続・大岡昇平スレッド

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1吾輩は名無しである
以前あった偉大な過去スレを引き継いで
たんに「俘虜記」や、「レイテ戦記」のみならず、
「大岡昇平」という作家の全体像を
綜合的に語り尽くそうというスレッド。
2吾輩は名無しである:01/09/04 06:53 ID:ARbKDPFo
武蔵野夫人良かった。
読後感がすごい悪かったけど。
3吾輩は名無しである:01/09/05 10:52 ID:SRTeX.hw

全然レスつかないね。

1を大仰に書きすぎたのがいけなかったのかな。
現在『文学の運命』を読みながら、なんてDOQな題名をつける人だろう
とか思いながら読んでます
4吾輩は名無しである:01/09/06 00:05 ID:Bnq1tQMQ

大岡昇平 1909年東京生れ、1988年没。京大仏文科卒。
青山学院中学から成城高校へ進学。成城高校在学中、家庭教師として
小林秀雄にフランス語を学ぶ。富永太郎はその弟、次郎が
成城高校のときの同級であった。中原中也とは小林を通じて
高校時代に知り合ったものと思われる。当時昇平は中原の“腰巾着”
のように見なされていたという。
5吾輩は名無しである:01/09/06 01:25 ID:6kuV.hhc
講談社文芸文庫の「成城日記」に感動!
YMOを聴き、コムデギャルソンでパンツ買って「これでマル金のしっぽくらいには
ぶらさがった気分」となどとはしゃぎ、孫の少女マンガに読みふけり……と好奇心全開。
すさまじいまでにキュートなご隠居ぶりに、すっかり昇平ちゃんラヴ♪です。

ってことで、お若い皆様もご興味持っていただけないですかね。
いま生きてたら、どんなこと書いてたかますます知りたくなったよ。
6吾輩は名無しである:01/09/09 22:10
>>5
「成城日記」ぢゃなくて「成城だより」だろ?
たしかこの本の冒頭部分は「冬眠日記」という題で
「文學界」昭和55年3月号に掲載されたはず
大岡はこの回で、なぜか天澤退二郎の発言から知識を得た、
中島みゆきについて語っている
大岡は「アバ」が好き?
7吾輩は名無しである:01/09/22 02:09
ギャルソンのファンなの?
8吾輩は名無しである:01/09/25 23:41
大岡昇平の最高傑作って何だろう?

やっぱり「俘虜記」かな?「武蔵野夫人」?「花影」?
9吾輩は名無しである:01/09/26 18:02
>>7
吉本・埴谷論争で、論争の発端である(吉本がギャルソンの服を着て
ananに出た)ギャルソンの服はどんなもんだろう、と思って買いに行った。
10吾輩は名無しである:01/10/01 22:48
そろそろマジで語ってくださいよ >大岡昇平
11吾輩は名無しである:01/10/01 23:45
大岡昇平の長所は緻密な構成力と正確な描写、また綿密な取材。
『野火』の衝撃、『俘虜記』の心理描写、『レイテ戦記』の構成力
にあらわれている。
一方で、文章の末尾が「〜だ。」が連発され、単調で飽きを覚える。
12吾輩は名無しである:01/10/02 00:06
>>11
うんうん。確かに文体にはカリスマ性ないよな 〜

基本的に、この人は作品の小説的緊張感にあると思う(なんだそりゃぁ?)
『武蔵野夫人』や『花影』の死に向かってゆく緊張感はすごいよ。
13吾輩は名無しである:01/10/15 01:55
大岡ファンよ!
テロについてどう思う!?
14吾輩は名無しである:01/10/15 13:26
「事件」は面白かった。
15小林多喜二:01/10/15 15:30
貴様、その程度の感性しか持ち合わせていないのか!!
16吾輩は名無しである:01/10/15 15:45
>>15
バカ発見
17吾輩は名無しである:01/10/16 04:11
>>16
バカって言った人がバカだもんねーん!
18JPB@改:01/10/21 00:16
>>14さん
大岡は捕虜収容所であまりに暇なんで推理小説やらを読んで、その構成に慣れた
らしいし、小林や中原との交流で自分には文才がないというようなことも痛感し
たとかどこかで語っていた。
だからああいう妙に批評的な文体で(「〜だ、〜である」が多用された文構成)
ロマンを書こうとすると、とりわけ『武蔵野夫人』の第四章あたりの風景描写に
みられるだけども、ついつい眠くなってしまうつうのも解る。
でも、そういうちょっとぎこちない文体がおれも『事件』にはうまくハマッて
いると思う。あれは裁判過程を題材にとったものだけれども、法の散文性みたいな
ものにもうまく切り込めているような気がする。
19アフガニスタン:01/10/21 00:34
亡くなる直前に紀伊国屋ホールの講演会行った。
話しの内容はくだらなかったが、今ではいい思いで。
彼の作品はともかく、教育放送でやった戦時中の話しで途中で泣き出した
が、それを老化による涙腺の緩みだと客観的に言っていたのが印象的。
彼はあくまで情緒に流されず理知的に解釈しようとしていたと思う。
それが、個人的には好き。
20吾輩は名無しである:01/10/21 02:01
基本的には、大岡は「調べて書く」頑張るマンな人なので、
文才的には?なところがあったのは否定できないと思う。
持論では、彼が怖い顔をして真面目になればなるほど
文章はつまらなくなる。(当り前のような気もするが。)

