1 :
もJAL :
2001/07/23(月) 23:24 作者の人格攻撃はもういい。 純粋に初期作品は魂震えないか?
2 :
もJAL :2001/07/23(月) 23:25
ぱくり論争ももういい。 O! teach us to outgrow our madness!
3 :
もJAL :2001/07/23(月) 23:26
光ネタももういい 我らの狂気を生き延びる道を教えよ!
4 :
吾輩は名無しである :2001/07/23(月) 23:27
ノーベル賞云々ももういい 子どもの自分を裏返し尽くす
5 :
吾輩は名無しである :2001/07/23(月) 23:42
核ももういい お前らみたいなDQNは芽のうちに毟って仔のうちに撃ち殺たる
6 :
吾輩は名無しである :2001/07/23(月) 23:44
性交ももういい お前らみたいな夏厨は 顔を真っ赤に塗って肛門にキュウリをつっこみ首吊れ
ああやっぱり嫌われているね。安心した。 「見る前に飛べ」ってタイトル使うの恥ずかしくないか? 思いっきりコケてんじゃん。
セブンティーン、性的人間、万延元年のフットボール、個人的な体験、我らの狂喜、空の怪物他・・・ 昔好きでよく読んだなー。 コイツの小説を読むと、とても朝日的コメントをしている人間と同じヤツが 書いているとは思えないぐらい、内面がドロドロ噴出しているから不思議だ(藁 でも、同時代ゲーム以降はちょっと・・・ そういえば セブンティーンの後ろ半分読みたいと昔思っていたんだけど、 簡単に手に入らないかな?
>>8 >セブンティーンの後ろ半分読みたいと・・・
ガイシュツ。過去スレに短期間うぷされて、消えた。
10 :
吾輩は名無しである :2001/08/09(木) 02:08
かっこいいかっこいい
11 :
吾輩は名無しである :2001/08/09(木) 02:40
あぷろだ おしれ
12 :
吾輩は名無しである :2001/08/09(木) 03:10
tp://namihei.zone.ne.jp/upup/up/993.zip 後ろ半分
13 :
吾輩は名無しである :2001/08/09(木) 03:23
>>12 ありがとう
もう手に入らないと諦めてたのに
助かりました。
14 :
名無しり仔撃ち :2001/08/09(木) 03:24
同時代ゲームはすごいよ。読み難さも含めて。 ひとつの世界、というか宇宙が完成している。 「妹」萌え。俺は断固支持。
15 :
吾輩は名無しである :2001/08/09(木) 03:26
うーん。 少し作り込み過ぎてて。 勉強し過ぎの悪いところ出ちゃったって感じかな・・・。 同時代・・・・。
16 :
名無しり仔撃ち :2001/08/09(木) 03:31
作りこみすぎ感が、宇宙を創り出してると思うなあ。 混沌としてて。
17 :
吾輩は名無しである :2001/08/09(木) 03:41
うーん。 だから、頭で作り過ぎてるっていうか・・・。 ちょっと、勉強した理論を取り込み過ぎというか・・・・。 ちゃんと水準は十二分に満たしているんだけど。 テストで取った100点満点というか。
18 :
16じゃないけど :2001/08/09(木) 05:27
俺も同時代ゲームすごいと思う。 文化人類学的お勉強をそのまま小説にしただけ って批判はあるし知的脅迫っていう福田の評もあるけど、 そんなことはないと思うんだよなあ。 神話が神話を飲み込んでいってひとつの宇宙ができあがる。 こんなのを書ける作家って本当に大江ぐらいしかいないと思う。 球形のビジョンが浮かび上がってくる最後のところって もう見事としかいいようないし、俺的には空前絶後の作品。
漏れは万延元年に比べるといまいちだったと思う。 村=国家=小宇宙っていう構想は理解できるし、あれだけのイマジネーションは大した物 だとおもうけど……なんでかな? 万延元年ほどの熱さは感じなかったな。 あの作品の根幹になっている神話世界が漏れに影響しなかった……というか、そのための 装置が十分に働かなかったという事かな。 序盤のメキシコの遺跡と村を対応させて書いていたところとか面白かったし、壊す人の創世記 と言える場面も時間を遡行して原始に戻るという、ドラマチックな設定が面白かった。それは 漏れにアステカの太陽信仰が、村=国家=小宇宙という設定を意識させるための十分な装置とな っていたからだし、壊す人の創世記は、村=国家=小宇宙の歴史を人類の歴史と重ね合わせて、神話 世界に流れる独自の時間について意識させてくれたからだと思う。 ところが後半に入ると、村=国家=小宇宙の世界観で全てを語りだすから、漏れの一般的な世界 観と呼応しなくなってくるんだよね。つまりだんだん作品に対話がなくなってくるの。 作品の性質上、ある程度対話を拒否せざるを得ないのは仕方が無いんだけれど、もう少しこちらにも 分る(と言うか納得できる)ものをチラチラ(序盤みたいにはっきりとした形ではなく、サブリミナル的に) 出して欲しかったんだよね。民俗学を勉強すれば違った見方ができるのやもしれないが。 万延元年があれほど漏れに熱かったのは、六十年代安保闘争(作品ができた時の、昨日の今日の出来事) と村の歴史が呼応する形でずっと描かれていたからだとおもう。 あまり批評になっていないので下げ。
20 :
吾輩は名無しである :2001/08/15(水) 11:14
俺は、政治少年、人間の羊、奇妙な仕事、叫び声あたりが すきだなあ
21 :
吾輩は名無しである :2001/08/15(水) 19:57
大江スレか・・・。 少し前に盛り上がった別スレがあったよな。 物語と小説をめぐって激論が交わされたよな。 あのころは夏厨が少なかったな。 今じゃ、あんな議論はできんな、マジで。
22 :
黄昏の国、西洋 :2001/08/20(月) 00:27
「個人的な体験」、好きですねえ。 あれって、東京大学の女子学生たちに対する作者の愛情が反映されて いるのではないですか(火美子の描写)
23 :
名無しさんは故郷をめざす :2001/08/24(金) 06:37
新スレ立ちおめでろうage 初期作品で魅力的な女性ってあんまり出て来ないけど 火美子はいいね。 『青年の汚名』のサキはどうだろう?作者の愛情感じる?
24 :
名無しさんは故郷をめざす :01/08/27 18:41 ID:Y31sI4zE
どこで尋ねたらいいのかわからんので、ここで訊いてみよう。 『みずから我が涙をぬぐいたまう日』で主人公が歌う バッハのカンタータは61番『ヨハネ受難曲』ですか? どうしても聴きたくてCDを探したのですが、それらしいのが見当たりません。 おせーてください。
25 :
吾輩は名無しである :01/08/28 12:16 ID:0ZCGNpWE
オレは「遅れてきた青年」が好きだったなぁ。 10年以上前に読んでストーリーも忘れかけているが・・・。
26 :
吾輩は名無しであ :01/08/29 05:25 ID:ejVYri8Y
ビートたけしが好きらしい 見るまえに跳べ
27 :
吾輩は名無しである :01/09/10 22:19
万延元年のフットボールはほんとに凄い!日本文学の 最高峰だね!
28 :
吾輩は名無しである :01/09/11 08:01
羊撃ちパン、パン!羊撃ちパン、パン!パン、パンパン!
29 :
吾輩は名無しである :01/09/11 08:02
こいつは、勃起するぜ!
30 :
吾輩は名無しである :01/09/11 08:06
兎のセクスのようなかわいらしい桃色の吹き出物を 首に持ったバスの運転手あげ。
31 :
罪状宣言を受けたのは・・・ :01/09/11 08:20
<<赤ちゃんを生む若い母の喜び、ああ、げっとなる。 嘔きたいくらいのものだ。幸福な、えびす顔した母親ども、 家庭の幸福の信奉者どもに、未来の法廷から罪状宣言が おこなわれることをおれは心からのぞんで待ちうけている>> 5年後、光が生まれたときだった・・・・・・
32 :
吾輩は名無しである :01/09/17 01:57
セブンティーンの後半きぼんぬ。
33 :
吾輩は名無しである :01/09/18 19:51
脱ぐ前にドピュッ
34 :
吾輩は名無しである :01/09/18 20:54
馬鹿ばっかりだ…情けねえ
35 :
吾輩は名無しである :01/09/18 22:29
童貞少年死す
>1 映画 静かな生活 のアツロヲの勃起は イーヨーのサイズを凌駕しているよね? アレ.居ないの?
37 :
吾輩は名無しである :01/09/19 22:39
万年筆の代わりにペニス握って、書きマス。
38 :
吾輩は名無しである :01/09/20 21:58
「他人の足」「人間の羊」良いですね。
39 :
吾輩は名無しである :01/09/20 22:59
読む前に語れ、大江健三郎
40 :
吾輩は名無しである :01/09/23 20:12
41 :
吾輩は名無しである :01/09/23 20:24
42 :
吾輩は名無しである :01/09/23 22:56
ここで『同時代ゲーム』をよくないと言っている 人が述べた理由は、すべて、『近代日本の批評』 などですでに言われていることを、知っていますか?
44 :
吾輩は名無しである :01/09/28 02:51
政治少年死すを下さい、マジでお願いします
45 :
吾輩は名無しである :01/09/28 03:03
>>44 前にも『政治少年』のやり取りされてたけど
でっかい図書館に行けば文學会のバックナンバーが
あるんじゃないの?
文學会→文學界
47 :
吾輩は名無しである :01/09/28 11:59
前の大江スレってけっこうイカスな。
48 :
吾輩は名無しである :01/09/28 14:58
>>47 同意。それはそうと、モー娘。らぶ。。。さんはこのスレッドには
来てないんですかね?
49 :
吾輩は名無しである :01/09/28 19:34
前スレでモー娘。さんは最近のを進めているけど、おれはちょっと苦手。 くどいというかなんちゅーか。 たしかに文学的には価値が高いんだろうけどね〜〜。 やっぱり初期がいいよね。
50 :
吾輩は名無しである :01/09/28 22:19
「同時代ゲーム」と「M/T」 どっち先に読んだらいいかな?
51 :
吾輩は名無しである :01/09/28 23:07
「叫び声」ってどういう評価なのかなぁ… 漏れは「万延元年」の解説で加藤典洋が書いていた、 「日常生活の冒険」が好き。まだ左翼臭プンプンする時代の 作品だが…
52 :
吾輩は名無しである :01/09/28 23:37
>>49 私も初期が好きだけど、初期は青臭いというか文学的には
ありがちな悩みなんかを描いてるよからね。
そういう意味で書くことがなくなってからの後期(?)は
良くなっている所はあると思うよ。
53 :
吾輩は名無しである :01/10/03 18:21
>>52 なるほど。了解です。
しかし、後期のはちょっと読みづらいッス。比較的読みやすい後期の作品ってなんかないのかな?
自分は「燃え上がる緑の木」は第二部の途中で挫折した厨房です。
54 :
吾輩は名無しである :01/10/03 19:13
「取り替え子」は読みやすいと思うよ。
55 :
吾輩は名無しである :01/10/05 20:26
>>54 読んでみます。
しかし、読破できるかちょっと不安です。
ところで、何で大江は後期になってああいう書き方をするようになったのですか?
56 :
吾輩は名無しである :01/10/05 20:44
ピンチランナーが、この世の悪を全て黒幕に収束させる 全くの体足らずにも関わらず、最後まで読めてしまうのは かって少年だった者の心を捉えて離さないリーリーリー の掛け声によるものと思われる。
他人の足だろ。
58 :
吾輩は名無しである :01/10/06 20:51
もう倉庫に行っちゃったのかと思ってた。 応援、あげ。
59 :
吾輩は名無しである :01/10/08 03:44
>>56 確かにリーリーの掛け声の果たす役割は少なくないけど
(太字になってるくらいだし)、
そこに尽きるって言われると大江さんも立場ないね。
60 :
吾輩は名無しである :01/10/08 19:13
やっぱり脱ぐ前にドピュッ! あひぇ、出ちゃったよ。大江健三郎
61 :
吾輩は名無しである :01/10/09 21:31
うひょ、飛んじゃったよ、大江健三郎。
大江全作品第二期売る予定。BOOKOFFだと買い取らないだろうな。 ネットオークションがいいだろうか。いくらくらいが相場か知ってる奴いる?
63 :
吾輩は名無しである :01/10/10 00:30
>>60 ,61
馬鹿にしたいの?だったらほっときゃ下がるよ。
定期的に上げる君の行為は逆効果だよ。
64 :
吾輩は名無しである :01/10/10 00:56
うーん、でも大江健三郎の初期が好きな人って、なんか 憎めない馬鹿ばっかりなんだよね。60,61は本当に大江ファンなんだよ。
65 :
吾輩は名無しである :01/10/10 01:39
だったらもうちょっと素直に議論して欲しいな。 なかなか盛り上がらないし、もう出尽くしてんのかな。
66 :
どんな馬鹿も霞む男 :01/10/10 09:20
出しつくしたけど、また回復するんじゃないかな。 早くまともな話をしておかないと・・・。
67 :
吾輩は名無しである :01/10/10 19:28
68 :
吾輩は名無しである :01/10/10 20:23
あの大江作品の勃起度は、ノーベル文学賞がどうのこうのという 問題ではない。あの勃起具合だけで、ノーベル賞などチンカスなのだ。
69 :
吾輩は名無しである :01/10/13 23:48
見る前にage
70 :
吾輩は名無しである :01/10/15 00:32
読む前にage
71 :
吾輩は名無しである :01/10/15 09:11
TBSラジオに出演中
72 :
吾輩は名無しである :01/10/15 11:40
先週の金曜日、大江健三郎に遭遇した。 中央線の神田駅でいきなり乗ってきた。 興奮したよ。 声をかけようかと思ったが周りの乗客を気にしてできなかった。 あーあ、残念・・・・
73 :
吾輩は名無しである :01/10/15 12:05
昨日ギャル系の女の子が大江健三郎の本を漁っているのを目撃した。 人を見た目で判断しちゃいけないと改めて思った。ついでにちょっと萌えた。
74 :
弁証法的理性批判放棄 :01/10/15 20:59
>>73 そういう事って結構ある。人は見た目で判断してはいかんよね。
つーか燃えあがる緑の木って面白いの?
つか、個人的には陰鬱なエロ小説にしか見えない。
最近、やっと大江さんに目覚めました。(三年ほど前、読もうとするも挫折) 私という小説家の作り方、の文庫本に出会い、共感しました。 取り替え子、まもなく読了です。 ラストはどうなるのかな・・・。
77 :
吾輩は名無しである :01/10/16 23:09
>>73 大江を読んでるから、っていうのも人を
見た目で判断してるんじゃないのかな?
大江を読んでる人にも千差万別あるわけ
だしね、いや、嫌味じゃなくて何となく
そう思った。
78 :
吾輩は名無しである :01/10/17 00:01
『取り替え子』については、どうよ? あの、写真挿入の意味と、その後の部分について、 誰か何か言ってるか? 問題作だろう、一番の。
『政治少年死す』はどこで読めますか?
80 :
吾輩は名無しである :01/10/17 04:59
>>79 大きな図書館に行けばあるんじゃない。それと
前の大江スレで誰かが欲しいなら送ってあげる
って言ってたけど、ここには来てないのかな?
呼びかけたら誰か教えてくれるかもしれないよ。
81 :
吾輩は名無しである :01/10/17 16:54
大江は性格が嫌いなので(エッセイもね) 権威を否定するわりには文壇大好きだったりするし 分化勲章は拒否して、なぜノーベル賞ならいいんだ? ノーベル賞も拒否していれば、ちった見直したけどな 文章にしてもわざと意味をぼかして、難しいっぽくしたりね 阿川との文壇バーでの喧嘩なんか、本当に嫌な奴だ
82 :
吾輩は名無しである :01/10/17 20:10
83 :
吾輩は名無しである :01/10/18 05:18
>>81 タレントじゃないんだから性格が悪いのと作品って関係ないと思うんだけど…
性格がいい人がいい小説を書ければ誰も苦労しないしね。
権威が好きなのは否定しないけど、それも大江本人じゃなくて
作品レベルで批評すべきだと思うよ.
84 :
吾輩は名無しである :01/10/18 06:18
わざと意味を読み取りずらくしているから 嫌いと言うとろう
85 :
吾輩は名無しである :01/10/18 06:57
>>84 それは嫌味でやってるわけではないでしょ。
表現が合ってないって指摘なら分かるけど、
あなたの言ってるのは個人的感傷に過ぎないと思う。
公の場で好きor嫌いなんて言ってもしょうがない。
86 :
吾輩は名無しである :01/10/18 07:07
いやいや、それが奴の手口 そうするとインテリっぽいのが食いつくんだ 誰かが言っていたけど、文章を作ってから わざと単語を削るんだって そして分かりずらくして、やっと意味が通じれば 難しい事が分かったような気がして 読み手の自尊心がくすぐられると言う訳ですね 好き嫌いを言ってもしょうがないって、結局それしかないだろ 奴の文体がきらいだって言うしかさ
87 :
考える名無しさん :01/10/18 10:17
>>81-86 あなたの幼稚な論理は前スレですでに論破されています。
お読みください。
88 :
吾輩は名無しである :01/10/18 10:21
セヴンティーン大学でコピーした。今後半読んでます。 おもろいよ!
89 :
吾輩は名無しである :01/10/18 12:21
90 :
吾輩は名無しである :01/10/18 13:01
大江ファンきしょい サヨは逝け
91 :
吾輩は名無しである :01/10/18 13:03
だったらアゲんな、ヴォケ!!
92 :
吾輩は名無しである :01/10/18 20:20
同じ年に生まれて。
93 :
吾輩は名無しである :01/10/18 20:28
そんで、暴動に参加したいわけだね。 そんなものは、現代だってやろうと思えば、 できるよ。まずは永田町に行こうか?
94 :
吾輩は名無しである :01/10/18 23:21
初期の大江おもしろいじゃん。 文章はクセがあるし、時代状況がわからないと理解しにくいけど、 鬱屈した若者たちの叫びは、30過ぎた今でも俺の青春文学。 いまの若い人も読むと面白いと思うYO。
あんたもまだ若かろうが。
最後まで読みました『取り替え子』。 最後で急に、『奥さん』の話に変わりました。 でも、自然な流れに感じました。 でも、結局、何がいいたかったのだろうか・・・? 考え中です。 とにかく、それまで余り印象のなかった奥さんが あのラストのみで急速に身近に感じられたのは確か。
97 :
吾輩は名無しである :01/10/19 05:33
あげますゼ
98 :
吾輩は名無しである :01/10/20 02:39
何でこんなにさがんのぉ???
99 :
吾輩は名無しである :01/10/20 05:09
大江は誰にも分かりやすい文章を目指さば目指すほどあんなふうになるって村上春樹が(!)昔いっていた。
101 :
吾輩は名無しである :01/10/20 14:57
>>99 それなら駄目ってことじゃん
福沢諭吉を見習えよ
猿にでも分かるように書く
102 :
吾輩は名無しである :01/10/21 03:13
単純に表現するのが困難であるような内容は、別に少なくないし、 そういう場合、結果として『分かりにくい』文章になると思う。 ある観念を他者に伝えることの困難さは、言葉の高度な用い方を 要請するものでしょう。
103 :
吾輩は名無しである :01/10/21 03:16
だからって、わざとわかりにくく書くことはない
104 :
吾輩は名無しである :01/10/21 03:24
『分かりにくさ』を追求してるんじゃなく、自分の内面にあるもの を表現しきることを追求した結果が、ある種の『分かりにくさ』 (=レトリックの新奇さ)につながっているわけで、 それこそ、新しいレトリックを生み出す職人としての 作家の極みでないかい??
105 :
吾輩は名無しである :01/10/21 03:42
>>104 だね、三行目までに反論の余地はないと思う。
(後は個人的立場に属するので…)
後期になって大江の小説が一見回りくどくなったのも
いい悪いは別にして、レトリックの追求の結果でしょう。
106 :
吾輩は名無しである :01/10/21 07:32
それに言うほど分かりにくくない。
107 :
ばふちゃん :01/10/22 13:23
バフチン揚げ
108 :
吾輩は名無しである :01/10/22 19:02
新刊のエッセイ読んだ?感想きぼん!
109 :
吾輩は名無しである :01/10/25 23:13
日本人の識字率の高さは世界有数だが、大江級の小説家の『読まれなさ』も世界有数だ。何でドイツ人のほうが読んでるんだ?
110 :
オヤジのマジレス :01/10/26 00:02
「われらの時代」、日本文学史上最高の青春小説だと思う。 つまるところ、青春とルサンチマンは同義なんだなあと。 10代の文学好きにこそ、体験して貰いたい。人生観が覆されるだろう。 序でに、「芽むしり仔撃ち」は戦後文学の金字塔。 私の最も愛すべき作品は「見るまえに跳べ」です。
111 :
吾輩は名無しである :01/10/26 00:47
112 :
オヤジのマジレス :01/10/26 01:06
>>111 有り難う!
感想聞かせて下さい。
貴方に取ってつまらないようであれば、ごめんなさいね。
113 :
吾輩は名無しである :01/10/26 01:06
38さんと同意見。 高校生になって始めて純文学読んで、こんなのもあるんだと知った。 それまで、あまり小説など読まなかったので、文学といえば、相田みつをみたいな 偽善チックなものだとおもってた。(ありゃ、詩だけどね) ただ、後期の作品は、息子、息子してそうであまり読んで無い。 おすすめあります?
114 :
吾輩は名無しである :01/10/26 21:18
中二のころ、満員電車の中で訳も分からず大江読んでた。 個人的な体験とか。卑弥呼のシーン覗き込まれてたっぽい
健たんイチローの国民栄誉賞辞退についてなんて言うかな? 「国民が国家に誉められる事が、最大の栄誉である時代は既に過去のものだ・・ 政府は、歌謡曲のヒットナンバーを日本人の老若男女全てが口ずさめた頃から 思考が止まっているのか・・・」
116 :
吾輩は名無しである :01/10/26 23:43
>113 後期も面白いよ。『治療塔惑星』だっけ?楽しめた。 ま、『取り替え子』まで、全部、大江ならではの作品群。けっして 息子、息子してない。それに、息子はいわば表徴だから、大江の場合は。
>>115 イチローは現時点で辞退しただけじゃん。
引退した後は受け取りたいといってるし、大江とはぜんぜん意味が違う。
ちなみにイチローは日米野球などの君が代斉唱の時には
胸に手を当て、国旗を注視する人ですよ。大江とは正反対の人です。
政府、イチロー選手の国民栄誉賞見送り=「まだ発展途上」と本人が辞退
米大リーグ、シアトル・マリナーズのイチロー(本名鈴木一朗)選手(28)
は26日、政府が検討していた国民栄誉賞を辞退する意向を申し入れた。
イチロー選手は同日、「大リーグ入りしまだ1年で、28歳と発展途上。
国民栄誉賞を受賞した方は立派な人ばかり。自分の野球人生を終え切った段階で
頂けるように頑張りたい」として、今年逃したワールドシリーズ優勝を当面の
目標として努力したい考えを伝えてきた。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011026-00000554-jij-spo
118 :
吾輩は名無しである :01/10/27 03:24
まったく大江ファンときたら 話にもならんサヨばかり
119 :
吾輩は名無しである :01/10/27 03:35
115は龍スレからのコピペ。
龍たんイチローの国民栄誉賞辞退についてなんて言うかな? 「国民が国家に誉められる事が、最大の栄誉である時代は既に過去のものだ・・ 政府は、歌謡曲のヒットナンバーを日本人の老若男女全てが口ずさめた頃から 思考が止まっているのか・・・」
121 :
オヤジのマジレス :01/10/27 03:44
>>118 私は中道右派よ、心情的には。
共産主義なんてのは、思春期特有の麻疹みたいなものだからね。
今じゃ大江氏の朝日新聞不定期連載の書簡なんて、冗談じゃねえってな位。
それでも初期作品の瑞々しさは、永遠に色褪せないと信じている。
短篇「鳩」を読んでみな。全てのセンテンスがきらめき、まばゆいばかり。
正しく天才の所業としか言いようがない。読む度に脱帽するよ、ホンマに。
122 :
吾輩は名無しである :01/10/27 06:31
ウヨですが、大江好きです。(中期の作品は除く)
123 :
吾輩は名無しである :01/10/27 06:46
>>121 「最後の小説」とかエッセイは読みました?読んだら内面だけに
注目するんじゃない、違った見方も出来ると思うんだけど…
>>122 右としてはやっぱ「政治少年死す」は駄目なの?
新刊本出ると買うけど読んでる時間がないんだな
126 :
吾輩は名無しである :01/10/27 10:33
大江は日本の悪口ばかり・うんぬん 確かにそれでは建設的ではないな 大江煽り屋
「万延元年のフットボール」 大江健三郎 大江健三郎という作家はずっと気になる存在だった。 まず私が大江に対して感じるのは嫌悪である。それは自分の事を「戦後 民主主義者」だとヌケヌケと語り(そしてそれは全くその通りなのだが)、 酒鬼薔薇事件の時に「なぜ人を殺してはいけないのか」と言った子供に 対して、誇りのある子供はそのような質問は恥じて口にしないものだ、と 答えたりする正に「戦後民主主義者」そのものの偽善者ぶり、文革礼賛・ 北朝鮮礼賛と『ヒロシマノート』『オキナワノート』などの反米的な仕事 にうかがわれる旧左翼ぶり、岩波や朝日といった一流紙でしか書かず、 自分に対する批判は圧力で押し潰すといった権威主義者ぶりなどが、 とにかく嫌だったのだ。この間のノーベル賞受賞にしたって、そのために スウェーデン大使館に通ったりと様々な政治工作をしていたのは周知の 事実だったし、大体その直前に文化勲章を辞退するというパフォーマンス もなんか嫌らしくて不快だった。天皇制はダメでスウェーデンの王制なら いいのか? 大体その昔サルトルのノーベル賞辞退に喝采していたではないか。
アンチ大江の人達って先ず人格批判ありきなのよね。 若しくは政治寄りに語ろうとする。 私は特別大江にシンパシーは持ってませんが、「われらの時代」「セヴンティーン後半」 この2作は凄いと思った。
129 :
オヤジのマジレス :01/10/27 23:12
>>123 エッセイ集「厳粛な綱渡り」が大好きですよ。
特にモダン・ジャズに対する見識は、凡百の評論家を超えている。
バド・パウエルを生で観てるってのが羨ましいよ。
130 :
吾輩は名無しである :01/10/30 15:17
エッセイもたくさんあるから全部読むの大変ですね。。。
131 :
吾輩は名無しである :01/10/31 14:15
132 :
仮説的断章 :01/10/31 16:16
大江を政治的に捉えたがる人が多いのかなぁ。 大江は『個人的な』人でしょ、生き方としては。 政治が全てとは思ってないよ、あの人は。 あの人にとって、政治は傍流。 日本の知識人にありがちな『政治』や『運動』にのみ意味を見出す 悪弊から逃れてるのが、あの人。 あくまで個人の人生観に照らして、関与すべきと 感じたときに関与しているだけなんだろう。
結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をな にげなく気にとめた、スウィッチをいれる、画像があらわれる。 そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまり に涙を流していた。それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還の ものがたりだった、ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白 い朝鮮服にみをかためてしまう、そして息子の家族に自分だけ 朝鮮にかえることを申し出る……。 このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、自分 には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というよう なとりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったの であった。 (わがテレビ体験、大江健三郎、「群像」(昭三十六年三月号)
北朝鮮に帰国した青年が金日成首相と握手している写真があ った。ぼくらは、いわゆる共産圏の青年対策の宣伝性にたいし て小姑的な敏感さをもつが、それにしてもあの写真は感動的で あり、ぼくはそこに希望にみちて自分およぴ自分の民族の未来 にかかわった生きかたを始めようとしている青年をはっきり見 た。 逆に、日本よりも徹底的に弱い条件で米軍駐留をよぎなくさ れている南朝鮮の青年が熱情をこめてこの北朝鮮送還阻止のデ モをおこなっている写真もあった。ぼくはこの青年たちの内部 における希望の屈折のしめっぽさについてまた深い感慨をいだ かずにはいられない。 北朝鮮の青年の未来と希望の純一さを、 もっともうたがい、もっとも嘲笑するものらが、南朝鮮の希望 にみちた青年たちだろう、ということはぼくに苦渋の味をあじ あわせる。 日本の青年にとって現実は、南朝鮮の青年のそれのようには、 うしろ向きに閉ざされていない。しかし日本の青年にとって未 来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに方向づけ られているのでない。 大江健三郎、「厳粛な綱渡り」(文芸春秋社)
何か、過剰反応している輩がいるね・・・。
常に大江の目は、対象の『内面』に注がれている。 同じ『個人』として、対象に『共感』を為しているのだ。 そこが、他の知識人と異なる、 政治を語っても政治に『堕す』事のない、 大江の真骨頂だ。どこまでも、等身大なのだ。
138 :
吾輩は名無しである :01/10/31 19:22
ただ、社会科学の基礎知識ぐらいないと政治にせよ経済にせよ発言に重みが出ないよね、今の時代。 昔と違って作家にあまり世間が期待してないから、「個人的体験」だけをベースに物言っても「アホか」って感じでしょ。
139 :
吾輩は名無しである :01/10/31 19:53
たしかに初期エッセイは、今読むとトンデモないものはあるね。 ただ、時代状況やらを無視して提示しても無意味じゃないの? ま。『―ノート』をただの"反米的仕事"としか捉えられないなら、 何を言っても無駄かもしれないがね。
140 :
吾輩は名無しである :01/10/31 19:59
ジベタリアンして気勢を上げている人たちと大差ない。 これは比喩じゃなく知識の上で。 それで「知識人」なんて今じゃ通らない。
大江は、私小説家を自認してるし、別にそれを逸脱 しようともしてないと思うが。 ただ、第一線の学術研究者たちと研究サークルを作ったりして 勉強を重ねたようだし、社会科学の素養はあると思うよ。
>ジベタリアンして気勢を上げている人たちと大差ない。 >これは比喩じゃなく知識の上で。 ほほう。それはどこのジベタリアンとやらかね?
