ヘミングウェイってどうですか?

このエントリーをはてなブックマークに追加
1吾輩は名無しである
スレが見当たらないんで、立ててみました。
2吾輩は名無しである:01/09/07 08:50
「老人と海」はおもしろいよ
「他固めに鐘は鳴る」もそこそこ
3吾輩は名無しである:01/09/07 10:13
「武器よさらば」も良いですよ。
41:01/09/07 15:34
「老人と海」
「誰がために鐘は鳴る」
この二つ読みましたが、何が面白いんですか?
文章が簡潔、明瞭なのは分かりますが、
面白さがいまいち分かりません。
5吾輩は名無しである:01/09/07 15:49
他人に「きみって優しいのね」と言われて
ああ、俺って優しいんだ、と鵜呑みにする人には不向きです。
「それってどういう意味だろうと」と深読みしてしまう人向きの
作家です。
6吾輩は名無しである:01/09/07 16:52
「日はまた昇る」がいいですね。これに出てくるわがままなブレットって女性が
いいですよ。
7吾輩は名無しである:01/09/07 17:24
日は股昇るは良かったよ
武器良さラバは原書で読んだんだけどつまらなかった
細かいところが分からなかったせいかもしれないけど
81:01/09/07 20:21
これほど盛り上がりに欠けるということは
やっぱり面白くないのかなあ。
でも、著名な作家ならヘミングウェイって絶対読んでるよね。
どうして?
9吾輩は名無しである:01/09/08 00:00
「キリマンジャロの雪」が最高。
ほかには、「I guess everything reminds you of something(何を見ても何かを思い出す)」
も好き。
10吾輩は名無しである:01/09/08 03:23
>>4
『老人と海』が簡潔で明瞭なものでしか、ないのならノーベル文学賞の
受賞対象にはなってないでしょう。ヘミングウエイは元新聞記者であるから
それが文体に多大な影響をもたらしたと云われている。
個人的には若い頃パリで文学修行中に書いた『日はまた昇る』が好きだな。
11吾輩は名無しである:01/09/09 02:38
短編が好いのです。
そして、5の言うとおりです。
12吾輩は名無しである:01/09/09 03:02
>>1
前にスレあったんだが、やはり短期で消えたよ。
漏れも、好きだし読んでもいるけどさ<ヘミングウェイ
読んで完結というか。。。皆で語りたいとかは、あまり思わんのな。
他の人も書いてるように「エデンの園」はいい、とか、
短編がやはり、らしくて良し、とか…感想はあるけども。
何か論じるべき問題点とか、謎の部分とか、難解なところが無い、
要するにイマ熱して語る対象ではないということかなぁ・・・
わりぃな、盛り上がらんレスで。スマソ!
13吾輩は名無しである:01/09/09 05:46
武器よさらばが一番すきだ。端的に事実を語るだけで、かえって悲哀が深い。
老人と海もいい。あれはこどもの読み物じゃないですね。大人が味わうものだ。
夏休みに中学生が読んだって分からないと思うよ。
14吾輩は名無しである:01/09/09 09:32
そうやなあ。
フランシス・マコーマーの嫁は、どんなつもりで撃ったかについて、
考えてみるか?イマイチか?
15吾輩は名無しである:01/09/09 15:16
『ヘミングウェイペーパーの謎』が好きです。
16吾輩は名無しである:01/09/23 13:19
戦争のトラウマとかを描いている作品も好きだけど、『キリマンジャロの雪』をは
じめ、新潮文庫の『ヘミングウェイ全短編2』に入っている作品は全て好き。
「死」(のイメージ)がところどころに出てくる。私は『清潔で、とても明るいと
ころ』が好きです。実は『ヘミングウェイ全短編3』は未読な未熟者なんだけど。
17吾輩は名無しである:01/09/24 07:50
この人って、本人も父親も弟も自殺してなかったっけ。全然マッチョでないのよね。
18吾輩は名無しである:01/09/24 19:50
『個人的な体験』を読んで『アフリカの緑の丘』が読んでみたくなってしかし翻訳した
ものが見つからなく、仕方なしにペーパーバックを購入するも英語力の無さゆえ案の定、
途中で挫折した経験有り。
19吾輩は名無しである:01/09/28 00:06
何だかあげてみたい夜。
20吾輩は名無しである:01/10/03 05:04
アフリカの〜って小説じゃなくてルポみた
いなやつか。興味はあるな。
21吾輩は名無しである:01/10/03 21:09
フィツジエラルドの方が好きですが
ヘミングウエイも好きです
日はまた昇る系で他にいいのありますか
22吾輩は名無しである:01/10/04 01:04
「キリマンジャロの雪」は凄いよ。俺は泣いた。俺もあんな風に死にたい。
23名無し名無しさん:01/10/04 02:42
どなたか、今、大学院で、修士論文か博士論文作成中の方いませんか?
私、米文学の大学院生なのですが、どなたかご助言を!
24吾輩は名無しである:01/10/04 06:55
ヘミングウェイとかいう雑誌が創刊だそうだが、何なんだろう?
25吾輩は名無しである:01/10/05 03:59
長編より短編の方が好きかも。
ちょっとした言葉がすげえ抉ってくる。
26吾輩は名無しである:01/10/05 06:57
村上春樹の『世界の終り』って、構成とか『キリマンジャロの雪』の
影響があるのでしょうか。
>>25
動揺短編の方が好き
ヘミングウェイの息子が死んだ、
29ヘミングウェーの息子、マイアミの拘置所女子房内で病死:01/10/05 18:47
30吾輩は名無しである:01/10/05 20:05
新潮文庫の翻訳者が糞なんだよね。
しいらをイルカ、
Big Heartを大きな心臓と訳した人。
さらに後書きにパパをたいした作家じゃないとか書いてたね。
誰だっけ。
31吾輩は名無しである:01/10/06 21:47
>30
大久保康雄って人みたいです(笑)

今「誰がために鐘は鳴る」を読んでる最中。
この話って必要以上に長い気がする
32吾輩は名無しである:01/10/06 21:51
大久保康雄ってほんと糞だね。ロリータの翻訳もあれだし。
33吾輩は名無しである:01/10/07 03:42
『異国にて』好きだよ。
34吾輩は名無しである:01/10/07 04:03
短編の方が好き!
とかいって長篇なんて読む気しないだけなのであった。
それはともかく、ニックアダムスものは大好きです。
自分は釣なんか全然しないんだけどあの釣の話しとかいいね。
35吾輩は名無しである:01/10/23 23:39
「願わくは御名の無ならんことを、御国の無ならんことを、
御心の無におけるがごとく、無においても無ならんことを、
我らにこの無を、我らが日常の無として与えたまえ、
我らが無を無にするごとく、我らの無を無にさせたまえ」

この一節が書かれているヘミングウェイの作品の名前わかりますか?
知っている人がいたらおしえて。
お願いします。
36吾輩は名無しである:01/10/24 00:11
>35
この日本語どういう意味?
37吾輩は名無しである:01/10/24 16:49
>>35
新潮文庫のヘミングウェイ全短編2「勝者に報酬はない」
にはいってる。タイトルワスレタ
3835:01/10/24 19:46
ありがとうございました。
分かりました。
ちなみにタイトルは「清潔な照明のよい場所」でした。
39吾輩は名無しである:01/10/24 20:01
「清潔な照明のよい場所」
いわゆる大久保 訳?

