1 :
吾輩は名無しである:
18歳で文學界新人賞を受賞してデビュー、
「駆ける少年」「葉桜の日」などの秀作を発表し、
天才美少女作家と騒がれたが、
最近の著作はなんだあれ。
才能が枯渇したんだろうか。
初期の作品は大好きなだけにとてももったいない気がする。
2 :
名無し組:2001/05/14(月) 21:46
誰?それ。
3 :
吾輩は名無しである:2001/05/14(月) 22:13
君はこの国が好きか、
読んだけど、もったいつけて大仰な割に
内容カスカスで大したことないと思った。
他のは知りません。
NHKの地味な番組によくでてるね。
私は肌が合わない感じ。
5 :
吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 23:07
無理でしょ。
昔からエッセイを膨らましたような小説しか書けない。
細部ばかりで大局が見れない、スケールが小さい。
若い頃はそれでも良かったけどさ……。
6 :
吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 23:13
所謂「美人作家」にありがちなのは、
「そこそこ美人な風貌」+「そこそこの文才」
=「天才美人作家」(!!)という扱い。
加齢によって容色が目減りしてるから、
「天才美人作家」としての評価も下落中、となる。
7 :
吾輩は名無しである:2001/05/15(火) 23:25
何年か前の賞とるマガジン(?)の写真は、
悪夢のようだった。
選んだ編集者に悪意があるとしか思えなかった。
タバコの脂で真っ黒な歯と、
ボロボロに剥げた真っ赤なマニュキュアの指のアップ。
あれ本人も相当へこんだと思う。
8 :
吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 00:32
>「駆ける少年」「葉桜の日」などの秀作を発表し、
>天才美少女作家と騒がれたが
今だにこんなこと言ってるの本人しかいないよ。
ごめん、「未だに」でした。しかも上げちまった・・・。
「川べりの道」は凄かった。
まあ色々言う人いるけど話題に上るだけ
良いんじゃないかなあ?
居なくなった人多いよな・・・。
11 :
吾輩は名無しである :2001/05/16(水) 03:13
書道している暇があるなら何か書いてほしい。
ブロードキャスター出演とか、見ていてつらいものがある。
12 :
吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 04:00
なんというか少なくとも小説はつまらん
13 :
俺と名無しと涙:2001/05/16(水) 13:41
「文學界新人賞を最年少で受賞」は篠原一に持ってかれたな。
篠原一もたいした作家ではないけど(というかヲタ上がり)。
まあ、顔ならサギサワの方が勝ってる。
篠原一は「ゴージャス」書いた時点で終わってるから。
15 :
吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 15:08
>>14 きみよわすれないでって、
よくわかんなかった。
16 :
吾輩は名無しである:2001/05/16(水) 15:23
17 :
>10:2001/05/17(木) 02:30
別スレにもあったけど、その「選考委員を驚倒させた」と言われる
デビュー作にパクリ疑惑があるんですねー。それでもしばらくは、
そこそこ佳作を書いていたかのようですが、韓国にハマってから
(=20歳以降)の作品は・・・どうだろう。とはいえ、結婚直後の
頃は本当に美人だった(91年のSPA!「ニュースな女たち」の
第6回で、当時のダンナとバイクで2ケツしてるサギサワが
拝めます)。「今、もっとも芥川賞に近い場所にいる作家」、
「秘められた才能の大きさは、あの吉本ばななをも凌ぐ」とかまぁ
とにかく持ち上げられてました。その意味では、デビュー当時の
域にまで「復活」するっていうのはちょっと難しいのでは。
>>17 確か、吉田秋生の漫画ですよね。
まあ復活するかはおいといて
パクリについて論じるのはちょっとなあ。
やっぱり多かれ少なかれ作品ってのは
インスパイアされて作るのであって
完全な「オリジナル」ってのは無いからね。
全てのオリジナルは模倣であるって事。
復活は・・どうなんでしょう。
19 :
17:2001/05/17(木) 04:04
>完全な「オリジナル」ってのは無いからね。
それを言っちゃあ・・・。
サギサワの小説が、重版かかるペースが落ちているのは本当。
最近の小説(「過ぐる川」「さいはて」)など、上梓して1年以上
経ってるのにまだ初版なんて、最盛期のサギサワだったらちょっと
考えられない。かといって、ものすごい部数刷ってるようにも
見えないし。同年生まれの作家・柳美里が週刊ポストに「命」を
連載、ベストセラーになってる時、サギサワは「有名人麻雀大会
作家編」の一員で小さく顔写真が載っている・・・。ところが
本人は「売れる物よりも100年後に残る物を書きたい。今の日本に
問題提議していくような」と言い切っちゃってるからねぇ。
そこからお得意の<在日>へと話が流れるんですが。
なので、復活するかどうかについては「アタシ、もう
そういう次元では小説書いていくつもりないんです」と
若き日の栄光からイチ抜けた宣言をすることによって、
かろうじて面目を保とうとしているのが実情なんでは。
売れればイイってわけじゃないのはお説ごもっともでございます。
20 :
18:2001/05/17(木) 04:18
>>19 あまりに前の鷺沢スレ、盗作問題で揉めてたみたいなんでね。
そういうのは意味がないからさ。
本当のところ、鷺沢はもう書きたい事が無いんではと思う。
一応ポーズとしてコメントはするけど。
柳のスタイルが良いかどうかは別として
在日に関しては柳の方が一枚も二枚も上ですし。
21 :
吾輩は名無しである:2001/05/17(木) 05:34
活躍がバブル期に限定されていたことが
すべての答えのような気がする。
あの時代はああいい文壇アイドルが必要とされていたんだな、
って感慨深い(遠い目)。
22 :
俺と名無しと涙:2001/05/17(木) 08:17
鷺沢は、若い頃は若さを前面に出してて、
最近になって「女は30から〜」みたいなことほざいている気がする。
はっきりそう書いてはいないが、文面から滲み出てる。
二度おいしい思いを味わおうっていうのか。
彼女の全盛期は『駆ける少年』泉鏡花賞受賞で終わったけど。
あと、「私って豪快に見えて実は繊細なの」って自己認識みたいだが、
豪快……いや傲岸不遜さばかりが目立つよ。
繊細=外からのことに一々反応するって意味なら当たってるが。
23 :
名無しに捧げるブルース:2001/05/17(木) 08:50
>>19 >ところが 本人は「売れる物よりも100年後に残る物を書きたい。
>今の日本に 問題提議していくような」と言い切っちゃってるからねぇ。
へー、そんなことも言ってたんだー。どこでの発言?