そういう意味で『事件』の文体はまさに出来事を淡々と
綴っていくという意味では内容と合致しているんだろうし、
話の謎解きも面白いんだけど、どうだろう?やはり文体は
味気ないよねぇ、、、この人は裁判ものや戦記ものといった
硬派な題材とのほうが感性がマッチするみたい。
21吾輩は名無しである:01/10/29 12:50
奉行?
22吾輩は名無しである:01/11/05 14:06
うー、このスレ半分死んでるな、、、
建てたやつが責任を持ってメンテしないからこうなるんだろ。
誰もネタ振りしないし。

>>21
大岡越前のこと?
23吾輩は名無しである:01/11/05 18:39
中原中也がこれほど有名なのは大岡昇平のおかげだよ。
24吾輩は名無しである:01/11/05 22:17
う、それはたしかにネタフリだが、かなり寂しい・・・・。
25吾輩は名無しである:01/11/05 22:36
結構好きだけどなあ昇平の文体
武蔵野夫人の、目を閉じた顔の描写で、
顔に切り傷のついたようなってやつ、感心したもん。
奴ならではの表現。
2622:01/11/05 22:51
 うん、確かにスタンダールについてよりも中原中也について
語ってほしいって感じ。『在りし日の歌』というのはなかなか
感動的です。

 大岡昇平について思うのは、本人は非常に雑ぱくで散文的な
人だったのに、時々強い詩情性を漂わせた文章をものしてくれる
ことです。非常に論争好きで、後年は文壇のドンみたいな人
だったのにね・・・
27吾輩は名無しである:01/11/06 00:03
『武蔵野夫人』『花影』ともヒロインは自殺しますけど、
大岡の自殺観についてどう思われますか?
28吾輩は名無しである:01/11/11 03:27
「中原と距離を置きたいたいが為に京大入学」って噂、ホント?
29吾輩は名無しである:01/11/12 16:39

「織部はどうして、あんな人が好きになったのでしょう」

「あなたを愛しすぎたからです。あなたの面影が忘れられない。それを
 ほかの人に求めるという間違った道へ踏込んだのです。ギリシャの神話
 時代の神、オルフェウスは死んだニンフ、エウリディスの甦りを求めると
 いう過ちを犯しました。そのため地獄へ降りなければならなかったのです。
 そのように織部さんはあなたの俤を求めて、新宿のアングラ・スナックから、
 通天閣の下の麻薬アパートまで、遍歴しなければならなかったのですよ」

