リレー小説スレです。 <お約束> 1.前の人のレスを受けて話を展開させてください。 2.最低1行から最大3行まで。 3.連続投稿やエロネタ、あまりに脈絡の無いレスは放置の方向で。
神よわたしは美しい。
俺は鏡をみてうっとりと呟いた
俺は鏡台の真前で顔面を突き出し、はにかんだ顔をまじまじと見つめていたら、背後から何かの気配が感じられた・・・。 気取られないよう、肩をすくめてゆっくりポケットに忍ばせてある大人の玩具を握り取り出した。 後ろの影はだんだん大きくなったのでタイミングを計って勢い良く振り返った。
「お兄ちゃんなにやってるの?」 そこにいたのは…何のこと無い俺の妹(9才)だった。 俺は慌てて大人の玩具をけつに挟んで隠して言った
6 :
山羊の歌 :2007/02/21(水) 01:20:17 ID:h+dvedQo
「いや、なんでもないんだ…あゆみ」 ふと俺はこの状況でバイブレーターのスイッチを入れたくなった。あゆみがきょとんした顔で俺を見つめてくる。 その欲求はあまりにも甘美で涎を誘発した。“少しくらいはいいんじゃないか?”
「って、いいわけねーだろっ!」 セルフつっこみする俺。
「どうしたの?お兄ちゃん」妹が不思議そうに俺の顔をまじまじと見る。
「なんでもないよ、あゆみ」 俺は不思議そうなあゆみを安心させるように微笑む。 「ごはんもう出来てるよ、早く来てね」
「ああ……分かった」俺は弛緩しまくった顔の筋肉を緩くして彼女の顔を見やった。階下にゆっくり降りると俺はふと気付いた。 「し……しまった。大人の玩具持ってきちまった」嫌な汗が背筋を冷やした。 「お兄ちゃん?」妹がドアの向こうからペタペタというスリッパの音と共に俺の方に近寄ってきた。
あゆみは今の俺に残された唯一の家族だ。 もし、万が一彼女に変態呼ばわりされたりしたら…俺はもう生きていけないだろう。 俺はとっさに大人の玩具を
再びけつに挟んだ。しかし、その拍子になんとスイッチが・・・。 「あれ?お兄ちゃん何か音がしない?」
「い、いや……気のせいだ……ひっ」けつに突っ込まれたソレは俺の中を右往左往無尽に動いていた。 「お兄ちゃん、どうしたの?」妹は訝しげに俺の顔を覗き込んだ。 「い、いや……大丈夫……だ」ソレは俺のけつの中を突いたり引いたりしていた。
ちなみにソレとは電動可動式ガンプラ(1/100スケール)の事だ。
『ピンポーン』 インターホンが鳴った。
『ピンポーン』 出ようとした矢先にまた鳴った。 ちっとも待とうとしない態度が気に入らないので俺は無視することにした。
『ピンポーン……ピンポーン…ピンポーンピンポーン』 いらついているのか、段々と間隔が短くなっていくがそれでも俺は無視した。 『ピンポピンポピンピンピンピンピンピンピンピン……ポーン』
「ちょっと、出てくれてもいいでしょお兄ちゃん」 そう言ってあゆみは玄関へと駆けて行く。
玄関先では黒服でサングラスを掛けた中年の男が二人いた。 あゆみは何も知らずに玄関を開けて、 『どちら様ですかーっ』と元気良く応答した。まさか後であんなことになるなんてこの時誰も気付かなかった。
20 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/02/27(火) 01:07:29 ID:Zyg4E+9Y
あゆみがドアを開けると、そこには燕尾服に身を包みシルクハットを脇に抱えた初老の紳士が立っていた。
「このシルクハットから鳩を進呈して進ぜよう」と初老の紳士草壁は言った。
ばさばさばさ・・・。 「わー凄いです!手品師さんですかー?」 飛び出した鳩を見て妹が賞賛する。しかし俺は
鳩なんかよりも
>>19 で見たように思った二人の中年男が一体どうなったのかが気になって仕方ない。
疲れているんだろうか?
俺は怪紳士(と呼んで良いだろう)に尋ねた。
24 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/01(木) 16:17:55 ID:86NG/J73
「俺の透視の結果、ドアの外にいたのは黒服の男だったはず!貴様あの二人をどうした!?」
25 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/01(木) 17:26:36 ID:vO5FHBsf
「フ、フ、フ・・・」初老の紳士は帽子をさっと翻し、黒いマントで白のタキシードを被った。 「バレてしまったか」と先程のしゃがれ声と違う若い男の声が俺の耳を塞いだ。
26 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/01(木) 22:52:50 ID:PMCQ4RTx
初老の紳士は、封筒を差し出し深々と頭を下げ笑顔で答えた『突然、申し訳ございません、ちょっとしたテストのようなものでしてね。ささっ、招待状はこちらです。皆さんがお待ちになっております。妹さんもご一緒にどうぞ』
「だが断る」 俺は全力でドアを閉じ、溜息をつく。すると背後からあゆみの声が… 「フ、フ、フ・・・」
台所まで戻った俺は妹が来ていない事に気付いた。 (む・・・どうしたんだろうか)俺は肩を震わせて廊下に出た。 すると
そこには巨大な鳩が!![クルックークルックー‥]無言のまま対峙すること数分、覚悟を決めて
言った。 「今日の夕飯は鳥か・・・」 「クルックークルックー!?」鳩は逃げ出した。
31 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/03(土) 00:39:19 ID:p5uJu0Yp
『待てよ。鳩といえば?九の鳥?それが大きい・・・!?なるほど、謎は、解けましたよ。』自信満々で指差したその先は、
32 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/03(土) 12:48:36 ID:4wHy3Oqy
「台所!」 「どうしてそうなるのよっ、お兄ちゃんっ!」 妹の容赦ない延髄切りが華麗に炸裂した。
妹の手前恰好をつけてみたが、実は全く 状況を飲み込めていなかった。
34 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/03(土) 16:57:52 ID:4wHy3Oqy
「いたた…」 情けない声が漏れる。 いかん、このままでは兄の威厳が!
「威厳なんてあったっけか……」 よくよく考えれば元からなかった気もする。 俺は開き直った。
36 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/03(土) 23:55:45 ID:p5uJu0Yp
今までの色々な出来事に違和感を感じた時、目が覚めた。 『あぁ、夢か。なんだか、リレー小説を書いている時にややこしくなった時みたいにタイミングが良い目覚め方だなぁ』と独り言を言いつつパジャマを脱いだ。
37 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/04(日) 00:49:48 ID:sN5ilNT6
携帯のディスプレイを見ると既に4時をまわっている。 休日だとはいえ寝過ぎた。 この時間だと妹は既に塾だろうか。
考えても仕方がない。とりあえず電話をしてみるか?
39 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/04(日) 05:16:56 ID:wXzXne9H
『お兄さまの長万部カイト様いらっしゃいますか?』『そうだけど、妹は?それよか、あんた誰?』 『私は、通称DOGと呼ばれております』 『はぁ〜?DOGってなんかの略なのか?まさか犬じゃねぇよな』 『はい、DOGのDは、
ドラドラのDで御座います』
41 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/04(日) 11:49:44 ID:sN5ilNT6
『DOGのoは、
42 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/04(日) 20:39:00 ID:zxJjSJVM
オランウータンのOでございます』
43 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/04(日) 21:02:06 ID:sN5ilNT6
『DOGのGは、
ぐーてんもるげんのGで御座います」
45 :
名無しさん@自治スレでLR作成討論中 :2007/03/05(月) 00:34:53 ID:LwnkQMMf
『…で、それがどうしたんだ?DOGの正式名称を知ってもお前がどこのどなたかわからんことにかわりはないだろうが』 俺は電話の越しの怪しさ爆発野郎にむかって、見えない事は承知だがしかめっ面を作った。 それにしても、何気なく野郎といったがそもそもこのDOGって奴はは男なのか?女なのか?
このままでは会話の主導権を握られたままだ。内心の動揺を隠して俺は宣言する。 『奇遇だな。俺は通称GODと呼ばれている。』
『ふ〜ん、そうなんだ。』 全く興味が無いようだ・・・。
48 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中 :2007/03/06(火) 15:25:43 ID:7amOmkMa
そこで俺は夢から覚めた。
49 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中 :2007/03/06(火) 17:23:42 ID:sOoo4UQC
枕元で、秘書官が 「大統領おはようございます」 と言った。
50 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中 :2007/03/06(火) 18:51:24 ID:QzOqkMXn
俺は早速秘書官に目覚めの一発を要求した。
51 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中 :2007/03/06(火) 19:26:41 ID:4LbObZtz
しかしビンタを一発もらってしまった
目覚めの一発といったらかかと落としに決まっているというのに、 何でそれが分からんのかと、私は憤りを覚えた。
53 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中 :2007/03/07(水) 00:08:42 ID:YeEdWoaY
それは、さて置き。大統領の職務といえば政治である。先日の議会からあがってきた法案は、与党『黒座党』の党首・奄美クワエルJrと野党『紺平党』の闇将軍こと星形 可志の密談(後に南十字星会議といわれる)によって歴史的にも政治的にも重要な法案である。その法案は『
あゆみは俺の肉奴隷だから誰にもあげない事に関する取り決め』だった。 俺と妹には血の繋がりがあったが、妹はいつも俺を「ほ兄ちゃん」と言っては抱きついてくる。 其の度に俺の股間は常軌を逸したデカさになるのだった。だから、
「あんたって人はあんたって人はあんたって人はっ!」 バシバシバシッ! 秘書官に往復ビンタをくらったため、俺はそこまでしか言えなかった。
秘書官と言えばかかと落としだろうが…。 と思いつつ徐々に意識が薄れていった。
「あ、ちょっとまた気絶して逃げる気?いい加減話を展開させなさいよ!」 「な、何を言ってるんだ君は、そんなんだから何時までたっても結婚…やめて揺らさないでーお願いお願いー!!」 秘書官に襟首を掴まれ揺さぶられているうちに俺の意識ははれていった。
58 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中 :2007/03/07(水) 23:08:00 ID:YeEdWoaY
そして、夜が明けた。 チャララッラッラッラ〜ン
59 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中 :2007/03/08(木) 00:26:10 ID:3ISwJeKM
あーあ、六者協議かよ、うぜ〜〜
「大統領〜?」「は、はい!」 秘書官に睨まれて慌てて襟を正す俺。今日はこれから六者協議、つまり
誰があゆみを肉奴隷にするかだ。 まあ、当然俺だが。
62 :
名無しさん@新板名を決めるスレで「板名」議論中 :2007/03/09(金) 04:33:04 ID:2MROCtSI
私が治める東都『ヤパン』それに西都『チィーナ』南都『ハングゥ』北都『モクワ』天の都『メリカ』そして問題の灰の都『アコリ』の代表者六名が一同に集まり敵国『ユーロ共和国』に対する宣戦布告時期を決める協議である。
まあ、俺としてはユーロ共和国なんかより窃盗国家アコリに核でも打ち込みたい …というのが本音だが、そういうわけにも行かない。 なぜなら
あゆみを一番狙っている国だからだ!
そう叫んだ瞬間、はっと目を開ける僕。 暗闇の中、そこには見慣れぬ天井があった。 「・・・・・・あれ?」
66 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/03/21(水) 16:44:22 ID:4EAaxXNK
そこには松武安服がいた。
「やあ・・・おはよう」「・・・」 何故か枕元で僕の顔を覗き込んでいる黒猫の松武安服(通称まーちゃん)に挨拶してみたが当然のように返事は無い。 無愛想な猫だ。
おまけに糞尿垂れ流しかよっ!!
僕はバネ仕掛けの人形のように跳ね起き力の限りつっこんだ。 そうか、この臭いのせいで目が覚めたのか。 「まったく、せっかく良い夢を見ていたのに…良い夢…んん?」
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/03/22(木) 22:28:42 ID:ZMz0V65n
久々の我が家(ビニールシートのテント)での睡眠で若い頃の妄想や野心が夢となってでてきたようだ。住所不定の身になり、この地(児童公園)に隠れ潜む事10年。ようやくチャンスがきたのだ。10年前の事件の復讐のチャンスが!
みたいな落ちぶれても元上流階級というような夢を見た、ような? …まあ、夢の事は後で考えるとして とりあえずベッドのこれを何とかしようと僕は
もう一回寝て起きればベッドのこれも夢になるのでは? さぁレッツ睡眠!!
と、すべて忘れて眠ろうとしたが枕の横にあるコレは現実過ぎた。 「やっぱり駄目か。・・・しょうがない、こんな時間だけど沙耶子さんにでも頼むか」
74 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/04/01(日) 02:46:14 ID:9TWy/e/0
僕は沙耶子さんに連絡しようと携帯電話を手に取った。開いた携帯の画面には、
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/04/01(日) 10:36:45 ID:bHutzjVu
猫に似た顔を持つ犬が映っていた。
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/04/03(火) 18:59:52 ID:vpPLFn2K
しかも怪しい広告まで浮かび上がってきた…! 「なんだよ・・・なんだよこれは・・・!くそっくそっ!消えろよ、消えろ!」
78 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/04/03(火) 21:17:51 ID:JmaatBMy
79 :
名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/04/05(木) 00:47:44 ID:wSZHy7s7
読んでやるから、2回も書くな。
広告の内容に、僕は目を疑った。
脱ぎたての下着売ります、と書かれたバナー広告に写っている女性がどう見ても母。
とは似ても似つかない美女だった。 僕は迂闊にも広告をクリックしてしまった。
そのとき、背後から何かの気配が感じられた・・・ 「お兄ちゃんなにやってるの?」 そこにいたのは…何のこと無い俺の妹(9才)だった。
ボスが来た
いや、ボスではなかった そこに在ったのはボスの墓だった 墓碑銘には唯の阿呆とだけ彫られてあった
と、まあ思考がぐるんぐるんするぐらいの恐怖体験を味わい気が付くと朝になっていた。
「おはようございます、祐樹さま」 そしてベッドの横にはメイド服を着た女の子・・・相澤沙耶子さんがいた。
夏休みも終わりに近づいたことに気付き、ふと姉の顔が浮かんだ
そうだ、姉さんに会いに行こう
何とはなしにそう思ったわけで僕はさっそく着替えて飛び出した。 「祐樹さま、朝食は!」 「ごめん、今日はいい・・・日が暮れる前には帰るからよろしく!」
それが最後の会話となった
92 :
この名無しがすごい! :2007/06/03(日) 11:53:12 ID:QUoSFnZu
屋敷から歩いてバス停まで数分。運よくやってきたバスに乗り込み数十分。 市街にやってきた。ここに、姉さんが寮で下宿をしている学校がある。 「さて・・・と」ひと息ついたところで、――何者かの視線を感じた。明確な敵意とともに。
93 :
この名無しがすごい! :2007/06/04(月) 08:52:11 ID:wa6MYLJ2
ここで俺は思考を切り替え、相手の気配を探る。用いるのは聴覚のみ、そして経験。 ……距離は近い。この人混みの中、相手の出方を窺おうとしたその時、 「あなた、あの祐樹でしょ!あの時突然転校した!」……素っ頓狂な女の子の声がした。
隣に座っていたやつの着信ボイスだった。
95 :
この名無しがすごい! :2007/06/05(火) 23:44:56 ID:8qEFp9RL
そいつは自分のウエストポーチから携帯電話を取り出し、何事か喋っていた。 「……で、君は誰だっけ?」僕は向きを変え女の子に問いかける。相変わらず睨まれながら。 「とりあえず場所を変えましょうか。こんなトコじゃ話しにくいし」…もっとにこやかに言って欲しいな。
気に入らないのでマウントポジションを取った。
しかしながら目の前にいたのは五十路を当に過ぎたおばさんだった。
「…何してんの?」呆れるような女の子の声で我に返る。 「え?……わぁ!?ご、ごめんなさい!」僕は慌てて目の前にいるおばさんに謝りつつ、道を譲った。「逃げ出そうなんて……」突然、彼女は僕の手を取り歩きだした。有無を言わさずに。
僕は貞操の危機を感じた。
だが、振り向いてみると僕の手を握っていたのはさっきのおばさんだった。
「!!??」 あ、ありのまま今、起こったことを言うよ。 気が付いたら目の前にいた女の子がおばさんと入れ替わっていた。
少女とおばさんは融合を始めた。戦闘能力を高めるつもりらしい
103 :
この名無しがすごい! :2007/06/28(木) 00:30:00 ID:TYTPRO6m
まばゆい光が空間を支配する。 光がおさまった時、そこにいたのは・・・
104 :
この名無しがすごい! :2007/07/10(火) 16:19:02 ID:/vqSLX+N
「また会いにくるね・・・」 見えなかった・・・光にあてられて焦点がぼやけていた でも誰かがそこにいた・・・確かに・・・それは知った声だった
さっきのおばさんの声だ
「これはやばい。」 全身を冷たいものが駆け巡った。そこで僕は目の前の敵に悟られぬように 右腕に気を溜めた。
しかし、7割ほど気を溜めたところでシュルシュルと音を立てながら 右腕がしぼんでいく・・・ パンクだ!
「くそう!なんだ、なんなんだよぉ!!!」 俺は恐怖のあまり現実から目を背けるように叫んでいた。 なんだ、これは…これが現実なのか?
頭が痛い…あまりの事態に思考が止まる。 何度見ても僕の右腕はしぼんだ風船のような有様だ。 ありえない。肉も骨もなくスカスカ…なのに痛くはない。
110 :
この名無しがすごい! :2007/09/18(火) 23:09:22 ID:O4eyK+8J
僕がさらなる異常を発見したのはその直後のことだった。 ――しぼんだのは右腕だけではなかった!!
おばさんが、彼女のアイシャドウと同じ紫色のガスを吹きながらおばさんがしぼんでいく。 俺は咄嗟に窓を開け、バスの空気を入れ替えようとした。
紫色のガスは次第に薄まり、消えていった。ひとまず危機は去ったらしい。 気を取り直して姉さんのところへ行こう。 ……と思ったら僕の右腕はさっきのガスを吸っていて
おばさんの顔が浮き出てきた。
114 :
この名無しがすごい! :2007/10/06(土) 03:42:38 ID:l25K9NA8
ニタリニタリと気持ちの悪い笑みを浮かべる右手は、 およそ日常とはかけ離れた幻想的な恐怖でもって、 俺からなけなしの理性と正気を奪ってゆくのだ。
おばさんが口を開き、声でない声を発した。 「太陽だよ。太陽のことをかんがえておけば
116 :
この名無しがすごい! :2007/10/07(日) 04:17:34 ID:TUOcn2xx
人の心はいつも晴れているだろう」 おばあさんはついに思考が完全におかしくなった
「何してるの?」 姉さんがいつの間にか僕の後ろにいて、声をかけてきた。 「右腕がどうかしたの?」
「あらあんた、右腕なくなってるじゃない」姉さんはそう言うと
119 :
この名無しがすごい! :2007/10/08(月) 15:53:33 ID:tZQaub2y
自分の右腕をひきちぎり差し出した 「これを使いなさい、私にはもう必要のないものだから」
どうやら姉さんにはおばさんの顔が浮き出ているこの右腕が見えないらしい。 しかし折角ひきちぎってくれたのだから拒否するわけにもいかない。 そこで僕も右腕をひきちぎろうとした。が、……
121 :
この名無しがすごい! :2007/10/10(水) 12:11:32 ID:oiUMiMQ9
なんと右腕が喋りだした。 「オラを見捨てないでくれよ〜」 だが、僕は
姉さんに頼んだ。「見えないだろうけど、この辺を持って。そう。そして引きちぎって」 姉は
123 :
この名無しがすごい! :2007/10/11(木) 13:16:35 ID:HZNbGI4M
急にもぞもぞしだした。 「でも恥ずかしいよ…」 僕は頭が混乱したが、成り行きでそのまま
ひとりで右腕をちぎり取った。腕はさらさらと砂に変わっていった。 そして姉の右腕を取り付けようとした。だがやり方がわからない。 こうして右腕の無い姉弟が道端で呆然とするハメになった。
125 :
この名無しがすごい! :2007/10/12(金) 14:42:28 ID:eGUkwiRQ
それから数時間、試行錯誤の末にようやく姉の右腕を取り付けた。
と思ったら間違えて僕の腕をくっつけた事に気づき愕然とする。 「どうしよ、姉ちゃん」 「ま、いいんじゃね」
ここで僕は自分の人生について考えた。
128 :
この名無しがすごい! :2007/10/13(土) 13:48:52 ID:gYkHsuK4
一方その頃、海の底にある王国アールゲイトでは大変な事件が起きていた…
129 :
この名無しがすごい! :2007/10/15(月) 00:41:32 ID:DKEG7GRP
ああ、こりゃもう入院ですね。こんなに妄想が進んでいるようじゃあ、投薬通院ではムリです。 妄想性破瓜型、重度の統合失調症です。 おりを観て、電気ショックを行いますので・・・・とりあえずハロペリドール1000ミリ静注!
「うらあ!」 僕は暴れた。医師を蹴った。看護師を蹴った。壁を蹴った。 仕返しがしたかった。この社会に。世界に。あの人に……
そう、目の前に居るこの人に! 「僕は狂ってなんかいない! 僕は正常だ! 異常なのはお前らのほうだっ!」 叫ぶ、叫びながらただ殴る、目の前の正常面した医者を殴って殴って殴りまくった。
132 :
この名無しがすごい! :2007/10/18(木) 16:20:49 ID:wA5ghIDh
僕は医者を倒した ……… なんと医者は起き上がり仲間にして欲しそうな目でこちらを見ている 仲間にしますか? 「はい」 僕は医者を仲間にした
「6行なのでダウト!・・・・・・残念っ!無効!無効!・・・・・・地獄行きっ!」 医者は殴られながら喚く。
134 :
この名無しがすごい! :2007/10/19(金) 02:15:13 ID:r+x93VhC
医者を倒した僕は次にやるべきことを考えた それは
まだ、妄想が消えませんねえ。拘束具をもうちょっと強く締めましょう。それからリスペドリン5000ミリ脳髄直接注入。 さらに肛門に鎮静剤8リットル浣腸、また、陰茎切断のち尿道に電極付きカテーテル挿入、断続的に電気ショック開始、 1000ボルトから順次倍率アップ、下半身が焼け爛れて炭化するまで10万ボルトを上限に通電解開始。スイッチオン!