144 :
名無しっチュ :01/11/01 17:10
大江揚げ
145 :
吾輩は名無しである :01/11/01 18:08
でもさあ、最近教科書修正問題のとき思ったけど、この問題を憲法の「表現の自由」の問題に言及せずに論じるなんて意味ないどころか有害じゃない? 自分が正しい(と信じる)表現は大いに擁護して、自分が邪悪(だと信じる)表現は排除しようって論法なんだから。 表現の自由は邪悪(だと信じる)言論にも適用されるんだから。
>>145 なんで教科書問題が出てくるかは知らんが。
>第四に、私たちは、日本が言論・表現の自由を認めている以上、
>多様な歴史観の出版物が刊行されることは、当然許容されるべ
>きだと考えます。
>しかし、教科書作成については自由が認められておらず、政府
>による検定制度が存在する以上、今回のような申請本を教科書
>として合格させるならば、それは日本政府がそうした立場を認
>めることに外ならず、その責任を政府が国際的にも負わなけれ
>ばならないのは当然です。もし政府が、そうした国際的責任を
>回避するのであれば、それは政府による検定制度そのものと矛
>盾しているのであり、政府の教科書検定は廃止されるべきだと
>言わざるをえません。
http://www.linkclub.or.jp/~teppei-y/tawara%20HP/2001.3.14/10.html だそうです。
>>147 まあ、あんな教科書に賛成するのは、オツムの弱い戦前生まれの
おっさん達と、ウヨかぶれの青年たちと、狂信的暴力主義的極右翼
のメンバーくらいのものだが、
上述の大江たちの主張は、全く頷けるものだ。普通に頷ける。
全く持って、正論だといえる。
『オツムの弱いおっさん』というのは、 年配の方々に失礼な表現であったことを、 ここにお詫びする。
凄い勢いでさがる大江スレに、万歳三唱アゲ!!
150 :
吾輩は名無しである :01/11/01 22:51
てか、言論の自由ってのはおつむが弱くても戦前生まれでも、ウヨにかぶれても、、サヨにかぶれても狂信的でも何でも関係ない。 内容に依存しない。
151 :
吾輩は名無しである :01/11/01 23:25
>>150 よく読んでね。あの教科書に賛同するのはって書いてあるでしょ。
そんなに言論の自由って言うならねえ、
ウヨが「セヴンティーン」攻撃するのをなんとかしてほしいですな。
内容に依存しないんだからね、もういいじゃないさ。
152 :
吾輩は名無しである :01/11/01 23:30
いや、もちろんそれは前提。
■3.「帰るべき朝鮮がない」大江健三郎氏■ まず Dishonesty の例は、ノーベル文学賞に輝いた大江健三郎氏 である。 結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をな にげなく気にとめた、スウィッチをいれる、画像があらわれる。 そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまり に涙を流していた。それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還の ものがたりだった、ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白 い朝鮮服にみをかためてしまう、そして息子の家族に自分だけ 朝鮮にかえることを申し出る……。 このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、自分 には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というよう なとりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったの であった。[2] 現在の北朝鮮の飢餓地獄しか知らない若い人々には、「自分には 帰るべき朝鮮がない」と嘆く大江氏の感慨は、想像を絶しているだ ろう。しかし共産主義を理想とする人々の間では、北朝鮮がさかん に「地上の楽園」として宣伝されていた時期があったのである。
■4.希望に満ちた北朝鮮の青年■ 北朝鮮に帰国した青年が金日成首相と握手している写真があ った。ぼくらは、いわゆる共産圏の青年対策の宣伝性にたいし て小姑的な敏感さをもつが、それにしてもあの写真は感動的で あり、ぼくはそこに希望にみちて自分およぴ自分の民族の未来 にかかわった生きかたを始めようとしている青年をはっきり見 た。 逆に、日本よりも徹底的に弱い条件で米軍駐留をよぎなくさ れている南朝鮮の青年が熱情をこめてこの北朝鮮送還阻止のデ モをおこなっている写真もあった。ぼくはこの青年たちの内部 における希望の屈折のしめっぽさについてまた深い感慨をいだ かずにはいられない。北朝鮮の青年の未来と希望の純一さを、 もっともうたがい、もっとも嘲笑するものらが、南朝鮮の希望 にみちた青年たちだろう、ということはぼくに苦渋の味をあじ あわせる。 日本の青年にとって現実は、南朝鮮の青年のそれのようには、 うしろ向きに閉ざされていない。しかし日本の青年にとって未 来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに方向づけ られているのでない。[3]
■5.北朝鮮の惨状を大江氏はどう考えているのか?■ 残念ながら、「北朝鮮の青年の未来と希望の純一さ」は、「南朝 鮮」の青年達が疑い、嘲笑したように、今日の破局の中に失われて しまった。大江氏がこれだけ思い入れをした「老いた美しい朝鮮の 婦人」や、「希望にみちて自分およぴ自分の民族の未来にかかわっ た生きかたを始めようとしている青年」達は、今や住む家も洪水に 流され、食べ物も自由も希望もなく、ただ餓死を待っているであろ う。 そうした北朝鮮の惨状について、大江氏はどう考えているのだろ うか。大江氏が昔の自分の文章を覚えているなら、自らの不明を恥 じて、読者にお詫びをするとともに、自分の見通しがなぜ間違った のか、思想的にきちんとした反省をしなければならない。それをし ないこの人は言論人としての資格はない。将来も、また同じような 過ちを繰り返すのみである。 また上記の熱のこもった文章が、単なる共産主義かぶれの若気の 至りではなく、北朝鮮の人々への真実の思い入れだとしたら、自ら 率先して、北朝鮮救援活動を始めるか、ノーベル賞の賞金を北朝鮮 救済の資金として提供する位の事はあっても良いのではないか。大 江氏は、昨年は米国プリンストン大学で静かな研究生活を送ったよ うだが、現在は別の意味で「帰るべき朝鮮がない」のだろうか。要 はつねに人事なのだろうか。
■6.あいまいなのは?■ 大江健三郎氏は、「あいまいな日本の私」と題したノーベル賞記 念講演をストックホルムで行った。そこには次のような一節がある。 広島、長崎の、人類がこうむった最初の核攻撃の死者たち、 放射能障害を背負う生存者と二世たちが−−それは日本人にと どまらず、朝鮮語を母国語とする多くの人びとをふくんでいま すが−ー、われわれのモラルを問いかけているのでもありまし た。[4] 「核攻撃の犠牲者たる日本人が、なにか特別のモラルを持たなけ ればいけないそうだ。投下した者のモラルは問わないわけである。 」とは、谷沢永一氏の評である。これが国際常識であって、大江氏 のもってまわった言い方と、その非常識な内容とでは、聴講者は何 を言っているのか、分からなかったであろう。内容は単に50年前 の東京裁判史観とマルクス主義史観であり、その後の歴史学の進歩 などは、まったく省みられていない。 大江氏の思想は、1950年代の冷戦時代から一向に深化していない。 それがそのまま化石のように残されているのは、本人のIntellectual Dishonesty と、それを覆い隠すもってまわったあいまいな文体の 故である。この講演は「あいまいな日本の私」よりも「日本のあい まいな私」と題すべきものであった。
おっ、過剰反応(w
>157 おまえそれしか言えんのか?(藁
159 :
吾輩は名無しである :01/11/02 13:06
「あいまいな日本の私」か。川端のをもじったやつね。 俺も「あいまいな日本」と「あいまいな私」の二重の意味を持た せているのかと思って、大江らしいなあとニヤリとしたけどけど、 内容は全部忘れた。悪いがコピペ君よ。岩波新書版を打ち込ん でアプしてくれると助かる。頼むよ。
ホントに、もう、一回読んだしそのコピペ、うんざり。
162 :
吾輩は名無しである :01/11/02 19:21
しつこいコピペはプロバイダに通知されて利用停止処分でそ?
163 :
......... :01/11/03 23:58
あぁん、またさがるぅ。あげ
164 :
吾輩は名無しである :01/11/04 00:01
下がるの嫌なら何かネタ振りなさいよ。
165 :
吾輩は猫好き :01/11/04 00:28
この前でたエッセイ集『「自分の木」の下で』は心がほっこりしました。お奨めです。
>165 そうかもしれません。ただ、娘に絵を描かせたり… なんか家族救済的?な大江には、継続的読者としては ちょと退いてしまっています。 ところで、『取り替え子』は問題作だと認識していますが、 誰かまともに論じた人とか、いないでしょうか? 本でも サイトでも、ご存知の方、教えてください。よろしく!
>166 >そうかもしれません。ただ、娘に絵を描かせたり… 描いてたのはゆかり夫人だったと思うがね。 >なんか家族救済的?な大江には、継続的読者としては >ちょと退いてしまっています。 ゴメン、ワラタ<家族救済的
168 :
奥様は名無しさん :01/11/07 18:26
大江の家族救済的な特質は、 彼の思考が抽象論や観念論に堕すこと を防いでいる気がする。 そんな彼の作品が好きだ。
171 :名無しさんの声 :01/10/09 16:13 ID:eamS2whU
ひろゆきは何をやっても絵になるよ
あのオーラは神に近いよ
173 :名無しさんの声 :01/10/10 21:16 ID:nvPoR0V6
>>171 そのオーラ?てのはスポーツ選手のそれとは違うだろ?
幼児愛好者や万引常習者と同じやつじゃない?
人に言えない罪悪を抱えた人間だけが放つ異様な空気というか
こういう奴って刑務所の野生児達には生理的に嫌われるんだよね
はやく西村刑務所入らないかなあ(ワラ
186 :名無しさんの声 :01/10/11 17:34 ID:tIF7M0rI
>>173 確かにスポーツ選手のように肉体を酷使して得た境地じゃないね
同性愛を隠して生きてる奴にああいう雰囲気の奴はいるが
ひろゆき氏はホモではないと思うが、ひろゆき氏の女性的な思考が
信者には神秘的に見えるのでは?
170 :
吾輩は名無しである :01/11/07 20:50
と学会の『トンデモ本の逆襲』に収録されていると学会内幕マンガに、「おおっこれは 大江健三郎のトンデモ本!」というセリフがあったが、これ何なの? 誰か心当たりない?
171 :
奥様は名無しさん :01/11/08 17:24
あげよ
>127 >この間のノーベル賞受賞にしたって、そのために >スウェーデン大使館に通ったりと様々な政治工作をしていたのは周知の いや、普通は政治工作だけしたってノーベル賞は頂けないと思うが(藁 >事実だったし、大体その直前に文化勲章を辞退するというパフォーマンス >もなんか嫌らしくて不快だった。天皇制はダメでスウェーデンの王制なら >いいのか? 大体その昔サルトルのノーベル賞辞退に喝采していたではないか。 ノーベル賞受賞決定→国が文化勲章を打診してくる→辞退が正しい流れです。 時間軸もっと整理しようね(藁
173 :
奥様は名無しさん :01/11/11 02:56
武満徹と大江は友人。二人による芸術対談読んだが、興味深いね。
174 :
奥様は名無しさん :01/11/11 04:25
聴く前に飛べ!!
175 :
吾輩は名無しである :01/11/11 04:33
飛ぶ前に逝け!!
イク前に付けろ!
177 :
吾輩は名無しである :01/11/11 17:30
>>173 そうだね。たしか、二人でオペラを創ろうとしていて、
大江の方がなかなか書けなかったんだね。それで、
ガンがだいぶ進行していた武満徹を病院に見舞って、
そんな話をした。で、その翌日、自宅で子息と一緒に
FMのクラシックを聴いていた時、ラジオが武満徹死去の
第一報を伝えたそうだね。
約束のオペラは、結局できなかったが、亡くなってもなお
自身にとって大きな存在であり続けている…とも語ってる。
興味深い交友だと思う。
178 :
吾輩は名無しである :01/11/12 10:03
いい関係だね
179 :
奥様は名無しさん :01/11/13 02:12
人類が、皆このような関係を結べれば、文明の衝突も避けられるかもしれない・・・。
180 :
吾輩は名無しである :01/11/13 02:13
ヴァカ! そんな単純なワキャねーだろ!
181 :
奥様は名無しさん :01/11/13 03:59
↑こういう奴が、世界を滅ぼすのか・・・。
182 :
吾輩は名無しである :01/11/13 14:23
↑ ここのスレには、こんな電波しかいないのか・・・・・・
183 :
吾輩は名無しである :01/11/13 14:53
「個人的な体験」のラストはいまいちだったな。 あんな一発逆転では、せっかくの作品なのに説得力が失せてしまう。
184 :
奥様は名無しさん :01/11/14 14:22
一生の内に、大江氏と武満氏のような、豊かな友情関係を 築いてみたいものだ。 だが実際には、なかなか難しい。 「飲み友達」なら、簡単に出来るが・・・。
185 :
吾輩は名無しである :01/11/14 14:36
>>183 そんな事は三島が腹切る前に言ってるだろ、何を今更。
186 :
奥様は名無しさん :01/11/14 14:47
>>185 そうなんすか?
三島は、どこでそのように言ったのですか?
もし良ければご教示を。
187 :
奥様は名無しさん :01/11/14 16:47
ぴょんぴょん跳べ!
188 :
奥様は名無しさん :01/11/16 14:19
何故大江さんは、好んで性愛を描くのでしょうか?
189 :
吾輩は名無しである :01/11/16 16:38
>>188 セクースは人間にとって切実な問題ゆえ、登場人物の実像を炙り出す
ためによく使われるじゃん。性愛をまったく描かない文学も少ないYO。
もちろん、エロエロで読者の興味を惹きつける効果もあるけど、大江の
小説に関しては、グロテスクであったり、コミカルであったりして、
ヌケるのはほとんどないよね。ヌイてみた人いる??
190 :
吾輩は名無しである :01/11/16 16:47
包茎オナーニ描写には激しく萎える。
取替え子でぼっきしちゃったのは私です・・・
192 :
吾輩は名無しである :01/11/16 18:39
ぼっきて・・・。
193 :
CentralPark :01/11/17 01:55
>>189 船橋聖一がエロい小説を書いてつかまった時
刑事に
『大江って野郎はもっと巣おいの書いているじゃないか』
と抗議したら
『あんなもんで勃つやつがいるか?!』
といわれて、納得してしまったそうです。
194 :
CentralPark2 :01/11/17 01:57
間違い 『巣おい』⇒『すごい』 失礼
195 :
吾輩は名無しである :01/11/17 02:08
それより、船橋聖一って人 あれ一体何なの? 文学的に無価値といった意見でなく あの読者数を現象学的に誰か解説してくれ。
196 :
吾輩は名無しである :01/11/19 19:46
跳びます跳びます!
197 :
吾輩は名無しである :01/11/20 23:46
正直、「泳ぐ男」の猪口さんがオレンジ色の水着で大股を開いたとこで烈しく抜いた。
198 :
吾輩は名無しである :01/11/21 00:16
>>195 もう、知ってて言ってるんでしょ、あなた。いたずらしちゃ
だめよん。「ひじりおしえ新聞」、読みましょうね。
199 :
奥様は名無し :01/11/21 15:38
200 :
吾輩は名無しである :01/11/21 16:55
言い難き嘆きもて
201 :
吾輩は名無しである :01/11/21 22:18
Nステ出演age
202 :
吾輩は名無しである :01/11/21 22:32
今TVにでてるでてるー
203 :
吾輩は名無しである :01/11/21 22:36
人いねーな、ここ
渡辺真理なんか、言葉が正確じゃないじゃん。噛みまくってる。
字下手だね(w
206 :
吾輩は名無しである :01/11/21 22:47
死者の奢り
それより、あのバイト紹介しろよ。 死体洗いの。
208 :
吾輩は名無しである :01/11/21 22:53
他に実況してたとこあるの?
209 :
吾輩は名無しである :01/11/21 22:55
210 :
吾輩は名無しである :01/11/21 22:58
大江は神。性的人間を読め。
211 :
吾輩は名無しである :01/11/21 23:10
明日もNステに出演するそうな
212 :
吾輩は名無しである :01/11/21 23:10
やっぱり読みにくい小説書く人は、言ってることもよく分からないですね。 漱石なんかは講談上手だったらしいですよ。
213 :
吾輩は名無しである :01/11/21 23:13
大江でしこってる俺は逝って良しですかぁ?はぁはぁはぁ。
214 :
吾輩は名無しである :01/11/21 23:25
215 :
吾輩は名無しである :01/11/21 23:41
言ってる事がよく分からない、ということはなかったと思うが、 テレビの生放送、それも久米ヒロシに持ち上げられながらの舞台が 彼に相応しいものとは到底思われなかった。だっていま世界がピンチにある、という その「ピンチ」が彼としては彼自身に結びつけた彼独特の(ピンチランナー調書)危機感の表明だったろうけれど、 テレビを見る限りは子供向けの安易な語法としてしか読み取れなかったから。 そんなこんなの不自由を100も承知で、番組中に明日の出演を強引と思われるようなやり方で 打診されてまで、それでも尚大江が出演したことをどのように考えるか。 もちろん僕として彼がただの好々爺に成り下がってしまうようなことは全く望まないのだけれど とりあえず明日のNステで「佳境」に踏み込んだ話を待ちたいと思う。 そこで朝日の往復書簡にいつも書いてあるような妄想的発言が爆発すれば 良いけれど。
216 :
吾輩は名無しである :01/11/21 23:42
あんな馬鹿達にインタビューされて大江タンかあいそう。
現代において小説家の言葉なんて何の重みも、説得力もない。 誰も読まない小説を出版し続けるなんて、途方もない金と労力と資源の 無駄使いだと思う。
中学生の時に同時代ゲームを手に徹夜した。 それ以外、何も読んでいないが、 不思議と尊敬してしまう作家ではある。
220 :
吾輩は名無しである :01/11/22 00:01
>>218 無駄とか言うもんじゃありません。
すべての人が金と労力と資源のことだけを考えるようになったら
世の中はきっといっそう殺伐としたものになるでしょう。
221 :
吾輩は名無しである :01/11/22 00:57
>>218 俺はいつも、大江の次の小説を心待ちにしているよ。
読んで面白いから。
222 :
吾輩は名無しである :01/11/22 01:48
セブンティーン、性的人間しか知らない俺は今の大江が何を模索しているのかさっぱり分からん。
大江作品をコンプリートしてる人なんてここにいるの?
224 :
吾輩は名無しである :01/11/22 15:47
やっぱニュースなんかに出てもこうして2CHで返ってくる反応が浅すぎる。 ニュースに出る意義を相当疑わしいものと判断せざるを得ない。
225 :
吾輩は名無しである :01/11/22 16:21
久米のインタビューが浅いのは毎度のことなので、誰がでても見る気もしない。 >223 近作以外の小説を絶版含めてかなり集めたが、未読も十冊近くある。 『青年の汚名』は読む価値ありますかね。
昔からテレビ向きの人じゃないねえ。 スパッと短時間に物事を言い切れる人じゃないし。 実際にはデタラメなことでも、スパッと言い切る人のほうが テレビ的には人気もでるんだが…(どんなにアホであっても)。 つーか出るんなら、TBSのNEWS23のほうがいいと思ったが、 筑紫が編集長だった頃の朝日ジャーナルでの確執が まだ残っているのかな?(笑
227 :
吾輩は名無しである :01/11/22 16:25
久米は「司会者」を自ら認じてはばかりないってヤツなので 言うだけ無駄。 却って、向こうがセセラ笑ってるよ。
228 :
吾輩は名無しである :01/11/22 17:41
大江健三郎はレイプ魔
230 :
吾輩は名無しである :01/11/22 18:33
>>166 「早稲田文学」で渡部直己が書いてるよ
鎌田と山城と大杉もどっかの座談会でだいたい当たってるとか言ってたと思う。
個人的には「芽むしり仔撃ち」が好きよ
231 :
吾輩は名無しである :01/11/22 18:34
てか、こいつの作文ってイカレてない?なんの役に立つの。
232 :
吾輩は名無しである :01/11/22 18:39
少なくとも君よりは有意義だね。
233 :
吾輩は名無しである :01/11/22 19:58
>>186 新潮文庫の『個人的な体験』の解説だかあとがきだかに書いてあった筈。
三島自身がどこで発したのかは分からんが
234 :
吾輩は名無しである :01/11/22 21:42
>>233 レスサンクス!!
もう返事ないと思ってたから
ビックリしたよ。
235 :
吾輩は名無しである :01/11/22 23:46
そういや、あったな 筑紫との一戦。 「漫罵した」って大江が女々しく恨んでたヤツ。
236 :
吾輩は名無しである :01/11/23 10:03
それが大江の特徴ですが何か?
237 :
吾輩は名無しである :01/11/23 12:07
なんかどもる癖を編集者に真似されたらしく、ずっと恨んでたって聞いたが。
238 :
吾輩は名無しである :01/11/23 15:05
237ですが、上の文章「なんか」がよけい
『鎖国してはならない』『言い難き嘆きもて』ってどんな本? 屋風でもアマゾンドットコムしか引っかからないから全然わからないよ!
240 :
吾輩は名無しである :01/11/25 22:53
「鎖国してはならない」近所の本屋にあった 立ち読みしてみよっと
241 :
吾輩は名無しである :01/11/26 17:15
『取り替え子』、ドカンと来た。漢なら、一度は読むべし!!
>>234 御免、嘘だった。全く載ってなんかいない。
いい加減な情報。でもどっかで見た気がするんだけどね。
あと233≠185ですので、一応。
>>234 しばらく来てなかったから返事できなかった、ご免。
また悪い意味での文学的なヒロイズムで読んでそうだったので
口の聞き方もわきまえず、続けてご免。
私も三島自身の書評を直接読んだ事はないんだけど、
有名だし多くの大江論にのってるよ。
また『懐かしい年への手紙』ではギー兄さんがその事を内面化して、
批評してるし、未読だったら読んでみては。
245 :
◆Kq7rBCas :01/11/30 09:00
「政治少年死ス」俺も激しく読みたいです!ここにメアド晒したら誰か返事くれますか?
246 :
名無しさんは故郷をめざす :01/12/04 18:16
>>225 『青年の汚名』は最高です。初期作品の中で一番好きです。
登場人物が実に魅力的。
完成度の割に評価が低すぎるのは、
社会派らしすぎて、かえって大江色が弱く感じられるからか?
247 :
吾輩は名無しである :01/12/05 21:59
政治少年,おれも読みたい誰かお願い
249 :
吾輩は名無しである :01/12/06 07:42
>248 やや、気づくのが遅れた感謝、感謝。
>246 レスどうもです。正直読んだ方がいるとは思ってませんでした。 評価される以前に、手に入らないのが最大の問題では。最新の全集からも落ちてるし。 私が持ってるのは新潮社の『大江健三郎全作品』の中の一冊。 何年も放置してたが、やっと読む気になりそうです。
253 :
吾輩は名無しである :01/12/13 14:45
『政治少年死す』読んだんですが、どのへんがマズかったんですか? 自分のチンポに「天皇陛下!」とか叫ぶ『セヴンティーン』のほうがひどいと思うんだけど。
254 :
吾輩は名無しである :01/12/13 22:54
>>253 『政治少年』の一ヶ月前に鴨中事件が起きたので。
深沢七郎の小説は別にそんなな出来なのに
事件は酷い。
でも、『セブンティーン』『政治少年』のモデルはあの人ではないらしい。
というより、大江文学にモデルはいない。
ある意味、たとえ「行動力」があっても精神的には引きこもりに近いものが…。
全ては引きこもりの「想像力」。そこが凄いんだけど。
死体洗いのバイトも大江が作り出した架空のバイトらしい。
今はどうだか知らないけれども。
255 :
吾輩は名無しである :01/12/17 06:19
>>248 ここに書いてるスレ死んでるよ。
『政治少年死す』を再アップしてくださる「神」の登場を強く希望。
256 :
吾輩は名無しである :01/12/18 16:27
人間の羊あげ
257 :
吾輩は名無しである :01/12/18 16:30
蹴りつけた登山靴揚げ。
258 :
吾輩は名無しである :01/12/18 17:40
「燃え上がる緑の木」ってどうですか? 評判自体余り聞かないんですが・・・
259 :
吾輩は名無しである :01/12/18 17:46
大江はもう安全なものしか書かないよ。 悔しかったらもう一回書いてみろ! 「チンポ陛下万歳!!!」
260 :
吾輩は名無しである :01/12/18 23:32
>>259 もうそういう時代じゃないってことだろ。
同時代史の作家なんだから。
お前みたいなのは天皇がどうのって書けば書いたで、時代錯誤だとか
サヨだとか言いがかりつけるんだし。
大江のメッセージを受け取れないなら、せめて世界に対する真摯さだ
けでも感じてみろ。
>>260 そのとおりかもしれんね。最後の2行にはもろ手をあげてって
わけにはいかないけどさ。
262 :
吾輩は名無しである :01/12/18 23:44
いや大江は基本的に勉強家だし努力家だからね。 立派なんだけど最終的に少し書斎に閉塞してしまった嫌いはあるような 気もしてね。 同時代ゲームあたりで(一応傑作であるとも思うが)勉強に過ぎないじゃ ないかという指摘が一部効力を持って来始めたような気がする。 他の幾らでもあげることのできる自堕落な作家より全然凄いのは認めるが。 社会的な評価もきちんと高まっていったという取り巻く状況もあるので ないものネダリだって言われりゃその通りなんだけど。
263 :
吾輩は名無しである :01/12/20 21:28
大江健三郎はとことん本の人なんだろう。 彼にとって読書は勉強ではなくて、人生経験、もしくは人生そのものなのだろう。
264 :
吾輩は名無しである :01/12/20 21:32
いろいろいていいと思うし 大江は勉強しまくりキャラで良いと思う それであそこまでいきゃあスゴイ
265 :
ポエミスト :01/12/23 10:27
今、高一です、はい。 万延元年のハットボール、感動した!(自己処罰と全体主義と責任) 死者の奢り、感動した!(虚無感と倫理の欠如) 個人的な体験、感動した!(責任と命の価値) いや、我輩はね、大江を強く支持する。このグローバルなお爺さんを、 我々は共有する。厳しい痛みが詰まっている! ……つくづく自分が奥が浅いことを痛感しました。俺も大江くらい奥の深い 人間になりたい!
266 :
吾輩は名無しである :01/12/23 20:53
>>万延元年のハットボール 藁藁。
267 :
ポエミスト :01/12/23 22:23
もしかして意外と オーケン読んでる人少ない? オーツキケンジじゃありませんよ
268 :
吾輩は名無しである :01/12/24 00:20
「かなりの数の短篇」いつ書くんじゃあ! 今年はエッセイばっか5冊も出したね! 来年は小説が読めるように皆で祈ろう! 俺も信仰無いけどね!
