日本における、現代作家の十大小説

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1吾輩は名無しである
スレッドを立ててしまいました。
現代作家の定義が難しいかも知れないけれど。
個人の趣味や思い入れを捨てて、後の世にまで影響を与えるであろう、
最強の小説10本を選んでみましょう。
2吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 01:29
まあ馳ははいるだろうな。エルロイのパクリだが、ノワールをパブリッシュさせた功績はあるとおもうが 
3吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 01:34
今の作家は作品に自分の願望を託しているだけだから
後世に残ることはないと思う。
4吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 01:37
それはもう文学に掘り下げる余地がないってこと?
5:2001/07/07(土) 01:43
>4
それ以前に文学の生命力や普遍性、
心に訴えかける力、精神性
などが失われてしまったんだよ。
6吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 01:49
中原昌也のツトムは良い
7吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 03:32
後の世に影響を与えるほどの作品はここのとこ見当たりません。
今の世に生きている人間を打ちのめすことすら出来ていないのですから。
8吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 17:15
わかったような選定基準持ち出すくらいなら、
問答無用にベストテンでいいんじゃないの?>1

ところで、文学読んで打ちのめされた奴って、一体何読んで
打ちのめされたんだろうねえ?
かってそんなナイーヴな経験があるという方がいらっしゃったら、
是非お聞かせ下さい。
9吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 19:59
じゃあ、ベストテン。
1『奇蹟』 中上健次
2『地の果て 至上の時』中上健次
3『枯木灘』中上健次
4『万延元年のフットボール』大江健三郎
5『楽天記』古井由吉
6『さようならギャングたち』高橋源一郎
7『神聖喜劇』大西巨人
8『文章教室』金井美恵子
9『スケープゴート』後藤明生
10『かかとをなくして』多和田葉子

次点『フィジーの小人(改変前)』村上龍

批判なければこれで決定。批判には出来るだけ真摯に応えます。
10吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 20:37
一人一作くらいにした方がいいんじゃないか?
それはともかく、好き嫌いはあるだろうが両村上の貢献は外せまいよ。
11吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 21:02
現代作家の十大小説。故に一作家一作品にこだわる必要はなし。

>両村上の貢献は外せまいよ
ここもう少し論理的に話してくれ。
12吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 21:36
宮本輝はどう? 「優駿」あたり。
遠藤周作は現代作家に入れていいんかな?
13吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 21:39
映画板でも「邦画歴代ベスト10」ってのやってるけど2chで流行ってるのか
14吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 21:44
宮本輝は優れている部分もあるけど、古典作家なんで
パス。オーケー?
遠藤周作も同様。
15吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 22:05
現代ねぇ…
とりあえずは戦後ってこと?
だったら、大岡昇平、三島由紀夫、伊藤整、埴谷雄高、藤枝静男、武田泰淳
が入らない現代文学って…
16>9:2001/07/07(土) 22:27
スガミタイデカッコワルイ
17吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 22:36
村上春樹『風の歌を聴け』外せないでしょ。
80年代初期の大学生、高校生は結構影響受けたし、価値観の変遷を言語化した功績はほんと大きいよ。
何より、アンチも含めフォロワーたくさん生んだしね。
1817:2001/07/07(土) 22:37
とりあえず『ギャング』より重要
19吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 23:26
>大岡昇平、三島由紀夫、伊藤整、埴谷雄高、藤枝静男、武田泰淳
その辺の扱いは難しい。特に藤枝、武田。
伊藤、埴谷はいらない。
20吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 23:52
まあ、理性的になっとくいかないひとは多いと思うけれど、
村上春樹は、はいるでしょう・・
400万部も売れた恋愛小説とか書いてるしナ。
21吾輩は名無しである:2001/07/07(土) 23:54
>14
宮本輝、遠藤周作が古典で、中上健次が現代作家というのはどうしてだろう?
22吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 00:06
現代文学つったら戦後でしょ。
思いっきりベタに選ぶ。文学史の教科書みたいだ。
三島由紀夫「金閣寺」
井上靖「天平の甍」
安部公房「砂の女」
吉行淳之介「驟雨」
坂口安吾「白痴」
開高健「裸の王様」
大江健三郎「個人的な体験」
遠藤周作「海と毒薬」
中上健次「奇跡」
村上春樹「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」
中上にするか村上龍にするかちょっと迷った。
つーか、死んだ人ばっか。
2322:2001/07/08(日) 00:19
他に井伏鱒二や大岡昇平、宮本輝あたりも入れたかった。
大衆文学から松本清張も入れてもいいかな・・・・・・。一応芥川賞取ってるし。
24吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 04:40
SFからは、一人も無し?
25吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 04:46
ちょっと訊きたいけど、
なんのための十人?
何故十人?
26吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 19:09
>>25
君は何をするにも理由のいる人だなぁ。
ただ、10なの!何のためでもなく10なの。
ノリでいこう。

>>24
固有名詞を挙げようね。派閥の席取りじゃないんだから、
各ジャンルに席を振り分ける気は毛頭ありません。

>>21
宮本、遠藤には方法的な意識が欠けていると思われる。
扱っている素材が現代でも、寄りかかっている方法が
現代的ではない。
27吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 21:02
SF界、固有名詞をあげろと言われたので、星新一を。
28吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 21:10
ついでに作品名もよろしく。
2925:2001/07/08(日) 21:11
十人にはしぼりきれんから言ったんじゃい!
オレ初めてだぞ、このスレにカキコしたんは、他の奴とまちがえんといて。

ところで、死んだ奴と生きてる奴混ぜて選ぶん?
筒井康隆は? 小松左京は? 坂口安吾入れるンなら太宰治も戦後に
入れておかしくないろ? 井上靖入れるンなら司馬遼太郎はどうする?
松本清張もな。…後世への影響度…か、う〜〜ん。
30吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 21:16
推薦する根拠付きで挙げよう。
31JPB:2001/07/08(日) 21:18
村上春樹は批評空間系の批評家には評判悪いし、それは多少納得する部分もあるが
しかし、一作もなし、というのはどうだろう。
私は『ダンス・ダンス・ダンス』を推します。
32吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 21:20
筒井康隆=文学のもつ多彩な機能をそれぞれ突出させることで、極めて
     多様な作品を量質共に創出し続けている。
小松左京=SF界の巨匠として、一押し。

ん? あ、作家をゆっても始まらんの? 一作品だけあげるわけか?
推薦付きで?>1
3325:2001/07/08(日) 21:26
↑28と32書いたけど、一作家の一作品だけを挙げるということなら、
話は別やな。撤回。
34>31:2001/07/08(日) 21:26
あなたのベストテン、私、気になる。
茶でも飲みながら、書いてみる、よろし。
35考える名無しさん:2001/07/08(日) 22:21
村上春樹を推す人は、なぜ
「価値観の変遷」とか、社会的な反響
の大きさを理由にあげるのかな?