何やらわめきだしたのでもう一発殴ってやったら医者は大人しくなった。 よし。本屋に行こう。 そう決めた途端、初めて小学校に行く小1の子供のような期待で僕の胸はいっぱいになった。
137 :
この名無しがすごい! :2007/10/20(土) 17:55:54 ID:xvJ15Dpu
昔よく行った本屋に着いた。しかし不況のあおりを受けて本屋は潰れ、かわりに新しく不動産屋ができていた
138 :
この名無しがすごい! :2007/10/20(土) 22:17:11 ID:KR2LmJpt
そのとき、ようやく記憶が戻った。 「おれは、一体今までなにをしていたのだろう? そうだ、おれは、公安9課のエージェントになり、精神病院をカモフラージュに してネット犯罪を目論む闇の組織を内偵していたのだ」早く少佐に連絡を取らなければ・・・・
139 :
この名無しがすごい! :2007/10/21(日) 02:43:51 ID:rap+/UKj
とりあえず、その不動産屋に入り、スーツを着た従業員らしき人物に聞いてみた。 「何年か前にこの場所に本屋はありませんでしたか?」
140 :
この名無しがすごい! :2007/10/21(日) 17:05:14 ID:XbzZGOmy
その男は一瞬驚いたような素振りを見せたが、すぐに何かを決意したような 表情になり、言った。 「それを知られたからには生かして返すわけにはいかないな。」
141 :
この名無しがすごい! :2007/10/21(日) 18:34:53 ID:rap+/UKj
何が起こった理解するまで少し時間がかかった。そして理解した時には手遅れだった。
142 :
この名無しがすごい! :2007/10/25(木) 16:46:09 ID:TEtXpePC
「僕は死んだよ。」「僕は殺されたよ。」「僕は死んでしまったよ……。」「殺されたよ。」 「それならなぜ殺された。」
143 :
この名無しがすごい! :2007/10/26(金) 11:44:44 ID:STHlLhgk
ああ、やっぱり駄目ですね、外出すると妄想の昂進がますます盛んになりますねえ・・・ 三行ずつ文章を書かせても、ほら、統合失調症の特徴。脈絡のない文章になるばかり・・・・ 入院ですね。じゃあ、ちょっと眠りましょう。ハルシオンとニタリ10000ミリ経口投薬!
144 :
この名無しがすごい! :2007/10/26(金) 19:42:20 ID:hGXTMV8L
目が覚めると汗だくだった「嫌な夢を見たな」 そういうと僕の平凡ないつもの日常が始まった
145 :
この名無しがすごい! :2007/10/27(土) 08:13:21 ID:5ByxxI6t
はい、お薬の時間ですよ。 小説家になった幻覚は、まだ続いてるの?
146 :
この名無しがすごい! :2007/10/27(土) 21:34:07 ID:gzxtmneX
まだ夢の名残がある。気分が悪い とりあえず落ち着こうとタバコに火をつけた。
147 :
この名無しがすごい! :2007/10/27(土) 21:50:24 ID:6BcmE9Jj
そして股間のイチモツにも火をつけた。
148 :
この名無しがすごい! :2007/10/28(日) 09:30:59 ID:e04jU+i4
家にも火をつけた。
149 :
この名無しがすごい! :2007/10/28(日) 12:26:42 ID:XVoIz0aZ
放火の容疑で全国指名手配 海外逃亡先に選んだ場所は
150 :
この名無しがすごい! :2007/10/28(日) 14:50:37 ID:e04jU+i4
イースーター島だった。 モアイが陽光まばゆく視界を遮り、島民の少女が親しげに話しかけてきた。 「ブエノスタルデ」
挨拶を返そうとして自分が全裸であることに気づいた。 マズイ何処かで服を入手しないと…。
うろたえる僕を見兼ねてか…少女はにっこりと笑い、ある物を差し出してきた。 それは
マッチだった。
154 :
この名無しがすごい! :2007/10/30(火) 15:37:23 ID:uenynTK3
何々、少女の話では、 時々、モアイがドーナツ型の光線を泡のように夜空に吹くことがあるらしい。
モアイ・ドーナツ・泡・夜 …そうか!わかりましたよ。謎かけだったんですね!
156 :
この名無しがすごい! :2007/10/31(水) 10:32:52 ID:FGQEov8y
その心は
157 :
この名無しがすごい! :2007/10/31(水) 18:58:32 ID:91CdhtEp
グラディウス
158 :
この名無しがすごい! :2007/10/31(水) 20:08:20 ID:EF0LWBmU
そう。グラディウス。そしてこの言葉にさっきのマッチを足して文字を並び替える。 これで完全にわかった!
グラディウス マッチ グラディウスマッチ グラデ首マッチ グラデマ明F 勉学萌
「マッチでぇ〜す!みんな頭悪いよ!」
その時、手の中のマッチが喋った。
「特に
>>159 はダメダメ。夜中にミスド行ったら期限切れのドーナツ食わされて、泡噴いてモアイみたいな顔になった、ってだけさ」
なんという脈絡のない夢だろう。世界一の美貌の人、ミリア加納はようやく目覚めた。 身長1m70smバスト96ウエスト58ヒップ99のダイナマイトボディのミリアは、眠い目をこすりながら ベッドから跳ね起きた。「さて、今日のプレイ相手はだれにしよう・・・・・」
「マッチで〜す!ボクが火をつけてやるぜ!」 ベッドでマッチが喋っていた。 「え…?夢じゃなかったの…」
163 :
この名無しがすごい! :2007/11/01(木) 19:17:26 ID:juNZb1AI
事実、マッチは目の前にいた どうしよう…(焦る、僕) とりあえず
マッチの頭を擦った。 「あちちちち!」 炎をあげて燃え上がった。やっぱりマッチだった。
「なんてことをするんだ!ボクはマッチング星の王子なんだぞ!!ああ…自慢の赤毛が…」 マッチは金魚鉢に頭を突っ込んで火を消しながら怒鳴った。
166 :
この名無しがすごい! :2007/11/02(金) 13:15:51 ID:j/nHXCuy
金魚鉢が頭から抜けなくなった
167 :
この名無しがすごい! :2007/11/03(土) 08:03:42 ID:FQgWgTTK
やっぱり、ダメですねえ・・・。こんなに脈絡のないことばかり口走るようだと、退院はまだずっと先です。 ハロペリドール20000ミリ静脈注射!さらに、スミチオンを試してみようか・・・
168 :
この名無しがすごい! :2007/11/03(土) 15:03:50 ID:ntITiEfu
「精神医学厨うざいですよ。」
169 :
この名無しがすごい! :2007/11/03(土) 15:20:16 ID:FQgWgTTK
なんだ、こんぐらいのトラップ潜り抜けてみろよ。 おれぁ、ことあるごとに干渉するぞ。このスレは精神病院から主人公が抜け出せるかが プロットの本筋なんだからな。筆力に自信のねぇ奴ぁ書き込みすんな!
170 :
この名無しがすごい! :2007/11/03(土) 17:59:55 ID:ntITiEfu
(
>>168 は主人公が医者に言ったセリフ。
むしろ
>>169 のトラップをこのスレの住人さんがどう解決するのか
非常に楽しみ。)
そんな事を思った瞬間、僕は目を覚ました。 (あれ?ここは?) 見回すとそこはバスの中だった・・・どうやら僕は居眠りをしていたみたいだ。
172 :
担当医 :2007/11/03(土) 20:12:07 ID:FQgWgTTK
睡眠治療中ですからね、目覚めは境界のはっきりしない半覚醒状態になります。これから何度も目覚め の瞬間を向かえますが、薬が効いてる間は、完全な覚醒はありません。担当医の私が、判断を下すまで ずーっと半睡状態です。私以外の言葉を信じちゃいけませんよ。
「精神医学厨うざいですよ!」 脈を診ていた医者が、びくりとして窓際の鳥籠を振り返った。 「こ、この鳥、他の言葉喋れないんですか…」
174 :
この名無しがすごい! :2007/11/04(日) 16:43:03 ID:Sy08l8Gi
オウムは歌いだした。 「ううう、うざいですよ うざいですよ ♪ うううう、うざいですよ うざいですよ 」
175 :
この名無しがすごい! :2007/11/04(日) 20:04:26 ID:FFByBqkt
僕はむかついたのでオウムを焼き鳥にした
176 :
この名無しがすごい! :2007/11/04(日) 23:45:06 ID:f/SFcEaH
そのとき、不意に窓をビリつかせるタイヤの悲鳴が響き、間を置かずすさまじい衝突音が・・・・・ そして、人々の駆け寄る足音、さらに怒号と悲鳴が協奏して喧騒を膨張させていった。 「何が起こったんだ??、交通事故か?」
177 :
この名無しがすごい! :2007/11/05(月) 21:26:58 ID:z0oqLq7I
窓を空けたら見えるはずの景色がすべてなくなっていた。 そこには、ただただ地平線が続いていた。
178 :
担当医 :2007/11/06(火) 07:42:41 ID:xt9/o7TS
ええ、こんなもんです。半覚醒状態の入眠幻覚は、脈絡なく次々とイメージが湧いて来るのです。全部薬の所為です。 どんなイメージも、処方された薬によって説明が出来ます。ですから、私の治療法に従っている間は、私の手の平 でもがいている孫悟空みたいなもんです。決して、私の手の平から出ることはありません。
179 :
この名無しがすごい! :2007/11/06(火) 20:29:42 ID:b5v9bKF9
何ということだ。 もうこの世に生き残っているのは僕とこの薮医者と美しい看護婦の3人 だけだとでも言うのか……
絶望した僕は薮医者をどついた。 フック!フック!・・・ストレート!
181 :
この名無しがすごい! :2007/11/06(火) 23:42:50 ID:BBx9gxYP
と、意味深な奇声を発して倒れる薮医者。その時、急な出来事に驚く看護婦の表情がちらと見えた。 意識を失った薮医者の左の手の平には、ニヤニヤ笑いをしている孫悟空が‥‥しかも、ドラゴンボールの方である。 そんな非現実的な状況とは裏腹に、殴った後の気持ち悪いリアルな感触がじわじわと僕の手に襲い掛かってきた。
182 :
この名無しがすごい! :2007/11/07(水) 11:47:32 ID:ZlcXCAFo
「やぁ」 突然、後ろから声がしたので振り向くとそこにいたのは二百年続いた宇宙戦争をたった一人で終らせた英雄ポポ・リニョウルズV世だった
ちなみにポポは某アニメの登場人物だ。 (・・・コスプレ?)
184 :
この名無しがすごい! :2007/11/08(木) 12:00:13 ID:5GkQ+C+1
そろそろタシーロに会いに行かなければ・・・・。 植草一秀は時計を見遣り、手にしていた手鏡をポケットに入れ、山手線へ乗り込んだ。 む?背後に尾行者が二人・・・。植草はつり革に架けていた手をポケットに移した。手前には女子高生が一人・・・・・
185 :
この名無しがすごい! :2007/11/09(金) 16:25:32 ID:tVfspdsQ
ポポが何故ここにいるのか、わからなかった。 ポポは宇宙戦争終結後に姿を消したのは六年前… 何故、今ここに。そして何の為に僕の前に姿を現したのか…
186 :
この名無しがすごい! :2007/11/10(土) 10:45:07 ID:02x4tdh4
ああ・・・妄想が消えない。 看護婦さん、もっと強い薬を頼む。 つまんない妄想を打ち消してくれ・・・・・
187 :
この名無しがすごい! :2007/11/10(土) 15:48:37 ID:RU1WGol7
「ただではあげられない。」彼女はきっぱりと言った。
感謝してるよ。毎晩、拘束具に締め付けられている俺を、そう、この俺の下半身を慰めてくれて・・・・ その可愛いい口で、毎晩慰めてくれてありがとうよ。礼を言うよ・・愛の無い、愛の仕草に・・・礼を言うよ。 さあ、もういいんだ、何も考えなくてよくなる永遠に眠れる薬をくれ! もう、こんな世界たくさんだ!
189 :
この名無しがすごい! :2007/11/11(日) 05:08:58 ID:tn4sTOou
しかし僕は生きることを選んだ。 そして、生きてる素晴らしさを知るために旅に出た。
190 :
この名無しがすごい! :2007/11/11(日) 09:42:18 ID:Jfh1bphq
とにかく徒歩で歩いた。
久々に歩いた為か、直に疲れてしまい、河の土手で一休みする事にした。 「なんて気持がいいんだろう。」 自然と右手が股間を弄っていた。
192 :
この名無しがすごい! :2007/11/11(日) 13:27:09 ID:tn4sTOou
しかし、そのとき足に変な感触が。 恐る恐る足のほうを見てみると足が地面と一体化していて動かない。 よく見ると地面化しているのは足だけじゃない、どんどん体の上のほうに侵食してきている。 このままでは地面にとりこまれてしまう。
193 :
この名無しがすごい! :2007/11/11(日) 16:17:25 ID:RfKhI/0S
いかん、また妄想が始まった。じっとしていちゃダメだ。歩こう・・・ 街を歩くと、人々の視線が、どことなく刺々しく、訝しげであり、敵対的に思えた。 ああ、おれは永遠に孤独なのだ。誰一人おれを思い遣ってはくれない・・・・・・
194 :
この名無しがすごい! :2007/11/11(日) 19:50:26 ID:kgOx3UHi
「そんなことない!」 うつむいていたおれがふと顔を上げると、あと10センチで鼻と鼻がぶつかりそうなくらい顔を 近づけていたその人は言った。
195 :
この名無しがすごい! :2007/11/11(日) 20:46:21 ID:RfKhI/0S
なんだこいつは、おれが心の中で思っていたことが解るのか、文学技法でいう内語が、そのまま読めるなんて・・・・ きっと小説をあまり読まない奴なんだな。こういうアホと関わると、ろくなことは無い。また精神病院に閉じ込められる。 気付かないフリをして逃げよう。付いて来るなよ、しっし・・・・・
196 :
194 :2007/11/11(日) 22:02:50 ID:kgOx3UHi
>>195 アホとはなんじゃ!ボケ!クソボケ!お前こそラノベ読め!クソガキ!
197 :
この名無しがすごい! :2007/11/11(日) 22:18:23 ID:RfKhI/0S
ああ、よかったアホを遣り過ごすことができた。それにしてもアホはいいな、悩みがなくて、おれのように繊細だと 精神病院に閉じ込められてしまうが、アホは悩むことはないんだ。人間の存在についての不安なんて永久に 縁が無いんだ。おれもアホになりたいな。そうだ、おれもアホになろう!
198 :
この名無しがすごい! :2007/11/11(日) 22:40:46 ID:RgPjj93J
しかし意識的に無為自然でいるというのは、矛盾していないか。堂々巡り思い悩んで無駄な時間を 費やすのは俺の悪い癖だが、しかしこれが自然なのだ。なかなか答えに辿り着かないのは俺に現実社会での 実績が少ないからであって、そういった経験の蓄積があれば、俺はこの世界でも通用するのだ。俺に足りないのは
199 :
この名無しがすごい! :2007/11/11(日) 22:41:59 ID:RfKhI/0S
文章力だと思った。
僕は頭を抱えてうずくまった。 (ち、致命的だ・・・ば、僕じゃあ世界には通用しない・・・)
何しろ文章力とは論理的思考に通ずるもので、即ち全体を見渡してテキパキと捌く要領の良さというものだ。 しかしそれだけでは足りない。どれだけ格好良く体裁を整えても、それは手段であって魂では無い。文章力は 何より訓練だ!しかしそこに込める魂はどうだ。伝えたい変えたい生きて闘った証を残したい、そういった熱が俺にあるのか。
むろん無い。 僕はあるのはただ感じたままに文を書くそれだけだった。 駄文を書く駄人間。人格すら統合できない僕などが世界に通用する文章力を書こうなんてそもそも間違っていたのだ。
203 :
この名無しがすごい! :2007/11/12(月) 00:33:11 ID:h/mVAq5Y
いや、まて、我が身に住まう狂気を統べる法があるなら、ひょっとすると、それは書くことではないのか・・・・ もし、そうなら、おれは作家にならなければならぬ。作家であればこそおれは生きていける。 足早に歩きながら、頭の中に肥大し始めた情念に、しばし興奮し、なお歩き続けた。
気が付くと俺は学校の前に居た。夜の校門は、あの日と同じように、街灯に照らされた黒い大きなシルエットとなって 俺を押し返そうとする。たとえば、例の銃乱射事件だ。報わない魂を社会が無視し続ければ、いずれメッセージは爆発する。 それが芸術に化けるか人を殺すかは紙一重じゃないか。この胸の黒い記憶が、誰もが目を逸らす「真実」ではないのか。僕はこれで、連中を突き刺してやる。
205 :
この名無しがすごい! :2007/11/12(月) 01:15:08 ID:h/mVAq5Y
憎悪が体を駆け巡り、ひとしお興奮すると、不意に笑いが込み上げて来た。一人の修羅・・・・おれは笑った。 自分をナイフのように思い做し、研ぎ澄まし、狙い定め、一気に貫く・・・・そうしいた火のような小説を、おれは、 きっと書いてみせる。そして、俺の行く末のすべてを知ったような、あの担当医を見返してやる。
206 :
194 :2007/11/12(月) 18:14:31 ID:woaEkcLM
(作者の言葉:しつこくてすみませんね。どうしても自分が間違ってるとは思えない。
>>195 はハルヒを読んだことがあるのか?自分の無知を棚に上げて人を批判するのは止めろ。)
(何故、括弧で囲むんだろう) 構ってしまえば荒れるだろうと知りながら、僕はキーボードを叩く指を止められなかった。 取り返しがつかないと思ったら、人はそれを試してみずには居られない。破滅的な衝動を、抑える事が難しい。
208 :
194 :2007/11/12(月) 22:27:41 ID:woaEkcLM
荒らし扱いかorz 確かにおれは筆力が無いよ。だけどね、「地の文」と「主人公のセリフ」をはっきり区別しない、 という手法はそんなに間違ってるのか?アホアホと言われる程のものなのか?
結果は荒らし扱い。 (もうだめだ・・・世界どころか2ちゃんねらーにすら僕の文は通用しないんだ・・・) 心底絶望した。心が砕けそうになったその時、
携帯のベルが部屋中に鳴り響いた。僕は動揺して、すぐに出る事も、相手を確かめる事も出来ない。僕は限られた人にしか番号は教えていない。ましてや、深 夜3時にかけてくるような無粋な連中に、知り合いは居なかった。僕が出ないでいるとベルは止み、留守録になって、無粋な輩の声が聞こえた。若い女性の声。 消え入るようなか細い呟き。聞き覚えがある。そうだ。僕は退院の時、彼女にだけは番号をかいたメモを渡した。胸が大きくて可愛い子で、よく一緒に遊んだ。
211 :
この名無しがすごい! :2007/11/13(火) 07:53:32 ID:j6KHlhar
看護婦のマリカよ。あたしは、あなたの担当医の院長先生の訓練を受けて、「内語」が読めるの。それだけじゃないわ、 人々の深層心理も解るの。院長先生はあたしのことをプロファイラーホステスの初号機だって、褒めてくれたわ。195のアホは昔、 あたしの被験者だったのよ。さあ、あたしが電話を掛けた理由は解るわね。あなた、あたしに、アレして欲しいんでしょ。
まさかとは思ったが、留守録は2件入っていた。バカ女の着信は一週間前のものだ。あんまりウザいからうっちゃっておいたのだ。 ワケのわからないメッセージ(あの病院は、患者より職員の方がいかれている)は消して、あの子の声を再生した。
213 :
この名無しがすごい! :2007/11/14(水) 07:54:14 ID:SV02vjiC
となりの女子病錬にいたフェラ子よ。あなたが脱走した後、院長先生とマリカの虐待を受けて、肛門が裏返しになったの・・・・・おまけにクリトリスに ピアスを五本通され、ワギナにニシキヘビの卵を突っ込まれて、そのまま小陰唇を縫い合わされたわ・・・・来月孵化するの、 あたしのファーストベイビーはニシキヘビなのよ・・本当は、あなたの子が生みたかったわ・・・・・助けて。あたし、きっとマリカに殺されるわ・・・・・
214 :
この名無しがすごい! :2007/11/14(水) 08:38:15 ID:xiu9GXrG
(
>>1 のローカルルールにより、
>>213 は無効です)メッセージを聞く前に、幻聴が頭をよぎった。今にも泣き出しそうな、やっと絞り出した声で、僕から電話が
欲しいと告げていた。ただ繊細過ぎるだけの彼女が、両親から厄介者のように扱われ、友達の居なくなった病院でいじめられ、心細い様子がありありと想像出来た。
最後には、どうして自分を見捨てたのかと、恨み節のような事を言ってメッセージは終わった。
215 :
この名無しがすごい! :2007/11/15(木) 08:16:45 ID:T8LgfyEj
さあ、早く小説をかかなきゃ、そうだ!2ちゃんねるの「文芸書籍サロン」のリレー小説スレを見てみよう。もしかすると面白いネタがあるかも。 げぇっ、なんだこれは、215まで読んだが、まるで今までのおれ自身のことが書いてある・・・・・・・・・ なんてことだ、まるでエンデの「はてしない物語」のようじゃないか!!!こんなことがあるなんて!!!!!!!!!
と、するとだ。俺は冷静に考えた。 ここに書いたことが俺の世界のリアルになる、つまり俺は ネ申 に等しい力を 手に入れたということだ。俺はためしに書いてみる。
217 :
この名無しがすごい! :2007/11/16(金) 00:13:22 ID:hoYr/MNr
そうだ、物語の舞台は剣と魔法の世界がいい。 少なくともリアルを舞台にする訳にはいかないだろう。 僕は人生の大半を病院で過ごしたのだ。
218 :
この名無しがすごい! :2007/11/16(金) 08:31:27 ID:aHYdb962
いや、まてよ、俺は俺自身の予言書を手に入れたということだよな。つまり、俺は1000スレでピリオド・・・死ぬのか? どこの馬の骨ともわからない連中の、3行づつの書き込みによって、弄ばれ、飽きられ、捨てられるのか? 今、218スレ、残りは782・・・なんて単純な人生だろう?・・・俺を弄ぼうとしている貴様ら!今、ここを読んでいるお前!俺をどうするつもりだ!?
ゆっくりとレスを見る、すると219にこう書かれていた。 『そして僕は死んだ』 僕はパソコンを叩き壊した。「畜生、畜生、畜生っ!!僕の人生は僕のものだ!!こんな物に操られてたまるか!!」
220 :
おれたちゃ神! :2007/11/17(土) 07:47:02 ID:NP1JNSYh
甘いな。パソコンを壊したぐらいで、このスレッドからは逃れられないぜ、おめえは、おれたちの書き込みによってしか生きられないぜ!
例えば、だ・・・・「おれは一体、何者なんだ?鏡の前で裸になってみた。すると、なんということだ、おれは女だったのか・・・・」
という訳で、次スレから、おめえは女だ。担当医(
>>178 )のトラップより遥かにキツイだろ?
221 :
この名無しがすごい! :2007/11/17(土) 12:43:24 ID:ObTj5IKN
スレ(ここ)とレス(書き込み)がごっちゃになっている。。?
222 :
くるぬこ ◆cSaGxKQl0c :2007/11/18(日) 01:03:46 ID:EI2Ncp0z
ベッドの脇にあった手鏡で確認するまで、自分の性別すら認識出来なかった。脳の中に、全く記憶というものが存在しない。自分の立ち位置が見えず、宙に浮 いた不安定な状態に恐怖を覚えた。夕方になり、病室がオレンジに染まった頃、丸みをおびた肩まで落ちる、長い髪の奥に、大きな縫い跡を発見した。自分は何 か大きな事故に遭い、それで記憶喪失になっているのだと、漠然と認識した。まだ意識が朦朧としていて、ベッドから起きあがる事も出来ず、看護婦を待った。
223 :
担当医 :2007/11/18(日) 03:43:46 ID:r9H7UTMO
ほら、だから退院はムリだって言ったでしょ。え、何?2ちゃんねるの中に自分自身が居るって? おれは偽装された記憶で本当は存在しない? ふむふむ、そうか、どうやら薬が効きすぎたようだね。じゃあ、今度はセラピー療法を試してみようか。マリカ君、この患者から、しばらく薬を抜く、 離脱症状に伴う、幻聴幻覚が始まるので要観察だ。何せ、自分が男か女か区別がついていない・・・・マリカ君、いいね!
