レス番号の最後が0になる人が本のタイトルを一つ上げ、
次からの 9人が『実際のその本とは違う内容』の感想を語り合うスレだっぺ。
もとの本を知ってる必要はないが知ってたほうがおもろいかもしれんなぁ。
※ 既出上等。二度ネタでも料理してみせらあ。でも嘘タイトルはかんべんじゃ。
関連スレの過去ログを読むと、雰囲気がよくつかめると思うで。
関連スレはここ
**0が挙げたタイトルの嘘談義をするスレ 4つの嘘
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1161453733/ それじゃ最初はこれから始めましょか。
つ[シートン動物記]
2 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中:2007/02/25(日) 12:53:07 ID:Ox/dP0Cf
動物記ってタイトルは凄いひっかけだよな。
所々、違和感のある描写があって気になってはいたけど……
あのオチは読めなかった。
ファーブルとの推理合戦は見ものだった・・・
俺最後までワトソン役が人間だと思ってたよ
まさか猫視点だったとは
>>2の言う違和感のある描写ってのが、ワトソン役からの描写だったんだよな。
とことんミスリードさせられちまったぜ。
叙述トリックの大家だよな
確かに嘘はついていない…いないんだがあれを見抜けるやつはそうそういないぞ
俺も普通に読み終えて最後の最後でひっくり返った
ミステリー板の中であれだけ瞬間的にスレが盛り上がった作品は史上初だよな
実況系のスレなんか目じゃないほどの速度だった
なんだっけ、あれで転送量が増えすぎて2ちゃんねる閉鎖騒動になったんだっけ?
book4鯖の中だけじゃなくていろんな板に飛び火したからな
VIPにもスレが乱立していたし
確かにフェア/アンフェアの議論もすごかった。
でも俺的には「ビアンカ萌え」とかの妙なノリで糞スレ立てまくった奴がウザかったな。
ミスリードに関することばっかりがよく言われてるけど
ちゃんと話の内容やトリックも面白いまさに名作だからな
あまりにその叙述トリックが有名すぎて誰もが知ってるから
ネタばれなしに読めないってとこが玉に傷だが
おっとっと
源氏物語で
源氏の興亡を描いたすばらしい戦記物だったな
戦や外交で決定打になってるのは全部ミ・ナモトー王家の王族の力ばっかりだったよな
特に王子のあまりに美しすぎてピンチのときに月がビームを撃って助けたり、
男性女性を問わず王子を見た者の網膜から王子以外の存在が消滅し、
陶然として行動を止めるほどの人外の美しさっていったい何者さ
でも54将って正直多すぎじゃね?
ミ・ナモトー頼光の
酒呑童子退治の所が好きだなあ
まさか酒呑童子がヤマタノオロチの息子だったとは……
ラスボスがしずかちゃんだとは思わなかった。
作者の「この作品は平家物語のトリビュートです」発言について。
確かに一族の興亡だけどさ。
すばらしい軍記ものだけどさぁ…!
各章に必ず入るしずか様の入浴シーンがお約束ギャグとなっててすばらしい!
毎回どんなシチュエーションで入浴が覗かれるのかwktk
しずか御前が
凄腕の元暗殺者だが、今は白拍子に身をやつしているって設定は流石に厨っぽいなあ…
武器が鋼鉄のワイヤーだしw
でも、入浴シーンの描写がエロイからいろいろとお世話になった
人間失格
エロゲありなの?
まぁいいや、ノベライズ版の方で
主人公は終始うじうじしてて最悪だったな
ありゃ確かに人間失格だ
ヒロインの壊れ具合はいい感じだったけどw
俺はヤンデレ春菜が好き
22 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中:2007/02/26(月) 22:08:13 ID:uzoeNZEw
いくら何でも原作の設定無視しすぎだろノベライズ版!
登場人物の過半数がオリジナルキャラな上に、
主人公途中でいったん死んで別人になって生まれ変わるってなんだよw
でもぶっちゃけ原作より面白かったので許す
23 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中:2007/02/26(月) 22:15:32 ID:5fCGinX1
ノベライズ版は作者の妄想とトラウマと実体験を見事に融合させて昇華させてたからなぁ。
一歩間違えば完全に同人だけど、あれは見事、職人技としかいいようがない。
黒歴史の方の××版ノベライズも忘れないでね
原作に忠実なはずなのに異様に胸糞悪くなるやつ
回収騒ぎになったのってどれだったっけ
そりゃ黒歴史のほうだろ
あまりに早く回収されたもんでそもそも出回った分が少なくて
今現存してるものはほとんどないらしい
この前ヤフオクにでたときは話題になったな
この間、幻の同人版がオークに流れてたね。
同人時代にコミケで5部しか売れなかったってやつ。
西尾維新版だっけ?
>28
後の、人間失格と欠陥製品の一対ってモチーフはコレが源流なんだよな〜
30 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中:2007/02/27(火) 16:58:41 ID:D3+BzHGs
吉永さん家のガーゴイル
31 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中:2007/02/27(火) 20:08:19 ID:tn5ZnyU4
ああ、エッセイ集だっけ。
確かその表題のは作者の家に「自分は宇宙人だ」とか名乗るリアル電波がやってきたって話で、
それでそのリアル電波氏の親族が作者を訴えちゃったんだよな。
その親族も作者を吉永小百合だと思っていたという・・・
訴えられた吉永小百合も寝耳に水だったろうな
題名に「ガーゴイル」とあるのに結局ガーゴイル出てこなかった件
34 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中:2007/02/27(火) 21:02:15 ID:tn5ZnyU4
あれ?リアル電波氏の事を作者がガーゴイルって呼んでたんじゃなかったっけ。
アニメのキャラクターから取ったとかで…
ガーゴイルって頭が硬い親父の事だって徹子の部屋でいってたじゃん。
世界と人間の境界線の寓意だと解釈したけどな
誰もが皆ガーゴイルを持っている、みたいな
>>35-36 どっちもあってるんじゃないか?
嫁入り前の娘に世間は危険だって理由で父親が死ぬまで
一歩も吉永家から外へ出られなかったわけだから、
自分=吉永家<親父の壁>外=世界
という図式がなりたってるんだと思う。
件のガーゴイル氏との攻防を契機に
作者と父の関係の深層に踏み込んでいく所は下手な小説よりも読ませるよな
しかし作者さんは美人だな
手放したくないって父親の気持も解らんでもないw
いまだ未婚だし。
こんな人と付き合いたいな・・・
我が闘争
行き先々がいつも戦争状態になって、
親しくなった人を次々と失い、一面の焼け野原、
それを何度も繰り返した揚げ句たどりついた結論が、
自分自身が闘争を呼ぶ神だった!
「我が闘争!我が戦いそのもの!我に平和は訪れない!」と廃墟の中央で
叫ぶシーンにはじーんと来たよ。
あの演説(と言っても聞いてる人いないから、独白?)シーンは神。
周りの親しい人々がどんどん死んでいって、最後にそれが全部自分のせいだと知るなんて、悲しすぎるよな…
どう考えても「われがとうそう」が正しいんだけどな
つい「わがとうそう」って読んじまう
その事実が明らかになった後、彼ひとりを悪者にしたてて迫害する群集心理の細かな描写といい
それを自分の地位保全のためのプロパガンダに使う政治家の描写といい、
作者は人そのものを憎んでいるって感じを受けた。
人が誰もいなくなって初めて平和が訪れるラストシーンは衝撃的であるとともに、
人の愚かさと滑稽さを見事に描ききってる。
周囲に人がいるから自分は災いを呼んでしまう
回りに誰もいなければ穏やかに暮らせるんだという結論にたどり着いた主人公が
大国をおどして宇宙船を用意させ、地球を離れて宇宙へと旅立っていくラストシーンは圧巻だったな
自分さえいなければという自分を責める自虐と理不尽な人間たちへの怒り
そしてなによりも運命そのものに対する恨みつらみと諦めがごたまぜになった感情の吐露が素晴らしかった
彼が地球から離れたからといって闘争がいきなり収まるわけではなく
結局そのまま続いた第3次世界大戦によって世界は滅びてしまうんだけどな
本当に芸術的なまでに後味の悪い話だ
47 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中:2007/03/01(木) 13:45:50 ID:/D5iXAmb
あの後味の悪さがいいんじゃないか
彼は宇宙船の中たった1人でこれから生き続けるんだぜ
あらゆる『死』『消滅』『無』といったものの寄せ集めとしての性質を持つ彼はその『反動』が自分自身に向かうために絶対に死ねないんだ
>>47 それたしかロシアの占い師が彼を見て言ったことだよな
たしかこんな感じだっけ?
「あなたは『死』『消滅』『無』といった概念を撒き散らすもの。災いを呼ぶもの。闘争の源。
破壊のエネルギーを周囲に撒き散らしその力の反動で自らを強化する。
あなたの意思がどうだろうと関係ない。あなたの体自体がそういうものなのだから。」
とりあえず呼んで三日は鬱になるのは間違いない
名作なのでぜひともよんでいただきたい
ノルウェイの森
森元総理のノルウェイ訪問日記だったよな。
政界の裏が見えて恐ろしかったぜ。
作者、一応ペンネームで経歴不祥になってるけど
当時総理番やってた記者の一人ってのは確定してるんでしょ。
噂じゃ、これの印税で大儲けして新聞社もやめたらしいが。
53 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中:2007/03/01(木) 23:15:36 ID:Xzi1gEor
その作者さん、この間急死したとかニュースでやってたんだけど…
まだ若かったよな?
口を封じられたんじゃないかって噂が立ってたな
一応フィクション扱いで出てる本だが、ノンフィクションなのは丸わかりだったからなぁ
でもさすがにSPとスパイの銃撃戦のとこだけは嘘臭かったよなw
あそこだけだな、エンターテイメントと呼べた展開は
「100パーセントの妄想小説です」なんて帯も話題だった記憶がある。
さすがに王宮での非公式晩餐会でサメの脳味噌が出てくるあたりはネタだろうな。
あれと「干からびたチーズ」は歓迎されて無い事の比喩だと思ってたが。
だが、気づかずにおいしくいただいちゃうんだよな。
「おかわり、ある?」
に対して
「これはこれだけしかございません。もっと上等のならばございますが、それは事情がありましてお出しできません」
の返しは絶妙だと思った。
ところでずっと疑問だったんだが
タイトルが「ノルウェイの森元」でないのはなぜだ?
家なき子
あのクトゥフルの名作がついに来たか
ダゴンの正体が発覚する場面では震えが来た
まさか萌え人魚っこだとはな
|ハ,_,ハ
|´∀`';/^l
|u'''^u;' |
|∀ ` ミ ダレモイナイ・・・
| ⊂ :, イエナキ スルナラ イマノウチ
| ミ
| 彡
| ,:'
|''~''''∪
l^丶
いえいえ | '゙''"'''゙ y-―,
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶 (丶 ミ
(( ミ ;': ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`';,
`:; ,:' c c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J
/^l
,―-y'"'~"゙´ | なきなき
ヽ ´ ∀ ` ゙':
ミ .,/) 、/)
゙, "' ´''ミ ハ,_,ハ
(( ミ ;:' ,:' ´∀`';
'; 彡 :: っ ,っ
(/~"゙''´~"U ι''"゙''u
帰るところがなくなった邪神が今も人間の世界の近くを歩いてるらしいな。
運悪く遭遇した人は発狂or恐怖死だし、マジ怖い。
しかし、あとがきの
ルルイエなき子発言は
作者自ら言っちゃったかw って感じだなw
しかし、何だかんだ言っても、文章の稚拙さは童話にも劣るよな。
擬音の使い方もラノベそっくりで・・・
まあ邪神の怖さを端的に表してるって評価なんだろうけど。
俺はトロロの正体がツァトゥグァだ!ってところで投げちまったよw
俺はク・リトル・リトル童話の代表作だと思うな
さすがにTVドラマ化は勘弁して欲しかったが…
姉妹編の「ク・リトル・リトルマーメイド」もなかなかのおぞましさ
アトランティスの海神とその末裔のおぞましき…ってやつか。これ以上はネタバレになるから言わんが。
でも、正直黒歴史に近い部類だと思う。
伊豆の踊り子
たしか、
柳田國男の弟子が、詳細なフィールドワークで関東の漂泊の遊芸者の起源を探った
民俗学の労作だったよな
起源は隠れたアマテラスに出てきてもらうために
恍惚の踊りを舞ったアメノウズメだって奴だっけ?
従来から芸能の始祖神として信仰されてはいたが、
その存在を神話ではなく実在の人物であったと証明していく
くだりは学会で賛否両論巻き起こしたんだよな。
その辺の論考部分で当時は奇書扱いだったみたいだね。
資料としての価値が見直されて、
最近では>71の言うように再評価されてきてるけど。
ごめん、アメノウズメとされる娘が
裸になって踊るところで図らずも勃起した
学術書とは思えないなまめかしい描写だったんだよ……
この本があんまり認められなかった所為もあるんかねぇ?
たしかガス自殺しちゃったんだよね、この人……
ええっ、初めて知ったよ!
でも賛同した学者もわりといたらしいよ
この説を全面的に取り入れて
新たにどっかの大学の教授が書いた本が
「舞姫」だったっけ
全面否定する人も多いけどね。
5年前に出版された「踊り子の死」読んでごらんよ。
ちょっとしたささいな事や関係者の話をきちんと積み重ねて、
衝撃の回答を見事に導いてるから。
そんな堅苦しい話はいいから
どの踊り子が一番萌えるか決めようぜ
俺は風野舞子に一票な
いや、やっぱり一番はアメノウズメだろ。
あの挿絵で抜いたのは俺だけではないはず…
聖書
アニメ化されて一時は大人気になった作品だったな
2chもこれの話題でもちきりだったし
作画も崩れないし、ストーリもいいし。ここ数年では最高峰の出来だった。
ただ、アンチと痛い信者の対立がウザイ
これさえなければ文句なしの名作なんだが・・・
それこそ信者の理屈だな
あのアニメ化はどう見ても信者御用達だろ
前知識なしで見てたら( ゚д゚)ポカーンだったぞ
俺の常駐板は信者の侵攻を受けて『あの○○は聖書のパクリ』認定されまくって大荒れに荒れた
「信者が痛くてアンチになった」典型作
アニメ版はどうでも良いだろw
俺は、新シリーズの方のアポカリプス編が好きだな
84 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中:2007/03/10(土) 15:18:45 ID:xp3DPHyy
新シリーズと旧シリーズの間の外伝、「グノーシス編」は
ちょっとマイナーだけど割と面白かったなあ
「真」シリーズ知ってる香具師いる?
あれ結構好きなんだが誰も知らないっていうんだよ
俺のオススメは旧作
旧作のほうが断然オススメ
でも、あれの作者って絶対EVA好きだよな。
固有名詞とか雰囲気とか、かなり影響受けてる感がある。
その他にもアニメ好きなんだろうなー、と思う部分が多々…
しかし、アンチが作者に爆弾送りつけた事件はさすがに引いたわ
どっちかってーと外伝的作品の「タルムード」とかの方が
EVAからの引用は多いよな。
失われた時を求めて
91 :
おまいら面白杉:2007/03/11(日) 06:51:16 ID:gM1VYDTQ
考古学者の自伝だったな
中米テエティワカン発掘の一日の自然描写は圧巻、
だけど詩的に過ぎないかw
まあ、あのくらい詩情に溢れてた方がロマンチックでいいじゃないか
でも古代の娘のミイラに本気で恋をしてるあたりのくだりは
さすがにちょっと引いたw
ミイラを脳内で萌え少女にした俺は勝ち組。
きっと奴も同じことをしたのだろう…
なんか、まあ題材的に仕方ないのかも知れんけど、全体的に地味だよな。
つまらなくはないんだが、中盤ちょっとだれると言うか…
だれるも何も、自伝だし…。中盤は学会の権力争いに疲れた愚痴だしなあ。
だからこそオッサンにとっては、人生の転機をかけた決心が心をうつんじゃないか。
まあ、それが「ミイラ少女萌えー」なのはどうかと思うが。
もう、そこからの詩的表現が輪をかけてスゲエw
でも第四部辺りでゴモラが街を破壊し始めた時は思わず壁本したくなったぜ
ウルトラマン直撃世代だらって、自伝でウルトラマンの回想ってのはなぁ…
つうかウルトラマン見てから考古学を志すなんて、意味不明にもほどがある。
いや、
雑忙にまみれて疲れ果てた考古学者が
イスラエルからイラク、そしてメキシコへとつながる〈失われた時を求める〉旅路へと飛び出す
その幕開けにふさわしい、原初的な力に満ちあふれた素晴らしいイメージだと思うぞ
そう、その通り。
それにウルトラマンの顔とグアテマラで発掘された巨大な仮面がそっくりな事から
マヤ文明の謎に挑んで最大のククルカン神殿を発掘できたわけだし。
発掘現場での日常やいろんな技術の説明が結構細かくていろいろ知識が増えるのが楽しかったな
ただ、その説明がぜんぶやたら詩的なんだよなw
なんで放射性同位元素による年代測定法の説明で天使や妖精が出てくるんだか
あと薔薇とか檸檬とか画数多い漢字使いすぎ、耽美にもほどがあるだろ厨くさいってw
>1-10 シートン動物記 :人間と見せかけて猫だったワトソン役のミスリードが有名な叙述トリック系ミステリー、
あまりにスレが盛り上がりすぎて、2ちゃんねる閉鎖騒動を引き起こしたらしい。
>11-19 源氏物語:ミ・ナモトー王家の興亡を描いた戦記物。ラスボスはしずかちゃん。
>20-29 人間失格 :原作エロゲ。元の設定を無視しまくったノベライズ版が数種類あるらしい。
>30-39 吉永さん家のガーゴイル :頭が固い父親が死ぬまで一歩も家の外に出ることができなかった娘が、
家にやってきたリアル電波(ガーゴイル)氏との攻防を契機に父との関係に踏み込んでいくエッセイ集。
>40-49 我が闘争:自分の石に関係なく周りに闘争を引き起こしてしまう哀れな男の物語。
ラストは自分1人になるために宇宙に旅たつらしい。人の愚かさと滑稽さを描いた作品。
>50-59 ノルウェイの森:森首相のノルウェイ訪問記。一応ノンフィクションらしい。作者が口を封じられて急死とか?
>60-69 家無き子:ルルイエなき子♪ クトゥフルの名作でありかつ童話。ク・リトル・リトル童話の代表作らしい
>70-79 伊豆の踊り子 :遊芸者の起源を探った民俗書。発表当時は奇書扱い。最近は認められてきてるとか
>80-89 聖書 :信者がものすごくてアンチも多い作品。新・旧シリーズと各種外伝があり、アニメ化もしてるらしい。
>90-99 失われた時を求めて :やたらと詩的な考古学者の自伝。ミイラに恋をしたり、ウルトラマンで考古学を志したり。
最初のシートン動物記からなかなか嘘つきっぷりがよかったな。まさかミステリー作品になるとは。
このスレはなかなか面白いな
110以降からは私も参加させてもらおう
最初から参加してる
あんまり絡みにくいネタ振りしたときはちょっと悪かったかなと思ってるw
あんまり最初の方で固有名詞とかあらすじ(?)とか出しちゃうと続きが受けにくくないか?
最初の1、2レスで方向性が決まってしまうからね。
続けるのが難しい「振り」をされると、非常に悩む。
でも、そこがまたこのスレの面白さかなとも。
俺はこのスレ大好きだw
一度くらいは**0を取ってみたいもんだ
実際の本や出来事と微妙にリンクしてるところがいいよね。
理解するのに多大な教養が必要な奴もあるけど。
*0の候補作はいくつか決めてるが、なかなか*0が取れないなぁ
これって、*9と*0両方踏むのはありなの?
108 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中:2007/03/13(火) 20:29:28 ID:TDhUFIVP
なし、ですかね
踏めたらうれしいですが
これ漫画も範囲に入ってるんですか?
入れたら楽しいと思いますが
漫画は板違いなので除外だな。
↓ではお題をよろしく
リアル鬼ごっこ
作者は元グリーンベレーだっけ?
昼なお暗いジャングルでゲリラに追われるうちに、だんだんと心が麻痺していく描写は鬼気迫るものがあったな。
戦争描写や心理描写は全く問題無いんだが、
どうしても我慢できなかったことが一つだけ。
戦争の原因が砂糖を求めて侵攻って何じゃって思った。
いくら甘い物好きの独裁者といっても砂糖はないだろ砂糖は。
確かに他の部分の圧倒的なリアルさと比べ、開戦理由の砂糖とか浮いてたよな
独裁者の、全てが金で作られている葉巻とかも唐突だし
俺は強烈に、なんかの暗喩かなんかじゃないか、という感想を強く俺は感じたな
映画化されるそうだが、出来はどうだろう?