『私はそれを我慢できない』では
「平穏無事な人生を送ることと、読む人すべてを間違いなく唸らせるような
作品をものにすることの二者択一を迫られたとしたら、私は一秒の間違いも
なく前者を選ぶ」(原文ママ)って書いてたがな。
「だったら作家ヤメロ」ってツッコミ入れたい文章だ。
鷺沢はその時その時の自分の置かれた立場で
言動してしまうのがイタイ。
長期的な視野が無いというか。
本に収録されていないところで結構イタイこと言ってる。
確か5〜6年前の『オリーブ』インタビューで「カッコイイ主婦が書きたい」、
同時期の某文芸誌(忘れちゃった)でのオウムに関するエッセイで
「オウム信者もバブルを楽しめばよかった」
※私の記憶に間違いが無ければ、です。確証はないです。
25 :
19:2001/05/18(金) 03:02
>24
はわ。そんなことを言ってたんですか。もしそうだとしたら
近刊の「社会派エッセイ」に是非とも収録すべき内容でしたね。
>23
前号のダ・ヴィンチ(01年5月号)のインタビュー記事です。
記事の中で自作6選のコーナーがあり「ナグネ・・」(社会派
エッセイ)「失恋」「さいはて・」は近刊、「ケナリ・」は
韓国留学記=第二期サギサワの原点だからまぁ名前が挙がるとして
「海の鳥・」=19歳なのによく書いたなぁ。当時の私は掌編の旗手
だと自負していた。「葉桜の日」=表題作より同時収録作のほうが
好き、理由はより若いときに書いたから。というのが自作を
選ぶ時の基準だそうです。おいおい・・・。
26 :
吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 23:11
私のおすすめの鷺沢作品はエッセイ集『町へ出よ、キスをしよう』
鷺沢の先見の明の無さがモロにでた、超バブリーなイタい発言満載
「80年代のうたかた」という一文が特に顕著であろう
まあ、あの時代(バブル)だから仕方ねーよって感じも無きにしも非ずだが
少女時代、激変人生送った鷺沢に「時代も物事も全て空しい」という
認識が欠如していることが驚き
「天才美人作家」なんてとんでもない
「ちょっと文章が達者な顔のきれーなねーちゃん」だったのでは
鷺沢が復活するってことは「バブル再興論」を唱えるに等しいかも
27 :
吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 23:15
↑つまり、よくよく考えると鷺沢は
復活するに足るほどの業績を残しているか?ということ
このスレ、鷺沢(バブル期)の思い出語りにした方が
面白いと思うが
私は92年以前の鷺沢をリアルタイムで知らないので
そういう話聞いてみたいっす
28 :
吾輩は名無しである:2001/05/20(日) 23:36
みなさん、結構厳しいですねえ。でも、「復活」ったって。
確かに昔は若くて、まあまあ美人だから騒がれてはいたけど
そんなの文学なんていう、すんごい狭い世界の話で、別に
頂点に上ったわけでもなく、世の中には彼女を知らない人の
が多いはずだから,凋落もしようがないし、今も結構本は出して
るし、連載もあるし、テレビとかも沢山でてるし、大して
落ちぶれてもないみたいですけど。
ちなみに、私は「サクラも花、ケナリも花」と「F」が好きです。
確かに彼女はバブリーなところもありますが(「スタイリッシュキッズ」など)
逆に昭和初期っぽい貧乏くさいとこもあるので(「川べりの道」とか「過ぐる川、
けぶる橋(これこう読むんですよね?出ないんですけど)」とか)、この時代にも
適応できるんではないでしょうか。そろそろばれてますでしょうが、私は鷺沢さん
大好きです。柳美里より好き。だって、柳さんより綺麗だもん。顔がいいって
大切です。不細工が語ることにはひとかけらの説得力もないですからねえ。
(山田詠美のぱくり)。ネットって顔見せずに語れるから便利かも。私は
別に美人ではありませんから。
29 :
>27:2001/05/21(月) 01:12
バブル当時の話、ではないのですが。TBSの「ブロード
キャスター」にゲストコメンテーターとして出演していて、
たまたまその日のトピックに「税金使って損失補てんしようと
している地方銀行、当時の頭取は私腹を肥やしたまま優雅に
大邸宅住まい」みたいなネタがあって。そこでサギサワは
「こうやってのうのうと暮らしているエライさんがいて、
そのバブルの尻拭いをしているのが私たちの世代なんですよね。
会社づとめで働いている友人の話とかを聞いて、ホントに
そう思います」とコメント。あのー、サギサワの世代って
上と下から忌み嫌われてる「使えないバブル入社組」
なんですけど。そのオトモダチはたまたま優秀だった
のかもしらんが・・・。本人、会社づとめしたことないから
ワカンナカッタのかもね。だったらなおさら軽率な発言。
30過ぎとはいえ、見た目はまだまだ若い浮草稼業の小娘から
そんなこと言われて、カチンときた人もいたのでしょうか。
果たしてこの出演から程なく、サギサワの姿が番組から消えたの
だった。後任に「宣伝会議」編集長の20代女性が入り「若い
女性の立場からもコメントを」という番組のスタンスは継続。
30 :
吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 01:22
>「若い女性の立場からもコメントを」という番組のスタンスは継続。
オヤジの5年10年はあっという間だろうからね。
5年もすれば若い女性も若くなくなるということに・・つまりは、
ただ単にミスキャストだったということに気づいただけなのでは?
31 :
29:2001/05/21(月) 01:48
>30
あの番組、ゲストコメンテーターの顔ぶれって割と
固定してると思うんですけど。玉岡かおるも、作家としての
知名度を考えると、ホントよく出てるなぁと思うし。
かつて美貌がウリのひとつだったことを考慮すれば、
テレビ的にはむしろ使いやすいはずだし、そもそも
いいこと言ってりゃ降板はされないんでは。本人の
スケジュール多忙が理由ってことはないでしょ。
習字番組のアシスタント務めるために大阪まで
遠征してるくらいだから。
思うが、鷺沢が書く小説が「文学」と云う括りではなくて
「文芸」だったならば2チャンでそんなに叩かれなかった
のではないかなあ。下手に器用な文章なのが損。
33 :
我輩は名無しである:2001/05/21(月) 02:28
叩かれているのは小説のジャンルがどーのこーの
などという生易しい話ではないと思われ。
単に「イタイ人だった」というのが露呈しただけでしょう。
「30歳へのカウントダウンに入り、キャリアに燃えていた
女性の友人たちが急ごしらえの恋愛でバタバタと焦って
結婚する様子を見るにつけ、20台前半で一度結婚に
失敗してよかったとすら思う。バツイチであれば、
そろそろ結婚しないの? などという詮索にわずらわされる
こともない」だそうで。仮にも友達のこととして語るのに
「急ごしらえの恋愛で」なんて言うかな。しかもお友達は
メディアに発言権のない無名の人がほとんどだろうに。
そもそも「焦って結婚」した挙句にその上失敗したのは
どっちでしょう。山田太一の小説によせた解説文より。
34 :
吾輩は名無しである:2001/05/21(月) 02:49
要するに、今の自分に焦りを感じていることの表れなのでしょう、
それって>33
文壇とマスコミに作り上げられたアイドル作家としては
ガムばってると思うよ。
平野の十年後ってこんな感じかな、って思う。
作品は話題にならないけど、アカデミックな論客として
重宝されてる、って立場。
世が世ならNHKでYOUの司会(若い人知らんね)。
36 :
26:2001/05/21(月) 09:23
別に叩いているわけではないが
鷺沢を分析すれば分析するほど彼女のイタさが染みるというか
鷺沢ってなにげに年齢にこだわりすぎ
そういうところオヤジの価値観まんまだと思う
30代からの“開き直り方”もベタ過ぎる
他の女性作家は歳云々のこだわりがあまりないし
歳のこと言われないのにね
↑「分析」は言い過ぎ「観察」
38 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 01:08
一般書籍板のスレはなにやらファンサイトのような
気配に。「Number増刊」の連載、サッカーファンは
どんな感想を抱くやら。版元が鷺沢をデビューさせた
文春だからこそのラインナップではあると思いますが。
サッカーファンでかつ、もとから鷺沢の生い立ちにも
興味のある人が多いとはちょっと思えないなぁ。
要は、誌面から浮いてます。
文章が上手いというだけの期待感で受賞した「川べりの道」
選考委員は今何を思うか。
当時も今も読んで毒にも薬にもなりゃしない…。
学校で「上手にかけてますね。先生、感動したわ」程度でちやほやされてたほうが
彼女のためには良かったろうに。
40 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 04:14
大学中退するまでは(=結婚するまでは)
「たぶん就職はすると思う」ってインタビューに
答えてました。とはいえガツンと稼ぐには中退、
正解だったかと。本人も「デビューから5年間は
黄金期だった」と認めてます。そして「あれだけ
候補になったんだから、賞くれよー」とも(失笑)。