資本主義社会で影響が大だったと
いうことは、逆にそれがうさんくさい
ということにもなりえるでしょ。
36JPB:2001/07/08(日) 22:30
>>34さん
正直、十冊選ぶのは難しいです。自分の嗜好で選ぶのと、影響力とか
もろもろ綜合して選ぶの二つがあるとして、後者ならさほど皆さんと
違わないかと。後者のやり方で、順位じゃなくて、十冊選ぶなら、
辛いけれどこれ。

1.大西 巨人 『神聖喜劇』
2.三島 由紀夫 『豊饒の海』
3.大江 健三郎 『万延元年のフットボール』
4.村上 春樹 『ダンス・ダンス・ダンス』
5.高橋 源一郎 『さようなら ギャングたち』
6.小島 信夫 『抱擁家族』
7.古井 由吉 『仮名書往生伝試文』
8.中上 健次 『奇蹟』
9.大岡 昇平 『俘虜記』
10.現代詩
次点 村上 龍 『海の向こうで戦争が始まる』

茶、飲みながら書いてみました。文学文学しすぎだとも思うけれど
敢えて自分の好みを捨てて書いてみました。
37吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 22:51
↑好みのは?
38月とキャベツ:2001/07/08(日) 23:00
ダンスより世界の終わりがいいなぁ
39:2001/07/09(月) 00:00
>36
やっぱ、大西、大岡入れるかぁ。豊饒の海はすっかり忘れてた(てへっ)
小島は個人的に入らない気もするんだよな。良かったら、
『包容家族』を推す理由を挙げて欲しい。主題論的に?それとも方法論的に?
後者なら肯けないんだよなぁ。

>古井 由吉 『仮名書往生伝試文』
これ、一作に絞りにくくない?この人の作品って
どれを入れてもそれなりにはまってしまうという恐ろしい事態。
40吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:00
流れぶち壊して悪いんだけど、
だれか現代作家の定義を作ってくれ。

名前を挙げにくい。
41吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:07
定義好きだよなぁ。この板。
透明な話者によって語られる自然な流れを持った作品に
疑義を呈する作家。オゲ?
42JPB:2001/07/09(月) 00:12
>>40さん
確かに。私は、現代文学/同時代文学に戦後以降を別けてみて、第一次
戦後派から八十年代の「ポストモダン」文学(?)まで、の区分の中で
選択してみました。

>>39さん&>>38さん
小島・・・確かに迷いました。第三の新人入れないとまずいかなあと
いう配慮があって、これは撤回もありかと。大岡もルポの文体という
ものがあるとするなら、これがさきがけか?という意味で挙げました。

古井・・・確かに。

村上・・・これは色々ありそうですよね。難しいかな?

>>37さん
好みはちょっと今は挙げにくいです。
43吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:17
>42
俺だって、他に色々挙げたいさ。
ゴメンよ、泰淳、シチロー。。

>ルポの文体
納得。

村上に関しては、うーーーーん。入れるべきと入れたくないのはざまで。
44吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:27
…各個人の好みでないのなら、こんなスレッドに一体どんな意味が?
45吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:32
意味なんかないよー。
それが何か?
46吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:34
ヤスケンの「――に僕は痺れまくっているのだ」で括られる、
独善的(単なる気分)なベストテンものよりは遥かに有意義だと思われ。
47吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 00:36
あのさ、10を確定することに意味があるわけじゃないじゃん。
それぞれ公正と思われる10を挙げて、
そこで生まれる意見の違いを有効に受け入れるって事が一つ。
次に各人の公正さの質が反映されるって事が一つ。
十分意味あんじゃん。
48吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 07:58
9はまずなぜその10作を選んだか言うべきじゃないのか。
それをする前に他人が挙げた小説を批評してもな。
49>36:2001/07/09(月) 12:53
三島の『豊饒の海』って思いっきり駄作だと思うんだけど。
読み進めば読み進むほど書きとばしが目立ってくる。
50:2001/07/09(月) 13:43
>48
あー、異論あれば根拠提示したいとは思ってたんだよね。
叩き台になればと言うのが素直な意図。
10個一遍に挙げるのは正直キツイしさ。

しかし、金井、多和田あたりには論理的な反駁が
あると半ば期待していたんだけど、かすりもしない。

まぁ、36との相違を基に少し根拠提示を。
中上健次を3作入れたのは突出していると思ったから。
怒るな、これから根拠を提示する。
枯木灘はそれまでの日本文学の流れを過不足なく
総括してしまったから。言い古された比喩ではあるけれど、
物語と小説がその中で、これ以上ない強度で拮抗している。
地の果てはその枯木灘を徹底的に読みかえたものとして
ワンセット。

金井に関しては異論もあろうが、文の在り方の一つの到達点を
指し示していると思われたから。なら吉田健一を入れても良いんじゃないという
声が聞こえるが、女性を敢えて入れたかった。

多和田に関しては撤回。代わりに三島を。

後藤は影響力を考えると疑問もあるが、
しかし、一度読んでみて欲しい。おいおいホントにこれでいいのかという
疑問が、最後には小説という方法への大きな肯定に変わっていくはずだから。
51:2001/07/09(月) 13:50
根拠って言葉がちょっと大袈裟だったと反省。
なかなか大したことなんて書けないものだなぁ。

しっかし、36!現代詩は反則だろー。
個人的興味から聞きたいんだけど、固有名を挙げるなら誰?
カネコ?アマサワ?それとも、、、それとも?

村上春樹はやっぱり必要かも知れないね。
セールス上の新たな視界を切り開いたと言うことで。
ただ、その立脚点に立つなら、俺達は胸を張って
ノルウェイを挙げるべきなんじゃないか?
52生きてる人の短編で:2001/07/09(月) 15:19
「現役(生きてる)作家」の「短編」という条件で選びました。

「飼育」大江健三郎
「小銃」小島信夫
「明けの赤馬」古井由吉
「ハッシシ・ギャング」小川国夫
「蛍」村上春樹
「蟹屋の土産」三浦哲郎
「寺泊」水上勉
「肌ざわり」尾辻克彦
「武蔵丸」車谷長吉
「生きる歓び」保坂和志

「後の世まで影響」は与えないと思いますが、
一時間以内で読めて、読後一日は胸にひびくものばかりです。
53吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 15:29
>52
流れ読めよ。
54吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 15:36
死んでんじゃん!
55吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 21:18
>51
賛成。「ノルウェイの森」ってなんやねんダサー、と言われようが、
読者層が「拓いた」のは事実だし。
浜崎あゆみだのGRAYだの、どこがいいんだと思っても、
データ的に、売れてるし、こういうことはこういうことで、認めないとな。
5640:2001/07/09(月) 21:25
「現代作家」の定義は固まらなさそうですね。
アバウトでいくとしよう。
自分も意見を出してみます。

