1 :
吾輩は名無しである:
が、読みたいです!
だれかご教授を……。
2 :
我輩は名無しである:2001/07/16(月) 21:42
ブロンテ姉妹のもの。好き嫌いはあるだろうけど。
3 :
吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 22:42
トーマス・マン「ヴェニスに死す」
4 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 01:02
横光利一の『雪解』という作品はいいよ。
新・ちくま文学の森の『恋はきまぐれ』所収。
本当に良いので、ぜひ読んでみてください。
5 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 04:21
松浦理英子『ナチュラル・ウーマン』
現代日本文学最高の恋愛小説でしょう。
6 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 04:24
定番だけどゲーテの「若きウェルテルの悩み」
7 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 04:26
「アルジャーノンに花束を」もいいかな
ぶっちぎるくらいだからやっぱり疾風怒涛じゃないと
いかんのだろう。でもって切ない、と。沢山ありそう
だけど明け方で脳みそが死んでるからと言い訳しつつ
きみ、頼んだ↓
9 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 04:27
ガタカ!
10 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 09:00
野菊の墓とか。
授業中読んで泣きそうになってまいった。
ゲーテ『親和力』とか。
『若きウェルテルの悩み』は読んでてウザかった
13 :
我輩は名無しである:2001/07/18(水) 14:56
『朗読者』
あれは切なかった。
14 :
台無し:2001/07/18(水) 15:11
「ファウスト」の一部も、不器用な人にとっては切ないのでは。
小説じゃないけど、高村光太郎「智恵子抄」も泣けました。
でも「今夜の、ザ・智恵子ショー!」なんて言ってブチコワシもする。
15 :
吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 01:34
宮本輝の『青が散る』で決まり!
16 :
吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 02:23
「ポールとヴィルジニー」必読です
17 :
我輩は名無しである:2001/07/19(木) 02:36
誰のでしたっけ?
教えて君でスマソ
18 :
:2001/07/19(木) 02:38
ヴェニスに死すはホモ専用なのでちゅうい
19 :
吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 02:47
>>17 サン・ピエール作(1737生)
岩波文庫で読んだけど、絶版だろうなあ
「潮騒」もこの作品を目指したもの
20 :
武者小路実篤:2001/08/06(月) 14:23
‘愛と死’
黙って読め!
21 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 14:49
ヴェニスに死すはホモというより少年愛なんじゃないの
22 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 15:40
罪と罰。ラストで泣いた私はドキュソだろうか…。
23 :
我が輩は名無しである:2001/08/06(月) 16:09
手塚治虫版「罪と罰」で泣けてしまった。
ドストエフスキーも、ホントは救われない終わりかたにしたかったらしいが、
出版社からハッピーエンドを強制されたそうだ。
24 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 16:39
罪と罰…あれ、恋愛小説だったらみんな怒るぞ…
25 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 17:10
破戒
26 :
高野聖:2001/08/06(月) 17:31
漏れも「朗読者」かな?
ミンゲラたんが映画化に着手している模様
イングリッシュペイシェント手がけた監督だから期待してもよいかな
27 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 17:57
疾風怒涛=ゲーテという図式だけが記憶に残ってる。
読者無視して泣いてばかりのウェルテル。
ジョルジュ・サンドの、ミュッセとの日々を綴ったやつ、
タイトル忘れましたが、確か昔の角川文庫。
あれはいいと思う。
28 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 19:01
芥川の手巾に泣いた。芥川好きなら或る旧友へ送る手記も泣ける。
29 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 20:16
ヴィヨンの妻
30 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 21:34
>>25 『破戒』って恋愛小説ですかね?
トーマス・ハーディ『テス』(岩波文庫、原題は『ダーバビル家のテス-純粋な女性』)
小説の登場人物に恋したの初めてだった。泣ける。
31 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 23:14
「うたかたの日々」は?ボリス・ヴィアンの。
個人的には、これほど胸が締め付けられるように切ない恋愛小説ってあんまないっす。
この人の書く他の本はあんま意味わからんのだけど(w
32 :
吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 00:10
『湾岸ラプソディ』盛田隆二(角川書店) 今時珍しい真っ向勝負の恋愛小説です。
このような素晴しい小説が埋もれてしまうのは非常にもったいないので、ぜひ読んで頂きたいです。
33 :
吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 00:14
「罪と罰」が出たので「白痴」はどう?
