる。そんな予感がしていた。
カーテンが風になびいて、その風が僕達二人を包み込む。
幸福は、もしかしたらこんな風に、何気無い日常に隠れているのかもしれない。
僕は不意にそんな事を思う。
「好きだぞ。佐々木」
照れ臭そうに彼は言った。紅くなる彼の頬を、朝日は照らし出す。
僕は笑う。笑ってしまう。だって、その台詞はとても彼らしくなかったから、可笑しくて笑ってしまう。
すると、彼は悔しそうに怒る。彼が怒るのは、とても珍しい。普段はとても温厚な人だから。
そして、彼は拗ねる。拗ねて、プイッと、僕に背を向ける。そんな様も、可愛いと思えてしまう。
そんな時間を過ごして、また僕は笑う。笑って、彼の手を握る。
とても強く、そして、優しく。
「好きだよ。キョン」
そう言ってからまた、僕は笑った。
両手から溢れんばかりの幸せを抱えながら、僕達は頬を紅く染め、寄り添いあい、
そして、白く光る朝日を、二人で眺めていた。
以上です。
まあ読めばわかるとは思うけど夜にセクロスした後の休日の朝みたいなのんびりした感じに書けてたら良いなと思う。
自分のssは「キャラ崩壊してる」とかよく言われるから今回はちょっと安定させたつもり。
>>525 自分は、茜色の雫の中の人なんだけど、自分は
>>526の言うように挿絵?を描いて貰えてただ単純に嬉しかったっす
個人的にはあんまり気にしなくてもいいとおもうし、大抵のss職人さんは喜ぶと思うからどんどん描いちゃって良いと思う
まあ参考程度に聞いといて。
>>583 禿げ上がる程にぐっじょ
だがこの溢れ出んばかりのパトスをどうしてくれるんだ
いい文章だと思うけど、佐々木が、現実の事とは信じられない(ほどうれしくて幸せな状況にある)
というのが強すぎて、現実感がまるっきりなかった。
のんびりどころか「必ず醒める夢」のせき立てる感覚しかなかったなあ。
「彼は言う。」が多いよ。
ニ次創作にもある程度の現実感が必要なのか、はたまたやはり佐々木というキャラは幸せすぎるとあまり輝けないキャラなのか(悪い意味じゃないけど)
どちらにせよ自分の力量不足、技術不足。精進します。
でもやっぱり、自分で書いてても佐々木が佐々木じゃないような気がしたよw
だがそれ以上に自分が書くキョンは素直すぎる。鈍感っぽさが無すぎる。
今度は読んでて苛立つ程キョンがフラクラするssにでも挑戦してみようかしら
>>583 GJすぐる…と思ったら「茜色」の中の人だった。
個人的には583みたいなラブい佐々キョンがドツボなんだ。
空気読まずにまた絵を描かせていただきたいけど
文章が美し過ぎて画力がおいつきそうにないw
>>583 とにかくGJ
こういうのほほんとしたのは読んでて幸せになるね……
さて空気を読まずTHE駄文・幼女ササッキー番外編を投下したいのだけどまた3レス程良いかな……?
ドゾー
だめ
>>591 聞いといてあれだけど投下するよ。
じゃあ聞くなって話だが。
佐々木が小さくなった。胸のことでは無く身長のことだ。
見た目的には小学一年生ぐらいといえるだろう。
そしてご都合主義的に佐々木の両親は旅行中で家にいない。
そんな天涯孤独(?)なしゃしゃき―もとい佐々木を可愛そうに思った俺は佐々木の身の回りの手伝いをしてやることにした。
このお話はそんな設定とともに、世の理とか世間の目とかキャラの性格とか人権とかいろいろなこと無視したフリーダムなストーリーだ。
しゅくしょう番外編 〜夢の中へ行ってみたいと思いませんかくっくっくっ〜
「やはりキョンさんに佐々木さんは渡せません!佐々木さんは神聖で不可侵な我らが佐々木団の団長様なのです!」
「あの…橘さん?私はいつの間に団長なんかに……?それに佐々木団てそのまますぎじゃ……」
「誘拐犯のくせに権利を主張してるんじゃねぇ。佐々木は俺の親友だ。お前になど危なっかしくて任せてられるかよ!」
あぁキョン。そんな必死に私の所有権を主張してくれるなんて嬉しいよ。
ただそこは「俺の嫁」と言って欲しかったな。
そしたら直ぐにでも拇印と婚姻届を持って来るのに。
「何言ってるんですか!キョンさんと二人きりの方が危ないに決まってるでしょう!?」
「どういう意味だ!何があろうと俺は佐々木を守ってみせるぞ。少なくともお前よりは頼りになるはずだ!」
カッコいいよキョン最高だよ…
『守ってやる』だなんて『百人の女性に聞いてみました意中の男性に言われたい言葉ランキング』とかで常に上位にランクインしそうなセリフじゃないか。
「何言ってるんですかそういう意味では無いのです!ロリキョン疑惑のあなたと可愛い可愛い佐々木さんを二人きりにしたら《禁則事項》とか《N(*゚ヮ゚)G》みたいな展開になるに決まってるじゃないですか!」
ななななな何を言ってるんだい橘さん!?
私のキョンはそんなことしないよ!ねぇそうでしょキョン!!
「ぐ……そんなこと……」
否定しないのかよぉぉぉ!!
そこはもっと強く否定しようよ!いや私はそれでもいいんだけど!いやそうじゃなくて!
人間性が疑われてしまうよ!?
「ほらやっぱり。あなたには任せられませんね!佐々木さんはうちで引き取らせてもらいます。まぁあなたが今この場で佐々木さんに愛の告白をしたら話は別ですけどねー!さぁ行きましょう佐々木さんハァハァ…」
待て待て待て君の方がよっぽど危ない気がするよ橘さん!?さっき自分で不可侵って言ってたじゃないか!
なんかハァハァ言ってるし!ヤバいこれは本気で貞操の危機か!
キョン………助け………
「くそっ、こうなりゃ言っちまえ!佐々木、好きだ!!だから俺のところへ来てくれ!」
次の瞬間私はキョンに抱き締められていた。
ああ……やっと願いが叶ったんだね………ありがとう神様…あ、神様は私か。
「キョン……僕、いや私もあなたが好きだよ…」
言えた………ごく自然に……。僕→私への移行も完璧だ。
ああ夢みたいだ。こうしてキョンと抱き合えるなんて。
何度夜闇の中丸めた掛け布団で練習したことか…
「全く世話がやけて困っちゃいますね!こうでもしないとお互いの気持ちすら素直に言えないだなんて。まぁ私もちょっとアレな人を演じた甲斐がありましたね。」
橘さん……今までのは演技だったのね………
ごめんなさい本気でそっちのケがあるのかと思っていたよ。だって目がマジなんだもの。
「酷いです……まぁこの際それはどうでもいいでしょう。さ!誓いのキスを!」
きす………?魚類の?
え?ちゅうですか?口と口の?
そそそそんなまだ心の準備が……
「佐々木………愛してるぞ…」
そんな真剣な瞳で見つめないでくれ溶けちゃいそうだ。
キョン………僕もだよ。愛してる………
体が元の大きさならよかったのに……
あぁキョンが腰を屈めて顔をこちらに近付けてくる…
目はつぶるべきだよね?
手はどうするの?キョンの手を握る?
あぁもうなんでもいい……
お父さんお母さんごめんなさい。私は大人になります……。
―――――――――――――
あれ?
何の感触も無い?
恐る恐る目を開けるとそこには……
「むー…………」
目をつぶり口を尖らせ私に迫るツインテール………
きゃぁぁぁぁぁ!!
「ぎゃぼっ!!さ、佐々木さん起きてらしたんですか?」
なんであなたがこんなことをしているのそっちのケは無いんじゃなかったのキョンはどこよ!!
「く、苦しいです首絞めないでください………」
ああそうか………夢ね。dream。
くっくっくっ……夢オチなんてベタすぎて最近では逆に見ることも少ないというのに少しは需要を考えて供給しなよダメ作者が!!
『一日お○ちゃん』を読んで佐々木さんが小さくなったら可愛いかもだなんて妄想に取り憑かれた挙げ句
こんな冷静と情熱の間を行ったり来りするわけでもないどっかで見たことあるような無駄に長い茶番を展開してキャラを崩壊させるとはお前は一体何様のつもりだ以下略!!
さっきのが閉鎖空間だったりしたら最高なのに何の変哲もない夢とは………くっくっくっ………本当に涼宮さんとは正反対じゃないか……
彼女は夢と思いながらも現実でキスしてるのに……
おっともうこんな時間か。いつの間に寝ていたんだろう私は。
そうだ鍋を火にかけている間少し休もうとテレビを点けて……寝てしまったんだね。全く子供じゃあるまいし………いや今は子供なのか。
「さて、橘さん。あなたには罰を受けてもらおうかな?」
「な、なんでしょうか……」
なんで嬉しそうなんだい?
「じゃあまずあの大鍋をテーブルに持ってきてもらえるかな。それと風呂掃除やり直し。モデルルーム並みに綺麗になるまで磨くこと。それが終わったら一番風呂をあげるよ。さぁとりかかるのだ!!」
「了解です!」
ものを言う前と後にsirとつけろ!!!
『sir,yes,sir!!!』
くっくっくっ…この私ともあろうものが寝起きで少々ハイになっているようだね。
さてキョンが帰って来るまでまたテレビでも見ようかな。にこぷんがはじまる頃だ。おっと今はぐーちょこだったかな。すぷらっぴスプラッタ。
そしてまたそのまま寝てしまう佐々木さん。
以上ですゴメンナサイ
ああ怖い……
>>596 ラストで知性の低下がよく窺えるなwwwGJ
598 :
597:2008/01/09(水) 00:29:19 ID:bvxMKNIf
>知性の低下
の対象はもちろん幼化したささっきーね。なんか誤解を招きかねない表現だったんで補足。
誤解するのは荒らしだけだから別に平気だと思うぞ。
本来アニキャラ板ではまだアニメ本編に出てないから、
という理由でお引越しをしたわけだが、
削除人から一応OKのお墨付きはもらってたわけだし、
何より、
age荒らしこそいなくなったっぽいものの、
人はけっこう減った感じだし、
こっち移転してからの方が変な荒らしというか、けんか腰のヤツが
跳梁跋扈する現実をみるに、
なんのために引っ越したのやらという気がしないでもない。
>>583GJ
幸せすぎると佐々木も普通の女の子になるのだろうか。
それとも、普通の女の子になったからキョンに選ばれたのだろうか。変な女が普通化するに従ってキョンがデレるとか。原作見てもそんな雰囲気がチラホラ
>>595夢でもきょこたんの扱いが・・・
>>600 【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part26【変な女】
1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2007/12/06(木) 17:40:57 ID:3mQ37kNW
600 名前:SS「据膳は黄泉の味」[sage] 投稿日:2007/12/21(金) 03:21:47 ID:tIATZiwy
【涼宮ハルヒ】佐々木とくっくっ part27【変な女】
1 名前:この名無しがすごい![] 投稿日:2007/12/29(土) 19:53:39 ID:cxzkCEUJ
600 名前:この名無しがすごい![sage] 投稿日:2008/01/09(水) 01:01:31 ID:usSoIfc2
ちっとも減ってないな
>>600 あんなもん「厳格にする」削除人が出てきたらアウトだろ。
削除以来ならともかく、移転願いだったら簡単に受理されそうだ。
>>602 おお、むしろ早くなってるなw連レススマソ
前スレは人大杉で極端に進行が遅かった。現スレの進行は9月以降の普通の速度だと思うよ。
1日50レスくらいが9月以降は普通。
速度とか人が減ったとかもういいんでない?
減るときゃ減るし寂しいけど、受け入れ先が見つかったことに素直に安堵しようよ
607 :
佐々木の実験:2008/01/09(水) 03:16:03 ID:SIe/Scpu
みんな、 佐々木の実験 でググってみろ!
素晴らしいSS【15禁】が読めるぞ!
「ていうか、お前本当に胸ないな……揉むというか撫でてる感じだぞ」
>>607 これは素晴らしい。ありがとう。
その後のキョンに降りかかる騒ぎが気になるところだ(・∀・)ニヤニヤ
>>610 ぐはぁ、嫁間瀬ぬ、もとい読めませぬ。
読み方教えてください美しい佐々木さん
それは「しょうしゅん」と読むのだよ
新春…つまりは新年を褒めたたえることだね、くっくっ
>>610 脱いでいないにもかかわらず、ものすごいエロを感じるのは俺だけだろうか。
やれやれ、俺は保存した。
「あ〜れ〜」がやりたい
キョン、君に手紙を書くよ。くっくっ
みくるさん、ハルヒさん、ユキさん達SOS団のメンバーは元気かな?
ところで、今度2泊3日で僕と温泉旅行なんかはどうかね
一人で旅行すると危険だからね。男の君と違って僕は一応女だから
雌、つまり、女はこんな時不便なものだよ
初めて君と泊まりで旅行したのは、この時頃だったはずだね
じっと自宅にいると体がなまってしまうから、是非来て欲しい
メンバーは、残念ながら僕と君の二人だけだ
仕方無いね。僕達共通の友達は皆予定が入っているし、SOS団では僕は部外者だから
橘さん達は一緒じゃないから安心してくれ
いい返事を期待しているよ。くっくっ
キョンはOKしてくれた。温泉のある民宿に泊まることになり、
民宿と言えば同じ部屋で、、、、姫始め、姫始め、姫始め
当日、国木田君をはじめとする僕達が仲良かった男女数名がいた。
「友達多い方が楽しいだろ。集めるのに苦労したんだぜ」
そして、男女別の部屋で寝ることになったみたいだ。キョン、君って奴は、
(もしかして、あたし達はお邪魔虫?)
(当然だろ)
(終わり)
>>610 結局、それ、もう片方のSOS団長は出来上がってないのか?w
テレビつけたらローカルニュースで
「佐々木様」の霊を慰める訳の分からん宴会の様子があってて牛乳吹いた
佐々木には念願叶って大往生してほしい…
か?
きめで
「やぁ、キョン」(この出会いを得る為に僕は努力したんだよ)
「よう、佐々木。お前も実家はここなのか?」
「ああ、そうなんだよ。偶然だね」(当然ウソだ)
「お前の家のお墓も・・・ここにあったのか?」
「僕の実家のここにあるんだ。本当に偶然だね」(無論ウソだ)
「お前はお参りは終わったのか?」
「僕の方は先にお参りさせて貰ったよ」(果てしなくウソだ)
「俺はまだなんだが、良ければお前も一緒にお参りしてくれないか」
「ああ、これも何かの縁だね。謹んで参らせて頂こう」(適当にさせて貰うよ)
・・・くっくっくっ。
「どうしたんだ、佐々木」
「何でも無いよ。さあっ、行こう」
・・・キョン、君のそんな人を疑わない性格って僕は好きだよ。
世間の汚辱にまみれた僕には想像できないほどピュアだ。
出来ればそんな性格のままでいて欲しいと思うけど、少しは嘘をウソと見抜く眼が必要と思うよ。
僕の様な人間にかどわかされない様にね。くっくっくっ・・・・
627 :
この名無しがすごい!:2008/01/09(水) 22:40:56 ID:ETDSx/uU
>>441 亀ですみません
たまに佐々木さんいますよキョンの『親友』として(それ以上でもそれ以下でもないですが)
ほとんど書かれないのはライバルでも壁でもないからですよ
相手にもならないキャラわざわざ書くのめんどいでしょ?
>>626 >(適当にさせて貰うよ)
コラっササッキーw
キョンスレで佐々キョンが叩かれてるな
各キャラスレでネガティブキャンペーンをしてる香具師がいるからね・・・
え、アレってうちの書き手さんじゃないの?
文体が似てるけども。
632 :
この名無しがすごい!:2008/01/09(水) 23:25:01 ID:ETDSx/uU
>>629 キョンスレは冷静にキョンと周りのキャラの関係を見てるからだよ
このスレの佐々キョンが異常
一部の熱狂的なファンは佐々木さんが少しでも扱いが悪かったらすごい叩くからな。
自分たちは他キャラ叩いてても例外っていうか気づいてないのが、ね。
とりあえず二次創作に熱くなって文句つけるのはやめよう。何のためのキャラスレだ。
『〇〇が嫌い』なんてのはわざわざ言うこともないだろう。
それと本音を言えば若干耳が痛い話だ。妄想垂れ流してスマソ
二次創作を免罪符にするのもなあ
当然叩いてる奴は叩かれる覚悟があって叩いてるんだろ?
