尾辻克彦&赤瀬川原平

このエントリーをはてなブックマークに追加
6一方そのころ:2001/07/24(火) 14:07
安定な老人力はむしろ特異点上にしか成立せず、
一般には徘徊や譫妄・痴呆などの形に崩壊していくだろう。
赤瀬川理論はラグランジェ・ポイント以外での考察を
はなから除外しており、忘却力などと言うのも、
憶えたからこそ忘れることも出来るという
当り前の過程が取り上げられていない。
 等と文句を言うのが一番ふさわしくない作家。
 でも文句を挑発してるところもあると思う。
7吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 00:59
『肌ざわり』あたりは絶版(版元品切れ)ではなかろうか。
中公は頑張って、新刊書店で入手可能にしといて欲しい。
「パクパク辞典」「新解さん」「老人力」「トマソン」
「桜画報」「偽札」「カメラ」ばかりの彼ではない。
といってみたものの、これだけでも結構すごいな。
8ま、いっか:2001/07/25(水) 15:07
いったいぜんたい
彼はどんな本(文学)を読んできたんだろう?
深沢七郎は読んでるだろうし、永山則夫も読んでるか。
サルトルやロートレアモンは駄洒落気味に使うくらいだから
これらも読んでいても可笑しくない。
しかし文学的背景というのがさっぱり……。
いい調子でさがってくのであげときます。
9吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 16:56
新潮文庫安部公房著『笑う月』の解説を書いているよ、尾辻克彦。ただし、なぜか
今出ている『笑う月』には解説が載っていないよ。
あっしは胡桃子ちゃんがいい味出してるとおもふ。「シンメトリー」が好きっす。
「新解さん」はおもしろいねえ。
10吾輩は名無しである :2001/07/25(水) 17:19
新解テーマパークはまだ出来ないのだろうか?
11吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 17:53
「すなわち」西郷隆盛!
12吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 18:01
>>9
胡桃子ちゃんとは原平さんのお嬢さんですか?
「シンメトリー」とは彼女が登場する作品
それとも彼女が書いた作品ですか?
『父が消えた』に銭湯の出前をとる話があって
たしか娘さんが出てたと思うけど名前は忘れた…。
13吾輩は名無しである:2001/07/25(水) 18:26
>>12
胡桃子が登場する。あのようなお父さんと小学生の「シンメトリー」に関して
会話が弾む家庭が存在するのか、と思いませんか? なにせ胡桃子が「大人」
なんだ。前にNHKでラジオドラマやってたが、胡桃子役もカッコよかった。
14吾輩は名無しである:2001/07/26(木) 10:08
オコゼ…「不格好だがうまい」
15吾輩は名無しである:2001/07/26(木) 10:11
「新解さん」が出た後、新明解から過激な表現が削除されてしまったのはなぜ?
せっかく買ってあげようとおもったのに…
16吾輩は名無しである:2001/07/26(木) 10:26
>>12
「お湯の音」じゃなかった? >銭湯の出前
あれは名作だと思います。やっぱり胡桃子とお父さんの話ですね。
17吾輩は名無しである:2001/07/26(木) 10:42
>>15
禿げしく同意! 三省堂は謝罪と改訂しる!

今日はフツカヨイで少しロカンタンしそうだ!
きのうの仕出しはウナギとソバで
これまたミシン台の上の蝙蝠傘だった!
文末に感嘆符を連発すると酷く下品だ!
18吾輩は名無しである:2001/07/26(木) 15:15
宮武外骨のコスプレは
お見事でした。
そういえば最近『櫻画報』
文庫ででましたね。
19吾輩は名無しである:2001/07/26(木) 23:52
>>18
『桜画報』出てますねー。早速買いました。
しかし、文庫だと細かい字はかなりキツイ・・。
20「雪野」って知ってる?:2001/07/27(金) 03:00
氏の美大時代の貧乏話。
私が持っているのは文芸春秋刊のハードカバー(ボロボロ)です。
青春自伝風ですが・・・ラストの数行が全く理解できない、逸品です。