でもさー、この話ってあらすじやキャラクター性より
あの硬派で美しい独特の文体が持ち味だから
映画化してもあんま意味ない気がするなー
砂糖はなんかの漫画のリスペクトって聞いた
ジョジョだっけ
あんな人でも漫画読むんだな
115 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中:2007/03/14(水) 02:39:36 ID:h/4yfM1p
バンゲリング ベイ
鋭い指摘!
俺もあの音声操縦の無人戦闘ヘリを遠隔操作するさまは
バンゲリング ベイそっくりじゃ無いかって思ったよ
作者はこれが処女作らしいんが、完成度の高さに驚く
売り上げはイマイチだったらしいけど、まあ純文学としては大健闘といっていいんじゃない?
もっとも文芸評論家の評価は真っ二つだったみたい。
一説には、脅威を感じた文壇が芥川賞へのノミネートを圧力で潰したらしいが…
純文学としては大健闘ではなく、純文学だから認められたんじゃないか?
エンターテイメント性からいけばそこらへんのラノベ以下だろ。
確かにリアルに描いてて、心の葛藤を描いた内面描写はすごいけど、
やってることっていえば砂糖を求めて原住民を追いたて、
ジャングルを焼き払いキビを植え、ラジコンヘリで農薬散布だぜ。
俺はあんなに売上があった事の方が驚いたよ、
お前ら話題になってるってだけで買って、中身を吟味してないだろって。
その辺は、やっぱり「あの」俳優がメディアでやたら推してたとこが大きいわな。
まあ、それで買っちゃった奴を想像すると面白いんだけどなw
しかし、本当に8割モノローグの小説の映画化ってw
「陰陽師 付喪神ノ巻」
121 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中:2007/03/15(木) 21:05:15 ID:b7f9lJjA
…それって、大昔の魔術書だろ?
どこぞの新興宗教の開祖がちょっと前に教義に使って話題になったけど…
胡散臭そうなんで漏れはパス
まあ、古典ではあるけどw
基本的には文学作品だよ〜
あれは、件の教祖が魔術書として読み換えただけ(「聖書」の暗号、とかの類)
まぁ、枕草子も文学だしな。
しかし陰陽師を目指すひとりの陰陽生が陰陽寮での生活を綴ったただの日記が
後世こんな奇書として扱われるとは思ってもいなかっただろうに。
全五十四帖中、この第3巻は付喪神を使役できるようになるまでの悪戦苦闘を描いてるんだが
中の教義というか陰陽に関する理論のところは別にすれば、
ライバルの天文生や歴生との確執や、琴姫の姿を人目見ようと忍びこむ顛末とか、
今の文体で学園生活ものとして書き直せば十分通用する面白さを持ってると思うよ。
ハリポタは陰陽師のパクリって、ばっちゃが言ってた
言葉遣いに惑わされがちだが、よく読むと
これなんてラノベ?って感じだよこの本
村娘のあの子とか、琴姫とかライバルの名門出身の陰陽師の子とか
じゅうぶん萌えキャラじゃんw
まあ村娘はイケメンに持って行かれるし
陰陽師の子も最後までツンツンだったけどな……
126 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/16(金) 21:06:24 ID:qjZ3IxuJ
まぁ、源氏物語とかとりかへばや物語とか、日本人の萌えツボ(?)はあの時代からほぼ決定されてるしな。
……じゃあ、琴姫に魍魎が取り付いた後の展開は、鬱展開の起源だったわけか
そりゃラノベじゃないんだし、現実は厳しいって事で。
何度も修羅場を潜り抜けて、どんどん人間的感情が
抜け落ちていく主人公の姿が恐ろしく、そして悲しく、泣ける。
確かに「逝かむ、逝かむ」の辺りは涙なしには読めないな
そして結局
「そういうこと」=冒頭で野ざらしのしゃれこうべになってる語り手
に、なるんだよなぁ……無常だわな
ゼロの使い魔
インドの数学者の論文をわかりやすく解説したものだよな。
なんで単なる数学書がこんなに売れたか正直わからない。
ゼロのルイズというキャラ立てをしてゼロの概念をわかりやすく説明はしてるが
物理界からはラプラスの魔のぱくりじゃないか!なんていう反発もあった。
そういう騒動から注目されたのは確かだが。
高卒の俺に理解が出来たからな。
とても斬新であり、尚且つ明快な解説だったわ。
これにラノベっぽい挿絵つければ間違いなく売れる。
中高生とかに読ませたら数学に興味持つ奴が増えて、今懸念されてる数学の成績低下とか防げるかもよ?
読み物として面白いからね。
ケンブリッジの教授とのやりとりも魅力的だった。
「お前は今まで食ったパンの数を覚えているか?」
「1729、ですが何か?」
さすが魔術師
数学者だからとか言う安易な連想かもだが
不思議の国のアリスをちょっと思い起こさせる所があると思う
136 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/18(日) 21:32:27 ID:WMxuFHoG
>>134 で、その後1729って言う数を導き出した手順をドジエル先生的な文章で説明するんだよな。
…これ読んで、もしかして文学って理系人間が書いたほうが上手いんじゃないのかと思った俺は文学部哲学科学生
数学を理系・文系で分ける事に意味があるのか?
経済知る為には数学も必要だし、論理学も数学的学問要素が多々あるだろ。
だいたい、数学ってのは人間の「考えること」の根本にある概念であり、
ZEROという概念は全ての人々の中にある精神的な原初のものである。
ってのがこの本の趣旨だろ。
つまり誰もがルイズたんハァハァって事だ。
またルイズハァハァか。
俺にはどうやったらあのゼロに目がくっついただけのデザインに萌えられるのか理解できない。
喋り方は好きだけどね。
ゼロはゼロでも斜線付きゼロだからな。
リアル厨房だったらあらぬ想像をして余計に萌えるんだろ。
沈黙の春
141 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/19(月) 20:41:56 ID:85klnMr3
ハルたんハァハァ
ヒロインの名前を含むタイトルのせいで敬遠していた(五木寛之とか連想してた)が、読んでみてはまった。
魅力的な田舎の自然描写も含め、人に薦めたい青春文学の一冊。健気に生きていく少女の姿に心打たれた。
つまり誰もがお春さんハァハァって事だ。
春ちゃんは確かに萌えるけどもよ
夏子さんだって萌えるぞ
出戻りで子持ちだけどさ
千秋さんも忘れずに。
俺は冬実おばたん派だがな。
>>141-144 お前たちがハァハァ言ってると、未読の人には単なるキャラ萌え小説だと思われてしまうじゃないか。ちゃんと本質を語れよ!
俺的には物語は大好きだが、家族でもなく血縁関係もないのに登場順に春夏秋冬と名付ける作者のネーミングセンスだけはどうにかして欲しかった。
つまり俺が何を言いたいかというと
千秋女王さまハァハァ
重要なギミックである「沈黙」について語れよ、おまいらw
だからそれに関してはみんな沈黙してるだろ
語られないところを脳内で補完して楽しむってのがこの小説の楽しみ方。
誰が上手いこと言えとw
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/20(火) 21:55:07 ID:D/ETLtgk
つまり、一言で言うと、
春たん夏子たん千秋女王様冬実おばたん全員まとめてハァハァ
ってことだな
バカの壁
∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌──┴┴──┐
/ つ. ハァハァ禁止(w│
〜′ /´ └──┬┬──┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛
151 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/20(火) 22:34:03 ID:D/ETLtgk
ああ、あの名作SFか。
まさにそのAAのとおりに突然政府の役人が何も無いところに壁を立てて…
って辺りが、何とはなしに星新一のショートショートを彷彿とさせた
淡々とした文章でつづられるシュールな物語がいい感じだよな
話の背景に壁が存在している個別の短編が続いていって、その中で壁の秘密が少しずつ明かされていくんだ
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/21(水) 01:18:53 ID:8NHUC4NS
漏れ的には、市役所職員の話が一番好きだな。
本人も壁の事なんてぜんぜん知らないのに、現地市役所に勤めてたばっかりに壁の保安係に任命されて…ってやつ。
最初は市民に同情的な立場なのが、段々と『皆バカばっかりだ』と思うようになって、最後に扇動家になっちゃうっていうのが
この『バカの壁』のテーマを端的に示してたと思う。
壁のせいで引き裂かれてしまったカップルの話もいい感じだった。この話だけ壁崩壊後のエピソードもあるんだが
「どうして分かり合えないの?壁はなくなったけれど、私たちの間には見えない壁があるのね…」
なんて所は良かったな。つまり俺が何を言いたいかというと
猛子たんハァハ… っと、やめておこう
俺は壁を作る作業員の話が好きだ
リーダー2人がやたらハードボイルドでいい味出してるんだよな
俺もあんなおっさんになりたいと思ったもんだ
それにしても、ただの連作短編集だと思ってたら最後のあの仕掛けはびっくりしたよなぁ。
まさに認識の逆転。センス・オブ・ワンダーだよ。
158 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/21(水) 11:52:00 ID:8NHUC4NS
誰だって、政府の役人が立てて市役所職員が保安に当たればベルリンの壁とかそう言ったものだと思ってしまうもんなぁ。
それが実は…なんて、予測つかねーよ。
…でも、バカの『壁』っていうのはあれ、題名に偽りありじゃないのか?と無粋な突込みを入れてみる
159 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/22(木) 00:01:08 ID:d30wO4uy
まあな、壁だと思ってたら選挙ポスター用の超特大掲示板なんて、誰も考えつかないよなww
ただ、それを『壁』だと思い込んで、それに惑わされるということこそが『バカの壁』だ、っていう風にも読み取れるから、
一概に題名に偽りあり…とは言えないんだけどな
空飛ぶタイヤ
田舎の少年たちと転校生の友情物語だよな
遊び回る小学生達の描写についほのぼのしてしまた
箱ブランコとかジャングルジム、物語のキーになってるタイヤの遊具とか、懐かしいなあ。
タイヤが飛んで怪我する少年が可哀想だった。
でもそれが真の友情へとつながって行くんだよね。
タイヤに吊られてタイヤキが一緒に飛んでいく所でドーナツ噴いたよ
ネタバレになるけど
あの、女の子だとばっか思ってたら男の子だった子いたじゃん
ジャングルジムの一番上で一人で座ってる子
正直萌えてました、ごめんなさい
「おとうさんに見えるように、高いところにいるんだ」って可愛すぎるよ
小さい頃に父親を病気で無くした子だっけ。
母親が働きに出てるので家に帰っても誰もいない
だからいつも最後まで公園にいるんだよな。
あの子のエピソードは確かに涙無しには読めない。
>>165 病気じゃなくて交通事故じゃなかったか?しかも整備不良とかいう遣り切れない理由だったよーな。
個人的には、男と思わせといて実は女の子、の方が萌えたような気がしないでもない。
もっとも、安易に恋愛感情とかに流れないで、きちんとガキ同士の友情を描いているから良いのだけどね。
ところで、タイヤに細工したのは結局誰だったんだ?
>>166 「白いものがちらっと横切った」の後
「いつもの白いマフラーをつけていた」って描写があったから
つまりあの子が犯人だと思う
それを踏まえてお祭りのシーン見ると
わたあめをくれた意味がなんとなくわかる気がするんだ
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/24(土) 20:43:01 ID:UJEuH9xF
わたあめ…あの時点ではまだあの子が男だと判明してなかったから、死ぬほど萌えました…
でも、男の子でもあれは萌えウワナニヲスルあwせdrftgyふじこ
>>166-167 まあ、当の本人たちが「誰がやったかなんて、もうどうでもいいべ」「…そうだね」とか言ってるし
読者の想像に委ねられるってことでいいのでは?
でもこのスレって未読の人に作品の魅力を伝える役割も担っているわけなんだが
どこまでネタバレしていいものか、いつも迷うなぁ。
時計を忘れて森へいこう
しかし、
「機械式懐中時計と一体化した携帯電話」って意味無くね?
まあ、どっちにしろそれを森の手前で忘れたことに意味があるのであって、
その機能自体はそこまで本編に関わってこないだろ。
それにしても、森の中での見えない敵との攻防はマジで鳥肌たった…
時計をちゃんと持ってれば、
カチカチという懐中時計の立てる音に反応して姿を点滅させるから
驚異でもなんでもないんだよ。
時計をわざと忘れて森に入るって行為は、みずから危険な状態に
自分を追い込んでいくっていう危険な精神状態を暗示してる。
アレは
携帯と懐中時計を別々に持ってれば十分なのにわざわざ、あんなアイテムを用意して
それを忘れる
って所が重要なんだと思う
携帯を取りあげたいって作者の思惑も入ってね?
中盤の展開とか携帯があるとなりたたない所が結構あるし。
あの、猫のナイフのくだりとか。
そういう思惑も見えなくはない
特に猫ナイフは作者が前からやってみたかったネタらしいし
ところでこの本、見えない敵が怖いとか赤い着物の女の子が怖いとかはよく聞くけど、
俺と同じで「還っておいで、もう一度」がトラウマになったヤシいないか
俺はしばらく牛乳が飲めなかった……
いろんな意味で話の内容が悪趣味というか殺伐としてて、正直あんまり楽しめなかったな。
グロ丸出しの表紙絵で回避しとくべきだったよ。ま、手を出した俺が悪いんだけどね。
すくなくとも夜寝る前に読んだりするのはやめとけ。耐性の有無にもよるが下手するとトラウマになるぞ。
>>176とは少々違うが、俺はちょっと緑色の物が苦手になった。あと、時計は忘れちゃいかんな、絶対。
全体的な話のトーンはわりとあっさりとしてて、
山水画のような墨絵の世界を感じさせるんだけど
その中で描写される、
赤とか緑とかの原色の『もの』が強烈に印象に残る。
それが精神的な不安定を助長して、
「恐怖」を引きたててる。
この辺は天性の才能だろうな。
でも、読後感は妙に爽やかなんだよなあ・・・
あの途中経過なのにw
印象的だった所
・猫ナイフ
・生きた火の壷
・デリーの輪
180 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/26(月) 15:57:43 ID:3Q6xf57t
ツァラトゥストラはかく語りき
で、結局何を語ったんだっけ?
あー…
言論を弾圧された恨みつらみを延々と書き連ねた本だったな。
「俺はこんなにも無視されてきた」「お前ら俺の話を聞け」
表現こそエレガントだったが、言ってんのはぶっちゃけこんだけ。
むしろそこが面白かったが、勢いに圧倒されて肝心の主張全然残ってねえw
気持ちは伝わったが本末転倒っつーか、そら弾圧されるわって感じ。
身近に居たらだいぶうぜえよな。…で、誰か内容覚えてる?
作者の愚痴を数百ページに渡って書き連ねてた…
って、内容じゃないよな、これ。
内容…内容なんか無いようだった
誰が寒い事を言えと
これを単なる愚痴の本と思っちゃいけないな。
あるページは行頭文字を横読みすると、罵詈雑言になってるわ、
別のページではひらがなだけ抜き出すと、うらみつらみの呪禁になってるわ
内容はどうでもよくて、そのトリックを解き明かしていくのが楽しい。
本当に内容はまったくないが、その文章能力のすごさだけはものすごいよな
むしろこの充実度でこんだけ内容がないってことが逆にすごいわ
>>184-185 ちょwwwマジかよwwww
全然気付かなかった。ひたすら馬鹿じゃねーのこいつとか思いながら読んでた自分が恥ずかしい。
ひらがな抜き出しとか初見じゃわかんないだろ普通。
でもこの作者、日本人なのになんでツァラトゥストラとか言ってるの?
なんか拝火教に思い入れがあるんだとか聞いたけど
え、そうなの?実は中の人は二人で、
津荒と須斗羅という二人の名前をつなげたって話を聞いたことがあるんだけど
違ってたのか。
拝火教シンパってよりは反キリストだろう。
対立概念を示すためだが、仏教はインパクトに欠けイスラムはヤバいから、らしい。
ボコノン教にすればよかったのにw
それから著者はウルトラマンマニアとしても有名。
…要するに変な人?
失楽園
たしか作者は日英ハーフだったよな
ジュンイチ・ミルトンだっけ?
世の中にはいまだ楽園に住むことが許されている者、地に落とされてなお楽園を追い求める者、
地に落とされてもそのことに気づかず、自分は楽園に住んでいると思い込んでいる人間がいるわけだが、
えーと、俺は何を言いたかったんだっけか
193 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/27(火) 19:21:29 ID:oLBm3kgg
えー、ラノベかよ…
まぁいいや、分かるしな。それに、ラノベっぽくない文章だったし。
それにしても、基本ラインはファンタジーなのになんであんなにもどろどろどろどろどろどろど(ry してたんだろう…
ラノベにしてあのどろどろっぷりは逆に斬新だった。
そうそう、映画・ドラマどころかアニメにもなったしね。
最新作も人気だよね。『鯉の養殖地』だっけ。
楽園に住みたいと本気で思った今の俺の精神状態はかなりヤバい。
>>193 そうそう、ラノベのようでラノベでない
あの田んぼでナマズと格闘するシーンはやばかったね
ラノベ的な語彙でいうなら
天使と人間のラブコメ
で、良いのかね? ラブコメつーには、なまぐさすぎる気もするがw
なまぐさいのがだめなのは坊主(仏教)だから、これは問題なし。
人間にひかれて地に堕ちた女天使と、主人公ってのは
たしかにラノベ的ラブコメだが、主人公が既婚中年だからなあ
どろどろどろどろどろどろど(ryにもなるよなぁw
彼ら、彼女らの「楽園」ってのは、いったい何だったんだろうね
200 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/28(水) 11:22:53 ID:vYlsdBLl
夜は短かし、歩けよ乙女
ありゃ、雑談じゃないのか・・・?
なんて事を考えながらふと空を見上げた少女に背後から、
「夜は短い!走れ!!」って大声でお化けが追ってくるホラー物だったよな?
これを読んだ夜は布団の中でgkbrしてたぜ・・・・
実写だと誰だろ
故人だけど八千草薫あたりの特殊メイク?
つーか、乙女とか言いつつ還暦過ぎてるし
途中でアブラゼミに変身するじゃん詐欺だろ
203 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/29(木) 08:22:12 ID:Ov21hqRG
いや、でもあの擬古文って言うか江戸時代の戯作を思わせる作風こそがあの作品の魅力なのであって、
そのまま映像化したって叩かれまくって終わりじゃないか?
俺はむしろマンホールから出てくる手にgkbrした
水道管の工事の人ってオチには気が抜けたよ
夜がどんどん短くなって、最後は白夜になって夜が来ないってのもどうかと
雰囲気はどう見ても日本だっただけに、ここはどこだよっておもた
206 :
どうする?:2007/03/30(金) 11:15:59 ID:Hm0tC+mv
まあ、普通に考えれば
夜、とか、乙女とかは人生のメタファーじゃねぇの?
だから
「たまには休憩も良いんじゃないか?」
とかの台詞も生きてくるわけで
207 :
210から雑談いっときますか?:2007/03/30(金) 11:45:41 ID:AntxeX0X
夜=人生の最盛期ってか。
…あ、つまりあれだな、命短し恋せよ乙女ってことか。
しかし、クライマックスで
主人公の女性が50年間の研鑽を積んできた拳士だった事が明かされたのは流石に驚いたな
もう一度丁寧に読み直すと、実は丹念に複線が張ってあって感心した
209 :
ほな、次の人頼みます:2007/03/31(土) 14:02:21 ID:iEh6aPG7
結局、結論としては走り続けてたら見逃すものも多い、あせらないのが一番、ってことだろ。
ちゅうか、あの世界は俺の脳内ではサクラ大戦ちっくな不思議明治時代だったんだけど、違うのかなぁ…
ルパン対ホームズ
211 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/31(土) 16:43:32 ID:iEh6aPG7
ルパン・文
寸・ホームズ
って言う二人のお笑い芸人の青春を描いた作品だったけか。
文ちゃんの熱烈な追っかけの蟹丸は、最初ウザかったけど後の方ではむしろ話を引っ張ってたな。
逆に、ホームズの元相方の和戸村は…何も言わないでおこう。
212 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/02(月) 09:22:01 ID:SKheBWkr
ああ、和戸村な。
実家の病院を継がなきゃいけなくなって辞めたんだよな
でも文が大変なことになったときに一回出てこなかったっけ?
寸ちゃんを下積み時代から支えてる羽戸村さんがまたいいんだよな。
美人でやさしくて、彼女無しには生活できないんだけど、でも出しゃばるわけでもなく
寸ちゃんが一人前の芸人になったのは、
ひとえに文句一つ言わずに影で支えつづけてきた彼女の功績。
214 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/02(月) 12:16:49 ID:J9bcIiDu
逆に俺は、二人を眼の敵にしてたヤードプロダクションの奴らがいい味出してたと思うんだけどな。
礼栖と零度のコンビなんてさ、寸ちゃんに突っ込まれまくってんの。
お前ら一応芸人なんだろうと。素でボケをかますなとww
あとは、寸ちゃんを先輩先輩って慕ってきてた保父筋ズも良かったし。
…うん、俺はヤードと寸ちゃん大好きみたいだ。
というか、途中で出てくる伝説のお笑い芸人って誰?