来るべくして来ただけだ
お絵かき版つながらねぇ
637 :
この名無しがすごい!:2008/01/10(木) 00:19:34 ID:RlOLKGdD
見てきたけど例のキョンスレの奴って佐々木スレ住民だよね…
文章的特徴、空気読まずに妄想垂れ流し議論始める、住民がうざがってるのに消えない。
以前はハルキョンのネガキャンしてたのにどういう風の吹きまわしかな。
板移った途端だね。いい加減にしてほしいよ。
ハルヒも佐々木も鶴屋さんも朝比奈さんも長門も朝倉も喜緑さんもきょこたんも九曜もキョンも古泉も
み〜んな好きだ
文句あるか
しかしここまで分かりやすい釣りも珍しいな
>>627 ながるんがどう考えているか知らんが、ラブコメ文法では佐々木さんはヒロインの恋のライバル。
このスレ的には残念ですが、最終的にはメインヒロインが勝つ。これもラブコメ文法
>>583 君の新しいブログを最近見つけたんだけど、前にブログやってた時と作風がかなり違うな
今の方が文章が上手くて綺麗だけど、あんまり原作には沿ってなry
亀ですまんけどやっと君のブログ見つけられたので嬉しくなって報告
新作も激しくGJ でもちょっと佐々木が普通の女の子すぎる気が
>>642 個人サイトの評価とかは、そのサイトのコメントとかを使おうぜ。
宣伝うぜー
645 :
この名無しがすごい!:2008/01/10(木) 09:10:32 ID:PFgM/PfO
>>643 すまん何故かそのサイト俺の携帯からじゃコメント出来ないんだ。
sageろよ!
俺も試してみるからサイト名教えれ。
宣伝乙と呼ばれない為にも自前で探した方がいいと思われ・・・・。
ここにカキコしている絵師さんとかは、サイト名やHNも伏せているしさっ!
そもそもサイト名もURLも載せてないのに宣伝になるの?
よく読もうね^^
>>649 なるんじゃない?
前に投下するときも「自前のブログが〜」云々と長々と言ってたし。
というわけで早く教えれ
653 :
この名無しがすごい!:2008/01/10(木) 12:51:20 ID:PFgM/PfO
>>651 サイト名もURLも出してないんなら宣伝になんなくないか?
サイトの存在の有無を明らかにしただけじゃアクセス数は増えないんじゃない?
ってか何でそんな喧嘩腰なんですかね^^;
さげ忘れた。ごめんよ。
個人サイトの宣伝したけりゃ勝手にしたら?
PFgM/PfO必死だなww
宣伝と知りながら教えて欲しいと言ってるのは誰だ―、禁断症状でも出たか?
俺も禁断症状だから教えて。え?駄目?
すみません自分のレスでこんな荒れちゃって
>>583も
>>652もすみません。個人サイトの評価に繋がるレスはこれからも極力控えます。
すまん、変な書き込みして。サイト宣伝は問題があるから、避けた方が良いと思う。
今週のジャンプに載ってるうろおぼえウロボロスの
小山少が佐々木さんに見えてしょうがないのだが……
よりによって西尾維新ものをもちだすのはやめといたほうがいいと思うぜ。
よかった、ここに移転してたのか
アニキャラ板になかったから潰れたのかとおもた
俺も昨日ググってやっと見つけたw
>>662,663
よう、久しぶり。
やっぱりwikiトップに板移転のお知らせを
ちょろっと書いた方がいいんじゃないかと思うんだが…
個人サイトはサーチエンジンの佐々キョンカプで探せば大抵はすぐに見つかったハズだけど
最近は需要も増えてきたし探しづらいのかね…
チラ裏ネタで申し訳ないのだが、27-123のモデルになった佐々木嬢が正社員に採用されたんだ。
俺の言う事聞いてくれて成功して、本当に嬉しいことこの上ない!
今日は残り少ない小遣いで、祝杯を上げに行ったよ。
本当に、チラ裏ネタで済まん。
>>666 うん、よかったね。
よかったから、これ以上ひっぱらないでね。
佐々木さんと観覧車に乗りたい
>>666 オーメン乙!
2次元厨やヒッキーに関係なくSSを投下してくれ。
あんたの1日、SS4〜6連投は凄かったぜ!
「みんながキョンにするように
僕もフラグを立てれば良かった
好きだと言えば良かったんだ
卒業後離れるのは嫌だと言えば良かったんだ
何でそんなことに気づかなかったんだろう…」
元ネタ分かる人いるかな…
先日、メールをしていた時のことだ。
どんな話の流れだったのかは覚えちゃいないがこんなメールが来たんだ。
『じゃあ、佐々木と言ったら何を思い浮かべるんだい?くつくつ』
俺は「横浜、フォーク、大魔人」と返信した。
佐々木と言えば彼しか思い付かないからな。
だが、それまでテンポよく続いてたメールが途絶えた。
かと思ったらいきなり橘から
『キョンさんは死ねばいいと思います』
ってメールが100通も来やがった。
まったく、佐々木も橘も何を考えてるんだか?
キョン、お前は誰とメールしていたんだww
えっ?佐々木さんとじゃないの?
>>672 佐々木が返信もらう→あまりのフラクラに我慢できず橘に愚痴→橘が手動迷惑メール送信機に
かな
675 :
この名無しがすごい!:2008/01/11(金) 00:59:17 ID:LnnpOScl
>>671 佐々木は何を期待してるんだい?キョンなんだから甘い期待はするだけ無駄さ
メールの話だがまだ続きがあってな。
橘からのメールで鋭い俺は理由はわからんが佐々木が怒っていることを察した。
だから、とりあえず謝罪の言葉と御詫びを兼ねて休日の誘いのメールを送ったんだ。
ハルヒの奴を怒らせた時によく使う手なんだが面白いことにハルヒと同じ反応が返ってきたわけだ。
返信の内容は敢えて言う必要もないだろう。
性格は真逆と言えどどっちもはた迷惑な神様だからな、通ずるところがあるんだろう。
それで当日は佐々木の行きたいとこに付き合って最後に喫茶店で話をしていたわけだ。
すると突然佐々木が
「この前のことだがアレは僕の訊き方も悪かったと思ってね。
だから、改めて正々堂々訊こうと思う。
僕って言ったら何を思い浮かべるんだい?」
と切り出してきた。
この前というのはメールの件であろう。
しかし、何故いきなり『佐々木』から『僕』になったんだろうか?
理由はわからんがとりあえず『僕』について考えることにした俺に
「あまり深く考えずパッとでてきたことでいいから」
と佐々木。
だから、俺はパッとでてきた言葉を列挙したんだ。
「国木田。古泉。ついでに藤原……だな。
ほら?あいつら一人称がぼ……ヘブシッ!」するとどこからともなく現れた橘にスタプラも裸足で逃げ出す拳を撃ち込まれ、
更には佐々木にコップの水を頭にかけられた。
という散々な日曜を過ごしたわけなんだが、俺の回りの人間は本当にろくな奴がいないな。
俺はただ質問に答えただけなのに。やれやれだぜ
>>676 きょこたん行動早すぎw
ストーカーじゃねえかw
もういっそ佐々木はきょこたんに乗り換えた方がいいのでは?
>>676 続き考えたんだぜ
その夜橘から電話があり、俺が佐々木を怒らせてしまったことについて
その理由も含めてみっちりと説教された。
なるほど、あれは佐々木自身についての意見が聞きたかったのか。
次の日曜日、俺はまた佐々木と出かけることにした。
今度はちゃんと答えてやろう。
佐々木といえど、女の子だ。色々と気を使ってやった方がいいのかもな。
そして日曜、二人で映画館やデパートなどに行った後
俺達はバス停のベンチに座っていた。
「今日は楽しかったよ、キョン」
「そうか、それは良かった」
俺は笑顔の佐々木を見て少しホッとした。
「それにしてもたくさん歩いたなぁ」
俺が関節をコキコキ鳴らせてそう言うと、
「疲れたかい?もし良かったら横になったらどうだい?僕の膝でよければ貸すよ」
佐々木が微笑む。
しかし、今日は佐々木のために一緒に過ごしたのに、余計な苦労をかけたくはないな。
「いや、いいよ。枕なら俺の鞄で充分だ」
「…………」
「どうした?」
「いや、別に…」
佐々木は、ふぅ、とため息をつくと、
「そうだ、キョン。少し喉が渇いてしまったんだが、君のそのお茶を少し分けてくれないか?」
そう言って、俺の手にあるお茶のペットボトルを指差す。
「これか?でも、これ飲みかけだぞ?」
「ああ、構わない」
そうは言うが、今日は佐々木のための日なんだ。せっかくだから新しい飲み物を買ってきてやろう。
俺は席を立つと、近くにあった自動販売機で生茶を買って、佐々木に手渡した。
「ほら、せっかくだから新しいのを飲めよ」
「あ、ありがとう…」
佐々木は妙に渋い声で答えた。伊右衛門の方が良かったのだろうか。
「そうだ、キョン。今度こそちゃんと聞いておきたいんだが…。この僕、佐々木についてどう思う?」
来た。これだ。もう間違えないぞ。
「そうだなぁ…、鼻先にニキビが出来ててコピーロボみたいだw」
次の瞬間、俺は背後から何者かに固いもので殴られ、意識を失った。
まぁ、そんな訳で、これまた散々な日曜だったわけだが…。
おっと、佐々木からメールだ。
「キョン、君が神となった方が、これ以上無いほど平和でまともで平凡な世界になると僕は思うよ」
なんのこっちゃ。
> この僕、佐々木についてどう思う?
一瞬キョンが「すごく……(ry」と返すのかと期待してしまった orz
並のフラクラでは、古泉が言うような客観的な褒め言葉言うんだろなー
良く考えた
1)
>>1がスレをたてる
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| わーい、新スレたてたぞ〜
\_ _________
∨ ___
∧_∧ ||\ \  ̄|  ̄|
( ´∀`) || | ̄ ̄||: |
┌( つ/ ̄||/  ̄ ̄/ |=|
| ヽ |二二二」二二二二二二二二」
 ̄]|__) | | | |
/ ̄\ / | / |
◎ ◎ [__」 [__」
2)2ゲッターに「2」をゲットされる。
∧ ∧ カタ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚),__カタ_ _< 今だ!2番ゲットォォォォォ
./ つ_|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \___________
(, |\|| VAIO |
'\,,|==========|
3)定番の煽り攻撃を受ける
Λ_Λ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(・∀・ )< うるせー馬鹿!……と
_| ̄ ̄||_)_\_________
/旦|――||// /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| . |
|_____|三|/
「すごく・・・小さいです」なんて言った日には((゚Д゚))ガクブル
亀だが
>>596GJ
最初とき俺の読解力かと思ったのは、次への複線だったのね
単発と思ってました、サーセンw
妄想でここまで突っ走れる貴方が羨ましい
大鍋と一番風呂はかけてあると読んだんだが、誰も反応してない・・・
時間軸あわないし、俺の勘違いだったかな?
age荒らしこそいなくなったっぽいものの、人はけっこう減った感じだし、
こっち移転してからの方が変な荒らしというか、けんか腰のヤツが跳梁跋扈
する現実をみるに、なんのために引っ越したのやらという気がしないでもない。
>>690 つまり、荒らしを片付ければきょこたんと佐々木さんがもらえる、と?
佐々木さん欲しいー
荒れてるよな、とか移転したの失敗だよな、という荒らしだからなあ。
無視するのが一番。
佐々木さんがもらえるとしたら、きょこたんが獅子奮迅の働きをみせそうですなw
>>686 それ、前段階がないと微妙にかわゆさが減らないか。いや、十分かわいいんだが。
>>681 「すごく…(ry」フラグすらクラッシュ
>>695GJ!
…なのだが、GIFファイルに涙目
俺携帯だけど、拡大するとカクカクになっちゃうんだよなあ
>>686は文字読めないし(T-T)
JPGファイルに直す方法ってありますか?
ファイルシークとか試しましたがサイズ小さくなって細かい所見えなくなるんで
おれなんか入滅しそうだぜ!
なんかやたらと速度気にする人が居るみたいだけど、この時期は余所の関連スレもなんだかのんびりしてるみたいだけどなー。
長門スレですら少し落ち着いてるし、速くなってるのはみくるスレくらいかな。
ていうかこのスレも後半になってからやたらと移転問題出す奴は何の根回しだ?
次スレを分裂させる下準備してるみたいに見える。
>>702 だから、荒らしだってば。
また舞い戻ったりしたら存分に叩けるわけだしな。
704 :
SS:2008/01/11(金) 21:03:27 ID:88Plok+R
時事ネタSS投下「鏡開きだよ、佐々木さん」
「本日は1月11日、鏡開きの日だ。本来は1月20日だっただが、徳川家光の命日が4月20日だったので、それを避けるために11日になったのだよ。
武家では切るが『切腹』を暗示して縁起悪いのでわざわざ木槌で叩いて割るんだ。
ちなみに、『割る』という言葉も縁起悪いということで鏡開きの名が定着したんだよ。くつくつ。ゲホッゲホッ。」いけない。ちょっと咽た。
「おい、佐々木大丈夫か?」
「大丈夫だよ。」
今キョンは、僕の家で鏡開きの共同作業をしている。
雑煮の具の下ごしらえはできているから、あとは餅だけだ。
ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン
ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン
「なかなか割れないな。」
「硬いからね。少し代わるよ。君は牛乳でも飲んでくれ。」
「お前牛乳好きだな。もしかしてお前の家の飲み物は牛乳だけか?」
「変な意味は無いよ!!ずっと前から好きだったのだよ!!」
「何興奮しているんだ?」
いけない。『胸を大きくしがっている』なんてバレたら、淫乱だと思われる。
ガンガン ガンガン
「硬いな。代わったばかりで悪いがまた代わってくれ。」
「良いぞ。お前も牛乳飲んでいろ。」
キョン、牛乳飲みかけだよ。行儀悪い。 ゴクゴクゴク。
判らないように、新しいのを足しておこう。これくらいだったかな?
ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン
ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン
「ちょっと割れてきたな。」
「飲み残しなんて行儀悪い。少し代わるから飲み干してからまた来てくれ。」
「おお、悪いな。」
ガンガン ガンガン
キョン、どうしたんだ。僕の後ろから体を密着して。嬉しいけどまだ心の準備が。
「何やっている。代わるぞ。」
「ああ、悪い。」
ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン
ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン
「よし、だいぶ割れてきた。」
ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン
ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン ガンガンガン
その後、キョンには割れた鏡餅で作った雑煮をふるまった。キョンは旨い、旨いと言って何杯もお変わりしてくれた。嬉しいよー
「こうして見ると本物の夫婦みたいだね。いっそのこと本物の夫婦になった方が良いのかな?」
「ブッ 笑えない冗談言うな。俺は毎日のようにからかわれて、恥ずかしいんだぞ。ハルヒの奴は『団の風紀を乱すな』と言って怒るし。古泉は『僕を過労死させたいのですか』と言って嫌味を言うし。」
「昨日私はキョンと二人で共同作業して、体液を交換したのよ。キョンったら『これじゃ全然足りない』って言って夜遅くまで泊まって何回も求めてきたの。恥かしいー」
嘘は言ってないよ。涼宮さん。
(終わり)
705 :
704:2008/01/11(金) 21:20:33 ID:88Plok+R
良い雰囲気のはずなのに、いつの間にか黒くなっちゃった…何故だろう…
年末年始を挟んでの板移転だったので、意外と難民がいるね。
避難所を見てれば分かるはずだけど、Wikiにも告知出してくる?
>>705 体液www
GJ。黒くなったのは佐々木さん視点だからじゃないか?心の内は黒い佐々木さんも可愛いよ
>>706 その方がいいかも知れんね。
どれ程効果があるか分からないですが…
佐々木さんとの共同作業。たとえいやらしい意味じゃなくても、クラスの男子の半分が憧れる。キョン、うらやましすぎ☆
年末年始に人が戻ってきた様なカキコが多かったけど、レス・SS・AA・が増えてないのを見ると、
あえも何かの自作自演荒らしだったんだよね。
さて、またまたしゅくしょうの続きを投下します。やたら長くなってしまった…。
てなわけで4レス程頂きたく存じます。
風呂場の方からまだシャワーの音が聞こえる。
一体橘はどれだけ丹念に掃除してるんだ?