後藤明生『挟み撃ち』
大西巨人『神聖喜劇』
古井由吉
小島信夫『抱擁家族』
小川国夫
村上春樹
中上健次

この辺は割合、無難に押せる連中。
反論もあるだろうけど。以下は際どい連中。

大江健三郎。ー問題点は、自分が前期の長編の印象しか
持っていないせいなのだろうが、少し「古い」気がする

大岡昇平。安部公房。三島由紀夫。ー問題点は、「死んでいる」
5740:2001/07/09(月) 21:45
>9

小島信夫「『抱擁家族』は「主題論的」に必要だと思いました。

恥ずかしい話ですが自分は金井、多和田の二人を知りませんでした。
その二人に関しては反論以前の問題があるので何も書けません。
機会を見つけて、読んでみます。

>JPBさん

現代詩に関しては、自分も疑問ですが、
村上春樹の『ダンスダンスダンス』は良い線いってると思います。

自分は村上春樹なら、『ダンスダンスダンス』か
叩かれるのを覚悟で『ノルウェイの森』を挙げたいと考えてました。
58吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 21:56
石川淳が入ってないのはなぜ?
59JPB:2001/07/09(月) 22:02
>>49さん
『豊饒の海』は・・・三島のそれを含めて考えた方がいいですかね。『禁色』を自分は
一番気に入っているのですが、これが三島の代表作かといったら、そうではないですし
ねえ。

>>9さん
9さんのリストの金井から発想されたのが、現代詩です。金井の小説の根底にある
のが現代詩との拮抗だとすると、結構省みられないながらも大きい潮流なのかな、と。
固有名は・・・これは・・・

>>40さん
安部公房もどうするかは問題ですね。確かに、三島・大江・安部というのはこの板
の議論をみても大きな存在で、常に立ち戻られる場所ではあるわけですからね。今は
箱男が人気みたいですが、うちらのころは、『他人の顔』とか『第四間氷期』だった
んですがね。

>>52さんの視点も見逃せないとは思います。ただ、短編ということであれば町田とかも
いれていいのでは。ともあれ、一意見として。
60吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 22:35
良識派としては高橋源ちゃんと春樹は外してほしいです。
理由? 日本のオリジナルじゃないから。ようするにパクリ。
61吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 23:12
金井は、パソコン持ってないのにパソコンのエッセイ書いたりする人でしょ?
ちょっとなあ。。
62:2001/07/09(月) 23:19
>>59
金井からの連想か−。明け透けに高橋からの連想と思っていました。
確かに無視できない大きな潮流でしょうな。

>60
あなたの依拠する良識が「日本のオリジナル」という
ナショナリズムに過ぎないのなら、到底その意見には
耳を貸せそうにありません。長谷川君の苦労がどこにあったのか、
身を震わせて考えてみてください。

>61
あはは。しかし、君も僕もパソコン持ってなくて
パソコンのエッセイ書ける?金井なら許せちゃうんだよなぁ。
何か言葉しかないって意気込みがあるような感じがして。
63吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 23:29
>三島・大江・安部
うーん、阿部がちょっとわからない。
晩年の作品群はどう捉えられているんだろう。
『砂の女』は確かにすごいけど。
6460:2001/07/09(月) 23:50
>>62
依拠なんておおげさなものではないけどさ、
公平に見ても高橋源と村上春は価値低いのよ。
ナショナリズムなんていまどきそんな馬鹿なこというなよ。
6540:2001/07/10(火) 00:52
>JPBさん
雑談になりますが
僕も『箱男』が人気上昇ってのはちょっと疑問でした。
ま、多分『箱男』発想が、最近の青年層の抱える問題と一致するのでしょう。

私事になりますが、僕はここで言う「工房」です。
意外かもしれませんが学校の図書館では実存主義系の作家
ーサルトル、カフカ、安部公房ー等は読んでる人が多いみたいですよ。
作品としては『Sカルマの犯罪』とか『砂の女』、
依然として『他人の顔』辺りも人気みたいですね。
ただし晩年の物はさすがに不人気です。
僕はさくら丸なんかは難解すぎたので読めませんでした。 40
6640:2001/07/10(火) 01:04
と言うわけで個人的には
島尾敏雄『死の棘』、安部公房『砂の女』
辺りを是非入れてみて欲しいです。

できれば遠藤周作『深い河』、
砕けてみて、筒井康隆なんてのも考えてみて欲しい。
中上は取りあえず『岬』。村上龍は「粗暴」すぎる感があるし
大江は「古い」気がするので個人的には入れて欲しくありません。40
67吾輩は名無しである:2001/07/10(火) 01:15
古い…気がする…って言ってもなあ、島尾に安部、遠藤入れて
大江が抜きかあ? 大江って、何時死んだんだっけ?>66
6866:2001/07/10(火) 02:02
うーん。それは突っ込まれるとは思ってたんですよ。

一言で書いちゃうと自分の偏見なんですよね。
理論的に説明もできないし、具体的にどう「古い」のか提唱もできない。
実際、第一線の作家だし生きてますよね。それもわかってます。
まぁ、、、ここは戯れ言だと思って聞き流してください。

村上龍に関してもバッシング受ける羽目になるだろなぁ。当分静観かな。

最後に書くと、島尾、遠藤も「古い」とは思います。(安部はまた別)
それになんだかんだ言って大江も最後には入ってるのだろうとも思ってます
69吾輩は名無しである:2001/07/10(火) 02:42
多和田葉子って筒井康隆の影響を受けたって言ってなかったっけ。
それなら、多和田の代わりに筒井でいいかな?
7035:2001/07/10(火) 03:05
>>55
もう一度。
あえて言うけど、
村上はやはり
「売れた」ことで評価されるの?
『ノルウェイの森』はそれまで
避けてきた固有名を導入することで
シンボリックな意味を廃し、単なる
恋愛小説を書いたわけで、それは
売れるための戦略にはなっても、
作品の質としては後退していると
言わざるをえないんじゃない?

十大といっても、何の十大かによるね。
読者層開拓成功の十大小説なら、まあ
村上はベストテンに入るだろうね。
71吾輩は名無しである:2001/07/10(火) 06:48
>70
「ノルウェイの森」についての個人的な思い入れを度外視して考えて、
例えば「羊をめぐる冒険」や「ダンス・ダンス・ダンス」に比べて、
それの質が落ちているというのは、確かだと思う?

