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この名無しがすごい!:
国分寺のボロアパートから出発して
10年程で赤坂高層ビルにオフィスをかまえた新風舎。
社長の松崎から最初に言われたこの一言が、未だに忘れなれない。
未開封の応募原稿の山の前で「これだけで300万、いや500万円になるんですよ」
嬉しそうにニタニタしながら言ったその顔つきは
醜い守銭奴そのものだった。
松崎の頭の中にあるのは、いかに原稿を金にかえるかだけだ。
松崎は著者を、金持ちで共同出版本をだせそうかそうでないか、
でしか見ていない。
健友館をけおとし、近文や文芸社にいかに追いつき追いこすか、
それしか考えてなかった。
本当に著者のためにと考えていた連中は
もちろん文芸社なんて頭になく、
著者のためにいかに良い本づくりをするか、
それだけしか考えてなかった。
だから国分寺の時代に反旗を翻して独立しちゃったんだよ。
代々木とか中野とかに共同出版会社をつくってね。
だから昨年日経から出た松崎の手記を読んで、
驚いたの何のって。
「すべては表現者のために」という美辞麗句ばかりがちりばめられていたから。
松崎さん、あなたは「表現者のために」原稿の山を値踏みし、
不往相な赤坂に事務所を構えたのですかぁ?
日経手記とリアルの松崎との間には、
絶望的なほどの隔たりがある。
てか、あんたなんで新風舎でなく日経から本を出したの?www
これこそ著者に対する最大の背信行為なんだけど
それにすら気づかないほど感覚がマヒしてしまったらしい。
何事においても後先は考えず戦略的思考とはおよそ無縁でただ支離滅裂なだけの、
松崎らしいといえば松崎らしいが。