ナスターシャ、かわいいよ。
34 :
吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 00:44
D・H・ロレンスの『チャタレイ夫人の恋人』、かな。
35 :
>34:2001/08/07(火) 00:52
涙ぶちきれるくらい切ないか? チャタレイって
36 :
吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 01:18
>>35 そうだね。ひとによっては涙は出ないかも。
おれは泣いたけどね。。。
とにかく、すばらしい恋愛小説!
井上夢人「誰カガナカニイル」←純文学ではないですが。
ラスト1ペ−ジで、もうボロボロ。
38 :
名無し:2001/08/08(水) 03:04
連城三紀彦「桔梗の宿」(「戻り川心中」収録)
39 :
我輩は名無しである:2001/08/08(水) 03:15
宇野浩二著「思い川」かな
40 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 11:22
切なさだったら、マヌエル・プイグ『蜘蛛女のキッス』。
41 :
吾輩は名無しである :2001/08/08(水) 12:39
森 鴎外「雁」
42 :
ななし:2001/08/08(水) 12:44
ミルチャ・エリアーデの「マイトレイ」。
ラスト一ページと主人公が放浪するシーンは忘れられません。
43 :
missed in the mist:2001/08/08(水) 13:04
「トニオ・クレエゲル」も悪くないよ
恋愛小説かどうかは知んないけど
44 :
missed in the mist:2001/08/08(水) 13:05
ファンタジーだけど、ピーター・S・ビーグルの「最後のユニコーン」。
後半、「美女と野獣」をひっくり返したような話になる。
46 :
吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 23:32
ハルキー!
47 :
吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 23:40
誰かあげてたけど『ナチュラル・ウーマン』は最高!
48 :
吾輩は名無しである:01/08/29 00:35 ID:NjcJUBpQ
カルヴィーノ『むずかしい愛』。
切ないってのとちょいと違うか…。
49 :
吾輩は名無しである:01/09/05 16:53 ID:GlAS7a9Q
もっと教えて。age
50 :
吾輩は名無しである:01/09/05 17:05 ID:cWMNL272
人魚姫
51 :
吾輩は名無しである:01/09/05 17:11 ID:0DF0jawg
かざしの姫君
52 :
吾輩は名無しである:01/09/05 17:12 ID:DsS/y36I
ピート・ハミルの『愛しい女』(河で文庫)は素晴らしかったよ。
ただのいけすかねえアメ公かと思っていたが、
筆下ろし系恋愛小説ゆえか、意外にエロティック。そして後半明らかにされる、
”愛しい女”の秘密…。泣いた。
「このDIOを!ブッちぎりの頂点に選んだのだッ」
54 :
吾輩は名無しである:01/09/05 17:19 ID:O03gC6Rc
バカにされるかもしれんが三浦綾子の「塩狩峠」には泣いた
55 :
吾輩は名無しである:01/09/05 20:49 ID:g4TUCJLA
武田泰淳で「愛の形」これはマジ
56 :
吾輩は名無しである:01/09/06 03:05 ID:E3xE6Tks
泉鏡花「日本橋」
57 :
吾輩は名無しである:01/09/06 03:27 ID:i2smVg..
既出だけどBヴィアンの「日々の泡」。
でもタイトルの訳「うたかたの日々」のが好きだな。
58 :
高野聖:01/09/06 07:32 ID:wbxOWO8o
マンガなんですが
春菊「南くんの恋人」
泣いたよ
59 :
名無しさん@HOME:01/09/06 10:01 ID:LY2doN2.
レイモン・ラディゲの「肉体の悪魔」。
若かりし頃のジェラール・フィリップ萌え。
60 :
吾輩は名無しである:01/09/06 18:00 ID:3nVw1LbU
三島由紀夫「憂国」
泣きました・・・。
61 :
吾輩は名無しである:01/09/06 19:15 ID:ZZQxyaDY
徳になし
62 :
吾輩は名無しである:01/09/11 16:43
個人的な理由ですが、日々がハードになりつつあり、
寝る前のひと時、甘く切ない涙にひたりたい気分のこの頃です。
このジャンル弱いので、age
秋にいいかんじスレage
64 :
吾輩は名無しである:01/09/11 20:54
ロマンロラン「ピエールとリュース」
65 :
吾輩は名無しである:01/09/12 16:22
個人的だけでなく、ハードな状況です。
こんな時こそ、恋愛小説に涙したい。age
66 :
吾輩は名無しである:01/09/12 16:27
布団でどうだ!!