しかし小説・エッセイとも30歳過ぎたらパッタリ
売れなくなるっつーのは、ファンもわかりやすいわ。
41 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 04:42
そもそもアイドル作家というのは出版社の思惑によって作られるものだから、
版元の側に「復活」させる気が無ければそれまででしょう。
女流なんていうのは、ほとんど芸能界と変わらないし。
歌が下手でもCDが100万枚も売れている歌手と同じ事。
お互い「百も承知」で版元と付き合っているのなら、それなりにおいしい思いも出来ますが、
たまに勘違い女が出てくると、なかなかやっかいな事になってしまいます。
42 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 08:51
鷺沢ってやはり年齢を無視できない小説家だとおもう。
年齢が作品に密接に関わっているというか。
デビュー作『川べりの道』は
「こんな若いのに渋い趣味」という点が買われたのでは。
“若いのに”の部分に有り難味(希少価値)がある。
若い、しかも小娘(更にそこそこ美人)に
「卓袱台(ちゃぶだい)」「三和土(たたき)」などとやられては
選考委員のおぢさんたちは
「こんなに若い娘(コ)なのに、分かるんだ、
分かるんだね? おぢさん達の感性が」
と感激ものだったに違いない。
以上は全て憶測ですが(笑)
それはそうと、『君はこの国をすきか』の
唐突にしてえらく久々の芥川賞候補には
出版社側の意図がとても感じられた。
二十代最後(若手作家としての新鮮さギリギリのライン、
鷺沢はキャリアがあるから)のチャーンス!!てな感じの。
そういう目論見があったとしたのならば、
それはものの見事失敗に終わった……。
>>40 泉鏡花賞ではご不満だということだろうか。
43 :
名無しサンバ:2001/05/31(木) 09:21
上手いと言われる文章も、結構勿体つけててまどろっこしいっすよ。
頻出するフレーズ
1「別に〜というわけではない」
読者の誤解を防止するかのよう。
あとで念押し(言い訳)するくらいなら
最初から誤解の余地がないよう書けばいいのに。
2「〜かどうかは判らない。だけど〜」
何か勿体つけている割に「〜」の部分には
「判る」「判らない」の判断をしなくても
別に支障がないような瑣末な事柄が多い。
第一「分からない」じゃなくて「判らない」を選択してる
時点で勿体つけ。
44 :
名無しサンバ:2001/05/31(木) 10:08
>43付け足し
3「これは(決して)自慢ではないが〜」
「自慢」という単語が出てくるあたり、“自慢”だという
認識が当人の頭の中にある証し。読んでる側としては
「こ、こんな事が自慢なのかハァ??」ってかんじでオカシイ。
こんなかんじでこれからもどんどんやって欲しいです。
注目度は落ちてるけどね。
45 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 13:53
美人なんだろうか、この人。
文章うまいんだろうか、この人。
46 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 14:12
最近のなりふりかまわぬテレビ露出も、
版元側への「あたしまだまだ現役よ」って
アプローチなんだろうな。
すごい小説書いて復活してやる!じゃなくて、
アイドルとしての延命を選択。
自分のウリをよくわかってるよ。
47 :
吾輩は名無しである:2001/05/31(木) 14:37
みんな鷺沢萠について詳しいな。
そんなに残っているのか?
48 :
吾輩は名無しである:2001/06/06(水) 20:28
「失恋」はいいよ。
49 :
吾輩は名無しである:2001/06/07(木) 12:21
>>48 どのようにいいのかを
論理的に述べてください。
誰にでも客観的に分かるように。
皆があなたと同じ感性だとは
限らないのだ。
50 :
吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 01:29
>>28 >不細工が語ることにはひとかけらの説得力もない
男性は不細工でもいいんですか。(不細工でも内容によっては説得力アリ?)
サギサワ、別に美人と思わないけどなあ。柳の方がいいじゃん。
51 :
吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 01:48
美人はものなんか書かないだろうよ。
世の中は美男美女ばかりじゃないし、
恋愛は美男美女だけがするもんじゃない
(自分の両親を見ろ!電車のなかでいちゃってるバカップルを見ろ!)
べつにいいよ。
53 :
吾輩は名無しである:2001/06/17(日) 04:19
>>118 科学テクノロジー&高度消費社会擁護といった吉本の進歩主義(=左翼思想)と
最終理性による現実批判といった埴谷の進歩主義(=左翼思想)が噛合わなかっただけ。
「例え我々人類が滅亡しても最高の思惟形態は残さなければなりません」(埴谷)
といった、ある種傲慢な思想が吉本の癇に触って、徹底的に批判された。
人間の有限性による罪悪を批判したのは良かったが、その良心性が傲慢だと非難された。<埴谷・吉本論争
54 :
はて。:2001/06/18(月) 02:01
↑スレ違いか・・・。
>42
とはいえ泉鏡花賞でももらってなければサギサワのプロフィールは
「文学界新人賞を当時最年少で受賞。以降、小説・エッセイで
幅広く活躍。」で終わってしまいますね。泉鏡花賞って
金沢市主催の、いわば出版社の息がほとんどかかってない賞ですし。
これが吉川英治文学新人賞だとか、百歩譲って三島賞あたりなら
一応まだ文壇から見放されてはいないという傍証になるのですが。
46も書いている通り、小説家として延命を図ることは
断念したのかなー?という印象です。
55 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 01:37
56 :
吾輩は名無しである:2001/06/19(火) 12:29
鷺沢はもう小説あきらめてエッセイストでいいじゃんって思うのは私だけかな・・・
57 :
吾輩は名無しである:2001/06/20(水) 03:42
エッセイが面白ければね。
58 :
吾輩は名無しである:2001/06/23(土) 22:46
エッセイは内容云々よりも、
鷺沢生体ウォッチングの材料
――と思ったほうが良かったりして。
またサイト本出るんだってね。あげといちゃれ。
59 :
吾輩は名無しである:2001/06/24(日) 23:37
解説・綾辻行人。かつて噂の真相・雀士品定めの記事にて
「サギサワの、趣味の域を越えた熱中っぷり(今の仕事の
ネタの大黒柱だからなんだが)は特筆もの。その努力の様子で
言うなら男版サギサワは綾辻行人だろう」とたとえられた縁も
あって、サギサワ指名で依頼を受けたワケですが。なんか、
ビミョーに2人の温度差を感じさせる内容でした。
サギサワ的視点「わざわざホームページ見に来てくれたじゃん」
綾辻の本音「僕は、知リ合いが教えてくれた本人のHPは
必ず見るようにしている」
サギサワ的視点「裏日記は麻雀中心だって知ってるでしょ?
(純文学作家の解説は・・・と渋る綾辻に)大丈夫大丈夫」
綾辻の本音「いや僕、2・3度くらいしかアクセスしてないん
ですけど・・・」
麻雀大会で顔を合わせるうちに、タメでしゃべるようになった
そうですが。綾辻8歳年上。愛称・あーや なんだって。痛。
60 :
吾輩は名無しである:2001/06/24(日) 23:40
鷺沢、どこ行きたいんだろ。
あのデブりっぷりとサビっぷりと豪快姐さんぶりを見るにつけ、
戸田昌子あたりを目指してるよーな気もするが・・・
61 :
吾輩は名無しである:2001/06/25(月) 00:16
ミステリ&ホラーを書けるアタマはないと思われ。
どんでん返しのつもりだろうが、展開読めるのばかり
だったよ。タイトル忘れちゃったけど、昔の彼から
電話がかかってくるやつと、不動産屋のオヤジが
独り語りするやつ。ポッポ屋風不思議感動路線も
キビシイかな、「遮断機」読んだら。これは覚えてた。
今発売の「婦人公論」にインタビュー&写真が載ってた。
「父」がテーマなのに、自分の話ばかり。同時掲載の
大石静の記事と読み比べちゃった。
62 :
61:2001/06/25(月) 00:22
あれ、勝手にアタマの中で変換してた。
戸田→戸川ですよね?>60
スマソ、訂正
>>62 戸川みたいなミステリー路線でなくて、
(あの人も結局派手なエッセイストみたいに
最後はなっちゃったからさ)
あくまでビジュアルね。
あと戸川は晩年、オヤジネタならぬ子供ネタで食ってたし。
64 :
61:2001/06/25(月) 01:07
イエス、納得>63
・・・そうでしたか。しかし小説家としてデビュー
しておきながら、エッセイで食いつなぐようになるって
いうのは。歌手と違って「昔の大当たり」を再現しても
(せいぜい文庫化して再利用ってとこか)、
金にならないのが、作家のツライところですかね。
65 :
吾輩は名無しである:2001/06/25(月) 22:46
>>60 ちょっと遅レスですが、サギサワって今そんなに太ってる?
