一行リレー小説 第四章

このエントリーをはてなブックマークに追加
1吾輩は名無しである
          序
見知らぬ者同士の間に響き合う目に見えぬ「波」を信頼して、
少なくとも既成作家の文体を真似る愚かさとは訣別して、
いかなる煽りアラシにも惑わされることなく超越し、
一行で書くという唯一の憲法をのみ遵守しつつ、
いざ、書かん、果敢に、花冠のような新小説を!
2吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 23:03
「炒りません」と俺は炒った。
3吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 23:06
「書かん、タイトルが無ければ」と漏れは逝った。
4吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 23:09
めげずに、嗚咽をこらえながらも栗田ゆう子はピ−ナッツを炒った。
5吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 23:12
「題名も決まらぬ内から・・・」炒りナッツ。。。
6吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 23:16
この小説は、まだ始まっておりません。しばらくお待ちくれ。
7吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 23:16
おれはお前の偽善が許せんのだ。エセヒュ−マニストめ!
8吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 23:18
ドゥル−ズ/ガタリ
9名前はいらない:2001/05/19(土) 23:37
「とにかく、題名を決めよう」と1は言った。
10吾輩は名無しである:2001/05/19(土) 23:38
「ピ−ナッツ」
11吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 00:46
僕がその男を見かけたのは、通学の電車の中だった。
12吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 01:23
私は突如としてGram-Schmidtの正規直交化法を想起した。
13吾輩は名なしである:2001/05/20(日) 19:56
ストレート・メソッドと言う言葉で連想するのは、地球のケツの穴としての
アウシュビッだが、
14吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 20:26
僕と彼女の出会いはシャルル・ドゴール空港でのことだった。
15吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 20:31
Qu'est-ce que c'est?
一面識もない僕に彼女はいきなりこう言って話しかけてきたのである。
16吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 21:08
僕には意味がわからなかった。
(なのに、文字にできるのが、文学の不思議だ。)
17吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 22:06
しかし、カラダは官能的に感応して、
18さあね:2001/05/20(日) 22:07
僕は「ケツ臭え」といわれたように感じて、心底驚いた。
19吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 22:11
食べていたピーナツが鼻から飛び出してしまった。
20名無しさん@:2001/05/20(日) 22:11
とっさに僕はアイダホ訛りの英語でこう言った。
21さあね:2001/05/20(日) 22:38
"A funky monky peanut!"
22吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 22:42
This is my buttocks.
23名無しさん@:2001/05/20(日) 22:47
アメリカの新聞記者にフランス娘、それはまるでゴダールの映画の一場面のようだった。
24吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 22:50
というよりヘミングウェイの生体験を地でいくようであった。
25吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 23:05
見ようによってはベ−コンのタブロ−でもある。
26吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 23:24
また、見ようによっては、マザコンの太平サブローでもある。
27吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 23:58
そこに、霊媒師のような風体の人物が私達に向かってかなきり声をあげて叫んだ。
28吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 00:29
「きれいは汚い、汚いはきれい!!!」
29吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 01:32
蛸の吸盤を思わせる。
30吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 04:21
顔というか、姿全体が吸盤のようだ。
31吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 08:40
吸盤のひとつを微細に見れば女性器のようにも見え、
32吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 11:59
「い、いかん!」
33吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 12:00
と我に返った時にはすでに遅く、
34吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 12:40
「くっそぉー!こうなったらヤケクソじゃヴォケェェ!」
35さあね:2001/05/21(月) 12:57
と吸い付くべく、あるいは吸い付かれるべく走り出した。
36吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 13:03
僕らは走り出したら止まらない。
37世界@名無史さん:2001/05/21(月) 13:19
そして、その少女とすれちがった。彼女は、見てるこっちが嬉しくなるぐらいの笑みを浮かべてスキップしていた。
38吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 13:39
僕は止まった。
39名無しさん:2001/05/21(月) 13:55
少女は自分の少女性を意識することなく、まさにこの世界の神に祝福されているすべての少女たちがそうするようにごく自然に微笑んでいた。
40吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 13:56
吸盤は吸いつかれるべくおれの前に。少女は犯されるべくおれの横に。
41吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 14:10
「でも、犯られるのはイヤ。」
42吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 14:36
「犯られるんじゃなくて、犯るのよ!」
43我輩は馬鹿である:2001/05/21(月) 16:35
少女はそういうと、僕にくるりと背を向けて走り出した。
44吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 18:19
僕は少女を追いかけて、ようやく追い抜いた。
45吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 18:58
追い抜いたまま、僕は堤防から海の中へと突進していった・・・
46名無しさん:2001/05/21(月) 19:02
その海底近くで少女は笑っていた。
47吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 19:37
「永劫回帰の意味が判ったよニーチェ!」と叫んだが、
48吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 19:40
「ぶくぶくぶく…」としか聞こえなかったはずだ。海中だもん。
49一行:2001/05/21(月) 19:48
溺れる僕の意識は急速に遠のきつつ「『死ぬ瞬間』に載るぞ!」と思った。
50吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 19:55
蛸壺少女の吸盤はゆるやかに僕を恍惚に導き、昇天させた。
51吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 22:08
かくも冥府への道は桃源郷の如き…、僕の眼球は裏返った。
52吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 22:58
もしやマダム蛸壺少女は髪の顕現か。
53吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 23:03
こっちはにせものなのか?
54吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 00:20
それとも?
55吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 01:12
気がつくと病院のベッドにいた。
56吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 02:06
「おめでとうございます。おめでたです。」
57吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 11:12
なんて事だ!僕は人外の仔を妊娠してしまった!
58吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 12:25
でも・・・・この子は誰の子なの?
59吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 15:37
この現象が、あの処女受胎というものなのだろうか。
60吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 15:59
張り詰めた腹部の皮膚に、緑色の血管が根をおろした。
61名無し:2001/05/22(火) 18:32
その緑色の血管はみるみる膨れながら隆起し、僕の腹の肉を引き裂き、露出した。
62吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 18:47
血管はそれぞれ絡み合いながら、やがて緑色の人型に変貌した。
63一行:2001/05/22(火) 20:12
「検温です!」・・・ナースの声で僕は目覚めた。汗びっしょりだ。
64吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 20:23
「ひどく魘されていましたけど、大丈夫ですか」心配そうに彼女は聞いた。
65吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 20:27
「ええ、悪い夢を見てしまって…」力なく答える僕を見てナースは優しく微笑んだ。
66吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 20:31
僕の顔と腕の汗をぬぐいながら、ナースは体温計をそっと脇にはさむ。
67吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 20:33
「8度5分。まだ熱がさがらないのね。解熱剤を打ちましょう」
68吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 22:50
ぼくはナースのぶっとい注射を待ち構えて、お尻をぺろんと剥き出した。
69吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 23:44
尻をだしながらナースの方をふと見ると、そこにナースの姿はなかった。
70吾輩は名無しである:2001/05/22(火) 23:52
「色白だな・・・」低くつぶやく声がした。
71吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 00:39
天井にナースがへばりついている。
72吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 00:48
首をねじってみると、無防備な僕の白い尻を男が見おろしていた。
73吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 01:03
尻から流れ出た血で、痔だと気付いた。
74吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 01:06
「お、おまえは!」幼少時代の記憶が僕の脳裏にまざまざと蘇ってきた。
75吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 01:40
「お、お義母さん!!」
76吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 01:59
痔が叫んだのである。
77吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 02:21
どうやら眠っていた間に、幻覚作用のある薬を打たれたようだ。
78吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 02:57
と博士が笑った。
79吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 03:03
「ふっふっふ」
80吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 08:57
博士はにやつきながら、這いつくばってベッドの下に潜り込んだ。
81吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 10:44
その手には鋭く光るメスがにぎられている。
82吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 12:45
だがそれは突然生き物のごとくに動き出し
83吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 13:01
不釣り合いなほほ笑みをうかべ
84吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 13:21
僕は慣れない関西弁で博士に2度つっこんだ。
85吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 15:32
「なんやねん、わりゃ」「何する気ぃやねん、負けへんで!」
86吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 15:33
「ん? どうした?」立ち上がった医者は怪訝そうに言った。
87吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 15:36
その手にはテッシュの箱が・・・。「下に落ちてたよ」
88吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 15:38
「え? あ?」「悪い夢でも見てたか?」医者は笑った。
89吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 17:32
「良く分からないんです。どこまでが夢でどこまでが現実なのか」
90吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 17:34
「ゆっくり、休みなさい。今度目が覚めれば大丈夫だ」
91吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 17:36
そう言いながら、医者は鎮静剤を僕の腕に注射した。
92吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 17:37
恐ろしかった、眠ってしまうのは嫌だ。
93吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 17:39
しかし、薬の効き目に抵抗するも虚しく、僕の意識は再び遠のいてしまった。
94吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 18:09
・・・静かな旋律が聞こえる・・・
95吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 18:24
目覚めたのは看護婦であった。
96吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 19:32
僕はその下のマットの中に潜んでいた。
97吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 20:50
左手でベッドパイプをなぞる。
98吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 22:11
冷たい感触が心地よい。身体が熱っぽいようだ。
99吾輩は名無しである:2001/05/23(水) 23:37
「ちょっと。あんた」
100吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 00:54
となりのベッドに横たわる老人が口元に笑みを浮かべている。
101吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 01:04
老人は僕にピーナッツを差し出して語りだした。
102吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 03:23
「昔、戦争があってな」
103吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 03:24
猿が木から落ちたのだよ。まったくなんて世の中だ。
104吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 06:06
起きぬけのピーナッツは美味いものではなく、
105吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 06:34
ノドにつまるばかりで、私をこんなカラダにしてしまったのだよ。
106吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 09:00
落花生…ありゃイカン。やりすぎると人生を棒にふっちまう。
107吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 10:10
……もっとも、趣味でやるぶんには構わないんだがね。
108吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 18:45
戦後の食糧難、というのを知っとるか、君は? 食い物が無かったんだ。
109吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 19:51
なんでも口に放りこんださ…煮た革靴やら…
110吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 20:52
…時にはホラ、先ほどの看護婦のような娘の陰毛なんかもね…、いや、失礼。
111吾輩は名なしである:2001/05/24(木) 22:31
色々私に昔話を聞かせた隣りの老人が、「37通りの遺書」を書いて自殺した。
112吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 22:41
「彼の死」に言い知れぬ人生の無情を私は感じた。
113吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 23:03
この虚無感といったらどうだ。
114吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 23:08
114個の落花生を、僕は一気に飲み込んだ。
115吾輩は名無しである:2001/05/24(木) 23:35
死のうとしたわけではない。あの医者に会いたかったのだ。
116吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 00:09
ドアが開き、医者が言った。「呼んだ?」
117吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 01:01
「…人は…なぜピーナッツを食うのでしょうかね…」
118吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 01:03
医者はくさい息を吐きながら僕に近づいてきた。
119吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 01:09
「抱いて」
120吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 01:13
そう言って医者は僕にスヌーピーのぬいぐるみを手渡した。
121吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 01:23
スヌーピーを抱きしめるとほのかにピーナッツの香りがした。
122吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 01:29
ふとフランス娘の横顔が鮮やかに浮かび上がってきた。「…彼女は…」
123吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 01:37
記憶がうまく繋がらない。
124吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 01:49
断片が浮遊する情景の中に黒いピーナッツがことさら神経を刺激していた
125吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 02:41
記憶が錯乱して痛む頭をおさえながら、僕は携帯電話を手に取った。
126吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 03:04
無意識にダイヤルしたのは「落花生の秋山」の番号だった。
127吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 03:09
「はい〜、落花生の秋山ですっ!」
128吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 03:16
あのフランス娘の声だった。
129吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 04:34
「バタピーが食べたいんだけど・・・」
130吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 04:44
「バ、ばたぴ? Qu'est-ce que c'est? 」
131吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 05:02
「あっすみません。バターピーナッツありますか?」
132吾輩は名なしである:2001/05/25(金) 05:54
自殺した老人の1通目の遺書 絶望・・・それは死に至る病である。
133吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 07:55
まるで、下手な哲学者のパクリのようなベタな文句である。
134吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 08:06
バタピーの問い合わせ中に届いた不愉快な遺書メールにぼくは憤慨した。
135吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 10:53
でも記念に取っておく事にした。
136吾輩は名なしである:2001/05/25(金) 20:28
老人の死から3日経った。その老人は凡そ口に入るものはすべて咀嚼したので、パックリ老人と呼ばれた。
137考える名無しさん:2001/05/25(金) 21:56
僕はパックリ老人の遺体のよこに立ち、その何でも咀嚼したといわれる口をのぞいてみた。
138吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 22:07
その歯はパックリ老人の名の通り虫歯一本無く乱れなく並んでいた。
139吾輩は名なしである:2001/05/25(金) 22:16
なんとこの老人は胃の中に酒虫を飼っていたらしくそれが蠢いている。
140吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 22:48
指で摘んでつぶしたら、すっぱい液が出た。
141吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 23:06
液が、目に入ってしまった。
142吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 23:10
サンテ40並に目にしみた。
143吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 23:15
一匹の酒虫が…老人の鼻から出てきた。にょろりと。
144吾輩は名無しである:2001/05/25(金) 23:25
ドラゴン村上の某小説に酷使しているではないか!僕は思った。
145吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 00:23
小説の続きを読もうとしたら、Q2の請求書なのだよ。
146吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 00:48
その万個は黒ずんでいた。
147吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 01:00
という便所の落書きにもめげず、
148吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 01:04
「とにかくこの病院から逃げ出そう」と便器にまたがりつつ決心した。
149吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 01:09
水を流すと流れにのまれてしまった。
150吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 01:20
気が付くと下水道。とりあえず脱出成功。
151吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 01:22
「待っていたよ」
152吾輩:2001/05/26(土) 01:31
おまえはスパイだろう、酸っぱいスパイだな、とその男は言った
153吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 01:52
酸っぱいはずだ。風呂入ってねえもん。
154一行:2001/05/26(土) 02:33
いきなりドアが開いた。「大丈夫?」ナースが便器に坐る僕を覗き込む。
155吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 03:01
「だいじょぶだぁ〜」僕は志村けん風に答えた。
156吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 04:15
便器の上での妄想は断ち切られ、仕方なく立ち上がった。
157吾輩:2001/05/26(土) 04:50
紙で尻を拭くと鮮血が出ていた。また痔になった
158吾輩は名なしである:2001/05/26(土) 05:28
彼は水で流すことをしなかったので、痔の血でなく吐血かと皆が錯覚した。
159吾輩:2001/05/26(土) 06:08
とりあえず文学者らしく喀血した事にしておこうと考えた。
160吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 07:41
だが、この目論見は成功しなかった。
161吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 07:45
「誰だっぺ?こんなに汚して。」
162吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 07:47
僕がトイレを出たのと入れ違いに、掃除のおばさんが中に入ってそれを見破った。
163吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 07:49
「すんごい切れ痔だね。この人きっと。」
164吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 07:55
僕は秘密を知ってしまったオバサンを始末することにした。
165吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 11:00
だから僕はオバサンの首をつかむと、360度回してねじ切った。
166吾輩:2001/05/26(土) 12:41
僕は坂本弁護士の首をひねったオウムの新見智光になったような気がした。
167吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 13:07
が、その表情は強ばったままだった。僕には微笑など出来ない。
168吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 13:26
だって僕にも首がないんだ。
169吾輩:2001/05/26(土) 13:26
不意に煙草が吸いたくなりポケットを探ったが、きれていた。
170一行:2001/05/26(土) 13:38
「痔も煙草も切れるか・・・フッ」妄想を止めてニヒルに苦笑してみた。
171吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 13:39
っていうか上着を着てない。全裸ではないか!!
172吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 14:03
とりあえずオバサンの服を剥ぎ取り、試着。
173吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 14:11
小さい。ピチピチだ。
174吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 14:15
病院の庭で跳びはねている女の子が見えた。
175吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 14:17
「あいや〜、めんごい子だなや〜」掃除のオバサンが背後で言う。
176吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 14:18
・・消えろ!さもないと本当にコロすぞ!…
177吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 14:19
バケツを下げてオバサンが逝ってしまうと、僕の気分も落ち着いた。
178吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 14:21
首もある、バジャマも着てる。・・・痔がいたい。
179吾輩:2001/05/26(土) 16:51
痔が痔が痔がと言ってるうちに俺は自我の問題で苦しんでいたのだ。
180吾輩:2001/05/26(土) 16:53
そういえば漱石の明暗の出だしは痔の手術の話だった。
181吾輩は名なしである:2001/05/26(土) 20:30
老人は掃除おばさんにも遺書を渡していた。2:あの世ではケサラン・パサランの
綿毛の様に自由に生きるつもりだ。
182名無しさん:2001/05/26(土) 21:42
ケサランパサランの語源は以下のとおりである。
183吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 21:47
つまり「今朝走っていた婆さんの走りのようなさま」を言う。
184吾輩は名無しである:2001/05/26(土) 22:40
ああ僕も、ウザい自我も痔も捨ててケサランバサランのように
185吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 01:08
そう思うといてもたってもいられず、僕は病院を抜け出した。
186吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 01:28
百人の看護婦が追ってくる。
187名無しさん:2001/05/27(日) 02:05
白いあるいは赤い、時には黒い看護婦のタックルをかわしながらたどり着いたのは、川のはるか上流から流れ着いて、底に溜まった流砂までも透けて見える澄み切った水を湛える湖のほとりだったと思わずにはいられなかった。
188吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 02:32
僕は勝利の雄たけびを上げた。
「ここらで、一発いっときますか! いくぞっーー!!!1・2・3、、、


189吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 02:34
4・5、、
190吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 02:35
191吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 02:35
3、2
192吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 02:39
指が一本足らないことに気がついた。
193吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 03:12
「まったくなんてこっただなあ」と僕は間抜けな独り言をつぶやいた。
194吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 03:22
間抜けと気付く僕は案外しっかりものかもしれぬ、とさらに独り言を
つぶやいた。
195吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 07:46
しっかりものの僕は指の治療に病院に向かうことにした。
196吾輩は名なしである:2001/05/27(日) 10:04
何故かはわからないが、どうも5の概念が欠落しているみたいだ。
ワン、ツウ、スリー、とすすむと5本ある。
197吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 10:23
僕のケツにはりついている老人も笑みを浮かべている。

198吾輩は名なしである:2001/05/27(日) 10:29
又、自分が間抜けだと悟り落語家に弟子入りするのは諦めざるをえない。そして、
199吾輩はな無しである:2001/05/27(日) 12:07
>吾輩は名なしである=181,196,198
お前が入るとつまらなくなるから、300まで出場停止!
200吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 13:22
と僕のケツにはりついている老人がほざいたが、全く無視することにした。
201吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 13:29
落語家を断念した僕はお笑いへの夢をやはり捨てきれなかったので、
ケツの老人とインチキ腹話術コンビ「ネオいっこく堂」を結成することにした。
202吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 15:08
だが、この思いつきは断念せざるおえなかった。
203吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 15:11
自分の活舌の悪さを、高校時代演劇部の顧問教師に指摘された事を思い出したからだ。
204名無しさん@一行でね:2001/05/27(日) 18:43
しかたがないので、腹話術の人形の方をやることにした。
205吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 20:03
「ケツオ君こんにちわ」「こんにちわ!」ケツ老人は腹話術で勝手に僕に挨拶させた。ケツオ君って…
206編集校正@199:2001/05/27(日) 20:31
ニ行抹消(執筆心得:作家は内心の葛藤を作中に露出してはならない)
207吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 20:45
ネーミングのセンスはともかく、ケツ老人の人形使いとしての腕は確かであった。
208一行:2001/05/27(日) 20:50
37通の遺書を残して自殺した老人の思い出が>>105-112僕の心をかき乱す。
209吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 21:17
それらは浮かんでは消え、浮かんでは消え、僕の思考の隙間を輪廻した。
210吾輩は名無しである:2001/05/27(日) 23:14
そんなある日、楽屋にケツオ宛てのファンレターに混ざって老人の3通目の遺書が届いた
211吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 00:49
遺書は二行抹消されていた。
212吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 01:03
その頃僕がいた「楽屋」というのは、じつは
213吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 01:10
自殺した老人の遺産でたてられた劇場の「楽屋」である。
214吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 01:17
彼はとある地方の豪農の末裔であった。
215考える名無しさん:2001/05/28(月) 06:51
しかし跡取りではなく3男坊だったのが彼の悲劇の始まりだった。
216吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 10:32
当時は、次男以降は不肖の息子と罵られた時代であったからだ。
217吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 17:46
いや、次男はまだ、長男が死んだ時の後釜という役目があった。
218吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 20:53
んなこたぁ、どーでもいい!
219吾輩:2001/05/28(月) 22:31
アナルだけは一生童貞でいようと思っている
220一行:2001/05/28(月) 22:38
と決心していた老人だが、3男なので南米へ移民したのだ。
221吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 22:44
海は凪いでいた。
222吾輩は名無しである:2001/05/28(月) 23:57
貨物船は多くの人々の人生を映す。
223吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 00:11
老人は船にのり遅れた。
224吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 00:23
しかたなく、ジェット機のビジネスクラスに乗った。
225吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 00:37
スペースシャトルだと気付いたとき、地球は丸かった。
226吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 00:49
…そう語れればいいのだが、老人は横浜の港で途方にくれた。
227吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 00:56
老人は、すり寄ってきた猫を無意識になでながら、波間の夕陽をぼうっと見つめていた。
228吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 00:56
彼の前には血が多かった、血と1本のハサミが転がっていた。
血の前に佇むと、それをぺろぺろ舐め出した、狂人である。
自らの性器を切った彼は、それから出る血を舐めているのである。
性器を切った理由は、様々な憶測があるが失恋のためではないかと言われている。
翌日、ビルの屋上に立って、「俺は神だ。」と叫んだ男が居ると言うが、その話は置いておこう。
それよりも、物語る必要があるのは彼の性器の事である。
彼の性器は、誕生時生えていたものではない。
後から、付けた物である。
いつ生えてきたかは分からない、数世紀前だと主張する者もいるが、おそらく90年ほど前に生えてきたのであろうし、それが現在の学説の主流である。
ここでは、一人目の性器の持ち主について語ろう。
229吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 00:59
「無意識になでるか? ふつー」と猫が老人を見上げて言った。
230吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 01:01
と老人は死んだ娘を、思い浮かべながら幻を見るのである。
231吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 01:03
「もう、あれから5年になる。」
分かっていながら猫に、話し掛ける。
232吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 01:06
ところでそのとき僕は、
233ドレミファ名無シド:2001/05/29(火) 01:11
もう、あれから5年になる。」
分かっていながら猫に、話し掛ける。
234吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 01:12
家に帰りつくなり、老人を殴った。
235吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 01:21
ところでそのとき僕は、
家に帰りつくなり、老人を殴りつけた。
236吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 01:59
「老人と海…」と老人はつぶやいて、気絶してしまった。
237吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 02:09
そんな老人を見て、僕も気絶した。
238吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 02:25
そこで「はっ!」と目覚めた。老人の遺書を読んでいたらいつのまにか老人を殴る夢を見ていた。
239吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 02:41
夢から覚めた僕は、老人の遺産相続人の一人として老人の住んでいた屋敷に向かった。
240吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 12:49
屋敷に向かう道は険しく、鬱蒼とした森の中を行く僕は、まだ夢の中にいるような気にもなるのであった。
241吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 15:06
夢で殴った老人の夢の中の森を歩くことで、
242447:2001/05/29(火) 15:33
今度は、僕が老人に殴られているかのような錯覚に陥る
243吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 17:12
木々の梢から洩れる光がプリズムのように、僕の意識を拡散させる。
244吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 17:33
その時!僕はショッカーの戦闘員に囲まれた!
245吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 17:53
そして、リーダーと思しき人物が一歩前に進み出て言った、
「あなたもショッカーに入りませんか。」
246吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 18:58
「あなた達はなぜこんなところに?」と僕が聞くと
そのショッカーはマスクをはずした。「!」
247編集校正@228:2001/05/29(火) 19:04
>>228 全抹消(作家は他作品の一部を作中に混入してはならない)
248校正@233,235:2001/05/29(火) 19:07
>>231-235 内233と235抹消(単純ミス。ペンがすべって重複)
249吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 19:07
なんとマスクの下にもう一枚、同じマスクを被っている。
250吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 19:09
美しい木洩れ日の中で、また妄想にとらわれる僕はバカだ。
251吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 19:09
俺は何をしていたのだっけ…
252吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 19:18
「俺」を使う、別人格が現れようとしていた。
253本人か当人か:2001/05/29(火) 19:19
ふと下を見ると使用済みのコンドームが落ちていた。
254吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 19:21
それを踏みつけ、僕は考えをめぐらせた。
255吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 19:32
そう、遺産相続の件で話し合いをもつんだった。
256名無しの鳥:2001/05/29(火) 20:01
そもそも僕と老人との関係というのは、
257一行:2001/05/29(火) 20:10
病院のベッドが隣りだっただけだ。老人は思い出を語り、僕は聴いた。
258三島竜之介:2001/05/29(火) 20:35
わしは特攻隊員だった。
259京極:2001/05/29(火) 20:50
  あの夏の日。
260吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 20:50
という流行歌があったんじゃが知っとるかね。
261吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 22:31
逝くか? じじい
262吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 22:33
僕はピーナツをぼりぼりいきながら心の中で毒づいた。
263名無し:2001/05/29(火) 23:29
もう30年も女を抱いておらんわい、もがもが。
264吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 23:35
マジ逝きてぇか?ぢぢい
265吾輩は名無しである:2001/05/29(火) 23:56
そんな漫才のような(>>258-264)経緯ではなかったあの日…。(>>97-112)
266吾輩は名無しである :2001/05/30(水) 01:01
しかし、完全に恍惚の人、と見えた老人も何かの拍子で、
正常に戻る場面も何回かはあった。
267吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 01:06
老人は、ひたと僕を見据えた。
268吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 02:15
不意に、老人の表情が歪んだ。僕はほんの数分前の、奇妙なイメージを想った。
269吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 04:07
老人の眼光が先ほどのそれとは打って変わって見えた。
270吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 04:11
そうだ。京都へ行こう。
271吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 04:19
京都、大阪、神戸、三都を僕は旅した。
272吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 04:24
たのしいバスの旅だった。
273吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 06:41
しかし、その悲劇は突然始まった。
274吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 07:12
喜劇と言った方がいいかもしれない、むしろ。
275吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 07:39
大阪でチャーリー浜にさえ会わなければこんなことはおこらなかったはずだ、、
276吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 09:08
僕はあいつに会ったとき、これが初めてではないような気がした。
大阪の、道頓堀の。そのあとは記憶がホワイトアウトしてしまった。
これは・・・デジャヴ?
277吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 12:49
京都では昔の名前で呼ばれてしまった。
278名無しさん@120分待ち:2001/05/30(水) 13:02
「呼ぶな…僕をその名前で呼ぶなああああああ〜!!」
279吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 13:22
名前変えたかった…。
280吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 15:20
俳優が次の台詞を言いかけたところで老人がテレビを消し、僕に向き直る。
281吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 17:03
なんと老人は、鏡に映ったおれ自身だったのだ!!!
282吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 17:22
その鏡は僕の心の内を映しだす鏡である。
283吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 17:24
ヘンなお〜じさん、ヘンなお〜じさん、だから・・・。
284吾輩は名無しである :2001/05/30(水) 20:42
ギャハハハ・・・廊下から小児病棟のこどもの声がきこえる。
285吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 22:44
僕、精神年齢こんな高かったんだ。
286一行:2001/05/30(水) 23:15
そんな声にフッと笑みながら、老人は言った「遺産を君に託したい」
287吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 23:42
老人が手にしていたのは分厚い目録だった。「ま、まさかそんなことが…」
288読者:2001/05/30(水) 23:48
もっと行動的な展開にすべき。
こんな妄想、妄想の連発して面白いかね?
主人公は分裂病か?

289吾輩は名無しである:2001/05/30(水) 23:50
…そして今僕は、自殺した老人の屋敷に入ろうとしている。家族と会うのだ。
290編集校正@288:2001/05/30(水) 23:52
>>288全削除(作者は内心の自省を作中に吐露してはならない)
291校正の校正@288:2001/05/30(水) 23:54
>>288全削除(編集は読者の投稿を作中に混入してはならない)
292吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 00:05
森の奥にある屋敷は、古い洋館だった。門から玄関の前へ、車は進んだ。
293吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 01:04
車が何かをひいたらしい。
294名無しの鳥:2001/05/31(木) 01:20
蟇蛙だった。
295吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 01:43
蛙の死骸はこの暑さですぐに干からびてしまうだろう。僕はそのまま進んだ。
296吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 01:49
「待ちな!」
297吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 01:51
声に振り向くと、そこにはメイド服を着たおばあさんが立って、こっちをにらみつけていた。
298吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 01:52
とりあえず無視して進んだ。
299吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 02:00
フロントガラスにおばあさんの顔が逆さまに。
300吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 02:08
「お前さん、なんて事するんじゃ!」
301吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 02:11
アクセルを踏み込んだ。
302吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 02:20
老人がつぶれた蛙の死骸をこっちにむかってブラブラさせている。
303吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 02:34
ばあさんを振りきって、やっと老人の屋敷の門の前に車を停め、下りた。
304初校@303 :2001/05/31(木) 03:59
>>303 一字訂正×「門の」→○「玄関の」(参照>>292
305吾輩は名なしである:2001/05/31(木) 04:07
ひき蛙、ヒキガエル、ひきがえる、ばあさんはひとりで、呟いていた。
306吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 04:13
「ひき蛙を轢き帰る」そう言ってばあさんは満足そうな顔で帰って言った。
307吾輩は名なしである:2001/05/31(木) 05:19
この屋敷は、<花屋敷>そのものじゃないかとぼくは、
308吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 08:23
失笑しながらポケットに手を入れると、、、
309吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 10:21
丸々と太ったカブトムシの幼虫を3匹取り出した。
310吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 16:05
とりあえず一匹食べてみた。
311吾輩は名なしである:2001/05/31(木) 20:19
味覚だけを信じて目をつむって食べた。芋虫の幼虫と同じ味だった。
312一行:2001/05/31(木) 22:25
「お腹が空いていらしゃるの?」玄関に若い女性が立ち、微笑んでいる。
313名無し:2001/05/31(木) 22:40
その女性は初恋の相手によく似ていた。
314吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 23:03
女性の指が芋虫の幼虫である。
315吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 23:04
よく見ると、さっきの老婆である。
316吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 23:29
と一瞬我が目を疑ったが、違った。。。
あのかつて愛して止むことのなかった彼女ではないか。
317吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 23:43
女の顔がだんだんとぼやけてくる。老婆の顔だか彼女の顔だかよくわからなくなってきた
318吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 23:47
さっき玄関で食べた「幻覚カブトムシの幼虫」のせいである。
319吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 23:56
僕は自分の腕をつねって覚醒した。「君は…礼ちゃん?」
320吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 00:18
「何年・・・振りかな?」坂下 礼はそう言って僕の手を握ってきた。
321吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 00:30
「坂下 礼」、、、老婆にしては若々しい名前である。
322吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 00:49
ちがうよカブトムシの名前だよ、と老婆。
323吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 00:49
もう一度腕をつねる。やっぱり礼ちゃんだ! 大きな黒い眼は変わらない。
324吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 00:52
「そ、卒業以来だよ…」僕は焦ってどもりながら手を握り返す。嬉しい!
325吾輩は名無し:2001/06/01(金) 04:19
あれ?ここはあの老人の屋敷のはずだ、という事は礼ちゃんは
あの老人と関係が・・・
326吾輩は名なしである:2001/06/01(金) 04:36
老人は多山のプリティ・ドールの為にこのテーマ・パルク<花やしき>を造った。
327吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 06:48
「花やしきにようこそ」
328吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 12:18
そこには礼と同じ顔をしたもう一人の礼がいた。一体ここは・・・・。
329名無しさん@120分待ち:2001/06/01(金) 12:36
やばい。これもカブトムシの幻覚なのか?だんだん意識が薄れていく…思考能力もほとんどない。
330吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 15:45
「はやく用件をすませて退散するんだ・・」書類の入ったアタッシュケースを
取りにカブトムシ型の車に戻らなければならない。
331吾輩は名なしである:2001/06/01(金) 20:37
逃げるなよ と屋敷の管理人とおぼしき男がいった。
332一行:2001/06/01(金) 22:41
「中へどうぞ、皆さんお待ちかねよ」礼に瓜二つの謎の女が言う。
333吾輩は名なしである :2001/06/01(金) 23:01
「バカやろう、早いもん勝ちだ!」「汚ねぇぞ!」
突然、外から男たちの怒声が耳に飛び込んでくる。
334吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 23:09
その罵声につられてつい振り向いたのだが。
今来たはずの道はもうすでになく、背後にはただ紫がかったもやが
あたり一面を覆い尽くしているのだった。。。
335名無し:2001/06/01(金) 23:38
かさぶたから膿が出てきた。これこそ、老人と膿だ。
336吾輩は名無しである:2001/06/01(金) 23:57
声は、ひょっとしたら中からだったかもしれない。僕は緊張した。
337吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 00:54
皆さん、というのはカブトムシの化け物のことなのか?
僕は礼の表情を確かめようとする。
338吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 01:00
いや、礼に似てるが別人だ。男達のダミ声…確かに家の中から、聞こえる。
339吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 01:41
ダミ声の主は立川談志であった。
340吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 01:49
そう思いたかったが、「来たか!」と振り向いた顔はいかつく油ぎっていた。
341吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 01:52
『海峡の光』を片手に、談志が近づいてくる。
342吾輩は名なしである:2001/06/02(土) 05:06
談志が言う 「この土地ちゃあいつのだぎゃ。もう少し先に聞光寺てゆぅ寺があっからいってみな」
343読者@校正を期待:2001/06/02(土) 05:38
ちょっと!どんどん話が破錠してってるんじゃない?
早く老人の家の中に入ってよ。
ちっとも話が進まないじゃない。
344吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 07:36
と、坂下礼がヒステリックに叫んだ。
345吾輩は名無し:2001/06/02(土) 13:38
しかたなく僕は、老人の家の中に入っていった。
346吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 14:32
古い家屋だが、中は整然としていた。
347吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 14:34
年季の入った調度品が配置よくしつらえてあり、古色蒼然とした中にも格調の高さを感じさせた。
348吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 14:36
老人は12畳の和室に僕を誘った。
349吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 14:40
面白い事に畳ではなく、板張りの床にペルシャ絨毯、イタリア製のテーブルが置かれている。
350吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 14:41
僕は身構えた。なぜなら老人は男色家だからである。
351吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 14:43
「趣のあるお部屋ですね。」素人眼にも、贅と意匠をこらしたつくりである事がわかった。
352吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 15:32
部屋の中央に枕が2つ並んだ布団が1つ置いてある。
353吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 16:56
ふと、老人の熱い視線に気が付いた。ま、まさか・・・
354吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 17:05
やはり、思い過ごしであった。。。
布団のそばには決して美しいとは言えないが、
小作りで品の良い顔立ちの女が座っていた。
355村雨:2001/06/02(土) 17:08
「ひや奴でありんす」
356吾輩は名無しである :2001/06/02(土) 17:31
女がすっと立ち上がると、胸元から短銃を取り出し、
老人の頭を撃ちぬいた。
357吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 17:40
返り脳味噌が女の衣類に付着した。
358吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 17:42
血しぶきをあげつつ倒れる老人。
359吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 17:42
「はっはっは 驚いたかね青年」老人がむっくりと起き上がった
360 吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 17:47
だが、やはり苦しそうな表情になり、前のめりに倒れこむ。
361吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 17:50
何事だ?一体何が起こったんだ?
362考える名無しさん:2001/06/02(土) 18:14
「みんなぁーご飯ですよぉー」と母の声が遠くで聞こえる
363吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 18:40
「今日はハンバーグだって言ったじゃん」
少女はふくれっ面でそう返事しながら、痙攣している老人の体へさらに銃弾をあびせた
364吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 19:06
老人はいびきをかいている。
365吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 19:14
そう、老人は明日幼稚園で行われるお遊戯会の練習につきあっていたのである
366吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 19:19
ビニールで出来た、脳みそやら血やらが風になびいている
367吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 19:27
どうやらそれが今夜の私の晩飯のようだった。
368吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 19:28
「たりないな。」私は不満に思った。
369吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 19:41
つーかビニールが食えるか!俺は思った。
370 吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 21:08
ビニールの切れ端をくわえたまま、ハッと我に帰る。
「僕はこんなところで何をやっているんだ?」
371吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 22:01
やらねばならぬことがあったではないか。
急がねば。
372吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 22:04
あわてて靴下を脱ぎ、匂いをかいだ。
373名無し:2001/06/02(土) 22:11
少女の下着は若草の香がした。
374吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 22:18
「それはワシのだ」
その光景を見ていた老人が恥ずかしそうに言った
375吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 22:53
部屋全体にカブトムシのニオイが漂う
自分の体や衣服にもニオイが充満している。
376吾輩は名無しである:2001/06/02(土) 23:39
できれば、一度完全に意識を失って、すべての記憶をなくし、
再び目覚めて、すべてを最初からやり直したい気分である。
377一行:2001/06/02(土) 23:51
心に強くそう念じて、眼を開くと、僕は自殺した老人の屋敷の前に居た。>>292
378吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 00:06
屋敷までの道と同様、門から玄関へ続く道の両側もうっそうと木が繁っていた。
379吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 00:41
どこかで、時間の位相が転移したような、不思議な感覚…
380吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 00:46
茂みの中から突如現れた古尾谷雅人に向かって僕は、
381吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 00:49
僕はその感覚を頬の端に残しながらゆっくりとその道を進んだ。
382吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 00:52
頬に残る雅人の感覚。
383吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 00:55
その余韻に浸りながら歩を進めた僕の目の前に、突然何かが落ちてきた
384吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 00:57
土の付いたお札ではなかった。
385吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:01
白い紙飛行機だ。拾い上げて見ると、翼に文字が書いてある。
386吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:07
「たすけてわたしはけされてしまう」
387吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:10
僕はすぐにピンときた。これは暗号だ。つまりこれを訳すと・・・
388吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:11
「たすけてわたしはけされてしまう」となる。
389吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:13
こんな難しい暗号は久しぶりだな
390吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:16
しかし、金田一耕介の孫である僕を悩ませる暗号を書いたのは誰だろう?
391吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:17
まあ、だれでもいいか・・
392吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:19
きっと雅人のイタズラさ!
393吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:19
「そんな難しい暗号を一瞬で解いちゃうなんてさすがね。テストは合格よ」
背後に人の気配を感じ振り返った僕の視界に入ってきたものは、年端もいかないかわいらしい女の子だった
394吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:23
しかもトップレス
395吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:25
僕は天才的頭脳でひらめいた。
「そうか!だから全てひらがなだったんだ!謎はすべて解けた!!」
396吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:26
「わお」と僕は叫んだ。
397吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:27
僕は負けじとズボンをおろして、パンツを高々を青空に掲げた
398吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:33
「さらばわが友よ!」
399吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:34
「じっちゃんの名に、そして僕のムスコにかけて!」
400吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:35
港が遠ざかる。
401吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:37
今にも凍りつくような寒さが僕の下半身をおそった
402吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:41
もう余計な事は考えず、自殺した老人の屋敷に行こう。
403吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:41
そのとき、生暖かい粘膜にペニスは覆われた。
404吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:45
「しまった!モー。たいへんでしたを録画予約してくるのを忘れた!」
早く老人の家に行くべきかどうか、僕は猛烈に悩んだあげく
405名無し:2001/06/03(日) 01:46
君の負けだよ、明智君。そう老人は言った。
406考える名無しさん:2001/06/03(日) 01:49
ツタヤでトップガンを借りる事にした
407吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:51
ような気がした。負けてはならない。パンツをはきついに家の中に入る。と、
408吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:53
そう老人はボケていた。
409吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:54
と、明智の声が響いた。
410吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:56
石造りの古い洋館の玄関ホールは、吹き抜けの天井がやけに高く、
411吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:56
僕はすぐさま、つっこんだ。
412吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:56
「がちゃり!」 突然屋敷の扉が閉まった。閉じこめられたのだ!
413考える名無しさん:2001/06/03(日) 01:57
おかえりなさいまし
お坊ちゃま
414吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 01:59
「って罠かよ!」
僕は、さまぁ〜ず三村のように扉にツッコミをいれた。
415吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 02:02
「罠じゃねえよ。ってそれ扉だし。」メイドがツッコミ返す。
416考える名無しさん:2001/06/03(日) 02:03
が、噛み合わなかった
417吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 02:06
W三村は失敗に終わった。
418吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 02:07
今まで経験したことのない、この重い空気に僕は
419考える名無しさん:2001/06/03(日) 02:11
持っていたハサミで髪を切り始めた
420吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 02:17
そのとき扉をあけて赤いヘルメットをかぶった男が入ってきた
421考える名無しさん:2001/06/03(日) 02:19
薄暗い中よく目を凝らして見ると、その赤いヘルメットは広島カープ・・・
422吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 02:29
「カープかよ」
423吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 02:33
「違う!連合赤軍だ!」
424吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 02:35
メットを取り「元気ですかー!!」猪木の登場である
425吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 02:44
猪木の登場でギャラリー興醒め。泣き出す子供まで出る始末。
426吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 03:30
と、よく見たら猪木のものまね名人だった。
427吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 04:31
あぁ。俺は一体何をしているというのだ。
血迷ったのか。短くもはかないこの人生において。
一体何を・・・。。。
428吾輩は名なしである:2001/06/03(日) 04:45
老人は栗田ゆう子に「絶叫・史上最強烈・セックス・マシン」を作ってやった。
429吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 06:09
そう、老人は田舎の発明王であった。
発明はエロ系が多かったためエジソンではなく、
エロソンと呼ばれていた。
430吾輩は名なしである:2001/06/03(日) 06:22
3・・私の意匠権と特許権はたま子に譲る。
431吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 07:38
そして、唐突に老人が頭を撃ち抜かれるシーンが挿入され、
唐突にビデオの映像は終了する。
432吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 10:21
ビニール製の内臓や血糊を使った映像なのか。
433吾輩は名無しである :2001/06/03(日) 10:39
だが老人は自殺ではなく、ここで殺されたんだ、という
確信のようなものを感じる。
434名無し:2001/06/03(日) 11:17
明智は明智でも光秀の方だと、羽柴秀吉は信長に言った。
435吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 11:42
「自殺でも他殺でもない、わしを殺すな!」老人が言う。
436吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 13:16
その声が聞こえるとともに、僕は病院で目を覚ました。
病的な状態にあるときは、夢は異常なほどくっきりと、
鮮明になって、驚くくらい現実と似てくるものである。
437三四郎:2001/06/03(日) 13:28
むしろ、いまの覚醒している状態の方が不確かで手応えが感じられないくらいだ。
さきほどのまでの夢の方が現実だったのではないかしらと僕は思った。
438吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 14:25
錯綜した夢の破片を思い浮かべていると、「面会の方が」とナースが言った。
439一行:2001/06/03(日) 14:32
ややあって、洒落たスーツ姿の中年男が入って来た。眼が鋭い。
440名無しさん@いらっしゃい:2001/06/03(日) 15:09
剛毛渦巻く手の甲が。男ではなく、獣の雄として生きて来たその男のしたたかを裏付けているかのようだった。
441吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 16:30
「絶対安静だと言われたが、君の協力が必要なのだ。」男は刑事であった。
442校正@440:2001/06/03(日) 16:37
>>440訂正(一字脱落)×したたかを→○したたかさを
443名無し:2001/06/03(日) 16:51
生かさず殺さずでいけ、とガキデカは言った。
444 吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 17:00
がきデカを制し、「まだ混乱してるだろうが、単刀直入に言おう。」
445吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 17:27
「老人の自殺には妙な点がある」刑事はギロリと眼を光らせた。
446吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 17:40
「じつは老人のポケットからこんなものがでてきたんだ」
刑事は小さなビニール袋に入れられたそれを取り出して、僕に見せた
447名無しさん@一行でね:2001/06/03(日) 17:54
それは「一行で書いてね」と書かれた紙切れだった。
448名無しさん@いらっしゃい:2001/06/03(日) 17:54
そしてその裏には…
449名無しさん@ご利用は計画的に:2001/06/03(日) 17:55
僕は緊張した面持ちでそれを見た。
450名無しさん@ご利用は計画的に:2001/06/03(日) 18:02
「逝ってよし」
451名無しさん@ファイト一発:2001/06/03(日) 18:03
「お父さん、ネギとシャンプー忘れずに買って来てね」と書かれていた。
452吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 18:05
下の方に小さな文字で署名がある。「ピーナッツ」…
453名無しさん@ご利用は計画的に:2001/06/03(日) 18:09
「というわけで、君を逮捕する」と、その刑事は笑みを浮かべて言った。
454吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 18:15
「あなたは刑事なんかじゃない。」毅然と言い放つ。
455吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 18:16
「証拠はそれだけ?」僕は混乱した心理状態を見破られぬよう、平静を装って答えた。
456吾輩は名無しである :2001/06/03(日) 18:24
「君は、はめられたんだよ」。刑事は笑みを浮かべたままつぶやいた。
457吾輩は名無しである :2001/06/03(日) 18:28
以前ならこれですくみ上がってた、だが、もう終らせてやる。
458さあね:2001/06/03(日) 18:29
「はめられたってわかってるなら逮捕するなよ」とつっこみもいれてみた。
459吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 18:32
「捜査費用がもう切れそうなんでね。君に自白を強要する方針なんだ」刑事は吹き出した。
460吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 18:39
警察手帳も逮捕状も見せず逮捕する? 洒落たスーツの…刑事?
461 吾輩は名無しである :2001/06/03(日) 18:42
「自白をさせたいのは、坂下礼の居場所だろ・・」だめだ、朦朧としてきた。
462吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 18:50
気がつくと、刑務所の中にいた。
463吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 19:08
一面、カブトムシだらけ。死ぬまで数え続けてろというのか?
464吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 19:21
こんな所にいてはいけない。僕は真犯人を捜すため脱獄を決意した
465吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 19:40
脱獄するため、まずはジャガイモとにんじんとたまねぎ、
それから牛肉と米を用意した「
466吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 19:56
うっすらと目を開けると、病室のテレビで囚人のドタバタコントに
見入る男が座っている。
467吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 23:16
「ルー買ってきてくれ!」
468吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 23:18
てのひらにはピーナッツ。
469吾輩は名無しである:2001/06/03(日) 23:29
僕が混乱するのも無理はない。隣にいた老人が自殺したのだから。
470名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/06/03(日) 23:38
すると、ノックの音がした。
471吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 00:06
あぁ。彩菜ではないか。なぜ君がこのようなところにいるのだ。
ここは、君のような人が来るべきところではないのだ。。。
472吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 02:58
「彩菜、来るんじゃない!ここには、、、、、
473吾輩は名なしである:2001/06/04(月) 04:28
屍体と屍匂しかない。」曝れ首地獄なんだ。君にはまだかとらが残っている。
474おたく、名無しさん?:2001/06/04(月) 12:01
僕は屍体と屍匂に満ちた、ピーナッツの殻のなかにいる。
475おたく、名無しさん?:2001/06/04(月) 12:03
彩菜もいつか、ここ入れられるのかもしれない。
476吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 13:03
というようなことを、僕は自慢のラップで表現した。
477名無しさんです:2001/06/04(月) 16:00
彩菜はわかってくれなかったようだ。
478吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 16:41
彩菜というのは同級生だ。好きだが告白できないから空想ばかりだ。
479吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 16:48
面会室のアクリル板越しに僕はそっと、彩菜へあることを頼んだ
480考える名無しさん:2001/06/04(月) 16:56
「苦悩に満ちたおれという存在 ロウとカオスがその中に混在
 見極めた一点に腰をすえ さまざまな激情が押し寄せ
 理性のたがはあまりにももろく 伏せようとした爺はもうろく
 だからおれ達はいつだって孤独・・・
 一行じゃなくなったけどおれのラップ、どう?」
 おれは彩菜に聞いた。それから、調子に乗ってスイマセン。
481吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 17:24
「かまわないわ。今だから告白するけど。私。
あなたのその支離滅裂で混沌とした心の内。
いつも感じ取っていたわ。
私テレパスだから。用件ってなにかしら?」
482吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 18:05
「オシック」
483459:2001/06/04(月) 18:57
おれも、看守も、彩菜も、爆笑した。
484やべ:2001/06/04(月) 18:59
おれを縛っていた緊張が フッと、解けた。
485吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 19:01
今日はこれで退社!
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□■■■■■□□□■■■■■□□□□■□□■□□■□□□■□
□□■□□□■□□□■□□□■□□□■□■□□■□■□□■□□
□□■■■■■□□□■■■■■□□■□□□■□□□■□□□□□
□□■□□□■□□□■□□□■□□■■■■□□■■■■■■□□
□□■■■■■□□□■■■■■□□□□■□□□■□□□□■□□
□□■□□□□□□□□□□□■□□□□■□□□■■■■■■□□
□□■□□□□□□■□□□□■□□■■■■■□■□□□□■□□
□□■□□■■■■■■■□□■□□□□■□□□■■■■■■□□
□□■□□□□□□■□□□□■□□■□■□■□■□□□□■□□
□□■□□□□□■■□□□□■□□■□■□■□■□□□□■□□
□□■□□□□■□■□□□□■□□■□■□□□■■■■■■□□
□□■□□■■□□■□□□□■□□□□■■■□□■□□■□□□
□□■□□□□□■■□□□■■□□■■■□□■■□□□□■■□
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□   してねッ!
486吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 19:10
病室のベッドで、また僕は空想に浸っていたのだ。>>479-484
487吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 19:11
本当は、自殺した老人の37通の遺書のことを考えたいのに…
488吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 19:13
遺書4;人間は愛するために生きる、とわしは思った。
489吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 19:14
だとすれば、老人は何を誰を愛し、何故自分で死ぬ道を選んだのか?
490吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 20:43
僕には、全く見当もつかない。
491吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 21:38
でも、一つだけわかることは、彼も僕と同じように孤独だったということだ。
492名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/06/04(月) 21:54
自殺を選んだあの老人は、愛することに絶望したのだろうか。
493吾輩は名なしである:2001/06/04(月) 22:02
愛することに限界を感じたのでなく愛する者を失ったのかもしれない。
494吾輩は名なしである:2001/06/04(月) 22:27
5・・死ぬ前にもう一度あの坂下カレイを食べたい。
495一行:2001/06/04(月) 22:32
老人の実家の豪農は、大分県にあったのだろうか?
496吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 22:53
6・・日産は本当に復活したのか?ゴーン宛
497吾輩は名なしである:2001/06/04(月) 22:59
古谷さん!それはないでしょと女ぽく奥 彩菜は逝った。
498吾輩は名なしである:2001/06/04(月) 23:07
彩菜はラを付けて サイナラとピ−ナッツの奥へ入って行く。
499吾輩は名無しである:2001/06/04(月) 23:43
隣室のTVの音や突然の彩菜の幻影が、また僕を惑わす。が、
500吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 00:40
僕は決然と一歩前に踏み出した。
501吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 01:01
俺には・・・なすべきことがあったじゃないか。
502吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 01:30
僕は初めて大分の地を踏んだ。
503名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/06/05(火) 03:10
駅に降り立つと、見知らぬ女が当然私に言った。「来てはいけない。帰りなさい」
504吾輩は名なしである:2001/06/05(火) 05:57
その名は 花梨という女でロシア民謡を上手に歌う。
505吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 07:29
花梨は日系メキシコ人である。
506吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 14:58
や、やめてくれ。どこからこんな妄想が・・・。僕ではないもう一人の人格が
僕を蹴落とそうとしているのか。クライシスだ。。。
507吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 15:19
僕は殆ど無意識のうちに彼女むしゃぶりつき、唇を奪った。
508吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 17:14
すると、ベリベリと彼女の唇が剥がれてしまった。
509吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 17:14
理性のぶっとんだ僕は60歳の老婆でもおかまいなしだ。
510吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 17:23
そう、その老婆が自分の祖母だとしてもおかまいなしだ
511吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 17:23
いやっ、むしろそっちの方が燃える。
512氏名トルツメ:2001/06/05(火) 19:22
ああ、猛り狂った僕の野生が燃え上がる。
513名無し:2001/06/05(火) 19:26
メキシコ娘とポーランド娘とどっちにしようか。
514名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/06/05(火) 20:06
「終わってるね。君たち。」どこからともなく声が聞こえてきた。
515名無し:2001/06/05(火) 20:13
「終わったの?」と僕の体の下でポーランド娘がつぶやいた。
516吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 20:23
身を起こすと、そこは寿司屋だった。駅前で会った女がカウンター席に居た。
517吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 20:24
「大丈夫?いきなり倒れて…」女は言った。「あなたは誰です?」
518吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 20:28
「25という番号の付いた遺書を受け取ったのよ」30代位か?綺麗な眼だ。
519吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 20:30
「死んだのは私の父みたいね、会ったことないけど」…ビックリした。
520吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 20:46
僕は、「ドッキリ?どっきりでしょ?カメラどこ?カメラ。」と言ってカメラを探しだした。
521一行:2001/06/05(火) 21:50
「ぷっ」とその女性は吹いた。「照れおどけ?」鋭い人だ。
522吾輩は名無しである:2001/06/05(火) 21:55
僕は坐り直して「じつは遺産を…」。彼女が真顔になった。
523名無し:2001/06/05(火) 22:05
ふとこの女は田中真紀子に似ていると思った。
524毎夜参加:2001/06/05(火) 23:27
「わたしは今母と住んでいるのよ。でも、母は病気で入院してるの。
 父が死んで、その遺産が母とわたしにのこされていると聞いて、母は怒ったわ。
 『わたし達を捨てた男から今更何ももらう気はない』と言ってね。」
525氏名トルツメ:2001/06/05(火) 23:27
僕は、無造作にポッケに手を突っ込み、「遺産」をテーブル上に置いた。
526氏名トルツメ:2001/06/05(火) 23:35
ゴトン。鈍い音が部屋に響く。卵大のルビーだ。
527氏名トルツメ:2001/06/05(火) 23:41
僕は、彼女の目を見ていった。「10億はある。そんなものは突き返せ。」
528氏名トルツメ:2001/06/05(火) 23:51
ふと、奇妙な考えが頭をよぎる。>>524,一行だよ。なんだ?これは。緊張しているのか。
529吾輩は名なしである:2001/06/06(水) 00:50
ロシア民謡「黒い瞳」」を原語で謡う。
530編集校正@527:2001/06/06(水) 00:51
>>527 一字訂正×10億→○2億(ルピーはそれほど高くない)
531吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 00:52
僕は、初対面の女性にまるで父親のような口をきいている…
532吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 00:53
そうだ、死んだ老人が乗り移ったように。「あなたのお父さんは
533吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 00:57
「貴女と日本の未来を心配していたのだ!」演説口調になる。
534考える名無しさん:2001/06/06(水) 01:33
ふふっと女が笑う。「お父さんにそっくりね。」
535吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 01:43
「私のことかね?」父が照れて言った。
536吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 01:46
父が続けてこう言った。「わしは男塾塾長、
537吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 01:51
いつの間に! 僕の実父が性転換して再婚した相手、今の父だ。
538編集校正@537:2001/06/06(水) 02:00
>>537全抹消(作家は作中に他作品の筋を混入させてはならない)
539 吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 02:04
と言いかけて、恥ずかしくなる。
540吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 02:10
父は急に九州へ向かった僕を心配して、追ってきたのだ。
541吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 09:34
「お前、大丈夫か?」父はやっと本題に入った。
542吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 09:48
「どうってことないさ」しらけた気分で僕は答える。
543吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 10:26
「最低だ」とベルモンドは言った。
544吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 11:55
「二年前から俺は、ある幻覚に襲われているんだ・・・
545吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 12:50
「全てのピーナッツのなかには悪意が埋め込まれている。」
546名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/06/06(水) 15:56
僕はとうとう泣き出した。
547吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 19:18
「ぼくの女友達はレズビアンなんだ。」
548吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 19:27
「ホワイ〜なぜに〜♪」父は矢沢永吉の歌を高らかに歌った。
549名無し:2001/06/06(水) 19:53
野糞をしった。葉っぱでけつを拭いた。
550吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 19:54
「性同一障害なんだ。自分が肉体的に女であることを心が拒否するんだ。」
551吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 20:38
「へい、おまち。」寿司屋の板前がにぎりをおく。その手の剛毛が目に付く。
552吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 21:14
僕は思わず首を伸ばして、その毛をペロリとなめた。
553吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 21:16


ほのかにレモンのかほりがした。
554名無しさん@そうだ選挙にいこう:2001/06/06(水) 21:16
すると、隣りの客が近寄ってきて言った。
555吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 21:20
「コーヒーにレモン汁入れると発ガン性物質になるよ」
556編集校正@549、550:2001/06/06(水) 21:41
>>549全削除(寿司屋の中で野糞ができるかっ!と酔った作者に叫び削除)
>>550一字挿入  ×性同一障害→○性同一性障害
557一行:2001/06/06(水) 22:45
「息子に構うな!」父が鋭く言う。酔客は頭をかいた。僕はホモに見られたか?
558吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 23:33
「私もその言葉はきいた事があるが、おおげさなんじゃないか?」父が言う。
559吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 00:37
一息ついて彼女が言った。「今日はどこに泊まるん?」
560吾輩は名無しである :2001/06/07(木) 00:44
「岩槻のホテル」と呟いた・・・
561吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 00:47
しかし、そんなあてなどなかった。
562吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 01:03
父はどうする? 背後にひっついているぞ。
563吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 01:26
「うちの家に泊まったら。」願っても無い申し出だが親父が邪魔だ。
564吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 01:58
僕は親父の708ある経絡秘孔のひとつを突いた。すると親父は、
565吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 02:01
いや、邪魔なのはこの女の方かも知れない。なぜなら
566吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 02:29
カポエラの使い手だからだ。
567吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 02:32
と言いおいて失神した。「カボエラ? 四十八手の一つなのか?」
568吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 02:58
その時僕の中に突如として、むくむくと赤黒い衝動が沸き起こった。
569吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 07:49
「戦うんだ。そして教えておくれ、、、お父さんに、、幸せは犠牲なしには得ることができないのか、、」
570吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 09:11
「特攻せよ!それはすなわち犠牲であり幸福である」と特攻隊員の霊が言った。
571吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 14:54
大分だが鹿児島から霊が来るらしい。父を寿司屋に残し、女と出かけた。
572吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 17:42
二人はまるで導かれるように、知覧の基地後にたどり着いた。
573吾輩は名なしである:2001/06/07(木) 20:23
そこに着いたのは夕方だった。梟たちが新高山目指して飛び立った。
574吾輩は七誌である:2001/06/07(木) 20:45
「あれは?」ふいに女が指差した。
575 吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 21:49
コンクリート造りの古い建物が見える。
576吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 21:55
何かの研究施設のようだ。
577一行:2001/06/07(木) 21:56
暗い灰色の洋館で、壁のほとんどが緑のツタに覆われている。扉がある。
578吾輩は名なしである:2001/06/07(木) 23:11
僕と彼女は手を取り合いその扉めがけて全力疾走した。二人が扉10センチぐらいに近づいた時、
579吾輩は名無しある:2001/06/07(木) 23:15
「高級ソープ 一休」
580 吾輩は名無しある:2001/06/07(木) 23:21
木の看板が打ち付けられてここからは入れない。
581吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 23:21
「どうやら石鹸屋さんみたいね。。。」と女は言った。
582吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 23:57
この女カマトトブってるのか、世間知らずなのか?僕は答えに窮した。
583名無しさん@1周年:2001/06/08(金) 00:01
「ちょっと休んでいかない?」
584吾輩は名無しである :2001/06/08(金) 00:04
建物は何年も出入りがないようだ。割れた窓の奥は真っ暗である。
585吾輩は名無しである :2001/06/08(金) 00:11
「君はここで休んでいろ。僕は他の入り口を探してみる。」
586吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 04:36
彼女を残し、僕は裏側に回ってみた。案の定古びたドアがある。
587吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 04:40
ところで、昨日、近所の吉野家行ったんです。吉野家。
そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。
で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、150円引き、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、150円引き如きで普段来てない吉野家に来てんじゃねーよ、ボケが。
150円だよ、150円。
なんか親子連れとかもいるし。一家4人で吉野家か。おめでてーな。
よーしパパ特盛頼んじゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、150円やるからその席空けろと。
吉野家ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
Uの字テーブルの向かいに座った奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。
で、やっと座れたかと思ったら、隣の奴が、大盛つゆだくで、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、つゆだくなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何が、つゆだくで、だ。
お前は本当につゆだくを食いたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、つゆだくって言いたいだけちゃうんかと。
吉野家通の俺から言わせてもらえば今、吉野家通の間での最新流行はやっぱり、
ねぎだく、これだね。
大盛りねぎだくギョク。これが通の頼み方。
ねぎだくってのはねぎが多めに入ってる。そん代わり肉が少なめ。これ。
で、それに大盛りギョク(玉子)。これ最強。
しかしこれを頼むと次から店員にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は、牛鮭定食でも食ってなさいってこった。
588編集校正@587:2001/06/08(金) 04:59
>>587全削除(作家は空腹でもドキュソ飯ネタをコピペしてはならない)
589吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 06:26
古びたドアはカギが壊れていていとも簡単に開いた。僕は女を呼びにいき、一緒に中に入ろうとしたが、
590吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 07:56
突然中から老人のゾンビが、
591吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 13:22
いるような、いないような。
592吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 14:21
すると、何者かが僕の腕を掴み、強引に中へ引っぱりこんだ。
593吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 15:42
床が浸水している。
594吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 15:54
振り返ったが、ドアから差し込む光が眩しくて、
595吾輩は名無しである :2001/06/08(金) 17:10
何がなんだかわからない。
596我輩:2001/06/08(金) 19:30
田中麗奈のタンポンを引き抜き、血を搾って一滴飲みたいと思った。
597吾輩は名なしである:2001/06/08(金) 20:33
正直そう思った。
598吾輩は名なしである:2001/06/08(金) 20:40
ゾンビ老人には若い娘の血小板が堪らなく効くから、
599吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 20:59
成分献血をしたあとの少女だけは御免蒙りたいと常々思っていたのだが、
600一行:2001/06/08(金) 22:49
「来てくれたね…」低い声がして我に返ると、戦闘服姿の若者が立っている。
601吾輩は名無しである:2001/06/08(金) 23:18
「明日では遅すぎる。早朝に発つんだ」彼は呟いた。「…!…」>>568-571
602古谷一行:2001/06/09(土) 00:01
麗奈のタンポンは生ゴミの匂いがした。
603吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 00:12
そんなゾンビ的妄想を打ち砕くほど、若者は一途な澄んだ眼差しで言った、
604吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 00:19
「君に頼みがある」暗い闇を背景に若者の姿は漂って見えた。
605 吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 01:00
「坂下 礼という女性をさがし、その女性を・・・」言いよどむ。
606吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 06:29
「君はどうしたいんだい?言ってくれよ。」若者の逡巡を断ち切るように僕は促した。
607吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 06:52
「人々は汚れた出来事はすぐに忘れてしまう、、、」
608吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 13:03
そう言われた僕は今までの汚れた出来事を忘れ、
最初からやりなおすことにした。
609吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 19:09
そう決心した時「皇居の宴で銃を乱射したい…」脈絡もなく特攻兵は言った。
610古谷一行:2001/06/09(土) 20:39
ところで、麗奈はタンポン派なのかナプキン派なのか?
611吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 20:57
ビックリするとエログロに走る、悪い妄想癖だ。
612吾輩は名なしである:2001/06/09(土) 22:06
ジジイの発明した「・・・・セックス・マシン」は五感を揺すぶるので
人気だった。
613吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 22:17
そんなTVのお笑い番組の1シーンが浮かんだりした。
614一行:2001/06/09(土) 22:19
取り乱す僕へ向かって「本気だ!明日死ぬ俺の、願いだ!」と叫んだ。
615吾輩は名なしである:2001/06/09(土) 22:25
27・・俺はこの7階立の病院の4階から飛び立つ。
616吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 22:28
反射的に僕は、老人の遺書その27を思い出した「死ぬ」の連想だ。
617吾輩は名なしである:2001/06/09(土) 22:29
ゆう子はシッカリこの機械の特許権を申請・受理されていた。
618吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 22:33
「君に頼む…頼むぞ!」必死の形相で言い遺し、兵は闇に消えた。
619吾輩は名無しである:2001/06/09(土) 22:34
どうすんのよ?
620名無し:2001/06/09(土) 22:43
あ、屁が出る。ぷス。
621編集校正@619,620:2001/06/09(土) 22:52
>>619-620全削除(作家は独白や溜まり屁を作中でひってはならない)
622名無し:2001/06/10(日) 00:54
特攻隊の古傷に効く特効薬はサリンかもしれない。
623名無しさん:2001/06/10(日) 00:56
そんなバナナと、吉本バナナが言った。
624名無しさん:2001/06/10(日) 00:58
俺は吉本隆明が根津の急坂を猛スピードで自転車で駆け下りるのを見たことがある。
625名無しさん:2001/06/10(日) 01:04
すげえおやじだと思った。
626吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 02:14
それこそ、そんなバナナである。
627吾輩は名なしである:2001/06/10(日) 07:56
あの夏の日がなかったら、魚雷回天にのる事はなかったのだ。
628編集校正@623-625:2001/06/10(日) 08:37
>>623-625全削除(作家は同業者ネタを作中でバラしてはならない)
629名無しさん@ファイト一発:2001/06/10(日) 10:06
もしかしてここって、軍人の幽霊が現れるって最近評判になってるホテルじゃない?
