「羅生門」のテーマって…

このエントリーをはてなブックマークに追加
1吾輩は名無しである
 芥川は「羅生門」によって、何を書きたかったんだろう。
 一般的には「エゴイズムの追求」とかなんだろうけど、それ以上
に何か伝えたかったこととかってあるのかな?
 独自の意見とか研究とかある方教えて下さい〜。
2吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 20:05
老婆の服もフェチには結構なお宝だ。
3吾輩は七誌である:2001/06/07(木) 20:47
闇です。
4吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 21:51
>>1
「エゴイズムの追求」を芥川が厭世的または冷笑的に見ている
のか、無垢な若者の悪の目覚めを成長として肯定したか、で今
に至るまで論争が続いてます。後者は芥川の手紙とか随筆を援
用しないと出てきにくい読みなのがネックですが。
5吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 22:25
>>4
手紙や随筆とは詳しくは何の何P目っすか??
6 吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 22:36
>>5
自伝小説「あの頃の自分の事」に「羅生門」について「愉快な
小説」と述べていることや、大正4年3月9日の書簡でエゴイ
ズムの醜さをいいながらも12日の書簡では「僕はその醜いもの
を祝福する(略)僕はありのままに大きくなりたい」と言って
エゴを受け入れる態度をとっている。ここらへん、最近の芥川
関係の本には大抵は載ってると思うよ。
7吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 22:41
>>6
どうもありがとうございます!!
8吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 22:46
作家なら多様な価値観を含ませた作品を作ろうとするのはむしろ当然。
芥川ほどの才能なら、同時に二つの側面をあわせるぐらい簡単。
それを「どっちか」なんて決めようとするのは、単純に過ぎる。
9吾輩は野次馬である:2001/06/07(木) 23:13
どう繋がると思う、「地獄変」と?
基本的に
芥川の内奥には絶えること無き虚無の炎が燃えているからな。
10吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 23:20
>>9
羅生門と地獄変って繋がるのかなぁ…?
芸術の完成のために自分の娘を犠牲にした絵師の行為はエゴと
呼べるもかも知れないけど、下人の生存のためのエゴとはまた
違う気がする…どう違うかまだ理論化できないんだが…
11吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 03:07
テーマは法の公平性です。
12日本史@名無しさん:2001/06/08(金) 03:20
読んだのが、20年前だから、うろ覚えなんだけど。
主人公の、老婆に対する行為が(命を奪うことになる)
彼の善性から生じているところが面白いと感じたよ。
13提供:名無しさん:2001/06/08(金) 03:31
おれもうろ覚えなんだけど。
命を奪ったっけ?
14吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 06:26
>>13
奪ってないよ。
「お前がやってる事をやってんだから文句言うなよ。ババア!」っていう捨て台詞は、「何故人を殺してはいけないの?」とか青いこと言ってるガキに読ませるべきだね。
15吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 22:15
テーマは友情・努力・勝利。
もしくはLOVE&PEACE。
16吾輩は名無しである12 :2001/06/08(金) 23:13
>>14
直接、書かれてはいないが、そのように読むことができる。
あのあと、老婆が、命を落とす可能性が高いと、考えます。
1714:2001/06/09(土) 01:03
>>16
あっそ。あなたはそう「考える」わけね。
18老婆:2001/06/09(土) 12:24
羅生門の中には「着物を着た死骸」が無数にあるからな、その着物
を剥いで帰ったのじゃ。これとてもやはりせねば、凍死をするじゃ
て、仕方がなくする事じゃわいの。
19老婆:2001/06/09(土) 16:11
着物を取られては、凍死が待つわけじゃが。

ただ、文章を追っているだけじゃ、だめじゃ、想像力を働かせよ。

わしのその後を、思ってみい、哀れと思わんか?
20台無し:2001/06/09(土) 19:05
哀れと思えるような羨ましい時代でもなく。
2114:2001/06/09(土) 19:37
老婆へ

どう読むかとなにが書いてあるかは別だろうに。
だから12はわざわざカッコ付きにしてあるのだろう。
「善性」の意味がよう解らんが。
22名無し:2001/06/09(土) 19:47
>>21さんがレスしてる老婆って>>18>>19、どっち?
18なら俺のネタですから気にしないでいいっすよ。
23名無し:2001/06/09(土) 19:55
「羅生門」の謎(?)の一つに、どうして下人は老婆の持っていた髪の毛
(老婆の言葉によればある程度は金になるであろうと思われる)を奪わな
かったか?というのがあるらしい。下人の行為は悪をおかすだけの勇気を
得たことを象徴するのであって、必ずしも極限状況下の決断ではなかった
のである。
点では)のことではない、ということらしい。
2423:2001/06/09(土) 19:56
最後の一行、消し忘れ。ついでにageとくか。
2514
>>22
モチロン19です。