269 :
吾輩は名無しである :01/12/26 00:28
270 :
吾輩は名無しである :02/01/04 09:40
ノーベル賞作家の本くらい読めねばと気負った理系学生です。 『取り替えの子』と川端の『雪国』(雪降ったし)の途中なんですが、 難しそうなので居住まいを正して読み始めたのはいいものの、 のっけから「取り替え〜」の“子宮ガ抜ケル”とか、 川端の人差し指の記憶のくだりがあまりに唐突にでてきてビックリしてます。 娯楽要素なのだろうけど、性の克服みたいで醜くみえたりします。 ファンの方はどんな読み方をしてるんですか? 率直に、(大江の)魅力を是非聞かせて下さい。 ついでに「言い難き嘆き持て」も読んでるんですが、映画監督の話題がかぶって、なんか変な感じです。
271 :
吾輩は名無しである :02/01/05 19:34
272 :
吾輩は名無しである :02/01/05 19:50
可愛かった写真の方もアップしてホスィ…
273 :
吾輩は名無しである :02/01/06 17:33
前スレをひと通り読んでみたけど、 前すれに比べてこのスレって なんだかレベルが異常に低くない? 前スレは結構勉強になったんだけど。 といって、おれも特に語ることができないのが恥ずかしい。
274 :
吾輩は名無しである :02/01/06 21:22
>>273 最後の自己憐憫の文章はガキっぽいからやめろ
275 :
ありがとう :02/01/08 00:20
271よ。
276 :
吾輩は名無しである :02/01/08 20:26
政治少年死すがアップされてたとは・・・ 間に合わなかった・・・・ もう一回ダメ?
sage
278 :
吾輩は名無しである :02/01/11 00:46
みなさん。 『宙返り』は読みませんでしたか? ここでは初期から中期(存命の作家に中期だ後期だは失礼だが)の作品 が評判高いみたいですが、私はこの『宙返り』にたいへん強い刺激を 受けました。問題が同時代における信仰であり、我々はオウムを事件として また宗教を新興することの困難として知っているからこそ、この小説の 大江的同時代の記録のリアリティが迫ってくると思います。 小説としての構成、技術も円熟しています。 もちろん非難される点が無いわけではないのですが。パトロンが見るあちらの 世界がスピノザそっくりであったり、あるいは別の時には芯プラトン主義を 借りてきたりで、結局大江自身は自分の神を見たことが無いのだな、と しらけてしまう点などです。また、いつものように話をテン窪に持っていって しまうのも、「お前たちには分からないかもしれないが、そういう特別のトポス があって私には分かるのです」という突き放された印象を受けるのです。 しかし、それが大江の選んできた方法であるのだから、文句が道理に なる筋合いは無いのでしょう。とにもかくにも、まだ読んでいない方には 『宙返り』をお勧めします。最後に謎解きのご褒美も待っています。 お勧めします。
279 :
吾輩は名無しである :02/01/11 00:51
>>278 ショーレムについての福田の発言は正しい
確かに95年くらいだったか柄谷との対談で読んでるって自分でハッキリ言ってるし
>結局大江自身は自分の神を見たことが無いのだな、としらけてしまう点などです
それは良いんじゃないの?「偽メシアの転向」なんだし
ってスマソ!まだ読んでないの。他人の受け売りでした
280 :
吾輩は名無しである :02/01/11 14:35
前スレのアドレス誰か教えてくれ。
281 :
吾輩は名無しである :02/01/11 16:25
282 :
吾輩は名無しである :02/01/11 16:39
『鎖国してはならない』のp54「丸山眞男の言語作用」で 「このところ、新しいナショナリズムに立った太平洋戦争の 再評価が日本で力をえている・・・・。かれらの陣営で、 その時評的意見を漫画に組み合わせて表現する人物が、 大衆的人気をえています。」と晒されている人はだれだ? 教えてくれ。
283 :
吾輩は名無しである :02/01/11 18:09
284 :
吾輩は名無しである :02/01/11 19:02
>>283 愚問だったようで。スマソ
つくる会の理事待遇なんてなってるね。
昔、おぼっちゃま・・・はいやーだなと思いながらもつい見てしまっていたけど。
ゴーマ・・・は手に取るのもイヤな感じで読んでないです。
大衆的人気をえているのか?
285 :
吾輩は名無しである :02/01/11 22:04
おれ、ゴー宣の最初の本を、発刊当時読んだ。7-8年(?)前 人権問題とかに体を張って戦ってるなーと、当時は思ってた。 そのあとマンガを読まなくなった。小林があーなっちゃうってゆうのは、 不思議な気がする。でも、悪評高いその後ゴー宣のなんて、読むつもりなし。
286 :
吾輩は名無しである :02/01/11 22:09
大江健三郎全作品(全6巻)を去年の暮れに1500円で買ったんだけど、 高かったのか、安かったのか良くわからない。 「奇妙な仕事」から「個人的な体験」くらいの初期作品は、 独特の緊張感があり(今それがなくなった、というわけでもないけど) 良いと思います。
287 :
吾輩は名無しである :02/01/11 23:38
>>284 2ちゃんねるのマスコミ板や政治思想板を見ると、
ゴーマニズム宣言が大衆に及ぼした影響の大きさがイヤでもわかりますよ(笑)
288 :
セヴンティーンマンセー :02/01/12 02:53
政治思想板やマスコミ板はむしろよしりん読んだ奴がたくさんたむろってるだけのような気がするが。 ちなみに漏れも「戦争論」は読んだ(2は未読)。なかなか面白くもあったし、ツッコミどころもあった。 よければ「鎖国してはならない」の、大江のよしりんに関する記述の全文キボーン。
289 :
吾輩は名無しである :02/01/12 07:58
>>287 同意
2chマンは案外、権威が好きと見た
290 :
吾輩は名無しである :02/01/12 11:19
>>288 <かれはいま日常的にはあまり使われないおおやけ(おおやけ に傍点あり)
という言葉を多用します。その用語法が社会(社会 に傍点)のヨコのひろがり
のかわりに、タテの公支配(公 に傍点)を意識していることはあきらかに見て
とれます。>
本来ヨコの関係としてとらえるべきpublicとかsocietyっていう言葉が
日本人のものになっていなくて、タテとヨコが曖昧なまま「おおやけ」として
使われているという文脈だよ。
>>289 若い人、特に十代にそういう潜在意識があると思う。口では権威を否定する
一方で、時代の不安さを権威によりかかって解消しようとしている。時代の
犠牲者と言える。
大江が今度若い人に向けて書くという小説は是非そのへんも衝いて欲しいと
思われ。
291 :
吾輩は名無しである :02/01/12 12:33
>>289 小林が権威?
権威ならノーベル賞作家の大江でしょ?
なんかその物言い、腑に落ちない。
292 :
289じゃないけど :02/01/12 13:48
ちゃうがいな。 小林=権威が好き 2chマン ニヤリーイコール 小林が好き よって 2chマン ニヤリーイコール 権威が好き 厨房か?
権威ってのは、一般的な、ノベル賞、とか、国家、とかそういうもんでなくて、 とにかく、 例えばこの2chの中で 「イタクナイ」 という評価を受けていないものに対する盲信だす。 この2chは一見ひねくれの集団のようでいて、 実はそこに見えざる絶対的存在のようなものがあるのではないかな? と、思っている。 現在の人々(私も含む)は多かれ少なかれそういう傾向があると考えてます。 ところで、人生の親戚おもしろいねー。 私、このまえ万円元年フトボールの感想ここに書いたけど、 大江の魅力は初期と中期ではちょっと違うね。 初期はけっこうあっさりと進む。 中期は、これでもか、これでもか、と濃密な世界を描いている。
294 :
吾輩は名無しである :02/01/12 16:49
小林よしのり以上に、その盲信ファンが危ない。 あと、小林、自分への反論にファンの意見のせんじゃねー!! 大江氏には、まだまだ生きていてもらいたい。
295 :
吾輩は名無しである :02/01/12 18:27
俺もちょうど人生の親戚読み終えたとこだよ。大江ってマン毛好きだよね。 最後の方で、 つまりいかなる意味でも信仰のない僕には、他人の書いたものに新しい教え を説く人を確信できぬと同様、自分の書くものに聖女を容認することもできない。 って書いてるわりには、光にはずいぶん聖性を持たせてるように感じたのだが。 親バカって言ったらそれで終わりだけど。
296 :
吾輩は名無しである :02/01/12 20:46
なんだかんだ言って大江はあれで良いと思う 普通に面白いし それは他の作家と比べた時により明白だ 日本文学って貧しいね〜 中上が生きてたらな〜
297 :
吾輩は名無しである :02/01/12 21:39
今は亡き「月刊ASAHI」誌上に掲載された埴谷・島田対談での 埴谷:「この家は大江君に陋屋と言われてね(苦笑」 といった発言に対して、 次号の読者投稿欄で訂正をしていたのが記憶にある。 チェックが厳しいな、大江センセイは。
298 :
吾輩は名無しである :02/01/12 22:12
>297 なんて訂正したんですか?
299 :
吾輩は名無しである :02/01/12 22:16
>298 自分は「陋屋」とまでは言ってない(大意)と。
300 :
吾輩は名無しである :02/01/12 22:49
>299 ことさらその手の言葉にはディーセントってことなんでしょうかね。
301 :
吾輩は名無しである :02/01/12 23:24
>300 それは分からないけど、 対談を読めば埴谷が悪意と受け取ってないのは明白なのだから、 あんな事をすると却ってこじれると思うよ。 まあ、埴谷は大人だから関係が悪化する事はなかったけどね。
302 :
吾輩は名無しである :02/01/13 00:15
>301 やっぱ大江さんは相対的に子供っぽいところがあるんですかね。 本人もどこかでそれを認めているようなことを書いていましたが。 それはそれでいいキャラなんでしょうけど。
303 :
吾輩は名無しである :02/01/14 00:09
>>302 いや、ユーモアというかギャグというかのつもりかも知れん。
この前なんかで見た中学生相手のディベートでも、ギャグが
滑って寒い空気かもし出してたし。
304 :
吾輩は名無しである :02/01/14 00:33
>302 (藁)ユーモアでサービスしようという気持ちは強いようだね。 確かに、聞くと,うみゅこれがノーベル賞作家のユーモアという ものかと、笑うよりもなんか高尚な気分にさせられてしまう。
305 :
Clark Nova :02/01/14 00:48
NHKに大江健三郎出てます。 跳ぶ前に見ろ!
見る
307 :
吾輩は名無しである :02/01/14 00:54
今ビデオに撮ってます。見る前に寝ます。 始まりの所で顔を見たけど、最近一段とおばあちゃん(母親)に 似てきてなんか可愛くなってきたぞ。
308 :
吾輩は名無しである :02/01/14 01:16
今喋ってるよ
309 :
吾輩は名無しである :02/01/14 01:20
しまった…最後しか見られんかった。
最後の方しか見てなかったのでおーけんが何に感動してたかよく分からなかった。
311 :
吾輩は名無しである :02/01/14 17:19
昨夜のNHK見たよ。あれってお正月にBSでライブでやったっていうののダイジェスト 版かい。でも、なんだいあれ。日本の青年たちはスタジオに座っていただけかい。 ギャルアクセントの娘さんが中学生みたいなこと言ってただけじゃん。カイロと ニューヨークを眺めているだけって、そっくり日本社会。日本人はどうするかって 言うのこそ問題になるんじゃない?それとも、グローバル化で日本もカイロも ないってか? しかし、大江さんも説教おじさんになるんじゃないかと心配したけど、 そうじゃなくて良かったよ。
312 :
吾輩は名無しである :02/01/14 19:37
作家って年取ってもかしこそうな人いるよね。heとか
あー、申し訳ないんですがもう一度 「政治少年死す」をあっぷしていただけないでしょうか。 sage
314 :
吾輩は名無しである :02/01/16 23:28
高橋源一郎は、大江健三郎の講演用原稿に (笑)が書いてあると言っていたが、本当だろうか。
315 :
吾輩は名無しである :02/01/17 00:25
それは可笑しい(笑)
316 :
吾輩は名無しである :02/01/18 13:22
サーカスの蛇を倉庫で預って、バイトの子が 食べられたと勘違いする作品なんでしたっけ? 蛇の体内で何も死んだら何も残らない・・・ 人間の尊厳が・・・うんぬんってやつです。
>>316 「動物倉庫」これって戯曲だね。「見る前に跳べ」に入ってる。
318 :
吾輩は名無しである :02/01/18 13:30
sage入れたままだった。
>>317 それだ!動物倉庫
本当に舞台でやったことはないんだろうな、きっと。
320 :
吾輩は名無しである :02/01/19 10:26
去年の暮れの話になるけど、沖縄のヘリポート建設決まったね。 あれって、大江さんや反対派の人たちからするとどんなレベルの決着なんですか?
321 :
吾輩は名無しである :02/01/19 21:20
新潟県三条市の県立三条高校から講演依頼を受けたノーベル賞作家の大江健三郎氏が、 同校から「政治的話題に配慮」を求められたため、「自由な話ができない」と、 いったん受諾した講演を断ったことが19日、分かった。大江氏の講演は10月5日 に行われる同校創立100周年記念式典の目玉だった。(毎日新聞)
322 :
吾輩は名無しである :02/01/19 21:35
もうちょい相手見て選べよ、その高校も(笑)
323 :
吾輩は名無しである :02/01/19 21:51
そんな「配慮」を求める人たちが、なんで大江さんに 講演依頼なんてしたんだろうね。 大江さんカワイソ。
324 :
吾輩は名無しである :02/01/20 19:56
325 :
吾輩は名無しである :02/01/20 21:14
最初から中立性といえば良かったのだが、 「日の丸」「君が代」といったら態度を硬化させるに決まっているだろうが。 公務員である校長の立場に「配慮」し、 言論人としての節を曲げる事を強要したらいけない。 甘ったれ校長。
326 :
吾輩は名無しである :02/01/21 00:18
324のスレッドは、日の丸を持ち出して煽るタイトルに過剰反応した 主張と公立高校生に反体制の話をすべきではないという主張が大江批判 の大方である。前者は事実誤認であるし後者は大江さんとて、高校生に さほど政治的な話をするとも思えない。たぶん、「絶望しすぎず。。。」 ぐらいのものであるだろう。 ということで、DQNな校長の申し出に「いたしかたないと言うしかな かった。」という大江さんの態度は正しかったということだと思われ。 しかし、大江さんの人間性といった話題になると盛り上がるね、いつになっても。
327 :
吾輩は名無しである :02/01/31 21:37
最近、「大江健三郎全作品」を入手し、改めて読み直しています。 今さらながら「政治少年死す」が激しく読みたくなりました。 この板の存在を知ったのは最近です。 誰かぜひともテキストをアップしていただけませんか。 宜しくお願いします。 なお当方大きな図書館とは無縁の僻地に住んでおります。
もう何度もアップするの面倒だからさ、webサイトに掲載しようかとも思ってみた んだけれど、>政治少年死す かつて現実に事件を起こすほどの力を持った作品 を──今ではその政治的意味はほとんど薄れているとはいえ──無差別に公開 してしまうことは、人殺しの資質を内的に持っている人間に「大江健三郎を殺す」 理由を与えてしまうことにはなりはしまいか? ようするに、ノーベル賞作家を妬んでいる万年一次予選落ちの作家志望者が「政治 少年死す」を読み、熱心な右翼を騙って大江を襲うことも、万一ないとは言い切れ ない。大江にはまだ死んでほしくはないから、自分はアップするのはもうやめよう、 と思いました。
そうですか。 ご意向は分かりました。 残念ですが仕方がありませんね。 大きな街に出かけた折に図書館に赴き、 コピーできるよう努めます。
誕生日ですか
331 :
吾輩は名無しである :02/02/03 16:50
最近、現代国文学を読むとどれも大江の二番煎じに見える
>>331 いえてる。皆、亜流で小粒。エッセンスは大江が
出し尽くしてるよな。
333 :
吾輩は名無しである :02/02/03 21:24
二番煎じとか亜流とは言えないと思う。 もっと別のものなんじゃない? 書くほどでもないようなこと書いてる。 今どきの作品読んで喜んでるやつはほんとに面白いと思ってるのか、まじで聞いてみたい。
334 :
吾輩は名無しである :02/02/04 02:02
>>333 同意。
今、評価されているやつらの作品と大江作品とは
全然、別物だと思うよ。
作家の志が低くなったのがその原因。
また、小説読む奴らの知的水準も地に落ちている。
ヴァカ読者にはおヴァカな雑文で充分。
その証拠に芥川賞の不甲斐無さを見よ。
最近の受賞者で、水準を保ちつつ、
長く書き続けている奴が一人でもいるか?
アドレス晒したら送ってあげます。 俺もいなかもんだからね。
ごめん。sageるの忘れた。
337 :
吾輩は名無しである :02/02/04 22:15
今、教育テレビに出てますよ。
338 :
吾輩は名無しである :02/02/05 00:15
>334 頭よさそうだなあ。かっこいいな
339 :
吾輩は名無しである :02/02/05 00:46
いま世界はピンチである。 第2時世界大戦以来のピンチである。 ピンチの時はどうすればいいのか? 注意深くあることだ。 注意深くあるにはどうすればよいのか? シモーヌヴェイユはどうすれば祈ることが できるかという問いにこう答えた。 注意深くあること。 注意深いとはいかなることか? 人の苦しみを感じ取ることだ。 「なにがあなたの苦しみなのですか?」 Quel est ton tourment? と問いかけることができるひとが 注意深い人なのだ。 そんなことを生徒たちに向って 語りかけていた。
340 :
吾輩は名無しである :02/02/05 00:59
おっさん顔の質問者(中学生)「近頃日本語が乱れていると言われて〜云々」 大江「あなたは先生ですね、あなたが立たれた時そう思い、質問を聞いて確信 しました(会場笑)。 「『日本語が乱れている』ということはしょっちゅう言われている〜 では乱れてないものとは何か、その規範となる文章自分で探して持つことが大切 だ。宮澤賢治とか、たとえば森鴎外、夏目漱石、あるいは大江健三郎(会場笑)な ど、それを見付けて〜 「私は今日これまで文章を書くということをいろいろ言ってきました。もう気づいて おられる方もいらっしゃるでしょうが、それは同時に読むことでも〜 「句読点、改行、それらが〜(文章を人生に喩えてたような) 」 あまりちゃんと見てなかったからうろ覚え。
341 :
吾輩は名無しである :02/02/05 11:10
>(340)では乱れてないものとは何か、その規範となる文章自分で探して持つことが大切 >だ。宮澤賢治とか、たとえば森鴎外、夏目漱石、あるいは大江健三郎(会場笑)など、それを見付けて〜 「大江健三郎はだめですけど、」と言っていた。自分を「おおえけんざぶろう」と呼ぶのは かっこよかった。 340に書き足すと、文節をしっかり区切れるということは自己を確立することで、 その文節や段落をつなげていって結論に達することがピンチにある人間には必要 と言っていたと思う。 乱暴な文字、適切でない句読点や行替えからピンチにある人が想像できる、との 話にはうなずけた。俺も今ピンチなんだな。
342 :
吾輩は名無しである :02/02/05 11:34
>適切でない句読点や行替えからピンチにある人が想像できる 2ちゃんねらーのことか? 読んでるのかな、ここ。
>>335 お気持ち、ありがとうございます。
心無い人がこれに乗じて悪戯することが懸念されるので
誠に残念ですがアドレスは公開できません。
都会に生活していればもっと文学三昧なのかと思うと
少なからず寂しく思います。
>328っていろいろとかん違いしていませんか。
今は大きな図書館はWebで蔵書検索ができるし、本も郵送してくれたり するでしょ。 もっとも、持ち出せる本じゃないねえ。コピーサービス とかはないのかな。調べてみたら?
>>335 さん
できれば、私にも「政治少年死す」を戴けないでしょうか。
アドレスは
[email protected] です。
私も政治少年と同い年のセヴンティーンなのですが、「セヴンティーン」に於いての
政治少年の魔術的なまでの超国家主義者への変貌には卑屈な嫉妬心と恍惚とを抱きました。
なんか間違っているかなあと思いつつも。それだけ彼は魅力的なのだと思います。
<<あいつは本当に天皇と同一化している! 天皇陛下万歳! 政治少年万歳!>>
読んでみたいです。ちなみに左翼でも右翼でもございません。彼が好きなのです。
>>335 氏
受信確認いたしました。
感謝の意を。ありがとうございました。
愉しみだ。
353 :
吾輩は名無しである :02/02/06 23:13
>>339 「いま世界はピンチ」ってニューステ出演の時も言ってたね。
あれ、どういうつもりで言ってるんだろう。よく分からない。
抽象的にピンチなんて曖昧な言葉を乱発されても
じゃあピンチのない時代なんかあったか?と疑問に思うぞ。
少なくとも一般的には冷戦時の方がずっとピンチだったと感じるはず。
もっとも、確かに左翼陣営の旗色はここ数年非常にピンチかもしれない。
でも仮に自分の陣営の苦境だけで「世界のピンチ」を語ってるとしたら
あまりに視野が狭い発想で幼稚だよなあ。
この人は昔から自分の尺度でのみ世界を捉える傾向がある。
息子の障害=広島の被爆者=世界の核戦争の危機、つー感じで
自分の私生活と世界人類の存亡がほとんど等価値だ。
もちろん誰だって本音は割とそうだし、文学ならそれでいいんだろうけど
せめて公の場で社会的発言をする時は客観的な視点に立って欲しいと思う。
先日のETVでも
「自分はもうすぐ死ぬから、その後で世界がどうなろうと関心はない」
という趣旨の発言があったよね。
冗談にしても中学生相手の講演で言うことじゃないぜ。
結局、この人は自分を中心に世界が回っているんだろうけど
それを抽象的な専門用語で言い換えたり、舶来の引用文で粉飾することで
巧みに本音を包み隠してるんじゃないかと思うことがある
この人の発言になんかズレを感じるのは、恐らくその辺りに原因があるのだろう。
354 :
吾輩は名無しである :02/02/07 07:28
>>353 おまえには文学のなんたるかが何もわかってないな。
>せめて公の場で社会的発言をする時は客観的な視点に立って欲しいと思う。
だったら、大江は必要ないじゃん。政治家だけで充分。
大江はあくまで作家という自分の役割を努めてるだけでしょ?
文学は政治と違って「絶対」を求めるんだ。
まあ、でもおれもこの人の社会的発言は好きじゃないけど。
彼の作品が誤解される要因になってるから。
>先日のETVでも
>「自分はもうすぐ死ぬから、その後で世界がどうなろうと関心はない」
>という趣旨の発言があったよね。
それはおかしいな。大江の思想的傾向から言って、そんな意味のこと
をいうわけがない。この人は逆説的な言い回しやユーモアをまじえて
語る癖があるからここだけ、引用するのはどうかと思うよ。
どういう文脈で語られているのか、ちゃんと観て欲しい。
生まれてくる子供のために世界はあるって言ってたよ、
じゃないと、ユマニスムじゃないじゃん。
なんというか、アンチ大江派って論客がいないんだよね。
みんな感情的だしさ。民主主義に保護されていながら、
単純な民主主義批判をするしさ。
355 :
吾輩は名無しである :02/02/07 08:40
>>354 >>先日のETVでも
>>「自分はもうすぐ死ぬから、その後で世界がどうなろうと関心はない」
>>という趣旨の発言があったよね
確かにこういう発言があってびっくりしたよ。大江らしくなかった。好意的
にとれば、前半の「自分はもうすぐ死ぬ」に力点があって、相手が中学生で
あるだけに「お前はもうすぐ死ぬんだからカンケーねえだろ。」との反応を
予想しての先回り発言ととれなくはない。自分はもうすぐ死んでしまうこと
への悔しさが滲み出た言葉と思う。
356 :
吾輩は名無しである :02/02/07 14:25
>>355 えーと、それは、悔しさというよりも、
「死」というものと対峙し続けて生きてきた大江が
ここに至ってようやく、後に来る者たちへ向かって語れるようになった、
ということだろう。
言葉の真意は「今ここにこうして皆さんに語りかけている私も、
ノーベル賞を受賞し日本文学の主流として書きつづけた高名な作家である私も、
必ず死ぬのである。それも遠い先ではなく、近未来に。そうして
この私が「死」の彼方へ逝ってしまうということは、
「私」という存在がこの世界から完璧に消滅することに他ならず、
たとえ私の作品や名が残存したとしてもそんなことはもう、
「私」という消滅した存在とは何の関わりもないことなのだ。
人間とは、存在とは、そういうものなのである」
・・・・というふうなことを、伝えたかったのだと思う。
聞いた若い人のたった一人にでも、その意味の深甚さが伝わればいいと
思ったのだろう。大江は、いわば死に仕度を始めていて、最近作も
そうした一環のように見える。
357 :
吾輩は名無しである :02/02/07 15:07
新しい人よ眼ざめよとか取替え子を読め。
358 :
吾輩は名無しである :02/02/07 15:10
359 :
吾輩は名無しである :02/02/07 15:17
360 :
吾輩は名無しである :02/02/07 16:44
>>356 あ、確かに死ぬ事が悔しいなんて率直に言うのは大江的ではないけど。356
さんあのテレビ見ました?(笑)まで原稿に書き込んでいると言われる
大江ではあるけれど、あれは、アドリブというか、ついポロッと本音が
出たという感じだったなあ。そんな深甚な意味があったのかなあ?
>360さん(亀レスすまそ)
私はTVを見てないんだが、
ポロッと出た…というアナタのご指摘で、ますます確信が
深まった気がする。
>>356 で書いたような、意識的な啓蒙的発言では
ないにせよ、大江自身の本音=「自分の死」のみを本当は
凝視め続けてきた、から出てきた言葉。
それがそのまま、
他者へのメッセージ性を帯びるという点が、作家という職業で
生きてきた存在の「業」ともいうべき質なのではないか?
ちなみに、大江は全作品読んできたが、極最近の2作は未読、
読んだ方感想なりUPしてもらえればありがたい。
362 :
吾輩は名無しである :02/02/07 17:14
なんていうかねぇ、最近の国文、さあ、なんかさあ、同じに見えるんだよおまっ。 もうね、ゲーテからの潮流のその端の支流が肥溜めに流れた感じ。これ。 つまりよお、ね?なんていうの、ほら、所謂純文学?言いかえるところの私小説? もっと言ってみれば心理小説? 小粒のドストエフスキー? とにかくさ、大江でもう完成されたような気がすんのよ、おまっ。 どうだおまえらすげーだろ。 最後に言っとくがな、鼻毛でてるぞ! じゃあな! quel est ton turumant?
↑厨房クン、受験に受かってから浮かれな(藁
364 :
吾輩は名無しである :02/02/07 20:27
宙返りを読んだ人に、聞きたい。信仰の問題として、教祖を通してのみ 神=絶対者につながるとする思想、生き方が、結局、教祖殺しにつながり これが、かえって絶対者を内在化させて宗教を飛躍させると主張したら、 これは、教祖横死、殉教の思想たるキリスト教のはなしで、オームの話に ならない。批判じみていて、つまらないテーマを選んだと感じるか? それなりの話が、オームを糸口になされたと感じるか? 意見が聞きたい。
365 :
吾輩は名無しである :02/02/07 22:17
ちょっと読んだだけですがセブンティーンの 新東宝というネーミングの妙に感銘を受けました。
366 :
吾輩は名無しである :02/02/08 06:34
>>364 『宙返り』はたとえ神なしでも魂のことをするようすを描いたお話だよ。
>>354 >おまえには文学のなんたるかが何もわかってないな。
そうだね。たぶん分かってないんだろうね。
でも
>文学は政治と違って「絶対」を求めるんだ。
みたいな軽薄な発言をする354氏が文学を分かってるとも思えないね。
大江氏も影響を受けてるバフチンの対話(ポリフォニー)論は知ってるの?
対等な何人かの話者のぶつかり合いによって
決して最終的な答えに至ることなく展開するってやつ。
もっとも大江氏の作品自体からは自問自答の過程しか感じられないけどね。
それに354氏は文学と政治を切り離して評価するみたいだけど
それなら大江氏と「民主主義」を結びつけるような最後の発言は矛盾していないか?
更に言うならば「ユマニスム」などの「思想的傾向」で大江氏を擁護することも無理がある。
仮に大江氏の正体が、実は根深い選民意識を押し隠した臆病でエゴイストな俗物の偽善者だとして
それと大江氏の「文学」はやっぱり別なのだろうか?
もしそうだとして、なぜ「文学」はそんな特権的立場を享受できるのか?
354氏が「文学のなんたるか」が分かってるっていうんなら、教えて欲しいね。
大江とその作品は嫌いだが、大江家の家族は好きだ。
>>367 今更ながら、「ポリフォニー」なんて言葉を持ってきて
得意になってる現代思想ヲタのお前は嫌いだが、
逃げたと思われたくないのでレスしよう。
まず最初にいっておくが、おれは政治と文学を分けてはいない。
「政治家と「作家」を分けたのだ。よく読め。
そうやって論点ずらし、おれの発言の論理的矛盾を「捏造」
するなんてのは、一番卑劣なやりかただ。おまえの底は見えているが
まあ、相手するよ。
おれが言う「絶対」っていうのはな、
例えば、何か問題がおこった時、政治家はそれに対する沢山の
意見の対立の中から妥協しつつ何かを選び取るだろう。
例えば戦争がおこった時に、それに参戦するか、無関心を装うか、
それに反対するか、はたまた、なんらかの形で援助するか、
多様な意見の中から、最終的な結論を選び取るわけだ。
しかし、文学の世界への向き合い方は、そうした実際的方法ではなく、
ユートピア的な契機を通してであり、それは、多様な意見に犯されない
「絶対的な志向」なのだ。戦争に限って言えば、それをを賛美する
作家もいれば、それにに反対する作家もいる。しかし、
両者に共通しているのは、今の世界を刷新するという志向だ。
思想ヲタのお前向きにいえば、まあプラトンのいう「真・善・美」みたいな
ものだよ。こういうと、つまらんがね。
>>367 >仮に大江氏の正体が、実は根深い選民意識を押し隠した臆病でエゴイストな俗物の偽善者だとして
>それと大江氏の「文学」はやっぱり別なのだろうか?