630吾輩は名なしである:2001/06/10(日) 10:14
ボケが少しきていたこの老人は、「いきます。」と魚雷回天にのり計らずも
生還してしまったのが不幸の始まりだった。
631名無しさん:2001/06/10(日) 11:24
そしてこの哀れな老人は回天という名の老人ホームに入れられてしまった。
632吾輩は名なしである:2001/06/10(日) 11:48
このホームで老人は、二度目の恋 たま子という猫の名前様な女を知った。
633吾輩は名なしである:2001/06/10(日) 11:52
たまと呼ぶと喉をゴロゴロいわせて悦ぶ女だった。
634名無しさん:2001/06/10(日) 15:55
ときどきお刺身を買ってきて与えると、なによりも喜んで食べた。
635名無しさん:2001/06/10(日) 15:55
いつものキャットフードには飽き飽きしているらしい。
636吾輩は名なしである:2001/06/10(日) 17:55
たま子はキャット・ピープルで黒い瞳は、クルクルと変わった。
637吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 21:08
そんな、たま子の口癖は、
638吾輩は名無しである:2001/06/10(日) 21:27
「飯島直子というよりも、むしろ塩沢とき」
639名無しさん:2001/06/10(日) 22:19
この珠子がついに老人の不義の子種を宿してしまった。
640一行:2001/06/11(月) 00:09
老人の自殺の背景には、そんな悲喜劇も隠れていた。僕は東京へ戻った。
641吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 00:10
知覧で会った特攻兵の幽霊の言葉が、僕の中で渦を巻いている。>>609>>614
642吾輩は名なしである:2001/06/11(月) 05:11
爺爺の絶望はこんなんだ。壁に絶望をはりつける。その絶望が乾くとその上に更に絶望を塗りつける。
643吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 12:04
実にくだらない。僕には到底理解できない。
644名無しさん:2001/06/11(月) 12:09
いや、くだる、くだるお腹がくだる、ぴーぴーうんこが出そうだ。
645吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 12:17
東京駅を降りると、俺は上野公園に行き、糞まみれでうろついている老人を殴った。
646吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 12:24
そうしてぬりかべは倒れた
647吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 12:47
アメ屋横町でパンを盗んだ。東武の駅のトイレに駆け込み、パンを貪った。
648吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 16:33
あの言葉の意味は何だ?>>609 僕は途方にくれ混乱していた。
649吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 16:35
その時、通りかかった店のTVにニュースが流れた「ネパールで…」
650吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 16:44
「ネパールでチョモランマが爆発するらしいぞ。」
651吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 16:55
と傍で怒鳴った男がいた。が、ニュースは王室の惨事を告げた。
652吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 17:08
国王一家惨殺?名門に生まれるのも辛いな。自殺した皇太子の事が気の毒だと思った。
653吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 17:12
皇太子は、はたして自殺か? 
654名無しさん:2001/06/11(月) 20:53
と金マサオはつぶやいた。父親に3週間も座敷牢に入れられていたのだ。
655名無しさん:2001/06/11(月) 20:56
マサオは「おれも親父を射殺してやる、このままではこの国は滅びる」と考えた。
656吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 20:56
「宮中の 叶わぬ恋の 惨劇は 小説よりも ドラマチックなり」たま子は一句詠んだ。
657吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 21:22
…各国で同時刻に様々な事が起こっている…僕は、頭を振った。
658吾輩は名無しである:2001/06/11(月) 21:37
「ヘッドバンキングだ!!!クビ振れよ!!!」
659一行:2001/06/11(月) 22:46
大声で喚く男が通る。…皇室ではなく王室?あれは予言だったか…。
660吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 01:36
「八つ墓明神はお怒りじゃ。 お前が村にかえってきたら、おお、血!血!血だ!
二十六年前の大惨事が再び繰り返され、八つ墓村は血の海と化すであろう。」
661にこちゅう:2001/06/12(火) 01:39
>>660 ルールも守れない輩はだまらっしゃい」喝雄は660を一喝した。
662名無し吾輩:2001/06/12(火) 03:08
「もう老人も特効服もどうでもいい!」僕は全てが嫌になって
家に帰った。
663吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 03:12
めでたし。めでたし。
おしまい。
664吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 03:35
ちょうど「日本昔話」が終わる時刻だった。家の中はしんとしていた。
665編集校正@660−661:2001/06/12(火) 03:37
>>660-661全削除(作家は執筆中の内的煩悶を作中に晒してはならない)
666吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 04:29
あっけない幕切れだった。物語は唐突に終わった。
667吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 05:23
隣のTVの音が響き、僕はふ〜っと息をした。弁護士に電話しようと思い立つ。
668吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 05:52
老人が死に>>98-113僕は遺産を託された>>286-287それは事実だ。勇んで遺産を!
669吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 05:55
携帯をとりだした。
670吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 06:29
いや、待て、その前に
671吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 07:41
この物語を締めくくろう。
6722行空白が入るぞ:2001/06/12(火) 19:57
(ここで2行分空白。場面が転換する。)
673吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 20:05
僕はいま、ドゴール空港にいる。あの女にもう一度会えるか?>>14-24
674名無しさん:2001/06/12(火) 21:35
シャンゼリゼ通りのあの娼婦は、今日もボンソワールと男に声をかけているのか。
675吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 21:43
あの夜…互いの火のような想いに悶えつつ激しく求め合ったあの人は?
676吾輩は名なしである:2001/06/12(火) 21:58
城下 礼のことですか?とMON・TANは聞いてきた。
677一行:2001/06/12(火) 23:47
凱旋門を望むカフェの外テーブルに僕らは座り、人波を眺めている。
678吾輩は名無しである:2001/06/12(火) 23:53
そこになんと!異星人襲来!!
679校正@676:2001/06/13(水) 00:02
>>676一字訂正×城下→○坂下(作家は登場人物名を途中で変更してはならない)
680名無しさん:2001/06/13(水) 00:03
異性人とシラク大統領とジダンとアンリとトレツェゲの銃撃戦になった。
681吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 00:20
隣のテーブルで子供がSFを喚いている。僕はモンタンに応えた、
682吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 00:23
「坂下礼は初恋の人だ>>312-325探しているのは仏女性だ>>43-55」
683吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 00:34
フランス娘は異星人であった。
684吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 00:57
「…そう思い込むことで、僕はこの歳月を絶えてきたんだよ…」
685吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 00:58
「なにか手がかりはないんですか?」若いモンタンは熱心に訊く。
686吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 00:59
パリの夜は華やかな灯の下で更けて行く。凱旋門が美しい。
687吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 01:00
「会えば、わかる…」僕は、そう答えるしかない。
688吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 01:02
「皇帝ナポレオンよ!!ぼくに、
689吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 01:17
「さ、酒をくれ〜!!」そう喚きながら酔っ払いが通る。
690吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 22:02
「そうですか、モナミ。そうだ、今夜は僕のうちに泊まりませんか?」とモンタンは言った。
691一行:2001/06/13(水) 22:18
そうしようか…パリに来るまでの気負いの反動か、ふっと気弱になる。
692吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 22:34
一人ホテルに戻るのは、いかにも淋しい。
693吾輩は名なしである:2001/06/13(水) 23:48
ホテルに着くと、モンタンはなまえの由来をはなした。もんたん=吾が舌と、
694吾輩は名無しである:2001/06/13(水) 23:51
僕は笑った。少し気分が楽になった。荷物を持ち、彼の家へ向かう。
695吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 00:01
途中、辻からいきなり猛々しい牛が飛び出してきた!!「と、闘牛か!?」
696吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 01:34
とっさにマス大山ばりの手刀で角を切り飛ばした。地響きを立てて牛が倒れる。
697吾輩は名無しだ:2001/06/14(木) 06:06
「今夜は牛鍋だ!ハッハッハ」
698吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 06:20
牛だと思ったのは、あのフランス娘であった。
699吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 06:20
関西弁風に、ナにアクセントを置いて2回、ギュウナベ、ギュウナベと発音した。この虚しさは何だ。
700吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 09:26
「ワタシヲ、タベテ」フランス娘がカタコトの日本語で言った。
701吾輩は名無しである:2001/06/14(木) 09:31
「ギュウナベはフランス語で○ナニーのことよ」と通行人のパリジェンヌは言った。
702一行:2001/06/14(木) 23:50
謎めく言葉と視線がパリの夜をさらに怪しくする。
703吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 00:17
目の前の娘は、本当に僕が探していたあの娘だ>>43-55 こんなに早く逢えるとは!
704名無し:2001/06/15(金) 00:27
担任の教師は言った。
「それでは皆さんにちょっと殺し合いをしてもらいます。」
705吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:06
日本ではそんなドキュソ教師のニュースが流れていた頃・・・
706吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:08
僕はパリで運命的な夜を迎えていた。
707吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:12
僕らは彼女とともにモンタンの部屋へ行くことにした。
708吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:13
間違えてモグタンのところへ行ってしまった。
709吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:16
カフェ近くの公園通りでタクシーをつかまえた。運転手にモンタンが住所を告げた。
710吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:20
車内で僕らは無言だった。窓の外にパリの灯が流れて逝く。僕はそれをぼんやりと眺めていた。
711吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:28
「ホラ、あそこですよ」急に運転手が言った。無論自国語で。
712吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:30
「ダイアナ妃が亡くなったのは」
713吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:39
僕がそっちに気を取られていると、モンタンが急に叫んだ。「うわ、どうしたんだよ!?」
714吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:53
振り向くと、後ろから猛スピードで追ってくる車がある。「ルパ−ン、待てぇ!」ぜ、銭形のとっつあ〜ン!?
715吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:54
そこでガチャピン登場
716吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 01:55
五右衛門が立ちはだかった。
717名無しさん@ニュース:2001/06/15(金) 02:31
「あ、ひさしぶり♪とっつぁ〜〜ん♪」
不意に銭形警部は話しかけられた。
718吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 02:34
日本のアニメが近くの家のTVに映っていた。だが車の中では
719吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 02:35
娘がぐったりとモンタンに凭れかかり、口から血を流していた。
720吾輩は名無しである :2001/06/15(金) 02:42
「歯槽のうろうの進行が思ったよりも激しいな・・。オペの用意をしろ!!」ドクター中松は錯乱した。
721吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 06:13
アホな事を考えてる場合じゃない、娘は苦しそうだ。
722吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 06:17
運転手が車を着けた救急病院の日本人医師に、僕は怒鳴った。「はよ、せえ!」
723吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 11:58
彼女は集中治療室に運ばれた。しかし、夜明けを待たずに、彼女は、死んだ。
724吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 12:13
彼女の美しい静かな死に顔を呆然と眺めていると、僕はあることに気付いて愕然とした。
725吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 12:17
「これは…牙…?」まだ赤く柔らかい彼女の唇のなかに、犬歯にしては奇妙に長くとがった歯が見えたのだ。
726吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 12:21
恐怖と期待とで高鳴る胸を抑えながら、僕は震える手で彼女の首筋を見た。そこには、2つの小さな赤い傷跡があった!
727吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 12:24
それは 坂下 礼 にあったのと同じものだった。
728吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 12:33
「彼女は失血死しています。原因不明のめづらしい症状です。」と医師に説明され、僕は確信を強めた。
729吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 13:50
そう、彼女は坂下礼本人に違いない。
730編集校正@728:2001/06/15(金) 16:39
>>7282字訂正 ×めづらしい→○珍しい(作家は変換ミスに注意すべし)
731吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 18:05
坂下 礼は、変幻自在に姿を変えられる吸血鬼だったのだ♪
732名無しさん:2001/06/15(金) 21:24
糞をしてくる。紙をくれ。
733編集校正@732:2001/06/15(金) 23:37
>>732全抹消(作家は作中に自分の生理現象にまつわる瑣事を叙述してはならない)
734吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 23:41
小学時代の同級生とフランス娘、時空を超えるバンパイアの血流・・・
735一行:2001/06/15(金) 23:44
茫然と立ち尽くす僕の肩に、そっと手が置かれた。「モンタン…」。その時、
736吾輩は名無しである:2001/06/15(金) 23:57
僕は腕の逆関節を取られ、地面に押さえ込まれていた。「…誰だ!?」
737吾輩は名なしである:2001/06/15(金) 23:58
自殺したはずのあの年寄りの幻影が顕れた。
738編集校正@736:2001/06/16(土) 00:07
>>7362字訂正×地面に→○床に(作家は勝手に建物を消してはならない)
739毎晩参加?:2001/06/16(土) 01:54
「俺の遺書をさっさと全部読まんかい!」じじいは言った。
740吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 03:10
…そうだ、僕は老人の遺産のおかげで、独身貴族を謳歌していられるんだった…。
741吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 03:13
老人の遺書を思い返すと…@>>132-133A>>181B>>430C>>488-489
742吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 03:16
D>>464E>>496そして、25>>517-518と27>>615-616……
743吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 03:19
37通の遺書の残り、37-8=29、つまり29通を、僕は読まなければならない。
744吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 03:21
「ふ〜〜〜っ」
745吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 03:23
遺書は持ってきたんだっけ?かばんを探る僕だが・・・
746吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 03:25
「とにかく僕の部屋へ…君は疲れている」モンタンは優しい。
747吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 04:53
気がつくと僕は鉄格子の中にいた。
748吾輩:2001/06/16(土) 07:36
遺書の入っているかばんは無くなっていた。
749吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 20:26
「まッいいか。どうせ白紙だし。」
750吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 20:29
暗くて湿気のあるここは、地下室のようだ。周囲の石壁はとても古びている。
751名無しさん:2001/06/16(土) 20:31
何を隠そう、俺は泣く子も黙る北朝鮮工作員だ。日本人を拉致してやる。
752吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 20:33
そんな日本語を叫ぶ声がする。他にも誰か囚われているようだ。ここは?
753吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 20:39
「ここは我々、秘密犯罪組織・黒十字団のアジトであ〜る。」
754吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 20:40
と怪人、モモイロ洗濯機が叫んだ。
755吾輩は名なしである:2001/06/16(土) 20:55
工作員は遺書:37番目をもっていた。「苦虫をすり鉢で摩り下ろしその汁を猪口でチビ・チビ    
舐めているような苦痛の連続のこの浮世からきえる。」

756吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 23:11
彼は何を思ってこのくだりを書いたのだろう。孤独感がにじみ出ている。
757吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 23:15
なんとも切なくて、こうして思い出すだけで涙がでる。
758一行:2001/06/16(土) 23:23
工作員は遺書37をかざし「この通りにしてやろうか」と凄惨な表情を浮かべた。
759吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 23:42
「なぜこんなことをするんだ?何が目的だ?日本語分かるのか?」
760吾輩は名無しである:2001/06/16(土) 23:46
と、エスペラント語で聞いた。すると、
761吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 00:46
「んださやぁ〜、おら日本人だべさぁ」…いったい何処の言葉だ?
762吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 00:57
「おめひしゃげちゃうのわげねぇだがや」
763吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 01:32
「あたたたたたたたたたたたたたたたたッ!オアタァッ!!!」
764吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 01:36
「中に出して・・・」
765吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 01:37
見張りをぶちのめした!よし、脱出だっ!
766吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 02:11
狭くて急な階段を駆け上る。向こうに光が見える。窓のようだ。近づいて手を伸ばした。
767氏名トルツメ:2001/06/17(日) 02:18
「ずいぶんとうなされていた様だが。」老人は穏やかな口調で言った。
768吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 02:21
…そんな昔の光景が甦る。そうだ!遺書の入ったカバンを取り返さねば!
769氏名トルツメ:2001/06/17(日) 02:23
「えっ。」...周りを嗚見渡せば、そこは病室。
770吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 02:24
と、思ったら横にあった。遺書の中身は真っ白である。
771氏名トルツメ:2001/06/17(日) 02:27
おかしい。ウィジョンが交錯している。病室の俺。遺書を取り返そうとする俺。
772吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 02:28
「大丈夫ですか?」見ると心配そうなモンタンが覗き込んでいる。病院らしい。
773吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 06:11
僕は確かにフランスにいたはず・・・夢なんかじゃない。
774吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 14:11
そう、夢ではない。僕は今、現実で何をしなければいけないか考えるべきだ。
775吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 14:13
「よかった!バンパイヤに噛まれたかと思いましたよ」モンタンが言う。
776吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 14:14
ギクッとして、思わず首に手をやった。
777吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 16:53
「切レテナ〜イ」
778吾輩は名なしである:2001/06/17(日) 19:07
ZIZIの霊界通信今は妻と珠子三人して花造りに励んでえます。ケサラン・パサラン
の種モ採れそうだ。
779吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 20:47
僕は夢のなかで老人がそう言ったのを確かに聞いたのだ。もう彼は孤独では無いようだ。
780吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 20:54
「実はあの娘の死体が病院から消えたそうなんです。」とモンタンは言った。僕は確信した。奴は復活したのだ。再び姿を変えて僕の前に現れるだろう。
781吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 22:10
「こんばんは」
782一行:2001/06/18(月) 00:26
女の声がした。モンタンがドアを開ける。と、そこに、あの人が立っていた!
783吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 02:10
まるで19世紀のファッションに身を包んだ彼女、コルセットで堅く引き締められたウエストにパラシュートのように大仰なスカート、胸元にはアールヌーボー風の大きな蝶のブローチが輝いていた。
784吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 02:15
「んーいまいちね。ちょっと時代遅れよ。」とピーコは言った。
785吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 02:25
「お久しぶりね、モンタン、あたくしたちにとっては20年はほんの
わずかな時間…でもあなた方にとってはそうでないのは悲しいこと…
貴方が17歳の時にした約束、おぼえていらっしゃるのかしらね?」
786吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 02:27
「…結婚しようって?あれはジョークだろう。」
787吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 02:33
「…あたくしの唇は貴方の血の味を忘れることはできないのよ…」
788吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 03:18
激しい衝動が貫き、僕は彼女の唇を奪っていた。
789吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 03:24
彼女の唇を出刃包丁で切り取った。もう、彼女の唇を奪った。俺のものだ。
790毎晩参加:2001/06/18(月) 03:46
しかし彼女の唇はみるみる再生した。しかも二倍の厚さに。
791吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 04:02
「おまえは碇矢長介かっちゅーの」となにげに日本通のモンタンがつっこみを入れる!
792吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 05:32
「ど、どうする!?」「逃げるんだよ!!」
793吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 11:57
すると女は急に衣服を脱ぎすてて白い裸体をさらした。「来て、モンタン…」
794吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 16:03
そのなめらかで陶磁のような肌は、ところどころに闇の色を含みながらも白く輝いている。
795吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 16:17
唇だけが毒毒しいほど紅く、美しい。「あの日からずっと愛していたのよ、モンタン」
796吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 18:26
どうして僕でなくモンタンなのだ!…僕は激しく嫉妬した。「くそ!」
797名無しさん:2001/06/18(月) 20:10
万個が千個に減少した
798吾輩は名なしである:2001/06/18(月) 20:36
突然ですが、霊界天気状況をお知らせします。『碧空』です。
799一行:2001/06/18(月) 23:07
嫉妬に燃える僕の脳は動揺した。「逃げるぞ!」モンタンをドアの外へ突き飛ばす。
800吾輩は名無しである:2001/06/18(月) 23:41
そしてドアを閉めた。鍵をかける。全裸の女に向き直った。
801吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 00:04
「カモ〜ン、ベイビー。カモ〜ン。」と僕は叫ぶ。
802吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 01:53
女は、闇の色を含みながらも白く輝く陶磁のような肌を仄かに染め、近づいてくる。
803吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 02:18
僕は近づいてきた彼女の頬をなでた。氷のように冷たい。たまらなく欲しくなって、僕は彼女を抱き締めた。
804吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 02:23
どうして服を脱がない?
805吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 02:35
と女は言った。
806吾輩は名なしである:2001/06/19(火) 05:59
New・Yorkでは欲情もしたが、バンパイヤの子孫は殖やしたくない。呪文FireBall。
807吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 06:03
俺は腹がすきすぎて
808吾輩は名なしである:2001/06/19(火) 06:08
もし坂下礼がキャット・ピ−プルならナスターシャを想い出し先に進んだろう。
809吾輩は名なしである:2001/06/19(火) 06:12
猫族の歴史は 鍋島家に継続している。
810吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 11:23
女はそのまま僕に倒れこむと気を失った。
811吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 13:17
助け起こそうとしたとき、『ガブッ』首を噛まれた!女は気を失ったふりをしていたのだ。
812吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 13:40
今度は僕が失神した。………それから、いったいどれほどの歳月が流れたのか…
813吾輩は名無しである :2001/06/19(火) 17:43
はっきりとはわからないが、もう自分が若者ではないことは確かだ。
814名無し→しりとり:2001/06/19(火) 19:40
とりあえず僕は外に出た。
815吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 19:56
空が東の方から明るさを増していた。西空にはまだ月が沈まずにあった。
816吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 19:56
後ろにモンタンがついてくる。僕は完全に自由を失った存在になった。
817吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 19:57
周りの奴等が奇異なまなざしで僕を見ている。
818吾輩は名無しである :2001/06/19(火) 20:21
僕はモンタンの監視を振り切ろうと何度も試みたが、一度も成功しなかった。
819一行:2001/06/19(火) 22:27
美しい山並みに囲まれたこの町に住みついても、鬱々とした日々は変わらない。
820吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 23:20
僕は不死の吸血鬼になっていた。何十年たっても外見は若いままだ。
821   :2001/06/19(火) 23:49
あの女は。。。坂下礼は。。。どうなったのだろう?僕の愛した女たち。。。
822吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 23:59
畑仕事へ出かける村人が通る。「あンの家ゃへんでごなおどこが二人住んでんがや」
823吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 23:59
しらん仮名
824吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 00:09
そんな会話が早朝の静寂の中から聞こえる。「モナミ」背後で声が呼ぶ。
825吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 00:12
そんなある日、あの老人の娘と名乗る女が訪ねて来た。
826吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 00:32
僕は居留守を使った。
827吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 00:46
「屋敷は私ひとりなんですよ。」外からモンタンの声がする。
828吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 00:47
娘は老人の遺書をモンタンに託して去った。あの遺書だ!>>739-744
829吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 00:50
しかし今更遺書を見てどうしようというのだろう?自問自答した。
830吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:01
遺書F:疑問が生じたらとりあえず明日考えることにしよう。
831吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:02
遺書G:明後日では遅すぎる。が、今日では早すぎる。人生は。
832吾輩は名無しである :2001/06/20(水) 01:04
「私はちょっと出かけてきます。」ジャケットを着ながら、モンタンの声が弾んでいる。
833吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:07
遺書H:恋人が妙に浮かれてはじめたら別れの時は近いと知れ。
834編集校正@833:2001/06/20(水) 01:10
>>833一字削除 ×浮かれてはじめたら→○浮かれはじめたら
835吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:13
いやいや、浮かれて、おっぱじめたらということさ。
836吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:13
「あの女の首に喰らいつき、血を吸わねば気がすみません。」残忍な表情になった。
837編集校正@835:2001/06/20(水) 01:21
>>835全削除(作家は自らのミスタッチを言いつくろってはならない。)
(おっぱじめる時は浮かれているのが当然だから「妙に浮かれて」などと)
(ことさら書く必要はない。なお、作家は酔って執筆してはならない。)
838吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:23
「部屋を汚すと面倒ですからね。」モンタンがでていった。
839吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:25
監視の眼がやっと消える。チャンスだ!
840校正の校正@833:2001/06/20(水) 01:38
>>833イキ(編集の校正ミスにつき原文のままイキる。普段は何気に浮かれて)
(はじめるナニを、恋人が「妙に浮かれて」おっぱじめたらば別れの兆候なり。)
>>835(作家は経験不足の編集にモノを教える時は酔っ払っていてはダメなり。)
841吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:40
モンタンの乗った車が農道を走り去るのを確かめた。荷物をまとめる。
842吾輩は名無しである :2001/06/20(水) 01:40
といえるほど容易くなかった。モンタンは逃がさぬ自信があるから出て行ったのだ。
843吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:46
「東京まで大人1枚」小さな駅の待合室には誰もいない。
844吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 01:50
ていうかここはフランス・・・パリに向かおう。
845吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 02:09
鼻歌を歌っていたモンタンはカーナビの画面を見ると、急いで車をUターンさせた。
846吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 02:18
「あの野郎、逃げやがった!」モンタンの顔が怒りでひきつった。
847835:2001/06/20(水) 02:20
酔った物書きをひいてしまった。
848吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 02:22
パリ行きの列車は空いていて、季節の花々の咲く田園地帯を走り続けた。
849吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 02:24
物書きはくたばった。
850吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 02:27
ふと見ると、はすむかいの座席に礼に生き写しの東洋女性が。
851吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 02:30
しかし途中で肥溜めに落ちた。カーナビもそこまでは網羅できなかったようだ。
852訂正@851:2001/06/20(水) 02:33
モンタンの乗った車は途中で肥溜めに落ちた。以下同文。
853毎晩参加:2001/06/20(水) 02:38
僕は電車の窓からその情景を見て、くすりとワラタ。いかにもモンタンらしい。
854吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 02:44
ふと気付くと、礼似の女性もそれを見て笑っている。なんとなく親近感が湧いてきて、話掛けた。
855ミルク犬:2001/06/20(水) 02:51
>>28
軍艦島(端島)って、普通の人は行けないはずだけど。
この前、ドラマで使われてたけど…やっぱいいねぇ。
イメージとしては、まさにそう!あの世界、そのまんま!!


856吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 03:05
ふと気付くと、思わず何気なく
857吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 03:13
隣の隣の席のおやじが、ケータイでドラマの話らしきことをしゃべっている。軍艦島と聞いて遠い思い出が蘇ってきた。
858編集校正@855,856:2001/06/20(水) 03:19
>>855-856全削除(作家は酔った勢いでデタラメ書いて行数を稼ごうとしてはならない)
859編集校正@857:2001/06/20(水) 03:24
>>857全削除:理由>>858(パリ行きの列車内でぬぁにが軍艦島ですかっ!)
860吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 03:26
「お嬢さん、どちらまで?」…我ながらキザ過ぎて、吹いてしまった。
861スティリコ:2001/06/20(水) 03:27
彼は、そう、彼の話だ。逝きて帰らず、とは知りながらも彼はあの島へといったのだ。
軍艦島。そこには、千の赤と万の群青が存在するという。それを彼は見たか?その交錯
する明滅を見たのか?そこにあの極点を見てしまったというだろうか?
862吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 03:29
でたらめではない。「ふと」の連発に照れたのだ。
863吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 04:03
しかし、ふと。
864吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 05:24
太っちゃうかもしれないけど、ふとい太巻きが食べたくなった。
865吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 05:30
そろそろあいつが現れる頃だ。
866吾輩は名なしである:2001/06/20(水) 05:51
ZiZiの霊界通信 お前でないと言われても人前にでるように行動パタ−ンを変えてこの世では生活をしています。
867吾輩は名なしである:2001/06/20(水) 06:00
爺爺は妻と珠子への愛情表現をオーロラで表す。激しいときはオーロラが渦巻き状になる。
868編集校正@855:2001/06/20(水) 16:15
>>855全削除(作家は深夜に寝ぼけたフリして他作品の優れた一節を剽窃してはならない)
869吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 16:28
憑かれたように遺書Iを読む。「旅先での幸運を逃したことが悔やまれる」
870吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 16:34
その時「私、パリへ戻るところです」。日本人だ!>>850-854 
871吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 17:13
車中で日本娘と僕はすっかり打ち解けた。彼女は月子といった。いい名だ…。
872空に太陽がある限り〜♪:2001/06/20(水) 22:32
「わたし、お父さんを探しに来たんです。20年前に、パリで行方不明になったんです。」
873一行:2001/06/20(水) 22:36
…20年前?…僕の心の深い部分でなにかが微かに動揺した。
874吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 22:38
「ギクッ☆」
875吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 22:57
そこへモンタンが窓から乱入!「もう逃がさないぞ、ジュテーム!」
876吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 23:02
列車はいつの間にかパリに着き人々は乗降口へ向かっていた。騒然とする中
877吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 23:19
「モンタン・・・現代フランス語でモンテーニュ・・・つまり」
878吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 23:19
モンタンは僕をきつーく抱きしめてキスをした。「んもう、心配したんだから☆」
879吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 23:24
「あなた達って…」僕はあわてた。「つ、月子さん、誤解だぁァァ!!!」
880(横レスごめん):2001/06/20(水) 23:39
Yves Montandの芸名は彼が子供のころ、
路地で夜遅くまでガキたちと遊んでいて
アパートの上階の窓から母親に大声で「上がっておいで!」
とよく呼ばれたところから来たと聞いたことがある。(かなり怪しげな出典)
だから“モンタン”の由来は動詞 monter(あるいはイタリア語 montare)
の現在分子か命令形から来ているのでは?
881吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 00:19
「おお、この美しいマドモワゼルは?」モンタンは抜け目がない。
882毎晩参加:2001/06/21(木) 00:24
「(俺の娘かもしれないなんて言えない…)あ、つ、月子さんだ」月子がモンタンに微笑む。
883吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 00:26
モンタンの微笑み
884吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 00:35
心なしか目がぎらぎらしている。モンタンは色男なのだ。僕はいや〜な予感がした。
885編集校正@880:2001/06/21(木) 00:39
>>880全削除(作家は執筆に飽きても資料を書き写して遊んではならない)
886吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 00:44
駅から表へと3人並んで歩いた。パリは相変わらず華やかな賑わいを見せている。
887イブモンタンって、名前からして女だと思ってた!:2001/06/21(木) 01:02
「もうそろそろ東京に帰ろうと思って…母も病気だし」と月子は僕らに言った。
888吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 01:05
「お母さんの名前は?」僕は興奮して聞いた。
889吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 01:07
「旧家レイ」…「え?」「きゅうけ、れい」可愛い声がそう答えた。
890吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 01:08
「レイ・・美しい名だ」モンタンは前屈みだ。
891吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 01:13
老人の遺書がふっと甦る。J因果は巡る、K輪廻はまわる、L満月に欺かれる… 
892吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 02:10
旧家とは一体誰のことだろう。しかし坂下という名字を知っているかどうか尋ねるのは、もう少し後にしよう。
893吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 03:42
窓の外では、初夏の太陽に照らされて輝く広大な麦畑が後ろの方へと流れ去っていた。
894吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 03:42
いや、待てない。「お母さんの…旧姓は?」声がかすれる。「え?…坂下…ですけど?」
895吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 03:44
少し眠っていたのだろうか。気が付くと、モンタンの姿はなく、月子は頭を車窓の方へもたげて寝息をたてていた。
896吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 03:56
僕は月子の母親似の首筋に見とれていた。「そうか、僕と坂下礼子のあの夜の出来事の結果がこの娘という訳か。」
897吾輩は名なしである:2001/06/21(木) 05:49
霊界グラン・パ(偉大なる莫伽)より聞光寺に百度参りに行ってきた。光のシャーワを浴びる。神はいった「俺はもういない」そう光明がガタリ。
898吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 06:14
僕の手が震えを感じはじめた。輸血用パックを取り出し、トイレで補給した。
899吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 06:18
パックはあるだけ持ってきたが不安だ。人を襲うことだけはしたくない。
900吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 07:00
月子の首筋のイメージを振り払おうとするのだが、頭から離れない。
901吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 16:52
ところで僕はいつ坂下礼と子供ができるようなことしたっけ?
902吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 20:37
おとといしたのだが、もう子供が生まれたらしいな
903吾輩は名無しである :2001/06/21(木) 20:52
だが坂下礼はまだ登場していないはずだ。僕は混乱していた。
904編集校正@895:2001/06/21(木) 21:16
>>895一字削除 ×車窓の→○窓の(作家は登場人物を勝手に移動してはならない>>876)
905吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 21:25
混乱すると老人の遺書を見る。M速攻のナニのとき子供ができやすい。
906吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 21:28
遺書N:女は涙を武器とし、男はチ○ポを武器とする。男が負ける。
907吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 21:30
遺書O:公開も後悔もするな。男は航海だけをせよ。港の恋は秘めて泣け。
908吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 21:33
遺書P:過去は無だ、遺書Q:全ては夢だ、遺書R:眼前にある現実を掴め
909吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 21:39
初恋の女はバンパイヤ、その娘らしい旧家月子…、ホテルの窓に満月が昇ってくる。        
910吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:32
「お母さんがね、病気だってのは、ウソなの。」と月子は独り言を言うように僕に言った。
911吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:38
「母は元気なのよ。でも、屋敷から1歩も外に出ないの。この20年間一度も。。。」
912吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:39
「お父さんが、帰ってくるまでは、うちから出ないつもりなのよ、きっと。」月子は泣き出した。
913吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:42
思えば空港での最初の出会いから、僕は一人の女に執着してきた…。>>14-55
914吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:42
「僕と一緒に、東京に帰らないか?」僕はたまらずに言った。もう、涙はいらない。
915一行:2001/06/21(木) 22:44
自我を探求し死を想い、重い半生を生きた…老人の遺書と遺産を負いつつ。
916吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:46
苦しさも寂しさも今は、けっして死ねない、という事実に収斂する。
917吾輩は名なしである:2001/06/21(木) 22:46
遺書 36 もう遺言を考えるさえ疲れた。
918吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:47
老人の遺書S:ヒッキーになるよりはマスをかけ。エロスは命なり。
919吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:49
遺書21:殻を破ってみなければ喰えない。喰わずに死ぬのは惜しい。
920吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:52
遺書22:新しい味は苦い、遺書23:まず喰ってみろ、遺書24:跳べ!!
921吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:55
遺書もそろいつつある。僕は月子とともに日本に帰ることにした。パリでの最後の夜、
922吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:56
不死の身に、哲学も人生訓も虚しい。ただ、娘月子の涙だけが胸に痛い。
923吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 22:59
遺書26:全ての因は己れにある、遺書28:全ての責は己れに帰す
924吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:00
遺書29:チ○ポを信じよ、遺書30:マ○コの裏切りは笑って許せ
925吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:01
遺書31:男と女だけがいる、遺書32:皆生まれて来た、皆死んでゆく
926吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:03
「僕は死ぬことさえできない…」永遠の生を、どう生きろというのか?
927吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:05
遺書33:眼前の現実だけが色だ、遺書34:色は空だ、遺書35:空は永遠だ
928吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:07
「帰りましょう」月子が言う。「何処へ」僕は訊いた。そう…何処へ?
929吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:08
僕達はいったい何処から来て、何処へ帰ろうとするのか?
930吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:10
「家族の、ところへ。」と言って月子は微笑んだ。あぁ、わが娘は気付いていたのだ。
931吾輩は名なしである:2001/06/21(木) 23:10
遺書 25 我が娘 花梨へ ラ・フランセのように甘い香りを放ち素敵な男性と結ばれて呉れ。
932吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:12
僕とは、いったい何者なのか。そして「君」はいったい…。
933編集校正@931:2001/06/21(木) 23:14
>>931全削除(遺書25は既出である>>741-742。そろそろ〆に入られよ)
934吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:16
遺書37:我々は彼方から来て永遠へと消える一瞬の光芒に過ぎない。
935吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:18
そうだ、僕には家族がいるのだ。たとえ一緒に年を取れなくても、ただ傍にいて共に年月を過ごせるだけでいい。
936吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:19
出遭いこそ命、出遭った命こそ永遠の時の束の間を共有する家族…。
937吾輩は名なしである:2001/06/21(木) 23:20
目をすませ。耳をこらせ。霊界通信が・・・・・
938吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:21
「帰ろう…」僕は言った。帰れる場所がどこかにあるような、気がした。
939――終わり――:2001/06/21(木) 23:23
===============終わり==================
940作家あとがき(一行ずつ):2001/06/21(木) 23:25
編集部より(酩酊作家に執筆を続けさせた根性をほめてもらいたいものです)
941一行:2001/06/21(木) 23:26
前文に突っ込むより後ろから突っ込まれる方が楽しいと知った。お疲れ!>ALL
942吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:36
いやーん、これから孤独にされると知り嫉妬に狂ったモンタンが僕に銃を向け、月子が僕をかばい銃弾を受け重傷。彼女を噛んでバンパイヤにすれば助けられるが、彼女に自分のような孤独な思いをさせたくないと思い悩み、僕は月子を腕に抱いたまま彼女を天国へと見送る。そして日本に帰って旧家礼の旧家の字の由来を調べる…まで逝きたかったのにぃ…。長文失礼。おつかれさまでした。楽しかったです
943吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:42
>>942 あなた長過ぎですよ。とにかくおつかれさん。特に校正さんにはお世話になりました。
944吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:44
前半ほぼ幻想、、、、、
945吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:45
はははは、どうやって終わるのかと心配しました。遺書が終わったのはビクリ!
946吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:47
ピーナッツがどうなったのか・・・それがきがかり・・・
947吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:49
読者として行動的な展開を主張したものです。
九州に旅立ったり、牛を殴り倒したり、礼似の女性を見たりする場面を
書きました。このスレ最高でした。皆さんどうもありがとう。
948吾輩は名無しである:2001/06/21(木) 23:53
「37通りの遺書」が>>111後を縛ったと思われ。誰だ、書いたの(笑)
949吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 00:01
>>942さん、月子は生来の「きゅうけつき子」では?皆さんありがとう!!
950吾輩は名なしである:2001/06/22(金) 00:05
「アントニエッタ」 カルロス・サウラ
951吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 01:02
2つスレがあったのがよかった。
952吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 02:05
遺書M-R>>905-908ワラタ。筋との関係が希薄でぶっトンでる。サンキュ!>all
953毎晩参加?:2001/06/22(金) 02:31
あいやー!終わっちゃいましたかー。初めて参加したんですがおもしろかったです。猪木の登場がツボにはまりまくりでした。
954吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 02:37
結局何人ぐらい書きこんでいたのかな?
955吾輩は名無しである:2001/06/22(金) 15:08
今度はスペインあたりに行きましょう。バイビー>all
956名無しのままで・・・:2001/06/22(金) 20:00
ちょこっと書き(ジャマし?)ました。おもしろかった。ありがとです、皆さん。
957名無しさん:2001/06/22(金) 23:57
ビッグニュース。大江健三郎が自殺しました。NHKニュウス
958編集校正@957:2001/06/25(月) 00:35
>>957全削除(作家は嫉妬の余り同業者を殺してはならない。…最後まで世話かける…)
959吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 01:22
俺の別の人格が出てしまう。
960吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 01:23
俺は自分の舌を取り戻した。
961吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 01:25
クララにもう一度是が非でも、逢う。
962吾輩は名無しである:2001/07/01(日) 01:52
嘆きつつ ひとり寝る夜のあくる間は いかに久しき ものとかはしる
963吾輩は名無しである
別スレ終了記念age