吉田健一

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1菊正宗
既出だつたら御免。
丸谷才一が小林秀雄のあとにくるのは
吉田健一でせうといふ意味の事を
言つてゐたけれど、どうなんでせう。
2:2001/06/07(木) 21:37
健一の方が先に来たぞ「こつち」に。

 はぁ。即死スレたてちゃったかな
3吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 23:06
丸谷は自分の都合でしか物を言はないからね。
吉田は吉田であたしあ好きだけれど、小林のあとといふやうなことぢやない。
絶筆「変化」など。
4酒宴:2001/06/08(金) 11:59
『変化』『時間』を読むと
くらくらいたします。
言語野クラッシャーでございます。
チャーシューメンからシェークスピアまで
英語学習法から乞食の仕方まで
吉田健一はもつと読まれてもいい文学者。
5個人情報保護法の問題点:2001/06/08(金) 12:59
イーブリン・ウォー 「黒いいたずら」は
この人の訳でしたな。
6吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 01:07
「東京の昔」っての、面白かった。
でも、すでにこだわり親父の(食いもんとかに関しての)
おもちゃになってんじゃねえの。
7吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 02:13
>>6
そうだね、サライの食べ物特集によく写真が出てた・・・。
8吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 14:16
「英国の文学」は勉強になった。
「ヨオロッパの世紀末」は期待ほどではなかった。
でも何を読んでもこの人の文章には快楽志向がある。
本物のエピキュリアン。
9吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 20:28
戦後のことだったか
貧乏のあまり近所の家に入って
「米をよこせ」と言って米をもらった
というのは……伝説に値すると思う。
10吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 00:08
造り酒屋に行って酒強請ったんじゃなかったっけ?
あと、乞食やってたとか・・
11吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 13:31
>>9
>>10
吉田健一って貧乏だったことあるの?
知らなかった
12吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 18:07
白州次郎が「親爺が金を使いすぎて、息子のころには残っちゃいねえだろ」
と言っていたらしいが…ま、そんなこともないだろう。
13吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 18:42
>9と10
これはどこで読まれたのか教えて。
149:2001/06/12(火) 19:00
>>13

たしか『三文文士』(講談社文芸文庫)に書いてあつたと思ふのだが出版社の玄関前に空缶を置いて座つたり格別の交際もない家に米をよこせと言つた話が買出しその他の話題と共に回想されてゐたやうである。
159:2001/06/12(火) 19:28
いま永田町にいる麻生何某は
吉田健一の何にあたる人?
16名無しさんの主張:2001/06/12(火) 23:28
息子、つまり吉田茂の孫。
17吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 23:43
>>16
違います。吉田茂の孫ですが、吉田健一の息子ではありません。
あの口の曲がった人は、吉田健一の妹と結婚した麻生某との間に生れた子供です。
つまり、吉田健一の甥にあたります。
18吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 23:59
>あの口の曲がった人
面白いです!
19吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 02:56
吉田は「鉢の木会」の連中とも最終的には気まずくなったのだろうか。
三島とは袂を分かったはず。
大岡昇平によると笑い方がキモかったらしい。
美食エッセイ読むと腹減ってきます。
20 :2001/06/13(水) 06:27
顔もキモい。目つきがダリに似てると思う。
21:2001/06/13(水) 14:05
「けけけけけ」と例の怪鳥のやうな笑ひ声を
 なんてことを丸谷だか誰だかが書いてました。
顔は……いや顔よりなによりあの文体が
慣れないと気色悪いでせう。
『舌鼓ところどころ』『私の食物誌』は
吉田健一を初めて読む人にもおすすめ。
229:2001/06/15(金) 11:48
『三文文士』ではなくて『三文紳士』だ。
23健一・健次・健三郎:2001/06/19(火) 06:28
吉田健一氏の文章に「私の古生物誌」と題された書物があり、シーラカンスや
ネス湖のネッシーなどをはじめとした怪物たちが論じられているその書物の中
で吉田氏は怪物を怪物として認めてしまう人間の側の自然という概念の了見の
狭さをあたかもスピノザのようにして論じているのだが、その書物に出てきた
いかなる怪物たちやあの怪物的な文章それ自体などよりも文庫版の扉に掲げら
れた吉田氏本人の肖像の方が怪物的であると私に見えてしまうのは果たして氏
の文学にとって幸福なことだったと言えるのかどうか。
24内太郎:2001/06/19(火) 08:20
「東京の昔」大傑作です、大好きです。
25吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 09:13
「東京の昔」もいいけど「本当のような話」が好き。