今時の洗剤には擦らずキレイなんてのもあるんだ。そう無闇に時間をかけるもんじゃない。
「おい橘いつまでやってるんだ。水が無駄……」
「…………早く閉めてください。」
「スマン。ごゆっくり。」
一番風呂ですか橘さん………湯船に入ってくれていて助かったぜ。肩から上しか見えなかったからな。
危なかった。それにしても女ってのは皆風呂に入る時は髪を上げるものなのだろうか。
ポニーでないのが残念だがやはり纏め髪にうなじは………その…そそるな。
いかん橘相手に何を言ってるんだ俺は。
《しゅくしょうしゃしゃきW》
「というわけでハルヒがデカくなり佐々木がちっちゃくなったわけだ。」
「くっくっ…やはり原因は君かロリキョン」
「傍迷惑な話なのです!やっぱり力は佐々木さんにこそ相応しいのです!」
結局夕飯は佐々木宅で食べることになり、三人であの大鍋を囲んでいる。
佐々木曰く、当初の予定とは若干違っているらしい。
鍋の中身が余りものを突っ込んだだけに見えるのはそういうことなのだろうか。しかし沢庵とかおはぎは冗談だよな……?美味いから良いが。
「やっぱり冬場は鍋料理が定番ですね!流石佐々木さんです!外身も中身も素晴らしいのです!」
「ああ、ホントに美味いなこの鍋。何で出汁を取ったんだ?鳥ガラか?」
ガラにもなくそんなことを聞いてみる。……別に言ってみたかっただけだ気にするな。
「なに、普通の出汁パックさ。ホントはツインテールで採りたかったんだけどね…くっくっくっくっく………」
「ああエビの味らしいな。しかし佐々木が空想の生き物を話に出すなんて珍しいな。」ガラじゃない…いやなんでもない。
「あ、佐々木さん一番風呂有り難う御座いました。気持ち良かったです!」
「そうかい、それはよかった。しかし橘さん見事に(死亡)フラグ折ったね。キョンのが少し移ったのかな?寝てしまった僕も悪いが…」
なんのことだ?
ところで俺は当初普通に帰るつもりだったのだが、誰だってこんな佐々木に上目遣いでしかも泣きそうになりながら「本当に帰っちゃうのかい…」なんて言われれば断れないだろう。
今の佐々木の微笑みや泣き顔の破壊力に比べればビキニ水爆など可愛いものだ。
………………少し落ち着こう…。
さて話をもどして…
「うん、かなり脱線してしまったね。で、トドのつまり僕は最低でも後三日はこのままな訳だ。」
長門が言うのだからそうなのだろう。疑問形だったのは気になるが…
「まぁその間は俺が面倒見てやるからな。気長に待とうぜ。」
授業で疲れた心を朝比奈さんに癒してもらい、ハルヒや古泉によるストレスを縮小佐々木に癒してもらう……良い生活じゃないか。
「面倒みてくれるのは大変嬉しいけれど、君は一つ大事なことを失念しているよ、キョン。」
大事なこと……
他に何か問題があったか?
「もう忘れたのかい…?最初に僕に尋ねてきたのは君だと言うのに。」
俺、何か佐々木に聞いたか?すまん。覚えていないんだが
「呆れた…僕の両親だよ。三日後の日曜には帰っくるはずだ。」
………忘れてた。
ていうか7歳児(推定)に呆れられる俺って……
『キョンさんのまえだから強がってるのですよ佐々木さんは。』
『別に気にしたりしないから普通でいいのだが…橘のほうがよっぽど子供っぽいしな。』
『さっきのこと佐々木さんや涼宮さんに言いますよ?』
『ゴメンナサイ』
この間一秒。目で会話だ。
「突然幼くなった娘を見たらどう思うだろうね。もしかして僕だと気付かないかもね。」
佐々木はくつくつと偽悪的に含み笑っている。
なんかお前の両親も意外とそうやって笑って受け入れてくれそうなもんだがな。何故そう思うのかはわからんが。
何にせよ佐々木を戻すなら急がないとな。
「ところでキョン。君に折り入って頼みがあるんだが。」
「なんだ。何でも言ってみろ。」
今の俺はお前の頼みなら何でも聞けそうだ。
「今日から僕と一緒に暮らして欲しい。」
ブーッ!!
コーヒーを吐くのは松田優作であっていただろうか。
「な、なんでだ?手伝いなら泊まる必要ないだろ?」
「この体だといろいろと不便だろう?………それに………少し心細いし…」
そうかそうか心細いか。
橘、ニヤニヤするな。なぁ佐々木。わかっててそれやってるのか?
「え?何がだい?」
いや………。いいだろう。側にいてやろうじゃないか。
「ありがとう。そう言ってくれると思ったよ。」
中学時代に幾度となく見たはずの微笑みだが、あの時とは違う悪戯っぽさと愛らしさが溢れている。
若干嫌な予感がしないでもないが、そこはスルーして騙されてみてもいいかなと思った。文句ある奴は表へ出ろ。この佐々木について小一時間語ってやる。
「佐々木さん。既成事実さえ作ってしまえばこっちの勝ちです!頑張ってください!」
本当に何を言ってるんだろうこのエスパーは?
夕食後、佐々木家を出た俺と橘だが、互いに特に話すこともなく分かれ道で別れた。………さっきのことがあるから話づらかったのもあるが。
別れたあと橘が向かった方から「我が偉大なる首領佐々木さんに、栄光あれぇぇぇ!!」と聞こえたが、無理矢理風の音だったと自分に言い聞かせた。
そういえば仮面〇イダーにそうやって死んだ敵幹部がいたな。ブ〇ック将軍だったか……?今思えばヒルカ〇レオンて正直微みょ……いや、やめておこう。スマン。
って一体俺は誰に謝ってるんだ。
三日分の着替えや教科書その他諸々を小さめの旅行鞄に詰め込み、古泉にアリバイ作りのために(留守電だったが)電話をし、自転車で家を出た。
例によって妹もついて来たがったが、軽く無視だ。そんな作られた上目遣いがこの俺に通用するはずがないだろう妹よ?
「ただいま佐々木。」
「おかえりキョン。お疲れ様、荷物重かったろう?」
会話だけなら新婚夫婦だな。見た目は親子……いやそれはないか。年の離れた兄妹辺りが妥当だ。
「いや、大丈夫だ。そんな大荷物じゃないしな。」
正直着替えを持って来る必要もなさそうなものだが……。
「そうかい。じゃあ…ご飯はもう食べたから、お、お風呂?そそそそれともぼ……」
そうだな……疲れたから風呂かな。あ、お前先の方がいいか?
「………いや。先に入っていてくれるかな。」
どうした佐々木。顔真っ赤だぞ。
熱でもあるんじゃ……
「いいいいいから早くお風呂に入りなよ!」
変な奴だな。
じゃあ先に頂くぜ。
「うん…………先に入っていてくれ…。」
支援
支援
さっきから三つ目を投下してるんだが表示されない…
どうして?
行数オーバーとか?
行数が多いか、やたらと長い行があるか、全体の文字数が多過ぎるのかな。
ふぃー。いい湯だなっと。
しかし広いなここのうちの湯船は。
ちょっとした旅館程あるんじゃないか?
橘が掃除に手間取ったのもうなずけるな。
「そうだろう。これは我が家のしきたりに乗っ取って作られたのだよ。皆で入れるようにと広めにね。裸の付き合いというやつさ。まぁ尤もそのしきたりは何年も前に廃れてしまったのだけどね。」
ほう凄いな、裸の付き合いか……………ってなんでいるんだ佐々木!!!!
「なんでってここは私の家だよ?居るに決まってるじゃないか。」
そうじゃないどうして風呂場にいるのか聞いてるんだ!!しかもお前バスタオル一枚だなんてそんなはしたない!女の子だろ!
「いいじゃないか。時間が勿体ない。湯も冷めるしね。それに私は構わないよ、隠す所は隠している訳だし。」
お前がよくても俺がよくないぞいろいろと!
色々がなんなのかは聞くなよ答え辛いからな!
「ほらキョン。体洗うからそっち向いててくれるかなぁ?」
お、おう。すまん…って酒臭っ!!お前呑んでるだろ!
「ブブー!八海山なんてただジュースだよぉー!!くっくっくっ……まぁ少しばかりアルコールははいっているけどね…アハハハハハ」
. , -‐- 、
. ――――――――― ,'. / ト、 ヽ
;;`ヽ ー ‐‐ ―‐ ――― i. ((从ソ 从〉
⌒) ‐‐ ―‐ ツルー――― l. (|┳ ┳i!l
) ;;;`ヽ⌒`)⌒. . _ _ _ (`;ヘハNiヘ '' ヮ''ノハ! 支援!
⌒;;)´⌒;;)⌒;);; )._ ___ (_《:_:__,{_i'づニソつ
完全に出来上がってやがる………畜生これじゃあ出るに出れねぇ……
ていうか7歳児(推定)が酒(しかも八海山)呑んで平気なのか?アルコールの摂取は成長期の体に悪影響なんだぞ!
そんなだから胸も……「何をボソボソ言ってるんだい?胸とか聞こえたけれど?ねぇキョンくん……?」
ぐぁぁぁぁ耳に息を吹き掛けないでくれぇぇ……
「君はいつもないない言うけど中学生のころの私とは違うんだ!ほら見ろぉぉぉ」だぁぁ絡み酒かこいつ!!見れるわけないだろ!
「その目にしっかり焼き付けろ私は貧乳じゃぁ……」フラッ…
お、おっと、佐々木?おい、大丈夫か!おい!佐々木………!!
「ふぅ。僕としたことが上せて倒れてしまうとはね…」
「いや、上せたって言うより酒呑んですぐ風呂にはいるもんだから代謝がよくなってアルコールの回りが……ってどうでもいいか。語るのは俺の役じゃないしな。
それにしても大丈夫か?痛いところないか?」
「くっくっ…平気だよ。君が支えてくれたようだからね。すこし頭痛はするけど……」
良かった……心配したんだぞ。
「それはすまない。ところで僕は何故バスタオルで簀巻き状態なんだい?しかも手も巻き込まれて動けないんだが。」
スマン。なるべく見ないようにするにはそうせざるを得なかったんだ。
「そうかい。僕はてっきりロリキョンのことだからこういう場合は丁寧に隅から隅まで拭いて服も着せてくれるのかと……」
まてまて今は7歳児体型とはいえ佐々木にそんなことはできん。
「なら僕じゃなかったらやっていたのかい?流石はロリキョンだ。」
「い、いやそういうわけじゃなくてだな……って俺はロリキョンじゃない!」
「くっくっ…冗談だよ。君がそんなやつじゃないのは僕が最もよく知るところだ。ただこれで風邪を引いてしまったら責任取って貰うよ。」
ああ………
笑えない。二日連続でロリコン扱いか……
俺が何をしたって言うんだ……。
「まぁ尤も、僕は君がどんな趣味だろうと構わないけどね。」
そう言って笑った佐々木の顔は風呂上がりで上気したのも相俟ってか、とても7歳児には見えない程色っぽかった。
続くのさっ!
これは久々の良長編の匂い、、、GJ!
支援&アドバイスしてくれた方々有り難う御座いました。やっぱ行数多かったみたいだ。
以上です。
前のに感想くれた人もありがとう。涙がでちゃう。
>>688 読まれたっ(´・ω:;.:...
724 :
688:2008/01/11(金) 23:23:08 ID:swKIe/Xf
>>723GJ
ネタばらしサーセンw
みんな敢えて言わなかったんだね・・・KYですまん
いつもネタが多くてとても楽しいです
老婆心ながら少しアドバイス、名前欄にSSの文字をれましょう
あと、Vの「ひゃ?」が「ひょ?」なら少し笑えたな〜と・・・
後者はとても個人的かつ、分かりにくいネタですからご存じないなら無視してもらって結構です
ずっと食傷佐々木かと思ってたら縮小だったのね
―――あなたの・・・SSは――とっても―――素晴らしい―――
>>722 大変嬉しいのですが他の長編職人さんになんか申し訳ないです…
>>724 個人的には気付かれて嬉しかったですww SSはやっぱ入れるべきでしたか。ひょ?ドローモンス(ry
>>725 タイトル変えようかなって思ってる…
>>726 くーたん嬉しいよくーたん
全レスやめた方が良いんだっけね。お願い神様見逃して…
GJ。設定7歳でしたか、流石に幼女には手は出せんわな>キョン
続き楽しみに待ってます
「キョン聞いてくれ。僕はこの頃誰かに見張られている気がするんだ…」
「はぁ?それってストーカーってことか?」
「そういうことになるね」
「佐々木さんが魅力的だからって許せないのです」
ペタペタ「―ワタシト――ドコガ――――――チガウノダロウ――――」ペタペタ
「そいつを見つければいいんだな」
「ストーカーなんて乙女の敵です!見つけたら九曜さんに消してもらうのです!
ボッコボッコにしてやるのです!」
「ふんっ、僕は別にお前のために協力するわけじゃないからな
気まぐれに手伝ってやるだけだ」
「君たちが友達で僕は本当に良かったよ…」
「でも不思議なのです…」
「ん?どうしてだい、橘さん」
「ストーカーがいるわけがないのです」
「へぇ、お前はなぜそう言い切れるんだ」
「私が常に監視しているからですよ」
「「「………」」」「―――」
「だってそうでしょう?佐々木さんの後をつけることなら右に出る者はいない
この私の目を掻い潜ってストーカーするなんて…
いつも佐々木さんの後を付けているのは私以外見当たらなかったんですよ?」
「橘さん、その話ちょっと詳しく聞かせてくれないかな」
「もちろんです。佐々木さんがいない間に部屋に十五の監視カメラを取り付けて
私が家に帰っても佐々木さんを見れるようになってますし、
佐々木さんのアルバムなんかNo.36まであるほどで……あ、話がずれましたね
あれ?なんか私の体が消えかかってるのです!」
「橘さん、人はそれをストーカーって呼ぶんだよ
とりあえず君の言った通りに乙女の敵は消しておこう」
「ひ、酷いのです。知ってるんですよ、佐々木さんだって昨日キョンさんのアルバムNo.243
を見てt(サラサラ
「悪は去った。キョン、皆協力を感謝する。じゃあまた」
「ちょぉおっと待ったぁあ!」
「なんだいキョン?」
「今からお前の家に行かせてもらおう」
「キョン、君が急に積極的になったのには驚きを隠せないが
女の子のプライベートを覗くなら段階を踏まないと…」
「大丈夫だ。俺のアルバムとやらを全部貰えれば部屋には上がらないから」
「そんなアルバム全部なんてさすがのキョンでも持てるはずがない!
No.497まであるんだよ
僕は君がこの若さでぎっくり腰になってほしくなんかないんだ」
「没収!!」
「キョン!君は血も涙もないのか?それだけのアルバムを作るのにどれだけ僕が写真を
撮ったと思っているんだ!シャッターチャンスを逃さないように毎日必死だったのに」
「お前も橘と同じじゃねぇか!!!」
730 :
724:2008/01/12(土) 00:08:47 ID:uWlCTPYe
>>727 ご存知でしたか
なら、「少し落ち着こう→あたま…冷やそう」も分かる…かな?