文章の質や、物語全体のバランスや、そういうものは、
「ノルウェイ」や「世界の終わり」あたりが、一番じゃないかな・・

>十大といっても、何の十大かによるね。
そうだね。一応「最大に評価されているか、後に強烈な影響を与えた」作品、かな・・
読者層開拓となれば、SFが入ってもいいかもしれんね。
72吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 12:52
あげ
73吾輩は名無しである:2001/07/13(金) 17:31
『死霊』どうよ?
74吾輩は名無しである:2001/07/14(土) 00:17
「社会への影響」だの「読者層の開拓」だの、
そういうものは、このさい、度外視してもいいんじゃないかな。
この数十年間に、日本でどんな小説が売れたか、あるいは話題になったかなんて、
今さら論ずる必要ないしな。
(それに、そのへんを考慮するなら、当然、石原慎太郎とかも入ってくるよなぁ)
現代文学史を編纂している委員会の会合じゃないんだから、
それよりも、それぞれが、徹底した主観に基づくイチオシの作品を挙げる方が、
議論が深まるような気がするけどな。
75吾輩は名無しである:2001/07/14(土) 09:07
仮に、売り上げだけで10作選ぶと、どうなるんかな。

村上春樹『ノルウェイの森』
小松左京『日本沈没』
黒柳徹子『窓際のトットちゃん』

・・・鬱ですね。
76吾輩は名無しである:2001/07/14(土) 11:14
↑当然赤川次郎もはいるんだろうね?
77吾輩は名無しである:2001/07/14(土) 18:11
このスレ内での現代作家の定義は、
戦中・戦後を作風に反映させていない事でいいんじゃないの。
そうすっと、トットちゃんや小松は落ちるけれど。
78JPB:2001/07/14(土) 23:09
>>77さん
戦後はいれないとまずいのでは?

確かに・・・あんまり文学史的なものでもまずいのでショウねぇ
7977:2001/07/14(土) 23:41
>>78
戦後と今の世を10で代表させるのは大変だ・・・
どっちに重きを置くかで傾向ががらりと変ってくるし。
吉行、野坂、開高 、司馬、色川 / 遠藤、筒井、慎太郎
あたりが境目になるのかな。
いや、年齢的な事はよくわからないけど。
80JPB:2001/07/14(土) 23:52
>>77さん
ああ、高度経済成長前の「戦後」に関してということですね。
いわゆる「戦後は終わった」というときのそれですね。
そうなると、ますます難しくなるなあ・・・

島田雅彦はこの板ではかなりアレですが、『彼岸先生』と
『天国が降ってくる』は、例えば十大小説といった場合どうですかね?
(と、困った質問を投げかけてみる・・・)
81むむむ:2001/07/14(土) 23:58
彼岸先生はアレだけど「天国が降ってくる」はベスト50になら
できると思う。
82吾輩は名無しである:2001/07/14(土) 23:59
10もねえけど
中上「1000年の愉楽」
春樹「ノルウエー」
鈴木清剛「ラジオ・デイズ」
温泉ゲイシャ「マリ&フィフィ」
83吾輩は名無しである:2001/07/15(日) 00:12
(私見たっぷり)
1多和田葉子「犬婿入り」
2酒見賢一「後宮小説」
3有吉佐和子「紀ノ川」
4松浦理恵子「葬儀の日」
5春樹「世界の終りと〜」
6星新一「ボッコちゃん」
あとわかんないです。でも有吉佐和子と星新一は入れたい。
大衆小説だけど、確立された世界観をもってる実力者
だと思うから。なのにほとんど無冠なのが…。
84吾輩は名無しである:2001/07/15(日) 00:14
ああ、星新一はいいかも。
星さんから読書好きになる人って多いんじゃないかな。
85吾輩は名無しである:2001/07/15(日) 00:14
>>83おまえ、矢追だろ
8683:2001/07/15(日) 00:21
>>85
矢追?なに?ヤオイが好きかときいてるの?
それとも純一?
87吾輩は名無しである:2001/07/15(日) 00:23
そういえば矢追純一ってどうなったんだろうね?
88JPB:2001/07/15(日) 00:28
>>83さん&84さん
有吉なら『恍惚の人』の方が私はいいかも。
星さんは代表作を決めるのが難しそう。
『ノックの音が』とか、ある定型でここまで作れるってのが凄いかな。
個人的には無茶苦茶感傷的な「鍵」と変にユートピックな「殉死」が
好きです。「おーい、でてこーい」はコルタサルの方向で。
89吾輩は名無しである:2001/07/15(日) 00:31
コルタ猿は共産主義者なのでsage
90JPB:2001/07/15(日) 01:03
>>89さん
まあまあ・・・
91吾輩は名無しである:2001/07/15(日) 12:06
現代作家=昭和45年以降に発表された作品
という定義づけはどうでしょう?
昭和45年、というのはつまり、三島由紀夫の死んだ年で、
この年をもって、「昭和の終焉」とする学説(<柄谷行人)に、
いたく賛同してるからなんだけど・・・
9283:2001/07/15(日) 12:10
>>88
有吉「恍惚の人」もいいですね。「華岡青洲の妻」もすごかったけど。
この人の作品にはいいのがいっぱいなのに、無冠っていうのがすごく
可哀想でどうしても入れたくなりました。
星新一は代表作を1つあげられないので、オーソドックスにボッコちゃん
を挙げたのですが、どれをいれても良いと思います。
93吾輩は名無しである:2001/07/15(日) 23:10
>>77

冴えてる。
91の定義も良いけど、このスレの流れ的には77の定義の方が良さげ。

ついでに星新一に賛成一票。
『恐竜達の午後』とか既に出てるけど『鍵』なんか好きだった。

代表作は挙げにくい作家けど、
俺も『ボッコちゃん』は際立って印象的だったと思う。
94吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 00:36
吉行淳之介の『夕暮まで』いれてーなー。
それと倉橋由美子『アマノン国往還記』はどう?
あと俺には難し過ぎて半分くらいしか理解できなかったけど、
小島信夫の『うるわしき日々』はすごいぞ。
ある意味『抱擁家族』超えてると思われ。
95吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 01:31
『午後の恐竜』だよ。
96吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 01:39
河野多恵子の「みいらとり猟奇冒険たん(漢字が出ない)」
はいかが?
97吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 11:02
君らさぁ、金石範なんで出さねえの? って、俺も大学の
先生に個人的に薦められて読んだんだけど、何であんな作
家が埋もれちゃうの? 大江とか中上なんかよりはるかに
いけてる。文章はあまりうまくはないけど、明らかにドス
トエフスキー的資質ありだな。
98吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 12:53
中上健次『地の果て 至上の時』
大江健三郎『同時代ゲーム』
99吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 13:57
>>97
うん、金石範いいね。
100吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 17:57
>>97=99
チョン発見!
101fishman:2001/07/16(月) 18:58
>100 それで?君の名前がわからないのがとても残念だな。
   これから先、君の名前を見つけるたびに「  」発見!
   って書き込んであげるのに。。