>>21
吉田健一の笑い声って、ご贔屓の「ランチョン」や「鉢巻き岡田」
の外にも響くほどで、周囲の人は「今日は○曜日だ」
(決まった曜日に来るため)とわかったとかいう
話をどこかで読んだように思います。
26おでん:2001/06/19(火) 15:55
「東京の昔」を読むと夏でも
燗酒でおでんが食べたくなりますね。
どうも今の上等なというのは
安くて旨い焼鳥屋に相当するのが
昔の東京なら何処にでものおでんやだったのか。
大阪には残っているとしても遠すぎて食いにいけん。

 吉田健一氏(鎌倉在住・文筆業)神様に遭う
林房雄氏邸で飲酒後帰宅途中、神様に近道を教えられて泥川にはまる。
神様は「や〜い」などと言って消えたもよう。
27吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 11:54
>>26

それでせっかく借りた洋服を目茶苦茶にしたというやつでしたっけ
28吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 15:23
ああ、26読んだだけでもおでんが食べたくなってきた。
『舌鼓ところどころ』などは百間の『御馳走帳』ついでよく読んだグルメ本
ですわん。
29吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 16:39
『東京の昔』ってフィクションなんだってね。
かつて知り合いに言われてびっくりした。

吉田健一風酒の飲み方噺は非常にいい。
食物誌に出てたかな?
30吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 17:11

彼の酒は一種のスピードボールのように
作用しているのではないか
と思われる場合が見受けられる。
31麻生=スネオ君:2001/06/21(木) 23:13
文久三年といつた昔ではないことがわかる、などいふのでしたね。
面白く読みましたが、帝大コンプレックスは確かにあつたね。
32吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:50
神田のランチョン伝説。
33  :2001/06/22(金) 03:23
ケンブリッジ大学中退というのは帝大卒よりも高学歴ではないかと思われるが、でもケンブリッジには数ヶ月しか在籍していなかったんだよね。
34吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 18:00
『金沢』を読んだ。
もし居酒屋で隣のおやぢが
『金沢』の主人公みたいな事を
話し掛けてきたら
119番するかもしれん。
35吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 15:25
『酒肴酒』『続・酒肴酒』を入手した。
吉田健一は酔っても奇怪な笑ひ声をあげ
マラルメだのドヌだのを原語で引用し
さらに酒を飲むだけ……とおもつてゐたが、

 吉田健一氏(宰相御曹司)酔余の力だめし
酒を飲むと力が沸くもので或る時コンクリンの
柱を拳でぶち抜くことを思ひたち(中略)結局
コンクリンの抵抗とこちらの拳の勢との推定に
若干の誤差があつたに過ぎない。

さがりっぱなしなのであげてみる
36吾輩は名無しである :2001/06/28(木) 17:28
健ちゃんは茂おとっつあんの実子ではないよ。
養子だよ。でも素性はいいのだよ。
37吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 17:45
>>35
ドヌってなんだろう
38吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 22:27
>健ちゃんは茂おとっつあんの実子ではないよ。
>養子だよ。でも素性はいいのだよ