>もしそうだとして、なぜ「文学」はそんな特権的立場を享受できるのか?
文学が特権的なのではなく、書かれたテキストというものは
本来、作家という統一的な人格から、離れる性格を持ったものだ。
おれは、ユマニストの大江健三郎という人物ははっきり言って
好きではない。おれはあくまで、彼の作品を評価する者の一人だ。
それは、大江の作品がおまえがくさす大江健三郎とうい人格から
離脱してるからなのだよ。なぜなら、彼の作品には
文学にしか出来ない「政治」が満ち溢れているからだ。
この逆説がわかるか?
この間、『死者の奢り・飼育』を読んでみた。 これは他に比べて読み易いということなので選んだ。 初めて大江作品を体験した感想。 面白いけど気障ね 次どれ読むべき?
俺の大江初体験は「叫び声」で、素直に面白いなあと思ったことを覚えてる。
373 :
吾輩は名無しである :02/02/08 20:15
おれは最初 マン円元年だが、 本当におもしろかったよ
374 :
吾輩は名無しである :02/02/08 20:18
>371 芽むしり仔撃ちは理屈抜きに面白い。
>>369 まあ、そう感情的になるなよ。( ̄ー ̄)ノ ニヤリッ
おれがキミの発言の論理的矛盾を「捏造」してるっていうんなら
たぶんそれはお互い様だぜ。
君の言うとおり「書かれたテキストが作者から離れる性格を持つ」んだったら
読み手にも「誤読」の権利があるんじゃないのかね?
ま、それは冗談として
わずか数行の書き込みじゃ相手の真意が伝わらないってのはよくあることだろ。
君こそおれの文章をよく読んだら?
>文学ならそれでいいんだろうけど
>せめて公の場で社会的発言をする時は客観的な視点に立って欲しい
というおれの記述と
>まあ、でもおれもこの人の社会的発言は好きじゃないけど。
>彼の作品が誤解される要因になってるから。
>おれは、ユマニストの大江健三郎という人物ははっきり言って
>好きではない。おれはあくまで、彼の作品を評価する者の一人だ。
って辺りの君の記述を併せ読むと
我々の大江評価の視点には案外通じる部分がありそうにも思えるがね。
もっとも、君の文学論に関しては今見た限りじゃ評価できないが。
>実際的方法ではなく、ユートピア的な契機を通して
のフレーズはまだいいとして
>多様な意見に犯されない「絶対的な志向」
>今の世界を刷新するという志向
>文学にしか出来ない「政治」
なんのことか分からんな。
どうやら君は相当ユニークな定義を使ってるらしい。
要するに文学は脳の中のヴァーチャルリアリティってことか?
っていうより、なんか神秘主義思想の方が近い感じだな…
いや、もうこれ以上相手してくれなくていいから。
一応レスには感謝してるよ。意外と君は真面目そうだしね。
どうもお疲れさま。
政治的な観点から、大江が駄目だっていう意見分からなくもないんですけど、 安部公房をそういう風に切り捨てることはあまりないですよね。 安部公房も、結果的に、左翼的なことを発言しているけど、それは独特の個性から 導き出されたから、許容されるのでしょうか。 大江は、紋切り型?
>371 日常生活の冒険 我らの狂気を生き延びる道を教えよ
>>362 ここが苦しいんです。胸が苦しいんです。腹も苦しいんです。
ズボンが苦しいんです。生きるか死ぬかの刺激がなくて力こぶが苦しいんです。
泣ける時間と場所が無くて苦しいんです。涙が出てくる泉が無くて苦しいんです。
苦しいんです。歴史がわからなくて苦しいんです。場所がみつからなくて苦
しいんです。いっしょに歩く人がいなくて苦しいんです。
ageる勇気がなくて苦しいんです。やっぱりズボンが苦しいんです。お腹いっぱいで
苦しいんです。
379 :
吾輩は名無しである :02/02/10 18:09
「私という小説家の作り方」(新潮文庫)、今日買ってきた。
大江氏が、どんな作家から影響を受けてきたのか、一目でわかって良い本だと思った。
>>341 >340に書き足すと、…乱暴な文字、適切でない句読点や行替えからピンチにある人が想像できる、との
話にはうなずけた。<
には、私もうなずけた。
380 :
吾輩は名無しである :02/02/10 21:12
>>379 もう文庫がでたんですかあ。俺ハードカバー(?)買ったのに
まだ読んでない。まあ、きょうび、文学に寄付したってことに
しよう。
こんなとこ読んでないで本ヨモ。
おっと間違えた。『大江健三郎再発見』と取り違えていた。 スマソ
382 :
吾輩は名無しである :02/02/10 23:18
>>376 安部公房は左翼というよりは個人主義かと思う。
国家権力や大企業が個人を抑圧・搾取することには反抗するけど
自分から積極的に理想に向かって組織を作るタイプではない。
だから一枚岩的なマルクスレーニン主義とは結局そりが合わなかった。
それに対して大江は自分の信条を他者に及ぼうそうとするタイプだ。
本人はもちろん善意なんだろうけど、
人によってはそれが押しつけがましく感じられることもある。
たとえは悪いが、宗教の勧誘みたいなものだね。
ついでに言えば宗教家の多くは
本当は自分自身が救われたくて宗教をやってるはずなのに
いつの間にか他人を救おうとしてるかのごとく錯覚する傾向がある。
大江の政治的発言にもそんなすり替えが感じられる。
悪く言えば安部公房はエゴイストだが、大江健三郎は偽善者だ。
もっとも、政治的な言説が批判されるのは、右か左かということよりも
ただ単に「出る杭は打たれる」ということではないかと思う。
三島由紀夫の政治的評価を考えてみたら分かるけど。
383 :
吾輩は名無しである :02/02/11 16:35
偽善は、ただ善意を装っている事じゃない。 悪意があるのに、それを隠して善意を装う事。 大江氏には、悪意(を持っていると)は感じない。
なるほど。ありがとうございます。 安部公房は、集団とか共同体を嫌悪していますね。 だから、自分の言葉を、他人に影響を与えるものにしよう という努力をあまりしないのかもしれません。 だから、しつこさは感じないし、非常に乾いていて、くどくない気がします。 大江健三郎の言葉は、時々、うっとうしく思われることがあります。 人によっては、偽善と映るのかもしれないですね。 でも、僕は大江さんの初期の作品は面白いと思います。
385 :
吾輩は名無しである :02/02/15 18:54
今日古本屋で、今まで見たことない大江作品「夜よゆるやかに歩め」っての見付けた んですが、これってどういう作品ですか?
いや安いわけじゃなかったし・・・とんでもない駄作だったらあれだし。
388 :
前スレから :02/02/16 22:17
「夜よ、ゆるやかに歩め」というフィッツジェラルドばりの 恋愛小説があって、大江20代の頃「婦人公論」かなんかに連載して、 単行本にもなったけど、その後、作品集とかに載ってない。 瀟洒で好きでした。
>>388 情報サンクスです。来月くらい行った時まだあったら(そのぼろい古本屋が)
買ってみることにします。
「私という小説家の作り方」の中の文について、お聞きしたいのですが。 4章。詩人たちに導かれて: ・・・わが国の文壇では、いまやカトリックであれプロテスタントであれ、信仰を持つ作家、 批評家達の発言がさかんである。とくに信仰に入りたての気鋭の人々よる、教会を背におった 呼びかけは、時にノンキ坊主じゃないかと思えるくらいに高姿勢なものだ。・・・ に書かれている人達とは、具体的に誰をさすのでしょうか?曽野綾子辺りかなと思いますが、 「信仰に入りたての・・・」は、わかりません。呼びかけとは、何を指すのかも知っている方が いたら、教えて下さい。
391 :
吾輩は名無しである :02/02/19 18:16
393 :
吾輩は名無しである :02/02/22 00:11
「宙返り」「燃え上がる緑の木」「ピンチランナー調書は」途中で読むのやめたなあ。
>>387 初期大江作品としては珍しい三人称のものです。
希少価値はあると思います。
391です。 「政治少年死す」いただきました。 感謝しております。どうもありがとうございました。
「政治少年死す」確かに受け取りました。 本当にありがとうございます。これで読むことができます。
政治少年死す もらいました。ありがとうございました。
399 :
吾輩は名無しである :02/02/22 20:06
「他人の足」で左翼熱血青年を揶揄してたのに、何時の間にか自分が そうなってるし(藁
400 :
吾輩は名無しである :02/02/23 20:36
「燃え上がる緑の木」は 小説と言うより引用文のコラージュだね。 お勉強した知識を血肉化できずに生のまま吐き出してる。 こんなの小説にする意味ないじゃん。 どうしても知識を披露したいんなら評論で充分だろ。 でもまあ「万延元年のフットボール」や「洪水はわが魂に及び」 は凄かったけどなあ。 若干32歳で万延元年書いたなんて信じられないよ。まじ天才と思った。 でも「同時代ゲーム」「新しい人よ目覚めよ」辺りが限界で それ以後、俺にとって大江は終わってしまったな。残念だけど。 スポーツ選手を見習って作家も旬を過ぎたら引退してほしいよ。
>>400 なんでだよう後期の方が作家としてすごいじゃないよう
もち「万延」も「洪水」もすげーよ
でもあれだけの作家がお勉強した知識を披露したくて
あの歳で小説書くわけねーだろ!
あの宗教の経典を引用ってするのははどっかで福田もいってたが正統だろう
↑経典を→経典で
大江作品ってエンターテイメントだと思う。 伏線の張り方とか謎かけとか読ませる仕方満載だし、 なんか話がデカいし。 「洪水〜」って読み出したら止まらなかったなあ…
↑ 仕方→仕掛け。。。
いけないことだよ。おまえ ポリさまに怒られるよ。 いけないよ。いけないよ。たんといけないよ。 なんだい、天皇陛下が御馬で御通りになったからってよ、 天皇陛下だってしるんだよ あれを あれをさ。バアチャン、アレダヨ。 天皇さまだって人間だものアレしるさ。 アレってなんだい。バアチャン。 アレダよ。 だからアレってなんだい。 だからアレだよ。 あれあれファンキー・ジャンプ。
406 :
吾輩は名無しである :02/02/24 21:13
>>400 ,401
俺は大江の作品は初期から後期の「燃え上がる緑の木」まで、
全体でひとつの流れをなしていると考える。
「燃え上がる緑の木」葉その最後を締めくくる重要な作品だ。
「燃え上がる緑の木」が受け入れられないのは、
今の日本人は信仰とか宗教にアレルギーを示す人が多いからではないか?
。
407 :
吾輩は名無しである :02/02/25 15:36
>>400 >>401 「作り方」だったか「たくらみ」だったか忘れたが、
「いずれ引用だけで構成された作品を書きたい」みたいなことを言ってたぞ。
そりゃあいかがなものか、と思ったけど、ちゃんとその理由も書いてあったような気がする。
うろ覚えスマソ。
「政治少年死す」を読もうと思って消してしまったよ! 誰か親切な人いればぅPしてください・・・・・
409 :
吾輩は名無しである :02/02/26 01:01
やっぱり、「万延元年のフットボール」は評価高いね。 ところで、おすすめの「万延元年〜」論って、何?
410 :
吾輩は名無しである :02/02/26 05:44
>>409 柄谷行人のかなあ。講談社学術文庫「終焉をめぐって」に入ってるやつ。
つーかほかに思いつかん。
>>407 「たくらみ」の
「自作の引用にはじまり、引用がすべてを覆うと思われる日へ向けて」
のことかな。それだったらちょっと違うような。自分の作品が引用
ばっかりになったらおれもおしまいだな、みたいに読んだが。
最後の一節はこう。
「遠からず老年をむかえ、自分で新しく書くはずの小説が、
過去の仕事の引用のみで埋められるようになれば、自然の時として、
作家たる生のしめくくりが訪れるわけでしょう。さまざまのつらい
経験のひとつでもあった、小説のたくらみに心をわずらわされる時の
終りです。そしてエッセイ・評論を書こうとして、それが生涯を
つうじての知の楽しみの引用で覆いつくされるようであれば、やはり
僕はペンを置いて、想起の浄福のうちに沈黙するはずだと思います。
もし世界がなお核の大火に焼きつくされていないならば……」
引用については、「地の文章と引用の文章とのズレを生かして、
作品レヴェルの文体の、多様化をはかる目的があったのです。」
と言ってるね。「新しい人よ眼ざめよ」についての発言だけど。
誰も405にはつっこまないのだろうか。 それとも気づいてないのか?
412 :
吾輩は名無しである :02/02/28 00:37
このスレ読んで大江が読みたくなり、芽むしり〜、われらの時代、見るまえに跳べ、日常生活〜を買ってきました。 なんか勝手に阿部公房みたいなの想像してたんですが予想と違い読みやす・・・・読みにくい! なんか文章が変!なんか俺が訳した英文みたいだ・・・・。 でもこのガキガキ引っかかる感じがまた゚д゚)ウマー
413 :
吾輩は名無しである :02/02/28 00:46
>>412 日常生活の冒険早く読んで感想レスしてくれ
あんま評価高くないけど僕はこの作品を溺愛してます。
414 :
座布団1枚 :02/02/28 08:06
>>412 >なんか文章が変!なんか俺が訳した英文みたいだ・・・・。
簡潔率直でいい!!
本人も「英語で翻訳しやすいように書いている」と告白してたよ。
俺はキルプの軍団を溺愛してるけどな 一回しか読んでないけど、初めて読んだ時は、期待が大きかっただけに つまらなく感じたけど。でも読みやすかった。一気に読めたなあ しかし最近になって森かどっかに住んでいる女が一輪車に乗ってる場面とかいいと 思う。まだ読み返してないけど。だからもう一回読みたいと思う。 日常生活の冒険は叫び声と違って、中盤以降もある程度面白かったように思う。 もう忘れたけど、ストーリーを忘れたけど。でも今ちょっと読み返してみるとやっぱり 終わるに従って面白くなくなっていっているようだ。 今にして思えば、大江健三郎の洪水はわが魂に思いは面白いと思える。最初読んだ時は 文体が嫌で疲れたけど。最初ら辺の遊園地の場面とかもいいしなあ でも我らの狂気を生き延びる道を教えよが一番面白かったなあ 読みにくかったけど。でも今読めば俺に読書力がついているから楽しく読めるだろう 遊園地の場面とか面白かったなあ ただ最近の宙返りとか伊丹重三が出てくる小説とかは購入する気がしないから 早く文庫本で出して欲しいそしたら買おうとは思う。
「最後の小説」は買わなければ良かった。まだ読んでないけど チラッと見た感じではくだらなすぎるとしか思えない。広告文にだまされたなあ 新しい人よ目覚めよは読んですぐ引越しした時捨てたけど捨てなければ良かったなあ でも面白くなかったとしか記憶していないからまあ俺が悪いわけじゃないからしょうがない だから大江健三郎に謝って欲しいとかそんな事は俺は思わないけど 大江健三郎に責任はあると思う。大江健三郎が大岡昇平とか中野重治とか ノーマン・メイラーとか誉めてたからそいつらの本買った俺は金をそんしたのは 大江健三郎のせいだから責任感を感じて欲しいと思う。そういう糞な事をしてきた大江健三郎という男 に対して俺は怒ってはいないけど人間として尊敬できるかといえば答えは否だから でも俺は大江健三郎が好きだし、死んで欲しくないけど彼が自殺するなら俺はそれを 支持するだろうし、そこまで好きだから今のような偽善者のままで死んで欲しくないし また助平な小説を書いて欲しいと思うし、粗末な家に引っ越してほしいと思う そうしなければ彼は復活できないと思うし、面白い小説をかけないんなら もう俺の前に顔を出さないで欲しい
417 :
吾輩は名無しである :02/02/28 13:57
後半いまいちです。
日常生活の冒険では、後半の下がり具合がよい効果を もたらしてるよ
遅れてきた青年は第一章は面白かった。第一章だけのほうが良かった。 第二章は別の題名にして続編として分けて出したほうが良かった。
宙返りはやっぱ文芸文庫かな? そろそろ3年経つけど、まだかな?
散々既出の政治少年死すは文学界の何巻?ですか。
見る前に跳べ、とは「実存は本質に先立つ」を言い換えた言葉でよろしいのでしょうか?
423 :
吾輩は名無しである :02/03/09 22:26
「同時代ゲーム」って精神病院に入院してる兄が妹に書いた電波な手紙って解釈で正解なんですよね?
424 :
吾輩は名無しである :02/03/12 00:12
dat落ちまえの暗闇に沈みながら、熱い「良スレ」の感覚をもとめて、 辛い荒らしの気分の残っている過去ログをクリックする。 内臓を燃えあがらせて嚥下されるウイスキーの存在感のように、 熱い「良スレ」の感覚が確実に板の内奥に回復してきているのを、 おちつかぬ気持で望んでいる手さぐりは、いつまでもむなしいままだ。 力をうしなったWindowを閉じる。そして、板のあらゆる場所で、 ageとsageのそれぞれのレスが区別して表示され、しかもその表示が 鈍い痛みにかわってゆくのを、明るみにむかっていやいやながらあとずさりに 進んでゆく意識が認める。そのような、板の各部分において鈍く痛み、 連続性の感じられない重いサーバーから、僕自身があきらめの感情において 再び更新する。それがいったいどのようなものの、どのようなところからの 接続であるのか晒されることを、あきらかに自分の望まない、そういう姿勢で、 串を突き刺して僕はROMっていたのである。
425 :
万延元年のフットボールですか :02/03/12 00:32
426 :
吾輩は名無しである :02/03/12 00:46
妹よ、僕がものごころついてから、自分の生涯のうちいつかはそれを age始めるのだと、つねに考えてきたスレッド。いったんageはじめれば、 ついに見出したその良スレッドにより、迷わずage続けるにちがいない と信じながら、しかしこれまでageはじめるのをためらってきたスレッド。 それを僕はいま、きみあてのレスとして書こうとする。妹よ、 きみがジーン・パンツをはいた上に赤シャツの裾を結んで腹をのぞかせ、 広い額をむき出して笑っている画像、それにコラージュした、きみの 恥毛の画像。メキシコ・シティのアパートにあるパソコンのモニターに それを壁紙としてそれを設定して、炎のような恥毛の力に励ましをもとめながら。
>パソコンのモニターにそれを壁紙としてそれを設定して、 それ俺も使おうと思ってたのに……
428 :
フィクションであり、実在の人物・団体・事件等には一切関係ないTV :02/03/13 00:52
妹よ、僕が県警の機動隊員たちにとり押えられた後、いつまでも泣き叫んで いたのは、その<管理する人>の肉体を復原する仕事、僕に試練として あたえられたその事業を、そこまでで放棄せざるをえなかったからだ。 2ちゃんねるのなかにあるレス=スレッド=板の神話と歴史の、 空間×時間のユニットすべてを読みとおし、その働きをつうじて、 僕は<管理する人>の、バラバラになったすべての肉、骨、筋、皮膚、 そして眼や歯にうまい棒のすべてまでを復原しなければならなかったのに。 しかもあらかたそれをなしとげようとしていたのに。 試練の成就を断念せざるをえなくなった悲痛の思いに、僕は泣き叫びながら バスから運びおろされ、それからは「キリ番取り損ないのキャットキラー」として 嘲弄されつつ、塀の中で生きることになったのだ…… 終わりに、もうひとつだけいうことがある。機動隊員四人が 死んだ猿でも運ぶように僕の両手、両足をぶらさげ、 朝もやをふくんで宙に浮ぶ湖のような駐車場を横切った時、妹よ、 僕はカメラと報道陣の囲む硝子玉のように明るい空間の、 核心をなすひとつを見たのだ。そのなかには、妹よ、娘。に成長したきみが 入っていた。きみは萌えるように美しい恥毛で下腹部をかざっているほかは、 全裸の躰じゅうをバターの色に輝かせて、その傍らには、再生し回復した ぞぬほどの大きさのものがつきそっていた。
文芸板でやって・・・
430 :
同時代ゲーム :02/03/13 02:32
SF紛いの荒唐無稽な作品という印象です。 全編に渡って意味不明な個所が多すぎて閉口しました。 死んだ「壊す人」が理由も無く復活、また巨大化の理由も無い。 「木から降りん人」…「木の上で暮らし地面では逆立ちで歩く」に何の意味があるのか? 何故村の皆が同じ「壊す人」の夢を見るのか、何の説明も無い。 その他「牛鬼」「メイスケサン」等の意味不明な描写が延々と続く。 特に「オシコメ」等の描写は荒唐無稽を通り越して精神障害の疑いすら湧きました。 「伏線を張るだけ張って謎は全てそのままホッタラカシ」これがこの作品に対する正当な評価では ないでしょうか?
有り難うございます。頂きました。
受信確認しました。感謝してます 有り難うございました
431です。すみません。いまだ受信できていません。 大変お手数ですが、もう一度御送付願えませんでしょうか。
確かに受信いたしました。本当にありがとうございました。
438 :
吾輩は名無しである :02/03/18 11:52
439 :
老人と海馬鹿にした奴は殺す :02/03/18 11:56
大江健三郎全作品の1と6持ってるよ。 セブンティーンまだ読んでないな。よもん。
セブンティーンの後半、私もぜひ お願いいたします。
な、今な、大勢政治少年死すが欲しい連中が大挙してるがな、 ちょっと上の方を見てやってくれ。 そう、405のメール欄。 そう、あれあれファンキー・ジャンプ
443 :
老人と海馬鹿にした奴は殺す :02/03/18 13:23
でもなんで今になってこんなに殺到してるのやら… 何かあったの?
S/Zさん有り難うございました。 しかし何故か、うちのパソコンでは読めないようで 残念でした。お手数をおかけいたしました。
446 :
吾輩は名無しである :02/03/20 20:34
今日某図書館で『政治少年死す』をコピーしてきたよ
コピー代500円でできたよ
アドレスさらさなくて良かった
>>445 解凍ソフトとか持ってる?
以前俺は2度も貰ったのにその存在自体知らなくて削除しちゃったよ
以前はアドレスさらさなくてもよく普通にダウソさせてくれたのになー
/ヽ l⌒l l⌒l /ヽ
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>>446 そんな無駄口叩くためにわざわざageたのか?
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`ヽ、_,,ノ;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::;;;;;丶、_,,-''´
448 :
吾輩は名無しである :02/03/20 21:21
おい、俺大江に会っちゃったよ!
449 :
吾輩は名無しである :02/03/20 21:24
ごっつ何度も既出でリームーは承知ですが僕も「政治少年死す」を送ってもらえるとうれしいです。 こんなことばっかりだと何か「たかりスレ」のような感じっすが。
試行錯誤の末、ようやく読むことができました。 本当に有り難うございました。
452 :
吾輩は名無しである :02/03/21 10:26
つーか大きい図書館行きゃ置いてると思うんだけど でかいとこはネットで蔵書も調べられるだろうし 電車賃とコピー代で五千円くらいまでだったら出しなさいよ! 発禁本読むんだからそれくらい覚悟しなさいよ!!
S/Zさん、本当に有難うございます。お手数かけてごめんなさい。
>>452 まったくそうですね。人の親切心を頼って楽しようというのはダメっすよね。ハンセー。
あと、大江の初期作品では『性的人間』がかなり好きです。前半はちょっと萎えるんだけど、
後半は萌えました。
454 :
吾輩は名無しである :02/03/21 21:36
今、NHK教育でてますね
久本とロンドンブーツの話してる。
458 :
吾輩は名無しである :02/03/27 18:05
ノーベル賞記念展いってら、大江の個人的な体験の原稿があった。 なんかマス目が大きくて、頭悪そうな文章だった。いやーすごかった。
459 :
吾輩は名無しである :02/03/28 14:14
460 :
吾輩は名無しである :02/03/28 15:03
スケッチブックみたいな分厚い原稿用紙で、 マスが巨大だった。小学生のより大きい。 文字がふにゃふにゃして稚拙な感じでした。意外、もっとまめっちい字かと思ってました。 個人的の冒頭は、最初は 「バードは、陳列棚に納まっている、立派なアフリカ地図を見下ろして、小さな嘆息を漏らした。」 と書かれていて、そこに付け足しがたくさんあった。 あー、こういう風に「飾り付けていくタイプ」なんだなー、と思ったよ。
461 :
吾輩は名無しである :02/03/29 03:16
荒若あげ
NHK見たかった…
稲垣メムバー
464 :
吾輩は名無しである :02/04/07 19:09
中国の作家と対談していたけれど。
新東宝
466 :
ピンチランナー調書 :02/04/09 23:37
意外な結末だった。
セブンティーンではかなりワラタ。性への沈みっぷりはやはり 結構実体験ナノカシラン? あの、出てくる精液を皮でつつむっての試したことある人 感想キヴォンヌ!!! まじれすでお願い!
>>462 NHKいちおうビデオ録ったけど。
「苦しんでいる人を見たら
ケ・レ・トン・トゥルマン?と言えることが大切だ!」
とおっしゃってました。
NHKのことだから、すぐ再放送するか…。
469 :
吾輩は名無しである :02/04/10 18:28
>>468 あれが再放送じゃないの?
なんか見たことあったよ。
470 :
老人と海馬鹿にした奴は殺す :02/04/10 20:04
大江って文章の複雑さに比べて思想がすごくわかりやすいよねー。
前期は素晴らしい作品が多いんだけど・・・
472 :
吾輩は名無しである :02/04/10 21:38
後期の方が(・∀・)イイ!! 前期はまだ優等生文学
>>469 あれ?そうだったの?知ったかしちゃった。
私は断然前期派!
特に氏の御子息を題材にしたすべての本が好き。
光ものは前期に入るのか? 俺は後期に入れたいぞ。 本当は、前、中、後期にしたいところだが。
>>474 いや、中期だ。中期だ。
前期は明らかに違う。ごめん。
476 :
吾輩は名無しである :02/04/11 00:42
同時代ゲーム読んだよ。 なんだよアレ? ブス女が巨大化して男たちがその体に裸で群がり マンコや耳の穴や鼻の穴にチンポ挿入するとかワケわからん。 妹がCIAに命を狙われて偽装自殺するくだりなんか「ハァ?電波ですか?」って感じ。 なんなんだよ一体!?
477 :
吾輩は名無しである :02/04/11 03:50
女が書いてることぐらいわかれ。
479 :
吾輩は名無しである :02/04/11 23:14
前期のよさはそれだけでは語れないけど青臭い文学青年が食いつきやすいのも確か。 まあこんなことは既に沈んだ前スレで既に言われてたんだけど。
氏のエッセイ『言葉、Word、mot』は、どこで 読める?
>>480 新潮日本文学シリーズに付録としてついていた冊子にのっているよ。
482 :
___________________ :02/04/12 11:58
大江健三郎は世田谷に住んでるんだっけか? 住所誰か知らんか?
な、なにをする気だ・・・
484 :
___________________ :02/04/12 12:10
何もしないよ。 ただ手紙を書きたい。
成城だっけ
486 :
吾輩は名無しである :02/04/12 18:21
……シカンせよ!!
487 :
吾輩は名無しである :02/04/12 18:55
489 :
吾輩は名無しである :02/04/13 00:28
セブンティーンで あの、出てくる精液を皮でつつむっての試したことある人 感想キヴォンヌ!!! まじれすでお願い!
490 :
吾輩は名無しである :02/04/13 01:10
>>489 あるよ。
これは真性にしかできない裏ワザだ。
射精時は先っぽをつまんでトイレまで移動してチャッチャと出せばよいから
非常に経済的だ。
491 :
吾輩は名無しである :02/04/13 07:24
↑いくらなんでもそんなに皮無くない? 機能時の表面積までカバーできるとは、、おそるべし。 真性にあこがれてます
492 :
吾輩は名無しである :02/04/13 20:35
真性は汚いよ、バイ菌繁殖するよ
まだむける前に、夢精したときにパンツにぶちまける寸前で皮に包み込んでから きちんとティッシュの中に射精するという技をよく使っていた。
494 :
吾輩は名無しである :02/04/14 01:33
>>493 目が覚めた時に、咄嗟にその行動をとれるのは
すごいの一言だな。
俺も入院中に夢精したけど、気づいたときには後の祭り
だったぞ。
495 :
吾輩は名無しである :02/04/14 10:40
>>494 看護婦さんにシテもらったりはしなかったの?
それにしても
>>493 は器用だな。尊敬するよ。
俺も
>>493 と同じようなこと一度だけした、というか偶然出来た。夢精、エロい夢を
見て、「あ、出るわ」ってとこで起きて便所行って座って皮で包んで発射。小学校
六年の秋。しかしそれって夢精になるのか。
497 :
吾輩は名無しである :02/04/14 23:44
自分の飲んだことある人いる?
一体、何の話をしてるんだ(w
大江健三郎の本読んで、そんなアホウなこと話してるなんてね。 何のために読んでいるんだ?
