/\___/\
/'''''' ''''''::\
|(●), 、(●)、.| 「親としてどっちが可愛いかなどということがあるもんじゃない。
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:| おれはお前を見るなり、もう可愛くて仕方がなかったよ。
| `-=ニ=- ' .:::::| 今だってお前を助けるためならば、おれはこの老いぼれ命を
\ `ニニ´ ._/ 三度はおろか、十度、二十度でも喜んでやるのだぞ。
(`ー‐--‐‐―/ ).|´ お前はそのくらいのこと、分からないのか!」
| | ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/\___/\
/'''''' ''''''::\
|(へ), 、(へ)、.| 竜四郎は蒼い顔に、あの笑いを浮かべた。
| ,,ノ(、_, )ヽ、,, .:| 「分かったヨ」
| `-=ニ=- ' .:::::| とかれは言った。
\ `ニニ´ ._/ 「父ちゃんはおれを打ったネ。おれ、嬉しかったぜ。──父ちゃん、あり…………」
(`ー‐--‐‐―/ ).|´ ──そして死んだ。
| | ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日泊亜蘭 『光の塔』