本統ですか??
39吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 22:33
麻生さんにも、面影がある。
40吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 22:38
>>38本島です。
牧野顕伸の孫だかなんだかにも当たるんじゃなかったかな。
健ちゃんの身内は幕末から明治にかけてのえらい人だらけ。
びんぼーしてもおいしいものが食べたかったのは、
味を知っちゃってるから。
超おぼっちゃまだったのよ。
41吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 22:53
>39
ああ、すねおね。
42吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 23:27
>>40
ごめん。「伸顕」だっけ?生半可な聞きかじりはだめね
43吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 23:33
そのとおり
44吾輩は名無しである:2001/06/29(金) 09:49
吉田茂が養子なんじゃなかったっけ?
牧野はお母さんの実家だったと思うんですが。
45吾輩は名無しである:2001/06/29(金) 11:16
>>37
ドヌは「ぞぬ」のなかまではなく
有名なところでは
Ask not for whom the bell tolls
てな詩を書いたひと。
46JPB:2001/06/29(金) 12:19
>>45さん
あっ、John Donne のことだったんですね。
わたしも誰だろうと思ってた。なるほど。
4737:2001/06/29(金) 14:20
なるほどダンをフランス語的に読めばドヌか
48JPB:2001/06/29(金) 14:27
うにゅ。
『ブライヅヘッドふたたび』ウォー
『ハワーズ・エンド』フォースター
も、ケンイチ氏の訳で読みました。
49吾輩は名無しである:2001/06/30(土) 11:33
いやいや、当時の英語の発音を反映したのではなかったっけ。
韻からそうわかるとか・・・
50吾輩は名無しである:2001/07/19(木) 03:17
「私よりも格調が高いイギリス英語を書く」とドナルド・キーンが感嘆していたね。そんなことを言われる作家は、今の日本にはいないんじゃないか?
51吾輩は名無しである:2001/07/31(火) 22:08
これも救助あげげ
52あがってたのか:2001/08/01(水) 12:42
「英語学習法」は爆笑もので
あれが皮肉にも冗談にも取れない人が
実在しそうなところが恐ろしい。
てけつくどんどこ、どんちゅうしんく?
53吾輩は名無しである:2001/08/01(水) 17:38
>>44が本当でせう。
岳父の牧野さんは自分などからすれば殿上人で
と吉田茂が『近代日本の100年』(書名ふたしか)に
書いてましたよ。放置してゐて気になつたので……。
54吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 00:59
温故知新、保守反動あげ
55吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 14:58
最近はまともな評論家いないぞゴルア!あげ
56吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 16:22
牧野って、長岡藩の牧野と関係あるの?
57吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 15:41
『日本を決定した百年』(文春文庫)に吉田茂の
略年譜が載つてゐたやうな気がしてそこに
牧野家の事も触れられてゐたかもしれない。
牧野氏については『三文文士』に顕彰の文章があつて
血筋の上からは健一氏の祖父なのだがそんな事は
おくびにも出さずただただ一人の偉人として書いてゐる。
かういふのを育ちがいいといふのだらうか。
58吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 16:48
>>57
だから『三文紳士』だってば!
自己レスage
59吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 17:08
浅田彰が吉田健一のような味のあるエピキュリアンになってくれればいい
と思うのだが、無理かな。
60吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 17:13
>>59
浅田氏は左党なのかな?何だかイメージ的にはあんみつなんか食べそうですけど。
6159:2001/08/16(木) 17:38
そうだね、やっぱり酒飲みでなきゃね。
博覧強記という共通点はあると思って期待したんですが。
62吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 17:43
丸谷ぢやだめでせうか。
63吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 17:53
丸谷才一もいい線いってるけど、もう少し破天荒な感じがほしいね。
64吾輩は名無しである:2001/08/16(木) 18:11
浅田さんは、酒席では静かです。談論風発というタイプじゃないです。
グラスを片手に、人の話にも耳を傾けてくれます。(寡黙という訳じゃないです)
ただエピキュリアンじゃないのは確か。
まあ血糖値に問題のある白ブタ評論家よりは、なんぼかマシ。
65吾輩は名無しである:2001/08/17(金) 10:04
>>57 文春ではなく中公です。
66吾輩は名無しである:01/08/27 13:09 ID:TiFYghOM
吉田健一の文章は英語にならん。
これはどうよ?
671ですお久しぶり:01/08/27 13:19 ID:be4d4efQ
>>66 フランス語にはなるかも。
う〜む、もし彼が自分で英文をしたら?
彼の文章の特徴のひとつは「A」を言うのに