224 :
この名無しがすごい! :2007/11/19(月) 00:25:28 ID:AdfD9vIz
また病院ネタかよ。いつまで続けるんだ一人でやれ!モニターを見ながら、吐き捨てるようにキーボードを叩いた。胸くその悪い、悪趣味な展開にしかならな いだろうこの小説に、僕は我慢がならなかった。ブラックユーモアでもホラーでも何でもいいが、最後まで読んで僕の中に何も残らなかったら、お前ら全員見込 み無いぜ!イライラしていた僕は、小説の展開を無視して文句を書き込んだ。好きに書いていいのなら、僕の文章で主人公を病院から引きずり出してやる。
おれは一体、何処に居る?病院に収容されている主人公を苦々しく思いながら、パソコンを覗いている誰かの背後?223では俺の視線は 病院の中だった。224で、実は、その視線が作中人物の視線であることが宣言され、今225で、さらにその一歩後ろへ退いたことになる。 以前としておれの前にはモニターがあり、2ちゃんねる文芸書籍サロン、リレー小説スレを映している。現在は225、過去は224、未来は226・・・・
226 :
この名無しがすごい! :2007/11/19(月) 22:49:02 ID:AdfD9vIz
ついに多重意識を調和した僕は、時空を跨いで、それぞれの世界で社会に適合してみせた。時代も性別も年齢も人種もまるで違う人間達の意識が一つに繋がっ ているという感覚は、時として自分が溶けてしまう恐怖を引き起こしたが、同時に千里眼的な超能力を僕に与えてくれた。
だが、変わりに僕という個は無くなり、僕らはそれぞれ破綻した。
228 :
この名無しがすごい! :2007/11/20(火) 08:13:47 ID:TIF65aQ8
どれが本当の僕なのか、いまではわからなくなってしまった。これを書いている僕が真に主体的な存在なのかどうか、自信が持てない。 原初の時代までは辿り着けなかったが、おそらく中世のヨーロッパで、見渡す限りの原野に住む羊飼いの家庭に生まれた事があった。 ここでは一つの冒険があった。
229 :
パラレルワールドへ :2007/11/20(火) 12:08:17 ID:DLknqiej
いや、俺は俺だ!紛れも無く。現在は229。ひとつ名案が思いついた
>>223 の担当医や、
>>225 の作中作ウロボロスから逃げる方法だ。ここで、作中の俺が別スレ立てるというのはどうだろう?
その新たなスレで、俺は始めて自由になれる。・・・・でも・・・・これは最期の手だ。仕方ない、こうなったら担当医と対決するしかない。ウロボロスの輪の中で、あの担当医を退治してやる。
おれは、ネットで、あの病院のことを調べ始めた。
『ググレカス』 これは暗号だろうか。
僕の灰色の脳髄に衝撃が走った。 「ぐぐれかす……そういう事だったのか!」
232 :
この名無しがすごい! :2007/11/21(水) 08:12:20 ID:ZwbOrka9
そのとき電話が鳴った。相手はマリカだった。「ふん、馬鹿ね。あなたのやろうとしていることは、この2ちゃんねるのスレを見れば、誰でもわかるのよ。あなたに秘密なんて無いのよ。どこに逃げても無駄よ。 院長先生とあたしからは絶対逃げれないわ。もう一つ教えてあげるわ。あんたは、院長先生によって作られた、ネットワーク生物なのよ。2ちゃんねるから離れて生きていくことは出来ないの。 そうね、草薙素子と、よく似ているかも知れないわ。だから、院長先生に挑戦しようなんて10兆年早いわ、勝負にならないのよ。このヤスッパな三行人格!」
233 :
この名無しがすごい! :2007/11/21(水) 20:08:44 ID:VDfE3WM0
漫画みたいな小説書いて恥ずかしくないの?
「何ですって!?」 僕がそう呟くと腐れ看護士はヒステリックに叫び始めた。僕はもう迷わない。 謎は既に解けたのだ。もはや魔法は効力を失い、ただそこには醜いトリックがあった。
235 :
この名無しがすごい! :2007/11/22(木) 02:01:11 ID:kBrzJmKh
小説の展開をいつまでも、自分の手の内に納めておきたい奴が居るのさ。周りの空気も読めない奴が、どうやって読者の心を掴む気なんだろうな?それから、ト ラップとやらを破るのは簡単だな。いいか、つまらないものはつまらないと、ハッキリそう言えばいいのさ。俺達はゴミみたいな小説を生み出す為にここに居る のかい?違うだろう?暇潰しだって真剣にやらなきゃつまらねえもんだ。真剣にやれないなら、それは暇潰しじゃなくて惰性だよ。違うかい?違わねえだろう?
236 :
この名無しがすごい! :2007/11/23(金) 08:19:57 ID:n/3oRgc0
そうだ、おれが自殺すればいいんだ。おれが死んだ後、だれか、全く新しい構想できっと書き始めるだろう。 「遺言。一身上の都合により、私は自らを終了することといたしました。さようなら」 おれが死んでしまえば、トラップも消滅する。さあ、終了だ。そして始まりだ。
237 :
この名無しがすごい! :2007/11/23(金) 09:40:36 ID:iVepCx3k
入院前の記憶を回復し、自分のルーツを取り戻したい。バラノイアになる直前に、僕は恋をしていた筈だ。院長の机に入っていた僕宛の恋文。両親の顔さえ思い 出せないのに、彼女の白いワンピースだけは心に残っている。それとも思い出せないのは、今この自分が、幻想であるのかもしれない。やはり自殺によってしか、 元に戻れないのだろうか。
そうして僕はデパートの屋上に立っていた。
くすんだ色のメリーゴーランドに、細い細い雨が降り続けていた。 そういえば、子供の頃は屋上でソフトクリームを食べるのが好きだったっけ。 ちょうどここに青いプラスチックのベンチがあって、買い物してるお母さんを お父さんと一緒に退屈しながら待ってたっけ。 でも・・・あの日、お母さんは戻って来なかった。 他の男と駆け落ちして、どこか知らない街へ行ってしまった。 ぼくとお父さんはそんなことも知らず、お腹がすいたねぇなんて言いながら いつまでもお母さんの帰りを待っていたんだ。 あの日、、、ぼくの中で何かが壊れはじめたあの日。
(
>>1 のお約束違反により
>>239 はスルー)
そこは静かな屋上公園がだった。
人の姿もまばら、絶好のロケーションだ。
241 :
この名無しがすごい! :2007/11/24(土) 07:48:50 ID:vxq02pw8
一切が幻・・・・、急な冷え込みの中、俺は冷静さの極にいたのだと思う。眼前に広がる光景の、その何の変哲もない日常に、俺は気付かずの内、慰撫されていた。 懐かしむ思い出は一切無いのに、「現在」がこんなにも愛おしく感じるなんて。おれは、日常というものの重量感に始めて驚いたのだった。 おれが此処に居るということの疑いなさ、この確からしさが幻である筈は無い・・・
242 :
くるぬこ ◆cSaGxKQl0c :2007/11/24(土) 11:14:38 ID:8TOh4JVv
爪の先までリアリティに侵された僕は、足がすくんで、ぺたりと座り込んでしまった。ありのまま世界を受け入れようと覚悟を決めた瞬間、現実が僕のくるぶし を噛み砕いた。逃げちゃ駄目だ。口ではそう繰り返しながら、両腕は僕の顔を包み込み、躯は団子虫のように丸まってしまった。公園に居た全員の視線が僕を串 刺しにする。僕はその瞬間、敗北を確信した。思い出してしまう事は、それ程までに危険を伴うのか。自分を台無しにした傷跡を意識しながら、僕は気絶した。
243 :
担当医 :2007/11/25(日) 02:13:34 ID:B5jM2lEh
そんな、一時代前の心境小説みたいなこと書いたってダメだよ。それに文体が古いよ。きみは、小説を書いて自己治癒を目指すという創作療法の被験者なんだから、私を 編集者だと思わなければいけないよ。又、元の薬物治療に戻りたくないだろ?こうやって病室で小説を書いていたいだろ?じゃあ、ちゃんと起承転結のある物語を書いてごらん。 書いたら、私がキチンと添削してあげるから、私の手の平の中で、零れ落ちないように創作するんだよ。
244 :
この名無しがすごい! :2007/11/25(日) 03:16:37 ID:b7kgDugf
私のお父さんは、お医者さんをしています。 お医者さんといっても、怪我を治すのではなく、心の病気を治すのだそうです。 一度だけ、病院の中を見せてもらい ました。
245 :
この名無しがすごい! :2007/11/27(火) 23:06:33 ID:XX9w1msj
具合のいい患者さん達が集まる娯楽室で、私と同じ年頃の女の子が本を読んでいました。肩まで伸びた髪がふっくらして いて、少しぽっちゃりした可愛い感じの子でした。「こんにちは」私が声をかけると、彼女は少しびっくりして、こちら へ会釈を返しました。彼女は本の世界に戻りたそうでしたが、私は彼女と友達になりたかったので、隣の席に座りました。
246 :
この名無しがすごい! :2007/11/28(水) 11:15:24 ID:ovUjz/jU
女の子は洗面台に立ち、6時間かけて手を洗い、売店に行って弁当五人分、食パン7キンを買い、ブタのように食べ始め、食べ終わると、指を喉に突っ込んで、たった今 食べたものを全て吐き出しました。足元は夥しいゲロで溢れかえり、しかし、女の子は今度はカッターナイフで手首をカットし始め、噴水のように血しぶきを撒き散らしました。 「あたしはね、強迫神経症で拒食症で多重人格なのよ。あんたなんかより、ずっと症状が重いんだから・・・精神病院の序列では、あたしの方が上よ。ふん!」
247 :
この名無しがすごい! :2007/11/28(水) 17:41:39 ID:spEAXW2F
なんでそう悪趣味に走るかなあ。ていうか6時間付き合ったのかよ。院長の娘のブログに突っ込みを入れつつ、さらに読み進めた。
248 :
この名無しがすごい! :2007/12/01(土) 11:43:19 ID:Xsok95Yr
この精神病院は何処かが狂っていた。狂人を収容する施設だとしても、正常者が治療に当たるという常識が崩れていた。 医者も医者らしくなく、看護婦も変に悪ズレしている。ひょっとして、狂っているのは患者ではなく医者や看護婦なのではないか。 医者が医者らしく振舞う為の方便として、僕はここに収容させられているのだはないか。
249 :
この名無しがすごい! :2007/12/01(土) 16:57:05 ID:hG4hIV7R
私の中に何かがこみ上げる。 不安か、恐怖なのか私にもわからない。私は今の私で出来る事を1から考えてみる事にした。 この狂人共の廃墟から逃げ出す為に…
250 :
この名無しがすごい! :2007/12/02(日) 06:41:05 ID:Taaoi7tk
1+1は2。円周率は3.141592・・・・。三角形の面積は底辺かける高さ割る2・・・・。大丈夫だ、僕は狂っていない。 自信を持った僕は、廊下を歩く看護婦を呼び止めた。 「ちょっと聞きたいことがあるんだ。君、円の面積の求め方知ってるかい?」
251 :
この名無しがすごい! :2007/12/02(日) 17:35:25 ID:JIatPD50
「円 の 面 積 の 求 め 方 を 知 っ て る か だと?」 おいおい。怒気入ってるよ。これやばいんじゃないの?
252 :
この名無しがすごい! :2007/12/02(日) 18:06:45 ID:myBdScmm
彼女は足を止め、ワンテンポ遅れて振り向いた。同時に、蔑みに満ちたまなざしがこちらに注がれた。 「あの…」 言いかけると、彼女は踵を返し無言で去って行った。呆然とする僕。 何故彼女はこのような態度をとったのか、冷静になって考えてみる。 勿論、この病院の医師や看護師が"イカレているから"と一言で片付けるのは容易い。しかしそれでは埒が明かないので、もう少し掘り下げてみる事にした。 暫く考えた結果、僕はある事に気が付いた。 この病院で僕は(自分では認めていないが)、精神異常者として収容されており、そんな人間からいきなり"円の面積の求め方"を尋ねられたら、素直に答えるだろうか。 ましてや彼女は(どれ程の期間かはわからないが)この病院に勤めているのだ。 このような事は日常茶飯事で、いちいち相手にしていたらきりがないと知っているのではないか。
253 :
この名無しがすごい! :2007/12/02(日) 18:35:41 ID:OdQzjuB+
僕が正気だと知られたら、奴らは僕を放っておくだろうか?治療代が一人分減るなんて事は、絶対に許さない筈だ。 また例の注射で、今度こそ止めを刺すに違いない。そうなったら僕は、二度とまともに戻れない。
254 :
この名無しがすごい! :2007/12/02(日) 21:56:01 ID:myBdScmm
質問 治療代は誰が払ってるの?
255 :
この名無しがすごい! :2007/12/02(日) 22:06:42 ID:Taaoi7tk
仲間を探そう、僕には協力者、いや相棒が必要だ。この病院の治療方針に疑問を持っている者、院長に反抗して拘束病棟に幽閉されている者の中に きっと、僕と同じ考えの者がいる。噂でしか聞いたことがないが、地下5階の長期収容病棟へ行ってみよう・・・・しかし、あそこへ行くには専用エレベーター にパスワードを入力しなければならない・・・どうしよう、どうやってパスワードを入力しよう?
256 :
この名無しがすごい! :2007/12/03(月) 20:28:13 ID:uO8LEUdz
パスワードの入手をあきらめた僕は、床に穴を開けて地下に進むことに決めた。
257 :
この名無しがすごい! :2007/12/03(月) 23:35:44 ID:FLKucESb
今夜この床に穴を掘る作業に取りかかろう。しかし掘る物をこの病棟から探し、持ち出すのは至難の業だ。 僕は諦めて屋上から飛び降りて脱出をする事に決めた。
258 :
この名無しがすごい! :2007/12/04(火) 00:14:27 ID:Lc2zdb2V
正気なので飛び降りたら死ぬ事くらい判ってます。穴を掘るにしたって外へでるまでに数年はかかるだろう。僕は病院の 屋上で周囲を見渡して、建物の構造と近辺の様子を把握する事にした。屋上へ続く螺旋階段を登りドアを開けると、途端 に冷たい秋風と枯れ葉が入り込んできた。赤や黄色の木々に彩られた小高い丘、生い茂る森の中に、この病院はあった。
259 :
この名無しがすごい! :2007/12/05(水) 21:57:16 ID:61h0/PYh
ようやく病院の外に出た(脱出したわけではないが)安堵
260 :
この名無しがすごい! :2007/12/06(木) 00:12:17 ID:dd/8xLT5
俺も以前書いた事あるんだが、しかしまぁ〜… ツマランなwwww
261 :
この名無しがすごい! :2007/12/06(木) 01:15:29 ID:WtCBYplr
一回リセットしてまた始めたいね
>>246 やたらこういう方向に持って行く意図がわからない。悪趣味にも程がある。
だったら全部一人で書けばいいやん。
魅力的なキャラや恋愛の一つもあれば救われたのに。
263 :
この名無しがすごい! :2007/12/07(金) 23:46:18 ID:8zYArn4P
>>259 の続き
を味わう間もなく、後ろから声をかけられた。
264 :
この名無しがすごい! :2007/12/09(日) 14:49:42 ID:atN9sHVA
「ねぇねぇ。今?」 「意味わかんねぇよ」 「へ? 暇じゃないの?」
265 :
この名無しがすごい! :2007/12/10(月) 01:20:39 ID:QJd8zQSO
そこには一人の女性が立っていた。 服装からしてこの病院の患者のようだ。長い髪が印象的で、赤いパジャマが何とも似合っている。 この病院にいると言う事は精神に病を患っているのだろうが、口調や顔つきからそんな風には見えない。
266 :
この名無しがすごい! :2007/12/10(月) 22:31:08 ID:rLifmUpy
「もうここを出ることにしたんだ。」
267 :
この名無しがすごい! :2007/12/10(月) 22:54:46 ID:4X/AUstM
全く面識の無い相手との不用意な会話だったが、彼女は僕の意志と正気をはっきりと認識して、僕の袖を引きながら、屋 上へ登る階段まで案内した。 そこは普段人気もなく、監視カメラの死角となっていて、二人が秘密の作戦を打ち合わせるには、良い場所だった。 彼女は、階段に座った僕の腕をつかまえて、ぶら下がるようにしながら、「それで?どうやって外に出ようと
268 :
この名無しがすごい! :2007/12/11(火) 20:45:46 ID:GSZurFNE
考えてるの?」
269 :
この名無しがすごい! :2007/12/11(火) 22:16:42 ID:vXvjyu2K
「とりあえず今はがむしゃらにいくことしか考えてねぇ。何かねぇかな」 「何かって言ってもねぇ」
270 :
この名無しがすごい! :2007/12/12(水) 15:57:46 ID:N+CdwEMA
大体、行くところなんて無いわ
271 :
この名無しがすごい! :2007/12/12(水) 18:08:00 ID:viVfcnG6
「いくところがあるかどうかは大事じゃない。ここから出ることが大切なんだ」
272 :
この名無しがすごい! :2007/12/12(水) 20:36:19 ID:N+CdwEMA
でも、社会的には、本当に弱者なの。生きていけないよ。きっと。 相変わらず僕に寄りかかって、物分かりの良いように演じながら、その実僕が決 断して、外の世界へ連れ出してくれるのを、彼女は人任せに期待していた。
273 :
この名無しがすごい! :2007/12/13(木) 07:06:55 ID:Y3tvjtK3
なんて無責任なんだ、と思うこともできるのだが、 結局は自分自身出たがっている訳で、それを否定するつもりは無い。
彼女は自慢の長い髪をかき分ける。さらさらとした髪がフワリとなびく。
275 :
この名無しがすごい! :2007/12/15(土) 06:23:59 ID:M87kb6Ed
「で、結局どうするのよ」
彼女は乱れた髪を押さえた。そして―。
277 :
この名無しがすごい! :2007/12/15(土) 12:03:14 ID:mA8+ShIv
―――!!!! 僕の身体は宙を舞った。
278 :
この名無しがすごい! :2007/12/16(日) 12:48:37 ID:kgo45inB
待って!行かないで。まだ話の途中なんだから。彼女は僕に起こっている事を全て理解したように、僕を引き留めて、コントロールした。僕の意識はたちまち地 上に舞い戻り、階段に不時着して、彼女が僕を必死に抱きすくめて、泣いているのに気付いた。「ごめん。治ったよ。だから泣かないで。もう大丈夫だから。」 柔らかい胸の感触と彼女の匂いが名残惜しくて、抱き締めたまま、しばらくそのままにしていた。「あなたには、毎月会いに来てくれる彼女が居るからいいじゃ
279 :
この名無しがすごい! :2007/12/16(日) 18:32:41 ID:aiiaerz2
――」「そんな人はいない!」 僕は彼女の言葉を力強くさえぎった。と同時に、この女にこんなにもむきになっている自分に驚いた。
あなたは、あの人の事も私の事も、次の朝には忘れてしまう。でも、どうしてそうなのか、気付いたらきっと殺されて しまう。だから私、考えないようにしていた。あなたに教えたりしなかった。ここ最近、あなたは毎日のように、ここを 出ると言っていたのよ。でも、今日だけは様子が違ったの。薬の効き目が弱いんだわ。チャンスがあるとしたら、今日だ
281 :
この名無しがすごい! :2007/12/17(月) 16:35:35 ID:WN5RPdZq
――。 「それ以上言わなくていい!」僕は腕に力を入れ、彼女をより強く抱き締
―ようとしたら、すり抜けられてかなりマジパワーでビンタがきた。うおお、とうめいて
283 :
この名無しがすごい! :2007/12/18(火) 15:41:44 ID:S1OYDpwn
いる間、僕はあるひとつの疑問について考えていた。それは、「なぜ女はグーでなくパーで殴るのだろう」ということだ。 いくつか仮説を立ててみた。1:グーで殴ると自分の手が痛い。下手をすると指の骨を折るから。2:グーで殴るほど相 手にダメージを与えるつもりがないから。3:パ……などと考えているともう一撃来た。今度はグーで。見事なボディーブローだ。
284 :
この名無しがすごい! :2007/12/18(火) 17:57:44 ID:fuRvHhXK
「ごほっ」 つい肺が空になる。
285 :
この名無しがすごい! :2007/12/20(木) 07:56:41 ID:xRTV03zz
「ふざけてる場合じゃないでしょ!」
286 :
この名無しがすごい! :2007/12/20(木) 23:37:40 ID:NM6W7NCM
彼女の猫パンチを左右に避けながら、背後の窓に目を移すと、病院の裏門から、給食を運搬するトラックが入ってくるのが目に止まった。
287 :
この名無しがすごい! :2007/12/22(土) 10:09:37 ID:/ceYfIG/
あのトラックに潜入すれば病院から抜け出せるk――フゲッ! また一発食らった。「ちょっと待て今いいことを思いついた。」
288 :
この名無しがすごい! :2007/12/22(土) 13:43:45 ID:1z1SgyLO
今はクリスマス。病院に慰問に来ているサンタクロースに化けて、ここをズラかろう・・・・そうだな、きみはトナカイに化けるんだ。 ちょっと待ってろ、着ぐるみを盗んで来るから・・・・慰問のボランティアには悪いが、ぼくたちの自由のためだ・・・じゃ、行ってくる!
289 :
この名無しがすごい! :2007/12/23(日) 22:16:36 ID:nrhTmpfH
――30分後、ようやく着ぐるみを手に入れて元の場所に戻って来た僕は
290 :
この名無しがすごい! :2007/12/24(月) 07:18:56 ID:q69glzYd
大きなくしゃみを一つした。そうして
291 :
この名無しがすごい! :2007/12/24(月) 15:58:06 ID:3xTM2qoE
誰もいなかったので、屋上に出てみた。するとそこに赤いパジャマを着たさっきの女性と、赤い服を着て白ひげを生やしたおじいさんが立っているのを見出した。 ‘Merry Christmas! What do you want?’おじいさんはまるでネイティブのようなきれいな英語を発した。 ……彼女も何かもらったのだろうか?