「やめて、やめて。もう沢山ですわ。引返しなさい、春夫さん、そこまでで」
 
30吾輩は名無しである:01/11/13 22:35
>>28
『朝の歌』の中の記述。

東京に家を持つ我々が京都を選んだのは、
幾分富永、中原の放浪癖にかぶれたからであるが、
同時に中原の影響から逃げ出したい気持ちもあった。
31吾輩は名無しである:01/11/20 02:19
ネタふり出来ませんけど、好きなので空あげ
すまそ
32吾輩は名無しである:01/11/28 22:11
>>29
その二番目の科白が、「かぐや姫」の科白であることがワラタ
33吾輩は名無しである:01/11/28 22:20
花影の最終章はいらないと思うけどなあ
書かずにはいられなかったのは、大岡氏の弱さか?
34吾輩は名無しである:01/11/28 22:24
>>33
むむむ… なぜ?
葉子の自殺は、すでに前章までで予測できるからか?
3533:01/11/28 22:33
>>34
そう。
大岡氏は葉子を愛してたから最後までつきあったのかな
あの章そのままプロローグにしても問題ない、つまりいらなくてもいいんだよね
36吾輩は名無しである:01/12/01 07:28
>>7って私が書いたんだっけ・・忘れてしまいました。すいません。
>>9さん一応お礼をいいます。ありがとうございました。
37one of fan:01/12/14 10:52
とつぜん失礼しまっす…
大岡さんはドストエフスキー嫌いだったのですか?「俘虜記」に、幻覚に
陥った状態をイヴァンの二重人格の場合と同じことに気づいて不愉快だったと
書いてあるんですが…
38吾輩は名無しである :01/12/25 13:24
今日は大岡さんの命日です。
お祈りしましょう。
39taka ◆WJp3Uzus :01/12/25 16:05
彼が好きな露文の作家って誰かなあ。
彼のゴーリキー観ってのも興味有ります。
40吾輩は名無しである:01/12/25 17:22
クリスマスに亡くなったとは知らなかったよ。
41右翼文学ゴロ:02/01/03 05:47
俺は大岡昇平大嫌い。「俘虜記」で米兵を見て銃を撃たなかった場面の後、その理由
をああだこうだと書いていたけど、これなんかもし撃っていたら自分の存在を敵側に
知らせることになり、自分が殺されるからに決まってるじゃん。最高傑作と言われる
「レイテ戦記」もやっぱり大東亜戦争に批判的な作家の後世の視点で書かれたものだ
し、「成城だより」も反自民、反中曽根、反アメリカの政治主義そのものの駄文のオ
ンパレード。天皇崩御を予想して追悼用談話を用意しておきながら、昭和天皇より先
に死んだのは歴史の皮肉としか言いようがない。俺は大岡の訃報に接したとき、苦笑
というか失笑を禁じ得なかったな。これからも、反権力、反体制を気取る連中が大岡
をかつぐんだろう。そう言えば大岡はソ連の核戦略について何も批判しなかったし、
吉本隆明や鮎川信夫のソ連批判に冷笑的な態度をとっていた。本当に反米一辺倒の作
家で、日本の戦後文学も冷戦構造の中にあったものと見るとき、大岡に限らず、「近
代文学」の連中なんかも一部の連中が言うほど、えらくないということがわかってく
る。とにかく、俺は大岡昇平が大嫌いだ
42吾輩は名無しである:02/01/03 07:36
上のゴローさんも政治の片棒担ぎながら文学談義とはご苦労なこっちゃね。
彼が俘虜として彷徨った戦場の描写は総天然色の映像であまりに美しい。
その乾いた文体は俗に墜しない美術家のものであって、
私にとって大岡昇平は日本でも珍しいシュルレアリストなんよ。
43名無し:02/01/03 15:44
>41
大岡に対する評価は私とは異なりますが、ご指摘のことはほぼ事実です。このスレッ
ドのどこかで、「晩年は文壇のドンみたいだった」との文章がありましたが、確かに
反権力、反体制を標榜した大岡が一方では文壇という権威を守ろうと腐心していたこ
とは、井上靖との論争や「純文学変質論」への見解などで理解できるところだ。
私は「俘虜記」の銃を撃たなかった理由についての記述云々、あるいは「成城だよ
り」の政治的主張で大岡をバッサリ斬るのは少々的はずれだと思う。しかし、批判が
許されない作家や批評家など存在しない。友人で「大岡ってNHKや朝日新聞向けの
作家だよな」と言っていた奴がいたが、右翼文学ゴロさん、もう少し温かい目で大岡
を見てやりましょうよ。
44JPB:02/01/05 02:02
>>43さん
そうですね。政治に対するスタンスで大岡を切ると、立ち回りがちょっとうまいん
じゃねえのっていう突っ込み入れたくなりますよね。

でもやっぱり『野火』とかで体感できる、火の映像と生々しい出来事が交差しあって
進んで行くストーリーって、大岡の眼独特のもので、いいんじゃないかなあって
思ったりします。
45吾輩は名無しである:02/01/05 05:21
読み応えのある大岡論ってある?
46名無し:02/01/05 05:45
>46
いまひとつ思い浮かばない。吉田煕生さんも本格的な大岡論は書いてゐないと思う。
大岡のところに出入りして、筑摩の全集の年譜を途中で放り出した(このため大岡
全集は未だ完結していない)男がいるけど、こいつに書けるのかな…。ちなみにこの
男、「成城だより」に名前が出てくる。現在は東洋大学にいるけど、あまり評判よく
ないな。
47JPB:02/01/05 08:48
>>45さん
46さんとほぼ同意見です。論文は知りませんが本になってるのだと
『三人の跫音 : 大岡昇平・富永太郎・中原中也 』/ 樋口覚 著
『小説家大岡昇平 : 敗戦という十字架を背負って』 / 松元寛 著
『一九四六年の大岡昇平 』/ 樋口覚 著
『大岡昇平論 : 美意識の使徒 』/ ゆりはじめ 著
『大岡昇平論 : 柔軟にそして根源的に』 / 鈴木斌 著
ってなもんでしょうか。この中では、『一九四六年の大岡昇平』が
実証的な部分に触れていて、ふーんとおもいました。あとは、
クリスチャンつながりで富岡幸一郎も言及してたかな。
それとスガ秀美が『複製の廃虚』で、福田和也が『南部の慰安』で、
それぞれ大岡に触れていた覚えがありますが、読んだのは昔の話な
んで良く覚えてないです。
48吾輩は名無しである:02/01/05 15:54
>>37
大岡氏の全集で、評論やエッセイ系を纏め読みしたけれど
ドストエフスキイの作品はかなり気に入っていたようだよ。
確か「白痴」がお気に入りあったような記憶が。
「カラマーゾフ」のイヴァンは、カラマ自体ではなく、イヴァン
のような存在自体に嫌悪したのではないかと思うのだが?
49吾輩は名無しである:02/01/05 16:08
>>45
キドノトモユキ師の大岡論は?
早稲田文学に何回か載ったやつ。とくに一発目の「野火」を
論じたやつは、(文体はともかくとして)インパクト有。
むかーしガキの頃、「俘虜記」の最初の、例の撃つか撃つまいか
のところで躓いて、その後オオオカ嫌いだった吾輩は、師の論文
を読んで、再読する気になったよ。
50吾輩は名無しである:02/01/15 21:38
北斗七星から南十字星に至る空の下、三つの大陸に囲まれた海の上で戦が起こった。
非対称的な戦争だった。
捕虜になった中年の兵士は荒廃した母国に帰還した。
元兵士は被占領下の首都で体験記の出版を試み挫折した。
51吾輩は名無しである:02/01/17 21:09
その国は独立を回復し兵士であった男の作品は出版を許された。
しかし、占領軍が首都圏に残留を続けている事実は独立の前後を通じ変りなかった。
それでも男の本はベストセラーになり、彼は作家になった。
52吾輩は名無しである:02/01/20 18:16
>>37
『俘虜記』という作品の雰囲気の手本を
ドストの『死の家の記録』に負っている。
53吾輩は名無しである:02/01/21 21:54
二つの作品は死から生還した者だけが持つ感性で書かれている。
54吾輩は名無しである:02/01/25 20:20
死者は語らず。
生者をして語らしむ。
今語らんとした大岡すら死して久しく二十世紀の記憶は太古の記憶の一部となった。
55吾輩は名無しである:02/02/08 00:48
age
56吾輩は名無しである:02/02/09 01:21
>そう言えば大岡はソ連の核戦略について何も批判しなかったし、