AはAであって非Aでないのに非Aが名前だけ
Aと同じであるから紛らわしいがAはAである。

という迂遠な言いまわしがあるでしょう。
C-Am-D7-Gではすまずに裏コードやら
ドッペルドミナントやらを連発する。この
過程じたいは英語でも保存されるのでは。
 しかしどうなる2ちゃんねる……。
68吾輩は名無しである:01/08/27 13:56 ID:TiFYghOM
>>67
なるほど、それは面白い。
しかし、代理コードで基本構造をフェイクするという以上に、
文章自体を脱・構造化していると読めたのだが。
「金沢」あたり再読してみます。
以前は、意図的に英語では不可能な表現を
追及していたようにも思われたので。
69吾輩は名無しである:01/08/27 16:14 ID:9OrcV8gg
「ヨオロッパの世紀末」は面白いが強引な図式だな
18世紀論の部分だけは気に入った
70吾輩は名無しである:01/08/27 18:28 ID:d8VvuXs6
保田与十郎がずいぶん入っていると見え。
71吾輩は名無しである:01/08/31 11:31 ID:hYN1xJ8M
白州正子が書いてる「健坊のはなし」が面白かった。
吉田健一の子供って今何してるのでしょうか。
72吾輩は名無しである:01/08/31 12:21 ID:S4h.L6Qo
>>71 娘さんでせう。孫か曾孫が
ゐるんぢやないかな。存命ならば。
いつの間にか、ちくまの『酒に飲まれた頭』が
また本屋に並んでゐて結構なことである。
読んでみて改めて感心(?)したのは健一氏が
絶賛する日本酒というのが、戦後の米不足から
「アルコールをぶち込ん」で造らされて
そのアルコール臭を消す工夫が成功した酒で
今でいふ本醸造の酒ではないといふことである。
それで旨い酒は水に似るなどと言はれたのでは、
こつちは恐縮するより他にない。
73吾輩は名無しである:01/08/31 12:50 ID:hYN1xJ8M
>>72
娘さんでしたか。
健一氏が絶賛しているのは、そのために酒を造る技術があがったのではないか
ということでしたね。そこで、よくわからないのですが、今の「醸造用アルコール」
とは何か違うのでしょうか。あれが入っているのを呑むとただただ、
後で頭がずきずきしてきますが。吉田氏の文章を読んでいると、戦前・戦後の
酒造方法への理解が混乱するのですが。
74吾輩は名無しである:01/08/31 13:01 ID:hYN1xJ8M
顔が気持ち悪いとかたまに聞くのですが、私はすごく色気を感じます。
文章だけでなくて顔も好きで読んでいる人というのも、実は結構いるのではないでしょうか。
「鉢の会」か何かの写真で、三島とかと並んでソファーに座っている足の組み方
とか手の遣り方とか、優雅。笑い方は「破れ障子」だそうですけど。
75吾輩は名無しである:01/08/31 15:02 ID:S4h.L6Qo
>>73-74
同感。内田百關謳カもさうだけど
煙草の持ち方とか、洋服の着こなしとか。
所謂「恰好いい」「お洒落」とは違ふんですけどね。
お酒についてひとつ考へられるのは、
ここでも百關謳カを持ち出すと二人とも戦前には
本物のいいお酒をしたこま飲んでゐたから、
戦後の合成酒でもいい蔵のものは洗練されてきて
かつての味をしのぶことも出来た。
 『酒に飲まれた頭』
旅行、酒、ご馳走について意外な組合せの
二人の考へが似てゐるのに気づいた。
76吾輩は名無しである:01/08/31 15:24 ID:hYN1xJ8M
>>75
今度読み比べてみます。
吉田氏の食べ物文のなかでは、岩魚のこつ酒について書いたやつがやたらと記憶に残ってます。
あと、戦争直後の、何十時間ぶりに口にした煙草の味とか
(乾ききった砂漠に雨がふったような云々)
ところで、このスレッドのうえのほうで、健一氏は吉田茂の養子と
ありますが、健一氏の顔はどうみても吉田茂と牧野の雪子さんの顔を足して
2で割った様にしかみえないのですが、本当なのですか(途中で終わってるので)
77吾輩は名無しである:01/08/31 15:49 ID:8d019QDg
そういえば吉田健一って、あごと歯がない皺くちゃ婆さんとか
鼻の低い西洋のピノキオ人形みたいな顔してるね。(頭がまんまる)
78吾輩は名無しである:01/08/31 15:52 ID:S4h.L6Qo
>>76
え〜と。>>44をご参照ください。
親爺さんの茂が養子なのです。婿養子といふやつか。
どんどん文学から逸れるけど
晩年の親爺さんの方が晩年の健一氏よりも
若く見えるのはなんとも不思議である。
『日本を決定した百年』(茂著)なんかは
「この息子にしてこの親あり」Like son, like father.
といふ妙な納得の仕方で読みました。
79吾輩は名無しである:01/08/31 16:33 ID:hYN1xJ8M
>>78
すみません、確認しました。
行く度に思うのですが、高知には吉田健一顔の系統(クチャおじさんプラス阿部譲二)
のおじさんがいっぱい。酒呑みの土地柄だし。親爺さんは土佐系のひとなんだろうか。
(御維新がらみならありえそうですよね)倉橋由美子がやたらと吉健に執心してるのも
高知出身だからだったりして。またもや文学から逸れちゃってすみません。
80吾輩は名無しである:01/09/01 00:25 ID:8eL8tf1.
堀田善衛が吉田健一の戦争中の言動について書いていたような気がする。書名が思い出せないけど。
81吾輩は名無しである:01/09/04 15:46 ID:EF8tZJfE
>>80
どういった言動だったんでしょう?「海軍はいいところだと思った。」とか?
82吾輩は名無しである:01/09/08 22:03
日本酒は放出された軍用のアルコールを大量に混入。
結果、視神経をやられて失明する奴が続出。
日本薬局処方のエチルアルコールでの酒の作り方は西丸震也の本にてがいしゅつ。