恋愛では泣けん!ありゃするもんだ。
68 :
吾輩は名無しである:01/09/17 20:04
って、何のスレなんだ!
69 :
吾輩は名無しである:01/09/17 20:37
70 :
吾輩は名無しである:01/09/17 20:43
ロンゴス『ダフニスとクロエー』
71 :
吾輩は名無しである:01/09/18 04:01
ここってホントに「文学」板にあるスレなんですか?
72 :
吾輩は名無しである:01/09/30 03:17
73 :
吾輩は名無しである:01/10/01 01:25
中河与一『天の夕顔』
お約束の一冊。
三浦哲郎「忍ぶ川」
結婚生活が退屈になって来た全ての人に捧ぐ。
「天の夕顔」は、私の座右の書です。
大江賢次「絶唱」。誰も知らないか。
77 :
吾輩は名無しである:01/10/06 02:33
二葉亭四迷の「其(の)面影」はいかがでせう。
明治の不倫もの。案外読みやすいのですよ、これ。好きです。
78 :
吾輩は名無しである:01/10/14 14:07
畑山博「海に降る雪」なんかも鋼坊のときによんで切なかったなぁ。
たしか映像化も昔されてると記憶してるけど(未見だが)。
79 :
吾輩は名無しである:01/10/14 16:54
「友情」武者小路実篤
手紙のやりとりのくだりが好き
でも個人的な想いですね
80 :
吾輩は名無しである:01/10/19 19:27
遠藤周作「私が、棄てた、女」
何で出てないのか、不思議なくらいだ。
男性諸君の方がより泣ける。
81 :
吾輩は名無しである:01/10/22 16:18
ヴィアンの「日々の泡」(「うたかたの日々」)は既出ですね。
では、マーク・ヘルプリンの「ウィンターズ・テイル」を。
ハヤカワ文庫だったっけか。
82 :
吾輩は名無しである:01/10/22 16:32
>>80 時代設定とかあるしね。らい病がもう不治の病じゃないし。
でもあれはかなり切ないね。男は読んでおけという感じ。
で、私は春樹の「国境の南、太陽の西」ドイツかどこかで
「ソープドラマ」扱いの批評があって議論をかもしたとか・・。
83 :
吾輩は名無しである:01/10/22 17:59
「感情教育」
84 :
吾輩は名無しである:01/10/25 03:03
>>75さん
73です。天の夕顔、私の周りには知ってる
人がいなくてなんかすごく嬉しいです!
85 :
吾輩は名無しである:01/10/25 10:46
巴金の「家」。大地主の息子覚慧と下女明鳳の恋。
若い男女の身分違いというお決まりのパターンだけど、
お互い惹かれあいながらも、立場の違いを乗り
越えられないもどかしさが、みずみずしい筆致で
描かれている。
86 :
吾輩は名無しである:01/11/04 17:27
なんとなくage
87 :
吾輩は名無しである:01/11/06 05:22
渡辺純一の「無影燈」。手紙のとこでぐぐぐっときた。
太宰治「斜陽」。これで泣く人あんまいない?もしかして。
私はぼろぼろ泣いたけど・・・
88 :
吾輩は名無しである:01/11/06 13:32
ドストの白痴
89 :
吾輩は名無しである:01/11/10 16:51
『反=日本語論』
>>79 たまたま今日、NHKラジオでやってたよ、作家(武者小路実篤)自身が
『友情』のその部分を朗読している昔の録音。なんと、
読みながら感極まって涙声になっていた。ホントに泣いたんだって、
で、音を取り直したんだそうだが、やっぱりウルウルしていた。
その録音については実篤自身が、
歳のせいで涙もろいのではなく、自分で主人公の気持ちになってしまって
感極まるのだ、そういう感情があってむしろ嬉しい…みたいなことを
書いているのだそうな。…
91 :
吾輩は名無しである:01/11/10 21:36
中野美代子「鮫人」日本文芸社
短編だけど。
92 :
吾輩は名無しである:01/11/10 21:54
有島武郎「或る女」…うぶな青少年にはハゲしすぎるかも?