顔が丸いからそう見えるのでは……
1994年頃、毎日新聞インタビューに載っていた時は、
顔も腕もパンパンでマジでデブって感じで魂消たのだが。
66 :
60ではないが。:2001/06/26(火) 02:15
>65
こないだのダ・ヴィンチはちとやばかった。今出てる婦人公論だと、
この時↑よりは少しやせたかな、と言う感じ。顔が丸いかどうかと
いうよりは、姿勢の悪さが気になる。胴のすぐ上にいきなり
顔がついてるというか・・・。要するに猪首なのかな?
そういえばタートルやハイネック姿の写真って見たことないなぁ。
しかし、昔の彼女なら「丸顔」なんつー言葉を使われることは
ありえなかったとは思いますよ。
67 :
吾輩は名無しである:2001/06/26(火) 06:03
顔つきがいやらしくなってきた。
本当に不思議に思う。育ちもそれほど悪い訳ではないし、
お金にとことん困った事だってないだろう。
それなのに、下世話な中年女という感じになってきてしまった。
男だったら、脂ぎったオヤジだろう。久し振りに見て、愕然とした。
68 :
吾輩は名無しである:2001/06/26(火) 08:35
>>67 でも、もともと作品から滲み出るイヤなものはあったよね。
男主人公の、他人(とりわけ女性)を見下したような視線とか。
主人公の主観としては、「こんなに感じやすくて傷つきやすい自分」
なんだけど、他人に対する配慮など一片もない単なるヤな奴ともいえる。
河出文庫の裏表紙の写真見て、
「この人の笑顔、魅力ねーな」
と思ったことがある。
笑った顔に本性が出ると思う。
69 :
我輩は名無しである:2001/06/26(火) 12:57
著者近影、貼りつけモトム
70 :
吾輩は名無しである:2001/06/26(火) 14:23
>>67 オヤジさんが借金作って、高校のとき、
アルバイトして生計助けてたって聞いたことあるよ。
しかも、4人姉妹で、ほとんど放任で育ったみたい。
オヤジさんはもの書いてた人みたいで、
かなりの酒飲みだったらしい。
いろいろ苦労人なのかも。
だからって、作品の質が落ちていいわけじゃないけど。
71 :
吾輩は名無しである:2001/06/26(火) 18:25
「川べりの道」は、割と好きだったのをふと思い出して、ちょっと前に
エッセイ買ってみたら「こんなんで金とるなーー」ってくらいしょうもなかった。
なんでこの人まだいるわけ??
最近文庫で並んでるサイト本は何?
あんなことしていいのって、村上龍だけかと思ってた・・・
村上龍でもかわないけど。
72 :
>70:2001/06/27(水) 01:50
とはいえ売れ始めた学生作家時代とバブル期がシンクロするから、
デビュー以降は困ってないだろう。父の事業の失敗による
経済的に不安定な時期って、実質4年くらいじゃないの。
10代後半の4年間はまた別格だ、と強調したいのかもしれないけど
バブルでいい目を見ていて天国から地獄に突き落とされ、
今もどん底を這いまわっている人って結構いるんじゃないかな。
「大して好きでもないくせに←サギサワの根拠レス独断
仏W杯をわざわざ見に行く若者がいっぱいいる。日本が景気悪い
だなんてビンボー人の私は信用せんぞ」と書いてたが、
あなたに手持ちのカネがないのは、仕事になった麻雀に加えて
分譲マンション買ったせいだろう・・・。そういうのはね、
ビンボーって言わないんです。世間の常識との乖離がわかる
顕著な例だね。常識にとらわれないのが身上なんだろうけど。
73 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 02:29
みんな知らないだろうけど、あの人ってレズだよ。
そうじゃなきゃ色んな女の子とあんなに仲いいわけないじゃん。
もう女じゃないと愛せないんだって。これほんと。
だって、飲み屋の隣の席にいたもん。聞いたもん、あたし。
HP管理人の女と仲いいってのもそういうことなんだよね、結局。
74 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 02:32
不幸自慢が純文学の世界では有効だって気づいたから、
あえて、不幸なアタシを演出してたんだと思うな。
だって、いくら金ないっていったって、
高校行って大学は推薦で上智だよ。私大文系。
アルバイトったって上に三人も姉たちがいたし、
末っ子だから甘やかされてたはず。
大学に入学してからもスキーサークル入ったりしてたし、
苦学生じゃないでしょ。
うまいこと、自分の人生のなかから不幸っぽいものを拾いあげて、
小説ネタにしてただけ。在日ネタもそのひとつ。
深刻じゃないから逆に気楽に書けたんじゃないかな。
克服できる程度の不幸が、バブル期にはウケたけど、
いまや手に負えない不幸が充満してるから、生半可な不幸ネタは
通用しないとふんで、昔いろいろあったけど更生した
ものわかりのいい姐さんキャラの確立にいそしんでるんだろう。
75 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 02:37
サギサワって巨人ファンですよね。
色々意見はあるだろうが「川べりの道」を
見る限り文章は上手いと思う。
一過性の不幸をネタに作品を生み出していた人ってのは後で困るのかもしれないね。
「生まれいづる悩み」でも持ってないと大家にはなれない。
つか「生まれいずる悩み」で小説書こうとしたら柳みたいに
どんどん極端にエスカレートするしかないと思う。
べつに龍だって春樹だって「出自」に関して宿命的な不幸は背負ってないし、
むしろ経歴は凡人。
詐欺沢の不幸は、あれだけ長いキャリアを持ちながらテーマを見極められず、
かといって独自の文体や表現を鍛練するわけでもなく、
その場しのぎの身辺ネタを漁って目先の不幸を食いつぶしてきたことだ。
78 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 03:14
結局、サギサワは天才子役に過ぎなかったということで。
79 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 03:23
デビュー作にしてからパクリだけどな(藁
エイミー姐さんのネガティブキャンペーンが
あろうがなかろうが、アレは確信犯だって。
天才モノマネ少女か。要は、彼女の素養を
保証するものは何もないってことか。
80 :
76:2001/06/27(水) 03:42
龍や春樹は全共闘を知っている世代でしょ?