ワケ ワカ ラン題名だね。
4016:01/10/24 20:25
現在売られている新潮文庫の短編集は高見浩訳で、
「清潔で、とても明るいところ」になってるけど。
この作品、好きです。
41吾輩は名無しである:01/10/27 03:36
age
42Ray.na ◆8bwLPiQ6 :01/10/27 03:43
 何かを一個レポートのために読んだなあ。それまでアメリカ嫌いだった
けど、面白いと思った。。
老人と海だ。アメリカ人の書くものは絶対面白くないって偏見が
消えた。
だけど思い出してみたら緋文字もアメリカ人だったっけ。でもあれも
ストーリーが素敵だっただけで、文章はなんか平たくてだらだらして
イマイチ魅力を感じなかったけどね。
43吾輩は名無しである:01/10/27 13:53
今大学のレポートで「老人と海」の小論文(作者の生き方とストーリーの結びつき)書かなきゃいけないんだけど、私は釣りに興味もないから全く良さが分かんないんだよね。誰かいいアドバイスあったらちょうだい。
44吾輩は名無しである:01/10/27 14:00
けっこう本は読むほうなんだが、ヘミングウェイは難しいと感じてきた。
そこそこ引き込まれるのだが、本当の良さはまだ掴んでないような、
なんか漠然とした消化不良感がいつも残っていた。
村上春樹が40歳になって初めて「日はまた昇る」
の素晴らしさが分かった、と言っていたので、ちょっとホッとした。
45吾輩は名無しである:01/10/27 16:39
>>44
ヘミングウェイは基本的に内面を描かないからね。
淡々と行動の描写を積み上げていく。
読者が自分から行動に参入しないと分かりづらいところがあるかも。
説明のための説明を極度に嫌う。
日本の所謂私小説とは全く逆ベクトル。
46吾輩は名無しである:01/10/27 17:28
老人と海を読んで、マグロの切り身を何もつけないで貪ってみたりした
47吾輩は名無しである:01/10/27 19:32
書斎派には永遠にわからんと思うが。
だから、
大久保みたいなトンチンカンな翻訳でも通ったのだろう。
48受信中:01/11/17 02:31
「海流の中の島々」
私が最初に読んだヘミングウェイ。
文字で描かれた風景に吸い込まれそうな感覚。
翻訳されたものではなくて原文を読めるようになりたい。
49吾輩は名無しである:01/12/04 11:43
「日はまた昇る」はかくも素晴らしい作品なんでありますが、
世の中は奇怪なるもので、雑誌「Hemingway」なんてあーりやがって、
「男はヘミングウェイのように−−」なんて糞コピー書きやがって、
つまり「男はヘミングウェイのように猟銃くわえて引き金ひきやがれ」
ってことなのね。

我らが無を無にするごとく、我らの無を無にさせたまえ。
50吾輩は名無しである:01/12/04 22:14
>49
そんな雑誌ある? 未見。形ばっか真似たがる輩だな、
馴染みのバーの止まり木から窓の向こうに紺碧の海を眺めやり、
切れるほど冷えたダイキリを…ってか。体よりデカいかじきまぐろを
釣ってこい、ってな。そゆとこだけ、とるんだな。
死後刊行の「エデンの園」抜群。
5149:01/12/05 10:49
出版元は、金ないので聖教新聞も刷る、アッコにおまかせな会社です。
http://www.mainichi.co.jp/life/family/syuppan/hemingway/2001/1018/index.html
さあ、あなたもマッチョウェイオブライフ
52吾輩は名無しである:01/12/05 11:43
海流の中の島島、ぼくも好き
53吾輩は名無しである:01/12/05 19:10
日はまた昇る、はまちがいない。
54吾輩は名無しである:01/12/05 19:17
傷痍兵とはいえ、勃起しないのは、残念ながら、まちがい。
551:01/12/05 22:05
「武器よさらば」を読みました。
正直、最初は嫌々だったけど、
進めば進むほど歯止めがかからなくなりました。
正直、単なる恋愛小説だと思って読んでいたつもりで、
実際今も恋愛小説だと思っていますが、
あの異常なほどのヘミングウェイが描き出す恋愛観に
何か底知れぬ何かを感じました。
最後の蟻が焚き火の中でもがき苦しむ様子を見つめる彼、
この世の終わりとは何か、あの描写には正直参りました。
56吾輩は名無しである:01/12/06 05:02
「海流の中の島々」は、吉田秋生の「BANANA FISH」に出てきたね。
この漫画でヘミングウェイとサリンジャーに出会ったという子を
知っている。
57吾輩は名無しである:01/12/06 11:17
女性の感情というか女性を描くのがとても上手だなと思います。
言葉以外のところを読み手に想像させるというか…たしかに入り込まないと面白くない
作家では?と思います。短編集を読んでの感想でした。
58吾輩は名無しである:01/12/06 11:46
>言葉以外のところを読み手に想像させるというか

いわゆる氷山の理論ってやつですね。
かち割り氷の理論ってのを私は長い間考えてます。

個人的に、短編はやはり初期のがいいな。
このおっさん、ある時期から気取り屋さんになりやがる
59吾輩は名無しである:01/12/06 17:20
ヘミングウェイが好きな人が他に読むと愉しめるだ
ろうっていう作家は誰でしょうか?
60吾輩は名無しである:01/12/06 17:25
初期の丸山健二はヘミングウェイと比較されていた。
61吾輩は名無しである:01/12/06 17:28
片岡義男もね(藁
62吾輩は名無しである:01/12/06 17:36
一時期ミニマリストの作家達がだいぶ持ち上げられてたけど、
彼らの源流はヘミングウェイでしょ?もちろん手法としての。
レイ・カーヴァー アン・ビーティ ボビー・アン・メイソンなどなど。
レヴィット・デイヴィットなんかもそうなるのかな。
63受信中:01/12/07 01:28
>>56
「白」がいつも読んでた本ですね。
かくいう私もサリンジャーはBANANA FISHを見て読んでみようと思ったクチだったりします。
「Nine stories」の「A just day for banana fish」でしたっけ?
ヘミングウェイで最初に読んだのは、「老人と海」です。当時、小学生で、あまり理解できなか
ったですが・・・。今読むと感慨深いというか、微妙な虚無感に襲われます。
64吾輩は名無しである:01/12/07 03:31
>>62
恥ずかしい事にカーヴァー以外は知らないのですが、
それらの作家はどういった本で読めるのでしょうか。
大手出版社、それも文庫、が読書の中心のため、少しでも
そこから外れると、検討がつかなくなってしまいます。
65ixion:01/12/07 04:38
>一時期ミニマリストの作家達がだいぶ持ち上げられてたけど、
彼らの源流はヘミングウェイでしょ?もちろん手法としての。
レイ・カーヴァー アン・ビーティ ボビー・アン・メイソンなどなど。
レヴィット・デイヴィットなんかもそうなるのかな。

んー、そこはどうかなと思う。「切り詰める」っていう表現上の工夫
は、別にヘミングウェイが源流というわけではないし。むしろ
「ミニマリスト」がそう呼ばれる由縁は、ヘミングウェイの長編の
ように革命や戦争を描く大きな物語が書けず、日常の些細な歪みや
亀裂を描くことから来ているわけだし。ヘミングウェイとからめる
なら「ニック・アダムス」物語群や、BY-LINEなんかの記録文とは
多少似通ったものは感じるけど。
ディヴィット・レーヴィットなんかも、もし「ミニマリスト」という
分類をされるとしたら、やっぱホモセクシャリティと家族という
主題面によるものが大きいのではと思う。
6657:01/12/07 07:51
>>58さん、ほか
そういう理論というか、呼ばれ方があるんですか・・知りませんでした。
とても興味深くかんじました。まだ、読みはじめですので、これから少し
まとめて読んでみたいとおもいます。とても有益なレス感謝いたします。
67吾輩は名無しである:01/12/07 16:07
Raymond Carver以後の作家達で、
Ann Beattie Bobbie Ann Masonら女性作家、
Tobias Wolfなんかのベトナム帰還兵
他にもDavid Leavitt Jay McInerney
Bret Easton Ellisなんかnew lostの面々も強引に放り込んで
80年代、俗にminimalistとかnew realstなんて呼ばれた作家達だけど、
端的に言ってしまえば
postmodern作家に対する抵抗勢力ってことで括れるんでないの。
暴論かな(嗤
実際は、minimalismがmodernismに終焉を告げたというけどねぇ。
しかし雑誌Newyorkerが支えた作家群だねぇ。