93 :
吾輩は名無しである:01/11/10 22:56
純文学かどうか微妙だが
堀田あけみ「花のもとにて」
最初は少女小説みたいだと思って読んでたけど
思いもかけぬ展開があれよあれよと出没
そして号泣
94 :
日本@名無しさん:01/11/23 18:06
>20
激しく同意
これ読まずに恋愛小説は語りえません。
95 :
吾輩は名無しである:01/11/24 23:49
スタンダール「赤と黒」(第二部)
高慢な美少女マチルドはジュリアンと虚々実々のやり取りをした後、愛の
何たるかを知るが、彼の子どもを身ごもった後、彼の心はレナール婦人に
向き、彼の心も体も失ってしまう。あまり語られることはないが、マチル
ドの存在が哀しい。(これはスタンダールの復讐か?)
96 :
吾輩は名無しである:01/11/24 23:57
武者小路実篤「お目出たき人」元祖ストーカー恋愛小説。
97 :
アルペンローゼ:01/11/25 00:15
皆さん、超有名作を忘れてます。
森鴎外「舞姫」
98 :
吾輩は名無しである:01/11/25 18:55
>>97 「舞姫」は何ともいやーな後味だけが残りました。
99 :
吾輩は名無しである:01/11/25 19:07
ヘミングウェイの「武器よさらば」
悪いけど、これは泣けるよ。
特に最後の蟻が焚き火で焼かれるときの描写が・・・(鬱
100 :
吾輩は名無しである:01/11/25 20:23
武器よさらば、映画はいまいちでした
101 :
吾輩は名無しである:01/11/25 20:38
恋愛小説で読後切なくなるといったら、村上春樹の「ノルウェイの森」でしょう。
読んだのはもう何年か前なのですが、読後の衝撃は今だ忘れられません。
102 :
吾輩は名無しである:01/11/28 20:16
椿姫
103 :
(ノ゜ー゜)ノ☆:01/12/14 23:30
104 :
(ノ゜ー゜)ノ☆:01/12/14 23:31
105 :
吾輩は名無しである:01/12/15 15:23
乱歩の芋虫
「ユルス」・・・
106 :
いんちき信吉:01/12/19 14:55
なんでアンナカレーニナが出ないかなあ。
ところで、ルソーの「新エロイーズ」ってどんな感じっすか
107 :
吾輩は名無しである:01/12/19 23:01
J・アーチャーの「ロスノフスキー家の娘」
恋愛小説って捉え方はないけどラストは泣けたなあ。
108 :
吾輩は名無しである:01/12/26 01:30
田中英光のオリンポスの果実はものすごく切ない恋物語だよ
109 :
吾輩は名無しである:01/12/26 02:34
>>101 読み終わった後、愕然としてしまった。
もうこんな小説書けないのでは?
次の作品に期待してください。温泉も行かずに書いてます。
111 :
吾輩は名無しである:01/12/27 12:22
今売れ物で『センセイの鞄』
112 :
吾輩は名無しである:01/12/30 22:55
春一番が吹くまで
113 :
吾輩は名無しである:01/12/31 00:08
>101ほか
どーしてあれを恋愛小説として読んでしかも泣けるのか全く解からん
ラストなんかもー救いようなくて読んでて死にたくなった
あれが恋愛の本質だなんて、絶対に思いたくない
あんまり世間で「あれこそ恋愛小説」いわれるので、
スレ違いかもしれんが疑問掲げてみた。
で、「南回帰線」ヘンリーミラー (私はこのあほパワーを信じる!)
次点:「テニスボーイの憂鬱」村上龍 (善人だったのね)
114 :
吾輩は名無しである:01/12/31 02:11
武器よさらば
はよかったなあ、涙が止まらなかった。
ミラノでの甘い夜、前線からの命からがらの退却、
ボートでの逃避行、
英国人らしい気丈さをもつ、キャサリン
背が高くて美しい、キャサリン
最後にそういった全ての断片が迫り来て
感極まってしまった・・・
115 :
吾輩は名無しである:01/12/31 02:25
三島由紀夫「春の雪」
すっごくきれいな小説よ。
116 :
吾輩は名無しである:01/12/31 04:17
みんなうそつき!