292 :
この名無しがすごい! :2007/12/25(火) 20:22:46 ID:gMKFp5bw
「この病院から出してください!」そう言った刹那、僕の意識はトんだ。 そうして気付くと、僕は森の中にいた。
293 :
この名無しがすごい! :2007/12/26(水) 07:22:37 ID:m84CMZhK
日本語通じるんだ。。
294 :
この名無しがすごい! :2007/12/26(水) 11:47:56 ID:lEedrq5c
と、間抜けながらそう思った。
295 :
この名無しがすごい! :2007/12/26(水) 20:45:57 ID:E8od8JK9
辺りは薄暗く円筒の白光が地面に吸い落ちて小さく分散して行く他は陰鬱としていた。樹皮や丸石には苔が蔓延り濃密な靄が器官に入って息苦しい。藪道を掻き進むと道の開けた一面のラッキョウ畑の中軸から三尺程の井手ラッキョの群が唐突に中空へ飛び出し一斉に辺りに散らばっていった。
296 :
この名無しがすごい! :2007/12/27(木) 12:37:34 ID:JfzNBFXp
そしてその内の一人がこちらへ向かってきた。その顔は醜い形相をしていた。逃げなければ、そう思った瞬間
297 :
この名無しがすごい! :2007/12/27(木) 12:52:32 ID:weuLOvzz
「何ボーっとしてるの?」サンタの格好をした彼女が、不思議そうに僕を見下ろしていた。「そういうのも似合うなと思って。」僕がとぼけて笑うと、不意を突 かれた彼女は途端に顔を赤らめて、ぶかぶかのサンタの帽子を顔まで被って、そっぽを向いてしまった。二人は木漏れ日で身体を暖めながら、行くあての無いこ れからを憂いて、身をすくめていた。「あの子に会いに行くんでしょう?」僕はその子を知らないけど、イエスと言えば彼女がどう思うかは、知っていた。
298 :
この名無しがすごい! :2007/12/27(木) 22:45:27 ID:IXCPI48T
「これからどうしようか。まず町を探さないと。飢え死にはごめんだからね。」僕は話をそらした。
299 :
この名無しがすごい! :2007/12/28(金) 19:54:49 ID:L5YUbI70
「こういう時は、男の子が引っ張っていくものでしょ?」半ば呆れながらも、彼女は僕の手を引いて、枯れ葉の厚く積もった獣道を、それこそ 獣のように駆け降りた。「ここを少し降りたら、キャンプ場があるのよ。さっき屋上から見えたの。人が居るわ。」しかし、何と説明したら二 人の事情を理解してもらえるだろう?彼女と僕のおめでたい服装を交互に眺めながら、僕は途方に暮れた。
300 :
この名無しがすごい! :2007/12/29(土) 04:25:40 ID:vQ/sTCSj
「こうやって二人で外を歩けるなんて、夢みたいだな」
301 :
この名無しがすごい! :2007/12/30(日) 20:06:43 ID:Cp0C+W9j
「……」 目の端で捉えても解るくらい、彼女は顔を赤くしていた。
302 :
この名無しがすごい! :2007/12/30(日) 23:28:33 ID:7fhUGCTv
「ちゃんと逃げ切れたら、2人でどこか行かないか?」 無意識に彼女の手を取り、軽く握る。彼女から見たら僕の顔も真っ赤になっていたろう。 意外にも彼女は驚く素振りは見せず、僕の手を握り返した。
「行けたら・・・いいよね。うん、行こう・・・2人で」 彼女は別人のように小さな声で、それでもはっきりとそう答えた。そして彼女の顔が必要以上に僕に近づく。 「約束・・・だよ」
彼女の小さな顔が近づく。 (こ、これはまさか・・・あれ?アレなのか?) かつて経験したことのない事態に僕は思わず・・・
絶叫した。
306 :
この名無しがすごい! :2008/01/12(土) 12:11:32 ID:fe4EYG+9
絶叫。自分の中のものを全部、病院での不満、人生そのものに対する苦悩を全部 いっぺんに吐き出してしまうような絶叫をし終えた。
307 :
この名無しがすごい! :2008/01/13(日) 01:56:29 ID:KWjdLQG5
彼女は怯まず僕にボディーブローを見舞って、強制的に僕の暴走を止めた。「コフッ」「後先考えずに書き込んでも、次 の人が迷惑するでしょ?」体をくの字に折って彼女の胸で悶絶する僕の耳元に、悪戯っ子を優しく叱るように、甘くささ やいた。彼女が何を言わんとしているのかわからないけど、こういうのも嫌いじゃないなあと、可愛いサンタさんに抱か
・・・って違う!目が・・・彼女の目がわらってねえええええええ!!!? いつの間にか羞恥で染まっていたはずの彼女の頬が違う感情・・・怒りで真っ赤になっていた。 (やべえ、地雷踏んだ! やられる・・・殺られる! なにか・・・なにか手はないのか!!)
309 :
306 :2008/01/13(日) 15:18:09 ID:AKCQI5Ub
「ごめん!これからは次の人のことをもっと考えて書くから。だから許して!」
310 :
この名無しがすごい! :2008/01/13(日) 20:56:56 ID:KWjdLQG5
「キャンプが見えたよ」彼女が指さす方向に、沢山のテントと人が居るのが見えた。「行こう。追っ手が来ない内に」(ていうか2発目が来ない内に)視界を遮る 熊笹を掻き分けながら、二人は黙々と山を降りた。やがて森を抜け、急流を挟んでキャンプ場の見える川沿いに出た。「どうやって渡ろう?橋とかないのかな。」 「川底が見えるよ。浅いから歩いて渡れるんじゃない?」僕が足を踏み出すと、途端に流れに足を取られ、すっ転んでそのまま100m程流された。必死で木の枝に
Help meeeeeee!!という旗をつけて頭上で振る。 それを見てなんだか疲れたようなため息をつきながら彼女がロープを投げてくれた。 「あぶうぶうう・・・あり、がとう・・・」
312 :
この名無しがすごい! :2008/01/14(月) 22:01:18 ID:IlWr7i5n
「何者だいあんた達は?」騒ぎを聞きつけてキャンプの住人が集まってきた。「こちらへ渡りたいのかい?ボートがあるから待っておいで」おかしな格好の二人 を怪しむ様子も無く、彼らの代表らしいお爺さんが、ゴムボートで対岸まで送ってくれた。事情を話すと、少し怖がった 様子だったが、彼女が落ち着いて理路整然と今までの経緯を話すのを見て、僕達を信用した。焚き火で服を乾かしながら、暖かいコーヒーと、丁度出来立てのハ
313 :
この名無しがすごい! :2008/01/16(水) 08:30:44 ID:CRlnqr2D
…ハムスターを食えとでも言わんばかりに差し出してきた。 おー^まいごっと!
314 :
この名無しがすごい! :2008/01/16(水) 15:13:13 ID:RVgEh69g
「どうしたの?ハム美味しいよ?」帽子を脱いだサンタさんが、薫製にしたハムのサンドイッチを頬張りながら、不思議そうに僕を見上げた。「何でもないよ。ちょっと目 眩がしたんだ。」僕は慌ててマスタードの効いたサンドイッチを口に詰め込んで、平静を装った。彼女の推理では、あの病院で定期的に注射されていた薬には、酷い幻覚作 用・記憶喪失を起こす効果があり、そういった麻薬の類を使って患者の容態を悪化させ、肉親から治療費を蝕むのが彼らのやり方なのだそうだ。
315 :
この名無しがすごい! :2008/01/17(木) 01:02:48 ID:lmYdq7qa
「昔からあの病院は恐ろしい噂が耐えなくてね。。入ったら最後、二度と出られない。出て来たと思ったら、すっかり廃人になって帰ってくる事もあった。そう いう時は決まって、患者の左右のこめかみに、小さな傷穴が空いていたそうだよ。近所では、患者をおもちゃにしている ともっぱらの評判らしい。」老人は、僕達がお腹いっぱいになってホッとしたのを見てから、病院の評判を話してくれた。「今日はもう日が暮れるから、泊まっ
316 :
この名無しがすごい! :2008/01/18(金) 22:05:09 ID:0CFBDtrf
っていきなさい。」
317 :
この名無しがすごい! :2008/01/20(日) 07:45:26 ID:5yFzmBt8
そう老人に言われ、僕たちはは大きな鉄の扉の前に案内された。中に入るとそこはとても暗く、とても寒かった。 「あの、ここは?」振り返ると老人が扉を閉め、出ていくところだった。ふと横を見ると、
「…………」 じっと自分を睨む、二つの目があった。 「…おい?」 この部屋に入ったのは僕と女と、あの親切な老人だけだ。だが老人はたった今扉から出て行った。3−1=2。この目は女のものでなければおかしい。 「…なぁ、ちょっと」 しかしながらこの瞳には生気というものが感じられない。あいつの瞳ならもっと、こう、綺麗で可愛くて魅力的でまるで大空に吸い込まれるようなって何を考えてるんだ僕は。 いや、まぁ、雑念が入るのも仕方あるまい。何たって(何故か知らんが)これからお泊まりなのだ。しかも女と相部屋なのだ。色々あったが、それもこれも結果的にはラッキーハプニングという事でいいだろう。 「も〜しも〜し……」 と、そんな調子で俺の卑しいモノローグが流れる間も女の目は此方を見つめたままだったので、流石に俺は違和感を感じ顔の前で手を振ってみた。 「……ッ!?」 後悔した。 「へっ…は、へっ…!?」 そこにあったのは、女の顔ではなかったのだ。 灰色の、しわくちゃの、やせこけた男の顔。 驚いた俺は目を見開いた。結果的にその男の顔を凝視する事になってしまい、そこで二度目のサプライズが待っていた。 こめかみに、小さな傷穴がある。 間抜けな顔で絶句する俺を正気に戻してくれたのは、背後からの声だった。
319 :
この名無しがすごい! :2008/01/21(月) 03:05:30 ID:1oSnVWTj
「どうしたの?テントに入った途端取り乱したのね。」彼女が入ってきてライトの光が差し込むと、僕は幻覚から解放された。「ああ・・・ごめん。変な話を聞いた から、ショックだったみたいだ。」「汗びっしょりね。まるで幽霊に会ったみたい!」彼女は気を利かせて明るく笑って見せた。僕もつられてヘラヘラと笑い、 薬の効果が思いの外強力なのではないか、という不安を意識の外へ押し出した。「一緒に寝てあげる。」僕の不安定な気分を見かねたように、彼女はテントに入
320 :
この名無しがすごい! :2008/01/23(水) 01:04:18 ID:bNVm/rzB
って僕の毛布に飛び込んでしまった。「変な事したら舌かんで死ぬからね(^-^)」笑顔でそう言ったきり、唖然として口をパクパクしている僕を無視して、すやす やと寝入ってしまった。きっと昼間の逃避行で疲れていたのだろう。それにしても、どうも僕は、彼女にとって安全な男だと思われているらしい。それってどう なんだろうと考えつつも、やはり手を出すことが出来ず、毛布の膨らみから伺い知れる女性的な身体のラインを見つめながら、悶々と冷たい夜を過ごした。
321 :
この名無しがすごい! :2008/01/23(水) 20:23:43 ID:Fh8J/3RO
その頃あの病院で大騒ぎが起きていたことなど、当時の僕には知る由もなかった。
322 :
この名無しがすごい! :2008/01/27(日) 01:16:25 ID:798OZ3o8
朝になりテントを出ると、キャンプの住人で体格のいい青年が朝ご飯のベーコンエッグサンドを分けてくれた。「昨日の鮎の塩焼きも残ってるよ。良かったらど うぞ。」この人は僕達を色々気遣ってくれて、事情を聞くとさかんに同情して、僕の実家がある隣の県まで送ってくれる と言い出した。「大丈夫。国道を2時間も飛ばせば着くよ。丁度キャンプには飽きていた所だったんだ。」彼の大きなピックアップトラックに乗って、僕達は国
323 :
この名無しがすごい! :2008/01/27(日) 16:54:05 ID:IsC1U8ZL
道を走った。車に揺られながら、ついさっきから思い出しかけている自分の実家について僕は考えていた。
324 :
この名無しがすごい! :2008/01/28(月) 02:06:51 ID:0OT4JLqR
そして悟った。多分僕は実家には帰れない。その先は考えていないのだ。何もかも夢のようで、現実感に乏しい。病院も外の世界も、下手な紙芝居のように胡散臭い。全てがまがい物なんだ。僕がそう 認識した瞬間、にわかに空が暗くなり、迫り来る終末が、雷鳴と共に近付いて来るのを感じた。ああ、今度こそ彼女とはお別れなのだ。僕はこの世界を失ってしまう。「なあ君、大丈夫?顔色悪いよ。 車に酔ったのかな。」そんな僕の様子を見て、彼女はついに諦めた。堰を切ったように泣き出し、うろたえて、「置いていかないで」と震える僕に抱き付き、無理やりに唇を奪った。僕は彼女の涙を噛
325 :
この名無しがすごい! :2008/01/29(火) 22:55:35 ID:J96GXVXu
みしめながら、気の済むまで抱き締めた。そして、好きだよ。ありがとう。それだけ言い残して、僕は目を覚ました。。
326 :
この名無しがすごい! :2008/01/31(木) 17:56:54 ID:pjnZvtb7
また夢オチか?夢オチなのか!?
327 :
この名無しがすごい! :2008/01/31(木) 20:14:58 ID:+Y8+bi8x
「どうしたのお兄ちゃん。ボーっとして。そろそろ帰らないと、また彼女に叱られるよ。」
328 :
売国マルハン :2008/02/04(月) 20:41:18 ID:20Bq2Ma0
329 :
この名無しがすごい! :2008/02/06(水) 09:10:44 ID:OGY8bnT6
気付いたら実家に戻っていた。
330 :
この名無しがすごい! :2008/02/06(水) 21:12:32 ID:z6eXd373
「え。。ああ、そうだな。もう帰らないと。」こたつで妹の勉強を見ていて、暖かくてついウトウトしていたらしい。昨日の夜更かしが利いたみたいだ。もう10 時になる。アパートに戻らなきゃ。「大丈夫?お兄ちゃん」心配そうに僕を見上げる。「うわごとを言ってたのよ。涙をポロポロ流して、『帰りたくない』って。 彼女と喧嘩でもしたの?」「違うよ。夢を見てた。もう帰るよ。また明日な。」上着を着て、両親に挨拶をして家を出た。アパートが何処にあるのか、彼女の名
331 :
この名無しがすごい! :2008/02/07(木) 07:59:40 ID:p8H3dfor
前が何なのかなぜか思い出せずにいた。 焦燥が僕の全てを吸い取り肥大化する。 なにもわからないようなふりしていたかった。そんな気
332 :
この名無しがすごい! :2008/02/07(木) 14:32:08 ID:9DKo+XCn
分であてもなく、線路沿いを何時間も歩いていた。やがて僕は踏切から、線路に入り込んで、こんな街中でも地平線が見 えるのだとぼんやり考えながら、いつまでもいつまでも朝になるまで、歩くことを止めなかった。「思い出したくない理 由でもあるのか。」朝日が僕に問いかけたけれど、アパートに行けば何があるのか、どうしても思い出す訳にはいかなか
333 :
この名無しがすごい! :2008/02/07(木) 20:34:54 ID:TvPKoscG
にたまみたいな顔しやがって!許さん! ・・・それがやすひこの最後の言葉だっ
334 :
この名無しがすごい! :2008/02/12(火) 10:10:15 ID:DHvAZFna
>>333 はスルー
った。ところで、この文章を読んだ人は、線路なんか歩いてたら電車が来て危ないのではないかと思っただろう。僕も思った。
335 :
この名無しがすごい! :2008/02/12(火) 19:27:25 ID:qdKCEUFR
その時、けたたましいブレーキ音に振り向くと、始発の電車が目前に迫っていた。 運転手の引きつった表情を見つめながら、仮にこれが現実であれば、僕はこれっきりだと思った。
336 :
この名無しがすごい! :2008/02/13(水) 01:12:53 ID:oVcxwOSM
別荘の2階にはテラスが設けられ、所々雪の残る青い山脈と、鏡のように波一つ 無い湖を、いっぺんに見渡す事が出来た。まだ冷たく爽快な初春の空気を吸い込 んで、僕はいつもの階層的な悪夢から目を覚ました。本を読みながらうたた寝を
337 :
この名無しがすごい! :2008/02/16(土) 22:23:07 ID:pfVhHguC
していたようである。灼熱の太陽はとうの彼方に消え、美しい月の光が部屋一面を妖しく照らし出されていた。 側にあるコーヒーカップの影さえも底無しの深淵まで伸びる程に鋭く、異様なまでに美しい。 僕は夜をこれほどまでに
>>337 訂正。このレスは無視して下さい。
×照らし出されていた
〇照らし出していた
339 :
この名無しがすごい! :2008/02/16(土) 23:21:57 ID:8pvruA4X
鮮烈に感じた事は無い。黒猫が足元にまとわりつき、喉を鳴らしてエサをねだった。「そうか。もう夕食の時間だな。さ あ行こうクロ。」僕がクロと階段を降りていくと、彼女が夕食の支度をしている最中だった。僕の顔を見るなり一言、 「また例の、変わった夢を見たのね。時差ボケで、ピンと来ない顔をしてる。」「そうかな。普通だよ。全然何ともない
340 :
この名無しがすごい! :2008/02/17(日) 22:01:30 ID:MrMziPTS
。」猫にエサをやりながら、僕はいつものようにとぼけた。「夕食を食べたら、湖の周りを散歩してくるよ。」「駄目よ。 夜は危ないからやめて。」「行くったら行くよ。何なら君もおいで。」彼女は困った顔をしながら、テーブルに皿を並べ た。「私が嫌と言ったら逆らっちゃ駄目よ。私の相手をせずに夜通し散歩するなんて、失礼だと思わないの。」「ほんの
341 :
この名無しがすごい! :2008/02/18(月) 22:42:26 ID:C4pBA3Z0
少しだよ。夜通しだなんて。」(僕はきっと、夜通し散歩していた事があるのだろう。)彼女はそれきりむくれて、食事が終わるまで一言も口をきかなかった。 「散歩は止めにするよ。お願いだから機嫌を直しておくれ。」しかし彼女はクロを抱いて、振り向きもせずに寝室へ上がってしまった。彼女を怒らせた時は、食 事の後片付けは僕がするのだ。仕方なく慣れない手つきでジャラジャラと皿を洗い、鍋を金たわしでこすって、すっかり洗い終わった頃には、窓から見える湖面
342 :
この名無しがすごい! :2008/02/22(金) 18:01:46 ID:o03oeq1Z
に大きな月が瞬いて、ゆらゆらと僕を誘っていた。これはいけないと寝室に向かったが、クロが音もなく階段を降りてき て、玄関の前で立ち止まると、僕を振り返り「ニャア」と鳴いた。
343 :
この名無しがすごい! :2008/02/23(土) 15:52:55 ID:Iz6S4LJH
湖畔には板と木杭で作られた観光用の遊歩道があり、数十メートルの高さまで伸びる大きな立木達が湖をぐるりと囲んでいた。つめたく神聖な力が湖面を音もな く振動させて、さざ波にきらめく水月が、おそらくモールス信号的意味合いのある乱反射で、湖の神のメッセージを、僕にそうと伝えた。遊歩道の途中、湖に深 々と刺さった巨大な鳥居が現れて、益々これは特別な場所なのだと僕を歓心させた。遊歩道のずっと先にはクロが居て、時折こちらを振り向いては、黙々と僕を
344 :
この名無しがすごい :2008/02/23(土) 21:47:40 ID:JsADCMFz
誘導していく。まるで夢遊病者のように何かに魅せられた僕は、明確な思考さえ出来なくなり、ふらふらと
345 :
この名無しがすごい! :2008/02/24(日) 00:26:22 ID:d7hOfonZ
青い夜を歩いた。やがてクロは見えなくなって、遊歩道は月の光の届かない木の影に入り込み、いよいよ真っ暗になって僕は我に返った。進むべき道がまったく 見えないのだ。「クロ!」不安になって猫を呼ぶと、ずっと遠くの方でニャアと聞こえた。奴は何処へ行こうというのだろう?手探りで一歩ずつ慎重に足を進め る内に、ふと何かの存在を前方に感じた。クロ以外の何かが僕の行く手に居るのだと感じる。僕は途端にガタガタ震えて、立ち止まり耳を澄ますと、足音がこち
346 :
この名無しがすごい! :2008/02/24(日) 09:21:36 ID:S5J3Fyx4
らに向かっているようだ。これはもしかすると夜道怪という奴なのかと思った。
347 :
この名無しがすごい! :2008/02/24(日) 14:19:53 ID:d7hOfonZ
「現実じゃないみたい」それはこちらのセリフだと思った。二人とも半信半疑で、お互いのシルエットと、肌の匂いを確かめ合った。先に唇を求めたのは、
348 :
この名無しがすごい! :2008/02/25(月) 03:48:46 ID:zmYHzI0X
彼女の方だった。短く一度触れた瞬間に、小さな鼻と清楚な唇で、いつかの夢で生き別れた彼女だとわかった。今度は僕が抱き寄せて顔を近付けると、「ニャア」 とクロが鳴いて二人をたしなめた。何も見えないけど、彼女は微笑んでいるようだった。「何処へ行こうとしていたの」「わからない」「私達何処へ行けばいい の」「このまま夢が覚めないなら、何処へでも行こうよ」その時、今度は少し離れてもう一度クロが鳴いた。先を急げというのだろうか。「行き着く所まで行っ
349 :
この名無しがすごい! :2008/02/25(月) 16:58:30 ID:CcE1qUey
て、それでだめならあきらめよう」
350 :
この名無しがすごい! :2008/03/02(日) 16:17:02 ID:OJJ5RSyv
そして僕と彼女は闇へ消えていった。
351 :
この名無しがすごい! :2008/03/02(日) 16:24:52 ID:2aE6CJwT
と見せかけてやっぱりやめた。
352 :
この名無しがすごい! :2008/03/02(日) 22:37:49 ID:rza9nTh0
闇に包まれた森を抜けると、大きな駐車場に出た。その先にロープウェー乗り場があり、街灯の光がゴンドラを淡く照ら していた。僕は夜露がしんと降る冷たい空気を吸い込んで、覚悟を決めると、駐車場を一気に横切ってゴンドラへ向かっ た。そうする前から結果はわかっていたが、振り返ると彼女は居なかった。僕は彼女を知らないが、この冒険を止めるつ
353 :
この名無しがすごい! :2008/03/07(金) 23:35:38 ID:ahj1XUnd
もりもりごはんを食べてげんきもりもりになり、そして僕は
354 :
この名無しがすごい! :2008/03/08(土) 19:12:47 ID:QJPzvYZo
ゴンドラを観察した。
355 :
この名無しがすごい! :2008/03/08(土) 21:02:54 ID:aoRDYDoC
乗り場の入り口に鍵はかかっていなかった。月明かりをたよりに、誰もいない改札を抜けると、ギィ、ギィと不気味な音をたててゴンドラが揺れていた。
356 :
この名無しがすごい! :2008/03/11(火) 01:18:12 ID:4ctvVZij
僕はゴンドラに乗り込み、彼女がくるのを待った、まった…まった……。風が吹くたびにゆれるゴンドラはいつしか僕を眠りの世界にいざなった。
357 :
この名無しがすごい! :2008/03/16(日) 13:12:56 ID:UjPQ9Drq
そして起きた。それから周りを見ると
358 :
この名無しがすごい! :2008/03/18(火) 21:26:39 ID:y9C6WniA
目の前の席に彼女が居た。青白い顔をして、僕を見て懐かしそうに微笑んでいる。どうして膝から下が透けて見えるのか 聞こうと思ったら、彼女の方から、「私たち、死んじゃったのよ。」そう答えて、楽しそうに笑った。へえ、と思って下 を見ると、僕の足が見当たらなかった。「このロープウェーは何処へ行くんだろう?」
359 :
この名無しがすごい! :2008/03/20(木) 09:11:59 ID:6TLQM6L4
ゴンドラが山頂へ向かって動き出すと、僕らは何だかワクワクして、二人は手をとってゴンドラの後尾に立った。青白く 月明かりを反射した湖と、丸い水平線から絶え間無く涌き上がる天の川をうっとりと眺めながら、肩を抱き、身を寄せあ い、名も知らぬ宿命の恋人にキスをした。「僕は自分の名前も知らないんだ」「名前なんて。数え切れないほど生まれ変