Carverは実際にHemingwayの初期短編群をそれこそ嘗めるように読んでいたから、
作家的影響と考えればまぁ源流かもしれない。
実際Hemingwayかと見まがう作品いくつかあるね。
「切り詰める」とはいえ、Hemingway的な「切り詰め方」はやはり独特だから。
Hemingwayが米文に残した遺産は何かと言えば、
大きな物語よりも、やはりNick Adams物でしょう。
その遺産をきっちりかすめ取ったのはCarverだからね。
よってCarverの猿真似作家は無自覚にHemingwayの遺産を受け継ぐかと思われ(嗤
68吾輩は名無しである:01/12/07 16:17
↑おかしくないかと思われ。
minimalismもやはりpostmodernismかと思われ。
マキナニーのブライツライトビックシテーは高橋源一郎訳だし(藁
6967:01/12/07 16:22
あいすいません。
こないに早急にレス帰ってくるかとは思わかったので
暴論吐きましたことを陳謝します。
でも(゚ε゚)キニシナイ!!
70吾輩は名無しである:01/12/07 21:12
結構好き。
でもヘッセの良さはわからない・・・
71吾輩は名無しである:01/12/07 21:50
ヘッセ「荒野のおおかみ」で私はオイオイ啼いた。
呑めない酒も呑んだ。へべれけになり妻に泣かれた。
でもここヘミングウェイスレッド出汁ね!
72吾輩は名無しである:01/12/07 23:48
>マキナニーのブライツライトビックシテー
このデンパオヤジの最新作って何?
73ixion:01/12/08 02:42
マキナニーは電波オヤジというより単なる生真面目な良いとこの優等生かな。
最新作じゃないけど、短編集は出てます。

>端的に言ってしまえば
>postmodern作家に対する抵抗勢力ってことで括れるんでないの
これはモダニストの路線を引き継ぐ形の「実験」性がない、ということかな?
それならある程度は同意できる。ただ、これも「ミニマル」なものをどう捉える
か、という問題であって、例えばニック・アダムスなんかもその背後に「戦争」
という大きな疲弊を引き摺っていたりするわけだが、そういった〈大きな背後〉
がない日常のふとした亀裂を描くのがミニマリストであり、両者の文体は
似ていても(俺はそれほど似ているとは思わないが)その実全く異なるもの
ではないだろうか?リオタール的な「ポストモダン」の理解からすれば、
結局はミニマリズムもポストモダンに内包されることになるよね。

>しかし雑誌Newyorkerが支えた作家群だねぇ。
たまに「ニューヨーカー」=「おしゃれな(こなれた)短編」と思っている人
がいたりしますが、実は結構実験的な作家も取り上げます。最近ならジョナサン
・フレンツェンなんかも「ニューヨーカー」に書いていたし。

ところで、何だあの「ヘミングウェイ」って雑誌。誰かあの雑誌の編集方針を
教えてくれ^^;
74吾輩は名無しである:01/12/08 22:22
じゃ、繊細すぎて切れてるデムパオヤジということで。
ミニマムはポストモダンというよりもホラ話を引き継いでると
思うんだな、これが。
アメリカンジョーク・・・ってことは、なんだよトゥエインじゃん!?
75ジム・スマイリー:01/12/10 11:32
パパ・ヘミングウェイも躁鬱病の法螺吹きだ支ね!
7667:01/12/10 16:18
>例えばニック・アダムスなんかもその背後に「戦争」
>という大きな疲弊を引き摺っていたりするわけだが、そういった〈大きな背後〉
>がない日常のふとした亀裂を描くのがミニマリストであり、両者の文体は
>似ていても(俺はそれほど似ているとは思わないが)その実全く異なるもの
>ではないだろうか?

うーむ。IXIONさん。それはまったくその通りなんだけどもね。
私は問題はむしろその「文体」だと思うんだ。
〈大きな背後〉と言ってしまえば、
例えばAnn Beattieなんかはコテコテのwood stock世代だから、
戦後最も大きな物語としてのcounter cultureといったものがきっちり控えてる。
Tobias Wolfはそのままベトナムがある。(でもこの作家はたいしたことないね)
「文体」に関して言えば、私もそっくり同じだとは思わないけど、
かぎりなく似てると思うんだよな。暴論かな(嗤

Hemingwayが間違いなく引き起こした「文体」革命があるでしょう。
文学野の一部でしか作動しなかった「意識の流れ」的なものとはまた違う
確固とした「文体」革命が。
それがlost generationの最も大きな遺産だと思うんだよね。
大げさな言い方すればHemingway以後、
「文体」に対する姿勢が決定的に変わったのではないか。
その姿勢をCarverが確かに継承したと思うだけね。

ちなみに、以前書きました
「postmodern作家に対する抵抗勢力」てところはまー忘れてください。
暴論なんだから(嗤。
私が言いたかったのはこんだけ多様な作家が
皆してminimalsitとして括られてしまうナンセンスを言いたかっただけね。

例えばMcInerneyなんかこぢんまりしてるけども、それなりに実験的だからね。
二人称なんだから。リオタール的に言えばこのレベルでもpostmodernなるだろ(藁
そもそもCarver自身がこのminimalsitという呼称を嫌うしね。

Newyorkerはおしゃれ(?)な雑誌とは思ってないよ。
気取ってやがるなと思うだけ(藁

「ジム・スマイリーとその跳び蛙」の系譜に「競売49」が入ると思うな。
あ。これも暴論かもしれないので突っ込まないで。

ところで、確かに雑誌ヘミングウェイって何なんだろうね。
イマイミキもなんか昔「太陽とヘミングウェイ」なんてアルバム?曲?
か知らないけど、やってたねぇ。日本のヘミングウェイ観って貧困だねぇ。
77よこやりですまんが:01/12/10 21:44
>文学野の一部でしか作動しなかった「意識の流れ」的なもの
おまえ、ばかまるだし(w
McInerneyなんかいたるどころデムパで作品を広げてるぜ。
78たてやりですまんが:01/12/11 10:33
67は10年前ぐらいに教養課程レベルの米文を
ナマ齧っただけで知った口を叩く
可憐なる阿呆君であることは確かそうだが、
デンパデンパ言ってるおまえもだいぶ寒いな
79投げやりですまんが:01/12/12 15:33
77to78って典型のタイプだよな!
自分の意見言わずに突っ込むだけな!
馬鹿さらしてるのはこいつらな!
80いんちき信吉:01/12/23 10:41
「三十年前、若い作家達はヘミングウェイとフォークナー、

ウルフとフィッツジェラルドとともに、

ミラーを読んで書くことを学んだものだ。

ヘミングウェイを唯一の例外として、二十世紀のいかなるアメリカ作家

にも最大の文体上の影響を与えたのはミラーなのである」

「『北回帰線』は、『日はまた昇る』に匹敵する文体と意志上の革命で

あった」

しかし、「ヘミングウェイの世界は、この世紀の様々な力に押し流され

るままに人生がテクノロジー文明のトンネルに入るやいなや、早晩、

崩壊せざるを得ないように運命付けられていたのだ。ミラーはヘミング

ウェイが終わった所から出発したのだ。」

ノーマン・メイラーはこう書いています。
81吾輩は名無しである:01/12/23 12:00
「われらの時代に」読んで、良かったんだけど、今このスレ読み返してもひとことも
触れられてないね。もっといい作品が多いのかな。
82吾輩は名無しである:01/12/25 13:07
「われらの時代」いいですね。
私も好きですよ。ヘミングウェイの短編は初期が一番いいですね。

ちなみに上記でたまに出る「ニック・アダムスもの」
がそのことを指しているのだと思いますよ。

それと、信吉さんは、
つまりメイラーの意見に拠るってことなんでしょうか。
ヘミングウェイよりミラーであると。
83英米文学専攻:02/01/01 19:31
今、日はまた昇るで卒論書いてるんだけど、特に書く事ないんだよね、論じる点なんて
あるか?だって読んだままじゃん。なんか論点ないかな?卒論書いたことある人教えてよ。締め切りまで
あと10日ぐらいしかない。やっぱりニヒリズム的なところに焦点あてるのかな?
84taka ◆FvNZG6pw :02/01/01 19:36
ヘミングウェイで、「Fiesta」っていう作品の邦題、わかりますか?
ラテン語だと思うのですが。
85Tango:02/01/01 19:45
>>84
「日はまた昇る」です。
86taka ◆FvNZG6pw :02/01/01 19:46
やはりそうだったとは。
どうもです。
神田では、「違いますよ」って言われたんですけどね。
87M:02/01/01 20:11
>>79
おまえもデムパ(w
>>いんちき
最近引用を出してきてるんだ。以外だ、ビクーリしたよ
ミラーの文体?いまいち良くわからん。ミラースレでも
読んでくるよ
88吾輩は名無しである:02/01/01 20:15
>79
カキコごときに向きになってるヴァカ発見!
89Tango:02/01/02 00:55
一度、タイトルが偏向されている(ヘミングウェイ自身が替えた)ので、
それででしょうか?