「偽金つかい」も素晴らしい。書き手も読み手も「表現のせとぎわ」に放り出され、作者ごと
呆然としている。いわば作品の「ブンガク性」を極めて乱暴に、手際よく投げ出している。
21吾輩は名無しである:2001/07/28(土) 12:53
>>8
宮武外骨と内田百閧ヘ原平さんのアイドルでは。
百關謳カの写真を飾ってるの見たことあるし。
22吾輩は名無しである:2001/07/28(土) 19:10
>>18-19
『櫻画報』の文庫(再刊?)って、どこから出たんですか?
詳細希望
23吾輩は名無しである:2001/07/28(土) 20:00
>>22
新潮文庫から復刊されました。
24ビフテキ委員会:2001/07/29(日) 16:06
アンパン
×餡入りパン
×吸引するシンナー
○Independentのフランス語発音から
  …読売主催の無審査美術展
わかるかいっ!
2522:2001/07/29(日) 17:46
>>23
情報サンクス。さがしてみます。

『全面自供』読んだ方いますか?
26吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 02:18
百閧烽ナすか。
百鬼園先生について語ったものはありますか。読みたい。
27吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 07:53
>>15 >>17

女性関係の表現については抗議が来て改めたそうです。
人権研修のときに来た講師が、「直してもらいました」
と、得々と言ってたの覚えてます。
講演終了後、新解者の間で、「余計なことしやがって」と
評されたのは言うまでも無い。
28吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 15:50
ビデオ『老人力VS不良中年』は
なぜか繰返し見てしまった。
さいわい現在は行方不明だ。
おれも忘却力がついてきたようだ。
29優柔不断あげ:2001/08/01(水) 15:36
>>26
とりあえず『新解さんの謎』に
すてきな写真つきで登場。
30吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 15:49
>>27
信じられん。今はともかく、歴史上女性の定義があの解釈の通りだった時代が長く存在した
わけだし、「かつてはこう考えられていた」という注を一言加えりゃいい話だろ。
31吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 10:07
>>30
辞書は新しい版ほど良いとは限らない事を
図らずも証明してしまったようだ。
ライカのM型はやっぱりM3にとどめを刺す
というのに似てるかもしれない新明解第4版。
32吾輩は名無しである:2001/08/02(木) 12:13
10年位前の中公文庫の巻末目録に
『ピストルとマヨネーズ』という書名が見えます
どんな内容なのか気になる(絶版でしょうねえ)。
『おざ式』も全部を読みたいけど入手困難……。
33吾輩は名無しである:2001/08/05(日) 00:41
>>32

文庫化する前は、「整理前の玩具箱」という題だったと思います。
前半と後半で、元の連載雑誌が異なるエッセイ集だったはずです。
(家の中にあるはずなんだが、まだ出てこない……)

『おざ式』は、数年前川崎の市民ホール?でやった『ガロ展』に行ったら
ガロのBN全部閲覧できるコーナーがあって、そこで読みました。
ほぼ完全に『ねじ式』のコマ割、人物位置、ふきだし位置がなぞってあるので、
おかしかったですよ。
 渋谷のまんだらけで、むかしのガロを売っているけど確か1冊
1500円。パックしてあるし、ちょっと買えなかった。
3432:2001/08/06(月) 12:11
>>33 そうなんですか……。う〜ん。
>>25 『全面自供』読みました。
インタビュー形式に短文を挟んであり
幼少期からのことを色々と「自供」しています。
『明解ぱくぱく』だか『ごちそう探検隊』だったかの
「家裁にいく途中でも」という唐突な句が気になってたが
離婚・再婚してたとはこの本で知りました。
35吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 13:06
『櫻画報』の「馬おじさん」
モデルは筑紫哲也?
36ビックリあげ:2001/08/07(火) 17:39
へえ。
エンピツ賞の審査員をしてたんだ。
37吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 13:42
29の
>とりあえず『新解さんの謎』に
>すてきな写真つきで登場。