やっぱり実在の人なのかね
しかし、貧乏時代に回転寿司でガリだけ食ってる話ワロタw
216 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/03(火) 18:22:01 ID:PlHLRBOR
つい先日亡くなったあの方でしょ。
鰻屋の前で煙をおかずに白飯くってる時に
その店からばったり出てきては、「ご相伴させてもらおうかね」と貴重な白飯を平らげたあげく
「おや、およびでない、こりゃまた(ry」と帰って行くところなんか他の人じゃできねぇ。
気がついたらシャツのポケットに何枚かの札が挟んであったなんて、実にあの方らしいじゃないか。
217 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/03(火) 18:40:35 ID:U338fiF8
皆寸ちゃんの事ばっかりだが、文ちゃんも忘れないでやってくれ…
そりゃ、スリの常習犯だったのがばれて解散寸前になったり何かとトラブルを引き起こすのは文ちゃんだったが…
それだからこそ、最後の挨拶にはあれだけ心に響くものがあったんだと…
でも、いくら最後だからってメタ落語はねぇよ
「怖い怖い」
「え?何が怖いって?」
「叩かれるのが怖い」
「ほぉ 誰にだい」
「……この本買った人」
ちょっと行き過ぎ
>>218 まあそれは土ワイとかの劇中劇が面白くないのと同じ
俺はこの前作のほうが好きだな
タイトル同じにみえて間違える人もいるらしいけど
パン屋と不動産屋が地上げでもめる新喜劇みたいなはなし
こっちは笑いより泣きばなしで最後もすっきりしないし
続編5月か早く読みてぇ
鼻行類
221 :
この名無しがすごい!:2007/04/06(金) 16:44:33 ID:d/6kJJLm
4つ足で歩くのはある意味ブラクラ
空想かと思ったが実在するとはなあ
でも異星人襲来とか魔界が攻めてきたよりイヤ展な話だったな
あほな科学者め…
萌え
222 :
この名無しがすごい!:2007/04/06(金) 17:34:56 ID:MSgJ+WK3
まぁ、SFだから、鼻行類が進化して文明を発達させたっていいわけで
しかし南の島で発見された猿から進化した新種(どうみても人間)が
捕獲され解剖に回される話はさすがに欝ったなぁ。
あの人類を認めて友好関係を取り持とうとする科学者も
にこりとも笑わないクールビューティでいい感じなんだけど、
よくよく考えたら鼻で歩いてるんだよな。挿し絵が入って無くてよかったぜ。
223 :
この名無しがすごい!:2007/04/06(金) 22:45:44 ID:a/1P6Qo2
え?俺が読んだの挿絵入りだったぜ。
……諸星大二郎の。
え、普通に挿絵は諸星大二郎だろ。
>>222は一体どの本を読んだんだ!?
225 :
この名無しがすごい!:2007/04/08(日) 21:12:35 ID:Sh4SVjCA
挿絵なしは最初版本だと聞いたことがある。
何でも、挿絵なしだと全く鼻行類のイメージがつかめないから
急遽書けそうな絵師を探したんだとか。
226 :
この名無しがすごい!:2007/04/09(月) 11:47:58 ID:Ywn/gg7S
両方持ってる俺が来ましたよ。
挿し絵の有る無しでは読んだ時のイメージが全く違う。
無しのバージョンはどうしても鼻行類を脳内で人間化して読んでしまうので
主人公たちにも共感できるし、まぁ正直言って科学者の助手に萌え萌えになったりもする。
その分、話的にはその辺のラノベと変わらないんじゃんって感じにもなる。
有りのバージョンで読むと、同じことやってても、その動作がリアルに想像できてしまうので、
人間らしい事をすればするほど嫌悪感を感じてしまい、それが話の恐怖感を助長させる。
この作品の評価・評論が真っ二つにわかれるのは、この理由が大きいと思うね。
227 :
この名無しがすごい!:2007/04/11(水) 19:19:12 ID:urStIzlu
でも、主人公が鼻で歩く練習をして、どうにか歩けるようになったって言うのはどういう状況なんだ?
しかも、適度に美形設定だっただけに、その光景が想像付かん…
アレに関してだけは、絵師もさじ投げてたからな…
しばらく入院してたってのが匂わせてあるから、
その間、鼻にシリコンでも入れてたんじゃない?
推測に過ぎんが。
どっちにしてもその謎は最新巻で明らかになるんじゃないか?
何年後になるかわからんが。
すべてがFになる
文に出てくるfが徐々に多くなる怪書
つーか実存が疑われてる作品もありなのか?
なんでも、この本を読み終わったら全ての文字がFに見えてきて、
全ての音がファにしか聞こえなくなるらしいな。
怪書だよ、怪書。
234 :
この名無しがすごい!:2007/04/13(金) 18:27:50 ID:0p0K0fT+
ファの高さの声しか出なくなるとも聞いたけど本当かな
235 :
この名無しがすごい!:2007/04/13(金) 22:17:10 ID:KoBqgfke
それは多分ガセ。全部の音がファに聞こえるから自分の声も必然的にファの高さに聞こえるだけだ。
周りには普通にしゃべってるように聞こえるぞ。
236 :
この名無しがすごい!:2007/04/14(土) 19:21:28 ID:2KKCTrs1
!?まるで見てきたような口ぶりだが、まさか…
237 :
この名無しがすごい!:2007/04/14(土) 23:12:19 ID:Oz7ilzsh
ああ。実際に友達がなっちまった。
三ヶ月間耳鼻科とか特別な教室に通ったら治ったよ。
耳が良かったら治るのは早いらしいけど、耳が悪い人とかお年寄りとかは時間がかかるらしい。
人によっちゃ一生治らないこともあるそうだ。
238 :
この名無しがすごい!:2007/04/16(月) 17:35:42 ID:+fD5ouuq
どこで手に入るんだ?
>>238 まずタイトルでぐぐって6番目に出てくるサイトにとべ。
そこの裏ページが現在最も確実な入手先だ。
裏ページはよくある隠し方だから見つけるのはさほど難しくない。
そこで要求されるパスワードを入力する。
これも簡単なのですぐにわかると思う。
でもってつぎF
……あれ、すまF
F
F
F
F
F
F
FF
F
FFFFFFFFFFFFFFFFFF F
マリア様がみてる
山奥の完全寮制のミッションハイスクール、そこで起こった事件を
先生でもあるシスターマリアが解決していくって話だったな。
2時間ドラマで何度もドラマ化されてる。
ちなみにその先生の名前って浅間 マリだったよな?
タイトルがアナグラムにもなってるとは初見で気づけなかった・・・・
このシリーズも長いよなぁ。もう何十年やってるんだ?
シスターマリアももう数十年教師やってるはずなんだが、
いまだに言動が子供っぽくて萌える。
最近は流行り物に影響されすぎだよな。
セカチューに乗っかって恋人を急に不治の病にしてみたり
ハリポタに乗っかって魔法学園にしてみたり。
その辺の柔軟性がシリーズ継続の原動力なのかもしれんが
みてる、と言う割には
肝心なところを見落としてるよな
ふざけた話だ
まあ、ノリは山村美砂シリーズとか浅見光彦シリーズみたいなもんだから、
多くを求めちゃいかんて。
しかしこのシリーズ、いつになったら男がでてくるのかね。
学校と寮の中だけで話が進むから、男の出番がないといえばないんだけど、
ここまで全く男が出ないとなると、実は世界は女だけの世界になってるとか・・・
むしろ、俺等が女だと思ってるだけで
男なんじゃないか、と思えてきた
まぁ女しかいない世界ってのが宝塚的な感じで受けてるんだからいいんじゃないかねぇ
女も男も結構女だけが演じる世界ってのが好きだよな
ゼロ魔を数学の論文に仕立て上げたセンスには感動した
面白かったけど、「ルイズ」みたいな
タイトルからはわからないはずの原作ネタをもってくるのは
そのまますぎてちょっと残念だったな。
マリみて(ミッションスクール)とか鼻行類(鼻で歩く)とかも
嘘談義になりきれてなくてもったいないと思う。
>>106とは逆の意見になるが、自分はもっとぶっとんだ、
予想もつかない方向からのパンチを受けたい。
>110-119 リアル鬼ごっこ:昼なお暗きジャングルでの鬼気せまるゲリラ戦。心理描写は秀逸ながら開戦理由は砂糖
>120-129 陰陽師 付喪神ノ巻:陰陽師を目指す陰陽生の生活を描いた日記。現代の文体で書き直せば十分にこれなんてラノベ?
>130-139 ゼロの使い魔:インドの数学者の論文をわかりやすく解説したもの。ゼロのルイズたんハァハァ
>140-149 沈黙の春:健気に生きる少女・春が主人公の青春小説。春たん夏子さん千秋女王様冬実おばたんハァハァ
>150-159 バカの壁:政府が何もない所に建てだした壁を発端とするSF短編集。壁の正体は選挙ポスター用巨大掲示板
>160-169 空飛ぶタイヤ:田舎の小学生と転校生の友情物語。女の子と見せかけて男の子だった子のエピソードが泣かせる
>170-179 時計を忘れて森へ行こう:機械式懐中時計と一体化した携帯電話を忘れてピンチを招くホラー。猫ナイフの恐怖
>180-189 ツァラトゥストラはかく語りき:言論弾圧された著者の愚痴本。横読み等のギミックは凄いが内容が無いよう
>190-199 失楽園:女天使と人間(既婚中年)のラブコメファンタジー。ラノベに珍しいくらいどろどろどろどろどろどろどろど(ry
>200-209 夜は短し、歩けよ乙女:夜道で乙女の後ろからお化けが追いかけて来るホラー。主人公が還暦過ぎの拳士でも乙女です
>210-219 ルパン対ホームズ:ルパン・文と寸・ホームズという二人の芸人の青春を描いた作品。個性豊かな脇役がいい味出してます
>220-229 鼻行類:鼻で歩く鼻行類が進化して文明を持った社会を描いたSF。挿絵無しの初版と諸星大二郎挿絵の二版以降があるらしい。
>230-239 すべてがFになる:文中のFの含有率がどんどん上がってゆく怪書。読了後、すべてがFになってゆく怪現象が起こる
>240-249 マリア様がみてる:山奥のミッションスクールにて起こる事件をシスターマリアが解決してゆくミステリ。二時間ドラマにもなった息の長いシリーズです
拙くてごめん。一応あった方がいいかと思って。
自分で**0取ったのがかなりぶっ飛んだのになって笑った。
みんなの嘘つきっぷりにgj。
個人的総括:結構頑張ったつもりだが、まだまだUSO800を取得するまでには至らなかったと反省。
>>251 あんがと
>>252 今度からその辺は気をつけてみるわ
255 :
この名無しがすごい!:2007/04/21(土) 11:02:59 ID:Tcgsgm+f
「ツァラトゥストラ」がどんどん怪文書になっていって吹いたw
「鼻行類」はそもそもが
見たことのない生物の生態を嘘談義するスレだからなぁ
さらにその上にかぶせるのは難かったんかねぇ
本編流用は「陰陽師」も、
「いこう、いこう」で、「そういうことになった」
だしなぁ、まあ、ケースバイケースだわなぁ
ときに、「失楽園」はどっちのつもりだったんだろか?
いきなり混ざりまくってるがw
ラノベタイトルはすでにラノベタイトル嘘談義スレがあるからどうかな、
とも思ってるんだけど、まぁ総合スレだし問題ないのかな?
>>255 失楽園(ミルトン)て書こうとして思い止まりましたby失楽園提示人
混ざった方が絶対面白いと思ってw
ところで次のまとめ・雑談どうする?300?400?
500ぐらいでいいんじゃない?
300だと早すぎるし、400でいいんじゃないかな。
>>256 できれば遠慮してほしいけど、その後の展開がラノベ路線でないなら
いいんじゃないかなぁ。
なるべくラノベっぽくならないように繋げてるつもりだけど、
なかなか難しい時もあるよね。
こころ
こころころころくるりんこ♪ の掛け声で一躍有名(?)になった魔法少女モノだな。
こ まわりのきく
こ まったさん
ろ ンリネス
魔法少女モノには呪文は大事だと思うが
最後のロンリネスってなんだよw
作者も意味不明だ、って言ってるが
読者はもっとわかんないよな
でも、魔法を使えるようにしてくれた森の妖怪『ココロ』の描写は…
正直、版権大丈夫か?っておもった。
主人公の妹がココロに会うところなんて…なぁ?
中ココロと小ココロなんて特に…なぁ?
巨大空中要塞とのガチバトルも十分やばい。
「見ろ!人がまるで塵のようだ!」って…
これ作者が音大出身とかで、呪文にメロディーを556パターンつけて
しかもCDまで出してバカ売れした作品だよな
正直内容はあんまり覚えて無いんだが、本よりCDが売れた変わり種として覚えてるw
こっころ〜こっこ〜ろ〜
っていう呪文のメロディーが、本文も含めて一番やばかったんじゃないかと。
でもさ、結局ライバルのKは
潔く自爆したのにその心臓を○○○しちゃうなんて
268 :
この名無しがすごい!:2007/04/28(土) 10:11:58 ID:nRPt5xCE
みんな話してないが…その有名な呪文の効果は一体何なんだ?
ビックリするなよ……実はな…みんな死ry
猿と女とサイボーグ
芸大が舞台なんだよね
こんな青春過ごしたかった
昔読んだなぁ〜
SFマニアの女先輩のキャラが好きだった、
なんて名前だったっけ?
バイト先のハム工場が実在してるんだっけ?
274 :
この名無しがすごい!:2007/05/05(土) 09:23:11 ID:HgWXPkcW
しかし、
メインのオブジェ「猿と女とサイボーグ」が
物語開始時点の学祭7日前に、影も形も出来てないってw
ストーリ上の要請だってのはわかるが
お前ら、スケジュール管理出来てなさ過ぎだろうと。
そもそも材料が無くて、主人公とSF好きの先輩が沖縄まで買いに行くまでの経緯は賞賛に値するな。
でも、そのルート考察だけで半日はないわ
女の先輩がすげー叩かれてたけど、結局主人公の為に
本気で実際に動いてくれたのは先輩だけだったと思う
先輩はたしかにひどい人だったけど、主人公にとってはどうなんかなーと思う
そりゃ、エピローグで主人公の横で微笑んでる女性の後姿挿絵を見るとまぁ、なぁ?
…えぇい、まだ同級生の女の子エンドを諦めている訳ではないぞ!あれは学祭でやった演劇サークルの劇中劇だ!
映画になるとかならないとか…
ヴァーチャル・ウォー
この作品で正しい三枚おろしのやり方を知ったよ
まあ実際にできるかどうかは別問題なんだけどな
所詮バーチャルなんだし
小説というある意味ヴァーチャルな媒体でヴァーチャルな題材を取り扱ったメタな構造はちょっと面白かった
ところで読んでて魚CRY思い出したのは秘密だ
実際に秋刀魚で下ろしてみた。三枚には下ろせたんだが、頭も三つに割れて焦った。それより、この本で話すべき点は、主人公は人間なのか、魚なのかって点だろ。ちなみに俺は魚だと思う。
実際に秋刀魚で下ろしてみた。三枚には下ろせたんだが、頭も三つに割れて焦った。それより、この本で話すべき点は、あのヴァーチャル空間においてのヒロインの役割だろ
>>283>>284 どっちが重要かって言うと、やっぱりどっちも
気になる点なんだよな、話したくなるよ。
主人公が人間か魚かでクライマックスでヒロインの
取った行動の意味が180度変わってくるもんな。
魚から人間に進化したのが主人公なんだと思うわ。
だから人間か魚かって明確にすることもないのかなって
ただバーチャル空間に入るとき頭につけるアレの名前はダサいよな
>>285 ギョット・ハットだろ?
ギョットスル理論からとったネーミングだから大真面目なんだろうけどさ。
しかし、何度読んでもヒロインの親父の名前はおかしいよね
誰か戦争についてつっこんでくれないか?
自分は知識がないからさっぱりわからんかったが、
ラスト間際の敵のあの動きはありえないと思うんだが…
シミュレーションとはいえ荒唐無稽にもほどがある。
仕方ないだろう、泳いでないと沈むとか呼吸不能とか、いろいろ連中には制約がある。
むしろ妥協策として妥当なところだと思ったが。
289 :
この名無しがすごい!:2007/05/22(火) 02:47:49 ID:6moKkx5A
まあ、そこは賛否両論だしな。
しかし、地名が多過ぎて混乱した、しかも昔実在した街の名前になってるから厄介。
白い巨塔
ずっと塔の中しかでてこないのに、
(バベルの図書館みたいだな)
なんで白ってわかるんだろう?
最初塔の中だとは思わなかったよ。かなり広いし、上下の階へ移動するでも無いし
でも階によって世界が違って、面白かったよ
ただ恐竜の階が上のほうにあるのはどうかと思うが
確かに塔自体が白いとは書かれてなかったが、キーワードが白ワインと白身魚だからそれじゃないかな。
階層移動するようになると、塔のちょっとした秘密にも触れるようになるし。
ところで、砂漠の階でのオッサンと美少女との渋い掛け合いがたまらないんですが…
294 :
この名無しがすごい!:2007/05/25(金) 19:52:40 ID:L7sCR8eG
あえてセックスしなかったところが良い。
肉体を賛美しながらも
性的衝動を抑圧する矛盾が
『白い巨塔』を登るうち解消され
一種の諦念を得るなんて憎いじゃないか。
けどやっぱりオッサンは巨根だったのかな?
お前は何でタイトルが『巨塔』なのかもう一度よく考えてみるべきだ
ヒロインが(しかし、マニアックなネーミングだw)
塔の地下階で片目の老人にバラバラに分割されたのは
流石にびびった
297 :
この名無しがすごい!:2007/06/15(金) 10:40:30 ID:QxaTxGPD
まあ、あそこは死からの再生とかの
神話的雰囲気を出そうとしてるところだろうとは思ったんだが
ヒロインを解体して骨の数を一つずつ数えていく描写は凄かったな
作者は医学的な知識とかある人なんだろうか?
なんとなく、「ドグラ・マグラ」に近い雰囲気はあるよな。作者、医学部出身らしい、ブログに書いてあった。
ラストの
避けられない塔の滅亡を知っても、
それでも塔に戻っていったオッサンの姿が印象的だな
今昔物語
ああ、
舞台が日本・インド・中国、入り乱れて
次々と転換していくから最初すげー読み難かったなぁ
結局あれ誰の物語だったのかイマイチよく分からなかったなー
世代変わり杉
同じ場所、同じ名前のキャラクターでも
世代が違ってて、名前をうけ継いだ設定だからなあ
あの仏教系カルトの運動は世界規模で、
舞台になってる三国全部に影響を与えてるから
「事件」の年を基準に考えると分かりやすいよ
305 :
この名無しがすごい!:2007/07/31(火) 19:21:40 ID:3DCqI/5p
でもあのアンチキリスト気味の兄ちゃんだけは
物語から微妙に浮いててよくわかんなかったけどな
子孫も今のところ出てきてないし
306 :
この名無しがすごい!:2007/08/01(水) 01:13:21 ID:NWuuchAn
こんにゃくの製造方をストーリー仕立てにして描くなんてセンスある作者だね。
不思議譚形式も乙な感じ。
後半の
「こんにゃく物語集」の章だっけ
2120年代の日本だっったけ
抜き取られた妻の血で血まみれのこんにゃくのくだりはホラーだよなぁ
こんにゃくで嫁のクローン作るって話か、
終盤までは本格的なホラーで、落ちが実は
もともと嫁といわれてたものは穴空きこんにゃくだった
ってことで「何じゃそりゃ!」って憤慨させておいて
読み終わると、それはそれで別な恐さが背筋を走るって
構成は見事だったな。
正直、芥川龍之介のパクリ。
最近の人は芥川とか読まないから分からんのだろうが…
神曲
>>311 それ別の本じゃね?
俺の知ってる範囲内じゃ「かんくみ」って略すのが普通
演歌界の裏側を鋭く描写した『新曲』のことだろう
---
つーかあんまりスレを停滞させるようなお題を出すのはやめようぜ
週単位で書き込みが止まるようなら、出題者が話振ったり拾ったりするべきじゃね?(ID変わってるんだし)
神田川組曲はいいよね。
助一の居所を知っていながら頑なに口に出さないんだよな、皆。
殺人犯だって言われてたのに。まあ冤罪だけど。
警察に殴られてる部分の描写がすげえ痛そうで・・・。
でも助一を信じて誰も口を割らない。あの章は本当に良かった。
「新曲」の方は読んでないから内容わからん。
たしか一時話題になったよね?内部の人間が書いたんだっけか
314 :
この名無しがすごい!:2007/11/30(金) 11:01:24 ID:zm99d/QP
「20世紀最後の傑作!」の帯で騙された奴! ノシ
ラストのオチでポカーン( ゚д゚)エッ・・・・?