>神田では、「違いますよ」って言われたんですけどね。
90Tango:02/01/02 00:55
偏向→変更 でし。
91英米文学専攻:02/01/02 02:02
Fiesta:The sun also rises についてみんなで語らないか?
最初の書き出し、Robert Cohn was once middleweight boxing champion of Princeton.
なんでへミングウェイはここから書き出したのか?彼は第一の草稿完成後に7ヶ月に渡って
書き換えに従事している。ということは何故ロバートコーンを書き出しに持ってきたのか?ブレッドではなく。
これには何か意味があるのだろうか?皆の意見を聞かせて欲しい。
92吾輩は名無しである:02/01/02 02:56
>>91 よし、読みなおしてみるぞ。まっとれ。
93通りすがれ:02/01/02 04:57
>>91
確かになぜ冒頭にロバートコーンの描写が出て来るのか不明だよね。
コーンは主人公でもなんでもないのに。

でも一つ言えることは、読者はこの冒頭を読んで「これはかなりマッチョ
な男達の話なんだ」って思うと思う。

物語全体的には決してマッチョな話ではないんだけど、ヘミングウェイ
はそういう風に読者に印象づけたかったのではないだろうか。

つまり全体的に見て整合性はあるけれど、マッチョな部分が足りないから
冒頭にコーンのボクシングの話を持って来たんだと思う。

なぜ、マッチョな話にしたかったのか。
それはヘミングウェイの趣味。

単なる青春群像の漂泊の話に留めておくのではなく、そこに力強さを
加えたかったのだと思う。

以上、勘違いな意見だったらスマソ
94吾輩は名無しである:02/01/02 12:23
なんでまたコーンなんていうユダヤ系の苗字を持ってくる必要があ
ったんだろうな。ノーマン・メイラーの小説にユダヤ人がたくさん
出てくるのはわかるけれども。
95通りすがれ:02/01/02 15:14
>>94
対比の問題じゃないかな。

コーンはプリンストン大学のお坊ちゃまで、ガリ勉タイプで、本当は
ひ弱なんだけど努力してボクシングをやって鼻はつぶれたけど
学生チャンピオンになって、自信を得た感じ。

後から出て来るスペイン人の闘牛士は、闘牛に命をかけて挑んでいる
男の中の男。本当のマッチョ。

冒頭に出て来るコーンが男の中の男のタイプだったらキャラがかぶって
しまって目立たなくなってしまうからじゃないかな。

これも適当な意見でスマソ。
96吾輩は名無しである:02/01/02 22:13
ウェブ上でヘミングウェイの作品を原文で読めるところってあります?
97吾輩は名無しである:02/01/02 22:30
>>96
まだ著作権切れてないでしょ。
98英米文学専攻:02/01/02 23:49
いろいろな意見があって面白いね。でも、この冒頭だけを読むとこれはロバートコーンの
話だと思うよね。だってロバートコーンがどういうやつかについて以上なほど書いてあるからね。
この話、語り手ジェイクと女主人公ブレッドとか言われてるけど、ブレッドについては病院で知り合った
ぐらいしか書いてないからね。しかもブレッドは結構あとにならないと出てこない。でも、もしかしたら
へミングウェイはロバードコーンを一番描きたかったのかもしれない。ロバートは内気で気のいい男でジム以外では
人を殴った事もなく、本当に恋愛もした事ない、自分が無駄に生きてきたと思って変わろうとしてるときに
ブレッドと出会って、熱く燃えてそしてジム以外では殴った事も無かったロバートが最後皆を殴りまくるって言う感じで。
ロバートコーンって皆から嫌われてるからね、でも一番純粋って言うか。そして最後、この純粋な男に悲劇的な結末を用意する
ところがヘミングウェイって感じで。この小説ってある意味ロバードがいるから面白と思うんだけど、それは俺だけかな?
99吾輩は名無しである:02/01/03 00:43
うー、またまた意見を書いてしまうよ。自分は文学部卒でもないし、
素人なので的外れかもしれない。

ヘミングウェイはコーンやブレットやジェイクやその他の人物を登場
させて、なんていうのかな、青春群像を書きたかったんだと思う。

ヘミングウェイの故国のアメリカの読者に向けて、フランスはこんな
感じなんだ、スペインはこんな風だ、ヨーロッパってこんなもの
なんだぞ、って誇張を交えて提示して見せたかったんだと思う。

もちろん当時も今もヨーロッパへ行ったことがないアメリカ人は
多いから、そういう人々に向けて、興味を引く物語を作りたかった
んじゃないかと思う。

戦後のやけっぱちと、酒と、恋愛と、旅がからむとこんなになっちゃ
うんだぞって。

そしてそれはまんまと成功したんだよね。
今でもこの小説を読む人がいるってことは本当に信じがたいほどの
成功だよね。
今手元の本を見てみたら「日はまた昇る」って1926年に出版されて
るんだ。今から76年も昔に書かれた青春小説に現在の若者も魅了
されるんだよ。76年前のファッションや文化で今でも残っている
ものってある?
あ、フィッツジェラルドも同世代か。

なんか乱文スマソ(恥
100通りすがれ:02/01/03 00:46
>>99
通りすがれでした

100ゲットするのは偶然です。
101吾輩は名無しである:02/01/03 00:54
高校生が英語を勉強する時にはもってこいの教材。
それ以上でも以下でもない。
102通りすがれ:02/01/03 01:08
>>101
あ、そっすか。単なる英語の教材としか見ない人もいるんだ。
感性は人それぞれだからいいけど。

アメリカの作家でもヘミングウェイを敬愛している人多いよ。
内容とかだけでなく文体とかね。もちろん毛嫌いしている人も
いるけど。

だれかヘミングウェイの文体について語ってくれ!
103ロカンタン:02/01/03 02:05
>>101
サムい奴だなあ。
感性云々以前の問題の気もするが.......
104英米文学専攻:02/01/03 05:28
ヘミングウェイは読みやすいって言われるけど、英語の教材にはむいてないと思うよ。
小説自体、英語の教材にはむいてないと思う。例えば高校1年生の人がThe sun also risesを
日はまた昇るって訳したところで何の意味も無い。The sun also rises って言うのは聖書の言葉から
来てるって言うところを理解してこそ初めて意味がある。小説はただ日本語に訳せばいいってわけでは
ないと思う。その国の文化とかを理解してこそ初めて理解できる。
105666:02/01/03 07:49
皆さん
「老人と海」深読みして御覧なさい。面白すぎるから。
106666:02/01/03 07:53
ヘミングウェイの文体
彼の物の書き方と情景模写は、人を若返らせ少年に戻った気持ちで純粋に読めるような
好奇心をそそる文体である、と私は思う。

105にも書いたが
深読みしないでもしごく面白い。しかし深読みしだすと又違った世界観が現れるよ。
どうぞお試しあれ。
107吾輩は名無しである:02/01/03 21:18
>>106
禿しく胴衣。

ではどうしたらあんな文体を手に入れることができるんだ?