両者ともただのネタですので、気に入ればまとめに載せるときに採用してもらえると嬉しいです
気に入らないなら、無視していただいて構いません
ト、
| ヘ _/}
少 し … | . ヘ / /
_,ゝリ. | / /
頭 冷 や そ う か … ,--メ、_ 〉-┴―' ' ― ― - : - 、 / / /
ノ--' \、: : : : : : : : : : : : : : : : : \ / / /
, '": : : : : : ヽ}: : : : : : : : : : : : : : : : : : \. / _/^ヽ
/ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :Y/三`: : : : : ヘ
/, イ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :_,. ‐'" ノ木\:`ヽ、.: : : : ::ヘ
_ / / : : :./ : : :: :./ : : : : : : : : : : :.:ヽ: : : /:ハヽ \ : : ヽ: : : .ヘ
./-- ヽ /: : / / / : : : : :. :V: ://ハ ヽ \: \:. ヘ
/ ヽ /.:..:;イ..:..:../:..:..:..:..:.,!..:i..:.i.:..:..:..:..:..:..:..:. .:..:..:..:V..:/..::ハ ヽ V..:. :...ヘ
| ', |:.:./::|.:.:.:.:|.:.:.:.:.i:.:.i:|.:.:ハ:.ハ.:.:.ト:.、:.:.:.:.:.、:.:.:.:.:.:.V:./:/ ', V:::.:.:.:.: .ヘ
{ ', レハ:.|::.:.:∧::i.:::| ::::|,士弌 ヽ_心ヾヾ、_'i.:::i.::.i.:}/:/ ヽ V::::...:..:..:..ヘ
', ', /;:| 'ハ:.:.:.ハ:N::.:.ト:.:.|`込ラ` \弐弌ヘ..i:.:|.:.:}イイ´ \. }:::::::::.:.:. .:.ヘ
', \ {ハ| /ハ:.:ハ:.:ヾ::ヾト、`"" ヾヒ乃}:|:ノ:.:b ノ \( \:::::::.:.:.:.::ヘ
ヽ \__/"⌒ヾ!ヽ\ゝヽハ` , `'''''゙ レリ:/<_ r---、\ \::::::::.:.:.}
\. }、ヾヾ\ (⌒ヽ ト\ ト::ト、 、__ ノイ| ! `TT'´ \ ':,::::::.:.|
/⌒\__ノ \:..\ \`ヽ 》 ヾ!. \ ,. イイ:.::| ! !:ハ \__ }:::::..リ
__/:.:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::.:..:ヘ:ヾ ヽ \ 《 /ト\ `ー<__/ /:.:/ノ ノノ } } \:.:/
/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::.ヽ::::::::::::::::::::::.:ヘ.ヾヾヽ: i \./ ≫ {\lニニコイノ / / ! } ハ
.{.:.:.:.:.ヽ:.:.:r´⌒ヽi::::::::::::::::::::::::::i:ll.:.ll:. ツリ }. / ≪ ', |::| ン / ≪ | /ノ .|
/.:.:.:.:.:.:.:.V {:::ヽ:::}::::::::::::::.|:||.:||.:.:} リノ { \ \二ー/ / | // ノ
(.:.:ヽ/⌒\ )-、./⌒\ソ|:||.:||.:/Y____,イ-----\ ヘ / /_____| =ニノ/
\r'\ ヽ__/ /.:ノ:||.:||//:/ { \ V / `}__/´ , イ'
\ \__ノ (/ヽ_ノ 7.:.リ:.リk::::| ヘ ,___ゝ、. |∠_, ------、 ト、_ / ノ、
\_/\ L/ /.:./:./イ||.:.| .人 {:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:{.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:}} イ \ \
\ ./.:./:./.∧ト、| ./ \__,:.:.:.:.,.:.):{:ヽ.:.:.:.:ヽ.:.:.ノ.:.}} ノ} |\ \
なんか魔王がいた
>>729GJ
きょこたんはもうこのキャラで固定かw
735 :
729:2008/01/12(土) 00:53:28 ID:6mPwpF4W
いつも甘い展開にしたいのに
なぜか必ず変な方向に
行ってしまう…
いらないところで違う超能力に目覚めるきょこたんであった…
>>729 GJ
佐々木団はみんな犯罪者かww
きっと佐々木さん宅でアルバム奪おうとしてキョンが佐々木を押し倒して甘い方向へ行か……ないか。
>>730 パンツめく(ry ただそれはネタとしてしか知らないんです…
ニコ動関連ネタは嫌いじゃないですがそこにはまだ使わない方向でこれ以降の参考に……誤字脱字以外は変えたくないんですゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ(以下雨の中
>>737 みんな犯罪者って、ポンジー藤原を忘れないで下さい!
この流れなら、キョンたんが佐々木さんにお仕置します。もちろん性的な意味で・・・
オチツケ
そんなに知りたいなら俺の全てを見せてや(ry
代わりにお前の全(r
>>738 パピヨンマスクを被ってキャストオフするポンジーは十分犯罪者
>>737 お気になさらずに
「あーなんか眠くなってきた…」
「キョン、だったら是非僕の膝を使いたまえ」
「いやいい。別になくても眠れるし」
「いいじゃないか減るもんじゃないし…」
「はいはい一回だけだぞ」
「どう?眠りやすいかい、キョン?」
「高くて眠れん。首が痛いな」
「………。橘さん、鉋持ってるかい?」
「持ってますよ〜」
「うそうそ、ちょうどいい高さだ!橘そいつを渡すな!
こいつ自分の膝を削る気だ!」
膝を削る気満々な佐々木、速攻でそれを止めた察知したキョン、当たり前のように鉋を持っている橘。
誰からツッコめばいいんだー!!
いや、キョンの頭を削るつもりだったんだろ。
どっちにせよ病んでるな
ちょっと大きいな
具体的にはどこ?
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)ポカーン
おかしいな・・・裸だからチートは使えないはずなんだが・・・
目はちょっと横に大きいな
しかし、乳は・・・
あ・・・ありのまま起こった事を話すぜ!
「佐々木さんがハルヒと同じぐらい胸が大きくなっていた」
な、なにを言ってるのかわからねーと思うが俺もわからなかった・・
胸パッドや目の錯覚だなんてそんなチャチなもんじゃ断じてねー
もっと恐ろしい、「恐怖の片鱗」のようなものを味わったぜ・・・
皆、乳に反応しすぎ・・・
「キョン、脱がせて…」
「ああ…」
「キョン…」
「!!!」
「キョン、どうしたんだい?」
「…お前は誰だ」
「何を言っているんだい、キョン。僕は佐々…」
「佐々木はこんなに巨乳じゃない」
「…………くっ…くっくっくっくっ…。まさか、こんなに早くばれるなんてね…」
「な、お前まさか…」
「君と関係を持てば、結構な情報フレアが観測できると思ったんだが…。ばれてしまったのでは仕方が無いね…」
「くそっ…体が動かねぇ…」
「パーソナルネーム、佐々木(偽)を敵性と判定。当該対象の有機情報連結を解除する」
「長門!いつの間に…」
「最初から」
「え?」
「最初から」
長門怒っているな。当然だな
長門がいるならきょこたんもどっかで覗いてたに違いない
>>759 きょこたんがささきんの本物と偽者の区別がつかないとでも?
>>760 きょこたんなら偽物がキョンを襲ってる間に本物を襲うだろ
そこで九曜がさっそうと参戦
驚愕では九曜と長門のバトルが見れるのだろうか
これは良いアニメーション
おおぉぉ!!コレはGJ!!
6KBてwww全く問題ないじゃんw
wikiに貼られるのをwktkして待ってるよ
交互に見ると佐々木が恥ずかしそうに見えるGJ
>>764 戦われても「…何やってんの?」ってなりそう。
長門と周防はお隣さんだし仲良くして欲しいな
突然悪いんだけど、
前にココかどこかでなのはのキャラ紹介をハルヒキャラでやってみたみたいなのがあった気がするんだけど、
誰か知らないかな?
おはよう、佐々木。
・・・まだ起きないな。
昨日は少し頑張りすぎたかな。
やれやれ、俺は"管理人乙"とレスを打った。
佐々木さんおはよう
>>768 さりげなくページ下部にリンクしてる「バストアップ画像なら」に吹いたw
流石貧乳団団長は伊達じゃないな…
さ、佐々木さんに内緒で
こっそり三分キョンなのです
阻止
みなさん、即売会乙なのです!
「君は恋をしたことがあるかい、キョン。」
教室でいつものように話していると佐々木が唐突に聞いてきた。また、精神病云々の話だろうか。
この場合どう答えるべきかいまいち考えが浮かばなかった俺はとりあえず何も言わなかった。
すると佐々木は続けて、
「恋をしたくはないかい」
と聞いてきた。
何か引っ掛かる。
俺は答えなかった。
「したくないことはないだろう」
「ああそうだな」
「君はさっきあのカップルを見て冷評したね。」
そういえばさっきそんな話をしたな。
「あの冷評にはキョン、君が恋を求めながら相手を得られないという不快の声が交っているだろう」
「そんな風に聞こえたか」心外だな。
「聞こえたさ。恋の満足を味わっている人はもっと暖かい声を出すものだよ。しかし……」
次の佐々木のセリフで俺は急に驚かされた。
佐々木はこう言ったのだ。
「しかし君、恋は罪悪だよ。解っているかい」
俺は何とも返事をしなかった。
――――――――――――――
「また悪いことを言ったね。焦慮せるのが悪いと思って、説明しようとすると、その説明がまた君を焦慮せるような結果になるね。
どうも仕方がない。この問題はこれで止めよう。とにかく恋は罪悪だよ、いいかい、そうして神聖なものなのだよ、キョン」
ここまできてようやく俺は佐々木の言いたいことがわかった。引っ掛かっていたのはこれか。
「そうだな『先生』」
佐々木が顔を緩めた。どうやら正解だったようだ。
「ようやく気付いたか。僕にこれを薦めたのは他でもない君じゃないか」
生憎俺はそんな一字一句頭に入れるような読み方はしていないんでね。しかしお前がこんな有名所を読んだことがなかったとはな。
「たまたまだよ。いずれ読もうとは思っていたさ」
まぁ気に入って貰えたようでよかった。
「なぁ佐々木」
「なんだいキョン」
「お前がもし人間全体を信用しないとしても、俺だけは信用してくれてかまわない。俺は絶対お前を裏切ったりはしないからな。」
すると佐々木は少し困ったように微笑んだ。
「君は僕が自分を信用出来ない痛ましい『先生』だと思っているのかい」
いや、そういう意味じゃないさ。
ただ少し心配になっただけだ。
「そうかい」佐々木はくくっと笑い、「なら、そうさせてもらうよ。」
ああ、そうしてくれ
………それならもう少しだけ、君を信用してこの距離に甘えてもいいだろうか……
………想いを伝える勇気のない私を、君は裏切らず待っていてくれるだろうか……
………この先の未来でも君の自転車の後ろには僕だけを乗せてくれるだろうか……
――さよなら 少しの間お別れだ 君の答えを聞いた時 私も君に想いを伝えよう だからまた会おう 最愛の『親友』
以上です。
元ネタ解ってくれる人がいるだろうか……
こゝろ?
旧千円札の人の、池に石が落ちたときの音
あ、何てミスをしたんだ、俺は…
できるだけ、隠そうとしたら何故か坊ちゃんにしてしまった
>>782GJ
こころスレは文芸サロンにあるんだな
788 :
この名無しがすごい!:2008/01/13(日) 18:27:23 ID:UFSediwB
保管庫更新乙です>中の人
『時をかける少女』のDVDをキョンから借りて
突っ込み入れながら観ているうちに
あの告白シーンでうるうるきてしまった
涙もろい佐々木さん
佐々木は俺か
原作通りだと「ふむ、こんな幸せもあるんだな」くらいの冷静なレスの悪感
そして佐々木節で幸せについて脳内議論
クラナド9話を見て、笑顔なのに涙を流す佐々木さん
子●物語をみて、
「ほらごらんキョン、先ほどと子猫の模様が微妙に違うだろう。
これが3匹目だね。
全部で4匹をこの映画で『消耗』したというから、この頃
ムツ●ロウさんも、残りカット数と、未撮影の危険なシーンを数えて、
ハラハラしながら撮影していたのではないだろうかね」
といちいち解説する佐々木さん。
ちょいと実験作投下。
キョンがかなり改変されています。それより、モノローグにしか佐々木さん出ないのは問題かも。
>>795 だが、キョンに説明するための予習で見た時は号泣していた佐々木さん
…すまん、内容知らないんだ泣かない映画だったらごめん
デレキョン→佐々木の憂鬱プロローグ
諸君は雲の上の人:つまり自分よりはるかにレベルが上の人に恋をしたことあるか?
俺はある。
その女:佐々木は顔も良ければ頭も良く、さらに誰にでも優しい、ときたもんだ。
もし僕っ子の変な口調がなければ、クラスの男子の半分は佐々木に恋した、と思う。
いつ頃からだろうか、佐々木は俺なんかとは全然釣り合わないと思ったのは。
正直に言うと、最初からだ。
佐々木が誰か他の男に恋してる噂を聞いたわけでも無いのに、聡い俺は既に自分を客観視していた。
いつか佐々木が魔法の力か何かで俺に恋する。あるいは、俺の成績がまともになり、顔もハンサムになって佐々木と釣り合うようになる。
そんな妄想が毎晩のように夢となって現れたものだ。
しかし、そんなことは物理的にありえないことは馬鹿な俺にも判っていた。
「だったら友達として付き合い、段々好感度を上げていけば良いじゃん。俺ってなんて頭良い」
そう思って作戦を変更したものだった。
そして、勉強みてもらったお礼という名目で、佐々木を俺の自転車の後部座席乗せ、塾に送ることが日課になった。
ただの知人からアッシー君、そして親友というポジションになるのは早かった。
しかし、その後居心地の良い親友ポジションに胡座をかき
「なーに、時間ならまだたっぷりあるさ」と思いながら、さほど進展しないぬるま湯の関係を続けて日々怠惰に過ごし。
気が付くと卒業して既に別々の高校に行き、手遅れになっていた頃。
・
・
涼宮ハルヒに出会った。
(終)
今の今まで真剣に原作トレースしていこうかな、と大それた野望を抱いていたが
涼宮ハルヒに会ってからは、キョンが佐々木さんを思い出すことは無いだろうから。
これ以上は無理か・・・
勝手にドロップしてろ。アホ
塾って毎日じゃなかったような。
まあ週三日でも日課といえなくもないか。
佐々木「ミルキーは生の鯵」
>>802 ねこのめの・・・・って続けたいんでしょうが、あたしが阻止するわ!
今日から月曜日だよ仕事だよ…。
佐々木の姐さん、俺を元気付けてくれよ………。。
悪いが僕ら学生は今日は休日でね…
「成人の日」だと言うのに成人している君達が馬車馬の如く働く一方で僕たち未成年が惰眠を貪るのも変な話だがね…くつくつ
「キョ、キョン。
ぼ・・・僕、成人になったら許される事に興味あるんだ」
「藪から棒に一体何だ?」
「だから、成人に認められた権限の行使をだね・・・・」
「しゃーないな、今から焼鳥屋に行って呑んで食ってタバコも吸うか」
「そ、それもいいんだけど不純異性交遊とかには興味ないのかい?」
「そんなもん、俺が許す訳無いだろ。安心しろって」
・・・これでこそ僕のキョンだ。思い通りにならなかったけど、でも少し嬉しいな。
↑
これってフラクラになんの?
微フラクラってやつだな
「キョ、キョン。
ぼ・・・僕、成人になったら許される事に興味あるんだ」
「藪から棒に一体何だ?」
「だから、成人に認められた権限の行使をだね・・・・」
「しゃーないな、今から焼鳥屋に行って呑んで食ってタバコも吸うか」
「そ、それもいいんだけど不純異性交遊とかには興味ないのかい?」
「すまん、俺は5文字以上の熟語は自動的に頭が拒否するんだ」
・・・これでこそ僕のキョンだ、成人になっても全く変わらない。でも少しホッとした。
811 :
この名無しがすごい!:2008/01/14(月) 14:08:07 ID:GIH77u7T
>>798 誰だよコレ
キョン?ふざけんなよ!キョンがこんな事考えてるわけ無いじゃん
妄想乙って言われたいわけ?
キモイナおもい
つか結婚が18から可能なのに、二十歳まで待つ佐々木は?
813 :
この名無しがすごい!:2008/01/14(月) 14:37:53 ID:b+M8fRqF
キョンも佐々木さんも煙草すいそうにないイメージあるな
佐々木は勉強でストレス溜まってるだろうし、あり得ない話ではないな。
816 :
佐々木の誓ひ:2008/01/14(月) 15:59:52 ID:b+M8fRqF
「進歩のない者は決して勝たない。負けて目覺める事が最上の道だ。
僕は進歩といふ事を輕んじ過ぎた。私的な潔癖や徳義に拘つて、本當の進歩を忘れてきた。
敗れて目覺める、それ以外にどうして僕がゝ救はれるか。今目覺めずして救はれるか。
僕はその先導になるのだ。僕自身の新生に先驅けて散る。まさに本望ぢやあないか」
by 臼淵磐
煙草より酒に逃げそう
しかし、弱いので缶ビール一本で舌が回らなくなる佐々木
そして、酔うとキス魔になる佐々木
「キョ、キョン。
ぼ・・・僕、成人になったら許される事に興味あるんだ」
「藪からスティックに一体何だ?」
「だから、成人に認められた権限の行使をだね・・・・」
「しゃーないな、今からスモークチキン屋に行ってイートアンドドリンクしてタバコもスモーキングするか」
「そ、それもいいんだけど不純異性交遊とかには興味ないのかい?」
「すまん、俺は5文字以上の熟語は自動的に英訳できないんだんだ」
正直すまんかった…
ルー乙!
-‐ '´ ̄ ̄`ヽ
/ \
/ / / .ィ ./ヽ.Y l .', ヽ
,' ! -/7'Y /|' "´ヽ|. !!i ' やあキョン、スモークチキンはあるかい?
! !.ト● ● ! !ノ、i !
,'' l l l⊃ 、_,、_, ⊂⊃ l丿 !