>>79
倉橋がご執心なのはそういうわけなんですか?そこまでは知らなんだ。

あげてみましょう
83吾輩は名無しである:01/09/09 02:45
そういや吉田健一と、この夏はやったアニメの登場人物のばばぁ、
顔が似てるような・・観てないけど。
84吾輩は名無しである:01/09/09 20:10
祖父に聞いたら、生前は一般には、随筆家だと思われていたようです。
85吾輩は名無しである:01/09/10 09:33
む。翻訳家と思われてゐた節も。初めて自著を出版したら
人から「面白い本だね、原作者は誰だい」と聞かれて
しよげたと書いてますから。さすがに翻訳はあの調子の
文章ではないやうですが……。
軍隊では夜中に起こされて食事の残りを食ふのが任務で、
さうかと思ふと上官が「貴様らのメシに馬鈴薯が
混ざつてゐるのは遺憾だが辛抱せい」などと言はれ
娑婆で米どころか馬鈴薯が貴重な時勢にいい思ひをした
てな事を書いてますが、ひよつとしてこれは親爺さん又は
お祖父さんのコネでさういふ所に配属されたんでせうかね。
86吾輩は名無しである:01/09/11 15:03
足がx脚かなんかで、まともに歩けなくかったから最初は軍隊に行かなくても
良かったという話もありますね。
87吾輩は名無しである:01/09/13 03:21
伝記しか見かけない、どこに行けば吉田健一の本はあるのだ。
倉橋由美子の本を読んで読みたくなったのだがお勧めはなんでしょうか?
88OVER DOSEには注意:01/09/13 09:23
>>87
中公または講談社文芸の文庫で見掛けたら即座に買ひませう。
置いてゐない店は品揃へが悪いので以後見限つてやらう。
大きな図書館には全集がある筈です。
やはり『東京の昔』『私の食物誌』『三文文士』
このへんでまづは耐性をつけてから
『英語学習法』あたりで一息ついて
『酒宴』なども経て『時間』『変化』で
がちんこSTONED─言語と思考のトリップへGO!
89吾輩は名無しである:01/09/13 15:51
>>87
倉橋で私が好きなのは桂子さんシリーズですが、吉田健一からの影響がモロで
読み比べると面白いですよ。このシリーズに出てくる酒の銘柄のほとんどが
吉田の本からの受け売り。吉田をモデルにしたような登場人物もいる。
>>88
「三文紳士」ですってば。「絵空ごと」とかも加えてください。
90吾輩は名無しである
87です、88さん89さんありがとう、とりあえず近所の古本屋で
探したのですがなかったです。ブックオフとかにあれば助かるのですが
めんどうなのでそんなに高くないのなら紀伊国屋とかで買おうかと思います。
全部絶版などと恐ろしいことにはなってませんよね?
あと関係ないけどパルタイの文庫の初版を見つけて買った、
価値が有りそうでうれしい。