だれか考察してくれ!
108吾輩は名無しである:02/01/03 21:54
どうして666の書いたものはロボットが書いたもののように見えてしまう
のだろうかとても不思議だ。
109吾輩は名無しである:02/01/03 22:53
107
彼の諸事情は余り知らないが、人生において酷く苦労していたと思う。
彼の憧れであった作家もしくは読み漁っていた書物を読むことで、
彼の際に寄ることが出来ると思う。しかしそれにはそれ相応の人生経験が伴わなければ
宝の持ち腐れである。 と思うが。
110666:02/01/03 22:58
すまん上は俺だ。
ヘミングウェイは少年の心(ものを純粋に感じれる心、感性)と
自己の芯(誰でも有ると思うが「筋」というやつ)とを併せ持っていたと思う。
やはり何かに刺激を受けながらそれを考察して小説を書いていた。と思う。
111英米文学専攻:02/01/05 00:42
”Oh,Jake,"Brett said,"we could have had such a damned good time together."
Ahead was a mounted policeman in khaki directing traffic.
He raised his baton.The car slowed suddenly pressing Brett against me.
"Yes."I said."Isn't it pretty to think so?"
ここの場面について話あわないか?なんでもいいんだけど、例えばなぜこう言ったのかとか。
クイズです、この場面は何章のどういった場面でしょうか?
112吾輩は名無しである:02/01/05 00:49
インポ男とヤリマン女が突然メロドラマチックになる場面。
113英米文学専攻:02/01/05 00:55
>112 ここってドラマチックな場面かな?
114吾輩は名無しである:02/01/06 08:46
私はヘミングウェイと開高健に憧れて、いずれは作家になりたいと思っているものです。最近 Stephen E. Ambroseの ”Citizen Souldiers" を読んで、今まで憧れていたヘミングウェイとは別の一面を知らされました。一読をお勧めします。
115吾輩は名無しである:02/01/06 09:03
『兵士の故郷』読んでみそ。
それから『心が二つある川』
116英米文学専攻:02/01/11 01:22
実はあれは、日はまた昇るの最後の場面でした。卒論は無事完成。ただ、やっぱり英語で
書くのはたいへんだったよ。1回日本語で書いてから英語にするんだけどそれが難しいって言うか面倒って言うか。
それにしても、ヘミングウェイのスレがこんな下にあるとは。夏目漱石のスレがないように。その国を
代表する人の小説って言うのは以外に題は皆知ってるんだけど中身は読んでないってことが多いよね。
117吾輩は名無しである:02/01/11 22:41
短編の「殺し屋」は、映画大学生時代のタルコフスキーが
習作で映画化してるんだよね。(数年前NHKの「未来時間/タルコフスキー
幻の処女作」・・みたいなタイトルの番組で放映していた)

ロシアの芸術青年達にもヘミングウェイはかなり影響を与えている
ようだなー。
118英米文学専攻:02/01/11 23:59
ヘミングウェイは武器よさらばの最終ページを44回も書き直している。老人と海は200回
読み返して、その都度多少の修正をした。ということは日はまた昇るの最終ページもきっと100回ぐらい
書き直してるかも知れない。最後のジェイクのIsn't it pretty to think so?にはきっと深い意味があると思う。
なんでこんな中途半端な否定疑問で終わってるのか。ここについて激論しないか?
119吾輩は名無しである:02/01/12 00:13
>>118
面白そうだ。
"we could have had such a damned good time together."
soはこれを指してるんだよね。
「(やろうと思えば)楽しくやれたのにね」
「そう考えるのは悪くないね」
って感じかな。

二人とも心残りがある。後ろ髪を引かれながらも、クールに別れを迎える。
ジェイクの「不能」が、若い二人の間には切ない障害となっている。
そんな感じ?

20年前くらいに読んだだけだからいい加減かも。
120英米文学専攻:02/01/13 05:12
>119 たしかにそーいう感じだよね。なんともいえない悲劇性が表れてるね。でも、
ブレットはジェイクが性不能だから一緒に暮らせないって言ってるのかなー?
121119:02/01/14 20:03
>120
性不能そのものというよりも、若い二人だから毎晩二人はその事実に直面せざるを得ない。
それは二人にとって残酷なこと。
その事実に触れても、触れなくても残酷なこと。
そういうことじゃないか。
122吾輩は名無しである:02/01/16 16:37
すみません、初めてヘミングウェイの作品を読んだのですが
その中のビッグなんたらっていうのの内容が掴みづらいんですけど。
特に各章の冒頭に書かれている短文が意味不明です。
ニックという人の話が主軸になっていると思ったら
途中途中でなんか全然関係ない人の話が入ってくるし。
簡単な解説を誰かしてくれませんか?
123吾輩は名無しである:02/01/16 20:46
別にヘミングウェイは推理小説じゃないだから、謎解きなんていらんだろう。
何も感じなかったら無理して読む必要ないと思う。
124吾輩は名無しである:02/01/16 21:05
125吾輩は名無しである:02/01/17 01:28
>>123
いや、感じるものはあると思うんですけど
全体的な整合性というか、流れが分かりにくいなぁって。
だって全然関連性のないように思える話がいっぱいあるんですよ。
これらが全部一つ一つの短編モノなら分かるんですけど、同じ題名の下に纏められているから。

>124
違います、文学板に来るのはじめてです。
もとい、これで二回目です。
126英米文学専攻:02/01/17 01:36
>121 たしかにそうだね。でも、なんでこんな中途半端なところで終わらせたのか?
ヘミングウェイって登場人物の生存の先を描かないから、きっとわざとここで余韻を持たせて終わったんだろう。
127吾輩は名無しである:02/01/17 02:22
さっきコンビニよったら、どっかの雑誌が押井守原作で、ヘミングウェイの
「殺し屋」マンガ化してた。

例のハムエッグが食べたい。いやメニューに在りませんいう会話表層的になぞって、
殺し屋に狙われるのは、元活動家のトドメ紅一ということ。

ま、あまり期待するな
128吾輩は名無しである:02/01/30 14:24
大久保康雄きゅんはダメ訳者なんですか?
129吾輩は名無しである:02/01/31 18:14
短編今読んでるけど素朴でよいね
130駆け出しサザエさん:02/02/10 02:55
老人と海を深読みすると、また別の解釈があるとの書き込みに、むむ?となっています。
例えば、どういった部分でどんな解釈が可能なのでしょうか。

もしも良かったら、教えてくださいませ。

私は、老人のストイックさ(というと、陳腐ですね)に心惹かれました。
…失恋した直後だというのもあったかもしれませんが。

誰かが別のスレで

|ハードボイルド調の文体って、
|現代ではギャグでしかないからなあ。

と、言っていました。
人の心にそっと染みてくるような文章だと思ったのですが、ギャグ、なのでしょうか。
真剣さを表に出してしまうことを嫌って、一ひねりして出すのすら、もう消費してし
まい、ギャグとしてしかこの文体は生き残れないのですか?
131ixion:02/02/10 07:04
>特に各章の冒頭に書かれている短文が意味不明です。
これって闘牛に関する短文とかが冒頭に入ってくる部分かな?
それなら、あれは本文のニック・アダムスがたどる虚無と暴力の世界を、
別のものでありながら同じ感覚(荒廃?)を描き出している文を対置する
ことで、よりいっそう際立たせる、って説明がよくされます。
で、そういう手法がなにやら「モダニズム」とか言われちゃうわけですが、
今となってはそんな大層なものにも見えませんね^^;

ハードボイルド、ってヘミングウェイのような文体だけならまだ全然通用する
けど、例えば殺し屋が「ハムエッグくれ」「いやメニューにない」なんて
会話に巻き込まれていたら、それはギャグでしかないね、確かに。
要するに、ハードボイルドの文体(があるとして、それ)は通用するが、
ハードボイルド的とされる世界観や物語は消費され尽くしたのかもしれん、
ってことかな?
132吾輩は名無しである:02/02/13 03:39
「あちこちを旅してまわっても、自分自身から逃れられるものではない」

誰かこのヘミングウェイの言葉の原文知りませんか?
知ってる人いたら教えて下さい。
133英米文学専攻:02/02/14 00:13
>132 You can't get away from yourself by moving from one place to another.
There's nothing to that.
134吾輩は名無しである:02/02/14 23:09
「移動祝祭日」の最初のほうで、ひたすらパリのカフェで少年時の小説(3 days blowの
事を指しているのかな?)を書いているヘミングウェイ自身の思い出が好き。

ひと段落ついてカキを食しながらワイン飲んでるとこなんか。
135 くじら厨房:02/02/16 01:36
質問です。
大久保訳を読んでしまったばかりの「武器よさらば」なんですが、

手術前日、病室でキャサリンとヘンリがいちゃいちゃしている場面で
「体温票を作らなきゃ あなたの体温はいつも平常ですばらしい」
「きみこそすばらしい」
「あなたの体温はすばらしい、あなたの体温が私の誇り」
「僕らの子供はみんなすばらしい体温だろうね」
「私たちの子供は動物みたいな体温よね」

というくだりがあるんです。
「体温」はおそらくtemperatureで、手術用に体温を測る必要があるというのは
創造できるのですが、後半の「体温」は、同じtemperatureを「芯が強い」とかの
心の強さの意味で使っていて、意味を掛けている様に思いますです。
「体温票」は、原書でどういう語が使われているのでしょうか?
なんか、「動物みたいな体温の子供」って変な感じ。
「動物みたいに大元気なこども」のことじゃないのかなーとか。
「あなたの強さが私の誇り」なんじゃないのかなーとか。

この子供の話は、妊娠カミングアウトまえなんで、
将来持つはずの子供のことをなんとなく話し合う
幸せなカプールつーことなんでしょうか?
でもって、二人がケコーンできないのは、なんでですか?
原書が今、手元に無く、どなたか、説明プリーズ。


136くじら厨房:02/02/16 01:59
>でもって、二人がケコーンできないのは、なんでですか?