/⌒ヽ!;!l|ヘ .j/⌒i/
\ / | l>,、 __, イァ/ /!ノ´
. / /| | |___|{ヘ、__∧
`ヽ<.| | 彡'
/.:.:.:.:.:.:.:.∧:.:ィi.:,、.:.ヽ /
/イ.:.:.:.:i|:/__,V'、|l_j:.:.:.l l .食 さ
lr:l:.:.l -ー -、 レヘ! l べ っ
l l:.| | |:l | た き
`ーi;| ' ,N ー=' で も
| `ー  ̄ , ' | し う
,,rへ、_ ` 〔´__ l ょ
/l :ヽ、 ゙7'r'Yヽ、゙ー、 ヽ
: : |: : : ヽ/、;:;;;}イ: :ヽ: \ `ー
.: :.>': : ヽ/::::| .l: :<: : ヽ
最初は1〜2レスだと思ってたのにやたら長くなってしまった。でも投下
↓↓↓
「涼宮さん、だろう?珠が人を表していると理解した今なら、僕でもある程度分かるよ。それにしても涼宮さんが白熱電球とはね」
佐々木がくっくっと独特な笑いを漏らす。
「ハルヒが白熱球だとなんかあるのか?」
「いや、白熱電球の輝きって消費電力の5%程度しか利用されてないだろ?
残りのほとんどが赤外線として放出されているから環境負荷が大きいと言うか……」
「なるほど、要するに無駄が多いと言いたい訳だ。確かにその通り、良くも悪くも周りへの影響が大きい奴だよ」
ん?どうした佐々木、子供のささやかな悪戯を見付けたような顔をして。
キョン、キミは大変な事を言ってしまったと気付いてないようだね。
「聞かなかった事にしてあげるよ、涼宮さんの耳にでも入ったらキミが酷い目に遭わされそうだ」
「う……、確かにその通りだった、心遣い感謝するぜ。とにかくあいつは悪い影響の方が大きいのと、
被害を受けるのが俺か朝比奈さんである確率が極めて高いのさえどうにかしてくれれば良いのだが」
「それは僕でなく涼宮さんに直接言うべき言葉だね。でもそんな事言ったらますますキミの被害が増えるだけかな」
「全くもってその通りだ。俺の苦労を分かってくれるとはさすが親友だな」
親友か……。まあキミならそう言うだろうとは分かっていたけどね。
「では次の珠に行ってみようか。あっちの白い珠は誰だい?なんとなく予想はつくが」
「あれは長門だな。ハルヒと違って実に熱効率良さそうなのが長門らしいっちゃらしいよな。予想は当たってたか?」
「まあね。長門さんは無駄の無い、例えるならLED、発光ダイオードの如き熱を感じない光り方だね。でもやや硬質な印象を受ける」
「硬質ねえ。それでも最初の頃に較べたら大分柔らかい感じになってると思うぞ。
そうだな、九曜と較べると違いがよく分かる。色こそ違うが長門も最初はあんな感じだったはずだ」
「九曜さんも居るのかい?彼女ならきっと物理的には実在しない『黒い輝き』を体現してくれるはずと思って捜したのだけれど、
それらしい珠が無いのでこの場に居ないものと思ってたよ。僕の人物鑑定眼もまだまだというわけか、精進の余地ありだね」
「いやいや大したものだぞ、お前の言う通りブラックホールもかくやって程の輝きだ。
ただ居た場所が場所だけにお前から見えなかっただけだ。どれ、ちょっと後を向いてくれ」
「?この動作に一体何の意味が――」
向こうを向いた佐々木の後頭部に手を伸ばし、引っ付いてる奴の頭を両手でしっかり掴む。
見た目は完全に球なのに、頭を掴んでるって解るのは何でだろうな。まあ夢だからどうでもいいか。
「ほら、捕まえた。ちょうど頭の後ろに居て、ご丁寧にお前が動く度にきっちり付いて回ってたからな、気付かなくても当然だ」
「まったく、いつも存在感を消してるからってこんな時まで隠れてなくてもいいのに。おや、これは……」
黒という色は全ての色を反射、或は放出をしない色、だから現実には『黒い光』なんてものは存在しない。
だのにこの輝きたるや見事という他は無いな。やはりここは夢の世界なんだろうか?
「佐々木よ、浸ってる処悪いが、硬質な感じは掴めたか?」
「え?あ……うん、確かに長門さんより随分硬そうな印象だ。他者との関わりを自ら極端に制限しているように見受けられる。
長門さんはどうやったんだい?キミから見て九曜さんも段々と柔らかくなれるだろうか?」
「本人の意思と周りの対応、だろうな。正体を知ってなお人として扱い、接する事によって自我の成長を促す。
なんて偉そうな言い方したが、何も特別な事は必要無い。要は普通に接するってことだ。
そうすりゃきっと徐々にではあるが俺達と同じ人間に近づいていくだろうさ」
佐々木は俺の言葉を噛み締め、心の中まで筒抜けなこの世界でも聞こえない程、静かに深く考えながらうんうん頷いた。
佐々木なりの九曜をもっと人間的にしていく算段をしているに違いない。
「さて、珠の解説の続きといくか。まだ硬い九曜の次だ、対称的なあの人がいいだろうな。
ほら、あちらでふるふる震えながらピンク色の光を放ってらっしゃるのが朝比奈さんだ。
この方ほど硬質と縁遠い人はいないな。だが柔らかいからといって決して弱いわけではないぞ。
確かにちょっと強く押しただけでも変形してしまうかもしれんが、
すぐにでも跳ね返して元に戻る弾力のある芯の強い方だと、俺は思う」
なんせ、成長していつかあの底の見えない強かさを備えた大人版朝比奈さんになる人だしな。
「朝比奈さんというと、春休み末日、例の公園で僕等とSOS団が初めて会した時に、
固まってしまったキミにハンカチを渡して場を和ませてくれたあの女性だよね?
なるほど、確かに『ふわふわ』とか『ほわほわ』といった擬態語による表現が似合う人だ。
まるで小動物のような可愛らしさで、ずっと眺めていたくなるよ」
そうだろうそうだろう。
なんせあの方はSOS団の活動によって日々精神を削られてゆく俺を憐れんで、
天が遣わして下さった癒しの天使、いやいや天使どころか女神様だからな。
朝比奈さんの手に掛かればただの水も甘露に変わり、煎れてくださるお茶は俺専用のエリクサーだ。
俺が毎日毎日飽きもせず部室に通う理由の6割は、
あのエリクサーを頂くためと言っても過言だとは必ずしも言い切れないのではないだろうか。
おお、なんか凄いぞ俺、朝比奈さんの事になるとこんなに美辞麗句が浮かんで来るなんて。
いやいや待て待て待て。美辞麗句という言葉はイマイチなものを無理矢理褒めちぎる時に使う言葉であって、
事実素晴らしい朝比奈さんに対して用いるのは不適当だ。訂正するべきだろう。
では改めて凄いぞ俺、朝比奈さんを想い浮かべるだけで讃える言葉がいくらでも湧き出し……て。
ハイ。解りました。次行きます。行きますってば。だから、心の中で
『キミって奴は』
をさっきから141回も繰り返すの止めてください佐々木さん。
「解ればよろしい」
さいですか。
「えーと、朝比奈さんの次……と。朝比奈さんの隣の鮮やかな緑色の珠、これは鶴屋さんだな」
「美人かい?」
いきなりそこ聞きますか佐々木さん。口元はにこやかですが目が笑っていませんよ?
「あ、ああ美人だ。今まで挙がった並み居る女性達にも負けず劣らずな」
「ふーん、そうなのか。ふーん」
怖いので視線を合わさないように説明を続ける。
「この人は朝比奈さんのクラスメイトにして大親友。
んで、俺の知る限り唯一ハルヒを引き摺り回せるバイタリティを持つお人だ」
「あの涼宮さんをかい?凄いな、尊敬に値するよ。
初夏の陽射しをいっぱいにうけて輝く、若葉のごとき緑色の面目躍如といったところだね」
正直、涼宮さんの行動力には嫉妬しないでもない。かつて決断出来なかった私にとっては見習うべき美点だ。
でも、その涼宮さんをすら振り回すなんて。
「もしかして、この人も何か特殊な属性持ちだったりするのかな?」
ようやく少しは機嫌が直ってきたか?
「うーん、どう言うべきだろうな。
確かに凄い金持ちのお嬢様ではあるが、お前が想定しているであろう属性とは違うよな。
色々と謎の多い人ではあるが、どっちかってーと俺と同じで一般人のカテゴリに分類されると思うぞ」
「一般の人なのに……。一度会って涼宮さんに対抗出来るよう師事をお願いしたいね」
「頼むから止めてくれ。お前までハルヒのようになったら流石に俺の神経が擦り切れちまう」
「そうかい?じゃあ仕方ない、その時は僕が世話してあげるよ、最期を看取るまでね。
1が正常に書き込まれてなかった!
これね↓↓↓
『珠玉の乙女達』
何が起こった?。
気付いた時、一面真っ白な世界にいた。
そこにはいくつかの光る珠が浮いていて、大きさはピンポン玉くらいのから拳大程まで、
色・質感は様々で、ただフヨフヨと漂ってたりビュンビュン飛び回ってるのもある。
OK、まずは落ち着いて状況整理だ。こんな事態に慣れちまってる自分がいい加減嫌になる。
Step1:記憶を遡ってみる。俺の記憶が確かなら、昨日は毎週恒例の土曜日の不思議探索を雨天決行し、
さすがに晴れの日に較べると多少は活動量が少なかったとはいえ、十二分に疲れた体を癒す為に家のベッドで眠りについたはずだ。
Step2:ここがどこであるかを推理してみる。明らかにハルヒの閉鎖空間ではない。なんと言っても明るさが違いすぎる。
ではTFEIが展開した情報制御空間か?いや違う。思い出したくもないが、朝倉に閉じ込められた時はこんなふうじゃなかった。
かといって佐々木の閉鎖空間でもない。色調は申し分ないが、建物らしき物が一切見当たらないからな。
ということは…
結論、これは夢である。ていうかそれ以外であって欲しくない。だから、
「キョン、何なんだろうね、この珠は」
すぐ隣に佐々木が居ても取り乱すほど慌てる必要は無いのだ。
「失礼な言い方は止めてくれたまえ。モノローグのつもりかも知れないが、最初から全部筒抜けだったよ」
げ、マジか。迂闊な事は考えないようにせねばならんな。夢の世界のデタラメここに極まれり、ってとこか。
「そのようだ。では先程の僕の疑問なんだが、この……きゃっ!?」
佐々木が可愛らしい悲鳴をあげて尻餅をついた。佐々木の目の前を急にオレンジ色の珠が横切ったからだ。
「うう、失態だ。こんな姿を見られるなんて」
「はは、そんなに恨めしそうに睨んでやるな、そいつは橘だ。GJ橘、おかげで珍しいものが見れたぜ。ほら掴まれ、よっと」
手を貸して佐々木を立たせてやる。
「ありがとう。しかし橘というとミカン科ミカン属の常緑小高木……じゃないよね」
「ああ、お前もよーく知ってるあの橘京子だ。随分懐かれてるな、さっきからずっとお前の近くばっか飛んで離れないぞ」
「女性に纏わり付かれて喜ぶ趣味は無いよ。僕はヘテロ、異性愛者だ。
その上あろう事かキョンの目の前で醜態を晒させるなんて。全く、迷惑千万だ。
にしてもこのオレンジの珠が橘さんだとすると、他の珠も……」
「ああ、みんな人だ。それも女ばかりみたいだな、お前も会ったことのある奴が多いぞ。例えばあれは……」
俺はビュンビュン飛び回る100wの白熱電球のように輝く珠を指差した。
だからキミは安心して廃人になるまで付き合いたまえ」
九割はまあ冗談だけど、一割は本気だよ?
「物騒な事を言うなっての。ほら次いくぞ、説明してほしい珠の指定をしてくれ」
ちょっと残念。
「次だね。じゃあ、同じ緑でもさっきの鶴屋さんとはまた違った輝きの、グラデーション掛かった緑色のこの珠は誰だい?
心当たりが無いから多分僕の知らない人だとは思うが」
「残念だが外れだ。少なくとも一度は会ってるぜ?その人は喜緑江美里さんだ。
俺とお前の団が初めて全員顔を合わせた例の会合の時、九曜に腕を掴まれた人って言えば解るか?」
「成る程、あの人か。それは盲点だったよ。言われてみれば髪の色そのまんまの色だったね。
しかしなかなか見事なグラデーションだ、表面こそ黄緑色だが中に行くに従い段々色が濃くなって、中心部は…」
「ストップだ、佐々木!!」
「?どうしたんだいキョン、そんなに慌てて」
「それ以上言うと、喜緑さんの喜の字が別の『き』になって色々とマズい事になりそうな気がする。
何故かはわからんが猛烈にそんな予感がする。だからその先を言うのは勘弁してくれ、君子危うきに近寄らずだ」
「そ、そうかい?なら止めておこう、かな……」
「ふぅ、」
一安心。と言いかけて、佐々木の目の先を見て青ざめる。
「では、気を取り直して次にいこうか。この青く気高く輝く珠はどちら様かな。
これも心当たりは無いのだが、それともまた僕が忘れているだけかな?」
……キョン?返事が無い。
「キョン、何してるんだい?」
見れば、キョンは耳を両手で塞いでうずくまっていた。所謂雷を怖がる子供みたいな格好だ。
「そいつは俺の思い出したくない記憶ランキングでワン・ツーフィニッシュ決めてる奴だ、
だからそいつについては何一つ答えるつもりは無い。って、何で耳塞いでるのに聞こえるんだ!?」
「心の声も聞こえる世界だ、耳塞ぐなんて無意味なのだろう。諦めて白状したまえ」
「断るっ!」
「キミも強情だね、仕方ない」
佐々木はそう呟くと、俺にずっと纏わり付いていた二人をひょいと『摘んだ』。
おや?いきなり目が据わってますねどうしたのです佐々木さん。
「こちらのまるで小涼宮さんの如き輝きで、キミの周りを跳ね回っていた小さな珠はキミの妹さんだね。
となると、妹さんに振り回されるように付いて回ってたこの清楚そうに光る青白い小珠が吉村美代子、通称ミヨキチさんだ。
あの青い珠の輝きは、ミヨキチさんの清楚さの発展形にも見える。という事は、もしやミヨキチさんのお姉さん?
美しさはここにある珠の中でも随一だと思ったが、この娘のお姉さんなら納得だ。
お姉さんと知らずに関係を持ってしまい、たまたまミヨキチさんを送っていったら鉢合わせして修羅場になったとか!?
それともまさか母君なのか?そうか?そうなのかキョン!」
「全然違う!つかその前に、お前にはその二人が珠に見えるてるのか?
両手に一人ずつ小学生ぶらさげて、ぶんぶん振ってる女子高生の画ってのはなかなかシュールではあるが、
実の妹がぶらんぶらん揺られてるのは余り心臓に良い光景ではないぞ?」
「え……!?」
佐々木は放心して目を見開き、二人を放した。開放された二人は何事も無かったようにまたはしゃぎはじめたが、
佐々木はこちらに背を向けてなにやらぶつぶつ呟き始めた。
キョンにはあの二人は珠に見えてない?
「おーい、佐々木」
この世界では、キョンは私だけを人として認識していると優越感を抱いてたけど、違うのか?
返事が無い。ただの屍のようだ。
とすると珠と認識される条件は……まさか女性として意識しているかどうか!?
じゃなくて!
キョンがロリコンでなかったのは喜ばしいが、キョンは、キョンは私を女性として意識してくれていないのか!!?
「この世界では心の中まで筒抜けだって教えてくれたのは、
どうやら素の一人称が『私』と判明した貴女じゃございませんでしたっけ?」
お、耳が真っ赤になった。と心中で呟いた側からどんどん首筋まで染まってゆく。今日は珍しい光景をよく見る日だな。
「ああそうさ、その通りさ!だからさっきの僕の疑問はキミにも聞こえていたはずだよね?
どうだねキョン、キミから見て僕は!私は!!女性として意識する価値も無いほど魅力が無いのかい!?」
佐々木は漸く振り向くと、半ば自棄になりながらも凄い剣幕でまくし立てた。
やれやれ、誤魔化しは通用しそうにないな。
「そんな事は無い。断じて無い。努めて女性として意識しないようにしてるんだ。
どうせこれは夢だ。夢だから本音を言わせて貰うとだな、
お前は中学の頃、『恋愛は精神病の一種』とか『全ての人に同性に見られたい』とか言ってろ?