時代も含めて「喪失」を経験したってのは
作家にとって本質的なネタになると思われるが。
まぁ柳はやりすぎだけどさ。
81 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 09:12
>>74 >うまいこと、自分の人生のなかから不幸っぽいものを拾いあげて、
小説ネタにしてただけ。在日ネタもそのひとつ。
在日ネタ(=クォーターの自分)は、
「自分の原点を見つめる」(笑)というのもあると思う。
韓国語学留学、そして『ケナリ』が出たのが、
バブル崩壊後で全盛期から下降線に入った頃ってのを考えると、
自分の足元固めたいって気持ちがあったのでは。
持ちネタが切れた時に作家がやる、よくあるパターンなのかな?原点回帰
しかし、そういう作業を経たのならば、後の作品に膨らみが
出てもよさそうなのに、逆にヘタレてるってのが悲しいものだね。
豪快な姐さんぶりは
「私は普通の女とは違うのよー(私は特別)」
のアピールに見える。
なーんか自慢げ且つ誇らしげ。
女で無頼(!?)は、結構重宝されるし。
そして、感性がオヤジとシンクロしてる。
木村優子のこと「息子の嫁に欲しいタイプ」だって。
女って立場の物言いじゃない上、女を見下した見方だよ。
82 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 09:19
>>76 『川べり』の「上手さ」は、
(如何にも純文学っぽい)「透明感がある」(←紋切り型表現)
という意味の上手さじゃないのかな。
あとは「瑞々しい感性」(←上同じ)。
83 :
吾輩は名無しである:2001/06/27(水) 09:55
>>74 >末っ子だから甘やかされてたはず。
その感覚の延長で、何の血の繋がりもない赤の他人である
群ようこを「おねーちゃん」と呼ぶのですね。
そして、赤の他人にそう呼ばれて嬉しがっている
(としか思えん)群ようこって一体。
鷺沢の末っ子ぶりが、群の保護愛を刺激するのか?
北方謙三は「パパ」で、黒川博之は「おっちゃん」だったっけ?
みーんな身内感覚です。
>>81 韓国クォーターネタってのは、柳を見てて「使える」って
思っただけでわ?そう言ったのを聞いて呆れた在日の人の
関係者の書き込みがどこかにあったよ。
事実、麻雀ネタ同様、それで延命してるしね。
回帰で原点見つめじゃなくて、「食いつないでいくネタ」との
認識しかないから、浅いしヘタれちゃうんだよ。
落ちぶれた子役が、それでも必死に芸能界にしがみ付いてるのを
テレビで見て感じる悲しみみたいなのしか、今の彼女からは浮かばない。
85 :
81:2001/06/27(水) 18:45
>>84 前スレに似たような書き込みがありましたが、それでしょうか?
「柳を見て」ですか? うろ覚えなのではっきり分かりませんが。
『葉桜の日』(90)で、在日初めて使ってましたが
(←かなり薄い、設定だけ)、
その後の鷺沢下降線・柳急浮上とともに
在日を前面に出してきたということは、
かなり柳を意識してると言えますね。
たとえ最初の認識が「食いつなぐネタ」だったとしても、
きちんと突き詰めればよかっただろうに、
やはり鷺沢にそれだけの才能がなかったってことか。
語学(韓国語習得)の才能はあったみたいだけど。
86 :
吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 02:15
レズはほんとうと思う。>73
俺も飲み屋で隣りの席で女のコ口説いてるの見た。
87 :
吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 06:37
生き延びるための新たなネタ、「なんちゃってレズ」じゃない?
一応、結婚もしたんだし、真性って事はないでしょ。
88 :
吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 08:27
>>87 私もそう思う<「なんちゃってレズ」
鷺沢って「男になりたい」願望強そう。
オヤジと同じ感性だし、“女”で売れなくなって
そっち行きたくなったんちゃうのかな(憶測)。
そのくせ「おぢ殺し」なんだから、この人。
久し振りに『海の鳥・空の魚』のあとがきを読んだ。
「どんな人にも光を放つ一瞬がある。その一瞬のためだけに、そのあとの
長い長い時間をただただ過ごしていくこともできるような」(原文ママ)
これって、今の鷺沢を上手く表しているなーと思った。
最近のエッセイ集(『ナグネ〜』)で、当時のこの考え方を
一生懸命否定してたけど。
89 :
88:2001/06/28(木) 08:33
ちょっと訂正
というか、「若い女の子」に対するコンプレックスを
隠す為に、そっち行こうとしてるってのは?
昔チヤホヤされた身としては、同じ“女”として
若い子に接するの、辛いかもしれんよ。
90 :
吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 09:36
なんとなく納得。
「海の鳥〜」はスキだったんだけど、今は痛いね。
91 :
吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 11:37
>>88 あああ、なるほど。
若い女の子と張り合うのは惨めだから、
「オヤジ」としてあくまで「上」の立場から
接しようとするって感じかもね。
でも、オヤジには「パパ」とか言って、
今でも媚びうってるぞ?
92 :
88:2001/06/28(木) 18:43
オヤジに対しては、「若いムスメ」で居られるじゃない。
絶対的じゃなくて相対的に。
だから、上には甘えて下には「オヤジ」として
接するとか(仮説)。
93 :
吾輩は名無しである:2001/06/28(木) 21:05
鷺沢の母親って在日なの?
94 :
吾輩は名無しである:2001/06/29(金) 04:14
>>88 ああ、納得。
でも、そんなヤツが回りにいたら、かなりイヤだな。
>>93 クオーターだって事だから、母親か父親がハーフでしょう。
95 :
吾輩は名無しである:2001/06/29(金) 06:02
父方の祖母が韓国人、なので
父親がハーフです。
……『ケナリ』読んでないっすね?(笑)
96 :
76:2001/06/29(金) 13:18
>>82 当時、鷺沢は18?だったから若い女性が純文学的
(紋切り型でも)なものを書いたと云うギャップも
受賞に影響していると思える。
何だかんだ云っても若者の不安定な心の機微を書かせると
鷺沢は巧かった。時代に跨る普遍性は伴っていないので
「文学」とは云えないのかもしれないけど。
過去形で語らなきゃいけないのがちょっと寂しいが。
97 :
吾輩は名無しである:2001/06/29(金) 18:31
文章も老けこんじゃったよね。
最近のって妙に雑(というのか?)な感じ。
以前は、確かに紋切り型でも、輝かしさみたいなものはあった。
やっぱり「若さゆえの才能」?
感性だけで書いてて、技術(文章・話づくり)を
磨いてこなかったのかも。
98 :
吾輩は名無しである:2001/06/29(金) 18:55
いわゆる
>若者の不安定な心の機微
ってヤツ、個人的に苦手だ。
文庫で出始めたのを20歳の時に
初めて読んだんだけど、主人公に全く共感できなかった。
若かった筈なんだけどな。
それとも何、「ハタチを過ぎたらフツウ」?
(by『ティーンエイジ・サマー』)
その代わりに、
「“繊細な自分”を護る為の防衛手段かなんだか知らんが、
斜に構えて、他人を小馬鹿にするのはヤメてくれ」
って思った。
99 :
76:2001/06/30(土) 02:40
>>97 勝手に思う事だけど
鷺沢は実を云うと小説なんて書きたかった
わけでは無かったんじゃないのかな。
前にも書いたけど一過性の不幸で閉塞していた状態
から抜け出す為の手段であって目的では無かったんではないかと。
>>98 一から十まで共感って訳では無かったけど
解るとは思った。
>>繊細な自分を護る為の防衛手段かなんだか知らんが、
>>斜に構えて、他人を小馬鹿にするのはヤメてくれ
鷺沢の表現だとちょっとひねくれ過ぎ。
でも、それが若者と云えば若者。
「ハタチを過ぎたらフツウ」は
『誰かアイダを探して』じゃなかったっけ?
ああ懐かしい…。
100 :
吾輩は名無しである:2001/06/30(土) 08:50
個人的には、92年以前(バブル期)のスタンス
(「トシ取りたくない」だの「ハタチ過ぎたらフツウ」だの)
に落とし前つけて欲しいな。
『ナグネ〜』(エッセイ)にそれっぽいこと書くだけじゃなくて。
『少年たちの終わらない夜』『スタイリッシュ・キッズ』の続編を、
という意味ではなく、ああいった“青春”を送った人々のその後を
“敢えて”見てみたい。
まあ、本人はその気ゼロ(書く気もないし書くのイヤ)だろうし、
当時のは「若気の至り」「無かったこと」になってるの……かな?
