今世紀の思想家としての小林秀雄

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43むしかえして
よくいわれてることなんだけど、今風な評論なんかは、一回読めばあっ、そうでおわり。
でも、K.Hはやはり、語彙の使用法がかなり厳密。ほかの評論がなんとも味気なく、薄まったビールみたいに感じられてしまうのは、わたしだけでしょうか?
若いころは、最新のこじゃれたナンカイ....に惹かれたけど、徹底した魅力が小林秀雄全集にはありますね。
自意識は今だって、大変な問題.....。
「人生をまだよく知らない人が、人生を知ってしまった人を批評する。うまくいくわけがありません」
K..について話そうとすると、K.Hのそういう言葉がかえってきそう。
最後の絶筆、ユング自伝をめぐる部分が忘れられない......