117 :
吾輩は名無しである:01/12/31 11:54
ディケンズの「二都物語」を推しとくね。
”自分の全てを捧げる”なんてことができるなんてスゴイ・・
小説読むのがシンドければ、図書館でビデオ借りる手もあるYO
118 :
吾輩は名無しである:02/01/03 21:39
119 :
吾輩は名無しである:02/01/03 21:46
>>118 「疲れ果てた看護婦ハナ、障害のある盗人カラヴァッジョ、用心深い土木工兵キップ・・・」
って書かれると「孫悟空」とか「スター・ウォーズ」みたいだね。ばりばりの
純文学なのに。
たしかに「やけどを負った名前もわからない男」は出てくるけど・・・プッ
>>118への煽りではないよ。念のため。
120 :
吾輩は名無しである:02/01/12 20:12
春の雪はいい!
121 :
吾輩は名無しである:02/01/12 20:27
土屋 政雄 の翻訳、上手だよね
惚れ惚れするわ
ツルゲーネフ『初恋』
123 :
吾輩は名無しである:02/01/12 21:01
三島由紀夫
『春の雪』
よかった。豊饒の海シリーズで一番好き
また三島だけど
『沈める滝』
最後の三行が切なくて・・・
山田詠美
『姫君』
切ないですね。死を絡ませるなんて反則な気もしますが・・・
124 :
吾輩は名無しである:02/01/20 11:41
「風のかたみ」福永武彦。
時代背景が平安朝だから、最初は入りにくい
けど、男女の三角関係がモチーフになっている
ので理解しやすかった。
125 :
吾輩は名無しである:02/01/20 11:49
「椿姫」
「ある愛の詩」
どっちも泣けました。
126 :
吾輩は名無しである:02/01/23 01:29
「越前竹人形」水上勉
清廉な竹の化身を思わせる主人公が俗悪な下界の人間どもに
翻弄されていく悲劇はあまりにもベタだはあるが、それでも泣けてしまう
自分に酔える作品。
127 :
吾輩は名無しである:02/01/27 23:30
>93
激しく同意!!
堀田あけみさんの「花のもとにて」は後半泣きっぱなしだった。
128 :
吾輩は名無しである:02/01/28 23:33
森茉莉「恋人たちの森」
泣いてもた。
あと安吾の「私は海を抱きしめていたい」って何度よんでも
泣けてくる...
129 :
吾輩は名無しである:02/01/28 23:50
村山由佳の「野生の風」と「天使の卵」はイイ!
「野生の風」なんてマジ号泣もんよ!
色の描写がめちゃ綺麗なんよ。
男性は最初とっつきにくいかも知れんけど、
意外とファンは多いみたい。
130 :
吾輩は名無しである:02/01/29 18:52
age
131 :
吾輩は名無しである:02/02/04 06:51
age
132 :
吾輩は名無しである:02/02/11 05:43
プーシキン「駅長」
133 :
吾輩が名無しである:02/02/12 00:54
ドストの「白痴」。
既に出ていたと思いますが(過去レス読み返してなくてスマソ)。
最初に読んだときはあまり面白くなく、数年後何となく再読。
そのときもさしたる感慨もなく読み終えたのですが、ふと、ん?
これはひょっとしてナスターシャの純愛物語なのでは? との
思いがよぎり、もう一度読み返してみました。すると…
ナスターシャとムイシュキンが初めて出会う、あのてんやわんやの
場面から、もう既に涙ぼろぼろ。以降最後まで「涙ぶっちぎれ」状態
でした。とりわけ、ベンチに座っているムイシュキンにナスターシャが
駆け寄り、「あなたお幸せ? お幸せ?」と口走る場面、最初は何と
まあくさい描写だろうと鼻で笑っていたのですが、今ではこうして思い
出しているだけでも、彼女のけなげな心情に目頭が熱くなってきます。
それまでナスターシャをカルメンみたいな、男を誑かす莫連女と考えて
いたのだからお恥ずかしいかぎりです。
自分は汚れていてムイシュキンに愛される資格はないと思いこみ、
苦しむナスターシャ…。ナスターシャについてはいくらでも書け
そうな気がしますが、多分読んだ人すべてがそういう気になるので
しょうね。とにかく「純愛物語」として是非とも読んでほしいと思う
作品です。
「石狩平野」 船山馨
何年か経つと読み返したくなる。
鶴と坊ちゃんが初めて、倉吉おじさんの部屋で
結ばれるシ-ン、何回読んでも胸キュウ-ン。
純文学ではないので sageます。
135 :
吾輩は名無しである:02/02/18 04:39
上の方で出ている「日々の泡」が日本で映画化とかいう話。
主演は永瀬とともさからしいんだけど、これはありなんで?