レスが2ヶ月近くつかないのがその証拠だ。
ノシ
あれはありえん!
しかし下町の人々のイキイキした感じとか、個人的にはすごく好きだな。
裏の長屋の良子ちゃんにこっそりハアハアしたのは俺だけでいい
良スレあげ
つーか
神曲 〜神田川組曲〜
が正式タイトルだろ?
下町のキリストの大暴れが印象に残ってるなあ
(>312
いや、たぶんお題がどうとか言う問題じゃないと思うぞ……w)
317 :
この名無しがすごい!:2008/01/13(日) 18:30:41 ID:MRRdRiSf
神田明神VS成田山の章は帝都物語を彷彿させるような展開で好きだな
318 :
この名無しがすごい!:2008/01/20(日) 21:06:35 ID:yY8o116e
駄菓子屋でもんじゃ焼き食べるシーンは本当に美味そうだったなあ
(誰だよ神曲を神田組曲にしたのはwwww)
319 :
この名無しがすごい!:2008/02/10(日) 14:28:27 ID:qZnxQ/zk
もんじゃじゃねえだろ。ソフトクリームだって
320 :
この名無しがすごい!:2008/02/11(月) 05:05:19 ID:bynM81HL
インストール
なんでもかんでもインストールして、
すぐにデスクトップが一杯になる主人公に萌えたな
同じようなソフトだぶってるし、
何がしたいんだよ本当にw
まだ途中だから最後どうなるか楽しみ
322 :
この名無しがすごい!:2008/02/11(月) 18:07:08 ID:98rrCoaE
同意w天然系主人公はズルいけど好きだなあw
ただ、インストールしたソフトの描写が雑なような…。
まあ、ソフト云々は主人公のキャラ立ての道具だろうからいいんだけどw
323 :
この名無しがすごい!:2008/02/14(木) 14:19:02 ID:QPzewwtx
主人公唯一の話し相手であるイルカのカイル君をアンインストールしちゃった時
(君をインストールするにはどうすればいいか、質問させてよ。カイル君…!)
もう涙で続きが読めなかった
324 :
この名無しがすごい!:2008/02/16(土) 00:10:12 ID:mPspEC+I
禿同
カイルに頼りっぱなしだった主人公が成長しようとする姿が痛々しくて…
でもその辺からgdgdになってきて飽きたんだわ
あれが3巻だろ?
今どうなったんだ?
325 :
この名無しがすごい!:2008/03/20(木) 01:00:40 ID:pphFiQrY
OSぶっ飛んで再インストールするはめになったよな
そしたらカイル君普通にいるの。
カイルはOSの一部だった、っていう。
今どき「インストール」って言葉を知らないヤツって
よっぽどの馬鹿だよな
327 :
この名無しがすごい!:2008/04/24(木) 06:43:12 ID:dmC63X7Y
まあ本編の設定90年代の半ばだからしゃーない
あの頃まともにその手のソフトとかを認知してる奴なんて、素人しかも女子となりゃ
「あまり」じゃなくて「ろくに」いないと言うのが正しい
てか95懐かしいな・・・
作者も俺と同い年みたいだからネタは分かるんだが、ちょっとソフトうろ覚え臭いな
>>322も言ってるが。まぁそこは一種の再現小説ってことで
ぼくらのOPをBGMにするのも乙でいい
329 :
この名無しがすごい!:2008/04/28(月) 01:11:52 ID:oMmxKOhq
早稲田に推薦入学で入りたかった女子高生の早稲田よいしょゴマすり小説。
ませた文学少女はませた小学生に自分の姿を重ねて実は自分のマンコに
スペルマをインストールして欲しい願望を書き連ねただけのネタ小説。
OS(大阪ストリップ)やアプリはアンインストール可能だが
スペルマはアンインストール不可能ということを知らなかったところが
いかにもイタイ女子高生であった。
早稲田に入ってからストーカーにつきまとわれたのも頷けるところ。
330 :
この名無しがすごい!:2008/04/28(月) 01:16:25 ID:oMmxKOhq
ということでお次は「蹴り背な」
ライトノベルじゃないんだから
タイトルを無理矢理4文字にしないように。
332 :
この名無しがすごい!:2008/04/28(月) 14:18:29 ID:P/HOqjbb
原題は「蹴りたいお腹」であったが各方面からのクレームをおそれて
脱肛後…脱稿後に出版社が「お腹」を「背中」に換えるよう
作者に圧力をかけた話はつとによく知られた事実。
そのおかげも有ってか茶川賞受賞作となったわけであるが
ファンの間では「蹴り背な」の愛称で親しまれている。
ファン層も装丁も、どう見てもライトノベルかケータイ小説です。
本当にありがとうございました。
334 :
この名無しがすごい!:2008/04/29(火) 10:47:18 ID:DKKnG5/s
オリチャンの顔に塩酸をかける代わりに
背中に真空跳び膝蹴りをくらわすシーンは圧巻の一言
内容は田中啓文のもろパクリだがな。
タイトルだけ変えてもばれると思うんだが…
キックボクサーとカポエイラーの話だよな
決勝で背後から飛びげり食らわした時は感動した
食いもんの描写がマジで美味そうだった記憶がある
本読みながらよだれ垂らしたのってこれが初めてだよ
それ以外の内容は覚えてないけど
338 :
この名無しがすごい!:2008/04/30(水) 23:57:01 ID:wJyV/vzT
本作は一度映画化されているけれど
ドリス・デイが歌って大ヒットした挿入歌
「ケリ・セナ・セナ」は映画音楽史上に残る名曲だよね。
正直本編の中身そのものよりも部分部分の印象が濃いな
それが何より恐ろしいが・・・筆力そのものはとんでもないから困る
340 :
この名無しがすごい!:2008/05/01(木) 01:42:42 ID:3Nkj8aCH
フルメタル・パニック!
わーわーわー。
聞こえない聞こえない何も聞こえなかったぞ。
何て恐ろしいものを持ち出すんだお前は。
発売直後の祭りを知らんのか。
といっても、もう二十年以上も前の話じゃないか。
いまどきの子達は知らなくても当然だと思うぞ?
ソ連の鉱山開発に関する告発とかそういうのだったっけ?
著者が血祭りとかそんな事実はないとか色々噂はあったような。
344 :
この名無しがすごい!:2008/05/03(土) 23:46:28 ID:FbIzQSI+
いや,上半身フルメタルジャケットなのに下半身はマッパの女の子が
無理矢理鉄パンツ履かされてパニックを起こすという物語だと聞いていたのだが…。
鉄腕アトムのように鉄パンツ履かされて…,蒸れたことのない股間にデリケートなトラブルが…。
西洋文明(特にキリスト教)の押しつけがましさを鋭くえぐった問題作といえるだろう。
ああ、そういや聞いた事があるぞ
初版とそれ以降でなんかかなり内容が違うとか
もういっそ別タイトルで出せばいいじゃんってぐらい違う内容だったらしいな
あくまで聞いた話だけど
ネットで古本買った俺参上。
どう考えても中身が違うのに、何度確かめても著者名出版社名
タイトルISBNコードが同一で訳分からんかった。
考えようによっては初版が手に入ったのはラッキーだったかも。
>>344が第二版だっけか。まーコレはこれでバカ作品の皮を被った批判本なんだが…
初版がアレやナニな名前を口に出来ない組織の圧力で出版出来んようになったんで
腹いせにバカ話を書いたと見せかけたっぽいな
やっぱ作者は頭いいんだろうなあ。二版以降ちょこちょこ手直ししつつも微妙に初版のエピソードを間に挟んで抗議してるし
…ただそのせいか、まるで家畜人ヤプーが都市→幻冬の流れでメタボって行ったような情けなさもちょっと見え隠れ
もうそろそろほとぼり冷めてるだろうし、単独で復刊できんのかなあ
無理だろ…。某組織のしつこさは半端じゃないって有名だし。
昔自分らを批判した本の著者のひ孫とかにも監視つけてるとこだぞ?
でもまあ、ぶっちゃけ初版の方が面白かったし単独復刊はして欲しいよな。
とりあえずこのスレに書き込んでる人たちの平均年齢が高そうな事は判った。
350 :
この名無しがすごい!:2008/05/11(日) 23:10:40 ID:tWWwBiOt
となり町戦争
今時こんな学校ねーよwww
でも番長以下総出で隣町の学校と決闘とか燃えた。
「火山高」みたいなノリで映画化頼むわwww
最近の番長リバイバルブームに乗ってる気がして
ちょっと微妙なところもあるけどな〜
>>352 それは今書いてる作者の作風というか編集部の意向だと思うから、流石にそこは勘弁してあげてくれ・・・
書き手こそ割と新鋭に近い作家だが原案そのものは昔の番長漫画とかで有名だった人なんだよ。
"Roots"ってトコに「大原番」てあるだろ?これって要するに主要キャラクターの設定とか構図とか過去設定とか
そういう根幹にかかわる部分はこの人のものですよって物なんだ。
元の作者の許可を得て作ってるアナザーストーリーみたいなもんだからまぁ新しいトコも古いノリもある。
今時の設定に合わせてPC使いこなす影の生徒会みたいな集団とか、大人になってもワルやってるとか吹くストリートギャングな奴とかいるけど
本当の原作…というか原典にあたる作品はそういうのが無いんだ。ヤクザはいるけどね。
ちなみに番長のゲタキックが「オヤジから継いだ魂のゲタで一撃!」とかすっげー古いノリなのもそのせいだったりするw
嫌いじゃないんだが、というかわりと好きだからこそ、
続きは出してもらいたくなかったな。
あれはあそこで終わってるからこそ美しいのであって、
そこそこ売れたからって無理やり続けられても蛇足にしかならん。
そういや、番長って結局誰とくっついたんだっけ?
お下げ髪の子? それともお嬢様?
そんな話になってたのか。
最初のしか読んでないから知らなかった。
なるほど、あの硬派な世界が気に入ってた奴が続刊に批判的になるのも頷ける。
357 :
この名無しがすごい!:2008/05/30(金) 07:50:01 ID:L8z5JqZG
でも俺、リバイバルでもこういうのが日の目を見れて嬉しいな。
なんていうか、もう思い出の中でしかあえないと思ってた旧友に再会したみたいな。
学校モノだからなおさらそう思うのかもしれんけど。
コージが生き返ったところは爆笑したよな
したしたw
お前もうちょっと空気読んで生き返れよと思ったが、
あいつはそういうキャラだしそこがいい。
シリアスに引き付けても重くし過ぎず、
さらっとギャグに転換するのがうまい作者だよなぁ。
魍魎の函
こんなおどろおどろしい名前なのにストーリーすんごいあかるいんだよな。
タイトルフォントもポップで。
周りのホラー好きが泣いてたなぁ
普通に面白いけど、騙された!っつってw
今までそっち方面で名を馳せてた作家の久々の本だったしな。
作者名とタイトルだけで予約した知り合いは、情報が出る度に面白いほどorzしてたw
実際に発売される頃には何か悟りきったような表情になってたけど、良作だったようで何より。
お母さんが「最近の挿絵の女の子は目が大きくて可愛いのね」ってさ
絵がラノベっぽくて読み進めづらいかとも思ったがそんなこともなくてなにより。
この人の本は昔の作品だと絵やレーベルが相当やばかったからなあ
目が大きいってのはイコール魔物に取り付かれて眼球が出るかゾンビ化の二択だし…
俺?俺は今までスルーしてた作家だったけど
「バカな年寄り作家が萌えとかで一発屋になりにきたか」と思って読んだら
今では過去作品を漁る信者になる始末・・・
初期傑作選が近所の図書館にあったのはよかったが、中期くらいの作品がどこにもないorz
しかしやっぱりいい作家は何書いても面白いね。実は女の子の描写は昔から結構レベル高かったようだし
昔からレベルが高かったというより
今やっと時代が追いついたって感じじゃないか?
人間失格もあんなことになっちゃったし、
ライトノベルっぽい感じでヒロインが表紙の文庫として
初期〜中期のやつ再版しないかな。
中期は謎の失踪期間がかなりあるから超寡作だよ。
人気もあんまなかったみたいで世に出た冊数自体かなり少ないらしい。
呪われた本だとか読むと気が狂うとかいう噂が立って
そういう趣味の人たちが買い漁ったこともあって
今から手に入れるのは難しいかも。
367 :
この名無しがすごい!:2008/06/14(土) 01:41:29 ID:0Zuaae5U
「まさかあんなドギツイ作品出したやつがこんなライトでポップな作品書くなんてもぎゃー!」
と旧来ファンが別な意味で発狂した件
書店で表紙見て吹いたわ…
作者名確認してもっかい吹いたわ…
買って中身読んでコーヒー吹いたわ…
そんでもう一冊買った。
369 :
この名無しがすごい!:2008/06/15(日) 03:59:28 ID:UR897sw6
結局、この函ってネットにつながるPCのことだったんだな
神州纐纈城
中世ヨーロッパを舞台にした青春ものラノベだっけ?
一巻が広辞苑ぐらいの分厚さでびっくらこいた覚えが
舞台になる架空の小国のモチーフがどう考えても信州な件。
まぁ中世欧州つっても封建制社会だからある程度システム丸パクリにしてもバレ・・・ばれないわけねーだろ作者!
でも日本風のシステム混ぜ込みつつも一応溶け込んでるのが凄いといえば凄い
ちゃんと他の国との政治的影響や関係も出来上がってるし
出来の良いシミュレーションゲームのリプレイを見てるみたいで面白い。分厚さも納得
高くなってもいいから設定資料集部分とストーリー部分を分けて出版してくれないかな。
厚すぎて持ちにくいし重すぎて読みにくい
腕が太くなった気がするよ
375 :
この名無しがすごい!:2008/06/23(月) 22:35:08 ID:wIerL1Kv
とこどころに入る筆者の城攻めの経験では・・・
ってこの人の経験ってゲームでだよな
それしかないだろw
…まあ、実は実体験なのかもしれんけど
作者の年齢からして安保闘争での国会議事堂攻めじゃないか?
城といえるのかは微妙だが
しかしキャラクターに人間くささを感じないのはバツだな。
シミュレーションの駒っぽい。
意図なら凄いけど、でもなぁ。
379 :
この名無しがすごい!:2008/06/26(木) 03:14:55 ID:/Aq/EL+f
多分最初に決めたキャラ設定にこだわりすぎたのだろうな
読者をいい意味で裏切る登場人物なんていなかったな
古事記・万葉集
ああ無料配布の小冊子みたいなあれね。
俺は買わんかったけど。
歴史超大作って銘打ってるのにあの薄さは何。ふざけてるの?
ふざけてないよ!
むしろ本の価値を厚さだけで測るお前の方がふざけてんだろ
まあ、「古事記・万葉集」は古事記の外伝というかファングッズだから
あれだけ読んでもあんま面白くないかもな。
383 :
この名無しがすごい!:2008/06/28(土) 01:18:20 ID:mQM090j3
漢字ヲタ暴走族のバイブル。
384 :
この名無しがすごい!:2008/06/28(土) 05:48:35 ID:SRtpgqry
全部あて漢字で読ませるからな
あの薄さで丁度いいだろ
荒埜火、貴威蛇撃焚 (あの日、聴いた歌)
この最初の文字を見たときは捨てようかと思ったぜ
あと文字を崩して書きすぎだろこれwwww
いくらなんでもわざわざ毛筆書きで出版せんでも
ただ、内容を解読できればなかなか名作だと思う
これほど取っ付きにくい本も珍しいかもな
386 :
この名無しがすごい!:2008/06/30(月) 04:42:21 ID:+Jng+etc
フリーペーパーだから広告ばっかなんだけど
ある意味すごいよなw
どう考えてもカタカナな業種の広告も全部
暴走族漢字で毛筆書きとかwww
最初どこまで本文かわかんなくて広告まで一生懸命読んで
なんだこれ意味わかんねーとか思ってた
広告も副読本扱いだよ
副読本の副読本てなんやねん。なんやねん。
389 :
この名無しがすごい!:2008/07/04(金) 02:02:36 ID:/rRwNZFR
虎 痔 鬼・満 妖 醜
夜・露・死・苦!
黒豹ゴリラ
黒豹の二つ名を持つ男子短距離走選手な旦那と
ゴリラの異名を持つ女子プロレスラーな奥さんの
主に笑い、時々涙の日常を綴ったアレな。
しみじみとラブラブな二人の姿が結構好きだぜ。
でもハグは手加減してやってくれよな。
そのうち旦那折れるぞ。
392 :
この名無しがすごい!:2008/07/07(月) 17:57:51 ID:bJmzEadP
毎度毎度旦那が「こんな家出て行ってやる」って奥さん(もといゴリラ)から逃げる姿に吹いてた。
確かに追いつけねえがw
奥さんの妹だったか弟だったかが可愛いんだよな
394 :
この名無しがすごい!:2008/07/08(火) 21:36:17 ID:ks6NLHD3
旦那が夜のお勤めしたくない日に
眠り薬を塗った吹き矢を吹くシーンは緊迫感あって
そんじょそこらのハードボイルド小説より面白かった
あと義弟が旦那に同情して手伝うのはなんかほのぼのして良かった
この本の挿絵書いてるのって奥さんなんだよな。
あだ名からは想像もできない乙女チック全開っぷりに笑ったが、
繊細で可愛い画風が結構好き。本気で上手いし。
-------------------------------
次でまとめ?
奥さんの絵、どっかでみたことあるんだよな…どこだっけ…
-------------------------------
おまかせってことでいいんじゃね?
決まってたっけ?
397 :
この名無しがすごい!:2008/08/24(日) 00:12:39 ID:8P7IB9ue
奥さんの描いた絵って
確かパンツを穿いた猿ならぬ
パンティを脱いだゴリラの絵だったよな?
動物の方のゴリラで描かれてるのにセクシーすぎて笑ったw
二世誕生おめでとうございます!
次の巻は育児編になるのかな?
ますます賑やかになりそうで楽しみ。
作者サイトに奥さんが子供を抱いてる写真が載ってるぞ。
ふつーに美人だ。
人いないのかな? 一度アゲとく。
>260−269 こころ:魔法少女モノ。魔法を使えるようにしてくれた森の妖怪「ココロ」や悪役の台詞が某有名作品に似ていてやばい。本より呪文にメロディをつけたCDがバカ売れした。
>270−279 猿と女とサイボーグ:芸大を舞台にした青春もの。学際に出展するオブジェの材料を女の先輩と沖縄まで買いに行く。
>280−289 ヴァーチャル・ウォー:正しい三枚おろしのやり方がわかるらしい。ヴァーチャルな題材を扱ったメタ構造で主人公は魚か人間か最後まで分からない。
>290−299 白い巨塔:階ごとに違う世界がある塔を旅するオッサンの物語。ラストでは塔の外にでるも、滅亡の決まっている塔に戻っていく。
>300−309 今昔物語:舞台が日本・中国・インドと次々に転換していき世代が変わっていく為、非常に分かりづらい。2120年代の日本を舞台に「こんにゃく物語集」はサイコホラー、ただし芥川のパクリとの声もある。
>310−319 神曲:神田川組曲の略(演歌界の裏側を描写した「新曲」という本もある)。下町の人々の暮らしと人情を生き生きと書いた傑作。もんじゃを美味そうに食べるシーンは秀逸。
>320−329 インストール:シリーズ未完。なんでもかんでもインストールする主人公が唯一の話し相手であるイルカのカイル君をアンインストールしてしまった場面は涙なくしては見れない。
>330−339 蹴り背な:原題は「蹴りたいお腹」出版社の圧力で背中に変えられた。キックボクサーとカポエイラーの話だが、食い物の描写が旨く涎が出るほど。
>340−349 フルメタル・パニック:ソ連の鉱山開発に関する告発が某組織に目をつけられ、まったく内容が違う二版が出版された。
そちらはフルメタルジャケットを着た下半身マッパの女の子が鉄パンツを履かされてパニックをおこす。バカな話の中も西洋文明に対する皮肉が伺える。
>350ー359 となり町戦争:原案は、昔番長漫画で有名な人。番町以下総出で隣町の学校と決闘をするなど古きよき番町テイストあふれる作品。
>360−369 魍魎の函:古参のおどろおどろした作風のホラー作家の最新作。その様変わりした明るくホップな作品に旧来ファンが発狂した。
>370−379 神州纐纈城 :中世欧州を舞台にした青春ものラノベ。広辞苑ぐらい分厚いが設定資料集部分が多い。他国との政治影響や関係などもよく考えられており出来の良いシュミレーションゲームのリプレイのよう。
>380−389 古事記・万葉集:フリーペーパー。古事記の外伝・ファングッズ。すごく薄い。全て当て漢字、毛筆書きで出版。解読できれば内容は良い。漢字ヲタ暴走族のバイブル。
>390−399 黒豹ゴリラ:黒豹と呼ばれる短距離走選手の旦那と女子プロレスラーの奥さんのドタバタ日常絵巻。挿絵を奥さんが書いていてファンシー。最近第一子誕生。
センスの無いまとめですまん。
まとめ乙
人あんまりいないっぽいねぇ。
落ちないといいんだけど。
白い巨塔となり町戦争と魍魎の函を読んでみたい
まとめ乙。
盛り上げようと思ったんだがさすがに連続して書き込むのは不文律としてアウトだろうしな
ああ「白い巨塔」は俺も読んでみたいw
久しぶりに来たけどやっぱりこのスレ面白いな。
406 :
この名無しがすごい!:2008/10/09(木) 17:55:29 ID:6GcHD6Fu
たまにはあげてみんとすよ?