これはすこし違わないか。大岡昇平は、非武装中立に近くないでしょうか。
57右翼文学ゴロ:02/02/09 02:09
>56
「非武装中立に近くないでしょうか」とのご意見、確かに大岡の軍隊や戦争に対する
考えはそうだったのかもしれません。
しかし、筑摩の大岡昇平全集を読む限り、反米的な言辞はいたるところに見ることは
できますが、大岡がソ連の軍拡や核戦略を批判した文章を俺は見たことない。もしあ
れば、その文章をぜひともご教示頂きたい。
大岡は昭和天皇崩御のために生前、「朝日ジャーナル」に寄せた談話で「二極対立の
中で生きたいたわしさ」というような言葉を使っていたが、アメリカという極ばかり
批判していたくせに、もう一方のソ連や中国、ベトナムや北朝鮮のあり方には目をつ
ぶってたじゃねえか、と心底唾棄したくなったのを覚えている。
一時期、三島由紀夫や中村光夫、吉田健一らとともに「鉢の木会」でいっしょだった
大岡と福田恆存は60年安保を機に疎遠になったが、冷戦以後を見通していたという
点では、軍配は福田に上がったと俺は確信している。
去年の同時多発テロ以降、右でも左でも反米的言辞を弄する手合いが見受けられたが、
大岡もそういった連中の元祖ととらえて、「俘虜記」だの「成城だより」を読み返し
てみるつもりだ。もっとも、時間があればの話だが。今の俺は、大岡のような三流の
作家を相手にしてるほど、暇じゃないんだな。
58吾輩は名無しである:02/02/09 10:43
そういう枠組みというか、尺度のようなものを予め用意しているからそう
見えるような気もします。
ソ連に対する批判は、小林秀雄がソ連に旅行した時に、いろいろ小林秀雄に
言っていた気もします。
アメリカに対する批判は、米軍が日本に駐留していて日常的に接触がある
から、自然と出てくるものだと思います。
ただ、ソ連のことはあまり話題にしないというか。
話題にしないからといって、好意的であるとは言えない気が私にはします。
丸山政男だって、ソ連に対してあまり発言しなくても好意的とは言えないですよね。
59吾輩は名無しである:02/02/09 10:45
>ただ、ソ連のことはあまり話題にしないというか。

訂正 話題にならない

>丸山政男だって、ソ連に対してあまり発言しなくても好意的とは言えないですよね。

真男の間違い
60吾輩は名無しである:02/02/09 10:49
>でも左でも反米的言辞を弄する手合いが見受けられたが、
大岡もそういった連中の元祖ととらえて、