500 :
吾輩は名無しである :02/04/15 11:04
500
>>499 何を言う。
大江の著作はそういうアホウな話をするためにあるんだよ。
503 :
吾輩は名無しである :02/04/15 15:31
>>476 大江は母子家庭だから、ただそれだけのこと。。。
505 :
吾輩は名無しである :02/04/15 16:25
大江健三郎が京都の方で「しゅてんどうじ」と呼ばれてるのを知ってますか。 私達はそう読んでいます。大江だから
506 :
吾輩は名無しである :02/04/15 17:08
>>505 京都の人?こないだ京都行ったよ楽しかったよ!
ところで「しゅてんどうじ」って何ですか?
大江山だからってことか。サンクス。
509 :
吾輩は名無しである :02/04/15 19:12
ブックオフで100円で売ってたので、いくつか買ってきました。 ・河馬に噛まれる ・ピンチランナー調書 ・万延元年のフットボール ・同時代ゲーム ・洪水はわが魂に及び ・新しい人よ眼ざめよ 万延元年のフットボールから読んでみるつもり。
510 :
吾輩は名無しである :02/04/15 19:22
私も、ブックオフ100円で「新しい人よ眼ざめよ」買いました。まだ 読んでないけど。あと「叫び声」は350円もした。
>>503 じゃ、どういうふうに読めというのだい?
512 :
吾輩は名無しである :02/04/15 23:24
右手を往復させて読む
513 :
吾輩は名無しである :02/04/15 23:43
セヴンティーンでは精液を皮でつつむのよりも、 ネコ(ギャングだっけ)に唾液を飲ませるってほうに興味がいったなぁ。 飼ってる猫で試したけど全然駄目だった(w
大江本読んで、真面目に考えたら いかんのかいな?
515 :
吾輩は名無しである :02/04/16 09:10
いけなくないよ全然
516 :
老人と海馬鹿にした奴は殺す ◆zIdJrjf. :02/04/16 23:14
万延元年のフットボール そこには 血と汗にまみれた 原初の 闘争の興奮が 詰まっている
老人と海、ダサ
政治少年死す、読んだことある人いる? 地道に文学界捜すしかないのかな...
520 :
吾輩は名無しである :02/04/17 22:53
このスレで「政治少年死す」を読んでる人は多いと思う(w
521 :
吾輩は名無しである :02/04/21 05:56
持ってるよ
522 :
吾輩は名無しである :02/04/21 06:02
【『わしズム』(小林よしのり責任編集長)4月25日(木)創刊 定価(本体667円+税)】 □□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□■□□□□□□□□□ □□□■□□□□□□□■□□□□□□□■■■■■■□■□■□□□■□□□□ □□□■□■■■□□□■□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□■□□□□ ■■■■■□□□■□□■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□■□□□□□ □□■■□□□□□■□■□□□□□□□□□□■□□□□□□□□■□□□□□ □■□■□□□□□■□■□□□□□□□□□■□■□□□□□□■□□□□□□ ■□□■□□□□□■□■□□□□□■□□■□□□■□□□□□■□□□□■□ □□□■□□□□■□□□■□□□■□□■□□□□□■□□□■□□□□□□■ □□□■□□□■□□□□□■■■□□■□□□□□□□■□□■■■■■■■■
523 :
吾輩は名無しである :02/04/21 06:04
『わしズム』(小林よしのり責任編集長)4月25日(木)創刊 定価(本体667円+税)】 は発売中止となりました。
524 :
吾輩は名無しである :02/04/21 06:15
□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■□■□□□□□□□□□ □□□■□□□□□□□■□□□□□□□■■■■■■□■□■□□□■□□□□ □□□■□■■■□□□■□□□□□□□□□□□□■□□□□□□□■□□□□ ■■■■■□□□■□□■□□□□□□□□□□□■□□□□□□□■□□□□□ □□■■□□□□□■□■□□□□□□□□□□■□□□□□□□□■□□□□□ □■□■□□□□□■□■□□□□□□□□□■□■□□□□□□■□□□□□□ ■□□■□□□□□■□■□□□□□■□□■□□□■□□□□□■□□□□■□ □□□■□□□□■□□□■□□□■□□■□□□□□■□□□■□□□□□□■ □□□■□□□■□□□□□■■■□□■□□□□□□□■□□■■■■■■■■
アクセス制限依頼したよ
526 :
吾輩は名無しである :02/04/21 11:17
>509 >ブックオフで100円 いいなあ。『洪水は…』なんて、最近手に入らないから、 どうしたものか思案してた。俺も近所のブックオフに 逝ってみよう。…… 上の『わしズム』は、大江となにか関係があるのでせうか。
527 :
吾輩は名無しである :02/04/21 13:45
>526 おれもよくわからねえんだけど、大江が小林よしのりに対してなにか発言していたからじゃあねえかなあ。 好意的な発言ではなかったと思われ 詳しい人頼む
この時間文学板は荒らされてたんだよ 上の方に上がってるスレは大体やられてた >コピペ
529 :
吾輩は名無しである :02/04/21 14:56
コヴァの個人ホームページで、よしのりっぽいエッセイで 大江をこきおろしてるとこ知ってるよ。 「大江はナチス、ポルポト政権と同等」だとさ。 見たい?
別に。コヴァなんか読む価値なし。 カントでも読めよ。
531 :
吾輩は名無しである :02/04/21 15:21
なぜカント?読んだけど
532 :
吾輩は名無しである :02/04/21 15:29
扶桑社教科書を東京都の養護学校が採用したことについて、ノーベル文学賞作家の大江健三郎が朝日新聞のインタビューで、次のように述べている。 「「つくる会」の教科書は、市販されベストセラーになりました。もちろん中学生が早く読みたいと思ったからではない。 「日本は優れている」「誇りと自信がいる」と思い詰める大人に空元気をつける癒(いや)し系の本だからでしょう。 子どものためによく考えられた本ではありません。でも、教科書の実物をこれほど多くの大人が読んで、考えたことはない。その結果、 公立で採択したと公表した教育委員会はこれまで一つもなかった。父親や母親の反省が、日本人の世論として、力を持ったのです。 東京都教委の結論は、これに真っ向から対立しています。」 この文章を読んで「誤植ではなかろうか?」と思ったかた、あなたの感覚は正しい。つまり大江は、 扶桑社教科書の市販本がベストセラーになったという事実と、公立校のほとんどがこの教科書を採択しなかった(できなかった)という事実と を結び付けて、 「市販本を読んだマジョリティが扶桑社教科書に反対する世論となり、採択を阻止した」と結論付けているのだ。 これ以上の欺瞞はなかろう。 市販本の読者の大多数は、この教科書を好意的に受けとめている。版元が公開している「読者の反響」を読んでみろ。 お手盛りの「大本営発表」だと言うなら、各紙各誌の書評を読め。日教組の幹部ですら、うかつにも(笑)「おもしろい」とほめてしまい、 組織内からの突き上げを食らったではないか。扶桑社教科書に反対しているのは、ごく一部の反日左翼勢力だ。声のみはかしましいが、 日本国民の中では圧倒的少数派である。彼らは、扶桑社教科書を読む前から反対し、読みもせずに反対し、批判本を鵜呑みにして反対し、 反対せんがために反対してきた(笑) 扶桑社教科書の市販本が話題になり、好評をはくし、ベストセラーになって、左翼勢力の危機感は頂点に達した。 そして、単なる「批判」の域をこえ、なりふりかまわぬ力ずくの反対運動に走ったのだ。 扶桑社教科書を採択しようとした教育委員会に対しては、左翼お得意の組織動員で妨害活動を行った。 委員の自宅にまで手紙、電話・ファックス攻撃をかけ、デモ、アジテーションなどを展開した。粛然たるべき教科書採択現場に混乱を持ち込み、 委員に扶桑社教科書を忌避させ、 採択できない状況へと追い込んでいったのではないか。 大江はそうした現状を知らないのだろうか? ノーベル文学賞をゲットするほどの「知性」において、まさかそんなことはあるまい。 現状を知った上で、意図的に歪め、捻じ曲げて、 正反対の結論を導き出しているのだ。これは、もはや評論ではない。卑劣なデマゴギーである。 大江自身の息子が知的障害者で養護学校出身であるという事実も、このデマに説得力を付加しよう。 だからこそ、朝日は大江にインタビューしたのだろうし、大江もそのことは計算済みだろう。 そのことを考えると、大江の心の闇を覗き見たようで、慄然たる思いにかられる。 かつてヤスパースは、誠実さを欠いた知性はナチス的であると喝破した。大江のごとき、白を黒と言って平然たる卑劣な「知性」こそ、 ヒトラーを、あるいはスターリンを、 ポルポトを支持した「知性」と同様ではないか?
あ〜眠い
ノーベル賞げっと!
535 :
吾輩は名無しである :02/04/21 21:21
煎ってきたが、無かった。つーか、大型店舗なのに 大江の本20冊くらいしかナカターよ(涙) 古本屋巡りするか……。東京近郊だったら、どの辺が いいのかなあ。
538 :
吾輩は名無しである :02/04/27 22:11
「芽むしり仔撃ち」で泣いた。
539 :
吾輩は名無しである :02/04/27 22:14
僕は村上春樹氏の作品が好きで、小説、エッセイ、翻訳、対談など、 ほとんど読んできました。また、村上氏が影響を受けたであろう作家の 作品もある程度読みました。 村上氏の作品の魅力を端的に言うと、文章から得られるリアル感である と思います。特に、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」まで の作品については、どの文章も、読んですぐ頭に状景が浮かびます。 映画を観ているような感覚があります。登場人物の会話など、その場で 聞いているように感じます。読んでいて言葉がとても活き活きしている のです。 また、村上氏の作品は明と暗の部分がはっきりしていて、それが絶妙の タイミングで配置されています。そのため、スラスラと読めるのです。 さらに、言葉の発想がユニークであるのも魅力です。 変な例ですが、「ノルウェイの森」における『僕』と『緑』の会話に出てくる 『春の熊』の例え話が最高です。こんなことをサラッと言われると 女の子はステキと思うだろうなーと、感心させられます。なかなかこんな 発想は出てきません。 しかし、「国境の南、太陽の西」以降の作品は、主人公の家族の話があるなど 他者とのかかわりが広くなっています。そのため、それ以前の活き活き感や 言葉のユニーク性があまり感じられなくなっています。おそらく村上氏は 内向的傾向の強い作家なのだと思います。多数人間のコミュニケーションや 血縁関係内での人のつながり等の表現に弱いところがあります。 『ねじまき鳥クロニクル』は最近の作品のなかでは良く書けていると 思いますが、やはり流れのスムーズさやユニークさにやや欠けている点が あります。良いところと悪いところがあるのです。ノモンハンの話はとても リアルですが・・・。でも、やはり個々的でも魅力はあります。 村上氏の作品をずっと読んできた所為か、人を好きになるのといっしょで、 良いところも悪いところも好きになっているようです。作品の雰囲気が僕自身に 合っているとでも言いましょうか、そんな感じなのです。
541 :
吾輩は名無しである :02/04/28 20:24
救世主
542 :
吾輩は名無しである :02/04/29 14:07
遅れてきた青年、すごすぎ。三日で読んだ。 大江かっこよすぎ。みみたぶ噛みたい。
543 :
吾輩は名無しである :02/04/29 15:13
ピンチランナー調書がすごく面白い(笑えるという意味で)と 思うのはおれだけですか。
544 :
吾輩は名無しである :02/04/29 17:59
サッチャンがてぃむぽくわえられる場面で抜いたyo
545 :
吾輩は名無しである :02/05/01 03:24
大江健三郎と中上健次 アマゾン(?)かなんかで調べたら、 両方読んでいる人が多いみたいだね…。
546 :
顔も名前も出さずに毎月100万円 :02/05/01 03:41
Future-Web(フューチャーウェブ)登場
なんと10,000円単位の収入
●10,000円単位の高収入
1件につき最大10、000円の高額収入。月収100万円以上も可能。
●画期的なビジネス!
インターネットを利用したこれまでにない斬新で画期的なビジネスです。
●誰でも出来ます!
インターネットが出来る環境の方なら誰でも参加可能です。
●専門的な知識は一切不要!
ビジネスに必要なツールはすべて当社で用意いたします。また、サポ
ートも万全です。
●詳細は今すぐHPをご覧ください。
http://www.future-web.tv/7823/
>>543 俺もだよ。というか、たいていの人はそうなんじゃない?
>>544 俺もだよ。というか、たいていの人はそうなんじゃない?
549 :
吾輩は名無しである :02/05/03 12:54
よーしお父さん、見る前に跳んじゃうぞ。
550 :
吾輩は名無しである :02/05/03 19:14
今、性的人間を読んでます。 なんかセクースがねちっこくなりそう、、。
551 :
文学通気取り :02/05/03 21:18
性的人間は後半の「痴漢」の話がおもろい。J! 厳粛な綱渡り...
552 :
大江作品を :02/05/03 21:27
読み終わるとセクースする気がなくなるのは私だけでしょうか。
大江の小説は読んだ次の日からその内容を忘れる でも読み返すのはしんどい
ガムバッテ昨日の分を読み返した時点で眠くなる。 →次の日には内容を忘れる→読み返す→ を繰り返して、結局ぜんぜん進捗しないのは私だけでしょうか。
555 :
開高ファンです :02/05/04 10:06
大江はイラナイよ。感性が対極だ。ダサイんだよなオオエ。オエエー 芥川賞争った時に勝負はついてる。w
556 :
吾輩は名無しである :02/05/05 09:07
15年程前の大江のビデオを見た。 頬がぽっちゃりしていて、とくに口のあたりが 光さんにそっくりだった。
557 :
吾輩は名無しである :02/05/05 09:29
>>544 男に咥えられるっつーのは、かなり萎える。。
大江健三郎ファン倶楽部のHP、重過ぎです。 行く気がしなくなってしまいます。 管理人さんはテクニカルライターとかをされているようでもありますし、 もっと軽くして下さい。
>>557 でも、女ってことでしょ。男と思っちゃダメダメ。
560 :
ちょいとね :02/05/05 15:02
「万延元年のフットボール」の冒頭で、主人公の友人の 自殺のしかたが顔に絵の具?を塗りたくって肛門に 胡瓜をつっこんで首を吊るってあったね。暗いストーリの なかで唯一大笑いした箇所だったよ。ぶははははははははははは。
561 :
吾輩は名無しである :02/05/05 18:16
高一の時、「万延元年のフットボール」夜八時から読み始めて夜中の四時に読了した。魂が震えてたよ
俺はこういうとこ笑えないーよ。 一段と暗くなるーよ。
563 :
吾輩は名無しである :02/05/05 23:38
今日、死者の奢りを読みました。 素人臭い作品だなと思いましたが、やはり個性は感じられますね。
564 :
吾輩は名無しである :02/05/06 11:48
上機嫌読んで完成度の高さにうっとり。。。
565 :
吾輩は名無しである :02/05/06 12:02
>>555 たしかに身近なこと書いたエッセイは開高のほうがうえだね。
行ったことあるとことかね、行ったことあるとこ。酒のこととか、釣りの
こととか、酒のこととか、釣りのこととかw 想像力がなくても作家になれる
っていう見本=開高犬。
>>563 観念が先走っているからねえ.話の展開も,
『奇妙な仕事』を思わせるので,俺もいまいちの
気がする.
その点『飼育』は凄い.水浴びのシーンなんか,
かなり感心したYO.
けっこう絶版も多いけど 絶版=読む価値なしですかね?
568 :
吾輩は名無しである :02/05/08 20:32
大江健三郎氏に仏レジオン・ドヌール勲章
http://www.asahi.com/culture/update/0508/004.html 作家の大江健三郎氏(67)がフランス政府からレジオン・ドヌール勲章コマンドールを
受けることが決まり、22日に東京の仏大使館で叙勲式がある。
3段階に分かれる同勲章の中で、コマンドールは最高位。
シラク大統領から大江氏に届いた文書によると「格調の高い作品でノーベル賞が与えられ、
知的かつ倫理的スケールが国際的に認められた」などと叙勲理由が書かれている。
大江氏は、95年にシラク氏の核実験再開に抗議して、フランスでの文学シンポジウムを
欠席したことがある。今回は、シラク氏の、米英と異なる核軍縮の役割に期待して受ける
ことにしたという。
同勲章は、画家平山郁夫氏や評論家加藤周一氏らも受章している。(19:29)
また騒ぐ連中がいるぞ。 天皇の勲章は受けないでよその国の勲章はありがたがるって。
いいじゃんねえ別に 作品がスゴけりゃいいし 小説家ってのはそーゆー矛盾をいっぱい抱えた 人間的には通俗的な存在であるべきだ
571 :
吾輩は名無しである :02/05/08 21:00
これには洩れたようですね。 >【ロンドン8日=渡辺覚】ノルウェーのノーベル研究所と愛書家団体は7 >日、世界54か国の著名な文学者100人の投票による「史上最高の文学 >百選」を発表した。トップには、スペインの作家セルバンテスの「ドン・ >キホーテ」が選ばれ、日本からは紫式部の「源氏物語」と川端康成の「山 >の音」(1954)の2作品が入選した。
572 :
ナポレオン :02/05/08 21:09
ニュー速+でもあがっていたけど、叩く連中ばっかりでもりあがって いないよ。誰か行って、煽ってきてよ。
574 :
吾輩は名無しである :02/05/08 21:14
小説化としての大江にしか興味ないからな〜 別に倫理的にダメでもぜんぜん良いや もとからそんなだし
576 :
吾輩は名無しである :02/05/08 23:10
577 :
吾輩は名無しである :02/05/08 23:16
578 :
吾輩は名無しである :02/05/08 23:17
>>577 どうしたらいいかなあ?
コヴァってみんな中学生くらいだよね
579 :
吾輩は名無しである :02/05/09 08:01
そう 中学生レベルで怒ってキレる
580 :
吾輩は名無しである :02/05/09 08:43
どうしてあんなに大江を叩く人が多いんですか?
>>567 絶版の理由はよくわかんね.作者の都合かな.
『私という小説家の作り方』に,いくつかの
作品については,敢えて再版をかけてない
とゆー記述があったし…….
『洪水はわが魂に及び』の文庫版なんかも
絶版状態だけど(今,手に入んない),それほど
糞とも思われねーな.
¥5,000もするハード版売ってるけど,ちょっと
先立つもんがなあ.
582 :
吾輩は名無しである :02/05/09 16:20
2chって本当コヴァばっかりだな。唖然
ニュー速レジオンドヌール、ちょっと煽ってみた
ニュー速+は、もう、つける薬がないという状態ですが、 論客のみなさんもっと煽ってきて下さい。
585 :
吾輩は名無しである :02/05/09 22:32
わがテレビ体験、大江健三郎、「群像」(昭三十六年三月号) 結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をな にげなく気にとめた、スウィッチをいれる、画像があらわれる。 そして三十分後、ぼくは新婦をほうっておいて、感動のあまり に涙を流していた。それは東山千栄子氏の主演する北鮮送還の ものがたりだった、ある日ふいに老いた美しい朝鮮の婦人が白 い朝鮮服にみをかためてしまう、そして息子の家族に自分だけ 朝鮮にかえることを申し出る……。 このときぼくは、ああ、なんと酷い話だ、と思ったり、自分 には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だから、というよう なとりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったの であった。
586 :
吾輩は名無しである :02/05/09 22:38
「二十歳の日本人」 (エッセイ集「厳粛な綱渡り」より) 大江健三郎 文藝春秋刊 北朝鮮に帰国した青年が金日成首相と握手している写真があった。ぼくらは、いわゆる 共産圏の青年対策の宣伝性にたいして小姑的な敏感さをもつが、それにしてもあの写真 は感動的であり、ぼくはそこに希望にみちて自分およぴ自分の民族の未来にかかわった 生きかたを始めようとしている青年をはっきり見た。 逆に、日本よりも徹底的に弱い条件で米軍駐留をよぎなくされている南朝鮮の青年が熱情 をこめてこの北朝鮮送還阻止のデモをおこなっている写真もあった。ぼくはこの青年たち の内部における希望の屈折のしめっぽさについてまた深い感慨をいだかずにはいられない。 北朝鮮の青年の未来と希望の純一さを、もっともうたがい、もっとも嘲笑するものらが、 南朝鮮の希望にみちた青年たちだろう、ということはぼくに苦渋の味をあじあわせる。 日本の青年にとって現実は、南朝鮮の青年のそれのようには、うしろ向きに閉ざされてい ない。しかし日本の青年にとって未来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに 方向づけられているのでない。
そんな大昔に書いたことと同じこと、今でも思ってるわけぁないて。
>581 『洪水はわが魂に及び』の文庫版 2,3ヶ月前にブックオフでみつけて 100円じゃなかったけど買って良かった! 内容も面白かったし。 『青年の汚名』とかそこらへんは文庫でないですよね? 図書館で読むしかないのかな?
589 :
吾輩は名無しである :02/05/10 14:50
とっくに絶版だけど、文春文庫で出てたよ>青年の汚名 たまたま見付けた。 あと、初期の作品集に入ってたのを見たような気が。
590 :
吾輩は名無しである :02/05/10 20:24
サッチャンハァハァ
大江健三郎といえば、戦後日本を堕落させてきたいわゆる「進歩的文化人」、「戦後民主主義者」 の巨頭である。 彼は、スウェーデンの王立アカデミーが授与するノーベル文学賞はもらうが、文化勲章は辞退し た。外国の王室がくれるものはもらうが、日本の皇室が授与するものは辞退する。典型的な日本蔑 視、西洋崇拝の態度である。なんら一貫性はない。 また、彼は、北朝鮮を賛美し、日本人であることを後悔していた。原爆が落とされたのは日本人の 責任であると主張してもいる。 そのくせ、日本の豊かさの恩恵を受け、外国に亡命することなど露ほども考えない。 彼の特徴は、今回の件でもわかるように、日本国内においてはあいまいな言葉を使ってソフトに日 本を非難する論調をとるが、ひとたび国外に出ると悪し様に日本を罵ることである。フツウの愛国心 がある者なら、国外に出て母国の悪口は言わないものである。彼は反日外国人にありがたがられて いるが、外国人は、自国を悪し様に罵る大江のことを内心では軽蔑していることに気づいていない。 中国と日本と、いずれが国家主義的傾向が強いかなど比較すれば明らかである。中国は、核兵器 を製造・配備し、近隣諸国に圧力を加え、チベット・ウイグル・旧満州などを侵略し、言論を弾圧し、結 社を抑圧する。そんな中国を非難する言葉などひとことも言うことはなく、ありもしない日本の国家主 義的傾向のみを非難する。 また、侵略や残虐行為の謝罪にしても、中国政府の侵略や、現在も行われている裁判なしの銃殺 刑、反体制運動家への拷問などは全く非難しない。 他方、民主的に選挙でえらばれた地方自治体の首長を「恥」と罵る。 いったい、恥知らずとは誰のことか? こういう恥知らずな人間が、日本には腐るほど存在することを考えると、アタマが痛くなってくる。
お前の頭なんか知るか。 人格攻撃コピペしか脳がないんだものな。
593 :
吾輩は名無しである :02/05/11 02:50
コピペのほうが恥ずかしいと思うけど。
バカウヨに決まってる。<コピペやろう 大江はずっと攻撃され続けてきた、『政治少年死す』以来。 『取替え子』で初めて書いたが、 バカウヨの攻撃は陰湿で卑怯きわまりない。ムネオと一緒に逝ね!
まず私が大江に対して感じるのは嫌悪である。それは自分の事を「戦後 民主主義者」だとヌケヌケと語り(そしてそれは全くその通りなのだが)、 酒鬼薔薇事件の時に「なぜ人を殺してはいけないのか」と言った子供に 対して、誇りのある子供はそのような質問は恥じて口にしないものだ、と 答えたりする正に「戦後民主主義者」そのものの偽善者ぶり、文革礼賛・ 北朝鮮礼賛と『ヒロシマノート』『オキナワノート』などの反米的な仕事 にうかがわれる旧左翼ぶり、岩波や朝日といった一流紙でしか書かず、 自分に対する批判は圧力で押し潰すといった権威主義者ぶりなどが、 とにかく嫌だったのだ。この間のノーベル賞受賞にしたって、そのために スウェーデン大使館に通ったりと様々な政治工作をしていたのは周知の 事実だったし、大体その直前に文化勲章を辞退するというパフォーマンス もなんか嫌らしくて不快だった。天皇制はダメでスウェーデンの王制なら いいのか? 大体その昔サルトルのノーベル賞辞退に喝采していたではないか。
596 :
吾輩は名無しである :02/05/11 11:57
戦後日本を堕落させたのは自民党じゃないの? あれ? 違った? たかだか「進歩的文化人」程度になんの力があるの? ヘンなの。
597 :
595のコピペの続き :02/05/11 12:16
一方で、やはり彼が近代日本文学を語る上で避けて通れない人間だと いうことも分かっていた。 実質的に最後の文学者である中上健次も、大江の圧倒的な影響下から 出発しているし、なにより私の大好きなシブサワタツヒコが 「戦後に輩出したおびただしい作家たちのなかで、真にスタイルの革命 と言い得るほどの革命をなしとげた作家は、おそらく大江健三郎 ただひとりではないかと私は思う」と褒めていたのだから気にならない わけがない。 だから私はシブサワの褒めていた大江の初期作品から読み始めた。 『飼育』『鳩』『人間の羊』『セブンティーン』…など、確かにこれら 初期の大江の作品のスタイルは独特で、極度に人工的で乾いた文体で いながら妙にエロティックなイメージに溢れ、才気が随所にきらめいて いるといったもので、これならシブサワが褒めるのもむべなるかな、 と納得させられるものだった。しかし大江中期の作品『同時代ゲーム』 を読んだとき、そのあまりの文体の弛緩ぶりに思わず本を投げ出して しまった。以来大江の作品は手にとっていない。それがたまたま古本屋 でこの本をみつけたため、読むこととなった。これはしばしば大江の 代表作と目される作品であり、いずれは読まねばならないと考えていた からだ。 結論から述べると、素晴しかった。まず何といっても文体がいい。 冒頭からグっとひきこんで離さない魅力を持っている。内容的にいって も、「自己処罰」「四国の森の神話的世界」「革命と挫折」などなど 大江の終生抱えるテーマがギュっとつまってたぎっている感じだ。 この作品は初期から中期への転回点にあたる作品といわれ、実際大江 の初期作品の持つ完全なスタイルが壊れはじめる時期にあたる作品 なのだが、『同時代ゲーム』ほど崩れてはいず、緊密なスタイルと それを崩さんとするある力のようなものが危うい所で均衡を 保っている。作家が自らの抱えるテーマと真摯に闘い、それを文体 という形で生々しく刻印するという、典型的な「近代文学」だと 私は思った。文学というものが死に絶えた現在、これはかつてあった 「近代文学」の最良の記録のひとつとして、読む価値を今だ有する のではないだろうか。 人間として最低の奴がうんだ最高の作品。これが私がこの作品に送る 賛辞である。
天才は自分の一番良くできることを知らないのである。
599 :
リアル厨房 :02/05/11 12:37
大江を「戦後民主主義者」という枠に推しこめるのはそれなりに妥 当かもしれませんが、しかし大江がおもしろいのは「戦後民主主義 者」を自認しながらも徹底して「戦後民主主義者」からズレていっ てしまう点だと思いますね。 私が思うに、「戦後民主主義」というのは左翼は左翼であっても基 本的に「ナショナリスト」なんだと思うんですよ。基本的に国のこ とを真剣に憂えているし、マイノリティの擁護とかも基本的に国民 国家という視点からのものですよね(まあ、ヒューマニズムもある かもしれませんが)。大江は国のことなんか憂えてませんよ。ある いは障害者の問題でも障害者一般の問題に転化せず、自分の息子と いうあくまでも「個人的な」問題を考えているように見受けられま す。 例えば、ホンカツVS大江論争という「戦後民主主義者」同士の論争 がありましたが、ホンカツは徹底して左翼であり「戦後民主主義者」 であり国のことを真剣に憂えている「ナショナリスト」でもあるん ですね。 で、そのホンカツが大江を罵倒する。その立場は徹底して「戦後民 主主義的」なんですが、私が一番問題だと思ったのはホンカツが大 江の悪文を攻撃している点。 ここでのホンカツの立場は「ナショナリスト」であり「国民国家」 的です。 しかし、ホンカツが攻撃した悪文にこそ大江のおもしろさがあると 思います。 大江の悪文は日本語を異化し日本語という国民国家を支える制度に 亀裂を走らせる。 ここにおいて大江は日本人から逃れ「反日作家」の相貌を見せる。 「戦後民主主義=反米左翼的ナショナリズム」からずれていく大江 の姿がそこには見られます。 そういう存在であるが故に大江は普遍性を獲得しえたのであると私 は信じます。
600 :
リアル厨房 :02/05/11 12:40
>>597 >実質的に最後の文学者である中上健次も、大江の圧倒的な影響下から
>出発しているし
いや、むしろ古井由吉でしょう。
601 :
吾輩は名無しである :02/05/11 12:43
初期作品と同時代ゲームだけ読んで、後は人格と行動を攻撃してるだけかあ。 そんじょそこらの2ちゃんねらーと同等の煽りだな。 所詮いくら攻撃されても、賞なんか取ったもん勝ちなんだよな。
602 :
吾輩は名無しである :02/05/11 13:13
>596 俺、自分でもウヨってると思うけど、 彼の小説は好きだし、「政治少年死す」も許せる。 だけど北朝鮮中共賛美と朝鮮人を北に送ることに 積極的に動いたことを未だに謝罪もしてないくせに、 日本は鎖国するな!とか過去を反省しろ!とか逝ってる、 大江の政治的言説は思い出すたびに吐き気がする。 俺たちにとって「きたない大人」は、偽善のかたまりである、 カンボジア人民と中国人民を見殺しにした本田とかの、 自分の言論に責任をもたない、それでいて悪口ばかり言う 批判者、いわゆる良心的(進歩的)知識人のやつらで、あり そいつらが日本の言論を最終的にだめにしたのは明白ではないのか? 日本の言論が、誰も自分の発言に責任をとらない、 ちっぽけな村社会の言論になったのはこいつらの責任が大きいぞ。
603 :
吾輩は名無しである :02/05/11 13:36
大江は確信犯
604 :
吾輩は名無しである :02/05/11 13:51
セブンティーンの後ろ半分って何? 発禁って事?