360 :
この名無しがすごい! :2008/03/22(土) 14:34:55 ID:qKl2cjp4
わるのに。。」少し悲しそうな顔をして、彼女は向こうを向いてしまった。「何一つ持ち越せない。一度きりなの。」窓から湿った夜風が吹き込んで、背中まで 伸びていた髪がふっくらと宙に舞った。月明かりの湖は今や小指の先ほどの大きさになり、僕らの目の前には、全くの宇宙が拡がっていた。夜露のように溢れ落 ちた涙がキラキラと頬をつたって、僕らの最期の夜を彩った。「駅に着いてしまったら、私達処理されてしまうんだよ。それで本当に良かったの。」振り向くと
だるまさんがころんだ
362 :
この名無しがすごい! :2008/03/22(土) 19:45:29 ID:3i3YINYU
彼女は明るい声でそう言うとプッと吹き出した。 僕は豆鉄砲を食らったような情けない顔を必死に取り繕うと クスクス笑い続ける彼女を
これでもかっ! ってぐらい往復ビンタを喰らわせてやった。おたふくの ような顔がさらに腫れ上がって小気味がいい。ざまあみろ。 俺は踵を返しふんふんと鼻歌交じりで
364 :
この名無しがすごい! :2008/03/22(土) 22:51:01 ID:qKl2cjp4
ゴンドラの先端に立った。駅は目の前だった。赤い字で『駒ヶ岳ロープウェー』と大きく書かれた看板が、風雪に晒され て酷く傷んでいた。うっすらと漂う霧が外灯の光を反射して、山頂の高原をかすかに照らし出していた。振り返ったが、 彼女は居なかった。なんという行き当たりばったりの妄想だろう。今では思い出せない僕の人生もきっと、こんな風にい
365 :
この名無しがすごい! :2008/03/23(日) 05:15:53 ID:7BCYKk3/
い加減だったのだろう。ゴンドラが大きく揺れて、ついに僕は山頂駅に辿り着いた。ドアがひとりでに開いて、高原の冷たい空気がゴンドラを満たした。駅には無数の妖怪、魑魅魍魎達が蠢いていて、 フロアから壁、天井まで隙間なく埋め尽くしていた。降りた瞬間に八つ裂きにされるであろう事は、充分に予見出来た。「諦めが肝心だぞ」「此処が年貢の納め 時というものだ」「痛いのはほんの一瞬だ」「恥辱も焦燥も、残さず綺麗に食べてあげるよ」彼らは口々に僕を誘惑して、今か今かとその時を待っていた。
長くて読めません、↑三行内に留めましょう、と彼は呟いた。 そして
367 :
この名無しがすごい! :2008/03/25(火) 15:27:47 ID:Y2ANVhad
僕は目をつむって、ゴンドラの外へ飛び出した。瞬間、妖怪達の囃し声は消えてしまい、いつまで経っても八つ裂きにさ れる気配は無いようだった。恐る恐る目を開けると、いつの間にか目の前に、美しい金髪の少年が立っていた。黒いスー ツを着て、颯爽とした姿には神秘と威厳がみなぎり、その目は赤く燃えていた。「後ろを見てごらん。」振り返ると、
「ガシッ! ボカッ!」 僕は死んだスイーツ(笑)
369 :
この名無しがすごい! :2008/03/26(水) 08:25:31 ID:1FArFwFf
ボロボロに錆びて赤茶けたゴンドラがあった。蔦が生い茂り、得体の知れない小さな虫達が這い回っていた。僕はたちま ち全身に戦慄が走り、腰が抜け、足に力が入らなくなった。向き直すと、足下に黒い蛇が居た。蛇は僕を誘導するように、 駅の出口へ向かった。少年は居なかった。僕は恐怖に足を引きずりつつ、蛇の後を追った。
蛇の進むスピードは非常に速く、懸命に走っているのに追いつかないぐらいだった。 案の定蛇を見失い、森の中の閑地でキョロキョロしていた僕は虹色に輝く岩を見つけた。 よく見ると先ほどの蛇が岩に体を巻きつけて僕を待っていた。
371 :
この名無しがすごい! :2008/03/30(日) 12:00:56 ID:jRlCIwP4
「ゴンドラを降りれば、現世には戻れない。君は生命の深奥に辿り着いたのだ。」僕には蛇の言う事がわからなかった。 僕がどうしてここを目指したのか、どうして何も思い出せないのか、理解出来なかった。美しく輝く岩の向こうには大き な鳥居と神社が見えた。鳥居には、九頭龍神社という文字が書かれていた。
九頭龍神社? 意味がわからないので、とりあえず寝た。隙間風が毛布だ。荒ら屋のような 社内は震えるくらい寒い。それでも野宿よりいくぶんましだ、と僕は
373 :
この名無しがすごい! :2008/03/30(日) 21:13:38 ID:jRlCIwP4
丸くなって目を閉じた。すると、すきま風がふっと止み、誰かの足音が近付いてきた。数人居るようだ。寝たふりをして いると、何かコートのようなものを僕にかけてくれた。おかげで暖かくなり、途端に眠くなってきた。「不思議な人です ね・・・。」「度胸だけは大したものです。」「どうしてここへ迷い込んだのか。」「?様に御縁のある方なのでしょう。」
374 :
この名無しがすごい! :2008/04/02(水) 08:36:09 ID:9ym0CX/G
?様、誰だそいつ? まぁ、いい。こんな輩とは関わらない方が一番だ。まだ、入口付近にいるのだろう。ヒソヒソと話し声がきこえる…。
375 :
この名無しがすごい! :2008/04/02(水) 10:41:35 ID:vSlBD40L
「あんな出来そうも無い男が、?様のお役に立つ筈が無いわ。」死んでからもそんな風に言われるなんてよっぽどだな。 他人事のようにそう思った。やがて意識が遠のいて、僕は眠った。
376 :
この名無しがすごい! :2008/04/02(水) 23:23:42 ID:9ym0CX/G
夢の中で、僕は何者かに追われ、先ほど見掛けた九頭龍神社に逃げ込む。
鳥居を抜けると酷い疲労に襲われた。よろよろ歩き、石畳にへたれこむ。霧が重い。 誰かの吐息音がした。僕が見上げると、日本人形のような少女がいた。しかし本来首から上にあるはず顔が腕の中にあった。妖魔のように微笑を浮かべて。 僕は息をのんだ。 そして少女の生首がその薄い唇を微かに動かした。 「あのぅ、申し訳ありませんがトイレだけのお客様は お断りしてるんです。はい。」
「トイレお断り!?冗談じゃないですよ、ここはコンビニじゃあない。 神社じゃないですか。小便以外何をするって言うんです?」
379 :
この名無しがすごい! :2008/04/03(木) 07:22:12 ID:Qwwm9IE4
「ああもう(´・ω・`)離れにトイレがありますから、そちらでして下さい。」呆れた表情をしながら首を元に戻し、僕 を案内してくれた。首が変な事になっていなければ、ふつうに可愛い女の子だ。
380 :
この名無しがすごい! :2008/04/03(木) 09:34:38 ID:jvJIMv+E
僕はガバッと目を覚まし、上体を起こした。なんていう恐ろしい夢だろうか?しかし、夢でよかった心底そう思い、目線をふっと上の方にみやると、
381 :
この名無しがすごい! :2008/04/03(木) 21:05:20 ID:Qwwm9IE4
天井に大きな蛇の目が二つ、爛々と輝いていた。
382 :
この名無しがすごい! :2008/04/04(金) 09:13:52 ID:qLWKaKOs
ゴクリ…と、生唾を飲み込む。視線が逸らせない。逸らしたら最後、瞬間に食われてしまうだろう。
383 :
この名無しがすごい! :2008/04/04(金) 10:50:56 ID:NUzGgUjN
やがて蛇は目を閉じた。途端に僕は気絶した。次に気が着いた時には、外は真っ暗になっていた。いつの間にか、僕は布 団に寝かされていた。「お目覚めですか。イノウ様。」傍らに正座していた巫女が、僕の名を呼んだ。夢の中で出会った 少女だった。「僕はイノウという名前なのか。」すると、少女は袖で口元を隠しながら、ホホホと笑った。
微笑みを浮かべる巫女の美しい顔をのぞき込もうとした僕は、ピクリとも身体が動かせないことに気付いた。 それどころか少しでも身体を動かす度にちくちくした荒縄が肌に食い込み、呻き声を漏らしそうになる。 巫女はそんな僕の苦悶の表情に目を細めると掛け布団の中に手を入れ、僕の
385 :
この名無しがすごい! :2008/04/05(土) 23:38:30 ID:lwczGBes
股間に手をそえた。「蛇は情欲の象徴。即ち人間の知恵の根源です。」僕の蛇を弄びながら、諭すように彼女は言った。 「イノウ様は生前、菜食主義者の蛇のようでした。己の本分を押し殺してしまったのですよ。」いつの間にか大きくなっ てしまった蛇に驚いて、彼女は手を引いた。「ホホホ。私を捉えてごらんなさい。根性無しのお馬鹿さん」見えない縄が
全身をとらえ、身動き一つとれなかった。「もとに、もどせ」ようやく出た声は酷い掠れ声だった。少女は嬉しそうにダメーと言い、勢いよく立ってクルッと舞う。 髪がさらさらと流た。掌を合わせ、そーだ、墨でへんたいって書いてやろう。?様もお喜びになるわ、きっと!などと嬉々としながら言いう。その横顔は、障子からさす朧な光に照され、意にせずとも妖しかった。 突然、少女の顔が険しくなった。
387 :
この名無しがすごい! :2008/04/06(日) 03:54:12 ID:YxaPjK53
「出しゃばりな娘だ。」何処からともなく声が聞こえると、たちまち稲光で部屋が真っ白になり、雷鳴が轟いた。少女は 震えながら、頭を抱えてしまった。
388 :
この名無しがすごい! :2008/04/06(日) 09:40:29 ID:YxaPjK53
「『奈落を母とする若者』よ。どうかお許し下さい。」少女はガタガタと震えながら、誰もいない天井に向かって許しを 乞うていた。いい気味だねと横目で見ていたら、少女もこちらを睨んできたので慌ててそっぽを向いた。
「謝罪はいいのです。早く客人を私の間に案内なさい。(cv.田中敦子)」少女は「はい」と悄然に答た。 「あなたの替わりは幾らでもいるのです。忘れてはいけませんよ。(cv.田中敦子)」途端、雷鳴は止み、外は元のような整然とした明るさと静けさを取り戻した。
すっかり意気消沈してしまった少女は唇を噛んで、今にも嗚咽の一つでも上げそうだった。 そして彼女はサッと俺の方を振り向いて「堕ちちゃえ」と一言吐き捨てた。
391 :
この名無しがすごい! :2008/04/06(日) 21:28:57 ID:YxaPjK53
大雨は降り止まず、吹き抜けの板廊下には、時折雨飛沫が吹き込んでいた。廊下は信じられないほど長く、歩く度にギシ ギシと床が鳴った。「ねえ。君の名前は何と言うの。」僕は脳天気に案内役の少女に話しかけた。何だかこの先悪いこと にはならない気がして、この状況を楽しむようになっていた。「そんな事を知ってどうするのです。」
392 :
この名無しがすごい! :2008/04/09(水) 23:25:36 ID:e3/ztARG
「きみは僕の名前を知ってるのに、僕はきみの名前を知らないなんて不公平だろ。」 少女は立ち止まって、能面のような表情を此方に向けた。 「私は、あなたに名前をあげたのよ。」 と言って、再び歩きだした。
393 :
この名無しがすごい! :2008/04/11(金) 12:53:58 ID:r2bCq0gI
「私の本当の名前は、あなたには発音出来ないの。智慧という意味なのよ。」
394 :
この名無しがすごい! :2008/04/12(土) 11:11:37 ID:N7QLtOms
「チエちゃんかあ。可愛い名前。。」言い終わる間もなく、僕の脳天に高速かかと落としが炸裂した。
あっけなく暴打された俺だが、チエちゃんの袴の中に――隠された、神秘的で、謎めいた秘密の花園の、そこに咲く禁断の妖花のような――パンツが垣間見えたのが嬉しい。頭蓋を蝕む鈍痛とともに倒錯的なエロティシズムに陶酔した。
396 :
この名無しがすごい! :2008/04/15(火) 03:01:30 ID:pY4vhZzt
「次はこっちにも頼むよ」 俺はおもむろにズボンとパンツを下ろし、硬くなったイチモツを差し出した。
397 :
この名無しがすごい! :2008/04/15(火) 07:21:05 ID:80Wz4Hwv
たちまちチエちゃんの手から雷光が走り、僕の股間に直撃した。僕のちんちんが完全に焼け焦げるまで、それは続いた。「舐めんじゃないよ!」
398 :
この名無しがすごい! :2008/04/15(火) 07:46:18 ID:1x7fup6N
その時、またも凄まじい雷鳴が轟き廊下が真っ白な光で満たされた。 視力が戻ると股間の痛みは無くなっており、僕のイチモツは再び硬さを取り戻していた。 僕は、僕の足元で頭を抱えて震えている少女の腹を怒りに任せて蹴り上げた。
399 :
この名無しがすごい! :2008/04/15(火) 08:48:17 ID:80Wz4Hwv
「
>>398 は犯罪者予備軍」またも天の声が聞こえた。僕の妄想癖はあの世に来ても変わっていないようだ。チエちゃんはすっかり先まで行ってしまった。
400 :
この名無しがすごい! :2008/04/15(火) 10:16:42 ID:1x7fup6N
ふと、そんな白昼夢を見たような気がしたが、少女の苦しげな息遣いが僕を現実に引き戻した。 気の迷いを吹っ切るように頭を振ると、僕は海老のように体を丸めている少女の襟首に手をかけ 巫女装束の小袖の前をはだけさせて白い胸を露わにした。
401 :
この名無しがすごい! :2008/04/16(水) 11:50:43 ID:j10epJEB
しかし、そこに僕の期待したものはなかった。 虹色にきらめく白いウロコに覆われた、のっぺりとした胸が上下しているだけだった。 好奇心に駆られた僕は赤い袴の紐を緩め、
手を滑り込ませて乱暴にまさぐってみた。 予想通り蛇に触れてるようなぬめった感触があるだけで何もなかった。 ふと少女の顔に目をやると、いつの間にか蛇そのものになって
403 :
この名無しがすごい! :2008/04/20(日) 13:36:34 ID:LVa6EiXQ
いた。蛇はどんどん大きくなって、僕を押し潰して言った。「乱暴な奴だ。消滅したいなら、今すぐにでもそうしてやろ う。」蛇はさらに重くなり、体中の骨がバキバキとへし折れる音が聞こえた。蛇神の怒りに触れたらしい。僕は結局何が したかったんだろう。数分前の僕よ、教えてくれ。
「ギブギブギブ。まじムリだって。僕死んじゃうよ?君犯人だよ? ゴメンソーリーニーハオ。なんでもゆーこと聞くからさ。焼そばパンでもビールでもタバコでもなんでも買ってきてあげるからさ。ここは抑えて。ね?平和的にさ。ね?」 蛇野郎は僕の全力謝罪を受け入れたようだ。蛇は嵐が去ったように元の少女の姿に戻った。 「現世に帰りたいのなら、これ以上の涜神は慎んだほうが宜しいです。」
405 :
この名無しがすごい! :2008/04/21(月) 15:06:49 ID:IPLpaT24
鱗に覆われた尻尾が、袴の裾からするりと消えた。 気の遠くなる程長い廊下をやっと歩き終えると、今度は急勾配で地下へ降りる階段が止めどなく続いていた。
406 :
この名無しがすごい! :2008/04/21(月) 19:54:14 ID:IPLpaT24
「名前が無いと困るでしょうから、今後私の事は、『アヤ・ソフィア』と呼んで下さい。現世の言葉を借用しました。」「えー。チエちゃんでいいのに。」「・・・。」
そうこうしている内に目的地に到着したようだ。
408 :
この名無しがすごい! :2008/04/22(火) 23:59:53 ID:09E3fUnJ
薄暗く地下へ伸びていた階段は、いつの間にか視界が開けていた。階段は空中を巡り、雲海を抜けて地上を見下ろす玉座 へ続いていた。見上げると階段は途中で途切れていた。空には青い空が広がっている。僕は天国にほど近い場所に居たら しい。
階段は視界全てを埋め尽くす雲海に浮かぶ宮殿に続いていた。 その巨大さに圧倒されてる僕の頬をいきなり少女がグーで殴りつけた。 「何を呆けておる。さっさと私についてこんか!」
410 :
この名無しがすごい! :2008/04/27(日) 03:49:51 ID:uKVdhWOk
階段を降りる二人を、玉座で足を組んだ金髪の少年が見上げている。和洋折衷の巨大な宮殿は、僕の内面世界が反映され たものだという事に、僕はうっすらと気付いていた。沢山の妖怪や天使達が宮殿に溢れていたが、僕が入り口にたどり着 くと、少年の居る玉座まで道を開けてくれた。「稲生様をお連れしました。」アヤがうやうやしく頭を下げ、僕はついに
411 :
この名無しがすごい! :2008/04/27(日) 04:06:58 ID:uKVdhWOk
彼の前に連れ出された。少年はゴンドラを降りた時と同じように、燃える瞳でまっすぐに僕を見据えた。「ゴンドラの中 でも警告した。君の魂は彼らの糧になる。」すらっと伸びた美しい指先で、妖怪達を指差した。「ここが俺の妄想に過ぎ ないとしたら、消えるのはあんた達かもしれないよ。」少年は僕の意外な反抗に少し驚いた様子だったが、嬉しそうに答
412 :
この名無しがすごい! :2008/04/27(日) 04:19:22 ID:uKVdhWOk
えた。「ほう。妖怪ハンターは言うことが一味違うじゃないか。」たちまち周囲の魑魅魍魎達が僕を取り押さえて、手足 を引きちぎりにかかった。「残念ながら、その痛みはお前個人の妄想ではない。お前は今、全生命の共通無意識の底に居 る。この精神世界は実存するのだ。」
413 :
この名無しがすごい! :2008/04/28(月) 00:39:54 ID:YgL+kagR
両肩と足の付け根でボキという音と共に骨が外された。あまりの激痛に絶叫しようとしたが、叫ぶより先に四肢が引きち ぎられ、血液が噴き出した。次の瞬間目の前が真っ暗になり、軽口を後悔する間もなく意識を失った。
414 :
この名無しがすごい! :2008/04/28(月) 02:55:54 ID:J+apD9nY
ピィピピピピ・・・・・・・・・・・・・ピィピィ・・・・・・・・・・チチチチ・・・・・・・・・・。鳥の声が聞こえる。俺は一体何をしていたんだっけ・・・。そう考えると同時に、 体中に激痛が走った。そうだ、あそこで意識を失って・・・・・・・・・あれは夢ではないんだ・・・・・・。自分の手と足が無い事にも気付く。 その時だった、自分の髪の毛が15〜30本位だと思われるが、逆立った。そして、一本のトゲを作った。 どうやら、近くに妖怪がいるようだ!!!!!!!!!!。 部屋には丸い古めかしいちゃぶ台がある。 「!?」
415 :
この名無しがすごい! :2008/04/28(月) 07:09:57 ID:YgL+kagR
「そんな風になってもふざけて居られるのだから、大物ですねえ。」アヤが呆れた顔で僕を見下ろしていた。「僕は妖怪 に食べられたんじゃなかったの?」「私が救済をお願いしたのです。」
416 :
この名無しがすごい! :2008/04/29(火) 01:58:55 ID:70bMMpDb
「そうだバイ、アヤ様に感謝するバイ・・・・・・・・・・あーーーーーー、お前をここまで運んでくるの、ホントしんどかったバイ。」 ・・・・ファサファサ・・・・・・・ファサファサ・・・・・・・・・・・・・・・。
417 :
この名無しがすごい! :2008/05/06(火) 01:11:01 ID:DR77gW/P
「伊能さんは不思議に思ったことがありませんか。全知全能である筈の神が、どうして自分達のように不完全な存在を創 造したのか。そもそも何のために人間を生み出したのか。」僕は不意をつかれて、何と答えて良いかわからず彼女の顔を 見ていた。部屋にひしめいていた妖怪達は、つまらなそうに部屋を出ていった。彼らには彼女の話は退屈なのだろう。
419 :
この名無しがすごい! :2008/05/09(金) 23:59:36 ID:cflGRPu5
そうだ。こんな妖怪風情の禅問答に何を遠慮して耳を傾ける必要があるのか。 僕はなおも語り続けるアヤに向き直ると不意打ちで頭突きを食らわす。 白目を剥いて昏倒したアヤから巫女装束を剥ぎ取り、素早く服の上に羽織った。
420 :
この名無しがすごい! :2008/05/10(土) 18:24:20 ID:hH0omCMp
「それで?」
421 :
この名無しがすごい! :2008/05/10(土) 18:38:28 ID:hH0omCMp
「救いのない人ですね。」声が聞こえるが、真っ暗で何も見えない。身体がピクリとも動かない。誰の声かも思い出せな い。カタカタと無機質にキーボードを叩く音が脳に直線響いていた。「目が覚めたら、罪状説明と矯正不可能である事を 申し渡して、終了しちゃって。これだけ奴の暴力性を見せつければ、人権委員会もNOとは言えないでしょ。」
422 :
この名無しがすごい! :2008/05/11(日) 04:45:11 ID:L3FyCS+l
「間もなく目が覚めますよ。」舌打ちする音が聞こえた。バタバタとスリッパの足音。「ちょっとトイレ行ってくるから、拘束具のチェックしといて。」
急に威圧感がなくなり、身が軽くなったような気がした。 相変わらず視力は戻らなかったが、思い切って身体をひねってみた。 あっさりと縄が切れ、僕の自由になった右手は何か柔らかいものを掴んだ。
424 :
この名無しがすごい! :2008/05/12(月) 01:07:07 ID:fobjBiY2
「キャアアア!!」「誰か先生を呼んで!」まだ目は霞んでよく見えなかったが、思いの外多くの人間が自分を取り囲ん でいたようだ。「・・・ここは何処だ。僕に何をした。」誰も答える者は居なかった。僕は捕まえた看護婦?の首を締め上げ、 人質に取った。
「誰も動くなよ。さもないと…」僕は柔らかいものを掴んだ右手にぐっと力を込めた。 羽交い締めにした女が喘ぎ身悶えする。 「な、なんと神域で不浄な行為を…」周囲を囲んでるらしい連中から怒りの声が上がった。
「オヤジにも揉まれた事ないのに」
427 :
この名無しがすごい! :2008/05/17(土) 15:43:36 ID:hEWyfu/A
僕は虚しくなってペンを置いた。出鱈目に沸き上がるイメージを無理やり繋ぎ合わせてみたが、やはり作品とはならない ようだ。登場人物が前後脈絡のない行動をしていたら、お話にはならない。衝動的につまらないギャグや暴力で脈絡を破 壊して、その後は何も思い浮かばない。やはり僕達には、小説なんて書けないんじゃないか。
なぜ書けないんだろう・・・。僕は今まで書いた文章を読み返してみた。 何が足りないんだろう。何もかもが足りないんじゃないか? ・・・旅に出よう。おもしろいものが書きたいから。
429 :
この名無しがすごい! :2008/05/17(土) 18:24:15 ID:hEWyfu/A
僕は部屋を出た。ドアを開け、アパートの階段を飛ぶように駆け降りる。終電が終わり静まり返った夜の街に、僕の足音が響き渡った。愛車の ロードスターに乗り込みキーを捻ると、身震いしながらエンジンが目を覚ます。ストッパーを外して幌を開けると、冷たい外の空気と星空が車 内に飛び込んできた。さあ行こう、あてのない旅へ。どうせもう僕には、失うものなんて無いのだから。
430 :
この名無しがすごい! :2008/05/18(日) 13:45:03 ID:G5H67hyP
何か変だぞ?僕はハンドルを握る右手をじっと見つめた。 妙に柔らかい…。そうだ!僕は魔界で女を人質にしたのではなかったか? 目の前の風景が陽炎のように揺らめいたかと思うと、突然白い光が僕の目を灼いた。
・・・・・?!。・・・気のせいか。最近寝て無かったからな。 ―気がつくと小学校にいた。そこには
432 :
この名無しがすごい! :2008/05/18(日) 17:18:34 ID:vbVU63XZ
「ちょっと待ってよ。行き当たりばったりで出鱈目に文章を繋ぎ合わせても、今までと一緒じゃん。」僕は無理矢理に、 書き進めていたペンを止めた。「でも結局、スレッドが続けばそれでいい、内容なんてないよ。それでいいんだろ?」そ れでいいんだよな?僕は誰に聞くでもなく、そう呟いた。
433 :
この名無しがすごい! :2008/05/18(日) 18:48:33 ID:uVx2BCiF
さあ、旅に出よう!