ここだけ、世界史板にも聞きに逝ってきます
原書読んでる方はいないのかな・・・
137 :02/02/16 17:26
138吾輩は名無しである:02/03/07 18:33
age
139吾輩は名無しである:02/03/07 19:59
へミ短編読んだが、というかこいつの作品って
ナニカの寓話・メタファーなの?
あまりに素朴なもんで。おもしろいけど。
140タゴール:02/03/10 20:38
てめーらあげ
141吾輩は名無しである:02/03/11 12:55
おいヘミングウェイの小説に出てくる料理って
食べてみたくなんねーか? どうよオメーラ
われらの時代の「ファイー太」のハムサンドなんて本当うまそうだ
142吾輩は名無しである:02/03/15 21:28
ヘミングウェイの文体は、
乾いた簡潔な描写の中に驚くべき緊張感を保つ事に成功している。
彼にとって人間の精神とは、「外面と同一のもの」であったのだろう。
143吾輩は名無しである:02/03/17 08:50
最近、ヘミングウェイについてなにかと批判する者がいる。

彼の作品を他の文学と同じ視点で語るのは甚だおかしい。

特に「老人と海」を無価値と断定するものは斬首の刑をまぬがれない。

「老人と海」を、滅び行くヘミング文学を助けよう。

あなたの一言で、数百人のヘミングファンが助かります。
144ixion:02/03/17 14:12
そこまで書くなら「ヘミング文学」とか言うなよ^^;

>手術前日、病室でキャサリンとヘンリがいちゃいちゃしている場面で

原語ではこうです:

"You're such a silly boy." She kissed me. "That's all right for
the chart. Your temperature's always normal. You've such a
lovely temperature."
"You've got a lovely everything."
"Oh no. You have the lovely temperature. I'm awfully proud of
your temperature."
"Maybe all our children will have fine temperatures."
"Our children will probably have beastly temperatures."

さて、この場面ですが、おいらの乏しい記憶と手元のノートを見ると、
戦争との対比によってメロドラマであることをかろうじて逃れているだけ
の場面、ってなってます。"temperature"は「生命」と読み込んで全く
問題ないと思いますし、子どもが"beastly"っていうのも単に「生命力」
に関する軽口でしょう。大して意味のある会話ではないと思います。
145ixion:02/03/17 14:14
結婚できないことについては一つ伏線があって、17章のある場面で
"Fight or die. That's what people do. They don't marry."
なんて台詞も出てきますね。つまり「結婚」を引き伸ばすことで
「死」という劇的なもの、イコール物語を引き伸ばすことにもなってます。
終章近くに「結婚したら…」うんぬんの会話が出てきますが、これも一種
悲劇性を高める伏線であろうと思います。こういう点で、よくヘミング
ウェイのこの作品は批判されますね。死を引き伸ばすドラマという風に。

テキスト内レベルの話では、キャサリンは恋愛と結婚を分けていたので
しょう。戦時の恋愛というものを経験した後に結婚して落ち着いてしま
えば、もう以前のような圧力の高い恋愛はありえない、と(これに関し
ては「髪を切ったらまた私にほれるかしら」みたいな会話がどこかに
あったと思いますが)。

あと、無粋なことを言いますと、ヘミングウェイ自身年上のねーちゃんと
結婚したがっていたのに戦争が終わって告白したら「あなたは子供だから…」
(ありがち^^;)と拒否されてしまった、ってなエピソードもあります。
これはまぁ考えると面白くないので、参考程度に。
146吾輩は名無しである:02/03/21 21:59
も一度書きます「キリマンジャロの雪」でみなさんはなぜ豹が雪山に登ったのだと思いますか?
147吾輩は名無しである:02/03/22 04:06
>>146
孤高の自殺
148午後の死:02/03/22 04:15
今、日本語版の(午後の死)って手に入らないのでしょうか?
なんか高い短編集には入っているみたいですけど。
文庫本で欲しいのです。
闘牛に興味があるのと、シャンパンとぺルノーのカクテルの所に興味がありまして。
どなたか情報をお持ちの方がいたら教えて頂ければと思います。
149吾輩は名無しである:02/03/22 21:19
>148
こないだ借りてあんまり面白くなかったから読んですぐ返して
はっきりはわからんが(闘牛士の話だよね?死ぬやつ)
「インディアン部落」という短編集(おそらく新潮文庫)&
廃刊だと思われ。図書館で盗め(w
150吾輩は名無しである:02/03/23 06:16
書簡集を読んでみたい。
151吾輩は名無しである:02/03/23 06:26
彼って本当にマッチョだったの。
152吾輩は名無しである:02/03/23 06:44
皮膚が弱いのでカミソリあてられずヒゲぼうぼう。
153吾輩は名無しである:02/03/23 06:51
>146
豹の気持ちになれ。
人に聞くときは、自分がまず答えろ。
154吾輩は名無しである:02/03/23 08:34
豹の話って、梶原一騎がよく引用していたなあ。
前人未到の高みに挑戦したくなった豹がいた、よりも、
奇病に取付かれて自殺的行動に出た豹がいた、という方が、
まだリアリティーがあると思うが。
155ixion:02/03/23 12:52
体温の話も、田中光二が「閉ざされた水平線」で引用してるね。
156通りすがり:02/03/24 19:25
まずは短編から読むといいよ。
157吾輩は名無しである:02/03/24 20:13
ハッタリ大好きだったから信用はできない
158吾輩は名無しである:02/03/24 20:55
信用出来る作家なんているか?
159吾輩は名無しである:02/03/24 21:16
いるよ、別に普通に。
160吾輩は名無しである:02/03/24 23:33
例えば「マタハリと寝た」と得意げに言っている
161吾輩は名無しである:02/03/24 23:40
>>160
酔っ払いの冗談好きのジョン・レノン・タイプの言う軽口だと
思えばいい。真に受けてるホッチナーとかの記述を鵜呑みに
するなかれ。
162吾輩は名無しである:02/03/24 23:58
上のマッチョがどうのこうのというレスとつなげてほしい
彼は本当は繊細なのに無理に演技していた感じがする
163吾輩は名無しである:02/03/25 09:53
>>162
ああ、俺とそっくりなのさ
164老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/25 21:08
ヘミングウェイあげ
165ふにゃらかほい:02/03/25 23:02
でも、彼は、文豪というには、ちと弱いぞ。
アメリカじゃあ、相対的に、そういえるかもしれないけれど・・・。
他の国の文豪、たとえば、シェークスピアだとか、ドストエフスキー
だとか、ゲーテだとかとくらべると、数段、スケールは落ちるぞ。
せいぜいハードボイルド・スタイルの先駆者といったところが、 
彼の文学史上の正当な評価でしょう。
166老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/25 23:35
確かにそうかもしれん、が、
そもそも比べ様がない。いいんだよ。ヘミングウェイはいつだってバカにされ、
我々みたいなマッチョに憧れる奴だけがいつまでもついて行くんだ。
彼自身がそうだったように
167吾輩は名無しである:02/03/25 23:37
フォークナーさえいなかったらねえ。。。
189 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/03/26 02:17
ヘミングウエイならなんてったって
『誰がために鐘は鳴る』だよな。
目的地も決めずに夜のパリをタクシーで
走りまわったりとか、友達どうしで旅するのに
旅先で落ち合う約束をしてバラバラに行動するとか。
なんか、乾いた青春物語ふうですきだよな。
・・って、ここは駄作をけなすスレだったか(わ

190 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/03/26 02:22
>189
イイ。

191 名前:吾輩は名無しである 投稿日:02/03/26 02:27
>>190 同意。なんかいいね、189。読みたくなるよ。名レスでしょう。
169吾輩は名無しである:02/03/30 05:37
私の好きなアーウィン・ショーが
「我々はみんな、ヘミングウェイの子供だよ」
な〜んて言ってますがね。
170老人と海:02/03/30 09:58
実際に戦争行って帰ってきてみな。
本当にヘミングウェイの作品みたいな気持ちになる。
「兵士の故郷」なんかもう切なくて切なくて。
ああいう風に全てがしょぼく見えて来るんだよ。
ソマリアでの俺の体験は、本当に怖かった。