>>604 右翼から抗議があって発禁になったのれす。
「政治少年死す」というタイトルなのれす。
606 :
吾輩は名無しである :02/05/11 19:21
>>599 禿同
大江はウヨサヨでくくっちゃいけないんだよ。
もっとおおきなスケールの人なんだぜ。
セリーヌに匹敵するような。
そういえば三島が大江からファシズムを読み取っていたという話を聞いたことがあるが
607 :
吾輩は名無しである :02/05/11 19:41
>>606 はぁ?スケールがでかい?
スターリンも、マオも、スケールがでかいな。
紆余小夜じゃなくって、大江は人間として糞なの。
人間として糞なやつが書いたほうが素晴らしい(いろんな意味でw)作品を作れるということだな。
609 :
吾輩は名無しである :02/05/11 20:51
>>597 これは,どの作品の書評なんだ?
『同時代ゲーム』より前のものみたいだが.
人格攻撃……くだらないなあ.いい作品を書いていれば
それでいいんだよ.
あいつの作品のいくつは,確実に死後100年くらい読み継がれる
だろうけど,そのときに作者の人格が糞だったという「事実」は,
ほとんど価値を持たないと思われ.
ラカンやワーグナーと一緒ですな.
610 :
吾輩は名無しである :02/05/11 22:12
>>608 >>609 それはそうだな。
だけど、大江は政治的な発言を積極的にしているわけだし、
その無責任で過ちだらけの政治的な発言のおかげで迷惑した人も多い。
それにたいして批判するのが人格攻撃だというのはおかしくないか?
大江という個人の人格が糞なのが問題なのではない、大江の政治的
姿勢が問題であり、それのせいで迷惑を被った人が多いのが問題だ。
>610 >その無責任で過ちだらけの政治的な発言のおかげで迷惑した人も多い。 こういう曖昧な表現は控えたほうがいいんじゃないの? 君がイデオロギー的に言わんとしているところは分からんでもない、しかし 大江批判につなげるためには端的に言って論点が曖昧かつ確証が不十分、 なのですよ。
俺は作品が好きだから 彼の政治的な立場うんぬんは 正直どうでもいい できることならあんまり発言して欲しくないくらいかも 政治的な発言などで絶対損をしてるとも思う
そう、はっきり言って政治なんかどうでもいいのよ 作品さえ読めたらそれで満足なんだけどな
>611 私はいわゆる在日韓国人ですが、あんな糞みたいなやつらの甘い言葉を信じて、 祖国とはそんなにいいものなのかと思いながら北朝鮮に行った親戚の家族がいるもんだから いわゆる進歩的知識人が許せないんですよ。もう手紙もこないし、家族のみんなも諦めてます。 まじで戦前の日本の反省を今の世代にさせたいのなら、本人が(当時、北朝鮮のひどさは報道 されていたから)意識的なそして誤った北朝鮮賛美をしたおかげで被害を被った人々に 「許してもらえるまで」謝ってほしいですよ。本屋で小田や本田や大江が道徳論とか、 国家論を並べてるのをみたらマジ殺意が沸きますね。 私にとって、上からの圧力で帰国事業を進めた「凡庸な悪」である総連幹部よりも、 言論の自由と正しい判断を下すに必要な情報と行動の自由をもっていたにもかかわらず、 犯罪(え、犯罪ですとも)に手を貸した大江(と北と中共マンせー野郎共)がでかい悪です。 官僚的な虐殺者であるアインヒマンよりも、完璧な自由意志で殺戮に乗っかった大江がでかい悪ですね。 これでおしまいにします。だけど、大江や本田が本当に北や、中国や、カンボジアであったことを レトリックと嘘で包まずに、「良心的」に言い、批判していたら、(いや、黙っているだけで) 死ななくっても良かった人はいっぱいいた、奴らはそれを反省していない。 むしろそこから目をそむけてちっぽけな文学界と報道界の権力にしがみついてる。 でも、こいつは意図的に大量虐殺者を手伝ったということは忘れないでほしい。 被害者たちは未だに生きています。
615 :
吾輩は名無しである :02/05/12 05:03
大江も保田もやってることは同じだな。
616 :
吾輩は名無しである :02/05/12 10:20
森鴎外が脚気の原因をなんたらと認めないで海軍何万人か殺したみたいなもんか。 騙されちゃった人は気の毒だけど、いつの時代も、文化人の言うこと信用しちゃ いけないよ。
>>610 言論の自由ってのは
何を言っても自己責任、
何を信じても自己責任、
ってことじゃないのか?
当然批判するものOKなんだがね。
>>611 =614
多分このスレで言われる「人格攻撃」はだな,
大江のイデオローグとしての問題性ゆえに彼の作品までも
ひっくるめて非難の対象にしようとしている連中への
反批判という意味があると思うんだな.
614の言いたいことはよく分かったし,個人的に非常に同情というか
共感するけど,それでも,「著者」自身の問題と著者の表現への
問題は全く別物と言っておこう.大江の書くような作品でも,
著作から透けて見える作者像と実際の作者像は相当にズレがあるはず
だし,そもそも同一化は意味を持たないと思うしね.
……そもそも,614は,ここで何が言いたいのだろうか.彼の言論
で,傷ついた人間がたくさんいる.だから,彼の作品は,嘘と欺瞞で
汚れているとでもいうのだろうか.そういう批判は,多分,作品への
批判としては無効だろうね.
彼の人格には問題がある.それはみんな一応認めている(と思う).
このスレは,そのことを認めた上で,彼の作品に対象を絞って
語り合おうという主旨で成り立っているのだろう? だったら,同じ
ロジックで非難を繰り返すのはよそうよ.
ただ,614の話には,あとで自分で調べて裏付けを取ってみるとしても
気持ちが動かされたよ(アンチ大江になったという意味じゃないよ).
自虐観のある人なんだから,この辺の問題についても厳しく掘り下げて
みたら,四国の森とは別の深さの作品ができるかもね.
長いし話がズレてしもたね.すまそ.
>>617 これは同意だ.
>>614 が本当に在日なら
ちょっと酷だと思って敢えて言わなかったんだが.
610の話、本当なの? 嘘だったら相当タチが悪いね。というか人間として失格。
>>620 もう出ないといってのこのこ出てくるのもなんだが、ここで本当だと立証はできない。
嘘じゃない、信じてくれとしかいえない。しかし十万人近くのコリアンがやつらの
言論を信じて北に行った。10万の親戚のうちの一人や二人2CHをやっているのが
不思議か?当時、大江の(文学的)随筆などがあり、社会的な雰囲気が出来上がっていた。
だから私は彼を批判する。もちろんスレ違いだということはわかっている。スマソ。
私自身は当時のことを知らないし、ウヨってると思う。それは認める。
少し矛盾がある感が否めない。 一つ、君は自分を在日韓国人であり右翼であると言っているようだけど、それなら現行の 政治に対してどう接しているのか・・・たとえば石原都政、旧森首相の言動、 つくる会の教科書の記述、保守党の政策、きりが無いけれどもこれらは現在の日本においては 明らかに右寄り。むしろ憂虜すべきはこの現状ではないの? 一つ、韓国人「虐殺」への加担においては右翼がその際たるものである現状を 君は本当に認識しているのか。そうであるなら自らを右翼と名乗ることに違和感を 覚えられるのは当然だろう。 「韓国市民団体声明書」は読んだのか? いま一つ、君は「被害者」の親戚であるという。君はコリアンであろう。 その親戚が大江らの発言をもとに北朝鮮に渡ったということだけれど、 当時を直接に知らない君が何故その子細を知り得たのか。情報源はどこであるか。 またその真偽のほどはどう立証するのか。 ひとくちに「影響」といえどもその広範さはしごく不明確であり、ひとくくりに するのは大変危険で、君の敵視する「無責任」に転化しかねない。
623 :
吾輩は名無しである :02/05/13 00:58
いくら文学板だからって、 長文多すぎ。 短くまとめようぜ。
624 :
吾輩は名無しである :02/05/13 01:11
議論続行希望。長文歓迎。
>>622 君はちょっとプロパガンダにやられてるのではないか?
私はあまり現在の日本の右傾化を問題だとは思わない。
右傾化がないとは言わないが、なんで右傾化だけが問題なんだ?
なんで大江みたいな無責任なやつが政治的言論を続けれるほど
いまだに強く残っている腐れ左翼勢力には文句をいわないんだ?
それで良心的なつもりか?大体、石原などくらいで人種差別なら
本国の政治家はウルトラ人種(とくに日本人)差別だとおもうぞ。
韓国人であり、日帝時代を生ですごし、進んで日本に来た祖父母を
持っている身だから戦後の反戦前のプロパガンダの行き過ぎがもっと
むかつくし、それは結構多くの在日コリアンに共通した認識だと思う。
親日在日だって多いのに、市民運動家たちのせいで在日全体のイメージが
悪くなって困っている。少なくともうちの親などはそう思っている。
アウトサイダーが原住民よりもっと原理主義的になるのは結構見られるのも
私のメンタリティーに影響してるのだろうと言ってみる。
当時の状況も直接知らなくとも、本や伝言で知れることを否めないのに
なんでそうやって聞くのか良くわからない。情報源が偏ってるというなら
君の情報源も偏ってると言ってみる。立証は無理だと言ったはずだ。2chだぞ。
大体、このスレは大江スレだ。だから大江の責任(だけ)を言う、なにがおかしい?
私の論理ではやつは巨悪だ。偉大な文学者ではあるけどな。
もうこれくらいにしないか?スレ汚しすぎだと思う。
626 :
吾輩は名無しである :02/05/13 09:02
>>625 >大体、このスレは大江スレだ
>>1 を読め。これスレの主旨は、大江の
作品、特に初期作品について語ることだ。
スレ違い。逝ってよし。もうここには書き込むな。
>>625 君が大江の政治への発言を持ち出し、議論を始めたのだからスレ違いというのはおかしい。
ここで続行しても良いと思う。
ひとつ留意してもらいたい。私は現在の右傾化「のみ」が問題だなどとは一言も
言っていない。もっと直接的に、日本の右傾化の抱える問題点について、
人種差別問題について、残酷な言い方だが差別される側のマイノリティである君が
率直にどう考えるのか聞いただけだったのだが、それについての解答は得られなかったようだ。
現行する問題に目をつぶってプロパガンダを叩くことは解りやすく容易いが、本末転倒では意味がない。
原理主義だと言うけれども、その原理を君は矛盾なく受け入れるのだろうか?
君の言う「市民運動家」達が発生しないような抑圧的な戦後社会であったらば現在より在日韓国人の
イメージが格段に向上したというのであろうか。
・・・公共の掲示板上でのこのような議論すら難しかったかもしれない。在日韓国人問題自体を
禁忌事項として隠蔽されるようになったかもしれない可能性は否めないのではないか。
極端な右傾化を迎える社会に先ず喚起されるのもこの種の問題であろう?
自らに異質な民族の排除、
公による合法的な黙示的虐殺の続行、だと考えたことは?
無視にされたのでもう一度言う。「韓国市民団体声明書」は御存じか。
さらに一点、私は大江の政治的活動が「全面的に」正しいとも思っていない。
始終一貫した正統性を維持すること、それは誰にも不可能である。ただしその
活動のある部分では、酌量の余地があるのではないか。
『セヴンティーン』の作者である大江だ。
そもそもここは文学板なんだけど。
長文が多くて申し訳ない。 だがここ文学板で、一応ではあるが国民的文学者である大江の半生にまつわる議論をしても 全くの板違いとは思えないが・・・まぁ、これからは大江作品を中心に論じよう。
630 :
吾輩は名無しである :02/05/13 09:44
>>626 いや、汚してるとは自覚してるが、大江初期の政治的「随筆」の問題だから、
初期の作品にかんする問題ではある。
>>627 たしかに「市民運動家」のおかげである程度民族差別はなくなった。
だけどそれは大江とはなんの関係もない。そして彼らの活動は80年代中ばの
指紋運動以後「差別を開拓し、運動のための運動」をする方向へ向かっている。
そして良識ぶった人たちが日本社会に溶け込んでいる在日を出汁にしている。
私が韓国に「帰れば」住民票に十本指の指紋を押さなければいけない。笑っちゃうよ。
そこまでして日本を悪者にしたいのか?いいかげんにしろ、といいたい。
これくらいの右翼化、民族復帰で「公による合法的な黙示的虐殺の続行」ですか?
冗談抜きで北朝鮮で何が行われてるのかしらないのか?人が死んでいる。
日本から帰ってきたということだけで、命が奪われている。観念の遊び場ではない。
そうさ。彼は「過去におきたことを、許されるまで反省しろ」と叫ぶ大江だ。
だから私は在日コリアンが全員納得するまで謝り続けたら許すといっている。
私はそれが「酌量の余地」だと思っている。大江の論理をもって大江を裁きたいだけだ。
>「韓国市民団体声明書」
http://www.linkclub.or.jp/~teppei-y/tawara%20HP/2001.3.14/18.html これかね?笑わせるね。韓国戦争においての北朝鮮と中国の「数百万人」殺戮は
のうのうと認める市民団体がなにをぬかすと返答したい気分だ。大江と関係あるの?
631 :
吾輩は名無しである :02/05/13 10:20
>>629 >長文が多くて申し訳ない。
長いけど、いずれも読みやすくわかりやすい文章で○。言葉を尽くせねば伝わらぬ
こともあるのだから、気にせずに書いてほしい。
>全くの板違いとは思えないが
禿同。というか、今の文学板に最も必要なタイプの話題かもしれない。
「文学を語ること=作品を語ること」という考え方に基本的に賛同するが、
拘泥しすぎると政治や社会から文学を遊離させすぎる。それはかえって、
文学をスポイルしてしまうことになる。生温かい似たような作品ばかりが
書店に並ぶ結果となる(すでにほぼなっている)。
同様の意味で、630のカキコもその姿勢に賛同する。
議論の継続を希望する。
>>630 それこそ議論の摺り替えというものだ。
「市民運動家」の実績は大江とは無関係で、そのくせ「大江の論理をもって大江を裁く」のだという。
この矛盾。ではわかりやすく君の理論で言おう。
君と大江にいったいなんの関係がある?
なんの関係も無い。
大江は所謂自由主義に則り一遍の政治的思想を示しただけだ。
それに勝手に同調して祖国に帰化した者がいた(のが事実だとすれば)、それだけだ。
つまり君と大江の利害関係こそ君の理論で言うところの「観念の遊び」だろう。
許すも許さないもない。もとから関係ない。
市民運動の拡充と大江を微細にも結び付けられない君がコリアの情勢と大江を結び付けられる訳が無い。
差別を減らした良性の市民運動は大江と無関係、逆差別を引き起こした悪性の市民運動は大江の罪、
というのでは、偏向的な逆恨み以外の何ものでもない。
>これくらいの右翼化、民族復帰で「公による合法的な黙示的虐殺の続行」ですか?
言い方が少々甘かったようだ。
私が現在程度の右傾化を指してこう言っているわけでないことくらいわかるだろう。
現状のバランスなら世界的に見てもほぼ支障はない。
だが事態が今以上に極端に悪化する可能性を秘めている/秘めていた、と言っているのだ。
観念的な意味でない、君のような人に対する物理的な強奪と虐殺が再開される可能性、だ。
大江に対してそこまで反感をあらわにする君が、何故石原らの政治に迎合できるのか
私には理解しがたい。そこで率直にそう尋ねたのだが
>>625 では一般論に帰結してしまったようだ。
はたして大江を叩くことが在日韓国人の権益の向上につながるのだろうか?
精神的抑圧からの解放につながるのだろうか?
疑問である。
>>631 お言葉に甘えさせていただいて・・・。
あまりに見苦しくなれば自粛します。
634 :
吾輩は名無しである :02/05/13 11:55
>632 論点をずらしているのは君だ。私は「大江」のことを言っている。 日本や韓国の現状ではない。彼を批判してる理由は、彼が意図的に 嘘で塗られた北朝鮮賛美をして、それから作り出された社会的雰囲気が 在日コリアン10万を「出身階級による命にかかわる差別」のある 北朝鮮に送り出す重要な要因いなったにもかかわらず、そのような 事実から目をそむけ、他人には理不尽なほど強要する自己批判を する気配もない。それが政治的思想を語ったと言ってのけれるのなら、 マオもアインヒマンもなんの責任もないといえるのだろう。 君の論理では直接的に手を下したもの以外には罪がないのか? 言論人なら、どんな嘘をついてもいいのか?責任は? 大江を批判することと、在日コリアンの権益の向上とは関係ない。 大江という言論人の「不誠実さ」を批判しているだけだ。 >だが事態が今以上に極端に悪化する可能性を秘めている/秘めていた、と言っているのだ。 それはいつもどの社会にもある。三権がなぜ分立しているのかしらんのか? 別に左翼化でもそういった可能性はある。そうなったときはそのとき戦うまでだ。 なんで君が大江以外の話題に進出しようとするのか私にはわからない。 私は市民運動と大江をつなげた覚えはない。君が民族差別を話題に出して、 それにも(ついでに)答えたら、今度は勝手に二つをつなげてるし…。
在日でウヨっているんだね。。。ウヨって在日を目の敵にしてんじゃん。。。
636 :
吾輩は名無しである :02/05/13 13:02
ハン板逝ってみろよ。 いわゆる街宣ウヨには朝鮮人多いよ。
>639 あのねー…。 ひとくくりで語らないでくれる? 左翼だって、みんなマオとスターリンと ひとくくりで語られるのいやでしょ? 今日はもう落ちマース。
サヨじゃないからよくわかんないけどなんでウヨがいいんだろう。。。
642 :
吾輩は名無しである :02/05/13 14:19
>642 もしかして。。。 昔、サヨに期待した朝鮮人→失敗 今、ウヨに期待ってことかな。。。
最近、小林よしのりからポチホシュぶりを嘲笑されまくっている産経新聞だが、 このDQN新聞社は、過去に北朝鮮を礼賛しまくっていたことを棚にあげて、 保守紙に転向してからは、そうした過去を全て無視しようとしている。 北朝鮮の拉致疑惑を追求するのは結構なことだが、 その前に、まず自分たちの過去を自己批判せよ、と私は問いたい。 (参考までに、もう一つの親米ポチ=読売新聞の北朝鮮礼賛記事も参照のこと) 北朝鮮 全土にあふれる喜び 島津さんに見せたい “人道”の主張見事に実る (産経新聞 昭和34年12月25日) 北朝鮮みたまま 村に続々文化住宅 落第や恋を忘れた学生 (読売新聞 昭和34年12月26日) 躍進する北朝鮮 焼土から立上がる 五年計画も二年半で達成 (産経新聞 昭和34年12月27日)
結局、日本中に北朝鮮かっこいいブームが 昔あったってことですか?
そそ。
647 :
吾輩は名無しである :02/05/13 21:30
へぇ、、。 んで、その北朝鮮カッコイイブームを盛り上げた1人が大江だ、というわけか。
>>645 「キューポラのある町」
なんていうのもあったな。
今から考えると不愉快極まりない映画だ。
んで、それをいまだに恨み続けて反動でウヨ化(笑) してる在日がこのスレで暴れてると。 でもこれってただの反動だよねぇ、ロジックが通じてないもん。 左翼に過度に期待して、挫折したら、今度は右翼でそ。結局 同じことの繰り返しだってわかんないのかなぁ〜。
つか戦争とか起きてウヨがはびこったらやつらが まっ先に殺すのって在日じゃねーの?
652 :
吾輩は名無しである :02/05/13 22:44
あー、いくらサヨだのウヨだの煽ってもなあああああんの説得力もありません。 おながいだから、少しでも文学にからめて語ってくらはい。
614=逝ってよし。。。もう十分だよ。。。
>人種差別問題について、残酷な言い方だが差別される側のマイノリティである君が アンタ、何様のつもりなんだ?「君」ってさあ。 自分の都合のいいマイノリティ像を作り出して在日の人達に あてはめたいだけじゃないの。 アンタの想定するような「絵に描いたような」在日なんて今時 いるか?在日の人に失礼だと思うぞ。
>>653 めんどくさいし、いいたいことは言い尽くした感じなので逝きマース。
それと私は別にウヨだサヨだと言ってるではなく、(誤解の無いように言っとくけどコヴァでは
ありません。むしろ個人の責任を重視するアナルコ・カピタリストを自認してます)
大江の知的誠実さを問題にしてるわけで、これはヨーロッパでも盛んな話題なんですが、
荒しみたいなものになってしまったことは自分でも残念に思っています。
656 :
吾輩は名無しである :02/05/13 23:56
大江の政治的発言が恥ずべきものであることは確かですが、それと彼の文学 の価値は別ですね。 ハイデガーはナチスですが、だからと言って哲学的価値がないわけではない。 転向しなかったハイデガーに比べて過去に口を拭っている大江が「誠実でない」 「見苦しい」ことは、確かでしょうが。
大江のファナティックな初期エッセイは、贔屓目に見ても「若気の至り」 としか思えないのは事実だ。 ただ、あの当時は韓国も軍事独裁政権下にあったわけで、単純に現在の 視点でもって当時の発言を糾弾しようとするのなら、あまりにも単純す ぎるけどなあ。
658 :
吾輩は名無しである :02/05/14 13:26
さて,作品の話に戻そうよ。
>>657 同意。
歴史って間断ないものでしょ。政治は単純に今昔で語れるもんじゃない。
今糾弾の対象でもこの後歴史が変転したら称讃に変わるかもしれないじゃん。
結局いつの時代も視点の問題なんだよ。
そんなことより大江作品について語ろう。
といいつつネタがなぁ・・・『燃え上がる緑の木』今読んでる。
最初うけつけなさそうだったけど、段々おもしろくなってきたよ。
こういう方向で来たか、って。
>657 いや、あんまり韓国とは関係ないんじゃないかなーと思うんですが… 関係ないんで下げ。
661 :
吾輩は名無しである :02/05/15 22:28
個人的な体験
662 :
吾輩は名無しである :02/05/15 22:31
みなさんの取り替え子の感想ってどーなんすか。 漏れ的には久々フッカツって感じなんですけど。 スッポンてお前、みたいな。イカス。
663 :
吾輩は名無しである :02/05/16 23:39
つっこみどころ満載、たしかにイカス。
なあんかあんまし最近のは読む気しないんだよな…
665 :
吾輩は名無しである :02/05/18 09:23
大江は、以下の文章を読んで反省すべきだ。 「ドイツは、ナチスによる悲劇を起こさないことを誓った。 だから、北朝鮮による悲劇を見逃すわけにはいかない。」 (あるドイツ人医師) 彼が、かつて独裁国家に荷担したことの悔悟なしに政治を語る のは欺瞞としか言いようがない。
また政治ネタかよ、、、いい加減にしろよ荒らし
667 :
吾輩は名無しである :02/05/18 18:30
大江は政治的な作家なんだから政治と絡めて評価されんのは しょうがねえよ。だいたい大江の評論ってのも政治的なわけで 自分だけ政治的な評論を免れるというのはおかしなことだね。
また政治ネタかよ、、、いい加減にしろよ荒らし
大江ほど「政治的」という言葉から遠い作家はいないとおもうけど。 彼の政治は「趣味」だろう。
さて,作品の話に戻そうよ。
671 :
吾輩は名無しである :02/05/19 01:21
>669 趣味じゃないでしょ。あれは本気だよ。 ただそれが、彼の作品に出てくる世界とあまりに違うのは不思議だがね。
672 :
吾輩は名無しである :02/05/19 01:25
作品に絡めてくれ!!!!! 政治少年死ねよ(ぷっ
673 :
吾輩は名無しである :02/05/19 01:25
四国の寒村に収斂していく話ばかりでつまらん。
674 :
吾輩は名無しである :02/05/19 01:49
大江健三郎と石原慎太郎どっちが先に死ぬかな 残った方がぼろ糞に貶すだろうな
675 :
吾輩は名無しである :02/05/19 02:03
川端康成「美しい日本の私」の方が、 大江健三郎「あいまいな(アムビギュアス)日本の私」より、 すばらしい、というのが海外での評価だが、 大江は、本当に海外で読まれているのか? 先日発表された世界文学ベスト100 でも、 日本からは、川端の「山の音」と源氏物語の2つでしょ。 海外での売上でもたいてい三島と谷崎でしょ。
676 :
吾輩は名無しである :02/05/19 02:08
読まれていません。それも彼のコンプレックスのひとつです。
677 :
吾輩は名無しである :02/05/19 02:24
678 :
吾輩は名無しである :02/05/19 03:40
読まれ天じゃない。 だって英語に訳しやすいように書いてるらしいからね 三島や川端は訳しにくいよね
679 :
吾輩は名無しである :02/05/19 03:43
訳しやすいように書いていいものか……。 川端と三島もそれと同じかそれ以上に刊行されてるし、売上規模で言っても……。
680 :
吾輩は名無しである :02/05/19 15:23
売り上げ規模のみで語ってよいものかと問いつめたい。
681 :
吾輩は名無しである :02/05/19 15:26
>>680 じゃあどの角度から見ても大江の優位点ないじゃん!
682 :
吾輩は名無しである :02/05/19 15:31
優位点って何? 優位だと何かいいことあるわけ。 小学生じゃないんだからそういう安易な思考やめなよ。 優位じゃないけどスゴイ。変態だけどスゴイ。俗物だけどスゴイ。 これが大江のいいところ。
683 :
吾輩は名無しである :02/05/19 15:40
スゴイんだ。へ〜。馬鹿ですか?そっちの方が安易な思考。
684 :
吾輩は名無しである :02/05/19 15:49
>スゴイんだ。へ〜。馬鹿ですか?そっちの方が安易な思考。 この劣等感まるだしの文章・・・。 どうスゴイか解らないのなら初期の作品群を読みな。 で、優位だと何かいいことあるのかよ。
685 :
吾輩は名無しである :02/05/19 18:08
だめな奴の書いたものをありがたがってるのが愚かだね。 劣等感を少しぐらいは持たないと生きて行くのに不都合ですよ、あなた特に。 いいものを読んだ方がいいに決まっているのでは? バカを自覚しろ。バカ。
>>685 作品としていいものだということと相対的に優位だということに
どう関連性があるのかも説明できずに他人を批判するな、大バカが。
同じ穴のむじななんだよ。
こっちはだめな奴の書いたものをありがたがってるなんて一言も書いてない。
純粋に初期の作品を読んでスゴイと書いたまでだ。
お前は読解力がない愚か者らしいが。
687 :
吾輩は名無しである :02/05/19 18:19
>>684 そうやって上から世界を見て楽しいか?
679は作品の質も、売上も、評価も劣るといいたかったんじゃないかな。
それを無根拠に「スゴイ」と断言しても、説得力はない。
できればどうスゴイのか教えてくれるとありがたい。
私も人間的に嫌悪しているので読んだことがないので。
688 :
吾輩は名無しである :02/05/19 18:24
ジサクジエーン シュッ ジサクジエーン シュッ
689 :
吾輩は名無しである :02/05/19 18:31
>687 本屋で立ち読みもできるでしょう。図書館で読んだっていい。 まずご自分で一度読まれてみてはどうですかね。 説得力があるかどうかの批判はそれからでも遅くないと思いますが?