101 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 04:17
結局、自分が「それ以上」を書けばいいだけの話だよ。
102 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 09:20
「スタイリッシュキッズ」「F」読んでから「川べり」
読んだらびびった。「川べり」って宮本輝の「蛍川」に似てない?
103 :
常連客I:2001/07/03(火) 12:13
以前、大ヒットした大泉逸郎の【孫】がどっかの曲と似てるだ、似てないだと
話題になった事ありましたよね。
その時、演歌界の大御所歌手がテレビのインタビューでたった一言。
『似てると感じようが、感じまいが、それは個人個人の感性の問題だ。
イイものは、やっぱりイイんだよ。その良さを素直に感じればいいんだよ。』
この一言で全てが終わり。
私もそう思います。イイものは、イイ。
鷺沢ファンの端くれとして、何処かの評論家モドキな発言は慎んでほしい。
自分の感性が否定されている様で非常に不愉快です。
104 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 14:35
本人も知らなかったという在日の血をセールスポイントに
しだした時には、そうきたかとワラエタ。
案の定、一時はマスコミの扱いも大きくなったが、あまり
セールスには貢献しなかったんでないの。
4分の1ってことは、4分の3は日本人ってコトだ。これ以上
同胞への悪口を撒き散らさないでくれたまえ。
105 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 15:07
>>103 自意識過剰。
盗作や剽窃であるのなら、犯罪ともなりうる。
あなたの感性とは関係ない。
そのオリジナルの作者にこそ敬意を示すべき。
特にデビュー作から「何かに似てる」といわれたこの人は、
無意識に他人の「いい所取り」をする傾向があるのかもしれないし、
ないかもしれない。単なる偶然の一致かもしれない。
>>102さんは、自分の感性に従って、その疑問を提示しただけだろう。
しかも、「似てない?」と疑問提起しただけ。
その他人の感性を「自分が不愉快だから慎め」と切り捨てるのは平気なの?
ステキな感性の持ち主さんですね>さすが詐欺沢ファン
106 :
自意識《超》過剰:2001/07/03(火) 16:51
>>105さん、貴方ほどでは無いですよ。
日本語は難しいですね。
「慎んでほしい」と希望的発言が、「慎め」と命令的語調に変えられ、
それが他人の感性を『切り捨てる』と表現される・・・。
自分は
>>102さんの感性を当然否定した訳ではありません。
>>105さんのご意見も解ります。
でも、最後の一行に何か歪んだような(?)ものを感じてしまうのは
【自意識《超》過剰】な私だけでしょうか??
107 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 18:38
105じゃないけど
>日本語は難しいですね。
>「慎んでほしい」と希望的発言が、「慎め」と命令的語調に変えられ、
表面上穏やかに見せて、真意は一緒じゃないの。
「ほしい」って、希望というより要求だよ。
パクリ云々をやると、堂堂巡りになるから、
作品自体の話のほうがいいと思う。
詐欺沢の“作家”としての評価はどうなの?
といっても、このスレで結論は出ている気もするが。
108 :
吾輩は名無しである:2001/07/03(火) 18:40
>>104 指紋押捺の必要ないもんね、サギサワは。
109 :
吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 00:17
特別永住を持っている「在日」は指紋押捺してないです。法律で決まったんです。鷺沢さんはもちろん指紋押捺してないでしょうけど、こういうところで「しったか」で指紋押捺に関して語られれるとハラ立ちます。
108さんは何をもって「指紋押捺」に言及してらっしゃるんですか?少なくとも、やったことない人にこういうところで「指紋押捺」を引き合いに出していただきたくない。
110 :
吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 02:29
なんかヒステリックな人間が出てきたな。
在日を話題にすると、こういうデンパが出るからイヤなんだよね。
>>109 ごく最近だよね、やらなくていいようになったのは。
それに、普通の日本人にとって在日の生活は特別興味ないので、
「全員が当然知ってる」と自意識過剰に思われても困るな。
で、109さんは、韓国本国では、「国民全員」が指紋押捺してるの知ってる?
そもそも、韓国政府のスパイ防止の要請で指紋押捺するようになったのも
知ってる?
「やった事ない人に引き合いに出していただきたくない」
ふ〜ん。
111 :
吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 09:30
鷺沢の定義:肩書き「作家(小説家)」というより
「ものかき(エッセイストと呼ぶのもちょっと)」
で終わり。
“韓国人のクォーター”は、単なる事実で、作品に深みを
もたらしているわけでもない。
『ケナリ』読んで、韓国について語るに相応しい人物
だと思わなかった。鷺沢の能力にミスマッチという意味で。
112 :
吾輩は名無しである:2001/07/05(木) 09:31
>>103 私はサギサワファンでも否定派でもないですが、あなたの発言にいや〜な
かんじを受けました。
似てるのをイヤダと思うのも個人の感性。
私は自分のスキな作品を模倣した(と自分が感じた)作品を見つけたら、快くは思いませんよ。
鷺沢萌はわりと読んだ。「街を出よ、キスをしよう」とか
結構好きだった記憶がある。
ただ何か昔からいっぱい、いっぱいの文章という風
に思ってた。書けることは全部書いたので、他に何もあり
ません、みたいな。上手さ故なのか、それとも世界が狭い
のか定かじゃないんだけど。抽象的でスマソ。
114 :
吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 03:51
読書量は多そうな人なんだけど、
偏ってる気がする。
本好きを自認するわりには、
本から受けたものが極端になさそうな。
115 :
吾輩は名無しである:2001/07/08(日) 06:47
本好きかなー?本人がいってんの?
オフィシャルとかで読書の記述なんてほとんどないけど。
116 :
それは言えた。:2001/07/09(月) 04:36
少女時代(国立大学付属中学で、外部生入学により成績が
転落してから)、自分のアイデンティティを守るために
図書館の本を片っ端から読み始めた、というエピソードは
エッセイやらインタビューやらで見たことありますけど。
高校進学を機に遊ぶようになって、そのまま作家デビュー
して、要はつまり「文学少女だった」という過去がある
だけなのでしょうね。群ようこみたいに書評連載で
単行本になったものもないし。同年代の読書家(素人でも)
には、読んだ数ではかなわないんじゃないのかなぁ。
それよりはキネマ旬報連載の映画エッセイを早く1冊に
まとめて、プロフィール欄で「映画における造詣も深い」とか
アピールしたいんでしょう。とはいえ「麻雀もたしなむ作家」
「映画にも詳しい作家」って。それが作家のすることかー。
ライターがステップアップしていくプロセスを逆走して
どうする。作家なら小説書けー。あっ、もうネタないのか。
117 :
吾輩は名無しである:2001/07/09(月) 18:45
鷺沢って、評書くのすっごい下手じゃない?
エッセイ集に収録されているのしか読んだことないけど、
対象としている物語なり映画なりの全体像が
サパーリ伝わってこないと思った。
「とにかくいい」「すっごくいい」みたいな文章では、
どこがどのようにいいのか分からん。
118 :
吾輩は名無しである:2001/07/17(火) 23:34
↑…。語彙のない人に高水準を要求してもね。
綾辻氏がサギサワに対してクールな立場を貫いたってのが
ちょとワラエタ。「学生時代に知り合ったミステリ研の仲間と
結婚する」っていうのは、確かにオヤジタイプの人間の行動では
ないよな。サギサワの「オヤジ殺し」の秋波も、どっちかというと
「永遠の少年」タイプの綾辻氏には通用しなかったっていうことで。
サイバラとサギサワの真贋の区別はついたんだねぇ。
119 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 08:17
>>118 確かに語彙少ないな。「高水準」て(ワラ
普通の作家レベルだったら「高水準」でも何でも
ないんだろうね。
鷺沢のにわか無頼ぶりは西原理恵子の影響だよね。
インスパイア(!?)されやすいのなぁ。
まあ前から酒呑み自慢はしてたけど。
しかし、酒呑めるのてそんなに誇らしいか?