机の脇からペンペンがそう語りかけてくる気がした。 ゲームセンターに囚われていた所を保護してやったペンギンのぬいぐるみだ。 金色の紐がついた頭を撫でくり回してやると、再び執筆への意欲が湧いてきた。
435 :
この名無しがすごい! :2008/05/19(月) 12:50:38 ID:UYmcI5tg
しかし、右手に愛用の万年筆を持ったとたん再び違和感に襲われた。 妙にふにゃふにゃした感触が指先から伝わってくるのだ。 万年筆をしきりに転がしてると、しだいにぷにぷにした固い感触になっていく…
436 :
この名無しがすごい! :2008/05/19(月) 17:29:00 ID:vIzjCwJ0
僕はクラリネットを吹いた。 バッハのカノン35番だ
437 :
この名無しがすごい! :2008/05/19(月) 17:56:50 ID:MnGPEZJ9
その音色には、自分のことながら才能を感じざるを得ない。 それはさておき僕は、近所のHCにカスタネットを買いにいった。
438 :
この名無しがすごい! :2008/05/20(火) 03:07:21 ID:SqQaVLGq
「カスタネット1つください」
439 :
この名無しがすごい! :2008/05/20(火) 16:49:08 ID:Te7a82P8
店主が差し出したカスタネットを右手につけ鳴らせようとした瞬間、 また先ほど感じた違和感が指先から伝わってきた。 何か極めて柔らかいゴムマリのようなものを掴んでるような感覚…
そう、ゴムマリだったのだ。僕が訳が分からないでいると 「拍子木ならあるんですけどね」と店主 とりあえず拍子木を買った。
買った拍子木をたたいた。 「カーーーン」 音によって魔物を呼んでしまった!
442 :
この名無しがすごい! :2008/05/21(水) 17:58:28 ID:a5jyr8pw
魔物がこちらをみつめている・・・ 魔物が仲間になった!! 僕は帰りに図書館へ行くことにした。
443 :
この名無しがすごい! :2008/05/21(水) 18:02:19 ID:igZHBmOe
図書館へ行くと、脳みそをちゅうちゅうと吸う老人が居た。
444 :
この名無しがすごい! :2008/05/21(水) 22:19:01 ID:MKTMfzkY
「また玄さん、こんな所で蟹食べて!約束したでしょ」 私がまさかとは思いつつも直視できないでいると、ホームレスのような汚らしい恰好をした爺が職員に注意されている。よく見るとそれはカニミソで、爺はよくここで食事をしているらしい。
445 :
この名無しがすごい! :2008/05/21(水) 22:31:13 ID:a5jyr8pw
「ぬぁんじゃそりゃあ!?」 玄さんと呼ばれていた爺が、僕のほうを見て叫んだ。 僕の胸ポケットからさっき仲間にした魔物がはみ出していたのだ。
446 :
この名無しがすごい! :2008/05/21(水) 22:42:01 ID:oMvRbkPC
あれ、おかしいぞ!? 僕は人間界にはびこりだした魔物を調べるために魔界に行ったのではなかったか。 爺の顔が突如ぐにゃりと裏返ると泡をブクブク吹き出すカニの顔が現れた。
447 :
この名無しがすごい! :2008/05/22(木) 00:11:37 ID:PKZQZx7y
カニ爺がこちらを見つめている カニ爺が仲間になった。 横を見るとさっき玄さんに注意していた人がゴーストバスターズを呼んでいた。
現われたのは、トーストとバターだった。 「誰が呼んだんだよ?」トーストの不機嫌な声が静かな館内に響いた。 「早く帰ろうよ。お前はいいけど、オレ早く冷蔵庫に戻らないと溶けちゃうんだよ」
449 :
この名無しがすごい! :2008/05/22(木) 21:54:04 ID:PKZQZx7y
またとないチャンスだ。 僕はトーストに魔物をけしかけ、その隙にバターを持ち帰った。 だってバター売ってないんだもん。
450 :
この名無しがすごい! :2008/05/22(木) 22:12:14 ID:USIUrCg2
「トースト!トーストー!」 溶ける前に持ち帰ろう、と走り出す間もなく、バターの悲痛な叫びが室に響く。
僕は慌てて手近にあったロールパンを掴み、バターの抗議を無視して塗りつける。 溶けたバターが垂れてきたのでパンをペロリと舐めた途端、絹を裂くような悲鳴が上がった。 驚いて顔を上げると目の前に見知らぬ少女の顔があった。
452 :
この名無しがすごい! :2008/05/23(金) 11:06:37 ID:HYIxwNJ+
「私のロールパンをよくも・・・」 そうつぶやいたあと、小女は僕の後ろに倒れているトーストを見て意識を失った。 バター「な、なんか気まずいぜ・・・」
453 :
この名無しがすごい! :2008/05/23(金) 12:48:35 ID:pL3r1no6
僕は気を失った少女をトーストの上に寝かせ、バターを塗った。 ゴクリ・・・・・
のどを鳴らす巨大な音に、僕はあわてて振り向いた。 そこには、腐臭あふれる気味の悪い泡にまみれた口をあけ、カニ爺が両手を広げ唸っていた。 「うわああ!」
455 :
この名無しがすごい! :2008/05/23(金) 16:21:40 ID:pL3r1no6
僕は少女ののったオープンサンドをしぶしぶ譲った
456 :
この名無しがすごい! :2008/05/23(金) 23:39:30 ID:pL3r1no6
トーストの上には気を失った裸の少女…。裸体には満遍なくバターが塗られ彼女自身の体温と微かに残るトーストの熱で溶けだしていた。 う ま そ う だ 僕は股間からギンギンのナイフを取り出した
457 :
この名無しがすごい! :2008/05/23(金) 23:46:02 ID:4zjvyawY
ように見せかけ、食物を取り返す機会を窺う。 蟹爺がガ・バ・トーを食べようと大きな口を開けた瞬間、その一瞬の隙をつき、蟹爺の股間目掛けて頭ごと突っ込んだ。
458 :
この名無しがすごい! :2008/05/23(金) 23:56:29 ID:bIPl4VM7
カニ爺の軟らかい腹に思いっきり頭突きをかます。 先ほどとは打って変わって情けないうめき声を漏らしカニ爺がひっくり返った。 僕はトーストの方に向き直るとズボンとパンツを脱ぎ捨てた。
459 :
この名無しがすごい! :2008/05/24(土) 03:56:33 ID:k60Kj9Gk
僕は剥き出しになったナイフでトーストの上の少女を貫いた!! ーーーーーー「お母さん…!お母さん…っ」 哀れな少女の悲痛。 トーストの上に真っ赤に広がるストロベリージャム… 僕は我慢できずそこに蜂蜜をかけた…
460 :
この名無しがすごい! :2008/05/24(土) 12:07:19 ID:yeypb5W5
「大丈夫かい・・お・・・」 最後の力を振り絞ってトーストが小女をかばっていた。 ―ふと僕は目を覚ました。あそこにいるのは・・・小女と・・・僕!?あれは誰だ!!
461 :
この名無しがすごい! :2008/05/24(土) 22:23:55 ID:ExtJ3Ovp
この在りうべからぬ光景に、驚きのあまり呆然と立ち尽くす僕の目に映っていたのは、地獄絵図とでもいうべき惨状だった。 悲鳴、哀願、絶え間無い苦痛の声――― 見るに堪えぬ有様に、僕はすぐにでも逃げ出したかったが、未だかつて経験したことのない恐怖感によって、僕は彫像と化したかのように動くことが出来なかった。
462 :
この名無しがすごい! :2008/05/25(日) 00:46:59 ID:Dal9tpS1
そうだ。実は僕は彫像だったのだ。 あれは僕の肉欲が具現化し、少女を貪っているのだ。
463 :
この名無しがすごい! :2008/05/25(日) 01:02:32 ID:H8ncUk1h
しかし、よく見ると僕?が貧っているのはトーストだった。 いまやトーストは見るも無残な姿となっている。 ・・・あれ?ロールパンは?小女は?−今はいい。とにかくあいつをどうにかしないと!
464 :
この名無しがすごい! :2008/05/25(日) 16:42:13 ID:EoAMP61j
ようやく恐怖という名の呪縛から解き放たれた僕は、ジキルと化した我が分身を退治すべく、消火器を手にした。
465 :
この名無しがすごい! :2008/05/25(日) 23:59:31 ID:5kJQ9lxO
えい、と消火器を彫像目掛けて投げつけた。 僕の分身はあっけなく木っ端微塵に砕け散った。 トーストに横たわる少女を介抱しようと振り返った僕は
466 :
この名無しがすごい! :2008/05/26(月) 01:54:39 ID:lzpSdT8/
またギンギンになった股関のナイフをとりだした
マナーは守らんとね。 たとえトーストでもね。 ましてや少女を哉。
468 :
この名無しがすごい! :2008/05/26(月) 03:43:47 ID:KXT4uuKd
少女を見下ろした僕は絶句した。 見たこともないような美少女だったからではない。 ほっそりとした全身が白い羽毛で覆われていたからだ。
私は少女は好きだが鳥は嫌いだ。目の前の存在はどっちなのだろう。 鳥少女なら好き、少女鳥なら嫌い。この2者を判別する決定的要素とは何かと考えてみた。 そしたら案の定眠くなってきた。取り敢えず私は目の前に横たわる存在の隣に並んで横になった。
もう一度良く見てみる。天使・・・なのか?実際見ると気持ち悪いな、おい。 まあいい。僕はとりあえず図書館の脇の花畑に小女を置いて家に帰った。 もちろんバターも忘れずにね。
471 :
この名無しがすごい! :2008/05/27(火) 13:16:54 ID:DYhMm5Gq
翌日の朝、また僕は性懲りもなく図書館へと向かった。 捨てたものは惜しくなるものだ。
472 :
この名無しがすごい! :2008/05/27(火) 18:15:45 ID:RNl/2apb
な、なんだあれは!?花畑でカニ爺と小女がキャッチボールをしている! 花がめちゃくちゃになってるじゃないか!まったく。 まあ、置いてったのは俺なわけだが
473 :
この名無しがすごい! :2008/05/27(火) 18:18:27 ID:PyYqycuR
少女の姿はなかった。 だが、辺りには争った 形跡がある。白い羽根が 無惨にも散らばって いたのである。
474 :
この名無しがすごい! :2008/05/27(火) 18:20:57 ID:PyYqycuR
そう言って羽根に覆われた少女がグローブ片手に近寄ってきた。 あれ?またキャッチボール展開だ。 あたしはまぼろしを見せてイタズラするクセがあるのゴメンナサイ。
不気味な姿に似合わない優しい声に驚き、僕の目はカニ爺に釘付けになった。 「わたしは三姉妹の下に生まれた一人息子で、どうも女言葉が抜けないんです」 照れたように頭を掻きながらゆっくり近付いて来るカニ爺は、手(脚?)にグローブを4つもつけていた。
477 :
この名無しがすごい! :2008/05/28(水) 13:51:50 ID:PIhXK/th
もう騙されないぞ。僕はさっと手を伸ばしグローブのついた腕をひねりあげた。 「きゃっ」カニ爺らしくない悲鳴を上げると空間がドロリと溶け出す。 「今度やったら羽むしってローストチキンにしてやる」
手をおはなしなさい、いたがってるじゃない。 羽に覆われた少女の凛とした声が響き僕は我に返るようにカニGから手を離した。 カニGは勝ち誇ったようにシャドーピッチングをしながら、試合が近いっちゅーのに偉い邪魔されてもーたわ、と言いそれを聞いた少女は、まったくよ、とキャッチボールの距離へ戻って行った。
僕はその試合や試合にでる選手たちのことがとても気になったが なんかイラッときたので膝カックンしてみた。 膝カックンの天才と謳われたこの僕だ、失敗したことなど一度もない。
自らに膝カックンした僕は、あまりのその威力に思わず蹲ってしまった。 orz そして気づいた。ほんと、AAにそっくりじゃないか!
〇」 ・〜 〇 Π ⌒Πヽ キャッチボール。
482 :
この名無しがすごい! :2008/05/29(木) 21:38:58 ID:rGjr1PyH
早い!もうキャッチボールを再開している!! しかも膝カックンは無視かよ!もういいよ!(泣) 僕は木陰に隠れ、いじけながらキャッチボールを観察した。
「きみはさっきから何をしているのかね?」 声に振り返った僕は、不審そうにこっちを見ている警官に気づき、飛び上がった。 「庭に不審者がいると、図書館から通報があったんだが…」
484 :
この名無しがすごい! :2008/05/30(金) 16:33:29 ID:eVAkyg93
警察官たちは、股間から各々の警棒を取り出して僕を脅した。 僕は手錠をかけられ逮捕された。 「パトカーに乗せる前にたっぷり可愛がってやるよクク」
「81」 「何んだって?」 「9×9は81ですよ」
486 :
この名無しがすごい! :2008/05/30(金) 18:18:50 ID:w41bOgi2
「な、なにぃ!?9×9が81だとぉ。9+9=18、18+9=27、27+9・・・・・・・・」 警官たちが・・・アホだ。僕はこの隙に警官を膝カックンで倒し鍵を奪って手錠を外す。 警官2人の足を手錠でつないだ。ップハ、苦しい。もう少しゆっくり喋ればよかった。
487 :
この名無しがすごい! :2008/05/30(金) 20:55:58 ID:eVAkyg93
形勢逆転。 僕は好みの警官の方からズボンと下着を脱がせ、僕の股間のナイフを何度も何度も突き刺した。 警官は泣きさけび「ハリー!ハリー!」と…彼氏と思われる男の名を呼んだが僕は余計に萌えたからさらに深くナイフを刺した
488 :
この名無しがすごい! :2008/05/31(土) 00:10:47 ID:FmXUUAiU
警察官の叫び声で僕はハッと我に返った。 また状況に流されてるぞ!そう思ったとたん空間がグニャリと歪んだ。 「あれぇ、解けちゃった…」慌てた様子で少女が逃げだした。
489 :
この名無しがすごい! :2008/05/31(土) 11:09:29 ID:vs1mAbJ4
まさか、また幻術にかかっていたとは。NARUTOばりの幻術オチだぜ。 なんなんだあいつは。昨日まで天使だと思ってたなんて、とんだ馬鹿だった。 なんかすごい気味が悪い。寒気がしてきた。早く帰ろう。
490 :
この名無しがすごい! :2008/05/31(土) 12:21:38 ID:rztqXL92
しかし、それもまた幻術であった。
現実と幻術。一字違いの差は、しかし埋めようもない天と地の差。 軟弱な僕は現実に粘着しつつも、幻術に悩殺される。 退屈が連日続く僕の現実は、妄想が現出する芸術のような幻術には、抗えない。
現実も幻術もソコに生きればソレがリアル。 実在も幻覚もソレが見えればすなわちリアル。 リアルの証を立てたい時あなたはアタシを必要とする、アタシの名はパートナー。
しかしそれも幻の名前。 存在自体が幻。 すなわちすべて幻覚。
494 :
この名無しがすごい! :2008/05/31(土) 20:24:13 ID:fbw9SoEJ
その幻は幻ではなかった。夢ではなく、現実として現れた。
495 :
この名無しがすごい! :2008/05/31(土) 21:03:01 ID:vs1mAbJ4
まどろっこしさが頂点に達した時、小女が言った。
496 :
この名無しがすごい! :2008/05/31(土) 21:17:18 ID:2oeWLRUJ
「選ばれし勇者よ。股間のナイフを出して。」
497 :
この名無しがすごい! :2008/05/31(土) 22:10:59 ID:FmXUUAiU
ベルトを緩め、のろのろズボンを脱ぎ始めると、どこからか 鈴を転がすような笑い声が聞こえてきたような気がした。 あたりの風景が霞みがかかったように薄れていく。
「ほほほほ 。惑わされては駄目よ。どうしても下ネタに持っていきたい邪悪な意思が、ここを支配しようとしているわ」 僕はその声に目をあけた。 「その声は…?あなたはいったい…?」
499 :
この名無しがすごい! :2008/05/31(土) 23:38:28 ID:vs1mAbJ4
家の管理人の伊藤さんじゃないか! 「基本的に下ネタは嫌いじゃぁないんだけどね。場所をわきまえてほしいの。」 僕は邪念を断ち切るために仏門にプチ出家することにした。
しかし、出家先の寺は、その筋には有名なエロ寺だった。 住職の説法は有名だったため、悩める女性達が訪れはしたが、パンツが見れると評判の寺なのである。 そんも煩悩に苦しめられる事になるのを、彼はまだ知る由もない。
501 :
この名無しがすごい! :2008/06/01(日) 00:40:23 ID:km3oStxl
小説としての性描写を下ネタとして受けとる下等なラノベヲタクがいるようだね。 逆に恥ずかしいよ君たち、ここは文学のスレだから。 憤慨しながらの説明が済んだ所で僕は興奮で勃起していることに気が付き、前かがみになりながらエロ住職の寺へと急いだ。
502 :
この名無しがすごい! :2008/06/01(日) 01:38:30 ID:uCvnwIB5
深夜の寺はしんと静まりかえっていた。夜風に揺れる柳の影から美しい女が
キックフェイントのような動きで飛び出してきた。 ? 代表戦の松井見た?ポカンとしている僕にその女は言った。
504 :
この名無しがすごい! :2008/06/01(日) 01:57:11 ID:uCvnwIB5
女は続けて言った。私、野球知らないの。教えて。
教えるかい! ボケェ
女はしくしく泣き始めた。いいわ、それなら結婚の約束は無しよ。
507 :
この名無しがすごい! :2008/06/01(日) 10:58:05 ID:KXHo6U0/
女は三分ほど泣き続けた。すると突然、あっと声をあげ顔を赤らめた。 どうしたんだろう、と思っていると 「ひ、人違いでした。すみませんでした〜」
508 :
この名無しがすごい! :2008/06/01(日) 12:47:31 ID:km3oStxl
不細工のくせにいささか生意気な女だ。 僕は嫌がる女に無理やり抱きつき胸の膨らみを揉みしだいた。 不細工な女の抵抗は美人のそれよりも僕を興奮させた。
あの人レイプ犯です! 後方から、襲われていた女性の友達が警察を連れて駆け付けた。 そうして彼は、懲役10年で刑務所にぶち込まれたのである。
510 :
この名無しがすごい! :2008/06/01(日) 14:05:53 ID:uCvnwIB5
あくる朝、女は友達と住職と共に修行に励んだ。心の洗濯のため。
511 :
この名無しがすごい! :2008/06/01(日) 20:06:05 ID:KXHo6U0/
その頃、僕は刑務所で悟りを開いていた。 「フハハハハ。この世の全てを滅ぼしてやる。」 ・・・!?。なんか違う
女は男のことなどイチミリも覚えていなかった。一生懸命洗濯したから
住職、悟りとは何でしょう、女がそう聞くと住職は昼飯の箸を一瞬止めて、うるさい、と早口で言った。 昼飯後爪楊枝をシーシーと使いながら、さっき何か言ったか、と住職は女に聞いた。 女はその時とうとう悟った気がして、あ、ありがとうございます、と住職の前にひれ伏し、仲間の女もそれに続いた。
514 :
この名無しがすごい! :2008/06/01(日) 21:36:14 ID:km3oStxl
パ…パンツが見えとるがな。 これが噂のパンチラかいな。 パンチラどころか筋まてくっきり見えとるがな。
翌日の早朝、寺にガサ入れが入った。 仏壇の裏は金庫になっており、住職が盗撮したと思われるパンチラ写真が大量に発見される。 エロ寺の末路。そうしてエロ坊主は彼の入っている刑務所にやって来たのであった。
パンチラだのスジだの盗撮だのとくだらんバカが混じっておる。 初犯でもあるということで執行猶予のついた住職は寺に戻り庫裡の居間で湯飲みに茶を注がせながら女にそう言った。 パンツ御覧になりたいですか?女はうつむいて膝を立てる用意をする様子で顔を赤らめたが、住職はうんざりだとばかりに首を横に振った。
「儂はツンデレと言うやつかの……」 住職はポツリと呟いた。 そして物語は風雲急を告げる。あのヒットマンが帰ってきたのだ。
518 :
この名無しがすごい! :2008/06/02(月) 07:37:18 ID:4WIgfGs5
あのヒットマンとはもちろん僕のことだ。 10年・・・長かった。 刑務所の中で、気がつけばヒットマンにだった。要するに、悟っちゃったんだよね。
「悟っていてはヒットマンなど出来ないぞ」 お盆を手に食事の順を並んで待っていた僕の前の男が、振り向いて言った。 「わたしの名は御瑠豪田十三郎。世界一のスナイパーだ。ある依頼を受けてこの刑務所に潜入しているのだ」
彼がそのスナイパーの後ろに立った瞬間だった。 スナイパー十三郎の拳が彼の眉間にヒットし、彼はぶっ飛んだ。 「俺の後ろに立つな」十三郎は、渋声で呟いた。
「断りなくわたしの背後に立つなっ!」 御瑠豪田十三郎は叫ぶなり、持っていたお盆で僕を横殴りに張り倒した。 「どわあっ!痛ってえ!何するんですかあっ?あんたが割り込んで来たくせにいてて」
「ふふふ。かぶったな」 苦笑いを浮かべ十三郎は右手で僕を起こそうとしたが、いきなりその手を離した。 「プロは利き腕を他人に委ねるような愚かな真似はしない」
523 :
この名無しがすごい! :2008/06/02(月) 14:52:39 ID:9f21jDLF
「しかし恋人なら別だ。どうだ?俺と寝るだろう。これは命令だ。従わなければ、お前の命は・・無い」 「わかり・・ました」 僕はズボンとパンツを下ろし、排便するための穴を別のことに使われようとしてる。初めてだった。
またもやすっ転んだ僕は尻をしたたかに打った。
十三郎は
>>520 で張り倒した男にも、同じように持った手を離した。
「痛えなてめえ!なに考えていてててて!あいた!」
その日、彼の男としての命運が尽きた。 ただその腕に包まれ、喚くのみであった。
「誤解のないように言っておこう」 十三郎は配られたアジの開きにかぶりつきながら、左手をひらひらさせた。 「おれの利き手は右たが、恋人はコイツなのだ。アジは頭から喰うのが一番なのだ」
「ううむ。このアジは美味い」 御瑠豪田十三郎は開きを咥えたまま隣りの列に割り込むと、また後ろの男をお盆で張り倒した。 「断りなくわたしの背後に立つなっ!」
528 :
この名無しがすごい! :2008/06/02(月) 15:47:53 ID:Zjc5FeX3
「なぜ私が女だと分かった!?」 張り倒された男の顔が破れていた…、もとい男の顔を描いた被り物が破れていた。 男に変装していた女は斧を振りかざして御瑠豪田十三郎に飛びかかった。
529 :
この名無しがすごい! :2008/06/02(月) 20:18:50 ID:4WIgfGs5
そう、この刑務所は武器の持ち込みOKだったのだ。
530 :
この名無しがすごい! :2008/06/02(月) 22:13:24 ID:o1XcfPTC
次の瞬間、男の凶刃は何も虚空を切り裂いた。 「何ッ…」
十三郎は、振り下ろされた斬激を肩を逸らしてかわす。 「俺に鈍らな動きは通じない」「くっ……」男は斧を切り返し下から振上げる。寸前――十三郎は両手のお盆で刃先に抑え掛かる。 ガキィイイッ鈍い音と共にガードしたお盆二つに裂かれた。瞬間――弾かれたお盆の下から現われた拳が男ボディに炸裂した!