優位とか評価とかにこだわっている人がいるみたいだけど、 それなら大江がノーベル賞を受賞したという事実はどう捉えるんだろう。 ある意味で世界的な評価を与えられたんじゃないのかな。 誰でもそう簡単に受賞できるものじゃないよね。
691 :
我輩は名無しである :02/05/19 19:02
それにしても大江ってどの時代も文章ひどいよね。
>>689 どうスゴイのかを知りたかったんですが、残念です。
ひとことで説明できないのでしょうが。
>692 確かに一言で説明するのは難しいと思います。たとえばですが、 作品の持つ空気、そこから漂ってくる絡みつくような雰囲気がものすごく 気色悪くて活き活きしているということなどは才能のひとつでしょう。 (特に初期のもの) 普通なら気色悪いってことはあまり利点にはならないと思う。 でも大江作品の場合、そうでなければならない必然性を感じます。なぜなら …という、こんな無駄話は私の全くの主観なので、 やはりご自分で読んで判断していただきたいのです。
694 :
吾輩は名無しである :02/05/19 20:04
私の全くの主観ですが、気色悪さで読者の感覚を刺激しているんじゃない でしょうか。まずそうやって読者の感覚を作者の世界にとりこもうとして いるのではないでしょうか。これから始まる作者と読者の共同作業のために。
695 :
吾輩は名無しである :02/05/19 20:12
____ | // | | ∧_∧∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ | ( ´_ゝ`( ) < ふーん | ( ( ) \____  ̄ ̄ ̄ ̄U U
696 :
吾輩は名無しである :02/05/19 20:30
無心に読もう読もうと思うんだけれど どうしてもこの人の作品は気質的に 受け付けない。どうしたらいいんだろう・・・
697 :
吾輩は名無しである :02/05/19 20:46
>>696 辛抱して最後まで読むことをオススメします。
最後に、それまでの気色悪さが嘘のように払拭されて
さわやかな力が湧いてくると思い鱒。
698 :
吾輩は名無しである :02/05/19 20:48
ありがとう!頑張ります。
雪国って全部川端が書いているわけじゃないって知ってるかね? ノーベル賞というのはそんなもん
700 :
吾輩は名無しである :02/05/19 21:50
そんなこと言うとまた「じゃあ自分で書いた大江は尚更スゴイ」なんて 泡飛ばしかねない。 ノーベル賞はワールドカップ開催地と同じような各国持ち回り。
701 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:01
海外での大江健三郎の知名度はどうなの? 作品の質じゃなくてさ。 普通の人に日本の作家言えって言ったら、 谷崎、川端、三島以外は名前出てこないんじゃないの。
702 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:03
賞なんてそんなもんだろが 直木賞のひどさを見ろよ あそこまでひどくないにしろ持ち回り
703 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:06
直木賞より芥川賞のほうがひどいのでは?
こういう奴が出てくると思ったよ、 君はノーベル賞についてよく分かってるみたいだね。 じゃあいっそ君がとってみたらどうかね。 そしたら晴れて実名でノーベル賞&大江批判もできるだろ。
705 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:07
>谷崎、川端、三島以外は名前出てこないんじゃないの ずいぶん昔の名前をならべたなあ。
706 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:12
>谷崎、川端、三島以外は名前出てこないんじゃないの。 というか、外人に名前出させてそれが何なの? 外人が誉めれば良い作品だとでもいうの?自分の主観は持ってないの?
707 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:12
705 名前:吾輩は名無しである :02/05/19 22:07 >谷崎、川端、三島以外は名前出てこないんじゃないの ずいぶん昔の名前をならべたなあ。 欧米から見たら、その程度の関心しかないんじゃないかな。
708 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:15
>ノーベル賞はワールドカップ開催地と同じような各国持ち回り。 北杜夫もこんなこと言ってたけどね
709 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:16
海外事情に詳しいわけじゃない連中が何言ってんだか。俺も知らんけど。
710 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:21
我々だって、スペインといえば、セルバンテス「ドン・キホーテ」しか言えないだろ。
フランスでは現在私が有名です。その前は筒井康隆でしたが。
712 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:23
???筒井康隆???なぜだ???
パゾリーニ賞を知らんのか! 北野武が受賞したときは大騒ぎだったのに!
714 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:30
715 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:30
???北野武???なぜだ???
もう書かん!
717 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:32
???もう書かん???なぜだ???
おいらと筒井さんが受賞してるのはフランス文化勲章のシュバリエじゃないかな。
賞がほしくて、認められたくて、尊敬されたくて書いてるのに! 直木賞くれよ!
「書かん」っていうか「書けん」。 もうお終いだ
外国人に判断してもらわないと不安なんですぅ〜 外国でどう評価されてるのかがとってもきになるんですぅ〜 外国で売れてないと買いたくないんですぅ〜
うちで何をはしゃいどる、雑魚どもよ。
723 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:43
いやいや、そういうつまらない流れには持ってかなくていいから。
724 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:44
川端三島谷崎>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>筒井>>>辻大江
つまらなくないですぅ〜 外人は偉いですぅ〜
726 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:49
駄スレ
727 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:53
↑駄レス
なるほど〜〜、大江作品は人を選ぶなあ。。。 読み始めても途中で知力がついていけず投げ出してしまう奴もおる。 そうゆう奴は、挫折感を裏返したルサンチマンで 執拗に攻撃するようになるな。。。 大江の特徴ともいえるな。。。不思議な現象だな。。。
729 :
吾輩は名無しである :02/05/19 22:56
↑マニア
730 :
吾輩は名無しである :02/05/19 23:01
>>694 作品を、自分の根にある言葉、表現すべきものに極限まで近づけよう、
というのがある種の作家の目指すところだと思いますけど、
そうするには普遍的な文章、読みやすい平易な文章では「あそび」の部分が大きすぎて
肉薄できないんだと思います。平易、というのはそういうことですからね。最大公約数的な。
そこで、必然として文章は引っ掛かりの多い、いわば個人の主観によって異形化された
ものになっていくわけで、そこに我々は気色悪さと、鮮血に似た瑞々しさを感じるんだと思う。
ぼくは大江作品のそこに一番の魅力を、それも麻薬的な魅力を感じてます。
さいきんよく「大江は英語に訳しやすいように自分の文章を書いてる」
とかいう白痴のような意見が散見されますが、ちょっと読んだらそれがどんなに的外れな
意見なのかすぐに分かりますよね。大江ほど、「読まず嫌い」されてる作家はいないと思う。
まあ、身から出たサビ、ということかなとも思うけど(w
そういうとこも含めてぼくは大江作品に魅かれるわけだ。
731 :
吾輩は名無しである :02/05/19 23:11
外人外人てうるさいから、amazonで検索して引っ掛かる数適当に調べてみたよ。 漫画家も混じってるけど。一人嘘。 三島由紀夫 76 村上春樹 40 後藤明生 38 川端康成 35 大江健三郎 35 夏目漱石 31 谷崎潤一郎 28 紫式部 26 大友克洋 23 吉本ばなな 松尾芭蕉 21 安部公房 19 士郎正宗 18 鳥山明 17 手塚治虫 木城ゆきと 13 太宰治 森鴎外 12 宮澤賢治 7 松本清張 6 北杜夫 山本直樹 安彦良和 5 石川淳 開高健 村上龍 4 石原慎太郎 石川啄木 近松門左衛門 3 小松左京 2 中上健二 2 北野武 野坂昭如(Nozaka Akiyuki。理由は短篇「俺はBOSAKAだ」参照) 2 筒井康隆 稲垣足穂 寺山修司 古井由吉 1
「俺はBOSAKAだ」→「俺はNOSAKAだ」訂正。まあここはどうでもいいんだけど。 筒井が不思議だ。もっとあったと思うが。
733 :
吾輩は名無しである :02/05/19 23:15
大江、普通に売れてるじゃん。
734 :
1吾輩は名無しである :02/05/19 23:20
普通だからね。
>普通の人に日本の作家言えって言ったら、 >谷崎、川端、三島以外は名前出てこないんじゃないの。 ハァ?
736 :
吾輩は名無しである :02/05/19 23:24
人 (__) \(__)/ ウンコー! ( ・∀・ )
737 :
吾輩は名無しである :02/05/19 23:25
>>735 >普通の人に日本の作家言えって言ったら、
>谷崎、川端、三島以外は名前出てこないんじゃないの。
「普通の外国人に」と言いたかったのでは?
普通の外国人が普通に買ってるので
>>701 も普通に買ってみて下さい。
じゃ。
740 :
吾輩は名無しである :02/05/19 23:31
ノーベルとか芥川賞とか左とか息子が障害児とか、読まず嫌いな人はどうでも いいことを気にして勝手に垣根を高くしてるように見えるね。
741 :
吾輩は名無しである :02/05/19 23:31
摺醴霾醴髏蠶蠶鸛躔か ベ∃壮鎧醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 勺儲靄靄醴醴醴蠶體酌偵Au?u山∴ ベヨ迢鋸醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 ∃儲霾ヲ露繍蠶髏騾臥猶鬱? ご笵此∴ ∃?謳廱躔騾蔑薺薺體髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶 ヨ儲諸隴躇醴蠶歎勺尓俎赴 ?蠶蠶蠢レ ∴?醴蠶鬪扠川ジ⊇氾衒鑵醴蠶蠶蠶蠶蠶 ヨ鐘諸薩讒蠢欟厂 ベ状抃 傭蠶蠶髏厂 .ヨ繍蠶蠶臥べ泣澁価価櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 ?罐諸醴蠶蠶歎 マシ‥…ヲ冖 .∴瀦醴蠶襲?J鶴門門攤蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 加罐讒蠶蠶欟厂 ヘ ∴?醴醴蠶甑欄鬮°?蠢蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 溷霾醴蠶蠶勸 ∴ヨ繍醴蠶蠶鬮狡圷し醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 醴蠶蠶蠶蠶髟 ベ湖醴醴蠶蠶蠶庇⊇⊇體髏髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶蠶欟 ?繍蠶蠶蠶蠶蠶曲三三巛憫髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶蠶歉 澁畄_迢艪蠶蠶蠶蠶蠶蠶甜川⊇川川衍捫軆髏髏蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶蠶髟 コ醴蠶奴繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶齡辷シジ⊇川介堀醴醴蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶鬮か .ベ苛ザベ繍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯己に⊇三介?繙醴蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶髏鬮シ 尽慵蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶自辷三沿滋鐘醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶醴勸 氾隅髏蠶蠶蠶蠶蠶靦鉱琺雄躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶醴訃 ∴∴∴沿滋溷醴髏蠶髏髏韲譴躇醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶髟 _山辷ム?蠡舐鑓躍醯罎體體體驩讎櫑蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶? ?躍蠶蠶J蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶醯註珀雄醴醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶廴 ?醴蠶欟閇憊體醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶靦錐讒醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶欟シ 禰蠶蠶蠢螽螽?醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶躍蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶監シ ∵ヴ門夢曠髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶? ∴シ∃愬嚶髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶診 ベ沿u旦以迢u讒醴髏曠醴蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶髏蠶蠶蠶蠶蠶 蠶蠶蠶甑シ .げ隅艪蠶蠶蠶蠶蠶蠢J蠶髏蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶蠶
そしてコピペ荒らし、、、またかよ。 アンチって単純だからある意味おもしれーよ。
743 :
今夜は祭りか? :02/05/19 23:45
>>730 >さいきんよく「大江は英語に訳しやすいように自分の文章を書いてる」
>とかいう白痴のような意見が散見されますが、ちょっと読んだらそれがどんなに的外れな
>意見なのかすぐに分かりますよね。大江ほど、「読まず嫌い」されてる作家はいないと思う。
講演でちゃんと言ってるんですよ。「白状しますが・・・」ってね。去年出た
講演集に書かれています。
大江ほど、「読まず好き」されてる作家はいないと思う。(藁
744 :
吾輩は名無しである :02/05/19 23:52
>>743 ホントに?そりゃ知らなかったごめん。
あれが訳しやすい…?どこまでもズレてる人だな(w
読まず好きってなんだ。入手困難なモノ意外は全部読んでますよ。
祭りか・・・・・・・・・
746 :
吾輩は名無しである :02/05/20 00:25
>>744 訳しやすいと思いますよ。主語、述語、修飾語の関係がみごとに
わかりやすい。ただそれぞれが異様に長かったり、多層になっているので
日本語ではわかりにくいが、英語的構文としてははっきりしているのでは?
747 :
吾輩は名無しである :02/05/20 00:32
大江健三郎と違って中上健次なんか訳すの難しそう
748 :
吾輩は名無しである :02/05/21 01:19
修飾表現が英語的なんだよね だから日本語で読むと翻訳機が訳したかのようなぎこちないかんじする
図書館で青年の汚名借りてきて読んでます なかなかおもしろーい
750 :
吾輩は名無しである :02/05/21 07:22
「性的人間」に入ってる「セブンテイ-ン」には かなり笑った。 ありゃギャグだろ。
「取り替え子」は好きだったなあ。 物語の仕組みも、録音テープという仕掛けも、 あと、作家夫婦の戦いも。 ただ、自殺後、マスコミが叩いたのは強いものの牙が 折れたからではなくて、「なんでそんなことで自殺する 必要があるの?奥さんのせいじゃなくて戦うものと 対峙して死ぬんじゃないの?今までの対決に敬意を表 していたのにその結末は何?」という困惑もあったん じゃないかと思ってしまう…。
752 :
吾輩は名無しである :02/05/21 19:14
一般的な感性からすると「セヴンティーン」は喜劇のようなものだろうなあ、 と思うが、おれはあの中篇に人間の脆弱さを垣間見たよ。 それと、主人公と同じセヴンティーンだった時分に読んだからか、いたく主人公に共感したものだよ。 政治活動は別にしてね。 自意識だなあ。
どの作品にも喜劇の要素はあるような。 名前忘れたけど短編集に入ってる戯曲、 あれなんかタランティーノばりでゲラゲラ笑ったよ。
>>753 新潮文庫『見るまえに跳べ』収録の「動物倉庫」だな。
俺もワラタよ。「学生が蛇に食われた!」って慌ててんのな。
>>754 そうそう。あの饒舌っぷりとズレっぷりが最高。
真面目腐った顔で素っ頓狂、が大江の真骨頂だな。
あと「万延元年〜」の「食い続ける女」の新聞記事が
突然入ってくるとことか。サイコー。
756 :
吾輩は名無しである :02/05/25 00:03
「叫び声」も結構良かったよ。特に最後ダリウスが中年のカマに なって主人公に話しかけるところ。「だから僕らは、他人たちが 愛しあうようにではなく、勇敢に、僕ら独自の愛で、愛しあって ゆかなければならないよ〜」だって。背筋がぞっとしたよ。
基本的にある種の喜劇になりうる要素を持っている作品が多い。 共同生活とかアトミックエイジの守護神とか
そのへんドストエフスキーの作品のもつ滑稽さに似てるよーな
エラソーニヨクユウヨ
760 :
吾輩は名無しである :02/05/25 03:06
>>757 ああ、それは言えてる。多分、
自分でも気に入っている部分だべ。それがあるから
ノーベル賞レベル、無けりゃあイマイチ及ばずってとこだなー。
762 :
吾輩は名無しである :02/05/25 06:03
読んだことあるけど最悪。 山奥生まれのコンプレックスの塊。 中央に出るに従い防御のために形容詞や副詞を多用。 しかも次第に外国文学をとりいれる。慇懃不遜。 藤村も、もってまわった言い回しをする。 山奥の人間が外国文学をとりいれることほど情けないことはない。
763 :
吾輩は名無しである :02/05/25 08:18
つか「山奥生まれのコンプレックスの塊の物語」を描くべくして描いてんだから そのまんまな気がするけど…合わん、つうことですな。 上にもあったけど大江作品の「滑稽さ」に拒否反応を示す人は そういう感想になるだろうなあとは思う。
764 :
吾輩は名無しである :02/05/25 15:57
>>762 >>763 だからこの人の場合は特に「人格はおいといて作品について語る」ことは
かなり無理があるのではという気がするのだが。
初期の作品は762が指摘しているとおり、形容詞や副詞がまだ少ない(それでも多い)から読める。
アンチもすごい攻撃するが、ファン(と一応括っておく)も変わってるから仕方ないな、というのが俺の印象。
人格と作品は密接不可分だろうね。 でもそれを証明するために大江健三郎に貼りつく、 というのはそれも含めて研究したい、と思う人がすればいい。 大江の置かれている状況をそっくりそのままではなく 自らの置かれている状況と照らして「語る」ことも読書の醍醐味であり、 また、文学が不特定多数の読者に受け入れられる所以でもある。 個人的には、創作活動が社会活動に直結している稀有な作家の一人、 という印象。ごめん、2冊しか読んだことないけど。 人格を含めて語る人が出てくれたらそれも喜んで読みます。わくわく。
セブンティーンの後半部分誰かください。 お願いします。
767 :
吾輩は名無しである :02/05/25 19:46
大江って筑紫哲也のような単純なオバカ団塊が思っているような善人じゃないよね まあ、そこが魅力なわけで。灰谷のように「俺は偽善者」と開き直れば面白いな しかし左翼に荷担した政治的責任は問われるべきだろうね
768 :
吾輩は名無しである :02/05/25 20:02
ハァ?政治的責任?何ソレ。
知っているくせに聞くなよ 北賛美その他に決まってんだろ
当時はあの産経新聞だって北に加担してた のにね
771 :
吾輩は名無しである :02/05/27 22:31
健たん大人気だね!
772 :
吾輩は名無しである :02/06/05 18:42
ここできくのはまちがいなのかもしれませんがとりあえず。 大学受験の時、確か大江健三郎の作品だったんですけど、夢の中で好きな人にあって、夢の中なら好きなようにできたものを、夢から醒めた主人公は夢の中すら好きにできない自分が悲しくて泣けてきたって作品なかったですか? 今になってもう一回読みたくなって作品名忘れてしまい探しようがないのでどなたか知っていたら教えて下さい。
773 :
吾輩は名無しである :02/06/05 21:04
まあ愛国ごっこ厨房は置いといて…… 俺はドキュソ高校のバカ高校生だけど、 死者の驕り→個人的大観→万円元年→飼育→目むしり→遅刻青年→見る飛べ と読んできたが、この人ほど文を読むのに夢中になる作家はいなかった。 暗いマックすの力はすごいとおもた
>>773 その前にチミの言語感覚はすごいとおもた
776 :
吾輩は名無しである :02/06/10 21:46
今更だけれど、本多勝一の大江批判についてはどう思う?
大江は最低人間だってやつ? ほめ言葉としか思えない
ホンカツの大江批判は前スレで徹底して論破されてたし、このスレでも上ノ方で論破されている。
779 :
吾輩は名無しである :02/06/11 17:03
>君はちょっとプロパガンダにやられてるのではないか? 激藁 そりゃおまえだろ!
age
781 :
吾輩は名無しである :02/06/13 00:39
前スレってどこで読めるんですかね〜?
782 :
吾輩は名無しである :02/06/13 09:40
大江健三郎 昭和10年1.31 愛媛県喜多郡大瀬村に生まれた。国民学校の時に父を失う。 生家は村有数の素封家であったが、敗戦後は農地改革の影響を受け没落しつつあった。 松山東高を経て昭和29年東大に入学、仏文科に進んだ。都会生活に馴れず、仏文科の スノビッシュな雰囲気に融け込めないまま孤独な学生生活を送った。一時は学生運動に接近したが まもなく、サルトルを耽読するようになり、主任教授、渡辺一夫を精神的支柱とするようになる。 32年「東京大学新聞」五月祭特集号の懸賞小説に応募した「奇妙な仕事」で五月祭賞を受けた。 審査員は荒正人であった。この短編小説を、平野謙が、毎日新聞文芸批評でとりあげ、 「現代的にして芸術的な作品」と評したところから、文壇の注目を集め、 「死者の奢り」昭32、「他人の足」昭32、など佳作を文芸雑誌に発表、いわゆる学生作家として はなばなしい文学的出発をとげ、川端康成の再来といわれた。新進評論家、江藤淳が「飼育」昭33 を激賞。以後、「人間の羊」昭33、最初の長編小説「芽むしり仔撃ち」昭33など相次いで世に問い 評論家の賛辞を欲しいままにし、33年に、「飼育」で芥川賞。文学的危機に直面「われらの時代」昭34 で惨憺たる不評。この年、東大文学部を卒業。35年2月、映画監督、伊丹万作長女、ゆかりと結婚 35年5月、安保運動さなかに中国訪問。毛沢東に会う。36年、右翼青年の行動と心理を描く 「セブンテ−ン」を発表、右翼の迫害に会う。後、セックス思想に共鳴「性的人間」昭和38 この年、長男光出生。ルポタージュ、ヒロシマノート、
783 :
吾輩は名無しである :02/06/13 18:26
>>779 なんか荒らされてうやむやになっちゃったね
どもりがなおったら、つぎは奇形児。
血を絶やさなきゃいけないね。
786 :
吾輩は名無しである :02/06/13 21:24
sage荒らしということを学んだようだ
788 :
吾輩は名無しである :02/06/15 11:24
age
789 :
吾輩は名無しである :02/06/15 13:43
ヒョイ , ∧∧ ( _(,,゚Д゚) ミ ___ ⊂___,.つつ て. ) クルリ 彡 ⊂ .ノ (" ) ∧∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . ∨∨ 彡 (,,゚Д゚) < 宙返り文庫化ゲット! / ,つ \_______ 〜、 ノつ スタッ ! .(/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
790 :
吾輩は名無しである :02/06/17 01:52
我らの狂気を生き延びる道を教えよ 本屋で予約をしたが 品切れと言われた これって絶版というわけではないのでしょうか。
791 :
吾輩は名無しである :02/06/17 17:07
792 :
吾輩は名無しである :02/06/20 21:07
大江健三郎氏の講演会開催 福井県丸岡町は、同町出身の文学者、 中野重治の生誕100年を記念し、 命日の8月24日にノーベル文学賞受賞作家の 大江健三郎さんの講演会を開く。 受付は10日から、先着順で整理券を発行する。 大江さんは高校時代、重治の本を読んで以来、 影響を受けているといい、重治に関する文献を 発表するなど造詣が深い。 講演のテーマは 「『村の家』が日本の現況を照らし出す」。 講演会の聴講希望者は往復はがきに住所、名前、年齢、 電話番号を記入の上、聴講希望と書いて、 郵便番号910−0231、福井県丸岡町霞町3の10の1、 丸岡町町民図書館まで。 問い合わせは電話0776(67)1500。
793 :
吾輩は名無しである :02/06/20 21:22
>>792 をを、良い情報をありがたう!
夏休みやんけ…逝けるかも・・。
これ産経webから取ってきたものです。 793さん、もし行かれた際にはレポ宜しく お願いします。
795 :
吾輩は名無しである :02/06/21 04:45
796 :
吾輩は名無しである :02/06/21 13:34
「空の怪物アグイー」ってなかなか見かけない。 田舎だからか。でも、近場の紀伊国屋にも置いていない。 死者の奢りと個人的な体験ばかり
797 :
吾輩は名無しである :02/06/21 14:01
>>792 丸岡町ってあの「一筆啓上」の丸岡町なのれすか?
798 :
吾輩は名無しである :02/06/21 14:08
ノーベル笑もらったとき、周りの50人くらいの女性は誰も 大江の本を読んだことが無く、名前をしってたのもたったの一人。 それも息子がらみで。 いったいだれがこの人の本を読んでるのか根。 他に賞をも人がいなかったのか
799 :
吾輩は名無しである :02/06/21 14:11
800 :
吾輩は名無しである :02/06/21 14:13
>>798 私の周りでは男女問わずみな読んでおりましたよ
やや特殊環境でしょうが(w
801 :
吾輩は名無しである :02/06/21 14:15
>>796 それは気の毒に!
ネットでゲットしましょう
古書だと安いですよ
802 :
吾輩は名無しである :02/06/21 14:53
803 :
吾輩は名無しである :02/06/22 04:28
804 :
吾輩は名無しである :02/06/24 01:06
よろしくじゃないっつの。 ところで何故産経で大江?変だと思わない?
806 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/06/25 09:04
大江さんねえ・・・ 通過儀礼というか、いちおうブンガクを語るならみたいな 不純な動機で読んだよ。 読んでいる最中は何か自分のあたまが良くなった気がして気持ちいいんだー。 あの冗長な文章にとりつかれたように、あ、わたしいまブンガクしてるって(w で、いま読んでから1年以上経ってみると何も残っていない・・・ ただ読んだことがあるというアリバイがあるだけ。 これはどうしてだろう。わたしのあたまがわるいのか、文学的素養wがないのか。
807 :
吾輩は名無しである :02/06/25 15:59
>わたしのあたまがわるいのか、文学的素養wがないのか。 両方。
808 :
吾輩は名無しである :02/06/25 21:21
やっと『洪水はわが魂に及び』完読。 しんどかった。あの文章読みづら過ぎ でも俺の読んできた大江作品の中では、かなりオモロイほうだった 鯨とか樹木についての物凄く個人的なイメージが社会性を帯びるとともに実に壮大になっていく 終り方も格好良い
809 :
吾輩は名無しである :02/06/26 00:57
「宙返り」文庫化 帯文はいとうせいこう
810 :
吾輩は名無しである :02/06/26 20:15
age
sage
812 :
吾輩は名無しである :02/06/29 08:24
「同時代ゲーム」徹夜で読んだ。興奮。 再読だが、この作品のほぼすべては読み解けたように思う。 研究書なんかを参考にして、だけど。 あらためて偉大さを実感したよ。 なんだかんだいっても、こんなすげえヴィジョン持ってる作家って、やっぱ稀有だと思うわ。
>研究書なんかを参考にして、だけど。 研究書を参考にしないと読み解けない小説もどうかと思うが。
814 :
吾輩は名無しである :02/06/29 17:55
おいらは遂に政治少年ゲット!! 学校の図書館でコピってきた! たのしみ〜
815 :
吾輩は名無しである :02/06/29 20:01
夏はまさにあらわれようとしていた
816 :
僕はセブンティーン :02/06/29 22:37
天皇さま、天皇さま、いけねえだよ、いけねえだよ。 素でテレビに映っちゃ。
817 :
お約束です :02/06/29 22:40
__,,,,_ /´  ̄`ヽ, / 〃 _,ァ---‐一ヘヽ i /´ リ} | 〉. -‐ '''ー {! | | ‐ー くー | ヤヽリ ´゚ ,r "_,,>、 ゚'} ヽ_」 ト‐=‐ァ' ! ゝ i、 ` `二´' 丿 r|、` '' ー--‐f´ _/ | \ /|\_ / ̄/ | /`又´\| |  ̄\ 皇太子様がこのスレに御興味を持たれたようです。
失礼しますた。 天皇さまと皇太子さまを間違えますた。
819 :
吾輩は名無しである :02/06/30 13:35
大江はサヨク! 大江「南京大虐殺はあったんだよー 韓国に謝罪と保証しろ! 中国マンセー」
820 :
才気無い吉 :02/06/30 14:28
左翼だろうと右翼だろうよどうでもいい そういう先入観で大江の作品を見たら損すると思う
821 :
吾輩は名無しである :02/06/30 14:44
そういう先入観で大江の作品を見たら損すると思わないと読むにたえない。
822 :
吾輩は名無しである :02/06/30 15:05
>ことに大江さんが対象とする日本は特異な国で、近代性と伝統、戦争と平和、依存と >ずぶとさ、帝国とその喪失という盛衰に見られるように、相当手ごわい矛盾の体現者と >思われます。これらのことを、日本の「世俗性」の文脈、歴史的で現世的な世界の >なかに位置づけて、あなたほど深遠に描いた者はいません。 サイードと大江の往復書簡からの抜粋だが、サイードは大江のどの作品をよんで こういう評価をうちだしたのか、小一時間問いつめたい。やはり初期作品か? それとも、これ単なるリップサービスか?
823 :
吾輩は名無しである :02/06/30 19:29
大江はサヨク! 大江「南京大虐殺はあったんだよー 韓国に謝罪と保証しろ! 中国マンセー」
824 :
吾輩は名無しである :02/06/30 19:56
しつこいな。さすが低能。
826 :
吾輩は名無しである :02/06/30 21:05
宙返りの文庫チラッと眺めてみたが 何ですか、あの文体は!? 全然、大江らしさがないじゃないか! あれでは読む気になれんよ。
827 :
吾輩は名無しである :02/06/30 23:10
>>826 …『宙返り』は…特殊だよなぁ。誰かまともな論評したんか?
あれは、書いた本人にとっても極めて特殊な作品じゃないのか?
829 :
吾輩は名無しである :02/07/01 03:31
830 :
吾輩は名無しである :02/07/01 08:19
831 :
吾輩は名無しである :02/07/01 15:49
痴漢だよー
832 :
吾輩は名無しである :02/07/01 16:22
左の男、名波に似てるね
833 :
吾輩は名無しである :02/07/02 02:18
性的人間は「J」ってタイトルになっとるのか、、。
834 :
吾輩は名無しである :02/07/02 02:57
834を訂正。Rouse Up……の二番目とSeventeen……のリンクは 書評じゃなくて出版社のコメントだった。スマソ……
836 :
吾輩は名無しである :02/07/02 17:55
どもり。
今一度続編うぷキボンヌ
838 :
吾輩は名無しである :02/07/05 19:18
bookoff で人生の親戚200円でゲット。結構きれい
839 :
吾輩は名無しである :02/07/07 15:27
跳〜べ〜跳べ〜けんざぶ〜蜜蜂けんざぶ〜
840 :
吾輩は名無しである :02/07/08 23:23
田舎者に愛の手を キボンヌ・・・! ワンモアタイム
メアド書いたら送ってやるから
「洪水はわが魂におよび」売ってないっす 841>怖いっす。
>>842 じゃあ、あきらめろ。
つうか、フリーメール晒す事すらできんのか
844 :
吾輩は名無しである :02/07/15 10:35
「万延元年のフットボール」 最初の数ページ読んだだけで激しく鬱・・・ こんにゃろー、眠れなくなったじゃねーか!愛読書の「VOW」読んでも回復しないよ… たいして知りもせずに大江健三郎なんかに手を出しちまった自分が悪いのですけどね
>>844 冒頭を書くために死の一歩手前までいったとか大江さん本人が書いていたよ。
この冒頭が読めるとあとは文体がゆるくなるよ。がんばって。
すてきな愛読書をおもちですね(w
846 :
吾輩は名無しである :02/07/15 10:56
たしかに冒頭は鮮烈だな。 ガイキチの描写としてはイイ線いってる。 あれがのちのちどう機能してんの?