彼は傷ついた心の穴を埋めるために、ダンディズムに憧れ、
山で狩りを、海で釣りをしたのかもしれない。
それは動物との戦いだ。彼はその極限の中でしか生きられなかったのだろうか。
171吾輩は名無しである:02/03/30 12:13
「日は昇る」の主人公は不能者のハードボイルダーだったよね。
物語自体からは空虚な日常の雰囲気しか覚えてない。何を意味してるのか?
172吾輩は名無しである:02/03/30 12:15
セクースできないといかに人生が空虚であるか、つことです。
173吾輩は名無しである:02/03/30 12:21
>>172若いなぁ
174吾輩は名無しである:02/03/30 12:23
じじいです。
175吾輩は名無しである:02/03/30 12:27
婆あです。
176吾輩は名無しである:02/03/30 12:33
ハードボイルダーって・・・なんか気になる。「へんしん!」とかしそう。
<17
177じじい:02/03/30 12:35
>>175 つきあいましょう。
178婆あ:02/03/30 12:44
>>177喜んで。
179ハードボイラーマン:02/03/30 13:19
the hard-boiled detective ハードボイルドな探偵 
ってな感じが普通みたいだぜ。
http://www.vintagelibrary.com/hardboil.cfm
ヘミングウェイは、the hard-boiled writer?それとも?
おっと次の現場に向う時間だぜ。あでぃおすあみ〜ご☆
180吾輩は名無しである:02/03/30 14:13
悲観的、悲劇的人物。
武器よさらばとか、老人の海って、主人公が努力して努力して、苦境を乗り越えたかなと思った矢先、元の木阿弥、水の泡になる。彼の人生もそうであった。
181老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/03/30 16:12
>>180
いいことイタ!!
182吾輩は名無しである:02/04/01 05:13
>>170 :老人と海 :02/03/30 09:58
>実際に戦争行って帰ってきてみな。
なにを好きこのんでいくもんですか。
>本当にヘミングウェイの作品みたいな気持ちになる。

あなた、本当に現代人?
ひょっとして200年くらい生きてるの、うっかり忘れてませんか?。

殺伐としたこの今の世の中で、戦争に行かなければ空虚さも感じ取れないなんて。
よほど幸せな生活を送れているのだと思う。
183吾輩は名無しである:02/04/01 05:27
うーむ。
平和な現在に感じている空虚が、戦争で感じるそれと同じとは
思えないなあ。
幸せですよわれわれは。生きてるうちは、たいていの死はテレビの
むこうにあるわけだし。

朝の5時にネットに話しかけてる私もなかなか空虚だとわれながら。
しかし胃袋のほうがもっと空虚なようで、たったいま

クゥゥゥ・・・キュォォォ・・・

と音を立てたのでした。でも寝る。
おやすみんしゃい。
184老人と海:02/04/01 08:55
いや、海外派遣で行った事有ります。
タメしに行ってみなさい。心臓が縮まるよ。
185吾輩は名無しである:02/04/01 10:05
なんだ、文学好きな傭兵じゃないのねん(W
186吾輩は名無しである:02/04/01 13:37
>>185 184は、律儀にも4月1日にレスしてるじゃないか。
187吾輩は名無しである:02/04/01 13:46
闘牛士萌え
188ふにゃらかほい:02/04/01 16:38
正直、文学者としてのヘミングウエィにはそれほど
凄さを感じないけど、私がアメリカ留学中にしたように、
彼の作品を、英語のテキストとして使うのはいいかも。
ジャーナリスト時代に叩き込まれた、短文作成のセンス、
事象を具体的に表現する文章力、単純なストーリー構成
など、中級クラスの英語力の持ち主で、なにか、英語で書かれた
原文を読みたいという人にはいいんじゃないかな。
私も、アメリカに住み始めてすぐに「武器よさらば」「誰がために
鐘はなる」をよんだら、英語力、特に、どういうわけか会話力が
あがりましたし・・・。
189匿名:02/04/14 17:38
ヘミングウェイの素晴らしい点の一つは、アウトドアチックなところだね。
特に「big two heart river」なんか、つり好きの俺にはたまらない描写だね。
アレほど読んでいてロッドの感触が思い浮かぶ、おいしい料理が食べたくなる文体はないよ。
一つの磨かれた芸術、広大な自然に佇む男達の風景、まさに詩的世界。
エドガーアランポーの言葉を借りれば、比類なき「効果」をヘミングウェイは我々に与えるのだ。
190吾輩は名無しである:02/04/15 00:15
>>189
しかしヘミングウェイの書いてるようなのを想像してアウトドアに走ると
ろくなことがないだろうね。だいたいヘミングウェイのテクストに自然なんて
これぽっちも描かれていないよ。彼が描くのは自然ではなく「自然」。
あるいは「自然」ではなく自然と言った方がいいのかな。
191老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/04/15 23:28
ロバート・コーンさんは悪人です。
192         :02/04/15 23:51

つまんねぇよ。
とくに「日はまた昇る」は最悪だろう。
金返せ!本ナンバー1!!
193吾輩は名無しである:02/04/16 00:24
老人と海、だけ読んだけどその後、ヘミ、読む気にならず・・・

新潮文庫。福田ナントカ(ダメだ、読めん)存、って人の翻訳だが
原語で読まねばダメっすかね?
文章は上手いの?

深さ、感じなかったです、ハイ
194吾輩は名無しである:02/04/16 01:10
いや、深くはないよ。全然。深くはないけどいいものもあるよ。短編がいいよ。
俺は短編と「日はまた昇る」しか読んでないけど。俺は短編は良いと思ったよ。
「日はまた昇る」は風呂場で一週間くらいかけて読んだけど。金返せと思うほど
つまらなくはなかったよ。風呂場に一週間こもったわけじゃなくて、30分風呂に
浸かりながら本を読むのを一週間続けた時に読んだ本が「日はまた昇る」だった
だけで。ぶつ切れ気味の文章をぶつ切れ感覚で読んだから印象がバラバラで
よく覚えてないけど。よく覚えてないから悪い印象も残ってないのかもしれないけど。
深くはないよ。俺の持ってる「われらの時代に」は福武文庫版だけど。これは最初の
断片が太字でその後数行開けて話が始まるんだけど。その「間」がすごくいい感じ
で。他社の版だと1ページ開けてたりするけど。物語に関係のない断片とその後の
話。断片は戦場のことだからその後の話が死に際の兵士の走馬燈に思えて。
釣りとか雄大な自然とか言われても俺にはそれを楽しめる素養はないから関心
はないけど。素っ気なく切り取られたような短編達は好きになれたよ。福武文庫
版じゃないのにはじめに触れてたらそうだったかは分からないけど。ただ深さを
ヘミングウェイに求めてもあまり意味はないと思うよ。「パパ・ヘミングウェイ」なんだ
から。親父の背中は大きくても深くはないよ。母親なら深いかもしれないけど。
ヘミングウェイはおっさんだから母親じゃないし。自殺したからいろいろ深い作家
と思われがちなのかもしれないけど。それほど深くはないけど俺は「われらの時代
に(福武文庫版 他社だと「われらの時代」)が好きだよ。老人と海は昔読んだけど
感動した覚えがないなあ。
195老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/04/16 18:07
>>192
可愛そうに。ここに白痴みたいな書き込みするほどつまんなかったんだね。
次はつまらない本掴まないように気をつけてね。そして死ねw
196老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/04/16 18:09
ヘミングウェイは読む人を限定します。それは別に知能の問題ではないです。
あくまで好み。知的コンプレックスの馬鹿ほどへミをこき下ろす。
197老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/04/16 18:09
なぜならヘミングウェイに深い思想はないから。
198老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/04/16 18:10
いや、そこには違うものがある
199吾輩は名無しである:02/04/16 18:28
>>196
>知的コンプレックスの馬鹿ほどへミをこき下ろす。




                             