(ていうか鷺沢“だから”自慢するんだろうけど)
120 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 08:24
女の酒豪ってオヤジ受けの黄金パターンですから……
121 :
吾輩は名無しである:2001/07/18(水) 11:15
>>115-116
本をたくさん読むという話を額面通り信じるとしても、
鷺沢はきっと、自身の中できちんと作品の位置付けなり
分析をしてこなかったんだろうな。
反応が「泣いた(感動した)」「笑った(面白かった)」
のレベルで止まってんの。
鷺沢の言葉を借りるならば「身体で判っちゃう」というヤツか?
全くの素人読者ならば、素直でカワイイ反応かもしれんけどな…。
人に作品の良い所(または悪い所)を伝えようと思ったら
「なぜそうなのか」という、多少の理屈や分析が必要だろうに
(譬え主観が多分に入ったとしても)、
鷺沢は全部「“感性”とやら」で突っ切ってしまっているように思う。
>>120 何となく分かるような気もするが、具体的にどのあたりが
オヤジの琴線に触れるの?
122 :
吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 07:22
「Number」増刊の連載読んだけど。この人の
「自分よりも無知な者について嘆いてみせる」という
スタンスはどうにかならないものかね。
123 :
吾輩は名無しである:2001/07/30(月) 10:21
鷺沢だって無知だとおもうけどなぁ
124 :
匿名希望さん:2001/08/08(水) 22:38
日記でまついなつきの「愛はめんどくさい」をオススメしてた
けど…アレがオススメなのかねぇ。「笑う出産」以降の作品は
内容うすうすという評価がかたまりつつあるまついだが。
125 :
吾輩は名無しである:2001/08/09(木) 06:30
>>124 それ言うなら「身内」の群ようこだってスカスカじゃん(藁
126 :
吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 02:50
僕はマジに修士論文で鷺沢さんを研究したけど彼女は急いで歳を重ねた気がするね。
127 :
吾輩は名無しである:2001/08/11(土) 21:15
最近の鷺沢さんいただけないな。。
128 :
吾輩は名無しである:2001/08/12(日) 12:13
もう終わったかな。
鷺沢さんも。
129 :
吾輩は名無しである:2001/08/14(火) 03:19
130 :
129:2001/08/14(火) 03:29
131 :
吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 04:09
>僕はマジに修士論文で鷺沢さんを研究したけど
ええええーーーーっとお、どんな内容ですか?
いろんな意味で興味がある
132 :
吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 04:28
>>129見た。
彼女には「見識」というものが無いのかね?
「単なるテレビっ子の戯言」の域を少しも出てないじゃん。
133 :
吾輩は名無しである:2001/08/15(水) 19:36
134 :
荒川ヨージ:2001/08/19(日) 20:22
私は小説は「葉桜の日」しか読んでいませんが、主人公が在日であった
なんていうのは、後の方で取ってつけたように出てきた設定で、
全体の中で何の意味もないと感じられました。
135 :
吾輩は名無しである:2001/08/19(日) 21:52
>全体の中で何の意味もないと感じられました。
そもそも全体的に深い意味なんかないと思うが?
136 :
吾輩は名無しである:2001/08/19(日) 22:06
>そもそも全体的に深い意味なんかないと思うが?
肝心なことははぐらかして勿体つけて、
そこにいかにも意味があるように思わせているというか。
読後感がモヤモヤする。
そこが“純文学”とでも言うのだろうか (まさかな)。
137 :
135:2001/08/19(日) 22:11
>>136 ごめん、同感。
ようするに「ヘタ」なんだと思う。
138 :
吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 09:58
「葉桜の日」では、在日であることが、単に小説にオチをつける
だけにしか使われていない。
「自分では知りませんでしたが、実は在日でした」ってことで終わりになるだけ。
別に在日だから何か苦労したとか差別されたとかいうわけではない。
まあ、クォーターとかいいながら、生まれた時から国籍としては100%日本人であった
作者が在日ネタをやろうとしても限界があったのは当然
139 :
吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 11:33
鷺沢さんの作品から主人公などの心理分析を文献研究し、そこから鷺沢さんの心理分析を心理学用語に乗せて考察したものを修士論文にして提出。
どうにか修了できました。就職決まっていたので解放してくれましたが…。
140 :
吾輩は名無しである:2001/08/20(月) 12:13
やたらとまだるっこしい話し方をする娘がいてね……あ、友達のことなんだ
けどね。聞いていて、どこかに結論めいたものを想定しているらしいことだ
けは分かるんだけど、いつになったら、そこに辿り着くのか全く見えてこな
いのね。それで、いつもイライラさせられてるんですの。兎に角、帰納的に
筋道を立てないと話が出来ないみたい。まあ、大人しく聞いててあげられれ
ばいいんだけど、でも、こっちはこっちで途中のことも色々演繹しながら聞
くから、どうしても的はずれな合いの手を入れることになるでしょう? そ
うすると相手もイライラしてくるみたいなのね。最近は、「うん、うん」と
か「それで?」とかのおざなりな相づちに留めてはいるんだけど、そういう
のも当然イライラするみたいだから、どっちみちダメ。イライラしてきたん
なら話すの止めたらいいのにね。でも一度話し出したら二度と止まらないっ
て感じで、何なのかしらね? ああいうのって。トーカーズ・ハイ? いや、
そうじゃないわね。ただ自己主張が激しいだけなんだろうな、言いたいこと
さえ言えば気が済むみないだから。まあいいや。それでね、ようやく相手の
言いたいことが判明しようという段になるわけど、結局、何が判明するかっ
て、長いだけで内容がまったくといっていいほど無いってことだけなのね。
いつもそう。そのくせ、「どうよ?」ってなもんで、殆ど勝ち誇ったような
顔をしくさってる。そんなこと言ったって、こっちは、そこに来る前の段階
で、感想を述べるだけの気力も体力も消耗しきっているんですからね。何か
言ってやるってったって、「ふーん、そう」くらいしか出て来ないんだな。
当然よね。ほんとは「その程度のこと、もっと簡潔にはなせないの?」くら
いは言ってやっても罰は当たらないと思うんだけどさ。でね、こういう娘が
現在、友人に若干2名ばかりいるんだけど、その娘たちを見ていて、最近気
づいたことがあります。二人とも電話で道案内するのがすごい下手なのです
わ。どうも、話し下手は口頭での道案内も下手みたい。まあ、それだけなん
だけどね。
141 :
吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 00:29
『天使の卵』読んで泣きそうになった。
くだらなすぎて(笑)。
誰でも作家になれるというのは本当らしいね。
142 :
川端初心者:2001/08/21(火) 00:41
>>140って何ですか?まさか鷺沢女史自身の文章?