質問ですが、大江初心者はどれを読んだらいいですか? それと、大江さんには鬱な作品しかないのですか?
848 :
吾輩は名無しである :02/07/15 11:09
ふつーに文庫の「死者の奢り・飼育」の短編集等をすすめる 全部は知らないけど、基本的にくらーい。 おれは好きだけど、嫌いな人の気持ちもわかる。 無理して読む必要ないよ。なんかわからんが大江には何かあるんじゃないかって 勘違いする人が読めばいいだけ。で、おれは大江に何かあるんじゃないかって 妄想してるだけ。こんな博識で変な人いないと思う。
>>848 ありがとうございます。もうちょいオトナになって読んでみます。
やっぱ自分はこういう重いやつはだめだな…
850 :
吾輩は名無しである :02/07/15 13:21
やっぱ、ふっとボールあたりまでだね。大江は。 その後は、初期にあった閉塞間とか重さがなくなって、
851 :
吾輩は名無しである :02/07/15 13:27
>>850 なぜ書きさしで終わってるんだ…何かあったのか
852 :
吾輩は名無しである :02/07/15 14:35
小さな本屋でも並んでるのってたいてい「死者の奢り・飼育」「個人的な体験」 だけど、「個人的な体験」から入って大江嫌いになる人は多いと思うな。
853 :
吾輩は名無しである :02/07/15 18:58
おれは大江がノーベル賞をとった偉い人だということしか知らなくて それでおれも偉くなりたいから偉い人の書いた小説でも読もうかと思って ある日古本屋にいったら個人的な体験という小説が200円で売っていて それで読んでみたらものすごくなんというかショックを受けたというか だって大江さんって偉い人だと思ってたのに変態なんだということが わかってしまったから おれと同じような変態 おれよりずっとすごい変態 でも世間じゃ偉い人と思われてる おれも大江さんみたいな偉い変態になりたいよ
854 :
吾輩は名無しである :02/07/15 21:50
>>853 けっこう変態って評価は正確だね 偉大なる変態
権威主義の変態よりも本物の変態のほうがおもしろいんだけどな(w
856 :
吾輩は名無しである :02/07/16 00:05
M/Tと森のフシギの物語から入るというのも意外といいと思う。
857 :
吾輩は名無しである :02/07/16 08:48
二百年の子供
858 :
吾輩は名無しである :02/07/16 13:26
「二百年の子供」ってどんなのになるのかなあ。 今までと同じネタが延々と繰り返される予感が・・・
859 :
吾輩は名無しである :02/07/16 19:40
>855 本物の変態が世間との窓口もつわけないだろ
去年のすばるで言ってた、 「かなりの数の短篇を書き、大きな本をつくる」 ってのはどうなったんだYO! エッセイばっか5冊も出しよってからに!
よろしくお願いします
862 :
吾輩は名無しである :02/07/17 23:49
>>844 「泳ぐ男」
「マルゴ后妃の隠しつきスカート」
短くて面白いよ。
863 :
吾輩は名無しである :02/07/18 07:05
>200年の子供 新作のタイトル?
864 :
吾輩は名無しである :02/07/18 07:20
へえ、大江さんてもう小説かかないんじゃなかったの
865 :
吾輩は名無しである :02/07/18 14:17
二百年の子供<百年の孤独
最後のおながいに参りました
867 :
吾輩は名無しである :02/07/19 20:02
なんで一〇〇年の孤独ってやけに題名パクラレルンダロウ
868 :
吾輩は名無しである :02/07/21 20:45
「大江健三郎」って聞いた時、カコイイ名前だと思った
869 :
美香 ◆5qBZxQnw :02/07/21 20:48
このひとが「文学」だと思うから、 ブンガク嫌いなひとが多いのかも(w
>>694 今更ですけど、あなたは、私でしょうか?
驚きました、少し。
ここはこういうことが面白いのですね。(^^)
私はあなたでしたか?
>>694 をクリックしたら私だったのでビクリしました。
872 :
吾輩は名無しである :02/07/26 22:23
ヒロシマノートは感動したよ。特に、たった一人の孫を失って 気が狂った老人の話。
大江って普通に面白いと思うんだけど そういう人って少ないのかな?
結婚式をあげて深夜に戻つてきた、そしてテレビ装置をなにげなく気にと めた、スウィッチをいれる、画像があらわれる。そして三十分後、ぼくは 新婦をほうっておいて、感動のあまりに涙を流していた。それは東山千栄 子氏の主演する北鮮送還のものがたりだった、ある日ふいに老いた美しい 朝鮮の婦人が白い朝鮮服にみをかためてしまう、そして息子の家族に自分 だけ朝鮮にかえることを申し出る……。 このときぼくは、ああ、なんと 酷い話だ、と思ったり、自分には帰るべき朝鮮がない、なぜなら日本人だ から、というようなとりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしな ったのであった。
875 :
吾輩は名無しである :02/07/27 22:10
うん、大江は普通におもしろい 俺も始めて読んだときはびっくりした 父の書棚にあったセブンティーンを読んで あまりのとっつきやすさに驚愕したよ ノーベルとか取ってる人だから もっとジュンブンガク〜って感じなのかと思ってた この「取っ付きにくさ」がイメージとして世間に浸透してると思う だって大江、すきって言うと、いやに感心されたりするもんな
876 :
吾輩は名無しである :02/07/27 23:32
万延元年のフットボールの文庫本はどこの出版社からでているのですか? 教えてください。みなさんの書き込みを見て非常に興味があります。 自分は『目むしり仔撃ち』しか読んだことがないのですがこの作品を読んだとき 情操が揺さぶられました、まじ良かった( ´∀`) それとフットボールと併せて初期作品を読みたいのですが簡単に初期作品を羅列してくださいませんか? 宜しくお願いします。
877 :
吾輩は名無しである :02/07/27 23:34
>>876 講談社文芸文庫から出てる。1500円もするので注意するように。
878 :
吾輩は名無しである :02/07/27 23:34
>>876 今度からはネットで検索してね
本屋のホムペとかで
万延元年は講談社文芸文庫です
漏れ古本屋で昔の文庫(新潮?)で150円で買った。
北朝鮮に帰国した青年が金日成首相と握手している写真があ った。ぼくらは、いわゆる共産圏の青年対策の宣伝性にたいし て小姑的な敏感さをもつが、それにしてもあの写真は感動的で あり、ぼくはそこに希望にみちて自分およぴ自分の民族の未来 にかかわった生きかたを始めようとしている青年をはっきり見 た。 逆に、日本よりも徹底的に弱い条件で米軍駐留をよぎなくさ れている南朝鮮の青年が熱情をこめてこの北朝鮮送還阻止のデ モをおこなっている写真もあった。ぼくはこの青年たちの内部 における希望の屈折のしめっぽさについてまた深い感慨をいだ かずにはいられない。 北朝鮮の青年の未来と希望の純一さを、 もっともうたがい、もっとも嘲笑するものらが、南朝鮮の希望 にみちた青年たちだろう、ということはぼくに苦渋の味をあじ あわせる。 日本の青年にとって現実は、南朝鮮の青年のそれのようには、 うしろ向きに閉ざされていない。しかし日本の青年にとって未 来は、北朝鮮の青年のそれのようにまっすぐ前向きに方向づけ られているのでない。
881 :
吾輩は名無しである :02/07/29 10:37
>>876 万延元年までなら
死者の奢り・飼育
芽むしり仔撃ち
性的人間
われらの時代
遅れてきた青年
見るまえに跳べ
叫び声
空の怪物アグイー
日常生活の冒険
個人的な体験
「日常生活の冒険」は確か入手不可だったと思う。「叫び声」(講談社文芸文庫)以外は全部新潮文庫だったと思われ。あと有名な「セブンティーン」は「性的人間」の中に入ってる
>>881 ん?
漏れたしか新潮の「日常生活〜」持ってるぞ。
廃盤なたの?
883 :
吾輩は名無しである :02/08/01 10:02
>877&878 ありごとうございます。 早速注文してきました。 本屋のHPで本と出版社が調べられるなんて知りませんでした。 ご指摘ありがとうございます。以後活用させていただきます。 >881 初期作品郡列挙していただきありがとうございます。 購入時の指標にさせて頂きます。 とりあえず本屋にて『死者の奢り、飼育』をゲットして参りました。 『他人の足』まで読み終えました。 う〜んやっぱ大江はいいですね。 この閉鎖された中での生を叙情的に描くところが素敵だ( ´∀`)
>この閉鎖された中での生を叙情的に描くところが素敵だ そればっかと言われて、 勉強や政治参加に手を染めたのが間違いの始まり。
>>884 政治的な発言とかは驚かすための前フリ
ええ!?なんでこんなこと言ってる奴がこんな小説を!
というために
886 :
吾輩は名無しである :02/08/03 02:09
大江ファンは他にどのようね作家の作品をよみますか?
887 :
吾輩は名無しである :02/08/03 03:51
「どのようね」とゆうのはナゾですが ドストエフスキーさんカート・ヴォネガットさん 川端康成さん佐藤亜紀さん花村萬月さん ポール・オースターさんリチャード・バックさん スティーブン・ジェイ・グールドさんリチャード・ドーキンスさん 神林長平さんオーソン・スコット・カードさん 中上健次さん養老孟司さん魯迅さん 松尾スズキさんアントナン・アルトーさん谷川俊太郎さん などが無節操に好きでつ。
888 :
吾輩は名無しである :02/08/04 10:50
揚げ
889 :
吾輩は名無しである :02/08/05 01:05
昔は村上兄弟も読んでた 春樹の方はたまに今でも読むよ 大江以外は名作と呼ばれてるものを日本海外問わずよんでるけど 全部読もうと頑張ってるのは大江だけです 何故かっていうと 昔、大江けんざぶろが恩師に 5年周期である作家を徹底的に読め と言われたとどこかに書いていて ああ、それ良いなあとぼくは思った だからまずそれを言ってた張本人から 読破しようと思ってますのです 中上健二という人の作品も読んでみたいのですのさとさ。
890 :
吾輩は名無しである :02/08/05 02:46
>大江ファンは他にどのようね作家の作品をよみますか? amazonで大江健三郎を検索すると、大江健三郎を買う人は他に こんな本をよんでますとでますが、おおきなお世話ですよね。
891 :
吾輩は名無しである :02/08/05 06:56
892 :
吾輩は名無しである :02/08/05 08:51
ハーディ、
893 :
吾輩は名無しである :02/08/05 10:02
YE━━━━━━ d(^∀゚)b ━━━━━━S!!YE━━━━━━ d(゜∀゜)b ━━━━━━S!!
894 :
吾輩は名無しである :02/08/05 10:03
895 :
吾輩は名無しである :02/08/05 16:10
家の祖父が大江さんと高校の頃のクラスメイトだったらしい。 大江のあだ名はけんさんろう?で高校の途中から転入してきたらしい。 やはり成績はずば抜けて良かったらしいが鼻にかけるところがなく気さくな人だった らしいよ。 大江に好感度アゲ。
896 :
吾輩は名無しである :02/08/06 13:31
徹子の部屋出演中
897 :
吾輩は名無しである :02/08/06 15:29
>>895 思っていることを態度に出す人間の方がマシ。
好感度著しく底値た。
君は大江の思ってることが分かるのか
いやまあ嫌いな人はなに言ってもキライって言うんだから仕方ないっしょ。
900 :
スレを読まずにカキコ :02/08/06 23:13
やたー! 900 げとぉぉぉぉぉ!!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´´ ∧∧ ) (´⌒(´ ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡  ̄ ̄ (´⌒(´⌒;; ズザーーーーーッ ドッコイショ・・・・・・・・・  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ∧∧ (´;; (゚Д゚ ,)⌒ヽ (´⌒(´ U‐U^(,,⊃'〜... (´⌒(´⌒;; ・・・・・・・・・・・・・・・・  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ポ ∧∧ ポ ン (゚Д゚ ,) . ン (´;) U,U )〜 (;;). (´)〜(⌒;;UU (´ )...〜⌒(`)
901 :
吾輩は名無しである :02/08/08 16:49
麻生野桜麻って、誰かモデルがいるんですか? 知ってる方いたら教えて下さい。
903 :
吾輩は名無しである :02/08/09 05:59
よりによって愛媛県教委が「つくる会」の教科書採択って… なぜにか納得…
904 :
吾輩は名無しである :02/08/10 03:31
>>889 3年周期じゃなかったっけ?
俺は大江(とその周辺)と決めて2年半たつけど、まだ半分も読めてないので延長したい。
905 :
吾輩は名無しである :02/08/14 16:38
ピンチランナー調書(監督・脚本 崔洋一) キャスト 僕(幻の書き手) 小林薫 森・父 風間杜夫 森・父(転換後) 伊藤淳史 森(転換後)岸谷五郎 麻生野桜麻 原田知世 志願仲裁人 矢崎滋 義人 杉浦直樹 大物A 小松方正
906 :
吾輩は名無しである :02/08/15 21:13
オオエせんせーNHKの偏向番組に出演中
907 :
吾輩は名無しである :02/08/15 22:57
ケビンわが道を行く。 大江「NYもだんだん世界の声に答えてくれるようになったので良いと思いました。」
908 :
吾輩は名無しである :02/08/16 01:13
「見る前に跳べ」って、結局主人公とばないんだよね? いかがなものか。
>>908 同じツッコミ方のできる小説のタイトルを108ばかり思いつきましたが
いかがなものか。
敗北の小説
911 :
吾輩は名無しである :02/08/16 10:20
昨日のNHKスペシャルに出ていました
許してください。
言ってたねー「許してください」 ケビンがヤヴァかった
914 :
吾輩は名無しである :02/08/16 22:51
もしかして新潮文庫のラインナップは続々廃刊ですか? 『日常生活の冒険』 『空の怪物アグイー』 『洪水はわが魂に及び』 もう一度読みたいし、抑えとくか...。
915 :
吾輩は名無しである :02/08/17 07:08
大江健三郎「現代奇人集」1980年 を発見した。 知っている人、何か言って。
916 :
吾輩は名無しである :02/08/17 09:07
岩波の「現代伝奇集」じゃないの? まあ、新潮文庫版の「雨の木を聴く女たち」の方が良いと思いますが。
917 :
吾輩は名無しである :02/08/17 09:40
>>1 作者の人格攻撃、って、この人そんなに人格に問題あるの?
そんなふうには見えないんだけどねえ
918 :
吾輩は名無しである :02/08/17 15:00
大江読みたいな、と思いました。 読んだこと無いんですけど、大江の一般的な位置づけてどんなものなのですか?
漏れは小説読むまでこの人大嫌いだった。 読んだら大好きに。 個人的には(今のところ)日本で最後の純文学作家だと思ってる。 「万延元年のフットボール」読んでみ。 位置づけ? そんなもん気になんのか?
>>919 >日本で最後の純文学作家
位置付けてるよ、キミも。
かなり一般的な感じで。
アゲアシごめん。
921 :
吾輩は名無しである :02/08/17 15:10
やたー! ノーベル賞げとぉぉぉぉぉ!!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´´ ∧∧ ) (´⌒(´ ⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡  ̄ ̄ (´⌒(´⌒;; ズザーーーーーッ ドッコイショ・・・・・・・・・  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ∧∧ (´;; (゚Д゚ ,)⌒ヽ (´⌒(´ U‐U^(,,⊃'〜... (´⌒(´⌒;; ・・・・・・・・・・・・・・・・  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ポ ∧∧ ポ ン (゚Д゚ ,) . ン (´;) U,U )〜 (;;). (´)〜(⌒;;UU (´ )...〜⌒(`)
>>920 個人的には、って言ってんじゃんよ。
他人の位置づけなんか気になるのか?って意味だってわかるデショ。
923 :
吾輩は名無しである :02/08/17 15:24
何となく誰もが感じる位置づけは大事だと思いますよ その作家一人の存在によって業界全体が引き締まるということがある 例えば三島が死んだあとの文壇の弛緩ぶりは みんなが三島に対抗しようという気持ちでやってたからと誰か言ってましたが 最近だと中上とかね、業界にある種の抑圧や批評性を与えてくれるんですよね だからやっぱり他人の位置づけは大事じゃないかな?
>>922 個人的には一番共感する作家だ、とでも言えばいいのに。
そこに「純文学」とか「日本最後」とか、
いわゆる業界用語を付けちゃうと、
個人的な見解を「他人の位置付け」というお墨付きで添え木するように
見えないですか?
ということを言おうとした。
なんでそんなしつこく絡まれてるんだ漏れ。
なにが業界用語だよ。 まぎれもない漏れの主観だよ。 ああ気分悪い。
927 :
吾輩は名無しである :02/08/17 16:40
>919 お前もいい加減しつこい。自分が間違って無いと思うなら黙っとけ。 大江の位置づけ 安部>>大江>>>>>>>>村上春樹>ばなな
928 :
吾輩は名無しである :02/08/17 19:09
桜麻や火見子などの女性キャラクターからは秋吉久美子を連想するんだけど、 いま実際にキャスティングするとしたら原田知世とかになっちゃうのか…。 10年前なら秋吉でいけたのにな。20年前なら松坂慶子もいいかも。
万延元年フトボル、新潮から出てないんだね。 1500円で文庫出てたけど、これが一番安いの??
前にも書いたが、「個人的な体験」の火見子の表現は 東大の女性に対する大江の思いがこもっているんだろうな 本筋よりそっちのほうに興味を感じたw
931 :
吾輩は名無しである :02/08/21 00:09
>>929 講談社の箱入り単行本(初版!)ブクオフで
100円でした!!
932 :
吾輩は名無しである :02/08/21 00:12
大江の作品って結構キャラ立ちしてるよね その上でそのキャラ同士の関係性とか壮大な世界観があるからおもろい 中上の作品もそうだし こういう作品はいがいと少ないと思う
>>931 そか,ブクオフの存在を忘れてた。ありがとー
そういや大江好きな人って他にどんな 著者が好みなんだろう。 俺の場合、このスレで結構あがってる アベコーとか中上は無理だった。 今は大江が最高だが、スタインベックとか 村上春樹、江戸川乱歩なんかも好き(笑)
サルトル。
ブレイク
937 :
吾輩は名無しである :02/08/21 08:16
大江初心者だが、今日とうとう同時代ゲーム読み終わっちゃった…。 俺としては読み終わるのが勿体ないような小説だった、久々に。
jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdj djdjdjdjdjd jdjd jdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjdjdjdjdjdjdjdjdjdj djdjdjdjdjdjdjdjdjdjd jdjdjd
939 :
吾輩は名無しである :02/08/21 23:33
そして謎は深まるばかり。
940 :
吾輩は名無しである :02/08/22 01:49
おいらは昨日遅れてきた青年を読み始めた! これ自伝的なんだよね? 俺のイメージする大江健三郎少年時代と違うのだけれど(今のところ)
すべての作品が自伝的といえば自伝的だし ぜんぜんちがうといえばぜんぜんちがう。 キミは小説あんま読んだことないんかい。
942 :
吾輩は名無しである :02/08/22 03:31
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| ||||| |||||||| .|||||| |||||||||| .||||||| ||||||||||| ||||||.__________ ..___ ___________ |||||||||||| .||/::::i;::::;;;iiiヽ⌒γ::ii;;;:::::::;iiiii\|||||||||| ./::::ii;::;;iiiiiiiソ │,i;:::::::;iiiiiiiiiiii|‖⌒ .|;;;;iiii;;;;iiiiiii/ .\!::::;iiiiiiiiiiii.‖η| λiii;;;;;iiiiiii/ミ ::ヽ_.丶iii;;ii!!'' .‖|..ノ |  ̄ ::ノ.:. ::ヽ_  ̄ .‖ ./┌─────────── | ./:ι_: ._ ): \ .‖/ 自分は西部署の大門だ。 | ...|.| .|<国家に楯突く貴様らの要求は何だ? .| ...-=三三三=- //| 言ってみろ。 ..| .ミ \ ./ | └─────────── .\ ミミミミ ./ | \________________/ λ __ソ_________ / ./ \ \ / \ / ヽ ./ \ ( ヽ / \
943 :
吾輩は名無しである :02/08/22 05:31
1000取ることだ。漏れは昔、 おまえの署のパトカーラジコン(赤と黒のシカイライン) 持ってたぞ、ゴルァ!
944 :
吾輩は名無しである :02/08/22 21:15
>941 そんなにめちゃくちゃいっぱいは読んでないけどさ 遅れてきた青年の場合、わざわざ自伝的って紹介されてるじゃん だから最近入手するまでなんかすごい期待してたんだ でもどうやら第一部まで読んだけど結局創作だと感じた 自伝的という言葉を自伝だと勝手に解釈してた
1000前セブンティーンの後半の再うpおながいします...
>>945 『スキャンダル大戦争2』(鹿砦社)に載ってるという話だけど。
未確認なんだが。
test
948 :
吾輩は名無しである :02/08/24 10:27
>>919 最後の純文学? ププ
おまえいかにも文学読み始めたぞ! て感じのニキビ面高校生みたい
そうじゃなかったらきっとよく本屋うろついてるキモ臭オヤジなんだろうな
友達いないだろ?ワラ
949 :
吾輩は名無しである :02/08/24 10:32
居間、『同時代ゲーム』四j
950 :
吾輩は名無しである :02/08/24 10:43
俺も「同時代ゲーム」読んでる。
一週間もあけて煽られててびっくりしますた。
954 :
吾輩は名無しである :02/08/25 02:12
>919 気にすんなよー
>>945 >>946 『スキャンダル大戦争2』に「セヴンティーン」載っています。
深沢七郎の「風流夢譚」も載っています。
もちろん買いました。
大江研のザブローニ博士:YES:PIL:LED ZEPPELIN:DAVID LYNCH 「セヴンティーン」:「こわれもの」:「メタルボックス」:「フォー・シンボルズ」:「ブルー・ベルベット」 「政治少年死す」:「危機」:「フラワーズ・オブ・ロマンス」:「プレゼンス」:「ワイルド・アット・ハート」
むむ。リンチとどんな関係が。
日本における中国人の犯罪が後を絶ちませんが、 私が問題にしたいのは、日本国籍に帰化した中国人についてです。 日本国籍を取得する際に、反日的な傾向がないかを調査するのだそうですが、 彼らは、まんまとそれを隠し通しています。 そしてひそかに彼らの子孫、2世3世へと反日教育を徹底していると思います。 (日本人に対する残虐非道ぶりに罪悪感が感じられないところからその憎悪が窺えます) 一見普通に市民生活を送っている日本人ですが、 彼らは日本人に対して国益に反する様々な工作をやっています。 数百万人規模のネットワークを駆使して、老若男女が総動員で事にあたっています。 (監視、情報収集、意識操作、いじめ、誹謗中傷、迷惑行為、尾行、挙句は集団ストーカー) 皆さんも例外なく、小学生頃から学友らに工作を受けていることは断定できます。 たとえば、真面目な日本人には不真面目になるように誘導します。 要するに、彼らの中の選り抜きにエリートコースを行かせて要職に就かせる狙いでしょう。 そうです、日本の役所、自衛隊や警察、教師、マスコミに反日の人間がうようよいます。 困ったことに、彼らは見た目も名前も日本人のために普通の日本人と見分けがつきません。 皆さんも特定できれば、「えっ、あいつが?」となります。 それをいいことに、彼らのやりたい放題という現状です。 いわば、日本人になりすました連中から一方的に侵略されている格好なのですが、 こういう事情を知ってか知らずか有事法制に反対する社民共産は売国奴である、 とは相応の判断と言えましょう。 最後に言っておきます。 彼らは三文芝居の名手であり、 日本人は戦後から永らくの間、一杯食わされつづけているのです。 PS、創価学会に多数紛れ込んでます。
959 :
吾輩は名無しである :02/08/27 21:03
3日前の話になるが、
>>792 に行った人はいないのかい?
960 :
吾輩は名無しである :02/08/27 21:22
スキャンダル大戦争だいじょうぶかな。たぶん早く買ったほうがいいよ。
961 :
吾輩は名無しである :02/08/27 22:24
962 :
吾輩は名無しである :02/08/27 22:30
大江に砲丸をぶつけた3人の実名晒してください
963 :
吾輩は名無しである :02/08/27 22:51
アマゾンはいつから配送料取るようになったんだ???
964 :
吾輩は名無しである :02/08/27 22:53
965 :
吾輩は名無しである :02/08/28 09:00
大江の小説で害基地振りが極まっているのはなんですか? 別に小説としての完成度とか無視して、
『スキャンダル大戦争2』って著作権はどうなってんの?
>>965 性的人間
セブンティーンも結構きてるけど、主人公はまだ若いからな。
性的人間はキチガイっつうか変態のよーな
あはは、そうやね。 でも変態も度が過ぎるとどうだろう。その線引きがむずかしいね。 妄想に取り憑かれてるってのは「洪水はわが魂に及び」かな。 強迫神経症的なのは「個人的な体験」
ははは。度の過ぎた変態か。 登場人物としてのキチガイの最高峰はやっぱ「フットボール」の 「頭を赤く塗ってキュウリを尻に差して縊死した友人」だと思うけど。 妄想系は意外に少ないんだよね。「ピンチランナー」とか「アグイー」とかもそうか。 強迫神経症的?「遅れてきた青年」とかもかな?あれは読んでてこっちもあせってきた。
情報感謝します。参考にさせていただきます 挙げてくれたなかで 読んでなかったのは。「ピンチランナー」とか「アグイー」「洪水はわが魂に及び」 なので、これを読んでみます
「みずから我が涙をぬぐいたまう日」が出てきてないのはなぜ? あれの狂いっぷりは最高。
974 :
吾輩は名無しである :02/08/30 15:13
スキャンダル大戦争2ゲット〜〜〜 なんかスゲー胡散臭い本だなコレ。激しく気に入った。
975 :
吾輩は名無しである :02/08/30 15:45
なぜか最初の章は飯島愛。
976 :
吾輩は名無しである :02/09/01 00:45
>>965 大江のキティ続出作品は、
『万延元年のフットボール』から『洪水はわが魂に及び』にかけての
時期(1967-1973)に集中してるYO!
『われらの狂気を生き延びる道を教えよ』
『みずから我が涙をぬぐいたまう日』
なんか凄いけど、やっぱ『洪水』が極点かな。
登場人物全員吉害だからね。
あ、でも『ピンチランナー調書』も凄いなあ。
多いなあ、大江のキティ小説。
977 :
吾輩は名無しである :02/09/01 02:27
>>966 フツー、無許可でさあ、しかも折り紙付のいわくある作品2作がまんま復刻されてるんだから
もうちょっと話題になってもいいようなもんだが、所詮2ちゃんねるだし、まあ文学板といっても
年少のあまり文学史の知識はない、政治的にも知識はないってこってすかね。
ちゃらちゃらJ−POPでも追いかければ満足じゃないすか。
文学青年、政治青年と言われた時代は遠いですねー。
>>977 件の二作品はこの板でも散々話題に上ったので、今更感があるのでは?
979 :
吾輩は名無しである :02/09/02 09:45
>>977 俺、両方図書館でコピーしたしなー
みんなそうなんじゃないの?たいてい持ってるでしょ
ところでさっき『はなまるマーケット』の「はなまるカフェ」のコーナーゲスト
杉田かおるの本棚の写真で大江の『宙返り』ハードカバーの上下二巻と
もう一冊タイトルわからんかったが大江の本が並んでたよ
トークはかなりおもろかったが、そういう人はやっぱ勉強してるんだなーと思った
す、杉田かおる!! ピアッシングですか? 「気まぐれシリーズ」には ずいぶんお世話になった。大人の男にもてたらしいねえ、かおるちん。
981 :
吾輩は名無しである :02/09/02 14:39
『スキャンダル大戦争2』を買うつもりでいる者です。 他にはどんな作品や事件に触れているんですか? 上の2作品以外ではどんな作品が載っているの?
>>981 他に作品はのってない。他には飯島愛についての人物評とか、マリリンモンロー出演の
エロビデオを発見とか、そういう内容のものだった気がする。立ち読みだったので
あまり覚えていなくてスマソが。