しゅ〜りょ〜う!つまんないからこの幻想おわりっ! 羽毛少女がそう叫んで僕は我にかえった。 町田気取りもほどがあったと僕は悟った。
意識をしっかりしろ!目覚めた僕は十三郎に支えられている事に気付いた。 あの男のような女が、床に伏している。僕は助かった…… 十三郎の腕に抱かれて、安堵の息を漏した。
534 :
この名無しがすごい! :2008/06/03(火) 02:17:50 ID:ilFo6exK
十三郎は心配そうに僕の顔をのぞき込み「大丈夫か」と優しい声で尋ねた。 足を挫いたのか立ち上がることのできない僕を十三郎はそのたくましい腕で抱えあげ 腕を振り回して抗議する僕に構わず、タラコ唇で僕の唇をふさいだ…
535 :
この名無しがすごい! :2008/06/03(火) 02:30:53 ID:bSOp2unK
その唇の感触は僕に遠い記憶を思い出させた。遥か昔、子どもの頃
536 :
この名無しがすごい! :2008/06/03(火) 09:55:32 ID:nlzygLZY
あれは・・・父さんだ。父さんがふざけてタラコで僕の口を塞ぐ。うぐっ、苦しい。 気がつくと僕は、自分と十三郎を上から見下ろしていた。 十三郎が必死に人工呼吸をしている。
エラ呼吸でもあった。
いや。それはないから。 と一応突っ込んでおいて、 「こ、これは?ひょっとして幽体離脱?えええ?僕どうなっちゃったの?」
私と魂を入れ替えましょう。 不思議な声が響いた。
540 :
この名無しがすごい! :2008/06/03(火) 18:21:25 ID:nlzygLZY
「嫌です。」 僕はそそくさと自分の体に戻った。 く、苦しい。十三郎が必死に人工呼吸をしている。
皮膚呼吸でもあった。
いやそれはないから。いや、あるか。と一応納得して、 「誰かは知らんが、せっかくこうして親切に言って下さっているのだ、少し交替してみてはどうだ?」 十三郎は僕に魂の入れ替えるを勧めた。
空中を彷徨っていた僕は彼の勧めに「いや、だけど相手は女性の声なんだけど?」と嘆いてみたが下の彼に届いてる訳もなく、 かといって元の肉体に戻る手段も見当たらない。具体的に、女性に従えば肉体に戻れるのだろうか? ただそうすると僕は女性の肉体に戻ってしまうのか……と、悩むが、決断しないと彷徨い続けそうだなと思い、従う事にした。
544 :
この名無しがすごい! :2008/06/04(水) 11:47:29 ID:pSKuYQVX
う、痛い。気がつくと僕は、さっき十三郎が倒した謎の男女の体に入っていた。
545 :
この名無しがすごい! :2008/06/04(水) 13:41:25 ID:cM2iByqx
「朝勃ちしているのでとりあえずフェラチオを頼む。」 「了解だっちゃ!ダーリン」 ・・・・じゅぷ
一方、エロ住職はそんなAVを見て興奮していた。
547 :
この名無しがすごい! :2008/06/04(水) 15:10:49 ID:cM2iByqx
「じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ」 「・・イクッ」 「顔にかけて。ダーリーン!!!!!!1!!」
548 :
この名無しがすごい! :2008/06/04(水) 15:25:36 ID:pSKuYQVX
そう、この刑務所はAVの持ち込みもOKなのだ。
549 :
この名無しがすごい! :2008/06/04(水) 17:13:32 ID:0rdwwhN6
興奮してきた僕は股間に手を伸ばして"無いこと"に気付いた。 同時にぞくっとするような視線に晒されていることを感じた。 刑務所の囚人たちが僕を取り囲み涎を垂らさんばかりに見つめているのだ。
550 :
この名無しがすごい! :2008/06/05(木) 01:47:10 ID:YAq1uumm
(ペニスが・・無い??) 僕のペニスは気を失っている間に切り取られてたようだ。 涎をたらしながら近づいてくる囚人逹・・僕は直感した。犯・さ・れ・る・・・
551 :
この名無しがすごい! :2008/06/05(木) 02:32:38 ID:ab6k23g5
あ、そうだった。僕は幽体離脱して十三郎に殴り倒された女の体に入り込んだんだっけ。 うん?なんか息苦しいぞ。胸を何かが締め付けてる。シャツの中をのぞくとサラシだ。 試しに胸を揉んでみる…。やわらけぇ〜!あ、そんなことしてる場合じゃ…逃げなきゃ
552 :
この名無しがすごい! :2008/06/05(木) 02:51:22 ID:YAq1uumm
囚人たちが襲いかかってきた。服をはだけさせられ・・サラシをほどかれ乳房をしゃぶられる。 「じゅぷじゅぷ・・姉ちゃんの乳首・・ンマ〜」 「あ・・・・・っいや!」
553 :
この名無しがすごい! :2008/06/05(木) 18:57:25 ID:VD2Mj69/
いや、違う。囚人たちがしゃぶっているのはサラシの中に入っていた食物だ。 僕はとりあえずその場から逃げだした。 なにかの非常食にみたいだけど、なんなんだろう。この女の人は何者なんだろう。
554 :
この名無しがすごい! :2008/06/05(木) 20:55:44 ID:YAq1uumm
そんなことを想像していた。しかし現実は残酷にも僕を辱める。 囚人たちは僕の乳房をしゃぶり、接吻を繰り返しパンティまでむしり取った。 僕は子供にオシッコをさせる格好に抱きかかえられ、ヴァギナを露わにさせられた。
555 :
この名無しがすごい! :2008/06/06(金) 00:52:22 ID:sP5Gzb80
不安のあまり余計なことまで想像してしまう。 とりあえず十三郎と話してみる。
三十路の十三郎でもある。
557 :
この名無しがすごい! :2008/06/06(金) 16:02:48 ID:F4TNTR46
僕のひじ鉄が、まるで機械仕掛けのように胸元に屈んでいた男の頭に振り下ろされた。 グシャッ! 派手な音がして頭が陥没し男の顔から目玉が飛び出した。 身体をひねると後ろから羽交い締めしていた男が吹っ飛ぶ。
558 :
この名無しがすごい! :2008/06/06(金) 21:37:25 ID:S1VbVKjy
吹っ飛んだ男の背中に突如として羽根が生えた。 金色の光をまき散らし彼は空中へと飛び立って行く。
559 :
この名無しがすごい! :2008/06/06(金) 23:58:15 ID:sP5Gzb80
いや、飛べないようだ。 彼はバサバサと羽根をはばたいて少し跳ねた後すぐ落ちてきた。 しかし、じっくり見ると実に気味の悪いものだ。
560 :
この名無しがすごい! :2008/06/07(土) 00:35:29 ID:DMxfCHpm
その間も切れ間なく襲いかかってくる囚人たちを、僕は何の造作もなく倒し続けていた。 身体が僕の意思とは関係なく反射的に動くのだ。その度に男たちが床や壁に叩きつけられる。 鍛え抜かれた筋肉と研ぎ澄まされた戦闘本能が僕を支配していた。
「なるほど、噂以上の力のようだな、実験は成功のようだ」 モニター室で白衣を着た女性が呟いた。 「彼を回収するぞ!」
562 :
この名無しがすごい! :2008/06/07(土) 12:12:59 ID:2OnIA87K
そうつぶやきながらUFOキャッチャーで遊んでいる女性が見えた。 この刑務所にはゲームセンターがあるのだ。
そう、すべてはUFOキャッチャーという檻の中の事なのだ。 女性にとって、囚人達は人形でしかない。
564 :
この名無しがすごい! :2008/06/08(日) 00:38:21 ID:NDvpETCN
彼女が囚人と呼ぶ物のなかには、フグ、ヤドカリ、お菓子まであった。 僕も興味がわいたので後ろに並んだ。
565 :
この名無しがすごい! :2008/06/08(日) 01:04:49 ID:TXk846Be
所詮喰われる存在でしかないと言うのか。 十三郎は、入所当初からの疑念を隠せないでいる。 彼は裏の繋がりで、刑務所とは名ばかりの研究施設、白衣の女所長の噂を耳にしていた。
566 :
この名無しがすごい! :2008/06/09(月) 02:14:24 ID:BWF4PIXW
まるで屠殺場のような凄惨な空間と化したこの室で、動く者、いや、生きている者は僕と十三郎だけとなり、僕は、僕の意に反するこの残虐な行為に血も凍るような恐ろしさと経験したことのない快感に我を忘れた。 呆然と立ち尽くす僕に十三郎がなにか云おうとしたとき、天井の壁が真ん中から二つに割れ、まばゆい光が地獄と化したこの室に差し込まれた。
豆電球のライトであった。
「これは、ただの豆電球じゃない!LEDだ。LEDなんだ!」 まばゆい光が僕達をつつんだ。 しかし、死体などどこにもない。僕達の周りにあるのは、ゲル状の・・・液体?
569 :
この名無しがすごい! :2008/06/09(月) 11:21:14 ID:Ap9VqOaR
そういえば、昔ガチャガチャの機械でスライムと言うネバネバした液体があったな…… ふいにそんな思い出が過るのをよそに、そのゲル状の液体は、僕達に夢と希望のワンダーランドを見せる。 あれが、彼女に喰われた(実験体)人間の慣れの果てなのだと、十三郎が零す。
570 :
この名無しがすごい! :2008/06/09(月) 15:41:59 ID:KvjeGUQm
僕は初めて自慰をした日のことを思い出していた
571 :
この名無しがすごい! :2008/06/09(月) 15:58:37 ID:TPNfG/Q8
夏の始まりのような天気で、僕はその時、そろばん教室にいた。青いズボンをはいていた
572 :
この名無しがすごい! :2008/06/09(月) 16:25:40 ID:05eQ1C7T
そんな記憶が走馬灯のように流れ、僕は収容所の実験室に隔離されてしまった
573 :
この名無しがすごい! :2008/06/09(月) 17:25:45 ID:Pg2BEJVP
僕は刑務所の給食の研究を任されることになった。十三郎とともに 料理の才能が見抜かれちゃったようだ。
574 :
この名無しがすごい! :2008/06/09(月) 19:07:59 ID:gwc1VCY+
もちろん僕たちのところに回されてくる"食材"はどうしようもない屑ばかりだ。 女である僕に襲いかからなければ助かるという"最後のチャンス"をフイにするような。 その業務に慣れだした頃、突然十三郎がキレた「俺も襲えよ〜!!」
575 :
この名無しがすごい! :2008/06/10(火) 00:13:00 ID:TF1duY4N
僕は十三郎を襲った。 彼のペニスはそそり立っていた。 僕はフェラチオをしてやった。しょっぱいくイカ臭いな
576 :
この名無しがすごい! :2008/06/10(火) 00:38:35 ID:/a2o/4jI
「……みたいな事キボンヌ」と内股で身体をくねらせる十三郎に頭突きを食らわせ黙らせた。 僕は昏倒した十三郎の手足を引きちぎったテーブルクロスで素早く縛り上げる。 実は飽き飽きしていたのだ、犠牲者が回されてくるのを待つ仕事に。
以来、十三郎は僕の従順な奴隷として奉公することになるのだが、適当な使用手段を見い出すことができなかったので、取りあえず、乗り物として活用した。
そう彼は変型する人形として、白衣の彼女に改造されていたのだ。
579 :
この名無しがすごい! :2008/06/10(火) 18:45:54 ID:l1A2c2HY
ガシャコン。ゆけ十三郎! 白衣の女を倒した。と同時に十三郎が正気を取り戻したようだ。 十三郎に頭をどつかれた。
「世迷い言を」 白衣の女の声で培養液に漬けられていた僕は目覚めた。
581 :
この名無しがすごい! :2008/06/11(水) 00:14:55 ID:4Xj1FdqV
僕の培養されたベニス
582 :
この名無しがすごい! :2008/06/11(水) 09:56:35 ID:HbrI5H3B
ベニスとは僕の網膜のことである なぜ培養されたかというと
583 :
この名無しがすごい! :2008/06/11(水) 23:46:31 ID:4Xj1FdqV
僕の父はベニスの商人だったからだ
584 :
この名無しがすごい! :2008/06/12(木) 22:54:43 ID:ZEpL1c8t
ベーニース!
585 :
この名無しがすごい! :2008/06/12(木) 23:17:05 ID:dIF1P56q
まばゆい照明の光が目を灼き、朦朧としていた意識が急にハッキリとした。 腕を伸ばすとガラスに当たった。ガラス張り状のケースの中に寝かされているようだ。 あたりをキョロキョロ見回した僕は、隣にある同じようなケースの中に"僕の身体"を発見した。
と、思ったら鏡だった。
587 :
この名無しがすごい! :2008/06/13(金) 17:50:54 ID:crfKB1CE
鏡の中の僕は入れ替わる前の姿をしていたのだ。
鏡の中のアクトレス、好きと言えたらいいのに
589 :
この名無しがすごい! :2008/06/14(土) 02:58:33 ID:tflRoZqp
フッと光が陰った。ガラス越しに白衣を着た女が見下ろしていた。 僕が入れ替わっていた女だと気付いたのは、身体に電流を流されてからだった。 「ウガァァァーッ」悲鳴を抑えることができない。
590 :
この名無しがすごい! :2008/06/14(土) 16:10:48 ID:vpAbS3Op
(執筆の具合はいかがですか?ちょっと休憩にいたしませんか先生。 チョコレートケーキ買ってまいりましたの。 お茶を入れますね。)
「ありがとうございます、小夜子さん」 悪ノリで思うがままに書いてみたら、思ったより時間がたっていた。 とはいえこんなもの使えるわけが無いので、保存もせずにPCの電源を落とした。
592 :
この名無しがすごい! :2008/06/14(土) 17:35:56 ID:bMTGlL1f
「あ、頭が爆発する!ダズゲデグレェ」 僕はアフロになる夢をみた。
593 :
この名無しがすごい! :2008/06/15(日) 05:04:14 ID:blXn29lC
僕は必死にこの許容しがたい肉体的苦痛からの逃亡を試みた。 しかし、何度も繰り返し流される電流が失禁した尿の湯気で曇る現実に引き戻した。 (次の電撃で楽になれる)諦めが体全体を支配した時、突如新鮮な空気が流れ込んできた。
電撃大賞受賞の電話だった。
やったね!
と思ったら、ただのいたずら電話でした。
597 :
この名無しがすごい! :2008/06/16(月) 03:13:46 ID:gyYgOV9E
僕は何について執筆しようか考えていた。 漠然とだが僕が書きたいのはラノベなどという浮ついたものではなくれっきとした文学作品である。 僕の没後何十年と読み継がれてゆく未来の古典だ。
598 :
この名無しがすごい! :2008/06/16(月) 03:42:53 ID:NsLACesR
考えれば考えるほど頭がぼんやりとしてくる。何も良い考えが思い浮かばない。 鼻につくようなアンモニア臭に気が付いたのはその時だった。 ここ数日シャワーどころかトイレに行くのも惜しんで書くのに没頭してたんだっけ…
正義の味方 アンモニアン!
600 :
この名無しがすごい! :2008/06/16(月) 13:58:47 ID:gyYgOV9E
これだ! 僕は再び執筆にとりかかった。
今、刑務所の中で大作が生まれようとしていた。
602 :
この名無しがすごい! :2008/06/17(火) 06:34:04 ID:z3nfml0f
突然、独房の扉が激しく叩かれたので目を向ける。 仁王立ちになった中年の看守が顔を真っ赤にして怒鳴った。 「囚人ナンバー43番、貴様いつになったら糞尿の垂れ流しをやめる気だ!」
「ふん、俺の執筆は何人にも止められん。ほわちゃあ!」
604 :
この名無しがすごい! :2008/06/17(火) 12:19:26 ID:x9dhp2wi
「俺の糞尿がすきなんだろ? 始末しとけよw それが仕事だろww」
うだつの上がらない清掃員が愚痴を吐いていた。
606 :
この名無しがすごい! :2008/06/17(火) 17:53:02 ID:x9dhp2wi
俺は清掃員を犯した。 刑務所ではこんなこと日常茶飯事だ。 清掃員も相当な好き者だ
肉棒が直腸を抉り続けた。
608 :
この名無しがすごい! :2008/06/17(火) 19:37:37 ID:x9dhp2wi
アッアッ アアッ アッアッ 清掃員は檻にしがみつきながらケツを振ってる たまんねぇ
609 :
この名無しがすごい! :2008/06/17(火) 21:10:49 ID:ozyn0rq+
違う、ちがーう。 「正義の味方」なのに 801になっちゃったよ
610 :
この名無しがすごい! :2008/06/17(火) 22:42:50 ID:x9dhp2wi
でもとりあえず気持ち良いから腰は振り続ける僕。 果てそうだ・・・ 清掃員を床に伏せさせるように押さえつけケツを犯す。最高だ
いきなり頭に凄まじい衝撃を受け、目の前が一瞬真っ白になった。 ズキズキ痛む後頭部を押さえて顔を上げると、顔色がどす黒く変色した看守が警棒を握りしめていた。 どうやら僕は湧き上がってくる文章を口に出していたようだ。
612 :
この名無しがすごい! :2008/06/18(水) 17:54:52 ID:0YPkdo6F
鬼だ。看守の表情は鬼そのものだった。 僕はとりあえず念仏を唱えてみようと思う。
613 :
この名無しがすごい! :2008/06/18(水) 19:45:05 ID:e8sFGNFQ
アンアンほ〜れんげ〜きょうアンアン アンアンほ〜れんげ〜きょうアンアンッ いい声でなきやがるぜ
唱え終えると、俺はもう何も喋れなくなった。背後からの殺気、威圧感。いつの間にか首のもがれた看守の死体。俄に血の気がひいた。 どうやら、俺はさっきの念仏でとんでもない化物を降臨させちまったらしい。
エロ住職に連絡する必要がある
616 :
この名無しがすごい! :2008/06/18(水) 23:09:12 ID:0YPkdo6F
いや、連絡を取る必要はない。なぜなら彼はこの刑務所にいるからだ。 ・・・あれ。僕と十三郎意外みんな死んだんだっけ? まあいい。僕は化物をアンモニアンと呼ぶことにした。
617 :
この名無しがすごい! :2008/06/19(木) 01:47:40 ID:8JJxk97a
アンモニア・ビーム
怪物を題材にした小説の題名はそれに決めた。 そこに、あのエロ住職が面会にきた。
619 :
この名無しがすごい! :2008/06/19(木) 03:26:05 ID:Dam8d0Kr
「ぬゎんだ、この臭いは…」房内にたちこめる異臭に顔をしかめた住職が僕の姿を見て絶句する。 しばし呆然としていたが我に返ると猛烈に説教を始めた。 「瞑想するのは良いことだが、体が汚れると気も汚れるのじゃ。糞尿垂れ流しなど言語道断」
620 :
この名無しがすごい! :2008/06/20(金) 02:07:20 ID:WSUYv272
はあ?!うぜ〜なあ なんだこのじじいは
バカを言うな、老人は労るものだ、若者よ。
「ときにエロじじい。それは?」込み上がる笑いを堪え、住職の後ろの方を指差した。 とんでもない不細工巫女がいた。憮然としている。笑える。 「あぁ。こいつは単なる出オチキャラだよ。名前は・・・
マスター・オブ・カオス事、秋葉 さしこ さんじゃ 我が寺きっての巫女じゃ。 ちなみに、突っ込まれる前に、言っておくが、我が寺は神社もいっしょにやっておるよ。
624 :
この名無しがすごい! :2008/06/20(金) 11:58:30 ID:WSUYv272
秋葉サチコサンジャは激しくまばたきしていた。
625 :
この名無しがすごい! :2008/06/20(金) 12:00:10 ID:WSUYv272
(秋葉・サチコ・サンジャじゃなくて秋葉・サシコ・サンジャだった。訂正)
626 :
この名無しがすごい! :2008/06/20(金) 21:49:43 ID:4bA00vaJ
あまりの激しさにハチの羽音のように聞こえる。 そのうちビームが出るんじゃなかろうか。
627 :
この名無しがすごい! :2008/06/21(土) 11:35:40 ID:BKhQkbgd
サチコサンジャのまばたきは激しく続く
バカ者めが お尻にサシコさんじゃ! わしの肉便器なんじゃ。
629 :
この名無しがすごい! :2008/06/21(土) 13:34:16 ID:BKhQkbgd
サシコサンジャは肉便器を披露した
630 :
この名無しがすごい! :2008/06/21(土) 23:22:06 ID:ecOXwz76
バキッ 物凄い勢いでエロ住職が反対側の壁にすっ飛んでいった。 東大寺の金剛力士像もかくやの憤怒の表情を浮かべたサチコの右ストレートが炸裂したのだ。 サチコはギロリと三白眼で僕を睨みつけた。
僕は思わず射精してしまった。
632 :
この名無しがすごい! :2008/06/22(日) 00:44:14 ID:WXbHjOG7
パンツの中が出したばかりの精液でベタベタして気持ち悪い。 サチコはそんな僕の襟首をむんずとつかむと子猫でも扱うように、ひょいと持ち上げた。 慌てる間もなく、僕は独房のすぐ外に置いてあった巨大な洗濯機に放り込まれた。
633 :
この名無しがすごい! :2008/06/22(日) 10:48:13 ID:KfSDqFxs
びくびく肩を震わせていると、サチコのなまめかしい足が洗濯機の中に入ってきた 「ちょっ、あっ……」 そして僕らは回りはじめた
634 :
この名無しがすごい! :2008/06/22(日) 15:57:22 ID:BbmSO+TX
いや、僕だけ回りはじめた。 ハハハ、アハハハハハハ、ハハ 気持ぢ悪い。
快楽のメリーゴーランドだった
636 :
この名無しがすごい! :2008/06/22(日) 18:30:28 ID:EaE1YbgR
快楽ドラム型振動ビート サシコサンジャ
637 :
この名無しがすごい! :2008/06/22(日) 18:57:24 ID:GbjuHPKx
の本家本元のネズミーランドは、今日もメリーゴーランドを運転している。
ネズミーゴーランドだ。
639 :
この名無しがすごい! :2008/06/24(火) 20:40:50 ID:S12p6l+v
実になまめかしい 僕は射精した
赤かった
641 :
この名無しがすごい! :2008/06/24(火) 22:19:14 ID:tVeXE4fX
クールだぜ
642 :
この名無しがすごい! :2008/06/24(火) 23:52:21 ID:S12p6l+v
ポケモンゲットだぜ
そして遂にサシコサンジャの求愛行動が始まった。
644 :
この名無しがすごい! :2008/06/25(水) 08:51:50 ID:iWQ6LdIG
サシコはおもむろに大量の洗剤をぶち込んだ。 盛大に泡立ち、僕は泡から逃れようと必死にサシコの太い腕にかじりついた。 そんな僕の顔面を何度もサシコの右ストレートが襲いかかる。
閃光
気付いたときにはすでに 乾燥にはいっていた。
647 :
この名無しがすごい! :2008/06/26(木) 00:43:23 ID:P0IvVs39
体中の水分を脱水されて乾燥されて僕は干しイモになった。 日本のおじいちゃんの大好物だ。おじいちゃん、しんどいとは思うけどどうか残さずに食べてほしい。 孫たちよ、おじいちゃんに干しイモをすすめられたらどうか嫌がらずに食べてみてほしい。
648 :
この名無しがすごい! :2008/06/28(土) 23:51:39 ID:uqhvy4tC
それにしては手首と足の甲がズキズキ脈打つように痛む。 水分を失った体に鞭打って顔を向けようとした時、僕はひどく高い位置にいることに気付いた。 重ねられた両足の甲には何かが刺さって乾いた血がこびりついてるのが見えた。
つまようじが大量に刺さっている?