「愛人」かしら。
文章なら阿部サダの供述調書。随喜の涙ね。
137 :
吾輩は名無しである:02/02/18 21:16
G・サヴァン「ぼくの美しい人だから」
恋愛小説の中じゃこれが一番好きだ。
138 :
吾輩は名無しである:02/02/26 20:44
ガイシュツだけど三島由紀夫『春の雪』。
最後の一行を読み終えたと同時にしゃくりあげて泣いた。
遠い日の思い出だ。。。
139 :
吾輩は名無しである:02/03/14 11:30
「ナチュラルウーマン」は切ない。
行き詰まった関係のまま別れないでいるつらさと、
別れることの悲しさを比べている部分で涙。
140 :
吾輩は名無しである:02/03/14 14:44
SFだけど
ロバート・A・ハインライン
「夏への扉」
切ないか?
142 :
吾輩は名無しである:02/03/14 16:01
>>129 激しく同意よ。
天使の卵はまぢ泣き。野生の嵐もよかった。
情景描写、特に色彩がいいね。もちろん感情表現もだけど。
143 :
吾輩は名無しである:02/03/14 21:37
何度か名前が上がっていますが同じくドストエフスキーの『白痴』
最初に読んだときから、涙腺が壊れてしまったかのように無き通し。
主人公、ムイシュキン公爵の語る「マリイ」のお話しから人によっては
泣けるのではないかと思います。(私は大泣き)
ここで人気のナスターシャも素晴らしいですが、個人的にはムイシュキン
の愛と憐愍の間で引き裂かれる心にも深く引き込まれました。
彼の愛の対象であるアグラーヤもとても魅力があると思います。
後は月並みですが、「椿姫」に「マノン・レスコー」
ゲーテなら「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」のミニヨンに注目。
彼女の純情一途な想いには素直に感動させられました。
日本では村上春樹の「ノルウェーの森」が最近では一番心に残りました。
144 :
吾輩は名無しである:02/03/14 22:18
>>129,142激同意です
あと、どうだろうジャック・フィニィはSFとして扱われるから駄目かなあ。
「過去への手紙」イメージしただけで胸にぐっと来る。
145 :
吾輩は名無しである:02/03/14 22:32
純文学じゃなくても良いでしょう★
浅田次郎「地下鉄(メトロ)に乗って」
展開が読めてしまうのだけれど、それにしても泣ける。
146 :
吾輩は名無しである:02/03/14 23:24
堀辰雄「風立ちぬ」
あとは僕も武者小路実篤の「愛と死」かなぁ。
何の変哲もないけど、なんかよい。
147 :
見せかけ社会:02/03/15 00:41
遠藤周作で上げるのなら、
「女の一生 一部・キクの場合」
若干宗教色がはいってくるけど、
主人公の女性の純情さがたまらない。切ない
148 :
吾輩は名無しである:02/03/15 00:54
ガイシュツ?
「さようならコロンバス」 ふぃりっぷろす
149 :
吾輩は名無しである:02/03/15 01:01
ウィリアム・スタイロンの「タイドウォーターの朝」はせつないよ。恋愛じゃない
が。
「ポールちゃん、この朝を忘れるな!」
150 :
吾輩は名無しである:02/03/17 00:37
「TSUGUMI」
がいしゅつかな?
151 :
吾輩は名無しである:02/03/17 01:59
がいしゅつだと思うが『月姫』『歌月十夜』(共に奈須きのこ・著)
152 :
吾輩は名無しである:02/03/17 04:49
ガイシュツを避けて、、、嶽本野ばら「世界の終わりという名の雑貨店」
今思えば、ありがちな展開と思うけど、読んでるときはグッと来た
153 :
吾輩は名無しである:02/03/28 11:55
錦繍
あの筆の置き方はさすがだ。出てくるのはモーツアルトの話だが、ショパン聞きながら読むと気分である。
154 :
吾輩は名無しである:02/04/14 18:45
あげ
>>151 裏ルートの遠野家シナリオで泣いた!
尿道も号泣!
156 :
吾輩は名無しである:02/04/19 14:10
浅田次郎の「ラブレター」。
初めて泣かされた短編小説。
あざといとは思いつつ、つい…。
157 :
吾輩は名無しである:
村上春樹「ノルウェイの森」最近読み返したがやっぱりすごく
出来のいい恋愛小説だと思う。
あと、島尾敏雄の「死の棘」。夫婦間の恋愛について考えさせられる。