俺はそれを、踏み込ませるつもりは無いって意志表示だと理解した。だから自制してた。
一年振り位に再会した時も、お前は自分から俺の親友と名乗った。だから今も自制してる。
一年経って、女性らしさが増してるのにも気付かない振りをしながらな」
「じゃあ、私がこれからは女性として見て欲しいと頼んだら、キミはどうする?」
「二度と後に退けなくなっても良いなら、解ったと応えるだろうさ」
そう応えると、佐々木は改めて真剣な顔で向き直った。
「ではキョン、私の中学時代の発言を撤回する。これからは、一人の女性として私を見て欲しい」
先程の自棄とは明らかに違う表情。俺も心を決めるしか無いか。
「解った」
その瞬間、佐々木の人型の輪郭が崩壊し、徐々に球形に収束してゆく。そして出来上がった珠の色は……
『キョンくーん、あーさだよっ♪』『ぐふうっ!?』
という感じかな?彼の目覚めは。
「時間は…朝の7時か」
ベッドを下りてカーテンを開ける。朝の光が眩しい、どうやら昨日からの雨はあがったようだ。
目覚めるのがもう少し遅ければ。そうすれば、彼の口から珠になった私の色を聞く事が出来たのに。
ちょっと残念。
〜♪♪♪♪♪♪♪♪〜
その時唐突に携帯が鳴り響いた。ディスプレイを確認するまでも無い、キョン専用の着信音だ。
『もしもし佐々木か、おはよう。起きてたか?』
「おはようキョン、今起きた所だよ。珍しいね、キミから連絡してくるなんて。まあお互い様かもしれないが。
どうしたんだい、変な夢でも見たのかな?」
『夢か……見たような気もするが、妹のボディプレスで忘れちまったよ。
それより、西の方を見てみろ』
「西?……ああ、もしかして電話の理由はこれを知らせる為かい?」
西には、雨上がりの空に朝日が当たって綺麗な虹が出来ていた。
『そっちからも見えたか、良かった。いやその、何だ。虹を見たら無性にお前に教えたくなってな』
虹を見たら無性に?くっくっ、笑いが零れるじゃないか。そうだ!
「有難う、感謝するよ。
ところでキョン、今日は暇かい?良ければ二人で何処かに行かないか」
『ああ良いぞ。今日は予定も無いし、お前ならそんなに疲れる所に付き合わされる事も無いだろうしな』
虹色と言えば聞こえは良いが、要は玉虫色と同じでまだ定まってないのと同義だ。
今日、私の色を決めよう。
そして教えてあげよう、『キミの色は、全てをありのままに写し出す銀色だったよ』って。
デモソノマエニ、アノアオイタマノショウタイヲトイツメナキャネ、クックックッ……
(終わり)
>>824のタイトルもミスってる…
2/6でしたm(._.)m
GJ青い玉は朝倉だな。
>>830 面白かった! 古泉がキョンにひっついてなくて良かったw
珠に見えたのは女性限定だしね
>>830 連作のスレの途中でキョンから佐々木へ視点が変化している所に違和感を感じた。
しかし、何はともあれGJだ。
硝酸に値するよ。
>>834 口に出そうと出すまいと聞こえる世界故の仕様です。
最初に注意書きとして書いとくべきでしたorz
佐々木空間は怪しすぎる。
催眠術の類じゃないかと思ってる
「橘さん。誕生日のプレゼント何が欲しい?」
「俺も何かやるぞ」
「フン、未開人は下らんことをする。で、何が欲しいんだ?」
「――誕生日――楽しい――」
「えーと、佐々木さんの黄金水が飲みたいのです」
〜(にょろーん)
「そんなに飲みたければ飲ましてあげるよ。僕の作った王水をね。九曜さん、硝酸と塩酸を用意してくれ」
「――硝酸――塩酸――」
「嫌ー。そんなの飲んだら死んじゃいます―」
「このグドンの餌が。佐々木の黄金水を飲んで良いのは俺だけなんだ」
〜(にょろーん)
「キョン。何と言ったのかな?」
「いや、別に俺は佐々木の胸を揉みたいとか一緒に寝たいとか思っているだけで、黄金水とかは・・・」
〜(にょろーん)
「まあ、そういうことにしておこうか。で、寝たいのは僕だけかな?それとも他にもいるのかな?」
「えーと、えーと」
「正直に答えるんだ。キョン」
キョン「ハルヒ、朝比奈さん、長門、鶴屋さん、喜緑さん、朝倉、阪中、ENOZの面々、生徒会長、九曜、橘、みよきち、etcと寝たい!」
>>840 何気に生徒会長が入っている件について討議しよう。
>>842 キョン「ガチホモは駄目だ。特に全身赤玉になる奴は一番駄目だ。
腹黒い両刀使いや親友面してツレションの時に鼻息荒くする奴も駄目だ。
ただ会長なら……会長になら掘られても良い……///」
>>841 そうだよ。俺も昔一匹持っていた
あと、エレキングとバルタン星人とゴジラもあったな
しかし会長人気あるなw
>>818の酒に逃げる佐々木を即興で書こうとしたら、まる半日かかっちまった・・・
これから3レス分ほど投下します
もうずっと人大杉orz
薄暗い部屋の中、通話の切れた携帯電話を握り締しめたまま、壁にもたれてため息をつく。
「はぁ、キョンったら…こんなときに限って他の女と約束があるだなんて……私だって参っちゃうことくらいある
のに………慰めて欲しいときくらい傍にいてよ」
仕方ない、今日はお酒を飲もう。飲んで少し気分転換しよう。それが逃避以外の何者でもないことは重々承知の
上だ。でも、私だって何もかもから逃げたくなることくらいはある。
お酒はいい。人間は余計な時間があるとついつい余計なことを考えがちな生き物だ。お酒はそんな時間を潰して
くれる。そしていつの間にか朝日が昇り、しなくてはならないことがやって来る。そうすれば、自分自身に潰さ
れることなく、退屈で平凡な日々を送ることができるのだ。
のろのろとした動作で冷蔵庫を開けてみると、購入した覚えのない缶ビールが3本あった。
「缶ビールか……まぁ、いいや」
普段は飲まないのでストックがないことを確認するために覗いてみたのだが、予想に反していくらか残っていた
缶ビールに多少違和感を覚えつつも、これ以上思考を続けるのが億劫だったので前回キョンが来たときに置いて
いったか、昔すぎて覚えていないんだろうと思うことにした。
一応賞味期限を確認してタブを開ける。カシャッと言う心地のよい音とともに泡の湧き上がる音が迫る。少し待
ってから口をつけるとコーヒーとは違った苦味が広がる。嚥下すると頭は醒めるようなのに、それでいてどこか
身体が火照る。私はこの感覚が好きだ。今まで考えていたことが真っ白になって少し気分が晴れる。そして、ひ
たすらにほろ苦い液体を嚥下し続ける。
「………木、おい……佐……起き……佐々木、こんなとこで寝てると風邪引くぞ」
「………ふあ?」
「俺だ、佐々木。何やってんだ、ほら起きろ。」
「…………キョン?」
どうやら、僕はあのまま寝てしまったようだ。手足が冷たかったが、アルコールのおかげで寒いとは感じなかっ
た。それよりも、どうしてキョンがここに?
「電話をかけてきたとき、お前元気なさそうだったからな。」
「約束が……あるんじゃなかったのかい?」
「ああ…まぁ、お前のほうが深刻そうだったからな。あいつには今度埋め合わせをするように言っといたから大
丈夫だろ。」
「キョン……」
ああ、君はなんて優しい人なんだ。でも、その優しさはみんなに平等に与えられるものなんだろうね。僕は君の
そういうとこは嫌いじゃないけど、それを独り占めしたいと思うのは、罪なのかな。
「キョン……聞いてもらいたいことがあるんだ」
「ん?何だ?」
君は異常なほどに鈍感だから、はっきり言わないと伝わらないんだね。でも、僕も一方でははっきり気持ちを伝
えてしまうことで、この関係を壊してしまうことを恐れてたんだ。きっと君がはぐらかしてくれることを期待し
ながら、自分はこんなにも気持ちを伝えているのにって逃げてたんだね。
でも、今なら言えるような気がするよ。お酒が入っている所為かもしれない。寝起きだから頭が鈍ってる所為か
もしれない。でも、何だっていいんだ。もう、逃げないよ。
「キョン…僕は君のことが好きだ。君を愛してる。」
「…………」
「昔、君に恋愛は心の病だなんて言った手前、ずっと言い出せなかったんだ。でも、高校に入って過ごした君の
いなかった一年は、僕にとっては苦痛以外のなんでもなかった。まさに、一日千秋と言うやつだよ。しかし、皮
肉にもその一年間が僕に自分の気持ちを気付かせてくれた。」
僕は一旦言葉を切って、もう一度大きく息を吸う。
「キョン、君のことが好きだ。これ気持ちは一時の気の迷いなんかじゃない……お願いだ、僕の気持ちに応えて。」
「佐々木………」
僕は目を逸らさない。これでもまだ彼がはぐらかそうとするなら、即座に訂正するつもりだ。もう、逃げない。
「………分かったよ。」
観念したように彼は目を瞑った。
「………キョン。」
「確かに今までこの関係を壊すのが怖かった。お前の気持ちを見て見ぬ振りさえした……でも、お前がそれほど
強く想ってくれているのに、それをふいにできるほど俺は鈍感じゃないし、鬼畜でもない。」
「………キョン。」
「俺もお前のことが好きだ。」
「ああ、キョン!」
「うおぁ!おい佐々木いきなり抱きつくな!」
嬉しくなって、思わずキョンに抱きついた。その拍子にョンの匂いを肺一杯に吸い込むと、途端に視界に霧がか
かったようにぼやける。
「あ…あれ………」
「どどどうしたんだ、佐々木!…って、こいつ寝てやがる。」
「……うふふ……好きだよ、キョン。」
「……やれやれだぜ。」
「あれ?ここは?」
どうやらまた寝てしまったみたいだ。少しガンガンする頭を押さえて身体を起こそうとすると、
「ん〜〜〜〜〜…むぐっ!」
目の前に唇を突き出して迫ってくる橘さんの顔があった。慌てて顔を掴み、床に叩き付ける。
「なななな何!?何で橘さんがここに!?キョンは?キョンはどこ!?」
「いたたたた……な何言ってるんですか、佐々木さん。キョンさんなんて最初からいませんよ?」
「……へ?」
「私がさっきここに来たら、佐々木さんが倒れていたので声をかけようと思ったのです。そしたら、佐々木さん
がいきなり抱きついてきたのです。」
「………そ、そんなぁ」
「そこで私は佐々木さんの様子が気になって、意識を取り戻すために人工呼吸を試みようと思っただけなのです。
決して、どう見ても寝ぼけてる佐々木さんが抱きついてきたので、これ幸いと唇を少し味わわせて頂こうなどと
いう不純な気持ちはこれっぽっちもないのです!」
「…………」
力説する橘さんを白い眼で見つつ着衣の乱れを確認しながら、ふと思った疑問をぶつけてみる。
「じゃあ、この毛布も橘さんがかけてくれたの?」
「へ?いいえ、その毛布は知らないのです。」
「………そうなの?」
「はい、私が来たときにはその毛布を被った佐々木さんが床で寝ていただけですよ」
「……そっか、そうなんだ」
「…どうかしたのですか?」
「くっくっく、いいや何でもないよ。」
「??何でもないのにニヤニヤしてるなんて、変な佐々木さんなのです…って、アッー!」
「どっどうしたんだい、橘さん!?いきなり大声を出して。」
「私の買っておいたビールが飲まれているのです!全年齢板では言えないような薬を混ぜて、佐々木さんが飲ん
だら、すぐに突入して既成事実を作る計画がパーなのです!」
「…………どういうことかな?橘さん。」
「どうもこうもないのです!この薬があれば普段は絶対言わないあ〜んなことやこ〜んなことを佐々木さんに言
わせて、録音したものを私の宝物にするつもりでしたのに!」
「……橘さん……少し頭冷やそうか」
「ひょ?いたたたたたた痛いのです。髪の毛を引っ張らないで下さい。」
「うるさい!そもそもビールを仕込んだときといい、今回といいどうやって忍び込んだのよ!このストーカー!」
「ああああああ話します。話しますから、髪の毛だけは止めて下さいいいいい。」
仕方なく私は掴んでいたツインテールを離す。しかし、前から不思議に思ってたんだが、何であんなに本気で痛
がっているんだろう?神経でも通ってるのかな?
「実は部下に頼み込んで、作ってもらったのです。」
「……その鍵はどこにあるんだい?」
「はい、ここにあるので…ってアッー!」
ポケットから取り出した鍵を、私は即座に奪い取る。どうでもいいんだけど、その悲鳴はやめて欲しいわ……私
が変なことしてるみたいに聞かれたくないし……
「これは返してもらうわ。」
「そんな殺生なぁ。この鍵をなくしたらもう部下に頼んでも作ってくれないのです〜。一体何個なくしたら気が
すむんですかって怒られちゃうのです〜。」
「………それって大問題なんだけど……兎に角、出ていってちょうだい。」
「ま待って下さい!今一度汚名を挽回するチャンスを下さい!」
頭の悪い発言を最後まで聞かず、私はドアを閉めた。カリカリと音が聞こえてくるのは嫌がらせのつもりだろう
か……まぁ、そのうち引っかいている爪のほうが痛くなって止めるだろうと無視することした。
部屋に戻った後毛布を拾い上げた私は、近いうちに鍵を換えようと心に誓ったのだった。
以上です。
投下してすぐ、「終わり」の文字を入れなかったことを後悔OTL
会話文でしかSS書いたことない初心者です、どうか暖かい目で見守ってください
あと受験生なので、お酒の描写については明らかに変とか突っ込まないでもらえるとありがたいです…
>>852 激しくGJ 床に叩き付けるワロタwww
ひょ、と頭冷やそうが入ってるのは意図してやったのかな?なんにせよ流石受験生、俺には出来ないことを平気で遣って退ける。そこに痺れる憧れ(ry
いや、キョンはどうやって入ってきたんだよって話し。
きょこたん。実は半分わざとやっているとか。
「キョンが彼氏になってくれれば、橘さんもあきらめて大人しくなると思うんだ」
>>853 意図してです。と言うか『しゅくしょう〜』の人に進言した本人です。
>>854 もちろん、合い鍵を渡してあります。舞台は大学付近のアパートかどこかでしょう。
857 :
おやじキョン:2008/01/15(火) 02:28:28 ID:ilZNQtVs
「キョン、夕食の用意ができたよ」
「悪い佐々木、今ちょっと手が離せないんだ。あと少しで終わるからさ、先に座って待っててくれ」
「分かった。出来るだけ急いでくれよ」
「女の子を待たせるなんて、信じられない野郎なのです」
「うわっ、橘、お前いつの間に!」
「そんな甲斐性無しは、この佐々木さん専属アシスタントの私が許さないのです」
「ごちゃごちゃうるさい。いいからとっとと出て行け」
「そんな、普通にスルーされたら私の立場が無いのです」
「お前の立場なんか知ったことか。っていうか不法侵入だ。警察呼ばれたくなかったら早く出て行け」
「───手が…………止まってる────」
「九曜!お前まで!ってかいつからそこにいた!?」
「────はやく…………作業─────ご飯待ってる………」
「分かった、分かったから。出来るだけ早く終わらせてあいつの所に行く様にするから。お前も出て行ってくれ」
「───あなたの………瞳は───とても………」
「はいはい、出てった出てった」
終わりなのかー!?
おはようございます佐々木さん
小ネタ短いな
>>830 亀だがGJ
素晴らしい発想力と文章力。感動した
専ブラ入れようぜ
865 :
この名無しがすごい!:2008/01/15(火) 22:51:30 ID:TbCFR+fY
なにか解らないが、とりあえず乙!
俺も読んでないけど乙!