を見て、赤瀬川さんが百閧フ扮装をしているに違いないと思いこんだ。
この前確認して安心したというか残念だったというか・・・
38吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 14:06
昔、「純文学の素」というエッセー集を読んだ。
オモロかった
39吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 18:37
どっかで吉本隆明が、この人はオソロシイみたいな
ことを書いてるのを読んだ記憶が…
40吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 16:56
>>38
「自宅でルポ」で『自宅なんか糞くらえ』と言って
それを《文字通りに》実行するあたり シビレますね。
ほかに「雨どいがかっこいいんだ」とか……。
41吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 17:45
>>39
【宇宙の缶詰】や【0円札】
つくっちゃう人ですから。
42吾輩は名無しである:01/09/18 19:06
age
43吾輩は名無しである:01/09/30 14:32
>>39
赤瀬川は吉本のことボロクソに書いてたよ。
44吾輩は名無しである:01/09/30 18:52
>>43
それは初耳。ひとつお二人に対談でもしていただきたい。
お題は例えば「観念の遠隔対象志向性と老人力」
「自己抽象と関係づけから見たクヨクヨ性とは何か」
「水泳で溺れかかるのと牡蠣で食中毒どっちが彼岸に近いか」
……われながらくらだねえなあ。話は平行線だろうなあ。
45吾輩は名無しである:01/10/01 14:55
>>12
ちなみにほんとのお嬢さんの名前は櫻子さんです。
46名無し:01/10/01 23:39
>12・45
本人も出生当時、櫻子という名前をつけられるところだったそうです。
この人と桜との関わりは実に感慨深い。
47吾輩は名無しである:01/10/02 13:59
前に、赤瀬川さんの個展を美術館に見に行ったら、
海苔の空き瓶に、ぎっしり現金書留封筒が詰まったものが展示されていた。
現金とひきかえに零円札を送る、というのを昔やっていた時に
送られて来た封筒とのこと。

畳サイズの千円札の模写は未完成のまま、
よーく見ると、うっすら鉛筆で方眼が描かれている。
隣のガラスケースの中に実物の千円札があったが、それにも
うっすら鉛筆で方眼が………。
ぞーっとした。
これか。
これが、じわじわ細部まで目玉が這っているかのような観察眼の力かぁ。
48私小説:01/10/06 02:15
尾辻克彦「肌ざわり」。面白いと思ったけど。ただ床屋へ行く話なんだよね。
49名無したん:01/10/07 04:04
横浜トリエンナーレの赤ブースってどうなん?
50吾輩は名無しである:01/10/12 17:45
「中古カメラウィルス」買って見たら
近影の原平さん 少し痩せたというか
更に歳くったというか……。
51吾輩は名無しである:01/10/13 23:46
>50
うん、お兄さん(隼)に似て来たと思いません?
昔は、「あんまり似てない……」と思ってたんだけど。
52吾輩は名無しである:01/10/20 17:26
赤瀬川隼『人は道草を食べて生きる』
理屈の捏ね方が原平さんと似てる……。

お兄さんのことは原平さん昔から
たいへんに尊敬しているそうです。
53吾輩は名無しである:01/10/26 17:57
『悩ましき買い物』
この人は物を買うわけでもないのに
悩んでいた昔にくらべれば
部分寛解したわけで良かつたですねage
54吾輩は名無しである:01/11/03 07:08
タイトルとかまるっきり忘れてるんだけど、空とかをぼーっと見ていると、
視界の端になんだかごにょごにょした染色体みたいなのがあるのに気づいて、
それを見ようとするのだが、逃げていってしまう…ての。
あれ、子供のころから不思議だったんだけど、みんなあるんだーと思った。
QBB「中学生日記」の、机が遠くに見えるー!と同じぐらい嬉しかった。
55吾輩は名無しである
>>54
多分、ステレオ写真に関するものだった気が・・・
はっきりしなくてスマン!