大江健三郎とかのバックボーンであるような気がしますが、
そう見ても良いでしょうか。

あと、貴方は、右翼というより、親米の保守であるのでしょうか。
右翼は、反米ですよね。
そのあたり聞かせて下さい。
61右翼文学ゴロ:02/02/10 04:29
>59
確かに日本に米軍があり、日米関係の中で軍事協力などが大岡の耳目に多く入り、そ
れに大岡が積極的に反応していた、と見ることはできると思います。
しかし、「成城だより」にも書かれていた文学者の反核署名運動にみられるように、
日本の知識人の「核を持つアメリカが悪い」あるいは「ソ連に警戒心を持たせ、核軍
備を増強させるアメリカの態度こそ問題」というような物の見方は、実は知的怠惰以
外の何物でもないと俺は考える。はからずも丸山真男の名前が出てきたが、あれほど
反米的な言辞を小説や評論、エッセーの中で書いた大岡が、あるいはあれほど戦前戦
中の日本の支配体制を容赦なく相対化した丸山が、戦後有力なオピニオンリーダーの
立場にありながら、ソ連や中国、北朝鮮やベトナムのあり方について自説を開陳しな
かったのか、不思議でならない。「話題にしないからといって好意的とは限らない」
とのご高説はもっともですが、話題にしない人間は、話題にする人間より明らかに劣
ります。「知りて言はざるは不義」という言葉がありますが、大岡はまさしくソ連や
中国など共産主義国家群の悪を知っていながら、それらを口にするのはアメリカやそ
れと結託する自民党政権を利する行為だと考えていたのだと俺は確信している。図ら
ずも「成城だより」の中で大岡は反核署名を「利敵行為」と批判する連中について嘲
弄するような書き方をしていたが、スターリンの粛清や毛沢東の文革や、統一された
ベトナムがカンボジアに侵攻したことを批判することこそ、「利敵行為」だったに違
いない。
大岡の反米的言辞は彼個人の体験に根ざした感情論以外の何物でもないし、「ならば
アメリカとの提携なしで日本は独力で外敵から防衛できるのか?」との問い対する答
えは全く用意していない。俺は「俘虜記」も、大岡が俘虜になったことを利用したパ
フォーマンス(芸術院会員辞退がその代表例)も認めない。東西冷戦の中で、一貫し
て日本は西側の一員であるべきだと公言していた福田恆存や竹山道雄らこそ、その先
見性や勇気をたたえられるべきであり、共産主義の悪を明確に指摘しなかった大岡や
丸山などは数段劣るものと俺は考える。
テポドンの飛来や工作船の領海侵犯などの事態について沈黙を守る知識人の姿を見る
につけ、大岡や丸山のような卑怯者、臆病者の小型版がいまも文壇や論壇にあふれて
いることを痛感させられ、激しい憤りをどうすることもできない。
以上、言葉足らずの嫌いはありましたが、何よりも私が望んでいるのは、大岡がソ連
の核戦略などを批判している文章をご教示頂くことであり、それがなされないのであ
れば、私は自説を撤回したり、変更したりする必要を全く認めないと申し上げる他ご
ざいません。

>60
確かに大江は大岡のことを尊敬していますし、大岡も「成城だより」や「二つの同時
代史」などで大江を評価していますね。仰有る通り、「バックボーン」になっている
のかもしれません。城山三郎や中野孝次、澤地久枝あたりにも、大岡の仕事や生涯を
仰ぎ見ているフシが感じられます。もっとも、この連中は反体制、反権力を標榜しな
がら、裕福な生活の自慢を臆面もなくエッセーとかで書いたりと、まるで大岡の「成
城だより」と似たようなことをやっていますね。「類は友を呼ぶ」といったところで
しょうか。
最後に、右翼文学ゴロの「右翼」は、大岡や埴谷雄高ら「近代文学」の悪口ばかり言
っている私に友人が「おまえは右翼だよな」と揶揄したことからつけた名前です。俺
は歴史的な事情もあり、あまり声高に叫びたくないが昭和天皇の敗戦責任や敗戦に際
しての出処進退の問題については「責任(問題)あり」と考える人間だし、「戦争で
死んだ人間を馬鹿にするつもりはありませんよ。でも、私は鎮魂の意味を込めて彼ら
は犬死にしたと言いたい」という旨のことを、NHK教育テレビの大岡昇平特集で樋
口覚氏に語っていた大西巨人氏の思想や作品にも共感する人間です。「右翼」でも
「保守」でも、レッテルをはるのはお手前のご自由です。
62右翼文学ゴロ:02/02/10 04:36
>61
「自説を開陳しなかったのか」は「なぜ自説を開陳しなかったのか」の誤りです。訂
正致します。
63右翼文学ゴロ:02/02/10 04:43
「との問い対する」は「との問いに対する」の誤りです。訂正致します。度
々申し訳ありません。
64右翼文学ゴロ:02/02/10 06:57
三たびの訂正ご容赦下さい。
「確かに日本に米軍があり」は「確かに日本に米軍基地があり」の誤りです。
65吾輩は名無しである:02/02/10 12:07
どうも長いレスありがとうございます。
僕の知っている範囲では、大岡昇平が、ソ連の核戦略を批判した文章はないです。
ただ、小林秀雄に、ソ連の配給制度はどうしようもない、とあの国の経済はおかしい
と言っていた文章は見たことがあります。
丸山真男は、近代主義者で、「思想の科学」を一緒にやっていた鶴見俊介と同じく、
アメリカ国内の近代主義を肯定的に捉え、アメリカが外に出ることに対しては、批判的で
あったように思います。ですから、反米とまでは言えない気もします。
言葉の解釈によるのでしょうが・・・・

ではまた。
66吾輩は名無しである:02/02/10 18:57
博打の才あった昇平は、美男でもあった。
しかし、それは彼の影でもあった。
いずれにせよ彼はスタンダーリアンであった。
67 :02/02/10 19:04
「酸素」に興味があるんですが、読んだことのある人います?
68bautifulladyY:02/02/10 21:44
彼はとてもハンサムだったし背も高く一流大学出のエリートサラリーマンでもあった
奥様の美しさは文壇一といっても過言ではないでしょうね。
彼は作家にしては気取らず正直であった。
わかりやすい文章を常に頭に置いていたと思う。
浮慮・レイテ・花影・中也・スタンダリアン・小林秀樹は皆が知ってる所でしょうが
彼が書いた一寸法師ご存知ですか?
面白いですよ。
69beautifulladyY:02/02/11 04:48
他のサイトで指摘されたのですがeが抜けていました。
失礼しました。
70:02/02/11 07:09
>48・52
『俘虜記』や『野火』がドストエフスキーの影響を受けていたとは興味深い。
どうも自分が文体好きな作家ってドストエフスキーの影響を受けている
人が多いようです。文体の趣向ってあるんですね。

>共産主義の悪を明確に指摘しなかった大岡や
丸山などは数段劣るものと俺は考える。

 丸山はマルキシズムには傾倒していたが、スターリニズムは批判してます。
『現代政治の思想と行動』参照。反動的な全体主義的傾向については彼は確実に否定的
な態度を持ってました。左右両極を問わず。
 ≫68 大岡昇平は『少年時代』で169cmと書いていたように覚えております。
当時としてはこれは長身だったと思います。
71右翼文学ゴロ:02/02/11 13:28
>70
ご指摘ありがとうございました。丸山真男最大のお宝とも言える「正統と異端」の勉強
会(?)の録音テープの中でも、丸山は様々な政治形態の一つとしてスターリニズムに
について言及しているそうです。これらの録音テープの活字化を期待したいのですが、
あまりにも膨大な量で、東大出版会から刊行された「講義録」の比ではないようです。
72beautifulladyY:02/02/11 22:52
浮慮>俘虜
サイトを御覧の皆様、大岡先生失礼しました…
>70
小林氏etc…一緒に映っている写真より推察…
米兵ユウアヘビー≠ネど…補足ありがとうございます。
73右翼文学ゴロ:02/02/12 04:54
>70
「少年時代」ではなく、「少年」ではありませんか?
74吾輩は名無しである:02/02/12 21:26
結局大岡昇平を一行で表すと?

75吾輩は名無しである:02/02/15 04:58
age
76吾輩は名無しである:02/02/18 03:13
age
77吾輩は名無しである:02/02/22 01:08
age
7843:02/02/22 05:34
久々に来てみたら右翼文学ゴロさんがまたまた気を吐いていましたね。
>57、61
私も筑摩の大岡全集を所有してそれなりに読んでいますが、ご指摘の通り、大岡が
ソ連の核戦略などを直接批判した文章はありません。さらに、東西冷戦の時期、大
岡が共産主義国家の悪を指摘したことはありませんでした。確かに大岡はそれらの
ことを知っていたでしょうし、それらを批判しなかったのは、大岡の愛読者として
残念なことです。私も福田恆存や竹山道雄の先見の明や勇気には心から敬意を表す
る者です。
しかしながら、大岡の仕事は「俘虜記」や「成城だより」ばかりではありません。
富永太郎や中原中也の伝記は末永く読み継がれるものでしょう。それだけではなく
スタンダールや映画論なども興味深いものだと思います。それらに目を向けずに、
大岡の政治的発言を批判的に取り上げ、冷戦構造の枠組みの中に大岡をあてはめて
裁断するのは、やはり間違っていると思います。冷戦構造の尺度や枠組みを持ち出
すのは、それこそ「政治は文学に優先する」という死んだはずの幽霊を呼び戻すよ
うなもので、冷戦時代、日本は西側陣営の一員であるべきだという主張をしていた
かどうかで、文学者や知識人のランクを左右するとなれば、それはもはや文学を論
ずる態度ではない。それは敗戦後、天皇制を認める者は反動あるいは人民の敵の烙
印を押されるという旨の社説を「アカハタ」に載せた日本共産党の態度と何も変わ
らないと私は思います。
何よりも、冷戦の時期は福田や竹山の発言がリアリスティックだったかもしれませ
んが、冷戦が終焉した今、未来の日本とアジアの関係を考える時、むしろこれから
生きてくるのは大岡と武田泰淳ではないかと思います。特に「レイテ戦記」で日米
のことのみでなく、戦地となったフィリピンやそこに生きる人々へのまなざしは、
福田や竹山には決して見られないものです。右翼文学ゴロさんの書き込みに、昭和
天皇の名前が出てきたが、その昭和天皇の名の下に侵略行為が行われ、血塗られた
のがアジアだった。いずれ将来、日本国家が「裕仁天皇に戦争責任はあった」と認
めざるを得ない事態が出来するものと私は確信していますが、その天皇からの栄誉
を拒絶したのが大岡と武田だったことは、決して偶然ではないはずです。

>70
丸山について指摘したのはよかったけど、「少年時代」は痛かったですね。右翼文
学ゴロさんも密かに後で気付いてやり返していて、何だかおかしかった。「成城だ
より」では大岡は自分の身長を169.5センチと書いていましたね。


79吾輩は名無しである:02/02/23 23:33
age
80吾輩は名無しである:02/02/24 05:22
拝啓 筑摩書房殿
早く「大岡昇平全集」の最終巻を刊行してください。もう5年近くインターバルが
できていますよ。定期購読者をばかにしないでください。
81吾輩は名無しである:02/02/26 03:54
>80
年譜を途中で放り出して、筑摩に大迷惑かけた奴の名前知ってる?
82吾輩は名無しである:02/03/02 02:02
あげます
83吾輩は名無しである:02/03/03 01:46
>74
シカトされてるね(藁
84吾輩は名無しである:02/03/04 01:47
元気なくなってきたぞ、このスレ。
85吾輩は名無しである:02/03/04 21:22
映画「事件」での大竹しのぶのラストシーンの演技は迫真のものであった。
女優がうまいのか、それとも原作を書いた大岡の才能が映画に反映したのか。
いずれにせよ、しのぶの演技はザルツブルクの銀の小枝のごとく輝いていた。
86吾輩は名無しである:02/03/04 22:09
>85
新潮社から出た大岡の文学アルバムに、大竹とのツーショット写真あり。大竹もさ
すがに若い(藁
87吾輩は名無しである:02/03/05 02:24
age
88吾輩は名無しである:02/03/05 05:26
「事件」、つまらん映画だった記憶が・・・。
なんか肝心の事件そのものが陳腐だったような・・・・。
89吾輩は名無しである:02/03/06 04:44
あげげげげ。
90吾輩は名無しである:02/03/07 06:21
このスレ、この頃元気ないぞ。
91吾輩は名無しである:02/03/08 04:07
けろんぱ
92吾輩は名無しである:02/03/10 04:14
所詮、大岡のスレ。まもなくおしまいだな(w
93吾輩は名無しである:02/03/14 14:08
あげあげよーん。
94吾輩は名無しである:02/03/15 06:45
大きな岡に小さな林がありその中ほどに原っぱがあった。

95吾輩は名無しである:02/03/16 03:29
age
96吾輩は名無しである:02/03/18 03:55
あげます。
97:02/03/18 04:01
高校生の時、現国の夏休みの課題で
このひとの中原中也の評伝を読まされました。
98吾輩は名無しである:02/03/18 23:09
俘虜記とはある状況を他の状況によって語ろうとする試みである。
ある状況とは非占領下の首都であり、他の状況とはフリィピンにおける一兵士の戦争体験である。
99吾輩は名無しである:02/03/20 16:43
ある時期を境に、彼は戦場が対戦国のいずれでもなかったことを悟る。
それは近代以降、常に植民地としてのみ存続を許された国だった。
その国で太平洋を挟んだ二国が死闘を繰り広げた。
100吾輩は名無しである:02/03/20 17:19
仁義亡き戦いは東映実録映画であり、そのナレーションによれば、
大戦後の冷戦にあって小国の衝突は大国の代理戦争であった。
原爆の街もまた、規模こそ異なれ、代理戦争が展開された。
ちなみワイドショーコメンテーター飯星景子は原作者の娘である。
冷戦構造の崩壊は、代理戦争を消滅させた。
そして、冷戦もまた地球上から消滅した。
101吾輩は名無しである:02/03/30 00:57
あげちゃいます!
102吾輩は名無しである:02/03/30 22:09
イマモロage
103吾輩は名無しである:02/03/30 22:34
はなのつほみのさくまえにちりゆくをいにしえひとははなひえとす
104吾輩は名無しである:02/03/31 12:15
春の嵐に満開の花は散り急ぎ、耳に轟く雷鳴は心を揺すぶり、閃光は網膜の記憶を呼覚ます。
105吾輩は名無しである:02/03/31 12:19
アンリ・ベールってだれのことだか知らないだろ?おまえら。
初心者さん♪
106吾輩は名無しである:02/03/31 18:18
地上の包囲網の中で孤立無援とは何か。
捕囚は捕囚に非ず。俘虜は俘虜に非ず。
言葉の亀裂は、世界の亀裂ではありえない。
107吾輩は名無しである:02/03/31 22:11
幽閉は孤とならず。