雑談さえ終わらないとはなんという過疎。
「魍魎の函」が気になる。
函がパソコンだとすると、2ちゃんねるはさしずめ魑魅魍魎の巣だろうか。
そういう意味じゃなくて本当にパソコンに魍魎が憑いた話なんだろうか。
共産圏オタとしてはフルメタが気になる。
なかなかにカオスだ
青春物が好きな自分としては「猿と女とサイボーグ」が読んでみたい。
塗仏の宴 宴の始末
ハルヒのパクリにしか思えなかったあれか。
冴えない学生である主人公のエキセントリックな彼女がフランスにかぶれて
学園祭を機会に周囲をちょっと(かなりか)おかしなフランス色に染め上げる。
初めは余興のはずが、いつのまにか本物の放蕩貴族や異端審問官に変わっていく辺りはなかなか好きだが
クーデレの図書委員眼鏡魔女とか、一発で元ネタと落ちが分かるのは勘弁して欲しい。
ハルヒ厨乙
どう読んでもスタンフォード監獄実験を元にしたサイコホラーだろ
フランスの身分制度再現実験を文化祭の余興として
許可する文化祭実行委員会はもはやギャグだけど。
つーか、クーデレ図書委員眼鏡魔女がおさげなのは完全に無視かよ
語り手がやたらと愚痴っぽいと思ったら、宴の始末しなきゃいけない司書だったんだな。
最初から語り手が司書だと分かって読み直す2回目は、なかなか面白い。
ね
こ
か
わ
い
い
っていう横読みをどこかで見た。何ページだっけ?
1章のにしか気付かない奴が多いが、実は全ての章に仕込まれている
1章は最上段、2章は上から二段目……というふうに。
作者の意図がわからない。猫出てこないし、猫好きって話も聞かないし
百合の隠喩だよ。
主人公の性別について一切触れてなかっただろ?
イラストでも上手くごまかしているが、
普通に考えて高校生の男女がお泊りとか出来るわけないし、
親に連絡してあんなにあっさり承諾されるはず無い。
そのつもりで読み返してみな。
何だって!?
ということはあの男子トイレのシーンは……!!
やべ、古本屋に叩き売っちまった。
ちょっと買い直してくる。
そういや、イラストもなんか背中向けてたりとか顔どアップとかそんなんばっかだったよーな
性別わかんねぇよ!思い込みってこわいな!
419 :
この名無しがすごい!:2008/12/05(金) 07:08:36 ID:JKQeQ32j
思い込んだら命がけ
だから最後結婚式で終わったのにハッピーエンドか賛否両論なんだもんな。
俺は一応ハッピーだと思うよ。
広辞苑
421 :
この名無しがすごい!:2008/12/05(金) 18:20:00 ID:cEEIY6Ty
世界にいくつかある大庭園の写真集だね
著者のカメラマンが、写真撮るために入ったはいいけどあまりに広すぎるってんで
この企画辞めさせてもらおうかって思ったのがタイトルの由来とかなんとか
422 :
この名無しがすごい!:2008/12/05(金) 20:19:47 ID:BPCYspbg
いつ創刊したの?
ググってくる
423 :
この名無しがすごい!:2008/12/10(水) 14:44:08 ID:VY3PpExR
復刊じゃないっけ?
424 :
この名無しがすごい!:2008/12/11(木) 09:33:56 ID:9zeAd/z1
第二次大戦前に出たのが初版で、今年最新版として改めて発刊したんだよ。
著者が従軍記者時代にアフリカで撮り貯めた写真が元らしいけど、
大戦時十二歳の少年兵が記者に転向するっていう決意も凄ければ、
八十歳過ぎた今でも現役で世界中を回ってる著者のバイタリティも凄い。
表紙がチタン加工なのって、爆撃を受けても大事な写真が失われないように
っていう初版時代の伝統だって知ってた?
425 :
この名無しがすごい!:2008/12/11(木) 12:33:13 ID:fFr6B2A7
>>424 知らなかった。
図書館でしか読んだことないなあ。
426 :
この名無しがすごい!:2008/12/13(土) 11:56:18 ID:WPI5LZS2
ちなみに、撮影場所の名前はちゃんと書いてあるんだけど
実際その場所行ってみると今は何もないんだよね
廃園になったにしても、なにがしかの痕跡は残るでしょ?
なのに全く何にもない。
植えられてる花や樹の一部が現地の気候では育たないものだったり、
結構謎が多いよ。
427 :
この名無しがすごい!:2008/12/13(土) 21:13:47 ID:HRJiG7fv
写真の中に、左手の形に見える石が移ってたり、水の中に人影が見えたりと、
心霊写真じゃないかってのもあって一時話題になったよね。
現地に行ってみても跡形もないし…
その色んな不気味さもあいまって、廃墟巡りならぬ廃庭園巡りをする
熱狂的な読者の一行も今じゃいるらしいよ。
>>427 俺のじいさんのことかww
じいさんの家には第34版があったよ。何でも、表紙に銀色のラメが施されてる限定版らしくて、子供の頃の俺は田舎に行くたびに自慢されたよ。
じいさんもよく廃園巡りっての? 行ってたよ。なんだっけ、中国にあるって書いてある蘆花潮位園だっけ、そこが大好きでさ。
今手元に持ってる奴いる?イエローストーンみたいなでっかい噴水の写真があるだろ? そこなんだよな。
429 :
この名無しがすごい!:2008/12/20(土) 23:56:17 ID:jhKfdwy3
冗談企画モノだと思ってたが旅行にまでいく人がいるなら…
いや、それ込みで楽しむものなのか?なんにせよその本にまつわる不可思議な話は尽きそうにないな。
430 :
この名無しがすごい!:2008/12/21(日) 00:28:30 ID:p9goYMwx
夜のピクニック
夜中に外へ出て行く黒猫とそれを追いかけて家を抜け出す女の子の話だよね
夜のシーンばっかりなのに空が青かったり夕暮れだったりするしこれ作者どうしたんだと思ったもんだ
まあその理由はラストで明かされるけど
黒猫の目的は猫経済サミットに出席するために築地市場目指すんだよな
433 :
この名無しがすごい!:2008/12/23(火) 16:42:06 ID:z6/F4tka
江戸っ子の男らしい黒猫だったよな
架空の登場人物もとい猫物に言うのもなんだが、ご冥福をお祈りします
434 :
この名無しがすごい!:2008/12/29(月) 02:27:19 ID:QQHUd8pS
>>433 おま……!
え…なに、猫死ぬの?まじで?
435 :
この名無しがすごい!:2008/12/29(月) 22:29:30 ID:9L7Fu2U5
死ぬよ
「かつて同郷の士であった同志たちよ、ソーセージの時代は終わった! 亡国の愚豚よ、去れ!」
ってのが最後の台詞。まじで心動かされるものがある。
あ、ちなみにソーセージとか読んでない人に取っては下らない台詞にしか聞こえないだろうけど、凄く深い意味があるから。読めばわかる。
436 :
この名無しがすごい!:2008/12/30(火) 09:02:47 ID:jPoMJRbk
経済・裏切り・護国など人間社会を強烈に皮肉った黒猫パートと、
対照的にどこまでも透明で幻想的な女の子パート、ここまで的確に複数視点を
組み合わせた作品には正直初めて出会ったよ。
理不尽な社会の中でどこまでも誇りを貫く黒猫の壮絶な戦いを見た後で、
女の子の目から描かれる美しい世界観には心洗われたね、正直
あとさぁ… これ言って大丈夫かな ネタバレだから未読注意
「夜のピクニック」ってタイトルのトリプルミーニングは気づいた時鳥肌だった。
一つは普通に黒猫の名前である「夜」の、ピクニックだよな。
死を覚悟して築地に向かう時の夜の台詞、「ちょっとピクニックに行ってくる」とかもう…
あと女の子の名前が「まひる」だっけ? 夜が辿り着いた築地病院で、
精神崩壊したまひるが出てきた時には「え!? …えぇ!?」ってなったw
つまり女の子パートは全て発狂したまひるの白昼夢だったと。
夢の中から醒めないまひるの夢中行、だから「夜のピクニック」
三つ目が、「ピクニック」が「挽き肉」と掛けてある、つまり変革を訴えた夜自身が、
最後は理想を理解しない暴徒にぐちゃぐちゃにされる運命「夜の挽き肉」の暗喩。
完成度高いわ…
壊れたまひるだからよるなのか
トランス状態に陥ったまひるが
5日後に江の島沖に大量のサバの群れがやってくると予言してきて一斉に移動するとこはゾクゾクしたな
それに引き換えモンプチの缶詰めにこだわって死んでいくヨルは悲惨だった
夜のヒキニックか確かにそういう意味もありそうだな
おまいら俺のトラウマ刺激すんの辞めれ。
最後にまひるが、夜によくにた子猫にあああああああああああ
439 :
この名無しがすごい!:2009/01/05(月) 00:21:09 ID:KsQCX3tP
この本のブーム以降、一気に魚肉類の売り上げが減って、逆に猫缶が売れ出したらしい
でも俺に言わせりゃ、そいつらは夜ピクブームにのった一見さんにすぎないな。
ちゃんと読めば、単に魚肉ソーセージを食べないことではなく、全ての食材を愛し、
死んでいった魚達の命を思いながら食べつくすことが夜の訴えた理想だってわかるハズ
あれ以来、黒猫をみかけるとどうしても目で追ってしまう
440 :
この名無しがすごい!:2009/01/05(月) 17:51:13 ID:wo+hwJ/F
ライ麦畑でつかまえて
ネタバレ
主人公はライ。
麦畑を経営している女性はライのお母さん。
お母さんは既に死んでいるつまり幽霊である
442 :
この名無しがすごい!:2009/01/06(火) 17:56:56 ID:9neSTIH4
謎の楽器「つ」を構える、ってのがポイントなんだよな
お母さんの遺品なんだけど、「ライ、麦畑でつ構えて!」って最後のセリフは考えさせられる
だけど「つ」が何なのかが本当に分からない。誰か教えて
そういや、村上龍の新訳版が出たときはびびったな
同じ作者の短編集「無いんス、鳥図」に謎の楽器「み」の物語があったよ
世界中に散らばった楽器を集めると何かのキーワードが分かるらしい
曖昧な物語で何を書きたいのかよくわかんなかったな
「つ」ときて「み」か、どう意味だろう「つみ」って
積み? 罪? ああ、「みつ」の可能性もあるか。。。
いずれにせよ、他の部分の文字がわからないと何ともいえないね
446 :
この名無しがすごい!:2009/01/08(木) 11:10:26 ID:G0Vs9a+5
ライの危機を何回も助けてくれた謎の少年が、「つ」狙いの他国のスパイだったのにはショックだった(~ヘ~;)
私のトキメキを返せ。
結局名前判らずじまいだったけど、彼の言ってた「全ては「ら」を中心に廻ってる」って台詞が何かのヒントかも。
彼って他の作品にも出てるの?
外見描写が全く同じキャラならいたような気がする。
ただ、そいつは主人公の事を最後まで助けるキャラだったのがライ麦のあいつと違うところだな。
死に際に「終わらなければ終わってしまう、早くしないと」とか言い残すんだけど、気が狂ったとしか思えなかった
実際ひどいやられ方だったし
謎の少年が何回も世界をやり直してるなら辻褄合うよな
世界をやり直せるのは「ら」の楽器だけ
「ら」が世界をやり直す時に「つ」の楽器をもっていた人間は新しい世界でも前世界の記憶をもち
世界がやり直した自覚ができる
「つ」を構えてってそういう意味だったと思うよ
最後のあの時主人公に拒絶された「ら」の持ち主は世界をリセットしようとした
「ら」の能力は再構築
「つ」の能力は不変
「み」の能力は他の楽器の所在がわかる
449 :
この名無しがすごい!:2009/01/12(月) 22:38:13 ID:JfAlhkHL
成人式で大暴れしてDQNがことごとくこの本の愛好者っていうのは謎だ
笑う警官
451 :
この名無しがすごい!:2009/01/13(火) 01:37:08 ID:+ogje9iv
多発する外国人犯罪に対応するため
日本にいる外国人をスカウトして
無理やり帰化させて外人部隊を作ったという実在の話をまとめたものだよな
おれもこないだ黒人の警官が暴走族を説教してるのみたけどあれは怖いわ
田舎の現状はひどいもんだぜ…
外国人犯罪には泣き寝入りするしかないとこもあるそうだ
まあ、すごく真っ当な人もいるんだけどな
個人的にボブさんの話は泣けた。
453 :
この名無しがすごい!:2009/01/15(木) 02:23:34 ID:1hW/wddg
自前で刀用意しちゃったんだよなボブ
サムライやニンジャになりたがってる外人をスカウトしてきたからな
そういう奴がてくるのはやむえまいが
454 :
この名無しがすごい!:2009/01/15(木) 20:55:22 ID:Ei/l+dsv
「ヨウイ、シナクテ、イイデス。ボクガ、ココロヲコメテツクタカラ」
マジあれはヤバい。泣いた。
でもあのジョンって奴と戦うシーンはマジカッコいい。手に汗滲みまくりだよあれは。
しかし段ボール製の刀でよく戦えたもんだよな。
ジョンの方は本物だったんでしょ?
お前ちゃんと読んでないだろ
ボブの刀は段ボールだったが、鞘は鉄製だったんだよ
で「飛天御剣流双龍閃」ってな技を使って倒したんだ
ほら昔流行ったアニメの主人公の技
刀で攻撃すると見せかけ、鞘で叩きのめす奴
ボブの奴、あの主人公が実在した人物だと思い込んでるんだよな
457 :
この名無しがすごい!:2009/01/17(土) 11:22:10 ID:QtaAFSOH
落としのナムディが面白かった
忍者漫画ナルトに出てくる瞳術使いサスケに憧れてて
取り調べで瞳術かけようとして無言で相手の目を何時間も見てるんだってな
最後に相手は恐怖と狂気に負けて自白率100%は凄いと思った
この本に出てくる外人警官って、ほとんど日本のアニメやら漫画やらに影響されて変な技を身につけてるよな…
ボス的扱いの警視だけはまともだなぁと思って読んでたけど、
よく考えたらこいつ、こち亀の両さんのモノマネだったしね。
「あっぴろぴろぴろぴろ」っていきなり言い出した時はどうしたのかと思った。
460 :
この名無しがすごい!:2009/01/17(土) 23:12:26 ID:gXXvmKx4
アヒルと鴨のコインロッカー
名作ktkr
コインロッカーに放置されたアヒルと鴨が自分達の親を探す話だよな
中華街に迷い込んだシーンは鬼気迫るものがあった
中華街=北京ダック、ピータン
俺はここで読むのやめたわ
うわ、勿体ねー。
そこからは、マジ神展開だぞ。
そうそう、一番デカイ中華料理屋裏で、あのカゴにつかまった
幼馴染と再会するシーンな。
自分のこれからの運命わかってるハズなのに、必死でそれを隠して
主人公を叱咤激励する幼馴染には涙もちょちょぎれた。
いまどき人間でもあんな良い奴いねぇよ・・・
465 :
この名無しがすごい!:2009/01/22(木) 12:31:07 ID:58jt6hkF
アヒルと鴨が喧嘩した理由がいまいち分からなかった
466 :
この名無しがすごい!:2009/01/22(木) 15:14:11 ID:pKrzazjO
単純に価値観の相異じゃなかったか。
水草なんかじゃ腹膨れないだろ?って心配して、鴨が小魚とかそういうの取ってきて無理やり食べさせようとしたのが原因。
うん、そうだった。人間もだけど、食い物の趣味があわないって結構キツい時あるしね。
後、どっちの羽が美しいかって超くだんない口喧嘩も私は好きだったな。
おまえら幼稚園児かって笑っちゃったけど、その羽が伏線になってて、あんな大どんでん返しがあるとは思ってなかったからびっくりしたよ〜。
お互いの羽をあわせればって言う合鴨ってキーワードが物悲しいな
コインロッカーのコインは自分の可能性みたいだけどロッカーってなんだったんだろ?
自分の可能性を払ってまでもしまっておきたい物があるって事なのかな
469 :
この名無しがすごい!:2009/01/24(土) 19:45:06 ID:1opifJji
>>468 その通り
同時に、作者が昔挫折した夢であるロッカーにもかけてる
人生をかけても叶わない夢があること、そしてそれでも羽を求める彼らの話
解説読んだときは感動した
470 :
この名無しがすごい!:2009/01/24(土) 19:46:35 ID:MqxXN56q
容疑者Xの献身
471 :
この名無しがすごい!:2009/01/24(土) 23:42:04 ID:akDLGG6N
知ってたか?これ、コメディなんだぜ…
新米看護師が次々と困った患者を成敗していく(本人はいたって普通に治療をしようとしてる)っていう
さりげに看護師の間で流行ってるらしい。これオフレコな
472 :
この名無しがすごい!:2009/01/25(日) 21:03:41 ID:7nLy3V18
ブラックコメディの基本は悪気がないだけ際立つからな
確かにこれは名作だわ
たださ刑事がこの看護士を好きになっちゃう設定はいらなかったような
473 :
この名無しがすごい!:2009/01/26(月) 22:09:54 ID:imVlKnX6
そう?俺は結構あいつ好きだったけどね
粘着でしつこい刑事に対しての主人公の決め台詞
「腐敗水注射すっぞ?」は効いたね
さすがに、「打って下さいっ医療過誤して下さいっ」って返事には引いたけど。
あいつやたら注射打たれたがってたけど、マゾなの? 注射フェチ?
474 :
この名無しがすごい!:2009/01/26(月) 22:28:32 ID:8gB/9q1F
雑誌掲載時は刑事からの片思い描写なんていっこもなかったんだが、
文庫化したらなぜか入ってたんだよね。
恋愛要素なんかいらんだろ、常考
ラスト周辺は人情ものっぽく閉めてて好きだな。
X自身も実は誰かに献身されたかったのかもしれない。
それを考えると別な読み方もできるのでは。
やっぱ大方の人間はそう読んじゃうんだよな。
違うんだよ。あれはエンターテイメントと思われてるけど、
「新約聖書の現代版を書く」という極めて実験的な小説なの!
X=ユダ、看護士=キリストだろ。そう捉えて読んでみ?
看護士の「納豆は嫌いなんです」のくだりは、まんまゴルゴダの丘じゃん。
解ったか猿ども!
↑まあ、このセリフを引用したかっただけなんだけどさ。
477 :
この名無しがすごい!:2009/01/31(土) 02:55:09 ID:I0BpQTIf
へいへい
ああだからあいつ生き返るのか
なるほど…! そう考えると次々とわからなかった伏線が消化されるな。
Xが実は便秘であることを必死に隠すシーンは最後の晩餐を、
あの休憩室での延々と枝毛を探すシーンはロンギヌスの槍を暗喩しているわけか。
イワンの馬鹿
481 :
この名無しがすごい!:2009/02/01(日) 15:29:15 ID:f9uV/EDs
せっかく忘れてたのに思い出させるなよ!
明日までに忘れないと…あああ
主人公、馬鹿はともかく蛆虫は言われすぎだよ
まあ蛆虫なんですけどね
しかし実はイワンよりもイシンのほうが馬鹿であったという展開には、当時みんなが意表をつかれたよな。
これ怖いよな。
イシンの馬鹿さって相当伏線回収してからじゃないとわからないから
どうしても先を読みたくなるじゃん?
