1 :
吾輩は名無しである:
ちくま文庫「マーク・トウェインコレクション」敢行記念。
誰か語ってくれ。
2 :
吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 21:32
不思議な少年。人間とはなにかサイコー
3 :
ixion:2001/06/16(土) 23:43
『プドゥンヘッド・ウィルソン』が良いです。
物語としては壊れてるんだけど、なんか面白い。
ところで、筑摩のコレクションって、彩流社のコレクションと
かぶるんですかね?>1さん
4 :
吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 23:45
「アーサー王宮廷のヤンキー」最高。
5 :
mojo hands:2001/06/17(日) 03:04
こどもの頃、トム・ソーヤーめざさなかった?
思春期のころからハックルベリー・フィンにシンパシー感じるようにならなかった?
「男は誰もがハックルベリー」
トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンがあまりに有名であるために、おとなの作家としてのマーク・トウェイン、ペシミスティックな思想家としてのマーク・トウェインがあまりに無視されすぎているきらいがあるな。
7 :
永守:2001/06/17(日) 10:05
確か『人間とは何か』なんて本も匿名出版していた気がする。
8 :
吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 14:52
やっぱり「王子と乞食」が最高傑作だと思うのであります。
9 :
吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 18:33
新スタートレックに出てたよな、サミュエル・クレメンズ。
ジャック・ロンドンもボーイ役で出てた。
10 :
9:2001/06/18(月) 18:50
ボーイ役じゃなくてボーイだな、スマソ
11 :
吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 18:50
中学のときに読んだのが「人間機械論」みたいな少年と老人の対話編だった。
逆説と質をはずさないタイプのリアリズム、思考力の確かさにシビれた。
もしかしてこれが『人間とは何か』だったんでしょーか。
12 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 22:04
やっぱトムソーヤなんかと比べたら他のは売れてないんか
13 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 22:08
トム・ソーヤーはめちゃめちゃ面白かった。
期待して読んだハックルベリー・フィンはあまり面白くなかった。
ユーモアがなくなってる。
>>11 そうかもしれないね。
でもあのぐらいは私は自分で考えていたなあ。
つーか、詳しく知らないんだけど、自分の不幸が重なったことで
ペシミストに転身したって論文を読んだことがある。
ほんとうにそうなのかな。
そうだとちょっと単純な感じがしてがっかりなのよね。
もちろん現実に則してるってことに重点を置けば、より価値があるんだろうけどさ。
15 :
吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 22:36
>11
俺も中学のとき読んだ。「人間とは何か」
友達から薦められて。結構、影響受けたよ
読んでない人、是非読んでみてください
16 :
吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 22:44
たしかに晩年近くは不幸が重なった。
出資してた出版社が倒産して、莫大な借金ができてしまい
それを返済するために60歳になってまで
世界中を飛び回って講演旅行しなければならなかった。
そのかいあって2〜3年で借金を返し終えたけれど、
その頃、長女だったか娘が早死にした。
いろいろあったようだよ。
17 :
吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 00:36
こり過ぎたよね、ハックルベリー・フィンは。
18 :
吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 00:38
コリコリ
19 :
吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:56
不思議な少年の、最初の弁護士の男の説明で、「来てくれない方がイイくらいの人物」
って書いてあったけどその理由って書いてあった?編集の所為?
20 :
mojo hands:2001/06/22(金) 22:12
>>17殿
「ハックルベリー・フィン」はいかだの上で奴隷のジムを売り渡すか否かで悩む場面が山場っすよね。
あそこは今思い出すと恥ずかしいっす。
21 :
あ:2001/06/22(金) 23:29
おお、こんなスレッドが・・。
最近、角川のハックルベリーの冒険の完全版を読了したばかりなんですよ・・。
22 :
吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 23:48
「ハック」で、メアリ・ジェーン(だっけ)が、ハックから
王様たちが詐欺師であることを教えられる場面。あそこで、
メアリが「怒って顔を真っ赤にした」というのは、詐欺師と
キスした恥ずかしさに顔を赤らめたということが分からない
ハックの純情さを表現している、というのは本当なんでしょうか。
たしかに、ハックの一人称で語られているから、そうも読めますが、
最初読んだときはまったく気付きませんでした。
23 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 00:24
『ハックルベリー』を最初、新潮文庫版の村岡花子訳で何回か読んだが、ダメだった。
岩波文庫版の西田実訳で読み直したら無茶苦茶面白かった。
『ハックルベリー』に関しては誰の翻訳が一番いいですか?