   ごめんなさい。金石範知らないっす。どんな感じの作家なんでしょう?
   島田は高橋との二者択一になるかと。。
   僕は、、高橋をとります。
102吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 21:45
>>100
ヴァカ・・・
103吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 22:07
>>100が嫌なのでさげる。
104吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 22:11
てか、ホントに星や有吉入れるのかよ!
それなら俺は山田風太郎入れてくれと
リクエストしちゃうぜ!
「朝暇だったので、地面の上に大きくバカという字を書いて、その上に鳩の餌を
蒔いた。2階から見ていると、鳩がバカの字に並んでいた。良い朝だった。」
最高だろ?
105吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 22:12
100なんてほっとけばいい。無視しよー。
クズだ。
106吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 22:14
有吉佐和子「恍惚の人」は間違いなく入るでしょう。
107吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 22:20
うむむ。何か純文学ー大衆小説って括りを
今更ながら持ち上げてみたい気がするぞ。
何かこのスレどんどん変容してるし。
108吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 22:22
100みたいなのは学歴板でよく見かけますね
109108:2001/07/16(月) 22:23
すいません、sage忘れました・・・鬱だ逝ってきます
110吾輩は名無しである:2001/07/16(月) 22:41
つらつら思うに日本という国は、受け入れるばかりで世界に向けて発信するという
思考に欠けている。
文学でいえばアメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、ロシア、中国。
ちょっと下がってイタリア、ラテン・アメリカと影響は受けるものの
イミテーション文学。
源氏物語が泣くぞ。
111吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 09:44
>>104
それ何て作品?
教えてー。
112吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 10:07
エンタメ系もどんどん入れてくれ。知らない傑作が多そう。
1133396:2001/07/17(火) 13:01
外国での評価といえば、村上春樹なんて圧倒的じゃない?
最初は「売れてる」ことに嫌悪感を感じて読まなかったクチだけど、
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」なんて傑作だと
思う。
あとは村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」、安部公房「砂の女」
ってのはどうでしょ?
114吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 13:04
>>113
かなり同意。
115吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 13:36
>>104
山田風太郎もいいですね。カコイイ。
なんなら純文学ベスト10と大衆文学ベスト10わけます?
浅田次郎とかがはいったらやだけど。
116吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 13:41
竹本健治『匣の中の失楽』なんてのはどうだろう
117:2001/07/17(火) 14:55
100>>97=99
チョン発見!

こういうアホがいるからまともな作家が評価
されないわけで・・・
金石範、春樹、阿部公房、北さん、あとちくま
の全集の第三巻みたいに調子いい時の夢野久作
。残り五人は正直浮かばないなぁ。
118fishman:2001/07/17(火) 20:20
あえて、深沢七郎も入れてほしい。。
119吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 01:30
age
120  :2001/07/19(木) 02:33
やぱーり筒井康隆を入れなきゃね。1970年代の。
121吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 13:18
井上ひさし『吉里吉里人』か『四千万歩の男』は、どうかな。
何だか、すでに古めかしい気がするけれど。
122吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 23:36
北杜夫「楡家の人びと」は、戦後の日本文学の最高峰だと思います。
123吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 00:14
井上ひさし、北杜夫、筒井康隆、有吉佐和子、阿部公房、村上龍、村上春樹、金石範、中上健次、開高健
で決まりでしょう
124吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 00:32
saiaku.
125吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 00:38
もう決まったのか。
古井由吉は入ってないんだな。
126吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 00:39
123が何の手続きもなしに勝手に決めたことだ。
気にするな。
127吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 01:01
大江も入ってないな。
128吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 01:37
なんか誤字もあるしね。単なる馬鹿でしょう。
129吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 01:56
もっと女性作家を入れよう。女性陣の力が強いのは日本文学の特徴だろ?
130吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 02:03
1が設定してる選定基準をちゃんと読め>ALL

>現代作家の定義が難しいかも知れないけれど。
>個人の趣味や思い入れを捨てて、後の世にまで影響を与えるであろう、
>最強の小説10本を選んでみましょう。

現代作家の定義は? 決まったのか?>1
131吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 02:23
>>129
佐多稲子とか、有吉佐和子とか、幸田文とか?
132JPB:2001/07/20(金) 02:44
円地文子を忘れちゃいけない・・・
133吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 12:42
か、金井美恵子も忘れちゃいけない。
134吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 13:05
金井美恵子が入るなら松浦理英子も入るでしょう
135トキオ:2001/07/20(金) 13:21
>>122
賛成。が、オレは「幽霊」「木霊」の方が好きだ。
北杜夫って、なんかバカにされすぎてない?
「寂しい」シリーズなんて、コルタサルも真っ青の実験・仕掛けの連続だよ。
136吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 13:24
現代作家とは?
137吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 13:31
>>136
うん、まずそれからなんだけど、どうなんだ?
138トキオ:2001/07/20(金) 13:32
とりあえず、現存してる人でいいんじゃないの?
つまり、可能性として、最新作が出るかもしれない人が、
「現代」(リアルタイム)と言えるんじゃないかと思うが。
139吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 02:05
現代=リアルタイムって随分狭義だなぁ。
まぁ、その文あっさり決まりそう。
古井、高橋、島田、両村上、保坂、阿部
金井、笙野、多和田
ハイ、これ10人。後は町田ぐらいか?
しっかし、何だろうねこの面子。冴えな・・・
140吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 02:16
大江が抜けてるのは意識的か?
141吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 02:26
ヲイ、黒井千次、三浦哲郎、大庭みな子、河野多恵子、富岡多恵子、宮本輝は入らんのか?>>139
142吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 02:33
だって文学外の領域でその名前すでに物故してんじゃん。
宮本以外。
143吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 02:38
読んだ事ないけど、津島祐子が入ってないな。
144吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 02:39
物故はちょっと言い過ぎた。
周りでその名前普通に聞くかい?>141
145吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 02:42
作家だろ? 文学内でいーんだよ。
作家が歌うたってどーする、選挙出てどーする。え?
146吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 02:47
いや、まぁ、言いにくいんだけどさ、君の挙げた人達
文学内でも失効してるよ。回りくどい言い方してごめんね。
147吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 04:24
139のなかで該当するのは両村上と古井と島田だけ
148吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 15:36
大庭みな子は入れてクレヨー
149吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 16:02
とりあえず島田氏は除外
150吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 19:58
保坂と阿部はいくらなんでも入らんだろ
151吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 20:01
藤沢周は?
152吾輩は名無しである:2001/07/21(土) 20:15
赤江爆は?
153:2001/07/22(日) 08:07
赤江曝は、自分的には和製コルタサルであると思ってます。
何につけ「和製**」って本家にやや似ているんだけど、実
力的には本家の数段下。
要するに赤江兄さんはちょっとありえないなぁ。
154吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 09:57
スレの主旨が、
>後の世にまで影響を与えるであろう、最強の小説10本を選んでみましょう。
だから、現代を70年代以降にデビューした現役作家と考えても
10人、10作品も集まるかどうか…
155吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 11:30
>現代を70年代以降にデビューした現役作家と考えても

なんで?
156吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 11:34
「後の世」ってやつに期待しすぎじゃないか?
どうせ碌でもないんだから、誰にだって可能性あるべ。
157吾輩は名無しである:2001/07/22(日) 11:43
>155
近代/現代=戦前/戦後では現代の部分が長すぎる(スレの流れ)ので、
戦後を70年を分岐点に考えることにしました。
・オイルショックにより戦後の経済成長に一区切りついたこと。
・70年の三島の死により文学的にもある種の切断があったこと。
・70年当時20代でデビューした者が現在50代でぎりぎり現役と言える事。
と言うのがその理由です。
まあ、飽くまで目安ですから、議論の叩き台にして下さい。
158吾輩は名無しである:2001/07/23(月) 07:42
中野美代子は?
159吾輩は名無しである:2001/07/27(金) 07:32
157の「70年分岐点論」は微妙。
悪くはないけど、問題は主題や手法が現代的かどうかだろ。
(でも、これって定義できないな)

157の意見を叩き台にさせてもらうと
70年と指定して言い切るのはちょっと乱暴だから
たとえば、「60ー70年以降」とか少し漠然とした方がいいと思う。
漠然とさせたら定義にならんと言われたらそれまでだけど。
16021世紀文学:2001/07/31(火) 21:54
村上春樹『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』に一票。

電脳社会の仮想現実感や他者に距離を置くフラットな人間像は
ネットを起爆力にした情報産業社会の進化によりますます一般化するはず。
「後の世にまで影響」という観点からは外せないと思う。

逆にドストエフスキー流の実存的命題を抱えた作家達は
その内的葛藤がもともと近代化の過程にある社会に根ざすものなので
将来的には、例えば現在における森鴎外みたいな
有名だし凄いんだけど影響力はないっていう作家になりそうな気がする。
161吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 22:10
中原昌也「マリ&フィフィの虐殺ソングブック」に一票。

70年代生まれの作家で影響力のある作品を書けたのはまだ彼だけだろう。
162吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 22:20
竹西寛子さんは入らないの?
「管絃祭」好きなんですけど。
163吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 23:04
>>161
影響力って誰に影響を与えたの?
164>163:2001/08/01(水) 01:35
165吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 06:24
Don't forget Ai E-jima!
166いんきちしんちき:2001/08/03(金) 14:06
OK,I would keep it in my mind.
I won`t tell it to anybody.
167吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 22:16
現代の重要な作家としては筒井は十人の内に入るだろうが、
十大小説の内に入れるような大作書いてないじゃん。
俺筒井好きだけど、作品的には弱い。
168吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 22:37
辻仁成!
.......殺さないで下さい、冗談です。
169吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 23:27
村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』って選ばれてないのね。
みなさんは『世界の終り』とか『ダンス』がお好きなのね。

わたしは『ねじまき鳥』に1票!
170吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 23:32
つーか、春樹は嫌いずら。読んでないし(W
171吾輩は名無しである:2001/08/07(火) 23:57
というかさあ、春樹入れてる奴はさあ、まあミーハーな奴であることだけは確か
やと思うけど、本当に10に入るのかなあ。彼の本はそんなんには入らないとい
うか、入れてくれんなというか、ばかのミーハーが読んでくれればいいという感
じではないでしょうか?それと龍は入れないというのが変やなっていうのは、も
し透明に限りなく近いブルー1冊書いて死んどけば入れるくせにその後なんかメ
ディアにでたがる姿勢とか売れすぎてるんが嫌いなだけじゃないの?
172吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 00:07
現代の重要な作家としては龍は十人の内に入るだろうが、
十大小説の内に入れるような大作書いてないじゃん。
俺龍好きだけど、作品的には弱い。
173いんきちしんちき:2001/08/08(水) 00:10
大学の文芸クラスなんかだとどんなへたれでもとりあえず春樹とくれば
バッシングっていうのがここ最近の風潮だけど、春樹は別に頭悪い人で
はない。「神の……」などを読んでると、変わってきてる部分もけ
っこうある。「僕」のワンパターンな気取りに本人自身うんざりしてき
たんじゃないの? まあとにかく、そう悪い作家ではない。やばいのは
今も昔もドラゴンでしょ。
174吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 02:12
吉村昭さんは?
175吾輩は名無しである:2001/08/08(水) 05:33
吉村達也さんは?
176:2001/08/08(水) 12:16
でも龍って微笑ましいね
ばななとか泣~リは虫酸が走るが
177きゅうり:2001/08/17(金) 22:38
169に大賛成。文学的評価として「ねじまき鳥」は外せない!
あえて流れを無視しムキになって言うが、
ウレ筋の作家を敬遠する逆ミーハーも、
売れたことは無視できない、という訳知りミーハーも、
浅薄なテレビコメンテーターのようにならんと、自分で考えろ。
というわけで、私の考える十大重大小説!
の前に、現代小説の定義として、以前に誰かが言っていた、
方法論的に新しいもの、というのは大切。
それに加えて現代という時代と斬り結んでいることが大事、と思う。
だから、短編小説はちょっと違うと思うし、
別の意味で現代詩は外そう。
これは、プレーをするための、ルールだから。


1.「死霊」埴谷雄高

2.「金閣寺」三島由紀夫

3.「暗室」吉行淳之介

4.「輝ける闇」開高健

5.「笹まくら」丸谷才一

6.「枯木灘」中上健次

7.「コインロッカー・べイビーズ」村上龍

8.「楡家の人びと」北杜夫

9.「あ・じゃ・ぱん」矢作俊彦

10.「ねじまき鳥クロニクル」村上春樹
178吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 03:54
age
179吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 04:20
「コインロッカー・べイビーズ」腑に落ちんな。
だいたい何故、二冊に分ける必要があるのか?
下手すると「楡家」の半分もないんじゃないか?
まったくもって腑に落ちんな。
180吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 04:40
>>179
量なの?
内容に関しては衝撃的な作品だったと思う。
181吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 04:50
1.吉里吉里人
182179:2001/08/18(土) 05:17
>>180
上に書いたことは、まあ放っておくとして、
衝撃的だから重要ということはないでしょう。
じゃあ、どうすりゃいいのかってことになるわけだけど、
もうね、売れた順番に重要というしかないんじゃないかな?
社会に対する影響力ってことでいくと、それっきゃないでしょ。
それか間接的に、作家にどれだけ読まれたか、とか。
結局のところ、「十大」なんてどうでもいいやね。と思うよ。
183吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 06:02
奥泉光「葦と百合」
池澤夏樹「マシアス・ギリの失脚」

を挙げてみる。
184吾輩は名無しである:2001/08/18(土) 10:23
竹西寛子『管絃祭』に一票
185     :2001/08/21(火) 04:28
l
186吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 11:38
現存する作家では、好みはともかく、
小島信夫、大西巨人、大江健三郎、
高橋源一郎、村上春樹は外せないでしょう。
あとは、安岡、庄野、筒井、古井、
今後の作品次第ということで、
保坂、多和田、阿部といったところかなあ。
187吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 11:54
>>177
「あ・じゃ・ぱん」が何ではいっているのか理解できぬ
面白い作品ではあるが、ここに名前のあがってる他と同じレベルで語る
べきではないでしょう
私はNAVI連載時に読んでいたが
188きゅうり:2001/08/21(火) 12:30
>179
「コインロッカー・ベイビーズ」はブンガクとしてやはり名作。
時代と斬り結びながらも、龍の個性が出ている。
その後の「五分後の世界」は廃人の書いたものとしか思えない。
>187
「あ・じゃ・ぱん」が何ではいっているのか理解できぬ、
と言う意見はよくわかります。
「あ・じゃ・ぱん」は、作品としては確かにレベルにたっしていない。
でも・・・・「志」がブンガクしているのです。
反論もあるとは思いますが、これも大事なことだと・・・。
189吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 13:08
「楢山節考」深沢七郎
「麻雀放浪記」阿佐田哲也
「家畜人ヤプー」沼正三
・・・駄目ですかね。
190吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 13:22
龍は「テニスボーイ・・・」の方がブンガクテキには上だと思うけど・・・
191藤倉:2001/08/21(火) 20:04
ありゃ、誰も加賀乙彦をあげてないねえ。
「宣告」はダントツだぞ(筒井康隆も以前、「宣告」を戦後小説?のベスト10にあげてたよねえ)。
192真打ち登場!:2001/08/21(火) 21:48
このスレッドを見てるかもしれない
田中長野県知事は?
それとも、おれが康夫??
193黄昏の国、西洋:2001/08/21(火) 22:28
「宣告」は確かに心を動かす作品ではあるのですが、
現代の10作にはいるといっていいのかどうか・・・
素材=死刑囚という主人公の状況に心を動かされるのは事実ですけれど。
194きゅうり:2001/08/22(水) 10:49
>190
この判断はほんとうに難しい・・・。
「愛と幻想・・・」ならはっきりするけど。
ルールとして、個々の作家や作品をランダムに挙げるのではなく、
10作に絞って挙げる、というのはどうでしょう。
そうでなければ、限定された10の中に、
この作家のこの作品がはいるのだ、と言う批判が出てこないハズ。
>187さん
10作どうでしょう
195吾輩は名無しである:2001/08/23(木) 01:30
あげ
196吾輩は名無しである:2001/08/23(木) 10:46
矢作俊彦が後の世に残るとは思えないんだけど・・
197吾輩は名無しである:2001/08/23(木) 11:36
http://www.qqnet.com/user/yahagihome2/interview/interview1.htm
あ・じゃ・ぱんのインタビュー。
198きゅうり:2001/08/23(木) 12:24
197さん、ありがと。今読んだよ。
これ読んだから、言うわけじゃないけど、
矢作俊彦「あ・じゃ・ぱん」撤回します。
やはり、10作に入れるには、何かが足りない。
文学の批評性と、知識とは別だよな・・・・。
というわけで、9作になっちゃった。
だれか10作目を考えてくれ。
199吾輩は名無しである:01/09/03 20:48 ID:fByR9BGc
負担。
200吾輩も名無しである:01/09/03 22:40 ID:lZfTko1E
>191 「宣告」は悪くないですが、モデルの正田昭の個性に
乗り過ぎていると思いますね。作者の投影である精神科医が
ただ混乱するだけで、死刑執行の確認をするだけが辛うじて
自分の存在確認というのでは、たとえ現実にそうであったと
しても作品としては弱いと思いましたね。
201吾輩は名無しである:01/09/04 10:56 ID:.V7LZM9A
小説的ドキュメント。文学の香り無し。
202 :01/09/04 12:00 ID:AJObVSYE
脈々とある流れを受け継いだのが正当な文学なんですか??
203吾輩は名無しである:01/09/04 12:04 ID:Nz9ZpokQ
>>202
正当→正統では?
204吾輩は名無しである:01/09/05 04:05 ID:seUDpGgU
澁澤が出ていない。
205吾輩は名無しである:01/09/05 18:54 ID:wFoXvxxE
澁澤は博覧強記ってことで。まぁ、小説もあるけどこのスレの趣旨からは
外れるんじゃないの?
206吾輩は名無しである:01/09/05 19:26 ID:rML/BvoA
俺もそう思う。
207吾輩は名無しである:01/09/05 20:31 ID:8pwxQGZM
俺は何とも思わない。
208吾輩は名無しである:01/09/05 22:18 ID:.sKK.Vvc
えっと「近代+日本+小説」が一段落したのは、
やはり1970年前後でしょう?
ベタに言うなら、漱石から三島まで、でよろしいかと。

で、21世紀にもなって現代小説って言うからには、せめてその後、
小説というジャンル自体が???になってからの作家じゃないかしらん?

その意味で、最後に伝統的な小説というスタイルに回帰した澁澤は、
充分に候補のひとり、と思うです。

また、この時代に1作品を基準にを挙げることは難しいね。
むしろ作家の姿勢と業績の総体が問われると思うから、
「後世に影響を与えるであろう10人の作家とその代表作」
と捉えてしまのよ、ワタシの場合は。

するとダナ、個人的な見解として、澁澤の他、中上と古井、それに筒井が当確。
大江は小説は偉い、というカン違いが「現代」的にはちょっとキビしいかも。
大江が「現代」なら公房も入ってしかるべきだんべな。
村上sは、片や文なれど学ならず、片や学なれど文ならず、か。

あとが誰なのかは、正直わからないですのお。
多少ガマンしても後藤、島田、高橋、笙野などになりるれ?
多和田やら何とかやらカンとかはどうなのよー。
好き嫌いだけなら森内俊雄は良いのだが・・・
209吾輩は名無しである:01/09/05 22:48 ID:ruGAshAI
>189
のあげてる3つは非常にセンスいいと
思うなあ。
つまり、現代文学の流れとして基本的な
三島、大江、中上とかを杓子定規にあげるより
全然オリジナリティあるじゃない。しかも説得力
ある3人だしさ。

じゃあ10コ選ぼうかな。

日本の十大小説を決めたとしたら、
それを話す相手は外人だろう、という
前提をもって、何人かの作家は複数
作品にしました。

この前提なので、死人も出てきまーす。
(ところで、前の方の発言で大江が死んだ
ことにされたまんまだよ。誰かなんか
言ってあげりゃいーのに)

えーと、まず>189の3つ、
三島の「豊穣の海」、
大江ではピンチランナーぐらいまで全部、
谷崎は全集、
中井英夫「虚無への供物」。

あえて夢野久作、小栗虫太郎は外す。
「虚無への供物」だけ読めば夢野&小栗
のテイストは伝わる気がするから。
ただ、すごーく前に「函の中の失楽」あげ
てるひといるけど、「函」は「虚無」の足もと
にも及ばないと思うなあ。

えー、6つあげたからあと4つね。
うーん、石川淳「狂風記」、
内田百閨u阿房列車」シリーズ、
久生十蘭「魔都」。

うーん、筒井康隆は・・・いや、外そう。
結局筒井から何か最善のひとつを
選ぶならば「七瀬」シリーズになってしまい、
これじゃあ十大小説にならないだろーから。

・・・・・・あ、気がついたら9つだ。
やべー、前のひとたちの発言を
見直して誰か見繕おう・・・・・・
・・・うーん、いないな。

じゃあ村上春樹でいーや。「ねじまき鳥」。
これで10コ。
オーケー?
210吾輩は名無しである:01/09/05 23:34 ID:qlQqN0ro
却下。
211吾輩は名無しである:01/09/05 23:36 ID:EEsrJcP2
誰かまともな人はいないの〜?
212吾輩は名無しである:01/09/05 23:56 ID:MRPyzv.U
まともじゃないから
多和田と古井と庄野をおしたい…
213吾輩は名無しである:01/09/06 01:28 ID:1VYnj5DI
花田清輝の「復興期の精神」と埴谷雄高「死霊」は絶対に外せないのだ!!
あ、復興期の精神は小説じゃないや!!!
安部公房「燃え尽きた地図」、島尾敏雄「死の棘」(じつは未読だ!!)
石川淳「鷹」(あえて鷹。いちばん好きだから)
むろん中上も(ってまだ読んでないっっ!!お話にならんね、てへ)、
大江も「万延元年のフットボール」さえも!!!
困ったな……即やかに退却。生き恥残して、ふふふ、と。
214吾輩は名無しである:01/09/06 02:26 ID:jq32LeII
よし。じゃあ4つ選ぶ。

『笛吹川』深沢七郎
『ひかりごけ』武田泰淳
『夜長姫と耳男』坂口安吾
『「雨の木」を聴く女たち』大江健三郎
215吾輩は名無しである:01/09/06 02:40 ID:1VYnj5DI
深沢は「庶民列伝」の方が好きだなあ。尤も「笛吹川」でも異存はないけど。
坂口はむろん作品は好きだけど、やっぱり人物だなあ、おれには。
216214:01/09/06 02:47 ID:jq32LeII
無理矢理一作選ぶのは大変。
泰淳は『富士』もいいだろうし、坂口・大江は異論百出だろうね。
217吾輩は名無しである:01/09/06 03:00 ID:oZcUDtds
まあ、色々考えたけどさ、
結局10大小説なんつって大上段にさ、
個々の嗜好に偏って選出するのはあんま生産的でないと思うのよ。
だから、ひとまず総覧っぽく、

『熱写ボーイ』『ビデオボーイ』『SMスナイパー』『めばえ』

でどうだろう。
218吾輩は毛無しである:01/09/06 03:04 ID:l1EE/TsU
>217

『ビデオボーイ』には同意!
『さぶ』もいれといてあげようyo〜
219217:01/09/06 03:16 ID:oZcUDtds
>>218
初めは『さぶ』も考えた。
だがマイナーである事に自足している気配があるゆえ、
その向上心を刺激するべく敢えて排した。
その親心を分かって欲しい。
220209:01/09/06 03:16 ID:UmBI/dg6
いやー、却下されちゃったなあ。
仰る通り、マトモじゃないでーす。

>214
そういや武田泰淳いたね(って、前にも
出てるけど)。泰淳なら「快楽」かなあ、私は。

>217
うーん、「めばえ」だな。
あの表紙イラストの古さが・・・って、
「めばえ」ってまだ出てんの?

固い表紙で(別スレでも書いたけど)、
頭のとろけたオッサンが本屋でチュッチュ
してる様子を見かけると、絶対零度の
アナザーワールドへと扉が開きます。
221吾輩は名無しである:01/09/06 03:18 ID:UmBI/dg6
>219
感涙だよ・・・握手しようっ!
その手を離さないぜ。
222風船おじさん:01/09/06 03:27 ID:O4mA6o3U
>>219
すいません親分。親分にそこまでの深いお考えがあったとは・・
しばらく伊豆あたりで修行し直してきます。
こんな若輩者が大きな口をたたいて申し訳ありませんでした。
あぁ〜気持ちいい風が吹いてきました。
この風に乗って、いざ、伊豆へ!親分もおたっしゃで。
223217:01/09/06 03:30 ID:oZcUDtds
ヨキニハカラエ
224吾輩は名無しである:01/09/06 03:38 ID:XziFCd26
あらら、いきなりネタスレに化しつつあるなw
藤枝はもうだれか挙げてる?とりあえず「空気頭」か「欣求浄土」で。
225:01/09/06 09:58 ID:Bz4OFyMw
やっぱカポーティははずせないでしょう!
226Tango:01/09/06 12:33 ID:DT0sEKRg
原民喜「夏の花」三部作
大岡昇平「俘虜記」
住井すゑ「橋のない川」
安部公房「鉛色の卵」

てか新潮文庫の見解でいくと、
原民喜は近代文学に入れられるらしいんですね。
石川淳、坂口安吾、深沢七郎も。
あ? 高橋和己まで・・もしかして死んだら近代?
・・と思ったら安部公房は入ってない(むーん

>>83
賛成!<「ボッコちゃん」
227きゅうり:01/09/06 13:43 ID:/sdq.9TA
適当に、自分の好きなもん挙げると、ラチあかんぜ。
10だせ、10よ。
>209はその点、10だしてるから、フェアだけど、
十大小説というには、趣味丸だし。それもありやけど・・・。

>208
あなたの発言は、ことごとく俺は違うと思うが。
好き嫌いでいえば、俺も森内俊雄好きだ。
だけど「骨の火」以降は駄目じゃないか?どう。
228吾輩は名無しである:01/09/06 15:28 ID:ZZQxyaDY
100年後に残るものってあるのか?
229吾輩は名無しである
100年後にも人類が生存していれば、なにかしら読み継がれている作品
はあるだろう。
#しかし100年のちにも「書物」という媒体は存在しているだろうか?