プッ
200老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/04/16 18:36
>>199
あ、君ねw
201老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/04/16 18:40
そうです。よくわかりましたね。
202老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/04/16 20:12
おまえら死ねhehehehehehe
ヘミングウェイでオナニーしてるだぞひゃなはっははは
203吾輩は名無しである:02/04/16 20:23
酒飲みながら短編読むのが好き。
204老人と海馬鹿にした奴は殺す:02/04/16 20:35
>>1->>203
全員死ね。実は俺はヘミングウェイなんか嫌いです。死ね。
屑。ゴミ。カス!!
205吾輩は名無しである:02/04/16 20:46
ここはバカコテハンのオナニースレれすか?
206吾輩は名無しである:02/04/16 21:03
本物の「老人と海馬鹿にした奴殺す」はどこだ???
207「老人と海」の代理:02/04/23 23:23
いないみたいだからあげとく。
208吾輩は名無しである:02/04/24 00:01
老人と海馬鹿にした奴は殺す=知的コンプレックス
209「老人と海」の代理:02/04/24 00:39
>>208いや、本当に知的コンプレックスあったらヘミングウェイとは言えないとおもうぞ。
もし本当にコンプレックスがあったらマラルメとかヴィトゲンシュタインとか言い出しそうな気ーするがなぁー。
210老人と海 ◆zIdJrjf. :02/04/24 18:33
ヘミングウェイの短編には、常に緊張感に満ちています。
単純な一文一文の積み重ねが、重厚な世界を作り出すのです。
そこには思想は知識ではなく、ヘミングウェイにしか作れない世界が広がっているのです。
確かに彼の作品に難解な知識も、高度なメタファーも、実験的な手法もあるわけではありません。
しかしヘミングウェイの魅力はそこにあるわけではないのです。
その点でヘミングウェイを「奥が浅い」と呼ぶのはマチガイだと思います。
ヘミングウェイは、僕個人の考えでは、原始的な求心力を持つ作家だと思います。
211「老人と海」の代理だったりした:02/04/24 19:49
おまえ本物の「老人と海を馬鹿にした奴は殺す」か?
ヘミングウェイとスタンダールとデュマとポーが好きだったりする奴か?
もしそうなら懐かしいぞ!
しかし自分の名前まで略すなw!
212老人と海 ◆zIdJrjf. :02/04/24 21:03
>>211
そうです。なんか名前のせいで騙られたりしたんで
短縮しました。
213211:02/04/24 22:14
>>212了解 age!
214:02/05/05 07:45
息子は性転換しちゃって女性として死んじゃいました。
孫娘2人は、女優さんでしたが姉のマリエルは死んじゃった?らしい。
妹のマーゴ・ヘミングウェイは今どうしてる?
215吾輩は名無しである:02/05/06 19:31
短編がいいよ。短編が。
あと、ヘミングウェイはそんなバカにされるような作家じゃないよ。
彼はいいよ。彼は。わかりやすいってのが悪ゐ事にはならん。
216吾輩は名無しである:02/05/07 20:11
帰ってきた「老人と海」あげ!
217吾輩は名無しである:02/05/24 19:48
age
218吾輩は名無しである:02/05/24 21:08
「老人と海」は何処にいった????
219k:02/05/24 21:10

-------風俗の総合商社・MTTどこでも-------

〇デリバリーヘルス〇デートクラブ〇女性専用ホストクラブ〇
〇ハードSM奴隷クラブ〇レズビアン倶楽部〇ホモ・オカマ倶楽部
〇変態痴女と遊ぶ会〇痴漢・覗き趣味の会〇変態同好会・各種!
●楽しく遊べます! 090-8002-8356番
-----------美男・美女会員など多数在籍中-----------
  http://www.mttdocomo.jp/
-----女性アルバイト随時募集・高収入(日払い)月100万円可能-----
-----レズビアン・スタッフ●ホモスタッフ●女性専用ホストスタッフ同募-----
http://www.mttdocomo.jp/
------------------------------------------------
220街の空想家:02/06/04 01:11
簡単なわけでもなく、難解なわけでもないんだね。

                    ageたくて書いた。
221吾輩は名無しである:02/06/04 01:12
キリマンジャロの雪が好きです。
222吾輩は名無しである:02/06/18 14:53
age
223吾輩は名無しである:02/07/06 17:48
じじいです。
224吾輩は名無しである:02/07/06 17:57
タイ語訳の『老人と海』は、
『海と闘うジジイ』らしいです。
イイ!
225吾輩は名無しである:02/07/20 17:26
老人と海馬鹿にした奴は殺す
226吾輩は名無しである:02/07/20 17:28
老人と海馬を鹿にしましたが?
227吾輩は名無しである :02/07/20 17:28
老人を海で殺す
228吾輩は名無しである :02/07/20 17:30
ネタ集めにいろんなとこ行かないと書けないアル中。
こいつが一番好きっていう小説家は筒井くらいか。
229吾輩は名無しである:02/07/20 17:36
老人と海、NHKでアニメがありますな。
ガラスに書いた特殊な技法で作られたものらしい。
230吾輩は名無しである:02/07/20 23:36
アニメなんかイメージが違う こんなしゃべり方なのか...
231吾輩は名無しである:02/07/21 14:59
「武器よさらば」は高校のときに読みました。
途中からアドヴェンチャラスになって、リズム感がでてくるので
どんどん読みすすむことができました。
232吾輩は名無しである:02/07/29 23:52
老人と海馬鹿にした奴は殺す     
233吾輩は名無しである:02/08/04 00:07
村上竜がヘミングウェイはおばさんだって言ってた。
234吾輩は名無しである:02/08/04 00:13
竜もおばさんじゃない
235吾輩は名無しである:02/08/04 01:01
ヘミングウェイの小説って終わり方が良いんだよね 何ともいえない余韻を残す
武器よさらばの唐突な悲劇的ラスト、日はまた昇るのラストシーンの台詞、最高だね
236吾輩は名無しである:02/08/04 08:53
>>233
ランボーの解説でだろ?
なにがエラそうに「鑑賞 村上龍」だ。
死ねよおまえ。ヘミングウェイがおばさんならおまえは肥満だしね市ね

>>235
俺もだ
僕の父、とかもなんともいえなくてよい
237吾輩は名無しである:02/08/04 18:13
開高健日本のヘミングウェイだと昨日BSで
誰か言ってた。
238吾輩は名無しである:02/08/04 18:15
ヘミングウェイは、広告で新入社員たちには
薀蓄をかたむけなたった、ように思う。
239吾輩は名無しである:02/08/04 18:16
ドラゴンはヘミングウェイをカジキマグロに依存している情けない奴とか言ってたな。
240吾輩は名無しである:02/08/04 18:19
>>239
やつに殺されるぞ・・・合掌。
241老人と海馬鹿にした奴殺す ◆zIdJrjf. :02/08/04 18:39
村上龍。
ヘンリー・ミラーのはりぼて、大江の滓、貪婪な食欲、
メディア露出欲の強いエセインテリが今、燃えています!!
中田をネタにして燃えまくってます!!

しねやクソ龍。ランボーが作品として独立している事を表したいのか知らんが、
しねや。むしろ当時のスキャンダルや晩年の商人生活などに頼る所があるのはランボーじゃないか?
いや、俺はランボーも好きだ。
ヘミングウェイがカジキマグロを掲げた写真がなくてはっ成立しないだと、
もうアホかと。馬鹿かと。
おまえな、「宇宙人がランボーの詩を読めば」の下りをいいたかっただけちゃうんかと。
てめえみてえな馬鹿がいるから未だにヘミングウェイがゲテモノ扱いされてんだよ
あんな生真面目なリアリズムで書いた奴になにいうんだよ。
スポーツマンが文学やっちゃいけねえのかよ、あ? いけねえっていうのかよ!!
242吾輩は名無しである:02/08/04 18:41
やはりやつはやって来た・・・。
243吾輩は名無しである:02/08/04 18:53

パリのカフェで生ガキをワイン飲みながら喰い、原稿の執筆に
いそしもうぜ、諸君。
244吾輩は名無しである:02/08/16 22:28
初期短編集を読んでいます。質問です。
インディアンの村でなぜ、夫は自殺したんですか?
他の男(白人?の医者)に妻を汚されたと思ったからですか?
それとも、妻の叫び声に耐えられなかったからですか?どうして?
これからの将来に絶望したからですか?なぜ?
ほかに理由はありますか?
245吾輩は名無しである
>>241帰ってきて嬉しい!