「卒業旅行」
俺達は中学卒業時の春休みに卒業旅行を計画した。もちろん佐々木や国木田も一緒だ。
俺の親戚の民宿(電車で3時間)にタダで一週間ほど泊るという、まったりとしたもので、俺と仲の良い数人が参加した。
だが、直前になってから国木田達が皆、参加を取り止めたので、計画は中止になった。
そのため、別の高校に行く連中と最後の友好を確かめることはできなかった。折角計画したのに残念だ。
そして、中学最後の春休みは寂しいものだった。やったことは、ミヨキチと映画に行ったくらいか。
春休み最後の日。何人ものクラスメートから電話がかかってきた。
皆が皆「春休みの首尾はどうだった?」と聞いてきたので、「暇だった」と答えておいた。
「ごまかすな、本当のことを教えろ」としつこく聞いてきてウザかった。
入学式
「キョン、春休みはどうだった?」
「国木田か。何も無かったよ」
(その顔はあまりうまくいかなかったみたいだね)
「もしかしてあせって佐々木さんを無理矢理押し倒そうとしたとか」
「そんなことが俺と佐々木の間に起こるわけないだろ」
だいたい春休み中会ってもいない。
そういや佐々木だけは旅行をキャンセルしなかったな。誰も来なくて流れた旅行を。
「ちゃんと謝れば佐々木さんは許してくれると思うよ」
(世界の終わりのような顔をしているね。春休みの旅行は失敗だったみたい。どう失敗したか知りたいけど聞けない)
そして、夏休み前頃
「おい、国木田。キョンと佐々木は春休みに破局したらしいけど、一体何があったんだ?」
「並のことなら、あんな簡単に破局しないぞ」
「折角私達がお膳立てしてあげたのに破局するなんて、何でなのよ」
「佐々木に聞いても、詳しく教えてくれないんだよ。無理矢理押し倒したりは無かったみたいだけど」
「え?それ以外に無い、とあたしも思ってたのに」
「僕がキョンに聞いても答えてくれないんだよ。
涼宮さんは美人なんだけど、佐々木さんの方が絶対良いと思うけどねー、僕は」
(終わり)
うーーーん。流れのままに書いたら佐々木さんの出番が無かった
今度は佐々木さん視点のSS書くべきだな
最後が言いたかっただけだろw
そういや国木田→佐々木さんは最近見ないな
>>870 佐々木さんっぽいMEIKOだなw
あと、卑俗語に分類される言葉は自虐でも自重してくれると助かる。
唐突で悪いんだけど、
”なのは”と涼宮ハルヒの憂鬱をあわせたSSか何かを、
前にこのスレかどこかで見た気がして、
保管庫でも判らないんだけど、
誰か知らないかな?
875 :
この名無しがすごい!:2008/01/16(水) 00:24:26 ID:6nWR5QrE
そうか……
唐突に疑問に思ったんで、
発言したんだ。
雰囲気を悪くしてしまったか……
すまなかった。
>>871 国木田「僕、模試で佐々木さんの上にいけたら告白するんだ」
という話の切り出しを思いついた
続きは全然考えてない
>>876 いや,つい角煮のとあるスレのノリで脊髄反射でな…ww
MEIKO→佐々木
KAITO→キョン(どんなに調教しても歌がh・・・)
ミク→きょこたん(ツインテール)
リン、レン→長門、九曜
異論は認める
「・・・・・・私たちは・・・・・・何で?」
「―――体型―――じゃない?」
「・・・・・断固抗議」
「あなたの―――胸部は―――とても―――スレンターね」
スレンター・・・
スレンダーの間違いね
>>876 「そんなに気にする事無いよ。これからも佐々木スレに足を運んでくれれば良いよ。くつくつ」
「お詫びに私と佐々木さんがラブラブになるSS書いて欲しいのです」
「―――私と―――佐々木さんの・・・絵が――欲しい―――」
「ポンジー祭に投下だな」
「藤原さん。自重するのです」
「あなたの―――胸部は―――とても―――フレンダーね」
「……新造人間キャシャーン♪」
「――キャシャーン♪」
「「…―キャシャーン♪」」
欲しいのに中々余裕も無く買いにいけん
しかし佐々木さんはこのページともう1ページしかでないのです
>>877 国木田「僕、模試で佐々木さんの上にいけたら告白するんだ」
佐々木「くっくっ、恋愛感情なんて精神病の一種だよ」
国木田「って、キョンが言ってた」
佐々木「なんだって!?その話、もう少し詳しく…」
国木田「という夢を見た」
佐々木「てめぇ」
黒木田だな
佐々木が国木田に遊ばれているw
キョンが出るとやっぱちがうなw
佐々木は、消失の世界にも存在したのだろうか?
存在した場合、閉鎖空間を作る力はあるのだろうか?
世界の改変の範囲は1年間だからいるだろう
橘がいるかはしらないが
居たとしても古泉同様に力がないから関係ないか
古泉が能力を持っていないことから閉鎖空間を作る力はないだろうな
佐々木「お、おい佐々木…」
キョン「どうかしたかいキョン?」
あれ?
>>869 GJでした。ただ、キョンが旅行の計画を中止したことを話せば
もっと話が広がっていたかも。
「みゆき:つまり、佐々木さんの下の名前がもしキョン妹と同じだったら―」
実は佐々木の下の名前は、我が妹と同じだったんだ。このSSではそうなんだ
あんな珍しい名前の人間が妹の他にあったとは知らなかった。
後で調べたところ、妹を含めて世界に2人しかいないのが判った。
「君が僕に興味持ったのは、僕の下の名前が妹さんと同じだったからかな?」
「きっかけはそうだな」
「ちょっと残念だな。それともこの名前に感謝すべきか」
よくわからないぞ。佐々木
そして、佐々木が俺の家で食事した時のこと。当然のことながら、佐々木の下の名前の話になった。
「へー、佐々木ちゃんはあたしと同じ名前なんだー。あたし達姉妹だよねー」
「そうなったら良いわね」
それを聞いた妹は珍しく何か考え事をしているみたいだった。
「違うよー、佐々木ちゃんがお義姉ちゃんになること無いよー
キョンくんと佐々木ちゃんとあたしはー、漫画のみゆきみたいなんだよー」
何を興奮している。妹よ
「みゆき?何だそれ」
「昔の恋愛漫画でかなり有名なものだよ。男1人に女2人のね。
あの主人公より君の方がずっと良い男だと保証するけどね。くつくつ」
「なんだ、ありきたりの恋愛ものか」
きっと主人公の妹がやたらと存在感出す漫画なんだな、きっと。
「いや、かなり珍しい設定だと思うけどね」
「でも俺が主人公なら、メインじゃなくてサブとくっつきそうだよな、何となく」
マイシスターが何故かブーたれていて、何が面白いか佐々木が笑っていたのだけが記憶に残っている。
これが中学卒業で佐々木と別れる直前の話だ。
その後の話?結局俺は高校時代、どっかの漫画主人公も顔負けの活躍をした。
そして、あの日の自分の言葉どおり、サブヒロインと結婚した。
残念ながら、マイワイフを今でも下の名前では呼んでいない。妹と同じ名前なんて呼べるかよ。
新年初カキコ
人がいないな
>>897 いろいろあってみゆきと結婚する話だとわかってれば問題ないだろw
同級生みゆきと別れ妹みゆきと結婚した
>>897 妹みゆきがメインヒロインで同級生みゆきがサブヒロイン。最後の最後に妹みゆきと結婚する。
あだちが「理想の女性は血の繋がらない妹」と言って変態認定された作品
>>902 元祖妹萌えのバイブルかw
佐々木みたいな妹がいたらと想像している内に、
なんだかんだで聞き上手なキョンという兄の存在がいてこそ引き立つことに気づいてしまった
あだちと高橋と椎名は時代を先取りする恐ろしい連中。よりにもよって全員
サンデーなんだな。
サンデーと聞いて、フォルゴレの曲で踊ってるキョンを思い出したのは俺だけでいい
そういや、そろそろ新スレとポンジー祭りだな。
年末、新年でバタバタしていたからあっという間のイメージ
次スレは明後日くらいかな?そういえば、今スレは1乙の佐々木さんが無かったな。
今スレの佐々木さんは、お忙しかったようです。と言ってみる
身勝手な連中に嫌気がさしたんじゃない?
>>908 >>69が代行してくれたから、1乙の佐々木さんは受験勉強に向けて余裕を以て臨めるんだよ。
と言ってみる
受験と言えばもうすぐセンター
でも、時事ネタ書いてる余裕なんか…
誰か書かないかなぁ
ポンジーネタは別のスレを立ててやって欲しい。
あれは一部の人だけが楽しんでるだけだしね。
少しは分別付けて欲しい。
>>912 次スレが立ち、スレの容量が余ってるんなら好きにやってくれって感じだが、
ここんとこはスレが立つ前からポンジーポンジー五月蝿い連中が多くて困る。
あと正直、引っ張りすぎだと思う。
軽トラ祭りの時とかと一緒で、本来一過性のものだろ?
いいじゃん細かいことは。
新スレが立つ前に埋めネタ、もといポンジーネタを投下してスレの進行を早めるのは本末転倒というものだよ
流れ読まずにSS投下します
「妹VS佐々木」
俺は佐々木にいろいろ世話になったから映画を奢ることになった。
「あたしも行くー」
「家で大人しくしてなさい」
「やだー、行くもーん」
行くといいはる妹を宥めるのに苦労したため、約束の時間に遅れてしまった。
「そうだキョンくんー、ハンカチはー?」
―そういや、忘れた
「取ってくるー、待っててー」
妹はハンカチらしきものを取ってきて俺のポケットに入れてくれた。その時の妹の黒さに俺は気がつかなかった。
待ち合わせ場所にて
「遅刻だよ。キョン」
「すまん、お茶を奢るから許してくれ」
映画は普通に面白かった。
しかし、映画館での、この人の多さはなんだ。
そうだ、佐々木とはぐれないためにしっかりと手をつながないと。
しかし、佐々木の体は柔らかくて良い匂いで・・・いや、妄言だ忘れてくれ
「しかし、今日は暑いな」
佐々木の顔も真っ赤だな。
「ほんとだね。くつくつ」
ハンカチ、ハンカチと
・・・・どおした、佐々木?
「それってハンカチでなく、女もののパン・・・・」
ハンカチの代わりに妹のパ〇ツが。ゲエー、何でこんな物がー
パシーン・・・痛いです佐々木さん
「えーと、言い訳して良いかな。俺は変態じゃなくて、ハンカチと間違えただけで・・・」
「判っているよ、慌てて間違えたか、妹さんの悪戯のどっちかだろ」
「すまん、佐々木」妹は今夜おしおきだな
「君はもっと余裕を持って行動すべきだよ。妹ちゃんがついてくると言い張るのはよくあることだし。
前もって妹ちゃんを説教するとか御母上に何とかしてもらうとか色々手が打てたはずだよ
おかげで、折角のムードが台無しだよ」
佐々木は俺達の行きつけ中華料理店で、ムードがどうとかいう難しい説教を小一時間された。
もちろん、いつもの割り勘でなく俺の奢りになった。
さらに次の週、佐々木に服を買わされることになった。やれやれだぜ。
せっかくいいムードだったのに。じゃなくて、妹のおかげで大損だ。
>>912-913 ぐは、何度か投下した身としては耳が痛いです
騒ぐのは、1日20レス以下の日もあれば、50レス以上付く日もあってタイミングが難しいからだと思います。
>>915 確かにフライングあったの覚えてるけど、一回だけじゃなかったっけ?
始めちゃった人も反省してたし。
まあもう少し先だし、今はまだ佐々木さん美しいのです佐々木さん
>>916被ったorz
ともかく!ムードぶち壊しだが次週もデート確定
妹はGoodJob?BadJob?
>>917GJ
最近みんな黒化してるな
あ、妹は前からか
>>917 うん、一回だった。
ポンジー祭を否定する(orあまり好ましく思っていない)人が過剰反応してるなー
程度にしか俺は思ってなかったが。
そういえば、新スレ立ったら前スレのタブ消しちゃうから最初以外は祭を見たこと無いな…
改めて言うまでもないだろうけど、凡そ
1.埋めネタでなら心の赴くままお好きにどうぞ!無味乾燥であるはずの余剰レス分を十二分に活用してくれるのだから文句は言わんぞ
2.しかし新スレが立つ前から囃し立ててはならん!結局のところキャラ違い、スレ違いだ
くらいのコンセンサスをとっておきたいかな。俺だけなら自己で対策すればいいだけだから合意も何もないがw
流れが切れようとしてる中で長々とスマン。
>>916 パンツ捻じ込んだのかよwwこえぇ…((((;゚д゚)))
GJ
>>913 すぐに飽きると思ってたけど
ポンジーネタがここまで続くとはなぁ
藤原ネタは嫌いじゃないんだがな
まぁ他のスレでポンジーポンジー言わなきゃそれでいいよ
前回の祭では誤爆があった。注意してほしい。
しかし、ポンジー祭当分続くな。
わくわく今日も雪だるま 溶けちゃうくらいまっかっか
富士山ろくに鸚鵡鳴く やめて、止めて、攻めて
ぜんぜん、いけずな君は、いじめっ子
電話の前でにらめっこ
いじける胸はペタンコ
揺れて、変えて、燃えて
目と目が合って笑顔見れたら うるうる〜しちゃうこの頃
パッパズビズバ 元気になれ ため息パペピプペポ
パッパズビズバ 恋のグーチョキパー おあいこなしよ
幼女佐々木の続きがもうちょいで書き終わるんだがポンジー祭やるなら時間的に被りそうだし出来ても次スレまで待った方がいいかな。
>>917 GJ 第一ラウンドは妹の反則負けか。
佐々木さんの2ラウンド先取ストレート勝ちを祈るぜ。
>>924 僕は次スレまでwktkして待っているよ
>>911 「もうすぐセンターか…。少し緊張するな」
「キョン、何なら僕が少しアドバイスしてあげようか?」
「ああ、頼む」
「じゃあ、まず君の受ける科目を教えてくれ」
「国語と英語と数学T・AとU・B、それと理科は物理と化学、社会は地理と現代社会だな」
「分かった。じゃあまず国語からいこう。
国語は一般的に時間が足りなくなる傾向にある。だから、少ない時間で済む問題3と4を先に片付けておくといい。
おすすめの順番は4,3,1,2かな。3の古文と4の漢文は、本文を読む前に問題文と注釈と設問と選択肢にさっと目を通しておくと、本文の内容理解に役に立つ。
そして、1と2の現代文だが、センターの現代文の選択肢は引っかかりやすいように作られている。
そこで答えの選び方だが、毎回正解となる選択肢は、『本文中に書かれている事柄』が書いてある選択肢だ。それをふまえて、消去法で答えを絞るといい。
気をつけないといけないのは、受験生を騙すために、文中にある単語を使って別の意味の文を作ったり、わざと意味の同じ別の言い方に変えていたりすることだ」
「なるほど。結構奥が深いんだな」
「まあね。次は数学だ。
T・AとU・Bに共通して言えることだが、とにかく時間が少ない。問題を解く順番は最初から順番でも構わないが、もし解答に詰まったら、諦めて次の問題へいった方がいい。
数学においては、一分一秒が惜しいからね。あと、数学はマークする数がかなり多いから、試験時間は60分あるが50分で解ききる位の気持ちでいた方がいい。
それと、これは全教科に言える事だが、選択科目の所を正確にマークするのを忘れずにね。
これをミスすると、一科目まるまる0点になってしまう可能性があるからね」
「へぇ、それは怖いな」
「次は社会だ。
現代社会は、特に急ぐ必要も無いだろう。
それほど時間が足りなくなる事は無いだろうから、落ち着いて、ミスをしないように注意するんだ。
問題の最初にある長文はしっかり読んでいた方がいい。結構ヒントが書いてあるからね。
次に地理だが、地理は社会の中では最も知識が少なくて済む分、点数の上下が激しいから注意だ。応用力が必要だからね。
問題を解くポイントだが、地理の問題は、8割くらいは問題文の中に何らかのヒントが隠されている。それを見逃さず落ち着いて解くことだ。
それと、地図の読み取り問題は時間がかかるから後に回した方がいい」
「分かった。気をつけるよ」
「それじゃあ、次は理科だ。
化学は、大問ごとに分野が分かれているから、自分の得意分野から解いていくといい。
だが、理論化学の計算問題は少し時間がかかるから、後回しにする事をおすすめする。
全体的にはやや急ぎ目でいいだろう。
次に物理だが、物理はあの東京大学の問題を参考に作られているだけあって、基礎が分かっていないと解きにくい。公式を丸暗記しているだけの人とかは案外苦戦するかもね。
だが、分かっている人にとっては、時間が余って仕方が無い科目でもある。
実は物理には一つ裏技があってね。物理は基本的に選択肢が多いんだが。その10個近くある選択肢を2個、うまくいけば1個に減らせる技だ」
「どうするんだ?」
「簡単だよ。
選択肢にある適当な文字に0または∞を代入するんだ。
適当な文字って言うのはmとかθとかだね。そして、明らかにおかしな値になる選択肢を排除していけばいい。
この方法は見直しとして使うと効果的だ。ミスに気付きやすくなるからね」
「…まぁ、今度試してみるよ」
「最後は英語だね。
英語は、後半の問題の方が配点が高いのだが、解く順番としては最初の文法問題から片付けたほうがいい。というか、普通に1から順番に解いていって問題ないだろう。
コツとしては、前半に時間をかけ過ぎない事。多少自信が無くても、深く考えず思い切って飛ばした方がいい。
後半の長文は、本文の前に設問を読んでおく事だ。
あとは、そうだね、簡単な単語を使ったイディオムや、外来語のアクセントなんかを復習しておけばいいんじゃないかな」
「少しといった割りにものすごい量のアドバイスだな」
「そうかい?これでも結構要点は絞ったつもりなんだが」
「逆に自信が無くなってきたよ…」
「そうか、仕方が無いな。これを君にあげるよ」
「なんだ?お守り?手作りか、これ?」
「ああ、君の為に作ったんだ」
「何が入ってるんだ?」
「僕の陰m…ゲフンゲフンくつくつくつ………とてもご利益のあるものだよ。ああ、開けてはいけないよ。ご利益が無くなってしまうからね」
「ああ。ありがとう、佐々木」
「それじゃ、センター頑張ってくれ」
>>926 地歴・公民1教科目が始まるまであと56時間か…
>>926 竜桜乙
佐々木俺にもちょうだいよ佐々木
昔小説版ガンダムでアムロもセイラさんにそんな御守りを貰ってたな
撃墜されちゃったが
「佐々木さん佐々木さん、私もそのお守りが欲しいのです。もちろんタダでとは言いません。代わりに私の作ったお守りを差しあげます。」
「……………。橘さん、一応聞くけど…その中には何が入っているのかな?」
「もちろん佐々木さんと同じものを入れてあるのです!」
「……………何だって?よく聞こえなかったわ。もう一回言ってもらえないかしら?」
「またまた、しらばっくれちゃってぇ。知ってるんですよ?これでもかってくらいやってたじゃないですかぁ。」
ままさかこのツインテール……また私の部屋にカメラを!?この間取り除いたばかりだったから油断してたわ。
「ななな何のことかしら?ささっぱり分からないわ。」
「愛ですよ、あ・い。」
「…………はぁ?」
「だって佐々木さん、昨晩長い間お守りを持ってごそごそやってたじゃないですか〜。」
そうか、あの時はカメラに背を向けてたんだな………ってことは、カメラがある位置はだいたいあの辺ね。
私は安心のため息をついて、取り敢えず持っていた予備のお守りを言って渡し、この場をやり過ごした。
もちろん、渡したお守りには何にも入ってないわ。もちろん、愛なんてものもね。
橘さんと別れた後、帰り道を歩きながらカメラの除去と鍵の設置を両親に要求することを誓ったのだった。
「もちろん」が重複してるOTL
あと、きょこたんのお守りをどうにかするの忘れてた…
935 :
1/3:2008/01/17(木) 02:21:40 ID:vDuyc7pR
すぐ続けるつもりがQSS(急に仕事が修羅場ランラバンバ)でえらく間が空いてしまいました。
このスレのうちになんとかしたいので空気よまず投稿。
>>426-427の続き。とりゃ。
佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その2
僕の夢見る閉鎖空間の街中を、キョンと手をつないで歩く。
正確には、僕が夢見ているキョンなのだろうけど、それでも胸が弾む。
「だから初詣とかじゃなくて、この世界から脱出する方法をだな……」
まったく、本人みたいにつれないことばかり言うのだから困ったものだ。
そういえば、せっかく初詣に行くのだから、今着てるような普段着ではなく、
晴れ着にでも着替えてみたいものだね。
夢の中なんだから、そのあたり自由にならないものだろうか。
そう思った途端、僕の周りを茜色に色づいた霧のようなものが包み込んだ。
何だろう。どこか懐かしいような、安心するような、不思議な気持ちがする。
キョンに抱きしめられてたら、こんな気持ちになるものかな。
「うわ、佐々木、急にどうした!」
キョンが大声を出して飛びのく。大丈夫だよ。夢というのは、何でもありなのだから。
霧が夕映えを映したような強い輝きを一瞬放ち、次の瞬間には消えうせる。
見下ろせば、僕の服装は、先ほどの輝きを映したような鮮やかな茜色の振袖姿に変わっていた。
「何でもアリだな佐々木」
夢の中だもの、これくらいいいじゃないか。ついでにポニーテールにした方がよかったかい?