24 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 01:22
ホー。読み直してみようかな。
村岡は赤毛のアンの印象がなあ。
25 :
mojo hands:2001/06/23(土) 04:30
おいらが読んだ「ハックルべりー」はハックの一人称がな、なんと東北便。
ディープ・サウスだから東北便かあ?
あまりに安直な発想。
26 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 06:23
ディープサウスだったら、南なだけに博多弁でよしと思うのだがどうよ。
どっちもいただけないか。。。
27 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 06:27
茨城弁だっぺよ
28 :
:2001/06/23(土) 07:11
「王子と乞食」(岩波)もすんごくおもしろかったなぁ
29 :
mojo :2001/06/23(土) 08:51
>>26殿
おいらブルース・ファン
で、津軽三味線の高橋竹山ってディープ・サウスのいにしえのブルースマンたち(サン・ハウスとか)
と雰囲気が似てるんよ。
だからおいらて的には「博多弁」より「東北弁」
もしかすると「茨城弁」だったかも
30 :
mojo hands:2001/06/25(月) 21:10
春はあけぼの・・・
これって良くないすか?
31 :
mojo hands:2001/06/25(月) 21:12
ごめんっす
30はなしね
32 :
吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 21:52
ちくま文庫の『ハックルベリー』をパラパラ読んだけどやっぱ岩波版のほうがいいや。
33 :
吾輩は名無しである:2001/07/20(金) 23:18
開高健が、『輝ける闇』の中で、『アーサー王宮廷の
ヤンキー』を論じて、ベトナム戦争の本質を予言した
もの、と位置付けている。彼は原語で読んだらしいが、
紹介の仕方がかなり原作と離れていて、『輝ける闇』の
英訳を見たら、困り果てているのがよく分かった。
34 :
日本@名無史さん:2001/07/21(土) 00:49
『不思議な少年』
絶望的な人間観、歴史観が語られているが
その裏側に
「本当は人間を信じたい。平和な世界が来ると信じたい。
しかし・・・」という悲痛な思いがあると思った。
斜めに構えた虚無主義とは違うと思った。
自己流の解釈だけど、トウェインが好きになったよ。
読んだのはちくまではなく岩波文庫版。
35 :
日本@名無史さん:2001/07/21(土) 00:53
「戦争を煽るやつなんてのに、正しい人間、立派な人間なんてのは、
いまだかつて一人としていなかった。」
「いつも決って声の大きなひと握りの連中が、戦争、戦争と大声で叫ぶ。
・・・・・なにしろ煽動屋のほうがはるかに声が大きいんだから。・・
凶暴になった群衆の手で言論の自由は完全にくびり殺されてしまう。
ところが、面白いのはだね、その凶暴な連中というのが、実は心の底では
相変わらず石をもて追われた弁士たちと、まったく考えは同じなんだな―
ただそれを口に出して言う勇気がないだけさ。さて、そうなると、もう全国民―
そう、教会までも含めてだが、それらがいっせいに戦争、戦争と叫びだす。・・・
あとは政治家どもが安価な嘘をでっち上げるだけさ。まず被侵略国の悪宣伝をやる。
国民は国民でうしろめたさがあるせいか、その気休めに、それらの嘘をよろこんで
迎えるのだ。熱心に勉強するのはよいが、反証については、いっさい検討しようともしない。
こうして、そのうちには、まるで正義の戦争ででもあるかのように信じこんでしまい、
まことに奇怪な自己欺瞞だが、そのあとではじめて、ぐっすり安眠を
神に感謝するわけだな」
36 :
吾輩は名無しである:2001/07/24(火) 21:39
↑は自分で打ったの?
37 :
吾輩は名無しである:2001/08/06(月) 23:22
有島武郎の「ドモ又の死」の原案になった
マーク・トウェイン…………なんだっけ?
38 :
吾輩は名無しである:01/08/27 03:40 ID:NWUkcvk.
アダムとイブの日記はどう?
toha?