で、読み終えたらイワンへの同情
(「蛆虫」のくだりから復活出来ないのはマジ可哀想すぎ)
と相俟ってかなり深い余韻を残す。
なのに最後の最後で「この作品の内容を7日間以上覚えていては
いけない。なぜなら、イシンがこうなってしまったのは…」
まあネタバレは回避しとくけど。
訳者がイラン旅行中に変死したのとか怖すぎて…
もうね、正直
>>480めちゃ恨む。
当時、訳者が死んだことから興味もって読みはじめた不謹慎な自分がいますよ。
物語としては、イワンとイシンがコジャリを取り合ったリンゴ生産地見破り対決が1番印象ぶかかった。
地味な戦いをあそこまで読ませる文章力は凄いと思う。
コジャリは頭がいいほうを選んだわけだけど…
そのシーンから著者の指示どおり、イワシとクワイを焼いて大根おろしと一緒に
食べながら読み始めると、作中世界への没入度が格段に増すんだよな。
読みながら俺もう、感動的なシーンに泣いてるのか、それともイワシが美味くて泣いてるのか、
自分でもわかんなかったもん。
俺は焼いたイワシを頭からかぶりつく、っていう指示を見逃して刺身で食べてしまったから残念なことになった。
そのうち俺らというか人間はバカなんだなって気づかされるのがこの小説のヤバいとこだよな
あの絶望感と無力感
学生時代の夏休みの読書感想文の非課題図書の数冊のうちの一つに指定されただけあるよな
489 :
この名無しがすごい!:2009/02/03(火) 23:45:56 ID:ic19XvD2
とりあえず今日は鰯を食べた
青の炎
これやっぱ理系の素養が大分必要じゃない?
「この場合の炎は赤い、だが以下を満たすと青い」っていうときの、
「以下」の説明とか結構難しかった。
まあ、全て理解した後にはご多分に漏れず号泣したんだけども。
文系のおれ、理解できなくて号泣。
一見小難しい科学小説に思えるが、実際は科学に、不器用にしか生きられない主人公の
悲しい生き様を描いた科学と青春の倒叙ミステリー。
『腕の中に伝わる彼女の鼓動を、フーリエ変換から連続展開、スペクトルを解析。
波長域は……青い。そうか、彼女の心はあの炎と同じ色なのだ』
俺ここで号泣。
たしかコレって文系の作者が、作品の幅を広げたくてわざわざ大学入りなおして勉強して書いたんだよな。
文学部卒業だったのに、化学科はいっちゃうとかすげーよなぁ。
まぁ、4年勉強した成果は生かされてるのかな。
どうだろうな
前の作風だったら主人公と警察の心理戦というか
聞き込みの時の会話の妙やひっかけが楽しめたんだろうなと思うけど
今回はハッキング、盗聴、盗撮での心理戦だから会話が極端に減ったよな
心理描写に磨きがかかったけどなんか作品全体が鈍重な感じがした
そこらへんは好みの問題だろう
俺は理解できなくて泣いたクチだが、理系人間の母ちゃんはこれ読んで号泣してた
なんにしろ、読んだ奴全員が泣いたと言っても誇張でないところが、この作品の凄さのひとつ。
>>493 俺もそこでキた。流れる涙青いんじゃねえかっつーくらい。
>>495 そうかな?確かに会話減ったけど、主人公が計算間違えて
青を赤だと判断する(したかのようにミスリードする)とことか、
すんげーハラハラして前作よりページめくるスピードは速かったよ?
所々作品中に青の炎に触れてはいたけど、タイトルと内容がイマイチ一致しない。
他作品はタイトルも素晴らしいのに。
500 :
この名無しがすごい!:2009/02/05(木) 04:35:46 ID:n+liX0uX
三国志
もしも香川県がなかったら…という架空歴史ものね。
近代日本の架空歴史もので太平洋戦争が関係ないものってあんまりないから
結構面白く読めたんだけど、徳島県知事の曹田操一が
万能過ぎて3県のバランスが悪かったかもなあとは思う。
502 :
この名無しがすごい!:2009/02/06(金) 20:37:00 ID:QoDaU6/6
ニートの所轄亮太郎が就職するところは微笑ましかったな
いつも煙草プカプカ吹かして伏流煙とか言われてるしな、所轄w
ところで桃園書房の誓いってのはなんだったんだ?
あれだけ浮いてる。伏線回収されず。
それとも作者の、半村良の衣鉢をつぐという決意を忍び込ませた楽屋オチ?
サイドストーリーで、香川がないから、当然讃岐うどんもない世の中、みたいなテーマもあったよね。
かわりに?ミカンジュースで炊いたご飯が全国ブームになるっていうのは、単に作者が愛媛出身だったからなんだろーな。
でも最終的にはみんなで瀬戸大橋を渡ろうとして、神の怒りを買って三国とも潰されちまうんだよな。
人の世の無常さを感じずにはいられなかったぜ。
神ってのが俺ら人間だったって落ちがありきたりなSF小説だったな
ただPCのなかでソフト走らせてましたなんて
あれ作者がまとめきれなくて逃げただけだろ
話を壮絶にしすぎて作者自身ついてけなかったんだろうな
いや、あれは最初っからの構想だと思うな
「上位の存在が指し手として存在してて〜」
みたいな小説の系譜を追ってる節があるし
序盤とか「ぺガーナの神々」のオマージュじゃね?
509 :
この名無しがすごい!:2009/02/10(火) 02:28:04 ID:L+JiItkx
こないだ真三国志の構想をインタビューで語ってたな
神VS人間VS仮想世界の住人だそうだ
…果たして完成するのだろうか?
510 :
この名無しがすごい!:2009/02/10(火) 03:09:44 ID:RSrHjt4I
春の雪
地球温暖化をいち早く訴えたあれか。
中学の教科書のってたな
レイチェル・カーソンの『沈黙の春』を意識してるよな。
主人公がいいこと言った直後は必ずパイ投げつけられたり、
毎ページ作者の落書きが書き込まれてたりするあたり、完全に沈黙の春へのオマージュ。
でも投げつけられたパイを主人公は「資源を無駄にするわけには……」とか言ってちゃんと拾って食うんだよな。
さすが、この人の書く主人公は最近よくあるヘタレ主人公とはひと味違うぜ。
中学時代、俺はこの主人公に男を教わった。
リサイクルに拘りすぎて
ウンコ食えればいいのにって悩むとこは笑えたな
>>515 それは多分スウィフトへのオマージュだろうと思います。
若しくは西太后の話に出てくる戚夫人のパロディ。
…あとどっかカフカのパクリみたいなとこ、ありませんでした?
パロディが多くて、読書家はにやりとくる作品。
ラスト、主人公の遺書をヒロインが読むところでぐっときたぜ。
「僕が死んだら遺体は森の中に埋めてくれ」とか。
最後までこいつはリサイクルにこだわったんだな、と。
でも一方で主人公はゴミの分別を嫌う、という謎設定があった。
ベルカ、吠えないのか?
OLベルカの奮闘記だよね
ニューヨークのビジネス街で働くベルカがタチの悪い上司に立ち向かうっていう
「「ベルカ、吠えないのか?」
そう呟いて私は自分を鼓舞する。」
って、文章から始まるんだよね
522 :
この名無しがすごい!:2009/02/15(日) 01:11:22 ID:m2ZCfjCN
でもさ、家に帰って一人きりになるところでコツコツと張られた伏線が
この作品の語られるべきところだと思うわけよ
インコに毒を仕込んだり、必死にギターを練習するあたりとかさ
映画化されて、劇中歌がCDになったよな。
歌っていうかただの叫びだけど
524 :
この名無しがすごい!:2009/02/15(日) 20:56:33 ID:en3nmS1Q
学歴、容姿もたいしたことない設定の主人公が仕事への前向きさだけでのし上がっていくんだよな
こういうサクセスストーリー好きだわ
映画の主演てメグライアンだっけ?
20年前の映画はそうだったな
リメイク版で日本キャストで今度作るらしいね
主役誰だろ
ベルをすずに無理やりして鈴歌は吠えるのかだって
ルマか。
うーん、まあ、わからんではない。
でも原作で重要視される「血糖」の要素はどう表すのかな。
吠えると血糖値が上がるからギリギリまで我慢する
これが話を面白くしているよな
一旦上司に噛みつき始めると全てをぶち壊す痛快さは凄いよね
最後は戦争終わらしたしな
溺れる魚
動物虐待の、最悪な話。
かわいがってたペットの魚を、水に突き落として溺れる様を観察するとか…
俺もケージで金魚飼ってるからわかるけど、よくそんな可哀相なことできると思った。
まぁでも、バイオ技術の進んだ近未来社会の設定だから、そのへん魚の遺伝子いじってどうにかしてたのかも。
遺伝子をいじって魚を泳げるようにするの?
さすがに無理では…
溺れ方の描写が凄いんだよな
それだけじゃなく42通りの溺れ方を写真付きで掲載しているし
今、動物愛護団体が裁判おこしてるよな
動物学者の意地の成せる業だとはいえ、あの描写はやりすぎだよ
535 :
この名無しがすごい!:2009/02/21(土) 19:45:14 ID:Jhgmxkr+
日記風の描写が実に感情がこもってなくて冷淡で鳥肌ものだな
昨日より苦しそうに溺れてる
10数えてみた、まだ力は弱まってない
なんだろうなこの人
536 :
この名無しがすごい!:2009/02/22(日) 04:52:07 ID:ENMg4b10
おさかなタン、かわいそう。
でも見てしまう自分が嫌い。
続編の泳げる魚で、手の平を返したように動物愛護語っててがっかりした。
私だって動物虐待は反対するけど、作者には自分の意志を貫いて欲しかった。
538 :
この名無しがすごい!:2009/02/22(日) 21:35:06 ID:mFUt1ATU
実はその前に「墜ちていく鳥」っての出版しようとしたんだけど
いい加減にしろって某団体の人間に殴られたらしいぜ
それでブルってそれ出したらしい
動物愛護団体は人間も愛護するべき。
模倣犯
ネットで見て自分もやってみた
なぜこんな人が増えてるのだろうかと言うルポだっけ
確か藤村新一ノンフィクション賞受賞したんだよな
ニコニコ動画ブームのきっかけになったアレか。
雑誌でもあっちこっちで特集組まれてたな。
記者がハマって、ルーツ探った記事は俺も読んだ。
まさか山荘の窓からとはな。
一時期かなり騒がれたよなー
俺も当時は傾倒してたが今考えるとそこまですごいルポだったか疑問だ
まあ
>>543もいってるが山荘の窓からってのは驚きだった
545 :
この名無しがすごい!:2009/02/28(土) 11:44:13 ID:2jY/SSXF
俺も実はやりかけた…
俺はやった……
今思うとってのは
>>544と同感だ。
そういえば、コレのせいで、みんな引きこもってたよな。
社会問題になりかけた。
ニートが騒がれたのって、同時期じゃなかったっけ?
>>546 そうそう。
確か、ニートの更正を支援するか、模倣犯達の更正を支援するかで国会が解散しそうになったんだっけ?
あの大物政治家が、この本の引用文を答弁で使った時はビックリしたよ
騒ぐだけ騒いで、結局「ニート」という選択肢があることを若者達に教えただけ
世間に問題提起したいんじゃなくて、ただ目立ちたかったんだろーね
だが作者の本意はどうであれ、それで救われた人も実際に多かったのも事実だな。
俺の知り合いはこの本を読んで退職、今じゃ毎日すごくいい笑顔でニートやってる。
考えさせられる本だったな。
550 :
この名無しがすごい!:2009/03/07(土) 08:29:18 ID:bjo9dAQJ
カクレカラクリ
発売当初は「辞書より面白い」と皮肉られたよな。長さもちょうど辞書サイズだったし。
二つの名家が、ペロペロキャンディの舐め方の論争で闘う話。それで殺人事件さえ起こる、っていう荒唐無稽さ。いくらプライド高い家だからってペロキャンとか別にどうでもいいだろww
ただ、「絡繰り人形焼き」の下りは悪くなかったがな。
確か、監督が「つまんねー」って言ってドラマ化中止されたんだっけ?
そうそう。
あと、ペロペロキャンディーの舐め方がちゃんとできる俳優がいなかったっていうのもドラマ化中止の原因の一つ。
うちの弟がオーディション受けたけど、まるで駄目だったみたい
でも、映画化されたんだよな
誰も見てないらしいけど
つまんないかつまるか監督と助監督二人が言い争って、決別した助監督が
独力で作ったのが映画版のほう。二人の勝負はもちろんペロキャンでつけたらしい。
>>551食べても食べても仕掛けが展開する、あの絡繰り人形焼きももちろん再現。
お前ら知ってた?本自体にカラクリあるの
馬鹿かお前。こんなところでネタばれすんなよ。
つい探しちゃった自分も悪いけど、
これって本編最後まで読む前に見つけちゃダメな隠し要素じゃねーの?
どーすりゃいいんだよこれ。こんなんじゃ古本屋にも売れやしねえ。
>>556 710頁みてみろ。ねばねばした食べ物についての下りに着目すれば、古本屋で売れる形態にもどる。
558 :
この名無しがすごい!:2009/03/11(水) 15:43:54 ID:MIfKB766
俺は古本屋で買ったのだが
まさか前の持ち主はからくり発動済み?
うあーなんかエロ本の中古買った気分だ
なんか本がべとべとしてるんだが、これって…?
死神の精度
>>551のIDがPENxとかw
ファーブル昆虫記
>>560が全然早いので、申し訳ないが560で行こうか。
セガール? シュワちゃん? のんのん。
正直俺はこれ以上かっこいい戦士を知らないぜ。
アフガン・モンゴル・アフリカなど世界各地を転々と渡り歩いた、
天才傭兵スナイパーの話。
職人気質のスナイパーの話なんだよな
いろんな自分ルール作って、それ守るために何度死にそうになったことか
(伊坂の本多くね)
続編のファーブル昆虫記は未読なのよね……
つーか、なんでスナイパーが昆虫記書いてんだよ!
ネタバレでもいいからオセーテ!
以下「ファーブル昆虫記」ネタバレ
最後の戦地(市街戦だった)で誤射してしまった民間人の娘の名前がファーブル。
民間人を殺してしまったという事実がきっかけで、これまで殺してしまった名も知らぬ人々のことを思い塞ぎこんでいく主人公。
傭兵家業をやめても尚その罪悪感は拭えなかった。酒や怠惰におぼれる毎日に感覚も麻痺していき、他人との繋がりも拒絶してしまう。
いつしか主人公は人との関わり合いを捨て、庭に住み着いた虫や、季節ごとに迷い込んでくる虫に興味を抱く。
そして、数多の殺人を繰り返してきた自分のことを責めることもしない、そんな虫たちとの時間に安らぎを覚える。
そんな静寂を破るように、主人公を訪ねてくる人物がいた。
ファーブルである。
主人公に「あなたには知らなくてはいけないことがあるの」と告げる。
それまで営んできた生活が一瞬で消えたこと。
母が精神病にかかり入院していること。
学校をやめたこと。
住む場所がなくなったこと。
ファーブルの父が昆虫に関する研究者だったこと。
そのおかげで虫が嫌いなこと。
最後に「あなたのことはもっと嫌いだけれど、ここに住むわ」と付け加えた。
始まる不思議な同棲生活。
その緩やかな時間の中で、贖罪を願う主人公と傷を癒すファーブル。
虫との語らいの中に、これからの生き方を見つけ出し、歩き出そうとする二人のスローライフストーリー。
そんな設定があるかよ、と突っ込みながら読んでたけど、
だんだん感情移入してって、モンシロチョウが蛹からかえるシーンで号泣した。
バッタの描写は秀逸だった。
頭に浮かんでくるってああいうのを言うんだろうな。
更にバッタが嫌いになったよ。
>>565ネタバレgj!
第一部の精度の方だけ呼んだんだけど、
ネタバレされたけど読みたくなって今さっき本屋で買ってきた。
えーっと、すんごいたくさん昆虫の、設定資料? がついてるんだな。
後半から本編が始まるのかな?wktk
568 :
564:2009/03/13(金) 23:58:46 ID:yKT3YN6a
>565GJ!
早速走って買ってきた!
しっかし、専門知識がきつすぎて、流し読みしかできネー(´Д`)
図鑑はその為かぁ
ようは、精度のときの執拗な人間観察の描写を昆虫に置き換えたのな
超展開ありきの作家さんだから、続きも楽しみだ
作者は昆虫界の死神カマキリに憧れて蟷螂拳を習得したんだよな
戦争描写が人間視点じゃなくてカマキリ視点なのが狂気を感じる
人間もバッタ、トンボと同じで狩るものだなんてエグい本だな
さまよう刃
あのバカバカしい作品か
刃がペラペラ喋る、ってのはまだいい
ただ、なんかよく分からず家出するわ「ウホホ」とか叫ぶわ警察殺すわ、どうしようもないな
↑俺の友人がこんなこと言ってたww これだから文学的な意味を理解しない奴は困るよな。
俺も後から聞いて分かったけどさ。あのゴリラぶっ殺すところ、日本経済の風刺だって知ってた?
そうなの?
じゃあゴリラがりんご持ってたのにも意味があったの…?
573 :
この名無しがすごい!:2009/03/15(日) 20:36:00 ID:F6LQu/IO
津軽は反大和朝廷の本拠地だからな
蝦夷の子孫が経済に混乱をもたらしたとすれば
自ずと刃の正体はって話になるな
574 :
この名無しがすごい!:2009/03/18(水) 03:01:03 ID:4fVVpnhn
おしい!
林檎→青森→キリストの墓
なんだよ
今の日本経済を牛耳ってるのはユダヤ資本だと言うこと
だから刃とはロン…
うるせーな誰かドアの向こうで「ウホホ」と笑ってる
ちょっと見てくるわ
ま、要するにゴリラとりんごの交流を描いたほのぼの寓話ってこった
日本の暗部の風刺だの、原罪主義の教本だのと騒がれてるがなんのこたーない
ただの子供向けの児童文学だよ
(振り向くなよ… スプーンに映してみろ。
向かいのビルから指向マイクで盗聴されている)
パンツ一丁のラッパ吹きがいい味出してたな。ただの変態かと思ったら、こんな渋い奴だったとは
特に波止場で「亡きブリーフを偲ぶブルース」を演奏するシーンは、ちょっと泣きそうになった
(待てよ、ラッパ→ジャズ→黒人、パンツ一丁→裸→裸の王様 だとすると、こいつが象徴してるのって
あの国の大統りょ…)
578 :
この名無しがすごい!:2009/03/31(火) 04:03:33 ID:9JIItcLk
おかしいなアマゾンで売ってたこの本いっせいになくなったんだが
あと近所の図書館にあったのがかれこれ3ヶ月貸し出し中
古本屋のおやじにみつけてもらおうと思ったが
あれはあるいみダヴィンチコードだって急によそよそしくなったんだよな
とうとう奴らが動いたか…
だが恐れることはない、奴らは一般人に手は出さない。
あの本に隠された秘密に気付かない限りは、な……
夏草冬波
鼻行類とかの類の
「夏は草だけど、冬は液体に変化する」オモシロ植物(?)
の生態を解説した架空博物誌だっけ
なんか、やたらとリアリティがあるんで
実在するんじゃなの? とかいう論争になったとかいう逸話があるな
その論争が大きくなりすぎて作者が予定してた第二段は発売中止になったんだよな
自費出版で数部だけ刷られてマニアの間では超高値で取引されてるとかあの植物は実在しててそれを隠蔽するために作者は消されたとか、都市伝説聞いたことある
内容については冬の液体状態の時、粘るからうっかりとまっちゃった虫が死んでくところのあまりに克明な描写がトラウマになったよ。今でも読んだ後は踏んじゃったらどうしようと足元がすごい気になって、道路がまともに歩けねぇ・・・
俺だけ?
ちょ、おまえら!!
ヤフオク見てみろ第二段出品されてる!!!
やべー久々テンションあがったわww本物か!?
にしてもすでに4万か…
読みたかったな。
リアリティあるのが良いっていうけどさ、専門用語多すぎてわかんねえよ。
化学式とか学名とか参考文献とか、日本語でおk
代謝系?分子生物学?年代測定?意味不明すぎる。
これ普通に読めるとか、お前らどこの大学の研究員なの?教授なの?
リアリティ云々以前に普通に学術書。素人が買うべきではなかった。
コミケ行けば解説本とかあるのかなぁ……。
学名とか、英語ですらなくラテン語だからな。
読めねえよんなもん。
コミケ行かなくても探せば解説サイトがあるけど、
今あそこ議論が白熱しすぎて炎上してるんだよな……。
586 :
この名無しがすごい!:2009/04/13(月) 22:30:27 ID:Q8PJMlsk
四国のある村では夏草冬波見つけたら懸賞金二千万だって
もはや伝説的にツチノコと並んだな
読んでみたいけどヤフオクで4万とか高すぎるだろorz
マケプレでも同じくらいだし…でもこれからどんどん値段上がるんだったら今買っちまったほうがいいよな
ブックオフで700円で売ってたんだが‥
老子の毒 荘子の非常識
OLのハルカちゃん可愛すぎだろ
(次の600でまとめだっけ)
>>591 それって荘子の同僚だっけ?
脇役はけっこう良いんだが老子の毒舌と荘子の世間知らずさに飽き飽きしてしまった
593 :
この名無しがすごい!:2009/04/27(月) 00:07:32 ID:B9LAtJvz
老子がお見合いした場面は面白かったじゃん
お見合い相手を女性恐怖症にまで追い詰めるなんて恐るべし
594 :
この名無しがすごい!:2009/04/27(月) 09:51:52 ID:pWnQCEbc
映像化するなら老子の役は稲垣吾郎だろ
なんでOLの老子ちゃんが稲垣なんだよ
そりゃおまえ老子ちゃんはおとk
597 :
この名無しがすごい!:2009/04/28(火) 22:30:04 ID:I4A+t0cD
上司の孫子さんは女だよな
あとそのライバルの墨子さん
ちょっと人間関係が複雑すぎるよな
OLの世界ってあんなに派閥が乱立してるもんなの?
竜子さんの「白馬≠馬だから、白馬の王子様は現代社会にも存在するのよ!」には笑ったけど。
竜子さん良いよ、タイトルの老子さんや荘子さんより無茶苦茶言ってて名台詞が多い
名台詞が多いのがいいよな。この作品知らなくても台詞は知ってる、ってのよくあるしな。
(次からまとめかな?)
410-599のまとめ
>410−419 塗仏の宴 宴の始末 :学園物かとおもいきやサイコホラー。叙述トリックを駆使したり、縦書きでねこかわいいがあったりギミックを凝らしてある;。
>420−429 広辞苑 :大庭園の写真集。戦前に初版が出て、去年最新版が出た。現在写真の場所に行くと庭園の痕跡が無かったりと不思議な話は尽きない。
>430−439 夜のピクニック :黒猫とそれを追いかける女の子まひるの話。黒猫の視点では人間社会に対する皮肉を描き、女の子の視点で幻想的な世界を描く。
「夜」の意味はまひるの精神が崩壊をしていることをあらわす。
>440−449 ライ麦畑でつかまえて :麦畑を経営している主人公ライのお母さんの遺品である謎の楽器「つ」を構えるラストが秀逸。DQNに大人気
>450−459 笑う警官 : 外国人犯罪に対応する外人警官部隊の話。日本のアニメや漫画に影響された特殊技能を身に付けている。ボブは大人気
>460−469 アヒルと鴨のコインロッカー :コインロッカーに放置されたアヒルと鴨が親を探す話。お互いの羽をあわせて協力する「合鴨」がキーワード。
>470−479 容疑者Xの献身 :新米看護師が主人公の病院物のコメディ。文庫化時刑事の片思い要素が入ったのは意外と不評。実は新約聖書の現代版。
>480−489 イワンの馬鹿: 蛆虫と呼ばれるイワンよりもイシンの方が馬鹿。そんなことよりイワシとクワイを焼いて大根おろしと一緒に食べながら読もうよ。
>490−499 青の炎:一見すると小難しい科学小説だが、主人公の悲しい生き様を描いた作品で涙なしには語れない。
しかし文系の人は理解出来ず別の意味で号泣。
>500ー509 三国志 :徳島・愛媛・高知の架空戦記物。香川が無いため讃岐うどんは食え無い。最終的に神によって三国とも潰される。
>510−519 春の雪 :地球温暖化を訴える話。中学の教科書に載っており、多くの男子中学生が主人公の男ぶりに魅せられた。パロディが多く、読書家必見。
>520−529 ベルカ、吠えないのか? : OLベルカの奮闘紀。20年前にメグライアン主演で映画化され、今度日本キャストでリメイクされる。
>530−539 溺れる魚: 魚を水槽に落として溺れさせる動物虐待の最悪な話。魚が泳げるわけ無いだろ。
しかし、続編では動物愛護団体からの抗議に屈し、「泳げる魚」という動物愛護を訴える作品を出した。
>540−549 模倣犯:ネットで一大ムーブメントになった作品。社会問題となり、ニートを支援するか模倣犯を支援するかで国会が割れた。
>550−559 カクレカラクリ :ペロペロキャンディの舐め方で論争する話。つまんないためにドラマ化は中止。本にはネバネバするしかけが施されている。
>560−569 死神の精度:天才傭兵スナイパーの話。職人気質なスナイパー。執拗な人間観察の描写が見もの。
ファーブル昆虫記:上の続編。傭兵が民間人を誤射で殺したため、厭世的になり虫と語らうようになる。その民間人の娘ファーブルと同棲する話。
>570−579 さまよう刃:刃がしゃべる子供向けの児童文学と思いきや、ユダヤ資本を風刺したり、あの国の大統領を風刺したり……おや、誰か来た様だ。こんな夜中に誰だろう。
>580−589 夏草冬波: 「夏は草、冬は液体に変化」する架空の植物の生態を解説。あまりのリアリティに実在が騒がれ、ツチノコと並ぶ伝説の生物となった。
>590−599 老子の毒 荘子の非常識 :毒舌老子と世間知らず荘子が主人公のOL物。同僚のハルカ、上司の孫氏・墨子と脇役がいい感じ。
しかし老子は実はおとkらしく、稲垣五郎で映像化希望。
ラ板まとめたついでにやってみました。
アンカーミスはすいません。
本当は投下しなおしたいところですが、レスがもったいないので……
まとめの表現にしましては、短くまとようとしたために結構ニュアンスが変わってしまったかもしれません。
200レス行ったので勝手に20レスを雑談にしてみました。
まとめてみた感想としましては、
ファーブル昆虫記を続編にした>564を受けて、>565一人であそこまで考え込んだのはすごいと思いました。
>>601 まとめ乙!
このスレ大好きだよー、ずっと続けようぜ!
604 :
この名無しがすごい!:2009/05/10(日) 07:48:42 ID:fOAfZ1TZ
>>601 まとめ乙、ありがとう
夜のピクニックとイワンの馬鹿を読んでみたいな
>>601 まとめ乙!!
俺も夜のピクニックと、あとは死神の精度が読みたいね
なんかさ、元ネタからは想像もつかないようなぶっとびかたを
した時が、このスレの一番楽しい時な気がした。
だから俺もいかにぶっとばせるかを考えてる。
606 :
この名無しがすごい!:2009/05/12(火) 12:46:32 ID:TrBhH61E
ベルカって原作読んだ事なくてアマゾンのレビューみたら面白そうなんだよな
お前らって月に本代いくら使ってる?
図書館と文庫ばっかだから2000円とか。
図書館が一番
部屋に物をなるべく増やしたくない
一度にどさっと買う傾向があるんで3000円くらい使う時と1000円前後しか使わない時があるよ
ちなみに買うのは文庫本中心
…次のお題は、620からでいいでしょうか?
600でまとめたのは俺です。 620からでお願いします。 。
ただ、雑談20レスって指定したけど、少し長かったですね。反省。┓´ |
20作品のまとめでも次回からまとめ&雑談は10レスでいいと思います。
雑談20スレはキツいな
しかし腹へったポテチ食べよ
>>613 確かに「雑談20スレ」はあまりにキツすぎる
もう雑談スレかよと
まぁしかし普段雑談したくてもできないスレなんだし、
たまには、まったり20レスくらいいいんじゃなーい
何話すよ
栗本薫の本読んであまりのつまらなさに呆然としてしまった所なんだが
>>615は何読んだんだ
栗本薫っていったらグインだけで百冊以上あるぞ
ちなみに、みんなはグインちゃんと完結すると思う?
このままいったら完結しないで栗本が死にそうだと俺は不安
グインはもう惰性で読んでるようなもんだが出来れば完結してほしいな
だが完結しないまま作者死去の線が強い気がする…
天狼星ってやつ
かなり昔に書かれたものだと思う
俺の中では推理小説ではなかった
619 :
この名無しがすごい!:2009/05/20(水) 22:19:07 ID:i+b35Byr
グインサーガ読んでる人いるんだな
ここまで書いてたら完結しなくても許せないか
夢枕漠なんか栗本薫に比べたら最低だよ
光の帝国
主人公武光(たけひかる)はごく普通の埼玉県立高校生。
ある日信長の野望をプレイしていたら、突然古代中国の新王朝時代の南陽地方の畑にワープしてしまった。
不思議な力、ライトニングソードを駆使し、中華統一を目指して今日も中原を駆け抜けるのであった。
設定が強引なとんでもファンタジーだけど、マイナーな光武帝を題材にしたところが個人的にツボだった。
シリーズ半分すぎるあたりまで「みつたけてい」だと思ってた。
中国人に易姓革命されてくる
623 :
この名無しがすごい!:2009/05/22(金) 21:24:00 ID:jwTazsIZ
主人公が新型インフルエンザにかかってたっていう時事ネタが面白かったな
光武帝とは敵だったのが結果的に光武帝を助けることになるんだものな
何をやっても裏目の主人公って斬新だったような
三国志読んでて空城の計(わざと城を無防備にして敵に疑念を抱かせて撤退させる作戦)
を提案して、ただ普通に城乗っ取られた話は笑った
あったあったw
で、師匠的存在だった徐封先生に「生兵法とはお前のことだ!」ってぶん殴られるんだよねw
将軍の器の大きさがなかったら確実に斬首だろw
でも、それから地道に戦果をあげ続けて、先生が最後死の床で微笑みかけてくれたシーンは泣きそうになった
戦記ものとジュブナイルものの融合がみごとだった。
ただ難をあげるとすると女性キャラがテンプレすぎたな。
夏麗はもろ某ゲームのキャラだよな
訴えられないか心配だ
(栗本先生ごめんなさい、闘病してたなんて知りませんでした
ご冥福をお祈りします)
赤眉軍のお色気戦術には度肝を抜かれてしまった。
ただ単にキスしようとしてたんじゃなくて、
眉毛が触れ合うことによって、
主人公の眉毛を赤くする作戦だったとは思わなかった。
629 :
この名無しがすごい!:2009/06/06(土) 04:29:15 ID:BZGkDg5F
ライトニングソード(懐中電灯)が日本の古墳から発見されるラスト
光が日本に渡って大和朝廷を興したかもねっていう終わり方に感動した
630 :
この名無しがすごい!:2009/06/06(土) 05:19:57 ID:my6b9kYi
国家の罠
まさか国さんちにあんな罠があるとは……
作者はアブノーマルだな。
アブノーマルって言うか、作者の幼なじみの実家がモデルじゃなかったかこの話
幼なじみと結婚の約束しちゃった小学生の主人公
普通の家なら可愛いで済んだのにな
約束した以上、10年後本当に結婚するはめに…てのはありがちかなあと思ったけど。
まあその後の展開は秀逸すぎだけどな!
ラストで主人公が本当の意味での「国家の罠」を知ったときは、読みながら自分もびっくりしたわ。
タイトルの真の意味は衝撃だったなぁ。あの変態がああなるとは……
ラストも大団円なんだけど、ちょっと幼馴染の言葉に思わせぶりなところがあった。
少し怖い……。
牧場の牛は自由なつもりでいる、管理されてる事にきづいてないか
この小説は少子化問題への皮肉なのか
そういやいつだったか映画やってなかったっけこれ
>>637 映画じゃなくて、BSかなんかでドラマ化だった気がす
639 :
p4027-ipbfpfx02gifu.gifu.ocn.ne.jp:2009/06/30(火) 18:50:32 ID:8QGx83P5
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みすぷり!
ミスプリントから始まる恋がある
数ある教師と生徒の恋愛ものの中でも、みすぷりは抜きん出て傑作。
二人とも学校では普通の師弟関係を崩さないという、互いを気遣う行為が逆に切ない。
「先生の特別になった日から、私はいつも普通の生徒でいることを心掛けてたの」は名ゼリフ。
643 :
この名無しがすごい!:2009/07/06(月) 15:04:13 ID:6RsGl//n
でもさ卒業アルバムのあの写真は
やはりミスプリントでなく心霊写真じゃないかな
644 :
この名無しがすごい!:2009/07/09(木) 22:06:43 ID:iqgs3epV
真の心霊写真かそれともやはりただのミスプリだったのか……
それを作中じゃ明かさないところが深いというか思わせぶりというか読者に解釈はまかせます的なアレ
いやそれより園子先生との三角関係による対立の方がハラハラしたかな
センセのアタックが大胆過ぎてたまに先こされちゃったりで
園子先生大好きだー
多少あの作品では浮いたキャラだと思うけど。
学園新聞のミスプリで園子先生の状態バレちゃったのは受けたww
ただ連載が続くにつれてラブコメっぽくなっちゃったよなぁ。
そっちのほうが万人受けするんだろうが
一話のオクテ二人が懐かしい。
647 :
この名無しがすごい!:2009/07/30(木) 06:10:15 ID:CU3Z2Y0H
学校が巨大ロボットだったのはいろいろ意味で参ったね
まったくストーリーに関係ないし、いらないじゃんこんな設定
あとmisread princess?
展開が読めないような推理好きだけどさ
これはやりすぎ
そもそも覆面の副担任なんて設定が下らねー
面白かったけど
648 :
この名無しがすごい!:2009/08/09(日) 19:15:54 ID:ns1bXqyI
巨大ロボットの操作マニュアルがミスプリ
地球滅亡エンドは斬新で良かった
まさか必殺技のミスティックプリズンがあんなリスクあるとは思わなかったよな
650 :
sage:2009/08/10(月) 02:53:56 ID:3f2Beegu
「ももんがあ対見越入道」
まだ読んでないんだが…
あれだよな?
主人公のピンク髪の桃ちゃんが変身して悪と戦うんだろ?
ネタバレすると弁慶が桃ちゃんが捜し求めている先生で、悪の親玉でもあるんだよな
「もも」と「んがあ」が、「対」(ペア)になって「見」る「越」に「入」る「道」なんだよな。
ももはともかく、んがあってどんな名前だよって思ったけど、ちゃんと伏線はってあるんだよな。
伝説の国越にいける道を探すために旅してて、道中で悪者を退治するっていう感じのストーリー。
ぶっちゃけよくありがちなハーレムものラノベかと思って侮ってた。
俺が馬鹿だった。もも も んがあ も格好良すぎるだろ…!
宗教戦争の話は面白いよな
法王に忠実なモモ
預言者の書の内容を頑なに守る入道
元は同じ宗教だったのに流派が違うだけで殺し合い
何か考えさせられたな
結局あれだろ、土佐犬がマルエン全集読破するっていう 最近の小説は全部あのおちだな。
657 :
この名無しがすごい!:2009/08/25(火) 08:33:43 ID:lmIX7j59
題名が、なぜマルクス対エンゲルスでなかったか
なぜ土佐犬対秋田犬じゃなかったか
結局さ世界中にいる、理不尽な姉の命令に泣かされてる弟を救う事は
どんな思想も宗教もできないんだって言いたかったんじゃないかな
で、どっちが善で悪なんだよと読み終わって思った
モモは人類の味方だけど入道は地球の味方なんでしょ?
659 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 14:49:41 ID:rErZ4x8Z
フランス書院文庫の中では異色の作品だな
硝子のハンマー
これ俺の中では最高の格闘小説だ
通信教育で空手を修得して空手大会にでたが五秒でKO負け
ここから主人公の古川さん(42才独身)の最強への挑戦が始まるんだよな
662 :
この名無しがすごい!:2009/09/02(水) 02:32:23 ID:ujd1KW3F
第4章【生】俺VS熊【死】は読み応えあったな
硝子のハンマーに閉じ込められた妖精を助けるため
素手で硝子を突き破るとこは泣いた
完全リアルな格闘モノかと思いきや、ところどころファンタジーチックなんだよな。
硬派な格闘モノかと思ってて読み始めたときは少しガッカリしたけど、
次第にファンタジーパートがあるから、中年格闘家の孤独な内面を描き出せたんだと思う。
665 :
sage:2009/09/02(水) 04:43:36 ID:3XKfzadR
結局あのファンタジーパートは
リアル部分に物理的な影響は全く与えていないって事が作中でもしつこいくらいに強調されてる訳だしな〜
「硝子は脆いが、鋭い! 傷つけた分だけお前は傷つくことになる! それが憎しみという事だ!」
泣いたね、正直。古川さんの人生を見ているとこの台詞は余計に映えると思う。
古川さんが電車で痴漢を「みんな我慢してるんだよ!!」って
ぶちのめすシーンは笑った
怒るとこが違うだろ
しかしまさか古川さん、妖精を孕ますとはな・・・まあ、古川さんだから仕方ない気もするけど
古川さんの最後の敵が、行きつけの床屋のマスターだったなんて
「試合に勝って勝負に負けた」は名言だったな
あの禿げかけた頭髪をうまく刈ってくれる人を半殺しにしてしまったのだからな
チーム・バチスタの栄光
ずっとJ2で甘んじてたバチスタ八王子が、J1へ、そして優勝へと向かう話だよな。
ところでバチスタってなんの略だっけ?
個人的にはJFC時代の回想シーンが一番好きだな。
多摩地区大学連合チームと戦って15-2で負けた時の絶望感といったら……
673 :
この名無しがすごい!:2009/09/10(木) 01:25:46 ID:OzXxHJbG
伝説の高尾山冬合宿
ボール蹴りながら登山、遭難者続出、よく死傷者出なかったな
擬いなりにも実名選手出しちゃってるしな。
作者が最初の構想では何人か死なせていたって言ってるし、横槍が入ったんだろう。
あと、フロンターレサポーターは怒っていい
いいや、怒れ
バチスタはあれだよ
バチカンの…おや誰だろうこんな山奥に
676 :
この名無しがすごい!:2009/09/12(土) 11:09:40 ID:32i1DoWc
◆Wikipediaの『地デジ』の説明がビックリするほど少ない件。
『マスゴミからの圧力でもかかっているのでは』と疑ってしまいたくなるほど、少ない。
677 :
この名無しがすごい!:2009/09/12(土) 12:38:33 ID:mAXJrKDN
バチカン‥
スターリン‥
八王子市ってじつはさ…あれっ?(携帯にメールがくる)
サ、サッカー小説って滅多にないから
サッカーファンの僕としては充分楽しめたな(震えながらキーボードを叩く)
おー、この作品wikiあったのか!
地デジって確か地元でジーパンの略だよな?
>>673の合宿費用を稼ぐためにジーパン工場の「地元でジーパンをはこう!キャンペーン」の宣伝を手伝ったやつ
で、それを何故かジーパンを忌み嫌う謎のマイゴッドミニスカート組合が邪魔してくるんだっけ
宣伝するからにはジーパンはかなきゃいかんというのに、気がついたらジーパンが綿パンにすり替えられてたり…意味のわからん妨害をする奴らだったな
スポンサーがジーンズ工場で
ユニホームがジーンズ生地でできてたってのが勝てない原因だったんだよな
確かに開始三分で汗だくでやる気もなくなるわ
いくら小説だからって酷い話だったな
西の魔女が死んだ
基本的に悪くはないんだがあの決め台詞は何とかならないのか。
『西魔女、煮しまっちゃうジョ☆』
あー思い出しただけで殺意が湧く。
682 :
この名無しがすごい!:2009/09/15(火) 10:58:50 ID:vluyPTTN
人妻好きの俺としては北の魔女が好みだったが…
魔女といいながらショタっ子が東担当だった件
ていうかこれってタイトル詐欺じゃない?
西魔女死なないじゃん
685 :
この名無しがすごい!:2009/09/22(火) 09:19:06 ID:/kGfAjao
「文学は死んだ」みたいなものだろ
686 :
この名無しがすごい!:2009/09/24(木) 21:28:42 ID:BJjFKze5
本当は、北の魔女が死んだんだよな
そういや、北魔が西魔の母親説はどうなったんだ?
義理の母親だよ
689 :
この名無しがすごい!:2009/09/29(火) 02:36:58 ID:1RXBCKNA
密室殺人でトリックが魔法‥
何考えてんだろうな、出版社も作者もトリックじゃないじゃん
690 :
この名無しがすごい!:2009/09/29(火) 04:46:50 ID:a8t54Nqm
僕の血を吸わないで
お、無難に西魔女の続編行ったか。
東の魔女が好きだった俺には嬉しい続編だった。
692 :
この名無しがすごい!:2009/09/29(火) 18:56:44 ID:1RXBCKNA
ちょっとまてよ
あれ続編でたのか
何考えてんだろうな、出版社も作者も
前作は、このミステリーがつまらない2005で1位とって
カルト的な人気がでて未だに売れてるらしい
こっちのほうが話としておもしろいと思うんだよな。
前作ファンはがっかりだったらしいが。
695 :
この名無しがすごい!:2009/10/07(水) 05:42:53 ID:Ru4LytFn
僕と蚊の闘い、僕と蛭との闘い、最後は僕と蝙蝠との闘い
こんなの延々と繰り返してる小説のどこが面白いんだ?