よせやい、と横を向いたキョンの頬に、16%から58%ぐらいの割合で「本気とかいてマジ」な
成分が漂っていたのは、彼には黙っておいてあげよう。しかし我ながら芸が細かいものだね。
再びキョンの手をとって、セピア色の街を歩き出す。僕ら以外は誰もいない、
静けさに満ちた街並みを。
もし君が現れてくれなかったら、とても寂しい気持ちになるのではないかな、ここは。
「ここがお前の閉鎖空間だとして、一体何を映し出してるんだろうな」
さあ、何なのだろうね。
ただ今は、この風景すら、どこかしら明るく、暖かい色合いに見えるのは、主観の問題だろうかね。
「るる♪ らら♪」
晴れ着姿で口ずさむ。昔どこかで聞いた。歌詞も何もない、素朴な、でも美しい旋律。
僕は、誰かのように空を切り裂くように高く響く声ではないから、普段あまり歌など口ずさまない。
議論するには聞きやすくていい声と言われたことはあるけれど、歌むきとは僕自身思わない。
「珍しいな、お前がそんな風にはしゃぐのって」
いいじゃないか、ここは夢の世界で、見ているのは君だけなんだから。
人ひとりいない神社で初詣というのも違和感があるけれど、しきたり通りに
二人でお手水を用いてから参拝する。
実際に懐が痛むわけでもないので、キョンの分と会わせて漱石先生を
一枚お賽銭箱にいれて手を合わせた。
「佐々木、頼むから正直に言ってくれ。何をお願いしたんだ?」
キョンが、何故かどこかおびえたように、或いは覚悟を決めたようにたずねる。
そんな重大なことかね?
まあ、家内安全、無病息災、それと君の平穏な一年をお祈りしておいたよ。
「堅実な願いで助かるよ。エキサイティングな世界とか願われたらどうしようかと思った。
しかし、俺の平穏な一年ってのは何なんだ?」
うん、まあ、これは利己的な願いかな。
君が非日常な事態に忙殺されず、平穏に日々を過ごして、それが結果的に
僕と一緒に平穏に居られる時間が増えることであれば、幸せだなあ、なんて……。
あんまり赤面しないでくれたまえ、キョン。こっちまで言っていて恥ずかしくなるじゃないか。
「なあ、佐々木。お前は自分の望む通りに世界を改変したい、なんて思ったことはないのか」
玉砂利をざくざくと踏みながら、キョンがさりげなく、いやそれを装って尋ねてくる。
本当に芸が細かいね。いやいや、こっちの話。
僕の思うままの世界か。確かにままならない事態に直面すれば、誰しもそう思うんじゃないかな。
936 :
2/3:2008/01/17(木) 02:23:00 ID:vDuyc7pR
でも、そうだね。ちょっと話は変わるのだけれど、僕の同級生に、アメリカからの帰国子女がいるんだ。
クラスの中では孤立しているのだけれど、僕とは時々話があってね。ああ、安心したまえ、彼女は女性だよ。
彼女はとかくアメリカ的な価値観の持ち主で、「沈黙は美徳」とか「空気を読む」とか言う行為が、とても苦手なんだ。
「自己主張ができない者はバカだとみなされる」という欧米風の価値観なので、色々と苦労しているみたいなんだ。
日本人にとって一番身近な外国であるアメリカすら、それだけ価値観が全く異なっていて、
しかもアメリカは移民大国という側面もあるから、もっと違う価値観の人々が寄り集まって、
本場はごった煮みたいになっているわけさ。
で、僕はそうした違う価値観に触れることは、とても楽しくて、「自分の世界が広がった」と思うんだ。
年末年始の特番で、海外のドキュメンタリーを大量にやっていてね、それでも同じような楽しみを享受できたよ。
今この瞬間にも、たとえばインドで、或いは中東で、或いはアフリカで、
僕達とは全く異なる価値観で、全く異なる環境を「当たり前」と思って生きている人々がいる。
インターネットどころか、文字すら知らずに、でもそれを困ったことだと思わずに日々を生きる人は、
どういう風に世界を見ているのだろうか。
厳格なムスリムの風習にがんじがらめにされて生きる女性は、けれどそれ以外の世界を知らなければ、
それこそが「当たり前の世界」と思って生きているんじゃないだろうか。
夕暮れに2キロ離れた山の稜線に動く牛の数を数えられるマサイの人々が見る風景は、どんなものなんだろうか。
ねえキョン、君はそういう風に考えたことはないかい?
僕の常識、僕の価値観では想像することもできないような「世界」が、今ここに、
地球の別の場所にたくさんたくさん存在するんだ。
それが60億以上も集まってできているのが、僕達の世界なんだって。
だからね、もし、全てが思い通りになるように、世界を改変できる力をもらえたのだとしても、
そこから生まれるのは、「僕のj想像力や価値観」の枠内でしか推し量れない世界なんじゃないのかな。
それはとてもちっぽけで、大して面白くもない世界だという気がするよ。
まあ、僕は「知る」だけで満足するタイプだから、そう思えるのかもしれないね。
涼宮さんのように「実際に体験したい」と思うタイプの人とは、おのずから立場が違ってくるんじゃないかな。
そんなわけだから、安心したまえ、キョン。僕はむやみやたらな世界改変とやらに、別に興味はないから。
まったく、夢の中でまで、涼宮さんの話題に結びついてしまうとは、
やはり最大の障壁は彼女だと無意識の領域でも思ってしまっているんだろうか。
なにげに妹ちゃんが伏兵として手ごわいような気もするんだけど。
ああそれと、もし「君と二人、ずっと一緒の世界」というのが叶うのなら、
世界が四畳半一間だけしかなくとも、僕はずっと楽しく、満足した人生を送れると思うよ。
「なんかさっきと言ってることが違わないか、佐々木。あと今日はずっとテンションがおかしいぞお前」
重ね重ね失敬だね本当に。
それに、別におかしくはないよ。
君がいて、そして君と語り合うだけで、僕の価値観、僕の世界は、ずっと広がり続けていられると思うのだよ。
せっかくなので、おみくじをひいてみる。
誰もいないので、百円を置いて自分でひく。
「しかし意外っちゃ意外だな。佐々木はこういうの、非合理的だとか言って忌避するもんだとばかり思ってた」
まあ、普段は敬して遠ざく、というのがスタンスになっているのは認めるけど、
この夢では伝統に敬意を表さざるを得ないのだよ。なにせ君がここにいるという圧倒的な証拠があるわけで。
「何のこっちゃ」
おみくじの結果は中吉だった。
しかも中身は、「失せものに注意」だの「好機あり、ただし冷静に対処しないと後悔する恐れあり」
などと、あまりめでたくないものが多かった。起きたらもう一度ひきにゆこうかしらん。
神社の木はよく生育しているらしく、結ぼうと思っても、僕の背では届かない場所にしか枝がない。
本当だったら、まずありえないことだけど、まあ、夢に文句をつけても始まらない。
「ちょっと貸してみ」
ありがとう、キョン。って、そんなムリヤリ枝をしならせて引きずりおろさなくても。折れてしまうよ。
「けどおみくじって、本人が結んだ方がいいだろ。ほら、持ってるから結んじまえって」
枝にしっかりとおみくじを結びつける。もう大丈夫だよキョン。
937 :
3/3:2008/01/17(木) 02:23:54 ID:vDuyc7pR
「おう……ってうわ!」
無造作に手を離すものだから、勢いよくしなった枝が、キョンの目の近くを掠めた。大丈夫かい?
「ちょっとびっくりしたぜ、はは」
笑っている場合かね。眼球を傷つけたらことだよ。ほら、掠めた頬のところが切れてしまっている。
「や、別にこれくらい大したもんじゃないって」
そうもいかないよ。雑菌が入るとよくないし、新年早々縁起が悪いだろうに。
……。
夢の中で絆創膏を願えば、もしかして叶ったのかもしれないけれど、僕のために怪我をしたのだから、
これくらいは、ね。
「うわちょっと佐々木、顔近い」
思い切ってキョンの頬に顔を寄せ、傷口を舌でそっと舐める。
ちょっとざらっとした感触。そして鉄錆の臭いが口腔に充ちる。
キョンの血の味。
「……さ、佐々木」
「……キョン」
何故だろう。中学3年の頃は決して超えることなどあるまいなと思っていた距離の壁が、
あの人たちとともに居る君を見たときからは、決して超えられまいとどこかで諦めていた距離の壁が、
夢のなかではいとも容易く打ち破れた。
キョンの深い、全てをゆがみなく静かに反射する瞳に、僕が映っている。
僕の瞳にも、君の姿が映っているのかな、それは、どんな風に映っているのだろうね。
そんなことを思いながら、僕達の距離は零に
「うわ!」
最近とみに調子がおかしくなっていた目覚ましが、よりによって1月の2日だというのに、朝の6時に僕を叩き起こした。
あ、あと5分、あと5分寝かせておいてくれれば!
しかも、しかもだよ。通常どおり7時まで寝かせてくれれば、あの盛り上がった状態のまま、急いで家まで帰って15分。
あと45分あれば、夢の中とは言え保健体育の実践的なステップを
どこまで駆け上がれたのかと考えるとああああああ。
母が、早く雑煮を食べに降りてきなさいと部屋をノックするまで、僕は枕を抱えてのた打ち回っていた。
まあ、いい初夢だったと思おう。
来年もぜひ写真を枕元に入れてみるとしよう。それと目覚まし時計は3が日が終わったら即買い換えようと心に誓った。
数日後、目覚ましを買いに行って、何故か財布の中身が千円ちょっと少ない気味であることに気がついた。
年末年始でバタバタしたときに余計に何か買った記憶はないんだが。はて。
などと首をかしげながら歩いていると、キョンと遭遇した。
やあキョン。
今年に入って初の顔合わせだね。お年賀状ありがとう。今年もよろしく頼むよ。
?
ねえキョン、なんでそっぽを向いて視線を合わせてくれないのかね?
それと、やけに顔が赤いようだけど、風邪でもひいたかい。
……。
……あの、キョン。僕に見せないようにしてる側の方の頬に、絆創膏張っているのが見えたのだけれど。
……ねえ。
……あれは夢、なんだよ、ね?
おしまい
こんな時間でも人いるんだな…
>>937GJ
>>933に手を加えたものを投下しようかと思ったけど、少し間を置くか…
あんまし変わってないし、何より良作の直後に雰囲気をぶち壊すのは忍びないw
馬鹿野郎!
キョンがポニテ萌えなのは知っていたさ。
だが、下手に髪型を変えて誰だか分かってもらえない、そんなのは最悪だ。
佐々木が一番恐れていたのはな、会った時に誰だか思い出してもらえないことだ。
スマン、誤爆した。
>>934あるあるww
投下した後自分のボキャブラリの少なさに気付いて嘆くんだよなorz
SSはワロタGJ
>>937 おおう、あの時の続きが読めるとは!
ささっきーの「かしらん」に悶えたぜ相変わらず甘い世界いいなあGJ!
>>946 すごみが全く感じられないww
だかかぁいい(*´Д`)ハァハァ
キョン「須藤が好きなのは、岡本じゃなくてお前ではないのかな?」
佐々木「それは無い」
佐々木はあっさりと言いきった
佐々木「僕は、誰かに特別好かれるようなことは何一つしていない。人に好意を振りまくこともだ」
――(君とは違ってね。くつくつ)
――「それは近くにいた君が一番よく知っていることだろう」
――(僕的にはあれでも特別親切にしてアタックしまくったつもりだけど、僕の気持ちに気付いてもくれなかったね)
キョン「全然判らないが」
――(あれで好意を振りまいてない?オレを含めたクラスの男子の半分はハアハアしてたような)
佐々木「まあ、そういうことにしておくよ」
・・・・・・・・・・
佐々木「涼宮さんや長門さんは、君に恋しているのではないのかな?」
キョン「それは無い」
佐々木「やけにあっさり言うね。くつくつ」
キョン「俺は、誰かに特別好かれるようなことは何一つしていない。人に好意を振りまくこともだ」
――(お前と違ってな。男ってのは女の子に勉強教えてもらうだけで舞い上がるもんだ、俺もその口だったが)
――「それは近くにいたお前が一番よく知っていることだろ」
――(俺的にはあれでも佐々木に特別親切にして、アタックしまくったはずなんだけどなー)
佐々木「全然判らないが」
――(君の噂は聞いているよ。あれで好意振りまいてないとでも言うつもりかな?だいたい君は昔から)
キョン「判らなければしょうがない。そういうことにしてくれ」
うん。全く違和感無い・・はず
950 :
933:2008/01/17(木) 12:42:02 ID:4A6v6Ha6
>>947さんの仰る通りです、一言言うべきでした…
>>926さん申し訳ありません
捨てるのはもったいないので、
>>933改訂版はスレ梅にでも使います
どうかご容赦を
951 :
この名無しがすごい!: