1 :
吾輩は名無しである:
もちろんレイモンドチャンドラー以外に。
あれ? 誰もレスしてないのね。
一応一発入れておこう。
有名だけど、ニコラス・ブレイク「野獣死すべし」。
当時ばりばりの詩人で、オクスフォード大学の詩学教授だったセシル・デイ・ルイスが変名で書いたミステリー。
文学的どころか、これはもう本格的に文学です。
まあ1の人は、まずハヤカワ文庫の「深夜の散歩」を読むべきかも知れない。
エルロイとレナード。「ミステリ」って分類に当たるかどうかは知らん。
4 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 00:59
北村薫「六の宮の姫君」。って、
「文学的ミステリー」の意味が違うかしらん。
5 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 01:17
>4
たしかに文学的だよね。
1が言ってるのとは意味が違うと思うけど。
6 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 01:40
レム 「捜査」
読んどけ。キレるから
7 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 01:43
「范の犯罪」
8 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 02:54
9 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 03:11
中井英夫『虚無への供物』
アンチ・ミステリといわれる作品の中には、文学的(この定義が
よく判らないが)要素の色濃いものが多い、のかな。
ボルヘス&カサレス『ドン・イシドロ・パロディ 六つの難事件』
『薔薇の名前』に訂正。
12 :
吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 00:15
佐藤正午の『ジャンプ』。
読後しばらくして、これって東京ラブストーリーじゃん、て思ったが。
13 :
吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 00:37
というか、
文学的でなくっていいから
ウナらされたミステリーがいいと思うけど・・・。
14 :
吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 00:46
丸谷才一の「横しぐれ」(講談社文芸文庫)
種田山頭火の謎を解く。
塚本邦雄『十二神将変』
16 :
犬:2001/08/12(日) 21:36
タブッキ「遠い水平線」
ナボコフ「セバスチャンナイト」「目」
オースター「シティ オブ グラス」
エリック マコ-マック「パラダイスモーテル」
などなど。
17 :
吾輩は名無しである:2001/08/12(日) 22:09
本多孝好『missing』、『alone together』
ロス・キング『謎の蔵書票』
どうもピンと来ない・・。
謎を秘めた文学作品ってのなら、
いっぱいありそうなんだけど。。
19 :
ねただよねた:2001/08/20(月) 22:18
小説と言うよりは大説だけどコズミックかな。
最後まで読むと人生観変わるよ。
20 :
吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 23:24
高村薫=マーティン・クルーズ・スミス
で、いいよ。人間の苦悩とか、会社づとめは嫌だなあとか、結構、文学臭くていいぞ。
あとはエルロイだよな。やっぱ。
ただしドイツ系教養小説好きな人は、「人は人生という修練の場を持って、はじめて完成する」
なんてテーゼもってる人は、エルロイ読んで激怒するだろうな。
完成どころか破綻する人格が、主人公書くひとだから
21 :
維納の黄昏:2001/08/20(月) 23:32
あとは、やっぱル・カレだよなあ。
スマイリー3部作と「パーフェクト・スパイ」
パーフェクト・スパイの文体は、あれだ、あきらかにマンの「詐欺師フェリックス・クルル」意識して
もう饒舌のユーモアで大好き
22 :
吾輩は名無しである:2001/08/25(土) 17:22
乱歩でせう
「人間椅子」なんかどうでせう
23 :
吾輩は名無しである:2001/08/25(土) 17:46
でせう、は、どぜうだけにしませふ。
読んでて、20年前の田中康夫をおもだすので
フリードキンのディレクターカットみて、創玄推理の初めて読みましたが、
いや、よかったです。
単なるホラー小説かと思ったら、70年代世界の荒廃した世界に黙示録をみた
魂の遍歴小説だったんですねえ。
イエズス会のプロパガンダ小説といわれれば、それまでですが、うーん、
このパッションは、やはりドストエフスキー引き合いに出したくなる誘惑にかられます。
なお、映画でマックス・フォン・シドー演じた老司祭のモデル、原作読むと、
テイヤール・ド・シャルダンなんですねえ(驚愕)
非常に作者の執筆に対する誠実な印象をうけたノベルです
奥泉光は?
「我輩は猫である殺人事件」とか。書名で敬遠せずに読んでみ?
「グランドミステリー」も良かったよ。
26 :
吾輩は名無しである:01/08/27 22:30 ID:30SzyrBU
逆のパターンで、「ミステリーしている文学作品」ならどうでしょう?
すぐ思いつくのは坂口安吾「不連続殺人事件」かな・・・
27 :
吾輩は名無しである:01/08/27 22:42 ID:/bkfTxmM
>>26 不連続はまんまミステリーだろう。
もう少し言い換えて「ミステリアスな文学作品」でどうだ?
18で既出っぽいが。
28 :
吾輩は名無しである:01/09/01 00:56 ID:Z0WqBuuQ
大岡昇平もなにか推理小説書いてたな。
タイトルは・・・ 「歌と死と空」だっけ?
29 :
吾輩は名無しである:01/09/01 23:57 ID:G4iUdmMk
文芸ミステリーの巨匠内田康夫で決まり!
カラマーゾフの兄弟
罪と罰
31 :
吾輩は名無しである:01/09/03 15:55 ID:ypapfilk
アガサ・クリスティ「終わり無き夜に生まれつく」
フリーター青年が主人公。これ本当にクリスティか?と思った。
32 :
吾輩は名無しである:01/09/03 17:58 ID:ZQCOmpfQ
加田伶太郎は?
代表作は「完全犯罪」かな。
33 :
吾輩は名無しである :01/09/03 20:15 ID:42DobQ9Y
大岡昇平の「事件」。
34 :
吾輩は名無しである:01/09/04 02:23 ID:5GTnpopw
「事件」は“ミステリー”というよりも「裁判小説」という感じがするなぁ・・・
35 :
名無し:01/09/04 05:50 ID:ZSYL5AAk
ロバート・クーヴァーの「ジェラルドのパーティ」は、なんか読んでて
あほらしくなるけどおもしろいですよ。
36 :
名無しさん@HOME:
>34
ミステリーの中に法廷推理という1ジャンルがある
考えれば、そう言えなくもないと思うけど。