143 :
吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 02:16
近代麻雀にエッセイ書いてるけど。
面白くもなんともない。よく竹書房が
許してる。あんなので書かれたら、
雀聖阿佐田哲也が浮かばれません。
144 :
吾輩は名無しである:2001/08/21(火) 02:31
145 :
匿名希望さん:2001/08/21(火) 02:35
「編集会議」の女性編集者特集に、元担当で
新潮社の中瀬ゆかりのインタビューが載ってました。
それによると中瀬は文芸に配属されてまだ間もない
ころに上司から「作家とは友達ノリで接してはいけない」と
注意されたそうで。で、その時ダチノリで付き合いが
あったのがサギサワだったそうで。そういう例で実名を
あげられちゃうところが、いかにもサギサワらしい…。
146 :
吾輩は名無しである:2001/08/22(水) 04:10
ワラタ
>>116 >ライターがステップアップしていくプロセスを逆走してどうする。
修士論文のおかた、レスさんきう
148 :
吾輩は名無しである:01/09/13 23:46
話題ないのかな? なかなかあがらないね。あげてみよ。
今日、本屋で鷺沢訳の『猫の贈り物』ちょっとだけ立ち読みした。
英語堪能だとは思うけど、時々翻訳ではなく単なる英文和訳になってた。
翻訳学校で一年勉強した方がいいよってかんじの。
さらにそこに「翻訳する私・鷺沢萠」のエゴが加わって
鷺沢丸出し、ミョーな雰囲気の文体だった。
あとがきの常盤新平が「鷺沢さんの書き下ろしを読んでいるよう」
みたいなことをかいていたが、これって誉めてるつもりで
貶しになってるから笑えた。翻訳者がエゴ出しちゃいかんだろ。
村上春樹ぐらいの味があれば許されるけど。
149 :
吾輩は名無しである:01/09/14 03:07
話題無いようなので…
この前久しぶりに鷺沢の本を読んだんだけど
『さいはてのふたり』(?)ハードカバー版。
ホラーっぽいの載っててちょっと意外だった。
150 :
吾輩は名無しである:01/09/22 10:13
「キネマ旬報」連載のコラムが終わりました。全30回。
執筆者コメントのところに「あっという間の2年間」とか書いて
あって。連載が24回を超えてるからそう思ったんだろうが、
でもキネ旬って月2回刊なんだよねー。だから本当は
正味1年3ヶ月だったってこと。本人のカン違い。
そりゃ、2年とは思えないほど短かっただろうさ(失笑
ま、好きな俳優女優について書き散らかしてるだけだから
即時性を重視するほどのものでもないし、多分何回分か
書き溜めて渡してたんだろうから、多忙な流行作家がつい
記憶違いしてしまうというのはわからんでもない。
ただ、編集部はそのミステイクを校正するべきなんだよね。
それが誰からも訂正されずに誌面に載ってしまったという
ところに、サギサワの落日を感じてしまう。
「イチローの才能と、完璧な成功っぷりに嫉妬する」とか
日記にグチたれてるヒマがあったら、もっと精進しれ!
151 :
吾輩は名無しである:01/09/22 15:24
僕のサギサワをいぢめるな〜!
152 :
吾輩は名無しである:01/09/22 17:09
復活もなにも…はじめからなにもない!
153 :
吾輩は名無しである:01/09/22 17:11
154 :
吾輩は名無しである:01/09/22 19:13
いぢめるな〜!
155 :
吾輩は名無しである:01/09/24 11:57
完全復活というような作品がでてくればなあ。
156 :
吾輩は名無しである:01/09/24 21:39
この人の最盛期は
若さ+多大なる自己顕示欲のお陰で
築けたって感じ。
復活? 難しいんじゃないのかなー。
今まで自分の感性(と呼べるかどうか?)のみで
書いてきた人だし、これからもそのまま行くんでしょう。
「表現てのは、若いうちは感性だけでどうにかなるけど、
ずっと生き残るには方法論や戦略がないとダメだ」
というようなことを、某評論家が言ってたっけな。
157 :
小説の新作は:01/10/13 22:37
ないの?
復活するにはいまの悪達者な文体を大改造するところから
はじめないと難しいと思う。変にリズム感があって読みや
すいんだけどね、スケールの大きいものを書くには向かな
い妙にチマチマした文体をね。
159 :
吾輩は名無しである:01/10/18 10:33
>妙にチマチマした文体
私には「言い訳がましい文体」に思える。
「別に〜というわけではない」って言葉遣い多くない?
回りくどくてモヤモヤしてはっきりした核のない文章。
鷺沢本人に文体改造の意識は微塵もないだろうなぁ。
相変わらず「思った事をそのまま書く」みたいな手法を
取り続けるのでは。
感性が繊細 or 繊細ぶっているんだよ。
一つ一つの単語に奇妙な思い入れ(=自分独りよがりな思い込み?)
をこめて使っているのさ
だけど誰も鷺沢萠に「スケールの大きな大作」なんて期待してないから
このままでいいんだよ。
本当に鷺沢が「大作」なんて書いたら、誰も読まなくて
出版社が困るだけじゃないの?
もうサギサワの小説なんて、お座敷かからないんじゃないの?
いいとこ、アンソロジーで掌編が文春に載るとか。
個人名義の小説単行本って日本文芸社から出てたもんなぁ。
あれはちょっとビックリした。もう講談社や新潮社からは
小説は出ないんでは。エッセイのほうが動きがあるのかもしれない
けど、角川からHP上の日記をまとめたのが文庫で出ただけ。
新人作家を育てられない角川が、落穂拾いしてるよ…。
162 :
吾輩は名無しである:01/10/25 09:07
『君はこの国をすきか』が出た当時、某新聞のインタビューで
鷺沢は「一時期小説がかけなくて、このままエッセイストで
いこうと思ったこともある」と語っていた。
その通りにすればよかったのに、と思った。
鷺沢25歳以降の小説から興味が失せ、
鷺沢30歳以降はのエッセイからも興味が失せ、
今は、元“美人女子大生作家”鷺沢の動向(身の振り方)のみに興味がある。
下から二行目、「は」が余分でした
164 :
吾輩は名無しである:01/10/26 14:42
鷺沢萠もう五年で復活といえるほどのもの書けないとアウトだね。
165 :
吾輩は名無しである:01/11/02 20:44
久々あげてみよ。
文藝で綿矢りさって女子高生が新人賞受賞したね。
局所的には盛り上がっているみたいだけど
鷺沢の時はどうだった?
オイラリアルタイムで知らんもんでさ。
受賞作が発表になった時はもう推薦で上智大生になってました。
「美貌の女子大生作家、しかも純文学。大型新人」というわけで
マスコミがこぞって飛びつき「今最も芥川賞に近い作家」の
フレーズがグラビアに踊りました。マジで。とはいえ同年
デビューの「吉本ばななと並んで」という前フリつきでしたが。
思うに21歳の時の「ヒラメキ婚」で運が落ちたんじゃないかな。
あっという間の破局。次に注目を浴びたのは「私は実は韓国人を
祖母に持つクオーターだった!」とカミングアウトした時。
<在日>をテーマにした小説で芥川賞候補に数度挙がるも、
受賞は果たせず。「GO」があれだけの賛同を得て直木賞を受賞した
からには、それを超えるものを書かない限り、同一テーマでの
受賞は望めまい。奇しくも金城とは同い年。もう「早熟な才能」と
もてはやされるには年をとりすぎた。…小説よりも本人の属性で
注目を浴びつづけてきた人。本人の努力とは必ずしもリンクしてない
僥倖に恵まれはや15年。この先どこまでいくのだろう。
167 :
吾輩は名無しである:01/11/06 08:41
>166
>この先どこまでいくのだろう。
一部文壇オヤジの懐に飛び込んでるから、
「才能が枯れた」「いや元からない」などと言われつつも
パッとしないながら生き残れたりして。
それに20代以下の若手女性作家自体もパッとしないから
彼女らに脅威を感じることもなかろう。
168 :
吾輩は名無しである:
>本人の努力とは必ずしもリンクしてない 僥倖に恵まれはや15年
これによって自意識かなり強くなった気がする。
いや元々強かったからこそ、10代で文学賞に応募したんだろうけど。
エッセイ読むと、かなり傍若無人になってるし
(本人は気が弱いとか宣ってるが、どこが?)。
大学生やオバハンを批判する(貶す?)
ようなこと書き綴っておいて、ソレが一々自分に当てはまってる所が
何ともいえない。