650 :
この名無しがすごい! :2008/06/30(月) 00:02:37 ID:Iaz/btAu
干しイモの宿命…か… 僕はどうやら細かくちぎられて、試食用の干しイモになったみたいだ
そのまま放置されて一週間になる
私には何も残されなかった
「なんじゃ? それは全部食われたっつう事かいの?」 エロ住職がサシコサンジャに問い掛けてみた。
654 :
この名無しがすごい! :2008/06/30(月) 18:41:49 ID:WtypDl1N
「だまれ。次はおまえが干しイモになる番だ。」
「なんじゃと? わしが干しイモなら、お主は刺しレバじゃ!」
まわりで誰かがぼそぼそ意味不明のことを喋っていた。 喉が渇いた…。僕は手を動かそうとしたが何かで固定されてるのか動かせない。 重い瞼を開け首をめぐらせると両手首に何かが刺さってるのが見えた。
エロ住職のチンポだった 「なんたる事じゃあ〜老眼のため、自慰もままならず若者の手に突っ込むとはのお」
658 :
この名無しがすごい! :2008/07/01(火) 02:22:59 ID:QafyuWIk
「でもええわあ〜気持ちええわあ〜」 「いいんですよ、住職。射精しても」 「なんまいだー!なんまいだー!なんぼのチンチンだっ!ハッー!」やれやれ、住職は射精した。
659 :
この名無しがすごい! :2008/07/01(火) 08:34:36 ID:3Sh5kL/n
僕は必死に有りうべからざる現実から目を逸らそうと、他愛もない妄想を思い浮かべようとした。 しかし、両手首にエロ住職のペニスほどありそうな杭が刺さっている現実を打ち消すことはかなわなかった。 そう、僕は…僕は十字架に磔にされていたのだ!
そして、いたるところに爪楊枝が刺さっている!
661 :
この名無しがすごい! :2008/07/01(火) 17:20:21 ID:fwHXNpqW
気分を盛り上げようとしたが、この程度では興奮できない自分に気がついた。 もう帰ろうかと料金表の長いリストに目をやると、一つのオプションから目が離せなくなった。「こっ、これはっ!」 嬢に向かって言っていた。「これ、お願いします!」
サシコサンジャが僕を切り刻む。 その光景を見ていた住職が射精した。
663 :
この名無しがすごい! :2008/07/02(水) 02:25:34 ID:JDXNK4/U
オプション最高! 僕は興奮した。 サシコサンジャ嬢はくるくる回転しながら僕を…
ラップでくるんだ
665 :
この名無しがすごい! :2008/07/02(水) 09:51:55 ID:JDXNK4/U
「ラッピン・グ〜ゥでゴーイン・グゥ」
666 :
この名無しがすごい! :2008/07/02(水) 15:13:09 ID:SgvnoDcE
全身に爪楊枝を突き立てるか切り刻むように容赦なく、日光がジリジリと肌を灼いていく。 水を求め意味不明な独り言をつぶやいていた僕の口を、不意に強烈な臭気が襲った。 エロ住職、いや兵士だ…先に強烈な臭いのするスポンジがついた棒を押し付けていたのだ。
667 :
この名無しがすごい! :2008/07/02(水) 16:53:19 ID:zLxwz8VP
そこへ飼い犬の鈴木が走ってきた。 一瞬呆気にとられたが、
668 :
この名無しがすごい! :2008/07/02(水) 17:02:36 ID:4StRP9zr
鈴木は何もなかったように通り過ぎた
もう見る事もなかった
僕は膨らんだ
671 :
この名無しがすごい! :2008/07/03(木) 16:05:41 ID:9YlCMrs2
僕は臭いスポンジを無理やり口に入れられた。 やれやれ、乱暴な奴だな。
672 :
この名無しがすごい! :2008/07/03(木) 17:15:43 ID:DTKTaImr
偉大なる指導者に加えられる数々の虐待に、ルカは怒りで身を震わせた。 十字架に架けられてもなお神との対話をやめようとしない尊き御方に対して、あまりにも酷い仕打ちだった。 このまま我らが救世主への暴虐を黙って見過ごしていいのか! 内なる声がしきりとルカに決断を迫った。
ルカパーンチ!
その遺伝子が広がってゆくのを眺めているしかなかった。 ある種の恍惚と共に
そしてルカの遺伝子は広がりすぎて消滅した。 僕はただ見ているしかなかった。
ルカの渾身のパンチはエロ住職、もとい兵士の片手で受け止められていた。 兵士の遺伝子がルカのそれを圧倒していることは明らかだった。 無造作に突き出された槍の柄がルカの腹にめり込む。
さらにサシコサンジャの刃物が背後からルカを突き刺した。
サシコサンジャ「あなた誰?」
ルカ「ぐぅ…ふぅ…!、 お、お前達に名乗る名前などないッ!」 小さな満足感と共にルカの命の灯は消えた。
口元の臭いスポンジが突然怒声とともに遠のいたので、僕は騒ぎが起こった方に目を向けた。 一人の汚いボロをまとった若者が兵士に掴みかかっているところだった。 しかし応援しようとする間もなく、サシコもとい別の男の兵士だ…に背後から刺されたのか崩れ落ちた。
十三郎は生きていた。
十三郎・・・ 主人公を除けば登場数最多なのではなかろうか
また最強の元傭兵でもあった。
御瑠豪田十三郎は、戦場の中にしか自己を見出だせない男であった。 死が目の前に迫って初めて、生きている事を確認出来るのだ。 死は御瑠豪田にとって唯一、命を捧げても悔いない神だった。
あれは十三郎が思春期を迎える前の夏の日。 誰もが裸で時を過ごす浜辺。 十三郎は純粋で優しかった。
しかしその甘美な時間は長くは続かなかった。部下が血相を変えて詰め所に飛び込んできたのだ。 十三郎は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべた。 どうやらあのデリケートな事柄について何か問題が発生したらしい。
687 :
この名無しがすごい! :2008/07/09(水) 01:37:04 ID:sDkgGEAs
電撃一次の衝撃。 彼の所属する部隊の作戦がことごとく玉砕されていく。 「くっ――」通過不可能の関門に十三郎は膝を付いた。
「また落ちたと言うのかっ!」 彼の上官であり、また親父でもある男が怒声を飛ばす。
689 :
この名無しがすごい! :2008/07/09(水) 11:52:21 ID:4IuzUFix
死んではならない人間が死んでしまったのだから怒るのも無理はない。 放置すれば記録映画全体に大きな影響が出るのは必至だ。 十三郎は打開策を必死に考えた。「処刑を早めるしかないか…」
690 :
この名無しがすごい! :2008/07/09(水) 23:40:21 ID:KoMHQmyc
そのころ僕は
相変わらずジリジリと太陽に灼かれていたが、僕を取り巻く環境は激変していた。 倒れた若者を境にして兵士と丘を取り巻く群集とが睨みあっているのだ。 このままでは衝突が起きると危惧した時、町の方から砂煙を上げて近付く一団を見つけた。
「坊主無事じゃッたか!」 エロ住職に率いられた僧兵である。
十三郎は愛馬を駆りながら、やり遂げなければならない使命に思いを馳せ深く嘆息した。 左手に携えた黒光りする太い槍がやけに重たく感じられる。 失敗は絶対に許されない。この手で必ず"神"の命脈を断ち切るのだ。
そう、自分の命と引き換えにだ
例の丘に近づくにつれ、周囲におびただしい数の民が集まってきてるのが見てとれた。 完全武装の兵士を百騎率いているとはいえ、衝突を阻止できるかどうか。 恐れていた想定外の事態が起きてしまったことに十三郎はギリリッと歯ぎしりした。
そしてエロ住職の僧兵と合流を果した僕の兵団は、十三郎と運命の決戦を迎えるのであった。
僕の足下で対峙する群集と兵士がいきなり薙ぎ倒された!騎馬隊が突っ込んできたのだ。 群集は蜘蛛の子を散らすように逃げ惑い、女子供は恐慌に陥って泣き叫んだ。 混乱の最中、立派な鎧兜を身につけた一人の男が馬から降り立ち、僕を鋭い目つきで見上げた。
698 :
この名無しがすごい! :2008/07/15(火) 10:30:24 ID:NNojcOfE
僕は宙を舞った。 男は視線を人形に絡めた糸のように巧みに操り、僕を動かした。 チンチャカホイ、チンチャカホイっと声がする。
あたりに白い帳がおり何もかもどうでも良くなってきた。僕は無心に踊り続ける。 その時だった。わき腹にヒヤリと冷たい感覚が突き抜けていったのは…! 胸に激痛が走ったような気がした…。温かい液体が脚を流れ落ちていく。
700 :
この名無しがすごい! :2008/07/16(水) 02:03:18 ID:vm+NIfEk
流れ落ちた液体は、龍になり空を昇ってゆく。 龍はその尾で僕を巻き込むと、ウネウネとうねらせながら、空の彼方へと僕を連れ去っていった。 その後、僕の行くえを知る者はいない。
701 :
この名無しがすごい! :2008/07/16(水) 02:52:11 ID:sJhd7vBE
バットエンドB 〜龍に抱かれて〜
>>650 に戻る
僕は干しイモ。今年で21になる。
僕はさっきから考えていた。バットエンドとは何か? ボールを打って終りだろうか?いや、平皿の終り? それとも、不気味な蝙蝠なら終りに相応しいだろうか?
そんな事を考えてるうちに、今日も僕はどこかの食卓の皿の上 いただきますと声がして 幼女の口に運ばれる
はずが、待っていたのは老婆の歯の無い口だった。 そうか。ベットやバックと同じなのだ。 そういえば、僕のお婆ちゃんは、バスをパスと言っていた。デパートはデバートだ。
706 :
この名無しがすごい! :2008/07/17(木) 12:46:07 ID:G3Kiy0Nf
鋭い槍の切っ先は何の抵抗もなく罪人のわき腹に消えた。傷口からドロリと血が流れだす。 首が力無く垂れるのを見届けて、次に十三郎は足元の若い男の死体を見下ろした。 「次はこいつの処置か…、クローン再生するしかあるまい」
死体に付き添っていた、エロ住職がそう呟いた。
一方、干しイモの僕はゆっくりとおばあちゃんに飲み込まれていった。 徐々に溶かされ、意識がおばあちゃんと混ざり始めていた。 干しイモの僕の意識はおばあちゃんの意識の中ですぐにわからなくなった。
709 :
この名無しがすごい! :2008/07/19(土) 18:19:26 ID:FKLwIy3c
これがおばあちゃんと僕の融合だった。
710 :
この名無しがすごい! :2008/07/21(月) 20:40:21 ID:ghY5Q0qw
僕はおばあちゃんの栄養となり体の一部となる
「悠長にクローン再生している暇はない。不完全ではあるが人形を使う」 十三郎はエロ住職にルカの死体を回収するように命じた。 ルカにはこれ…十字架の罪人を見上げ…の事績を後世に語り継いでもらわないといけない。
………いったい自分はどれくらい眠っていたのか? 酷い目にあったと思ったが、どうやら悪夢を見ていたようだ。 公園のベンチでワンカップ片手に…どうやら俺の現実は、 悪夢とさほど変わらないようだと溜め息が出た。 リストラに遭ってから三ヶ月、妻と別れてから1ヶ月が過ぎていた。
713 :
この名無しがすごい! :2008/07/22(火) 20:24:47 ID:2JSY0drb
しばらくすると、4行書いてしまったことに気がつき多少後悔をした。
5行だった。
715 :
この名無しがすごい! :2008/07/22(火) 20:27:04 ID:2JSY0drb
数えなおしたら5行だったので忘れることにした。
そう・・・すべてが悪夢だったのだ。 僕は生まれてから三ヶ月 親と別れてから一ヶ月が過ぎていた。
全て史実通りに訂正するまでは死ぬわけにはいかぬ。 十三郎は兵士サシコ・サンジャを呼び罪人を貫いた槍を頭上に掲げるように命じた。 サシコが喜んで槍を掲げると、それまで晴れ渡っていた空が俄かにかき曇り強風が吹き始めた。
強風が十三郎と兵士サシコを異次元に吹き飛ばし、 その拍子に牢獄ブラックホールから十三郎の兄弟… 一郎から十二郎までの十二人の罪人達が脱獄して来た。
719 :
この名無しがすごい! :2008/07/23(水) 22:55:48 ID:bzyevWEM
一郎「二男です。」
地獄の底を開けたかのような凶悪な闇が空を覆い隠し、十三郎は我を忘れかけた。 その黒い雲が幾重にも重なり合った空間を切り裂き、まばゆい光が槍の穂先に凝集した。 人々は生まれてこのかた聞いたことが無いような轟音で聴力を失い、衝撃で吹き飛ばされた。
さしもの十三郎さえ数メートル飛ばされた。 衝撃から立ち直り部下の姿を目で探したが、サシコ・サンジは影も形もなかった。 ただ黒焦げになった手らしきものがつかんだままの槍が青白く放電してるだけだった。
722 :
この名無しがすごい! :2008/08/01(金) 17:17:31 ID:kB0rzQyL
しかし、その手が眩い光に巨大化する。 その上に立ったエロ住職が叫んだ。 ペペルガホイーーーー!!!!!
かろうじてこびりついていた手が灰になり塵どなって消え去った。 槍が赤くなるほど熱を帯びてるのだ。 これが聖遺物になるのかと十三郎は複雑な表情で見下ろした。
突如として空間が引き裂かれる。異空間から伸びた腕が十三郎の首筋を掴み、灼熱の印を押し付けた。 「私を倒したつもりなんだろうけど、バカな男」その妖しい呪文によって呼び出されたサシコは鋭い刃を引き抜くと、 十三郎の首元を切り裂いた。絶命――あっと言う間の出来事に、男は声一つ上げる間もなく首に赤い聖遺を燃やして崩れ去った。
「予想以上にやっかな遺物を持ち出したものじゃな」 住職は槍を拾い受けると、術を施した巻き物を広げる。 「これは封印して、我が寺へで管理するとしようぞ」
突如、血しぶきが上がった! 恨めしげな目をしたサシコ・サンジャの首がごろりとエロ住職の足元に転がった。 「ふふふふふ…、この程度の襲撃を予想してないとでも思ったのか?」
同時に冷たい刃先がピタリとエロ住職の喉元に突きつけられる。 死んだはずの十三郎の哄笑が背後から聞こえてきた。 振り返ったエロ住職は十三郎の喉の傷口から金属の輝きが見えることに気付いた。
「まさか、SONY製!?」 何故この瞬間に十三郎SONYタイマーが発動しないのかと天に呪いつつ エロ住職は何かを叫ぼうとした
遠くでエロ住職が叫んでいるのが聞こえる。 僕は、側転で素早く戦場から退散していた。 120Kmは出ていたはずだ。
730 :
この名無しがすごい! :2008/08/06(水) 09:08:32 ID:F4M4y/5l
オナラが
でた。
エロ住職に教えられた“超速放屁側転術”。 つまり、側転の加速におならを使う秘術だ。 昨日の晩飯の芋が効いている。
側転のあとには、雑兵たちが喉や鼻を押さえてのたうちまわっていた。 “超速放屁側転術”の毒ガス効果だ。 腸内のガスを訓練で高圧噴射し、側転に加速を与える。しかし、僕のおならはそんなにもクサイのかorz。
クサイだけならまだ良かった。 そのオナラは酸の雨を降らせ、さらにはCO2の濃度をいっきに深くした。 僕のオナラによって世界は破滅へ向かおうとしていたのだ。
人類なんて滅びてしまえばいい。 酸の雨がどれだけ自然を壊そうとも 人間がいなくなれば必ず地球は蘇る
刑場の空を地獄の釜を開けたようなまがまがしい黒雲が覆っていた。 闇を切り裂く稲妻と凄まじい雷鳴、ほんの数メートル先も見えない暴風雨に人々は逃げ惑った。 「まさに"天罰"に相応しい」十三郎は降りしきる雨の中で満足げに笑みを浮かべた。
737 :
この名無しがすごい! :2008/08/23(土) 11:45:48 ID:EVY9QV8J
それが彼の最後の台詞となった。 一方、僕は
相変わらず酸の雨に打たれていた。 焼けただれるような痛みを感じても良さそうなのに何も感じない。 それどころか立ってる感覚すら乏しかった。
ふいに蹌踉けた僕を支えてくれた優しい腕。 十三郎に良く似た顔が僕を覗いている。 彼は十二郎と名乗った。
740 :
この名無しがすごい! :2008/08/25(月) 18:46:53 ID:iVb/3bAU
「一刻も早く放屁を止めなさい。」 十二郎が優しく話しかけてきた。
しかし放屁は止まらない、酸素を吸い込んでは二酸化炭素とメタンガスを放出する。
それは彼に課された生きるための運命。 それは誰にも変えることのできない宿命。 と、その時二人の背に冷たい視線が突き刺さった
743 :
この名無しがすごい! :2008/08/28(木) 17:08:05 ID:AfPq+/Hx
それはかつてここの住人だったオレの視線だ。 十三郎ってやつまだいたのか・・カニじいやエロ住職はどうなった?
カニじいは北京から帰国中
閉ざされた室内で十三郎は調整の最終段階を迎えていた。 「おまえはルカだ。兵士に刺された傷は救世主から流れ出た血で消えたのだ」 エロ住職の脳に直結したマイクにそうささやきかけた。
746 :
この名無しがすごい! :2008/08/30(土) 19:22:35 ID:1kiiAwXd
〜完〜
(
>>745 の続き)
十三郎はエロ住職の横のもう一つのケースに目を移し、生命活動を完全に停止したルカを眺めた。
蘇生もサイボーグ化も間に合わなかったのだ。
「この役立たずを替え玉に使う」ルカそっくりに整形した男を見下ろした。
748 :
この名無しがすごい! :2008/10/19(日) 16:56:59 ID:gHvQE30a
冷凍スレをレンジでチン
750 :
この名無しがすごい! :2009/03/15(日) 22:43:35 ID:c7I3nXNg
あげてやんよ!!!
751 :
この名無しがすごい! :2009/04/13(月) 01:03:44 ID:sGg8UnKh
ある朝に輝く竹やぶの中に一つだけ光ってない竹があってな
お爺さんは雷に打たれたような衝撃を受け、脂汗にまみれながら竹を切る。 ゴクリ... 中から小さな白骨死体が出てきた。お爺さんは4/13昼にかぐや姫を 見つけるというお約束をすっかり忘れていたのだ。竹の内側には茶色くなった 血でびっしりと文字が書き連ねてあった。 『タスケテ、、、死ニタクナイ、、、話ガチガウ、、、 、、、、、、、、、呪ッテヤル、、、、、、、、、、、、
お爺さんはそんな彼女に申し訳なさそうにいった。 「アポなしは流石にねぇ」
754 :
この名無しがすごい! :2009/09/21(月) 12:29:19 ID:E87H18M8
ペニス一郎「ゴム無しは?」
爺「だまっとれ」 お爺さんは、ひとまず竹の中の骨を家に持ち帰ることにした。
756 :
この名無しがすごい! :2009/09/23(水) 03:28:17 ID:foKWn18y
お爺さんは家へ戻ると、かぐや姫の骨を茶碗に入れ、利尻昆布を敷き、 お燗した酒を注ぎ入れた、、、骨酒の完成だ! 「うひょひょ、こりゃ出汁が堪らんわい」 その夜のことである。 お婆さんは突然跳ね上がった布団に驚いて目を覚ました。 家全体を揺さぶるような激しい衝撃と共に、すぐ傍らで何かが跳ねているのだ。 ぐはあっ、ぐぼおお、ごぶばぁ、、、衝撃の度に、薄気味の悪い音が響く。 それは、お爺さんだった。いや、暗闇にだんだんと慣れてきたお婆さんが 目にしたものは、毬のように弾むお爺さんの腹だった。お爺さんの腹は 異様に膨れ、それが自発的に跳び上がっていたのである。お爺さんはと言えば、 目を見張り、突然やって来た死の――― その時、お爺さんの腹から鮮血が吹き上がったかと思うと、小さな肉塊が腹から姿を現した。 「それ」はゆっくり目を開けると、辺りを見渡し、次の瞬間には恐ろしいスピードで 土間の方へ駆け抜け、姿をくらました。かぐや姫の誕生である。
ジジイは思わず屁をこいた
介護「あらあら、吉田さん今日もすごいオナラだこと」
759 :
この名無しがすごい! :
2010/07/17(土) 11:33:47 ID:Q7AKL73Q それを聞くと、吉田さんはガッツポーズを作り 介護士である由香に看取られながら静かに息を引き取った。