ショタ魔女が、魔法も使わず一生懸命小さな生き物と戦ってる姿萌。
697 :
この名無しがすごい!:2009/10/11(日) 00:15:35 ID:guwRXV4L
最後の方で主人公の子供が
神への生贄として育てられた子供だったと分かるんだよね
一気に鬱になったよ(´・ω・`)
698 :
この名無しがすごい!:2009/10/11(日) 22:06:40 ID:dV/KmEC2
てかショタ魔女のシーンって誰得?
話の本筋に関係なかったよな?
>>698 お前…
東の魔女は男の娘だぞ??
前作読んでないとわからないってのはやっぱ作者の責任か。
(次からまとめでしょうか?…お願いします!!)
620-699のまとめ
>620−629 光の帝国:平凡な高校生武光(たけひかる)が古代中国にタイムスリップ。光武帝を題材としたジュブナイル戦記。
>630−639 国家の罠 :国さんちの罠。幼き日の結婚の約束……主人公は国家の周到な罠に嵌められたのであった。
>640−649 みすぷり! :ミスプリントから始まる恋がある……教え子との恋愛を題材とした傑作。園子先生との三角関係もみどころ。
>650−459 ももんがあ対見越入道: 「もも」と「んがあ」が悪の入道と戦う話。フランス書院文庫。
>660−669 硝子のハンマー:古川さん(42才独身)が最強を目指す格闘小説。ファンタジーパートではガラスのハンマーに閉じ込められた妖精を助ける。
>670−679 チーム・バチスタの栄光 :サッカー小説。万年J2のバチスタ八王子が、J1へ、そして優勝へと向かう話。
>680−689 西の魔女が死んだ :タイトル詐欺なミステリ。本当は北の魔女が死ぬ。北の魔女は西の魔女の母親。
>690−699 僕の血を吸わないで :西魔女の続編。ショタ魔女「僕」が吸血小動物と戦う。前作はこのミステリーがつまらない2005で1位。
まとめた感想:個人的には国家の罠が面白かった。しかしレスが連続する時は連続するけど、空くときは空くなぁ……
>>700 まとめありがとう!
自分も国家の罠気になる。あとバチスタも、八王子近辺に住んでいる身としては読んでみたい。フロンターレとか高尾山とか、聞き慣れた名前が嬉しかった。
確かに間があくときあるよね。
自分の書き込みの後何日も次がないとごめんなさい…という気持ちになるww
702 :
この名無しがすごい!:2009/10/13(火) 00:49:55 ID:KyZkRXu0
もうまとめか乙です
いま無性に寿司が食べたい
>>700 ももんがあ対見越入道がフランス書院文庫で吹いた
それは確かに異色だわ
704 :
この名無しがすごい!:2009/10/15(木) 07:49:17 ID:goAmXkJk
最近さ姫野カオルコおもしかったよ
**9が難しいよな
纏めるか投げるか迷う
秋の味覚と言えばサンマ寿司
いま日蓮宗のチラシを配りに来た人は何者だったのかな
あとまとめはやはり200レスづつのほうがよくね
まとめは200ずつで良いだろうね。そんなに頻繁にしなくても大丈夫でしょう。
赤朽葉家の伝説
レジェンドオブレッドデッドリーブスハウスって作品の邦訳だね。
ほぼ直訳だけど、どっちかって言うと伝説の枯葉小屋って訳したほうが良かったんじゃないかな?
読んだこと無いから知らないけど。
や、原題はドイツ語だった気がする…。
たしかミヒャエル・エンデじゃなかったか?
自分は数年前までアガサ・クリスティだと勘違いしてたんだけど。
や、原題はフランス語だった気がする…。
たしかピエール・ブールじゃなかったか?
自分は数年前までミヒャエル・エンデだと勘違いしてたんだけど。
どれだよwwwwww
しかし最初から最後までクライマックスってまさにこの本のことだよな
いきなり核戦争だもんな
一気に引き込まれたぜ
最初の、家族の会話が伏線だったんだっけ?
717 :
この名無しがすごい!:2009/10/22(木) 21:19:16 ID:rXsn4+yc
家族の会話というか
赤朽家四兄弟の喧嘩な
核戦争後に世界各地に救世主として散らばっていくんだよな
で、そのうちの一人を描いたのが某「おまえはもう死んでいる」漫画なんだよな
設定色々変わってるけど
三男は他人じゃない気がする(´・ω・`)
そして誰もいなくなった
最初の方だけ立ち読みした事あるよ
主人公が雑誌にロックバンドのメンバー募集するとこから始まってた
疾走感がある青春物語って感じだったけど
最終的にはメンバー全員が自分のやりたいことを見つけてバンドは解散するんだよな
解散ライブのシーンは泣いた
で、今度映画化するって聞いたんだがマジ?
ミニシアター系だと思うけどね、詳細は良くわからない。
青春群像劇的な所がいいよね。
それぞれの問題に立ち向かう彼らの姿は、俺に勇気をくれた作品だったからうれしい。
いっちぁ何だけど、地味だからね…ボーカルが主人公だし、死に方も地味だし…
地味な分、身に積まされるんだけどね
で、何だか最後までやるらしいよ。何作かに分けるみたい
と、言うことは、反発してた息子がデビューライブで問題起こしたあの衣装着て出てきた解散ライブやるんだ
本気?
最初9人集まったんだよな
バンドやめて野球やろうぜって言いだしたタカシが追い出されて残り8人
主婦のミチコさんが旦那の転勤で香港に行ってしまって残り7人
それからやっと路上でデビューライブしたんだよな
裸で恥ずかしがらない事こそ最高のロックだってユウジが言い出して
裸に服のボディーペイントで演奏、最初は客に受けたんだけどな
雨天決行はまずかったよな
7人中4人がベースで2人がドラムって、一度も突っ込まれなかったけど作者は真面目にやってあれなのか?
727 :
この名無しがすごい!:2009/10/25(日) 22:59:41 ID:op6kahrB
いっちぁ何だけど、地味だからね…ボーカルが主人公だし、バンドも地味だし…
地味な分、身に積まされるんだけどね
最初の方の、観客みんな帰っちゃったのにかまわず演奏続けてたシーンは鳥肌たった。
あれこそロックンロールだよな
泣いちまったよ俺
ベース4人で誰がベースやるか喧嘩して
仲直りした結果が4人でバンドやるから辞めるわで残り3人
一気にメジャーデビューは青春の残酷さが伝わってきたな
ドラムのブライアンとヒロコの駆け落ちで残り1人
最終章は30年後1人で、まだバンド名をつけたまま音楽やってた主人公が
入院してた病院抜け出して路上で解散ライブ
そして誰にも気づかれず微笑んで死んでいく
青春がやっと終わったんだよな
バンド名が直訳英語のブルースプリングも泣けたよ
奥の細道
小学生のときこれすごい好きだった。
9歳のハツキちゃんが、夏休みに田舎のお婆ちゃん家に遊びに行くとこから始まるんだよな。
ばあちゃんちの裏にある林の細道を抜けると…
いや・・・まあ、確かに面白い作品だが
民俗学の知識があると、あの作品は震え上がるくらいおぞましい作品に化けるぞ
ハツキちゃん、いっそ帰れない(=死ねる)方が幸せだろうな・・・
民俗学的に読むのか…
そうすると、あの人語を話す犬のコマはやはり人間なのかな
犬→いぬ→居ぬ→居ない人
要するに、人間として認められてない人
この本の社会では奴卑とか身分が低いと扱われていた人の事だったのかな
蝦夷、熊襲、土蜘蛛、隼人だって人間だし…
おいやめろ
やめろ
最初に読んだ時は、普通に楽しめたのになあ
何でその後、わざわざ民俗学の勉強なんてしちゃったんだろ
おかげで細道の意味が分かっちゃったよ
「とおりゃんせ」
ここはどこの細道じゃ
天神様の細道じゃ♪
まさか、この誰でも知ってる歌と
この本は繋がってるのか
民俗学的にとかよんだことなかった。
ほのぼのな物語かと思ってた。
じゃああの不思議な少年にも意味が…?
民俗学と言うか、家庭崩壊と村八分の隠喩を民話で暗示した。ってのは後付け
実際は、過ぎ去った憧憬は戻らない。っていう書評通りの意味
現に、狂言回しの少年は主人公がデジャビュを感じ始めたとたん、出口に誘っている
そういえば途中で出てきた謎の人物は結局誰だったんだろうな
重要人物かと思ったが結局最後までなんにも明らかにならなかったし
いや、奥の細道って意味深くないか
この本の文章に奥の細道があると暗に示してるとしたら
最後の文章
「ハツキちゃんは神様となって天岩戸で幸せに暮らしました」
最後の文章に奥があるとしたら
(生神として捕らわれて穴蔵で一生過ごしました)
知らなくて良いこともあるが知って欲しいこともある
だから作者はこういう書き方をしたんじゃないかな
本当に表だけの物語なのか裏があるのか
作者が亡くなった以上わからないが‥
すまんかぶった
みんなごめん
ええ、えーっと
「三四郎」
漫才コンビの三郎、四郎の兄弟が、M−1で優勝を目指すSF長編だよな。
ΩΩΩ <エ・・・SFダテェー!?
SF…
すこしふしぎの略だっていうなら納得しできるけど。
本屋大賞(だよな?)に騙された気になったのは私だけ?
すこしふざけてるかと思ってた
ロボット兄弟が合体して三四郎てとこが
745 :
この名無しがすごい!:2009/11/16(月) 01:05:42 ID:8jztaBjT
少し不幸な物語
文体は一貫してふざけてるけど、実はかなり切ない話だろ。
死んだ三郎の遺志をついで三四郎としてロボットになる四郎のくだりは
正直涙なしには読めなかった。
747 :
この名無しがすごい!:2009/11/19(木) 12:30:06 ID:vObTuOeR
三四郎で出場したけど
一人じゃねーかってクレーム受けて失格
あれは泣けた
太郎と次郎が三四郎のツッコミで死んじゃうとこが泣けた
新ネタ披露で爆発
少し不思議な終わりかただったな
こんな本を買ってしまった俺に泣けた
1Q84
1Q84って名前(製造番号)のロボットの話だっけ?
おいおい随分と古い作品を出してきたな…
当時はすんごい反響だったっていうけど今読んでみたら納得だ
これほど当たってる予言書みたいな小説って今まで読んだことがないよ
まあ1Q84はまだこの世に登場してないけど
>>751 合ってるよ
そんなに当たってるかなあ。
この本、自分はダメだった。
大事なとこ全部Qの一文字で誤魔化してた印象。
754 :
この名無しがすごい!:2009/12/03(木) 20:33:20 ID:K8fiZac2
1Q84が27進法の数字だとしたら…
そうそう、自分も何かすごい意味があるはずだって深読みして騙された。
まさか1Q84のQが「オバケのQ太郎」の事だったなんて。
ロボット近未来物のSFにありがちな
人間対ロボットにならなかったとこは良かった
人口過剰を抑えるために
子供の変わりに子供型ロボット造って
人々は満足してる世界は興味深かった
子供のロボットが成長するのが謎だった。
頭はわかるとして、体もでかくなるとかさ。
>>752 だよな
バブルの頃に今の日本を予測するなんて凄すぎだろ
この本、独裁者が政権をとるとこで終わってるが
果たして予言は当たるのだろうか‥
Question、オバQ、一つに集約する84のQ。
そして、少子化と世界恐慌に翻弄され、85つ目のQのもとに導かれる打ち棄てられた人造の子供達。
淡々とした最後は、安直な新世界創造に留まらない、切なくて、厳かな読後感でした・・・。
坂の上の雲
古代出雲朝廷を舞台とした裏日本史ミステリーか
天照大神、月読尊、素戔嗚尊
この三竦みの構造は物語に緊張感与えて効果的だったな
そしてそこに現れる圧倒的な力を誇る古代スラブの異形の神達。
あの日本の神とスラブの神の知恵比べはすごかった。
そしていきなりの転章で現代へ
アマテラスは伊勢神宮に封印
スサノオは出雲大社へ封印されてて
ツクヨミはいったい何処へ封印されたのかって謎解きが面白かった
途中の世界の神達とバトルって展開がねえ。
765 :
この名無しがすごい!:2009/12/19(土) 18:55:38 ID:ko9di9jD
ギリシア神話はまだしも、北欧やケルトにエジプトインド、
果てはアボリジニの精霊まで出てきたときはどうしようかと思った。
今度ドラマになるらしいが、どうやって処理するんだろ。
766 :
この名無しがすごい!:2009/12/21(月) 01:04:04 ID:aJCNdnjv
神の代理で人間同士が争ってるって言う作者の主張は鼻についたな
神様の知恵比べで一番面白かったのはガルーダ対メデューサで決まりだろう。
相手と向かい合っていれば絶対に負けない力を持つガルーダが
向かい合っては石にされるメデューサを攻略する流れが最高に良かった。
アウェイの化け物同士ならわざわざ日本モチーフのこの作品でやる必要は無かった、って言う人が居るけど
この駆け引きこそが俺は後々のアマテラスとヒルコの因縁の最終決戦を盛り上げていると思う。
768 :
この名無しがすごい!:2009/12/23(水) 02:35:38 ID:Morpy3eb
天照大神対蛭子での蛭子の敗北は
狩猟社会から農耕社会へとの変化を象徴しているよな
最終的に歴史ミステリと言うよりエンタメに近かったよな。
これはこれで面白かったから良いんだが歴史ファンは本を床に叩きつけたのでは。
後それぞれの神に関する説明が最小限だったから知らない人はさっぱりだったかも。
天照大神、月読尊、素戔嗚尊とかに振り仮名が無かったのも個人的にはどうかと。
図書館戦争
うっわ懐かしいなーw
アレを真似して学校の図書室で遊んで先生に怒られるのは誰もが通る道だよな?
今の子もそういう経験してんのかねぇ。
よく友達にバリアされてイラついたな。
分厚い百科事典を友達に投げて先生にこっぴどく叱られたのは今となっては良い思い出だな。
誰もがやった事があるであろう遊び、図書館戦争。
その公式ルールブックが
>>770だよな。
うろ覚えだがルールは
・投げた本が体に当たればアウトで退場。
・バリアは一試合につき一人合計30秒まで。ただし辞書系の本には無意味。
・机や椅子など図書館にある物は防具として用いて良い。(武器使用は厳禁)
・1セットは10分間。相手を全滅させるかセット終了時に人数が相手より多ければ勝ち。
・試合は3セットで行い多く勝った方が勝ち。
・本のヒットに関する判定は自分達行う。ただし可能なら職員に依頼もOK。
・図書館戦争は紳士のスポーツである。試合終了後はお互い握手で健闘を讃え合い仲良く後片付けをする。
・本に損害が出たら両チームで折半して弁償する。
こんなだったよな。俺はストリートでやってたからもうちょっと砕けたルールだった。
同じストリートでやってた仲間が最近プロチームに入ったんだが
そっちではハリーポッター全巻を同時に投げられるのが当たり前らしい。
村上春樹の文庫本一冊で相手の百科事典を弾き返すのも基本技能だそうだ。
うちの学校では徳川家康投げできた上級生いたな
グインサーガ投げは流石に失敗してた
わらたwwwあれ実行するもんだったのか。
母校じゃただのジョーク本だとしか思われてなかったぜ。
でも凄く人気があった。ネタ読み物としても面白いルールブックってなかなかないよな。
じゃあ何か、ペリーローダン投げやかもめのジョナサンシールドなんてのもネタじゃなかったわけか……。
今度の同窓会のメインイベントとして提案してみるぜ。
最終兵器・書架をやったやついる?
遮蔽物としてなら普通に使いまくってたな。
武器としてなら相手の小隊誘いこんで棚傾けて落ちる本で全滅、ってのは一度試したけど効率悪かった。
いつでも序盤は辞書が大量に保管されてる棚を確保する為に必至だった。
辞書はバリア無視して攻撃できるから、これの保有数が単純にチームの火力になるんだよな。
779 :
この名無しがすごい!:2010/01/18(月) 19:13:13 ID:3XE1wG3R
2000年に国立国会図書館で全国大会開かれる予定だったのに
大会三日前に世間にばれて中止になったのは、まだ残念に思うよ
池袋ウエストゲートパーク
池袋西門御苑の現代語訳か。
ここまで意訳されちゃうと、個人的には逆に面白かったけど
友人は冒頭の漢詩が省かれてて味わいが減ったって怒ってたなー。
(タイトルからして大幅に改変されてるんだから、そこ気にするなら原文読めよっていう……)
そもそも池袋西門御苑なる場所が謎めいてるよな。
なぜ陰陽師が毎年四月一日にそこに集まってくるのかがわからないし。
783 :
sage:2010/02/08(月) 14:51:20 ID:yNTny5gE
というか、ワザワザ擬古的に古語で書かれた本を
現代語訳するとか意味分からんわw
確か元ネタは、毎年四月一日に池袋西門御苑に若手の陰陽師が集まって「ええじゃないか」と叫びながら踊りまくって云々とかだっけ?
作者がこの前インタビューで「登場する陰陽師たちの行動には、現代の無軌道な若者にも通じるところがあるから彼等へのメッセージとして読みやすく訳した」って言ってたぞ。
あれガチで当時の本当にあった話だと思い込んでたけど現代をモチーフにした創作だったのか
池袋の 芸専 とか 昆比尼 とかよく知らんけど当時の若者が使う施設だったんだろうなぁって読み流してた
ちょっとは歴史を勉強しないとダメだなぁ俺
いや、この話の大元は平安末期の地方民間説話集の一節なんだよ。
それを基に明治時代に(擬古文使って)一本の小説に仕立て直したのが『池袋西門御苑』。
で、『池袋西門御苑』をNHKが大河ドラマにするってんで書き直されたのが『池袋ウェストゲートパーク』。
だからドラマから入ったって人も多いんじゃないかな。
昨今のご多分に漏れず、イケメン若手俳優使って結構話題になったし。
まぁ話を膨らませるために『IWGP』(って略すらしい)の方はオリジナル要素が相当多いんだけど。
設定も違うしオリジナルエピソードもあるし。
そもそも、池袋ってのは原典では地名を指す言葉じゃないのに、地名と混同しちゃってるから……
上に色々元ネタって書かれてるけど、本来は「聊斎志異」に出てきたはず
確か西湖の王女を助けて、洞庭湖の悪辣な輩と戦う話
それが日本に伝わってあんな風になったんよな
788 :
sage:2010/05/09(日) 21:28:05 ID:gbwLCSZi
あと、水滸伝も混じってる
旧暦四月一日に陰陽師がお稚児を連れて集まって、その年の厄を祓い、豊作を祈願するんだよ(アーッな意味で
まあ、大昔の作者不詳の作品にしては竹取物語並みに良く出来た作品だったと思う
現代語訳がフランス書院から発売されて、発禁処分になってしまったのが今更ながら惜しいね
790 :
sage:2010/05/11(火) 12:26:27 ID:KsNsw1yN
四畳半神話大系
791 :
名前欄にsageは意味無いよw:2010/05/25(火) 20:06:03 ID:DouJAvVw
ああ、あのドタバタコメディ小説か。韓流オタだけど、友達どころか家族にもそのことはひみつなんだよね。
主人公の四畳半の自室が韓国のアイドルグループ神話(しんふぁ)のグッズで埋まってたから、
こんなタイトルなんだよな。
792 :
この名無しがすごい!:2010/06/25(金) 21:25:09 ID:N9u43BLE
コメディの皮の一枚下は、存外シリアスだったりもするけどな
四畳半の世界がヒロインの精神世界のメタファーとして上手く機能してる
布団からベッドに変わるところから
主人公の自由が喪われてゆくんだよな
まるで人類が利便性を追求した結果、超自然的能力を失ったように
「4.5」または「四と半」って数字に対する作者のこだわりが凄かった。
細かいところだと5人グループだった神話が、事務所と揉めて1人脱退するところとか。
あの芸能界から抹殺される描写って鬼気迫るファン心理を感じさせたよな。
東方ナニガシをインスパイアしたのかと思ったけど、こっちのが先みたいだし……SM△Pの方かな。
>>794のシーンはまだいいんだけどさ、
どうでもいいようなうんちく話がやたら多くない?
韓流の説明だけで50ページ続くのはさすがにやりすぎだろう。
796 :
sage:2010/07/14(水) 18:59:43 ID:rtlyNKbq
神話(しんふぁ)と普通の意味での神話がかかってるから……
韓国芸能界を、架空の神話世界として再構築するために必要な分量だと思うけど
797 :
この名無しがすごい!:2010/08/11(水) 06:01:57 ID:yzKY+zO4
登場人物の自殺が多いのが気になった
四畳半・神話・大系だと思っていたのに
四畳・半神・話大・系だと教えられた時は泣きました
799 :
この名無しがすごい!:2010/09/07(火) 11:36:08 ID:ub8fHPyI
カプ厨乙
そういう俺も畳と半が幸せになってくれれば満足だったので
あぶれた系には悪いが三角関係フラグが折れたときには
胸がスッとした。
造物主の掟