108吾輩は名無しである:02/04/01 02:18
>>105
スタンダールのことだろ。「おまえら」とか「初心者さん」とか、他人を見下ろす
ような物言いは、いかにも大岡ファンらしいな(w
109吾輩は名無しである:02/04/01 09:00
>>108
調べたな? (―_―)ニヤリ
110吾輩は名無しである:02/04/06 00:50
age
111吾輩は名無しである:02/04/06 01:02
「レイテ戦記」っていいの?
「俘虜記」をはじめ新潮文庫になってるのは全部読んだけど。
「レイテ」ってちょっと長いじゃん。漢字たくさん詰まってて、ムズそうだし。
オモロイのかな。読んだほうがいい?
112四方山話:02/04/06 01:44
死の間際に、呆けて「天皇陛下万歳!」と叫んだらしいね。
113吾輩は名無しである:02/04/06 01:49
>111
絶対読んだ方がいい! 事実の積み重ねがあの戦いを緻密に再現している。右翼や
保守派がどんな屁理屈こねて、あの戦争を美化しようとも、この作品の前では沈黙
せざるを得まい。埴谷雄高の「死霊」や大西巨人の「神聖喜劇」、福永武彦の「死
の島」とともに、日本の戦後文学の金字塔でしょうな。

確かに、フィリピンの地名やら日本軍の師団や旅団などの名前がウザイが、中公文
庫の三巻本を買って読むのがよいと思われます。
114111:02/04/06 02:09
>113
どうもありがとうございます。そんなに傑作なんすか!
埴谷の「死霊」、福永の「死の島」か…。
ちなみに私は大西の「神聖喜劇」を第2巻までで挫折した輩ですが、
大丈夫でしょうかね。一度に5巻まで借りたら、図書館の返却時に
間に合わなかった。(グスン。
大岡の「俘虜記」も途中で何度も放りだそうとしましたが、あの文体
のせいででしょう、何とか読めました。
―早速、買いに行こう。
115吾輩は名無しである:02/04/06 02:37
>112
つぶれた『朝日ジャーナル』での「おいたわしい」発言のことですか?
116吾輩は名無しである:02/04/19 02:00
あげ。
117吾輩は名無しである:02/04/19 02:50
「再会」を文庫化してほすぃ〜
118吾輩は名無しである:02/04/30 13:35
age
119吾輩は名無しである:02/05/03 08:53
おまえら、大岡昇平について全然知らないんだろ?
だたっら偉そうに語ってんじゃあいよ、死ね子Tの屑嫌狼イ
120文学通気取り:02/05/03 11:23
「花影」をひさしぶりに読み返しました。やっぱり良いです。
ラストの主人公が死んでいく描写はすごい。
あと、好きな作品は「野火」です。高校の時、現国の教科書に
部分掲載されていて、感激して図書室へ走り一気に全部読み通した
思い出があります。読みやすいわかりやすい文章がいいですね。
121吾輩は名無しである:02/05/04 03:36
テスト
122吾輩は名無しである:02/05/04 03:38
書けば治るみたいね>121
123吾輩は名無しである:02/05/06 04:32
大岡って
124吾輩は名無しである:02/05/06 19:22
大岡読まない人って所詮低学歴ばっかりだろ。
低学歴はひがむからねぇ。ま、俺に言わせれば、
レイテ戦記を貶す奴に人間として出来上がった奴はいないってこと。
うぜーのがちらほら紛れ込んでるみたいだが、大岡よめねえクセに威張ってるな。
ま、せいぜいその低学力で京極夏彦でも読んでろ。
大岡マニアを自称する俺に反論したい奴はどんどん来い。でなきゃROMってろ。
それかヤフー行け藁
アーヒャヒャヒャ
125吾輩は名無しである:02/05/06 23:30
>124
うざい。
126あひゃひゃ:02/05/06 23:43
鉢の木の燃え残りたる夜寒かな
127吾輩は名無しである:02/05/09 01:06
野火の人肉食のこと
128吾輩は名無しである:02/05/09 16:02
大岡読まない人って所詮低学歴ばっかりだろ。
低学歴はひがむからねぇ。ま、俺に言わせれば、
レイテ戦記を貶す奴に人間として出来上がった奴はいないってこと。
うぜーのがちらほら紛れ込んでるみたいだが、大岡よめねえクセに威張ってるな。
ま、せいぜいその低学力で京極夏彦でも読んでろ。
大岡マニアを自称する俺に反論したい奴はどんどん来い。でなきゃROMってろ。
それかヤフー行け藁
アーヒャヒャヒャ
129吾輩は名無しである:02/05/10 14:41
大岡って共産党?
130吾輩は名無しである:02/05/10 23:16
>>129
違います。
131吾輩は名無しである:02/05/15 00:42
ミンドロ島ふたたび
132吾輩は名無しである:02/05/20 05:01
128は基地外かと。
133吾輩は名無しである:02/06/01 03:39
age
134吾輩は名無しである
世界史における捕囚とはバビロン捕囚を嚆矢とす。
しかし、囚われし人を、自由亡き人と、判断すべきではない。
なかんずく本邦に昇平あり。
囚われし者が、最も自由であることを、占領下の東京で書き示した。
捕らえんとするものこそ、囚われし者である。